JP2002365137A - 測色値に基づく黒発色性評価方法 - Google Patents
測色値に基づく黒発色性評価方法Info
- Publication number
- JP2002365137A JP2002365137A JP2001171015A JP2001171015A JP2002365137A JP 2002365137 A JP2002365137 A JP 2002365137A JP 2001171015 A JP2001171015 A JP 2001171015A JP 2001171015 A JP2001171015 A JP 2001171015A JP 2002365137 A JP2002365137 A JP 2002365137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- color
- hue
- values
- bright
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 238000004040 coloring Methods 0.000 title abstract description 3
- 238000011161 development Methods 0.000 claims description 25
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 abstract description 25
- 230000000215 hyperchromic effect Effects 0.000 abstract 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 47
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 4
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 3
- 238000004737 colorimetric analysis Methods 0.000 description 2
- 230000004310 photopic vision Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 101000650817 Homo sapiens Semaphorin-4D Proteins 0.000 description 1
- 102100027744 Semaphorin-4D Human genes 0.000 description 1
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000004456 color vision Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004438 eyesight Effects 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 230000008447 perception Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000004296 scotopic vision Effects 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- ILJSQTXMGCGYMG-UHFFFAOYSA-N triacetic acid Chemical compound CC(=O)CC(=O)CC(O)=O ILJSQTXMGCGYMG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】目視との一致性が高い黒発色性の評価方法を提
供する。 【解決手段】本発明は、三次元色空間からなる表色系に
おいて、評価すべきサンプルの座標と予め指定された基
準点からの座標間距離による値(明彩濃色値)を少なく
とも用いることを特徴とする測色値に基づく黒発色性の
評価方法であり、色相平面が定義され得る三次元色空間
からなる表色系での該サンプル座標を含む色相平面にお
いて、予め規定された基準からの差の値(色相濃色値)
と、予め指定された基準点からの座標間距離による値
(明彩濃色値)の、少なくとも2つの値を用いることを
特長とする測色値に基づく黒発色性の評価方法である。
供する。 【解決手段】本発明は、三次元色空間からなる表色系に
おいて、評価すべきサンプルの座標と予め指定された基
準点からの座標間距離による値(明彩濃色値)を少なく
とも用いることを特徴とする測色値に基づく黒発色性の
評価方法であり、色相平面が定義され得る三次元色空間
からなる表色系での該サンプル座標を含む色相平面にお
いて、予め規定された基準からの差の値(色相濃色値)
と、予め指定された基準点からの座標間距離による値
(明彩濃色値)の、少なくとも2つの値を用いることを
特長とする測色値に基づく黒発色性の評価方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布帛の黒発色性を
評価する方法に関するものである。
評価する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、ウール・絹などの
天然繊維やトリアセテートなどの半合成繊維に比べて色
の深み、鮮明性、発色性、特に黒の発色性が劣るといわ
れている。しかし、寸法安定性、機械強度など非常に優
れた機能的特性を有することから、ブラックフォーマル
市場において、婦人用途、紳士用途や学生服を中心に数
多く用いられている。また、黒発色が劣るという点につ
いては、原糸・高次加工を工夫して高発色性を発現する
試みがなされている。例えば、繊維表面の凹凸化、低屈
折率樹脂の被覆、カチオン染料使用などによる深色化の
方法が提案されている。
天然繊維やトリアセテートなどの半合成繊維に比べて色
の深み、鮮明性、発色性、特に黒の発色性が劣るといわ
れている。しかし、寸法安定性、機械強度など非常に優
れた機能的特性を有することから、ブラックフォーマル
市場において、婦人用途、紳士用途や学生服を中心に数
多く用いられている。また、黒発色が劣るという点につ
いては、原糸・高次加工を工夫して高発色性を発現する
試みがなされている。例えば、繊維表面の凹凸化、低屈
折率樹脂の被覆、カチオン染料使用などによる深色化の
方法が提案されている。
【0003】これら開発された素材の黒発色性の評価
は、従来から混色系の均等色空間において明度を示すL
値(JIS Z 8730)またはL*値(JIS Z
8729)で行われている。この手法では、L*値が
10以上の領域では、L*値が低いほど視覚的にも黒い
と認識されていた。しかしながら、近年の深色化の技術
レベルの高度化により、L*値が10以下の領域に入る
と、L*値で評価した結果と目視判定による結果が一致
しなくなるという問題が発生する。すなわち、従来の評
価方法では、L*値が10以上の領域においては、十分
評価することができるが、L*値が10以下の領域にお
いては、同じL*値の素材でも人間の視覚が認識する黒
さと一致しないという現象があらわれる。
は、従来から混色系の均等色空間において明度を示すL
値(JIS Z 8730)またはL*値(JIS Z
8729)で行われている。この手法では、L*値が
10以上の領域では、L*値が低いほど視覚的にも黒い
と認識されていた。しかしながら、近年の深色化の技術
レベルの高度化により、L*値が10以下の領域に入る
と、L*値で評価した結果と目視判定による結果が一致
しなくなるという問題が発生する。すなわち、従来の評
価方法では、L*値が10以上の領域においては、十分
評価することができるが、L*値が10以下の領域にお
いては、同じL*値の素材でも人間の視覚が認識する黒
さと一致しないという現象があらわれる。
【0004】このため、最終的な評価は目視によって行
われている。しかしながら、目視による評価は曖昧であ
り、熟練度、周囲の環境、疲労の度合いなどによる個人
差があり、判断誤差が生じやすく、絶対的な値としてラ
ンク付けができないなどの問題がある。
われている。しかしながら、目視による評価は曖昧であ
り、熟練度、周囲の環境、疲労の度合いなどによる個人
差があり、判断誤差が生じやすく、絶対的な値としてラ
ンク付けができないなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記従
来の問題点を解消し、目視との一致性が高い黒発色性の
評価方法を提供せんとするものである。
来の問題点を解消し、目視との一致性が高い黒発色性の
評価方法を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の手段を採用する。すなわち、三次元色
空間からなる表色系において、評価すべきサンプルの座
標と、予め指定された基準点からの座標間距離による値
(明彩濃色値)を少なくとも用いることを特徴とする黒
発色性の評価方法であり、さらには、色相平面が定義さ
れ得る三次元色空間からなる表色系での該サンプル座標
を含む色相平面において、予め規定された基準からの差
の値(色相濃色値)と、予め指定された基準点からの座
標間距離による値(明彩濃色値)の、少なくとも2つの
値を用いることを特長とする測色値に基づく黒発色性の
評価方法である。
決するために次の手段を採用する。すなわち、三次元色
空間からなる表色系において、評価すべきサンプルの座
標と、予め指定された基準点からの座標間距離による値
(明彩濃色値)を少なくとも用いることを特徴とする黒
発色性の評価方法であり、さらには、色相平面が定義さ
れ得る三次元色空間からなる表色系での該サンプル座標
を含む色相平面において、予め規定された基準からの差
の値(色相濃色値)と、予め指定された基準点からの座
標間距離による値(明彩濃色値)の、少なくとも2つの
値を用いることを特長とする測色値に基づく黒発色性の
評価方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題に鑑み、人間
が目視により認識した感覚量による黒発色性の評価では
なく、物理的な測色技術に基づき、かつ客観的な数値に
より黒発色性の評価が可能であり、しかも目視による感
覚評価との一致性が高い黒発色性の評価方法について鋭
意検討したところ、三次元色空間からなる表色系におい
て、評価すべきサンプルの座標と、予め指定された基準
点からの座標間距離による値(明彩濃色値)を用いるこ
とによりかかる課題を解決したものである。
が目視により認識した感覚量による黒発色性の評価では
なく、物理的な測色技術に基づき、かつ客観的な数値に
より黒発色性の評価が可能であり、しかも目視による感
覚評価との一致性が高い黒発色性の評価方法について鋭
意検討したところ、三次元色空間からなる表色系におい
て、評価すべきサンプルの座標と、予め指定された基準
点からの座標間距離による値(明彩濃色値)を用いるこ
とによりかかる課題を解決したものである。
【0008】本発明でいう測色値とは、JIS Z87
22「物体色の測定方法」で規定された方法により測定
された値および、該JISに準拠して測定された値のこ
とであり、三刺激値X,Y,Zおよび三刺激値X10,Y
10,Z10 である。
22「物体色の測定方法」で規定された方法により測定
された値および、該JISに準拠して測定された値のこ
とであり、三刺激値X,Y,Zおよび三刺激値X10,Y
10,Z10 である。
【0009】本発明でいう三次元色空間からなる表色系
とは、JIS Z8105「色に関する用語」で規定さ
れた表色系、すなわち「特定の記号を用いて、色の表示
を行うための一連の規定及び定義からなる体系」でか
つ、その色の表示が3つのパラメータによって従属的か
つ一意的に決定され得る物体色の表色系のことであり、
3つのパラメータは測色による三刺激値に基づく値であ
り、その具体的な規定及び定義は問わない。
とは、JIS Z8105「色に関する用語」で規定さ
れた表色系、すなわち「特定の記号を用いて、色の表示
を行うための一連の規定及び定義からなる体系」でか
つ、その色の表示が3つのパラメータによって従属的か
つ一意的に決定され得る物体色の表色系のことであり、
3つのパラメータは測色による三刺激値に基づく値であ
り、その具体的な規定及び定義は問わない。
【0010】本発明で好ましく利用される表色系は、J
IS Z8701で規定された物体色の三刺激値からな
る三次元色空間および該三刺激値から誘導されるパラメ
ータに基づく三次元色空間である。
IS Z8701で規定された物体色の三刺激値からな
る三次元色空間および該三刺激値から誘導されるパラメ
ータに基づく三次元色空間である。
【0011】具体的には、JIS Z8701で規定さ
れたXYZ表色系、X10Y10Z10表色系、それから誘導
されるxy色度図に任意の明度軸を加えた表色系、x10
y10色度図に任意の明度軸を加えた表色系、三刺激値を
基にし、JIS Z8729で規定されたL*a*b*表
色系、L*u*v*表色系などの混色系の色空間や、JI
S Z8721で三刺激値と関連付けられた三属性(色
相、明度、彩度)からなる顕色系の色空間を採用するこ
とができるが、これらの表色系に限定されるものではな
い。
れたXYZ表色系、X10Y10Z10表色系、それから誘導
されるxy色度図に任意の明度軸を加えた表色系、x10
y10色度図に任意の明度軸を加えた表色系、三刺激値を
基にし、JIS Z8729で規定されたL*a*b*表
色系、L*u*v*表色系などの混色系の色空間や、JI
S Z8721で三刺激値と関連付けられた三属性(色
相、明度、彩度)からなる顕色系の色空間を採用するこ
とができるが、これらの表色系に限定されるものではな
い。
【0012】特に好ましくは、採用される色空間は、等
しい大きさに知覚される色差が、空間内の等しい距離に
対応するように意図して作られた均等色空間であるが、
現状では知覚と完全に合致した均等色空間はなく、この
意図によって構成されたL*a*b*表色系、L*u*v*表
色系を使用することである。さらに、より均等色空間と
なるように、これらの値を補正したあらたな表色系を使
用しても良い。
しい大きさに知覚される色差が、空間内の等しい距離に
対応するように意図して作られた均等色空間であるが、
現状では知覚と完全に合致した均等色空間はなく、この
意図によって構成されたL*a*b*表色系、L*u*v*表
色系を使用することである。さらに、より均等色空間と
なるように、これらの値を補正したあらたな表色系を使
用しても良い。
【0013】本発明でいう明彩濃色値は、三次元色空間
からなる表色系において、評価すべきサンプルの座標
と、予め指定された基準座標との座標間距離によって示
される値に基づく数値てあり、本発明で新たに定義した
パラメータである。
からなる表色系において、評価すべきサンプルの座標
と、予め指定された基準座標との座標間距離によって示
される値に基づく数値てあり、本発明で新たに定義した
パラメータである。
【0014】具体的には、下記式Iで記載でき、C1,
C2,C3は、三次元色空間の各3軸に対応した評価すべ
きサンプルの座標を示し、添え字のSは、予め指定され
た基準点の座標を示す。f{}は、任意の関数を示す。
C2,C3は、三次元色空間の各3軸に対応した評価すべ
きサンプルの座標を示し、添え字のSは、予め指定され
た基準点の座標を示す。f{}は、任意の関数を示す。
【0015】 明彩濃色値=f{(C1−C1S)2+(C2−C2S)2+(C3−C3S)2}0.5 ・・・式I 予め指定された基準点は、三次元色空間内の任意の座標
を取りうる。好ましくは、理想とする黒発色の色座標と
規定するのが良い。より好ましくは、可視領域として規
定される全波長域での反射率が0と仮定した場合の計算
上の座標を基準点とするのが良い。
を取りうる。好ましくは、理想とする黒発色の色座標と
規定するのが良い。より好ましくは、可視領域として規
定される全波長域での反射率が0と仮定した場合の計算
上の座標を基準点とするのが良い。
【0016】例えば、XYZ表色系を採用した場合、評
価すべきサンプルの座標は、三刺激値X,Y,Zで表さ
れ、基準点を反射率が0の場合の座標とした場合、三刺
激値XS,YS,ZSはいづれも0となるので、明彩濃色
値は下記式IIで示すことができる。
価すべきサンプルの座標は、三刺激値X,Y,Zで表さ
れ、基準点を反射率が0の場合の座標とした場合、三刺
激値XS,YS,ZSはいづれも0となるので、明彩濃色
値は下記式IIで示すことができる。
【0017】 明彩濃色値=f{X2+Y2+Z2}0.5 ・・・式II 同様に、L*a*b*表色系を採用し、基準点を反射率が
0の場合の座標とした場合、評価すべきサンプル座標は
L*,a*,b*で表され、基準座標値はいづれも0とな
るので、明彩濃色値は下記式IIIで示すことができる。
0の場合の座標とした場合、評価すべきサンプル座標は
L*,a*,b*で表され、基準座標値はいづれも0とな
るので、明彩濃色値は下記式IIIで示すことができる。
【0018】 明彩濃色値=f{L*2+a*2+b*2}0.5 ・・・式III この明彩濃色値の意味は、基準点をどう定義するか、任
意の関数f{}をどのように定義するかによって変わっ
てくるが、基準点を反射率が0の場合の座標とし、3次
元色空間での距離の値をそのまま明彩濃色値とした場合
には、値が小さいほど黒発色性が濃色であることを示
す。
意の関数f{}をどのように定義するかによって変わっ
てくるが、基準点を反射率が0の場合の座標とし、3次
元色空間での距離の値をそのまま明彩濃色値とした場合
には、値が小さいほど黒発色性が濃色であることを示
す。
【0019】前述のとおり、従来黒発色性の評価は、J
IS Z8729のL*値で行われる場合がほとんどで
あった。これは、L*a*b*表色系の色の明度に対応し
た1つの座標軸(L*軸)だけに基づく評価方法である
が、L* が10以下のような値の場合、目視との対応が
取れなくなってくるという問題がある。
IS Z8729のL*値で行われる場合がほとんどで
あった。これは、L*a*b*表色系の色の明度に対応し
た1つの座標軸(L*軸)だけに基づく評価方法である
が、L* が10以下のような値の場合、目視との対応が
取れなくなってくるという問題がある。
【0020】本発明の方法は、三次元色空間の特定の1
つの座標軸だけでなく、3つの座標軸、すなわち3種の
色の特性値に基づいた三次元の距離として評価すること
に特徴がある。a*,b*が0の場合、明彩濃色値=L*
となり、従来実施されている方法と同じ形式となるが、
実際に黒発色性を評価するサンプルは、a*,b*とも0
ではないある値を持つ場合がほとんどである。この値は
非常に微少な値であるが、目視評価では赤味の黒や黄味
の黒といった表現で違いを識別することができる。この
ことが、L* のような明度値だけで黒発色性の評価を行
った場合、目視と対応しない原因と考え、本発明に至っ
たものである。
つの座標軸だけでなく、3つの座標軸、すなわち3種の
色の特性値に基づいた三次元の距離として評価すること
に特徴がある。a*,b*が0の場合、明彩濃色値=L*
となり、従来実施されている方法と同じ形式となるが、
実際に黒発色性を評価するサンプルは、a*,b*とも0
ではないある値を持つ場合がほとんどである。この値は
非常に微少な値であるが、目視評価では赤味の黒や黄味
の黒といった表現で違いを識別することができる。この
ことが、L* のような明度値だけで黒発色性の評価を行
った場合、目視と対応しない原因と考え、本発明に至っ
たものである。
【0021】すなわち、明度値以外の特定の特徴量に着
目し、評価数値に顕著な差を生じせしめることにより、
目視評価と対応のとれる客観的な数値により黒発色性の
評価が可能となった。
目し、評価数値に顕著な差を生じせしめることにより、
目視評価と対応のとれる客観的な数値により黒発色性の
評価が可能となった。
【0022】さらに、本発明の黒発色性の評価は、明彩
濃色値と色相濃色値の2つの値を用いることで、より目
視評価との一致性を高めることができる。
濃色値と色相濃色値の2つの値を用いることで、より目
視評価との一致性を高めることができる。
【0023】本発明でいう色相濃色値とは、色相平面を
定義し得る三次元色空間からなる表色系での該サンプル
座標を含む色相平面において予め規定された基準からの
差によって新たに定義したパラメータである。
定義し得る三次元色空間からなる表色系での該サンプル
座標を含む色相平面において予め規定された基準からの
差によって新たに定義したパラメータである。
【0024】本発明でいう色相平面とは、赤、黄、緑、
青、紫のような色知覚の性質を特徴付ける色の属性であ
る色相を一意的に決定し得る二次元座標系、二次元の色
相環のことをいい、その具体的な規定及び定義は問わな
い。
青、紫のような色知覚の性質を特徴付ける色の属性であ
る色相を一意的に決定し得る二次元座標系、二次元の色
相環のことをいい、その具体的な規定及び定義は問わな
い。
【0025】具体的には、JIS Z8701で規定さ
れた三刺激値から誘導されるxy色度図とx10y10色度
図、JIS Z8729で規定されたa*b*色座標とu
*v*色座標、あるいはJIS Z8781に定義されて
いるu’v’色度図とu10’v10’色度図、JIS Z
8721で三刺激値と関連付けられた三属性表色系の色
相環などを採用することができるが、これらに限定され
るものではない。
れた三刺激値から誘導されるxy色度図とx10y10色度
図、JIS Z8729で規定されたa*b*色座標とu
*v*色座標、あるいはJIS Z8781に定義されて
いるu’v’色度図とu10’v10’色度図、JIS Z
8721で三刺激値と関連付けられた三属性表色系の色
相環などを採用することができるが、これらに限定され
るものではない。
【0026】色相平面を定義し得る三次元色空間からな
る表色系とは、前述の色相を一意的に決定し得る二次元
座標系、二次元の色相環からなる色相平面に第3の座標
軸を加え、三次元座標としたものであり、この3つの座
標により、物体色が一意的に決定しうる三次元色空間の
ことである。
る表色系とは、前述の色相を一意的に決定し得る二次元
座標系、二次元の色相環からなる色相平面に第3の座標
軸を加え、三次元座標としたものであり、この3つの座
標により、物体色が一意的に決定しうる三次元色空間の
ことである。
【0027】具体的には、前述の色相平面に明度軸を加
え、三次元色空間としたものが好ましく使用できる。明
度軸としては、三刺激値のYの値を基本とし、このY値
から計算される各種明度値が使用できる。例えば、JI
S Z8721で規定されるV値、JIS Z8729
のL* 値、JIS Z8719のL値、VY 値などが上
げられるがこれに限定されるものではない。
え、三次元色空間としたものが好ましく使用できる。明
度軸としては、三刺激値のYの値を基本とし、このY値
から計算される各種明度値が使用できる。例えば、JI
S Z8721で規定されるV値、JIS Z8729
のL* 値、JIS Z8719のL値、VY 値などが上
げられるがこれに限定されるものではない。
【0028】より好ましくは、JIS Z8729のL
*a*b*表色系である。
*a*b*表色系である。
【0029】本発明でいう色相濃色値は、色相平面を定
義し得る三次元色空間で該サンプル座標を含む色相平面
において予め規定された基準からの差の値を元に定義さ
れる。本発明は、同一の明彩濃色値の黒着色物であって
も、微妙に色相の違いが、目視評価判定に影響を与える
ことを発見し、本パラメータに至ったものである。
義し得る三次元色空間で該サンプル座標を含む色相平面
において予め規定された基準からの差の値を元に定義さ
れる。本発明は、同一の明彩濃色値の黒着色物であって
も、微妙に色相の違いが、目視評価判定に影響を与える
ことを発見し、本パラメータに至ったものである。
【0030】色相平面において予め規定された基準は、
任意の色相座標を取りうるが、好ましくは、視感で一番
濃く感じる色相、あるいは一番薄く感じる色相であるこ
とが好ましい。具体的には、下記式IVで記載できる。
f()は、任意の関数を示す。
任意の色相座標を取りうるが、好ましくは、視感で一番
濃く感じる色相、あるいは一番薄く感じる色相であるこ
とが好ましい。具体的には、下記式IVで記載できる。
f()は、任意の関数を示す。
【0031】 色相濃色値=f(基準からの色相角度差) ・・・式IV 色相平面において予め規定された基準は、比視感度曲線
に基づき決定することがより好ましい。比視感度は、明
所視と暗所視でその最大感度波長が異なるが、評価すべ
き黒着色物の観察条件に対応した条件を採用すればよ
く、この比視感度の最大感度波長を視感で一番薄く感じ
る色相の基準として採用することが特に好ましい。ある
いは、最大感度波長の補色を一番濃く感じる色相の基準
とすることもできる。
に基づき決定することがより好ましい。比視感度は、明
所視と暗所視でその最大感度波長が異なるが、評価すべ
き黒着色物の観察条件に対応した条件を採用すればよ
く、この比視感度の最大感度波長を視感で一番薄く感じ
る色相の基準として採用することが特に好ましい。ある
いは、最大感度波長の補色を一番濃く感じる色相の基準
とすることもできる。
【0032】基準からの差の値は、色相平面を極座標と
して基準色相を0度とし、評価サンプルの色相との差を
角度で示す。さらにこの角度差が180度を超えた場合
は、該値から180度を引き、最大値が180度なるよ
うにするのが好ましい。
して基準色相を0度とし、評価サンプルの色相との差を
角度で示す。さらにこの角度差が180度を超えた場合
は、該値から180度を引き、最大値が180度なるよ
うにするのが好ましい。
【0033】この色相濃色値の意味は、基準をどう定義
するかによって変わり、計算された差の値をどの様に使
用するかによっても変わるが、例えば、比視感度の最大
感度波長を基準色相とした場合で、上記角度差をそのま
まの値で使用した場合、数値が大きいほど薄くなること
を示す。
するかによって変わり、計算された差の値をどの様に使
用するかによっても変わるが、例えば、比視感度の最大
感度波長を基準色相とした場合で、上記角度差をそのま
まの値で使用した場合、数値が大きいほど薄くなること
を示す。
【0034】本発明においては、明彩濃色値と色相濃色
値の2つの値を演算処理して使用することも可能であ
る。その場合、明彩濃色値と色相濃色値に適当な重みづ
け係数を乗ずることで目視と対応を取ることができる。
さらに、他の色の黒さに対応する数値と組み合わせて使
用することも効果的である。
値の2つの値を演算処理して使用することも可能であ
る。その場合、明彩濃色値と色相濃色値に適当な重みづ
け係数を乗ずることで目視と対応を取ることができる。
さらに、他の色の黒さに対応する数値と組み合わせて使
用することも効果的である。
【0035】本発明の黒発色性評価方法の重要な点は、
従来行われている測色値の明度データ(L値やL*値)
だけでなく、それ以外の測色値を独自の基準により採用
し、目視評価と関連づけた点にある。これにより、従来
方法と比較してより視感に近い黒発色性の評価ができる
ことを見い出したものである。
従来行われている測色値の明度データ(L値やL*値)
だけでなく、それ以外の測色値を独自の基準により採用
し、目視評価と関連づけた点にある。これにより、従来
方法と比較してより視感に近い黒発色性の評価ができる
ことを見い出したものである。
【0036】黒発色性評価方法は、繊維構造物のみなら
ず、紙、プラスチックなどの着色物に対して使用するこ
とができ、特にL*値が18以下、好ましくはL*値が1
5以下、より好ましくはL*値が10以下の着色物に対
して使用することができる。
ず、紙、プラスチックなどの着色物に対して使用するこ
とができ、特にL*値が18以下、好ましくはL*値が1
5以下、より好ましくはL*値が10以下の着色物に対
して使用することができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例を挙げて具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例によって制限を受けるものでは
ない。
本発明はこれらの実施例によって制限を受けるものでは
ない。
【0038】実施例1 (1)明彩濃色値および色相濃色値を求める表色系とし
て、色相平面を定義し得るL*a*b*表色系(JIS
Z8729)を使用した。 (2)サンプル ポリエステル100%織物であるレシ
プレールBF5890D(東レ(株)製)の黒の染色品を用い
た。 (3)測色機 ミノルタ(株)製CM3600D D6
5光源、2度視野 通常の手順により、ゼロ校正と白板校正を実施した。 (4)測定値 L*a*b*表色系での測定値は、次の値
であった。
て、色相平面を定義し得るL*a*b*表色系(JIS
Z8729)を使用した。 (2)サンプル ポリエステル100%織物であるレシ
プレールBF5890D(東レ(株)製)の黒の染色品を用い
た。 (3)測色機 ミノルタ(株)製CM3600D D6
5光源、2度視野 通常の手順により、ゼロ校正と白板校正を実施した。 (4)測定値 L*a*b*表色系での測定値は、次の値
であった。
【0039】L*=10.4 a*=1.23 b*=0.18 (5)黒発色性評価 明彩濃色値による評価 基準点は測色機のゼロ校正を行った状態、すなわち、L
*,a*,b* がいずれも0である座標とした。よって、
基準点からの距離はサンプルの測定値から次のようにし
て求めた。
*,a*,b* がいずれも0である座標とした。よって、
基準点からの距離はサンプルの測定値から次のようにし
て求めた。
【0040】 明彩濃色値=(L*2+a*2+b*2)0.5 ・・・ 式V 式Vの計算結果は10.5であり、この値をそのまま明
彩濃色値として、黒発色性評価に用いた。なお、上記手
法による計算では、この値は小さいほど黒発色性に優
れ、濃く見えることを示す数値である。 (6)黒発色性評価 明彩濃色値と色相濃色値による評
価 明彩濃色値は、上記(5)の値10.5をそのまま使用
した。
彩濃色値として、黒発色性評価に用いた。なお、上記手
法による計算では、この値は小さいほど黒発色性に優
れ、濃く見えることを示す数値である。 (6)黒発色性評価 明彩濃色値と色相濃色値による評
価 明彩濃色値は、上記(5)の値10.5をそのまま使用
した。
【0041】色相濃色値を求めるにあたっての基準色相
は、明所視時の比視感度のおおよその最大感度波長であ
る555nmを基準とした。JIS Z8701から、
555nmを純色とするxy座標は、x=0.3373
6,y=0.65885 ,z=0.00379であ
り、任意の三刺激値Yの値を設定し、三刺激値X,Yの
値を求めた。例えばY=10とした場合、X=5.12
04,Y=0.0575と計算される。この値から、対
象とするL*,a*,b* の各値を計算すると、L*=3
7.84,a*=−43.26,b*=76.66とな
る。a*b* 色相平面でのこの値の座標を、+a* 軸を
0度とし、反時計回りの角度で示すと119.42度と
計算される。この角度を色相の基準とした。一方同様の
方法でサンプルのa*,b*から計算した極座標の角度は
0.15度であり、基準とした119.42度からの差
は119.27度と計算される。
は、明所視時の比視感度のおおよその最大感度波長であ
る555nmを基準とした。JIS Z8701から、
555nmを純色とするxy座標は、x=0.3373
6,y=0.65885 ,z=0.00379であ
り、任意の三刺激値Yの値を設定し、三刺激値X,Yの
値を求めた。例えばY=10とした場合、X=5.12
04,Y=0.0575と計算される。この値から、対
象とするL*,a*,b* の各値を計算すると、L*=3
7.84,a*=−43.26,b*=76.66とな
る。a*b* 色相平面でのこの値の座標を、+a* 軸を
0度とし、反時計回りの角度で示すと119.42度と
計算される。この角度を色相の基準とした。一方同様の
方法でサンプルのa*,b*から計算した極座標の角度は
0.15度であり、基準とした119.42度からの差
は119.27度と計算される。
【0042】さらに、この値を基準化する意味で180
で割り、明彩濃色値との重みづけを考慮し、次のように
計算した。
で割り、明彩濃色値との重みづけを考慮し、次のように
計算した。
【0043】 色相濃色値=0.5×(基準からの色相角度差/180) ・・・式VI 式VIの計算結果は0.3であった。なお、上記手法によ
る計算では、この値は同一の明彩濃色値の場合、大きい
ほど黒発色性に優れ、濃く見えることを示す数値であ
る。
る計算では、この値は同一の明彩濃色値の場合、大きい
ほど黒発色性に優れ、濃く見えることを示す数値であ
る。
【0044】黒発色性評価には、明彩濃色値10.5と
色相濃色値0.3の差の値である10.2を用いた。
色相濃色値0.3の差の値である10.2を用いた。
【0045】実施例2 (1)明彩濃色値および色相濃色値を求める表色系とし
て、色相平面を定義し得るL*a*b*表色系(JIS
Z8729)を使用した。 (2)サンプル ポリエステル100%織物であるレシ
プレールBF5890D(東レ(株)製)の黒の染色品5種類を
用いた。 (3)測色機 ミノルタ(株)製CM3600D D6
5光源、2度視野 通常の手順により、ゼロ校正と白板校正を実施した。 (4)測定値 L*a*b*表色系での測定値を、表1に
示した。 (5)目視評価 10人の観測者が、標準光源ボックス
内での昼光照明条件下で一対比較法で、黒発色性の評価
を行い、結果を集計し、濃いと識別される順位をつけ
た。結果を表1に示した。
て、色相平面を定義し得るL*a*b*表色系(JIS
Z8729)を使用した。 (2)サンプル ポリエステル100%織物であるレシ
プレールBF5890D(東レ(株)製)の黒の染色品5種類を
用いた。 (3)測色機 ミノルタ(株)製CM3600D D6
5光源、2度視野 通常の手順により、ゼロ校正と白板校正を実施した。 (4)測定値 L*a*b*表色系での測定値を、表1に
示した。 (5)目視評価 10人の観測者が、標準光源ボックス
内での昼光照明条件下で一対比較法で、黒発色性の評価
を行い、結果を集計し、濃いと識別される順位をつけ
た。結果を表1に示した。
【0046】
【表1】
【0047】(5)黒発色性評価 明彩濃色値による評
価 実施例1と同様な計算を行った。結果を表1の明彩濃色
値の欄に記載した。目視評価順位と明彩濃色値の順位は
対応が取れていることがわかる。 (6)黒発色性評価 明彩濃色値と色相濃色値による評
価 明彩濃色値は、上記(5)の値をそのまま使用した。
価 実施例1と同様な計算を行った。結果を表1の明彩濃色
値の欄に記載した。目視評価順位と明彩濃色値の順位は
対応が取れていることがわかる。 (6)黒発色性評価 明彩濃色値と色相濃色値による評
価 明彩濃色値は、上記(5)の値をそのまま使用した。
【0048】色相濃色値は、実施例1と同様な計算を行
った。結果を表1に記載した。また、実施例1と同一の
方法で明彩濃色値と色相濃色値の組み合わせを行って得
られた黒発色性評価値を表1の黒発色評価値の欄に記載
した。目視評価順位と黒発色性評価値の順位は対応が取
れていることがわかる。
った。結果を表1に記載した。また、実施例1と同一の
方法で明彩濃色値と色相濃色値の組み合わせを行って得
られた黒発色性評価値を表1の黒発色評価値の欄に記載
した。目視評価順位と黒発色性評価値の順位は対応が取
れていることがわかる。
【0049】比較例1 実施例2と同一のサンプル群を使用し、黒発色性評価
は、従来一般的に使用されているL* 値で行い、目視評
価との一致性を評価した。
は、従来一般的に使用されているL* 値で行い、目視評
価との一致性を評価した。
【0050】L* 値、目視評価順位は、表1に示した。
【0051】L* 値を黒発色性評価基準とした場合、目
視評価と結果が一致しない部分が、5点のサンプルで2
箇所あった。
視評価と結果が一致しない部分が、5点のサンプルで2
箇所あった。
【0052】
【発明の効果】本発明の黒発色性評価方法の重要な点
は、従来行われている測色値の明度データ(L値やL*
値)だけでなく、それ以外の測色値を独自の基準により
採用し、目視評価と関連づけた点にある。これにより、
特定の特徴量に顕著な差を生じせしめ、従来方法と比較
してより視感に近い黒発色性の評価ができることを見い
出したものである。さらに、測色値に基づくため、目視
評価に比べ再現性に優れた評価が可能になる。すなわ
ち、従来黒発色性評価値に使われていた明度値(例えば
L* 値)に比べ、本発明の明彩濃色値では、より目視と
の対応が取れるようになり、さらに明彩濃色値と色相濃
色値を組み合わせた値を使用するとより一層目視との対
応が取れるようになった。
は、従来行われている測色値の明度データ(L値やL*
値)だけでなく、それ以外の測色値を独自の基準により
採用し、目視評価と関連づけた点にある。これにより、
特定の特徴量に顕著な差を生じせしめ、従来方法と比較
してより視感に近い黒発色性の評価ができることを見い
出したものである。さらに、測色値に基づくため、目視
評価に比べ再現性に優れた評価が可能になる。すなわ
ち、従来黒発色性評価値に使われていた明度値(例えば
L* 値)に比べ、本発明の明彩濃色値では、より目視と
の対応が取れるようになり、さらに明彩濃色値と色相濃
色値を組み合わせた値を使用するとより一層目視との対
応が取れるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA13 DA22 DA44 3B154 AB19 BA53 BB18 CA22 CA29 DA13
Claims (2)
- 【請求項1】三次元色空間からなる表色系において、評
価すべきサンプルの座標と、予め指定された基準点から
の座標間距離による値(明彩濃色値)を少なくとも用い
ることを特徴とする測色値に基づく黒発色性の評価方
法。 - 【請求項2】色相平面を定義し得る三次元色空間からな
る表色系での該サンプル座標を含む色相平面において予
め規定された基準からの差の値(色相濃色値)と、予め
指定された基準点からの座標間距離による値(明彩濃色
値)の少なくとも2つの値を用いることを特徴とする測
色値に基づく黒発色性の評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171015A JP2002365137A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 測色値に基づく黒発色性評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171015A JP2002365137A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 測色値に基づく黒発色性評価方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002365137A true JP2002365137A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19012852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001171015A Pending JP2002365137A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 測色値に基づく黒発色性評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002365137A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002363A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Teijin Fibers Ltd | 糸条パッケージの発色性検査方法及び装置 |
JP2008231643A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Teijin Fibers Ltd | 光干渉性繊維の製造方法及び製造装置 |
CN115029909A (zh) * | 2022-07-12 | 2022-09-09 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种丝束比色方法和纱线比色机 |
-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001171015A patent/JP2002365137A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002363A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Teijin Fibers Ltd | 糸条パッケージの発色性検査方法及び装置 |
JP2008231643A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Teijin Fibers Ltd | 光干渉性繊維の製造方法及び製造装置 |
CN115029909A (zh) * | 2022-07-12 | 2022-09-09 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种丝束比色方法和纱线比色机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Luo et al. | The structure of the CIE 1997 colour appearance model (CIECAM97s) | |
Nascimento et al. | Detecting natural changes of cone–excitation ratios in simple and complex coloured images | |
Gulrajani | Colour measurement: principles, advances and industrial applications | |
Eloholma et al. | Mesopic models—From brightness matching to visual performance in night-time driving: A review | |
Hastings et al. | Colour spaces-a review of historic and modern colour models | |
Logvinenko | The geometric structure of color | |
CN101027541A (zh) | 颜色补偿系统 | |
CN107709976A (zh) | 一种彩色宝石颜色质量的检测方法 | |
Ennis et al. | Geometrical structure of perceptual color space: Mental representations and adaptation invariance | |
Hou et al. | Highlighting illumination color by three-dimensional perception of scene moderates color constancy decline by systematic surface color change in stimulus background | |
Pridmore et al. | All effects of psychophysical variables on color attributes: A classification system | |
JP2002365137A (ja) | 測色値に基づく黒発色性評価方法 | |
Chae et al. | Visual color difference between colored-yarn mixed woven fabrics and their instrumentally measured colors: the effects of individual yarn colors and texture | |
WO2014002135A1 (ja) | トーン定義式生成方法、トーン種別判別方法、任意のトーンに対応するマンセル値を算出する方法、画像形成方法、インターフェース画面表示装置 | |
WO2015108200A1 (ja) | 調色シミュレーション方法、調色シミュレーション装置および調色プログラム | |
JP3768960B2 (ja) | 表色方法とそれを利用した表色欄を有する取引用書面およびカラーチャート | |
Hermans et al. | Exploring the applicability of the CAM18sl brightness prediction | |
CN107389197B (zh) | 一种基于分光反射率和cie表色系的颜色深度表征方法 | |
CN117279158A (zh) | 一种多光谱光源参数优化方法、装置、设备及存储介质 | |
JP2002365134A (ja) | 黒発色性評価方法 | |
AU2007205790B2 (en) | Method of improving a colour filter | |
Gianchandani et al. | Color management and design software for textiles | |
Hou et al. | Highlighting illumination color by three-dimensional perception of scene moderates color constancy decline by systematic surface color change in stimulus background | |
JP7493776B2 (ja) | 着色方法及び着色料の種類と使用量の算出方法 | |
van Bommel | Colour |