JP2002363107A - 色覚不全動物の色覚復元方法 - Google Patents

色覚不全動物の色覚復元方法

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JP2002363107A
JP2002363107A JP2001168376A JP2001168376A JP2002363107A JP 2002363107 A JP2002363107 A JP 2002363107A JP 2001168376 A JP2001168376 A JP 2001168376A JP 2001168376 A JP2001168376 A JP 2001168376A JP 2002363107 A JP2002363107 A JP 2002363107A
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Noriyuki Azuma
範行 東
Hiroshi Handa
宏 半田
Yuki Yamaguchi
雄輝 山口
Mamoru Ito
守 伊藤
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JITSUKEN DOUBUTSU CHUO KENKYUS
JITSUKEN DOUBUTSU CHUO KENKYUSHO
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JITSUKEN DOUBUTSU CHUO KENKYUS
JITSUKEN DOUBUTSU CHUO KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒト以外の哺乳動物でヒトと同じ色覚を有す
る動物の作出、及びヒトの色覚異常(色盲、色弱)の治
療や視力回復を目的とする。 【解決手段】 色覚不全哺乳動物にオプシンプロモータ
ー及びオプシンタンパク質遺伝子を導入し、網膜錐体部
で発現させることを特徴とする、色覚不全哺乳動物の色
覚復元方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オプシン遺伝子を
用いた遺伝子改変による、色覚不全哺乳動物の色覚復元
方法、並びにヒトオプシンタンパク質を発現する非ヒト
トランスジェニック動物に関する。
【0002】
【従来の技術】哺乳類の進化において、黄斑が一時期消
失して視覚が低下し、その後霊長類で黄斑が再現すると
共に視覚が向上したことが知られている。この変化につ
いては、何らかの遺伝子の変遷が関係していると考えら
れる。この遺伝子は原始哺乳類で機能が失われ、霊長類
で再現したものである。
【0003】網膜において、哺乳類で失われ、霊長類で
再現した遺伝子は、視細胞錐体の色覚を司るタンパク質
であるオプシンの遺伝子である。オプシンは、光感受性
物質として太古の原始的な動物の眼に出現した。その
後、さまざまな色を識別可能に多岐に分化したが、原始
哺乳類においては青オプシンを残して変異し、機能を失
った。その後、進化の過程において長い間オプシン遺伝
子は機能しなかったが、サルのX染色体上でまず赤遺伝
子が変異によって再度機能を復元し、次いで、赤遺伝子
がX染色体上でその後方に重複して変異し緑遺伝子とな
り、霊長類において3色の色覚が再現した。
【0004】このように、霊長類以外の哺乳動物は、本
来霊長類と比較して色覚が不全であることが知られてい
る。これらの哺乳動物に色覚遺伝子(オプシン)を導入
する試みとしては、これまでマウスで試みられ、赤遺伝
子を単独に導入したトランスジェニックマウスの作出に
成功している(Invest. Ophthalmol. Vis. Sci., 1998;
39:1036-1043, J. Neurosci. 1999; 19:3258-65)。こ
のトランスジェニックマウスは、赤に対するERG(網膜
電気図)に反応があり、赤・緑オプシンに対する免疫染
色で網膜に発現が確認されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のトランスジェニ
ックマウスは、発現が確認されると共に、行動学的にも
視力が向上した所見が示唆されているが、色覚の変化は
認められなかった。また、眼底所見でも変化が起こって
いない。また、マウスは本来弱い青オプシンとさらにご
く微弱な赤オプシン(変性してやや緑寄りに反応する)
があり、上記の赤オプシン導入マウスは、赤を単独に入
れることによって3色が復元することを目的にしてい
る。しかし、マウス固有のオプシンの働きは微弱なの
で、赤オプシン単独の発現では、3色の復元は難しいと
思われる。従って、色覚不全哺乳動物に対する3色復元
は従来報告されていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等はまず、ヒト
由来の3種のオプシンを個々に導入し、これを掛け合わ
せることによって3色復元を目指した。そして、2色復
元に成功し、機能のみならず、眼底と網膜に形態的な変
化を認め、本発明を完成させた。
【0007】すなわち本発明は、以下の(1)〜(9)
を提供する。 (1) 色覚不全哺乳動物にオプシンプロモーター及び
オプシンタンパク質遺伝子を導入し、網膜錐体部で発現
させることを特徴とする、色覚不全哺乳動物の色覚復元
方法。 (2) オプシンプロモーター及びオプシンタンパク質
遺伝子がヒト由来のものである、上記(1)に記載の方
法。
【0008】(3) オプシンタンパク質が、緑オプシ
ン、赤オプシン、及び青オプシンからなる群から選択さ
れる1種又は2種以上である、上記(1)又は(2)に
記載の方法。 (4) オプシンプロモーター及びオプシンタンパク質
遺伝子を同一のベクターに組み込んで導入することを特
徴とする、上記(1)から(3)のいずれかに記載の方
法。
【0009】(5) オプシンプロモーター及びオプシ
ンタンパク質遺伝子を異なるベクターに組み込んで導入
することを特徴とする、上記(1)から(3)のいずれ
かに記載の方法。 (6) 1種又は2種以上のヒトオプシンタンパク質を
発現する非ヒトトランスジェニック動物。
【0010】(7) 色覚が復元された上記(6)に記
載の非ヒトトランスジェニック動物。 (8) 発現が視細胞特異的である、上記(6)又は
(7)に記載の非ヒトトランスジェニック動物。 (9) 網膜におけるmRNAの発現、網膜電気図(ER
G)、及び/又は網膜組織における免疫染色によって発
現が確認される上記(6)から(8)のいずれかに記載
の非ヒトトランスジェニック動物。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、「色覚不全」とは、先天的又は後天的
な色覚不全をいい、正常個体と比較して色覚異常が見ら
れる場合の他、その動物本来の色覚がヒトの色覚と異な
る場合も含められる。
【0012】「オプシンプロモーター」とは、オプシン
遺伝子における遺伝子起動部位をいう。「オプシンタン
パク質」とは、視細胞に含まれる光受容タンパク質であ
り、ヒトの場合には緑オプシンタンパク質、赤オプシン
タンパク質、青オプシンタンパク質が同定されている。
【0013】本発明において、遺伝子の導入に用いられ
るベクターは、当分野において通常用いられるアデノウ
イルス、レトロウイルス、アデノ随伴ウイルス等のウイ
ルスベクター、プラスミドベクター、ファージベクター
を適宜使用することができる。一般に、動物に目的遺伝
子を導入、発現させるためのベクターには、大腸菌で増
幅させるための1) 複製開始点と2) 抗生物質選択マーカ
ー、動物細胞で発現させるための3) プロモーター、4)
目的遺伝子、そして5) ポリアデニル化シグナルが備わ
っている必要がある。1) と2) は、通常用いられるほと
んど全てのプラスミドベクターに備わっている。3) と
4) として、本発明においては、オプシン遺伝子のプロ
モーターとオプシン遺伝子を用いる。5) としては、SV4
0遺伝子やウシ成長ホルモン遺伝子などに由来するポリ
アデニル化シグナルが一般に用いられ、それらは動物細
胞発現用のプラスミド、例えばpcDNA3 (Invitrogen社
製)、pSVL (Amersham Pharmacia Biotech社製)、pGV-B
(東洋インキ社製) などに含まれる。従って、pcDNA3、p
SVL、pGV-Bなどのプラスミドベクターにオプシン遺伝子
のプロモーターDNAとcDNAを、プロモーターDNA、cDNA、
ポリアデニル化シグナルという順になるよう挿入するこ
とによって、オプシン遺伝子の導入、発現用ベクターを
得ることができる。
【0014】ヒトオプシンタンパク質遺伝子のうち、赤
オプシンと緑オプシンの遺伝子は、いずれもヒト染色体
Xq28領域に存在する。青オプシンはヒト染色体7q31.3〜
7q32領域に存在する。これらの遺伝子のプロモーター配
列およびcDNA配列は、公開されているヒトゲノムデータ
ベースなどから得ることができ、赤オプシンcDNA(配列
番号24)、緑オプシンcDNA(配列番号25)、及び青
オプシンcDNA(配列番号26)はGenBankにそれぞれNM_
020061、XM_010161、及びXM_004715として、赤オプシン
プロモーター(配列番号27)、緑オプシンプロモータ
ー(配列番号28)、及び青オプシンプロモーター(配
列番号29)はGenBankにそれぞれS44029、NT_011597、
及びNT_007668として登録されている。3色のオプシンの
プロモーター配列 (配列番号27〜29)には、遺伝子
の翻訳開始点であるATG (4998〜5000番目塩基) を起点
として、その上流の約5000塩基の配列を示した。これら
の配列情報を基に、PCR法やライブラリーからのスクリ
ーニングなど、公知の方法を用いて、これらのDNA断片
を調製することができる。さらに、こうして得られたDN
A断片を用いて、上記の導入、発現ベクターを構築する
こともできる。
【0015】あるいはまた、例えば緑、赤、青オプシン
のcDNAを含んだプラスミドベクターpSM127、pSM128、pS
M129、各オプシン遺伝子のプロモーター領域を含んだプ
ラスミドベクターgJHN43、gJHN60、gJHN33、gJHN23(Na
thans, J.ら, Science 232,293-210 (1986))等を用い
ることもできる。ベクターの宿主細胞中への導入は、通
常使用される技術のいずれを用いても良く、特に限定す
るものではなく、リポフェクション、エレクトロポレー
ション、マイクロインジェクション等を用いるのが非常
に有効である。
【0016】本発明におけるトランスジェニック動物と
は、オプシンプロモーター及びオプシンタンパク質遺伝
子が導入され、網膜錐体部で発現した、マウス、ラッ
ト、ハムスター、モルモット、ウサギ、ヤギ、ブタ、ウ
シ、ヒツジ、ネコ、イヌ、サル等の非ヒト哺乳動物をい
う。本発明において、非ヒト哺乳動物は特に限定される
ものではなく、上記の哺乳動物のいずれでも良いが、飼
育及び操作上の点から、特に好ましくはマウスである。
本発明において、トランスジェニック動物は、ホモであ
ってもヘテロであっても良いが、好ましくはホモ型であ
る。
【0017】本発明者等は、まず、哺乳類の進化におい
て見られる黄斑の消失と再現、視覚の低下と向上が、オ
プシン遺伝子の消失再現によるのではないかと考えた。
そこで、原始哺乳類の子孫で、わずかに青オプシンをも
つのみであるマウスにオプシンの遺伝子を導入してトラ
ンスジェニックマウスを作成し、網膜に変化が生じるか
否かを検討した。導入する遺伝子はヒトの青、赤、及び
緑オプシンおのおののプロモーターとその遺伝子であ
る。同じマウスに3種の遺伝子を同時に導入しても、3
つの遺伝子すべてが機能するとは限らず、また1つの細
胞に3色がまとめて入ってしまえば動物自体に色の識別
ができなくなることが危惧されたので、まず3つのオプ
シンについて個々にトランスジェニックマウスを作出し
た。そして、自然界における進化のように、青オプシン
を補強したトランスジェニックマウス系統に赤オプシン
導入トランスジェニックマウス系統を掛け合わせ、次い
で緑オプシン導入トランスジェニックマウス系統を掛け
合わせ、最終的に得られる子孫における3色の再現を目
指した。
【0018】トランスジェニック動物の作製は、当分野
において通常用いられている技術を使用して行えば良
く、特に限定されるものではない。例えば「トランスジ
ェニック動物」(山村研一ら編、共立出版株式会社)等
に記載の手法を用いることができる。具体的には、例え
ば、導入して発現させるべき遺伝子を含有する発現ベク
ターを、宿主となる動物の卵の前核期胚に、マイクロマ
ニピュレーター等を用いて注入した後、偽妊娠動物の卵
管采に移植し、出産直前に帝王切開して産仔を得ること
ができる。
【0019】マウスの網膜に3種類のヒトオプシンタン
パク質を発現させるため、それぞれの遺伝子のタンパク
質コード領域 (cDNA)(配列番号24〜26)を用い
る。それぞれのcDNAの3’末端には、30塩基程度の異な
ったタグ配列を付加することが、導入遺伝子の同定等が
容易となること等から好ましい。タグとしては、通常使
用するもので良く、例えば、HA、Flag、myc等が挙げら
れる。タグの使用により、生産される3種類のヒトオプ
シンタンパク質には、それらのC末端側に9アミノ酸程度
の異なるペプチドが付加される。3種類のヒトオプシン
タンパク質は、お互いに類似性が高く、また内在するマ
ウスオプシンとも類似性が高い。従って、本来のタンパ
ク質にないタグ配列を付加し、そのペプチドに特異的な
抗体を用いることによって、各オプシンを区別して検出
することが容易となる。改変したオプシンcDNAは、それ
ぞれのオプシン本来の遺伝子プロモーター(配列番号2
7〜29)の制御下におくことが好ましい。ヒトオプシ
ンのプロモーターがマウス内で適切に機能することは、
以前に報告されている(Chen, J.ら, Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA 91, 2611-2615 (1994); Chiu, M.I.及びNa
thans, J., J. Neurosci. 14, 3426-3436 (1994))。従
って、改変したヒトオプシンタンパク質はマウス内で網
膜に発現し、機能することが期待できる。
【0020】トランスジェニック動物における導入遺伝
子の発現は、通常行われるように、例えば切断した尾か
らゲノムDNAを調製し、適当なプライマーを用いたPCR増
幅によって確認することができるが、本発明においては
網膜における発現を目的とすることから、網膜における
mRNAの発現、網膜電気図(ERG)、及び/又は網膜組織
における免疫染色によって発現を確認することが特に好
ましい。
【0021】網膜におけるmRNAの発現は、例えば、本発
明のトランスジェニック動物から網膜のみを分離してmR
NAを調製し、RT-PCRによってcDNAを作製した後、導入し
たDNA配列に基づいて作製したプライマーを用いたPCR増
幅反応によって確認することができる。網膜電気図は、
例えば、青、赤あるいは緑の波長を有する刺激光に対す
る網膜の電気反応を、コンタクトレンズの電極で確認す
ることができる。
【0022】網膜組織における免疫染色は、例えば、本
発明のトランスジェニック動物から採取した網膜を固定
して組織切片を作製し、導入したオプシン遺伝子がコー
ドするオプシンタンパク質に対する抗体を用い、アビジ
ン・ビオチン−ペルオキシダーゼ複合体法(ABC法)に
よって確認することができる。
【0023】本発明において得られたトランスジェニッ
クマウスにおいて、上記の手段によって発現を確認した
ところ、上記の青オプシンを導入したマウスでは、カラ
ーERGで青色光に対する反応増強がみられたが、赤緑の
反応はなかった。抗青オプシン抗体の免疫染色でも、正
常マウスに比べて染色性の増強がみられた。赤オプシン
単独導入マウスでは、カラーERGで赤の反応が出現した
(赤と緑は波長が近く、刺激光の波長に幅があるので軽
度の緑反応もみられる)。赤と緑のオプシンは97%ア
ミノ酸配列が同じで、抗体で区別はできないが、抗赤-
緑オプシン抗体の免疫染色を行うと、網膜での発現が確
認された。マウスの眼底は黄斑がないので、血管が乳頭
から放射状に出ているが、これら青あるいは赤オプシン
を単独に入れただけでは眼底に変化はなかった。しか
し、青と赤を掛け合わせると、1つのマウス系統で、霊
長類と同じく網膜血管が後極をよけて迂回がみられた。
カラーERGで青、赤ともに反応がみられ、免疫染色で
は、ことに赤オプシンの発現が網膜の後極に集中してい
た。サルでは赤オプシンが再現して青赤2色復元の段階
ですでに黄斑が再現している。本発明者等が新たに作製
したトランスジェニック動物では、これと類似のことが
起こったことが考えられ、進化においてオプシンの復元
が黄斑の再現に関与していたことが示唆される。青赤2
色復元動物に緑オプシン導入動物を掛け合わせることに
より、3色復元動物を作製することが可能である。
【0024】
【実施例】実施例1 緑オプシン発現プラスミドの作製 マウスの網膜に3種類のヒトオプシンタンパク質を発現
させるため、それぞれの遺伝子のタンパク質コード領域
(cDNA) を用いた。緑、赤、青オプシンのcDNAを含んだ
プラスミドDNA、それぞれpSM127、pSM128、pSM129はJer
emy Nathans博士(Johns Hopkins大学医学部)より分与
された。尚、各cDNA配列は配列番号24〜26に示す
が、これらはNathans, J.ら, Science 232, 193-210 (1
986)に記載されている。それぞれのcDNAの3’末端に
は、30塩基程度のそれぞれ異なったタグ配列を付加し
た。これにより、生産される3種類のヒトオプシンタン
パク質には、それらのC末端側に9アミノ酸程度のそれぞ
れ異なるペプチドが付加される。改変したオプシンcDNA
は、それぞれのオプシン本来の遺伝子プロモーターの制
御下においた。各オプシン遺伝子のプロモーター領域
(配列番号27〜29)を含んだプラスミドDNA、gJHN4
3(緑)、gJHN60(赤)、gJHN33(赤)、gJHN23(青)
はJeremy Nathans博士(Johns Hopkins大学医学部)よ
り分与された。尚、これらの配列の一部はNathans, J.
ら, Science 232, 293-210 (1986)に記載されている。
【0025】まず、HAタグ付き緑オプシンcDNAを、緑オ
プシンcDNAを含んだプラスミドpSM127を鋳型に、プライ
マーSP6(5’-ATTTAGGTGACACTATAGAATA-3’:配列番号
1)とgreen-HA(5’-TCATCGATCAGGCATAGTCAGGCACATCGT
AAGGGTATGCAGGCGATACCGAGGAC-3’:配列番号2)をプラ
イマーに用いたPCR法によって増幅させた。これによ
り、緑オプシンタンパク質のC末端側にはYPYDVPDYA(配
列番号3)という9アミノ酸が付加された。得られたタ
グ付きcDNAは制限酵素NcoIとClaIで消化した。緑オプシ
ンのプロモーターDNAには、当該領域を含んだ制限酵素S
alI-NcoI断片(6.4kb)をプラスミドgJHN43から調製して
用いた。これらのDNA断片を、プラスミドpGV-B (東洋イ
ンキ社製) の制限酵素XhoIとClaIの間に、図1(a)に
示すような形で挿入した。これにより、cDNAの下流にSV
40ウイルス由来のポリアデニル化シグナルを位置させ
た。得られたプラスミドDNAは、塩化セシウム超遠心法
にて精製した。2.5μgのプラスミドDNAを制限酵素KpnI
で消化し、マウス胚へのマイクロインジェクションに用
いた(pGop-tagTG)。
【0026】実施例2 赤オプシン発現プラスミドの作
Flagタグ付き赤オプシンcDNAを、赤オプシンcDNAを含ん
だプラスミドpSM128を鋳型に、上記のプライマーSP6とr
ed-Flag(5’-TCATCGATCACTTGTCATCGTCGTCCTTGTAGTCTGCA
GGCGATACCGAGGACA-3’:配列番号4)をプライマーに用
いたPCR法によって増幅させた。これにより、赤オプシ
ンタンパク質のC末端側にはDYKDDDDK(配列番号5)と
いう8アミノ酸が付加された。得られたタグ付きcDNAは
制限酵素NcoIとClaIで消化した。赤オプシンのプロモー
ターDNAには、当該領域を含んだ制限酵素NcoI-NcoI断片
(7.0kb)をプラスミドgJHN60及びgJHN33から調製して
用いた。これらのDNA断片は、プラスミドpGV-Bの制限酵
素EcoRIとEcoRVの間に、図1(b)に示すような形で挿
入した。これにより、cDNAの下流にSV40ウイルス由来の
ポリアデニル化シグナルを位置させた。得られたプラス
ミドDNAは、塩化セシウム超遠心法にて精製した。2.5μ
gのプラスミドDNAを制限酵素ScaIで消化し、マウス胚へ
のマイクロインジェクションに用いた(pRop-tagTG)。
【0027】実施例3 青オプシン発現プラスミドの作
mycタグ付き青オプシンcDNAを、青オプシンcDNAを含ん
だプラスミドpSM129を鋳型に、上記のプライマーSP6とb
lue-myc(5’-TCATCGATCACAGGTCTTCCTCCGAGATCAGCTTTTGC
TCGTTGGGGCCAACTTGGGTAG-3’:配列番号6)をプライマ
ーに用いたPCR法によって増幅させた。これにより、青
オプシンタンパク質のC末端側にはEQKLISEEDL(配列番
号7)という10アミノ酸が付加された。得られたタグ付
きcDNAは制限酵素BamHIとClaIで消化した。オプシンの
プロモーターDNAには、当該領域を含んだ制限酵素SalI-
BamHI断片(7.3kb)をプラスミドgJHN23から調製して用
いた。これらのDNA断片は、プラスミドpGV-Bの制限酵素
XhoIとClaIの間に、図1(c)に示すような形で挿入し
た。これにより、cDNAの下流にSV40ウイルス由来のポリ
アデニル化シグナルを位置させた。作製の都合上、タン
パク質コード領域の一部はジェノミックDNAに由来し、
イントロンを含んでいる。これらのイントロンは細胞内
のスプライシング反応によって除外される。得られたプ
ラスミドDNAは、塩化セシウム超遠心法にて精製した。
2.5μgのプラスミドDNAを制限酵素KpnIで消化し、マウ
ス胚へのマイクロインジェクションに用いた(pBop-tag
TG)。
【0028】実施例4 トランスジェニックマウスの作
マウス前核期胚への顕微注入 上記実施例1〜3で作製した3種のDNAを、C57BL/6J(B
6)系統マウスの前核期胚に、それぞれ胚あたり1,000-
2,000 copies DNAとなるようにマイクロマニピュレータ
ーで注入した。注入卵は偽妊娠ICR:MCH(日本クレア)雌
マウスの卵管采に移植し、出産直前に帝王切開し、得ら
れた産仔をICR:MCHに哺育させた。
【0029】Tgマウスのスクリーニング 上記の産仔の5週令時に尾の一部をハサミで切断し、そ
れよりDNAを抽出し、DNAの導入を確認した。尾からのス
クリーニング方法は以下のように行った。 (方法) 1. 尾を切断し、ゲノムDNAを調製する。 2. 以下のプライマーを組み合わせて各マウスで4種の
PCRを行い、4種ともPCR反応産物がみられたものを陽性
とする。 (i)青オプシン導入マウスのスクリーニング A. primer forward-1 GCCTTCTACCTCCAGGCAGCT(配列番
号8) B. primer rear-1 GGAAGGCCAGTGACCATCCTG(配列番
号9) C. primer forward-2 CTTCAGCTCCAAGCATGCACTG(配列
番号10) D. primer rear-2 TTCAGCCTTCTGGGTCGTAGCT(配列
番号11) E. primer SV40-rear CCACTGCTCCCATTCATCAGTT(配列
番号12) 尚、A,B,C,D はいずれも青オプシンcDNA内、Eはベクタ
ーのSV40の3’UTR内に存在する配列である。用いたPCR
の組み合わせ及び得られる増幅産物のサイズは以下の4
種である。 A-B(約300bp),C-D(約300bp), A-E(約1.2kbp),
C-E(約1kbp)
【0030】(ii)赤あるいは緑オプシン導入マウスのス
クリーニング(赤と青の塩基配列は97%相同なので、
スクリーニングには共通のプライマーを使用した) A. primer forward-1 GACAGCACCCAGTCCAGCATC(配列番
号13) B. primer rear-1 TAGCCCTCCAGGACACACATAG(配列
番号14) C. primer forward-2 TGAACTGGATCCTGGTGAACCTG(配列
番号15) D. primer rear-2 CTGGGCCGCATGAAGTCTTCAG(配列
番号16) E. primer SV40-rear CCACTGCTCCCATTCATCAGTT(配列
番号12) A,B,C,D はいずれも赤あるいは緑オプシンcDNA内で共通
配列として存在する。Eは青オプシンに使用したものと
同じである。用いたPCRの組み合わせ及び得られる増幅
産物のサイズは以下の4種である。 A-B(約300bp),C-D(約300bp), A-E(約1.2kbp),
C-E(約1kbp) その結果、青、赤および緑オプシン遺伝子が導入された
マウスは、各々4、3および3匹が得られた。
【0031】実施例5 Tgマウスの交配による3種遺伝
子導入マウスの作製 実施例4でDNAの導入を確認できたマウス(青、赤ある
いは緑オプシン単独導入マウス;ファウンダーと称す
る)をそれぞれB6マウスと掛け合わせ、F1、さらにF2
を得た。
【0032】次いで、青オプシン単独導入マウスと赤オ
プシン単独導入マウス(F1)を掛け合わせて、青-赤マ
ウスを作成した。さらにこれに緑マウス(F1)を掛け合
わせて青-赤-緑3色覚復元マウスを作成した。
【0033】(結果) 1. 青オプシンfounder4匹のうち3匹からPCR陽性のF1
さらにF2を得た。 2. 赤オプシン founder3匹すべてからPCR陽性のF1さ
らにF2を得た。 3. 緑オプシン founder3匹のうち2匹からPCR陽性の
F1さらにF2を得た。 4. 青-赤掛け合わせマウス7匹を得た。 5. 青-赤-緑掛け合わせマウス12匹を得た。 上記した尾のDNAによるスクリーニングを行い、DNAの導
入を確認した。
【0034】実施例6 網膜組織におけるmRNAの同定 実施例4及び5で得られたトランスジェニックマウスの
一部から網膜を採取してmRNAの発現を確認した。 (方法) 1)実体顕微鏡下で成獣眼球から網膜のみを分離し、m
RNAを調製する。 2)RT-PCRにてcDNAを作成する。 3)青オプシン、赤オプシン及び緑オプシンmRNAの同定
のために、それぞれ以下のプライマーによって各マウス
で4種のPCRを行い、4種ともPCR反応産物がみられたも
のを陽性とする。
【0035】青オプシン導入マウスにおいては、以下の
プライマーを用いた。 A. primer forward-1 TTAGGGTAGTAGATGACGAAGTACT(配
列番号17) B. primer forward-2 AGGTTCGAACGTAGTACTTCTACC(配
列番号18) C. promer (c-myc) rear-1 CAGGTCTTCCTCCGAGATCAGC
(配列番号19) D. primer SV40-rear CCACTGCTCCCATTCATCAGTT(配列
番号12)
【0036】A,Bはいずれも青オプシンcDNA内の配列、C
は導入した青オプシン遺伝子の末尾につけたタグ(c-my
c)からのrear、DはベクターのSV40の3’UTR内で尾のス
クリーニングに使用したものと同じである。用いたPCR
の組み合わせ、及び得られる増幅産物のサイズは以下の
4種である。 A-C(約400bp),B-C(約200bp),A-D(約700bp),B-
D(約400bp)
【0037】赤オプシン導入マウスにおいては、以下の
プライマーを用いた。 A. primer forward-1 CAAGTGTGGCTGGCCATCCGA(配列番
号20) B. primer forward-2 AGCTTTTCGGGAAGAAGGTTGAC(配列
番号21) C. primer (Flag) rear-1 ACTTGTCATCGTCGTCCTTGTAGT
(配列番号22) D. primer SV40-rear CCACTGCTCCCATTCATCAGTT(配列
番号12)
【0038】A,Bはいずれも赤及び緑オプシンcDNA内の
共通配列、Cは導入した赤オプシン遺伝子の末尾につけ
たタグ(Flag)からのrear、DはベクターのSV40の3’UT
R内で尾のスクリーニングに使用したものと同じであ
る。用いたPCRの組み合わせ及び得られる増幅産物のサ
イズは以下の4種である。 A-C(約500bp),B-C(約200bp),A-D(約800bp),B-
D(約400bp)
【0039】緑オプシン導入マウスにおいては、以下の
プライマーを用いた。 A. primer forward-1 CAAGTGTGGCTGGCCATCCGA(配列番
号20) B. primer forward-2 AGCTTTTCGGGAAGAAGGTTGAC(配列
番号21) C. primer (HA) rear-1 GGCATAGTCAGGCACATCGTAAG(配
列番号23) D. primer SV40-rear CCACTGCTCCCATTCATCAGTT(配列
番号12)
【0040】A,Bはいずれも赤及び緑オプシンcDNA内の
共通配列、Cは導入した緑オプシン遺伝子の末尾につけ
たタグ(HA)からのrear、DはベクターのSV40の3’UTR
内で尾のスクリーニングに使用したものと同じである。
用いたPCRの組み合わせ及び得られる増幅産物のサイズ
は以下の4種である。 A-C(約500bp),B-C(約200bp),A-D(約800bp),B-
D(約400bp)
【0041】この結果、青、赤、あるいは緑オプシン単
独導入マウスにおいて、いずれも網膜内でのmRNA発現が
確認された。また、青-赤掛け合わせマウスでは青及び
赤の、青-赤-緑3種の掛け合わせマウスでは青、赤及び
緑3種のmRNAが確認された。
【0042】実施例7 眼底検査 実施例4及び5で得られたトランスジェニックマウスを
用い、散瞳薬点眼によって瞳孔を開き、眼底検査を行う
とともに、写真撮影を行った。その結果、青、赤、ある
いは緑オプシン単独導入マウスでは、眼底に変化がなか
ったが、青-赤掛け合わせマウス及び青-赤-緑掛け合わ
せマウスでは、網膜の血管が後極を迂回して走行してお
り、ヒトと類似していた(図2a,b)。
【0043】実施例8 網膜電気図(ERG) 実施例4及び5で得られたトランスジェニックマウスを
用い、網膜電気図(ERG)によってオプシンの機能を検
査した。メイヨー社のwhite LEP stimulatorを用い、ヒ
ト用カラーERGの発光コンタクトレンズ(青470nm、赤64
4nm、緑525nm)をネズミの眼前に置き、白金線電極を角
膜にのせて網膜の反応を拾う。刺激条件は、明順応20
分後、100cd/mm2で行った。
【0044】その結果、図2a,bに示すように、コント
ロールのマウスは青色光に対する微弱なERGを示すのみ
であったのに対し、青オプシン導入マウスでは、青色光
に対するERGが出現し、赤オプシン導入マウスでは、赤
色光に対するERGが出現した。同様に、緑オプシン導入
マウスでは、緑色光に対するERGが出現した。更に、青-
赤掛け合わせマウスでは、青色光と赤色光に対するERG
が、青-赤-緑掛け合わせマウスでは青色光、赤色光及び
緑色光に対するERGが出現した。
【0045】実施例9 網膜の免疫染色 実施例4及び5で得られたトランスジェニックマウスを
用い、網膜組織におけるオプシンに対する免疫染色を行
って、発現を確認した。 (方法) 1)網膜を採取し、4%パラフォルムアルデヒドで固定 2)OCTcompound(Tissue Tek(登録商標))に包埋し、
凍結切片を作成 3)青あるいは赤・緑オプシンに対するモノクローナル
抗体(Jeremy Nathans博士(Johns Hopkins大学医学
部)より分与)を用いて、ABC法で免疫染色を行う。
尚、赤と緑のアミノ酸配列はほとんど同じなので、識別
抗体の作製は不可能であり、抗赤・緑オプシン抗体を用
いた。
【0046】その結果、図3a及びbに示すように、青
オプシン導入マウスの網膜視細胞は、抗青オプシン抗体
で染色された。また、赤オプシン導入マウス及び緑オプ
シン導入マウスの網膜視細胞は、抗赤・緑オプシン抗体
で染色された。青-赤掛け合わせマウス、また青-赤-緑
掛け合わせマウスの網膜視細胞は、抗青オプシン抗体と
抗赤・緑オプシン抗体の両方で染色された。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によって、
ヒト以外の哺乳動物でヒトと同じ色覚を有するトランス
ジェニック動物の作出が可能となった。また、本発明に
よって、ヒトの色覚異常(色盲、色弱)の治療や視力回
復も可能となることが期待される。
【0048】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Noriyuki Azuma Hiroshi Handa Central Laboratories for Experimental Animals <120> A Method for Color Sense Restoration of Color Sense Deficient Anim al <130> P00-0769 <160> 29 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 22 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer SP6 for PCR amplificati on <400> 1 atttaggtga cactatagaa ta 22 <210> 2 <211> 56 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer green-HA for PCR amplif ication of tagged green opsin <400> 2 tcatcgatca ggcatagtca ggcacatcgt aagggtatgc aggcgatacc gaggac 56 <210> 3 <211> 9 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Added amino acids at C termina l of green opsin <400> 3 Tyr Pro Tyr Asp Val Pro Asp Tyr Ala 1 5 <210> 4 <211> 54 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer red-Flag for PCR amplif ication of tagged red opsin <400> 4 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primer for PCR amplifi cation of red or green opsin fragment <400> 14 tagccctcca ggacacacat ag 22 <210> 15 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: forward primer for PCR amplifi cation of red or green opsin fragment <400> 15 tgaactggat cctggtgaac ctg 23 <210> 16 <211> 22 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: reverse primer for PCR amplifi cation of red of green opsin fragment <400> 16 ctgggccgca tgaagtcttc ag 22 <210> 17 <211> 25 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: forward primer for PCR amplifi cation of blue opsin fragment <400> 17 ttagggtagt agatgacgaa gtact 25 <210> 18 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: forward primer for PCR amplifi cation of blue opsin fragment <400> 18 aggttcgaac gtagtacttc tacc 24 <210> 19 <211> 22 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: reverse primer for PCR amplifi cation of tagged blue opsin fragment <400> 19 caggtcttcc tccgagatca gc 22 <210> 20 <211> 21 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: forward primer for PCR amplifi cation of red or green opsin fragment <400> 20 caagtgtggc tggccatccg a 21 <210> 21 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: forward primer for PCR amplifi cation of red or green opsin fragment <400> 21 agcttttcgg gaagaaggtt gac 23 <210> 22 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: reverse primer for PCR amplifi cation of tagged red opsin fragment <400> 22 acttgtcatc gtcgtccttg tagt 24 <210> 23 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: reverse primer for PCR amplifi cation of tagged green opsin fragment <400> 23 ggcatagtca ggcacatcgt aag 23 <210> 24 <211> 1095 <212> DNA <213> Homo sapiens <400> 24 atggcccagc agtggagcct ccaaaggctc gcaggccgcc atccgcagga cagctatgag 60 gacagcaccc agtccagcat cttcacctac accaacagca actccaccag aggccccttc 120 gaaggcccga attaccacat cgctcccaga tgggtgtacc acctcaccag tgtctggatg 180 atctttgtgg tcactgcatc cgtcttcaca aatgggcttg tgctggcggc caccatgaag 240 ttcaagaagc tgcgccaccc gctgaactgg atcctggtga acctggcggt cgctgaccta 300 gcagagaccg tcatcgccag cactatcagc attgtgaacc aggtctctgg ctacttcgtg 360 ctgggccacc ctatgtgtgt cctggagggc tacaccgtct ccctgtgtgg gatcacaggt 420 ctctggtctc tggccatcat ttcctgggag aggtggctgg tggtgtgcaa gccctttggc 480 aatgtgagat ttgatgccaa gctggccatc gtgggcattg ccttctcctg gatctggtct 540 gctgtgtgga cagccccgcc catctttggt tggagcaggt actggcccca cggcctgaag 600 acttcatgcg gcccagacgt gttcagcggc agctcgtacc ccggggtgca gtcttacatg 660 attgtcctca tggtcacctg ctgcatcatc ccactcgcta tcatcatgct ctgctacctc 720 caagtgtggc tggccatccg agcggtggca aagcagcaga aagagtctga atccacccag 780 aaggcagaga aggaagtgac gcgcatggtg gtggtgatga tctttgcgta ctgcgtctgc 840 tggggaccct acaccttctt cgcatgcttt gctgctgcca accctggtta cgccttccac 900 cctttgatgg ctgccctgcc ggcctacttt gccaaaagtg ccactatcta caaccccgtt 960 atctatgtct ttatgaaccg gcagtttcga aactgcatct tgcagctttt cgggaagaag 1020 gttgacgatg gctctgaact ctccagcgcc tccaaaacgg aggtctcatc tgtgtcctcg 1080 gtatcgcctg catga 1095 <210> 25 <211> 1095 <212> DNA <213> Homo sapiens <400> 25 atggcccagc agtggagcct ccaaaggctc gcaggccgcc atccgcagga cagctatgag 60 gacagcaccc agtccagcat cttcacctac accaacagca actccaccag aggccccttc 120 gaaggcccga attaccacat cgctcccaga tgggtgtacc acctcaccag tgtctggatg 180 atctttgtgg tcactgcatc cgtcttcaca aatgggcttg tgctggcggc caccatgaag 240 ttcaagaagc tgcgccaccc gctgaactgg atcctggtga acctggcggt cgctgaccta 300 gcagagaccg tcatcgccag cactatcagc attgtgaacc aggtctctgg ctacttcgtg 360 ctgggccacc ctatgtgtgt cctggagggc tacaccgtct ccctgtgtgg gatcacaggt 420 ctctggtctc tggccatcat ttcctgggag aggtggctgg tggtgtgcaa gccctttggc 480 aatgtgagat ttgatgccaa gctggccatc gtgggcattg ccttctcctg gatctggtct 540 gctgtgtgga cagccccgcc catctttggt tggagcaggt actggcccca cggcctgaag 600 acttcatgcg gcccagacgt gttcagcggc agctcgtacc ccggggtgca gtcttacatg 660 attgtcctca tggtcacctg ctgcatcatc ccactcgcta tcatcatgct ctgctacctc 720 caagtgtggc tggccatccg agcggtggca aagcagcaga aagagtctga atccacccag 780 aaggcagaga aggaagtgac gcgcatggtg gtggtgatga tctttgcgta ctgcgtctgc 840 tggggaccct acaccttctt cgcatgcttt gctgctgcca accctggtta cgccttccac 900 cctttgatgg ctgccctgcc ggcctacttt gccaaaagtg ccactatcta caaccccgtt 960 atctatgtct ttatgaaccg gcagtttcga aactgcatct tgcagctttt cgggaagaag 1020 gttgacgatg gctctgaact ctccagcgcc tccaaaacgg aggtctcatc tgtgtcctcg 1080 gtatcgcctg catga 1095 <210> 26 <211> 1047 <212> DNA <213> Homo sapiens <400> 26 atgagaaaaa tgtcggagga agagttttat ctgttcaaaa atatctcttc agtggggccg 60 tgggatgggc ctcagtacca cattgcccct gtctgggcct tctacctcca ggcagctttc 120 atgggcactg tcttccttat agggttccca ctcaatgcca tggtgctggt ggccacactg 180 cgctacaaaa agttgcggca gcccctcaac tacattctgg tcaacgtgtc cttcggaggc 240 ttcctcctct gcatcttctc tgtcttccct gtcttcgtcg ccagctgtaa cggatacttc 300 gtcttcggtc gccatgtttg tgctttggag ggcttcctgg gcactgtagc aggtctggtt 360 acaggatggt cactggcctt cctggccttt gagcgctaca ttgtcatctg taagcccttc 420 ggcaacttcc gcttcagctc caagcatgca ctgacggtgg tcctggctac ctggaccatt 480 ggtattggcg tctccatccc acccttcttt ggctggagcc ggttcatccc tgagggcctg 540 cagtgttcct gtggccctga ctggtacacc gtgggcacca aataccgcag cgagtcctat 600 acgtggttcc tcttcatctt ctgcttcatt gtgcctctct ccctcatctg cttctcctac 660 actcagctgc tgagggccct gaaagctgtt gcagctcagc agcaggagtc agctacgacc 720 cagaaggctg aacgggaggt gagccgcatg gtggttgtga tggtaggatc cttctgtgtc 780 tgctacgtgc cctacgcggc cttcgccatg tacatggtca acaaccgtaa ccatgggctg 840 gacttacggc ttgtcaccat tccttcattc ttctccaaga gtgcttgcat ctacaatccc 900 atcatctact gcttcatgaa taagcagttc caagcttgca tcatgaagat ggtgtgtggg 960 aaggccatga cagatgaatc cgacacatgc agctcccaga aaacagaagt ttctactgtc 1020 tcgtctaccc aagttggccc caactga 1047 <210> 27 <211> 5000 <212> DNA <213> Homo sapiens <400> 27 cccttctcag aggggctcac cctggtgccc ttcgaaagtg ggcatccact cccttcccac 60 cctggcaccc gcaccctcct gtcttccttt ttctgttctc catcctactc atctccccca 120 actagaaagg cagctgcagc tgcggagcac gggatctcca tctgcagctg catcccggga 180 cctagaacag gtacaaaagt acctaataag tacccactga atgataattg gctgagtttt 240 ctgtaccaaa gactgagcta agactcttta aaaggatgat cttatttaag ccttacagca 300 agtaaatgtt atccccatct tcctgatgag gacacagtga ccaccacgct caaggacaca 360 gagggtggac gtgccacatt cacactctgt gacttagagc ggctggacgg gcagggactt 420 aggaggccta cagcagccag ggtgagatta tgaggctgag ctgagaatat caagactgta 480 ccgagtaggg ggccttggca agtgtggaga gcccggcagc tggggcagag ggcggagtac 540 ggtgtgcgtt tacggacctc ttcaaacgag gtaggaaggt cagaagtcaa aaagggaaca 600 aatgatgttt aaccacacaa aaatgaaaat ccaatggttg gatatccatt ccaaatacac 660 aaaggcaacg gataagtgat ccgggccagg cacagaaggc catgcacccg taggattgca 720 ctcagagctc ccaaatgcat aggaatagaa gggtgggtgc aggaggctga ggggtgggga 780 aagggcatgg gtgtttcatg aggacagagc ttccgtttca tgcaatgaaa agagtttgga 840 gacggatggt ggtgactgga ctatacactt acacacggta gcgatggtac actttgtatt 900 atgtatattt taccacgatc tttttaaagt gtcaaaggca aatggccaaa tggttccttg 960 tcctatagct gtagcagcca tcggctgtta gtgacaaagc ccctgagtca agatgacagc 1020 agcccccata actcctaatc ggctctcccg cgtggagtca tttaggagta gtcgcattag 1080 agacaagtcc aacatctaat cttccaccct gccagggccc cagctggcag cgagggtggg 1140 agactccggg cagagcagag ggcgctgaca ttggggcccg gcctggcttg ggtccctctg 1200 gcctttcccc aggggccctc tttccttggg gctttcttgg gccgccactg ctcccgctcc 1260 tctcccccca tcccaccccc tcaccccctc gttcttcata tccttctcta gtgctccctc 1320 cactttcatc cacccttctg caagagtgtg ggaccacaaa tgagttttca cctggcctgg 1380 ggacacacgt gcccccacag gtgctgagtg actttctagg acagtaatct gctttaggct 1440 aaaatgggac ttgatcttct gttagcccta atcatcaatt agcagagccg gtgaaggtgc 1500 agaacctacc gcctttccag gcctcctccc acctctgcca cctccactct ccttcctggg 1560 atgtgggggc tggcacacgt gtggcccagg gcattggtgg gattgcactg agctgggtca 1620 ttagcgtaat cctggacaag ggcagacagg gcgagcggag ggccagctcc ggggctcagg 1680 caaggctggg ggcttccccc agacacccca ctcctcctct gctggacccc cacttcatag 1740 ggcacttcgt gttctcaaag ggcttccaaa tagcatggtg gccttggatg cccagggaag 1800 cctcagagtt gcttatctcc ctctagacag aaggggaatc tcggtcaaga gggagaggtc 1860 gccctgttca aggccaccca gccagctcat ggcggtaatg ggacaaggct ggccagccat 1920 cccaccctca gaagggaccc ggtggggcag gtgatctcag aggaggctca cttctgggtc 1980 tcacattctt ggatcctctg actctggtgg ggacaggcag accaagctct cttggacccg 2040 ggaagaggga cccttggaag tcacttggga ttgagttcta gagtcttgac actgtttcag 2100 cagatctata ctttgaaccc acctcaggca tctcatccac agaacaggga cagtgaccat 2160 tccatcttgc caaggagtgc ggggcacaca ccatgctgct ggcagccagg gtggaaagtc 2220 aaggggtccc agctgaagca ctgccacaga ggcaggatgc agtccgagag gggacttcag 2280 agcaggggcc caaggcaagg ccatcaggga ggtctttctg caggagggac ctctttagga 2340 gttaggccct aaaaacaaat aagaggaaga aaggcacttg gtggttttta gtctattcac 2400 ggtgctgtgc agccatcacc accatccagc cgcagaactt gttcatcttc ccaaactgaa 2460 gctctggccc cgttcaaccc caactcccca ccccccagcc cctggcaccc acccttccac 2520 tgtctgtctc tatggatttg accactctag gcccttcata taagtggaat tttacagtat 2580 ttaccctcct gtgactggct catttcactg agcaatgtcc tcaagggtca tccatgttgg 2640 agcatgtgtc aaacttcatt tctttttaag ggtgaatcat attccatcgt ctgtatagac 2700 cacaatttgt gtagctaatc atccgttgat gtttgttgat ttgtttgttt gttttgagac 2760 agtcttgcca tcagagctca ctgcaggctc aacctcccag gctcaagaaa tcctcccgcc 2820 tctctacctc ccaagtagct gtgactacag gcacctgcga ctgtgccctg ctaatttttg 2880 tattttttgt agagacaggg tctcactatg ttgcccaggc tagtctcgaa ctcctgggct 2940 caagtgatcc tctcacctcg gcctcccaaa gaactgggat tacaggcatg agctaccatg 3000 tccagcccaa ttgcccattg atgggcacgg gttgcttcca tgtttcagct gttgtgaatc 3060 acgctgctgt gaacatgcgt gtgcaaacag cccttccaga ccctgccttc cattcctctg 3120 ggcctatacc cagcagtgcg gttgctgggt cctatgggaa ttctacgttt aacttttgga 3180 ggagctgcca aactgttttc cacagtggct gcgcatcaca atccaatttt aggacatttt 3240 tatcacccat aaagcactcc ctgtacccat taagaagtca tcctccattt ccctccctcc 3300 cctgtcctgg cacccattcc tctgctttgt gtgtctctgg attgccctat ctaagcattt 3360 cacagagatg gagccatgcg ctccgtggtc ttttgtgtct ggcttcgctc actgagcatg 3420 ctgttctcca ggtccatcca cgttgtagcg taggtcagcc cttcattccc tcttatggcc 3480 aaatgatact ccattgtaca gacaggccac tttttaccca ctcatctgct tctggacttt 3540 tgggttgctt ctaccatgtg gcctgttggg aacagtgctc tgtttgtatt catgtacggg 3600 tttttgtgtg gacacacatt ttcaagtctc ttgggtacac aggtgtagaa gtgccagagt 3660 tggggaaaaa gctcaccttt ctaggctgtg aatgggccct ggcaagtctg tggccaggac 3720 tcgtcttctc ttccacatgg ggcccctagc ttggcaccta gcacgtggca ggcagcgaca 3780 gatgttaaaa gccattcttg ctatgggtag ccaggctggg gctccatgca gccctggcct 3840 tcagcttggc agccagggcc cccttgtgcc tgcagcagaa gccatgctgc caggagtgta 3900 agtgtgagcc aggaatgctg gagaatcgtg gctctgagaa cagggacaag aggccacaag 3960 ctcacgcctt ggctttccta agcttaagga ataaacccaa aaggaggtac ctggaaggag 4020 ctggatttgg ggactgagga gctgggagct gatggaagcc gtgaaagggg atgtgctcct 4080 ggggaggcgc tggggcgggt gggccgtgga ggggacaggg cccgttggtt ggaaactgag 4140 gcgaggctac ggagttgggc actaacaggt catccgtgcc cctgcgaagc gtggggacac 4200 agggacagca gagatggcct gtctggacac tctgtcgacg gggggcctgt ggttggtgaa 4260 gcccaaggca aggctgtgaa ctcagggcaa gggagacgtg agcaggcgct gccgtgggct 4320 gatgtgggca ctgcatgtgc accctggcgg ccaaaggacc tacagctcat ggggggcaag 4380 ggggaggagg gaagccaaca gcaggatgtg cgcagtcagt ctgccccccc tacactggag 4440 gaggagcccc ccggcacaaa tctcgcccgt ttgggcccac ggacatggct ggcctcgcaa 4500 ggaggatccg gttccaggcc tcggccctaa atagtctccc tgggctttca agagaaccac 4560 atgagaaagg aggattcggg ctctgagcag tttcaccacc caccccccag tctgcaaatc 4620 ctgacccgag ggtccacctg ccccaaaggc ggacgcagga cagtagaagg gaacagagaa 4680 cacataaaca cagagagggc cacagcggct cccacagtca ccgccacctt cctggcgggg 4740 atgggtgggg cgtctgagtt tggttcccag caaatccctc tgagccgccc ttgcgggctc 4800 gcctcaggag caggggagca agaggtggga ggaggaggtc taagtcccag gcccaattaa 4860 gagatcaggt agtgtagggt ttgggagctt ttaaggtgaa gaggcccggg ctgatcccac 4920 aggccagtat aaagcgccgt gaccctcagg tgatgcgcca gggccggctg cctgcgggga 4980 cagggctttc catagccatg 5000 <210> 28 <211> 5000 <212> DNA <213> Homo sapiens <400> 28 gggctcaccc tggtgccctt cgaaagtggg catccactcc cttcccaccc tggcacccgc 60 accctcctgt cttccttttt ctgttctcca tcctactcat ctcccccaac tagaaaggca 120 gctgcagctg cggagcacgg gatctccatc tgcagctgca tcccgggacc tagaacaggt 180 acaaaagtac ctaataagta cccactgaat gaataattgg ctgagttttc tgtaccaaag 240 actgagctaa gactctttaa aaggatgatc ttatttaagc cttacagcaa gtaaatgtta 300 tccccatctt cctgatgagg acacagtgac caccacgctc aaggacacag agggtggacg 360 tgccacattc acactctgtg acttagagcg gctggacggg cagggactta ggaggcctac 420 agcagccagg gtgagattat gaggctgagc tgagaatatc aagactgtac cgagtagggg 480 gccttggcaa gtgtggagag cccggcagct ggggcagagg gcggagtacg gtgtgcgttt 540 acggacctct tcaaacgagg taggaaggtc agaagtcaaa aagggaacaa atgatgttta 600 accacacaaa aatgaaaatc caatggttgg atatccattc caaatacaca aaggcaacgg 660 ataagtgatc cgggccaggc acagaaggcc atgcacccgt aggattgcac tcagagctcc 720 caaatgcata ggaatagaag ggtgggtgca ggaggctgag gggtggggaa agggcatggg 780 tgtttcatga ggacagagct tccgtttcat gcaatgaaaa gagtttggag acggatggtg 840 gtgactggac tatacactta cacacggtag cgatggtaca ctttgtatta tgtatatttt 900 accacgatct ttttaaagtg tcaaaggcaa atggccaaat ggttccttgt cctatagctg 960 tagcagccat cggctgttag tgacaaagcc cctgagtcaa gatgacagca gcccccataa 1020 ctcctaatcg gctctcccgc gtggagtcat ttaggagtag tcgcattaga gacaagtcca 1080 acatctaatc ttccaccctg gccagggccc cagctggcag cgagggtggg agactccggg 1140 cagagcagag ggcgctgaca ttggggcccg gcctggcttg ggtccctctg gcctttcccc 1200 aggggccctc tttccttggg gctttcttgg gccgccactg ctcccgctcc tctcccccca 1260 tcccaccccc tcaccccctc gttcttcata tccttctcta gtgctccctc cactttcatc 1320 cacccttctg caagagtgtg ggaccacaaa tgagttttca cctggcctgg ggacacacgt 1380 gcccccacag gtgctgagtg actttctagg acagtaatct gctttaggct aaaatgggac 1440 ttgatcttct gttagcccta atcatcaatt agcagagccg gtgaaggtgc agaacctacc 1500 gcctttccag gcctcctccc acctctgcca cctccactct ccttcctggg atgtgggggc 1560 tggcacacgt gtggcccagg gcattggtgg gattgcactg agctgggtca ttagcgtaat 1620 cctggacaag ggcagacagg gcgagcggag ggccagctcc ggggctcagg caaggctggg 1680 ggcttccccc agacacccca ctcctcctct gctggacccc cacttcatag ggcacttcgt 1740 gttctcaaag ggcttccaaa tagcatggtg gccttggatg cccagggaag cctcagagtt 1800 gcttatctcc ctctagacag aaggggaatc tcggtcaaga gggagaggtc gccctgttca 1860 aggccaccca gccagctcat ggcggtaatg ggacaaggct ggccagccat cccaccctca 1920 gaagggaccc ggtggggcag gtgatctcag aggaggctca cttctgggtc tcacattctt 1980 ggatcctcgg atcctctgac tctggtgggg acaggcagac caagctctct tggacccggg 2040 aagagggacc cttggaagtc acttgggatt gagttctaga gtcttgacac tgtttcagca 2100 gatctatact ttgaacccac ctcaggcatc tcatccacag aacagggaca gtgaccattc 2160 catcttgcca aggagtgcgg ggcacacacc atgctgctgg cagccagggt ggaaagtcaa 2220 ggggtcccag ctgaagcact gccacagagg caggatgcag tccgagaggg gacttcagag 2280 caggggccca aggccaaggc catcagggag gtctttctgc aggagggacc tctttaggag 2340 ttaggcccta aaaacaaata agaggaagaa aggcacttgg tggtttttag tctattcacg 2400 gtgctgtgca gccatcacca ccatccagcc gcagaacttg ttcatcttcc caaactgaag 2460 ctctggcccc gttcaacccc aactccccac cccccagccc ctggcaccca cccttccact 2520 gtctgtctct atggatttga ccactctagg cccttcatat aagtggaatt ttacagtatt 2580 taccctcctg tgactggctc atttcactga gcaatgtcct caagggtcat ccatgttgga 2640 gcatgtgtca aacttcattt ctttttaagg gtgaatcata ttccatcgtc tgtatagacc 2700 acaatttgtg tagctaatca tccgttgatg tttgttgatt tgtttgtttg ttttgagaca 2760 gtcttgccat cagagctcac tgcaggctca acctcccagg ctcaagaaat cctcccgcct 2820 ctctacctcc caagtagctg tgactacagg cacctgcgac tgtgccctgc taatttttgt 2880 attttttgta gagacagggt ctcactatgt tgcccaggct agtctcgaac tcctgggctc 2940 aagtgatcct ctcacctcgg cctcccaaag aactgggatt acaggcatga gctaccatgt 3000 ccagcccaat tgcccattga tgggcacggg ttgcttccat gtttcagctg ttgtgaatca 3060 cgctgctgtg aacatgcgtg tgcaaacagc ccttccagac cctgccttcc attcctctgg 3120 gcctataccc agcagtgcgg ttgctgggtc ctatgggaat tctacgttta acttttggag 3180 gagctgccaa actgttttcc acagtggctg cgccatcaca atccaatttt aggacatttt 3240 tatcacccat aaagcactcc ctgtacccat taagaagtca tcctccattt ccctccctcc 3300 cctgtcctgg cacccattcc tctgctttgt gtgtctctgg attgccctat ctaagcattt 3360 cacagagatg gagccatgcg ctccgtggtc ttttgtgtct ggcttcgctc actgagcatg 3420 ctgttctcca ggtccatcca cgttgtagcg taggtcagcc cttcattccc tgttatggcc 3480 aaatgatact ccattgtaca gacaggccac tttttaccca ctcatctgct tctggacttt 3540 tgggttgctt ctaccatgtg gcctgttggg aacagtgctc tgtttgtatt catgtacggg 3600 tttttgtgtg gacacacatt ttcaagtctc ttgggtacac aggtgtagaa gtgccagagt 3660 tggggaaaaa gctcaccttt ctaggctgtg aatgggccct ggcaagtctg tggccaggac 3720 tcgtcttctc ttccacatgg ggcccctagc ttggcaccta gcacgtggca ggcagcgaca 3780 gatgttaaaa gccattcttg ctatgggtag ccaggctggg gctccatgca gccctggcct 3840 tcagcttggc agccagggcc cccttgtgcc tgcagcagaa gccatgctgc caggagtgta 3900 agtgtgagcc aggaatgctg gagaatcgtg gctctgagaa cagggacaag aggccacaag 3960 ctcacgcctt ggctttccta agcttaagga ataaacccaa aaggaggtac ctggaaggag 4020 ctggatttgg ggactgagga gctgggagct gatggaagcc gtgaaagggg atgtgctcct 4080 ggggaggcgc tggggcgggt gggccgtgga ggggacaggg cccgttggtt ggaaactgag 4140 gcgaggctac ggagttgggc actaacaggt catccgtgcc cctgcgaagc gtggggacac 4200 agggacagca gagatggcct gtctggacac tctgtcgacg gggggcctgt ggttggtgaa 4260 gcccaaggca aggctgtgaa ctcagggcaa gggagacgtg agcaggcgct gccgtgggct 4320 gatgtgggca ctgcatgtgc accctggcgg ccaaaggacc tacagctcat ggggggcaag 4380 ggggaggagg gaagccaaca gcaggatgtg cgcagtcagt ctgccccccc tacactggag 4440 gaggagcccc ccggcacaaa tctcgcccgt ttgggcccac ggacatggct ggcctcgcaa 4500 ggaggatccg gttccaggcc tcggccctaa atagtctccc tgggctttca agagaaccac 4560 atgagaaagg aggattcggg ctctgagcag tttcaccacc caccccccag tctgcaaatc 4620 ctgacccgtg ggtccacctg ccccaaaggc ggacgcagga cagtagaagg gaacagagaa 4680 cacataaaca cagagagggc cacagcggct cccacagtca ccgccacctt cctggcgggg 4740 atgggtgggg cgtctgagtt tggttcccag caaatccctc tgagccgccc ttgcgggctc 4800 gcctcaggag caggggagca agaggtggga ggaggaggtc taagtcccag gcccaattaa 4860 gagatcaggt agtgtagggt ttgggagctt ttaaggtgaa gaggcccggg ctgatcccac 4920 aggccagtat aaagcgccgt gaccctcagg tgatgcgcca gggccggctg ccgtcgggga 4980 cagggctttc catagccatg 5000 <210> 29 <211> 5000 <212> DNA <213> Homo sapiens <400> 29 gggctcaccc tggtgccctt cgaaagtggg catccactcc cttcccaccc tggcacccgc 60 accctcctgt cttccttttt ctgttctcca tcctactcat ctcccccaac tagaaaggca 120 gctgcagctg cggagcacgg gatctccatc tgcagctgca tcccgggacc tagaacaggt 180 acaaaagtac ctaataagta cccactgaat gaataattgg ctgagttttc tgtaccaaag 240 actgagctaa gactctttaa aaggatgatc ttatttaagc cttacagcaa gtaaatgtta 300 tccccatctt cctgatgagg acacagtgac caccacgctc aaggacacag agggtggacg 360 tgccacattc acactctgtg acttagagcg gctggacggg cagggactta ggaggcctac 420 agcagccagg gtgagattat gaggctgagc tgagaatatc aagactgtac cgagtagggg 480 gccttggcaa gtgtggagag cccggcagct ggggcagagg gcggagtacg gtgtgcgttt 540 acggacctct tcaaacgagg taggaaggtc agaagtcaaa aagggaacaa atgatgttta 600 accacacaaa aatgaaaatc caatggttgg atatccattc caaatacaca aaggcaacgg 660 ataagtgatc cgggccaggc acagaaggcc atgcacccgt aggattgcac tcagagctcc 720 caaatgcata ggaatagaag ggtgggtgca ggaggctgag gggtggggaa agggcatggg 780 tgtttcatga ggacagagct tccgtttcat gcaatgaaaa gagtttggag acggatggtg 840 gtgactggac tatacactta cacacggtag cgatggtaca ctttgtatta tgtatatttt 900 accacgatct ttttaaagtg tcaaaggcaa atggccaaat ggttccttgt cctatagctg 960 tagcagccat cggctgttag tgacaaagcc cctgagtcaa gatgacagca gcccccataa 1020 ctcctaatcg gctctcccgc gtggagtcat ttaggagtag tcgcattaga gacaagtcca 1080 acatctaatc ttccaccctg gccagggccc cagctggcag cgagggtggg agactccggg 1140 cagagcagag ggcgctgaca ttggggcccg gcctggcttg ggtccctctg gcctttcccc 1200 aggggccctc tttccttggg gctttcttgg gccgccactg ctcccgctcc tctcccccca 1260 tcccaccccc tcaccccctc gttcttcata tccttctcta gtgctccctc cactttcatc 1320 cacccttctg caagagtgtg ggaccacaaa tgagttttca cctggcctgg ggacacacgt 1380 gcccccacag gtgctgagtg actttctagg acagtaatct gctttaggct aaaatgggac 1440 ttgatcttct gttagcccta atcatcaatt agcagagccg gtgaaggtgc agaacctacc 1500 gcctttccag gcctcctccc acctctgcca cctccactct ccttcctggg atgtgggggc 1560 tggcacacgt gtggcccagg gcattggtgg gattgcactg agctgggtca ttagcgtaat 1620 cctggacaag ggcagacagg gcgagcggag ggccagctcc ggggctcagg caaggctggg 1680 ggcttccccc agacacccca ctcctcctct gctggacccc cacttcatag ggcacttcgt 1740 gttctcaaag ggcttccaaa tagcatggtg gccttggatg cccagggaag cctcagagtt 1800 gcttatctcc ctctagacag aaggggaatc tcggtcaaga gggagaggtc gccctgttca 1860 aggccaccca gccagctcat ggcggtaatg ggacaaggct ggccagccat cccaccctca 1920 gaagggaccc ggtggggcag gtgatctcag aggaggctca cttctgggtc tcacattctt 1980 ggatcctcgg atcctctgac tctggtgggg acaggcagac caagctctct tggacccggg 2040 aagagggacc cttggaagtc acttgggatt gagttctaga gtcttgacac tgtttcagca 2100 gatctatact ttgaacccac ctcaggcatc tcatccacag aacagggaca gtgaccattc 2160 catcttgcca aggagtgcgg ggcacacacc atgctgctgg cagccagggt ggaaagtcaa 2220 ggggtcccag ctgaagcact gccacagagg caggatgcag tccgagaggg gacttcagag 2280 caggggccca aggccaaggc catcagggag gtctttctgc aggagggacc tctttaggag 2340 ttaggcccta aaaacaaata agaggaagaa aggcacttgg tggtttttag tctattcacg 2400 gtgctgtgca gccatcacca ccatccagcc gcagaacttg ttcatcttcc caaactgaag 2460 ctctggcccc gttcaacccc aactccccac cccccagccc ctggcaccca cccttccact 2520 gtctgtctct atggatttga ccactctagg cccttcatat aagtggaatt ttacagtatt 2580 taccctcctg tgactggctc atttcactga gcaatgtcct caagggtcat ccatgttgga 2640 gcatgtgtca aacttcattt ctttttaagg gtgaatcata ttccatcgtc tgtatagacc 2700 acaatttgtg tagctaatca tccgttgatg tttgttgatt tgtttgtttg ttttgagaca 2760 gtcttgccat cagagctcac tgcaggctca acctcccagg ctcaagaaat cctcccgcct 2820 ctctacctcc caagtagctg tgactacagg cacctgcgac tgtgccctgc taatttttgt 2880 attttttgta gagacagggt ctcactatgt tgcccaggct agtctcgaac tcctgggctc 2940 aagtgatcct ctcacctcgg cctcccaaag aactgggatt acaggcatga gctaccatgt 3000 ccagcccaat tgcccattga tgggcacggg ttgcttccat gtttcagctg ttgtgaatca 3060 cgctgctgtg aacatgcgtg tgcaaacagc ccttccagac cctgccttcc attcctctgg 3120 gcctataccc agcagtgcgg ttgctgggtc ctatgggaat tctacgttta acttttggag 3180 gagctgccaa actgttttcc acagtggctg cgccatcaca atccaatttt aggacatttt 3240 tatcacccat aaagcactcc ctgtacccat taagaagtca tcctccattt ccctccctcc 3300 cctgtcctgg cacccattcc tctgctttgt gtgtctctgg attgccctat ctaagcattt 3360 cacagagatg gagccatgcg ctccgtggtc ttttgtgtct ggcttcgctc actgagcatg 3420 ctgttctcca ggtccatcca cgttgtagcg taggtcagcc cttcattccc tgttatggcc 3480 aaatgatact ccattgtaca gacaggccac tttttaccca ctcatctgct tctggacttt 3540 tgggttgctt ctaccatgtg gcctgttggg aacagtgctc tgtttgtatt catgtacggg 3600 tttttgtgtg gacacacatt ttcaagtctc ttgggtacac aggtgtagaa gtgccagagt 3660 tggggaaaaa gctcaccttt ctaggctgtg aatgggccct ggcaagtctg tggccaggac 3720 tcgtcttctc ttccacatgg ggcccctagc ttggcaccta gcacgtggca ggcagcgaca 3780 gatgttaaaa gccattcttg ctatgggtag ccaggctggg gctccatgca gccctggcct 3840 tcagcttggc agccagggcc cccttgtgcc tgcagcagaa gccatgctgc caggagtgta 3900 agtgtgagcc aggaatgctg gagaatcgtg gctctgagaa cagggacaag aggccacaag 3960 ctcacgcctt ggctttccta agcttaagga ataaacccaa aaggaggtac ctggaaggag 4020 ctggatttgg ggactgagga gctgggagct gatggaagcc gtgaaagggg atgtgctcct 4080 ggggaggcgc tggggcgggt gggccgtgga ggggacaggg cccgttggtt ggaaactgag 4140 gcgaggctac ggagttgggc actaacaggt catccgtgcc cctgcgaagc gtggggacac 4200 agggacagca gagatggcct gtctggacac tctgtcgacg gggggcctgt ggttggtgaa 4260 gcccaaggca aggctgtgaa ctcagggcaa gggagacgtg agcaggcgct gccgtgggct 4320 gatgtgggca ctgcatgtgc accctggcgg ccaaaggacc tacagctcat ggggggcaag 4380 ggggaggagg gaagccaaca gcaggatgtg cgcagtcagt ctgccccccc tacactggag 4440 gaggagcccc ccggcacaaa tctcgcccgt ttgggcccac ggacatggct ggcctcgcaa 4500 ggaggatccg gttccaggcc tcggccctaa atagtctccc tgggctttca agagaaccac 4560 atgagaaagg aggattcggg ctctgagcag tttcaccacc caccccccag tctgcaaatc 4620 ctgacccgtg ggtccacctg ccccaaaggc ggacgcagga cagtagaagg gaacagagaa 4680 cacataaaca cagagagggc cacagcggct cccacagtca ccgccacctt cctggcgggg 4740 atgggtgggg cgtctgagtt tggttcccag caaatccctc tgagccgccc ttgcgggctc 4800 gcctcaggag caggggagca agaggtggga ggaggaggtc taagtcccag gcccaattaa 4860 gagatcaggt agtgtagggt ttgggagctt ttaaggtgaa gaggcccggg ctgatcccac 4920 aggccagtat aaagcgccgt gaccctcagg tgatgcgcca gggccggctg ccgtcgggga 4980 cagggctttc catagccatg 5000
【0049】
【配列表フリーテキスト】
配列番号1:PCR増幅のためのプライマーSP6 配列番号2:タグ付き緑オプシンのPCR増幅のためのプ
ライマーgreen-HA 配列番号3:緑オプシンタンパク質のC末端に付加され
たアミノ酸 配列番号4:タグ付き赤オプシンのPCR増幅のためのプ
ライマーred-Flag 配列番号5:赤オプシンタンパク質のC末端に付加され
たアミノ酸 配列番号6:タグ付き青オプシンのPCR増幅のためのプ
ライマーblue-myc 配列番号7:青オプシンタンパク質のC末端に付加され
たアミノ酸 配列番号8:青オプシン断片のPCR増幅のためのフォワ
ードプライマー 配列番号9:青オプシン断片のPCR増幅のためのリバー
スプライマー 配列番号10:青オプシン断片のPCR増幅のためのフォ
ワードプライマー 配列番号11:青オプシン断片のPCR増幅のためのリバ
ースプライマー 配列番号12:オプシン断片のPCR増幅のためのリバー
スプライマー 配列番号13:赤又は緑オプシン断片のPCR増幅のため
のフォワードプライマー 配列番号14:赤又は緑オプシン断片のPCR増幅のため
のリバースプライマー 配列番号15:赤又は緑オプシン断片のPCR増幅のため
のフォワードプライマー 配列番号16:赤又は緑オプシン断片のPCR増幅のため
のリバースプライマー 配列番号17:青オプシン断片のPCR増幅のためのフォ
ワードプライマー 配列番号18:青オプシン断片のPCR増幅のためのフォ
ワードプライマー 配列番号19:タグ付き青オプシン断片のPCR増幅のた
めのリバースプライマー 配列番号20:赤又は緑オプシン断片のPCR増幅のため
のフォワードプライマー 配列番号21:赤又は緑オプシン断片のPCR増幅のため
のフォワードプライマー 配列番号22:タグ付き赤オプシン断片のPCR増幅のた
めのリバースプライマー 配列番号23:タグ付き緑オプシン断片のPCR増幅のた
めのリバースプライマー
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスジェニックマウス作製用プラスミドの
模式図を示す。
【図2】トランスジェニックマウスの眼底検査及び網膜
電気図を示す。
【図3】トランスジェニックマウス網膜の免疫染色を示
す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 171 A61K 37/02 // C12N 15/09 ZNA C12N 15/00 ZNAA (72)発明者 半田 宏 東京都世田谷区桜上水1−17−16 (72)発明者 山口 雄輝 神奈川県大和市中央林間3−14−1−203 (72)発明者 伊藤 守 神奈川県川崎市宮前区野川1430 財団法人 実験動物中央研究所内 Fターム(参考) 4B024 BA80 CA01 CA04 DA02 EA04 FA02 GA11 HA17 4C084 AA02 AA13 BA02 BA17 BA44 NA14 ZA332 ZC612 4C087 AA01 AA02 BC83 CA12 NA14 ZA33 ZC61

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色覚不全哺乳動物にオプシンプロモータ
    ー及びオプシンタンパク質遺伝子を導入し、網膜錐体部
    で発現させることを特徴とする、色覚不全哺乳動物の色
    覚復元方法。
  2. 【請求項2】 オプシンプロモーター及びオプシンタン
    パク質遺伝子がヒト由来のものである、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 オプシンタンパク質が、緑オプシン、赤
    オプシン、及び青オプシンからなる群から選択される1
    種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 オプシンプロモーター及びオプシンタン
    パク質遺伝子を同一のベクターに組み込んで導入するこ
    とを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 オプシンプロモーター及びオプシンタン
    パク質遺伝子を異なるベクターに組み込んで導入するこ
    とを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 1種又は2種以上のヒトオプシンタンパ
    ク質を発現する非ヒトトランスジェニック動物。
  7. 【請求項7】 色覚が復元された請求項6に記載の非ヒ
    トトランスジェニック動物。
  8. 【請求項8】 発現が視細胞特異的である、請求項6又
    は7に記載の非ヒトトランスジェニック動物。
  9. 【請求項9】 網膜におけるmRNAの発現、網膜電気図
    (ERG)、及び/又は網膜組織における免疫染色によっ
    て発現が確認される請求項6から8のいずれか1項に記
    載の非ヒトトランスジェニック動物。
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