JP2002358290A - 情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム - Google Patents

情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム

Info

Publication number
JP2002358290A
JP2002358290A JP2002069188A JP2002069188A JP2002358290A JP 2002358290 A JP2002358290 A JP 2002358290A JP 2002069188 A JP2002069188 A JP 2002069188A JP 2002069188 A JP2002069188 A JP 2002069188A JP 2002358290 A JP2002358290 A JP 2002358290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
processing service
service
providing
additional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002069188A
Other languages
English (en)
Inventor
Mari Umibe
麻理 海邊
Shigeru Matsumoto
茂 松本
Takashi Moriyasu
隆 守安
Kimio Sawa
公夫 佐波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002069188A priority Critical patent/JP2002358290A/ja
Priority to US10/098,543 priority patent/US20020184405A1/en
Publication of JP2002358290A publication Critical patent/JP2002358290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/50Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
    • G06F9/5005Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request
    • G06F9/5027Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request the resource being a machine, e.g. CPUs, Servers, Terminals
    • G06F9/5055Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] to service a request the resource being a machine, e.g. CPUs, Servers, Terminals considering software capabilities, i.e. software resources associated or available to the machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ASPサービスを容易に実施可能とする。 【解決手段】コンピュータによる情報処理サービス提供
方法に関する発明である。本発明の情報処理サービス提
供方法では、ネットワークを経由して提供される情報処
理サービスに対する付加的な情報処理サービスを依頼す
るイベントを検出し、イベントが検出された場合に、付
加的な情報処理サービスを提供する付加的機能の呼び出
しを定義したライブラリを参照し、ライブラリの参照結
果に基づいて、付加的な情報処理サービスを提供する付
加的機能に実行を依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理サービス
提供者を支援する情報処理サービス提供方法及びプログ
ラム並びにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】サービス提供者とは、例えばビジネスに
使用される業務ソフトウェアなどのアプリケーション・
ソフトウェア(以下、アプリケーションという)の機
能、又はその機能を提供する事業者である。サービス提
供者は、アプリケーションによって得られた結果を、ユ
ーザ又はシステムなどの依頼側に出力する。
【0003】ASP(Application Service Provider)
は、サービス提供者の一例である。ASPは、例えば統
合業務パッケージなどの大規模な業務システムの機能を
レンタルの対象とする。
【0004】また、ASPは、文書編集ソフトウェア、
表計算ソフトウェアなどのような日常的に使用されるア
プリケーションもレンタルの対象とする。
【0005】ユーザは、自己の端末にアプリケーション
をインストールしなくても、ASPのレンタルアプリケ
ーションを使用し、作業可能である。
【0006】これにより、ユーザ側では、企業の情報シ
ステム部門にとって負担となっていたアプリケーション
のインストール、管理、アップグレードなどの費用、労
力を軽減できる。
【0007】一般的に、ユーザは、Webブラウザを使
用してASPにアクセスする。しかしながら、Webブ
ラウザを使用することなくASPにアクセスする場合も
ある。例えば、ユーザは、携帯電話専用のブラウザを使
用してASPにアクセスする。また、ユーザは、ASP
から期限付きでレンタルされるソフトウェアを自己のハ
ードディスクにダウンロードし、使用する。
【0008】サービス提供者は,サービス料を得るため
に、ユーザの使用量に応じて課金する機能及びユーザ情
報の管理機能を具備する必要がある。したがって、サー
ビス提供者は、ユーザに使用されるアプリケーションと
連携動作する課金管理機能及びユーザ管理機能を開発
し、運用する必要がある。
【0009】サービス提供者は、サーバのダウンや異な
るユーザ間での情報漏洩を防止する必要がある。そのた
め、一般的に、サービス提供者は、サービスを提供する
目的に特化した施設及び運用形態を提供するデータセン
タ又はインターネットデータセンタ(以下、iDCとい
う)にサーバを設置し、サーバダウンや情報漏洩を防止
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】データセンタ又はiD
Cは、物理的なインフラ及び運用管理をサービス提供者
に使用させる。
【0011】しかしながら、サービス提供者がサービス
を提供するために必要な機能の中には、データセンタ又
はiDCを使用するのみでは実現されない機能がある。
【0012】例えば、データセンタ又はiDCを使用す
るのみでは、アプリケーションの使用量に応じた課金管
理の機能、請求書作成支援機能、請求書発送を支援する
機能、ユーザからの問い合わせに対して返答する機能等
が十分に実現されない。
【0013】サービス提供者の中には、サービスを提供
するために必要な全ての機能を自己で開発又は運用する
技術力を持たない者もいる。このように、技術力が十分
でないサービス提供者が上記機能を含むサービスを提供
するのは困難であり、サービス提供の障害となる。
【0014】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、サービス提供者、例えばASPを支援する
ための情報処理サービス提供方法及びプログラム並びに
システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明を実現するにあた
って講じた具体的手段について以下に説明する。
【0016】第1の発明では、コンピュータによる情報
処理サービス提供方法において、ネットワークを経由し
て提供される情報処理サービスに対する付加的な情報処
理サービスを依頼するイベントを検出し、イベントが検
出された場合に、付加的な情報処理サービスを提供する
付加的機能の呼び出しを定義したライブラリを参照し、
ライブラリの参照結果に基づいて、付加的な情報処理サ
ービスを提供する付加的機能に実行を依頼する。
【0017】これにより、情報処理サービスと付加的な
情報処理サービスとを連携させることができる。
【0018】したがって、あるサービス提供者のみでは
十分なサービスを提供できない場合であっても、このサ
ービス提供者は、他のサービス提供者によって提供され
る付加的な情報処理サービスを使用し、サービスの価値
を高めることができる。
【0019】また、サービス提供者は、付加的な情報処
理サービスを他のサービス提供者に依頼することで、自
己が管理する機能を削減でき、管理業務を簡易化でき
る。
【0020】また、iDC業者は、付加的な情報処理サ
ービスを提供することにより、自データセンタの付加価
値を高めることができる。
【0021】なお、情報処理サービスと付加的な情報処
理サービスとが、別個のハードウェア上で実行される場
合には、ライブラリはネットワーク経由で使用可能とし
てもよい。
【0022】付加的機能は、例えばプログラム、コンピ
ュータ・ハードウェア、オブジェクト、モジュール、プ
ロセスなどにより実現される。
【0023】また、付加的機能に対する実行の依頼方法
としては、例えば付加的機能にリクエストを出力する手
法、付加的機能にデータを提供する手法、付加的機能の
処理を呼び出す手法などがある。
【0024】第2の発明では、コンピュータによる情報
処理サービス提供方法において、ネットワークを経由し
て提供される情報処理サービスの運用状態を示すデータ
を記録し、情報処理サービスに対する付加的な情報処理
サービスを提供する付加的機能に対して、記録された運
用状態を示すデータを提供する。
【0025】これにより、情報処理サービスの運用状態
を示すデータを使用する情報処理サービス(例えば、運
用管理サービス、ユーザ管理サービス、課金管理サービ
スなど)を、付加的な情報処理サービスとして使用でき
る。
【0026】第3の発明では、コンピュータによる情報
処理サービス提供方法において、ネットワークを経由し
て提供される情報処理サービスのリクエストを取得し、
リクエストに応じて、情報処理サービスに対する付加的
な情報処理サービスを提供する付加的機能に実行を依頼
する。
【0027】この第3の発明では、情報処理サービスの
依頼側から情報処理サービスの提供側に通知されるリク
エストが取得され、この取得されたリクエストに対応す
る付加的な情報処理サービスが依頼される。
【0028】第4の発明では、コンピュータによる情報
処理サービス提供方法において、ネットワークを経由し
て提供される情報処理サービスの処理に基づいて発生す
る情報処理サービスに対する付加的な情報処理サービス
のリクエストを取得し、リクエストに応じて、付加的な
情報処理サービスを提供する付加的機能に実行を依頼す
る。
【0029】この第4の発明では、情報処理サービスの
処理実行により付加的な情報処理サービスのリクエスト
が発生した場合に、情報処理サービスの実行側から付加
サービスの提供側に実行が依頼される。
【0030】これにより、例えば情報処理サービスの実
行中又は実行後に必要となる課金処理を、課金管理を行
う付加的な情報処理サービスにより行わせることができ
る。
【0031】なお、上記第3又は第4の発明において、
付加的な情報処理サービスを提供する付加的機能に実行
を依頼するために、リクエストと付加的機能とを対応付
けたテーブルを参照し、リクエストに対応する付加的機
能を特定するとしてもよい。
【0032】このようなテーブルを使用することで、リ
クエストに応じて適切な付加的機能を特定し、実行を依
頼できる。
【0033】また、上記各発明において、付加的機能
は、複数の情報処理サービスに共同で使用されてもよ
い。
【0034】これにより、複数のサービス提供者間で例
えばユーザ管理や課金管理などの付加的な情報処理サー
ビスを統一化できる。また、複数のサービス提供者につ
いてのシングルサインオン環境をユーザに提供できる。
また、ユーザに対する課金を統合し、ユーザの支払作業
を簡略化できる。
【0035】また、上記各発明において、情報処理サー
ビスに対して複数の付加的機能が連携して動作するとし
てもよい。
【0036】これにより、例えば付加的な情報処理サー
ビスを提供するサービス業者がさらに他の付加的な情報
処理サービスを提供するサービス業者に対してサービス
を依頼することができる。したがって、付加的な情報処
理サービス群を連携させて一つの情報処理サービスを実
現できる。
【0037】また、上記各発明において、付加的な情報
処理サービスについて、使用に応じた費用を計算すると
してもよい。
【0038】これにより、付加的な情報処理サービスに
対する料金を得ることができる。
【0039】なお、上記各発明における情報処理サービ
ス提供方法は、コンピュータに読み込まれたプログラム
により実現させてもよい。また、このプログラムは、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよ
い。
【0040】このプログラム又はこのプログラムを記録
した記録媒体を用いることによって、コンピュータシス
テム、サーバマシン又はクライアントマシン等のコンピ
ュータに、上述した発明を実施する機能を実現させるこ
とができる。
【0041】また、上記各発明と同様の動作を実現する
手段を情報処理サービス提供システムに具備することに
より、同様の作用効果を得ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。なお、以下に示す各図
において、同一の部分については同一の符号を付する。
【0043】以下の説明においては、主にユーザがWe
bブラウザなどを操作してリクエストを発信する場合に
ついて説明する。しかしながら、これに限定されるもの
ではなく、プログラム、コンピュータ、コンピュータシ
ステム、オブジェクト、モジュール、プロセスなどがリ
クエストを発信してもよい。
【0044】(第1の実施の形態)本実施の形態におい
ては、情報処理サービスに対する付加的な情報処理サー
ビス(以下、「付加サービス」という)を提供する情報
処理サービス提供システムについて説明する。
【0045】なお、本実施の形態においては、ASP業
務を行うための情報技術サービスが情報処理サービスで
ある場合を例として説明する。ASPは、サービスの依
頼側にアプリケーションサービスを提供する。付加サー
ビスの一例としては、ASPに対する運用管理サービス
がある。
【0046】図1は、本実施の形態に係る情報処理サー
ビス提供システムの構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0047】情報処理サービス提供システムのユーザ
(エンドユーザ及びユーザ企業など)2は、自己の操作
するクライアント3からインターネット4を経由してA
SPサーバ5a又はASPサーバ5bにリクエストを提
供する。このリクエストに基づいてASPサーバ5aの
アプリケーション6a又はASPサーバ5bのアプリケ
ーション6bは稼動する。その結果、ユーザ2は、AS
Pサービスを受ける。
【0048】ASPサーバ5a、5bのイベント検出機
能7は、付加サービスを依頼するイベントの発生を検出
する。
【0049】例えば、ASPサーバ5a、5bは、新規
のユーザにアクセスされた場合、この新規ユーザを管理
するために新規ユーザの登録を必要とする。この場合、
イベント検出機能7は、新規のユーザからのアクセスを
検出する。その他にも、イベント検出機能7は、ユーザ
の使用に応じてそのユーザに対して課金するためのイベ
ント、またASPサーバ5a、5bの障害発生を示すイ
ベントを検出する。
【0050】ライブラリ8は、付加サービス11a〜1
1cを提供する機能の呼び出しに使用されるデータ又は
プログラムを格納している。ライブラリ8は、ASPサ
ーバ5a、5bから付加サービスを提供する機能を呼び
出すためのAPI(Application Program Interface)
を具備する。なお、付加サービスを提供する機能は、例
えばプログラム、プロセス、モジュール、アプリケーシ
ョン、コンピュータ、コンピュータシステムなどで実現
される。
【0051】ライブラリ8は、参照機能9を実現するハ
ードウェアと同一のハードウェアに具備されない場合も
ある。そのため、参照機能9は、ネットワーク経由でラ
イブラリ8を参照可能とする。
【0052】参照機能9は、イベント検出機能7でイベ
ントが検出された場合にライブラリ8を参照する。
【0053】依頼機能10は、参照機能9によるライブ
ラリ8の参照結果を使用し、イベント検出機能7で検出
されたイベントの種別に応じた機能を呼び出す。
【0054】付加サービス11a〜11cは、そのサー
ビスを提供する機能に実行が依頼されると実現される。
【0055】上記図1では、付加サーバ12aによって
ユーザ管理サービス11a及び課金管理サービス11b
が提供される。また、付加サーバ12bによってセキュ
リティサービス11cが提供される。
【0056】ASPサーバ5a、5bと付加サーバ12
a、12bとは、ネットワーク4aを介して接続されて
いる。
【0057】なお、本実施の形態において、イベント検
出機能7、参照機能9、ライブラリ8、依頼機能10は
ASPサーバ5a、5b側に配置されているが、例えば
付加サーバ12a、12b側に配置されてもよい。付加
サーバ12a、12b側にイベント検出機能7が配置さ
れた場合、このイベント検出機能7はネットワーク4a
を経由してASPサーバ5a、5bで発生するイベント
を検出する。
【0058】また、本実施の形態においては、ASPサ
ーバ5a、5bと付加サーバ12a、12bとが異なる
ハードウェア上で稼動する場合を例として説明してい
る。しかしながら、ASPサーバ5a、5bと付加サー
バ12a、12bは同一のハードウェア上で稼動しても
よい。
【0059】図2は、本実施の形態に係る情報処理サー
ビス提供システムの構成の変形例を示すブロック図であ
る。
【0060】ASPサーバ5cの記録機能13は、AS
Pサーバ5cの運用状態データをデータベース14に記
録する。運用状態データには、例えばユーザ2のアプリ
ケーション6cの使用回数、使用時間、ASPサーバ5
cの動作履歴情報などがある。
【0061】ASPサーバ5cの依頼機能15は、付加
サービスを提供する機能に対してデータベース14に記
録されている運用状態データを出力する。
【0062】付加サーバ12aは、運用状態データを入
力すると、ユーザ管理サービス11a又は課金管理サー
ビス11bを提供し、付加サーバ12bは、運用状態デ
ータを入力すると、セキュリティサービス11cを提供
する。
【0063】以上説明した情報処理サービス提供システ
ムにおいては、ASPのアプリケーション6a,6bと
付加サービス11a〜11cを提供する機能とが連携し
て動作する。
【0064】したがって、例えばiDC業者が各種付加
サービスを提供すれば、このiDC業者は自己のデータ
センタの付加価値を高めて事業を行うことができる。
【0065】また、ユーザ2が複数のASPサービスを
受ける場合、使用される複数のASPが共通の付加サー
ビスを使用することにより、このユーザ2に対するユー
ザ管理や課金管理を複数のASP間で統一化することが
できる。
【0066】したがって、ユーザ2は、複数のASPに
対するシングルサインオン環境を使用可能であり、複数
のASPへの支払いを統合できる。
【0067】また、ASPは、ASPアプリケーション
としての仕様で作成されていないアプリケーションに対
して、ASPアプリケーションに必要な機能を付加する
付加サービスを受け、容易にASPアプリケーションと
して使用することができる。
【0068】したがって、ASPは各種アプリケーショ
ンを容易にレンタルすることができる。また、ASP
は、自己の提供するサービスを充実させてユーザの使用
を促進させることができる。
【0069】なお、本実施の形態に係る情報処理サービ
ス提供システムの各種機能7〜10、13、15は、記
録媒体16に記録されたプログラムをコンピュータが読
み取ることで実現可能である。
【0070】(第2の実施の形態)本実施の形態におい
ては、ASPサービスと付加サービスとを連携させる情
報処理サービス提供システムについて詳細に説明する。
【0071】図3は、本実施の形態に係る情報処理サー
ビス提供システムの連携状態の一例を示すブロック図で
ある。
【0072】ユーザ2は、ASP18のアプリケーショ
ンによるASPサービス18a〜18gを使用する。
【0073】ASPポータル17は、ユーザ2とASP
18とのマッチメイク、ASP18に関するマーケティ
ングを行う。さらに、ASPポータル17は、ASP間
の連携とそのための情報処理サービス、ユーザに対する
ASP導入のためのコンサルティング、BPR(Busine
ss Process Re-engineering)支援サービスを提供す
る。
【0074】ASP18は、ASPアプリケーションに
よるASPサービス18a〜18gをユーザ2に提供す
る。
【0075】付加サービス業者19は、複数のASPに
対する共通の情報処理サービス、ASPの運用管理サー
ビスなどの付加サービス11a〜11jを提供する。
【0076】付加サービスの一種である共通運用管理サ
ービス11jは、付加サービス業者19が他の付加サー
ビス業者の提供する付加サービス又は他のASPの提供
するASPサービスなどを受けるための管理を行う。
【0077】iDC業者20は、物理インフラ及び運用
管理サービスを提供する。また、iDC業者20は、ホ
スティング(サーバ貸し)、ハウジング(場所貸し)を行
う。
【0078】ASP18によって提供されるASPサー
ビス18a〜18gは、必要に応じて付加サービス業者
19によって提供される付加サービス11a〜11j及
びiDC業者20のiDC21を使用する。
【0079】iDC21上には、付加サービス11a〜
11jを提供するためのアプリケーションプラットフォ
ーム22が具備されている。
【0080】図4は、本実施の形態に係る情報処理サー
ビス提供システムの構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0081】本実施の形態では、付加サービス11a〜
11jをその役割に基づいて、ベーシックサービス、コ
ミュニケーションサービス、ユーティリティサービス、
バックエンドサービスの4種に分類する。
【0082】ベーシックサービスは、ASPサービス1
8a〜18gを提供するために必要な基本機能を提供す
るサービスである。ベーシックサービスの例としては、
ユーザ管理サービス11a、課金管理サービス11b、
セキュリティサービス11c、SLM(Service Level
Management)サービス11dなどがある。なお、SLM
とは、ASPがユーザに対してサービスの質(稼働率や
レスポンス)を保証するためのシステム管理と、このシ
ステム管理機能を使用したサービスレベル保証をいう。
【0083】ユーティリティサービスは、ASPサービ
ス18a〜18gを容易に開始するためのサービスであ
る。ASP18は、自己のサービスに対してユーティリ
ティサービスを必要に応じて組みこむことで、ASP1
8自身で提供することが困難なサービスを簡単に提供可
能となる。ユーティリティサービスの例としては、情報
分析サービス、情報提供サービス、印刷サービスなどが
ある。
【0084】コミュニケーションサービスは、ユーザ2
とASP18との間のコミュニケーションを確立するた
めのサービスである。コミュニケーションサービスの例
としては、ポータルサービス、ユーザ2の電子メールの
使用を可能とする電子メールサービス11kなどがあ
る。
【0085】バックエンドサービスは、ASPサービス
18a〜18gの運用のためにバックエンドで処理を実
行するサービスである。バックエンドサービスの例とし
ては、EDI(Electronic Data Interchange)/EA
I(Enterprise ApplicationIntegration)サービス、
ジョブコントロールサービス11iなどがある。
【0086】なお、EDIとは、商取引に関する情報を
標準的な書式に統一して、企業間で電子的に交換する仕
組みである。この仕組みでは、受発注や見積もり、決
済、出入荷などに関わるデータを予め定められた形式に
したがって電子化し、専用線やVANなどのネットワー
クを通じて送受信する。
【0087】また、EAIとは、企業内で業務に使用さ
れる複数のコンピュータシステムを有機的に連携させ、
データやプロセスの効率的に統合し、またこの統合を支
援する技術及びソフトウェアである。
【0088】さらに、本実施の形態においては、ASP
サービス18a〜18gと付加サービス11a〜11j
との間の連携方法に基づいて、付加サービス11a〜1
1jをユーティリティ連携サービス、ベーシック連携サ
ービス、バックエンド連携サービスの3種に分類する。
【0089】ユーティリティ連携サービスは、ユーザ2
又はASP18から必要に応じて呼び出されるサービス
であり、主に上記のユーティリティサービス及びコミュ
ニケーションサービスが含まれる。ユーティリティ連携
サービスの呼び出しは、ユーティリティ連携サービスに
アクセスするルーチンをASPアプリケーションの内部
に組みこむことで実現する。
【0090】ベーシック連携サービスは、ユーザ2がA
SP18のASPアプリケーションにアクセスする際に
介在するサービスである。ユーザ2の認証を行うユーザ
管理サービス11a、ASP18によるユーザ2に対す
る課金管理サービス11bなどのような上記ベーシック
サービスは、ベーシック連携サービスに該当する。ベー
シック連携サービスは、ユーザ2の操作するクライアン
トからASP18に対するサービス実行リクエストが発
生する度に自動的に起動される。
【0091】加えて、このベーシック連携サービスに
は、ASPサービス18a〜18gから付加サービス1
1a〜11jを使用する際に介在するサービスも含まれ
る。付加サービス業者19からASP18に対する課金
管理などのようなベーシックサービスは、ベーシック連
携サービスに該当する。ベーシック連携サービスは、A
SPサービス18a〜18gが付加サービス11a〜1
1jを呼び出す際に自動的に起動される。
【0092】バックエンド連携サービスは、ASP18
自体の稼動状態を監視・制御するサービスである。上記
バックエンドサービスは、このバックエンド連携サービ
スに該当する。バックエンド連携サービスは、付加サー
ビス業者19側からASP18に対して処理の起動・停
止などの操作を行う。
【0093】このようなユーティリティ連携サービス、
ベーシック連携サービス、バックエンド連携サービスと
ASPサービス18a〜18gとの間の連携を実現する
ために必要な3種類のインタフェースについて説明す
る。
【0094】各種ASPサービス18a〜18g及び付
加サービス11a〜11jは、それぞれに対応するプロ
グラム又はハードウェアにリクエストが出力された場
合、またはそれぞれに対応するプログラム又はハードウ
ェアが呼び出された場合に実行される。
【0095】ユーティリティ連携サービスとASPサー
ビス18a〜18gの連携、ベーシック連携サービスと
ASPサービス18a〜18gの連携、バックエンド連
携サービスとASPサービス18a〜18gとの連携
は、以下のアーキテクチャで実現される。
【0096】ユーティリティ連携サービスとASPサー
ビス18a〜18gとの間の連携を可能とするために、
情報処理サービス提供システムは、ASPサービス18
a〜18gからユーティリティ連携サービスを呼び出す
ためのAPIを含むライブラリ8を具備する。そして、
ASPサービス18a〜18gを提供する時点で、ライ
ブラリ8を使用してASPサービス18a〜18g側か
ら付加サービス11a〜11jを呼び出す。これによ
り、ユーティリティ連携サービスとASPサービス18
a〜18gとの間の連携が可能となる。
【0097】なお、呼び出し側のASPサービス18a
〜18gと呼び出される側のユーティリティ連携サービ
スとが別のハードウェア上で稼動する場合があるため、
本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様
に、ライブラリ8をネットワーク経由で使用可能とする
ことが望ましい。
【0098】ベーシック連携サービスとASPサービス
18a〜18gとの間の連携を可能とするために、情報
処理サービス提供システムは、ユーザ2の操作するクラ
イアントからのリクエストを受け付けるネットワークサ
ーバ(例えばWebサーバなどのプロセス)23の内部
に、ベーシック連携サービスの実行を依頼するユーザ側
リクエスト取得機能24を具備することで連携を可能と
する。
【0099】この場合の処理の流れは、まずネットワー
クサーバ23がユーザ2からASPサービス18a〜1
8gのリクエストを受け取る。ユーザ側リクエスト取得
機能24のリクエスト取得機能24aはこのユーザ2か
らASPサービス18a〜18gのリクエストを取得
し、依頼機能24bはベーシック連携サービスを提供す
る機能に実行を依頼する。これにより、一旦ベーシック
連携サービスを提供する機能に制御が移る。そして、ユ
ーザ認証などの必要な機能を実行し、ネットワークサー
バ23は、ASPサービス18a〜18gにリクエスト
を発する。これにより、ASP18a〜18gを提供す
るアプリケーションに制御が移る。
【0100】また、情報処理サービス提供システムは、
ASPサービス18a〜18gを提供するアプリケーシ
ョンからユーティリティ連携サービスに対するリクエス
トをリクエスト取得機能25aで取得し、依頼機能25
bでベーシック連携サービスを提供する機能に処理実行
を依頼するアプリケーション側リクエスト取得機能25
を具備する。
【0101】バックエンド連携サービスとASPサービ
ス18a〜18gとの間の連携を可能とするために、情
報処理サービス提供システムは、ASPサービス18a
〜18gを提供するアプリケーションのプロセス状態を
定常的に監視し、その状態に応じてバックエンド連携サ
ービスからASPサービス18a〜18gを実現するア
プリケーションのプロセスを操作し、連携を実現する。
なお、ASPサービス18a〜18gが独立したプロセ
スでなく、アプリケーションサーバ上で動作するスレッ
ドの場合には、アプリケーションサーバの持つ監視機能
をバックエンド連携サービスから呼び出す。
【0102】上記のような連携のためのアーキテクチャ
を実現するためのリクエスト取得機能について以下で詳
細に説明する。
【0103】上述したように、ユーザ側リクエスト取得
機能24とアプリケーション側リクエスト取得機能25
とを含む2種類のリクエスト取得機能は、リクエストを
取得し、このリクエストに対応するサービス又は付加サ
ービスの提供を依頼する。
【0104】図5は、ユーザ側リクエスト取得機能24
による連携状態の一例を示すブロック図である。
【0105】ユーザ側リクエスト取得機能24は、ユー
ザ2からASPサービス18a〜18gに対するリクエ
ストを取得し、ベーシック連携サービスを呼び出す。こ
の呼び出しにより、各種ASPサービス18a〜18g
を使用するユーザ2が識別され、ユーザ認証及び課金処
理が実行される。ASP18a〜18gを提供するアプ
リケーションは、ユーザ2からのリクエストを受け付
け、結果を返す。
【0106】すなわち、このユーザ側リクエスト取得機
能24は、ユーザ2からのASPサービス18a〜18
gの使用に介在し、ユーザ認証や与信・課金などのユー
ザ管理機能の実行を依頼する。
【0107】図6は、アプリケーション側リクエスト取
得機能25による連携状態の一例を示すブロック図であ
る。
【0108】アプリケーション側リクエスト取得機能2
5は、ASPサービス18a〜18gを提供するアプリ
ケーションからユーティリティ連携サービスを使用する
旨のリクエストを取得し、ベーシック連携サービスを呼
び出す。この呼び出しにより、ASP18が付加サービ
ス11a〜11jを使用した量に応じて、ASP18に
対して適正に課金することが可能になる。ユーティリテ
ィ連携サービスを提供する機能は、ASP18からのリ
クエストを受け付け、結果を返す。
【0109】すなわち、このアプリケーション側リクエ
スト取得機能25は、ASP18による付加サービス1
1a〜11jの使用に介在し、認証や与信・課金などの
管理処理の実行を依頼する。
【0110】以下に、リクエスト取得機能24、25の
実現方法を説明する。なお、以下においてはユーザ2か
らWebサーバを経由してASP18にリクエストが取
得される場合について説明する。しかしながら、リクエ
スト取得機能24、25は、ユーザ2からのアクセスを
受け付けるあらゆる種類のネッワークサーバ23に同様
に適用可能である。以下で説明する付加サービスの例と
しては、iDC21を使用する1以上のASPを使用す
るユーザの情報を統合して管理するサービス、1以上の
ASPの課金情報を統合して管理するサービス、1以上
のASPに関する稼動状態を一元管理するサービス、サ
ービスを提供する1以上の機能の稼動状態を一元管理す
るサービスなどがある。
【0111】リクエスト取得機能24、25は、ASP
サービスを提供する機能を呼び出すリクエスト又はユー
ティリティ連携サービスを提供する機能を呼び出すリク
エストを取得し、ベーシック連携サービスを提供する機
能にリクエストに関わる情報を出力する。これにより、
上記の付加サービスが実行される。ユーザ2はWebサ
ーバを経由してASPアプリケーションを使用する。
【0112】ベーシック連携サービス31には、ユーザ
管理サービス11a、課金管理サービス(予信・課金サ
ービス)11bなどがある。ユーティリティ連携サービ
ス35には、電子メールサービス11kなどがある。
【0113】ユーザ管理サービス11aは、指定された
パスワードによりユーザを認証し、またユーザに要求さ
れたデータへのアクセス権を確認するサービスである。
【0114】課金管理サービス11bは、指定されたユ
ーザの予信状態(使用料の上限に達しているか否か等)
を調査し、課金用の情報を保持して月毎に集計するサー
ビスである。
【0115】電子メールサービス11kは、大量の送付
先に広告用のメールを送り、その中に各送付先に特化し
た情報(宛先ユーザの名前など)を含めるサービスであ
る。
【0116】図7は、リクエスト取得機能24、25を
含む情報処理サービス提供システムのアーキテクチャの
一例を示すブロック図である。
【0117】また、図8は、情報処理サービス提供シス
テムのアーキテクチャと具体的なサービスとの関係の一
例を示すブロック図である。
【0118】ユーザ側リクエスト取得機能24とアプリ
ケーション側リクエスト取得機能25とは、機能的に似
た点が多いため共通部分を部品化できる。共通化した部
品をリクエスト取得フレームワーク26とする。
【0119】リクエスト取得フレームワーク26は例え
ばオブジェクト指向プログラミング言語で開発される。
リクエスト取得フレームワーク26の使用する対応テー
ブルは、ファイル等に記録されて管理される。この対応
テーブルを使用することで、リクエストがどのサービス
に対応するか特定され、リクエストの種類によって起動
するベーシック連携サービスの機能を切り換え可能とな
る。
【0120】ユーザ側リクエスト取得機能24は、We
bサーバ28又はその前段のProxyサーバ(以下、
「Gateサーバ」という)27に含まれる機能とす
る。すなわち、Gateサーバ27は、ユーザ側リクエ
スト取得機能24を実現している。
【0121】ユーザ2はWebブラウザ29からWeb
サーバ28にアクセスする。すると、Gateサーバ2
7のユーザ側リクエスト取得機能24は、Webブラウ
ザ29からWebサーバ28へのリクエストを取得す
る。そして、ユーザ側リクエスト取得機能24は、ベー
シックサービスアダプタ30(例えばユーザ管理アダプ
タ30a、課金管理アダプタ30b)を用いて、ベーシ
ック連携サービス31(例えばユーザ管理サービス31
a、課金管理サービス31b)を提供する機能(例えば
プロセス)に実行を依頼する。
【0122】この結果、アクセスしたユーザ2が特定さ
れ、その課金情報が蓄えられ、アクセスしたユーザ2が
アプリケーションサーバ32上のASPアプリケーショ
ン33を使用可能か否か判断される。
【0123】ユーザ2にASPアプリケーション33の
使用が許可されると、ユーザ2はASPアプリケーショ
ン33を使用する。さらに、このASPアプリケーショ
ン33に加えてユーザ2がユーティリティ連携サービス
35(例えば電子メールサービス35a)を使用する場
合、アプリケーション側リクエスト取得機能25は、A
SPアプリケーション33からユーティリティ連携サー
ビス35を提供する機能(例えばプロセス)へのリクエ
ストを取得する。
【0124】そして、アプリケーション側リクエスト取
得機能25は、ベーシックサービスアダプタ30を用い
て、ベーシック連携サービス31を提供する機能に実行
を依頼する。
【0125】この結果、ユーザ2が特定され、その課金
情報が蓄えられ、ユーザ2がユーティリティ連携サービ
ス35を使用可能か否か判断される。
【0126】ユーティリティ連携サービス35の使用が
許可されると、ASPアプリケーション33はユーティ
リティサービスアダプタ34(例えば電子メールサービ
スアダプタ34a)を使用し、ユーティリティ連携サー
ビス35を提供する機能に実行を依頼する。
【0127】以上のような連携により、ユーザ管理サー
ビス11a、課金管理サービス11bがASP18に提
供される。
【0128】この結果、ASP18は、本来サービスと
して備えていない電子メールサービス11kをユーザ2
に提供でき、自分のサービスに新たな価値を加えること
ができる。
【0129】付加サービス業者19は、電子メールサー
ビス11kをASP18に提供した場合に、その使用に
応じた課金情報を蓄え、ASP18に請求することがで
きる。
【0130】図9は、リクエスト取得機能24、25の
構造の一例を示すクラス図である。この図は設計表記法
の一つであるUML(Unified Modeling Language)の
形式で記述されている。
【0131】また、図10は、リクエスト取得機能2
4、25の構造と具体的なサービスとの関係の一例を示
すクラス図である。
【0132】矩形及び3分割された矩形は、クラスを表
している。矩形の中に記述された名前(例えば「Gat
eサーバ」)はこのクラスの名前である。3分割された
矩形はクラスをより詳細に表記している。矩形の最上部
の中身(例えば「取得ライブラリ」)はクラス名を、矩
形の最下部の中身(例えば「前処理()」、「後処
理()」)は、オブジェクト指向の場合にはメソッドに該
当し、そのクラスが受け付けることのできる処理要求を
示す。
【0133】破線の矢印は、根元側のクラスが先端側の
クラスにアクセスして処理を呼び出したり情報を得たり
することを表している。
【0134】クラス30(例えばユーザ管理アダプタ3
0a、課金管理アダプタ30b)は、ベーシックサービ
スアダプタ規約38に準拠し、処理メソッドを持ち、取
得ライブラリ37から呼び出される。
【0135】クラス30と取得ライブラリ37とは、ユ
ーザ側リクエスト取得機能24とアプリケーション側リ
クエスト取得機能25との共通の機能である。
【0136】取得ライブラリ37は、リクエスト取得機
能24、25の基礎になるクラスである。
【0137】Gateサーバ27は、取得ライブラリ3
7を呼び出し、ユーザ側リクエスト取得機能24を実行
する。
【0138】ユーティリティサービスアダプタ34(例
えば電子メールサービスアダプタ34a)は、ユーティ
リティサービスアダプタ規約39に準拠し、ASPアプ
リケーション33によってユーティリティ連携サービス
35(例えば電子メールサービス35a)が呼び出され
る場合に使用される。
【0139】ユーティリティサービスアダプタ34は、
取得ライブラリ37を呼び出す。
【0140】リクエスト取得機能24、25を構成する
各クラスの役割を以下に示す。
【0141】Gateサーバ27は、クライアント29
からASPアプリケーション33に対するリクエストを
仲介するProxyサーバである。Gateサーバ27
は、リクエストを転送する前と後の少なくとも一方で、
取得ライブラリ37を呼び出す。
【0142】ASPアプリケーション33は、ASPサ
ービスを提供する機能である。ASPアプリケーション
33は、サービスの実行中にユーティリティ連携サービ
ス35(例えば電子メールサービス35a)を使用す
る。
【0143】取得ライブラリ37は、リクエスト取得機
能の基礎となる。この取得ライブラリ37は、ASPア
プリケーション33又はユーティリティ連携サービス3
5を提供する機能の実行前に呼び出される前処理メソッ
ドと、実行後に呼び出される後処理メソッド、及びアダ
プタに渡す情報を受け取るための情報設定メソッドを含
む。
【0144】前処置メソッド及び後処理メソッドは、サ
ービス−アダプタ対応付け部40の内容にしたがって、
ベーシックサービスアダプタ30を呼び出す。ベーシッ
クサービスアダプタ30は、ベーシックサービスアダプ
タ規約38に準拠する。
【0145】ベーシックサービスアダプタ規約38は、
アダプタオブジェクトが準拠すべき規約である。アダプ
タオブジェクトは、リクエスト取得機能24、25によ
って起動されるベーシック連携サービス31を提供する
機能を取得ライブラリ37から起動する。
【0146】具体的には、ベーシックサービスアダプタ
規約38では、処理メソッド及び情報設定メソッドを具
備する旨が定義されている。この規約に準拠しているア
ダプタであれば、ベーシックサービスアダプタとして任
意のアダプタを使用可能である。iDC業者20は、ベ
ーシックサービスアダプタ規約38に準拠しているアダ
プタを用意することにより、ASP18に提供するベー
シックサービスを随時変更できる。
【0147】ベーシックサービスアダプタ30(例えば
予信・課金アダプタ、ユーザ管理アダプタ)は、ベーシ
ックサービス規約に準拠したクラスである。
【0148】ベーシック連携サービス31(例えばユー
ザ管理サービス31a、課金管理サービス31b)は、
ユーザ認証、課金、実行状態ログの記録などを実行する
サービスである。
【0149】ユーティリティサービスアダプタ規約39
は、ASPアプリケーション33から使用されるユーテ
ィリティサービスアダプタ34が準拠すべき規約であ
る。
【0150】ユーティリティサービスアダプタ34(例
えば電子メールサービスアダプタ34a)は、ユーティ
リティ連携サービス35を提供する機能にASPアプリ
ケーション33からのリクエストを転送する役割を果た
すクラスである。このクラスでは、転送の前後に取得ラ
イブラリ37の前処理メソッド、後処理メソッドを呼び
出す。
【0151】ユーティリティ連携サービス35(例えば
電子メールサービス35a)は、ASPアプリケーショ
ン33から使用されるサービスである。
【0152】図11は、ユーザ側リクエスト取得機能2
4の前段動作の一例を示すシーケンス図である。この図
11は、ユーザがASPアプリケーション33を使用す
るまでの処理について示している。
【0153】また、図12は、ユーザ側リクエスト取得
機能24の後段動作の一例を示すシーケンス図である。
この図12は、ユーザ2がASPアプリケーション33
の使用を終えた後の処理について示している。
【0154】ユーザ2のWebブラウザ29によってA
SPアプリケーション33が使用される前において、ユ
ーザ管理サービス31aを提供する機能は、ユーザ2の
認証チェックを行い、課金管理サービス31bを提供す
る機能は、ユーザ2のASPサービス使用料のチェック
を行う。
【0155】また、ユーザ2によってASPアプリケー
ション33が使用された後において、課金管理サービス
を提供する機能は、ユーザ2の課金情報を蓄積する。
【0156】シーケンス図中の実線の矢印はメソッドの
呼出を、破線の矢印は呼び出された処理を終えて制御が
戻ることを示している。両矢印には、必要に応じて呼び
出されるメソッド名(実線の矢印の場合、引数は()で
囲まれて記述されている)と返される値が付されてい
る。返される値も()で囲まれて記述されている。取得
ライブラリ37を実現する上で重要な働きを持つメソッ
ドの呼び出しは、太線で強調している。
【0157】まず、図11に示すように、ユーザ2は、
Webブラウザ29などのクライアントを用いてASP
アプリケーション33の使用を要求する。この時点でユ
ーザ2はWebサーバ28に未だアクセスしておらず、
実際にはGateサーバ27がこのリクエストを受け付
けている。
【0158】次に、Gateサーバ27は、ユーザ2に
よって指定されたURLに基づいて、依頼されているサ
ービスが何か把握する検索処理を実行する。この検索処
理は、サービス−URL対応付け部41に依頼する。
【0159】表1は、サービス−URL対応付け部41
が使用する対応テーブルを例示している。
【0160】
【表1】
【0161】この表1を参照することで、URLから
「XYZ」などのようなサービス名を得ることができ
る。
【0162】次に、Gateサーバ27は、このように
して得たサービス名及びユーザ2が入力したユーザ名な
どの情報を取得ライブラリ37に渡す。サービス名、ユ
ーザ名などの情報は、後に取得ライブラリ37から各ア
ダプタに渡され、ベーシック連携サービスを提供する機
能が処理を実行するための引数として使われる。
【0163】表2は、ユーザ側リクエスト取得機能24
がベーシック連携サービスを提供する機能に引数として
渡す値の例である。
【0164】
【表2】
【0165】表3は、アプリケーション側リクエスト取
得機能25がベーシック連携サービスを提供する機能に
引数として渡す値の例である。
【0166】
【表3】
【0167】次に、Gateサーバ27は、取得ライブ
ラリ37の前処理メソッドを実行する。すると、取得ラ
イブラリ37は、サービス−アダプタ対応付け部40に
アダプタ取得を依頼し、ASPアプリケーション33の
前処理に必要なアダプタ群を取得する。
【0168】表4は、サービス−アダプタ対応付け部4
0が使用するテーブルを例示している。
【0169】
【表4】
【0170】具体的には、取得ライブラリ37は、既に
表2のような情報を受け取っているため、「XYZ」を
キーワードとして表4に対する検索を行う。
【0171】これにより、取得ライブラリ37は、AS
Pアプリケーション33の前処理に必要なアダプタとし
てユーザ管理アダプタ30a、課金管理アダプタ30b
を選択する。
【0172】次に、取得ライブラリ37は、選択したア
ダプタを使用して実際のサービスを提供する機能を呼び
出す。取得ライブラリ37は、先にユーザ管理サービス
31aを提供する機能を呼び出し、次に課金管理サービ
ス31bを提供する機能を呼び出す。具体的には、取得
ライブラリ37は、先の処理で設定された表2の情報を
選択されたアダプタに渡し、各アダプタは、自己の備え
ている処理メソッドを呼び出す。
【0173】ユーザ管理アダプタ30aは、ユーザ管理
サービス31aを提供する機能に特化した操作メソッド
を呼び出すとともに、ユーザ管理サービス31aを提供
する機能にユーザ名とパスワードとを渡す。
【0174】すると、ユーザ管理アダプタ30aは、ユ
ーザが正当であるか否かチェックした結果を、ユーザ管
理サービス31aを提供する機能から受け取る。その結
果は、さらにユーザ管理アダプタ30aから取得ライブ
ラリ37に返される。
【0175】チェック結果に問題がなければ、同様に課
金管理アダプタ30bは課金管理サービス31bのメソ
ッドを呼び出す。これにより、課金管理サービス31b
は、例えばこのユーザの使用料が契約上の上限値を上回
っているか否かチェックする予信管理を行う。
【0176】この処理が終わると、制御は取得ライブラ
リ37からGateサーバ27に戻る。
【0177】Gateサーバ27は、Webサーバ28
に対してユーザ2が指定したURLを通知し、ASPア
プリケーション33によるサービスが提供される。サー
ビスとしては、例えば発注システムの機能提供、スケジ
ュール管理ツールの機能提供などがある。
【0178】続いて、図12に示すように、Gateサ
ーバ27は、情報設定メソッドを用いて、ベーシック連
携サービスを提供する機能に渡され後処理で使用される
情報を、取得ライブラリ37に引き渡す。引き渡される
情報には、例えば課金を行うためのユーザの接続時間や
ログを記録するための時刻情報などがある。
【0179】次に、Gateサーバ27は、取得ライブ
ラリ37の後処理メソッドを呼び出す。すると、前処理
の場合と同様に、取得ライブラリ37は、サービス−ア
ダプタ対応付け部40から必要なアダプタを取得し、該
当するアダプタの処理メソッドを呼び出す。これによ
り、ベーシック連携サービス(この例では課金管理サー
ビス31b)が提供される。
【0180】図13は、アプリケーション側リクエスト
取得機能25の前段動作の一例を示すシーケンス図であ
る。この図13は、ユーザ2が電子メールサービス35
aを使用するまでの処理について示している。このよう
にサービス−アダプタ対応付け部40を用いることで、
ASP毎に、提供される付加サービスの種類を切り換え
ることができる。また、表4のようにテーブルで設定す
れば、このテーブルを更新するだけでASPに提供され
る付加サービスの種類を変更できるためiDC業者20
は管理・運用が容易になり、ASPに提供する付加サー
ビスの種類に柔軟性を持たせることができる。
【0181】また、図14は、アプリケーション側リク
エスト取得機能25の後段動作の一例を示すシーケンス
図である。この図14は、ユーザ2が電子メールサービ
ス35aの使用を終えた後の処理について示している。
【0182】この図13及び図14は、すでにASPア
プリケーション33が使われている時点から記述されて
いる。また、図13及び図14は、ユーザ2からのメー
ル送信のリクエストに応じるために電子メールサービス
35aが使用される場合を例示している。
【0183】ASPアプリケーション33の処理の一部
によってユーティリティ連携サービスの1つである電子
メールサービス35aが使用される前に、ユーザ管理サ
ービス31aの依頼側であるASP18の認証チェック
が行われ、課金管理サービス31bにより処理依頼側で
あるASP18の付加サービス使用料がチェックされ
る。
【0184】また、ASPアプリケーション33の処理
の一部によってユーティリティ連携サービスの1つであ
る電子メールサービス35aが使用された後に、課金管
理サービス31bにより依頼側であるASP18の課金
情報が蓄積される。
【0185】まず、図13に示すように、ASPアプリ
ケーション33は電子メールサービスアダプタ34aを
生成し、アダプタ34aに対してメール送信を要求す
る。
【0186】すると、電子メールサービスアダプタ34
aは、取得ライブラリ37に対して情報を渡す。
【0187】取得ライブラリ37は、前処理メソッドを
呼び出し、実際の電子メールサービス35aを提供する
機能に対してメール送信処理を依頼し、図14に示すよ
うに後処理メソッドを呼び出す。
【0188】取得ライブラリ37は、アダプタを取得す
るためのキーワードとしてサービス名「電子メール」に
加え、使用するメソッド名「メール送信」も使用する。
その他の取得ライブラリ37の動作は、ユーザ側リクエ
スト取得機能24の場合と同様である。ここでも、ユー
ザ側リクエスト取得機能24と同様に表4のようなサー
ビス−アダプタ対応付けテーブルを使用する。これによ
り、ASP18に提供される付加サービスの種類が固定
されず、より柔軟性を持たせることができるため、iD
C業者20はASP18の要望にあった付加サービスを
提供できる。また、ASP18との契約内容に変更が生
じてもこのテーブルを更新するだけで継続使用可能であ
り、ライブライリ自体の再コンパイルが不要であるた
め、iDC業者20側の運用コストを軽減させることが
できる。
【0189】なお、必要になった時点でそれぞれのアダ
プタを初期化する場合、アダプタの選択要求からサービ
ス提供までに処理時間がかかる。したがって、事前にア
ダプタ群を生成してプーリング(保留)しておき、処理
を高速化してもよい。
【0190】以上のような情報処理サービス提供システ
ムを実現すると、iDC業者20、ASP18は以下の
ような利点を得ることができる。
【0191】iDC業者20は、iDC21上にアプリ
ケーションプラットフォーム22を具備することによ
り、単にiDC21を使用するのみでは実現できない各
種付加サービスを提供できる。これにより、iDC業者
20は、異なる機能の使用を求めるそれぞれのASPに
対して適切な機能を容易に提供できる。また、iDC業
者20は、付加サービスを使用したユーザ2又はASP
18からその使用に応じた対価を得ることができる。
【0192】iDC業者20は、ASP18との契約内
容に変更が生じた場合にその変更内容を容易に事業に反
映させることができ、自己の提供するサービスを実現す
る機能の種類、サービスの内容を容易に追加/変更でき
る。これにより、iDC業者20は、事業の運用・保守
コストを削減でき、利益効率を高めることができる。
【0193】iDC業者20は、ASP18に対して他
のASPの提供する付加サービスを提供することで、デ
ータセンタ単独での事業を行う場合よりも自データセン
タの付加価値を高めることができ、自データセンタを使
用するユーザ2、ASPを増加させることができる。
【0194】ASP18は、自己の提供するASPサー
ビスに付加サービスを連携させることができる。
【0195】また、ASP18は、他のASPと連携し
てユーザ2にサービスを提供し、ユーザ2の使用可能な
機能を増加させてユーザ2の利便性を増すことができ、
ユーザ2に使用される機会を増加させることができる。
【0196】また、ASP18は、付加サービスを提供
するために必要な技術力を持たない場合であっても、他
のASPによって提供される付加サービスを使用するこ
とで、容易にサービスの充実を図ることができる。
【0197】また、ASP18は、本来ASPサービス
の提供用として作られていないアプリケーションをAS
Pサービス用として機能させる場合に、ASPとして機
能するために必要な機能(課金管理やシステム監視など
の機能)を付加サービスで補充できる。したがって、ソ
フトウェアのASPサービス提供用に容易に変更でき
る。
【0198】また、ASP18は、他のASPとの間で
ユーザ管理や課金管理を共通化できるため、ユーザ2に
対して複数のASPに対するシングルサインオン環境を
提供でき、課金請求を統合できる。複数のASPに対す
るシングルサインオン環境や課金請求の統合は、ユーザ
2にとっても管理が容易となるため、ユーザの獲得を促
進できる。
【0199】(第3の実施の形態)上記各実施の形態に
係る情報処理サービス提供システムにおける各機能、各
要素は、同様の作用・動作を実現可能であれば配置を変
更させてもよく、また各機能、各要素を自由に組み合わ
せてもよく、各機能、各要素を分割してもよい。
【0200】図15は、本実施の形態に係る情報処理サ
ービス提供システムの構成を例示するブロック図であ
る。この図15は、上記図7に示す情報処理サービス提
供システムの変形例を示す。
【0201】ベーシック連携サービス31a〜31cを
提供する機能は、ベーシック連携アダプタ31a〜31
cを経由してリクエストを受け又は発する。
【0202】ユーティリティ連携サービス35を提供す
る機能は、ユーティリティサービスアダプタ34を経由
してリクエストを受け又は発する。
【0203】リクエスト取得サーバ42は、リクエスト
取得機能42a、42bとサービス−アダプタ対応付け
部40を具備する。
【0204】リクエスト取得サーバ42は、Webブラ
ウザ29、付加サービス31a〜31c、35を提供す
る機能、ASPアプリケーション33のそれぞれからリ
クエストを取得し、サービス−アダプタ対応付け部40
の内容にしたがって取得したリクエストに応じて、AS
Pアプリケーション33又は付加サービス31a〜31
c、35を提供する機能を選択し、選択したASPアプ
リケーション33又は付加サービス31a〜31c、3
5を提供する機能にリクエストを送る。
【0205】これにより、あらゆる情報処理サービスが
他の情報処理サービスを使用できる関係となり、サービ
ス間の連携が効率的に実現される。その結果として、A
SPアプリケーションと複数の付加的機能を組み合わせ
た機能の構築やカスタマイズが容易となる。
【0206】例えば、付加的機能から他の付加的機能に
処理実行を依頼でき、サービスを提供する各種機能を自
由に連携させることができる。
【0207】上記各実施の形態に係る情報処理サービス
提供システムの各機能、各要素は、コンピュータに実行
させることのできるプログラム、モジュール、プロセス
として提供できる。このプログラムにより上記各機能、
各要素を提供する場合には、例えば磁気ディスク(フレ
キシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録
媒体16にそのプログラムを書き込んでコンピュータに
適用可能である。また、このプログラムは通信媒体によ
りコンピュータ、コンピュータシステムに伝送しても適
用可能である。コンピュータは、記録媒体16に記録さ
れたプログラムを読み込み、そのプログラムによって動
作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0208】
【発明の効果】以上詳記したように本発明においては、
情報処理サービスに対して付加的な情報処理サービスを
連携させることができる。これにより、情報処理サービ
スの提供を容易化できる。また、情報処理サービスの内
容を充実させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理サー
ビス提供システムの構成の一例を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る情報処理サービス提供シス
テムの構成の変形例を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理サー
ビス提供システムの連携状態の一例を示すブロック図。
【図4】同実施の形態に係る情報処理サービス提供シス
テムの構成の一例を示すブロック図。
【図5】ユーザ側リクエスト取得機能による連携状態の
一例を示すブロック図。
【図6】アプリケーション側リクエスト取得機能による
連携状態の一例を示すブロック図。
【図7】リクエスト取得機能を含む情報処理サービス提
供システムのアーキテクチャの一例を示すブロック図。
【図8】同実施の形態に係る情報処理サービス提供シス
テムのアーキテクチャと具体的なサービスとの関係の一
例を示すブロック図。
【図9】リクエスト取得機能の構造の一例を示すクラス
図。
【図10】リクエスト取得機能の構造と具体的なサービ
スとの関係の一例を示すクラス図。
【図11】ユーザ側リクエスト取得機能の前段動作の一
例を示すシーケンス図。
【図12】ユーザ側リクエスト取得機能の後段動作の一
例を示すシーケンス図。
【図13】アプリケーション側リクエスト取得機能の前
段動作の一例を示すシーケンス図。
【図14】アプリケーション側リクエスト取得機能の後
段動作の一例を示すシーケンス図。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る情報処理サ
ービス提供システムの構成の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
3…クライアント 5a、5b…ASPサーバ 6a、6b…アプリケーション 7…イベント検出機能 8…ライブラリ 9…参照機能 10、15、24b、25b…依頼機能 12a、12b…付加サーバ 13…記録機能 14…データベース 17…ASPポータル 18…ASP 19…付加サービス業者 20…iDC業者 21…iDC 22…アプリケーションプラットフォーム 24…ユーザ側リクエスト取得機能 24a、25a、42a、42b…リクエスト取得機能 25…アプリケーション側リクエスト取得機能 30、30a〜30c…ベーシックサービスアダプタ 31、31a〜31c…ベーシック連携サービス 34…ユーティリティサービスアダプタ 35…ユーティリティ連携サービス 37…取得ライブラリ 38…ベーシックサービスアダプタ規約 39…ユーティリティサービスアダプタ規約 40…サービス−アダプタ対応付け部 41…サービス−URL対応付け部 42…リクエスト取得サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守安 隆 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 佐波 公夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B045 GG06 5B085 AA08 AC01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによる情報処理サービス提
    供方法において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスに
    対する付加的な情報処理サービスを依頼するイベントを
    検出し、 前記イベントが検出された場合に、前記付加的な情報処
    理サービスを提供する付加的機能の呼び出しを定義した
    ライブラリを参照し、 前記ライブラリの参照結果に基づいて、前記付加的な情
    報処理サービスを提供する付加的機能に実行を依頼する
    ことを特徴とする情報処理サービス提供方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータによる情報処理サービス提
    供方法において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    運用状態を示すデータを記録し、 前記情報処理サービスに対する付加的な情報処理サービ
    スを提供する付加的機能に対して、記録された前記運用
    状態を示すデータを提供することを特徴とする情報処理
    サービス提供方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータによる情報処理サービス提
    供方法において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    リクエストを取得し、 前記リクエストに応じて、前記情報処理サービスに対す
    る付加的な情報処理サービスを提供する付加的機能に実
    行を依頼することを特徴とする情報処理サービス提供方
    法。
  4. 【請求項4】 コンピュータによる情報処理サービス提
    供方法において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    処理に基づいて発生する前記情報処理サービスに対する
    付加的な情報処理サービスのリクエストを取得し、 前記リクエストに応じて、前記付加的な情報処理サービ
    スを提供する付加的機能に実行を依頼することを特徴と
    する情報処理サービス提供方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の情報処理サ
    ービス提供方法において、 前記付加的な情報処理サービスを提供する付加的機能に
    実行を依頼するために、前記リクエストと前記付加的機
    能とを対応付けたテーブルを参照し、前記リクエストに
    対応する前記付加的機能を特定することを特徴とする情
    報処理サービス提供方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか記載の
    情報処理サービス提供方法において、 前記付加的機能は、複数の情報処理サービスに共同で使
    用されることを特徴とする情報処理サービス提供方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか記載の
    情報処理サービス提供方法において、 前記情報処理サービスに対して複数の付加的機能が連携
    して動作することを特徴とする情報処理サービスの提供
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか記載の
    情報処理サービス提供方法において、 前記付加的な情報処理サービスについて、使用に応じた
    費用を計算することを特徴とする情報処理サービス提供
    方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスに
    対する付加的な情報処理サービスを依頼するイベントを
    検出する機能、 前記イベントが検出された場合に、前記付加的な情報処
    理サービスを提供する付加的機能の呼び出しを定義した
    ライブラリを参照する機能、 前記ライブラリの参照結果に基づいて、前記付加的な情
    報処理サービスを提供する付加的機能に実行を依頼する
    機能を実現させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    運用状態を示すデータを記録する機能、 前記情報処理サービスに対する付加的な情報処理サービ
    スを提供する付加的機能に対して、記録された前記運用
    状態を示すデータを提供する機能を実現させるためのプ
    ログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    リクエストを取得する機能、 前記リクエストに応じて、前記情報処理サービスに対す
    る付加的な情報処理サービスを提供する付加的機能に実
    行を依頼する機能を実現させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    処理に基づいて発生する前記情報処理サービスに対する
    付加的な情報処理サービスのリクエストを取得する機
    能、 前記リクエストに応じて、前記付加的な情報処理サービ
    スを提供する付加的機能に実行を依頼する機能を実現さ
    せるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載のプロ
    グラムにおいて、 前記付加的な情報処理サービスを提供する付加的機能に
    実行を依頼するために、前記リクエストと前記付加的機
    能とを対応付けたテーブルを参照し、前記リクエストに
    対応する前記付加的機能を特定することを特徴とするプ
    ログラム。
  14. 【請求項14】 情報処理サービスを提供するシステム
    において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスに
    対する付加的な情報処理サービスを依頼するイベントを
    検出するイベント検出手段と、 前記イベント検出手段によってイベントが検出された場
    合に、前記付加的な情報処理サービスを提供する付加的
    機能の呼び出しを定義したライブラリを参照する参照手
    段と、 前記参照手段によるライブラリの参照結果に基づいて、
    前記付加的な情報処理サービスを提供する付加的機能に
    実行を依頼する依頼手段とを具備したことを特徴とする
    情報処理サービス提供システム。
  15. 【請求項15】 情報処理サービスを提供するシステム
    において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    運用状態を示すデータを記録する記録手段と、 前記情報処理サービスに対する付加的な情報処理サービ
    スを提供する付加的機能に対して、前記記録手段によっ
    て記録された運用状態を示すデータを提供する出力手段
    とを具備したことを特徴とする情報処理サービス提供シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 情報処理サービスを提供するシステム
    において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    リクエストを取得するリクエスト取得手段と、 前記リクエスト取得手段によって取得されたリクエスト
    に応じて、前記情報処理サービスに対する付加的な情報
    処理サービスを提供する付加的機能に実行を依頼する依
    頼手段とを具備したことを特徴とする情報処理サービス
    提供システム。
  17. 【請求項17】 情報処理サービスを提供するシステム
    において、 ネットワークを経由して提供される情報処理サービスの
    処理に基づいて発生する前記情報処理サービスに対する
    付加的な情報処理サービスのリクエストを取得するリク
    エスト取得手段と、 前記リクエスト取得手段によって取得されたリクエスト
    に応じて、前記付加的な情報処理サービスを提供する付
    加的機能に実行を依頼する依頼手段とを具備したことを
    特徴とする情報処理サービス提供システム。
JP2002069188A 2001-03-19 2002-03-13 情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム Pending JP2002358290A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002069188A JP2002358290A (ja) 2001-03-19 2002-03-13 情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム
US10/098,543 US20020184405A1 (en) 2001-03-19 2002-03-18 Method, computer program product and system for providing information processing service

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-79353 2001-03-19
JP2001079353 2001-03-19
JP2002069188A JP2002358290A (ja) 2001-03-19 2002-03-13 情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002358290A true JP2002358290A (ja) 2002-12-13

Family

ID=26611591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002069188A Pending JP2002358290A (ja) 2001-03-19 2002-03-13 情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020184405A1 (ja)
JP (1) JP2002358290A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299424A (ja) * 2003-12-19 2007-11-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> オンデマンド基盤におけるサード・パーティのオンデマンド・サービスの動的遅延結合
JP2009294863A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> イベントサービス振り分けシステム、イベントサービス振り分け装置、及び、イベントサービス振り分け方法
JP2010521723A (ja) * 2007-02-22 2010-06-24 アマデウス エス.アー.エス. リモートカスタマイゼーションモジュール及びそのモジュールを備えたシステム
WO2010137455A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 計算機システム、方法、およびプログラム
JP2010272899A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Mitsubishi Electric Corp 鍵生成システム及び鍵生成方法及びブラインドサーバ装置及びプログラム
JP2014170527A (ja) * 2013-02-06 2014-09-18 Ricoh Co Ltd 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
WO2022244368A1 (ja) * 2021-05-18 2022-11-24 株式会社ラキール 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004288026A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd サービス処理システム、サービス処理システムの処理結果確認方法、及びサービス処理プログラム
US7437736B2 (en) * 2004-03-10 2008-10-14 Citibank, N.A. Method and apparatus for managing workflow in a single sign-on framework
US8965801B2 (en) * 2010-03-31 2015-02-24 International Business Machines Corporation Provision of support services as a service
US8700777B2 (en) 2010-05-28 2014-04-15 International Business Machines Corporation Extensible support system for service offerings
US8615585B2 (en) 2010-05-28 2013-12-24 International Business Machines Corporation Ontology based resource provisioning and management for services
US20190347599A1 (en) * 2018-05-08 2019-11-14 Palantir Technologies Inc Systems and methods for routing support tickets

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2688611A1 (fr) * 1992-03-12 1993-09-17 Bull Sa Utilisation d'un langage dont le typage porte sur le contenu des variables et permettant de manipuler des constructions complexes.
US5771354A (en) * 1993-11-04 1998-06-23 Crawford; Christopher M. Internet online backup system provides remote storage for customers using IDs and passwords which were interactively established when signing up for backup services
US5758351A (en) * 1995-03-01 1998-05-26 Sterling Software, Inc. System and method for the creation and use of surrogate information system objects
US5621892A (en) * 1995-10-10 1997-04-15 Intel Corporation Method and apparatus for managing alerts and events in a networked computer system
US6202159B1 (en) * 1999-06-30 2001-03-13 International Business Machines Corporation Vault controller dispatcher and methods of operation for handling interaction between browser sessions and vault processes in electronic business systems

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299424A (ja) * 2003-12-19 2007-11-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> オンデマンド基盤におけるサード・パーティのオンデマンド・サービスの動的遅延結合
JP2010521723A (ja) * 2007-02-22 2010-06-24 アマデウス エス.アー.エス. リモートカスタマイゼーションモジュール及びそのモジュールを備えたシステム
JP2009294863A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> イベントサービス振り分けシステム、イベントサービス振り分け装置、及び、イベントサービス振り分け方法
JP2010272899A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Mitsubishi Electric Corp 鍵生成システム及び鍵生成方法及びブラインドサーバ装置及びプログラム
WO2010137455A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 計算機システム、方法、およびプログラム
JP5244236B2 (ja) * 2009-05-29 2013-07-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 計算機システム、方法、およびプログラム
US9037505B2 (en) 2009-05-29 2015-05-19 International Business Machines Corporation Mechanisms for executing a process in a cloud computing environment
JP2014170527A (ja) * 2013-02-06 2014-09-18 Ricoh Co Ltd 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
WO2022244368A1 (ja) * 2021-05-18 2022-11-24 株式会社ラキール 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20020184405A1 (en) 2002-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8086538B2 (en) Meeting usage of services in a environment
Michlmayr et al. Towards recovering the broken SOA triangle: a software engineering perspective
EP1388084B1 (en) Counting and billing mechanism for web-services based on a soap-communication protocol
US7496637B2 (en) Web service syndication system
US6961735B2 (en) Method and a bridge for coupling a server and a client of different object types
US20030093575A1 (en) Application view component for system integration
Merz et al. Service trading and mediation in distributed computing systems
US20090064086A1 (en) Systems and methods for packaging an application
Froehlich et al. Application framework issues when evolving business applications for electronic commerce
CN103198393A (zh) 展示过程流以及作为万维网服务的安排控制器
JP2002358290A (ja) 情報処理サービス提供方法及びプログラム並びにシステム
JP2005506618A (ja) システム統合のためのアプリケーションビューコンポーネント
CN115516574B (zh) 用于以同时并发的方式联动多台医院服务器和联盟服务器的基于云的api规格管理方法
Pilioura et al. E-services: Current technology and open issues
US8712786B2 (en) Method and apparatus for controlling a multi-node process
US20050240422A1 (en) System, method and program product for satisfying a service requirement
Basu et al. Control plane integration for cloud services
Muller How the Internet is breaking down barriers to EDI
KR100629018B1 (ko) 기업용 무선 어플리케이션 서비스의 레가시 인터페이스시스템 및 운용방법
Sarferaz Process Integration
Jacobsen et al. Middleware for software leasing over the Internet
KR101195943B1 (ko) 멀티테넌트 기반의 서비스로서의 데이터베이스 서비스 방법
Mylläri Introducing REST Based API Management and Its Relationship to Existing SOAP Based Systems
Davies et al. WebSphere MQ V7. 0 Features and Enhancements
Bussler Application service provider aggregation architecture

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016