JP2002353983A - プロトコル変換装置及び方法、並びにプログラム、データ伝送システム - Google Patents

プロトコル変換装置及び方法、並びにプログラム、データ伝送システム

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JP2002353983A
JP2002353983A JP2001158576A JP2001158576A JP2002353983A JP 2002353983 A JP2002353983 A JP 2002353983A JP 2001158576 A JP2001158576 A JP 2001158576A JP 2001158576 A JP2001158576 A JP 2001158576A JP 2002353983 A JP2002353983 A JP 2002353983A
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network
address
transmission
protocol
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Osamu Iijima
治 飯島
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロトコル変換に必要な処理による伝送遅延
を抑制する。 【解決手段】 第1プロトコルに従った第1データ形式
のデータを受信して、第1プロトコルに従った第1デー
タ形式のデータをネットワーク内で伝送するための第2
プロトコルに従った第2データ形式のデータに変換し、
ネットワークアドレス、及び機器アドレスを付加してネ
ットワークに送信するときに、通常状態では、ARPテ
ーブルの内容を所定期間ごとに更新する通常モードで動
作し、外部からのコマンドが入力されることに応じて、
通常モードから、ARPテーブルの内容の更新を制限す
る固定モードにARPテーブルクリア制御部24の動作
を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送するプロトコ
ルが異なるネットワーク間でデータ伝送をするに際し
て、データのプロトコルを変換するプロトコル変換装置
及び方法、並びにプログラム、データ伝送システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク内の送信側機器から
IP(Internet Protocol)アドレスが付与された受信
側機器に、汎用のLAN(Local Area Network)規格で
あるイーサネット(登録商標)に準じたパケットを送信
するとき、送信側機器では、ネットワークの構成変更に
対応するために、ARP(Address Resolution Protoco
l)に従った処理をする。
【0003】すなわち、送信側機器では、先ず、内部に
記憶したIPアドレスとMAC(Media Access Contro
l)アドレスとを対応づけたARPテーブルを検索し、
APRテーブルにMACアドレスが登録されていない場
合には受信側機器にMACアドレスを要求するARPリ
クエストを送信する。次に、送信側機器は、ARPリク
エストを受信した受信側機器からのARPレスポンスを
受信することで、パケット送信先となる受信側機器のM
ACアドレスを取得する。
【0004】このように送信側機器がARPリクエスト
を送信する処理をし、更にARPレスポンスを受信する
処理をするのに、通常、3msec程度の時間が必要と
なっていた。その後、送信側機器は、IPアドレス及び
取得したMACアドレスを含むパケットを受信側機器に
送信していた。
【0005】また、上記ARPでは、送信側機器内のA
RPテーブルの内容を通常約10分〜20分程度で消去
し、再度ARPテーブルを作成することを規定してい
る。このため、従来の送信側機器では、所定時間毎にA
RPテーブルを作成する必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて、ARPテーブルが消去される間に受信側機器に
送信するデータ内容が変更しない場合がある。
【0007】例えば、従来において、照明装置を制御す
る調光システムにおいては、調光卓からの調光制御デー
タを送信側プロトコル変換装置から、イーサネットに準
じたネットワークを介して受信側プロトコル変換装置に
送信し、照明装置を制御するに際して、調光制御データ
による制御内容が一定時間変化がない場合がある。
【0008】この場合には、送信側プロトコル変換装置
から受信側プロトコル変換装置に送信する調光制御デー
タが無いにも拘わらず、ARPテーブルの内容が消去さ
れて新たにARPテーブルを作成する必要があった。し
たがって、従来の調光システムでは、ARP処理のため
に、3msec程度の伝送遅延が生じる場合があった。
【0009】また、イーサネットに準拠したネットワー
クを例えば劇場用調光システムに利用する場合には、ユ
ーザの指示から照明装置を即座に駆動させる必要がある
ために、調光制御のリアルタイム性が要求される。
【0010】特に、送信側プロトコル変換装置から調光
制御データを送信するときに、ARPテーブルに送信先
の受信側プロトコル変換装置のMACアドレスが存在し
ないときには、調光制御データを送信するためにARP
リクエストを送信してMACアドレスを取得する必要が
あり、特に伝送遅延が大きくなりリアルタイム性が損な
われるという問題がある。
【0011】また、従来の調光システムでは、ARP処
理により発生する伝送遅延が大きな問題となり、特に、
同時に調光制御データを含むパケットを複数の受信側プ
ロトコル変換装置に送信する場合には、複数のMACア
ドレスを取得する必要があるために、伝送遅延の問題が
更に顕著となる。具体的にはMACアドレスを取得する
必要のある受信側プロトコル変換装置が3つ存在してい
るときには、各受信側プロトコル変換装置ごとにARP
処理を行う必要があり、結果としてARP処理のみで1
0msec程度の伝送遅延が発生してしまう。
【0012】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
提案されたものであり、プロトコル変換に必要な処理に
よる伝送遅延を抑制することができるプロトコル変換装
置及び方法、並びにプログラム、データ伝送システムを
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るプロトコ
ル変換装置は、上述の課題を解決するために、第1プロ
トコルに従った第1データ形式のデータを受信する受信
手段と、複数のデータ送信先のネットワークアドレスを
リスト化して記憶するネットワークアドレス記憶手段
と、データ送信先の各機器ごとに付加された機器アドレ
スを上記ネットワークアドレスと対応させて記憶する機
器アドレス記憶手段と、上記受信手段で受信した上記第
1プロトコルに従った第1データ形式のデータを、上記
ネットワーク内で伝送するための第2プロトコルに従っ
た第2データ形式のデータに変換するプロトコル変換手
段と、上記プロトコル変換手段で変換されたデータに、
上記ネットワークアドレス記憶手段に記憶されたネット
ワークアドレス、及び上記機器アドレス記憶手段に記憶
された機器アドレスを付加して上記ネットワークに送信
する送信手段と、上記機器アドレス記憶手段に記憶され
た内容を所定期間ごとに更新する第1制御モードで動作
し、外部からのコマンドが入力されることに応じて、上
記第1制御モードから、上記機器アドレス記憶手段に記
憶された内容の更新を制限する第2制御モードに変更す
る制御手段とを備える。
【0014】請求項2に係るプロトコル変換装置では、
上記制御手段は、上記第1制御モードから上記第2制御
モードに変更するに際して、上記ネットワークアドレス
記憶手段に記憶された全ネットワークアドレスに対する
機器アドレスを取得し、上記機器アドレス記憶手段にネ
ットワークアドレスと対応させて取得した機器アドレス
を記憶させる機器アドレス作成手段を有する。
【0015】請求項3に係るプロトコル変換装置では、
上記機器アドレス作成手段は、上記ネットワークアドレ
ス記憶手段に記憶された各ネットワークアドレスが付加
された機器に機器アドレス送信要求を送信するように上
記送信手段を制御し、機器アドレス送信要求に応じた応
答である機器アドレスを上記受信手段で受信して、上記
機器アドレス記憶手段にネットワークアドレスと対応さ
せて取得した機器アドレスを記憶させる。
【0016】請求項4に係るプロトコル変換装置では、
上記機器アドレス作成手段は、上記ネットワークアドレ
ス記憶手段に記憶された各ネットワークアドレスが付加
された機器に接続確認要求を送信するように上記送信手
段を制御し、接続確認要求に応じた接続確認応答を上記
受信手段で受信して、上記機器アドレス記憶手段にネッ
トワークアドレスと対応させて機器アドレスを記憶させ
ると共に、上記接続確認要求の送信先の機器の機種を判
定する。
【0017】請求項5に係るプロトコル変換装置では、
外部の管理端末と接続された端末接続手段を更に備え、
上記第1制御モードで動作しているときに、上記管理端
末からの機器アドレス取得要求を上記端末接続手段で受
信したことに応じて、上記制御手段は、上記機器アドレ
ス記憶手段にネットワークアドレスと対応させて取得し
た機器アドレスを記憶させる。
【0018】請求項6に係るプロトコル変換装置は、上
記機器に要求を送信した時刻から、上記要求に応じた応
答を受信した時刻までの応答時間を測定する応答時間測
定手段と、上記応答時間測定手段で測定した応答時間に
基づいてネットワークの状態を判定するネットワーク状
態判定手段とを更に備える。
【0019】請求項7に係るプロトコル変換装置は、上
記応答時間測定手段は、所定間隔毎に上記機器に要求を
送信すると共に応答を受信し、上記ネットワーク状態判
定手段は、所定間隔毎にネットワークの状態を判定す
る。
【0020】請求項8に係るプロトコル変換方法は、複
数のデータ送信先のネットワークアドレスをリスト化し
て予め記憶しておき、データ送信先の各機器ごとに付加
された機器アドレスを上記ネットワークアドレスと対応
させて記憶した内容を所定期間ごとに更新すると共に、
上記第1プロトコルに従った第1データ形式のデータを
受信すると、ネットワーク内で伝送するための第2プロ
トコルに従った第2データ形式のデータに変換し、変換
したデータに、上記ネットワークアドレス及び上記機器
アドレスを付加して上記ネットワークに送信する第1制
御モードで動作しているときに、外部からのコマンドが
入力されることに応じて、上記第1制御モードから、上
記機器アドレスを上記ネットワークアドレスと対応させ
て記憶した内容の更新を制限する第2制御モードに変更
し、上記機器アドレスを上記ネットワークアドレスと対
応させて記憶した内容の変更を制限した上で、上記第1
プロトコルに従った第1データ形式のデータを受信する
と、上記ネットワーク内で伝送するための第2プロトコ
ルに従った第2データ形式のデータに変換し、変換した
データに、変更が制限されている上記ネットワークアド
レス及び上記機器アドレスを付加して上記ネットワーク
に送信することで上述の課題を解決する。
【0021】また、請求項8に係るプロトコル変換方法
において、上記第1制御モードから上記第2制御モード
に変更するに際して、全ネットワークアドレスに対する
機器アドレスを取得し、上記ネットワークアドレスと対
応させて取得した上記機器アドレスを記憶しても良い。
【0022】更に、請求項8に係るプロトコル変換方法
において、上記第1制御モードから上記第2制御モード
に変更するに際して、各ネットワークアドレスが付加さ
れた機器に機器アドレス送信要求を送信し、上記機器ア
ドレス送信要求に応じた応答である機器アドレスを受信
し、上記ネットワークアドレスと対応させて取得した機
器アドレスを記憶しても良い。
【0023】更にまた、請求項8に係るプロトコル変換
方法において、上記第1制御モードから上記第2制御モ
ードに変更するに際して、各ネットワークアドレスが付
加された機器に順次接続確認要求を送信し、接続確認要
求に応じた接続確認応答を順次受信し、上記ネットワー
クアドレスと対応させて機器アドレスを記憶すると共
に、上記接続確認要求の送信先の機器の機種を判定する
ことが望ましい。
【0024】請求項8に係るプロトコル変換方法におい
て、上記第1制御モードで動作しているときに、外部の
管理端末からの機器アドレス取得要求を受信したことに
応じて、上記ネットワークアドレスと対応させて取得し
た機器アドレスを記憶しても良い。
【0025】請求項8に係るプロトコル変換方法におい
て、上記機器に要求を送信した時刻から、上記要求に応
じた応答を受信した時刻までの応答時間を測定し、測定
した上記応答時間に基づいてネットワークの状態を判定
しても良い。
【0026】請求項8に係るプロトコル変換方法におい
て、上記応答時間を測定するときに、所定間隔毎に上記
機器に要求を送信すると共に応答を受信し、所定間隔毎
にネットワークの状態を判定しても良い。
【0027】請求項9に係るプロトコル変換プログラム
は、複数のデータ送信先のネットワークアドレスがリス
ト化して予め記憶された状態で、データ送信先の各機器
ごとに付加された機器アドレスを上記ネットワークアド
レスと対応させて記憶した内容を所定期間ごとに更新す
ると共に、上記第1プロトコルに従った第1データ形式
のデータを受信すると、ネットワーク内で伝送するため
の第2プロトコルに従った第2データ形式のデータに変
換し、変換したデータに、上記ネットワークアドレス及
び上記機器アドレスを付加して上記ネットワークに送信
する第1制御モードで動作しているときに、外部からの
コマンドが入力されることに応じて、上記第1制御モー
ドから、上記機器アドレスを上記ネットワークアドレス
と対応させて記憶した内容の更新を制限する第2制御モ
ードに変更し、上記機器アドレスを上記ネットワークア
ドレスと対応させて記憶した内容の変更を制限した上
で、上記第1プロトコルに従った第1データ形式のデー
タを受信すると、上記ネットワーク内で伝送するための
第2プロトコルに従った第2データ形式のデータに変換
し、変換したデータに、変更が制限されている上記ネッ
トワークアドレス及び上記機器アドレスを付加して上記
ネットワークに送信する処理をコンピュータに実行させ
ることにより、上述の課題を解決する。
【0028】請求項10に係るデータ伝送システムは、
上述の課題を解決するために、上記第1プロトコルに従
った第1データ形式の制御対象機器を制御する制御デー
タを生成して送信する制御機器と、上記制御機器からの
制御データを受信する第1受信手段と、複数のデータ送
信先のネットワークアドレスをリスト化して記憶するネ
ットワークアドレス記憶手段と、データ送信先の各機器
ごとに付加された機器アドレスを上記ネットワークアド
レスと対応させて記憶する機器アドレス記憶手段と、上
記第1受信手段で受信した上記第1プロトコルに従った
第1データ形式のデータを、上記ネットワーク内で伝送
するための第2プロトコルに従った第2データ形式のデ
ータに変換する第1プロトコル変換手段と、上記第1プ
ロトコル変換手段で変換されたデータに、上記ネットワ
ークアドレス記憶手段に記憶されたネットワークアドレ
ス、及び上記機器アドレス記憶手段に記憶された機器ア
ドレスを付加して上記ネットワークに送信する第1送信
手段と、上記機器アドレス記憶手段に記憶された内容を
所定期間ごとに更新する第1制御モードで動作し、外部
からのコマンドが入力されることに応じて、上記第1制
御モードから、上記機器アドレス記憶手段に記憶された
内容の更新を制限する第2制御モードに変更する制御手
段とを備える送信側プロトコル変換装置と、上記送信側
プロトコル変換装置からのデータを受信して、第2プロ
トコルに従った第2データ形式のデータを、上記第1プ
ロトコルに従った第1データ形式の制御データに変換し
て上記制御対象機器に送信する受信側プロトコル変換装
置とを備える。
【0029】請求項11に係るデータ伝送システムで
は、上記受信側プロトコル変換装置は、上記ネットワー
クに含まれる機器と接続され、上記ネットワークを介し
た情報の送受信をする送受信手段と、上記送受信手段で
受信した第2プロトコルに従った第2データ形式のデー
タを、第1プロトコルに従った第1データ形式のデータ
に変換する第2プロトコル変換手段と、ネットワークの
接続状態を検出し、接続状態を示す接続状態情報を生成
する接続状態検出手段と、上記接続状態検出手段からの
接続状態情報に基づいてネットワークの構成変更が発生
したと判定したときに、構成変更が発生したことを示す
構成変更情報を生成して上記送信側プロトコル変換装置
に送信するように上記送受信手段を制御する構成変更通
知手段とを備える。
【0030】請求項12に係るデータ伝送システムで
は、上記送信側プロトコル変換装置は、上記構成変更通
知手段からの構成変更情報を上記受信手段で受信し、上
記受信手段で受信した構成変更情報に従ってネットワー
クの構成変更が発生したことを通知する通知手段を備え
る。
【0031】請求項13に係るデータ伝送システムで
は、上記送信側プロトコル変換装置は、上記構成変更通
知手段からの構成変更情報を上記受信手段で受信した時
に、上記ネットワークアドレス記憶手段に記憶されたネ
ットワークアドレスに対する機器アドレスを取得し、上
記機器アドレス記憶手段にネットワークアドレスと対応
させて取得した機器アドレスを記憶させる機器アドレス
作成手段を備える。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0033】本発明は、例えば図1に示すように構成さ
れた調光システムに適用される。本例において、調光シ
ステムは、例えば劇場を照明する照明器具を複数備え、
各照明器具の調光をするものについて説明する。
【0034】[調光システムの構成]調光システムは、
図1から分かるように、ユーザにより操作される調光卓
1と、調光卓1と第1プロトコルに従った信号線11で
接続される送信側プロトコル変換装置2と、送信側プロ
トコル変換装置2と第2プロトコルに従ったネットワー
ク12で接続される複数の受信側プロトコル変換装置3
A、3B、3C(以下、総称するときには単に「受信側
プロトコル変換装置3」と呼ぶ。)と、各受信側プロト
コル変換装置3と第1プロトコルに従った信号線13で
接続された複数の照明器具4a〜4o(以下、総称する
ときには単に「照明器具4」と呼ぶ。)とを備える。
【0035】本例において、第1プロトコルは、DMX
512規格である。このDMX512規格は、EIA/
TIAのシリアル伝送規格であり、一又は複数の照明装
置4をバスの形態で接続した一本の同軸ケーブルである
一系統について最大512個の論理チャネルの使用を許
可している。また、第2プロトコルは、汎用のLAN
(Local Area Network)規格であって、例えばイーサネ
ット規格と呼ばれているものである。
【0036】以下の説明では、信号線11及び信号線1
3にDMX512規格に従った調光制御データが伝送さ
れ、ネットワーク12にTCP(Transmission Control
Protocol)/IP(Internet Protocol)規格及びLA
N規格に従った調光制御データを含む制御パケットが伝
送される一例について説明する。
【0037】調光卓1は、例えばスイッチやダイヤル、
フェーダ等のユーザが各照明器具4を遠隔制御するため
の操作部を備える。調光卓1は、操作部が操作されるこ
とにより、各照明器具4の調光制御内容を示す調光制御
データを生成する。調光卓1は、生成した調光制御デー
タを受信側プロトコル変換装置3に出力するに際して、
DMX512規格に従った信号形式にする。
【0038】送信側プロトコル変換装置2及び受信側プ
ロトコル変換装置3には、TCP/IPに従ってデータ
伝送をするためのIPアドレスが付与されていると共
に、LAN規格に従ってデータ伝送をするためのMAC
(Media Access Control)アドレスが付与されている。
【0039】送信側プロトコル変換装置2は、調光卓1
からの調光制御データを受信し、制御対象となる照明器
具4が接続された受信側プロトコル変換装置3に調光制
御データを含む制御パケットを送信する。このとき、送
信側プロトコル変換装置2は、DMX512規格のデー
タから、LAN規格のデータに調光制御データをプロト
コル変換し、プロトコル変換した調光制御データにIP
アドレス及びMACアドレスを含むヘッダ情報を付加す
る。なお、この送信側プロトコル変換装置2の機能的な
構成については後述する。
【0040】受信側プロトコル変換装置3は、ネットワ
ーク12を介して送信側プロトコル変換装置2からの制
御パケットを受信する。受信側プロトコル変換装置3
は、受信した制御パケットから調光制御データを取り出
してプロトコル変換することで、制御パケットをDMX
512規格の調光制御データに変換して信号線13を介
して照明器具4に調光制御データを出力する。
【0041】照明器具4は、受信側プロトコル変換装置
3からの調光制御データが入力され、自身のデータ部分
に記述された制御内容に従って動作する。これにより、
照明器具4は、調光卓1で生成した調光制御データに従
って、劇場の明るさの調整などを行う。
【0042】また、この調光システムにおいては、図示
しない、管理端末装置が送信側プロトコル変換装置2に
接続されている。送信側プロトコル変換装置2は、管理
端末装置からの要求に従って内部に保持しているARP
(Address Resolution Protocol)テーブルに対する処
理モードを変更する。なお、このときの送信側プロトコ
ル変換装置2の動作については後述する。
【0043】また、この調光システムでは、調光制御デ
ータの他に、ネットワーク12上の送信側プロトコル変
換装置2と受信側プロトコル変換装置3との間で各種情
報の送受信を行うように構成されている。
【0044】[第1形態に係る送信側プロトコル変換装
置2の構成]図2に、第1形態に係る送信側プロトコル
変換装置2の機能的な構成を示す。
【0045】送信側プロトコル変換装置2は、信号線1
1から調光制御データを受信してプロトコル変換をする
プロトコル変換部21と、ネットワーク12と接続して
制御パケットを送受信するLAN送受信部22と、AR
Pテーブルを記憶するARPテーブル記憶部23と、A
RPテーブルの内容を制御するARPテーブルクリア制
御部24と、送信先IPアドレス記憶部25とを備えて
構成されている。
【0046】プロトコル変換部21は、信号線11から
調光制御データを受信してプロトコル変換をする。プロ
トコル変換部21は、DMX512規格の調光制御デー
タを用いて、TCP/IP、LAN規格に従った制御パ
ケットに変換するためのフォーマット情報を作成し、L
AN送受信部22に出力する。
【0047】送信先IPアドレス記憶部25は、調光シ
ステムに含まれ、送信側プロトコル変換装置2における
データ送信先となる受信側プロトコル変換装置3のIP
アドレスをIPアドレステーブルとして記憶する。この
送信先IPアドレス記憶部25に格納されるIPアドレ
ステーブルは、調光システムの構築時にユーザにより全
受信側プロトコル変換装置3のIPアドレスが登録され
て作成される。
【0048】この送信先IPアドレス記憶部25に記憶
されたIPアドレステーブルは、ARPテーブルクリア
制御部24により読み込まれると共に、LAN送受信部
22に読み込まれる。
【0049】ARPテーブル記憶部23は、受信側プロ
トコル変換装置3のIPアドレスと、受信側プロトコル
変換装置3のMACアドレスとが対応づけられたARP
テーブルを記憶する。このARPテーブル記憶部23に
記憶されたARPテーブルは、ARPテーブルクリア制
御部24によりその内容がクリアされると共に、LAN
送受信部22によりその内容が更新される。
【0050】ARPテーブルクリア制御部24は、外部
からのコマンドに応じて、ARPテーブル記憶部23に
記憶されたARPテーブルを所定期間毎にクリアする通
常モードと、ARPテーブル記憶部23に記憶されたA
RPテーブルのクリアを禁止することでARPテーブル
の更新を制限する固定モードとの間で処理モードが変更
される。
【0051】ここで、通常モードは、汎用のネットワー
クで使用されているARPに従った処理モードである。
この通常モードにおいて、ARPテーブルクリア制御部
24は、ネットワーク12を介した送受信が所定間隔、
略10分〜20分程度続くとARPテーブルをクリアす
る。
【0052】また、固定モードは、通常モードが所定間
隔ごとにARPテーブルをクリアするのに対して、クリ
アを禁止してARPテーブル記憶部23に格納されたA
RPテーブルの内容を固定とする処理モードである。
【0053】LAN送受信部22は、プロトコル変換部
21からの調光制御データを含むフォーマット情報を、
ネットワーク12で伝送可能な制御パケットに含めて受
信側プロトコル変換装置3に送信する。このとき、LA
N送受信部22は、送信先IPアドレス記憶部25から
IPアドレスを取得すると共に、ARPテーブル記憶部
23からMACアドレスを取得し、取得したIPアドレ
ス及びMACアドレス、並びに調光制御データを含む制
御パケットを作成してネットワーク12に送信する。
【0054】[第1形態に係るプロトコル変換装置の動
作]図3に、通常モードにおける送信側プロトコル変換
装置2の処理手順のフローチャートを示す。
【0055】調光卓1から信号線11を介してプロトコ
ル変換部21にDMX512規格に従った調光制御デー
タが送信されることに応じて、ステップS1に移行す
る。
【0056】ステップS1において、プロトコル変換部
21により受信した調光制御データをネットワーク12
で伝送するためのフォーマット情報を作成してLAN送
受信部22に出力する。
【0057】次のステップS2において、LAN送受信
部22は、送信先IPアドレス記憶部25から送信先の
受信側プロトコル変換装置3についてのIPアドレスを
取得する。
【0058】次のステップS3において、LAN送受信
部22は、ステップS2で取得したIPアドレスの受信
側プロトコル変換装置3のMACアドレスを取得するた
めに、ARPテーブル記憶部23に格納されたARPテ
ーブルを検索する。
【0059】次のステップS4において、LAN送受信
部22は、ステップS3でARPテーブルを検索した結
果、ARPテーブル内にステップS2で取得したIPア
ドレスに対応したMACアドレスが存在するか否かの判
定をする。
【0060】LAN送受信部22は、IPアドレスに対
応したMACアドレスが存在すると判定したときにはス
テップS9に処理を進め、MACアドレスを取得し、取
得したMACアドレス及びステップS2で取得したIP
アドレス、並びに調光制御データを含む制御パケットを
作成し(ステップS9)、ネットワーク12に送信する
(ステップS10)。
【0061】一方、LAN送受信部22は、IPアドレ
スに対応したMACアドレスが存在しないと判定したと
きにはステップS5に処理を進め、ステップS2で取得
したIPアドレスの受信側プロトコル変換装置3に、M
ACアドレスを送信要求するARPリクエストを送信す
る。
【0062】次のステップS6において、LAN送受信
部22は、ステップS5で送信したARPリクエストに
応じたARPレスポンスを受信する。
【0063】次のステップS7において、LAN送受信
部22は、ステップS6で受信したARPリクエストに
含まれる送信先の受信側プロトコル変換装置3のMAC
アドレスを取得する。
【0064】次のステップS8において、LAN送受信
部22は、ステップS7で取得したMACアドレスをA
RPテーブル記憶部23に登録することにより、ARP
テーブルの内容を更新する。
【0065】これにより、送信側プロトコル変換装置2
は、送信先のIPアドレスに対応したMACアドレスが
ARPテーブルに登録されていないときでもMACアド
レスを取得して調光制御データを含む制御パケットを送
信する。
【0066】また、この通常モードにおいて、ARPテ
ーブルクリア制御部24は、ARPにより規定された所
定時間の間、送信側プロトコル変換装置2と受信側プロ
トコル変換装置3との間に通信がない場合には、通信が
無かったIPアドレスのMACアドレスをクリアするよ
うにARPテーブル記憶部23のARPテーブルの内容
を変更する。
【0067】このような通常モード時に、ARPテーブ
ルクリア制御部24は、外部からのコマンドが入力され
ると、固定モードに変更する。これにより、ARPテー
ブルクリア制御部24は、通常モードでは所定時間通信
がない場合に行うARPテーブル内のMACアドレスの
クリアを禁止状態にする。
【0068】図4に、上述した送信側プロトコル変換装
置2のARPテーブルクリア制御部24の動作について
説明する。
【0069】図4によれば、先ず、例えば劇場の上演前
などの通常状態においては、ARPテーブルクリア制御
部24を通常モードに設定し(ステップS11)、AR
Pテーブルクリア制御部24により所定時間が経過した
と判定したら(ステップS12)、ARPテーブル記憶
部23の内容をクリアする(ステップS13)。
【0070】次のステップS14において、送信側プロ
トコル変換装置2により、ARPテーブルクリア制御部
24の処理モードを通常モードから固定モードに変更す
るための外部からのコマンドが入力されたか否かの判定
をする。外部からのコマンドが入力されていないときに
は、引き続き通常モード(ステップS11)で動作し、
ARPリクエストを送信することによりARPテーブル
を作成する。
【0071】一方、ステップS14で送信側プロトコル
変換装置2により外部からのコマンドを入力したときに
は、ステップS15に処理を進め、ARPテーブルクリ
ア制御部24の処理モードを通常モードから固定モード
に変更する。これにより、ARPテーブルクリア制御部
24によるARPテーブル記憶部23に記憶されている
ARPテーブルのクリアを禁止する。
【0072】そして、固定モードに変更した後に、外部
からの通常モードに変更するためのコマンドが入力され
たと判定したら(ステップS15)、再度ステップS1
1に戻って通常モードにする。
【0073】[第1形態に係る送信側プロトコル変換装
置2による効果]上述したように、第1形態に係る送信
側プロトコル変換装置2を備えた調光システムによれ
ば、例えば劇場の上演前にはARPテーブルクリア制御
部24を通常モードにし、劇場の上演中など、照明器具
4の調光制御に伝送遅延が許されない場合にはARPテ
ーブルクリア制御部24を固定モードにして、送信側プ
ロトコル変換装置2のデータ送信先のMACアドレスの
クリアを行わないようにすることができる。
【0074】したがって、調光システムによれば、AR
Pテーブルクリア制御部24を固定モードにすることに
より、一旦作成されたARPテーブルを上演中同じ内容
で使用することができ、上演中に何度もARPリクエス
トを送信側プロトコル変換装置2から受信側プロトコル
変換装置3に送信する必要がなく、プロトコル変換に必
要な処理による伝送遅延を抑制することができる。した
がって、この調光システムによれば、ARPリクエスト
の送信回数を減らし、ARP処理により発生する伝送遅
延を削減することができ、リアルタイム性を高くするこ
とができる。
【0075】なお、上述したように、外部からのコマン
ドに応じて通常モードと固定モードとの間でARPテー
ブルに対する処理モードを変更させる処理や、調光卓1
からの調光制御データが入力されたことに応じて制御パ
ケットを生成する処理をコンピュータ読み取り可能なプ
ログラムとして記録媒体に記憶しておいても良い。この
とき、送信側プロトコル変換装置2は、記録媒体に記憶
したプログラムを読み出して起動し、上述と同様の処理
を行うことで、同様の効果を発揮することができる。
【0076】[第2形態に係る送信側プロトコル変換装
置2]図5に、第2形態に係る送信側プロトコル変換装
置2の構成を示す。なお、以下の説明では、上述した形
態の送信側プロトコル変換装置2と同様の部分について
は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0077】この送信側プロトコル変換装置2は、図2
に示す送信側プロトコル変換装置2とは、送信先IPア
ドレス記憶部25及びLAN送受信部22と接続された
ARPテーブル作成部31を更に備える点で異なる。
【0078】ARPテーブル作成部31は、例えば劇場
の上演が始まる前であって、通常モードから固定モード
にARPテーブルクリア制御部24の処理モードを変更
するときに、予め送信先IPアドレス記憶部25に記憶
された全受信側プロトコル変換装置3のIPアドレスを
読み出し、IPアドレスに対応した全受信側プロトコル
変換装置3のMACアドレスを一斉に取得するようにL
AN送受信部22を制御する。
【0079】このとき、ARPテーブル作成部31は、
一斉にLAN送受信部22から受信側プロトコル変換装
置3にARPリクエストを送信するように制御すること
で一斉に受信側プロトコル変換装置3のMACアドレス
を取得する。これにより、ARPテーブル作成部31
は、全受信側プロトコル変換装置3のMACアドレスを
取得し、ARPテーブル記憶部23に記憶するARPテ
ーブルを作成して、ARPテーブル記憶部23に記憶さ
せる。
【0080】これにより、送信側プロトコル変換装置2
では、ARPテーブル作成部31により全受信側プロト
コル変換装置3についてのMACアドレスを含むARP
テーブルを作成した状態でARPテーブルクリア制御部
24の処理モードを固定モードに変更する。
【0081】このような第2形態に係る送信側プロトコ
ル変換装置2によれば、全受信側プロトコル変換装置3
のMACアドレスを取得した状態で劇場の上演を開始す
ることができ、上演中にLAN送受信部22によりAR
Pリクエストを送信することがなく、ARP処理による
調光制御データの伝送遅延を抑制することができる。
【0082】[第3形態に係る送信側プロトコル変換装
置2]図6に、第3形態に係る送信側プロトコル変換装
置2の構成を示す。なお、以下の説明では、上述した形
態の送信側プロトコル変換装置2と同様の部分について
は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0083】第3形態に係る送信側プロトコル変換装置
2は、図2に示す送信側プロトコル変換装置2とは、送
信先IPアドレス記憶部25及びLAN送受信部22と
接続されたARP送信部41を更に備える点で異なる。
【0084】ARP送信部41は、例えば劇場の上演が
始まる前であって、通常モードから固定モードにARP
テーブルクリア制御部24の処理モードを変更するとき
に、予め送信先IPアドレス記憶部25に記憶された各
受信側プロトコル変換装置3のIPアドレスを読み出
し、IPアドレスに対応した各受信側プロトコル変換装
置3のMACアドレスを取得するようにLAN送受信部
22を制御する。
【0085】このとき、ARP送信部41は、LAN送
受信部22から一つの受信側プロトコル変換装置3にA
RPリクエストを送信するように制御し、受信側プロト
コル変換装置3のMACアドレスを取得する処理を順次
繰り返すことにより、順次受信側プロトコル変換装置3
のMACアドレスを取得する。これにより、ARP送信
部41は、全受信側プロトコル変換装置3のMACアド
レスを取得し、ARPテーブル記憶部23に記憶するA
RPテーブルを作成して、ARPテーブル記憶部23に
記憶させる。
【0086】これにより、送信側プロトコル変換装置2
では、ARP送信部41により全受信側プロトコル変換
装置3のIPアドレスに対するMACアドレスを含むA
RPテーブルを作成した状態でARPテーブルクリア制
御部24の処理モードを固定モードに変更する。
【0087】このような第3形態に係る送信側プロトコ
ル変換装置2によれば、全受信側プロトコル変換装置3
のMACアドレスを取得した状態で劇場の上演を開始す
ることができ、上演中にLAN送受信部22によりAR
Pリクエストを送信することがなく、ARP処理による
調光制御データの伝送遅延を抑制することができる。
【0088】また、この第3形態に係る送信側プロトコ
ル変換装置2によれば、ARPテーブルクリア制御部2
4の処理モードを通常モードから固定モードにするとき
に、自動的にARPテーブルを作成することができ、ユ
ーザの設定作業を不要とすると共に、操作を簡単とする
ことができる。更に、この送信側プロトコル変換装置2
によれば、ユーザにより設定することがないので、MA
Cアドレスの入力ミスによる通信不能を防止することが
できる。
【0089】[第4形態に係る送信側プロトコル変換装
置2]図7に、第4形態に係る送信側プロトコル変換装
置2の構成を示す。なお、以下の説明では、上述した形
態の送信側プロトコル変換装置2と同様の部分について
は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0090】第4形態に係る送信側プロトコル変換装置
2は、図2に示す送信側プロトコル変換装置2とは、送
信先IPアドレス記憶部25及びLAN送受信部22と
接続された確認パケット送信部51と、LAN送受信部
22に接続された機器認識部52とを更に備える点で異
なる。
【0091】確認パケット送信部51は、受信側プロト
コル変換装置3側の機器管理をするための機器管理プロ
トコルを実装している。この確認パケット送信部51
は、実装している機器管理プロトコルに従った処理をす
ることで、受信側プロトコル変換装置3側を確認するた
めの接続確認パケットを生成し、生成した接続確認パケ
ットをLAN送受信部22により送信するように制御す
る。
【0092】機器認識部52は、確認パケット送信部5
1と同様に、受信側プロトコル変換装置3側の機器管理
をするための機器管理プロトコルを実装している。この
機器認識部52は、実装している機器管理プロトコルに
従った処理をすることで、確認パケット送信部51が生
成した接続確認パケットに対する接続確認レスポンスが
LAN送受信部22から入力される。機器認識部52
は、入力された接続確認レスポンスに含まれる情報を解
析して、受信側プロトコル変換装置3の機種、接続確認
をする。
【0093】なお、この送信側プロトコル変換装置2を
備えた調光システムにおいては、受信側プロトコル変換
装置3にも送信側プロトコル変換装置2と同様の機器管
理プロトコルが実装されていることは勿論である。
【0094】また、この確認パケット送信部51及び機
器認識部52、並びに受信側プロトコル変換装置3に実
装される機器管理プロトコルとしては例えばSNMP
(Simple Network Management Protocol)がある。この
場合、確認パケット送信部51は、接続確認パケットと
してGetリクエストパケット及びGetレスポンスパケット
を使用する。
【0095】このような送信側プロトコル変換装置2を
備える調光システムにおいては、図8に示すように、A
RPテーブルクリア制御部24の処理モードが通常モー
ドから固定モードに変更するに際して、先ず、送信側プ
ロトコル変換装置2から受信側プロトコル変換装置3に
ARPリクエストを送信し、このARPリクエストに対
するARPレスポンスを送信側プロトコル変換装置2で
受信する。これに応じて、送信側プロトコル変換装置2
では、ARPテーブル記憶部23に記憶するARPテー
ブルを作成する。
【0096】次に、送信側プロトコル変換装置2の確認
パケット送信部51は、送信先IPアドレス記憶部25
から調光システムに含まれる各受信側プロトコル変換装
置3のIPアドレスを用いて順番に接続確認パケットを
送信するようにLAN送受信部22を制御する。
【0097】この接続確認パケットを受信した受信側プ
ロトコル変換装置3では、自身の機種がプロトコル変換
装置であることを示す機種判別情報を接続確認レスポン
スに含めて送信側プロトコル変換装置2に送信する。
【0098】次に、送信側プロトコル変換装置2では、
機器認識部52により、受信側プロトコル変換装置3か
らの接続確認レスポンスに含まれる機種判別情報によ
り、送信先の受信側プロトコル変換装置3がプロトコル
変換装置であると判定する。
【0099】ここで、機器認識部52は、機種判別情報
により判定した結果、送信先がプロトコル変換装置でな
いと判定した場合には、外部に警告メッセージを出力す
る。この警告メッセージを出力する方式としては、接続
された管理端末装置の表示機構に表示させるように出力
しても良く、さらには、警告メッセージをパケットとし
てネットワーク上に送信してネットワーク上の管理端末
により表示させても良い。
【0100】また、機器認識部52は、確認パケット送
信部51により接続確認パケットを送信したにも拘わら
ず、接続確認レスポンスが返信されない場合にも、警告
メッセージを出力しても良い。これにより、調光システ
ムは、送信先IPアドレス記憶部25内のIPアドレス
の設定ミスや、受信側プロトコル変換装置3側のIPア
ドレスの設定ミスの検出を促すことができ、通信不能な
どの動作障害を抑制することができる。
【0101】更に、LAN送受信部22は、確認パケッ
ト送信部51からの接続確認パケットを送信するに際し
て、接続確認パケットに含まれるIPアドレスに対応す
るMACアドレスがARPテーブルに登録されていない
場合には、接続確認パケットを送信する前にARPリク
エストを送信し、これに対するARPレスポンスからM
ACアドレスを取得しても良い。これにより、調光シス
テムは、接続確認パケットを送信すると共に、同時的に
ARPテーブルの作成を行うことができる。
【0102】[第5形態に係る送信側プロトコル変換装
置2]図9に、第5形態に係る送信側プロトコル変換装
置2の構成を示す。なお、以下の説明では、上述した形
態の送信側プロトコル変換装置2と同様の部分について
は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0103】この送信側プロトコル変換装置2は、図5
に示す送信側プロトコル変換装置2とは、LAN送受信
部22及びARPテーブル作成部31と接続されたコマ
ンド解析部61を更に備える点で異なる。
【0104】コマンド解析部61は、外部の管理端末装
置とLAN規格に準じたネットワークを介して接続さ
れ、管理端末装置からのコマンドを受信して、コマンド
の内容を解析する。このコマンド解析部61により受信
するコマンドとしては、送信側プロトコル変換装置2に
よりARPテーブルを作成することを命令するARPテ
ーブル作成コマンド、ARPテーブルクリア制御部24
の処理モードを通常モードから固定モードに変更させる
ためのARPテーブル処理モード変更コマンドなどがあ
る。
【0105】このような送信側プロトコル変換装置2で
は、コマンド解析部61にコマンドが送信されると、コ
マンド解析部61によりコマンドを解析して、ARPテ
ーブル作成部31によりARPテーブルを作成する処
理、又は、ARPテーブルクリア制御部24の処理モー
ドを通常モードから固定モードに変更させる処理をす
る。
【0106】このような送信側プロトコル変換装置2を
備えた調光システムによれば、システム規模が大規模と
なり、多数の受信側プロトコル変換装置3が設置される
場合であっても、一カ所の管理端末装置により全受信側
プロトコル変換装置3を遠隔から一斉に設定、制御する
ことができ、各受信側プロトコル変換装置3ごとに設定
などをする手間を省略することが可能となる。
【0107】[第6形態に係る送信側プロトコル変換装
置2]図10に、第6形態に係る送信側プロトコル変換
装置2の構成を示す。なお、以下の説明では、上述した
形態の送信側プロトコル変換装置2と同様の部分につい
ては同一符号を付することによりその詳細な説明を省略
する。
【0108】第6形態に係る送信側プロトコル変換装置
2は、図2に示す送信側プロトコル変換装置2とは、L
AN送受信部22と接続されたARP応答測定部71
と、このARP応答測定部71と接続された応答時間判
定部72とを更に備える点で異なる。
【0109】ARP応答測定部71は、ARPテーブル
クリア制御部24の処理モードを通常モードから固定モ
ードに変更するときに、ネットワークの状態を検出する
ための処理をする。
【0110】すなわち、ARP応答測定部71は、送信
先IPアドレス記憶部25に格納されたIPアドレスの
各受信側プロトコル変換装置3にARPリクエストを送
信するようにLAN送受信部22を制御する。そして、
LAN送受信部22には、ARPリクエストに対するA
RPレスポンスが受信側プロトコル変換装置3から送信
される。このとき、ARP応答測定部71は、LAN送
受信部22によりARPリクエストを送信した送信時刻
と、LAN送受信部22によりARPレスポンスを受信
した受信時刻との応答時間の測定をする。ARP応答測
定部71は、測定した応答時間を応答時間判定部72に
出力する。
【0111】応答時間判定部72は、ARP応答測定部
71からの応答時間が、ネットワーク12の正常時にお
ける応答時間である場合には、ネットワーク12の状態
が正常であり、照明器具4の調光制御を正常に行えると
判定する。
【0112】一方、応答時間判定部72は、ARP応答
測定部71からの応答時間がネットワーク12の正常時
における応答時間でない場合には、ネットワーク12に
異常が発生し、照明器具4の調光制御を正常に行えない
と判定し、警告メッセージを出力する。
【0113】このような送信側プロトコル変換装置2を
備えた調光システムによれば、ARP処理の応答時間を
測定することにより、ネットワーク12のトラフィック
量が多すぎる場合や、ネットワーク12の接続構成又は
接続機器の設定に問題がある場合などにネットワーク1
2の異常を検出することができ、システム管理者などに
通知することができる。したがって、この調光システム
によれば、ネットワーク12上の問題を検出することに
より、システムを正常状態に修正することを促し、応答
性の高いシステムを構築することができる。
【0114】また、この第6形態に係る送信側プロトコ
ル変換装置2は、ARPテーブルクリア制御部24の処
理モードが通常モードから固定モードとなる時に、AR
P応答測定部71及び応答時間判定部72によるネット
ワーク12の状態を検出しても良い。
【0115】この送信側プロトコル変換装置2によれ
ば、例えば劇場の上演開始前にARPテーブルクリア制
御部24の処理モードを通常モードから固定モードに変
更するときにネットワーク12の状態を検出することに
より、ネットワーク12のトラフィック量が多すぎた
り、ネットワーク12の接続構成や接続機器の設定に問
題がある場合にネットワーク12上の異常を検出し、ユ
ーザに通知することができる。これにより、送信側プロ
トコル変換装置2によれば、システムを正常状態に修正
し、応答性の高いシステムを構築することができる。
【0116】更に、この第6実施形態に係る送信側プロ
トコル変換装置2は、通常モード、固定モードの別に拘
わらず、定期的にARP応答測定部71及び応答時間判
定部72によるネットワーク12の状態を検出しても良
い。
【0117】この送信側プロトコル変換装置2によれ
ば、演劇などの上演が始まる前に、システムの異常を検
知することができユーザに通知することができ、ネット
ワーク12に異常があった場合でも、ネットワーク12
の問題を通知することができ、システムの修正を促すこ
とができる。
【0118】[他の調光システム]図11に、上述の図
1に示す受信側プロトコル変換装置3とは異なる、第1
形態に係る受信側プロトコル変換装置3の構成を示す。
なお、以下の説明では、上述した実施形態と同様の部分
については説明を省略する。
【0119】この受信側プロトコル変換装置3は、上述
した送信側プロトコル変換装置2と接続されるリンク状
態検出部81と、送信側プロトコル変換装置2との間で
LAN規格に準じた制御パケットの送受信を行うための
LAN送受信部82と、構成変更通知部83と、LAN
規格の制御パケットをDMX512規格の調光制御デー
タにして照明器具4に出力するプロトコル変換部84と
を備える。
【0120】リンク状態検出部81は、ネットワーク1
2のリンク状態を常時監視し、受信側プロトコル変換装
置3のネットワーク12に対するリンク状態が変更とな
ったことを検出して、変更検出情報を構成変更通知部8
3に出力する。
【0121】このリンク状態検出部81は、例えばリン
ク状態がオフからオンとなった場合、すなわちネットワ
ークケーブルが抜かれている状態から接続された状態に
変化して、送信側プロトコル変換装置2との間でデータ
送受信が可能となったときや、電源投入されたときに変
更検出情報を生成する。
【0122】LAN送受信部82は、リンク状態検出部
81から変更検出情報が入力されたことに応じて、送信
側プロトコル変換装置2にネットワークの構成変更が発
生したことを通知するための構成変更通知パケットを作
成する。LAN送受信部82は、構成変更通知パケット
をLAN送受信部82により送信側プロトコル変換装置
2に送信する制御をする。
【0123】これに対し、送信側プロトコル変換装置2
は、受信側プロトコル変換装置3からの構成変更通知パ
ケットをLAN送受信部22で受信し、ユーザにその旨
を提示する処理をする。
【0124】このような送信側プロトコル変換装置2
を、図12に示す。なお、以下の説明では、上述した形
態の送信側プロトコル変換装置2と同様の部分について
は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0125】この送信側プロトコル変換装置2は、図2
に示す送信側プロトコル変換装置2とは、LAN送受信
部22と接続された構成変更通知パケット受信部91を
更に備える点で異なる。
【0126】このような送信側プロトコル変換装置2で
は、受信側プロトコル変換装置3からの構成変更通知パ
ケットをLAN送受信部22を介して受信し、警告メッ
セージを出力する。このときの警告メッセージの出力方
式としては、直接接続された管理端末装置の表示機構に
表示させても良く、ネットワーク経由で管理端末装置に
表示させても良い。
【0127】また、送信側プロトコル変換装置2の他の
例としては、図13に示す送信側プロトコル変換装置2
があり、この送信側プロトコル変換装置2は、図12に
示す送信側プロトコル変換装置2とは、LAN送受信部
22及び送信先IPアドレス記憶部25と接続されたA
RPテーブル作成部31を更に備える点で異なる。
【0128】このような送信側プロトコル変換装置2に
おいて、構成変更通知パケット受信部91は、構成変更
通知パケットを受信したときに、警告メッセージを出力
すると共に、ARPテーブルの再作成を行うようにAR
Pテーブル作成部31及びLAN送受信部22を制御す
る。なお、ARPテーブル作成部31の処理内容につい
ては上述と同様である。
【0129】これにより、ネットワーク12に構成変更
が発生した場合には受信側プロトコル変換装置3が別の
プロトコル変換装置に交換された可能性があり、その場
合にMACアドレスが変更となっていることに対応する
ためである。
【0130】このような調光システムによれば、調光制
御データの受信側でネットワーク上の構成変更が発生し
たときであっても、受信側プロトコル変換装置3から送
信側プロトコル変換装置2に構成変更内容を通知するこ
とができるので、構成変更により通信に不具合が発生す
る場合であっても、ネットワークの復旧を促すことがで
きる。
【0131】また、この調光システムによれば、ネット
ワーク12の構成変更が発生した場合であっても、AR
Pテーブル作成部31によりARPテーブルを再作成す
ることができ、正確なMACアドレスを取得して正確に
調光制御をすることができる。
【0132】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0133】また、上述した説明では、送信側プロトコ
ル変換装置2及び受信側プロトコル変換装置3が共に調
光制御データの送受信が可能である場合について説明し
たが、送信側プロトコル変換装置2は調光制御データの
送信のみを行える構成にし、更に受信側プロトコル変換
装置3は調光制御データの受信のみを行える構成にして
も、本発明が適用可能であることは勿論である。
【0134】
【発明の効果】請求項1に係るプロトコル変換装置によ
れば、通常状態では、機器アドレス記憶手段に記憶され
た内容を所定期間ごとに更新する第1制御モードで動作
し、外部からのコマンドが入力されることに応じて、第
1制御モードから、機器アドレス記憶手段に記憶された
内容の更新を制限する第2制御モードに変更するので、
第1制御モードで作成された機器アドレス記憶手段に記
憶された内容を第2制御モード中に変更無く使用するこ
とができ、機器アドレス記憶手段に記憶された内容の更
新する必要がなく、プロトコル変換に必要な処理による
伝送遅延を抑制することができる。
【0135】請求項2に係るプロトコル変換装置によれ
ば、第1制御モードから第2制御モードに変更するに際
して、全ネットワークアドレスに対する機器アドレスを
一斉に取得し、ネットワークアドレスと対応させて取得
した機器アドレスを記憶させるので、全機器の機器アド
レスを取得した状態で第2制御モードを開始することが
でき、第2制御モード中に機器アドレス記憶手段に記憶
された内容の更新する必要がなく、プロトコル変換に必
要な処理による伝送遅延を抑制することができる。
【0136】請求項3に係るプロトコル変換装置によれ
ば、各ネットワークアドレスが付加された機器に順次機
器アドレス送信要求を送信し、機器アドレス送信要求に
応じた応答である機器アドレスを受信して、ネットワー
クアドレスと対応させて取得した機器アドレスを記憶さ
せるので、全機器の機器アドレスを取得した状態で第2
制御モードを開始することができ、第2制御モード中に
機器アドレス記憶手段に記憶された内容の更新する必要
がなく、プロトコル変換に必要な処理による伝送遅延を
抑制することができる。また、このプロトコル変換装置
によれば、機器アドレスの設定作業を不要とすると共
に、操作を簡単とし、機器アドレスの入力ミスによる通
信不能を防止することができる。
【0137】請求項4に係るプロトコル変換装置によれ
ば、各ネットワークアドレスが付加された機器に接続確
認要求を送信し、接続確認要求に応じた接続確認応答を
受信して、ネットワークアドレスと対応させて機器アド
レスを記憶させると共に、接続確認要求の送信先の機器
の機種を判定するので、ネットワークアドレスの設定ミ
スや、機器アドレスの設定ミスの検出を促すことがで
き、通信不能などの動作障害を抑制することができる。
【0138】請求項5に係るプロトコル変換装置によれ
ば、第1制御モードで動作しているときに、管理端末か
らの機器アドレス取得要求を端末接続手段で受信したこ
とに応じて、機器アドレス記憶手段にネットワークアド
レスと対応させて取得した機器アドレスを記憶させるの
で、システム規模が大規模となり、多数の機器が設置さ
れる場合であっても、一カ所の管理端末により全機器を
遠隔から一斉に設定、制御することができ、各機器ごと
に設定などをする手間を省略することが可能となる。
【0139】請求項6に係るプロトコル変換装置によれ
ば、機器に要求を送信した時刻から、要求に応じた応答
を受信した時刻までの応答時間を測定し、測定した応答
時間に基づいてネットワークの状態を判定するので、ネ
ットワークの異常を検出することができ、システム管理
者などに通知することができる。したがって、このプロ
トコル変換装置によれば、ネットワーク上の問題を検出
することにより、システムを正常状態に修正することを
促し、応答性の高いシステムを構築することができる。
【0140】請求項7に係るプロトコル変換装置によれ
ば、所定間隔毎に機器に要求を送信すると共に応答を受
信し、所定間隔毎にネットワークの状態を判定するの
で、通常モード、固定モードの別に拘わらず、定期的に
ネットワークの状態を検出してシステムの異常を検知す
ることができユーザに通知することができ、ネットワー
クに異常があった場合に通知することができ、システム
の修正を促すことができる。
【0141】請求項8に係るプロトコル変換方法によれ
ば、通常状態では、機器アドレスをネットワークアドレ
スと対応させて記憶した内容を所定期間ごとに更新する
第1制御モードで動作し、外部からのコマンドが入力さ
れることに応じて、第1制御モードから、機器アドレス
をネットワークアドレスと対応させて記憶した内容の更
新を制限する第2制御モードに変更するので、第1制御
モードで作成された機器アドレスをネットワークアドレ
スと対応させて記憶した内容を第2制御モード中に変更
無く使用することができ、機器アドレスをネットワーク
アドレスと対応させて記憶した内容の更新する必要がな
く、プロトコル変換に必要な処理による伝送遅延を抑制
することができる。
【0142】請求項9に係るプロトコル変換プログラム
によれば、通常状態では、機器アドレスをネットワーク
アドレスと対応させて記憶した内容を所定期間ごとに更
新する第1制御モードで動作し、外部からのコマンドが
入力されることに応じて、第1制御モードから、機器ア
ドレスをネットワークアドレスと対応させて記憶した内
容の更新を制限する第2制御モードに変更する処理をコ
ンピュータに実行させるので、第1制御モードで作成さ
れた機器アドレスをネットワークアドレスと対応させて
記憶した内容を第2制御モード中に変更無く使用するこ
とができ、機器アドレスをネットワークアドレスと対応
させて記憶した内容の更新する必要がなく、プロトコル
変換に必要な処理による伝送遅延を抑制することができ
る。
【0143】請求項10に係るデータ伝送システムによ
れば、機器アドレス記憶手段に記憶された内容を所定期
間ごとに更新する第1制御モードで動作し、外部からの
コマンドが入力されることに応じて、第1制御モードか
ら、機器アドレス記憶手段に記憶された内容の更新を制
限する第2制御モードに変更する送信側プロトコル変換
装置を備えるので、第1制御モードで作成された機器ア
ドレス記憶手段に記憶された内容を第2制御モード中に
変更無く使用することができ、機器アドレス記憶手段に
記憶された内容の更新する必要がなく、プロトコル変換
に必要な処理による伝送遅延を抑制することができる。
【0144】請求項11に係るデータ伝送システムによ
れば、ネットワークの接続状態を検出し、接続状態を示
す接続状態情報を生成し、接続状態情報に基づいてネッ
トワークの構成変更が発生したと判定したときに、構成
変更が発生したことを示す構成変更情報を生成して受信
側プロトコル変換装置から送信側プロトコル変換装置に
送信するので、受信側でネットワーク上の構成変更が発
生したときであっても、受信側プロトコル変換装置から
送信側プロトコル変換装置に構成変更内容を通知するこ
とができ、構成変更により通信に不具合が発生する場合
であっても、ネットワークの復旧を促すことができる。
【0145】請求項12に係るデータ伝送システムによ
れば、構成変更通知手段からの構成変更情報を受信し、
受信した構成変更情報に従ってネットワークの構成変更
が発生したことを通知する送信側プロトコル変換装置を
備えるので、ネットワークの構成変更が発生した場合で
あっても、機器アドレス記憶手段に記憶された内容を再
作成することができ、正確な機器アドレスを取得して正
確に調光制御をすることができる。
【0146】請求項13に係るデータ伝送システムによ
れば、構成変更情報を受信した時に、ネットワークアド
レスに対する機器アドレスを取得し、ネットワークアド
レスと対応させて取得した機器アドレスを記憶させる送
信側プロトコル変換装置を備えるので、ネットワークの
構成変更が発生した場合であっても、機器アドレス記憶
手段に記憶された内容を再作成することができ、正確な
機器アドレスを取得して正確に調光制御をすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した調光システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明を適用した送信側プロトコル変換装置の
構成を示す機能ブロック図である。
【図3】通常モードにおける送信側プロトコル変換装置
の処理手順のフローチャートである。
【図4】本発明を適用した送信側プロトコル変換装置に
おいてARPテーブルクリア制御部の処理モードを通常
モードと固定モードとの間で変更するときのフローチャ
ートである。
【図5】本発明を適用した第2形態に係る送信側プロト
コル変換装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明を適用した第3形態に係る送信側プロト
コル変換装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図7】本発明を適用した第4形態に係る送信側プロト
コル変換装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明を適用した第4形態に係る送信側プロト
コル変換装置と受信側プロトコル変換装置との間で送受
信される情報を説明するための図である。
【図9】本発明を適用した第5形態に係る送信側プロト
コル変換装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図10】本発明を適用した第6形態に係る送信側プロ
トコル変換装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図11】第1形態に係る受信側プロトコル変換装置の
構成を示す機能ブロック図である。
【図12】第1形態に係る受信側プロトコル変換装置と
接続される送信側プロトコル変換装置の構成を示す機能
ブロック図である。
【図13】第1形態に係る受信側プロトコル変換装置と
接続される送信側プロトコル変換装置の他の構成を示す
機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 調光卓 2 送信側プロトコル変換装置 3 受信側プロトコル変換装置 4 照明器具 11,13 信号線 12 ネットワーク 21 プロトコル変換部 22 LAN送受信部 23 ARPテーブル記憶部 24 ARPテーブルクリア制御部 25 送信先IPアドレス記憶部 31 ARPテーブル作成部 41 ARP送信部 51 確認パケット送信部 52 機器認識部 61 コマンド解析部 71 ARP応答測定部 72 応答時間判定部 81 リンク状態検出部 82 LAN送受信部 83 構成変更通知部 84 プロトコル変換部 91 構成変更通知パケット受信部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA04 GB01 HA04 HA06 HA10 HB02 KA05 KB06 KC27 KF05 KG08 5K032 AA02 BA08 CA08 CC02 CC06 CC09 CC11 DB24 5K034 AA02 CC06 DD03 EE10 FF02 HH61 HH63

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1プロトコルに従った第1データ形式
    のデータを受信する受信手段と、 複数のデータ送信先のネットワークアドレスをリスト化
    して記憶するネットワークアドレス記憶手段と、 データ送信先の各機器ごとに付加された機器アドレスを
    上記ネットワークアドレスと対応させて記憶する機器ア
    ドレス記憶手段と、 上記受信手段で受信した上記第1プロトコルに従った第
    1データ形式のデータを、上記ネットワーク内で伝送す
    るための第2プロトコルに従った第2データ形式のデー
    タに変換するプロトコル変換手段と、 上記プロトコル変換手段で変換されたデータに、上記ネ
    ットワークアドレス記憶手段に記憶されたネットワーク
    アドレス、及び上記機器アドレス記憶手段に記憶された
    機器アドレスを付加して上記ネットワークに送信する送
    信手段と、 上記機器アドレス記憶手段に記憶された内容を所定期間
    ごとに更新する第1制御モードで動作し、外部からのコ
    マンドが入力されることに応じて、上記第1制御モード
    から、上記機器アドレス記憶手段に記憶された内容の更
    新を制限する第2制御モードに変更する制御手段とを備
    えることを特徴とするプロトコル変換装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記第1制御モードか
    ら上記第2制御モードに変更するに際して、上記ネット
    ワークアドレス記憶手段に記憶された全ネットワークア
    ドレスに対する機器アドレスを取得し、上記機器アドレ
    ス記憶手段にネットワークアドレスと対応させて取得し
    た機器アドレスを記憶させる機器アドレス作成手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のプロトコル変換装
    置。
  3. 【請求項3】 上記機器アドレス作成手段は、上記ネッ
    トワークアドレス記憶手段に記憶された各ネットワーク
    アドレスが付加された機器に機器アドレス送信要求を送
    信するように上記送信手段を制御し、機器アドレス送信
    要求に応じた応答である機器アドレスを上記受信手段で
    受信して、上記機器アドレス記憶手段にネットワークア
    ドレスと対応させて取得した機器アドレスを記憶させる
    ことを特徴とする請求項2記載のプロトコル変換装置。
  4. 【請求項4】 上記機器アドレス作成手段は、上記ネッ
    トワークアドレス記憶手段に記憶された各ネットワーク
    アドレスが付加された機器に接続確認要求を送信するよ
    うに上記送信手段を制御し、接続確認要求に応じた接続
    確認応答を上記受信手段で受信して、上記機器アドレス
    記憶手段にネットワークアドレスと対応させて機器アド
    レスを記憶させると共に、上記接続確認要求の送信先の
    機器の機種を判定することを特徴とする請求項2記載の
    プロトコル変換装置。
  5. 【請求項5】 外部の管理端末と接続された端末接続手
    段を更に備え、 上記第1制御モードで動作しているときに、上記管理端
    末からの機器アドレス取得要求を上記端末接続手段で受
    信したことに応じて、上記制御手段は、上記機器アドレ
    ス記憶手段にネットワークアドレスと対応させて取得し
    た機器アドレスを記憶させることを特徴とする請求項1
    記載のプロトコル変換装置。
  6. 【請求項6】 上記機器に要求を送信した時刻から、上
    記要求に応じた応答を受信した時刻までの応答時間を測
    定する応答時間測定手段と、 上記応答時間測定手段で測定した応答時間に基づいてネ
    ットワークの状態を判定するネットワーク状態判定手段
    と、 を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれか一に記載のプロトコル変換装置。
  7. 【請求項7】 上記応答時間測定手段は、所定間隔毎に
    上記機器に要求を送信すると共に応答を受信し、上記ネ
    ットワーク状態判定手段は、所定間隔毎にネットワーク
    の状態を判定することを特徴とする請求項6記載のプロ
    トコル変換装置。
  8. 【請求項8】 複数のデータ送信先のネットワークアド
    レスをリスト化して予め記憶しておき、 データ送信先の各機器ごとに付加された機器アドレスを
    上記ネットワークアドレスと対応させて記憶した内容を
    所定期間ごとに更新すると共に、上記第1プロトコルに
    従った第1データ形式のデータを受信すると、ネットワ
    ーク内で伝送するための第2プロトコルに従った第2デ
    ータ形式のデータに変換し、変換したデータに、上記ネ
    ットワークアドレス及び上記機器アドレスを付加して上
    記ネットワークに送信する第1制御モードで動作してい
    るときに、 外部からのコマンドが入力されることに応じて、上記第
    1制御モードから、上記機器アドレスを上記ネットワー
    クアドレスと対応させて記憶した内容の更新を制限する
    第2制御モードに変更し、上記機器アドレスを上記ネッ
    トワークアドレスと対応させて記憶した内容の変更を制
    限した上で、上記第1プロトコルに従った第1データ形
    式のデータを受信すると、上記ネットワーク内で伝送す
    るための第2プロトコルに従った第2データ形式のデー
    タに変換し、変換したデータに、変更が制限されている
    上記ネットワークアドレス及び上記機器アドレスを付加
    して上記ネットワークに送信することを特徴とするプロ
    トコル変換方法。
  9. 【請求項9】 複数のデータ送信先のネットワークアド
    レスがリスト化して予め記憶された状態で、 データ送信先の各機器ごとに付加された機器アドレスを
    上記ネットワークアドレスと対応させて記憶した内容を
    所定期間ごとに更新すると共に、上記第1プロトコルに
    従った第1データ形式のデータを受信すると、ネットワ
    ーク内で伝送するための第2プロトコルに従った第2デ
    ータ形式のデータに変換し、変換したデータに、上記ネ
    ットワークアドレス及び上記機器アドレスを付加して上
    記ネットワークに送信する第1制御モードで動作してい
    るときに、 外部からのコマンドが入力されることに応じて、上記第
    1制御モードから、上記機器アドレスを上記ネットワー
    クアドレスと対応させて記憶した内容の更新を制限する
    第2制御モードに変更し、上記機器アドレスを上記ネッ
    トワークアドレスと対応させて記憶した内容の変更を制
    限した上で、上記第1プロトコルに従った第1データ形
    式のデータを受信すると、上記ネットワーク内で伝送す
    るための第2プロトコルに従った第2データ形式のデー
    タに変換し、変換したデータに、変更が制限されている
    上記ネットワークアドレス及び上記機器アドレスを付加
    して上記ネットワークに送信する処理をコンピュータに
    実行させることを特徴とするプロトコル変換プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記第1プロトコルに従った第1デー
    タ形式の制御対象機器を制御する制御データを生成して
    送信する制御機器と、 上記制御機器からの制御データを受信する第1受信手段
    と、複数のデータ送信先のネットワークアドレスをリス
    ト化して記憶するネットワークアドレス記憶手段と、デ
    ータ送信先の各機器ごとに付加された機器アドレスを上
    記ネットワークアドレスと対応させて記憶する機器アド
    レス記憶手段と、上記第1受信手段で受信した上記第1
    プロトコルに従った第1データ形式のデータを、上記ネ
    ットワーク内で伝送するための第2プロトコルに従った
    第2データ形式のデータに変換する第1プロトコル変換
    手段と、上記第1プロトコル変換手段で変換されたデー
    タに、上記ネットワークアドレス記憶手段に記憶された
    ネットワークアドレス、及び上記機器アドレス記憶手段
    に記憶された機器アドレスを付加して上記ネットワーク
    に送信する第1送信手段と、上記機器アドレス記憶手段
    に記憶された内容を所定期間ごとに更新する第1制御モ
    ードで動作し、外部からのコマンドが入力されることに
    応じて、上記第1制御モードから、上記機器アドレス記
    憶手段に記憶された内容の更新を制限する第2制御モー
    ドに変更する制御手段とを備える送信側プロトコル変換
    装置と、 上記送信側プロトコル変換装置からのデータを受信し
    て、第2プロトコルに従った第2データ形式のデータ
    を、上記第1プロトコルに従った第1データ形式の制御
    データに変換して上記制御対象機器に送信する受信側プ
    ロトコル変換装置とを備えることを特徴とするデータ伝
    送システム。
  11. 【請求項11】 上記受信側プロトコル変換装置は、 上記ネットワークに含まれる機器と接続され、上記ネッ
    トワークを介した情報の送受信をする送受信手段と、 上記送受信手段で受信した第2プロトコルに従った第2
    データ形式のデータを、第1プロトコルに従った第1デ
    ータ形式のデータに変換する第2プロトコル変換手段
    と、 ネットワークの接続状態を検出し、接続状態を示す接続
    状態情報を生成する接続状態検出手段と、 上記接続状態検出手段からの接続状態情報に基づいてネ
    ットワークの構成変更が発生したと判定したときに、構
    成変更が発生したことを示す構成変更情報を生成して上
    記送信側プロトコル変換装置に送信するように上記送受
    信手段を制御する構成変更通知手段とを備えることを特
    徴とする請求項10記載のデータ伝送システム。
  12. 【請求項12】 上記送信側プロトコル変換装置は、 上記構成変更通知手段からの構成変更情報を上記受信手
    段で受信し、 上記受信手段で受信した構成変更情報に従ってネットワ
    ークの構成変更が発生したことを通知する通知手段を備
    えることを特徴とする請求項11記載のデータ伝送シス
    テム。
  13. 【請求項13】 上記送信側プロトコル変換装置は、 上記構成変更通知手段からの構成変更情報を上記受信手
    段で受信した時に、上記ネットワークアドレス記憶手段
    に記憶されたネットワークアドレスに対する機器アドレ
    スを取得し、上記機器アドレス記憶手段にネットワーク
    アドレスと対応させて取得した機器アドレスを記憶させ
    る機器アドレス作成手段を備えることを特徴とする請求
    項11記載のデータ伝送システム。
JP2001158576A 2001-05-28 2001-05-28 プロトコル変換装置及び方法、並びにプログラム、データ伝送システム Withdrawn JP2002353983A (ja)

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