JP2002349798A - 複数流体の自動切換供給システム、そのシステムの使用方法及びそのシステムの洗浄方法。 - Google Patents

複数流体の自動切換供給システム、そのシステムの使用方法及びそのシステムの洗浄方法。

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JP2002349798A
JP2002349798A JP2001153980A JP2001153980A JP2002349798A JP 2002349798 A JP2002349798 A JP 2002349798A JP 2001153980 A JP2001153980 A JP 2001153980A JP 2001153980 A JP2001153980 A JP 2001153980A JP 2002349798 A JP2002349798 A JP 2002349798A
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Japan
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pig
line
pump
way
valve
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JP2001153980A
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Takashi Hashizume
隆 橋爪
Hirohisa Nakamura
拓央 中村
Maki Takaoka
真樹 高岡
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Soken Kagaku KK
Soken Chemical and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Soken Kagaku KK
Soken Chemical and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共通循環ラインに複数流体を切換え供給・循環
させて、ピグ損傷の低減化、システムの低コスト化、優
れたシステム操作性、システム・ラインの優れた洗浄性
等を有する複数流体の自動切換供給システム、その供給
方法及びその効果的な洗浄方法を提供することである。 【解決手段】共通循環ライン1に、ピグ70の走行下
に、洗浄液と複数流体とを交互に切換え供給・循環させ
るに、2組以上の閉ループの流体ラインを有する共通循
環ライン1と、一個のピグステーション7を有す閉ルー
プのピグライン3と、これに分岐する閉ループのポンプ
8Pを配す洗浄液ラインとを有す一組のピグユニット2
と、一組の閉ループのポンプライン4とを有し、共通循
環ライン1とピグユニット2及び共通循環ライン1とポ
ンプライン4とのそれぞれが、四方弁10,20を介し
て互いに導通又は遮断関係を維持する複数流体の自動切
換供給システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数流体の自動切
換供給システムに関し、より詳細には、ピグを走行させ
て、洗浄下にある共通循環ラインに複数流体を切換えて
供給・循環させて、ピグ損傷の低減や、コンタミ量の低
減や、システムの低コスト化及びシステムの操作性に優
れる複数流体の自動切換供給システムに関する。また、
本発明は、このシステムによる複数流体の優れた自動切
換供給方法及びそのシステムの優れた洗浄方法にも関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、医薬・工業薬品、食品、塗
料、インキ、石油化学、石油精製等の各種の産業分野
で、原料及び製品としての複数の流体を切換え供給させ
て原料や製品を製造するために、その原料の調製及び製
品の製造工程において、複数流体を切換えて供給循環さ
せるシステムが広く用いられている。このようなシステ
ムには共通循環ラインが設けられ、各種の流体を移送
(供給)するに際して、その流体の流路には、手動又は
自動等でその流路方向を切換える多方弁が設けられてい
る。
【0003】特開平4−22458号公報には塗料供給
装置が、特開平1−317569号公報にはカラーチェ
ンジ方法が、特開平4−330962号公報には多色塗
装装置の洗浄方法が、特開平8−309261号、特開
平9−192620号、特開平11−138118号及
び特開平11−148600号公報等には、共通循環ラ
インにピグを走行させて、このラインの洗浄を併行させ
て行い、複数流体をこのラインに切換え供給する供給流
体自動交換装置(システム)が提案されている。このシ
ステムにおける流体又は洗浄液を供給・循環させる共通
循環ラインには、通常、ピグステーション及び洗浄液ラ
イン、流体供給ライン、多方弁等が組み込まれ、この多
方弁を介して、ピグ走行を伴って、複数流体及び洗浄液
が切換え供給・循環させるシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように公報に提案
する複数流体を切換え供給させる自動供給システムにお
いては、共通循環ラインにピグステーション、ポンプ、
多方弁、開閉弁、流体供給ライン、洗浄液供給ライン等
が組込まれている。通常、複数流体を交互に切換えて供
給する場合、この共通循環ラインは、交互に洗浄されて
いなければならない。しかも、この洗浄液や、流体の供
給は、ピグステーションを介して発射されるピグの走行
下に行われる。
【0005】従って、このようなシステムを実施させる
には、ピグが通過できる多方弁が使用され、洗浄液又は
流体を交互に切換えて供給されたその流れ方向をピグの
走行を伴って、多数回に及んで切換えられる。また、こ
のように使用される多方弁は、通常、自動多方向切換弁
(以後、単に多方弁と記す)が使用され、システムに組
込むことによる多方弁が占める設置幅も大きくなる。
【0006】すなわち、この多方弁には、複数個のポー
トに連結する接続管を設けているので、ピグの走行性か
らこの接続管は、R状管が不可欠である。また、その弁
体内に設ける弁孔(貫通孔)もピグ通過から、曲率の大
きなR状の貫通孔を要すことから、多方弁自体が大きく
なり、コスト的にも高価なバルブになるのが一般的であ
る。
【0007】また、このような多方弁を組込むシステム
においては、この多方弁を設けて洗浄液や流体を切換え
るに係わる接続配管が、煩雑且つ複雑化する傾向にあ
る。また、この接続配管の複雑化と共に、流体切換え時
における多方弁の操作性とシール性に関連して、ライン
の洗浄性を低下させ、コンタミ量及び洗浄液量を増大さ
せる要因にもなる。
【0008】また、このようなシステムにおいて、多方
弁を使用する場合には、特に、共通循環ラインを走行す
るピグが、バルブのポート内及び弁体内の貫通孔を走行
することから、従来から、多数回の切換え使用する経時
において、ピグを損傷させてピグの耐久性を著しく低下
させたり、また、バルブのシール部材への損傷・変形を
生じさせる。その結果、バルブのシール性を損なわせ、
扱う流体の漏洩、コンタミ発生等から、バルブ操作性に
係わってシステムの運転を低下させることにもなる。
【0009】以上から、本発明の目的は、共通循環ライ
ンにピグを走行させ、洗浄液に置換させて複数流体を切
換え供給させて、ピグ損傷、コンタミ量等を低減させ、
従来法に比べてシステムが著しく単純化されて、システ
ムのコスト低減化や、システムの操作性を向上させ、し
かも、複数流体の切換え供給時に起こる混ざりコンタミ
を低減させ、更にはシステムの洗浄を容易にさせて洗浄
液量を低減させることを特徴とする複数流体の自動切換
供給システム及びその使用方法を提供することである。
【0010】また、本発明の他の目的は、このような自
動切換供給システムを用いて、異なる少なくとも2組以
上の各共通循環ラインに、異なる複数系統の複数流体を
同時に切換え、供給・循環されることを特徴とする複数
流体の自動切換供給システム及びその使用方法を提供す
ることである。
【0011】更には、本発明の他の目的は、このような
複数流体の自動切換供給システムにおいて、交互に実施
させる洗浄下に、効果的に流体の切換え供給を可能にす
るために、従来に比べて著しく少ない個数のポンプを効
果的に稼動させて、共通循環ライン等のシステム・ライ
ンを効果的に洗浄させることを特徴とする複数流体の自
動切換供給システムの洗浄方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記課題を鋭意検討し、システムに組込む多方弁とし
て、四方弁を選択してシステムへの組込み方法を種々検
討し、ピグの通過下に洗浄液及び流体の流れ方向を切換
える四方弁の使用個数を最少数にして、また、ピグユニ
ットと流体供給ラインを組込ませた共通循環ラインとを
完全に分離させ、更には、この共通循環ラインへ流体を
供給させるポンプラインを、これらと完全に独立させて
設けることに着目し、その結果、システム全体を簡略化
させ、システム・コストを低廉化させ、システムの操作
性を向上させ、ライン洗浄を容易にさせて、流体切換え
時の混ざりコンタミを低減化できるシステムを見出し
た。
【0013】本発明によれば、ピグの走行下に洗浄液及
び複数の流体が供給・循環される閉ループの共通循環ラ
インと、ピグを走行させ且つ洗浄ラインを配すピグユニ
ットとのそれぞれ別個のシステム・ラインが、1個の四
方弁を介して、導通又は遮断関係が維持されている。更
に、これらのシステム・ラインとの系外に別個のシステ
ムとして設ける所定の流体を共通循環ラインに供給・循
環させるポンプラインと、この共通循環ラインとが、別
個に設ける1個の四方弁を介して、導通又は遮断関係を
維持されている。この2個の四方弁の連携動作下に、こ
れらのシステム・ラインの共通循環ラインに、洗浄液及
び所定の系統の複数流体を交互に切換え供給・循環させ
ることを特徴とする複数流体の自動切換供給システムを
提供する。
【0014】すなわち、共通循環ラインの系外に設ける
一組のピグユニットが、複数の流体及び前記洗浄液に係
わってこの共通循環ラインへピグを走行させる一個のピ
グステーションを組込む閉ループのピグラインと、この
ピグラインに分岐する閉ループの第1ポンプを配す洗浄
液ラインとを有している。この共通循環ラインが、この
ラインに分岐して配す流体供給配管と、流体帰還配管
と、流体容器とを組込んでなる少なくとも2組以上の閉
ループの流体ラインを有している。
【0015】また、この共通循環ラインとピグユニット
とが、ピグラインのピグステーション出口側に設ける第
1四方弁を介して互いに導通又は遮断関係を維持し、更
に共通循環ラインとピグユニットとの系外に独立して設
ける一組の閉ループのポンプラインが、第2ポンプと第
2四方弁とを有し、このポンプラインと共通循環ライン
とが、この第2四方弁を介して互いに導通又は遮断関係
が維持される。これによって、この第1及び第2四方弁
とを連携作動下に、共通循環ラインを洗浄下にさせた
後、この一組のポンプラインからこの共通循環ライン
に、この洗浄液に置換させて複数の流体が交互に切換え
て、供給・循環されるものである。
【0016】また、本発明によれば、上述した複数の流
体供給ラインを配する共通循環ラインに四方弁を介して
一組のピグユニットと一組のポンプラインとを組込んだ
複数流体の自動切換供給システムに、異なる系統の複数
の流体供給ラインを配す複数系統の共通循環ラインを、
この一組のピグユニットの閉ループのピグラインに、別
個に設ける四方弁を介して、導通又は遮断関係を維持さ
せて設けることで、少なくとも同時に2系統の共通循環
ラインへ、異なる複数系統の流体を同時に切換え供給さ
せることを特徴とする複数流体の自動切換供給システム
を提供する。
【0017】すなわち、一組のピグユニットに設けるピ
グステーションの出口側ライン上に設ける第1四方弁に
縦列させて、更に少なくとも1個以上の複数個の四方弁
を設ける。これらの各四方弁を介して、互いにピグユニ
ットと導通又は遮断関係を維持する異なる系統の流体供
給ラインを配す少なくとも2系統の複数の共通循環ライ
ンを設ける。
【0018】これらの各共通循環ラインの系外には、ポ
ンプと四方弁とを組込んでなる閉ループ状のポンプライ
ンが独立して設けられ、且つこれらの各ポンプラインと
複数系統の各共通循環ラインとが、このポンプラインの
各四方弁を介して、互いに導通又は遮断関係が維持され
る。
【0019】これにより、この第1四方弁と第2四方弁
との連携作動下に、各共通循環ラインを洗浄下にさせた
後に、各組のポンプラインから、これらの少なくとも2
系統の各共通循環ラインへ、異なる複数系統の流体を同
時に切換え、供給・循環させるものである。
【0020】また、本発明によれば、このような共通循
環ラインに第1四方弁を配す一組のピグユニットと、第
2四方弁と供給ポンプとを配す一組のポンプラインとを
組込んでなる複数流体の自動切換供給システムを用い
て、共通循環ラインと、ピグユニットのピグステーショ
ンを配す第1ピグラインとが、この第1ピグラインに分
岐して設ける閉ループの洗浄液ラインを介して、この共
通循環ラインを洗浄下にさせた後、この洗浄液に切換え
て複数個の流体容器から選ばれた所定の第1流体を、こ
の共通循環ラインへ供給・循環させることを特徴とする
複数流体の自動切換供給方法を提供する。
【0021】すなわち、ピグがピグステーションに洗浄
液ラインから供給される洗浄液によって、連携動作され
て導通している第1及び第2四方弁を通過させて、第2
四方弁の近傍に停止させる。次いで、この第2四方弁を
作動させて、ポンプラインと共通循環ラインとの導通下
に、洗浄液ラインの第1ポンプを停止させ、且つポンプ
ラインの第2ポンプを稼働させて所定の第1流体をポン
プラインを介して、共通循環ラインへ供給・循環させ
る。
【0022】ここで、ピグの先導走行に伴って、この共
通循環ラインと第1ピグラインから洗浄液を回収させ
て、ピグをピグステーション内に停止・待機させた後、
第1四方弁を作動させて、ピグユニットと共通循環ライ
ンとを遮断させることで、共通循環ラインへ、洗浄液に
置換させて第1流体を切換え供給・循環させるものであ
る。
【0023】また、本発明によれば、共通循環ラインの
系外に、それぞれ独立した第1四方弁とピグステーショ
ンとを配す閉ループのピグラインと閉ループの洗浄ライ
ンとを有するピグユニットと、第2四方弁と第2ポンプ
とを配すポンプラインとを組込んでなる複数流体の自動
切換供給システムを用いて、この共通循環ラインに、所
定の第1流体が供給・循環されている最中に、ピグユニ
ットを効果的に洗浄させることを特徴とする複数流体の
自動切換供給システムの洗浄方法を提供する。
【0024】すなわち、ピグユニットが、第1四方弁を
介して共通循環ラインと遮断関係を維持させ、洗浄液ラ
インの第1ポンプを稼動させて、洗浄液容器から、ピグ
ラインのピグステーション出口側に分岐する第1一方向
開閉弁を介して、新たに洗浄液を、このピグラインを巡
るように供給させる。
【0025】次いで、ピグステーションに配す洗浄廃液
の排出用の第2一方向開閉弁を開時下に、ピグをピグス
テーション内に停止させた後、第1一方向開閉弁を閉時
にさせ、同時にピグステーションに配す第3一方向開閉
弁の開時及び第2一方向開閉弁を閉時させる。
【0026】次いで、洗浄液ラインの第4一方向開閉弁
の開時下に、第3一方向開閉弁から供給される洗浄液で
ピグをピグラインへ走行させながら、第3及び第4一方
向開閉弁を閉時させて、再度第1及び第2一方向開閉弁
を開時させることで、ピグをピグステーション内に停止
させてピグユニットのピグライン、ピグ及びピグを待機
するピグステーション内を洗浄することができる。
【0027】更に、本発明によれば、共通循環ラインの
系外に、それぞれ独立して第1四方弁とピグステーショ
ンを配す閉ループのピグラインと洗浄液容器と第1ポン
プを配す閉ループの洗浄ラインとを有するピグユニット
と、別個の第2四方弁及び第2ポンプとを配す閉ループ
のポンプラインとを組込んでなる複数流体の自動切換供
給システムを用いて、所定の第1流体を共通循環ライン
に供給・循環させた後、ピグユニットと共通循環ライン
とが、既に洗浄下にある状態で、第1流体が滞留してい
るポンプラインを洗浄することを特徴とする複数流体の
自動切換供給システムの洗浄方法を提供する。
【0028】すなわち、第1流体が滞留状態にあるポン
プラインと洗浄液が供給されている共通循環ラインとを
第2四方向弁を介して遮断させる。次いで、稼動下にあ
る第1ポンプを停止させ、ポンプラインに分岐する第4
一方向開閉弁を開時させて洗浄液容器に導通させる。次
いで、第2ポンプを再稼動させて、ポンプラインに配す
二方向開閉弁の開時下に洗浄液を供給させて、このポン
プラインからの洗浄廃液をこの二方向開閉弁を介して排
出させることで、共通循環ライン及びピグユニットと独
立して設けているポンプラインを効果的に洗浄するもの
である。
【0029】(作用)以上から、本発明によれば、シス
テム・ラインに別個に設ける2個の四方弁を連携作動さ
せることで、共通循環ラインと、ピグユニットと、ポン
プラインと間の操作関係としての、[ピグユニット−共
通循環ライン]間の導通及び遮断、[ポンプライン−共
通循環ライン]間を遮断及び導通、更には[ピグユニッ
ト−共通循環ライン−ポンプライン]間の導通等の関係
操作を容易に実施することができる。また、本発明によ
れば、これらの関係操作を実施させるに、この2個の四
方弁の連携作動に係わって、[ピグユニット−共通循環
ライン]間を、ピグ通過を要す複数個のストップバルブ
と、ピグ通過を要さない複数個の一方向開閉弁とを組込
むことで、システムの洗浄と、システムへの複数流体の
切換え供給・循環と、システム使用中のピグユニット及
び/又はポンプラインとの洗浄とを、一組のピグユニッ
トと、特に、従来とは異なり複数個の供給ポンプを用い
ずに、一組のポンプラインとで、効果的に実施できる複
数流体の自動切換供給システム、その使用方法及びその
効果的な洗浄方法を提供できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図9を参照しなが
ら、本発明による複数流体の自動切換供給システム及び
そのシステムの使用方法、その洗浄方法についての実施
の形態を更に説明する。
【0031】本発明による複数流体の自動切換供給シス
テムについて、図1を参照して説明すると、本発明にお
いては、ピグユニットと共通循環ラインとが、システム
において完全に独立したラインとして設けられている。
すなわち、このピグユニット2は、共通循環ライン1の
系外に、複数の流体及び洗浄液に係わってこの共通循環
ライン1へピグ70を走行させるピグステーション7が
組込まれた閉ループのピグライン3と、このピグライン
3に分岐する閉ループの洗浄液供給ラインとを設けてい
る。一方、本発明における共通循環ライン1には、例え
ば、このラインに分岐して配す一方向開閉弁45,46
に連結する流体供給配管5a,6aと、このラインに分
岐して配す一方向開閉弁47,48に連結する流体帰還
配管5b,6bと、流体容器A,Bとを組込んでなる少
なくとも2組の閉ループの流体供給ラインが設けられて
いる。また、この共通循環ライン1とピグユニット2と
が、ピグライン3のピグステーション7の出口側に設け
る第1四方弁10を介して互いに導通又は遮断関係が維
持されている。更に、本発明においては、この共通循環
ライン1とピグユニット2との系外に独立したポンプラ
イン4が設けられている。このポンプライン4は、別個
の第2四方弁20と第1ポンプ4Pとを組込んでなる閉
ループ状のポンプライン4であって、このポンプライン
4と共通循環ライン1とが、この第2四方弁20を介し
て、互いに導通又は遮断関係が維持されている。
【0032】この共通循環ライン1(通常、このライン
1には、実際に流体を使用するユーザーサイトが設けら
れ、図1に図示する共通循環ラインにおいては、このユ
ーザーサイトの設置箇所を境に、流体に係わって供給側
配管1aと帰還側配管1bと記す)に、複数の流体から
選ばれた所定の流体、例えば、流体(A)又は流体
(B)が、供給・循環されている状態は、図1又は図2
に図示する如く、その供給・循環ラインは、例えば、図
1に図示する流体(A)で説明すると、この流体(A)
が供給・循環されている共通循環ライン1は、両四向弁
10,20との連携作動下において、ピグユニット2の
ピグライン3とは遮断されていて、ポンプライン4とが
導通下にある。従って、この状態において、[第1四方
弁10−第2四方弁20−二方向開閉弁50−ポンプ4
P−供給側配管1a−ユーザーサイト−帰還側配管1
b]が閉ループ下に導通している。ここでの四方弁1
0,20とは導通下にあって、流体供給配管5aの一方
向開閉弁45と流体帰還配管5bの一方向開閉弁47と
が開時されて共通循環ライン1に接続されているので、
ポンプライン4のポンプ4Pの稼動下に流体(A)が、
共通循環ライン1に供給・循環されている。また、本発
明においては、この時点では、上述する第1四方弁10
を介して、ピグユニット2と共通循環ライン1とが遮断
されているので、ピグ70は、ピグステーション内に待
機状態にあって、洗浄済みで待機されているか、又は図
9に図示する如く、この共通循環ラインに流体が供給・
循環下に、ピグユニット2を別個に適宜洗浄することが
できる。
【0033】そこで、図2及び図3を参照して、共通循
環ライン1に既に供給・循環されている共通循環ライン
1の、例えば所定の流体(A)に切換えて、流体(B)
を切換え供給させるに際して、このライン1に滞留して
いる流体(A)を回収しながら、このライン1及びピグ
ユニット2のピグラインとを洗浄させながら走行ピグ7
0をピグステーション7に待機させて、流体(B)が供
給できる共通循環ライン1にする実施の形態について以
下に説明する。ポンプライン4の第2四方弁20を動作
させて、ポンプライン4と共通循環ライン1とを遮断
し、同時にポンプ4Pを停止させて流体(A)の供給を
停止する。この時点で、第1四方弁10を動作させ、遮
断されていたピグライン3と共通循環ライン1とを導通
させる。次いで、ピグユニット2の洗浄液ラインに設け
る第2ポンプ8Pを稼動させ、その供給配管8aに連結
する一方向開閉弁34を開時させて、洗浄液をピグステ
ーション7に供給させて、このステーションに待機状態
にあったピグ70を走行させる。これで、供給された洗
浄液は、ピグ70を先導させながら、[ピグステーショ
ン7−ストップバルブ31−第1四方弁10−ストップ
バルブ33−第2四方弁20−供給側配管1a−帰還側
配管1b−ピグ停止指示S]までピグ70を走行させ
る。この操作で、共通循環ライン1に滞留していた流体
(A)は、帰還配管5bから流体容器Aへ回収される。
【0034】次いで、この時点で共通循環ラインに分岐
する一方向開閉弁47を閉時にすると同時に、ストップ
バルブ32を開時させることで、ポンプ8Pを稼働させ
てピグ70は、共通循環ライン1のピグ停止指示S
らピグライン3のピグ停止指示Sに走行・移動されて
ピグステーション7に停止・待機される。この操作で、
ピグ70前のライン内に残留していた一部の流体(A)
の大部分が、ピスステーション7に配する排出弁の第2
一方向開閉弁41を開時させて排出される。同時に稼動
中のポンプ8Pで供給されている洗浄液によって、洗浄
液ラインの供給配管8aの分岐配管に連結する第1一方
向開閉弁42を開時させることで、導通しているピグユ
ニット2のピグライン3と共通循環ライン1である、
[ピグ待機のピグステーション7−ストップバルブ31
−第1四方弁10−ストップバルブ33−第2四方弁2
0−供給側配管1a−帰還側配管1b−ストップバルブ
32−第1四方弁10−ピグライン3−ストップバルブ
30−ピグステーション7]なる閉ループのラインが、
適宜容易に洗浄状態にすることができる。本発明におい
て、この時点で、供給される洗浄液は、第2ポンプ8P
及び第1一方向開閉弁42と、ピグステーション7に配
す排出弁の第2一方向開閉弁41との連携調整によっ
て、このラインの洗浄を適宜容易に実施することができ
る。
【0035】また、この時点で、図4に図示する如く、
本発明においては、このライン洗浄に併せて、同時進行
又はこのライン洗浄後に、ポンプライン4を適宜洗浄さ
せるものである。すなわち、上述する如くこの時点で
は、このポンプライン4と共通循環ライン1とは遮断さ
れているので、ポンプ8Pを稼動下又は停止させて、ポ
ンプライン4に分岐する一方向開閉弁43を開時させ、
ポンプライン4の第1ポンプ4Pを稼動させることで、
流体を供給・循環させるこのポンプ4Pとこのポンプラ
イン4を洗浄することができる。この時点では、このポ
ンプラインに設ける二方向開閉弁50は三方向に流れを
切換えできるので、この二方向開閉弁50を切換えるこ
とでこのポンプラインの洗浄廃液を廃液排出管9から排
出される。
【0036】以上から、図2〜図4の図示に基づいて、
既に上述した本発明による複数流体の自動切換供給シス
テムの使用方法から明らかなように、共通循環ライン1
に対して、ピグユニット2とポンプライン4のそれそれ
が、独立系として設けられ、システムの[ピグユニット
2−共通循環ライン1−ポンプライン4]相互間の処理
操作としての、共通循環ライン1への流体供給・循
環、共通循環ライン1使用中のピグユニット2の洗
浄、[共通循環ライン1−ピグライン3]のライン洗
浄及び/又はポンプライン4の洗浄等が、システムに組
込まれた第1四方弁10と第2四方弁20の連携作動に
よる導通及び/又は遮断関係を維持させることで適宜好
適に実施できるのである。
【0037】また、本発明によれば、この共通循環ライ
ン1に、先行させて供給・循環させた流体(A)に切換
えて流体(B)を供給・循環させる実施の形態につい
て、図5〜図7を参照し、更には、図7〜図9を参照し
て、システム・ラインの実施下でのピグユニットのピグ
ライン、ピグ及びピグステーション等の洗浄について、
以下に説明する。
【0038】共通循環ライン1に既に供給・循環させ
た、例えば所定の流体(A)に切換えて、流体(B)を
供給させるに際しては、既に上述した図3及び図4を参
照して説明した処理によって、この時点では、共通循環
ライン1、ピグユニット2及びポンプライン4等は洗浄
され、ピグ70はピグステーション7に待機されてい
る。
【0039】そこで、図5に図示する如く、共通循環ラ
イン1は、第1四方弁10を介してピグユニット2と導
通し、第2四方弁20介してポンプライン4と遮断さ
れ、システム・ラインは[ピグステーション7−ストッ
プバルブ31−第1四方弁10−ストップバルブ33−
第2四方弁20−ピグ停止指示S−供給側配管1a−
帰還側配管1b−ストップバルブ32−第1四方弁10
−ピグライン3−ストップバルブ30−ピグステーショ
ン7]として導通している。
【0040】ここで、ピグユニット2の洗浄液ラインの
第2ポンプ8Pを稼動させて、一方向開閉弁44を開時
させることで、待機するピグ70をピグステーション7
(ピグ停止指示S)から第2四方弁20近傍のピグ停
止指示Sまで、供給した洗浄液で移動させる。
【0041】この時点で、図6に図示する如く、第2ポ
ンプ8Pを停止させて同時に、第2四方弁20を動作し
て、ポンプライン4を共通循環ライン1に導通させて、
ポンプライン4の第1ポンプ4Pを稼動させると、共通
循環ライン1に分岐する一方向開閉弁46の開時下に、
所定の流体(B)が、ポンプライン4を巡って共通循環
ライン1の供給側配管1a−帰還側配管1bに沿って供
給されて、ピグ70がこの流体(B)によって、ピグ停
止指示Sから第1ラインのピグ停止指示Sまで移動
させる。このような流体供給当初における操作によっ
て、図6に図示する如く、上述したシステム・ラインに
滞留していた洗浄液の大部分を、開時されているピグ停
止指示S近傍に分岐する第4一方向開閉弁40から帰
還配管8bを通して回収される。
【0042】次いで、第1四方弁10を作動させて、同
時に一方向開閉弁48を開時下に、共通循環ライン1に
対して、ピグライン3を遮断させることで、共通循環ラ
イン1には、所定の流体(B)が供給・循環状態にな
る。また、この時点では、ピグユニット2が、共通循環
ライン1から遮断されているので、図7に図示する如
く、更に、ピグ70をピグ停止指示Sからピグ停止指
示Sまで移動させて、ピグステーション7に待機させ
る。
【0043】以上から、このように共通循環ライン1に
流体(B)を供給・循環させている最中に、図7に図示
する如く、第3一方向開閉弁44、一方向開閉弁31、
第4一方向開閉弁40を開時させて、第2ポンプ8Pを
稼働させてピグ70をピグステーション7に移動させた
後、第3一方向開閉弁44、一方向開閉弁31、第4一
方向開閉弁40を閉時にし、第1一方向開閉弁42、第
2一方向開閉弁41及び一方向開閉弁30を開時にする
ことで、図8に図示する如く、ピグ70を[ピグユニッ
ト2のピグライン3−ピグステーション7]の閉ループ
を巡回させながら洗浄させるか、また、図9に図示する
如く、ピグ70をピグステーション7に待機させて、
[ピグユニット2のピグライン3−ピグステーション
7]を洗浄することができる。
【0044】以上から、既に上述した如く、共通循環ラ
インに対して、四方弁とポンプライン、更には、四方弁
とピグユニットの関係を、本発明のような特定関係にす
ることで、システム・ラインを明確、簡略化することが
でき、また、システム・ラインにおける複数流体、洗浄
液の切換え供給及び洗浄操作がより機能化、特に、シス
テム・ラインを確実に、短時間で効果的に洗浄すること
ができて、システムの著しい操作性の向上と、システム
・コストの低廉化が可能にできる。
【0045】また、図示されていないが、本発明によれ
ば、既に上述した如く、複数の流体供給ラインを配す共
通循環ラインに、それぞれ四方向弁を介して一組のピグ
ユニットと一組のポンプラインとを組込んでなる複数流
体の自動切換供給システムを用いることで、一組のピグ
ユニットに異なる少なくとも2系統の共通循環ラインを
設けて、同時に異なる複数流体を各共通循環ラインに切
換え供給・循環させる複数流体の自動切換供給システム
を適宜提供することができる。
【0046】ピグユニットに設けるピグステーション出
口側のストップバルブに連結してピグラインに設けられ
ている第1四方向弁に縦列させて、更に少なくとも1個
以上の複数個の第1四方向弁を設ける。これらの各第1
四方向弁を介して、互いにピグユニットと導通又は遮断
関係を維持し、それぞれ流体供給ラインを配す複数個の
共通循環ラインを設ける。
【0047】このように設けられる各共通循環ラインに
は、それぞれ別個の第2四方向弁とポンプとを組込んで
なる閉ループのポンプラインを設けられ、各ポンプライ
ンと複数系統の各共通循環ラインとが、この各第2四方
向弁を介して、互いに導通又は遮断関係が維持されてい
る。
【0048】これによって、既に上述した如く、洗浄下
にある各共通循環ラインには、異なる少なくとも2系統
の複数系統の複数流体が同時に切換え、供給・循環させ
ることができる。
【0049】以上から、本発明による複数流体の自動切
換供給システムにおいて、上述した共通循環ラインに分
岐させて設けるユーザーサイトとして、例えば、自動車
塗装ラインに設置される、従来から公知であるCCV
(カラーチェンジバルブ)である、塗装ガンの塗料供給
通路に対し複数の異色の塗料源とシンナー源とエア源と
がそれぞれ開閉バルブを介して接続させることで、現行
塗色から次の塗色へ変更させて、所望の塗色の塗料を供
給させて色替塗装をする場合に適宜好適に利用できる複
数流体の自動切換供給システムである。また、この自動
切換供給システムは、流体として塗料に限定されるもの
ではなく、医薬・工業薬品、食品、インキ、石油化学、
石油精製等の各種の産業分野で、原料及び製品としての
複数の流体を切換え供給させて原料や製品を製造するた
めに、その原料の調製及び製品の製造工程において広く
用いられる。
【0050】
【発明の効果】以上から、本発明による複数流体の自動
切換供給システムは、このシステム・ラインにおいて、
共通循環ライン、ピグユニット、ポンプラインを、それ
ぞれ完全に独立系として設け、しかも、共通循環ライン
に対して、ピグユニット、ポンプラインのそれぞれが、
2個の四方弁を介して、システム・ライン間の導通及び
遮断関係を維持させ、且つ低コストで、組込みが容易・
簡便である複数個の開閉弁を組込んでなるシステム・ラ
インであることを特徴とするものである。
【0051】これにより、共通循環ラインに対して、四
方弁とポンプライン、更には、四方弁とピグユニットの
関係を、本発明のような特定関係にすることで、システ
ム・ラインを明確、簡略化することができ、また、シス
テム・ラインにおける複数流体及び洗浄液の切換え供給
及び洗浄操作がより機能化され、特に、システム・ライ
ンを確実に、短時間で効果的に洗浄することができて、
システムの著しい操作性の向上と、システム・コストの
低廉化が可能になる。
【0052】また、共通循環ラインに対して、その系外
にそれぞれ独立したシステム・ラインとして設けられて
いるピグユニットとポンプラインのそれそれが、[ピグ
ユニット−共通循環ライン−ポンプライン]相互間の処
理操作としての、共通循環ラインへの流体供給・循環
が、従来とは異なり共通循環ラインに配す複数の流体ラ
インに供給用ポンプを要さずに、共通循環ライン使用
中のピグユニットの洗浄、[共通循環ライン−ピグラ
イン]のライン洗浄及び/又はポンプラインの洗浄等
が、システムに組込まれた第1四方弁と第2四方弁の連
携作動による導通及び/又は遮断関係と複数個の開閉弁
とで、適宜容易に実施できる複数流体の自動切換供給シ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複数流体の自動切換供給システム
を用いて所定の流体Aを供給循環させる実施例を示す。
【図2】図1における供給循環する流体Aを回収し、流
体切換え前のライン洗浄及び走行ピグを待機させるシス
テムの使用方法を示す。
【図3】図2に示す使用方法の続きを示す。
【図4】本発明による複数流体の自動切換供給システム
を用いるポンプラインの洗浄を示す。
【図5】本発明による複数流体の自動切換供給システム
を用いて、所定の流体Bを切換え供給・循環及び走行ピ
グを待機させるシステムの使用方法を示す。
【図6】図5に示す使用方法の続きを示す。
【図7】図6に示す使用方法の続きを示す。
【図8】本発明による複数流体の自動切換供給システム
に所定流体を供給循環中に、用いるピグユニットを洗浄
する使用方法を示す。
【図9】図8に示す使用方法の続きを示す。
【符号の説明】
1 共通循環ライン 2 ピグユニット 3 ピグライン 4 ポンプライン 4p 第1ポンプ 5a,6a 流体供給配管 5b,6b 流体帰還配管 7 ピグステーション 8a 洗浄液供給配管 8b 洗浄液帰還配管 8p 第2ポンプ 9 廃液排出管 10 第1四方弁 20 第2四方弁 30,31,32,33 ストップバルブ 40,41,42,43,44,45,46,47,4
8 一方向開閉弁 50 二方向開閉弁 70 ピグ A,B 流体容器 C 洗浄液容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA13 AB54 BA01 BA36 3J071 AA11 BB02 BB14 CC03 CC13 CC19 DD33 FF16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉ループの共通循環ラインに、ピグの走行
    下に、洗浄液に置換させて所定系統の複数の流体を切換
    えて供給・循環させる複数流体の自動切換供給システム
    において、 前記共通循環ラインの系外に独立して設ける一組のピグ
    ユニットが、前記複数の流体及び前記洗浄液に係わって
    この共通循環ラインへピグを走行させる一個のピグステ
    ーションを組込む閉ループのピグラインと、このピグラ
    インに分岐して設ける第1ポンプを配す閉ループの洗浄
    液ラインとを有し、 前記共通循環ラインが、このラインに分岐する少なくと
    も2組以上の閉ループの流体ラインを有し、 前記共通循環ラインと前記ピグユニットとが、前記ピグ
    ラインのピグステーションの出口側に設ける第1四方弁
    を介して互いに導通又は遮断関係を維持し、 更に前記共通循環ラインと前記ピグユニットとの系外に
    独立して設ける一組の閉ループのポンプラインが、第2
    ポンプと第2四方弁とを有し、 前記ポンプラインと前記共通循環ラインとが、前記第2
    四方弁を介して互いに導通又は遮断関係を維持し、てい
    ることを特徴とする複数流体の自動切換供給システム。
  2. 【請求項2】前記共通循環ラインに分岐して設ける少な
    くとも2個以上の各一方向開閉弁のそれぞれが、複数個
    の前記各流体ラインにそれぞれ組込まれ、且つ前記第1
    四方弁と前記第2四方弁との設置部位間の共通循環ライ
    ン上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の複数流体の自動切換供給システム。
  3. 【請求項3】前記洗浄液ラインの供給側が、洗浄液容器
    に接続する前記第1ポンプから分配された配管のそれぞ
    れが、前記ピグステーションに配す一方向開閉弁と、こ
    のピグステーション出口側の前記ピグラインに分岐する
    一方向開閉弁とに連結され、 前記洗浄液ラインの帰還側が、前記ピグステーション入
    口側の前記ピグラインに分岐して設ける一方向開閉弁を
    介して、前記洗浄液容器に連結されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の複数流体の自動切換供給シ
    ステム。
  4. 【請求項4】複数の流体ラインを配す一組の閉ループで
    ある共通循環ラインの系外に、それぞれ独立して別個の
    四方弁を介して一組のピグユニットと一組のポンプライ
    ンとを組込んでなる請求項1〜3の何れかに記載する複
    数流体の自動切換供給システムを用いて、ピグ走行下に
    交互に切換えて、少なくとも2系統以上の前記共通循環
    ラインのそれぞれに、洗浄液に置換させて異なる複数系
    統の流体を、同時に供給・循環させる複数流体の自動切
    換供給システムにおいて、 前記ピグユニットの前記ピグラインには、このピグユニ
    ットに設けるピグステーション出口側のストップバルブ
    に連結して設ける第1四方弁に縦列させて、更に少なく
    とも1個以上の複数個の第1四方弁を有し、 前記複数系統の各共通循環ラインが、前記各第1四方弁
    のそれぞれを介して、互いに前記ピグユニットと導通又
    は遮断関係を維持し、 前記各共通循環ラインと前記ピグユニットとの系外に独
    立して設ける、2組以上の複数組の閉ループであるポン
    プラインが、それぞれ第2ポンプと第2四方弁とを有
    し、 前記各ポンプラインと前記各共通循環ラインとが、前記
    各第2四方弁を介して、互いに導通又は遮断関係を維持
    し、ていることを特徴とする複数流体の自動切換供給シ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記ポンプラインが、二方向開閉弁を介し
    て前記ピグステーションからの洗浄廃液の排出配管に連
    結され、且つこのポンプラインに分岐して設ける一方向
    開閉弁を介して洗浄液容器に連結されていることを特徴
    とする請求項1〜4の何れかに記載の複数流体の自動切
    換供給システム。
  6. 【請求項6】共通循環ラインの系外に、それぞれ独立し
    て設ける第1四方弁を配すピグユニットと、第2ポンプ
    と第2四方弁とを配すポンプラインとを組込んでなる請
    求項1〜5に記載する何れかの複数流体の自動切換供給
    システムを用いて、前記共通循環ラインと、ピグユニッ
    トのピグステーションを配す閉ループのピグラインと
    が、このピグラインに分岐して設ける閉ループの洗浄液
    ラインを介して、既に洗浄下にある前記共通循環ライン
    に、この洗浄液に切換えて複数の流体から選ばれた所定
    の第1流体を供給・循環させる方法において、 ピグが待機する前記ピグステーションに洗浄液を導入さ
    せ、このピグを連携動作下に導通状態にある前記第1及
    び第2四方弁を通過させて、前記第2四方弁のの近傍に
    停止させ、 前記第2四方弁を作動させて、前記ポンプラインと前記
    共通循環ラインとを導通下に、前記洗浄液ラインの第1
    ポンプを停止させ、且つ前記第2ポンプを稼動させて前
    記第1流体を前記ポンプラインに巡らせて、この共通循
    環ラインへ供給させた後、ピグの先導走行下に供給され
    る前記第1流体で、前記共通循環ラインと前記ピグライ
    ンの洗浄液を置換して回収させ、 ピグを前記ピグステーション内に停止させた後、前記第
    1四方弁を作動させて、前記ピグユニットと前記共通循
    環ラインとを遮断させ、て前記共通循環ラインへ、洗浄
    液に切換えて前記第1流体を供給・循環させることを特
    徴とする複数流体の自動切換供給方法。
  7. 【請求項7】共通循環ラインの系外に、それぞれ独立し
    て設けるピグラインと第1ポンプを配す洗浄液ラインと
    第1四方弁とを有するピグユニットと、第2ポンプと第
    2四方弁とを有するポンプラインとが組込まれている請
    求項1〜5に記載する何れかの複数流体の自動切換供給
    システムを用いて、前記第1四方弁の動作下に、前記ピ
    グラインと前記共通循環ラインと間が遮断関係下に、前
    記共通循環ラインに前記ポンプラインを介して既に所定
    の第1流体が供給・循環の最中に、ピグユニットを洗浄
    する複数流体の自動切換供給システムの洗浄方法におい
    て前記洗浄液ラインの第1ポンプを稼動させて、洗浄液
    容器から、前記ピグラインのピグステーション出口側に
    分岐する第1一方向開閉弁を介して、新たに洗浄液を、
    前記ピグラインを巡るように供給させ、 前記ピグステーションに配す洗浄廃液の排出用の第2一
    方向開閉弁を開時下に、ピグをピグステーション内に停
    止させ、 前記第1一方向開閉弁を閉時にさせ、同時に前記ピグス
    テーションに配す第3一方向開閉弁の開時及び前記第2
    一方向開閉弁を閉時させ、且つ前記洗浄液ラインの前記
    第4一方向開閉弁の開時下に、前記第3一方向開閉弁か
    ら導入する洗浄液でピグを前記ピグライン内へ走行さ
    せ、 前記第3及び第4一方向開閉弁を閉時させ、再度前記第
    1及び第2一方向開閉弁を開時させて、ピグをピグステ
    ーション内停止下に、前記ピグライン、ピグ及びピグが
    待機するピグステーション内とを洗浄することを特徴と
    する複数流体の自動切換供給システムの洗浄方法。
  8. 【請求項8】共通循環ラインの系外に、それぞれ独立し
    て第1四方弁とピグステーションを配す閉ループのピグ
    ラインと、洗浄液容器と第1ポンプを配す閉ループの洗
    浄ラインとを配すピグユニットと、別個の第2四方弁及
    び第2ポンプとを配す閉ループのポンプライとを組込ん
    でなる請求項1〜5に記載する何れかの複数流体の自動
    切換供給システムを用いて、所定の第1流体を前記共通
    循環ラインに供給・循環させた後、前記ピグユニットと
    前記共通循環ラインとが、既に洗浄下にある状態で、前
    記第1流体が滞留する前記ポンプラインを洗浄する複数
    流体の自動切換供給システムの洗浄方法において、 前記第1流体を滞留させている前記ポンプラインと洗浄
    液が供給されている前記共通循環ラインとを前記第2四
    方向弁を介して遮断させ、 稼動下にある前記第1ポンプを停止させ、前記ポンプラ
    インに分岐する一方向開閉弁を開時させて洗浄液容器に
    導通させ、 前記第2ポンプを再稼動させて、前記ポンプラインに配
    す二方向開閉弁の開時下に洗浄液をこのポンプラインに
    供給させ、洗浄廃液をこの二方向開閉弁を介して排出さ
    せ、て前記ポンプラインを洗浄することを特徴とする複
    数流体の自動切換供給システムの洗浄方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114308918A (zh) * 2021-12-27 2022-04-12 甘肃银光化学工业集团有限公司 一种黑索今生产线双机组生产系统的刷洗方法
CN114623384A (zh) * 2022-03-14 2022-06-14 长鑫存储技术有限公司 一种储液瓶的处理系统及其处理储液瓶的方法

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