JP2002345280A - モータ制御方法及び装置 - Google Patents

モータ制御方法及び装置

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JP2002345280A
JP2002345280A JP2001148342A JP2001148342A JP2002345280A JP 2002345280 A JP2002345280 A JP 2002345280A JP 2001148342 A JP2001148342 A JP 2001148342A JP 2001148342 A JP2001148342 A JP 2001148342A JP 2002345280 A JP2002345280 A JP 2002345280A
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motor
control
evaluation
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JP2001148342A
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Nobutsune Kobayashi
伸恒 小林
Hiroyuki Saito
斎藤  弘幸
Michiharu Shoji
通陽 小路
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインフィードモータを制御するための
制御特性を正確に検出する。 【解決手段】 搬送機構を制御するモータ制御方法は、
搬送機構内において、記録媒体の有無を判断し(S90
02)、記録媒体が無い場合は、搬送機構を駆動制御す
るモータの理想プロファイル情報を生成し、そのプロフ
ァイルに従い、搬送機構を駆動制御して機構及びモータ
の制御特性を評価する。その評価に従い、生成された理
想プロファイル情報を更新する(S9004)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータの制御のため
の方法及び装置に関し、特に、シリアルプリンタのライ
ンフィードモータ制御に関するモータ制御方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタにおいて、画像品位の向
上と共に、稼動音の低下が望まれて来ている。特に、記
録時の騒音発生源の少ないインクジェット記録装置にお
いては、記録ヘッドを走査するための駆動手段として、
DCモータとリニアエンコーダを使用して低騒音化を実
現している。今日では、これに加え、用紙搬送用、すな
わちラインフィード(LF)用モータの駆動手段として
もDCモータとロータリーエンコーダが採用されつつあ
る。低騒音化に関してはDCモータを採用するだけで効
果が期待できるが、高精度な搬送を行うためには高度な
停止制御技術と機械精度が必要となる。
【0003】DCモータの停止方法は、基本的には目標
となる位置にローラの回転がたどり着いた時にモータの
電源をOFFにして惰性で停止させる手法が一般的であ
る。
【0004】DCモータを使用した停止精度確保には、
停止前速度の低速化と停止前外乱トルクの排除、すなわ
ち、停止寸前の低速運転の安定化が必要不可欠である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特願2000−332
713では原点検出手段に代表されるように、制御する
対象の特性を検出する手段を設け、その特性検出により
予め対象の特性を検出し、その特性を用いて最適な制御
を行うことが好ましい(尚、本件は特性検出手段の発動
タイミングに関して提案を行うものであるが、ここでは
例示的な説明のため特願2000−332713で言及
している原点検出手段を例として説明しているが、その
効果、用途を原点検出手段に限定するものではない)。
【0006】しかしながら、このような構成において
は、記録媒体が紙送りローラ上に存在する状態で、その
特性検出手段を発動してしまうと、記録媒体の特性を含
んだ状態で特性検出を行なってしまう。記録媒体の特性
は、用紙の質、厚さ等の要素により頁毎に変化するもの
である。特性検出手段の用途、機能は、本来、記録装置
自体の個体の特性を検出することにあり、頁毎で変化し
てしまう記録媒体の特性込みで、特性の検出をしてしま
うことは本来の用途、機能に反することとなる。
【0007】また、記録媒体が紙詰まり等の異常な状態
にある場合も考えられる。
【0008】従って、記録媒体が紙送りローラ上に存在
する状態で、特性検出手段が発動してしまった場合、正
確な制御対象(個体)の特性検出ができず、個体の特性
を制御則に反映することができなくなるために、制御性
能が損なわれてしまうという問題があった。
【0009】また、記録中に特性検出処理が起動した場
合、記録イメージの生成には不要な紙送り動作となって
しまうため、記録結果に白抜けが発生してしまうという
問題もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上、述べてきた課題を
解決するため、本発明にかかるモータ制御方法及び装置
は、主として以下の構成を有することを特徴とする。
【0011】すなわち、搬送機構を制御するモータ制御
方法は、前記搬送機構内において、記録媒体の有無を判
断する判断工程と、前記判断工程の判断に従い、前記記
録媒体が無い場合は、前記搬送機構を駆動制御するモー
タの理想プロファイル情報を生成する生成工程と、前記
生成された理想プロファイルに従い、前記搬送機構を駆
動制御し、該制御の結果に基づき該機構及びモータの制
御特性を評価する評価工程と、前記評価工程の評価に従
い、前記制御特性情報を更新する更新工程とを備えるこ
とを特徴とする。
【0012】上記のモータ制御方法において、前記判断
工程は電源投入に従い、前記搬送機構内に記録媒体が有
るか否かを判断し、該記録媒体が有る場合は、前記搬送
機構から記録媒体が排出されるまで、前記理想プロファ
イル情報の生成、評価、および前記制御特性情報の更新
を禁止することを特徴とする。
【0013】上記のモータ制御方法において、前記判断
工程は、待機状態から起動した場合において、前記搬送
機構内に記録媒体が有るか否かを判断し、該記録媒体が
ある場合は、記録処理が完了して搬送機構から記録媒体
が排出されるまで、前記理想プロファイル情報の生成、
評価、及び前記制御特性情報の更新を禁止することを特
徴とする。
【0014】上記のモータ制御方法において、搬送機構
内部の温度条件を計測するための計測工程を備え、前記
判断工程は、前記計測工程の計測の結果に従い、所定以
上の温度変化が生じた場合に、前記搬送機構内に記録媒
体が有るか否かの判断を開始し、該記録媒体がある場合
は、記録処理が完了して搬送機構から記録媒体が排出さ
れるまで、前記理想プロファイル情報の生成、評価、及
び前記制御特性情報の更新を禁止することを特徴とす
る。
【0015】また、搬送機構を制御するモータ制御装置
は、前記搬送機構内において、記録媒体の有無を判断す
る判断手段と、前記判断判断の判断に従い、前記記録媒
体が無い場合は、前記搬送機構を駆動制御するモータの
理想プロファイル情報を生成する生成手段と、前記生成
された理想プロファイルに従い、前記搬送機構を駆動制
御し、該制御の結果に基づき該機構及びモータの制御特
性を評価する評価手段と、 前記評価手段の評価に従い、前記制御特性情報を更新す
る更新手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本実施形態は
脱着可能なインクタンク付き記録ヘッドを搭載したシリ
アル式インクジェットプリンタを例とし、ラインフィー
ドモータ、キャリッジモータ制御に本発明の制御を適用
するものである。
【0017】図1はシリアル式インクジェットプリンタ
の全体図である。同図において、101はインクタンク
を有する記録ヘッド、102は記録ヘッド101を搭載
するキャリッジである。キャリッジ102の軸受け部に
は主走査方向に摺動可能な状態でガイドシャフト103
が挿入され、そのシャフトの両端はシャーシ114に固
定されている。このキャリッジ102に係合したキャリ
ッジ駆動伝達手段であるベルト104を解して、キャリ
ッジ駆動手段である駆動モータ105の駆動が伝達さ
れ、キャリッジ102が主走査方向に移動可能である。
【0018】記録待機中において記録用紙115は、給
紙ベース106にスタックされており、記録開始時には
給紙ローラ(不図示)により記録用紙が給紙される。給
紙された記録用紙を搬送するため、DCモータである用
紙搬送用モータ(107)の駆動力により伝達手段であ
るギア列(モータギア108、搬送ローラギア109)
を介して搬送ローラを回転させ、ピンチローラばね(不
図示)により搬送ローラ110に押圧され従動回転する
ピンチローラ111とこの搬送ローラ110とにより記
録用紙115は適切な送り量だけ搬送される。ここで、
搬送量は搬送ローラ109に圧入されたコードホイール
(ロータリーエンコーダフィルム116)のスリットを
エンコーダセンサ117で検知、カウントすることで管
理され、高精度送りを可能としている。
【0019】図2は、図1に示したプリンタの制御構成
を説明するブロック図である。
【0020】図2において、401はプリンタ装置のプ
リンタ制御用のCPUで、ROM402に記憶されたプ
リンタ制御プログラムやプリンタエミュレーション、記
録フォントを利用して記録処理を制御する。
【0021】403はRAMで、記録のための展開デー
タ、ホストからの受信データを蓄える。404はプリン
タヘッド、405はモータを駆動するモータドライバ、
406はプリンタコントローラで、RAM403のアク
セス制御やホスト装置とのデータのやりとりやモータド
ライバへの制御信号送出を行う。407はサーミスタ等
で構成される温度センサで、プリンタ装置の温度を検知
する。
【0022】CPU401はROM402内の制御プロ
グラムにより本体のメカ的/電気的制御を行いつつ、ホ
スト装置からプリンタ装置へ送られてくるエミュレーシ
ョンコマンド等の情報をプリンタコントローラ406内
のI/Oデータレジスタから読み出し、コマンドに対応
した制御をプリンタコントローラ406内のI/Oレジ
スタ、I/Oポートに書き込み、読み出しを行う。
【0023】図3は、図2に示したプリンタコントロー
ラ406の詳細構成を説明するブロック図であり、図2
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0024】図において、501はI/Oレジスタで、
ホストとのコマンドレベルでのデータのやり取りを行
う。502は受信バッファコントローラで、レジスタか
ら受信データをRAM403に直接書き込む。
【0025】503は記録バッファコントローラで、記
録時にはRAMの記録データバッファから記録データを
読み出し、プリンタヘッド404に対してデータの送出
を行う。504はメモリコントローラで、RAM403
に対して3方向のメモリアクセスを制御する。505は
プリントシーケンスコントローラで、プリントシーケン
スをコントロールする。231はホストインターフェー
スで、ホストとの通信を司る。
【0026】図4は一般的なDCモータの位置制御によ
る制御手順(6000)を示すブロック線図である。本
実施形態において位置サーボは、加速制御領域、定速制
御領域、減速制御領域において使用される。このような
DCモータの制御は、PID(proportional integral
and differential)コントロールあるいは古典制御
と呼ばれる手法で制御されており、以下その手順を説明
する。
【0027】まず、制御対象に与えたい目標位置を、理
想位置プロファイル6001という形で与える。本実施
形態においては、これは該当する時刻においてラインフ
ィードモータによって搬送された紙が到達しているべき
絶対位置に該当する。
【0028】時刻の進行とともに、この位置情報は変化
していく。この理想位置プロファイルに対して追値制御
を行うことで、本実施形態の駆動制御は遂行される。
【0029】装置にはエンコーダセンサ6005が具備
されており、モータの物理的な回転を検知する。エンコ
ーダ位置情報変換手段6009は、エンコーダセンサ6
005が検知したスリット数を累積加算していき、絶対
的な位置情報を得る手段であり、エンコーダ速度情報変
換手段6006はエンコーダセンサ6005の信号と、
プリンタに内蔵された時計(タイマ)から、現在のライ
ンフィードモータの駆動速度を算出する手段である。
【0030】理想位置プロファイル6001から、位置
情報変換手段6009により得られた実際の物理的位置
を減算した数値を、目標位置に対して足りない位置誤差
として、6002以降の位置サーボのフィードバック処
理に受け渡す。6002は位置サーボのメジャーループ
であり、一般的には比例項Pに関する計算を行う手段が
知られている。
【0031】6002における演算の結果としては、速
度指令値が出力される。この速度指令値が、6003以
降の速度サーボのフィードバック処理に受け渡される。
速度サーボのマイナーループは、比例項P、積分項I、
微分項Dに対する演算を行うPID演算により行う手段
が一般的である。
【0032】本実施形態においては、速度指令値の非線
形な変化が発生した場合の追従性を改善し、なおかつ追
値制御時の微分演算の弊害を防ぐために、一般に微分先
行形と呼ばれる手法を示しており、エンコーダ速度情報
変換手段6006で得られたエンコーダ速度情報は、6
002で得られた速度指令値との差を取る前に、微分演
算手段6007を通される。この手法自体は本発明の主
題となるものではなく、制御対象の系の特性によって
は、6003において該微分演算を行えば充分なものも
ある。
【0033】速度サーボのマイナーループにおいては、
速度指令値からエンコーダ速度情報を減算した数値を、
目標速度に対して足りない速度誤差として、PI演算回
路6003に受け渡し、その時点でDCモータに与える
べきエネルギーを、PI演算と呼ばれる手法で算出す
る。それを受けたモータドライバ回路は、例えばモータ
印加電圧は一定として、印加電圧のパルス幅を変化させ
る方法(以下「PWM(Pules Width Mo
dulation)制御」と呼ぶ)を用い、印加電圧の
Dutyを変化させて、電流値を調節し、DCモータ6
004に与えるエネルギーを調節し、速度制御を行う。
【0034】電流値を印可されて回転するDCモータ
は、6008の外乱による影響を受けながら物理的な回
転を行い、その出力がエンコーダセンサ6005により
検知される。
【0035】図5は一般的なDCモータの速度サーボに
よる制御手順(7000)を説明するブロック図であ
る。図4と同様な構成要素には同じ符番を付して説明を
省略する。本実施形態において速度サーボは、位置決め
制御領域において使用される。このようなDCモータの
制御は、PIDコントロールあるいは古典制御と呼ばれ
る手法であり、以下その手順を説明する。
【0036】まず、制御対象に与えたい目標速度を、理
想速度プロファイル7001という形で与える。本実施
形態においては、これは該当する時刻においてラインフ
ィードモータにより紙を搬送すべき理想速度であり、該
当する時刻における速度指令値ということになる。時刻
の進行とともに、この速度情報は変化していく。この理
想速度プロファイルに対して追値制御を行うことで、本
実施形態の駆動制御は行なわれる。
【0037】速度サーボにおいては、比例項P、積分項
I、微分項Dに対する演算を行うPID演算により行う
手段が一般的である。本実施形態においては、速度指令
値の非線形な変化が発生した場合の追従性を改善し、な
おかつ、追値制御時の微分演算の弊害を防ぐために、一
般に微分先行形と呼ばれる手法を示しており、6006
で得られたエンコーダ速度情報は、7001で得られた
速度指令値との差を取る前に、7003の微分演算を通
される。この手法自体は本発案の主題となるものではな
く、制御対象の系の特性によっては、7002において
該微分演算を行えば充分なものもある。
【0038】速度サーボにおいては、速度指令値からエ
ンコーダ速度情報を減算した数値を、目標速度に対して
足りない速度誤差として、PI演算回路7002に受け
渡し、その時点でDCモータに与えるべきエネルギー
を、PI演算と呼ばれる手法で算出する。それを受けた
モータドライバ回路は、例えばPWM制御を用い、印加
電圧のDutyを変化させて電流値を調節し、DCモー
タ6004に与えるエネルギーを調節し、速度制御を行
う。
【0039】電流値を印可されて回転するDCモータ6
004は、6008の外乱による影響を受けながら物理
的な回転を行い、その出力がエンコーダセンサ6005
により検知される。
【0040】図6は、本実施形態における副走査方向の
搬送駆動制御系の特性検出において外乱の及ぼす影響と
制御の実際について、詳細に説明したものである。横軸
は時間を示している。2001の縦軸は速度を、200
2の縦軸は位置を示している。
【0041】図6では停止直前速度v_stopが、平
均的かつ理想的な値V_APPROACHで終了する場
合を示している。
【0042】8001は理想位置プロファイルを示して
おり、2004は理想速度プロファイルを示している。
理想位置プロファイル8001は4つの制御領域からな
り、加速制御領域2011、定速制御領域2012、減
速制御領域2013、位置決め制御領域2014により
構成されている。
【0043】2004の理想速度プロファイルにおい
て、V_STARTは初速度であり、V_FLATは定
速制御領域2012の速度を示している。V_APPR
OACHは位置決め制御領域の速度を示しており、V_
PROMISEは位置決め精度性能を達成するために絶
対に守られなければならない停止直前速度の最速値を示
している。v_stopは、現実の駆動を想定した場合
に外乱によってあらゆる値に変化する現実の値としての
停止直前速度である。
【0044】実際の駆動における速度変動を考慮して、
V_APPROACHはいかなる速度変動が発生しても
v_stopがV_PROMISEを超えることがない
よう充分に低く設定された速度であることが要求され
る。
【0045】本実施形態においては、加速制御領域20
11、定速制御領域2012、減速制御領域2013で
は位置サーボを、位置決め制御領域2014では速度サ
ーボを採用している。図示した8001の曲線は、位置
サーボ時の理想位置プロファイルを示している。図示し
た2004の曲線は、速度サーボ時には理想速度プロフ
ァイルを示し、位置サーボ時には理想位置プロファイル
に追従して動作するために求められる要求速度プロファ
イルを示している。
【0046】8001は理想位置プロファイルであり、
位置サーボを行う2011、2012、2013の各領
域に対して設定されるが、S_APPROACHまでし
か計算されない。これは、S_APPROACHを通り
過ぎると速度サーボに切り替わるため、S_APPRO
ACH以降では理想位置プロファイルが不必要であるか
らである。8001における減速所要時間T_DECは
現実の駆動と関わりなく一定であり、これに該当する制
御領域を理想減速制御領域9001として示すものとす
る。
【0047】8003は、各図における外乱等の影響を
考慮した現実位置プロファイルである。位置サーボにお
いては、遅れが必ず発生するため、理想位置プロファイ
ル8001に対して現実位置プロファイル8003はい
ずれも遅れを持っている。従って、理想位置プロファイ
ル8001が終了しても、現実位置はS_APPROA
CHには到達しないことが一般的であり、本実施形態に
おいては、8001が終了してから現実の駆動がS_A
PPROACHに到達するまでの間には、仮想の理想位
置プロファイル8006によって位置サーボへの指令位
置値として代用するものとする。仮想の理想位置プロフ
ァイル8006は、理想位置プロファイル8001の最
終的な傾きを用いて、理想位置プロファイルの終点から
伸ばした直線とする。
【0048】8005は、物理的なモータの現実駆動速
度プロファイルを意味している。理想位置プロファイル
8001を入力としてフィードバック制御をかけてい
き、理想速度プロファイルに対して若干の遅れを出しつ
つも、位置決め制御領域2014に向かい進むに従って
理想速度に近づいて、最終的な停止直前速度としては位
置決め精度性能を達成できる速度V_APPROACH
に収束する。
【0049】なお、減速制御領域2013から位置決め
制御領域2014への移行は、物理的な駆動速度状態に
関わらず、S_APPROACHの状態に達した瞬間に
行われるものとする。
【0050】S_DECは定速制御領域2012が終了
して減速制御領域2013が開始される位置を示してお
り、あくまでも理想位置プロファイル8001によって
決定づけられる値であるため、現実の駆動における外乱
の影響とは無関連である。
【0051】図中のS_APPROACHは減速制御領
域2013が終了して位置決め制御領域2014が開始
される位置を示しており、S_STOPは停止位置を示
している。
【0052】また、図中の時間軸において、T_ADD
は加速制御領域2011に費やされる所要時間であり、
T_DECは減速制御領域2013に費やされる所要時
間である。T_FLATは定速制御領域2012に費や
される時間であり、駆動開始位置を0としたときの停止
位置S_STOP、すなわち総駆動距離を満足する理想
位置プロファイル8001を設定した時点で決定する固
定値である。
【0053】T_APPROACHは位置決め制御領域
2014に費やされる時間を示している。T_APPR
OACHは、駆動制御対象が実際に動いたときに、位置
決め制御領域2014に突入する位置S_APPROA
CHから停止位置S_STOPまでの距離S_APR_
STOPを移動するのに要する時間である。図6では、
位置決め制御領域を駆動制御対象がほぼ理想速度通りに
動いた場合を示しているが、現実の制御において理想通
りの物理的動作は一般的に大変困難である。
【0054】高速かつ高精度の位置決めを行うために、
理想位置プロファイル8001のカーブは系に適したチ
ューニングが必要である。
【0055】具体的には、定速制御領域2012の速度
は位置決め所要時間性能の向上を実現するために系の性
能の許す限り速く、位置決め制御領域2014の速度は
位置決め精度性能の向上を実現するために系の性能の許
す限り遅く、さらに加速制御領域2011、減速制御領
域2013、位置決め制御領域2014の距離は位置決
め所要時間性能の向上を実現するために系の性能の許す
限り短くなるように理想位置プロファイル8001を設
定することが望ましい。
【0056】しかしながら、より詳細なチューニングの
手法については本発明の主題となるものではないため、
ここではすでに理想位置プロファイル8001が最適調
整されているものとして説明を進める。
【0057】t_approachは、現実の駆動を想
定した場合に外乱によってあらゆる値に変化する現実の
値として、位置決め制御領域2014に費やされる時間
の現実変数値である(本実施形態における説明では、定
数値を英大文字、変数値を英小文字で示している。同一
スペリングの値について英大文字、英小文字の表記があ
る場合、英大文字で示された値は理想定数値であり、英
小文字で示された値は同じ内容の値について変化しうる
変数値を示している)。
【0058】外乱の影響や、たとえばモータコギングや
回転抵抗の大小等の要素による制御対象の系の個体のば
らつきによって、位置決め制御領域2014に突入した
瞬間の速度が速くなったり、遅くなったりすることは一
般的である。この影響で位置決め制御領域2014にお
ける速度の平均が速くなった結果、実際に位置決め領域
2014を通過するのに要する時間が、T_APPRO
ACHよりも短くなったり、長くなったりしてしまう。
結果的に、停止位置S_STOPに達した瞬間の速度が
速くなったり遅くなったりすることになる。これはすな
わち、制定時間が要求仕様を超えてしまい位置決め制御
性能が満たされなくなる場合があったり、停止直前速度
が遅く、満たされないために停止精度の性能が満たされ
なくなる場合があることを意味する。
【0059】駆動源としてのモータを精度よく制御する
ためには、例えば図10のフローチャートに示すような
モータの特性検出を行うと有効な場合がある。
【0060】ステップS1010では、モータ駆動にお
ける目標位置と予め決められている初期条件、PID制
御におけるゲイン定数項等から位置と速度に関する理想
的なプロファイル情報を作成する。
【0061】ステップS1020では、そのプロファイ
ル情報に従いモータを駆動して、得られた位置、速度制
御に関するプロファイルを取得する。
【0062】ステップS1030で、理想的なプロファ
イルと駆動の結果により得られたプロファイルとを比
較、評価し、ステップS1040で理想的なプロファイ
ルの変更を行なう。プロファイルの変更は、ステップS
1030における評価に従い、位置、速度の偏差をゼロ
とするように制御系のパラメータは同定される。
【0063】実際の駆動系においては、搬送駆動の対象
となる記録媒体の負荷条件や温度条件の変化が大きく影
響することになるので、特性検出においては、これらの
条件による影響を事前に判断して除去する必要がある。
【0064】これに関して、たとえばモータコギングの
影響については、特願2000−332713によって
提案されているように予め特性検出手段の一種である原
点検出手段を援用した制御対象の特性を同定する解決も
可能である。
【0065】なお、特性検出手段の種類については、原
点検出手段に限定されるものではなく、本発明の効果は
各個体の副走査方向の搬送駆動系の特性を検出する目的
の処理でさえあれば、あらゆる特性検出手段に対して有
効であることは言うまでもない。
【0066】図7は、本実施形態の主題となる処理を説
明するフローチャートである。
【0067】ステップS9001で装置がパワーオンす
ると、ステップS9002で記録媒体がプリンタの搬送
ローラ110上にあるか否かの判定を行い、記録媒体が
有る場合(ステップS9002−Yes)には処理をス
テップS9003に進め、排紙処理を行う(S900
3)。この後、ステップS9004で特性検出処理を遂
行し、さらにステップS9005の記録データ受信待ち
へと処理を進める。
【0068】ステップS9002において、記録媒体が
無いと判断された場合(ステップS9002−No)、
処理をステップS9004に進める。
【0069】尚、ここで記録媒体の有無を判定するため
には、搬送ローラ近傍に設けられた検出手段(不図示)
には、例えば、投受光の遮蔽により記録媒体の有無を判
定するセンサなどを利用することが可能であるが、本願
発明の効果はこの構成に限定されるものではない。
【0070】以上の処理により、副走査方向の搬送駆動
系を同定するための特性検出処理を遂行する際に、パワ
ーオン後に記録媒体が搬送ローラ上に存在するか否かを
判断し、記録媒体が有る場合は、その記録媒体を排紙し
て、搬送駆動系から記録媒体の負荷が作用しない状態に
して、その制御特性の検出を行なうことができる。
【0071】すなわち、記録媒体を含めた状態での特性
を検出を防止することで、検出精度を高め、記録媒体が
紙詰まり等の異常な状態にある場合の特性検出を回避す
ることができる。
【0072】<第2の実施形態>本実施形態は、LF搬
送駆動系の特性を適切に検出するための処理として、記
録媒体に記録するための記録データの受信が一定時間無
い状態で経過した場合、装置を省電力モードに移行する
処理と特性検出処理とを連係させるものである。
【0073】本実施形態の主たる構成及び、制御則に関
する内容は第1の実施形態において説明した図1から図
6の説明と重複するので、その説明はここでは省略す
る。
【0074】図8は、本実施形態の主題となる処理につ
いて説明するフローチャートである。本実施形態におい
ては、省電力モードの処理と搬送駆動系の特性検出とを
連係させる処理を想定している。
【0075】記録装置は、記録データに基づき、記録ヘ
ッドを搭載したキャリッジを記録媒体上で走査させて記
録を行うが、この記録データを外部機器から受信した
り、装置の内部で記録ヘッドの構成に合わせた記録デー
タに変換する記録データとして生成する処理が、これら
の処理が途切れて、不図示のタイマによる時間管理の
下、一定時間が経過すると、そのまま各電気回路への電
力供給を遮断した状態に移行する。この状態を「待機状
態」と総称する。
【0076】通常のパワーオフと待機状態の差は、前者
はユーザーが意図して行うものであるため記録が終了し
て記録媒体を排紙した後に行われるものであるのに対
し、後者は記録処理中であってもデータが途切れて一定
時間が経てば、待機状態に移行するという点において相
違する。従って、記録媒体が搬送ローラ上に有る状態で
も待機状態に移行することが有り得る。
【0077】また、待機状態においては、パワーオフ状
態と異なり、記録データの受信などのトリガ情報によ
り、各電気回路への電力供給が遮断された状態を解除
(この状態を「ウエイクアップ」という。)して、装置
の稼動を再開することが可能である。
【0078】図8のフローチャートにおけるステップS
9051では、待機状態から通電状態に復帰するウェイ
クアップがなされると、ステップS9052で記録処理
途中の記録媒体がプリンタの搬送ローラ上に存在するか
否かの判定を行い、記録媒体が有る場合には(ステップ
S9052−Yes)、処理をステップS9053に進
め、記録処理の再開をする(S9053)。記録処理
後、排紙処理を行ない(ステップS9003)、搬送駆
動系から記録媒体の負荷が作用しない状態にして、処理
をステップS9004に進める。ステップS9004に
おける特性検出は、第1の実施形態と同様である。特性
検出により、制御系のパラメータが決定できる。この状
態で、新たな記録データの受信待ちとなる(S900
5)。
【0079】以上の処理により、省電力モードの待機状
態から、稼動状態に復帰(ウェイクアップ)する場合に
おいて、記録媒体が搬送ローラ上に存在するか否かを判
断し、記録媒体が有る場合は、印刷処理を再開させて記
録媒体を排紙して、搬送駆動系から記録媒体の負荷が作
用しない状態にして、その制御特性の検出を行なうこと
ができる。
【0080】記録媒体を含めた状態での特性検出を防止
することで、制御系を同定するための特性の検出精度を
高めることができる。
【0081】記録媒体の有無を事前に判断して、記録処
理と、特性検出の処理が同時に進行することを回避する
ことができる。すなわち、記録処理中に特性検出処理が
起動して記録結果に白抜けが発生することを回避でき
る。
【0082】<第3の実施形態>本実施形態は、LF搬
送駆動系の特性を適切に検出するための処理として、温
度環境の変化を検出して、一定以上の温度変化があった
場合は、制御系の諸特性を同定するための特性検出処理
と連係させるものである。
【0083】本実施形態の主たる構成及び、制御則に関
する内容は第1の実施形態において説明した図1から図
6の説明と重複するので、その説明はここでは省略す
る。
【0084】図9は、本実施形態の主題となる処理につ
いて説明するフローチャートである。本実施形態におい
ては、環境温度がX℃以上変化した場合に、副走査方向
の搬送駆動の特性が変化しうる構成を想定している。
【0085】ステップS9001でパワーオンして、記
録データの受信待ち状態とする。
【0086】記録データを受信して(ステップS910
1)、ステップS9102で、不図示の温度計測手段に
より温度計測がなされ、所定の温度以上に変化があるか
否かが判断される。ステップS9102で環境温度の変
化が検知された場合には(ステップS9102−Ye
s)、処理をステップS9052に進め、記録中の媒体
がプリンタの搬送ローラ上に存在するか否かの判定を行
い、記録媒体がある場合には(ステップS9052−Y
es)、処理をステップS9053に進め、記録処理の
再開若しくは継続をして(S9053)、排紙処理を遂
行する(ステップS9003)。
【0087】搬送駆動系から記録媒体の負荷が作用しな
い状態にして、処理をステップS9004に進める。ス
テップS9004における特性検出は、第1の実施形態
と同様であり、特性検出により、制御系のパラメータが
決定できる。この状態で、新たな記録データの受信待ち
となる(S9101)。
【0088】以上の処理により、記録媒体が紙送りロー
ラ上に存在する状態で該特性検出手段を発動させてしま
い該特性検出結果が記録媒体込みの低い信頼性の値にな
ってしまったり、記録中記録中に該特性検出処理が起動
して記録結果に白抜けが発生してしまう危険を回避する
ことができる。
【0089】以上の処理により、温度変化を計測し、そ
の変化が一定以上になった場合に、温度の要因による特
性の変動を考慮した特性の検出が可能となる。
【0090】搬送駆動系に記録媒体を含めた状態での特
性検出を防止することで、制御系を同定するための特性
の検出精度を高めることができる。
【0091】記録媒体の有無を事前に判断して、記録処
理と、特性検出の処理が同時に進行することを回避する
ことができる。すなわち、記録中に特性検出処理が起動
して記録結果に白抜けが発生することを回避できる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送駆動系を同定するための特性検出処理を遂行する際
に、記録媒体が搬送機構内に存在するか否かを判断し、
記録媒体が有る場合は、その記録媒体を排紙して、搬送
駆動系から記録媒体の負荷が作用しない状態にして、そ
の制御特性の検出を行なうことができる。
【0093】すなわち、記録媒体を含めた状態での特性
を検出を防止することで、検出精度を高め、記録媒体が
紙詰まり等の異常な状態にある場合の特性検出を回避す
ることができる。
【0094】また、記録媒体の有無を事前に判断して、
記録処理と、特性検出の処理が同時に進行することを回
避することができる。すなわち、記録処理中に特性検出
処理が起動して記録結果に白抜けが発生することを回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリアル式インクジェットプリンタの全体図で
ある。
【図2】プリンタの制御構成を説明するブロック図であ
る。
【図3】プリンタコントローラの詳細構成を説明するブ
ロック図である。
【図4】一般的なDCモータの位置制御系を説明するブ
ロック線図であり、位置サーボをかける場合の手法につ
いて説明する図である。
【図5】一般的なDCモータの速度制御系を説明するブ
ロック線図であり、速度サーボをかける場合の手法につ
いて説明する図である。
【図6】制御の実際について詳細に説明した図である。
【図7】第1の実施形態における処理を説明するフロー
チャートである。
【図8】第2の実施形態における処理を説明するフロー
チャートである。
【図9】第3の実施形態における処理を説明するフロー
チャートである。
【図10】モータ特性の検出処理を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101:インクタンクを有する記録ヘッド 102:記録ヘッド101を搭載するキャリッジ 103:ガイドシャフト 104:ベルト 105:駆動モータ 106:給紙ベース 107:用紙搬送用モータ 108:モータギア 109:搬送ローラギア 110:搬送ローラ 111:ピンチローラ 114:シャーシ 115:記録用紙 116:ロータリーエンコーダフィルム 117:エンコーダセンサ 231:ホストインターフェース 401:プリンタ装置のプリンタ制御用のCPU 402:ROM 403:RAM 404:プリンタヘッド 405:モータを駆動するモータドライバ 406:プリンタコントローラ 407:サーミスタ等で構成される温度センサ 501:I/Oレジスタ 502:受信バッファコントローラ 503:記録バッファコントローラ 504:メモリコントローラ 505:プリントシーケンスコントローラ 2003:理想位置プロファイル 2004:理想速度プロファイル 2011:加速制御領域 2012:定速制御領域 2013:減速制御領域 2014:位置決め制御領域 2003:理想位置プロファイル 2004:理想速度プロファイル 2005:物理的なモータの現実駆動速度プロファイル 2006:実際の現実速度プロファイル 2007:実際の現実速度プロファイル 6001:理想位置プロファイル 6005:エンコーダセンサ 6009:エンコーダ位置情報変換手段 6006:エンコーダ速度情報変換手段 6002:位置サーボのメジャーループ 6003:PI演算 6007:微分演算 6004:DCモータに与えるエネルギー 6008:外乱 7001:理想速度プロファイル 7002:PI演算 7003:微分演算 8001:理想位置プロファイル 8003:現実位置プロファイル 8005:物理的なモータの現実駆動速度プロファイル 8006:仮想の理想位置プロファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小路 通陽 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C480 CA30 CA43 CA44 CA45 CB02 CB34 EA02 EA05 EA06 EA07 EA22 5H303 AA28 BB01 BB06 BB11 BB14 CC02 DD01 DD28 EE03 EE10 FF10 GG06 HH05 HH07 JJ01 KK02 KK03 KK04 KK17 KK22 KK36 LL03 5H571 AA13 BB07 FF01 FF02 FF10 GG02 HD02 JJ03 JJ04 JJ23 KK08 LL07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送機構を制御するモータ制御方法であ
    って、 前記搬送機構内において、記録媒体の有無を判断する判
    断工程と、 前記判断工程の判断に従い、前記記録媒体が無い場合
    は、前記搬送機構を駆動制御するモータの理想プロファ
    イル情報を生成する生成工程と、 前記生成された理想プロファイルに従い、前記搬送機構
    を駆動制御し、該制御の結果に基づき該機構及びモータ
    の制御特性を評価する評価工程と、 前記評価工程の評価に従い、前記制御特性情報を更新す
    る更新工程と、 を備えることを特徴とするモータ制御方法。
  2. 【請求項2】 前記判断工程は電源投入に従い、前記搬
    送機構内に記録媒体が有るか否かを判断し、該記録媒体
    が有る場合は、前記搬送機構から記録媒体が排出される
    まで、前記理想プロファイル情報の生成、評価、および
    前記制御特性情報の更新を禁止することを特徴とする請
    求項1に記載のモータ制御方法。
  3. 【請求項3】 前記判断工程は、待機状態から起動した
    場合において、前記搬送機構内に記録媒体が有るか否か
    を判断し、該記録媒体がある場合は、記録処理が完了し
    て搬送機構から記録媒体が排出されるまで、前記理想プ
    ロファイル情報の生成、評価、及び前記制御特性情報の
    更新を禁止することを特徴とする請求項1に記載のモー
    タ制御方法。
  4. 【請求項4】 搬送機構内部の温度条件を計測するため
    の計測工程を備え、 前記判断工程は、前記計測工程の計測の結果に従い、所
    定以上の温度変化が生じた場合に、前記搬送機構内に記
    録媒体が有るか否かの判断を開始し、該記録媒体がある
    場合は、記録処理が完了して搬送機構から記録媒体が排
    出されるまで、前記理想プロファイル情報の生成、評
    価、及び前記制御特性情報の更新を禁止することを特徴
    とする請求項1に記載のモータ制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    モータ制御方法を実現するためのプログラムコードを格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
  6. 【請求項6】 搬送機構を制御するモータ制御装置であ
    って、 前記搬送機構内において、記録媒体の有無を判断する判
    断手段と、 前記判断判断の判断に従い、前記記録媒体が無い場合
    は、前記搬送機構を駆動制御するモータの理想プロファ
    イル情報を生成する生成手段と、 前記生成された理想プロファイルに従い、前記搬送機構
    を駆動制御し、該制御の結果に基づき該機構及びモータ
    の制御特性を評価する評価手段と、 前記評価手段の評価に従い、前記制御特性情報を更新す
    る更新手段と、 を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記判断手段は電源投入に従い、前記搬
    送機構内に記録媒体が有るか否かを判断し、該記録媒体
    が有る場合は、前記搬送機構から記録媒体が排出される
    まで、前記理想プロファイル情報の生成、評価、および
    前記制御特性情報の更新を禁止することを特徴とする請
    求項6に記載のモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記判断手段は、待機状態から起動した
    場合において、前記搬送機構内に記録媒体が有るか否か
    を判断し、該記録媒体がある場合は、記録処理が完了し
    て搬送機構から記録媒体が排出されるまで、前記理想プ
    ロファイル情報の生成、評価、及び前記制御特性情報の
    更新を禁止することを特徴とする請求項6に記載のモー
    タ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送機構内部の温度条件を計測する
    ための計測手段を備え、 前記判断手段は、前記計測手段の計測の結果に従い、所
    定以上の温度変化が生じた場合に、前記搬送機構内に記
    録媒体が有るか否かの判断を開始し、該記録媒体がある
    場合は、記録処理が完了して搬送機構から記録媒体が排
    出されるまで、前記理想プロファイル情報の生成、評
    価、及び前記制御特性情報の更新を禁止することを特徴
    とする請求項6に記載のモータ制御装置。
  10. 【請求項10】 搬送機構を制御するモータ制御をする
    ためにコンピュータを、 前記搬送機構内において、記録媒体の有無を判断する判
    断手段と、 前記判断判断の判断に従い、前記記録媒体が無い場合
    は、前記搬送機構を駆動制御するモータの理想プロファ
    イル情報を生成する生成手段と、 前記生成された理想プロファイルに従い、前記搬送機構
    を駆動制御し、該制御の結果に基づき該機構及びモータ
    の制御特性を評価する評価手段と、 前記評価手段の評価に従い、前記制御特性情報を更新す
    る更新手段と、 して機能させることを特徴とするモータ制御プログラ
    ム。
JP2001148342A 2001-05-17 2001-05-17 モータ制御方法及び装置 Withdrawn JP2002345280A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289939A (ja) * 2005-03-14 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 印字媒体搬送装置及び印字媒体搬送方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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