JP2002342690A - 野生生物の生態情報の解析方法 - Google Patents
野生生物の生態情報の解析方法Info
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定地域の環境改変計画が当該地域に生息す
る野生生物にあたえる影響を解析できる生物の生態情報
の解析方法を提供すること。 【解決手段】 コンピュータシステムを用いて、野生生
物の行動位置と行動属性情報からなる生物生息情報をメ
ッシュ解析して定量化した行動解析メッシュデータを作
成する。一方、野生生物が生息する地域における自然条
件情報からなる自然条件メッシュデータを作成しこの自
然条件メッシュデータと該行動解析メッシュデータとを
数量化一類の式により計算処理し、該生物の行動位置を
予測した行動予測メッシュデータを作成する。なお行動
解析メッシュデータ、及び行動予測メッシュデータとは
それぞれ該地域の地図情報と重ねた形態で可視可能な状
態で形成される。
る野生生物にあたえる影響を解析できる生物の生態情報
の解析方法を提供すること。 【解決手段】 コンピュータシステムを用いて、野生生
物の行動位置と行動属性情報からなる生物生息情報をメ
ッシュ解析して定量化した行動解析メッシュデータを作
成する。一方、野生生物が生息する地域における自然条
件情報からなる自然条件メッシュデータを作成しこの自
然条件メッシュデータと該行動解析メッシュデータとを
数量化一類の式により計算処理し、該生物の行動位置を
予測した行動予測メッシュデータを作成する。なお行動
解析メッシュデータ、及び行動予測メッシュデータとは
それぞれ該地域の地図情報と重ねた形態で可視可能な状
態で形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定地域に生息す
る野生生物をコンピュータシステムを用いて簡単に解析
できる野生生物の生態情報の解析方法に関する。更に説
明すると、本発明は、コンピュータシステムを用いて野
生生物の生息情報、及び行動予測を行う野生生物の生態
情報の解析方法に関する。
る野生生物をコンピュータシステムを用いて簡単に解析
できる野生生物の生態情報の解析方法に関する。更に説
明すると、本発明は、コンピュータシステムを用いて野
生生物の生息情報、及び行動予測を行う野生生物の生態
情報の解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】国民生活が豊かになるにつれて、国民の
自然環境に対する意識は著しく高揚してきており、特
に、大型の地域開発については、開発に伴う当該地域に
生息する野生生物生態系に与える影響を事前に調査する
ことが不可欠になってきている。従来、この事前調査
は、開発対象となる地域に生息する、キツネ、タヌキ、
ウサギ、鹿等の野生哺乳動物やオオタカ、いぬわし等の
野鳥類等の野生生物の行動を現地調査して得た現地調査
結果に基づいて、専門家が手作業でこれら野生生物の行
動記憶を地図上に作成し、作成した行動記憶図から野生
生物の定性的な行動パターンを解析し読み取ることによ
って行なわれている。
自然環境に対する意識は著しく高揚してきており、特
に、大型の地域開発については、開発に伴う当該地域に
生息する野生生物生態系に与える影響を事前に調査する
ことが不可欠になってきている。従来、この事前調査
は、開発対象となる地域に生息する、キツネ、タヌキ、
ウサギ、鹿等の野生哺乳動物やオオタカ、いぬわし等の
野鳥類等の野生生物の行動を現地調査して得た現地調査
結果に基づいて、専門家が手作業でこれら野生生物の行
動記憶を地図上に作成し、作成した行動記憶図から野生
生物の定性的な行動パターンを解析し読み取ることによ
って行なわれている。
【0003】しかし、この事前調査の方法では、野生生
物の行動位置を地図上に記憶したときに、記憶した野生
生物の行動位置が地図上で重なって記憶されることが多
く、このような場合には、行動記憶図からは野生生物の
行動位置や出現頻度を正確に把握することができなかっ
た。また、行動位置を記載する地図上には、野生生物の
行動パターンを特徴付ける生息地域の地理的条件、自然
的条件等の生息環境を同時に記憶できないため、野生生
物の行動パターンの解析を生息地域の地理的・自然的条
件との関連性を把握しながら行うことができないと言う
問題があった。
物の行動位置を地図上に記憶したときに、記憶した野生
生物の行動位置が地図上で重なって記憶されることが多
く、このような場合には、行動記憶図からは野生生物の
行動位置や出現頻度を正確に把握することができなかっ
た。また、行動位置を記載する地図上には、野生生物の
行動パターンを特徴付ける生息地域の地理的条件、自然
的条件等の生息環境を同時に記憶できないため、野生生
物の行動パターンの解析を生息地域の地理的・自然的条
件との関連性を把握しながら行うことができないと言う
問題があった。
【0004】また、行動パターンの解析には、野生生物
の行動や生態に関する高度の専門知識が必要なため、予
測できる者の確保が困難であった。また、予測は、高度
な専門知識に基づいて行われるため、専門性を有しない
者が予測結果の報告を受けても、内容の理解が困難であ
ったり、あるいは理解に時間が係ったりするという問題
があった。
の行動や生態に関する高度の専門知識が必要なため、予
測できる者の確保が困難であった。また、予測は、高度
な専門知識に基づいて行われるため、専門性を有しない
者が予測結果の報告を受けても、内容の理解が困難であ
ったり、あるいは理解に時間が係ったりするという問題
があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決し
て、比較的簡単な構成で、環境改変計画などのある地域
に生息する野生動物や鳥類などの野生生物の行動解析と
その予測とを、該地域の現地調査によって得た野生生物
の生息情報とその行動を決定付ける該地域の地理的条件
などの自然的条件情報とをコンピュータシステムを用い
て処理することにより、高度の専門的な知識が無くても
容易に解析して予測できる野生生物の生態情報の解析方
法の提供を目的とする。
て、比較的簡単な構成で、環境改変計画などのある地域
に生息する野生動物や鳥類などの野生生物の行動解析と
その予測とを、該地域の現地調査によって得た野生生物
の生息情報とその行動を決定付ける該地域の地理的条件
などの自然的条件情報とをコンピュータシステムを用い
て処理することにより、高度の専門的な知識が無くても
容易に解析して予測できる野生生物の生態情報の解析方
法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明者らは、鋭意研究したところ、現地調査で入
手した該地域に生息する野生生物の生息情報を、該地域
の地図情報と共にメッシュデータとしてコンピュータに
記憶し、記憶したメッシュデータをコンピュータシステ
ムを用いて解析することにより、野生生物の位置情報を
定量的な数値データと共に目視可能な状態で画面に表示
できることを開発し本発明を完成した。
め、本発明者らは、鋭意研究したところ、現地調査で入
手した該地域に生息する野生生物の生息情報を、該地域
の地図情報と共にメッシュデータとしてコンピュータに
記憶し、記憶したメッシュデータをコンピュータシステ
ムを用いて解析することにより、野生生物の位置情報を
定量的な数値データと共に目視可能な状態で画面に表示
できることを開発し本発明を完成した。
【0007】更に、本発明者らは、この解析された該地
域に生息する野生生物の定量的な位置情報と、該地域の
地図情報と共にメッシュデータとして別途コンピュータ
に記憶された該特定地域の地形、標高、植生、林種等の
自然条件情報とをコンピュータシステムを用いて演算処
理することにより、該地域に生息する野生生物の予測行
動を目視可能な状態で画面に表示できることを開発し本
発明を完成した。
域に生息する野生生物の定量的な位置情報と、該地域の
地図情報と共にメッシュデータとして別途コンピュータ
に記憶された該特定地域の地形、標高、植生、林種等の
自然条件情報とをコンピュータシステムを用いて演算処
理することにより、該地域に生息する野生生物の予測行
動を目視可能な状態で画面に表示できることを開発し本
発明を完成した。
【0008】具体的に記載すると、本発明に係る野生生
物の生態情報の解析方法は、コンピュータシステムを用
いて野生生物の生態情報を解析する解析方法において、
地域を複数のメッシュに分け、各メッシュごとに予め調
査した野生生物の生息情報を記憶する段階と、記憶され
た該生息情報を該メッシュと等しいメッシュに分けた地
図上に表現する段階とを備えることを特徴とする。
物の生態情報の解析方法は、コンピュータシステムを用
いて野生生物の生態情報を解析する解析方法において、
地域を複数のメッシュに分け、各メッシュごとに予め調
査した野生生物の生息情報を記憶する段階と、記憶され
た該生息情報を該メッシュと等しいメッシュに分けた地
図上に表現する段階とを備えることを特徴とする。
【0009】更に、本発明に係る野生生物の生態情報の
解析方法は、前記段階に加え、前記メッシュごとに自然
条件情報を記憶させる段階と、該記憶された自然条件情
報と、前記地図上に表現された情報を演算処理すること
により該野生生物の行動位置を予測することを特徴とす
る。
解析方法は、前記段階に加え、前記メッシュごとに自然
条件情報を記憶させる段階と、該記憶された自然条件情
報と、前記地図上に表現された情報を演算処理すること
により該野生生物の行動位置を予測することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、具体例を掲げて、本発明の
一実施の形態について図を参照しながら詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る野生生物の生態情報の解析の
概要を示すシステム構成のブロック図である。このシス
テム構成は、大別すると、キーボード、マウス等からな
る入力装置1と、演算処理部を有し各装置の制御やデー
タ転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行うデ
ータ処理装置3と、入力された各種の情報を記憶する記
憶装置4、及びデータ処理されたデータを必要に応じて
表示するCRTやLCD等のディスプレ装置やプリンタ
等からなる出力装置2とで構成されている。このシステ
ム構成は通常のパーソナルコンピュータが具備する構成
である。
一実施の形態について図を参照しながら詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る野生生物の生態情報の解析の
概要を示すシステム構成のブロック図である。このシス
テム構成は、大別すると、キーボード、マウス等からな
る入力装置1と、演算処理部を有し各装置の制御やデー
タ転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行うデ
ータ処理装置3と、入力された各種の情報を記憶する記
憶装置4、及びデータ処理されたデータを必要に応じて
表示するCRTやLCD等のディスプレ装置やプリンタ
等からなる出力装置2とで構成されている。このシステ
ム構成は通常のパーソナルコンピュータが具備する構成
である。
【0011】該入力装置1は、記憶装置4に記憶される
各種のデータを入力したり、該記憶装置4に記憶された
各種のデータから必要とする情報を出力装置2に出力す
るための指令装置である。またデータ処理装置3には、
入力装置1からの操作信号により該記憶装置4に記憶さ
れた各種の情報から必要とする情報を演算処理する演算
処理部(図示されていない。)と演算処理部の作動を制
御する各種のプログラムとが配備されている。
各種のデータを入力したり、該記憶装置4に記憶された
各種のデータから必要とする情報を出力装置2に出力す
るための指令装置である。またデータ処理装置3には、
入力装置1からの操作信号により該記憶装置4に記憶さ
れた各種の情報から必要とする情報を演算処理する演算
処理部(図示されていない。)と演算処理部の作動を制
御する各種のプログラムとが配備されている。
【0012】この実施の形態では、データ処理装置3に
は、現地調査で得られた野生生物の生物生息情報100
(図2及び図3)の中の行動属性情報120を条件検索
可能に管理するデータベース管理システム31と、野生
生物の生物生息情報100の中の位置情報110を管理
する地理情報管理システム32とが設けられている。な
お、生物生息情報100の詳細は後述する。また、符号
33、34は、それぞれ該データ処理装置3に配備され
た解析プログラム、予測プログラムを示す。
は、現地調査で得られた野生生物の生物生息情報100
(図2及び図3)の中の行動属性情報120を条件検索
可能に管理するデータベース管理システム31と、野生
生物の生物生息情報100の中の位置情報110を管理
する地理情報管理システム32とが設けられている。な
お、生物生息情報100の詳細は後述する。また、符号
33、34は、それぞれ該データ処理装置3に配備され
た解析プログラム、予測プログラムを示す。
【0013】また、記憶装置4には、現地調査で得られ
た野生生物の行動属性情報120を記憶した行動属性情
報ファイル41と、野生生物の位置情報110を記憶し
た位置情報ファイル42と、該地域の自然条件情報に係
る自然条件メッシュデータ150(図12)を記憶した
自然条件ファイル45とが設けられている。
た野生生物の行動属性情報120を記憶した行動属性情
報ファイル41と、野生生物の位置情報110を記憶し
た位置情報ファイル42と、該地域の自然条件情報に係
る自然条件メッシュデータ150(図12)を記憶した
自然条件ファイル45とが設けられている。
【0014】自然条件ファイル45に記憶される該自然
条件メッシュデータ150とは、横X方向、及び縦Y方
向の多数のメッシュに分割された地域の各メッシュごと
の該地域の野生生物の生息状況を特徴付ける地理的条件
や気候的条件等の自然条件に係る各種の情報であって、
例えば、標高、傾斜、地形、地質、土壌、植生、樹種、
林種、林齢などの項目が相当するが、これら項目はその
地域の特殊性を考慮して適宜選定されるものである。
条件メッシュデータ150とは、横X方向、及び縦Y方
向の多数のメッシュに分割された地域の各メッシュごと
の該地域の野生生物の生息状況を特徴付ける地理的条件
や気候的条件等の自然条件に係る各種の情報であって、
例えば、標高、傾斜、地形、地質、土壌、植生、樹種、
林種、林齢などの項目が相当するが、これら項目はその
地域の特殊性を考慮して適宜選定されるものである。
【0015】これらの自然条件情報は、項目毎にデジタ
ルデータとして入力され、該地域の自然条件メッシュデ
ータ150として自然条件ファイル45に記憶される。
また、位置情報110も同様に、該地域のメッシュデー
タとして、それぞれ位置情報ファイル42に記憶されて
いる。また、行動動属性情報120は、それぞれ個別の
デジタルデータとして、行動属性ファイル41に記憶さ
れている。
ルデータとして入力され、該地域の自然条件メッシュデ
ータ150として自然条件ファイル45に記憶される。
また、位置情報110も同様に、該地域のメッシュデー
タとして、それぞれ位置情報ファイル42に記憶されて
いる。また、行動動属性情報120は、それぞれ個別の
デジタルデータとして、行動属性ファイル41に記憶さ
れている。
【0016】図2は、本発明に係る野生生物の行動解析
の概要を示す概要図、図3は、野生生物の行動解析のデ
ータベースの一例を示している。符号100は該地域に
生息する野生生物に関する生物生息情報であり、符号1
30は、この生物生息情報100を記憶し、指令に基づ
いて該生物生息情報100をデータ処理するコンピュー
タ、符号140は、データ処理された野生生物の行動を
解析した行動解析メッシュデータを出力した画面を示し
ている。
の概要を示す概要図、図3は、野生生物の行動解析のデ
ータベースの一例を示している。符号100は該地域に
生息する野生生物に関する生物生息情報であり、符号1
30は、この生物生息情報100を記憶し、指令に基づ
いて該生物生息情報100をデータ処理するコンピュー
タ、符号140は、データ処理された野生生物の行動を
解析した行動解析メッシュデータを出力した画面を示し
ている。
【0017】生物生息情報100は、現地調査で得られ
た該地域の生息する野生動物や鳥類などの野生生物の行
動位置や行動形態に関する情報である。この生物生息情
報100は、図3に示すように、現地調査時の野生生物
の行動位置を表す位置情報110とその行動位置におけ
る野生生物の行動の詳細を表す行動属性情報120とで
構成されている。
た該地域の生息する野生動物や鳥類などの野生生物の行
動位置や行動形態に関する情報である。この生物生息情
報100は、図3に示すように、現地調査時の野生生物
の行動位置を表す位置情報110とその行動位置におけ
る野生生物の行動の詳細を表す行動属性情報120とで
構成されている。
【0018】該行動属性情報120は、現地調査の日
時、野生生物の種別を表す群の符号、8才以上A、5〜
7才J、1〜4才Y、及び0才Bから選ばれる年齢など
の野生生物の個体識別に関する識別情報、及び採食F、
休息R、移動M、グルーミング(身づくろい)G、及び
その他Oから選ばれる行動、樹木T、及び地上Aから選
ばれる位置、高さ、採食物、採食物の部位等の野生生物
の行動形態に関する情報などがあり、これらの行動属性
情報は120は、コンピュータ130に記憶されてい
る。
時、野生生物の種別を表す群の符号、8才以上A、5〜
7才J、1〜4才Y、及び0才Bから選ばれる年齢など
の野生生物の個体識別に関する識別情報、及び採食F、
休息R、移動M、グルーミング(身づくろい)G、及び
その他Oから選ばれる行動、樹木T、及び地上Aから選
ばれる位置、高さ、採食物、採食物の部位等の野生生物
の行動形態に関する情報などがあり、これらの行動属性
情報は120は、コンピュータ130に記憶されてい
る。
【0019】野生生物の該位置情報110は、コンピュ
ータ130に記憶されており、詳細は後述するが、コン
ピュータ130でプログラムを実行すると指定された地
域における野生生物の位置情報が当該地域の地図情報と
重ね合わされた状態で同時に画面上に表示される。
ータ130に記憶されており、詳細は後述するが、コン
ピュータ130でプログラムを実行すると指定された地
域における野生生物の位置情報が当該地域の地図情報と
重ね合わされた状態で同時に画面上に表示される。
【0020】図4は、本発明に係る野生生物の行動解析
の手順を示すフローチャートである。以下該フローチャ
ートについて説明する。先ず、操作員は、現地調査で得
られた上記した生物生息情報100を、入力装置1を用
いて、位置情報110についてはメッシュデータとして
地理情報管理システム32が管理する位置情報ファイル
42に、また、行動属性情報120についてはデジタル
データとして条件検索可能なデータベース管理システム
31が管理する行動属性情報ファイル41にそれぞれ記
憶させる(ST1)。
の手順を示すフローチャートである。以下該フローチャ
ートについて説明する。先ず、操作員は、現地調査で得
られた上記した生物生息情報100を、入力装置1を用
いて、位置情報110についてはメッシュデータとして
地理情報管理システム32が管理する位置情報ファイル
42に、また、行動属性情報120についてはデジタル
データとして条件検索可能なデータベース管理システム
31が管理する行動属性情報ファイル41にそれぞれ記
憶させる(ST1)。
【0021】図5及び図6は、記憶装置4の位置情報フ
ァイル42に記憶されている位置情報110と行動属性
情報ファイル41に記憶された行動属性情報120をコ
ンピュータ130の画面に表示させた画面の例である。
この画面によると、位置情報110は、該地域の地図情
報と重ねられた形態で画面上に表示されており、この画
面例では、四季別に野生生物の確認地点の表示印を替え
て表示されている。また、行動属性情報120の画面例
では、現地調査日時ごとに、その時の野生生物に関する
各種の行動属性情報がリストの形態で表示されている。
ァイル42に記憶されている位置情報110と行動属性
情報ファイル41に記憶された行動属性情報120をコ
ンピュータ130の画面に表示させた画面の例である。
この画面によると、位置情報110は、該地域の地図情
報と重ねられた形態で画面上に表示されており、この画
面例では、四季別に野生生物の確認地点の表示印を替え
て表示されている。また、行動属性情報120の画面例
では、現地調査日時ごとに、その時の野生生物に関する
各種の行動属性情報がリストの形態で表示されている。
【0022】次に操作員は、データベース管理システム
31、及び地理情報管理システム32を用いて行動属性
情報ファイル41,及び位置情報ファイル42の検索を
行い、行動解析の対象となる情報を抽出する(ST
2)。例えば、該地域に生息するの生物の中で、ある特
定の時期において、ある生物の群12の食物採取の行動
Fを解析する場合、該データベース管理システム31に
より行動属性情報ファイル41に記憶されている行動属
性情報を検索し、該当する時期、及び群12で食物採取
行動Fにある情報を抽出すると共に、該抽出された該情
報に基づき該地理情報管理システム32を制御し、同時
期の位置情報ファイル42から該食物採取行動Fにある
該生物の位置情報X6,Y3を抽出して検索結果(解析
対象)を出力装置2に表示する。
31、及び地理情報管理システム32を用いて行動属性
情報ファイル41,及び位置情報ファイル42の検索を
行い、行動解析の対象となる情報を抽出する(ST
2)。例えば、該地域に生息するの生物の中で、ある特
定の時期において、ある生物の群12の食物採取の行動
Fを解析する場合、該データベース管理システム31に
より行動属性情報ファイル41に記憶されている行動属
性情報を検索し、該当する時期、及び群12で食物採取
行動Fにある情報を抽出すると共に、該抽出された該情
報に基づき該地理情報管理システム32を制御し、同時
期の位置情報ファイル42から該食物採取行動Fにある
該生物の位置情報X6,Y3を抽出して検索結果(解析
対象)を出力装置2に表示する。
【0023】検索結果は、メッシュデータとして画面上
に表示されるため、表示された検索結果が、その後の行
動解析の対象として有効であるか否かの確認(ST3)
し、有効な検索結果43と判断できた場合には、これを
検索結果ファイル43に記憶する(ST4)。一方、検
索結果が有効でないと判断した場合、例えば、抽出した
位置情報が統計学的に有意な情報量でないことが明らか
な場合等には、検索条件を変えて再度検索するため、該
検索・抽出過程(ST2)に戻る。検索結果記憶後、更
に調査結果を入力するか否かを判断(ST5)し、入力
が必要であれば、ST1の前に戻り、入力の必要がなけ
れば解析の必要性を判断(ST6)し、必要性がなけれ
ばプログラムを終了する。
に表示されるため、表示された検索結果が、その後の行
動解析の対象として有効であるか否かの確認(ST3)
し、有効な検索結果43と判断できた場合には、これを
検索結果ファイル43に記憶する(ST4)。一方、検
索結果が有効でないと判断した場合、例えば、抽出した
位置情報が統計学的に有意な情報量でないことが明らか
な場合等には、検索条件を変えて再度検索するため、該
検索・抽出過程(ST2)に戻る。検索結果記憶後、更
に調査結果を入力するか否かを判断(ST5)し、入力
が必要であれば、ST1の前に戻り、入力の必要がなけ
れば解析の必要性を判断(ST6)し、必要性がなけれ
ばプログラムを終了する。
【0024】解析が必要であれば、解析プログラム実行
過程(ST7)に進み、上記検索結果を記憶した検索結
果ファイル43の生物の位置情報をもとに、解析プログ
ラム33により解析する。ここで解析は、該地域の地図
を経線・緯線でほぼ等しい大きさの区切った区画(メッ
シュ)ごとに位置情報110に対する行動属性情報12
0により解析を行う。
過程(ST7)に進み、上記検索結果を記憶した検索結
果ファイル43の生物の位置情報をもとに、解析プログ
ラム33により解析する。ここで解析は、該地域の地図
を経線・緯線でほぼ等しい大きさの区切った区画(メッ
シュ)ごとに位置情報110に対する行動属性情報12
0により解析を行う。
【0025】図7は、解析プログラムのアイコン例を、
図8は、解析プログラムのダイアログ例を示している。
先ず、操作員が、メニュー画面に表示された「解析」の
アイコン(図7)をダブルクリックすると解析プログラ
ム33が起動し、図8に示すような解析設定用のダイア
ログが表示され、操作員に対して解析設定条件の入力を
促す。
図8は、解析プログラムのダイアログ例を示している。
先ず、操作員が、メニュー画面に表示された「解析」の
アイコン(図7)をダブルクリックすると解析プログラ
ム33が起動し、図8に示すような解析設定用のダイア
ログが表示され、操作員に対して解析設定条件の入力を
促す。
【0026】ここで、解析の種類f1は、解析する際の
解析の内容を設定するダイアログであり、この解析の種
類には、例えば、生物の「出現頻度」、「高頻度利用
域」、更には「平均以上・以下」等の項目が含まれる。
操作員が解析の種類f1をクリックすると、これらの選
択項目が順次表示され、希望する項目をクリックするこ
とで解析の種類が設定される。
解析の内容を設定するダイアログであり、この解析の種
類には、例えば、生物の「出現頻度」、「高頻度利用
域」、更には「平均以上・以下」等の項目が含まれる。
操作員が解析の種類f1をクリックすると、これらの選
択項目が順次表示され、希望する項目をクリックするこ
とで解析の種類が設定される。
【0027】メッシュサイズf3は、解析する際のメッ
シュサイズを設定するダイアログであり、このメッシュ
サイズには、50m,100m,250m等の数値が含
まれる。操作員がメッシュサイズf3をクリックする
と、これらのメッシュサイズ数値が順次表示され、希望
する数値をクリックすることでメッシュサイズが設定さ
れる。なお、メッシュ解析設定用の条件は、「オプショ
ン」のボタンをクリックすれば、上記のダイアログに別
の条件を設定できる。
シュサイズを設定するダイアログであり、このメッシュ
サイズには、50m,100m,250m等の数値が含
まれる。操作員がメッシュサイズf3をクリックする
と、これらのメッシュサイズ数値が順次表示され、希望
する数値をクリックすることでメッシュサイズが設定さ
れる。なお、メッシュ解析設定用の条件は、「オプショ
ン」のボタンをクリックすれば、上記のダイアログに別
の条件を設定できる。
【0028】解析設定条件の設定を終了した後、「実
行」のボタンをクリックすると、解析プログラム33
は、検索結果ファイル43に記憶された情報と位置情報
ファイル42に記憶された位置情報110をもとにメッ
シュ解析する。解析された解析結果、例えばメッシュご
との出現頻度を示す出現頻度メッシュデータは、出力装
置2によって、図9のような行動解析メッシュデータ1
40として画面に表示される。操作員は画面表示された
行動解析メッシュデータ140を確認(ST8)し、有
効であればこれを解析結果ファイル44に記憶(ST
9)し、更に解析終了か否かを判断(ST10)し、必
要がなければ、該生物の行動解析作業を終了する。ま
た、解析結果44が有効でなければST1の前に戻り再
度行動解析を実施する。ST10において、解析を再度
行う場合は、ST2の前に戻る。
行」のボタンをクリックすると、解析プログラム33
は、検索結果ファイル43に記憶された情報と位置情報
ファイル42に記憶された位置情報110をもとにメッ
シュ解析する。解析された解析結果、例えばメッシュご
との出現頻度を示す出現頻度メッシュデータは、出力装
置2によって、図9のような行動解析メッシュデータ1
40として画面に表示される。操作員は画面表示された
行動解析メッシュデータ140を確認(ST8)し、有
効であればこれを解析結果ファイル44に記憶(ST
9)し、更に解析終了か否かを判断(ST10)し、必
要がなければ、該生物の行動解析作業を終了する。ま
た、解析結果44が有効でなければST1の前に戻り再
度行動解析を実施する。ST10において、解析を再度
行う場合は、ST2の前に戻る。
【0029】図9は、本発明に係る野生生物の行動解析
によって得られる解析結果を表示した画面例を示してい
る。この画面に表示されている行動解析メッシュデータ
140は、図8で解析の種類f1を「平均以上・以下」
と設定した場合の結果であり、メッシュの左下の数値f
4は各メッシュ内での観測地点の出現数を表し、メッシ
ュの模様の有無f5は出現頻度の平均以上・以下を表し
ている。
によって得られる解析結果を表示した画面例を示してい
る。この画面に表示されている行動解析メッシュデータ
140は、図8で解析の種類f1を「平均以上・以下」
と設定した場合の結果であり、メッシュの左下の数値f
4は各メッシュ内での観測地点の出現数を表し、メッシ
ュの模様の有無f5は出現頻度の平均以上・以下を表し
ている。
【0030】以上の操作によって、操作員は該地域に生
息する生物生息情報を効果的に把握することが可能とな
る。例えば、従来の地図上に野生生物の位置情報を表示
する解析方法では、地図上の地点における生物の出現頻
度を読みとれない場合であっても、本発明に係るメッシ
ュ解析を用いると、場所と出現頻度との関係を正確に読
みとることができる。
息する生物生息情報を効果的に把握することが可能とな
る。例えば、従来の地図上に野生生物の位置情報を表示
する解析方法では、地図上の地点における生物の出現頻
度を読みとれない場合であっても、本発明に係るメッシ
ュ解析を用いると、場所と出現頻度との関係を正確に読
みとることができる。
【0031】また、数値化したデータは解析プログラム
で自動的に演算処理されるため、数値化したデータから
全体の値に対する各メッシュの平均値を求め、該生物の
出現頻度を平均値と比較して表示したり、重みを付けて
表示したりできるため、解析者はメッシュ解析の結果を
見ながら繰り返し解析を行うことが可能となり、より深
い考察が可能である。
で自動的に演算処理されるため、数値化したデータから
全体の値に対する各メッシュの平均値を求め、該生物の
出現頻度を平均値と比較して表示したり、重みを付けて
表示したりできるため、解析者はメッシュ解析の結果を
見ながら繰り返し解析を行うことが可能となり、より深
い考察が可能である。
【0032】図10は、図9と同じ地域における「エゾ
イタヤーシナノキ群落の有無」を、図11は、「一般道
路の有無」をメッシュ表示した画面例を示している。図
10、図11において、エゾイタヤーシナノキ群落、一
般道路がある地域のメッシュ部分は、黒く表示されてい
る。図9と図10、図11とを見比べると、おおよそ、
該地域に生息する野生生物が「エゾイタヤーシナノキ群
落の有る場所を好む」地域や「一般道路の有る場所を避
ける」地域などを予測できるが、このような予測を、統
計的手法を用いてコンピュータ処理で行うのが本発明に
係る生物の行動予測の解析方法である。
イタヤーシナノキ群落の有無」を、図11は、「一般道
路の有無」をメッシュ表示した画面例を示している。図
10、図11において、エゾイタヤーシナノキ群落、一
般道路がある地域のメッシュ部分は、黒く表示されてい
る。図9と図10、図11とを見比べると、おおよそ、
該地域に生息する野生生物が「エゾイタヤーシナノキ群
落の有る場所を好む」地域や「一般道路の有る場所を避
ける」地域などを予測できるが、このような予測を、統
計的手法を用いてコンピュータ処理で行うのが本発明に
係る生物の行動予測の解析方法である。
【0033】図12は本発明に係る野生生物の行動予測
の概要を示す概略図である。この実施の形態では、上記
の解析で得た解析結果ファイル44、行動解析メッシュ
データ140と、前記自然条件情報を該地域の地図情報
と重ねた状態で自然条件ファイル45に記憶した自然条
件メッシュデータ150とを、後述する統計的係数16
0、及び統計的予測モデル170を用いて計算処理して
行動予測メッシュデータ180を作成する。図12に
は、自然条件情報に係る自然条件メッシュデータ150
として、該地域の河川のメッシュデータ151、ミズナ
ラ林のメッシュデータ152,及び標高のメッシュデー
タ153をコンピュータの自然条件ファイル45に記憶
した実施の形態が示されている。
の概要を示す概略図である。この実施の形態では、上記
の解析で得た解析結果ファイル44、行動解析メッシュ
データ140と、前記自然条件情報を該地域の地図情報
と重ねた状態で自然条件ファイル45に記憶した自然条
件メッシュデータ150とを、後述する統計的係数16
0、及び統計的予測モデル170を用いて計算処理して
行動予測メッシュデータ180を作成する。図12に
は、自然条件情報に係る自然条件メッシュデータ150
として、該地域の河川のメッシュデータ151、ミズナ
ラ林のメッシュデータ152,及び標高のメッシュデー
タ153をコンピュータの自然条件ファイル45に記憶
した実施の形態が示されている。
【0034】図13は、本発明に係る野生生物の行動予
測の予測手順を示したフローチャートである。先ず操作
員は、上記したように行動解析メッシュデータ140と
自然条件メッシュデータ150をコンピュータ130の
解析結果ファイル44と自然条件ファイル45に記憶さ
せ、メッシュデータの準備(ST20)をする。図14
は、コンピュータ130に記憶された自然条件データ一
覧例を示している。この画面に表示されたメッシュデー
タ項目f6によると、10項目の自然条件情報に関する
メッシュデータ項目と1項目の上記の手順で行動解析し
た行動解析メッシュデータ項目が表示されている。そし
て、各表示項目の表示ボタンをクリックするとそれぞれ
のメッシュデータ150が表示される。
測の予測手順を示したフローチャートである。先ず操作
員は、上記したように行動解析メッシュデータ140と
自然条件メッシュデータ150をコンピュータ130の
解析結果ファイル44と自然条件ファイル45に記憶さ
せ、メッシュデータの準備(ST20)をする。図14
は、コンピュータ130に記憶された自然条件データ一
覧例を示している。この画面に表示されたメッシュデー
タ項目f6によると、10項目の自然条件情報に関する
メッシュデータ項目と1項目の上記の手順で行動解析し
た行動解析メッシュデータ項目が表示されている。そし
て、各表示項目の表示ボタンをクリックするとそれぞれ
のメッシュデータ150が表示される。
【0035】次に、操作員は、メニュー画面から、「生
物行動予測」と表示されたアイコン(図15)をダブル
クリックして生物行動の予測プログラム34を起動す
る。該予測プログラム34が起動すると、まず係数算出
プログラムが作動し、図16に示すような生物行動予測
の予測項目設定のダイアログが表示される。このダイア
ログには、メッシュデータとして自然条件ファイル25
に記憶された自然条件情報に関する各種の情報項目が、
選択可能な一覧表f7の形態で表示されるので、操作員
は生物の行動に特に影響が予想される項目を選択しチェ
ックボックスf8にチェックする。ここでは「エゾイタ
ヤ−シナノキ群落」と「一般道路」を選択した例を示し
ている。
物行動予測」と表示されたアイコン(図15)をダブル
クリックして生物行動の予測プログラム34を起動す
る。該予測プログラム34が起動すると、まず係数算出
プログラムが作動し、図16に示すような生物行動予測
の予測項目設定のダイアログが表示される。このダイア
ログには、メッシュデータとして自然条件ファイル25
に記憶された自然条件情報に関する各種の情報項目が、
選択可能な一覧表f7の形態で表示されるので、操作員
は生物の行動に特に影響が予想される項目を選択しチェ
ックボックスf8にチェックする。ここでは「エゾイタ
ヤ−シナノキ群落」と「一般道路」を選択した例を示し
ている。
【0036】次に、図16の実行ボタンをクリックする
と、生物予測プログラム34は、数量化一類の方法によ
って、選択された自然条件メッシュデータ150と行動
解析メッシュデータ140である生物出現頻度メッシュ
データとを結ぶ係数を計算し、計算結果が画面に表示さ
れる。ここで、数量化一類とは、各メッシュでの出現頻
度を目的変数(r)、自然条件を説明変数(v,u,
w,...,z)として次の等式が成り立つと仮定し、最
適な統計学的な係数a,b,c,...,fを求める方法
である。 r=av+bu+cw+...+fz 該係数a,b,c,...,fが得られれば、各メッシュ
での自然条件の値v,u,w,...,zの値を再び R=av+bu+cw+...+fz に代入することにより、各メッシュの予測出現頻度Rが
得られる。
と、生物予測プログラム34は、数量化一類の方法によ
って、選択された自然条件メッシュデータ150と行動
解析メッシュデータ140である生物出現頻度メッシュ
データとを結ぶ係数を計算し、計算結果が画面に表示さ
れる。ここで、数量化一類とは、各メッシュでの出現頻
度を目的変数(r)、自然条件を説明変数(v,u,
w,...,z)として次の等式が成り立つと仮定し、最
適な統計学的な係数a,b,c,...,fを求める方法
である。 r=av+bu+cw+...+fz 該係数a,b,c,...,fが得られれば、各メッシュ
での自然条件の値v,u,w,...,zの値を再び R=av+bu+cw+...+fz に代入することにより、各メッシュの予測出現頻度Rが
得られる。
【0037】図17は、本発明に係る野生生物の行動予
測に使用するメッシュ表示例、及び予測計算結果を表示
したメッシュ表示例である。具体的には、図17には、
「エゾイタヤーシナノキ群落」、「一般道路」、「出現
頻度」、更に「予測出現頻度」のメッシュデータの例が
示されている。また、図18は、図17に示された各メ
ッシュデータをX、Y座標で数値表示した表を示してい
る。例えば、「エゾイタヤ−シナノキ群落」と「一般道
路」の各メッシュデータと、「出現頻度」のメッシュデ
ータとが図17に示したとおりだったとすると、「エゾ
イタヤ−シナノキ群落の有無」、「一般道路の有無」及
び「出現頻度」は、X、Y座標を用いて図18に示す表
のように数値データ化できる。表の値を数量化一類に当
てはめた場合、出現頻度をr、「エゾイタヤ−シナノキ
群落の有無」の変数をv、「一般道路の有無」の変数を
uとすると、回帰直線式は R=av+bu となる。よって実際の値と回帰直線との誤差eは e=r−R=r−av−bu となる。
測に使用するメッシュ表示例、及び予測計算結果を表示
したメッシュ表示例である。具体的には、図17には、
「エゾイタヤーシナノキ群落」、「一般道路」、「出現
頻度」、更に「予測出現頻度」のメッシュデータの例が
示されている。また、図18は、図17に示された各メ
ッシュデータをX、Y座標で数値表示した表を示してい
る。例えば、「エゾイタヤ−シナノキ群落」と「一般道
路」の各メッシュデータと、「出現頻度」のメッシュデ
ータとが図17に示したとおりだったとすると、「エゾ
イタヤ−シナノキ群落の有無」、「一般道路の有無」及
び「出現頻度」は、X、Y座標を用いて図18に示す表
のように数値データ化できる。表の値を数量化一類に当
てはめた場合、出現頻度をr、「エゾイタヤ−シナノキ
群落の有無」の変数をv、「一般道路の有無」の変数を
uとすると、回帰直線式は R=av+bu となる。よって実際の値と回帰直線との誤差eは e=r−R=r−av−bu となる。
【0038】最小2乗法の手順に従って誤差eの2乗の
総和を求めるとF(a,b)=Σe^2=Σ(r−av−
bu)^2となる。これをaとbについて偏微分して
「0」とおくことによって、誤差eの2乗の総和を最小
にするような係数a,bが求まる。図16に示される表
の値を当てはめると、
総和を求めるとF(a,b)=Σe^2=Σ(r−av−
bu)^2となる。これをaとbについて偏微分して
「0」とおくことによって、誤差eの2乗の総和を最小
にするような係数a,bが求まる。図16に示される表
の値を当てはめると、
【0039】よって、a,bで偏微分して「0」とおく
と、 Fa=−2(4−a)−2(2−a−b)−2(5−a)−2(7−a) −2(5−a) =−8+2a−4+2a+2b−10+2a−14+2a−10+2a =10a+2b−46=0 Fb=−2(2−a−b)+2b+2b+2b =2a+8b−4=0 よって、 a=90/19=4.74 b=−13/19=−0.68 となり、係数a,bが求まる。
と、 Fa=−2(4−a)−2(2−a−b)−2(5−a)−2(7−a) −2(5−a) =−8+2a−4+2a+2b−10+2a−14+2a−10+2a =10a+2b−46=0 Fb=−2(2−a−b)+2b+2b+2b =2a+8b−4=0 よって、 a=90/19=4.74 b=−13/19=−0.68 となり、係数a,bが求まる。
【0040】図19は、図17に例示されたメッシュ表
示例を用いて生物予測プログラム34によって得られた
計算結果ダイアログ例である。図19において、「値」
の欄の「1」は、「エゾイタヤーシナノキ群落の有
無」、「一般道路の有無」の各メッシュデータで「有」
を表示する記号、「n」は、図17に示す各メッシュデ
ータで、「有」を表示するメッシュの数、「カテゴリー
スコア」の「4.75」、「−0.68」は値が1のと
きの係数a、bのそれぞれの値、「平均値」は値が1の
ときの出現頻度の平均値である。「n」と「平均値」は
計算結果の妥当性をみる目安となるものである。
示例を用いて生物予測プログラム34によって得られた
計算結果ダイアログ例である。図19において、「値」
の欄の「1」は、「エゾイタヤーシナノキ群落の有
無」、「一般道路の有無」の各メッシュデータで「有」
を表示する記号、「n」は、図17に示す各メッシュデ
ータで、「有」を表示するメッシュの数、「カテゴリー
スコア」の「4.75」、「−0.68」は値が1のと
きの係数a、bのそれぞれの値、「平均値」は値が1の
ときの出現頻度の平均値である。「n」と「平均値」は
計算結果の妥当性をみる目安となるものである。
【0041】操作員は画面に表示された計算結果が有効
な納得できる結果であるか否かを確認し(ST22)、
有効でなければ図17の画面に表示される戻るボタンf
9をクリックして生物行動予測プログラム実行(ST2
1)の予測項目設定のダイアログの画面に戻り、チェッ
クする項目を変更して再度実行する。
な納得できる結果であるか否かを確認し(ST22)、
有効でなければ図17の画面に表示される戻るボタンf
9をクリックして生物行動予測プログラム実行(ST2
1)の予測項目設定のダイアログの画面に戻り、チェッ
クする項目を変更して再度実行する。
【0042】一方、操作員が計算結果が有効と判断する
と、計算結果の表示画面の予測計算ボタンf10をクリ
ックして、生物行動予測プログラム34の予測計算プロ
グラムを稼動させて行動予測計算を実行させる(ST2
3)。なお、生物行動予測プログラム34の実行の前
に、表示画面上の計算結果の係数を手で修正することも
可能であるので、より効かせたいデータの係数を恣意的
に高くすることもできる。
と、計算結果の表示画面の予測計算ボタンf10をクリ
ックして、生物行動予測プログラム34の予測計算プロ
グラムを稼動させて行動予測計算を実行させる(ST2
3)。なお、生物行動予測プログラム34の実行の前
に、表示画面上の計算結果の係数を手で修正することも
可能であるので、より効かせたいデータの係数を恣意的
に高くすることもできる。
【0043】ここでは例として修正を加えずに実行する
と、生物行動予測プログラム34を稼動し予測出現歩頻
度Rを求める。つまり、 R=av+bu に図19の係数a=4.74、b=−0.68を当ては
めてRを求める。求められた予測値Rを図18に示す。
生物行動予測プログラム34は、この予測出現頻度R
は、生物の行動を予測したメッシュデータの形式で第1
7図に示されるように画面に表示される。
と、生物行動予測プログラム34を稼動し予測出現歩頻
度Rを求める。つまり、 R=av+bu に図19の係数a=4.74、b=−0.68を当ては
めてRを求める。求められた予測値Rを図18に示す。
生物行動予測プログラム34は、この予測出現頻度R
は、生物の行動を予測したメッシュデータの形式で第1
7図に示されるように画面に表示される。
【0044】図20は、本発明に係る野生生物の行動予
測によって得られる行動予測メッシュデータの画面例で
ある。より広い範囲のメッシュデータで、例と同じ手法
で作成すると、図20のような結果が得られる。図20
と図9を見比べると、実際に生物が確認されていたメッ
シュは高確率となっていることがわかる。また、確認さ
れていない場所にも高確率メッシュがあるが、このよう
な場所は「調査で発見されていなくても実際は利用して
いる可能性が高い」または「調査範囲外であったが、調
査を行えば発見される確率が高い」と解釈することがで
きる。
測によって得られる行動予測メッシュデータの画面例で
ある。より広い範囲のメッシュデータで、例と同じ手法
で作成すると、図20のような結果が得られる。図20
と図9を見比べると、実際に生物が確認されていたメッ
シュは高確率となっていることがわかる。また、確認さ
れていない場所にも高確率メッシュがあるが、このよう
な場所は「調査で発見されていなくても実際は利用して
いる可能性が高い」または「調査範囲外であったが、調
査を行えば発見される確率が高い」と解釈することがで
きる。
【0045】そして、この予測結果を判断し、これが有
効でない場合はST23の前に戻り、これが有効な場合
は、予測結果ファイル46にこれを記憶(ST25)
し、終了して良いか否かを判断(ST26)してプログ
ラムの実行を終了する。また、再度生物予測を行う場合
は、ST21の前に戻る。
効でない場合はST23の前に戻り、これが有効な場合
は、予測結果ファイル46にこれを記憶(ST25)
し、終了して良いか否かを判断(ST26)してプログ
ラムの実行を終了する。また、再度生物予測を行う場合
は、ST21の前に戻る。
【0046】図20に示される表示画面には、上記の行
動解析で得られた行動解析メッシュデータに重ねた形態
で、該生物の出現を高頻度、中頻度、及び低頻度の色ま
たは濃淡分けで予測したで行動予測メッシュデータ18
0が表示されている。従って、操作員は現地調査でデー
タの得られていない時期や範囲での生物の行動を、出現
頻度を加味して地図情報と共に画面上で可視的に把握す
ることができる。
動解析で得られた行動解析メッシュデータに重ねた形態
で、該生物の出現を高頻度、中頻度、及び低頻度の色ま
たは濃淡分けで予測したで行動予測メッシュデータ18
0が表示されている。従って、操作員は現地調査でデー
タの得られていない時期や範囲での生物の行動を、出現
頻度を加味して地図情報と共に画面上で可視的に把握す
ることができる。
【0047】図16で選択する自然条件を変えて計算を
繰り返すことによって、野生生物にとって重要な地域を
わりだし、改変計画の修正案を作成する際の科学的根拠
を提示することが可能となる。また、改変後の自然条件
で予測メッシュを作成することによって改変後の野生生
物の行動を予測することができる。
繰り返すことによって、野生生物にとって重要な地域を
わりだし、改変計画の修正案を作成する際の科学的根拠
を提示することが可能となる。また、改変後の自然条件
で予測メッシュを作成することによって改変後の野生生
物の行動を予測することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、特定地
域に生息する野生生物を調査する場合、該生物の行動位
置(出現位置)が地図上に表現されるので、該生物の生
態情報の解析を的確に行える。また、該生物の行動位置
を得ることができるため、得たデータを加工処理するこ
とにより、種々の比較データを作成できる。
域に生息する野生生物を調査する場合、該生物の行動位
置(出現位置)が地図上に表現されるので、該生物の生
態情報の解析を的確に行える。また、該生物の行動位置
を得ることができるため、得たデータを加工処理するこ
とにより、種々の比較データを作成できる。
【0049】請求項2に係る発明によると、野生生物の
生息情報には、該生物の位置情報の他に行動属性情報も
含まれているため、該生物の行動位置に関する行動属性
情報も把握できるため該生物の生態情報の解析を的確に
行える。請求項3に係る発明によると、行動属性情報と
して、個体識別に関する識別情報、そして行動に関する
情報が網羅されているので、これらの因果関係を含めた
野生生物の生態情報の解析を的確に行える。
生息情報には、該生物の位置情報の他に行動属性情報も
含まれているため、該生物の行動位置に関する行動属性
情報も把握できるため該生物の生態情報の解析を的確に
行える。請求項3に係る発明によると、行動属性情報と
して、個体識別に関する識別情報、そして行動に関する
情報が網羅されているので、これらの因果関係を含めた
野生生物の生態情報の解析を的確に行える。
【0050】請求項4に係る発明によると、野生生物の
生態情報を解析する上で必要な該生物の識別情報が網羅
されているため、該生物の識別に合致する識別情報を選
択(例えば雄、雌の別)して生態情報の解析ができるた
め、きめ細かな解析を的確に行える。請求項5に係る発
明によると、野生生物の生態情報を解析する上で必要な
該生物の行動情報が網羅されているため、該生物の行動
に合致する行動情報を選択(例えば、採食活動等)して
生態情報を解析できるため、該生物の行動に即応したき
め細かい解析を的確に行える。
生態情報を解析する上で必要な該生物の識別情報が網羅
されているため、該生物の識別に合致する識別情報を選
択(例えば雄、雌の別)して生態情報の解析ができるた
め、きめ細かな解析を的確に行える。請求項5に係る発
明によると、野生生物の生態情報を解析する上で必要な
該生物の行動情報が網羅されているため、該生物の行動
に合致する行動情報を選択(例えば、採食活動等)して
生態情報を解析できるため、該生物の行動に即応したき
め細かい解析を的確に行える。
【0051】請求項6に係る発明によると、該生物が生
息する地域の自然条件を加味して事前に予測することが
できるため、予測が的確である。また、予測は、コンピ
ュータ処理で行われるため、生物生態に関する高度な専
門的な知識がなくても簡単な操作で容易に行うことがで
きる。また、予測は数値データに基づいて行われるた
め、客観性が担保される。
息する地域の自然条件を加味して事前に予測することが
できるため、予測が的確である。また、予測は、コンピ
ュータ処理で行われるため、生物生態に関する高度な専
門的な知識がなくても簡単な操作で容易に行うことがで
きる。また、予測は数値データに基づいて行われるた
め、客観性が担保される。
【0052】更に、改変計画の修正案を作成する場合に
は、数値根拠に基づいて行えるので修正案には科学的根
拠を提示することが可能となり、自然環境の破壊を最小
限に抑える計画を立案することができる。また修正案に
は化学的根拠が示されるため地域住民等の関係者の合意
を得やすくなる。
は、数値根拠に基づいて行えるので修正案には科学的根
拠を提示することが可能となり、自然環境の破壊を最小
限に抑える計画を立案することができる。また修正案に
は化学的根拠が示されるため地域住民等の関係者の合意
を得やすくなる。
【0053】請求項7に係る発明によると、野生生物の
生態情報を解析する上で必要な該生物の生息地域の自然
条件情報が網羅されているため、該生物の生息地域に合
致する自然条件情報を選択して予測できるため、該生物
の行動に即応したきめ細かい予測を的確に行える。
生態情報を解析する上で必要な該生物の生息地域の自然
条件情報が網羅されているため、該生物の生息地域に合
致する自然条件情報を選択して予測できるため、該生物
の行動に即応したきめ細かい予測を的確に行える。
【図1】本発明に係る野生生物の生態情報の解析の概要
を示すシステム構成のブロック図。
を示すシステム構成のブロック図。
【図2】本発明に係る野生生物の行動解析の概要を示す
概要図。
概要図。
【図3】同上のデータベースの一例を示す図。
【図4】本発明に係る野生生物の行動解析の解析手順を
示したフローチャート。
示したフローチャート。
【図5】本発明に係る野生生物の行動解析における野生
生物の位置情報を表示した画面例。
生物の位置情報を表示した画面例。
【図6】同上の行動属性情報の表示画面例。
【図7】本発明に係る野生生物の行動解析の解析プログ
ラムのアイコン例。
ラムのアイコン例。
【図8】同上の解析プログラムのダイアログ例。
【図9】本発明に係る野生生物の行動解析によって得ら
れる解析結果を表示した画面例。
れる解析結果を表示した画面例。
【図10】エゾイタヤーシナノキ群落の有無をメッシュ
表示した画面例。
表示した画面例。
【図11】一般道路の有無をメッシュ表示した表示画面
例。
例。
【図12】本発明に係る野生生物の行動予測の概要を示
す概略図。
す概略図。
【図13】本発明に係る野生生物の行動予測の予測手順
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
【図14】本発明に係る野生生物の行動予測における記
憶された自然条件データー覧の例。
憶された自然条件データー覧の例。
【図15】本発明に係る野生生物の行動予測における生
物行動予測プログラムのアイコン例。
物行動予測プログラムのアイコン例。
【図16】本発明に係る野生生物の行動予測における生
物行動予測プログラムのダイアログ例。
物行動予測プログラムのダイアログ例。
【図17】本発明に係る野生生物の行動予測に使用する
メッシュ表示例、及び予測計算結果を表示したメッシュ
表示例。
メッシュ表示例、及び予測計算結果を表示したメッシュ
表示例。
【図18】図17の各種のメッシュ表示例の数値表示デ
ータ。
ータ。
【図19】図17のメッシュ表示例を用いて本発明に係
る行動予測によって得られた計算結果ダイアログ例。
る行動予測によって得られた計算結果ダイアログ例。
【図20】本発明に係る野生生物の行動予測によって得
られる行動予測メッシュデータの画面例。
られる行動予測メッシュデータの画面例。
1 入力装置 2 出力装置 3 データ処理装置 31 データベース管理システム 32 地理情報管理システム 33 解析プログラム 34 予測プログラム 4 記憶装置 41 行動属性情報ファイル 42 位置情報ファイル 43 検索結果ファイル(解析対象) 44 結果結果ファイル(出現頻度メッシュデータ) 45 自然条件ファイル 46 予測結果ファイル(出現確率メッシュデータ) 100 生物生息情報 110 位置情報 120 行動属性情報 130 コンピュータ 140 行動解析メッシュデータ 150 自然条件メッシュデータ 151 河川メッシュデータ 152 ミズナラ林メッシュデータ 153 標高メッシュデータ 160 統計学的計数 170 統計学的予測モデル 180 行動予測メッシュデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 CB00 HB05 HC13 HC27 5B050 AA02 BA17 BA19 EA19 FA02 FA13 FA15 FA17
Claims (7)
- 【請求項1】 コンピュータシステムを用いて野生生物
の生態情報を解析する解析方法において、地域を複数の
メッシュに分け、各メッシュごとに予め調査した野生生
物の生息情報を記憶する段階と、記憶された該生息情報
を該メッシュと等しいメッシュに分けた地図上に表現す
る段階とを備えることを特徴とする野生生物の生態情報
の解析方法。 - 【請求項2】 前記野生生物の生息情報が、該生物の行
動位置を表す位置情報と該生物の行動属性情報とからな
ることを特徴とする請求項1に記載の野生生物の生態情
報の解析方法。 - 【請求項3】 前記野生生物の行動属性情報が、該生物
の個体識別に関する識別情報と、該生物の行動状況に関
する行動情報とから構成されることを特徴とする請求項
2に記載の野生生物の生態情報の解析方法。 - 【請求項4】 前記識別情報が、群、性、及び年齢から
選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする請求項
3に記載の野生生物の生態情報の解析方法。 - 【請求項5】 前記行動情報が、行動形態、位置、高
さ、採取物、及び採食物の部位から選ばれた少なくとも
一つであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記
載の野生生物の生態情報の解析方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の段階に加え、前記メッシ
ュごとに自然条件情報を記憶させる段階と、該記憶され
た自然条件情報と、前記地図上に表現された情報を演算
処理することにより該生物の行動位置を予測することを
特徴とする野生生物の生態情報の解析方法。 - 【請求項7】 前記自然条件情報が、標高、傾斜、地
形、地質、土壌、植生、樹種、林種、及び林齢から選ば
れた少なくとも一つであることを特徴とする請求項6に
記載の野生生物の生態情報の解析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001142642A JP2002342690A (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 野生生物の生態情報の解析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001142642A JP2002342690A (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 野生生物の生態情報の解析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002342690A true JP2002342690A (ja) | 2002-11-29 |
Family
ID=18988913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001142642A Pending JP2002342690A (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 野生生物の生態情報の解析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002342690A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-05-14 JP JP2001142642A patent/JP2002342690A/ja active Pending
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