JP2002340906A - インターネットを利用した精度管理方法 - Google Patents

インターネットを利用した精度管理方法

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JP2002340906A JP2001187305A JP2001187305A JP2002340906A JP 2002340906 A JP2002340906 A JP 2002340906A JP 2001187305 A JP2001187305 A JP 2001187305A JP 2001187305 A JP2001187305 A JP 2001187305A JP 2002340906 A JP2002340906 A JP 2002340906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定施設における試料中の被検物質の測定の精
度管理を精確にすること。 【解決手段】試料中の被検物質の測定についての精度管
理情報の提供方法において、精度管理情報の受給者の端
末に、この受給者が精度管理用試料の測定値の入力を行
えるようにした画面を表示し、この受給者に対して前記
測定値の入力を促す段階と、この入力された測定値がネ
ットワークを通じてサーバーに送信される段階と、この
送信された測定値を受信したサーパーにおいて、前記送
信された測定値の統計処理を行い、及び/又は管理図を
作成して、前記精度管理情報を作成する精度管理情報の
作成段階1と、この精度管理情報の作成段階1で作成さ
れた精度管理情報を、前記サーバーよりネットワークを
通じて前記受給者の端末に送信する段階とを備える手入
力による方式または間接もしくは直接取り込む方式によ
り、試料中の被検物質の測定についての精度管理情報の
提供を行うインターネットを利用した精度管理方法の構
成などである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定施設における
試料中の被検物質の測定が信頼できるものであるか否か
に関する情報である精度管理情報を即時に当該測定施設
に提供することができるインターネットを利用する精度
管理方法に関する。特に、本発明は、分析化学分野、及
び医療分野、特に臨床検査分野等において有用なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】試料中の被検物質(測定項目)の測定
は、種々の被検物質について様々な方法で行われてい
る。特に、患者に由来する試料中における種々の物質の
測定を行う臨床検査は、疾病の診断、又は予防等におい
て重要なものであり、病院、診療所等において広く行わ
れている。ところで、試料中の被検物質の測定を行って
得られた測定値が、誤差を含んでいるものであった場
合、すなわち正しい値のものではない場合、疾病の診断
等の判断を誤ってしまう危険性がある。
【0003】そこで、得られた測定値が信頼できる値で
あるか否かを統計学的手法を用いて解析し、検証して、
試料中の被検物質の測定における精密さ、正確さ等を管
理すること(精度管理)が行われている。この精度管理
は、内部精度管理と外部精度管理(外部精度評価)に大
別される。内部精度管理は、被検物質の測定を行う試料
と近似した性質を有する精度管理用試料を、測定を行う
試料と同時に測定し、精度管理用試料の測定値が、複数
の測定値よりなる母集団等に基づいて設定された管理限
界内に入っていれば、試料を測定して得られる測定値も
精度管理用試料と同等の信頼性で測定されていると判断
する管理手法である。
【0004】この内部精度管理は、同一測定施設内(病
院、診療所、又は臨床検査センター等)における測定の
精度管理である。内部精度管理における精度管理につい
ての情報(精度管理情報)としては、測定値の日内変動
を管理するための日内精度管理、測定値の日間変動を管
理するための日間精度管理、更に、より長い期間の測定
値の変動を管理するための月間精度管理等がある。この
内部精度管理における精度管理情報の作成は、精度管理
用試料の測定値について統計処理を行い、及び/又は管
理図を作成することにより行うが、この手法の代表的な
ものとしては、例えば、X−Rs管理図法、Xbar−
Rs−R管理図法、Xbar−R管理図法、Xbar−
s管理図法、Xbar−R−S管理図法、累積和法、C
m管理図法、双値法(ツインプロット法)〔Youde
nプロット法、及びTonks法〕、マルチルール管理
法(ウエストガード法)、臼井法(プラスマイナス管理
図法)、又は分散図法(散布図法)等を挙げることがで
きる。〔なお、本発明及び図面において、「Xbar」
は、測定値「X」の平均値を表すものとする。〕
【0005】また、外部精度管理(外部精度評価)であ
るが、これは、複数の測定施設(病院、診療所、又は臨
床検査センター等)において同一の精度管理用試料の測
定を行い、得られた測定値を統計学的に、整理、解析し
て、測定の精度管理を行う手法である。内部精度管理で
は測定の精密さの管理を行うことができるものの、正確
さについて客観的に評価することは困難である。しかし
ながら、外部精度管理では、測定の精密さとともに正確
さの管理も行うことができる。
【0006】外部精度管理において、精度管理について
の情報(精度管理情報)を得る手法の代表的なものとし
て、以下の方法等を挙げることができる。 外部精度管理に参加する各測定施設における精度管
理用試料の測定値を、測定法(測定原理)等毎にまとめ
て、複数の測定値よりなる母集団の形成を行う。 この複数の測定値の母集団の平均値(M)及び標準
偏差(SD)を算出する。〔統計処理〕 各測定施設における精度管理用試料の測定値を評価
基準に当てはめて、各測定施設の評価(精度管理情報)
を作成する。 評価基準であるが、例を挙げると、その測定施設におけ
る測定値が「M±SD」の範囲内に入っている場合は評
価「A」とし、測定値が「M±(SD×2)」の範囲内
に入っている場合は評価「B」とし、測定値が「M±
(SD×3)」の範囲内に入っている場合は評価「C」
とし、測定値が「M±(SD×3)」の範囲外となって
しまっている場合は評価「D」とする等である。
【0007】ここで、その測定施設における測定の正確
さ、精密さ等の信頼性は、評価「A」の場合が最も高い
ものであり、逆に評価「D」の場合が最も低いものであ
る。この外部精度管理により、低い評価を受けた測定施
設は、測定の方法等のチェック、及び是正の必要がある
ことに気付くことができるのである。また、この外部精
度管理において精度管理情報を得る手法としては、例え
ば、Cm管理図法、又は分散図法(散布図法)等をも挙
げることができる。ところで、従来、精度管理情報の提
供にネットワークを充分活用したものはなかった。例え
ば、内部精度管理においては、その測定施設における精
度管理用試料の測定値を統計処理して、平均値、測定値
差、標準偏差、偏差、基準値、又は変動係数等を算出
し、管理図を作成するが、測定値の統計処理及び/又は
管理図の作成は、測定施設内で行うか又は、他の施設に
依頼して行う場合もあった。
【0008】他の施設に依頼する際は、当該測定施設よ
り測定値が、郵便、若しくはファクシミリ等で依頼先の
施設に送られ、依頼先の施設ではこの測定値が手作業又
は光学的文字読み取り装置(OCR)等によりコンピュ
ータに入力され、測定値の統計処理及び/又は管理図の
作成が行われて、精度管理情報が作成され、これが依頼
先の施設から当該測定施設に郵便又はファクシミリ等に
より返送されるものであった。また、外部精度管理にお
いては、精度管理用試料の測定値を、郵便、若しくはフ
ァクシミリ等で各測定施設より外部精度管理の事務局等
の他の施設に送り、測定値の統計処理及び/又は管理図
の作成を依頼するものであった。外部精度管理の事務局
等の依頼先の施設においては、送られてきた各測定施設
の測定値が手作業又は光学的文字読み取り装置(OC
R)等によりコンピュータに入力され、測定値の統計処
理及び/又は管理図の作成が行われ、各測定施設におけ
る測定の評価結果(精度管理情報)が作成され、これが
外部精度管理の事務局等の依頼先の施設から各測定施設
に郵便又はファクシミリ等により返送されるものであっ
た。
【0009】つまり、内部精度管理において当該測定施
設内で測定値の統計処理及び/又は管理図の作成を行う
場合を除いては、内部精度管理及び外部精度管理のいず
れにおいても、精度管理用試料の測定値を、郵便、若し
くはファクシミリ等で各測定施設より、精度管理情報の
作成・提供の依頼先の施設に送り、依頼先の施設におい
ては送られてきた測定値を手作業又は光学的文字読み取
り装置(OCR)等によりコンピュータに入力し、そし
て作成された精度管理情報を依頼先の施設より各測定施
設へ郵便又はファクシミリ等により返送するものである
ので、各測定施設が精度管理情報の提供を受けるまでに
は、測定を行った精度管理用試料の測定値を依頼先施設
へ送付してから早くとも1ヶ月以上の期間を要するもの
であった。なお、最近、精度管理用試料の測定値を測定
施設から依頼先の施設に送る際、及び依頼先の施設で作
成した精度管理情報を測定施設へ返送する際に、電子メ
ール(Eメール)を使用する方法が開示された。
【0010】しかし、この電子メールを使用する方法
は、従来の郵便又はファクシミリ等の代わりに電子メー
ルを使用するだけのものであり、依頼先の施設における
コンピュータへの各測定施設の測定値の入力は、今まで
通り手作業又は光学的文字読み取り装置(OCR)等で
行うものなので、各測定施設が精度管理情報の提供を受
けるまでには、測定を行った精度管理用試料の測定値を
依頼先の施設へ送付してから早くとも1週間以上の期間
を要するものであった。すなわち、従来の精度管理情報
の提供方法、提供システムは、精度管理用試料の測定を
行ってから、その測定についての精度管理情報の提供を
受けるまでに相当の期間を要するものであり、仮に何ら
かの原因により測定値に誤差が生じるような状況になっ
ていたとしても、精度管理情報の提供を受けるまでの上
記期間の間は、その測定施設では測定に誤差が生じてい
ることに気付かず、誤差を含んだ測定を繰り返し行うこ
とになってしまう。これは、臨床検査においては、疾患
の診断等を誤ることにもつながりかねない重大な問題で
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
の問題点を解決するものである。 1.精度管理用試料の測定から精度管理情報の提供まで
の期間(時間)を短縮し、精度管理の結果が時間をかけ
ずに知ることができるようにすることにより(例えば、
即時に知ることができるようにする)、測定に誤差が生
じていた場合でも測定施設において直ちにこれを察知す
ることができ、そして即時に誤差解消のための行動(是
正措置)を取ることができるようにする。 2.いつ何処からでも、インターネットを利用して精度
管理用試料の測定値に関するデータをサーバーに送信
し、即時に精度管理情報を作成させることができるよう
にする。 3.精度管理情報の受給者は、いつ何処にいてもインタ
ーネットを利用して即時に精度管理情報の提供を受ける
ことができ、測定の信頼性を確かめることができるよう
にする。また、測定者と精度管理情報の受給者が異なる
場合、例えば、測定者が診療所より検査を受託した臨床
検査センターであり、そして前記受給者が検査を委託し
た診療所の場合においても、前記受給者である診療所
は、測定者である臨床検査センターの測定における精度
管理情報をいつ何処にいても即時に確かめることができ
るようにする。
【0012】4.被検物質の測定値の精度管理方法にお
ける精度管理情報の提供システムにおいて、いかに多数
の精度管理情報の受給者の端末が存在したとしても、プ
ログラムのメンテナンス、及びバージョンアップは、前
記各端末又はこの各端末内のプログラムを操作すること
なく、サーバーのプログラムを変更することのみにより
実施することができるようにする。 5.測定値の処理を行うためのコンピュータと分析装置
との間のデータ送信用の配線を取り外すことなく、すな
わち、測定施設における日常の測定業務に支障を生じさ
せることなく、かつ繁雑な操作を行う必要なく、精度管
理用試料の測定値に関するデータをサーバーに送信し、
これにより精度管理情報の提供を受けることができるよ
うにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の前
記課題は、試料中の被検物質の測定についての精度管理
情報の提供方法において、精度管理情報の受給者の端末
に、この受給者が精度管理用試料の測定値の入力を行え
るようにした画面を表示し、この受給者に対して前記測
定値の入力を促す段階と、この入力された測定値がネッ
トワークを通じてサーバーに送信される段階と、この送
信された測定値を受信したサーバーにおいて、前記送信
された測定値の統計処理を行い、及び/又は管理図を作
成して、前記精度管理情報を作成する精度管理情報の作
成段階1と、この精度管理情報の作成段階1で作成され
た精度管理情報を、前記サーバーよりネットワークを通
じて前記受給者の端末に送信する段階とを備え、試料中
の被検物質の測定についての精度管理情報の提供を行う
インターネットを利用した精度管理方法によって達成で
きる。
【0014】また、前記第1の発明の前記課題は、前記
精度管理情報の作成段階1が、前記サーバーにおいて、
前記送信された測定値を蓄積し、複数の前記送信された
測定値よりなる母集団を形成する段階1−aと、前記サ
ーバーにおいて、前記送信された測定値、及び/又は前
記形成された測定値よりなる母集団について、これらの
統計処理を行い、及び/又は管理図を作成する段階1−
bとを備え、試料中の被検物質の測定についての精度管
理情報の提供を行う構成によって達成できる。
【0015】本発明の第2の発明の前記課題は、試料中
の被検物質の測定についての精度管理情報の提供方法に
おいて、分析装置において精度管理用試料の測定値が、
記録媒体に記録される段階2−aと、前記記録媒体に記
録された前記精度管理用試料の測定値が、精度管理情報
の受給者の端末に取り込まれる段階2−bと、この取り
込まれた測定値がネットワークを通じてサーバーに送信
される段階2−cと、この送信された測定価を受信した
前記サーバーにおいて、前記送信された測定値の統計処
理を行い、及び/又は管理図を作成して、前記精度管理
情報を作成する精度管理情報の作成段階2と、この精度
管理情報の作成段階2によって作成された精度管理情報
を、前記サーバーよりネットワークを通じて前記受給者
の端末に送信する段階とを備え、試料中の被検物質の測
定についての精度管理情報を提供する構成などによって
達成できる。更に、第2の発明の前記課題は、精度管理
情報の作成段階2が、前記サーバーにおいて、前記送信
された測定値を蓄積し、複数の前記送信された測定値よ
りなる母集団を形成する段階2−dと、前記サーバーに
おいて、前記送信された測定値、及び/又は前記形成さ
れた測定値よりなる母集団について、これらの統計処理
を行い、及び/又は管理図を作成する段階2−eとを備
える構成、又は分析装置において記録される段階2−a
で記録された前記記録媒体の前記精度管理用試料の測定
値が、精度管理情報の受給者の端末に取り込まれる段階
2−b、及びこの取り込まれた測定値がネットワークを
通じてサーバーに送信される段階2−cとが、前記端末
において、前記取り込まれた測定値の中より前記精度管
理用試料の測定値が選択される段階と、この選択された
測定値が、ネットワークを通じてサーバーに送信される
段階とを備える構成などによって達成できる。
【0016】本発明の第3の発明の課題は、試料中の被
検物質の測定についての精度管理情報の提供方法におい
て、分析装置より出力された精度管理用試料の測定値
が、ネットワークを通じてサーバーに送信される段階3
−aと、この送信された測定値を受信したサーバーにお
いて、前記送信された測定値の統計処理を行い、及び/
又は管理図を作成して、前記精度管理情報を作成する精
度管理情報の作成段階3と、前記精度管理情報の作成段
階3によって作成された精度管理情報を、前記サーバー
よりネットワークを通じて精度管理情報の受給者の端末
に送信する段階3−bとを備え、試料中の被検物質の測
定についての精度管理情報を提供するインターネットを
利用した精度管理方法によって達成できる。
【0017】また、この第3の発明の前記課題は、前記
精度管理情報の作成段階3が、前記サーバーにおいて、
前記送信された測定値を蓄積し、複数の前記送信された
測定値よりなる母集団を形成する段階3−cと、前記サ
ーバーにおいて、前記送信された測定値、及び/又は前
記形成された測定値よりなる母集団について、これらの
統計処理を行い、及び/又は管理図を作成する段階3−
dとを備える構成、または前記分析装置より出力された
前記精度管理用試料の測定値が、ネットワークを通じて
サーバーに送信される段階3−aが、分析装置より出力
された測定値が精度管理情報の受給者の端末に送られる
段階と、前記端末において、前記送られた測定値の中よ
り前記精度管理用試料の測定値が選択される段階と、前
記選択された測定値が、ネットワークを通じてサーバー
に送信される段階とを備える構成、または前記分析装置
より出力された前記精度管理用試料の測定値が、ネット
ワークを通じてサーバーに送信される段階3−aが、分
析装置より出力された測定値が分配器により複製される
段階と、前記複製された測定値のうちの一つが精度管理
情報の受給者の端末に送られる段階と、前記端末におい
て、前記送られた測定値の中より前記精度管理用試料の
測定値が選択される段階と、前記選択された測定値が、
ネットワークを通じてサーバーに送信される段階とを備
える構成などにより達成することができる。
【0018】本発明のインターネットを利用した精度管
理方法は、前記構成により、次のような効果を発揮す
る。精度管理用試料の測定から精度管理情報の提供まで
の期間(時間)が短縮され、精度管理の結果が時間をお
かずに把握することができるため(即時に知ることも可
能)、測定に誤差が生じていた場合でも測定施設におい
て直ちにこれを知ることができ、そして即時に誤差解消
のための行動を取ることができ、ネットワークを通じて
精度管理用試料の測定値に関するデータをサーバーに送
信するものであるため、(例えば、携帯電話、PHS等
を使用すれば、)いつ何処からでも、精度管理用試料の
測定値に関するデータをサーバーに送信でき、即時に精
度管理情報を作成させることができる。
【0019】本発明は、ネットワークを通じて精度管理
情報の提供を行うものであるので、前記精度管理情報の
受給者は、(例えば、携帯電話、PHS等を使用すれ
ば、)いつ何処にいても即時に精度管理情報の提供を受
けることができる。すなわち、いつ何処にいても即時に
測定の信頼性を確かめることができる。また、測定者と
精度管理情報の受給者が異なる場合、例えば、測定者が
診療所より検査を受託した臨床検査センターであり、そ
して前記受給者が検査を委託した診療所の場合において
も、前記受給者である診療所は、測定者である臨床検査
センターの測定における精度管理情報を、いつ何処にい
ても即時に確かめることができる。請求項1に記載の第
1の発明は、精度管理用試料の測定値について、統計処
理を行い、及び/又は管理図を作成して、精度管理情報
の作成段階1をサーバーにおいて実行するため、精度管
理情報の受給者の端末に上記の処理を行うプログラムを
存在させる必要がない。これにより、この精度管理情報
の提供システムにおいて、いかに多数の前記端末が存在
したとしても、プログラムのメンテナンス、及びバージ
ョンアップは、サーバーのプログラムを変更することの
みにより達成する。本発明の第3の発明は、測定値の処
理を行うためのコンピュータと分析装置との間のデータ
送信用の配線を取り外さずに済むので、測定施設におけ
る日常の測定業務に支障を生じさせることなく、かつ繁
雑な操作を行う必要なく、精度管理用試料の測定値に関
するデータをサーバーに送信し、これにより精度管理情
報の提供を受けることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、測定施設における試料
中の被検物質の測定において、得られる測定値が信頼で
きる値であるか否かに関する情報、すなわち得られる測
定値の信頼性に関する情報である精度管理情報の提供方
法、すなわち、インターネットを利用する精度管理方法
に関するものである。試料中の被検物質の測定を行う測
定施設についての精度管理情報を、その測定施設よりの
依頼(委託)を受けて提供を行う者が実施する方法につ
いてのものである。本発明においては、その精度管理情
報の提供の依頼(委託)を行い、精度管理情報の提供を
受ける者を「精度管理情報の受給者」(単に、「受給
者」と略すことがある)としている。
【0021】通常は、「試料中の被検物質の測定を行う
者」と、「精度管理情報の提供を受ける者」は同一であ
るか、又は同一測定施設内の者である。しかしながら、
「試料中の被検物質の測定を行う者」と「精度管理情報
の提供を受ける者」が異なる場合もある。(例えば、
「試料中の被検物質の測定を行う者」が臨床検査センタ
ーであり、「精度管理情報の提供を受ける者」がこの臨
床検査センターに測定を委託した診療所、病院などの場
合等)本発明においては、このような場合でも、説明の
便宜上、両者とも「精度管理情報の受給者」として説明
する。
【0022】◎ 試料中の被検物質の測定についての精
度管理情報 本発明における「試料中の被検物質の測定についての精
度管理情報」について以下に説明する。 1. 試料 本発明において、試料は、試料中における存在の有無又
は含有量(濃度、活性値など)の測定を行う対象となる
被検物質(測定項目)を含むものであれば如何なるもの
でも良い。これらの被検物質を含む試料としては、例え
ば、ヒト若しくは動物の、血清、血漿、血液、尿、髄
液、唾液、涙、糞便、呼気、細胞、若しくは組織など;
植物の抽出液、細胞、若しくは組織など;肉、野菜、穀
物、果実、魚介類、牛乳、若しくは加工食品などの食
物;種々の飲料;水道水、若しくは井戸水などの飲料
水;土壌、河川水、湖沼水、海水、若しくは空気などの
環境試料等を挙げることができる。
【0023】2. 被検物質 本発明において、被検物質(測定項目)とは、試料中に
おける存在の有無又は含有量(濃度、活性値など)の測
定を行う対象となるものであれば如何なるものも、本発
明における被検物質となり得る。この被検物質の例を、
以下例示する。まず、酵素反応により測定を行うことが
できる被検物質のうち酵素の基質となる物質として、例
えば、クレアチニン、クレアチン、尿酸(UA)、尿素
窒素(BUN、UN)、グルコース、総コレステロー
ル、遊離型コレステロール、エステル型コレステロー
ル、HDL−コレステロール、LDL−コレステロー
ル、β−リポタンパク質、トリグリセライド(TG、中
性脂肪)、リン脂質(PL)、遊離脂肪酸(NEFA、
FFA)、グルコース、乳酸、ピルビン酸、ガラクトー
ス、シアル酸、クエン酸、フルクトサミン、1,5−ア
ンヒドロ−D−グルシトール、グリコーゲン、フコー
ス、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビン、
抱合型ビリルビン、非抱合型ビリルビン、ナトリウム、
クロール、カリウム、カルシウム、無機リン、マグネシ
ウム、又は、胆汁酸等を挙げることができる。
【0024】また、酵素反応により測定を行うことがで
きる被検物質のうち酵素として、例えば、α−アミラー
ゼ、酸性ホスファターゼ、クレアチンキナーゼ(C
K)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AS
T、GOT)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(A
LT、GPT)、乳酸脱水素酵素(LDH、LD)、ア
ルカリ性ホスファターゼ(ALP)、ロイシンアミノペ
プチダーゼ(LAP)、γ−グルタミルトランスペプチ
ダーゼ(γ−GT、γ−GTP)、コリンエステラーゼ
(Ch−E)、リパーゼ、又は、リポタンパク質リパー
ゼ(LPL)等を挙げることができる。そして、錯体形
成反応により測定を行うことができる被検物質として、
例えば、鉄、不飽和鉄結合能(UIBC)、総鉄結合能
(TIBC)、銅、アルミニウム、亜鉛、カルシウム、
又は、マグネシウム等を挙げることができる。
【0025】更に、抗原抗体反応(免疫学的反応)によ
り測定を行うことができる被検物質として、例えば、H
Bs抗原、抗HBs抗体、HBe抗原、抗HBe抗体、
抗HBc抗体、抗HCV抗体、抗HIV抗体、抗ATL
V抗体等のウイルス関連の抗原又は抗体;大腸菌O15
7抗原、抗トレポネーマ・パリダム(TP)抗体、抗マ
イコプラズマ抗体、抗ストレプトリジンO抗体(AS
O)等の細菌関連の抗原又は抗体;免疫グロブリンG
(IgG)、免疫グロブリンA(IgA)、免疫グロブ
リンM(IgM)、若しくは免疫グロブリンE(Ig
E)等の免疫グロブリン;C反応性タンパク質(CR
P)、α1−酸性糖タンパク質、ハプトグロビン、補体
C3、補体C4、リウマトイド因子等の炎症マーカー;
α−フェトプロテイン、CEA、CA19−9等の腫瘍
マーカー;ヒト胎盤絨毛性ゴナドトロピン等のホルモ
ン;アレルゲン、アレルゲン特異IgE抗体等のアレル
ギー関連の抗原又は抗体;抗トロンビンIII(ATI
II)等の血液凝固系関連物質;フィブリン体分解物
(FDP)、Dダイマー等の線溶系関連物質;ABO式
血液型抗体、不規則抗体等の血液型関連の抗原又は抗
体;リポタンパク質(a)、フェリチン等の疾病に関連
した他の物質;薬物、又は、毒物等を挙げることができ
る。
【0026】また、核酸のこれに相補的な核酸との結合
反応により測定を行うことができる被検物質として、例
えば、病原性ウイルスなどのウイルスのDNA若しくは
RNA、病原性細菌などの細菌のDNA若しくはRN
A、又は、ヒトなどの動物あるいは植物のDNA若しく
はRNA等を挙げることができる。
【0027】3. 精度管理情報 本発明において提供が行われる、試料中の被検物質の測
定についての精度管理情報は、当該測定施設における試
料中の被検物質の測定値が信頼できる値であるか否かに
関する情報であって、当該測定施設において精度管理用
試料を測定して得た測定値を統計学的手法を用いて解
析、検証を行うことにより作成することができる情報で
ある。すなわち、当該測定施設における精度管理用試料
の測定値について、統計処理を行い、及び/又は管理図
を作成することにより作成を行う、当該施設での試料中
の被検物質の測定値の信頼性(正確さ、精密さ等)に関
する情報である。
【0028】本発明における精度管理情報は、内部精度
管理における精度管理情報、及び外部精度管理における
精度管理情報の両方をも含むものである。また、本発明
における精度管理情報は、日常(ルーチン)の内部精度
管理における精度管理情報、及び日常(ルーチン)の外
部精度管理における精度管理情報に加えて、特定の参加
者(精度管理情報の受給者)間の外部精度管理(「サー
ベイ」)における精度管理情報をも含むものである。
【0029】本発明における内部精度管理での精度管理
情報は、測定値の日内変動を管理するための日内精度管
理、測定値の日間変動を管理するための日間精度管理、
又はより長い期間の測定値の変動を管理するための月間
精度管理等を含むものである。当該測定施設における精
度管理用試料の測定値について統計処理を行い、及び/
又は管理図を作成して、当該測定施設の内部精度管理に
おける精度管理情報を作成する手法としては、例えば、
X−Rs管理図法、Xbar−Rs−R管理図法、Xb
ar−R管理図法、Xbar−s管理図法、Xbar−
R−S管理図法、累積和法、Cm管理図法、双値法(ツ
インプロット法)〔Youdenプロット法、及びTo
nks法〕、マルチルール管理法(ウエストガード
法)、臼井法(プラスマイナス管理図法)、又は分散図
法(散布図法)等の公知の精度管理情報作成手法を挙げ
ることができる。
【0030】なお、日内精度管理の精度管理情報として
はX−Rs管理図が好ましく、日間精度管理の精度管理
情報としてはXbar−Rs−R管理図が好ましく、そ
して月間精度管理の精度管理情報としては当該月の各測
定値の平均値、測定値差、標準偏差、偏差、又は変動係
数等をまとめた集計表が好ましい。また、当該測定施設
における精度管理用試料の測定値について統計処理を行
い、及び/又は管理図を作成して、当該測定施設の外部
精度管理における精度管理情報を作成する手法として
は、例えば、外部精度管理に参加する各測定施設におけ
る精度管理用試料の測定値を、測定法(測定原理)等毎
にまとめて、複数の測定値よりなる母集団の形成を行
い、次に、この複数の測定値の母集団の平均値(M)及
び標準偏差(SD)を算出し、そして、当該測定施設に
おける精度管理用試料の測定値を、評価基準(例えば、
当該測定施設における測定値が「M±SD」の範囲内に
入っている場合は評価「A」とする等)に当てはめて、
各測定施設の評価(精度管理情報)を作成するなどの手
法等の公知の精度管理情報作成手法を挙げることができ
る。更に、この外部精度管理において精度管理情報を得
る手法としては、Cm管理図法、又は分散図法(散布図
法)等を挙げることができる。
【0031】4.精度管理用試料 本発明において、精度管理用試料は、一種類又は複数種
類の被検物質を含有するものであれば良い。この精度管
理用試料には、含有する被検物質の含有量(濃度、又は
活性値等)が表示されていることが好ましい。また、こ
の精度管理用試料に含有させる被検物質は、ヒト由来の
ものであることが好ましい。この精度管理用試料は、被
検物質とともに、ヒト若しくは動物の、血清、血漿、若
しくは血液等の生体に由来する成分を基材(マトリック
ス)とするもの、又は含有するものであることが好まし
く、特に、ヒトの、血清、血漿、若しくは血液等の成分
を基材(マトリックス)とするもの、又は含有するもの
であることが好ましい。更に、この精度管理用試料に
は、必要に応じて、緩衝剤、有機溶媒、界面活性剤、糖
類、脂質、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、補酵素、
塩、安定化剤、防腐剤、活性化剤、キレート剤、又は他
の高分子物質等が含まれていてもよい。そして、この精
度管理用試料の形態であるが、凍結乾燥、凍結、液状、
固体、粉末、又は顆粒等いずれの形態のものでも良い。
【0032】本発明の一実施態様について説明する。な
お、以下において、「手入力方式」と明示したのは本発
明の手入力方式に関するものであり、また、「間接取込
方式」と明示したのは本発明の間接取込方式に関するも
のであり、更に、「直接取込方式」と明示したのは本発
明の直接取込方式に関する説明である。そして、特に前
記各方式の明示がないものは、本発明の手入力方式、間
接取込方式及び直接取込方式の各方式に共通するもので
ある。なお、本発明において、「手入力方式」とは、精
度管理情報の受給者が、測定により得られた精度管理用
試料の測定値に関するデータ等を、手入力により前記受
給者の端末に入力を行い、これをサーバーに送信する場
合の、本発明の試料中の被検物質の測定についての精度
管理情報を提供するインターネットを利用する精度管理
方法を意味する(請求項1の発明)。本発明において、
「間接取込方式」とは、精度管理情報の受給者が、測定
により得られた精度管理用試料の測定値に関するデータ
等を、フロッピーディスク等の記録媒体を介して間接的
に前記受給者の端末に取り込ませ、これを前記端末より
サーバーに送信する場合の、本発明の試料中の被検物質
の測定についての精度管理情報を提供するインターネッ
ト利用する精度管理方法を意味する(請求項3の発明)
【0033】ここで、この記録媒体は、文字、画像など
のデータを記録することができ、かつ、その記録したデ
ータを何らかの方法により読み込むことが可能なもので
あれば、特に制限することなく用いることができる。こ
の記録媒体として、例えば、フロッピーディスク、CD
(コンパクトディスク)、DVD、MD、磁気テープ、
カセットテープ等を挙げることができる。更に、本発明
において、「直接取込方式」とは、分析装置より出力さ
れた精度管理用試料の測定値に関するデータ等のサーバ
ーへの送信を、分析装置に接続された配線、回線等を介
して直接的に行う場合の、本発明の試料中の被検物質の
測定についての精度管理情報を提供するインターネット
を利用する精度管理方法を意味し(請求項6の発明)、
この分析装置に接続された配線として、例えば、RS2
32c端子間をつないだ配線等を挙げることができる。
【0034】・全体構成 「手入力方式」、及び「間接取込方式」の一実施形態に
おける全体構成を図1に示す。また、「直接取込方式」
の一実施形態における全体構成を図2に示す。サーバー
(10)が、LAN(ローカルエリアネットワーク)、
経路制御装置、及び/又は電話回線等を経由してネット
ワークに接続されている。精度管理情報の受給者の端末
(101、102、103、104…)も、前記サーバ
ー(10)と同様にしてネットワークに接続されてい
る。なお、前記サーバー(10)及び前記受給者の端末
(101、102、103、104…)は、それぞれC
RT又は液晶画面等の表示部、並びに、キーボード又は
マウス等の入力部を備えるものである。
【0035】・分析装置 手入力方式、及び間接取込方式において、測定施設にお
いて測定者(精度管理情報の受給者)が試料中の被検物
質の測定を行うのに使用する分析装置(201、20
2、203、204、205、206…)は、ネットワ
ークに接続されていなくともよい。直接取込方式におい
て、測定施設において測定者(精度管理情報の受給者)
が試料中の被検物質の測定を行うのに使用する分析装置
(201、202、203、204、205、206
…)は、直接又は前記端末等を介してネットワークに接
続されている必要がある。
【0036】なお、この分析装置(201、202、2
03、204、205、206…)を、ネットワークに
接続する形態は、この分析装置より出力された精度管理
試料の測定値等のデータがサーバー(10)に送信でき
るものであれば、いかなる形態のものでもよいが、例え
ば、以下のものを挙げることができる。 (A) 分析装置(201、202、203、204、
205、206…)が、ネットワークに直接接続されて
いる。 (B) 分析装置(201、202、203、204、
205、206…)が、この分析装置より出力された測
定値の処理を行うためのコンピュータ(301、30
2、303…)を介してネットワークに接続されてい
る。 (C) 分析装置(201、202、203、204、
205、206…)が、前記受給者の端末(101、1
02、103、104…)を介してネットワークに接続
されている。
【0037】なお、この場合、分析装置より出力された
測定値等のデータの複製を行う分配器(401,40
2、403…)が、分析装置(201、202、20
3、204、205、206…)と前記受給者の端末
(101、102、103、104…)との間、又は分
析装置(201、202、203、204、205、2
06…)とネットワークとの間に存在しても良い。更
に、この分配器と前記のコンピュータ(301、30
2、303…)が接続されていても良い。
【0038】本発明において、ネットワークとは、文
字、画像などのデータ等を指定する送信先に送ることが
できるシステムのことであり、例えば、インターネッ
ト、LAN(ローカルエリアネットワーク)、イントラ
ネット、専用通信回線、又は公衆通信回線等を挙げるこ
とができる。なお、前記サーバー(10)、前記端末
(101、102、103、104…)、前記分析装置
(201、202、203、204、205、206
…)、前記コンピュータ(301、302、303
…)、及び前記分配器(401、402、403…)等
のネットワークへの接続は、有線の電話システムの使用
に限定されることなく、例えば、携帯電話システム、又
はPHSシステム等の種々の通信システムを用いても良
い。
【0039】・ サーバーの構成 サーバー(10)の構成を、図3に示す。なお、このサ
ーバーは、複数のサーバーからなるものであってもよ
い。例えば、下記の制御手段(11)、入力制御手段
(12)、及び出力制御手段(13)等を主とするサー
バーと、制御手段(11)及び記憶手段(14〜22)
を主とするサーバーを組み合わせて用いてもよい。制御
手段(11)は、CPU等から構成され、各部の制御、
データの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を
行う。入力制御手段(12)は、ネットワークを通じて
接続された前記端末(101、102、103、104
…)、又は前記分析装置(201、202、203、2
04、205、206…)から送信される精度管理用試
料の測定値等のデータを制御する。出力制御手段(1
3)は、前記端末(101、102、103、104
…)に送信される精度管理情報等のデータを制御する。
【0040】各記憶手段(14〜23)は、各々以下の
ファイルが格納され、記憶されている。記憶手段(1
4)には、メインプログラムが記憶され、このメインプ
ログラムは、制御手段(11)で用いられるものであ
る。前記メインプログラムを構成するプログラムとして
は、例えば、以下のようなものを挙げることができる。 (A−1) 前記端末(101、102、103、10
4…)の表示部に、当該測定施設の照合のため、当該測
定施設のID及びパスワードの入力を行えるようにした
画面を表示させるプログラム。 (A−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された当該測定施設のID及びパスワー
ドを取り込むプログラム。 (A−3) 送信された当該測定施設のID及びパスワ
ードの照合を行い、これらが予め登録されていた組み合
わせのものであった場合には、前記端末(101、10
2、103、104…)の表示部に対して、精度管理情
報の受給者が所望する利用方法の選択を行える画面を表
示させるプログラム。
【0041】(B−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、精度管理情報の受給者
が利用方法の選択を行える画面、すなわち日常(ルーチ
ン)の内部精度管理及び/又は外部精度管理における精
度管理情報の提供を求めるか、あるいは特定の参加者
(精度管理情報の受給者)間の外部精度管理(「サーベ
イ」)における精度管理情報の提供を求めるかの選択を
行える画面を表示させるプログラム。 (B−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された利用方法に関するデータ(情報)
を取り込むプログラム。 (B−3) 前記受給者が選択した利用方法に応じ、日
常(ルーチン)の内部精度管理及び外部精度管理におけ
る精度管理情報の提供に関するメニュー画面、又は特定
の参加者(精度管理情報の受給者)間の外部精度管理
(「サーベイ」)における精度管理情報の提供に関する
メニュー画面を表示させるプログラム。
【0042】(C−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、当該測定施設に関する
データ(情報)の入力(登録)を行えるようにした画面
を表示させるプログラム。 (C−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された測定施設に関するデータ(情報)
を取り込むプログラム。 (C−3) 記憶手段(15)の「施設情報ファイル」
において、各測定施設に関するデータ(情報)につい
て、記憶、変更、削除、読み出し、又は他のデータ(情
報)への関連付け(リンク)を行うプログラム。
【0043】(D−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、試料中の被検物質の測
定に使用する分析装置に関するデータ(情報)の入力
(登録)を行えるようにした画面を表示させるプログラ
ム。 (D−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された分析装置に関するデータ(情報)
を取り込むプログラム。 (D−3) 記憶手段(16)の「測定機器ファイル」
において、分析装置に関するデータ(情報)について、
記憶、変更、削除、読み出し、又は他のデータ(情報)
への関連付け(リンク)を行うプログラム。
【0044】(E−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、精度管理用試料に関す
るデータ(情報)の入力(登録)を行えるようにした画
面を表示させるプログラム。 (E−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された精度管理用試料に関するデータ
(情報)を取り込むプログラム。 (E−3) サーバー(10)に取り込んだ精度管理用
試料に関するデータ(情報)の一覧表を作成するプログ
ラム。 (E−4) 前記作成された精度管理用試料に関するデ
ータ(情報)の一覧表を、ネットワークを通じて前記端
末(101、102、103、104…)に送信するプ
ログラム。 (E−5) 記憶手段(17)の「管理試料ファイル」
において、精度管理用試料に関するデータ(情報)につ
いて、記憶、変更、削除、読み出し、又は他のデータ
(情報)への関連付け(リンク)を行うプログラム。
【0045】(F−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、当該測定施設における
被検物質(測定項目)の測定に関するデータ(情報)の
入力(登録)を行えるようにした画面を表示させるプロ
グラム。 (F−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された被検物質(測定項目)の測定に関
するデータ(情報)を取り込むプログラム。 (F−3) サーバー(10)に取り込んだ被検物質
(測定項目)の測定に関するデータ(情報)の一覧表を
作成するプログラム。 (F−4) 前記作成された被検物質(測定項目)の測
定に関するデータ(情報)の一覧表を、ネットワークを
通じて前記端末(101、102、103、104…)
に送信するプログラム。 (F−5) 記憶手段(18)の「測定項目ファイル」
において、被検物質(測定項目)の測定に関するデータ
(情報)について、記憶、変更、削除、読み出し、又は
他のデータ(情報)への関連付け(リンク)を行うプロ
グラム。
【0046】(G−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、精度管理情報の受給者
が、内部精度管理における基準値に関するデータの入力
(登録)を行えるようにした画面を表示させるプログラ
ム。 (G−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された内部精度管理における基準値に関
するデータを取り込むプログラム。 (G−3) 記憶手段(20)の「内部精度管理情報フ
ァイル」において、内部精度管理における基準値に関す
るデータについて、記憶、変更、削除、読み出し、又は
他のデータへの関連付け(リンク)を行うプログラム。
【0047】(H−1) 前記端末(101、102、
103、104…)の表示部に、精度管理情報の受給
者、精度管理情報の提供者(サーバーの管理者)、又は
外部精度管理の主催者(管理者)が、外部精度管理にお
ける基準値に関するデータの入力(登録)を行えるよう
にした画面を表示させるプログラム。 (H−2) 前記端末(101、102、103、10
4…)より送信された外部精度管理における基準値に関
するデータを取り込むプログラム。 (H−3) 記憶手段(21)の「外部精度管理情報フ
ァイル」において、外部精度管理における基準値に関す
るデータについて、記憶、変更、削除、読み出し、又は
他のデータへの関連付け(リンク)を行うプログラム。
【0048】(I−1) 手入力方式において、前記端
末(101、102、103、104…)の表示部に、
精度管理用試料の測定値等のデータの入力を行えるよう
にした画面を表示させるプログラム。 (I−2) 手入力方式において、前記端末(101、
102、103、104…)より送信された精度管理用
試料の測定値等のデータを取り込むプログラム。
【0049】(J−1) 間接取込方式において、前記
端末(101、102、103、104…)で、フロッ
ピーディスク等の記録媒体より精度管理用試料の測定値
等の取り込みを行えるようにしたプログラム。 (J−2) 間接取込方式において、前記端末(10
1、102、103、104…)より送信された精度管
理用試料の測定値等のデータを取り込むプログラム。 (J−3) 間接取込方式において、前記端末(10
1、102、103、104…)より送信された精度管
理用試料の測定値等のデータの中より精度管理用試料の
測定値及びこれに関連するデータ(情報)を選択するプ
ログラム。
【0050】(K−1) 直接取込方式において、前記
分析装置(201、202、203、204…)より出
力され、直接又は前記端末(101、102、103、
104…)等を介して送られた精度管理用試料の測定値
等のデータを取り込むプログラム。 (K−2) 直接取込方式において、前記分析装置(2
01、202、203、204…)より出力され送られ
た精度管理用試料の測定値等のデータ、又は前記の前記
端末(101、102、103、104…)より送信さ
れた精度管理用試料の測定値等のデータの中より精度管
理用試料の測定値及びこれに関連するデータ(情報)を
選択するプログラム。
【0051】(L) 記憶手段(18)の「測定値ファ
イル」において、精度管理用試料の測定値等のデータに
ついて、記憶、変更、削除、読み出し、又は他のデータ
への関連付け(リンク)を行うプログラム (M−1) サーバー(10)に取り込んだ精度管理用
試料の測定値のデータについて、統計処理を行い、及び
/又は管理図を作成して、内部精度管理における精度管
理情報を作成するプログラム。 (M−2) サーバー(10)に取り込んだ精度管理用
試料の測定値のデータについて、統計処理を行い、及び
/又は管理図を作成して、外部精度管理における精度管
理情報を作成するプログラム。
【0052】(N) 前記作成された内部精度管理及び
/又は外部精度管理における精度管理情報を、ネットワ
ークを通じて前記端末(101、102、103、10
4…)に送信するプログラム。 (O−1) サーバー(10)に取り込んだ精度管理用
試料の測定値に関するデータについて、内部精度管理に
おける測定値の一覧表を作成するプログラム。 (O−2) サーバー(10)に取り込んだ精度管理用
試料の測定値に関するデータについて、外部精度管理に
おける測定値の一覧表を作成するプログラム。
【0053】(P) 前記作成された測定値等の一覧表
のデータ(情報)を、ネットワークを通じて前記端末
(101、102、103、104…)に送信するプロ
グラム。 (Q) 外部精度管理に参加している各測定施設の状況
〔例えば、各測定施設において測定施設に関するデータ
(情報)が登録済みであるか否か、又は精度管理用試料
の測定値などのデータが入力済みであるか否か等〕を、
ネットワークを通じて前記端末(101、102、10
3、104…)に送信するプログラム。
【0054】(R−1) 各ファイル、各データについ
て、変更、削除、複写、移動、バックアップ、圧縮、解
凍、整理、変換、修復、最適化、解析、又は検索等を行
うことができるプログラム。 (R−2) 特定のデータ、又は特定の条件のデータ群
について、変更、削除、複写、移動、バックアップ、圧
縮、解凍、整理、変換、修復、最適化、解析、又は検索
等を行うことができるプログラム。 (R−3) 当該測定施設における分析装置、精度管理
用試料、又は被検物質(測定項目)等の変更(切り替
え)に伴い、各データを変更前のものから変更後のもの
に移行させるプログラム。 (R−4) 前記受給者の端末(101、102、10
3、104…)の表示部に表示される画面の内容の色、
記号の種類、文字の大きさ、又は文字のフォント等の設
定を各前記受給者独自のものに設定することができるプ
ログラム。 (R−5) 各前記受給者のパスワードの変更を行うこ
とができるプログラム。 (R−6) 各前記受給者における、この精度管理情報
提供システムの使用記録の記憶、及び前記受給者の端末
(101、102、103、104…)での表示が行え
るプログラム。 (R−7) 前記受給者の端末(101、102、10
3、104…)において、各操作の説明、よくある質問
とその回答、若しくは解決のためのヒントなどの表示、
精度管理情報の提供者(サーバーの管理者)などへの交
信、又は、サポートツール、メンテナンスツール、若し
くはオプションツールなどのダウンロード等を行うこと
ができるプログラム。
【0055】(S) 異なる前記受給者の端末(10
1、102、103、104…)の間、又は前記受給者
の端末(101、102、103、104…)と精度管
理情報の提供者(サーバーの管理者)若しくは外部精度
管理の主催者(管理者)のサーバー(10)との間で、
意見交換等の交信を行うことができるプログラム。 (T) 各データ、信号の入力に対応し、前記各プログ
ラムなどのサーバー(10)における各プログラムの動
作を統御し、進行させるプログラム。
【0056】この記憶手段(14)には、前記端末(1
01、102、103、104…)、又は前記分析装置
(201、202、203、204、205、206
…)より送信された前記精度管理用試料の測定値等のデ
ータが取り込まれ、一時的に記憶される。記憶手段(1
5)には、施設情報ファイルが記憶されている。この施
設情報ファイルは、精度管理に参加する個々の測定施設
毎に作成され、当該測定施設に関するデータ(情報)が
記憶されている。前記施設情報ファイルにおいては、一
つの測定施設毎に設定された測定施設コード番号、この
測定施設のID、パスワード、測定施設名、担当部署
名、責任者名、担当者名、郵便番号、住所、所属地区、
電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス、測
定施設の種別、加入団体名、グループ名、又は登録(更
新)年月日などのデータ(情報)等より構成される。な
お、前記測定施設ファイルの各データ(情報)は、その
内容を数字又はアルファベット等の文字で置き換え、コ
ード化したものであっても良い。
【0057】記憶手段(16)には、測定機器ファイル
が記憶されている。この測定機器ファイルは、個々の測
定施設毎に作成され、当該測定施設において試料中の被
検物質の測定に使用する分析装置に関するデータ(情
報)が記憶されている。前記測定機器ファイルにおいて
は、当該測定施設における、試料中の被検物質の測定に
使用する分析装置毎の、製造販売元、機種名、納入年
度、使用区分(メイン機又はサブ機の別、切替用である
か否かなど)、表示に使用する名称、又は登録(更新)
年月日などのデータ(情報)等より構成される。前記測
定機器ファイルのデータ(情報)には、被検物質名(測
定項目名)、精度管理用試料名、内部精度管理への参加
の有無、外部精度管理への参加の有無、切り替え(変
更)を行う項目、又は測定施設名(若しくは測定施設コ
ード番号)等のデータ(情報)が、付加又は関連付け
(リンク)されていてもよい。なお、前記測定機器ファ
イルの各データ(情報)は、その内容を数字又はアルフ
ァベット等の文字で置き換え、コード化したものであっ
ても良い。
【0058】記憶手段(17)には、管理試料ファイル
が記憶されている。この管理試料ファイルは、個々の測
定施設毎に作成され、更に当該測定施設の分析装置毎に
作成され、精度管理用試料に関するデータ(情報)が記
憶されている。前記管理試料ファイルにおいては、当該
測定施設における、分析装置毎の、内部精度管理に使用
する精度管理用試料の製品名、この製造番号(ロット番
号)若しくはこの有効期限などのデータ(情報)、外部
精度管理に使用する精度管理用試料の製品名、この製造
番号(ロット番号)若しくはこの有効期限などのデータ
(情報)、又は登録(更新)年月日などのデータ(情
報)等より構成される。前記管理試料ファイルのデータ
(情報)には、精度管理用試料の製造販売元、又は測定
施設名(若しくは測定施設コード番号)等のデータ(情
報)が、付加又は関連付け(リンク)されていてもよ
い。なお、前記管理試料ファイルの各データ(情報)
は、その内容を数字又はアルファベット等の文字で置き
換え、コード化したものであっても良い。
【0059】記憶手段(18)には、測定項目ファイル
が記憶されている。この測定項目ファイルは、個々の測
定施設毎に作成され、更に当該測定施設の分析装置毎に
被検物質(測定項目)単位に作成され、当該測定施設に
おける当該被検物質(測定項目)の測定に関するデータ
(情報)が記憶されている。前記測定項目ファイルにお
いては、当該測定施設における、分析装置毎、かつ内部
精度管理及び/若しくは外部精度管理に参加する被検物
質名(測定項目名)毎の、精度管理に使用する精度管理
用試料の製品名、この製造番号(ロット番号)、測定試
薬の製造販売元、測定原理名(測定方法名)、校正に使
用するキャリブレーターに関する情報、測定反応時の温
度、検量方法、測定値の単位、小数点以下の桁数、基準
範囲(正常値)、又は登録(更新)年月日などのデータ
(情報)等より構成される。前記測定項目ファイルのデ
ータ(情報)には、内部精度管理への参加の有無、外部
精度管理への参加の有無、測定年月日、測定時間若しく
は午前・午後の別、又は測定施設名(若しくは測定施設
コード番号)等のデータ(情報)が、付加又は関連付け
(リンク)されていてもよい。なお、前記測定項目ファ
イルの各データ(情報)は、その内容を数字又はアルフ
ァベット等の文字で置き換え、コード化したものであっ
ても良い。
【0060】記憶手段(19)には、測定値ファイルが
記憶されている。この測定値ファイルは、個々の測定施
設毎に作成され、更に測定月日毎及び分析装置毎に被検
物質(測定項目)単位に作成され、各測定施設より送信
された各々の精度管理用試料の測定値、精度管理用試料
の製品名、この製造番号(ロット番号)、前回の精度管
理用試料の測定値、又は登録(更新)年月日などのデー
タ(情報)等が記憶されている。前記測定値ファイルの
各測定値等のデータ(情報)には、測定施設名(若しく
は測定施設コード番号)等のデータ(情報)が、付加又
は関連付け(リンク)されていてもよい。なお、前記測
定値ファイルの各データ(情報)は、その内容を数字又
はアルファベット等の文字で置き換え、コード化したも
のであっても良い。
【0061】記憶手段(20)には、内部精度管理情報
ファイルが記憶されている。この内部精度管理情報ファ
イルは、個々の測定施設毎に作成され、各測定施設より
送信された精度管理用試料の測定値について統計処理を
行い、及び/又は管理図を作成して作成を行ったその測
定施設の内部精度管理の精度管理情報(例えば、管理
図、統計処理値、若しくは評価など)、測定年月日、測
定時間若しくは午前・午後の別、分析装置機種名、内部
精度管理に参加する被検物質名(測定項目名)、精度管
理用試料の測定値、精度管理用試料の製品名、この製造
番号(ロット番号)、内部精度管理における基準値に関
するデータ、又は登録(更新)年月日などのデータ(情
報)等が記憶されている。前記内部精度管理情報ファイ
ルの各精度管理情報には、外部精度管理への参加の有
無、又は測定施設名(若しくは測定施設コード番号)等
のデータ(情報)が、付加又は関連付け(リンク)され
ていてもよい。なお、前記内部精度管理情報ファイルの
各データ(情報)は、その内容を数字又はアルファベッ
ト等の文字で置き換え、コード化したものであっても良
い。
【0062】記憶手段(21)には、外部精度管理情報
ファイルが記憶されている。この外部精度管理情報ファ
イルは、各測定施設毎に作成され、各測定施設より送信
された精度管理用試料の測定値について統計処理を行
い、及び/又は管理図を作成して作成を行ったその測定
施設の外部精度管理の精度管理情報(例えば、管理図、
統計処理値、若しくは評価など)、測定年月日、測定時
間若しくは午前・午後の別、分析装置機種名、外部精度
管理に参加する被検物質名(測定項目名)、精度管理用
試料の測定値、精度管理用試料の製品名、この製造番号
(ロット番号)、外部精度管理における基準値に関する
データ(情報)、又は登録(更新)年月日などのデータ
(情報)等が記憶されている。
【0063】前記外部精度管理情報ファイルの各精度管
理情報には、特定の参加者(精度管理情報の受給者)間
の外部精度管理(「サーベイ」)の名称、又は測定施設
名(若しくは測定施設コード番号)等のデータ(情報)
が、付加又は関連付け(リンク)されていてもよい。な
お、前記外部精度管理情報ファイルの各データ(情報)
は、その内容を数字又はアルファベット等の文字で置き
換え、コード化したものであっても良い。
【0064】記憶手段(22)には、メンテナンスファ
イルが記憶されている。このメンテナンスファイルは、
個々の測定施設毎に作成され、当該測定施設(前記受給
者)毎に設定された端末の表示部に表示される画面の内
容の色、記号の種類、文字の大きさ、若しくは文字のフ
ォントなどの設定内容に関するデータ(情報)、前記し
た各種ファイルあるいは各種データ(情報)の変更、削
除、複写、移動、バックアップ、圧縮、解凍、整理、変
換、修復、最適化、解析、若しくは検索などに関するデ
ータ(情報)、パスワードの変更などのセキュリティに
関するデータ(情報)、この精度管理情報提供システム
の使用記録に関するデータ(情報)、又は、トラブルシ
ューティングに関するデータ(情報)等が記憶されてい
る。前記メンテナンスファイルの各データ(情報)に
は、前記した種々のデータ(情報)が、付加又は関連付
け(リンク)されていてもよい。なお、前記メンテナン
スファイルの各データ(情報)は、その内容を数字又は
アルファベット等の文字で置き換え、コード化したもの
であっても良い。
【0065】記憶手段(23)には、コミュニケーショ
ンファイルが記憶されている。このコミュニケーション
ファイルは、異なる前記受給者の端末(101、10
2、103、104…)の間、又は前記受給者の端末
(101、102、103、104…)と精度管理情報
の提供者(サーバーの管理者)若しくは外部精度管理の
主催者(管理者)のサーバー(10)等との間で、意見
交換などの交信を行った際の内容等のデータ(情報)が
記憶されている。前記コミュニケーションファイルの各
データ(情報)には、交信の発信元の測定施設名(若し
くは測定施設コード番号)、交信の送信先の測定施設名
(若しくは測定施設コード番号)、又は交信日時等のデ
ータが、付加又は関連付け(リンク)されていてもよ
い。なお、前記コミュニケーションファイルの各データ
(情報)は、その内容を数字又はアルファベット等の文
字で置き換え、コード化したものであっても良い。更
に、以上の各ファイルの各データ(情報)のうち、他の
データ(情報)と関連付ける(リンクする)必要がある
ものについては、参照するネットワーク上の行き先(リ
ンク先)を示すデータ(情報)を付加しておく。
【0066】3.精度管理情報の受給者の端末(10
1)の構成 前記精度管理情報の受給者の端末(101、102、1
03、104…)においては、手入力方式における精度
管理用試料の測定値などのデータの入力、間接取込方式
における記録媒体からの精度管理用試料の測定値などの
データの取り込み、直接取込方式における前記分析装置
(201、202、203、204…)より出力された
精度管理用試料の測定値などのデータの取り込み、精度
管理用試料の測定値などのデータの選択、又は精度管理
用試料の測定値などのデータのサーバー(10)への送
信等の処理を、この端末(101、102、103、1
04…)に記憶させ、又は作動させたプログラムにより
行うこともできる。
【0067】この場合の前記端末の構成について、以下
に説明する。〔前記受給者の端末(101)、及び前記
分析装置(201)を使用する場合を例に説明する。〕
・ 精度管理情報の受給者の端末(101)の構成につ
いて図4に基づいて説明する。制御手段(51)は、C
PU等から構成され、各部の制御、データの転送、種々
の演算、データの一時的な格納等を行う。入力制御手段
(52)は、ネットワークを通じて接続された前記サー
バー(10)、又は前記分析装置(201)から送信さ
れる精度管理用試料の測定値、又は精度管理情報等のデ
ータを制御する。出力制御手段(53)は、前記サーバ
ー(10)に送信される精度管理用試料等のデータを制
御する。各記憶手段(54〜61)は、各々以下のファ
イルが格納され、記憶されている。
【0068】記憶手段(54)には、メインプログラム
が記憶されている。このメインプログラムは、制御手段
(51)で用いられるものである。前記メインプログラ
ムを構成するプログラムとしては、例えば、以下のよう
なものを挙げることができる。 (a) サーバー(10)の「施設情報ファイル」(1
5)、「測定機器ファイル」(16)、「管理試料ファ
イル」(17)、又は「測定項目ファイル」(18)等
における最新のデータ(情報)を、ネットワークを通じ
て取り込み、データ(情報)の更新を行うプログラム。
【0069】(b−1) 前記端末(101)の表示部
に、当該測定施設のID及びパスワードの入力を行える
ようにした画面を表示させるプログラム。 (b−2) 入力された当該測定施設のID及びパスワ
ードの照合を行い、これらが予め登録されていた組み合
わせのものであった場合には、前記端末(101)の表
示部に対して、精度管理情報の受給者が所望する利用方
法の選択を行える画面を表示させるプログラム。
【0070】(c−1) 前記端末(101)の表示部
に、精度管理情報の受給者が利用方法の選択を行える画
面、すなわち日常(ルーチン)の内部精度管理及び/又
は外部精度管理における精度管理情報の提供を求める
か、あるいは特定の参加者(精度管理情報の受給者)間
の外部精度管理(「サーベイ」)における精度管理情報
の提供を求めるかの選択を行える画面を表示させるプロ
グラム。 (c−2) 入力された利用方法に関するデータを取り
込むプログラム。 (d−1) 前記受給者が所望する処理を選択すること
ができるメニュー画面(「測定値取込メニュー画面」)
を前記端末(101)の表示部に表示させるプログラ
ム。 (d−2) 前記受給者により選択された処理を行うこ
とができる画面を前記端末(101)の表示部に表示さ
せるプログラム。
【0071】(e−1) 精度管理用試料の測定値等の
データの入力、取り込みを、直接取込方式(例えば、R
S232c端子間をつないだ配線などにより直接取り込
む等)により行うか、又は間接取込方式(例えば、フロ
ッピー(登録商標)ディスクなどの記録媒体に記録され
ている測定値などのデータを取り込む等)により行うか
の選択、及び分析装置の機種名の選択を行えるようにし
た画面を、前記端末(101)の表示部に表示させるプ
ログラム。 (f−1) 前記受給者により「間接取込方式」(フロ
ッピーディスクなどの記録媒体に記録されているデータ
の取り込み)が選択された場合、測定回数の入力、及び
記録媒体より取り込みを行うデータの選択を行うことが
できる画面を前記端末(101)の表示部に表示させる
プログラム。 (f−2) 予め前記分析装置(201)において記録
媒体に記録されていた精度管理用試料の測定値等のデー
タを、前記端末(101)に取り込むことを行うプログ
ラム。
【0072】(g−1) 前記受給者により「直接取込
方式」(RS232c端子間をつないだ配線等による取
り込み)が選択された場合、取り込みの起動、停止、又
は終了の選択を行うことができる画面を前記端末(10
1)の表示部に表示させるプログラム。 (g−2) 前記分析装置(201)と前記端末(10
1)のRS232c端子間をつないだ配線等により、前
記分析装置(201)から精度管理用試料の測定値等の
データを、前記端末(101)に取り込むプログラム。 (h) 取り込まれた測定値等のデータにおいて、精度
管理用試料に関するデータ、及び被検物質(測定項目)
に関するデータについて、前記分析装置(201)にお
けるデータと前記端末(101)〔すなわちサーバー
(10)〕におけるデータとの関連付けを行うプログラ
ム。
【0073】(i) 取り込まれた精度管理用試料の測
定値等のデータの中より精度管理用試料の測定値及びこ
れに関連するデータを選択するプログラム。 (j−1) 取り込まれた精度管理用試料の測定値に関
するデータを、前記端末(101)の表示部に表示させ
るプログラム。 (j−2) 前記端末(101)の表示部に表示された
精度管理用試料の測定値に関するデータの訂正、削除を
行うことができるプログラム。 (k) 前記端末(101)に取り込まれた精度管理用
試料の測定値に関するデータを、サーバー(10)に送
信することができるプログラム。 (l) 各データ、信号の入力に対応し、前記各プログ
ラムなどの前記端末(101)における各プログラムの
動作を統御し、進行させるプログラム。
【0074】この記憶手段(54)には、前記サーバー
(10)、又は前記分析装置(201)より送信された
前記の精度管理用試料の測定値又は精度管理情報等のデ
ータが取り込まれ、一時的に記憶される。記憶手段(5
5)には、施設情報ファイルが記憶されている。この施
設情報ファイルは、当該測定施設に関するデータ(情
報)が記憶されている。〔このデータ(情報)の内容
は、前記サーバー(10)の記憶手段(15)と同様で
ある。〕 記憶手段(56)には、測定機器ファイルが記憶されて
いる。この測定機器ファイルは、当該測定施設において
試料中の被検物質の測定に使用する分析装置に関するデ
ータ(情報)が記憶されている。〔このデータ(情報)
の内容は、前記サーバー(10)の記憶手段(16)と
同様である。〕
【0075】記憶手段(57)には、管理試料ファイル
が記憶されている。この管理試料ファイルは、当該測定
施設の分析装置毎に作成され、精度管理用試料に関する
データ(情報)が記憶されている。〔このデータ(情
報)の内容は、前記サーバー(10)の記憶手段(1
7)と同様である。〕 記憶手段(58)には、測定項目ファイルが記憶されて
いる。この測定項目ファイルは、当該測定施設の分析装
置毎に被検物質(測定項目)単位に作成され、当該測定
施設における当該被検物質(測定項目)の測定に関する
データ(情報)が記憶されている。〔このデータ(情
報)の内容は、前記サーバー(10)の記憶手段(1
8)と同様である。〕
【0076】記憶手段(59)には、測定値ファイルが
記憶されている。この測定値ファイルは、当該測定施設
の分析装置毎に被検物質(測定項目)単位に作成され、
精度管理用試料の測定値及びこれに関するデータ(情
報)が記憶されている。〔このデータ(情報)の内容
は、前記サーバー(10)の記憶手段(19)と同様で
ある。〕 記憶手段(60)には、メンテナンスファイルが記憶さ
れている。このメンテナンスファイルは、当該測定施設
(前記受給者)において設定された端末(101)の表
示部に表示される画面の内容の色、記号の種類、文字の
大きさ、若しくは文字のフォントなどの設定内容に関す
るデータ(情報)、前記した各種ファイルあるいは各種
データ(情報)の変更、削除、複写、移動、バックアッ
プ、圧縮、解凍、整理、変換、修復、最適化、解析、若
しくは検索などに関するデータ(情報)、パスワードの
変更などのセキュリティに関するデータ(情報)、この
精度管理情報提供システムの使用記録に関するデータ
(情報)、又はトラブルシューティングに関するデータ
(情報)等が記憶されている。
【0077】更に、記憶手段(61)には、コミュニケ
ーションファイルが記憶されている。このコミュニケー
ションファイルは、異なる前記受給者の端末(102、
103、104…)との間、又は精度管理情報の提供者
(サーバーの管理者)若しくは外部精度管理の主催者
(管理者)のサーバー(10)等との間で、意見交換な
どの交信を行った際の内容等のデータ(情報)が記憶さ
れている。なお、以上の各ファイルの各データ(情報)
のうち、他のデータ(情報)と関連付ける(リンクす
る)必要があるものについては、参照するネットワーク
上の行き先(リンク先)を示すデータ(情報)を付加し
ておく。
【0078】以下、本実施形態における動作の説明を個
々の方式毎について説明する。 〔1〕 手入力方式 接続 前記端末(101、102、103、104…)は、各
々サーバー(10)とネットワークを介して接続されて
通信を行い、いずれも精度管理情報の受給者の端末とし
て機能するが、以下の手入力方式についての説明におい
ては、前記端末(101)が前記サーバー(10)にネ
ットワークを介して接続されている場合を例に取り説明
する。まず、サーバー(10)に、端末(101)がネ
ットワークを通じて接続されると、制御手段(11)
は、この接続を入力制御手段(12)を介して検出し、
メインプログラムに従って端末(101)を制御する。
【0079】 測定施設の照合及び利用方法の選択 サーバー(10)の制御手段(11)は、端末(10
1)の表示部に対して、図5に示すような測定施設照合
のための画面を表示させ、精度管理情報の受給者(端末
操作者)に対して、予め付与しておいた測定施設のID
及びパスワードの入力を促す。前記受給者は、前記画面
上の測定施設のID及びパスワードの入力欄に、その測
定施設のID及びパスワードをそれぞれ入力する。そし
て、前記受給者は、測定施設のID及びパスワードを入
力した後、前記画面上の「送信」の欄をマウスなどでク
リック等する。これにより、前記入力された測定施設の
ID及びパスワードは、端末(101)よりネットワー
クを通じてサーバー(10)に送信される。
【0080】サーバー(10)の制御手段(11)は、
前記の「送信」の欄がクリックされたことを検出するこ
とにより、前記入力された測定施設のID及びパスワー
ドを、記憶手段(14)に一時的に取り込む。そして、
制御手段(11)において、記憶手段(14)に一時的
に取り込んだ測定施設のID及びパスワードの照合を行
い、これらが予め登録されていた組み合わせのものであ
った場合には、制御手段(11)は端末(101)の表
示部に対して、図6に例示したような、前記受給者が利
用方法の選択を行える画面、すなわち日常(ルーチン)
の内部精度管理及び/又は外部精度管理における精度管
理情報の提供を求めるか(『一般のご利用』)、あるい
は特定の参加者(精度管理情報の受給者)間の外部精度
管理(「サーベイ」)における精度管理情報の提供を求
めるか(『サーベイのご利用』)の選択を行える画面を
表示させる。そして、各利用方法より所望するものを選
択するように促す。
【0081】前記受給者は、前記画面上の各利用方法よ
り所望する利用方法を選択し、マウスなどによりクリッ
ク等して入力する。そして次に、前記受給者は、前記画
面上の「利用する」の欄をマウスなどでクリック等す
る。これにより、前記入力された利用方法は、端末(1
01)よりネットワークを通じてサーバー(10)に送
信される。サーバー(10)の制御手段(11)は、前
記受給者により選択され送信された利用方法を検出し、
これに応じた利用方法における、前記受給者が所望する
処理の選択を行える画面(メニュー画面)を端末(10
1)の表示部に対して表示させる。なお、入力された測
定施設のID及びパスワードの照合を行い、これらが予
め登録されていた組み合わせのものでなかった場合に
は、制御手段(11)は端末(101)の表示部に対し
て、測定施設のID又はパスワードが誤っていることを
知らせる画面を表示させ、その後再び、前記の測定施設
照合のための画面を表示させる。
【0082】 処理項目の選択 前記受給者(端末操作者)が、前記の利用方法の選択を
行える画面上の「一般のご利用」を選択し、日常(ルー
チン)の内部精度管理及び/又は外部精度管理における
精度管理情報の提供を求める場合について、以下に説明
する。サーバー(10)の制御手段(11)は、前記受
給者により選択され送信された利用方法「一般のご利
用」を検出し、この利用方法における、前記受給者が所
望する処理の選択を行える画面(メニュー画面)〔図7
に例示〕を端末(101)の表示部に対して表示させ
る。
【0083】これにより、前記受給者に対して、当該測
定施設のデータ(情報)に関する「施設情報登録」、
「測定機器登録」、「管理試料登録」、若しくは「測定
項目登録」;内部精度管理に関する「測定値入力」、
「X−Rs管理図(日内管理)」、「X−Rs測定値一
覧(日内管理)」、「Xbar−Rs−R管理図(日間
管理)」、「Xbar−Rs−R測定値一覧(日間管
理)」、若しくは「内部精度管理基準値登録」;外部精
度管理に関する「分散図」、「Cm管理図」、若しくは
「外部精度管理基準値登録」;又は当該測定施設におけ
る測定条件の切り替え(変更)に関する「切替実行」の
各処理項目より所望するものを選択するように促す。
【0084】前記受給者は、前記メニュー画面上の各処
理項目より所望する処理項目を選択し、マウスなどによ
りクリック等して入力する。これにより、前記入力され
た処理項目は、端末(101)よりネットワークを通じ
てサーバー(10)に送信される。サーバー(10)の
制御手段(11)は、前記受給者により選択され送信さ
れた処理項目を検出し、これに応じた処理項目の画面を
端末(101)の表示部に対して表示させる。
【0085】 測定施設に関するデータの登録 前記受給者(端末操作者)が、前記メニュー画面上の
「施設情報登録」を選択し、新規に当該測定施設の登録
を行う場合について、以下に説明する。サーバー(1
0)の制御手段(11)は、前記受給者により選択され
送信された処理項目「施設情報登録」を検出し、この測
定施設に関するデータ(情報)の登録が行える画面(図
8に例示)を端末(101)の表示部に対して表示させ
る。これにより、この測定施設の測定施設名、担当部署
名、責任者名、担当者名、郵便番号、住所、所属地区、
電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス、測
定施設の種別、加入団体名、又はグループ名等のデータ
の入力を前記受給者に促す。
【0086】前記受給者は、前記画面上における各々の
データの入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当す
る項目をマウスなどにより選択するか等して、それぞれ
のデータを入力する。そして、前記受給者は、必要なデ
ータを入力した後、前記画面上の「更新」の欄をマウス
などでクリック等する。これにより、前記入力された各
データは、端末(101)よりネットワークを通じてサ
ーバー(10)に送信される。サーバー(10)の制御
手段(11)は、前記入力された各データが送信されて
きたことを検出することにより、前記各データをサーバ
ー(10)の記憶手段(15)の施設情報ファイルに取
り込む。
【0087】そして、サーバー(10)の制御手段(1
1)は、この新規に登録された測定施設に対して、一つ
の測定施設毎に設定された測定施設コード番号を付与
し、この測定施設コード番号を記憶手段(15)の前記
施設情報ファイルの当該測定施設の箇所に記憶させる。
また、サーバー(10)の制御手段(11)は、予め前
記受給者に付与されていた測定施設のID及びパスワー
ドを、記憶手段(15)の前記施設情報ファイルの当該
測定施設の箇所に記憶させるか又は関連付けてもよい
(リンクさせてもよい)。なお、前記のようにして入力
を行った測定施設に関するデータを全て消去したい場合
には、前記画面上の「クリア」の欄をマウスなどでクリ
ック等する。これにより、サーバー(10)の制御手段
(11)は、既に入力された全てのデータを消去し、カ
ーソルを先頭に位置付けする。
【0088】また、前記のようにして登録を行った測定
施設に関するデータを変更したい場合には、前記受給者
は、前記と同様にして変更を行いたいデータの入力を行
い、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどでクリック
等する。サーバー(10)の制御手段(11)は、既に
入力され記憶されていたデータ項目について、再度デー
タが入力されたことを検出することにより、先に記憶さ
れていたデータに替えて新たに入力された前記データを
サーバー(10)の記憶手段(15)の測定施設ファイ
ルに取り込む。なお、この測定施設に関するデータ(情
報)の登録が行える画面の上方右側には、当該測定施設
において新規に各情報(データ)の登録を行ってゆく場
合の順序と現在の状況(位置)が、「施設情報」→「測
定機器」→「管理試料」→「測定項目」→「完了」と表
示されている。
【0089】サーバー(10)の制御手段(11)は、
送信されてきた前記各データを記憶手段(15)の施設
情報ファイルに取り込んだ後、測定施設に関するデータ
(情報)の登録が完了したことを知らせ、そして、分析
装置に関するデータ(情報)の登録が行える画面に進む
か、又は前記メニュー画面に戻るかの選択が行える画面
(図9に例示)を端末(101)の表示部に対して表示
させる。これにより、前記受給者に対して、分析装置に
関するデータの登録が行える画面に進むか、又は前記メ
ニュー画面に戻るかの選択を促す。前記受給者は、分析
装置に関するデータの登録が行える画面に進む場合には
「次へ」を、また、前記メニュー画面に戻る場合には
「メニューへ」を、マウスなどによりクリック等して入
力する。そして、これは、端末(101)よりネットワ
ークを通じてサーバー(10)に送信される。サーバー
(10)の制御手段(11)は、前記受給者により選択
され送信された選択肢を検出し、これに応じた画面を端
末(101)の表示部に対して表示させる。
【0090】 分析装置に関するデータの登録 前記受給者(端末操作者)が、当該測定施設における分
析装置に関するデータの登録を行うため、前記のとおり
測定施設に関するデータ(情報)の登録を行った後に分
析装置に関するデータの登録を行うことを選択した場
合、又は前記メニュー画面上の「測定機器登録」を選択
した場合について、以下に説明する。サーバー(10)
の制御手段(11)は、前記受給者により選択され送信
された処理項目「次へ」又は「測定機器」を検出し、当
該測定施設において試料中の被検物質の測定に使用する
分析装置に関するデータ(情報)の登録が行える画面
(図10に例示)を端末(101)の表示部に対して表
示させる。
【0091】これにより、当該測定施設における、試料
中の被検物質の測定に使用する分析装置毎の、製造販売
元、機種名、納入年度、使用区分(メイン機又はサブ機
の別、切り替え用であるか否かなど)、又は表示に使用
する名称、などのデータ等の入力を前記受給者に促す。
前記受給者は、前記画面上における各々のデータの入力
欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項目をマウ
スなどにより選択するか等して、それぞれのデータを入
力する。そして、前記受給者は、必要なデータを入力し
た後、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどでクリッ
ク等する。これにより、前記入力された各データは、端
末(101)よりネットワークを通じてサーバー(1
0)に送信される。
【0092】そして、サーバー(10)の制御手段(1
1)は、前記入力された各データが送信されてきたこと
を検出することにより、前記各データをサーバー(1
0)の記憶手段(16)の測定機器ファイルに取り込
む。なお、前記のようにして入力を行った分析装置に関
するデータを全て消去したい場合には、前記画面上の
「クリア」の欄をマウスなどでクリック等する。これに
より、サーバー(10)の制御手段(11)は、既に入
力された全てのデータを消去し、カーソルを先頭に位置
付けする。また、前記画面上の左側の欄において選択
(指定)されている分析装置に関するデータ(情報)を
全て削除したい場合には、前記画面上の「削除」の欄を
マウスなどでクリック等する。サーバー(10)の制御
手段(11)は、記憶されている当該分析装置に関する
データ(情報)を消去する。
【0093】なお、前記のようにして登録を行った分析
装置に関するデータを変更したい場合には、前記受給者
は、前記と同様にして変更を行いたいデータの入力を行
い、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどでクリック
等する。サーバー(10)の制御手段(11)は、既に
入力され記憶されていたデータ項目について、再度デー
タが入力されたことを検出することにより、先に記憶さ
れていたデータに替えて新たに入力された前記データを
サーバー(10)の記憶手段(16)の測定機器ファイ
ルに取り込む。なお、この分析装置に関するデータの登
録を行った後、精度管理用試料に関するデータの登録を
行いたい場合には、前記受給者は、前記画面上の「次
へ」の欄をマウスなどでクリック等する。これは、端末
(101)よりネットワークを通じてサーバー(10)
に送信され、サーバー(10)の制御手段(11)は、
この指示を検出し、精度管理用試料に関するデータの登
録を行える画面を端末(101)の表示部に対して表示
させる。
【0094】 精度管理用試料に関するデータの登録 前記受給者(端末操作者)が、当該測定施設における精
度管理用試料に関するデータの登録を行うため、前記の
とおり分析装置に関するデータ(情報)の登録を行った
後に精度管理用試料に関するデータの登録を行うことを
選択した場合、又は前記メニュー画面上の「管理試料登
録」を選択した場合について、以下に説明する。サーバ
ー(10)の制御手段(11)は、前記受給者により選
択され送信された処理項目「次へ」又は「管理試料登
録」を検出し、当該測定施設における精度管理用試料に
関するデータ(情報)の登録が行える画面(図11に例
示)を端末(101)の表示部に対して表示させる。
【0095】当該測定施設における、分析装置毎の、内
部精度管理に使用する精度管理用試料の製品名、この製
造番号(ロット番号)若しくはこの有効期限などのデー
タ(情報)、又は、外部精度管理に使用する精度管理用
試料の製品名、この製造番号(ロット番号)若しくはこ
の有効期限などのデータ(情報)等の入力を前記受給者
に促す。前記受給者は、前記画面上における各々のデー
タの入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項
目をマウスなどにより選択するか等して、それぞれのデ
ータを入力する。そして、前記受給者は、必要なデータ
を入力した後、前記画面上の「更新」の欄をマウスなど
でクリック等する。
【0096】前記入力された各データは、端末(10
1)よりネットワークを通じてサーバー(10)に送信
される。そして、サーバー(10)の制御手段(11)
は、前記入力された各データが送信されてきたことを検
出することにより、前記各データをサーバー(10)の
記憶手段(17)の管理試料ファイルに取り込む。な
お、前記のようにして入力を行った精度管理用試料に関
するデータを全て消去したい場合には、前記画面上の
「クリア」の欄をマウスなどでクリック等する。これに
より、サーバー(10)の制御手段(11)は、既に入
力された全てのデータを消去し、カーソルを先頭に位置
付けする。
【0097】また、前記画面上の左側の欄において選択
(指定)されている精度管理用試料に関するデータ(情
報)を全て削除したい場合には、前記画面上の「削除」
の欄をマウスなどでクリック等する。サーバー(10)
の制御手段(11)は、記憶されている当該精度管理用
試料に関するデータ(情報)を消去する。なお、前記の
ようにして登録を行った精度管理用試料に関するデータ
を変更したい場合には、前記受給者は、前記と同様にし
て変更を行いたいデータの入力を行い、前記画面上の
「更新」の欄をマウスなどでクリック等する。
【0098】サーバー(10)の制御手段(11)は、
既に入力され記憶されていたデータ項目について、再度
データが入力されたことを検出することにより、先に記
憶されていたデータに替えて新たに入力された前記デー
タをサーバー(10)の記憶手段(17)の管理試料フ
ァイルに取り込む。また、前記登録を行った精度管理用
試料に関するデータ(情報)の一覧表を画面上に表示さ
せたい場合には、前記受給者は、前記画面上の左側の欄
の「管理試料一覧へ」の欄をマウスなどでクリック等す
る。これは、端末(101)よりネットワークを通じて
サーバー(10)に送信され、サーバー(10)の制御
手段(11)は、この指示を検出し、精度管理用試料に
関するデータ(情報)の一覧表の画面(図12に例示)
を端末(101)の表示部に対して表示させる。
【0099】なお、前記受給者が、この精度管理用試料
に関するデータ(情報)の一覧表の画面を閉じたい場合
には、前記画面上の「閉じる」をマウスなどによりクリ
ック等する。この指示は、端末(101)よりネットワ
ークを通じてサーバー(10)に送信され、サーバー
(10)の制御手段(11)は、この指示を検出し、端
末(101)の表示部に前記の精度管理用試料に関する
データ(情報)の登録が行える画面(図11)を表示さ
せる。
【0100】また、精度管理用試料に関するデータの登
録を行った後、被検物質(測定項目)に関するデータの
登録を行いたい場合には、前記受給者は、前記の精度管
理用試料に関するデータ(情報)の登録が行える画面
(図11)の「次へ」の欄をマウスなどでクリック等す
る。これは、端末(101)よりネットワークを通じて
サーバー(10)に送信され、サーバー(10)の制御
手段(11)は、この指示を検出し、被検物質(測定項
目)に関するデータの登録を行える画面を端末(10
1)の表示部に対して表示させる。
【0101】 被検物質の測定に関するデータの登録 前記受給者(端末操作者)が、当該測定施設における被
検物質(測定項目)の測定に関するデータ(情報)の登
録を行うため、前記のとおり精度管理用試料に関するデ
ータ(情報)の登録を行った後に被検物質(測定項目)
の測定に関するデータの登録を行うことを選択した場
合、又は前記メニュー画面上の「測定項目登録」を選択
した場合について、以下に説明する。
【0102】サーバー(10)の制御手段(11)は、
前記受給者により選択され送信された処理項目「次へ」
又は「測定項目登録」を検出し、当該測定施設における
被検物質(測定項目)の測定に関するデータ(情報)の
登録が行える画面(図13及び図14に例示)を端末
(101)の表示部に対して表示させる。なお、図13
の右下側の欄をスクロールすることにより図14で示し
た画面が現れる。これにより、当該測定施設における、
分析装置毎、かつ内部精度管理及び/若しくは外部精度
管理に参加する被検物質名(測定項目名)毎の、精度管
理に使用する精度管理用試料の製品名、この製造番号
(ロット番号)、測定試薬の製造販売元、測定原理名
(測定方法名)、校正に使用するキャリブレーターに関
する情報、測定反応時の温度、検量方法、測定値の単
位、小数点以下の桁数、又は基準範囲(正常値)などの
データ等の入力を前記受給者に促す。前記受給者は、前
記画面上の各々のデータの入力欄に、文字を直接入力す
るか、又は該当する項目をマウスなどにより選択するか
等して、それぞれのデータを入力する。
【0103】そして、前記受給者は、必要なデータを入
力した後、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどでク
リック等する。これにより、前記入力された各データ
は、端末(101)よりネットワークを通じてサーバー
(10)に送信される。そして、サーバー(10)の制
御手段(11)は、前記入力された各データが送信され
てきたことを検出することにより、前記各データをサー
バー(10)の記憶手段(18)の測定項目ファイルに
取り込む。なお、前記のようにして入力を行った被検物
質(測定項目)の測定に関するデータを全て消去したい
場合には、前記画面上の「クリア」の欄をマウスなどで
クリック等する。これにより、サーバー(10)の制御
手段(11)は、既に入力された全てのデータを消去
し、カーソルを先頭に位置付けする。
【0104】また、前記画面上の左側の欄において選択
(指定)されている被検物質(測定項目)の測定に関す
るデータ(情報)を全て削除したい場合には、前記画面
上の「削除」の欄をマウスなどでクリック等する。これ
により、サーバー(10)の制御手段(11)は、記憶
されている当該被検物質(測定項目)の測定に関するデ
ータ(情報)を消去する。なお、前記のようにして登録
を行った被検物質(測定項目)の測定に関するデータを
変更したい場合には、前記受給者は、前記と同様にして
変更を行いたいデータの入力を行い、前記画面上の「更
新」の欄をマウスなどでクリック等する。サーバー(1
0)の制御手段(11)は、既に入力され記憶されてい
たデータ項目について、再度データが入力されたことを
検出することにより、先に記憶されていたデータに替え
て新たに入力された前記データをサーバー(10)の記
憶手段(18)の測定項目ファイルに取り込む。
【0105】また、前記登録を行った被検物質(測定項
目)に関するデータ(情報)のうち、分析装置毎、かつ
内部精度管理及び/若しくは外部精度管理に参加する被
検物質名(測定項目名)毎の、測定試薬の製造販売元、
測定原理名(測定方法名)、校正に使用するキャリブレ
ーターに関する情報、測定反応時の温度、検量方法、測
定値の単位、小数点以下の桁数、又は基準範囲(正常
値)等のデータ(情報)の一覧表を画面上に表示させた
い場合には、前記受給者は、前記画面上の左側欄の「測
定項目一覧へ」の欄をマウスなどでクリック等する。こ
れは、端末(101)よりネットワークを通じてサーバ
ー(10)に送信され、サーバー(10)の制御手段
(11)は、この指示を検出し、前記のデータ(情報)
の一覧表の画面(図15に例示)を端末(101)の表
示部に対して表示させる。
【0106】更に、前記登録を行った被検物質(測定項
目)に関するデータ(情報)のうち、分析装置毎、かつ
内部精度管理及び/若しくは外部精度管理に参加する被
検物質名(測定項目名)毎の、精度管理に使用する精度
管理用試料の製品名、又はこの製造番号(ロット番号)
等のデータ(情報)の一覧表を画面上に表示させたい場
合には、前記受給者は、前記画面上の左側の欄の「使用
管理試料一覧へ」の欄をマウスなどでクリック等する。
これは、端末(101)よりネットワークを通じてサー
バー(10)に送信され、サーバー(10)の制御手段
(11)は、この指示を検出し、前記のデータ(情報)
の一覧表の画面(図16に例示)を端末(101)の表
示部に対して表示させる。
【0107】なお、前記受給者が、これらそれぞれの一
覧表の画面を閉じたい場合には、前記各画面上の「閉じ
る」をマウスなどによりクリック等する。この指示は、
端末(101)よりネットワークを通じてサーバー(1
0)に送信され、サーバー(10)の制御手段(11)
は、この指示を検出し、端末(101)の表示部に前記
の被検物質(測定項目)の測定に関するデータ(情報)
の登録が行える画面(図13及び図14)を表示させ
る。
【0108】なお、被検物質(測定項目)に関するデー
タの登録を行った後、前記のメニュー画面に戻りたい場
合には、前記受給者は、前記の被検物質(測定項目)の
測定に関するデータ(情報)の登録が行える画面(図1
3及び図14)の「メニューへ」の欄をマウスなどでク
リック等する。この指示は、端末(101)よりネット
ワークを通じてサーバー(10)に送信され、サーバー
(10)の制御手段(11)は、この指示を検出し、前
記のメニュー画面を端末(101)の表示部に対して表
示させる。
【0109】 内部精度管理の基準値に関するデータ
の登録 前記受給者(端末操作者)が、当該測定施設における内
部精度管理の基準値に関するデータ(情報)の登録を行
うため、前記メニュー画面上の「内部精度管理基準値登
録」を選択した場合について、以下に説明する。
【0110】サーバー(10)の制御手段(11)は、
前記受給者により選択され送信された処理項目「内部精
度管理基準値登録」を検出し、当該測定施設における内
部精度管理の基準値に関するデータ(情報)の登録が行
える画面(図17に例示)を端末(101)の表示部に
対して表示させる。これにより、当該測定施設におけ
る、分析装置毎及び被検物質(測定項目)毎の、内部精
度管理に使用する精度管理用試料単位での、内部精度管
理の各基準値に関するデータ(情報)の入力を前記受給
者に促す。前記受給者は、前記画面上の各々のデータの
入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項目を
マウスなどにより選択するか等して、それぞれのデータ
を入力する。そして、前記受給者は、必要なデータを入
力した後、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどでク
リック等する。
【0111】これにより、前記入力された各データは、
端末(101)よりネットワークを通じてサーバー(1
0)に送信される。そして、サーバー(10)の制御手
段(11)は、前記入力された各データが送信されてき
たことを検出することにより、前記各データをサーバー
(10)の記憶手段(20)の内部精度管理情報ファイ
ルに取り込む。なお、前記のようにして入力を行った内
部精度管理の基準値に関するデータ(情報)を全て消去
したい場合には、前記画面上の「クリア」の欄をマウス
などでクリック等する。
【0112】これにより、サーバー(10)の制御手段
(11)は、既に入力された全てのデータを消去し、カ
ーソルを先頭に位置付けする。また、精度管理用試料が
異なる製造番号(ロット番号)のものに切り替え中であ
る場合、試験データを元にして基準値の計算を行いたい
場合には、前記画面上の「再計算」の欄をマウスなどで
クリック等する。これにより、サーバー(10)の制御
手段(11)は、試験データを元にして基準値の計算を
する。
【0113】 外部精度管理の基準値に関するデータ
の登録 前記受給者(端末操作者)、精度管理情報の提供者(サ
ーバーの管理者)、又は外部精度管理の主催者(管理
者)が、外部精度管理の基準値のデータ(情報)の登録
を行うため、前記メニュー画面上の「外部精度管理基準
値登録」を選択した場合について、以下に説明する。
【0114】サーバー(10)の制御手段(11)は、
前記受給者により選択され送信された処理項目「外部精
度管理基準値登録」を検出し、当該外部精度管理の基準
値のデータ(情報)の登録が行える画面(図18に例
示)を端末(101)の表示部に対して表示させる。こ
れにより、当該外部精度管理における、被検物質(測定
項目)毎の、外部精度管理に使用する精度管理用試料単
位での、外部精度管理の各基準値のデータの入力を前記
受給者に促す。前記受給者は、前記画面上の各々のデー
タの入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項
目をマウスなどにより選択等して、それぞれのデータを
入力する。そして、前記受給者は、必要なデータを入力
した後、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどでクリ
ック等する。
【0115】これにより、前記入力された各データは、
端末(101)よりネットワークを通じてサーバー(1
0)に送信される。そして、サーバー(10)の制御手
段(11)は、前記入力された各データが送信されてき
たことを検出することにより、前記各データをサーバー
(10)の記憶手段(21)の外部精度管理情報ファイ
ルに取り込む。なお、前記のようにして入力を行った外
部精度管理の基準値のデータを全て消去したい場合に
は、前記画面上の「クリア」の欄をマウスなどでクリッ
ク等する。これにより、サーバー(10)の制御手段
(11)は、既に入力された全てのデータを消去し、カ
ーソルを先頭に位置付けする。
【0116】また、精度管理用試料が異なる製造番号
(ロット番号)のものに切り替え中である場合、試験デ
ータを元にして基準値の計算を行いたい場合には、前記
画面上の「再計算」の欄をマウスなどでクリック等す
る。これにより、サーバー(10)の制御手段(11)
は、試験データを元にして基準値の計算を行う。
【0117】▲10▼ 精度管理用試料の測定値の入
力、取り込み作業、 前記受給者(端末操作者)が、前記メニュー画面上の
「測定値入力」を選択し、精度管理用試料の測定値等の
データの入力を行う場合について、以下に説明する。サ
ーバー(10)の制御手段(11)は、前記受給者によ
り選択され送信された処理項目「測定値入力」を検出
し、当該測定施設における精度管理用試料の測定値等の
データの入力を行える画面(図19に例示)を端末(1
01)の表示部に対して表示させる。これにより、測定
月日毎、更に分析装置毎の、被検物質(測定項目)単位
での、各々の精度管理用試料の測定値などのデータ(情
報)等の入力を前記受給者に促す。
【0118】前記受給者は、前記画面上の各々のデータ
の入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項目
をマウスなどにより選択するか等して、それぞれのデー
タを入力する。そして、前記受給者は、必要なデータを
入力した後、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどで
クリック等する。これにより、前記入力された各データ
は、端末(101)よりネットワークを通じてサーバー
(10)に送信される。そして、サーバー(10)の制
御手段(11)は、前記入力された各データが送信され
てきたことを検出することにより、前記各データをサー
バー(10)の記憶手段(19)の測定値ファイルに取
り込む。
【0119】なお、前記のようにして入力を行い前記画
面の各測定値の欄に表示されている精度管理用試料の測
定値のデータを全て消去したい場合には、前記画面上の
「クリア」の欄をマウスなどでクリック等する。これに
より、サーバー(10)の制御手段(11)は、表示さ
れている測定値を消去し、カーソルを先頭に位置付けす
る。また、前記画面上の左側の欄において選択(指定)
されている被検物質(測定項目)についての精度管理用
試料の測定値のデータ(情報)を全て削除したい場合に
は、前記画面上の「削除」の欄をマウスなどでクリック
等する。これにより、サーバー(10)の制御手段(1
1)は、記憶されている当該測定値のデータ(情報)を
消去する。
【0120】なお、前記のようにして登録を行った精度
管理用試料の測定値のデータを変更したい場合には、前
記受給者は、前記と同様にして変更を行いたいデータの
入力を行い、前記画面上の「更新」の欄をマウスなどで
クリック等する。サーバー(10)の制御手段(11)
は、既に入力され記憶されていたデータ項目について、
再度データが入力されたことを検出することにより、先
に記憶されていたデータに替えて新たに入力された前記
データをサーバー(10)の記憶手段(19)の測定値
ファイルに取り込む。
【0121】▲11▼ 内部精度管理情報の作成、提供 サーバー(10)における内部精度管理の精度管理情報
の作成、及びこの精度管理情報の前記受給者への提供に
ついて、以下に説明する。前記受給者(端末操作者)
が、当該測定施設の内部精度管理における精度管理情報
の提供を受ける場合、前記受給者は前記メニュー画面上
の内部精度管理に関する処理項目を選択し、この欄をマ
ウスなどでクリック等する。なお、本実施態様において
は、日内精度管理を選択する場合にはこの日内精度管理
に適した精度管理情報である「X−Rs管理図(日内管
理)」を前記メニュー画面上において選択し、日間精度
管理を選択する場合にはこの日間精度管理に適した精度
管理情報である「Xbar−Rs−R管理図(日間管
理)」を選択する。
【0122】次に、サーバー(10)の制御手段(1
1)は、前記受給者により選択され送信された処理項目
「X−Rs管理図(日内管理)」、又は「Xbar−R
s−R管理図(日間管理)」を検出し、この種別に応じ
た精度管理情報の作成を行う。例えば、前記受給者が前
記メニュー画面上の処理項目「X−Rs管理図(日内管
理)」を選択し、この欄がマウスなどでクリック等され
た場合、サーバー(10)の制御手段(11)は、前記
の「X−Rs管理図(日内管理)」の欄がクリック等さ
れたことを検出して、サーバー(10)の記憶手段(1
9)の測定値ファイルに取り込まれている精度管理用試
料の測定値(この測定値は内部精度管理情報の提供先と
なる一測定施設〔当該測定施設〕のもの)を、記憶手段
(14)に記憶されているメインプログラム中の「内部
精度管理における精度管理情報を作成するプログラム
(M−1)」の「日内精度管理における精度管理情報を
作成するプログラム」(X−Rs管理図法をコンピュー
タにより実施できるようにしたプログラム)により、統
計処理を行い、及び/又は管理図を作成して、当該測定
施設の内部精度管理の精度管理情報のうちの日内精度管
理における精度管理情報(X−Rs管理図)を作成す
る。
【0123】同様にして、サーバー(10)の制御手段
(11)は、処理項目「Xbar−Rs−R管理図(日
間管理)」が選択された場合には、「内部精度管理にお
ける精度管理情報を作成するプログラム(M−1)」の
「日間精度管理における精度管理情報を作成するプログ
ラム」(Xbar−Rs−R管理図法をコンピュータに
より実施できるようにしたプログラム)により、日間精
度管理における精度管理情報(Xbar−Rs−R管理
図)を作成する。
【0124】なお、前記の内部精度管理の精度管理情報
を作成するプログラムとしては、X−Rs管理図法、X
bar−Rs−R管理図法、Xbar−R管理図法、X
bar−s管理図法、Xbar−R−S管理図法、累積
和法、Cm管理図法、双値法(ツインプロット法)〔Y
oudenプロット法、及びTonks法〕、マルチル
ール管理法(ウエストガード法)、又は臼井法(プラス
マイナス管理図法)等の公知の精度管理情報作成手法を
コンピュータにより実施できるようにした公知のプログ
ラム等を挙げることができ、適したものを選択し用いれ
ばよい。
【0125】また、前記内部精度管理の精度管理情報の
作成は、以下のように行うこともできる。 (A) 当該測定施設における精度管理用試料の複数回
の測定値を、サーバー(10)の記憶手段(19)の測
定値ファイルに取り込み蓄積し、これら複数の測定値よ
りなる母集団を形成する。 (B) そして、サーバー(10)の記憶手段(19)
の測定値ファイルに取り込まれている当該測定施設での
ある時の測定値、及び/又は記他手段(19)の測定値
ファイルに取り込まれている前記形成された測定値の母
集団について、統計処理を行い、及び/又は管理図を作
成して、当該測定施設における内部精度管理の精度管理
情報の作成を行う。作成した当該測定施設における内部
精度管理の精度管理情報の提供について以下に説明す
る。
【0126】サーバー(10)の制御手段(11)は、
作成した当該測定施設における内部精度管理の精度管理
情報をサーバー(10)の記憶手段(20)の内部精度
管理情報ファイルに取り込む。なお、サーバー(10)
の制御手段(11)は、これらの作成された当該測定施
設における内部精度管理の精度管理情報等のデータ(情
報)を取り込んでいる内部精度管理情報ファイルに、こ
の測定施設の測定施設名、又は測定施設コード番号をも
記憶させるか又は関連付けてもよい(リンクさせてもよ
い)。次に、サーバー(10)の制御手段(11)は、
前記の通り作成し、記憶手段(20)の内部精度管理情
報ファイルに取り込んだ当該施設の内部精度管理の精度
管理情報を前記受給者の端末(101)に送信し、提供
を行う。これにより、前記受給者は、この提供された精
度管理情報を、その端末(101)の表示部に例えば図
20〔日内精度管理の精度管理情報(X−Rs管理
図)〕、又は図21〔日間精度管理の精度管理情報(X
bar−Rs−R管理図)〕のような画面として表示さ
せたり、印刷したり、又は記憶手段に記憶させたりする
ことができる。
【0127】そして、以上のようにして提供された内部
精度管理の精度管理情報により、前記受給者は、当該測
定施設における試料中の被検物質の測定の信頼性を確か
めることができるのである。なお、前記の内部精度管理
の精度管理情報の作成に用いた数値(データ)の一覧表
を画面上に表示させたい場合には、前記受給者は、前記
各画面上の左側の欄の「X−Rs測定値一覧へ」、又は
「Xbar−Rs−R測定値一覧へ」の欄をマウスなど
でクリック等する。これは、端末(101)よりネット
ワークを通じてサーバー(10)に送信され、サーバー
(10)の制御手段(11)は、この指示を検出し、前
記の各数値(データ)の一覧表の画面(図22〔X−R
s測定値一覧〕、図23〔Xbar−Rs−R測定値一
覧〕に例示)を端末(101)の表示部に対して表示さ
せる。
【0128】また、画面に日内精度管理の精度管理情報
「X−Rs管理図」(図20)を表示させている時に、
日間精度管理の精度管理情報「Xbar−Rs−R管理
図」を画面に表示させたい場合には、前記受給者は、前
記画面上の左側の欄の「Xbar−Rs−R管理図へ」
の欄をマウスなどでクリック等する。サーバー(10)
の制御手段(11)は、これを検出し、前記のXbar
−Rs−R管理図の画面(図21)を端末(101)の
表示部に対して表示させる。(「Xbar−Rs−R管
理図」を表示させている時に、「X−Rs管理図」を表
示させたい場合も同様である。)
【0129】▲12▼ 外部精度管理情報の作成、提供 サーバー(10)における外部精度管理の精度管理情報
の作成、及びこの精度管理情報の前記受給者(端末操作
者)への提供について、以下に説明する。前記受給者
が、当該測定施設の外部精度管理における精度管理情報
の提供を受ける場合、前記受給者は前記メニュー画面上
の外部精度管理に関する処理項目を選択し、この欄をマ
ウスなどでクリック等する。なお、本実施態様において
は、外部精度管理における精度管理情報の提供を受ける
場合、「分散図」、又は「Cm管理図」を前記メニュー
画面上において選択する。次に、サーバー(10)の制
御手段(11)は、前記受給者により選択され送信され
た処理項目「分散図」、又は「Cm管理図」を検出し、
この種別に応じた精度管理情報の作成を行う。
【0130】例えば、前記受給者が前記メニュー画面上
の処理項目「分散図」を選択し、この欄がマウスなどで
クリック等された場合、サーバー(10)の制御手段
(11)は、前記の「分散図」の欄がクリック等された
ことを検出して、外部精度管理における精度管理情報で
ある分散図の表示が行える画面(図24に例示)を端末
(101)の表示部に対して表示させる。これにより、
当該測定施設における外部精度管理の、対象期間毎の、
並びに使用した精度管理用試料の製品名及び製造番号
(ロット番号)毎の、更に分析装置毎の、被検物質名
(測定項目名)単位での、外部精度管理(又はサーベ
イ)を行う都道府県名、地区名若しくはグループ名、分
析装置の製造販売元、分析装置の機種名、測定原理名
(測定方法名)、校正に使用するキャリブレーターに関
する情報、又は検量方法などのデータ(情報)等の入力
を前記受給者に促す。
【0131】前記受給者は、前記画面上の各々のデータ
の入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項目
をマウスなどにより選択するか等して、それぞれのデー
タを入力する。そして、前記受給者は、必要なデータを
入力した後、前記画面の右側の欄の「検索」の欄をマウ
スなどでクリック等する。これにより、前記入力された
各データは、端末(101)よりネットワークを通じて
サーバー(10)に送信される。そして、サーバー(1
0)の制御手段(11)は、前記入力された各データが
送信されてきたことを検出することにより、前記各デー
タの条件を満たす管理用試料の測定値等のデータを記憶
手段(19)の測定値ファイルより選択し、これらのデ
ータを、記憶手段(14)に記憶されているメインプロ
グラム中の「外部精度管理における精度管理情報を作成
するプログラム(M−2)」の「分散図を作成するプロ
グラム」(分散図法をコンピュータにより実施できるよ
うにしたプログラム)により、統計処理を行い、及び/
又は管理図を作成して、当該測定施設の外部精度管理の
精度管理情報のうちの分散図を作成する。
【0132】同様にして、サーバー(10)の制御手段
(11)は、処理項目「Cm管理図」が選択された場合
には、Cm管理図の表示が行える画面(図27に例示)
を端末(101)の表示部に対して表示させ、そしてこ
の画面において前記の分散図の場合と同様にして必要な
データが入力された場合には、「外部精度管理における
精度管理情報を作成するプログラム(M−2)」の「C
m管理図を作成するプログラム」(Cm管理図法をコン
ピュータにより実施できるようにしたプログラム)によ
り、外部精度管理の精度管理情報のうちのCm管理図を
作成する。なお、前記の外部精度管理の精度管理情報を
作成するプログラムとしては、外部精度管理における公
知の精度管理情報作成手法、例えば、外部精度管理に参
加する各測定施設における、精度管理用試料の測定値
を、測定法(測定原理)等毎にまとめて、複数の測定値
よりなる母集団の形成を行い、次に、この複数の測定値
の母集団の平均値(M)及び標準偏差(SD)を算出
し、そして、外部精度管理の精度管理情報の提供を行う
当該測定施設における精度管理用試料の測定値を、評価
基準(例えば、当該測定施設における測定値が「M±S
D」の範囲内に入っている場合は評価「A」とする等)
に当てはめて、各測定施設の評価(精度管理情報)を作
成するなどの手法等を、コンピュータにより実施できる
ようにした公知のプログラム等を挙げることができる。
【0133】更に、前記の外部精度管理の精度管理情報
を作成するプログラムとしては、Cm管理図法、又は分
散図法等の公知の精度管理情報作成手法をコンピュータ
により実施できるようにした公知のプログラム等を挙げ
ることができる。また、前記の外部精度管理の精度管理
情報の作成は、以下のように行っても良い。 (A) 外部精度管理に参加する各測定施設における精
度管理用試料の測定値を、サーバー(10)の記憶手段
(19)の測定値ファイルに取り込み蓄積し、これら複
数の測定値よりなる母集団を形成する。 (B) そして、サーバー(10)の記憶手段(19)
の測定値ファイルに取り込まれている当該測定施設での
測定値、及び/又は記憶手段(19)の測定値ファイル
に取り込まれている前記形成された測定値の母集団につ
いて、統計処理を行い、及び/又は管理図を作成して、
当該測定施設の外部精度管理の精度管理情報の作成を行
う。
【0134】作成した当該測定施設における外部精度管
理の精度管理情報の提供について以下に説明する。サー
バー(10)の制御手段(11)は、作成した当該測定
施設における外部精度管理の精度管理情報をサーバー
(10)の記憶手段(21)の外部精度管理情報ファイ
ルに取り込む。なお、サーバー(10)の制御手段(1
1)は、これらの作成された当該測定施設における外部
精度管理の精度管理情報等のデータを取り込んでいる外
部精度管理情報ファイルに、この測定施設の測定施設
名、又は測定施設コード番号をも記憶させるか又は関連
付けてもよい(リンクさせてもよい)。次に、サーバー
(10)の制御手段(11)は、前記の通り作成し、記
憶手段(21)の外部精度管理情報ファイルに取り込ん
だ当該施設の外部精度管理の精度管理情報を前記受給者
の端末(101)に送信し、提供を行う。
【0135】これにより、前記受給者は、この提供され
た精度管理情報を、その端末(101)の表示部に例え
ば図25〔分散図〕及び図26〔分散図法における数値
(データ)の一覧表〕、又は図28〔Cm管理図〕、図
29及び図30〔いずれもCm管理図法における数値
(データ)の一覧表〕のような画面として表示させた
り、印刷したり、又は記憶手段に記憶させたりすること
ができる。そして、以上のようにして提供された外部精
度管理の精度管理情報により、前記受給者は、当該測定
施設の試料中の被検物質の測定の信頼性を確かめること
ができるのである。なお、前記の分散図の表示が行える
画面(図24)の右下側の部分に、作成された分散図
(図25)が表示され、この部分の画面をスクロールす
ることにより図26で示した画面〔分散図法における数
値(データ)の一覧表〕が現れる。また、同様に、前記
のCm管理図の表示が行える画面(図27)の右下側の
部分に、作成されたCm管理図(図28)が表示され
る。そして、この部分の画面をスクロールすることによ
り、前記のCm管理図の表示が行える画面(図27)で
「グラフ集計単位」を「日付」とした場合には図29で
示した画面が現れ、「グラフ集計単位」を「施設」とし
た場合には図30で示した画面が現れる。〔いずれもC
m管理図法における数値(データ)の一覧表〕
【0136】▲13▼ 条件の切り替え 当該測定施設における分析装置、精度管理用試料、又は
被検物質(測定項目)等の切り替え(変更)に伴い、各
データ(情報)を変更前のものから変更後のものに移行
させることについて、以下に説明する。前記受給者(端
末操作者)が、前記条件の切り替え(変更)に伴い、各
データを変更前のものから変更後のものに移行させる場
合、前記受給者は前記メニュー画面上の「切替実行」を
選択し、この欄をマウスなどでクリック等する。サーバ
ー(10)の制御手段(11)は、前記受給者により選
択され送信された処理項目「切替実行」を検出し、各デ
ータの移行を行わせることができる画面を前記端末(1
01)の表示部に表示させる。例えば、分析装置の切り
替え(変更)を行う場合、各データの移行を行うことが
できる画面(図31に例示)において、「コピー元」の
欄に変更前の分析装置の機種名を入力し、「コピー先」
の欄に変更後の分析装置の機種名を入力する。
【0137】そしてその後、前記受給者が、前記画面上
の「切替実行」の欄をマウスなどでクリック等すること
により、前記入力された各データは、端末(101)よ
りネットワークを通じてサーバー(10)に送信され
る。そして、サーバー(10)の制御手段(11)は、
これを検出することにより、変更前の分析装置に関連付
け(リンク)されていたデータを、変更後の分析装置に
関連付け(リンク)を行う。
【0138】▲14▼ メンテナンス 前記受給者(端末操作者)が、処理項目「メンテナン
ス」を選択し、前記受給者が、データ(情報)や各種設
定のメンテナンス、又はトラブルシューティング等を行
う場合について、以下に説明する。サーバー(10)の
制御手段(11)は、前記受給者により選択され送信さ
れた処理項目「メンテナンス」を検出することにより、
端末(101)の表示部に対して、メンテナンス等のた
めの画面を表示させ、前記受給者に対して、処理を行お
うとする項目(「処理項目」)の選択を促す。ここで、
処理項目「ファイル、データのメンテナンス」が選択さ
れた場合、前記した各ファイル、各データについて、変
更、削除、複写、移動、バックアップ、圧縮、解凍、整
理、変換、修復、最適化、解析、又は検索等を行うこと
ができる。また、処理項目「ユーザー設定」が選択され
た場合、前記受給者の端末(101)の表示部に表示さ
れる画面の内容の色、記号の種類、文字の大きさ、又は
文字のフォント等の設定を各受給者独自のものに設定す
ることができる。そして、処理項目「セキュリティ」が
選択された場合、前記したパスワード等の変更を行うこ
とができる。
【0139】更に、処理項目「使用記録」が選択された
場合、前記受給者における、今までのこの精度管理情報
提供システムの使用記録等の表示ができる。また、処理
項目「トラブルシューティング」が選択された場合、各
操作の説明、よくある質問とその回答、若しくは解決の
ためのヒントなどの表示、精度管理情報の提供者(サー
バーの管理者)などへの交信、又は、サポートツール、
メンテナンスツール、若しくはオプションツールなどの
ダウンロード等を行うことができる。前記受給者は、前
記画面上の各処理項目より所望する処理項目を選択し、
マウスなどによりクリック等して入力する。これによ
り、前記入力された処理項目は、端末(101)よりネ
ットワークを通じてサーバー(10)に送信される。サ
ーバー(10)の制御手段(11)は、前記受給者によ
り選択され送信された処理項目を検出し、これに応じた
処理項目の画面を端末(101)の表示部に対して表示
させる。そして、前記受給者は、各処理項目の画面にお
いて、所望の操作、処理を行う。
【0140】▲15▼ コミュニケーション 前記受給者(端末操作者)が、処理項目「コミュニケー
ション」を選択し、前記受給者が、精度管理に参加する
他の受給者、精度管理情報の提供者(サーバーの管理
者)、又は外部精度管理の主催者(管理者)等との間
で、意見交換、質疑応答、又は連絡等の交信を行う場合
について、以下に説明する。サーバー(10)の制御手
段(11)は、前記受給者により選択され送信された処
理項目「コミュニケーション」を検出することにより、
端末(101)の表示部に対して、前記交信の交信先選
択のための画面を表示させ、前記受給者に対して、交信
先(例えば、精度管理に参加する全測定施設、精度管理
情報の提供者(サーバー管理者)若しくは外部精度管理
の主催者(管理者)、又は、交信を行おうとする測定施
設名、団体名、グループ名、若しくはこれらの測定施設
コード番号等)に関するデータ(情報)の選択を促す。
【0141】なお、交信先は一つだけでなく、複数であ
っても良い。前記受給者は、前記画面上の各々のデータ
の入力欄に、文字を直接入力するか、又は該当する項目
をマウスなどにより選択するか等して、交信先を入力、
又は選択する。これにより、前記入力された交信先に関
するデータは、ネットワークを通じてサーバー(10)
に送信される。サーバー(10)の制御手段(11)
は、前記送信された交信先に関するデータを検出するこ
とにより、交信内容の入力を行うことができる画面を端
末(101)の表示部に対して表示させる。これによ
り、交信先への交信内容の入力を前記受給者に促す。前
記受給者は、前記画面上の交信内容の入力欄に、文字を
直接入力するか、又は該当する項目をマウスなどにより
選択するか等して、交信内容を入力する。これにより、
前記入力された交信内容のデータは、ネットワークを通
じてサーバー(10)に送信される。
【0142】サーバー(10)の制御手段(11)は、
交信内容のデータが送信されたことを検出し、この交信
内容のデータをネットワークを通じて前記交信先の端末
(102、103、104…等)に送信するか、又は送
信先のサーバー(10)の記憶手段(14)若しくはコ
ミュニケーションファイル(23)等に取り込む。そし
て、交信先の端末(102、103、104…等)又は
サーバー(10)においては、発信元、交信先、又は交
信内容等のデータを表示部に表示させたり、又は取り込
み、記憶が行われる。なお、この送信元と交信先(複数
も可)との交信は、同時に双方向で行うことができる。
そして、交信にかかわる各データは、サーバー(10)
のコミュニケーションファイル(23)に取り込まれ、
記憶される。以上のようにして、異なる前記受給者の端
末(101、102、103、104…)の間、又は前
記受給者の端末(101、102、103、104…)
と精度管理情報の提供者(サーバーの管理者)若しくは
外部精度管理の主催者(管理者)のサーバー等との間
で、意見交換などの交信を行うことができる。
【0143】〔2〕 間接取込方式 端末のメインプログラムの起動 間接取込方式においては、前記分析装置(201、20
2、203、204、205、206…)は、サーバー
(10)及び前記の精度管理情報の受給者の端末(10
1、102、103、104…)のいずれとも接続され
ておらず、前記分析装置(201、202、203、2
04、205、206…)で得られた精度管理用試料の
測定値等のデータは記録媒体に記録され、この記録媒体
より前記データが各々前記端末(101、102、10
3、104…)に取り込まれ、そしてネットワークを介
して接続された前記サーバー(10)に送信されるが、
以下の間接取込方式についての説明においては、前記端
末(101)が前記サーバー(10)にネットワークを
介して接続されているものの、前記分析装置(201)
は前記端末(101)及び前記サーバー(10)のいず
れとも接続されておらず、前記分析装置(201)で得
られた精度管理用試料の測定値等のデータは記録媒体に
記録され、この記録媒体より前記データが前記端末(1
01)に取り込まれ、そしてネットワークを介して接続
された前記サーバー(10)に送信される場合を例に取
り説明をする。まず、端末(101)の記憶手段(5
4)のメインプログラムを起動させることにより、端末
(101)の制御手段(51)は、測定施設照合のため
の画面を表示部に表示させる。
【0144】 測定施設の照合、サーバーからのデー
タの取り込み及び利用方法の選択 端末(101)の表示部に表示された、図32に示すよ
うな測定施設照合のための画面により、前記の精度管理
情報の受給者(端末操作者)に対して、予め付与してお
いた測定施設のID及びパスワードの入力を促す。前記
受給者は、前記画面上の測定施設のID及びパスワード
の入力欄に、その測定施設のID及びパスワードをそれ
ぞれ入力する。そして、前記受給者は、測定施設のID
及びパスワードを入力した後、前記画面上の「ログイ
ン」の欄をマウスなどでクリック等する。端末(10
1)の制御手段(51)は、前記の「ログイン」の欄が
クリックされたことを検出することにより、前記入力さ
れた測定施設のID及びパスワードを、記憶手段(5
4)に一時的に取り込む。
【0145】そして、制御手段(51)において、記憶
手段(54)に一時的に取り込んだ測定施設のID及び
パスワードの照合を行い、これらが予め登録されていた
組み合わせのものであった場合、制御手段(51)は端
末(101)をネットワークを通じてサーバー(10)
に接続させる。そして、端末(101)の制御手段(5
1)は、サーバー(10)の制御手段(11)と協同し
て、サーバー(10)の「施設情報ファイル」(1
5)、「測定機器ファイル」(16)、「管理試料ファ
イル」(17)、及び「測定項目ファイル」(18)等
に記憶されている最新のデータ(情報)を、サーバー
(10)よりネットワークを通じて端末(101)に送
信し、これらのデータ(情報)を端末(101)の記憶
手段(54)に取り込む。
【0146】そして、端末(101)の制御手段(5
1)は、これらのサーバー(10)より送信され取り込
んだ最新のデータ(情報)と、端末(101)の「施設
情報ファイル」(55)、「測定機器ファイル」(5
6)、「管理試料ファイル」(57)、及び「測定項目
ファイル」(58)等に記憶されているデータ(情報)
とを照合し、両者間で異なっているデータ(情報)につ
いては、端末(101)側のデータ(情報)をサーバー
(10)側のデータ(情報)に置き換えて、端末(10
1)の「施設情報ファイル」(55)、「測定機器ファ
イル」(56)、「管理試料ファイル」(57)、又は
「測定項目ファイル」(58)等にそれぞれ記憶させ
る。その後、端末(101)の制御手段(51)は、端
末(101)とサーバー(10)とのネットワーク上の
接続を切断する。
【0147】次に、端末(101)の制御手段(51)
は、表示部に対して、図33に例示したような、前記受
給者が利用方法の選択を行える画面、すなわち日常(ル
ーチン)の内部精度管理及び/又は外部精度管理におけ
る精度管理情報の提供を求めるか(『一般のご利
用』)、あるいは特定の参加者(精度管理情報の受給
者)間の外部精度管理(「サーベイ」)における精度管
理情報の提供を求めるか(『サーベイのご利用』)の選
択を行える画面を表示させる。そして、前記受給者に対
して各利用方法より所望するものを選択するように促
す。前記受給者は、前記メニュー画面上の各利用方法よ
り所望する利用方法を選択し、マウスなどによりクリッ
ク等して入力する。端末(101)の制御手段(51)
は、前記受給者により選択された利用方法を検出し、こ
のデータを記憶手段(54)に取り込む。
【0148】次に、前記受給者が前記両面上の「メニュ
ーへ」の欄をマウスなどによりクリック等することによ
り、端末(101)の制御手段(51)はこれを検出
し、前記の選択された利用方法における、前記受給者が
所望する処理の選択を行える画面(測定値取込メニュー
画面)を表示部に対して表示させる。なお、前記受給者
が、操作を終了させたい場合には、前記画面上の「終
了」を選択し、この欄をマウスなどでクリック等する。
端末(101)の制御手段(51)は、これを検出し、
記憶手段(54)のメインプログラムを終了させる。な
お、入力された測定施設のID及びパスワードの照合を
行い、これらが予め登録されていた組み合わせのもので
なかった場合には、制御手段(51)は表示部に対し
て、測定施設のID又はパスワードが誤っていることを
知らせる画面を表示させ、その後再び、前記の測定施設
照合のための画面を表示させる。
【0149】 処理項目の選択 (A) 測定値等のデータの取り込みに関する処理項目
の選択 精度管理用試料の測定値等のデータ(情報)を、間接取
込方式又は直接取込方式により取り込む場合について、
以下に説明する。制御手段(51)は、前記受給者(端
末操作者)により選択された利用方法を検出することに
より、これに応じた利用方法における、前記受給者が所
望する処理の選択を行える画面〔測定値取込メニュー画
面〕(図34に例示)を表示部に対して表示させる。こ
れにより、前記受給者に対して、「測定値データ取込み
(RS232c/FD)」、「クライアントDBに更
新」、「測定値入力/確認」、「測定データアップロー
ド」、又は「測定データダウンロード」の各処理項目よ
り所望するものを選択するように促す。
【0150】前記受給者は、前記の測定値取込メニュー
画面上の各処理項目より所望する処理項目を選択し、マ
ウスなどによりクリック等して入力する。端末(10
1)の制御手段(51)は、前記受給者により選択され
た処理項目を検出し、これに応じた処理項目の画面を表
示部に対して表示させる。なお、前記受給者が、操作を
ここで終了させたい場合には、前記画面上の「終了」を
選択し、この欄をマウスなどでクリック等する。端末
(101)の制御手段(51)は、これを検出し、記憶
手段(54)のメインプログラムを終了させる。
【0151】(B) データの取り込み以外の処理項目
の選択 「精度管理用試料の測定値等のデータ(情報)を取り込
む処理」以外の処理項目の選択については、前記の
「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行い、この
「〔1〕手入力方式」の「 処理項目の選択」の項に
記載した「メニュー画面」(図7)により、この項に記
載した手順に従って行えばよい。 データの取り込み
方法の選択 前記の「 処理項目の選択」の「(A) 測定値等の
データの取り込みに関する処理項目の選択」の項におけ
る、「測定値取込メニュー画面」(図34)において、
前記受給者(端末操作者)が「測定値データ取込み(R
S232c/FD)」を選択し、精度管理用試料の測定
値等のデータ(情報)の取り込み方法の選択を行う場合
について、以下に説明する。
【0152】端末(101)の制御手段(51)は、前
記受給者により選択された処理項目「測定値データ取込
み(RS232c/FD)」を検出し、精度管理用試料
の測定値等のデータの取り込み方法の選択、及び分析装
置の機種名の選択を行える画面(図35に例示)を表示
部に表示させる。これにより、精度管理用試料の測定値
等のデータの取り込みを、前記の直接取込方式により行
うか、又は前記の間接取込方式により行うかの選択、及
び精度管理試料の測定を行った分析装置の機種名の選択
を、前記受給者に促す。前記受給者は、直接取込方式に
より取り込みを行う場合には前記画面上の「自動(RS
232c通信)」の欄をマウスなどでクリック等し、間
接取込方式により取り込みを行う場合には前記画面上の
「手動(フロッピーディスク)」の欄をマウスなどでク
リック等する。
【0153】更に、前記受給者は、精度管理用試料の測
定を行った前記分析装置(201)の機種名を選択又は
入力する。続いて、前記受給者が前記画面上の「次へ」
の欄をマウスなどによりクリック等することにより、端
末(101)の制御手段(51)はこれを検出し、前記
の選択された取り込み方法における、測定値等のデータ
の取り込みを行える画面を表示部に対して表示させる。
なお、前記受給者が、この操作を終了させ、前記の「測
定値取込メニュー画面」に戻りたい場合には、前記画面
上の「キャンセル」を選択し、この欄をマウスなどでク
リック等する。端末(101)の制御手段(51)は、
これを検出し、表示部に前記の「測定値取込メニュー画
面」(図34)を表示させる。
【0154】 データの取り込み 前記受給者(端末操作者)が、前記測定値等のデータの
取り込み方法を選択できる画面において「手動(フロッ
ピーディスク)」を選択し、間接取込方式により精度管
理用試料の測定値等のデータ(情報)の取り込みを行う
場合について、以下に説明する。なお、この間接取込方
式により精度管理用試料の測定値等のデータの取り込み
を行う場合には、前記分析装置(201)で得られた精
度管理用試料の測定値等のデータが記録された記録媒体
(フロッピーディスク)が、端末(101)の記録媒体
(フロッピーディスク)の読み取り装置(フロッピーデ
ィスク・ドライブ)にセットされている必要がある。
【0155】まず、端末(101)の制御手段(51)
は、前記受給者により選択された取り込み方法「手動
(フロッピーディスク)」を検出し、間接取込方式によ
り精度管理用試料の測定値等のデータの取り込みを行え
る画面(図36に例示)を表示部に表示させる。これに
より、データの取り込みを行う精度管理用試料の測定値
がその日の何回目の測定のものであるかの選択、並びに
データの取り込み行うドライブ名、フォルダ名、及びフ
ァイル名等の選択を、前記受給者に促す。前記受給者
は、前記画面上の各々データの選択(入力)欄に、該当
する項目をマウスなどにより選択するか、文字を直接入
力等して、それぞれのデータを選択(入力)する。次
に、前記受給者が前記画面上の「OK」の欄をマウスな
どによりクリック等することにより、端末(101)の
制御手段(51)はこれを検出し、精度管理用試料の測
定値等のデータが記録された記録媒体(フロッピーディ
スク)より精度管理用試料の測定値等のデータを、端末
(101)の記憶手段(59)の測定値ファイルに取り
込む。なお、前記受給者が、この間接取込方式によりデ
ータの取り込みを行える画面を閉じたい場合には、前記
画面上の「キャンセル」を選択し、この欄をマウスなど
でクリック等する。端末(101)の制御手段(51)
は、これを検出し、表示部に前記の「測定値取込メニュ
ー画面」(図34)を表示させる。
【0156】 取り込んだ測定値等のデータの関連付
け処理 前記の「 処理項目の選択」の「(A) 測定値等の
データの取り込みに関する処理項目の選択」の項におけ
る、「測定値取込メニュー画面」(図34)において、
前記受給者が「クライアントDBに更新」を選択し、取
り込んだ測定値等のデータについて、前記分析装置(2
01)におけるデータと端末(101)〔すなわちサー
バー(10)〕におけるデータとの関連付け処理を行う
場合について、以下に説明する。端末(101)の制御
手段(51)は、前記受給者(端末操作者)により選択
された処理項目「クライアントDBに更新」を検出し、
取り込んだデータ(情報)の関連付け処理を行える画面
(図37に例示)を表示部に表示させる。
【0157】これにより、精度管理用試料の測定を行っ
た前記分析装置(201)の機種名の選択(入力)、及
び端末(101)の測定機器ファイル(56)〔すなわ
ちサーバー(10)の測定機器ファイル(16)〕に登
録してある前記分析装置(201)の当該機種名(We
b測定機名)の選択(入力)を、前記受給者に促す。前
記受給者は、前記画面上の各々のデータの選択(入力)
欄に、該当する項目をマウスなどにより選択するか、文
字を直接入力等して、それぞれのデータを選択(入力)
する。続いて、前記受給者が前記画面上の「更新」の欄
をマウスなどによりクリック等することにより、端末
(101)の制御手段(51)はこれを検出し、前記の
記憶手段(59)の測定値ファイルに取り込んだ精度管
理用試料の測定値等のデータについて、端末(101)
の測定機器ファイル(56)〔すなわちサーバー(1
0)の測定機器ファイル(16)〕に登録してある前記
分析装置(201)の当該機種名(「Web測定機
名」)に関連付けた後、再度、端末(101)の記憶手
段(59)の測定値ファイルに取り込む。
【0158】なお、精度管理用試料に関するデータにつ
いて関連付け処理を行いたい場合は、前記画面上の「管
理試料」の欄をマウスなどでクリック等し、また、被検
物質(測定項目)に関するデータについて関連付け処理
を行いたい場合は、前記画面上の「測定項目」の欄をマ
ウスなどでクリック等する。端末(101)の制御手段
(51)は、これを検出し、入力された事項に応じ、精
度管理用試料に関するデータについて関連付け処理を行
うことができる画面、又は被検物質(測定項目)に関す
るデータについて関連付け処理を行うことができる画面
を、それぞれ表示部に表示させる。なお、前記受給者
が、このデータの関連付けを行える画面を閉じたい場合
には、前記画面上の「終了」を選択し、この欄をマウス
などでクリック等する。端末(101)の制御手段(5
1)は、これを検出し、表示部に前記の「測定値取込メ
ニュー画面」(図34)を表示させる。
【0159】 精度管理用試料に関するデータの関連
付け処理 前記のデータの関連付けを行える画面(図37)におい
て、「管理試料」の欄をマウスなどでクリック等して、
精度管理用試料に関するデータ(情報)について関連付
け処理を行う場合について、以下に説明する。端末(1
01)の制御手段(51)は、前記受給者(端末操作
者)により「管理試料」が入力されたことを検出し、精
度管理用試料に関するデータについて関連付け処理を行
うことができる画面(図38に例示)を表示部に表示さ
せる。
【0160】これにより、端末(101)の管理試料フ
ァイル(57)〔すなわちサーバー(10)の管理試料
ファイル(17)〕に登録してある精度管理用試料の名
称(「WEB側管理試料名」)の選択と、これに対応す
る、測定を行った前記分析装置(201)における精度
管理用試料の名称(「施設側関連キー」)の入力を、前
記受給者に促す。前記受給者は、前記画面上の各々のデ
ータの選択(入力)欄に、該当する項目をマウスなどに
より選択するか、文字を直接入力等して、それぞれのデ
ータを選択(入力)する。続いて、前記受給者が前記画
面上の「更新」の欄をマウスなどによりクリック等する
ことにより、端末(101)の制御手段(51)はこれ
を検出し、前記の記憶手段(59)の測定値ファイルに
取り込んだ精度管理用試料の測定値等のデータについ
て、端末(101)の管理試料ファイル(57)〔すな
わちサーバー(10)の管理試料ファイル(17)〕に
登録してある精度管理用試料の名称(「WEB側管理試
料名」)と、これに対応する、測定を行った前記分析装
置(201)における精度管理用試料の名称(「施設側
関連キー」)とを関連付けた後、再度、端末(101)
の記憶手段(59)の測定値ファイルに取り込む。
【0161】また、前記画面上において選択(入力)を
行った、端末(101)に登録してある精度管理用試料
の名称(「WEB側管理試料名」)と、これに対応す
る、前記分析装置(201)における精度管理用試料の
名称(「施設側関連キー」)を、全て削除したい場合に
は、前記画面上の「一括削除」の欄をマウスなどでクリ
ック等する。これにより、端末(101)の制御手段
(51)は、表示されているデータを消去する。なお、
前記受給者が、この精度管理用試料に関するデータの関
連付けを行える画面を閉じたい場合には、前記画面上の
「終了」を選択し、この欄をマウスなどでクリック等す
る。端末(101)の制御手段(51)は、これを検出
し、表示部に前記の「測定値取込メニュー画面」(図3
4)を表示させる。
【0162】 被検物質(測定項目)に関するデータ
の関連付け処理 前記のデータの関連付けを行える画面(図37)におい
て、「測定項目」の欄をマウスなどでクリック等して、
被検物質(測定項目)に関するデータ(情報)について
関連付け処理を行う場合について、以下に説明する。端
末(101)の制御手段(51)は、前記受給者(端末
操作者)により「測定項目」が入力されたことを検出
し、被検物質(測定項目)に関するデータについて関連
付け処理を行うことができる画面(図39に例示)を表
示部に表示させる。これにより、端末(101)の測定
項目ファイル(58)〔すなわちサーバー(10)の測
定項目ファイル(18)〕に登録してある被検物質(測
定項目)の名称(「WEB側測定項目名」)の選択と、
これに対応する、測定を行った前記分析装置(201)
における被検物質(測定項目)の名称(「施設側関連キ
ー」)の入力を、前記受給者に促す。
【0163】前記受給者は、前記画面上の各々のデータ
の選択(入力)欄に、該当する項目をマウスなどにより
選択するか、文字を直接入力等して、それぞれのデータ
を選択(入力)する。続いて、前記受給者が前記画面上
の「更新」の欄をマウスなどによりクリック等すること
により、端末(101)の制御手段(51)はこれを検
出し、前記の記憶手段(59)の測定値ファイルに取り
込んだ精度管理用試料の測定値等のデータについて、端
末(101)の測定項目ファイル(58)〔すなわちサ
ーバー(10)の測定項目ファイル(18)〕に登録し
てある被検物質(測定項目)の名称(「WEB側測定項
目名」)と、これに対応する、測定を行った前記分析装
置(201)における被検物質(測定項目)の名称
(「施設側関連キー」)とを関連付けた後、再度、端末
(101)の記憶手段(59)の測定値ファイルに取り
込む。
【0164】また、前記画面上において選択(入力)を
行った、端末(101)に登録してある被検物質(測定
項目)の名称(「WEB側測定項目名」)と、これに対
応する、前記分析装置(201)における被検物質(測
定項目)の名称(「施設側関連キー」)を、全て削除し
たい場合には、前記画面上の「一括削除」の欄をマウス
などでクリック等する。これにより、端末(101)の
制御手段(51)は、表示されているデータを消去す
る。なお、前記受給者が、この被検物質(測定項目)に
関するデータの関連付けを行える画面を閉じたい場合に
は、前記画面上の「終了」を選択し、この欄をマウスな
どでクリック等する。端末(101)の制御手段(5
1)は、これを検出し、表示部に前記の「測定値取込メ
ニュー画面」(図34)を表示させる。
【0165】 取り込んだ測定値の選択、確認及び変
更 前記の「 処理項目の選択」の「(A) 測定値等の
データの取り込みに関する処理項目の選択」の項におけ
る、「測定値取込メニュー画面」(図34)において、
前記受給者が「測定値入力/確認」を選択し、取り込ん
だ測定値のデータの選択、確認、及び変更(訂正)を行
う場合について、以下に説明する。端末(101)の制
御手段(51)は、前記受給者(端末操作者)により選
択された処理項目「測定値入力/確認」を検出し、取り
込んだ精度管理用試料の測定値等のデータの選択、確
認、及び変更(訂正)が行える画面(図40に例示)を
表示部に表示させる。これにより、表示させようとする
精度管理用試料の測定値等についての、測定を行った年
月日、測定を行った分析装置(201)の機種名、及び
その測定がその日の何回目の測定であるかの選択(入
力)等を、前記受給者に促す。
【0166】前記受給者は、前記画面上の各々データの
選択(入力)欄に、該当する項目をマウスなどにより選
択するか、文字を直接入力等して、それぞれのデータを
選択(入力)する。続いて、前記受給者が前記画面上の
「検索」の欄をマウスなどによりクリック等することに
より、端末(101)の制御手段(51)はこれを検出
し、記憶手段(59)の測定値ファイルに取り込まれ記
憶されたデータ(情報)より前記条件に該当する精度管
理用試料の測定値を選択し、表示部に表示させる。な
お、前記の表示部に表示された精度管理用試料の測定値
のデータを変更(訂正)したい場合には、前記受給者
は、その変更したい測定値のデータの欄に変更後の測定
値のデータを入力する。そしてその後、前記画面の下段
の「更新」の欄をマウスなどでクリック等する。端末
(101)の制御手段(51)は、これを検出し、先に
記憶されていた測定値のデータに替えて、新たに入力さ
れた測定値のデータを記憶手段(59)の測定値ファイ
ルに取り込み、記憶させる。また、前記の表示部に表示
された精度管理用試料の測定値のデータを、全て削除し
たい場合には、前記画面の下段の「一括削除」の欄をマ
ウスなどでクリック等する。これにより、端末(10
1)の制御手段(51)は、表示されている精度管理用
試料の測定値のデータを消去する。そして、前記受給者
が、この取り込んだ測定値の選択、確認及び変更を行え
る画面を閉じたい場合には、前記画面の下段の「終了」
を選択し、この欄をマウスなどでクリック等する。端末
(101)の制御手段(51)は、これを検出し、表示
部に前記の「測定値取込メニュー画面」(図34)を表
示させる。
【0167】▲10▼ 取り込んだデータのサーバーへ
の送信 前記の「 処理項目の選択」の「(A) 測定値等の
データの取り込みに関する処理項目の選択」の項におけ
る、「測定値取込メニュー画面」(図34)において、
前記受給者が「測定データアップロード」を選択し、取
り込んだ精度管理用試料の測定値に関するデータを、端
末(101)からサーバー(10)へ送信する場合につ
いて、以下に説明する。端末(101)の制御手段(5
1)は、前記受給者(端末操作者)により選択された処
理項目「測定データアップロード」を検出し、取り込ん
だ精度管理用試料の測定値に関するデータ(情報)を、
端末(101)からサーバー(10)へ送信することが
できる画面(図41に例示)を表示部に表示させる。こ
れにより、前記測定値に関するデータをサーバー(1
0)に送信するか、又はこの画面を閉じるかの選択を、
前記受給者に促す。
【0168】まず、前記受給者が、この取り込んだデー
タのサーバーへの送信を行える画面を閉じたい場合に
は、前記画面上の「終了」を選択し、この欄をマウスな
どでクリック等する。端末(101)の制御手段(5
1)は、これを検出し、表示部に前記の「測定値取込メ
ニュー画面」(図34)を表示させる。また、前記受給
者が、前記の記憶手段(59)の測定値ファイルに取り
込み記憶させた精度管理用試料の測定値に関するデータ
を端末(101)からサーバー(10)に送信したい場
合には、前記画面上の「送信」の欄をマウスなどでクリ
ック等する。端末(101)の制御手段(51)は、こ
れを検出することにより、端末(101)をネットワー
クを通じてサーバー(10)に接続させる。
【0169】次に、サーバー(10)への接続後、端末
(101)の制御手段(51)は、前記の記憶手段(5
9)の測定値ファイルに取り込み記憶させた精度管理用
試料の測定値等のデータから、精度管理用試料の測定値
及びこれに関連するデータ(情報)〔すなわち精度管理
用試料の測定値に関するデータ〕を選択し、これらのデ
ータ(情報)をネットワークを通じてサーバー(10)
に送信する。そして、サーバー(10)の制御手段(1
1)は、前記の精度管理用試料の測定値に関するデータ
が端末(101)から送信されてきたことを検出するこ
とにより、前記各データをサーバー(10)の記憶手段
(19)の測定値ファイルに取り込む。前記の精度管理
用試料の測定値に関するデータのサーバー(10)への
送信が完了した後、端末(101)の制御手段(51)
は、端末(101)とサーバー(10)とのネットワー
ク上の接続を切断する。
【0170】▲11▼ サーバーからのデータの取り込
み 前記の「 処理項目の選択」の「(A) 測定値等の
データの取り込みに関する処理項目の選択」の項におけ
る、「測定値取込メニュー画面」(図34)において、
前記受給者が「施設データダウンロード」を選択し、当
該測定施設における測定に関するデータ(情報)を、サ
ーバー(10)から端末(101)に取り込む場合につ
いて、以下に説明する。端末(101)の制御手段(5
1)は、前記受給者(端末操作者)により選択された処
理項目「施設データダウンロード」を検出し、当該測定
施設における測定に関するデータ(情報)を、随時、サ
ーバー(10)から端末(101)に取り込むことがで
きる画面(図42に例示)を表示部に表示させる。
【0171】これにより、当該測定施設における測定に
関するデータ(情報)を取り込むか、又はこの画面を閉
じるかの選択を、前記受給者に促す。前記受給者が、当
該測定施設における測定に関するデータをサーバー(1
0)から端末(101)に取り込みたい場合には、前記
画面上の「はい(Y)」の欄をマウスなどでクリック等
する。端末(101)の制御手段(51)は、これを検
出することにより、端末(101)をネットワークを通
じてサーバー(10)に接続させる。そして、端末(1
01)の制御手段(51)は、サーバー(10)の制御
手段(11)と協同して、サーバー(10)の「施設情
報ファイル」(15)、「測定機器ファイル」(1
6)、「管理試料ファイル」(17)、及び「測定項目
ファイル」(18)等に記憶されている最新のデータ
(情報)を、サーバー(10)よりネットワークを通じ
て端末(101)に送信し、これらのデータ(情報)を
端末(101)の記憶手段(54)に取り込む。
【0172】そして、端末(101)の制御手段(5
1)は、これらのサーバー(10)より送信され取り込
んだ最新のデータ(情報)と、端末(101)の「施設
情報ファイル」(55)、「測定機器ファイル」(5
6)、「管理試料ファイル」(57)、及び「測定項目
ファイル」(58)等に記憶されているデータ(情報)
とを照合し、両者間で異なっているデータ(情報)につ
いては、端末(101)側のデータ(情報)をサーバー
(10)側のデータ(情報)に置き換えて、端末(10
1)の「施設情報ファイル」(55)、「測定機器ファ
イル」(56)、「管理試料ファイル」(57)、又は
「測定項目ファイル」(58)等にそれぞれ記憶させ
る。その後、端末(101)の制御手段(51)は、端
末(101)とサーバー(10)とのネットワーク上の
接続を切断する。前記受給者が、この当該測定施設にお
ける測定に関するデータ(情報)のサーバー(10)か
らの取り込みを行える画面を閉じたい場合には、前記画
面上の「いいえ(N)」を選択し、この欄をマウスなど
でクリック等する。端末(101)の制御手段(51)
は、これを検出し、表示部に前記の「測定値取込メニュ
ー画面」(図34)を表示させる。
【0173】▲12▼ 測定施設に関するデータの登録 新規に当該測定施設の登録を行うことについては、前記
の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行い、こ
の「〔1〕手入力方式」の「 測定施設に関するデー
タの登録」の項に記載した手順に従って行えばよい。 ▲13▼ 分析装置に関するデータの登録 当該測定施設における分析装置に関するデータの登録を
行うことについては、前記の「〔1〕手入力方式」の記
載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」の
「 分析装置に関するデータの登録」の項に記載した
手順に従って行えばよい。 ▲14▼ 精度管理用試料に関するデータの登録 当該測定施設における精度管理用試料に関するデータの
登録を行うことについては、前記の「〔1〕手入力方
式」の記載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方
式」の「 精度管理用試料に関するデータの登録」の
項に記載した手順に従って行えばよい。
【0174】▲15▼ 被検物質の測定に関するデータ
の登録 当該測定施設における被検物質(測定項目)に関するデ
ータの登録を行うことについては、前記の「〔1〕手入
力方式」の記載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入
力方式」の「 被検物質の測定に関するデータの登
録」の項に記載した手順に従って行えばよい。 ▲16▼ 内部精度管理の基準値に関するデータの登録 当該測定施設における内部精度管理の基準値に関するデ
ータ(情報)の登録を行うことについては、前記の
「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行い、この
「〔1〕手入力方式」の「 内部精度管理の基準値に
関するデータの登録」の項に記載した手順に従って行え
ばよい。 ▲17▼ 外部精度管理の基準値に関するデータの登録 外部精度管理の基準値に関するデータ(情報)の登録を
行うことについては、前記の「〔1〕手入力方式」の記
載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」の
「 外部精度管理の基準値に関するデータの登録」の
項に記載した手順に従って行えばよい。
【0175】▲18▼ 内部精度管理情報の作成、提供 内部精度管理の精度管理情報の作成、及びこの精度管理
情報の前記受給者(端末操作者)への提供については、
前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行
い、この「〔1〕手入力方式」の「▲11▼ 内部精度
管理情報の作成、提供」の項に記載した手順に従って行
えばよい。 ▲19▼ 外部精度管理情報の作成、提供 外部精度管理の精度管理情報の作成、及びこの精度管理
情報の前記受給者(端末操作者)への提供については、
前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行
い、この「〔1〕手入力方式」の「▲12▼ 外部精度
管理情報の作成、提供」の項に記載した手順に従って行
えばよい。
【0176】▲20▼ 条件の切り替え、メンテナン
ス、コミュニケーション 当該測定施設における分析装置、精度管理用試料、又は
被検物質(測定項目)等の切り替え(変更)に伴い、各
データを変更前のものから変更後のものに移行させるこ
とについては、前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同
様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」の「▲13
▼ 条件の切り替え」の項に記載した手順に従って行え
ばよい。また、データや各種設定のメンテナンス、又は
トラブルシューティング等を行うことについては、前記
の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行い、こ
の「〔1〕手入力方式」の「▲14▼ メンテナンス」
の項に記載した手順に従って行えばよい。そして、精度
管理に参加する他の受給者、精度管理情報の提供者(サ
ーバーの管理者)、又は外部精度管理の主催者(管理
者)等との間で、意見交換、質疑応答、又は連絡等の交
信を行う場合については、前記の「〔1〕手入力方式」
の記載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」
の「▲15▼ コミュニケーション」の項に記載した手
順に従って行えばよい。
【0177】〔3〕 直接取込方式 端末のメインプログラムの起動 直接取込方式においては、前記分析装置(201、20
2、203、204、205、206…)は、各々サー
バー(10)とネットワークを介して接続されて通信を
行い、各々の測定施設における精度管理用試料の測定値
等のデータを出力し、サーバー(10)に送信する。
〔なお、場合により、前記分析装置(201、202、
203、204、205、206…)は、ネットワー
ク、前記端末(101、102、103、104…)、
前記コンピュータ(301、302、303…)、及び
/又は前記分配器(401、402、403…)を介し
て前記サーバー(10)と接続されて通信を行い、前記
測定値等のデータを出力し、前記サーバー(10)に送
信する。〕しかし、以下の直接取込方式についての説明
においては、分析装置(201)が、分配器(40
1)、端末(101)、及びネットワークを介して、サ
ーバー(10)に接続されていて、かつ、コンピュータ
(301)が前記分配器(401)を介して前記分析装
置(201)に接続されており、前記分析装置(20
1)より出力された精度管理用試料の測定値等のデータ
が前記分配器(401)で複製され、前記端末(10
1)及び前記コンピュータ(301)に各々送られる場
合を例に取り説明をする。
【0178】まず、前記端末(101)の記憶手段(5
4)のメインプログラムを起動させることにより、端末
(101)の制御手段(51)は、測定施設照合のため
の画面を表示部に表示させる。 測定施設の照合、サーバーからのデータの取り込み
及び利用方法の選択 測定施設の照合、サーバーからのデータの取り込み、及
び利用方法の選択を行うことについては、前記の
「〔2〕間接取込方式」の記載に従って操作を行い、こ
の「〔2〕間接取込方式」の「 測定施設の照合、サ
ーバーからのデータの取り込み及び利用方法の選択」の
項に記載した手順に従って行えばよい。
【0179】 処理項目の選択 (A) 測定値等のデータの取り込みに関する処理項目
の選択 精度管理用試料の測定値等のデータ(情報)の取り込み
に関する処理項目の選択については、前記の「〔2〕間
接取込方式」の記載に従って操作を行い、この「〔2〕
間接取込方式」の「 処理項目の選択」の項に記載し
た「測定値取込メニュー画面」(図34)により、この
項に記載した手順に従って行えばよい。 (B) データの取り込み以外の処理項目の選択 精度管理用試料の測定値等のデータ(情報)を取り込む
処理以外の処理項目の選択については、前記の「〔1〕
手入力方式」の記載に従って操作を行い、この「〔1〕
手入力方式」の「 処理項目の選択」の項に記載した
「メニュー画面」(図7)により、この項に記載した手
順に従って行えばよい。 データの取り込み方法の選択 精度管理用試料の測定値等のデータ(情報)の取り込み
方法の選択を行うことについては、前記の「〔2〕間接
取込方式」の記載に従って操作を行い、この「〔2〕間
接取込方式」の「 データの取り込み方法の選択」の
項に記載した手順に従って行えばよい。
【0180】 データの取り込み 前記受給者(端末操作者)が、前記の測定値等のデータ
の取り込み方法を選択できる画面(図35)において
「自動(RS232c通信)」を選択し、直接取込方式
により精度管理用試料の測定値等のデータ(情報)の取
り込みを行う場合について、以下に説明する。まず、端
末(101)の制御手段(51)は、前記受給者により
選択された取り込み方法「自動(RS232c通信)」
を検出し、精度管理用試料の測定値等のデータの取り込
みを行える画面(図43に例示)を表示部に表示させ
る。これにより、精度管理用試料の測定値等のデータの
取り込み処理、データの取り込みの停止処理、又は前記
画面を閉じる処理の選択を、前記受給者に促す。前記受
給者が測定値等のデータの取り込み処理を所望する場合
には、前記受給者が前記画面上の「起動/再開」の欄を
マウスなどによりクリック等することにより、端末(1
01)の制御手段(51)はこれを検出し、分析装置
(201)から出力された精度管理用試料の測定値等の
データを、分析装置(201)のRS232c端子から
分配器(401)を介して端末(101)のRS232
c端子につながれた配線を通じて受け取り、このデータ
を端末(101)の記憶手段(59)の測定値ファイル
に取り込む。
【0181】なお、前記受給者が、この直接取込方式に
よる前記の測定値等のデータの取り込みを終了させる場
合には、前記画面上の「停止」を選択し、この欄をマウ
スなどでクリック等する。端末(101)の制御手段
(51)は、これを検出し、端末(101)の記憶手段
(59)の測定値ファイルへのデータの取り込みを停止
する。なお、前記受給者が、この直接取込方式によりデ
ータの取り込みを行える画面を閉じたい場合には、前記
画面上の「終了」を選択し、この欄をマウスなどでクリ
ック等する。端末(101)の制御手段(51)は、こ
れを検出し、表示部に前記の「測定値取込メニュー画
面」(図34)を表示させる。
【0182】 取り込んだ測定値等のデータの関連付
け処理 前記の取り込んだ精度管理用試料の測定値等のデータに
ついて、前記分析装置(201)におけるデータと端末
(101)〔すなわちサーバー(10)〕におけるデー
タとの関連付け処理を行うことについては、前記の
「〔2〕間接取込方式」の記載と同様に操作を行い、こ
の「〔2〕間接取込方式」の「 取り込んだ測定値等
のデータの関連付け処理」の項に記載した手順に従って
行えばよい。 精度管理用試料に関するデータの関連付け処理 精度管理用試料に関するデータ(情報)について関連付
け処理を行うことについては、前記の「〔2〕間接取込
方式」の記載と同様に操作を行い、この「〔2〕間接取
込方式」の「 精度管理用試料に関するデータの関連
付け処理」の項に記載した手順に従って行えばよい。
【0183】 被検物質(測定項目)に関するデータ
の関連付け処理 被検物質(測定項目)に関するデータ(情報)について
関連付け処理を行うことについては、前記の「〔2〕間
接取込方式」の記載と同様に操作を行い、この「〔2〕
間接取込方式」の「 被検物質(測定項目)に関する
データの関連付け処理」の項に記載した手順に従って行
えばよい。 取り込んだ測定値の選択、確認及び変更 取り込んだ測定値等のデータの選択、確認、及び変更
(訂正)を行うことについては、前記の「〔2〕間接取
込方式」の記載と同様に操作を行い、この「〔2〕間接
取込方式」の「 取り込んだ測定値の選択、確認及び
変更」の項に記載した手順に従って行えばよい。
【0184】▲10▼ 取り込んだデータのサーバーへ
の送信 取り込んだ精度管理用試料の測定値に関するデータを、
端末(101)からサーバー(10)へ送信することに
ついては、前記の「〔2〕間接取込方式」の記載と同様
に操作を行い、この「〔2〕間接取込方式」の「▲10
▼ 取り込んだデータのサーバーへの送信」の項に記載
した手順に従って行えばよい。 ▲11▼ サーバーからのデータの取り込み 当該測定施設における測定に関するデータ(情報)を、
サーバー(10)から端末(101)に取り込むことに
ついては、前記の「〔2〕間接取込方式」の記載と同様
に操作を行い、この「〔2〕間接取込方式」の「▲11
▼ サーバーからのデータの取り込み」の項に記載した
手順に従って行えばよい。 ▲12▼ 測定施設に関するデータの登録 新規に当該測定施設の登録を行うことについては、前記
の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行い、こ
の「〔1〕手入力方式」の「 測定施設に関するデー
タの登録」の項に記載した手順に従って行えばよい。
【0185】▲13▼ 分析装置に関するデータの登録 当該測定施設における分析装置に関するデータの登録を
行うことについては、前記の「〔1〕手入力方式」の記
載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」の
「 分析装置に関するデータの登録」の項に記載した
手順に従って行えばよい。 ▲14▼ 精度管理用試料に関するデータの登録 当該測定施設における精度管理用試料に関するデータの
登録を行うことについては、前記の「〔1〕手入力方
式」の記載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方
式」の「 精度管理用試料に関するデータの登録」の
項に記載した手順に従って行えばよい。 ▲15▼ 被検物質の測定に関するデータの登録 当該測定施設における被検物質(測定項目)に関するデ
ータの登録を行うことについては、前記の「〔1〕手入
力方式」の記載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入
力方式」の「 被検物質の測定に関するデータの登
録」の項に記載した手順に従って行えばよい。
【0186】▲16▼ 内部精度管理の基準値に関する
データの登録 当該測定施設における内部精度管理の基準値に関するデ
ータ(情報)の登録を行うことについては、前記の
「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行い、この
「〔1〕手入力方式」の「 内部精度管理の基準値に
関するデータの登録」の項に記載した手順に従って行え
ばよい。 ▲17▼ 外部精度管理の基準値に関するデータの登録 外部精度管理の基準値に関するデータ(情報)の登録を
行うことについては、前記の「〔1〕手入力方式」の記
載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」の
「 外部精度管理の基準値に関するデータの登録」の
項に記載した手順に従って行えばよい。 ▲18▼ 内部精度管理情報の作成、提供 内部精度管理の精度管理情報の作成、及びこの精度管理
情報の前記受給者(端末操作者)への提供については、
前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行
い、この「〔1〕手入力方式」の「▲11▼ 内部精度
管理情報の作成、提供」の項に記載した手順に従って行
えばよい。
【0187】▲19▼ 外部精度管理情報の作成、提供 外部精度管理の精度管理情報の作成、及びこの精度管理
情報の前記受給者(端末操作者)への提供については、
前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行
い、この「〔1〕手入力方式」の「▲12▼ 外部精度
管理情報の作成、提供」の項に記載した手順に従って行
えばよい。 ▲20▼ 条件の切り替え、メンテナンス、コミュニケ
ーション 当該測定施設における分析装置、精度管理用試料、又は
被検物質(測定項目)等の切り替え(変更)に伴い、各
データを変更前のものから変更後のものに移行させるこ
とについては、前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同
様に操作を行い、この「〔1〕手入力方式」の「▲13
▼ 条件の切り替え」の項に記載した手順に従って行え
ばよい。
【0188】また、データや各種設定のメンテナンス、
又はトラブルシューティング等を行うことについては、
前記の「〔1〕手入力方式」の記載と同様に操作を行
い、この「〔1〕手入力方式」の「▲14▼ メンテナ
ンス」の項に記載した手順に従って行えばよい。そし
て、精度管理に参加する他の受給者、精度管理情報の提
供者(サーバーの管理者)、又は外部精度管理の主催者
(管理者)等との間で、意見交換、質疑応答、又は連絡
等の交信を行う場合については、前記の「〔1〕手入力
方式」の記載と同様に操作を行い、この「〔1〕手入力
方式」の「▲15▼ コミュニケーション」の項に記載
した手順に従って行えばよい。
【0189】
【発明の効果】本発明のインターネットを利用した精度
管理方法は、以下の効果を奏する。 1. 精度管理用試料の測定から精度管理情報の提供ま
での期間(時間)が短縮され、精度管理の結果を時間を
おかずに知ることができるため(即時に知ることも可
能)、測定に誤差が生じていた場合でも測定施設におい
て直ちにこれを知ることができ、そして即時に誤差解消
のための行動を取ることができる。 2. ネットワークを通じて精度管理用試料の測定値に
関するデータをサーバーに送信するものであるため、
(例えば、携帯電話、PHS等を使用すれば、)いつ何
処からでも、精度管理用試料の測定値に関するデータを
サーバーに送信し、即時に精度管理情報を作成させるこ
とができる。
【0190】3. ネットワークを通じて精度管理情報
の提供を行うものであるので、前記精度管理情報の受給
者は、(例えば、携帯電話、PHS等を使用すれば、)
いつ何処にいても即時に精度管理情報の提供を受けるこ
とができる。すなわち、いつ何処にいても即時に測定の
信頼性を確かめることができる。また、測定者と精度管
理情報の受給者が異なる場合、例えば、測定者が診療所
より検査を受託した臨床検査センターであり、そして前
記受給者が検査を委託した診療所の場合においても、前
記受給者である診療所は、測定者である臨床検査センタ
ーの測定における精度管理情報を、いつ何処にいても即
時に確かめることができる。
【0191】4.本発明の手入力方式における効果 精度管理用試料の測定値について、統計処理を行い、及
び/又は管理図を作成して、精度管理情報を作成する段
階をサーバーにおいて実行するため、精度管理情報の受
給者の端末に上記の処理を行うプログラムを存在させる
必要がない。これにより、この精度管理情報の提供シス
テムにおいて、いかに多数の前記端末が存在したとして
も、プログラムのメンテナンス、及びバージョンアップ
は、サーバーのプログラムを変更することのみにより達
成することができる。 5.本発明の直接取込方式において分配器を使用する場
合の効果 測定値の処理を行うためのコンピュータと分析装置との
間のデータ送信用の配線を取り外さずに済むので、測定
施設における日常の測定業務に支障を生じさせることな
く、かつ繁雑な操作を行う必要なく、精度管理用試料の
測定値に関するデータをサーバーに送信し、これにより
精度管理情報の提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の「手入力方式」及び「間接
取込方式」における全体構成を示した図である。
【図2】本発明の実施形態の「直接取込方式」における
全体構成を示した図である。
【図3】本発明の実施形態におけるサーバーの構成を示
した図である。
【図4】本発明の一実施形態における精度管理情報の受
給者の端末の構成を示した図である。
【図5】本発明の実施形態における測定施設の照合のた
めの画面の構成を説明するための図である。
【図6】本発明の実施形態における利用方法の選択を行
うことができる画面の構成を説明するための図である。
【図7】本発明の実施形態における精度管理情報の受給
者が所望する処理の選択を行える画面(メニュー画面)
の構成を説明するための図である。
【図8】本発明の実施形態における測定施設に関するデ
ータ(情報)の登録が行える画面の構成を説明するため
の図である。
【図9】本発明の実施形態における分析装置に関するデ
ータの登録が行える画面に進むか、又は前記メニュー画
面に戻るかの選択が行える画面の構成を説明するための
図である。
【図10】本発明の実施形態における分析装置に関する
データ(情報)の登録が行える画面の構成を説明するた
めの図である。
【図11】本発明の実施形態における精度管理用試料に
関するデータ(情報)の登録が行える画面の構成を説明
するための図である。
【図12】本発明の実施形態における精度管理用試料に
関するデータ(情報)の一覧表が表された画面の構成を
説明するための図である。
【図13】本発明の実施形態における被検物質(測定項
目)の測定に関するデータ(情報)の登録が行える画面
の構成を説明するための図である。
【図14】本発明の実施形態における被検物質(測定項
目)の測定に関するデータ(情報)の登録が行える画面
の構成を説明するための図である。
【図15】本発明の実施形態における被検物質(測定項
目)の測定に関するデータ(情報)の一覧表が表示され
た画面の構成を説明するための図である。
【図16】本発明の実施形態における被検物質(測定項
目)の測定に関するデータ(情報)の一覧表が表示され
た画面の構成を説明するための図である。
【図17】本発明の実施形態における内部精度管理の基
準値に関するデータ(情報)の登録が行える画面の構成
を説明するための図である。
【図18】本発明の実施形態における外部精度管理の基
準値に関するデータ(情報)の登録が行える画面の構成
を説明するための図である。
【図19】本発明の実施形態における精度管理用試料の
測定値等のデータの手入力方式による入力が行える画面
の構成を説明するための図である。
【図20】本発明の実施形態における提供された日内精
度管理の精度管理情報(「X−Rs管理図」)が表示さ
れた画面の構成を説明するための図である。
【図21】本発明の実施形態における提供された日間精
度管理の精度管理情報(「Xbar−Rs−R管理
図」)が表示された画面の構成を説明するための図であ
る。
【図22】本発明の実施形態における提供された日内精
度管理の精度管理情報(「X−Rs管理図」)の作成に
用いた数値の一覧表が表示された画面の構成を説明する
ための図である。
【図23】本発明の実施形態における提供された日間精
度管理の精度管理情報(「Xbar−Rs−R管理
図」)の作成に用いた数値の一覧表が表示された画面の
構成を説明するための図である。
【図24】本発明の実施形態における外部精度管理の精
度管理情報(「分散図」)の表示が行える画面の構成を
説明するための図である。
【図25】本発明の実施形態における提供された外部精
度管理の精度管理情報(「分散図」)が表示された画面
の構成を説明するための図である。
【図26】本発明の実施形態における提供された外部精
度管理の精度管理情報(「分散図」)の作成に用いた数
値の一覧表が表示された画面の構成を説明するための図
である。
【図27】本発明の実施形態における外部精度管理の精
度管理情報(「Cm管理図」)の表示が行える画面の構
成を説明するための図である。
【図28】本発明の実施形態における提供された外部精
度管理の精度管理情報(「Cm管理図」)が表示された
画面の構成を説明するための図である。
【図29】本発明の実施形態における提供された外部精
度管理の精度管理情報(「Cm管理図」)の作成に用い
た数値の一覧表が表示された画面の構成を説明するため
の図である。
【図30】本発明の実施形態における提供された外部精
度管理の精度管理情報(「Cm管理図」)の作成に用い
た数値の一覧表が表示された画面の構成を説明するため
の図である。
【図31】本発明の実施形態における分析装置の切り替
え(変更)を行う場合に各データの移行を行える画面の
構成を説明するための図である。
【図32】本発明の実施形態における測定施設の照合の
ための画面の構成を説明するための図である。(「間接
取込方式」、及び「直接取込方式」)
【図33】本発明の実施形態における利用方法の選択を
行うことができる画面の構成を説明するための図であ
る。(「間接取込方式」、及び「直接取込方式」)
【図34】本発明の実施形態における精度管理情報の受
給者が所望する処理の選択を行える画面(測定値取込メ
ニュー画面)の構成を説明するための図である。(「間
接取込方式」、及び「直接取込方式」)
【図35】本発明の実施形態における精度管理用試料の
測定値等のデータの取り込み方法の選択、及び分析装置
の機種名の選択を行うことができる画面の構成を説明す
るための図である。(「間接取込方式」、及び「直接取
込方式」)
【図36】本発明の実施形態における間接取込方式によ
り精度管理用試料の測定値等のデータの取り込みを行う
ことができる画面の構成を説明するための図である。
(「間接取込方式」)
【図37】本発明の実施形態における取り込んだデータ
(情報)の関連付け処理を行うことができる画面の構成
を説明するための図である。(「間接取込方式」、及び
「直接取込方式」)
【図38】本発明の実施形態における精度管理用試料に
関するデータ(情報)について関連付け処理を行うこと
ができる画面の構成を説明するための図である。(「間
接取込方式」、及び「直接取込方式」)
【図39】本発明の実施形態における被検物質(測定項
目)に関するデータ(情報)について関連付け処理を行
うことができる画面の構成を説明するための図である。
(「間接取込方式」、及び「直接取込方式」)
【図40】本発明の実施形態における取り込んだ測定値
等のデータの選択、確認、変更(訂正)を行うことがで
きる画面の構成を説明するための図である。(「間接取
込方式」、及び「直接取込方式」)
【図41】本発明の実施形態における取り込んだ精度管
理用試料の測定値に関するデータ(情報)を端末からサ
ーバーへ送信することができる画面の構成を説明するた
めの図である。(「間接取込方式」、及び「直接取込方
式」)
【図42】本発明の実施形態における当該測定施設にお
ける測定に関するデータ(情報)を、サーバーから端末
に取り込むことができる画面の構成を説明するための図
である。(「間接取込方式」、及び「直接取込方式」)
【図43】本発明の実施形態における直接取込方式によ
り精度管理用試料の測定値等のデータの取り込みを行う
ことができる画面の構成を説明するための図である。
(「直接取込方式」)
【符号の説明】
10…サーバー 11…制御手段(サーバー) 12…入力制御手段(サーバー) 13…出力制御手段(サーバー) 14〜23…記憶手段(サーバー) 51…制御手段(精度管理情報の受給者の端末) 52…入力制御手段(精度管理情報の受給者の端末) 53…出力制御手段(精度管理情報の受給者の端末) 54〜61…記憶手段(精度管理情報の受給者の端末) 101、102、103、104…精度管理情報の受給
者の端末 201、202、203、204、205、206…分
析装置 301、302、303…コンピュータ 401、402、403…分配器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月19日(2002.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 試料中の被検物質の測定についての精度
管理情報の提供方法において、 分析装置において精度管理用試料の測定値が、記録媒体
に記録される段階2−aと、 この記録媒体に記録された前記精度管理用試料の測定値
が、精度管理情報の受給者の端末に取り込まれる段階2
−bと、 この取り込まれた測定値がネットワークを通じてサーバ
ーに送信される段階2−cと、 この送信された測定値を受信した前記サーバーにおい
て、前記受給者により選択され送信された処理項目、場
合により更に前記受給者により入力され送信されたデー
タを検出することにより、前記処理項目、場合により更
に前記データの条件に応じた前記送信された測定値の統
計処理を行い、及び/又は管理図を作成して、前記精度
管理情報を作成する精度管理情報の作成段階2と、次に、 この精度管理情報の作成段階2によって作成され
た精度管理情報を、前記サーバーよりネットワークを通
じて前記受給者の端末に送信する段階と、を備え、試料
中の被検物質の測定についての精度管理情報を随時前記
受給者に提供することを特徴とするインターネットを利
用した精度管理方法。
【請求項】分析装置において記録される段階2−aで
記録された前記記録媒体の前記精度管理用試料の測定値
が、精度管理情報の受給者の端末に取り込まれる段階2
−b、及びこの取り込まれた測定値がネットワークを通
じてサーバーに送信される段階2−cとが、前記端末に
おいて、前記取り込まれた測定値の中より前記精度管理
用試料の測定値が選択される段階と、この選択された測
定値が、ネットワークを通じてサーバーに送信される段
階とを備えることを特徴とする請求項2に記載のインタ
ーネットを利用した精度管理方法。
【請求項】試料中の被検物質の測定についての精度管
理情報の提供方法において、 分析装置より出力された精度管理用試料の測定値が、
の分析装置より出力された測定値の処理を行うためのコ
ンピュータ又は精度管理情報の受給者の端末を介して接
続されたネットワークを通じてサーバーに送信される段
階3−aと、 この送信された測定値を受信したサーバーにおいて、
記受給者により選択され送信された処理項目、場合によ
り更に前記受給者により入力され送信されたデータを検
出することにより、前記処理項目、場合により更に前記
データの条件に応じた前記送信された測定値の統計処理
を行い、及び/又は管理図を作成して、前記精度管理情
報を作成する精度管理情報の作成段階3と、次に、 前記精度管理情報の作成段階3によって作成され
た精度管理情報を、前記サーバーよりネットワークを通
じて精度管理情報の受給者の端末に送信する段階3−b
とを備え、試料中の被検物質の測定についての精度管理
情報を随時前記受給者に提供することを特徴とするイン
ターネットを利用した精度管理方法。
【請求項】前記分析装置より出力された前記精度管理
用試料の測定値が、この分析装置より出力された測定値
の処理を行うためのコンピュータ又は精度管理情報の受
給者の端末を介して接続されたネットワークを通じてサ
ーバーに送信される段階3−aが、 分析装置より出力された測定値が精度管理情報の受給者
の端末に送られる段階と、 前記端末において、前記送られた測定値の中より前記精
度管理用試料の測定値が選択される段階と、 この選択された測定値が、ネットワークを通じてサーバ
ーに送信される段階とを備えることを特徴とする請求項
4に記載のインターネットを利用した精度管理方法。
【請求項】前記分析装置より出力された前記精度管理
用試料の測定値が、この分析装置より出力された測定値
の処理を行うためのコンピュータ又は精度管理情報の受
給者の端末を介して接続されたネットワークを通じてサ
ーバーに送信される段階3−aが、 分析装置より出力された測定値が分配器により複製され
る段階と、 前記複製された測定値のうちの一つが精度管理情報の受
給者の端末に送られる段階と、 前記端末において、前記送られた測定値の中より前記精
度管理用試料の測定値が選択される段階と、 前記選択された測定値が、ネットワークを通じてサーバ
ーに送信される段階とを備えることを特徴とする請求項
4に記載のインターネットを利用した精度管理方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の前
記課題は、試料中の被検物質の測定についての精度管理
情報の提供方法において、精度管理情報の受給者の端末
に、この受給者が精度管理用試料の測定値の入力を行え
るようにした画面を表示し、この受給者に対して前記測
定値の入力を促す段階と、この入力された測定値がネッ
トワークを通じてサーバーに送信される段階と、この送
信された測定値を受信したサーバーにおいて、前記受給
者により選択され送信された処理項目、場合により更に
前記受給者により入力され送信されたデータを検出する
ことにより、前記処理項目、場合により更に前記データ
の条件に応じた前記送信された測定値の統計処理を行
い、及び/又は管理図を作成して、前記精度管理情報を
作成する精度管理情報の作成段階1と、次に、この前記
精度管理情報の作成段階1で作成された精度管理情報
を、前記サーバーよりネットワークを通じて前記受給者
の端末に送信する段階とを備え、試料中の被検物質の測
定についての精度管理情報を随時前記受給者に提供する
インターネットを利用した精度管理方法によって達成で
きる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明の第2の発明の前記課題は、試料中
の被検物質の測定についての精度管理情報の提供方法に
おいて、分析装置において精度管理用試料の測定値が、
記録媒体に記録される段階2−aと、この記録媒体に記
録された前記精度管理用試料の測定値が、精度管理情報
の受給者の端末に取り込まれる段階2−bと、この取り
込まれた測定値がネットワークを通じてサーバーに送信
される段階2−cと、この送信された測定を受信した
前記サーバーにおいて、前記受給者により選択され送信
された処理項目、場合により更に前記受給者により入力
され送信されたデータを検出することにより、前記処理
項目、場合により更に前記データの条件に応じた前記送
信された測定値の統計処理を行い、及び/又は管理図を
作成して、前記精度管理情報を作成する精度管理情報の
作成段階2と、次に、この精度管理情報の作成段階2に
よって作成された精度管理情報を、前記サーバーよりネ
ットワークを通じて前記受給者の端末に送信する段階と
を備え、試料中の被検物質の測定についての精度管理情
報を随時前記受給者に提供する構成によって達成でき
る。更に、分析装置において記録される段階2−aで記
録された前記記録媒体の前記精度管理用試料の測定値
が、精度管理情報の受給者の端末に取り込まれる段階2
−b、及びこの取り込まれた測定値がネットワークを通
じてサーバーに送信される段階2−cとが、前記端末に
おいて、前記取り込まれた測定値の中より前記精度管理
用試料の測定値が選択される段階と、この選択された測
定値が、ネットワークを通じてサーバーに送信される段
階とを備える構成によって達成できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明の第3の発明の課題は、試料中の被
検物質の測定についての精度管理情報の提供方法におい
て、分析装置より出力された精度管理用試料の測定値
が、この分析装置より出力された測定値の処理を行うた
めのコンピュータ又は精度管理情報の受給者の端末を介
して接続されたネットワークを通じてサーバーに送信さ
れる段階3−aと、この送信された測定値を受信したサ
ーバーにおいて、前記受給者により選択され送信された
処理項目、場合により更に前記受給者により入力され送
信されたデータを検出することにより、前記処理項目、
場合により更に前記データの条件に応じた前記送信され
た測定値の統計処理を行い、及び/又は管理図を作成し
て、前記精度管理情報を作成する精度管理情報の作成段
階3と、次に、前記精度管理情報の作成段階3によって
作成された精度管理情報を、前記サーバーよりネットワ
ークを通じて精度管理情報の受給者の端末に送信する段
階3−bとを備え、試料中の被検物質の測定についての
精度管理情報を随時前記受給者に提供するインターネッ
トを利用した精度管理方法によって達成できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、この第3の発明の前記課題は、前
分析装置より出力された前記精度管理用試料の測定値
が、この分析装置より出力された測定値の処理を行うた
めのコンピュータ又は精度管理情報の受給者の端末を介
して接続されたネットワークを通じてサーバーに送信さ
れる段階3−aが、分析装置より出力された測定値が精
度管理情報の受給者の端末に送られる段階と、前記端末
において、前記送られた測定値の中より前記精度管理用
試料の測定値が選択される段階と、この選択された測定
値が、ネットワークを通じてサーバーに送信される段階
とを備える構成、または前記分析装置より出力された前
記精度管理用試料の測定値が、この分析装置より出力さ
れた測定値の処理を行うためのコンピュータ又は精度管
理情報の受給者の端末を介して接続されたネットワーク
を通じてサーバーに送信される段階3−aが、分析装置
より出力された測定値が分配器により複製される段階
と、前記複製された測定値のうちの一つが精度管理情報
の受給者の端末に送られる段階と、前記端末において、
前記送られた測定値の中より前記精度管理用試料の測定
値が選択される段階と、前記選択された測定値が、ネッ
トワークを通じてサーバーに送信される段階とを備える
構成、または前記分析装置より出力された前記精度管理
用試料の測定値が、RS232c端子間をつないだ配線
により前記コンピュータ又は前記受給者の端末に取り込
まれる構成により達成することができる。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 京子 神奈川県相模原市大野台2丁目29番14号 株式会社シノテスト相模原事業所内 Fターム(参考) 2G058 AA09 GD00 GD01 GD05 HA00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料中の被検物質の測定についての精度管
    理情報の提供方法において、 精度管理情報の受給者の端末に、この受給者が精度管理
    用試料の測定値の入力を行えるようにした画面を表示
    し、この受給者に対して前記測定値の入力を促す段階
    と、 この入力された測定値がネットワークを通じてサーバー
    に送信される段階と、 この送信された測定値を受信したサーバーにおいて、前
    記送信された測定値の統計処理を行い、及び/又は管理
    図を作成して、精度管理情報を作成する精度管理情報の
    作成段階1と、 この前記精度管理情報の作成段階1で作成された精度管
    理情報を、前記サーバーよりネットワークを通じて前記
    受給者の端末に送信する段階と、を備え、試料中の被検
    物質の測定についての精度管理情報を提供することを特
    徴とするインターネットを利用した精度管理方法。
  2. 【請求項2】前記精度管理情報の作成段階1が、 前記サーバーにおいて、前記送信された測定値を蓄積
    し、複数の前記送信された測定値よりなる母集団を形成
    する段階1−aと、前記サーバーにおいて、前記送信さ
    れた測定値、及び/又は前記形成された測定値よりなる
    母集団について、これらの統計処理を行い、及び/又は
    管理図を作成する段階1−bと、を備えることを特徴と
    する請求項1に記載のインターネットを利用した精度管
    理方法。
  3. 【請求項3】 試料中の被検物質の測定についての精度
    管理情報の提供方法において、分析装置において精度管
    理用試料の測定値が、記録媒体に記録される段階2−a
    と、この記録媒体に記録された前記精度管理用試料の測
    定値が、精度管理情報の受給者の端末に取り込まれる段
    階2−bと、この取り込まれた測定値がネットワークを
    通じてサーバーに送信される段階2−cと、この送信さ
    れた測定値を受信した前記サーバーにおいて、前記送信
    された測定値の統計処理を行い、及び/又は管理図を作
    成して、前記精度管理情報を作成する精度管理情報の作
    成段階2と、 この精度管理情報の作成段階2によって作成された精度
    管理情報を、前記サーバーよりネットワークを通じて前
    記受給者の端末に送信する段階と、を備え、試料中の被
    検物質の測定についての精度管理情報を提供することを
    特徴とするインターネットを利用した精度管理方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3の精度管理情報の作成段階
    2が、 前記サーバーにおいて、前記送信された測定値を蓄積
    し、複数の前記送信された測定値よりなる母集団を形成
    する段階2−dと、 前記サーバーにおいて、前記送信された測定値、及び/
    又は前記形成された測定値よりなる母集団について、こ
    れらの統計処理を行い、及び/又は管理図を作成する段
    階2−eとを備えることを特徴とする請求項3に記載の
    インターネットを利用した精度管理方法。
  5. 【請求項5】 分析装置において記録される段階2−a
    で記録された前記記録媒体の前記精度管理用試料の測定
    値が、精度管理情報の受給者の端末に取り込まれる段階
    2−b、及びこの取り込まれた測定値がネットワークを
    通じてサーバーに送信される段階2−cとが、 前記端末において、前記取り込まれた測定値の中より前
    記精度管理用試料の測定値が選択される段階と、 この選択された測定値が、ネットワークを通じてサーバ
    ーに送信される段階とを備えることを特徴とする請求項
    3または請求項4に記載のインターネットを利用した精
    度管理方法。
  6. 【請求項6】 試料中の被検物質の測定についての精度
    管理情報の提供方法において、分析装置より出力された
    精度管理用試料の測定値が、ネットワークを通じてサー
    バーに送信される段階3−aと、この送信された測定値
    を受信したサーバーにおいて、前記送信された測定値の
    統計処理を行い、及び/又は管理図を作成して、前記精
    度管理情報を作成する精度管理情報の作成段階3と、前
    記精度管理情報の作成段階3によって作成された精度管
    理情報を、前記サーバーよりネットワークを通じて精度
    管理情報の受給者の端末に送信する段階3−bとを備
    え、試料中の被検物質の測定についての精度管理情報を
    提供することを特徴とするインターネットを利用した精
    度管理方法。
  7. 【請求項7】前記精度管理情報の作成段階3が、前記サ
    ーバーにおいて、前記送信された測定値を蓄積し、複数
    の前記送信された測定値よりなる母集団を形成する段階
    3−cと、前記サーバーにおいて、前記送信された測定
    値、及び/又は前記形成された測定値よりなる母集団に
    ついて、これらの統計処理を行い、及び/又は管理図を
    作成する段階3−dとを備えることを特徴とする請求項
    6に記載のインターネットを利用した精度管理方法。
  8. 【請求項8】 前記分析装置より出力された前記精度管
    理用試料の測定値が、ネットワークを通じてサーバーに
    送信される段階3−aが、分析装置より出力された測定
    値が精度管理情報の受給者の端末に送られる段階と、 前記端末において、前記送られた測定値の中より前記精
    度管理用試料の測定値が選択される段階と、この選択さ
    れた測定値が、ネットワークを通じてサーバーに送信さ
    れる段階とを備えることを特徴とする請求項6に記載の
    インターネットを利用した精度管理方法。
  9. 【請求項9】 前記分析装置より出力された前記精度管
    理用試料の測定値が、ネットワークを通じてサーバーに
    送信される段階3−aが、分析装置より出力された測定
    値が分配器により複製される段階と、 前記複製された測定値のうちの一つが精度管理情報の受
    給者の端末に送られる段階と、 前記端末において、前記送られた測定値の中より前記精
    度管理用試料の測定値が選択される段階と、 前記選択された測定値が、ネットワークを通じてサーバ
    ーに送信される段階とを備えることを特徴とする請求項
    6に記載のインターネットを利用した精度管理方法。
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