JP2002335558A - 加入者局装置 - Google Patents

加入者局装置

Info

Publication number
JP2002335558A
JP2002335558A JP2001138743A JP2001138743A JP2002335558A JP 2002335558 A JP2002335558 A JP 2002335558A JP 2001138743 A JP2001138743 A JP 2001138743A JP 2001138743 A JP2001138743 A JP 2001138743A JP 2002335558 A JP2002335558 A JP 2002335558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subscriber station
base station
mode
time slot
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001138743A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Baba
光浩 馬場
Hideo Yokoyama
英夫 横山
Yukihide Mizumoto
幸秀 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001138743A priority Critical patent/JP2002335558A/ja
Publication of JP2002335558A publication Critical patent/JP2002335558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は加入者局同士の間でP−P型の無線
通信が可能な安価な加入者局装置を実現することを目的
とする。 【解決手段】 TDMA/TDDを用いて他局との間で
無線通信が可能な加入者局装置であって、加入者局モー
ドと擬似基地局モードとを切り替えるモードスイッチ手
段55と、擬似基地局モードの場合に基地局側のタイム
スケジュールを決定しその情報を他局に通知する基地局
側タイムスケジューリング手段56と、擬似基地局モー
ドの場合には基地局側タイムスケジューリング手段56
の決定したタイムスケジュールに応じたタイムスロット
を用い加入者局モードの場合には基地局から通知された
タイムスケジュールに応じたタイムスロットを用いて他
局との間で情報パケットの無線伝送を行うパケット伝送
制御手段52とを設け選択したモードに応じて加入者局
又は擬似基地局として動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(Time D
ivision Multiple Access:時分割多元接続)/TDD
(Time Division Duplex:時分割複信)を用いて他局と
の間で無線通信が可能な加入者局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば固定無線アクセスシステムにおい
ては、一般に固定された1つの基地局と複数の加入者局
との間に無線回線を形成し、TDMA/TDD方式を用
いてP−MP(Point-Multi point)型の無線通信を双
方向で行う。すなわち、1つの周波数チャネル上に時分
割により形成される複数のタイムスロットのそれぞれを
必要に応じて各局の上り方向及び下り方向の通信に割り
当てる。
【0003】ところで、例えば隣接する2つの建物(ビ
ルなど)の間を高速の無線回線で結び情報を無線伝送し
ようとする場合には、P−P(Point - Point)型の無
線通信システムを用いるのが望ましい。P−P型の無線
通信システムでは、タイムスケジューリングが不要であ
るため通信方式としてFDD(Frequency Division Dup
lex:周波数分割複信)を用いている。すなわち、上り
方向と下り方向とで異なる無線周波数を用いて通信して
いる。
【0004】P−P型の無線通信システムでは、図4に
示すような構成の無線局を2つ用いてそれらを互いに対
向させて配置する。図4において、インタフェース回路
105には例えばパソコンのような外部装置が接続され
る。符号処理回路104は、無線区間における誤り訂正
のためのビットや無線区間の監視制御情報を伝送するた
めのビットを付加する。
【0005】外部装置から入力される送信情報は、符号
処理回路104でビットが付加された後、変調回路10
6,送信回路107,サーキュレータ108を通って送
受信アンテナ101から電波として送信される。一方、
送受信アンテナ101で受信された信号は、サーキュレ
ータ108及び受信回路102を通って復調回路103
に入力され復調される。受信回路102には、送信信号
の周波数f1の成分を阻止するための帯域阻止フィルタ
が内蔵されている。
【0006】符号処理回路104は、復調回路103で
復調された受信データから、無線区間における誤り訂正
のためのビットや、無線区間の監視制御情報を伝送する
ためのビットを取り除いた後、インタフェース回路10
5を介して外部装置に出力する。このように、P−P型
の無線通信に用いる無線局は送信と受信とで異なる無線
周波数を用いる必要があり、また無線区間の誤り訂正な
どの制御も行うので構成が複雑になっている。このた
め、P−P型の無線通信システムは比較的高価になる。
【0007】一方、P−MP型の無線通信システムにお
いては、加入者局が情報発信をする際に基地局との間で
図5に示すようなネゴシエーションを実施する必要があ
る。すなわち、次のような動作を行う。まず、基地局か
ら収容する全加入者局に対して、ランダムアクセスする
ためのタイムスロットを報知する。加入者局では、基地
局からの指示に従って、ランダムアクセスのタイムスロ
ットを把握し、そのタイムスロットを使って、加入者局
ID及び送信したい情報量をランダムアクセスとして基
地局に通知する。
【0008】もし、複数の加入者局からのランダムアク
セスが重複し、衝突が生じた場合には、基地局は再度加
入者局に対してランダムアクセスを要求する。なお、再
度の衝突を防止するための方法としては、ランダムアク
セスのタイムスロットを増やす方法や、ランダムアクセ
スの送信を各加入者局で異なるランダム時間だけ待機す
る方法等が知られている。
【0009】ランダムアクセスの衝突が発生せずに、基
地局が各加入者局の伝送したい情報量を把握できた場合
には、各加入者局からの情報送信のタイミングが衝突し
ないように、基地局でタイムスケジューリングを行い、
その結果を加入者局へ報知する。
【0010】各加入者局はこの報知結果を用いて送信す
べきタイムスロットを把握し、その時間に基地局へ向け
て送信を行う。一方、基地局から加入者局への送信につ
いては、図6に示すようなフレームフォーマットに従っ
て同報通信を行う。また、基地局から加入者局へ向けて
送信する信号のタイムスロットについても、予め基地局
から各加入者局に通知される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】固定無線アクセスシス
テムに用いられる一般的な加入者局は、P−MP型の無
線通信を行うために、基地局との間で図5に示すような
ネゴシエーションを行うことを想定して構成されてい
る。このため、2つの加入者局を互いに対向させたとし
てもP−P型の無線通信を行うことはできない。
【0012】しかし、固定無線アクセスシステムに用い
られる加入者局は非常に安価であるのに対し、P−P型
の無線通信システムは非常に高価である。本発明は、加
入者局同士の間でP−P型の無線通信が可能な安価な加
入者局装置を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1は、TDMA/
TDDを用いて他局との間で無線通信が可能な加入者局
装置であって、加入者局モードと擬似基地局モードとを
切り替えるモードスイッチ手段と、擬似基地局モードの
場合に、基地局側タイムスケジュールを決定しその情報
を他局に通知する基地局側タイムスケジューリング手段
と、擬似基地局モードの場合には前記基地局側タイムス
ケジューリング手段の決定したタイムスケジュールに応
じたタイムスロットを用い、加入者局モードの場合には
基地局から通知されたタイムスケジュールに応じたタイ
ムスロットを用いて他局との間で情報パケットの無線伝
送を行うパケット伝送制御手段とを設け前記モードスイ
ッチ手段の選択したモードに応じて加入者局又は擬似基
地局として動作することを特徴とする。
【0014】請求項1の加入者局装置は、前記モードス
イッチ手段の選択に応じて加入者局モード又は擬似基地
局モードで動作することができる。すなわち、擬似基地
局モードで動作するときには、基地局側タイムスケジュ
ーリング手段が基地局側のタイムスケジュールを決定し
てその情報を相手局に通知するので、相手局となる加入
者局ではそれ自身が送信に利用可能なタイムスロットを
把握して送信を行うことができる。このため、加入者局
は擬似基地局モードの加入者局装置との間でP−P型の
無線通信を行うことができる。
【0015】また、請求項1の加入者局装置が加入者局
モードで動作するときには、パケット伝送制御手段が基
地局(又は擬似基地局モードの加入者局装置)から通知
されたタイムスケジュールに応じたタイムスロットを用
いて他局との間で情報パケットの無線伝送を行うので、
P−MP型の無線通信で用いる加入者局と同じ動作を行
うことができる。
【0016】すなわち、請求項1の加入者局装置は、モ
ードスイッチ手段の選択によりP−MP型の無線通信シ
ステムの加入者局として用いることもできるし、P−P
型の無線通信システムの擬似基地局又は加入者局として
用いることもできる。なお、P−P型の無線通信システ
ムを構成する場合には、擬似基地局と対向する加入者局
として、加入者局モードの請求項1の加入者局装置を用
いることもできるし、従来の加入者局を用いることもで
きる。
【0017】請求項1の加入者局装置は、タイムスロッ
トの割り当てによって双方向の通信を実現するので、P
−MP型の無線アクセスシステムに用いられる一般的な
加入者局と同様に安価に提供することができる。請求項
2は、請求項1の加入者局装置において、前記基地局側
タイムスケジューリング手段は、タイムスケジュールな
どの報知情報の伝送に割り当てられる第1のタイムスロ
ットと、上り方向のユーザデータの伝送に割り当てられ
る第2のタイムスロットと、下り方向のユーザデータの
伝送に割り当てられる第3のタイムスロットと、加入者
局のランダムアクセスに割り当てられる第4のタイムス
ロットとを含むタイムスケジュールを生成すると共に、
前記第2のタイムスロットと第3のタイムスロットとを
同一の固定長に定めることを特徴とする。
【0018】請求項2においては、第1のタイムスロッ
トを用いることにより、加入者局が利用可能なタイムス
ロットなどのタイムスケジュールを報知情報として通知
することができる。また、第2のタイムスロットを用い
て上り方向のユーザデータを伝送することができ、第3
のタイムスロットを用いて下り方向のユーザデータを伝
送することができる。更に、第4のタイムスロットを設
けることにより加入者局からのランダムアクセス(タイ
ムスロット割り当ての要求)を受け付けることができ
る。
【0019】また、第2のタイムスロットの長さと第3
のタイムスロットの長さとが同一であるため、上り方向
の最大伝送速度と下り方向の最大伝送速度とを同じにす
ることができ、対称型の通信として活用される場合の多
いP−P型の通信に適する。しかも、タイムスロットの
長さが固定されているので制御が容易になる。請求項3
は、請求項2の加入者局装置において、前記基地局側タ
イムスケジューリング手段は、加入者局からのランダム
アクセスの要求を受け付けた場合に、常に同じ情報を加
入者局が利用可能なタイムスロットの情報として相手局
に通知することを特徴とする。
【0020】請求項3においては、加入者局からのラン
ダムアクセスの要求に対して常に同じ情報を相手局に通
知すればよいので、擬似基地局モードにおける制御が容
易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施の形態につい
て、図1〜図3を参照しながら説明する。この形態は全
ての請求項に対応する。
【0022】図1はこの形態の加入者局装置の構成を示
すブロック図である。図2は2つの加入者局装置を用い
てP−P型の無線通信システムを構成した場合の通信シ
ステムの動作を示すシーケンス図である。図3は擬似基
地局モードのフレーム構成を示す模式図である。この形
態では、請求項1のモードスイッチ手段,基地局側タイ
ムスケジューリング手段及びパケット伝送制御手段は、
それぞれスイッチ55,スケジュール情報生成回路56
及びMAC層制御回路52に対応する。
【0023】図1に示すように、この形態の加入者局装
置は送受信アンテナ31,高周波回路32及び制御ユニ
ット33を備えている。高周波回路32には受信機4
2,送信機43及びスイッチ44が備わっている。ま
た、制御ユニット33には変復調回路51,MAC(メ
ディアアクセスコントロール)層制御回路52,LLC
(ロジカルリンクコントロール)層制御回路53,イン
タフェース回路54,スイッチ55,スケジュール情報
生成回路56及びコネクション管理回路57が備わって
いる。
【0024】図1の加入者局装置は、擬似基地局モード
及び加入者局モードのいずれかで動作する。スイッチ5
5は、擬似基地局モード又は加入者局モードを選択する
ためのモードスイッチとして機能する。P−P型の無線
通信システムを構成する場合には、例えば図1の加入者
局装置を2つ対向させて配置し、一方の加入者局装置を
擬似基地局モードに定め、他方の加入者局装置を加入者
局モードに定めて使用する。
【0025】また、P−P型の無線通信システムを構成
する場合に、加入者局モードの加入者局装置の代わりに
一般的なP−MP型の通信システムの加入者局を用いる
こともできる。更に、図1の加入者局装置を加入者局モ
ードで運用する場合には、この加入者局装置をP−MP
型の通信システムの加入者局として利用することもでき
る。
【0026】インタフェース回路54には、例えばパソ
コンのような外部装置が接続される。外部装置から入力
される送信データは、インタフェース回路54,LLC
層制御回路53,MAC層制御回路52,変復調回路5
1,送信機43,スイッチ44を通り送受信アンテナ3
1から無線信号として送信される。送受信アンテナ31
で受信された信号は、スイッチ44,受信機42,変復
調回路51,MAC層制御回路52,LLC層制御回路
53,インタフェース回路54を通り、受信データとし
て外部装置に出力される。
【0027】LLC層制御回路53は、送受信信号のデ
ータを一時的に蓄積するためのバッファ回路を内蔵して
いる。また、LLC層制御回路53は再送制御のために
利用されるシーケンス番号やデータのサービスクラスを
識別するためのタグ等を付与し、TDMA/TDDの無
線通信で伝送されるパケットの生成を行う。MAC層制
御回路52は、レイヤ2レベルでの機器識別ID(MA
C ID)を終端する。また、MAC層制御回路52は
スケジュール情報生成回路56又はコネクション管理回
路57からの指示に従って、送信データを変復調回路5
1に出力するか又は変復調回路51で復調された受信デ
ータの信号処理を行う。
【0028】スケジュール情報生成回路56は、擬似基
地局モードで動作する場合に、自局が対向する相手の加
入者局からみて基地局にみえるように、基地局になりす
ましてタイムスケジューリングの指示を行うための機能
を有している。実際には、図5に示す基地局と同様に、
ランダムアクセスのためのタイムスケジュールの報知,
ランダムアクセスの衝突の有無検出,送信を許可するタ
イムスロットの報知の機能がスケジュール情報生成回路
56に備わっている。
【0029】但し、擬似基地局モードでは相手の1つの
加入者局との間でP−P型の無線通信を行うことを想定
しているので、P−P型の無線通信で効率的な伝送がで
きるように、図3に示すフレーム構成のようなタイムス
ケジュールを生成する。すなわち、下り方向のユーザデ
ータ伝送に用いるタイムスロットTS12と上り方向の
ユーザデータ伝送に用いるタイムスロットTS13とは
長さが同一であり固定長になっている。従って、上り方
向の最大伝送速度と下り方向の伝送速度とが同一にな
る。このようなタイムスケジュールになるように、スケ
ジュール情報生成回路56はMAC層制御回路52に指
示を与える。
【0030】また、擬似基地局モードの自局が加入者局
に対してユーザデータを送信する場合には、予め定めた
タイムスロットTS12を使うようにMAC層制御回路
52に対して指示する。更に、自局と対向する加入者局
に対しては、予め定めたタイムスロットTS13を常に
固定的に割り当てる。従って、P−P型の無線通信を行
うときにはユーザデータ用の上り方向の無線回線と下り
方向の無線回線とは対称になる。
【0031】タイムスロットTS11はタイムスケジュ
ールなどの情報を擬似基地局から加入者局に対して通知
する場合に利用され、タイムスロットTS14は加入者
局から擬似基地局に対するランダムアクセス要求の送信
に利用される。コネクション管理回路57は、自局が加
入者局モードである場合に、相手の基地局もしくは擬似
基地局との間で図5に示すようなネゴシエーションを行
い、基地局の指定したタイムスケジュールに基づいたタ
イミングでデータの送受信を行うようにMAC層制御回
路52に指示を与える。
【0032】スイッチ55は、スケジュール情報生成回
路56及びコネクション管理回路57のいずれか一方を
選択的にMAC層制御回路52と接続する。変復調回路
51は、MAC層制御回路52から入力されるベースバ
ンド信号を変調して高周波回路32に出力する機能、並
びに高周波回路32から入力される中間周波信号を復調
してベースバンド信号を生成する機能を有している。
【0033】高周波回路32の送信機43は、変復調回
路51から入力される変調された中間周波信号を高周波
信号に周波数変換し、高周波電力増幅して送受信アンテ
ナ31に与える。受信機42は、送受信アンテナ31で
受信された高周波受信信号を低雑音増幅し、予め定めた
中間周波数に周波数変換してから変復調回路51に出力
する。
【0034】図1の加入者局装置を2つ用い、一方の加
入者局装置(1)を擬似基地局モードに定め、他方の加
入者局装置(2)を加入者局モードに定めてP−P型の
無線通信システムを構成する場合には、図2に示すよう
な動作が行われる。擬似基地局モードの加入者局装置
(1)は、ステップS11で図3に示すようなタイムス
ケジュールの割り当てを行う。実際には、タイムスケジ
ュールは固定されているので、予め定めた固定データを
読み出してタイムスケジュールを決定する。なお、ある
フレームで決定されたタイムスケジュールは次フレーム
の通信で使用される。
【0035】擬似基地局モードの加入者局装置(1)が
決定したタイムスケジュールは、ステップS12で、タ
イムスロットTS11を用いて相手の加入者局モードの
加入者局装置(2)に向けて送信される。加入者局モー
ドの加入者局装置(2)は、受信したタイムスケジュー
ルの情報を次フレームの制御に備えてステップS21で
保存する。
【0036】加入者局モードの加入者局装置(2)にお
いて送信すべきデータが発生(外部装置から入力)する
と、加入者局モードの加入者局装置(2)はステップS
22でタイムスロットTS14を用いてランダムアクセ
スの要求を行う。この要求には、加入者局ID及び伝送
したい情報量のデータが含まれている。擬似基地局モー
ドの加入者局装置(1)は、ランダムアクセスの要求を
受信するとステップS13を実行する。すなわち、次フ
レームにおいて加入者局モードの加入者局装置(2)か
らの送信を許可するタイムスロットの情報を、タイムス
ロットTS11を用いて通知する。
【0037】実際には、加入者局モードの加入者局装置
(2)がユーザデータの送信に利用可能なタイムスロッ
トはTS13に固定されているので、ステップS13で
は予め用意したTS13のデータを常に送信する。
【0038】加入者局モードの加入者局装置(2)は、
ステップS23でユーザデータを情報パケットとして送
信する。この情報パケットは前フレームのTS11で通
知された情報に従って、タイムスロットTS13を用い
て送信される。擬似基地局モードの加入者局装置(1)
は、ステップS14で受信したユーザデータを処理す
る。
【0039】擬似基地局モードの加入者局装置(1)に
おいて送信すべきデータが発生(外部装置から入力)す
ると、擬似基地局モードの加入者局装置(1)はステッ
プS15でユーザデータを情報パケットとして送信す
る。この情報パケットの送信には予め定められたタイム
スロットTS12を用いる。加入者局モードの加入者局
装置(2)は、ステップS23で受信したユーザデータ
を処理する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の加入者局装置は、
擬似基地局モード及び加入者局モードのいずれでも動作
することができる。擬似基地局モードを用いることによ
り、他の加入者局との間でP−P型の無線通信システム
を構成することができる。また、加入者局モードではP
−P型の無線通信システムの加入者局並びにP−MP型
の無線通信システムの加入者局のいずれでも利用でき
る。しかも、FDD通信を行う必要がないので構成を簡
略化でき安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の加入者局装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】2つの加入者局装置を用いてP−P型の無線通
信システムを構成した場合の通信システムの動作を示す
シーケンス図である。
【図3】擬似基地局モードのフレーム構成を示す模式図
である。
【図4】一般的なP−P型の無線通信システムの無線局
の構成を示すブロック図である。
【図5】加入者局からの情報発信のためのネゴシエーシ
ョンを示すシーケンス図である。
【図6】一般的なTDMA/TDDのフレーム構成を示
す模式図である。
【符号の説明】
31 送受信アンテナ 32 高周波回路 33 制御ユニット 42 受信機 43 送信機 44 スイッチ 51 変復調回路 52 MAC層制御回路 53 LLC層制御回路 54 インタフェース回路 55 スイッチ 56 スケジュール情報生成回路 57 コネクション管理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水本 幸秀 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA06 BB04 CC05 DD01 HH02 LL02 LL43 5K067 BB21 CC04 EE02 EE10 EE71 GG01 JJ21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA/TDDを用いて他局との間で
    無線通信が可能な加入者局装置であって、 加入者局モードと擬似基地局モードとを切り替えるモー
    ドスイッチ手段と、 擬似基地局モードの場合に、基地局側タイムスケジュー
    ルを決定しその情報を他局に通知する基地局側タイムス
    ケジューリング手段と、 擬似基地局モードの場合には前記基地局側タイムスケジ
    ューリング手段の決定したタイムスケジュールに応じた
    タイムスロットを用い、加入者局モードの場合には基地
    局から通知されたタイムスケジュールに応じたタイムス
    ロットを用いて他局との間で情報パケットの無線伝送を
    行うパケット伝送制御手段とを設け前記モードスイッチ
    手段の選択したモードに応じて加入者局又は擬似基地局
    として動作することを特徴とする加入者局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の加入者局装置において、前記
    基地局側タイムスケジューリング手段は、タイムスケジ
    ュールなどの報知情報の伝送に割り当てられる第1のタ
    イムスロットと、上り方向のユーザデータの伝送に割り
    当てられる第2のタイムスロットと、下り方向のユーザ
    データの伝送に割り当てられる第3のタイムスロット
    と、加入者局のランダムアクセスに割り当てられる第4
    のタイムスロットとを含むタイムスケジュールを生成す
    ると共に、前記第2のタイムスロットと第3のタイムス
    ロットとを同一の固定長に定めることを特徴とする加入
    者局装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の加入者局装置において、前記
    基地局側タイムスケジューリング手段は、加入者局から
    のランダムアクセスの要求を受け付けた場合に、常に同
    じ情報を加入者局が利用可能なタイムスロットの情報と
    して相手局に通知することを特徴とする加入者局装置。
JP2001138743A 2001-05-09 2001-05-09 加入者局装置 Pending JP2002335558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138743A JP2002335558A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 加入者局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138743A JP2002335558A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 加入者局装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002335558A true JP2002335558A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18985634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138743A Pending JP2002335558A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 加入者局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002335558A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011103573A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Fujitsu Ltd 無線通信システム、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法
US8577283B2 (en) 2005-07-15 2013-11-05 Qualcomm Incorporated TDD repeater

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8577283B2 (en) 2005-07-15 2013-11-05 Qualcomm Incorporated TDD repeater
JP2011103573A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Fujitsu Ltd 無線通信システム、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11197271B2 (en) Uplink multi-TTI scheduling in TDD system
EP3420664B1 (en) Method and apparatus for providing different services in mobile communication system
JP7090739B2 (ja) ユーザ機器及び無線通信方法
JP6165256B2 (ja) フレキシブル・サブフレームを動的に設定するためのシステムおよび方法
CN101720562B (zh) 用于提供定时调校的方法和装置
EP3113559B1 (en) Device and method for data transmission in direct communication
RU2395932C1 (ru) Способ указания сети возможности мобильной станции
CN111181694B (zh) 一种上行控制信息的传输方法及装置
CN111066354A (zh) 无线通信系统中的装置和方法、计算机可读存储介质
US20220224465A1 (en) Uplink data transmission method and apparatus, and storage medium
CN103891378A (zh) 在lte tdd系统中通知ul/dl配置
EP3566522B1 (en) Communication method, network device and terminal
CN110291814A (zh) Bwp切换方法、装置及存储介质
EP3550911A1 (en) Communication method, network side device and terminal device
WO2019037695A1 (zh) 一种通信方法及装置
JP7460628B2 (ja) 端末、送信方法及び集積回路
JPWO2005027555A1 (ja) 無線パケット通信方法および無線パケット通信装置
CN104010368A (zh) Tdd配置更新方法、装置及系统
WO2015019127A1 (en) Methods and apparatus for device to device communication
JP2002335204A (ja) 基地局間通信方法
CN107453852B (zh) 一种子帧类型通知、确定方法及装置
WO2019137221A1 (zh) 一种上行数据传输方法及装置
CN102273259B (zh) 在无线通信系统中用于分配用于带宽请求信息的传输的资源的方法和用于发送带宽请求信息的方法
US20100069082A1 (en) Method for configurating a feedback region in wireless communication system
JP2002335558A (ja) 加入者局装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050816

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913