JP2002335198A - 衛星通信システム - Google Patents

衛星通信システム

Info

Publication number
JP2002335198A
JP2002335198A JP2001141678A JP2001141678A JP2002335198A JP 2002335198 A JP2002335198 A JP 2002335198A JP 2001141678 A JP2001141678 A JP 2001141678A JP 2001141678 A JP2001141678 A JP 2001141678A JP 2002335198 A JP2002335198 A JP 2002335198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission power
station
satellite
communication system
power control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001141678A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Katagiri
秀樹 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001141678A priority Critical patent/JP2002335198A/ja
Publication of JP2002335198A publication Critical patent/JP2002335198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチビーム型衛星通信システムにおいて、ア
ップリンクおよびダウンリンクの電力制御を効率的且つ
タイムリーに行う衛星通信システムを提供する。 【解決手段】地上の離れた位置にある複数のユーザ局U
1、U2間で衛星局1を介して通信する際に、衛星局1
からユーザ局U1、U2に対してビーコン信号13、1
4を送信して大気の減衰量を測定して決定したユーザ局
U1、U2の送信電力レベルL1、L2を網制御局3が
受けて、衛星局1からのダウンリンクの適正な送信電力
レベルkL1、kL2を決定して、衛星局1の送信レベ
ルを制御する。また、TDMA通信方式の場合に、衛星
局1には、送信電力制御テーブルを記憶する送信電力制
御テーブル記憶装置15を備え、この送信電力制御テー
ブルを制御回路16で書き換えおよび読み出して衛星局
1の送信電力をタイムリーに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星通信システムに
関し、特に衛星局を介して地上の複数のユーザ局間で通
信する際の大気の影響を回避又は軽減する衛星通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信のニードが益々増加し、情報化およ
びグローバル化の進展に伴い、通信の広帯域化の必要性
が高まっている。また、無線通信には、種々の利点を有
する通信衛星を活用する衛星通信が普及し、広帯域を確
保し易い準ミリ波帯域以上の周波数の使用が期待されて
いる。しかし、準ミリ波帯以上の周波数を使用する場合
には、大気(又は降雨)に関連したRF(無線周波数)
信号の減衰が大きな問題である。
【0003】衛星放送技術に関する従来技術は、例えば
特開平3−117232号公報の「衛星放送方式」、特
開平5−218924号公報の「送信電力制御方式」、
特開平5−344032号公報の「送信電力制御方
式」、特開平6−244764号公報の「放射電力可変
型衛星の電力分配制御方法」、特開平9−191304
号公報の「無線通信システム」、特開平10−1905
50号公報の「多重衛星フェード減衰制御システム」、
特開平5−41683号公報の「衛星通信・放送の送信
電力制御方式」および特開平10−98425号公報の
「サテライトをベースとするテレコミュニケーションシ
ステムのためのパワーコントロール方法及び装置」等に
開示されている。
【0004】次に、図8を参照して、衛星通信システム
に関する従来の一般的な衛星通信システム、特にその電
力制御方法を説明する。この衛星通信システムは、通信
衛星に搭載された衛星局1、地上の網制御局3および地
上の第1ユーザ局U1および第2ユーザ局U2により構
成される。一般に、衛星通信のユーザ局U1、U2にお
いて、大気に関連した降雨減衰量の大きい準ミリ波帯以
上の周波数を使用する場合には、降雨減衰量の大きいと
き、ユーザ局U1、U2の送信電力を増加させてアップ
リンクの降雨減衰量を補償するための送信電力制御が必
要になる。
【0005】この種の送信電力制御の従来動作手順は、
ダウンリンクの降雨減衰量を衛星局1から送出されるビ
ーコン信号13を使用して実測する。この測定値からビ
ーコン信号13の周波数をパラメータとする、後述する
(1)式から、先ず降雨強度R(mm/h)を求める。
次に、アップリンクの送信周波数について、この降雨強
度Rを使用して、降雨減衰量Aを再度(1)式を使用し
て求める。(1)式は、減衰量A(dB/Km)および
降雨強度R(mm/h)とし、係数rおよびべき数n=
0・88(17.7GHz≦ f≦ 31GHz)とする
と、 A=r×Rn…(1)式 となる。ここで、係数rは、周波数fの関数として
(2)式となる。 r=0.1423−3.0976×10‐2f+3.1174×10‐3×f2 −8.8328×10−5×f3+8.9270×10−7×f4…(2)式 上述した(1)式および(2)式を使用して、アップリ
ンクの降雨減衰量を補償する送信電力制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の衛星
通信システムの電力制御方法においては、次の如き課題
を有する。第1に、アップリンクとダウンリンクの電力
整合策である。マルチビーム型の衛星通信システムで
は、アップリンクとダウンリンクとのユーザ局の地域が
異なり、送信ユーザ局ではビーコン受信電力によりアッ
プリンクの電力制御ができるが、ダウンリンクの電力制
御ができない。網制御局3等が各地域の降雨情報に基づ
き、送信電力制御を行うことも可能である。しかし、こ
の場合には、他の複数の課題が生じる。
【0007】第2に、地域に適合した降雨補償の実現で
ある。同一のマルチビーム内においても、降雨状況は異
なるので、統一した制御では不十分である。例えば、日
本全国を約20のマルチビームでカバーする場合でも、
1つのビーム径は、数100Kmとなるが、この数10
0Kmの地域が同一気象状況となることは殆どあり得な
い。即ち、広域での気象情報のみでの降雨補償は、精度
のないものとなる。
【0008】第3に、タイムリーな制御である。網制御
局3からの制御の場合には、衛星通信システムの運用が
複雑になり且つタイムリーな制御が不可能になる。第4
に、衛星電力の効率的利用である。ダウンリンクのある
一定時間に降雨地域への通信が集中した場合には、衛星
局1の有する所要電力以上の電力要求に適合できない場
合がある。これに単純に対応するには、衛星電力を常に
マージン(余裕)を持たせる必要がある。しかし、宇宙
空間で太陽電池から電力供給を受ける衛星局1では、供
給電力に限界がある。また、大きなマージンの太陽電池
を宇宙空間にロケットにより打ち上げるには、余分な費
用がかかる。
【0009】
【発明の目的】本発明は、従来技術の上述した種々の課
題に鑑みなされたものであり、斯かる課題を解決又は軽
減する衛星通信システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の衛星通信システ
ムは、基地局と、地上に設けられた網制御局および複数
のユーザ局とを備え、衛星局を介してユーザ局間で通信
する双方向の1対1型のシステムであって、大気に関連
したRF信号の減衰度を各ユーザ局からの送信電力情報
に基づいて、網制御局が衛星局の送信電力制御情報を生
成し、この送信電力制御情報に基づいて衛星局のダウン
リンク送信電力を制御する。本発明の好適実施形態で
は、網制御局による衛政局から各ユーザ局へのダウンリ
ンク送信電力は、それぞれ各ユーザ局から網制御局に送
られる送信電力情報と所定比例係数の積により決定す
る。
【0011】また、本発明の衛星通信システムは、衛星
局と、地上に設けられた網制御局および複数のユーザ局
からなるTDMA通信方式のマルチビーム衛星通信シス
テムであって、大気に関連してRF信号の減衰量を各ユ
ーザ局からの送信電力情報に基づいて、網制御局が衛星
局の周期的な送信電力制御情報を生成し、衛星局は送信
電力制御情報を記憶する送信電力制御テーブル記憶装置
を備え、この送信電力テーブル記憶装置から送信電力制
御情報を読み出して衛星局からのダウンリンク送信電力
を制御する。本発明の好適実施形態によると、送信電力
制御テーブル記憶装置に記憶される送信電力制御情報を
書き込みおよび読み出す制御回路を備える。送信電力制
御テーブル記憶装置から制御回路により読み出された送
信電力制御情報により、衛星局の送信電力を制御する出
力電力可変増幅装置を備える。また、時間スイッチを設
け、タイムスロット内での送信電力の集中を回避して送
信電力の均一化を図る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による衛星通信シス
テムの好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】先ず、図1は、本発明による衛星通信シス
テムの第1実施形態の基本構成を示す図である。尚、図
1に示す衛星通信システムにおいて、上述した図8に示
す従来技術の構成要素に対応する構成要素には、説明の
便宜上、同様の参照符号を使用する。この衛星通信シス
テムは、衛星局1、第1ユーザ局U1、第2ユーザ局U
2および網制御局3から構成される。この衛星通信シス
テムでは、第1ユーザ局U1および第2ユーザ局U2
は、それぞれは衛星局1の第1ビーム11および第2ビ
ーム12の相互に異なったビーム内に位置し、1:1型
の通信をする。
【0014】衛星局1は、全てのユーザ局U1、U2に
対して、ある条件下でユーザ局U1、U2の受信レベル
が一定値となるようにビーコン信号13、14を送信す
る。次に、後述する如く、ユーザ局U1、U2は、この
ビーコン信号13、14を受信し、その受信レベルか
ら、衛星局1と各ユーザ局U1、U2までの減衰量をそ
れぞれ算出する。この算出結果に基づいて、ユーザ局U
1およびU2間で回線接続時に、各ユーザ局U1、U2
が送信すべき送信電力レベルL1およびL2を求め、各
ユーザ局U1、U2は、網制御局3に対して、ビーコン
信号13、14から算定した送信電力L1およびL2を
情報化して送出する。
【0015】一方、網制御局3では、衛星局1経由で各
ユーザ局U1、U2からの各送信電力情報L1およびL
2から、各ビーム11、12毎の衛星局1のダウンリン
ク電力情報を算出する。一般に、アップリンクおよびダ
ウリンクで使用する周波数帯は異なるが、衛星局1から
の出力電力は、各ユーザ局U1、U2からの送信電力L
1およびL2が決まれば算出できる。即ち、衛星局1の
送信電力は、第1ユーザ局U1および第2ユーザ局U2
への衛星局1からの送信電力は、kL1およびkL2
(ここで、kは所定比例係数)が決まる。
【0016】次に、図2は、図1の衛星通信システムの
通信における衛星局1の送信電力制御シーケンスの1例
を示す。先ず、第1ビーム11のカバーレジ内に位置す
る第1ユーザ局U1は、回線接続要求を発する(ステッ
プS1)。このとき、衛星局1が発したビーコン信号1
3の受信レベルから送信レベルL1を算出しており、回
線接続要求に送信レベルL1を情報化して送出する。
【0017】衛星局1は、この回線接続要求を網制御局
3に振り分ける(ステップS2)。網制御局3では、第
1ユーザ局U1の通信先となる第2ユーザ局U2に対し
て、回線接続要求に応答するか否かを確認する回線接続
応答確認を発する。第2ビーム12のカバレッジ内に位
置する第2ユーザ局U2は、衛星局1経由で回線接続応
答確認を受信する(ステップS3)。そこで、第2ユー
ザ局U2は、回線接続応答確認に対するレスポンスとし
て回線接続要求を応答する。次に、第1ユーザ局U1の
送信時と同様にして、ビーコン信号14から送信レベル
L2を算出し、この送信レベルL2を情報化して回線接
続要求に付加して送信する。網制御局3は、衛星局1を
介して、第2ユーザ局U2からの回線接続要求を受信す
る(ステップS4)。
【0018】以上は1例であるが、このようにしてそれ
ぞれの送信局(ユーザ局)U1、U2の送信レベルL
1、L2を網制御局3は知ることとなる。第1ユーザ局
U1と第2ユーザ局U2との間の通信開始指示に先立
ち、衛星局1にそれぞれの出力ビーム毎の出力レベルk
L1、kL2を指示できる(ステップS5、S6)。通
信開始指示が発せられた時点では、それぞれのユーザ局
U1、U2の大気に関連したRF信号の減衰量に適合し
た出力レベルが制御できる。
【0019】次に、図3は、本発明による衛星通信シス
テムの第2実施形態の構成図を示している。この第2実
施形態では、衛星局1側に送信電力用の変換テーブルを
記憶する送信電力制御テーブル記憶装置15を有する。
この第2実施形態では、第1ビーム11のエリアにユー
ザ局U1、ユーザ局U2を有し、第2ビーム12のエリ
アにユーザ局U3、ユーザ局U4を有する。例えば、図
4に示す如くTDMA(Time Division Multiple Acces
s)通信方式の場合には、単位時間毎に通信局が異な
る。ユーザ局U1〜U4の大気に関連したRF信号の減
衰量が個々に変わるため、衛星局1からのビーム11、
12毎に一様に衛星局1の送信電力を固定化するのでは
不十分である。即ち、図3に示す特定例では、ユーザ局
U1、U3には降雨がなく(晴天)、ユーザ局U2、U
4には降雨がある。そこで、送信するユーザ局U1、U
2およびU3、U4の大気に関連したRF信号の減衰量
に合わせて、単位時間毎に周期的に切り替える必要があ
る。このため、衛星局1上では、送信電力を周期的に切
り替える制御テーブルを記憶する送信電力制御テーブル
記憶装置15を有する。網制御局3から送信電力制御テ
ーブルを書き換えることにより、動的に送信電力を制御
する衛星通信システムの電力制御例を示している。
【0020】図4は、それぞれ第1ビーム11および1
2のエリア内の2組のユーザ局U1、U2とU3、U4
が、時間を等分(分割)して通信している例を示す。ユ
ーザ局U1からのビーム1のアップリンクでは、U1か
らU3へ(U1→U3)およびU2からU4へ(U2→
U4)で交互に通信している。一方、ビーム2のアップ
リンクでは、U3からU1へ(U3→U1)およびU4
からU2へ(U4→U2)で交互に通信している。ビー
ム1およびビーム2間での双方通信の例である。この例
では、図3に示す如くU2およびU4が降雨状態であ
り、衛星局1に至るまでRF信号が減衰する。そこで、
より高出力のアップリンク送信電力を必要とする。即
ち、ユーザ局U1、U2、U3およびU4のアップリン
クビームを、それぞれ送信電力レベルL1、L2、L3
およびL4とすると、L2>L1およびL4>L3であ
る。図4中に、ボックスの大きさ(高さ)でその送信電
力の大きさを定性的に示す。
【0021】一方、ダウンリンクは、ユーザ局U2およ
びU4等の降雨地域に対して、より大きい送信電力を割
り当てる必要がある。そのための電力配分は、図2を参
照して上述した方法により行うことが可能である。しか
し、時分割多重周期を短い周期で実施する場合には、網
制御局3からのその都度の指示では間に合わない。そこ
で、網制御局3から制御情報を一旦記憶する送信電力制
御テーブルを記憶する送信電力制御テーブル記憶装置1
5を衛星局1側に設ける必要がある。図3に示すこの送
信電力制御テーブル記憶装置15は、網制御局3からの
出力電力制御情報を記憶し、時分割多重周期に合わせて
衛星局1の送信電力を制御するタイミングで暫時制御情
報を出力するものである。この送信電力制御テーブル記
憶装置15により、高速切替を実現している。
【0022】次に、図5は、本発明による衛星通信シス
テムの第3実施形態の構成を示す。衛星局1が送信電力
を自律的に制御するため、各ユーザ局(又は地球局)U
1〜U4への送信レベルを記憶する送信電力制御テーブ
ル記憶装置15、この記憶情報に基づき送信電力を制御
する制御回路16および出力電力を可変する出力電力可
変増幅装置17を有する。図5に示す衛星通信システム
において、各ユーザ局U1〜U4からの送信電力情報に
基づき自律的且つ高速に出力電力を切り替える。
【0023】ここで、制御回路16は、送信電力制御テ
ーブル記憶装置15へのデータの書き込みおよび読み出
しを制御する。出力電力可変増幅装置17は、制御回路
16が送信電力制御テーブル記憶装置15から読み出し
た出力データに基づき、ビーム11、12毎の送信電力
を可変制御する。このように、各ユーザ局U1〜U4か
ら送信されたユーザ局の送信電力情報を、送信電力制御
テーブル記憶装置15に記憶し、制御回路16がユーザ
局U1〜U4に送信すべきタイミングで各ユーザ局の送
信電力を読み出し、出力電力可変増幅装置17の出力電
力を制御する。
【0024】次に、図6は、本発明による衛星通信シス
テムの第4実施形態の構成を示す。この第4実施形態の
衛星通信システムでは、衛星局1が送信電力制御テーブ
ル記憶装置15、制御回路16および出力電力可変増幅
装置17に加えて、復調器18およびT(時間)型スイ
ッチ19を含んでいる。そして、このT型スイッチ19
により、出力のタイムスロットを変更する場合を示して
いる。例えば、図4に示す如く出力電力がタイムスロッ
ト毎に変動する場合には、あるタイムスロットに送信電
力が集中する。この場合に、衛星局1は、電力変動範囲
が広くなり、電力リソースの上限が大きくなる。電力リ
ソースを有効に使用することは、有限の衛星電力におい
ては極めて重要である。そこで、図7に示すボックスの
大きさ(高さ)で送信電力の大きさを示す如く、同一タ
イムスロットに大送信電力が重なる場合には、シフトさ
せることにより送信電力の均一化を行う。即ち、同一タ
イムスロット内での送信電力和が均一になるように、T
型スイッチ19で出力タイミングを制御する。このよう
な機能追加により、衛星局1の送信電力を均一化でき且
つユーザ局U1、U2の帯域によるRF信号減衰量の影
響も回避する。
【0025】以上、本発明による衛星通信システムの好
適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯か
る実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発
明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱するこ
となく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能である
こと、当業者には容易に理解できよう。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の衛星通信
システムによると、以下に記載するような効果を奏す
る。第1に、衛星局1が出力したビーコン信号13、1
4に基づき、ユーザ局U1、U2が判定した衛星局1へ
の送信電力を、網制御局3に通知し、網制御局3で各ビ
ーム13、14毎のダウンリンク送信電力を決め、衛星
局1に指示することで、衛星局1の送信電力を有効に活
用できる。また、衛星局1の送信電力が降雨減衰に合わ
せて正しくダウンリンク電力を制御できるので、ユーザ
局U1、U2の受信アンテナを適切な大きさに維持で
き、ユーザ局の小型化に寄与する。第2に、衛星局1で
送信電力制御テーブル記憶装置15を有してマルチビー
ムのTDMA(時分割多重通信)に同期して、相手先の
ユーザ局毎に衛星局1の送信電力を制御でき、一層高速
の送信電力制御ができることである。
【0027】第3に、衛星局1で送信電力レベルを制御
するため、制御回路16と送信電力制御テーブルを実装
し、これら追加機能を活用して出力電力可変増幅装置1
7を衛星局1が自律的に実施しているので、網制御局3
の機能が単純化でき、衛星局1の運用が容易にできるこ
とである。第4に、更にTスイッチ19を有すること
で、送信タイミングを時分割周期に同期して出力するが
でき、1タイムスロット内での全ビームの送信電力和が
均一に制御できるので、衛星の有限な電力を更に有効活
用が可能になる。これにより、ユーザ局のアンテナの小
型化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星通信システムの第1実施形態
の構成図である。
【図2】図1の衛星通信システムの動作を説明するシー
ケンス図である。
【図3】本発明による衛星通信システムの第2実施形態
の構成図である。
【図4】図3の衛星通信システムの動作説明図である。
【図5】本発明による衛星通信システムの第3実施形態
の構成図である。
【図6】本発明による衛星通信システムの第4実施形態
の構成図である。
【図7】図6に示す衛星通信システムの動作説明図であ
る。
【図8】従来の衛星通信システムの構成図である。
【符号の説明】
1 衛星局 3 網制御局 11 第1ビーム 12 第2ビーム 13、14 ビーコン信号 15 送信電力制御テーブル記憶装置 16 制御回路 17 出力電力可変増幅装置 19 T型スイッチ U1〜U4 ユーザ局 L1〜L4 送信電力レベル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星局と、地上に設けられた網制御局およ
    び複数のユーザ局とを備え、前記衛星局を介して前記ユ
    ーザ局間で通信する双方向の1対1型の衛星通信システ
    ムにおいて、 大気に関連したRF信号の減衰量を前記各ユーザ局から
    の送信電力情報に基づいて、前記網制御局が前記衛星局
    の送信電力制御情報を生成し、該送信電力制御情報に基
    づいて前記衛星局のダウンリンク送信電力を制御するこ
    とを特徴とする衛星通信システム。
  2. 【請求項2】前記網制御局による前記衛星局から前記各
    ユーザ局へのダウンリンク送信電力は、それぞれ前記各
    ユーザ局から前記網制御局に送られる送信電力情報と所
    定比例係数の積により決定することを特徴とする請求項
    1に記載の衛星通信システム。
  3. 【請求項3】衛星局と、地上に設けられた網制御局およ
    び複数のユーザ局からなるTDMA通信方式のマルチビ
    ーム衛星通信システムにおいて、 大気に関連したRF信号の減衰量を前記各ユーザ局から
    の送信電力情報に基づいて、前記網制御局が前記衛星局
    の周期的な送信電力制御情報を生成し、前記衛星局は前
    記送信電力制御情報を記憶する送信電力制御テーブル記
    憶装置を備え、該送信電力制御テーブル記憶装置から前
    記送信電力制御情報を読み出して前記衛星局からのダウ
    ンリンク送信電力を制御することを特徴とする衛星通信
    システム。
  4. 【請求項4】前記送信電力制御テーブル記憶装置に記憶
    される送信電力制御情報を書き込みおよび読み出す制御
    回路を備えることを特徴とする請求項3に記載の衛星通
    信システム。
  5. 【請求項5】前記送信電力制御テーブル記憶装置から前
    記制御回路により読み出された前記送信電力制御情報に
    より前記衛星局の送信出力を制御する出力電力可変増幅
    装置を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の
    衛星通信システム。
  6. 【請求項6】時間スイッチを設け、タイムスロット内で
    の送信電力の集中を回避して送信電力の均一化を図るこ
    とを特徴とする請求項3、4又は5に記載の衛星通信シ
    ステム。
JP2001141678A 2001-05-11 2001-05-11 衛星通信システム Pending JP2002335198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001141678A JP2002335198A (ja) 2001-05-11 2001-05-11 衛星通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001141678A JP2002335198A (ja) 2001-05-11 2001-05-11 衛星通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002335198A true JP2002335198A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18988094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001141678A Pending JP2002335198A (ja) 2001-05-11 2001-05-11 衛星通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002335198A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152821A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Read Co Ltd 業務支援システム
CN103067068A (zh) * 2012-12-06 2013-04-24 熊猫电子集团有限公司 一种金融卫星通信系统多模式地球站接续控制方法
US8646149B2 (en) 2011-03-03 2014-02-11 G.B.D. Corp. Filter housing construction for a surface cleaning apparatus
CN105137929A (zh) * 2015-07-31 2015-12-09 上海卫星工程研究所 适用于卫星型号的通用化程控系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152821A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Read Co Ltd 業務支援システム
US8646149B2 (en) 2011-03-03 2014-02-11 G.B.D. Corp. Filter housing construction for a surface cleaning apparatus
CN103067068A (zh) * 2012-12-06 2013-04-24 熊猫电子集团有限公司 一种金融卫星通信系统多模式地球站接续控制方法
CN105137929A (zh) * 2015-07-31 2015-12-09 上海卫星工程研究所 适用于卫星型号的通用化程控系统
CN105137929B (zh) * 2015-07-31 2018-02-06 上海卫星工程研究所 适用于卫星型号的通用化程控系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6101385A (en) Satellite communication service with non-congruent sub-beam coverage
RU2735236C2 (ru) Спутниковая система связи
US6421528B1 (en) Satellite transmission system with adaptive transmission loss compensation
JP5714697B2 (ja) 大容量ハイブリッド地上/衛星セルラ無線通信システム
US5926758A (en) Radio frequency sharing methods for satellite systems
US4301533A (en) Technique for increasing the rain margin of a TDMA satellite communication system
JP3845158B2 (ja) 衛星セルラ通信システムにおけるビーム・ステップ方法および装置
US8401467B2 (en) Flexible coverage areas for return link signals in a spot beam satellite communication system
EP1152553B1 (en) Ground to space to ground trunking system
US10243648B2 (en) Satellite system having increased communications capacity and methods for increasing the capacity of satellite systems
KR19990044319A (ko) 광 위성 피더 링크
US6718161B1 (en) Apparatus and method for reducing latency and buffering associated with multiple access communications systems
US6697619B1 (en) Digital beamforming acquisition system
RU2160963C2 (ru) Система радиосвязи, использующая геостационарные и негеостационарные спутники
CN115580338A (zh) 一种功率控制方法、装置、设备及存储介质
US7171159B2 (en) Transmission power control in a satellite communication system
JP2002335198A (ja) 衛星通信システム
US5828335A (en) Spacecraft communication channel power control system
Reudink Communications: Spot beams promise satellite communication breakthrough: Focused antenna beams with frequencies accessed by time division can mean higher uplink power and more powerful communication service
US20030048229A1 (en) Using satellite ephemeris data to dynamically position an earth station antenna
Kaneda et al. Operational communications satellite program in Japan
Nakajima et al. A study on nationwide emergency medical network for ambulances via HEOs
JP2001308767A (ja) 電力制御方法および通信装置
Nakajima et al. A Study on Mission Specifications for Nationwide Ambulance Network
JPS62199130A (ja) 衛星通信方式