JP2002335169A - 電力送信装置及び送信電力制御方法 - Google Patents

電力送信装置及び送信電力制御方法

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JP2002335169A
JP2002335169A JP2001141662A JP2001141662A JP2002335169A JP 2002335169 A JP2002335169 A JP 2002335169A JP 2001141662 A JP2001141662 A JP 2001141662A JP 2001141662 A JP2001141662 A JP 2001141662A JP 2002335169 A JP2002335169 A JP 2002335169A
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control
bias
transmission power
power amplifier
power
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JP2001141662A
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Inventor
Shinobu Maeda
忍 前田
Eishin Kato
英信 加藤
Yasushi Ichikawa
泰史 市川
Toshio Obara
敏男 小原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力増幅器のバイアス制御で送信電力を制御す
る電力送信装置において、送信電力可変時の利得制御と
電力増幅器に対するバイアス制御のタイミングで生じる
電力増幅器の変調歪み特性の劣化、電力増幅器に印加さ
れるバイアスの立ち上がり及び立ち下がり時に生じるオ
ーバーシュートによる過度的な過剰送信、過剰送信や電
力増幅器に対する過剰バイアス印加などで生じるデバイ
ス破壊を防ぐ。 【解決手段】送信電力を上げる場合においては電力増幅
器103のバイアス制御に対して可変電力増幅器104
の利得制御を任意時間遅延させ、送信電力を下げる場合
においては可変電力増幅器104の利得制御を行うタイ
ミングに対して電力増幅器103のバイアス制御を任意
時間遅延させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話器等の移動
体通信システムに使用される無線装置に係り、無線装置
の送信機に使用される電力送信装置及び送信電力制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線装置の送信機から送信する電力を制
御する電力送信装置において、利得制御による電力制御
に加え、バイアス制御による電力制御を組み合わせて高
い精度及び効率で電力送信を行う技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイア
ス制御と利得制御との制御タイミングによっては、バイ
アス制御の立ち上がり及び立ち下がりで生じるバイアス
のオーバーシュートにより電力増幅器に印加される過剰
バイアスが、電力増幅器の不正規な動作点による変調歪
み特性の劣化や、過剰送信の原因になる。さらに、過剰
バイアス印加や過剰送信により、電力送信装置が破壊さ
れる場合もある。
【0004】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、バイアス制御を併用して送信電力を制御す
る場合に、バイアス制御の立ち上がり及び立ち下がりで
生じるバイアスのオーバーシュートに起因する変調歪み
特性の劣化、過剰送信等を防ぐことができる電力送信装
置及び送信電力制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、送信電力に応じたバイアス制御を行
い、その際、制御タイミングも考慮する。具体的には、
送信電力を上げる場合及び下げる場合に、それぞれ個別
の制御タイミングを用意する。制御タイミングとして、
送信電力を上げる場合においてバイアス制御に対して利
得制御を任意時間だけ遅延させるタイミングと、送信電
力を下げる場合においては利得制御に対してバイアス制
御を任意時間だけ遅延させるタイミングと、を用意す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明に係る電力送信装置が搭載される無線通信装置のブロ
ック図である。図1において、101はアンテナ、10
2は送受分離器、103は電力増幅器、104は可変電
力増幅器、105は変調部、106はDAC(デジタル
/アナログ変換手段)、107は可変電力増幅器制御手
段、108は第1の電圧制御手段、109は第2の電圧
制御手段、110は電圧制御手段制御手段、111はベ
ースバンド信号処理部、112は復調部、113は送信
無線部、114は受信無線部を示している。
【0007】図1に示した装置により移動局が送信を行
う場合、ベースバンド信号処理部111からのベースバ
ンド信号は、DAC106によりアナログ信号に変換さ
れた後、変調部105によりIF帯に周波数変換され、
さらに送信無線部113によりRF帯に変換された後、
送受分離器102を経由してアンテナ101から基地局
に対して送信される。
【0008】基地局要求や自局自信で送信電力制御を行
う場合、ベースバンド信号処理部111からの送信電力
制御ビットに応じて可変電力増幅器制御手段107によ
り可変電力増幅器104の出力電力が調整される。第1
の電圧制御手段108及び第2の電圧制御手段109
は、ベースバンド信号処理部111からの送信電力制御
ビットに基づき電圧制御手段制御手段110により送信
電力に応じて可変したバイアスを電力増幅器103に供
給する。
【0009】図1に示した装置により移動局が受信を行
う場合、基地局から送信された信号はアンテナ101で
受信される。受信信号は送受分離器102を経由し無線
受信部114に入力される。受信信号は無線受信部11
4によりIF帯に周波数変換され、復調部112により
ベースバンド信号に変換される。
【0010】以上のように第1の実施の形態によれば、
送信電力に応じた電力増幅器のバイアス制御が可能であ
り、送信電力コントロール回路の利得制御による送信電
力制御及び電力増幅器のバイアス制御の制御タイミング
を考慮して、電力増幅器に対してオーバーシュートによ
る過剰バイアスが印加されたときでも、電力増幅器の変
調歪み特性の劣化や過剰送信を回避することができる。
また、移動局の送信電力が低出力のときにおいては、電
力増幅器の変調歪み特性が劣化しない程度までバイアス
を下げれば消費電流の削減も可能である。
【0011】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、以
下の実施の形態では電力増幅器で半導体増幅素子のバイ
ポーラトランジスタを使用するため、ベース、エミッ
タ、コレクタという用語を用いるが、バイポーラトラン
ジスタの代わりにFET(電界効果トランジスタ)を使用
することも可能である。このため、明細書でベース、エ
ミッタ、コレクタという用語はFETを使用した場合の
ゲート、ソース、ドレインをも意味し、また、逆も同様
とする。
【0012】図1は本発明の第2の実施の形態に係る電
力送信装置の主要構成を示すブロック図である。この電
力送信装置は、エミッタ接地された半導体増幅素子を備
え高周波信号の電力を増幅する高周波電力増幅回路20
1と、半導体増幅素子のコレクタ電圧Vccを制御する
Vccバイアス制御回路203と、半導体増幅素子のベ
ース電圧Vbbを制御するVbbバイアス制御回路20
4と、コレクタ電圧Vccを送信電力に応じて決定する
Vccテーブル205と、ベース電圧Vbbを送信電力
に応じて決定するVbbテーブル206と、線形利得制
御により送信電力を制御する送信電力コントロール回路
202と、送信電力コントロール回路202の利得を決
定する電力コントロールテーブル207と、を備え、V
ccバイアス制御回路203及びVbbバイアス制御回
路204はそれぞれDC/DCコンバータ、リニアレギ
ュレータ及びオペアンプなどの電圧制御装置を備える。
【0013】Vccテーブル205及びVbbテーブル
206には、線形利得、変調歪みと電源効率とを考慮し
た送信電力に対応した最適電圧値が格納されている。V
ccバイアス制御回路203及びVbbバイアス制御回
路204は、送信電力コントロール回路202による利
得制御が行われると、その時に送信電力値に応じた高周
波電力増幅回路201のコレクタ電圧Vcc及びベース
電圧Vbbの値を各テーブルから読み出し、それぞれ制
御信号A及び制御信号Bにより制御され高周波電力増幅
回路201のコレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbb
を可変する。
【0014】送信電力コントロール回路202は送信電
力制御が要求されると、予め電力コントロールテーブル
207に格納されている値を読み出し、制御信号Cによ
り線形利得制御が行われる。
【0015】図3は送信電力コントロール回路202の
利得を制御する制御信号Cと送信電力との関係を示した
ものであり、制御信号Aの値γ1、γ2に対する送信電
力がP1、P2である。
【0016】図4は高周波電力増幅回路201のコレク
タ電圧Vcc及びベース電圧Vbbと送信電力との関係
を示したものであり、送信電力P1、P2に応じたコレ
クタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbがそれぞれα1、
β1及びα2、β2である。
【0017】図5は送信電力P1、P2におけるコレク
タ電圧Vcc及びベース電圧Vbbと高周波電力増幅回
路201の変調歪み(ACLR)との関係を示したもの
である。送信電力P1でコレクタ電圧Vcc及びベース
電圧Vbbがα1及びβ1のとき、α2、β2のときの高周
波電力増幅回路201の変調歪みがそれぞれACP3、
ACP4であり、送信電力P2でコレクタ電圧Vcc及
びベース電圧Vbbがα1、β1のとき、α2、β2のとき
の高周波電力増幅回路201の変調歪み(ACLR)が
それぞれACP1、ACP2である。
【0018】図6、図7、図8及び図9は制御信号A、
制御信号B、制御信号C、送信電力及び高周波電力増幅回
路の変調歪み(ACLR)のタイミングチャートであ
る。図6及び図7は送信電力を上げる場合のタイミング
チャートであり、図6は送信電力コントロール回路20
2の制御信号Cによる利得制御に対して、Vccバイア
ス制御回路203及びVbbバイアス制御回路204に
よる高周波電力増幅回路201のバイアス制御(コレク
タ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの両方もしくは何れ
か一方)を時間Δt1だけ遅延させた場合のタイミング
チャートであり、図7は送信電力コントロール回路20
2の制御信号Cによる利得制御に対して、Vccバイア
ス制御回路203及びVbbバイアス制御回路204に
よる電力増幅器201のバイアス制御(コレクタ電圧V
cc及びベース電圧Vbbの両方もしくは何れか一方)
を時間Δt2だけ早めた場合のタイミングチャートであ
る。
【0019】図8及び図9は送信電力を下げる場合のタ
イミングチャートであり、図8は送信電力コントロール
回路202の制御信号Cによる利得制御に対して、Vc
cバイアス制御回路203及びVbbバイアス制御回路
204による電力増幅器201のバイアス制御(コレク
タ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの両方もしくは何れ
か一方)を時間Δt3だけ早めた場合のタイミングチャ
ートであり、図9は送信電力コントロール回路202の
制御信号Cによる利得制御に対して、Vccバイアス制
御回路203及びVbbバイアス制御回路204による
電力増幅器201のバイアス制御(コレクタ電圧Vcc
及びベース電圧Vbbの両方もしくは何れか一方)を時
間Δt4だけ遅延させた場合のタイミングチャートであ
る。
【0020】送信電力P1、P2は任意の値をとり、P
1≦P2の関係が成り立つものとする。また、実施の形
態では高周波電力増幅回路201のコレクタ電圧Vcc
及びベース電圧Vbbの両方を制御する場合のみを説明
するが何れか一方を制御する場合においても適用可能で
ある。
【0021】電力送信装置が送信電力コントロール回路
202により送信電力出力時の送信電力P1から送信電
力P2へ上げる場合、図6に示すように、送信電力コン
トロール回路202の制御信号Cによる利得制御に対し
て、Vccバイアス制御回路203及びVbbバイアス
制御回路204による高周波電力増幅回路201のバイ
アス制御(コレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの
両方もしくは何れか一方)を時間Δt1だけ遅延させた
場合、時間Δt1ではコレクタ電圧Vcc及びベース電
圧Vbbの値がα1、β1、送信電力がP2となり、高周
波電力増幅回路201の変調歪み特性が時間Δt1で一
時的に劣化する。また、高周波電力増幅回路のバイアス
がα1、β1という低い動作点で電力コントロール回路か
らの高周波電力γ2が入力されるため、不正規な動作点
で高周波電力が過入力になり高周波電力増幅回路の破壊
のおそれが生じる。
【0022】また、図10及び図11に示すようにコレ
クタ電圧Vcc、ベース電圧Vbbの両方もしくは何れ
か一方の立ち上がり時に生じるオーバーシュートにおい
て、バイアス制御(コレクタ電圧Vcc及びベース電圧
Vbbの両方もしくは何れか一方)が送信電力コントロ
ール回路202の制御信号Cによる利得制御より遅い場
合、図12に示すようにオーバーシュートによる送信電
力の過度的なポイントPが生じ、送信電力コントロール
回路202による送信電力の設定値より高くなり過剰送
信状態となる期間が生じる。また、過剰送信による高周
波電力増幅回路201の変調歪み特性の劣化が生じる。
さらに、高周波電力増幅回路201のコレクタ電圧及び
ベース電圧の両方もしくは何れか一方の過剰バイアス印
加による高周波電力増幅回路201の破壊のおそれも生
じる。
【0023】図7は送信電力を上げる場合で、Vccバ
イアス制御回路203、Vbbバイアス制御回路204
による高周波電力増幅回路201のバイアス制御(コレ
クタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの両方もしくは何
れか一方)に対して、送信電力コントロール回路202
の制御信号Cによる利得制御を時間Δt2だけ遅延させ
たときのタイミングチャートであり、本発明の送信電力
を上げる場合の制御信号タイミングである。
【0024】電力送信装置が送信電力P1で送信電力コ
ントロール回路202により送信電力時の送信電力P1
から送信電力P2へ上げる場合、図7に示すように、V
ccバイアス制御回路203及びVbbバイアス制御回
路204による高周波電力増幅回路201のバイアス制
御(コレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの両方も
しくは何れか一方)に対して、送信電力コントロール回
路202の制御信号Cによる利得制御を時間Δt2だけ
遅延させた場合、時間Δt2ではコレクタ電圧Vcc及
びベース電圧Vbbの値がα2、β2、送信電力がP1と
なる。しかし時間Δt2では高周波電力増幅回路201
の変調歪み特性が一時的に良化するものの劣化すること
はない。また、高周波電力増幅回路のバイアスが低い不
正規な動作点での高周波電力の過入力による高周波電力
増幅回路の破壊のおそれもない。
【0025】また、図10及び図11に示すようにコレ
クタ電圧Vcc、ベース電圧Vbbの両方もしくは何れ
か一方の立ち上がり時に生じるオーバーシュートにおい
て、Vccバイアス制御回路203及びVbbバイアス
制御回路204による高周波電力増幅回路201のバイ
アス制御(コレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの
両方もしくは何れか一方)に対して、送信電力コントロ
ール回路202の制御信号Cによる利得制御を時間Δt
2だけ遅延させた場合、図12及び図13に示すように
オーバーシュートによる過度的な送信電力がポイントP
からポイントP’になり、送信電力コントロール回路2
02により設定された送信電力より大きくなる過剰送信
を防ぐことができる。また、過剰送信による高周波電力
増幅回路201の変調歪み特性の劣化も防ぐことができ
る。さらに、高周波電力増幅回路201の過剰バイアス
印加による高周波電力増幅回路201の破壊のおそれも
なくなる。
【0026】以上に述べたように第2の実施の形態で
は、高周波電力増幅回路201のバイアス(コレクタ電
圧及びベース電圧の両方もしくは何れか一方)を送信電
力に応じて制御し電源効率の高効率化などを行う場合に
おいて、送信電力制御で送信電力を上げる場合、Vcc
バイアス制御回路203及びVbbバイアス制御回路2
04による高周波電力増幅回路201のバイアス制御
(コレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの両方もし
くは何れか一方)に対して、送信電力コントロール回路
202の制御信号Cによる利得制御を時間Δt2だけ遅
延させた本発明の制御タイミングを用いることにより、
電力コントロール回路による利得制御と高周波電力増幅
回路のバイアス制御とを併用した場合に生じる一時的な
高周波電力増幅回路201の変調歪み特性の劣化を防ぐ
ことができる。またコレクタ電圧Vcc及びベース電圧
Vbbにオーバーシュートが生じる場合でも、オーバー
シュートによる過度的な過剰送信状態、過剰送信状態時
の高周波電力増幅回路201の変調歪み特性の劣化、高
周波電力増幅回路201のバイアスの過剰印加による高
周波電力増幅回路201の破壊も防ぐことができる。
【0027】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
おいて、送信電力P1、P2は任意の値をとり、P1≦
P2の関係が成り立つものとする。また、実施の形態で
は高周波電力増幅回路のコレクタ電圧Vcc及びベース
電圧Vbbの両方を制御する場合のみを説明するが何れ
か一方を制御する場合においても適用可能である。
【0028】図2に示した電力送信装置が送信電力コン
トロール回路202により送信電力出力時の送信電力P
2から送信電力P1へ下げる場合、図8に示すように、
Vccバイアス制御回路203及びVbbバイアス制御
回路204による高周波電力増幅回路201のバイアス
制御が、送信電力コントロール回路202の制御信号C
による送信力制御に対して時間Δt3だけ早い場合、時
間Δt3ではコレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbb
の値がα1、β1、送信電力がP2となり、高周波電力増
幅回路201の変調歪み特性が時間Δt3で一時的に劣
化する。
【0029】また、高周波電力増幅回路201のバイア
スがα1、β1という低い動作点で電力コントロール回
路からの高周波電力γ2が入力されるため、不正規な動
作点で高周波電力が過入力になり高周波電力増幅回路2
01の破壊のおそれが生じる。
【0030】図9は送信電力を下げる場合において送信
電力コントロール回路202の制御信号Cによる利得制
御に対して、Vccバイアス制御回路203及びVbb
バイアス制御回路204による高周波電力増幅回路20
1のバイアス制御(コレクタ電圧Vcc及びベース電圧
Vbbの両方もしくは何れか一方)を時間Δt4だけ遅
延させた場合のタイミングチャートであり、本発明の送
信電力を下げる場合の制御信号タイミングである。
【0031】電力送信装置が送信電力コントロール回路
202により送信電力出力時の送信電力P2から送信電
力P1へ下げる場合、図9に示すように、送信電力コン
トロール回路202の制御信号Cによる利得制御に対し
て、Vccバイアス制御回路203及びVbbバイアス
制御回路204による高周波電力増幅回路201のバイ
アス制御が時間Δt4だけ遅い場合、時間Δt4ではコ
レクタ電圧Vcc及びベース電圧Vbbの値がα2、β
2、送信電力がP2となる。
【0032】しかし時間Δt4では高周波電力増幅回路
201の変調歪み特性が一時的に良化するものの劣化す
ることはない。このように送信電力制御で送信電力を下
げる場合、本発明の制御方法を用いることにより一時的
な高周波電力増幅回路201の変調歪み特性の劣化を防
ぐことができる。また、高周波電力増幅回路201のバ
イアス制御より先に高周波電力増幅回路201に入力さ
れる電力を下げるようにコントロールされるため、過入
力による高周波電力増幅回路201の破壊を防ぐことが
できる。
【0033】さらに図14及び図15に示すように高周
波電力増幅回路201のコレクタ電圧Vcc及びベース
電圧Vbbの両方もしくは何れか一方のみにオーバーシ
ュートが生じた場合においても、図16に示すように電
力送信装置から出力される送信電力が一時的に下がるこ
とはあるが、これにより高周波電力増幅回路201の変
調歪み特性の劣化や高周波電力増幅回路の破壊が生じる
ことはない。
【0034】以上に述べたように第3の実施の形態で
は、高周波電力増幅回路201のバイアスを送信電力に
応じて制御し電源効率の高効率化などを行う場合におい
て、送信電力制御で送信電力を下げる場合、送信電力コ
ントロール回路202の制御信号Cによる利得制御に対
して、Vccバイアス制御回路203及びVbbバイア
ス制御回路204による高周波電力増幅回路201のバ
イアス制御を時間Δt4だけ遅延させる本発明の制御タ
イミングを用いることにより、一時的な高周波電力増幅
回路201の変調歪み特性の劣化を防ぐことができる。
また、高周波電力増幅回路201のバイアス制御より先
に高周波電力増幅回路201に入力される電力を下げる
ようにコントロールされるため、高周波電力増幅回路2
01のバイアスが低い不正規な動作点での高周波電力の
過入力による高周波電力増幅回路の破壊のおそれもな
い。
【0035】(第4の実施の形態)図18は本発明の第4
の実施の形態に係る電力送信装置の主要構成を示すブロ
ック図である。この電力送信装置は、エミッタ接地され
た半導体増幅素子を備え、高周波信号の電力を増幅する
高周波電力増幅回路1801と、半導体増幅素子のコレ
クタ電圧Vccを制御するVccバイアス制御回路18
03と、半導体増幅素子のベース電圧Vbbを制御する
Vbbバイアス制御回路1804と、コレクタ電圧を送
信電力に応じて決定するVccテーブル1805と、ベ
ース電圧を送信電力に応じて決定するVbbテーブル1
806と、線形利得制御により送信電力を制御する送信
電力コントロール回路1802と、送信電力コントロー
ル回路1802の利得を決定する電力コントロールテー
ブル1807と、を備え、Vccバイアス制御回路18
03及びVbbバイアス制御回路1804はそれぞれD
C/DCコンバータ、リニアレギュレータ及びオペアン
プなどの電圧制御装置を備える。
【0036】Vccテーブル1805及びVbbテーブ
ル1806には、線形利得、変調歪みと電源効率とを考
慮した送信電力に対応した最適電圧値が格納されてい
る。Vccバイアス制御回路1803及びVbbバイア
ス制御回路1804は、送信電力コントロール回路18
02による利得制御が行われると、その時に送信電力値
に応じた高周波電力増幅回路のコレクタ電圧Vcc及び
ベース電圧Vbbの値を各テーブルから読み出し、それ
ぞれ制御信号、制御信号Bにより制御され高周波電力増
幅回路のコレクタ電圧Vcc、ベース電圧Vbbを可変
する。
【0037】送信電力コントロール回路1802は送信
電力制御が要求されると、予め電力コントロールテーブ
ル1807に格納されている値を読み出し、制御信号C
により線形利得制御が行われる。タイミングテーブル1
808には、送信電力制御要求による電力上げ幅、電力
下げ幅又はバイアス(コレクタVcc及びベース電圧V
bbの両方もしくは何れか一方)の上げ幅、下げ幅に対
応した送信電力コントロール回路1802、高周波電力
増幅回路1801のバイアス(コレクタ電圧Vcc及び
ベース電圧Vbb)の制御タイミングが格納されてい
る。
【0038】図19は送信電力コントロール回路180
2の利得を制御する制御信号Cと送信電力との関係を示
したものであり、制御信号Aの値γ1、γ2、γ3に対す
る送信電力がP1、P2、P3である。図20は高周波
電力増幅回路のコレクタ電圧Vcc及びベース電圧Vb
bと送信電力との関係を示したものであり、送信電力P
1、P2、P3に応じたコレクタ電圧Vcc及びベース
電圧Vbbがそれぞれα1、α2、α3及びβ1、β2、β3
である。送信電力P1、P2及びP3はP1≦P2≦P
3の関係が成り立つものとする。なお、実施の形態で
は、高周波電力増幅回路のコレクタ電圧Vcc及びベー
ス電圧Vbbの両方を制御する場合のみを説明するが、
何れか一方のみを制御する場合も適用可能である。
【0039】図21は高周波電力増幅器1801のコレ
クタ電圧Vccの立ち上がり波形を示しており、送信電
力制御で送信電力をP1からP2へ上げる場合のコレク
タ電圧Vccはα1からα2に変化し、α1からα2までの
立ち上がり時間はt1である。また、送信電力制御で送
信電力をP1からP3へ上げる場合のコレクタ電圧Vc
cはα1からα3に変化し、α1からα3までの立ち上がり
時間はt2である。なお、コレクタ電圧Vccの最大制
御範囲はαminからαmaxであり、立ち上がり最大
時間はTcmaxである。
【0040】図22は高周波電力増幅回路1801のベ
ース電圧Vbbの立ち上がり波形を示しており、送信電
力制御で送信電力をP1からP2へ上げる場合のベース
電圧Vbbはβ1からβ2に変化し、β1からβ2までの立
ち上がり時間はt3である。また、送信電力制御で送信
電力をP1からP3へ上げる場合のベース電圧Vbbは
β1からβ3に変化し、β1からβ3までの立ち上がり時間
はt4である。また、ベース電圧Vbbの最大制御範囲
はβminからβmaxであり、立ち上がり最大時間は
Tbmaxである。
【0041】ここで、実施の形態2に記載の制御方法を
用いて送信電力を上げる場合において、高周波電力増幅
回路1801のバイアス制御(コレクタ電圧Vcc及び
ベース電圧Vbbの両方もしくは何れか一方)に対し
て、送信電力コントロール回路1802による利得制御
を遅延させる時間Δt2が固定値の場合、制御タイミン
グによる変調歪み特性劣化、コレクタ電圧Vcc、ベー
ス電圧Vbbの可変時に生じるオーバーシュートによる
過剰送信状態、過剰バイアス印加による高周波電力増幅
回路1801の破壊を生じさせないための時間Δt2
を、高周波電力増幅回路1801のコレクタ電圧Vcc
の立ち上がり最大時間Tcmax及びベース電圧Vbb
の立ち上がり最大時間Tbmaxのうち大きい方を選択
した場合を仮定する。
【0042】この場合、制御タイミングによる変調歪み
特性劣化、コレクタ電圧Vcc、ベース電圧Vbbの可
変時に生じるオーバーシュートによる過剰送信状態、過
剰バイアス印加による高周波電力増幅回路の破壊は防ぐ
ことができるが、バイアス制御量によらず常に時間Δt
2がTcmaxもしくはTbmaxに固定されてしま
う。そのため、送信電力制御が要求されてから実際に電
力送信が行われるまでに、送信電力制御量にかかわらず
TcmaxもしくはTbmax以上の時間を必要とす
る。
【0043】ここで、電力送信装置のタイミングテーブ
ル1808には、高周波電力増幅回路1801のバイア
ス立ち上がり最大時間Tcmax、Tbmaxの大きい
方の立ち上がり時間と制御量との関係が考慮された値が
格納されている。
【0044】高周波電力増幅回路1801のバイアス立
ち上がり最大時間Tcmax、Tbmaxのうち大きい
方がTcmaxの場合、図21に示されるように、バイ
アス電圧Vccがα1からα2に変化する場合の立ち上が
り時間はt1であり、α1からα3に変化する場合の立ち
上がり時間はt2である。したがって、Vccバイアス
制御量と立ち上がり時間との関係がタイミングテーブル
1808に格納される。
【0045】高周波電力増幅回路1801のバイアス立
ち上がり最大時間Tcmax、Tbmaxの大きい方が
Tbmaxの場合、図22に示されるように、Vbbバ
イアスがβ1からβ2に変化する場合の立ち上がり時間は
t3であり、β1からβ3に変化する場合の立ち上がり時
間は t4である。したがって、Vbbバイアス制御量
と立ち上がり時間との関係がタイミングテーブル180
8に格納される。
【0046】ここで、実施の形態2に記載の本発明の制
御方法を用いて送信電力を上げる場合において、高周波
電力増幅回路1801のバイアス制御(コレクタ電圧V
cc及びベース電圧Vbbの両方若しくは何れか一方)
に対して、送信電力コントロール回路1802による利
得制御を遅延させる時間Δt2が、タイミングテーブル
1808に格納された値によって、高周波電力増幅回路
1801のバイアス制御量に応じて変わる場合、制御タ
イミングによる変調歪み特性劣化、コレクタ電圧Vc
c、ベース電圧Vbbの可変時に生じるオーバーシュー
トによる過剰送信状態、過剰バイアス印加による高周波
電力増幅回路の破壊は防ぐことができる。また、高周波
電力増幅回路1801のバイアス制御量に応じて時間Δ
t2が変わるため、高周波電力増幅回路1801のバイ
アス制御量が小さいときにはΔt2も小さくすることが
できる。
【0047】以上に述べたように第4の実施の形態で
は、高周波電力増幅回路1801のバイアスを送信電力
に応じて制御し電源効率の高効率化などを行う場合にお
いて、送信電力制御で送信電力を上げる場合、Vccバ
イアス制御回路1803、Vbbバイアス制御回路18
04による高周波電力増幅回路1801のバイアス制御
に対して、送信電力コントロール回路1802の制御信
号Cによる利得制御を時間Δt2だけ遅延させる本発明
の制御タイミングを用いることにより、一時的な高周波
電力増幅回路1801の変調歪み特性の劣化を防ぐこと
ができる。またバイアスにオーバーシュートが生じる場
合でも、制御タイミングによる変調歪み特性劣化、コレ
クタ電圧Vcc、ベース電圧Vbbの可変時に生じるオ
ーバーシュートによる過剰送信状態、過剰バイアス印加
による高周波電力増幅回路の破壊は防ぐことができる。
また、Δt2を利得制御量もしくは高周波電力増幅回路
のバイアス制御量に応じて変えることができるので、バ
イアス制御量が小さいときはΔt2を小さくして送信電
力制御に要する時間を短縮することができる。
【0048】(第5の実施の形態)図23は送信電力コ
ントロール回路1802の制御信号Cによる利得制御の
立ち下がり波形を示しており、送信電力制御で送信電力
をP3からP2へ下げる場合の送信電力立ち下がり時間
はΔt5である。また、送信電力制御で送信電力をP3
からP1へ下げる場合の送信電力立ち下がり時間はΔt
6である。また送信電力の最大制御範囲はPminから
Pmaxであり、立ち下がり最大時間はTpmaxであ
る。
【0049】ここで、実施の形態3に記載の制御方法を
用いて送信電力を下げる場合において、送信電力コント
ロール回路1802による利得制御に対して、高周波電
力増幅回路1801のバイアス制御(コレクタ電圧Vc
c及びベース電圧Vbbの両方もしくは何れか一方)を
遅延させる時間Δt4が固定値の場合、制御タイミングに
よる変調歪み特性劣化、コレクタ電圧Vcc、ベース電
圧Vbbの可変時に生じるオーバーシュートによる過剰
送信状態、過剰バイアス印加による高周波電力増幅回路
1801の破壊を生じさせないため時間Δt4を、送信
電力コントロール回路1802の制御信号Cによる送信
電力立ち下がり最大時間Tpmaxに選択した場合を仮
定する。
【0050】この場合、制御タイミングによる変調歪み
特性劣化、コレクタ電圧Vcc、ベース電圧Vbbの可
変時に生じるオーバーシュートによる過剰送信状態、過
剰バイアス印加による高周波電力増幅回路1801の破
壊は防ぐことができるが、バイアス制御量もしくは送信
電力コントロール回路1802による利得制御量によら
ず常に時間Δt4がTpmaxに固定されてしまう。そ
のため、送信電力制御が要求されてから実際に電力送信
が行われるまでに、送信電力制御量にかかわらずTpm
ax以上の時間を必要とする。
【0051】ここで、電力送信装置のタイミングテーブ
ル1808には送信電力コントロール回路1802の制
御信号Cによる送信電力立ち下がり時間と制御量との関
係が考慮された値が格納されている。
【0052】図23に示されるように、送信電力がP3
からP2に変化する場合の送信電力制御応答時間はΔt
5であり、送信電力がP3からP1に変化する場合の送
信電力立ち下がり時間はΔt6である。したがって、送
信電力制御量と送信電力立ち下がり時間との関係がタイ
ミングテーブル1808に格納される。
【0053】ここで、実施の形態3に記載の制御方法を
用いて送信電力を下げる場合において、高周波電力増幅
回路1801のバイアス制御に対して、送信電力コント
ロール回路1802による利得制御を遅延させる時間Δ
t4が、タイミングテーブル1808に格納された値に
よって、送信電力制御量に応じて変わる場合、制御タイ
ミングによる変調歪み特性劣化、コレクタ電圧Vcc、
ベース電圧Vbbの可変時に生じるオーバーシュートに
よる過剰送信状態、過剰バイアス印加による高周波電力
増幅回路1801の破壊は防ぐことができる。また、利
得制御量もしくは高周波電力増幅回路1801のバイア
ス制御量に応じて時間Δt4が変わるため、利得制御量
もしくは高周波電力増幅回路1801のバイアス制御量
が小さいときには時間Δt2も小さくすることができ
る。
【0054】以上に述べたように第5の実施の形態で
は、高周波電力増幅回路1801のバイアスを送信電力
に応じて制御し電源効率の高効率化などを行う場合にお
いて、送信電力制御で送信電力を下げる場合、送信電力
コントロール回路1802の制御信号Cによる利得制御
に対して、Vccバイアス制御回路1803、Vbbバ
イアス制御回路1804による高周波電力増幅回路18
01のバイアス制御を時間Δt4だけ遅延させる本発明
の制御タイミングを用いることにより、一時的な高周波
電力増幅回路1801の変調歪み特性の劣化を防ぐこと
ができる。高周波電力増幅回路1801のバイアス制御
より先に高周波電力増幅回路1801に入力される電力
を下げるようにコントロールされるため、高周波電力増
幅回路1801のバイアスが低い不正規な動作点での高
周波電力の過入力による高周波電力増幅回路の破壊のお
それもない。また、時間Δt4を送信電力制御量に応じ
て変えることができるので、送信電力制御量が小さいと
きはΔt4を小さくして送信電力制御に要する時間を短
縮することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、バイアス制御と利得制
御の制御タイミングを考慮することで、バイアス制御の
立ち上がり及び立ち下がりで生じるバイアスのオーバー
シュートに起因する変調歪み特性の劣化、過剰送信等を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電力送信装置のブ
ロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2、3に係る電力送信装置
のブロック構成図である。
【図3】バイアス制御における動作説明のための特性図
である。
【図4】バイアス制御における動作説明のための特性図
である。
【図5】バイアス制御における動作説明のための特性図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における送信電力制
御の説明のためのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における送信電力制
御の説明のためのタイミングチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態における送信電力制
御の説明のためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態における送信電力制
御の説明のためのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態における動作を説
明するためのVccバイアス立ち上がりを示す特性図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態における動作を説
明するためのVbbバイアス立ち上がりを示す特性図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態における動作を説
明するための送信電力の立ち上がりを示す特性図であ
る。
【図13】本発明の第2の実施の形態における動作を説
明するための送信電力の立ち上がりを示す特性図であ
る。
【図14】本発明の第3の実施の形態における動作を説
明するためのVccバイアス立ち下がりを示す特性図で
ある。
【図15】本発明の第3の実施の形態における動作を説
明するためのVbbバイアス立ち下がりを示す特性図で
ある。
【図16】本発明の第3の実施の形態における動作を説
明するための送信電力の立ち下がりを示す特性図であ
る。
【図17】本発明の第3の実施の形態における動作を説
明するための送信電力の立ち下がりを示す特性図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態4、5に係る電力送信装
置のブロック構成図である。
【図19】バイアス制御における動作説明のための特性
図である。
【図20】バイアス制御における動作説明のための特性
図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態における動作を説
明するためのVccバイアス立ち上がりを示す特性図で
ある。
【図22】本発明の第4の実施の形態における動作を説
明するためのVbbバイアス立ち上がりを示す特性図で
ある。
【図23】本発明の第5の実施の形態における動作を説
明するための利得制御による送信電力立ち下がりを示す
特性図である。
【符号の説明】
101 アンテナ 102 送受分離器 103 電力増幅器 104 可変電力増幅器 105 変調器 106 DAC(デジタル/アナログ変換手段) 107 可変電力増幅器制御手段 108 第1の電圧制御手段 109 第2の電圧制御手段 110 電圧制御手段制御手段 111 ベースバンド信号処理部 112 復調器 113 無線送信部 114 無線受信部 201、1801 高周波電力増幅回路 202、1802 送信電力コントロール回路 203、1803 Vccバイアス制御回路 204、1804 Vbbバイアス制御回路 205、1805 Vccテーブル 206、1806 Vbbテーブル 207、1807 電力コントロールテーブル 1808 タイミングテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 泰史 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 小原 敏男 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J100 JA01 KA04 KA05 LA04 LA11 QA01 SA01 5K060 BB07 DD04 HH06 LL01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅器と、 前記電力増幅器のバイアス制御により送信電力を制御す
    るバイアス制御手段と、 前記電力増幅器の前段に接続された可変電力増幅器と、 前記可変電力増幅器の利得制御により送信電力を制御す
    る利得制御手段と、を備え、送信電力に応じて前記バイ
    アス制御を行うことを特徴とする電力送信装置。
  2. 【請求項2】 前記バイアス制御及び前記利得制御の制
    御タイミングを可変することを特徴とする請求項1記載
    の電力送信装置。
  3. 【請求項3】 前記利得制御に対して前記バイアス制御
    を遅延させることを特徴とする請求項2記載の電力送信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記バイアス制御に対して前記利得制御
    を遅延させることを特徴とする請求項2記載の電力送信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記利得制御の制御量または前記バイア
    ス制御の制御量に応じて前記バイアス制御の制御タイミ
    ングを可変することを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の電力送信装置。
  6. 【請求項6】 前記利得制御の制御量または前記バイア
    ス制御の制御量に応じて前記利得制御の制御タイミング
    を可変することを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の電力送信装置。
  7. 【請求項7】 電力増幅器と、前記電力増幅器のバイア
    ス制御により送信電力を制御するバイアス制御手段と、
    前記電力増幅器の前段に接続された可変電力増幅器と、
    前記可変電力増幅器の利得制御により送信電力を制御す
    る利得制御手段と、を備えて送信電力を制御する送信電
    力制御方法において、 前記バイアス制御及び前記利得制御の制御タイミングを
    可変することを特徴とする送信電力制御方法。
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