JP2002334103A

JP2002334103A - 検索処理システム及び検索処理方法

Info

Publication number: JP2002334103A
Application number: JP2001141380A
Authority: JP
Inventors: Masami Mizutani; 政美水谷; Kimihiko Kazui; 君彦数井; Eiji Morimatsu; 映史森松
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2001-05-11
Filing date: 2001-05-11
Publication date: 2002-11-22

Abstract

(57)【要約】【課題】クライアントの検索要求に従ってデータベー
スを検索サーバにより検索する検索処理システム及び検
索処理方法に関し、通信量を削減し、且つクライアント
のブラウジングを容易とする。【解決手段】クライアント５−１〜５−ｍからの検索
要求に従ってデータベース１を検索する検索サーバ２を
有する検索処理システムであって、データベース１は、
コンテンツサーバ３−１〜３−ｎのデータを階層的に分
割したセグメントの特徴記述を行ったメタデータをキー
ワードと共に格納した構成を有し、検索サーバ２は、ク
ライアントの制約条件生成処理部８からの制約条件を付
加した検索要求に従ってデータベース１を検索し、前記
制約条件に従ってフィルタリング処理を行った検索結果
をクライアントに送信する為のフィルタリング処理部７
を有す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、検索サーバとデー
タベースとコンテンツサーバとクライアントとを含み、
クライアントからネットワークを介して検索サーバに検
索要求を行い、この検索要求に従った検索結果をネット
ワークを介してクライアントに送出する検索処理システ
ム及び検索処理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットに接続されたコンテンツ
サーバによる文書データや画像データ等は莫大な数とな
り、このようなデータに対してキーワード検索を可能と
する例えば図１６に示すようなシステムが知られてい
る。同図に於いて、１０１はデータベース（ＤＢ）、１
０２は検索サーバ、１０３はコンテンツサーバ、１０４
はネットワーク、１０５はクライアント、１０６−１〜
１０６−ｎはデータベースに格納されたメタデータ、１
０７−１〜１０７−ｍはデータベースに格納されたコン
テンツデータ又は当該リンク、１０８は検索サーバから
クライアントに対する応答内容の一例を示す。

【０００３】複数の検索サーバ１０２と複数のコンテン
ツサーバ１０３とを、ネットワーク１０４を介して任意
のクライアント１０５が選択的にアクセスを可能とした
システム構成を有し、クライアント１０５からキーワー
ドによる検索要求を検索サーバ１０２に送出すると、検
索サーバ１０２はデータベース１０１を検索し、キーワ
ードに対応したメタデータ，コンテンツデータ又はリン
ク情報を、例えば、ＨＴＭＬ（Ｈyper Ｔext Ｍarkup
Ｌanguage ）による応答１０８としてクライアント１０
５に送出する。クライアント１０５は、この応答１０８
に含まれるコンテンツデータへのリンクを示すＵＲＬ
（Ｕnifom Ｒesource Ｌocator）等によりコンテンツサ
ーバ１０３にアクセスして所望のデータをダウンロード
し、閲覧可能とすることになる。

【０００４】例えば、動画像データの検索システムに於
いては、動画像データの特徴を記述した付加情報（ｍｅ
ｔａｄａｔａ；タイトル名，製作日，出演者，概要等）
と、その動画像データへのリンク情報とを、データベー
ス１０１に格納するものである。又リンク情報として、
例えば、プロトコル名：／／ホスト名／ファイル名等に
よるＵＲＬ（Ｕnifom Ｒesource Ｌocator）が用いられ
る。

【０００５】又動画像データの特徴を記述する為の自動
認識処理技術が確立されていないことから、検索対象と
なる動画像データに対して付加情報（＝メタデータ）を
併用することになる。この為の表記方法として、ＩＳＯ
（Ｉnternational Ｏrganization for Ｓtandardizati
on）／ＩＥＣ（Ｉnternational ＥlectrotechnicalＣo
mmission ）に於いて、ＸＭＬ（Ｅxtensible Ｍarkup
Ｌanguage ）を基本としたＭＰＥＧ−７（Ｍoving Ｐic
ture Ｅxperts Ｇroup−７）（正式名称＝マルチメデ
ィアコンテントの記述インタフェース）の標準化が進め
られている。

【０００６】このＭＰＥＧ−７により表記されるメタデ
ータは、ＸＭＬの表記方法に準ずる為に、記述子（タ
グ；ｔａｇ）と記述データとから構成される。又記述デ
ータとしては、記述子と記述データとを含む入れ子形式
の場合もあり、メタデータは論理的な木構造となる。又
或る意味を有する論理構造は、スキーマ（Ｓchema ）と
称される。

【０００７】又動画像の管理として、動画像全体をフレ
ーム列として階層的に分割し、フレーム列の属性データ
と代表フレームの静止画像とを関連付けたデータファイ
ルを作成し、属性データや階層木を検索キーとして、フ
レーム列を抽出し、その代表フレームの静止画像によ
り、動画像の内容を推測する手段が知られている（例え
ば、特開平５−２８２３７９号公報参照）。

【０００８】又動画像のシーンチェンジ等の複数のポイ
ントの簡略画像をユーザの要求によって選択して送出
し、動画像のブラウジングを行う手段も知られている
（例えば、特開平９−２４４８４９号公報参照）。又動
画像の時間的に離れている複数のフレームを最初に伝送
することにより、ユーザに対して動画像の内容の概要が
判るようにした方法も知られている（例えば、特開平１
０−２９４９３１号公報参照）。又動画像のハイライト
シーンやキーフレームについて抽出し、ユーザの要求に
よって全体の動画像を送出することなく、ハイライトシ
ーンやキーフレームを送出することにより、ブラウジン
グを可能とした手段も知られている（例えば、特開平１
１−２３９３２２号公報参照）。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】従来例の動画像検索シ
ステムに於いて、メタデータの記述に前述のＭＰＥＧ−
７を適用すると、複数種類の記述が可能であり、又複雑
な論理構造であるから、各種のクライアント・アプリケ
ーションの利便性の向上を図る観点からの付加情報の記
述が可能となる。しかし、特定のクライアント・アプリ
ケーションに必要な記述子のみを選択して返信する機構
を従来例の動画像検索システムは備えていないものであ
るから、或るクライアントの無用な記述子の記述データ
についても送信することになり、ブラウジングを繰り返
すと、クライアントの検索サーバとの間の通信量が大幅
に増大する問題がある。

【００１０】例えば、ＭＰＥＧ−７のＳｅｇｍｅｎｔＤ
Ｓ（Ｄiscription Ｓchema ）という記述子を用いて、
約１時間のビデオデータに関する階層構造を記述する
と、数１００ｋＢ程度のデータ量となり、又タグ数も数
１００個、又階層も数１０階層となる場合が多くなる。
従って、ユーザの検索要求に対する検索サーバとクライ
アントとの間の通信量が増大する問題がある。

【００１１】又前述の公開公報等により提案された従来
の検索手段に於いても、動画像を分割して代表的な画像
のブラウジングを可能としているが、階層構造として記
述したとしても、検索サーバとクライアントとの間の通
信量の増大が発生する問題がある。

【００１２】そこで、クライアントが検索サーバからメ
タデータを取得する際に、全種類の記述子の記述データ
を一度に送信することなく、クライアントが必要とする
記述子の記述データのみを選択的に送信するにより通信
量を削減し、且つクライアントに対しても検索要求を満
足させることが必要となる。本発明は、このような点を
考慮して、検索サーバからクライアントに対する通信量
を削減してブラウジングを可能とするシステム及び方法
を提供することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明の検索処理システ
ムは、図１を参照して説明すると、クライアント５−１
〜５−ｍからの検索要求に従ってデータベース１を検索
する検索サーバ２を有する検索処理システムであって、
データベース１は、コンテンツサーバ３−１〜３−ｎの
データを階層的に分割したセグメントの特徴記述を行っ
たメタデータをキーワードと共に格納した構成を有し、
検索サーバ２は、クライアントからの制約条件を付加し
た検索要求に従ってデータベース１を検索し、前記制約
条件に従ってフィルタリング処理を行った検索結果をク
ライアントに送信する為のフィルタリング処理部７を有
するものである。

【００１４】又クライアント５−１〜５−ｍは、検索サ
ーバ２に対してメタデータの構造に関する制約条件を検
索要求に付加する制約条件生成処理部８を有するもので
ある。又クライアント５−１〜５−ｍは、検索サーバ２
からの検索結果のメタデータについて論理的な部分木を
結合するメタデータ再構成処理部を有するものである。
又検索サーバ２は、クライアントに送信するメタデータ
のスキーマ種別毎に、スキーマの表示形式を定義する表
示テンプレートデータを選択して送信する表示テンプレ
ート選択処理部を有するものである。

【００１５】又本発明の検索処理方法は、クライアント
５−１〜５−ｍからの検索要求に従ってデータベース１
を検索サーバ２により検索し、検索結果をクライアント
に送信する検索処理方法であって、クライアントは、メ
タデータの構造に関する制約条件を付加して前記検索サ
ーバに検索要求を送信し、検索サーバは、クライアント
からの検索要求に従ってデータベース１を検索し、検索
結果のメタデータについて制約条件に基づいてフィルタ
リング処理を行った結果をクライアントに検索結果デー
タとして送信する過程を含むものである。

【００１６】又クライアントから検索要求に付加する制
約条件は、論理条件指定、スキーマ種別を指定するスコ
ープ指定、階層構造のスキーマの階層指定、該スキーマ
の時間間隔指定の何れか又は複数を含むことができる。
又階層構造のスキーマの部分木として親ノードへのパス
情報と子ノードとに関する部分木指定、前記部分木の階
層構造指定、前記部分木の時間構造指定、取得済み以外
の残りのメタデータの取得を示す残データ指定の何れか
又は複数を含むことができる。

【００１７】又検索サーバ２は、クライアントの制約条
件に従ったメタデータの構造が部分木となった時に、該
部分木のメタデータに、該部分木の位置情報と、該部分
木からの子ノードの情報とを付加して送信する過程を含
むことができる。又クライアントは、検索サーバからの
部分木に対応する複数のメタデータを、部分木の位置情
報を基に再構成する過程を含むことができる。又検索サ
ーバは、クライアントの制約条件に従ってフィルタリン
グ処理されたメタデータのスキーマ種別対応の表示テン
プレートデータを検索結果に付加してクライアントに送
信する過程を含むことができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】図１は本発明の基本システム構成
説明図であり、１はデータベース、２は検索サーバ、３
−１〜３−ｎはコンテンツサーバ、４はネットワーク、
５−１〜５−ｍはクライアント、７はフィルタリング処
理部、８は制約条件生成処理部を示す。コンテンツ識別
子とメタデータ識別子とにより特定されるコンテンツデ
ータの実体及びメタデータの実体は、コンテンツサーバ
３−１〜３−ｎに格納されている。又メタデータは、記
述子と記述データとから構成され、記述データは、記述
子を含む入れ子形式とすることができる。又ＸＭＬやＭ
ＰＥＧ−７による記述形式を適用することができる。又
コンテンツ識別子やメタデータ識別子としては、データ
の所在をＵＲＬ等を用いることができる。

【００１９】又データベース１は、コンテンツサーバ３
−１〜３−ｎが保持している検索対象のコンテンツのコ
ンテンツ識別子とメタデータ識別子とをキーワードと共
に格納した構成を有するものである。なお、キーワード
は、ネットワーク４を介してコンテンツサーバ３−１〜
３−ｎから取得したメタデータ中の記述子及び記述デー
タから、キーワード抽出処理によって得ることができ
る。このキーワード抽出処理としては、記述データが文
字データの場合、形態要素解析（品詞分解）等の処理を
適用して抽出することができる。又数値データの場合、
そのままキーワードとすることができる。又メタデータ
の記述子の場合、メタデータの構造解析処理時に、記述
子名を取得してキーワードとすることができる。

【００２０】図２は、本発明の実施の形態の検索サーバ
側の説明図であり、又図３は本発明の実施の形態のクラ
イアントの説明図であって、図１に於けるネットワーク
４に相当する機能部分は図示を省略している。図２に於
いて、１はデータベース、２は検索サーバ、３はコンテ
ンツサーバ、６はメタデータ表示テンプレートデータベ
ース、１１はキーワード抽出処理部、１２は記録部、１
３は検索処理部、２１は検索結果データ生成処理部、２
２は図１のフィルタリング処理部７に対応するメタデー
タフィルタリング処理部、２３は表示テンプレート選択
処理部を示す。又３ａはコンテンツサーバ３のＣ＃１等
の識別子を含むコンテンツデータ、３ｂはコンテンツサ
ーバ３の識別子Ｍ＃１等を含むメタデータを示す。

【００２１】データベース１は、キーワード抽出処理部
１１と記録部１２と検索処理部１３とを含む構成を有
し、キーワード抽出処理部１１は、前述のように、ネッ
トワークを介してコンテンツサーバ３のコンテンツデー
タ３ａとメタデータ３ｂとからキーワードを抽出し、記
録部１２に、例えば、ｋｅｙ＃１コンテンツ識別子＃ａ
メタデータ識別子＃ａ，ｋｅｙ＃２コンテンツ識別子＃
ｂメタデータ識別子＃ｂ，ｋｅｙ＃３コンテンツ識別子
＃ｃメタデータ識別子＃ｃのように、キーワードｋｅｙ
＃ｉと共に格納する。又検索処理部１３は、検索サーバ
２からのキーワードに従って記録部１２を検索し、合致
した内容を検索サーバ２に送出する。

【００２２】この検索サーバ２は、検索結果データ生成
処理部２１とメタデータフィルタリング処理部２２と、
表示テンプレート選択処理部２３とを含み、表示テンプ
レート選択処理部２３は、クライアント５に送信するメ
タデータのスキーマ種別対応にスキーマの表示形式を定
義する表示テンプレートデータを格納したメタデータ表
示用テンプレートデータベース６から選択して取得し、
この表示テンプレートデータを、フィルタリング処理さ
れた検索結果データに付加して、検索結果データ生成処
理部２１から図示を省略したネットワークを介してクラ
イアントに送出する。

【００２３】又メタデータフィルタリング処理部２２
は、コンテンツサーバ３からのメタデータに対して、ク
ライアントからの制約条件に従ってフィルタリング処理
を実行し、検索結果データ生成処理部２１からフィルタ
リング処理されたデータと表示テンプレートデータとを
含む検索結果データを、例えば、Ｎｏ．１コンテンツ識
別子＃ｘと｛（記述子，記述データ）＝（Ｔ＃ｘ１，
Ｄ＃ｘ１），・・・｝と表示テンプレートデータを対
応付けて示す構成として、クライアントに送出する。

【００２４】又図３に於いて、５はクライアント、５１
は図１に於ける制約条件生成処理部８に対応する制約条
件生成処理部、５２はメタデータ再構成処理部、５３は
メタデータ管理部、５４は表示テンプレートデータ管理
部、５５は表示データ生成処理部、５６は表示処理部、
５７は入力処理部を示し、図示を省略したネットワーク
を介して検索サーバ２に対して、入力処理部５７から入
力した検索制約条件等に従った取得依頼命令を、制約条
件生成処理部５１に於いて生成して送出する。そして、
検索サーバ２からネットワークを介して受信した初期メ
タデータをメタデータ管理部５３に転送し、又部分メタ
データをメタデータ再構成処理部５２に転送し、又表示
テンプレートデータを表示テンプレートデータ管理部５
４に転送する。

【００２５】又表示データ生成処理部５５は、メタデー
タ管理部５３からのデータと、表示テンプレートデータ
管理部５４からの表示テンプレートデータとを基に表示
データを生成して、表示処理部５６と制約条件生成処理
部５１とに転送する。表示処理部５６は、表示データに
従った画像等を図示を省略した表示部に表示する制御を
行う。

【００２６】メタデータは、記述子と記述データとから
構成され、ＸＭＬに準拠し、記述子は、例えば、図４の
（Ａ）に示す＜ｔａｇＭｅｔａＤａｔａ＞，＜ｔａｇ
Ｓｃｈｅｍａ１＞のようにタグで表現することがで
き、この場合に、（Ｂ）に示す木構造を構成することに
なる。この木構造のノードは、（Ａ）に示すタグに対応
し、ｒｏｏｔノードはメタデータのトップレベルのタグ
を意味する。枝は、入れ子になっているタグの存在を意
味し、子ノードは入れ子になっているタグを意味する。
末端のＬｅａｆノードのみが入れ子のタグを有しないも
ので、記述データのみを含むことを意味する。通常は、
ｒｏｏｔノードから始まるメタデータを一つ若しくは複
数のファイルに格納する。複数のファイルに分割する場
合、ファイルの存在関係を記述するタグによって依存関
係が記述され、一つのファイルに格納した場合と等価と
なる。

【００２７】検索対象は、コンテンツの識別子（ＵＲＬ
等）、ｒｏｏｔノードを含むメタデータファイルの識別
子（ＵＲＬ等）の他に、メタデータ中のタグの名前を構
成する文字列及び記述データを解析処理（自然言語処理
等）して得られる文字データや数値データが対象とな
る。図４の（Ａ）に示す場合は、ｔａｇＭｅｔａＤａ
ｔａ，ｔａｇＳｃｈｅｍａ１，ｔａｇＳｃｈｅｍａ
２，ｔａｇＳｃｈｅｍａ３，ｔａｇｓｃ１の文字列
と、ｄａｔａｓｃ１Ｌ１，ｄａｔａｓｃ１Ｌ２，
ｄａｔａｓｃ１Ｌ３，ｄａｔａｓｃ２，ｄａｔａ
ｓｃ３を解析して得られる文字データ若しくは数値デ
ータである。

【００２８】クライアント５の制約条件生成処理部５１
は、命令種別と制約条件とを含む取得依頼命令を生成
し、ネットワークを介して検索サーバ２に送出するもの
で、制約条件は、制約種別と階層の深さ等の制約値を含
むものである。検索サーバ２のメタデータフィルタリン
グ処理部２２は、前述のように、クライアント５が要求
する検索条件に合致したメタデータ若しくは取得依頼に
合致したメタデータから、制約条件に従ったデータを選
択するものである。

【００２９】又検索依頼命令用の構造に関する制約条件
として、検索条件，スコープ指定，階層構造指定，時間
構造指定がある。又検索条件として、検索語を指定する
ことができる。この検索語が複数の場合、論理条件（Ａ
ＮＤ，ＯＲ，ＮＯＴとそれらの組合せ）を指定すること
ができる。例えば、（制約種別，検索語（論理条件，検
索語））として、（ｓｅａｒｃｈ，（ｋｅｙ１ＡＮＤ
ｋｅｙ２）ＯＲｋｅｙ３）とすることができる。即
ち、キーワードｋｅｙ１，ｋｅｙ２のアンド条件と、更
にキーワードｋｅｙ３のオア条件とを指定することがで
きる。

【００３０】又スコープ指定として、検索対象のスキー
マ種別を指定することができる。スキーマ種別は論理条
件（ＡＮＤ，ＯＲ，ＮＯＴとそれらの組合せ）によって
複数指定することができる。例えば、（制約種別，スキ
ーマ種別（論理条件スキーマ種別）として、（ｓｃｏ
ｐｅ，ｔａｇＳｃｈｅｍａ１ＡＮＤｔａｇＳｃ
ｈｅｍａ２）とすることができる。

【００３１】又階層構造指定として、スコープ指定した
スキーマの定義が、再帰的定義されている場合、スキー
マのトップレベルノードから階層を指定することができ
る。例えば、（制約種別，（スキーマ種別，階層数））
として、（ｌｅｂｅｌ，（ｔａｇＳｃｈｅｍａ１，
２））とすることができる。この場合の再帰的定義のス
キーマのｔａｇＳｃｈｅｍａ１について、図５の
（Ａ）の木構造の階層の二つ目までの太線で示す範囲が
検索対象となり、検索条件に合致した場合は、ｒｏｏｔ
ノードからｔａｇＳｃｈｅｍａ１までの部分木と、ｔ
ａｇＳｃｈｅｍａ１の階層に関して二つ目までの構
造、即ち、図５の（Ｂ）に示すデータをクライアントに
送信することになる。

【００３２】又時間構造指定として、スコープ指定した
スキーマが再生時間軸と関連した構造記述がされている
場合に、構造制限を与える為に時間間隔情報を指定する
ことができる。例えば、（制約種別，（スキーマ種別，
時間間隔，内側／包含），・・・）として、（ｔｉｍ
ｅ，（ｔａｇＳｃｈｅｍａ１，４００−４５０，包
含））とすることができる。

【００３３】この場合、動画像全体の再生時間が５００
（例えば、単位＝秒）であり、ｔａｇＳｃｈｅｍａ１
が時間構造を記述し、且つ全体の０−５００の特徴記述
が上位階層のｔａｇＳｃｈｅｍａ１によって行われ、
動画像データの前半０−２５０及び後半２５０−５００
の特徴記述が、二つの下位階層のｔａｇＳｃｈｅｍａ
１によって行われており、更に“包含”が指定されてい
る場合、例えば、図６の（Ｃ）に示す０−５００（秒）
の時間長のコンテンツデータについて、ｔａｇＳｃｈｅ
ｍａ１（１）の前半０−２５０をｔａｇＳｃｈｅｍａ
１（２１）、後半の２５０−５００をｔａｇＳｃｈｅ
ｍａ１（２２）として、図６の（Ａ）に示す木構造で表
すと、４００−４５０の再生時間を含む総ての特徴記述
に関するデータ構造の太線で示すｔａｇＳｃｈｅｍａ
１（１）とｔａｇＳｃｈｅｍａ１（２２）とが検索対
象となり、合致した場合にｒｏｏｔノードからそのデー
タ構造までの部分木と同データ構造の部分木、即ち、図
６の（Ｂ）に示すｔａｇＳｃｈｅｍａ１１（１）までの
部分木と、ｔａｇＳｃｈｅｍａ１（１）の一部とｔａ
ｇＳｃｈｅｍａ１（２２）とから構成される部分木と
を含むデータがクライアントに送信される。

【００３４】又（ｔｉｍｅ，（ｔａｇＳｃｈｅｍａ
１，２００−５００，内側））により“内側”が指定さ
れている場合は、再生時間が２００−５００の内側にあ
る特徴記述に関するデータ構造、この場合、ｔａｇＳ
ｃｈｅｍａ１（２２）のみが検索対象となり、合致した
場合は、ｒｏｏｔノードから同データ構造までの部分木
と同データ構造の部分木がクライアントに送信される。
なお、この場合、ｔａｇＳｃｈｅｍａ１（１）のｔａｇ
ｓｃ１は送信されない。

【００３５】又データ取得要求用の構造に関する制約条
件として、部分木指定，部分木の階層構造指定，部分木
の時間構造指定，残データ指定がある。部分木指定は、
取得したい記述子の記述データに関して、その記述子の
親ノードへのパスに関する情報と、取得したい子ノード
に関する記述子の情報を指定することができる。例え
ば、（制約種別，（パス情報，（記述子，・・・））若
しくは（制約種別，（パス情報，ＡＬＬ））として、
（ｓｅｌｅｃｔ，（ｔａｇＭｅｔａＤａｔａｔａｇ
Ｓｃｈｅｍａ１，（ｔａｇＳｃｈｅｍａ１）））とす
ることができる。この場合、図７の（Ａ）に於いて、ｔ
ａｇＭｅｔａＤａｔａの次にｔａｇＳｃｈｅｍａ１
を辿って到達できるノードに関して、その子ノードのタ
グがｔａｇＳｃｈｅｍａ１の部分木を総て取得する。又
図７の（Ａ）の太線の部分を取得済みとすると、細線の
部分が取得対象となり、図７の（Ｂ）の実線で示す部分
木についてクライアントに送信する。

【００３６】又部分木の階層構造指定は、取得要求した
記述子のスキーマが再帰的定義されている場合、スキー
マのトップレベルノードから階層を指定することができ
る。例えば、（制約種別，（パス情報，（（記述子，階
層数），・・）））として、（ｓｅｌｅｃｔｌｅｖｅ
ｌ，（ｔａｇＭｅｔａＤａｔａｔａｇＳｃｈｅｍａ
１，（ｔａｇＳｃｈｅｍａ１，１）））とすることが
できる。この場合、図８の（Ａ）に示すように、ｔａｇ
ＭｅｔａＤａｔａの次に、ｔａｇＳｃｈｅｍａ１を
辿って到達できるノードに関して、子ノードの内、タグ
がｔａｇＳｃｈｅｍａ１の部分木について階層が一つ
までの部分木を取得し、この部分木までのパス情報と、
部分木のデータと、取得可能な記述データの記述子に関
する情報とをクライアントに送信する。なお、図８の
（Ａ）の太線で示す部分を取得済みとすると、細線で示
す部分が取得対象となり、その結果、同図の（Ｂ）に示
す取得可能な記述データがクライアントに送信されるこ
とになる。

【００３７】又部分木の時間構造指定は、取得したい記
述子のスキーマが再生時間軸と関連した構造記述する為
のものである場合は、構造制限を与える為に時間間隔情
報を指定することができる。例えば、（制約種別，（パ
ス情報，（（記述子，時間間隔情報，包含／内側），・
・・）））として、（ｓｅｌｅｃｔｔｉｍｅ，ｔａｇ
ＭｅｔａＤａｔａｔａｇＳｃｈｅｍａ１，（ｔａｇ
Ｓｃｈｅｍａ１，１００−３００，内側）））とする
ことができる。

【００３８】この場合、図９の（Ｃ）に示す０−５００
の再生時間のコンテンツデータの特徴記述として、前半
のｔａｇＳｃｈｅｍａ１（２１）と後半のｔａｇＳ
ｃｈｅｍａ１（２２）と共に、前半の０−１２５をｔａ
ｇＳｃｈｅｍａ１（３２１）、後半の１２５−２５０
をｔａｇＳｃｈｅｍａ１（３２２）とし、木構造とし
て同図の（Ａ）に示すことができる。そして、太線の部
分を取得済みとし、細線の部分を未取得部分とすると、
同図の（Ｂ）に示す細線の部分のデータをクライアント
に送信することになる。なお、“内側”が指定されてい
る場合、再生時間の内側にある特徴記述に関するデータ
構造のｔａｇＳｃｈｅｍａ１（３２２）のみを抽出
し、ｒｏｏｔノードからそのデータ構造までの部分木と
同データ構造の部分木とがクライアントに送信される。
又“包含”が指定された場合は、検索依頼用の構造に関
する制約条件と同様に、１００−３００に係わる総ての
データ構造のｔａｇＳｃｈｅｍａ１（２２）以外の総
てを抽出し、ｒｏｏｔノードから同データ構造までの部
分木と同データ構造の部分木とがクライアントに送信さ
れる。

【００３９】又残データ指定は、取得したい記述子のス
キーマについて、現在取得済み以外の残りの記述データ
について取得依頼することを示す。例えば、（制約種
別，パス情報）として、（ｒｅｓｔ，ｔａｇＭｅｔａ
Ｄａｔａ）とすることができる。例えば、図１０の
（Ａ）に示すデータ構造に於いて、太線部分が取得済み
の場合に、同図の（Ｂ）に示すｒｏｏｔノードのｔａｇ
ＭｅｔａＤａｔａから点線部分を除き、実線部分が残
データとしてクライアントに送信される。

【００４０】前述のように、クライアント５からの検索
依頼命令及びデータ取得要求命令に、それぞれメタデー
タの構造に関する制約条件を付与できるもので、クライ
アント５の制約条件生成処理部５１（図３参照）に於い
て制約条件を生成し、取得依頼命令に付加するものであ
る。検索サーバ２は、そのメタデータフィルタリング処
理部２２に於いて検索対象のメタデータから制約条件に
合致するデータ構造を抽出して、クライアント５に送信
するものである。

【００４１】クライアント５に於いては、検索サーバ２
からネットワークを介して送信されたメタデータを、メ
タデータ再構成処理部５２により再構成する。最初に部
分木として検索サーバ２から受信したメタデータをメタ
データ管理部５３に転送し、それ以後の部分木として検
索サーバ２から受信したメタデータは、メタデータ再構
成処理部５２に於いて追加，更新され、メタデータ管理
部５３に於いて管理される。又残データ指定の場合は、
検索サーバ２の検索結果データ生成処理部２１が、クラ
イアント５に送信したメタデータについて、どの部分木
を送信し、どの部分木が残っているかを管理する機能を
有し、この機能によって、残データを送信することがで
きる。

【００４２】従来の検索システムと対比すると、従来
は、クライアントから検索サーバに対する上り方向の検
索依頼命令は、検索語が複数の場合の論理条件と検索カ
テゴリー（スキーマ種別）の指定との制約条件のみであ
り、メタデータ構造に関する制約条件を付与することが
できないものであった。又構造の制約条件に基づいて、
部分的なメタデータを抽出するフィルタリング処理機能
と、部分的なメタデータと取得可能のメタデータとに関
する情報を送信する機能とを備えていないものであっ
た。更に、データ取得要求命令に関して、構造の制約条
件に基づいて抽出された部分的なデータを取得すること
ができないものであり、又クライアント側にメタデータ
の部分木の再構成する機能を備えていないものであっ
た。

【００４３】図１１は約１０分の動画像データの特徴記
述としてのメタデータの説明図であり、図１２はこのメ
タデータを木構造としての概要を示すものである。図１
１に於いて、＜Ｍｐｅｇ７Ｍａｉｎ＞は、この動画像デ
ータに関して、ＭＰＥＧ７のスキーマによって特徴記述
を行うことを宣言する為の記述子（タグ）であり、次の
階層の＜ＶｉｄｅｏＤｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ＞は、ＭＰ
ＥＧ７のスキーマの中で、メディア種別が動画像データ
のコンテンツに関する特徴記述を行うことを宣言する記
述子である。

【００４４】又この＜ＶｉｄｅｏＤｅｓｃｒｉｐｔｉｏ
ｎ＞の下位層に、動画像全体に対する特徴記述を行う記
述＜Ｖｉｄｅｏ＞が宣言されている。この＜Ｖｉｄｅｏ
＞は、ｉｄ＝“ＲｏｏｔＳｅｇｍｅｎｔ” ｌａｙｅｒ
＝“１”を含む場合を一列として図示しており、動画像
データの実体の所在に関する情報等を記述する＜Ｍｅｄ
ｉａＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ＞と、タイトル文字，出演
者名，ジャンル名，代表サムネイル，概要文，メタデー
タの作成日等を記述する＜ＣｒｅａｔｅＭｅｔａＩｎｆ
ｏｒｍａｔｉｏｎ＞と、動画像の再生時間を記述する＜
ＭｅｄｉａＴｉｍｅ＞と、動画像に関するコメント文を
記述する＜ＴｅｘｔＡｎｎｏｔａｔｉｏｎ＞と、動画像
データを時間軸に沿って構造化して記述する為の＜Ｓｅ
ｇｍｅｎｔＤｅｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ＞とを含む場合
を示している。

【００４５】又この＜ＳｅｇｍｅｎｔＤｅｃｏｍｐｏｓ
ｉｔｉｏｎ＞は、＜ＭｅｄｉａＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ
＞を除き、＜Ｖｉｄｅｏ＞と同じ記述が可能な＜Ｖｉｄ
ｅｏＳｅｇｍｅｎｔ＞を時間軸に従って複数記述するこ
とにより、動画像データを複数のセグメント単位で特徴
記述が可能となる。従って、＜ＶｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎ
ｔ＞は再帰的定義されており、その下位の階層に＜Ｓｅ
ｇｍｅｎｔＤｅｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ＞を含むもので
ある。

【００４６】前述の動画像データに関する特徴記述につ
いて、図１３に示す階層構造として表すことができる。
即ち、前述の＜ＭｅｄｉａＴｉｍｅ＞により記述された
再生時間０−１０ｍｉｎについて複数のセグメントに分
割し、各セグメントを更に分割することを繰り返した階
層構造とした場合の階層Ｌａｙｅｒ１〜Ｌａｙｅｒ４と
した場合を示し、＜ＶｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎｔｉｄ＝
“Ｓｅｇ１” Ｌａｙｅｒ＝“２”＞〜＜ＶｉｄｅｏＳ
ｅｇｍｅｎｔｉｄ＝“Ｓｅｇ１” Ｌａｙｅｒ＝
“４”＞によりＬａｙｅｒ２に於ける０−２のセグメン
ト６１〜８−１０のセグメント６４を示し、又＜Ｖｉｄ
ｅｏＳｅｇｍｅｎｔｉｄ＝“Ｓｅｇ１１”Ｌａｙｅｒ
＝“３”＞によりＬａｙｅｒ３の０−１のセグメント６
５を示す。又＜ＶｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎｔｉｄ＝“Ｓ
ｅｇ３１１” Ｌａｙｅｒ＝“４”＞により、Ｌａｙｅ
ｒ４のセグメント６６を示すものである。

【００４７】前述の０−１０分の動画像データについて
のメタデータは、大凡５０ｋＢ程度となり、更に前述の
制約条件を付加した検索要求に従って、検索サーバ２か
らクライアント５に送信するデータ量は大幅に削減さ
れ、且つ検索結果をクライアントに於いて迅速に表示で
きることになり、動画像データを階層的にブラウジング
することが容易となる。又更に長時間の動画像データに
ついても、導入部と複数の中間部と結末部とのセグメン
トの特徴記述とし、更に階層構造化することにより、ク
ライアントは所望の制約条件に従って検索することが可
能となる。又出演者名とその出演が予定される時間構造
指定とを含む検索要求等が可能となる。又動画像データ
の特定のシーンの特徴記述のメタデータを指定して検索
し、その検索結果に基づいた動画像データを保持するコ
ンテンツサーバを識別することも可能である。

【００４８】図１４はクライアントのＧＵＩ（Ｇraphic
al Ｕser Ｉnterface）の説明図であり、動画像データ
が、ジャンルとしてドラマ又は映画であり、始めの５分
間位に、出演者の富士通太郎が出演しているような動画
像データを取得したいとし、又取得した動画像データに
関して、一つ深い階層レベルで詳細を知りたい場合につ
いての入力画面を示し、これに基づいて、前述の構造に
関する制約条件の内、検索条件として、スコープ指定：
（ｓｃｏｐｅ，ＶｉｄｅｏＯＲＶｉｄｅｏＳｅｇｍ
ｅｎｔＯＲジャンルＯＲ出演者）と、時間構造
指定：（ｔｉｍｅ，（Ｖｉｄｅｏ，０−５ｍｉｎ，包
含），（ＶｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎｔ，０−５ｍｉｎ，内
側））の制約条件が付加された取得依頼命令が制約条件
生成処理部５１（図３参照）から検索サーバに送出され
る。

【００４９】検索サーバ２に於いては、例えば、図１３
のメタデータの０−５ｍｉｎの時間による構造の制約条
件の＜Ｖｉｄｅｏ＞及び＜ＶｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎｔ＞
の構造に関して、＜ＣｒｅａｔｅＭｅｔａＩｎｆｏｒｍ
ａｔｉｏｎ＞のジャンル及び出演者に関するキーワード
による検索を実行する。そして、ジャンルの“Ｄｒａｍ
ａ／Ｍｏｖｉｅ”及び出演者の“富士通太郎”に、セグ
メントｓｅｇ１１が合致した場合、検索サーバ２は、＜
Ｖｉｄｅｏ＞の階層までの部分木のみをクライアント５
に送信する。

【００５０】この部分木に継続して追加できる他の記述
子若しくは記述データは、クライアント５からの要求と
ブラウジング行為によって、検索条件に合致した階層の
＜ＶｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎｔ＞のノードまで到達する検
索が可能である。この場合、全＜Ｖｉｄｅｏ＞及び＜Ｖ
ｉｄｅｏＳｅｇｍｅｎｔ＞のノード数が１９とすると、
１ノード当たり約２．５ｋＢ程度となり、この約２．５
ｋＢのデータ転送によって、トップレベルの概要画像を
ユーザに提示できることになる。

【００５１】又検索サーバ２の表示テンプレート選択処
理部２３（図２参照）により、クライアント５に送信す
るメタデータのスキーマ毎に、そのスキーマを表示する
のに適切な表示テンプレートデータを、メタデータ表示
用テンプレートデータベース６から選択して、メタデー
タと共に、検索結果データとして送信する。これによ
り、クライアント５のアプリケーションが、特定のスキ
ーマが解釈できる専用のブラウザではなく、ＸＳＬ（Ｅ
xtensible Ｓtyle Ｌanguage ）のような表示テンプレ
ートデータを用いて表示形式を決定するＷＥＢブラウザ
に対して有効である。この場合、クライアント５の表示
テンプレートデータ管理部５４（図３参照）により表示
テンプレートデータを管理し、表示データ生成処理部５
５に於いてブラウザ用表示データを生成する際に、メタ
データ管理部５３で管理しているメタデータと共に使用
して、表示データを生成することができる。

【００５２】図１５は表示テンプレートデータの説明図
であり、７１〜７３は表示画面の一例を示す。メタデー
タ取得要求により検索サーバ２からメタデータ７４と、
動画像階層選択表示用の表示テンプレートデータ７５と
をクライアント５が受信することにより、全体サマリと
前半サマリと後半サマリとを含む表示画面７１を構成す
ることができる。そして、前半サマリを選択して検索サ
ーバ２にメタデータ取得要求を行うと、メタデータ７６
を検索サーバ２は送信する。それにより、クライアント
５は、１／２サマリ（前半サマリ）の下位の階層の１／
４サマリと２／４サマリとを含む表示画面７２を構成す
ることがでる。

【００５３】更に１／４サマリを選択してメタデータ取
得要求を行うと、検索サーバ２からキーフレームのカラ
ーヒストグラムデータを含むメタデータ７７と、グラフ
表示用の表示テンプレートデータ７８とを受信し、キー
フレームのカラーヒストグラムを表示する表示画面７３
を構成することができる。

【００５４】又クライアント５のメタデータ再構成処理
部５２は、例えば、制約条件を付加した検索要求に対し
て、検索サーバ２から１画面を分割した部分画像につい
てのメタデータとして受信し、更に、その後の制約条件
を付加した検索要求に従って、その周辺の部分画像につ
いてのメタデータを受信した場合に、各部分画像の位置
情報等を基に１画面又は複数部分画像を連結した部分画
像として再構成する機能も備えており、中央部分画像の
みでは、所望の動画像データであることを識別できない
場合に、その周辺部分画像を順次取得することによるブ
ラウジングにも適用することができる。

【００５５】（付記１）クライアントからの検索要求に
従ってデータベースを検索する検索サーバを有する検索
処理システムに於いて、前記データベースは、コンテン
ツサーバのデータを階層的に分割したセグメントの特徴
記述を行ったメタデータをキーワードと共に格納した構
成を有し、前記検索サーバは、前記クライアントからの
制約条件を付加した検索要求に従って前記データベース
を検索し、前記制約条件に従ってフィルタリング処理を
行った検索結果を前記クライアントに送信する為のフィ
ルタリング処理部を有することを特徴とする検索処理シ
ステム。（付記２）前記クライアントは、前記検索サーバに対し
てメタデータの構造に関する制約条件を検索要求に付加
する制約条件生成処理部を有することを特徴とする付記
１記載の検索処理システム。（付記３）前記クライアントの前記制約条件生成処理部
は、検索語及び該検索語の論理条件を含む検索条件指
定，検索対象となるスキーマ種別及び該スキーマ種別の
論理条件を含むスコープ指定，スキーマのトップレベル
からの階層を指定する階層構造指定，スコープ指定した
スキーマの時間軸に関連する時間構造指定を行う制約条
件を生成する構成を有することを特徴とする付記１記載
の検索処理システム。（付記４）前記クライアントは、前記検索サーバからの
検索結果のメタデータについて論理的な部分木を結合す
るメタデータ再構成処理部を有することを特徴とする付
記１又は２記載の検索処理システム。（付記５）前記クライアントの前記メタデータ再構成処
理部は、前記検索サーバからのメタデータの論理的な部
分木と、既に受信しているメタデータの部分木とを結合
して再構成する構成を有することを特徴とする付記１乃
至４の何れかに記載の検索処理システム。（付記６）前記検索サーバは、前記クライアントに送信
するメタデータのスキーマ種別毎に、スキーマの表示形
式を定義する表示テンプレートデータを選択して送信す
る表示テンプレート選択処理部を有することを特徴とす
る付記１乃至５の何れか１項記載の検索処理システム。

【００５６】（付記７）クライアントからの検索要求に
従ってデータベースを検索サーバにより検索し、検索結
果を前記クライアントに送信する検索処理方法に於い
て、前記クライアントは、メタデータの構造に関する制
約条件を付加して前記検索サーバに検索要求を送信し、
前記検索サーバは、前記クライアントからの検索要求に
従って前記データベースを検索し、検索結果のメタデー
タについて前記制約条件に基づいてフィルタリング処理
を行った結果を前記クライアントに検索結果データとし
て送信する過程を含むことを特徴とする検索処理方法。（付記８）前記クライアントから前記検索要求に付加す
る前記制約条件は、論理条件指定、スキーマ種別を指定
するスコープ指定、階層構造のスキーマの階層指定、該
スキーマの時間間隔指定の何れか又は複数を含むことを
特徴とする付記７記載の検索処理方法。（付記９）前記クライアントから前記検索要求に付加す
る前記制約条件は、階層構造のスキーマの部分木として
親ノードへのパス情報と子ノードとに関する部分木指
定、前記部分木の階層構造指定、前記部分木の時間構造
指定、取得済み以外の残りのメタデータの取得を示す残
データ指定の何れか又は複数を含むことを特徴とする付
記７又は８記載の検索処理方法。（付記１０）前記検索サーバは、前記クライアントの制
約条件に従ったメタデータの構造が部分木となった時
に、該部分木のメタデータに、該部分木の位置情報と、
該部分木からの子ノードの情報とを付加して送信する過
程を含むことを特徴とする付記７乃至９の何れか１項記
載の検索処理方法。（付記１１）前記クライアントは、前記検索サーバから
の部分木に対応する複数のメタデータを、前記部分木の
位置情報を基に再構成する過程を含むことを特徴とする
付記７乃至１０の何れか１項記載の検索処理方法。（付記１２）前記検索サーバは、前記クライアントの制
約条件に従ってフィルタリング処理されたメタデータの
スキーマ種別対応の表示テンプレートデータを検索結果
に付加して前記クライアントに送信する過程を含むこと
を特徴とする付記７乃至１１の何れか１項記載の検索処
理方法。

【００５７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クライ
アント５から検索サーバ２に対して各種の制約条件を付
加して検索要求を送信し、検索サーバ２は、この検索要
求に対してデータベース１を検索し、検索結果に対して
制約条件に対応したフィルタリング処理を行った検索結
果データをクライアント５に送信するもので、不要な記
述子や記述データ等を送信しないことにより、検索サー
バ２とクライアント５との間の通信量を削減できる利点
がある。

【００５８】又データベース１には、コンテンツサーバ
３が保持するコンテンツに対して、階層的に分割したセ
グメントの特徴記述を行ったメタデータをキーワードと
共に格納した構成を有し、各種の動画像データの検索時
に、制約条件に従った必要最小限度のデータ量を、検索
サーバ２に於いてフィルタリングしてクライアントに送
信することができ、クライアントは順次詳細な内容に向
かった検索が可能となる利点がある。従って、動画像デ
ータの検索に適用して、クライアントの迅速なブラチジ
ングを可能とすると共に、システム負荷の軽減が可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の基本システムの構成説明図である。

【図２】本発明の実施の形態の検索サーバ側の説明図で
ある。

【図３】本発明の実施の形態のクライアントの説明図で
ある。

【図４】メタデータの一例の説明図である。

【図５】階層構造指定時の説明図である。

【図６】時間構造指定時の説明図である。

【図７】部分木指定時の説明図である。

【図８】部分木の階層構造指定時の説明図である。

【図９】部分木の時間構造指定時の説明図である。

【図１０】残データ指定時の説明図である。

【図１１】メタデータの説明図である。

【図１２】メタデータの木構造の概要説明図である。

【図１３】時間軸に関連した構造の説明図である。

【図１４】来案とのＧＵＩの説明図である。

【図１５】表示テンプレートデータの説明図である。

【図１６】従来例のシステム構成説明図である。

【符号の説明】

１データベース２検索サーバ３−１〜３−ｎコンテンツサーバ４ネットワーク５−１〜５−ｍクライアント７フィルタリング処理部８制約条件生成処理部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者森松映史神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番１号富士通株式会社内Ｆターム(参考） 5B075 KK07 ND12 NK02 NK04 NK06 PR10 5B082 GC04 HA05 HA08

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】クライアントからの検索要求に従ってデ
ータベースを検索する検索サーバを有する検索処理シス
テムに於いて、前記データベースは、コンテンツサーバのデータを階層
的に分割したセグメントの特徴記述を行ったメタデータ
をキーワードと共に格納した構成を有し、前記検索サーバは、前記クライアントからの制約条件を
付加した検索要求に従って前記データベースを検索し、
前記制約条件に従ってフィルタリング処理を行った検索
結果を前記クライアントに送信する為のフィルタリング
処理部を有することを特徴とする検索処理システム。
【請求項２】前記クライアントは、前記検索サーバに
対してメタデータの構造に関する制約条件を検索要求に
付加する制約条件生成処理部を有することを特徴とする
請求項１記載の検索処理システム。
【請求項３】前記クライアントは、前記検索サーバか
らの検索結果のメタデータについて論理的な部分木を結
合するメタデータ再構成処理部を有することを特徴とす
る請求項１又は２記載の検索処理システム。
【請求項４】前記検索サーバは、前記クライアントに
送信するメタデータのスキーマ種別毎に、スキーマの表
示形式を定義する表示テンプレートデータを選択して送
信する表示テンプレート選択処理部を有することを特徴
とする請求項１乃至３の何れか１項記載の検索処理シス
テム。
【請求項５】クライアントからの検索要求に従ってデ
ータベースを検索サーバにより検索し、検索結果を前記
クライアントに送信する検索処理方法に於いて、前記クライアントは、メタデータの構造に関する制約条
件を付加して前記検索サーバに検索要求を送信し、前記検索サーバは、前記クライアントからの検索要求に
従って前記データベースを検索し、検索結果のメタデー
タについて前記制約条件に基づいてフィルタリング処理
を行った結果を前記クライアントに検索結果データとし
て送信する過程を含むことを特徴とする検索処理方法。
【請求項６】前記クライアントから前記検索要求に付
加する前記制約条件は、論理条件指定、スキーマ種別を
指定するスコープ指定、階層構造のスキーマの階層指
定、該スキーマの時間間隔指定の何れか又は複数を含む
ことを特徴とする請求項５記載の検索処理方法。
【請求項７】前記クライアントから前記検索要求に付
加する前記制約条件は、階層構造のスキーマの部分木と
して親ノードへのパス情報と子ノードとに関する部分木
指定、前記部分木の階層構造指定、前記部分木の時間構
造指定、取得済み以外の残りのメタデータの取得を示す
残データ指定の何れか又は複数を含むことを特徴とする
請求項５又は６記載の検索処理方法。
【請求項８】前記検索サーバは、前記クライアントの
制約条件に従ったメタデータの構造が部分木となった時
に、該部分木のメタデータに、該部分木の位置情報と、
該部分木からの子ノードの情報とを付加して送信する過
程を含むことを特徴とする請求項５乃至７の何れか１項
記載の検索処理方法。
【請求項９】前記クライアントは、前記検索サーバか
らの部分木に対応する複数のメタデータを、前記部分木
の位置情報を基に再構成する過程を含むことを特徴とす
る請求項５乃至７の何れか１項記載の検索処理方法。
【請求項１０】前記検索サーバは、前記クライアント
の制約条件に従ってフィルタリング処理されたメタデー
タのスキーマ種別対応の表示テンプレートデータを検索
結果に付加して前記クライアントに送信する過程を含む
ことを特徴とする請求項５乃至９の何れか１項記載の検
索処理方法。