JP2002331681A - 液体収納容器 - Google Patents
液体収納容器Info
- Publication number
- JP2002331681A JP2002331681A JP2001139900A JP2001139900A JP2002331681A JP 2002331681 A JP2002331681 A JP 2002331681A JP 2001139900 A JP2001139900 A JP 2001139900A JP 2001139900 A JP2001139900 A JP 2001139900A JP 2002331681 A JP2002331681 A JP 2002331681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- negative pressure
- pressure generating
- generating member
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
供給口を設ける場合においてインク供給口開口面積を大
きく確保でき、これによりインク流量が多い場合でもイ
ンクをインク供給口から確実にかつ安定して供給する。 【解決手段】 略直方体からなるインク収納部2内に第
二の負圧発生部材1が収納され、かつ第一の負圧発生部
材3とインク供給口4の形成面との間に配されている。
第二の負圧発生部材1は直方体形状からなり、インク収
納部2の最大面積面となる内壁面間の幅と同じ幅を有す
る。直方体形状の第二の負圧発生部材1の周囲は、イン
ク収納部2の最大面積面となる対向する2つの内壁面
と、これらと交差する配置でインク供給口面に略垂直に
設けられた、対向する平行の2つの側壁からなるガイド
部5とによって囲われている。
Description
録装置などに用いられる液体収納容器であるインクタン
クと、そのインクタンクを有するインクジェットカート
リッジおよびインクジェット記録装置に関する。
れるインクタンクは、インクジェット記録装置の小型化
やランニングコスト低減のために、インクジェット記録
ヘッドとインクタンクとが分離着脱可能なインクジェッ
トカートリッジが多く用いられる。インクタンクのイン
クジェット記録ヘッドへの接続は、インクジェット記録
ヘッドを固定したタンクホルダーにインクタンクを装着
することで行われる。
し、(a)はタンクの長幅方向に沿った模式的縦断面
図、(b)はタンクの短幅方向に沿った模式的縦断面
図、(c)はインク供給口の形成面(以下、「インク供
給口面」という)であるタンク底面の図である。
ク52は、天面及び底面が長方形の略直方体からなるイ
ンク収納部内に、インクを含浸させた第一の負圧発生部
材53と、第一の負圧発生部材53より高い毛管力をも
つことで、インクを第一の負圧発生部材53からインク
供給口54の外のタンクホルダーへと導く、第二の負圧
発生部材51から成る。第二の負圧発生部材51は円筒
形状で、その周囲を、インクタンク内側の長方形底面に
設けたガイド部55で摺動可能に囲われる。図示しない
タンクホルダーのインク供給部は、円筒流路とその先端
部に設けられたフィルタから成る。インクタンク52か
らタンクホルダーへのインク供給は、前記タンクホルダ
ーのインク供給部にあるフィルタが第二の負圧発生部材
51に圧接されることでインク供給路が確保され、第一
の負圧発生部材53に含浸されたインクが第二の負圧発
生部材51を通って、供給される。圧接時においては、
前記タンクホルダーのインク供給部がインク供給口54
から第二の負圧発生部材51を押すため、第二の負圧発
生部材51は第二の負圧発生部材51の外周に設けられ
た摺動ガイド部55に沿って、インク供給部挿入方向に
平行移動する。
面には、その壁面から垂直に突出するように複数のリブ
(不図示)が形成されている。そして、リブの先端に第
一の負圧発生部材53が接触することで、タンク内壁面
のリブが形成された面と、第一の負圧発生部材53との
間に、通気路用の空間が確保されている。これにより、
確保された通気路を通してタンク天面の大気連通口56
からタンク内に空気が均一に送り込まれ、第一の負圧発
生部材53によって保持されたインクを効率よく使用す
ることができる。
ンクホルダーのインク供給部は、インクタンク52のイ
ンク供給口54の略中心で第二の負圧発生部材51に接
しており、円柱形の第二の負圧発生部材51と円筒形の
インク供給部は相似形で略同芯を圧接している。インク
供給口54と前記インク供給部は一対の形状として用い
られ、インク供給部1種に対しては専用のインク供給口
が1種のみ対応する形態になっている。
さらなる高速化が求められている。印刷速度が高速にな
ればインクタンクのインク供給量は増加する。インク供
給量の増加に対応するためには、インク供給口のインク
流量を増加させなければならない。インク流量を上げる
にはインクの流速を増加させるか、インク供給口断面積
を増加させるかになるが、確実なインク供給を考慮すれ
ば、インクタンクのインク供給口は大きくなる傾向にあ
る。
より、インクタンクにおいても複数種のインクジェット
記録ヘッドに対応させる必要がある。
示した従来のタンク構造を用いたインク供給系において
は、インク供給量を大きくするためにインク供給口を大
きくする場合、円筒形状の第二の負圧発生部材を支持す
るためにインクタンクのインク供給口径は第二の負圧発
生部材の径より最低でも2〜3ミリは小さくなる。従っ
て、インクタンクの収納容器のタンク壁厚を考慮すれ
ば、インク供給口径はタンク幅に対して4〜5ミリかま
たはそれ以上小さくなる。つまり、インク流量の多いイ
ンクジェット記録ヘッドでは、インク供給口径を大きく
するために、インク供給口面に沿った方向のタンクの最
短幅も大きくする必要があり、複数のインクタンクを並
べて使用する場合はインクジェットカートリッジ自体が
大きくなる。例えば、6色構成の場合、30mm近く記
録ヘッドが大きくなることになり、装置が大型化すると
いう問題がある。
ジェット記録ヘッドに対応させる場合においては、1種
類のインクタンク供給口に対し、複数種のタンクホルダ
ーのインク供給部に対応可能なことが必要である。
ように円柱形状の第二の負圧発生部材51を用いてお
り、第二の負圧発生部材51が円柱形状であるため、そ
の周囲全体をガイド壁により囲むことでインク供給部が
接続された際の第二の負圧発生部材51の移動を安定さ
せ、インク供給部との接続も安定にする構成をとる。そ
のため、次のような問題が生じる。
によって第一の負圧発生部材51とタンク内壁面との隙
間にインクが染み出し、インク供給口を設けたタンク底
面にインクタンク内壁面に沿って落ちてしまうと、一度
落ちた自由インクは再び第一の負圧発生部材51に吸わ
れるか、ガイド部55の壁を上って第二の負圧発生部材
51の側面51bより吸収される他はなく、なかなか回
収されない。つまり、第一の負圧発生部材53内のイン
クをインク供給口54から外部のインクジェット記録ヘ
ッドへ導入するとき、第二の負圧発生部材51の、第一
の負圧発生部材53に圧接される面51a(図10)
が、その記録ヘッドへのインク導入量のほとんどを支配
することになる。そのため、インク供給口のインク流量
を上げるには第一の負圧発生部材53に接する第二の負
圧発生部材51の円筒外径を大きくして対応しなければ
ならず、タンクのインク供給口面に沿った方向の最短幅
が増し、上述したようにインクジェットカートリッジが
大きくなる問題が生じる。インクタンクの幅は増大させ
ずにインク流量を増加できる構成が望まれる。
の周囲を囲むガイド部の壁の厚みのため、第二の負圧発
生部材51の圧接面51aを、第一の負圧発生部材53
の、タンクのインク供給口面に沿った方向の短手方向の
幅全面と接触させる構成にできず、図11に示すよう
に、第一の負圧発生部材53には第二の負圧発生部材5
1と圧接されない部分Aが存在する。この圧接されてい
ない部分Aは、インクタンク内壁面と第一の負圧発生部
材53との圧接部分と、第一の負圧発生部材53と第二
の負圧発生部材51との圧接部分51aに比べて「疎」
になる。つまり、インクタンク内からインク供給口に向
かうインク供給経路において「密」の部分が連続せず、
「疎」の部分が流抵抗となり、記録ヘッドへのインク導
入速度を低下させるという問題がある。また、第一の負
圧発生部材52の、タンクのインク供給口面に沿った方
向の短手方向の幅全面を圧接していないので、上記の
「疎」の部分は「めくれ」が起きやすい。
に確保することができない部分にインク供給口を設ける
場合においても、インク供給口開口面積を確保すること
により、インク流量が多い場合であっても、インクタン
ク内のインクをインク供給口からインクジェット記録ヘ
ッドに確実にかつ安定して供給することができるインク
タンク(液体収納容器)を提供することにある。
形状や位置の異なる複数種のインクジェット記録ヘッド
においても対応し、確実にかつ安定してインクを供給で
きるインクタンク(液体収納容器)を提供することにあ
る。
に、本発明は、大気と連通する大気連通部と、液体を供
給するための液体供給口と、液体を含浸した第一の負圧
発生部材と該第一の負圧発生部材より毛管力の高い第二
の負圧発生部材を内部に収納した収納部と、を備え、前
記第二の負圧発生部材が前記収納部の前記液体供給口の
形成面に設置された液体収納容器において、前記第二の
負圧発生部材は直方体であり、少なくとも対向する2面
が前記収納部の内壁に摺動自在に接し、且つ前記第二の
負圧発生部材はガイド部によって摺動方向を1方向に規
制されたことを特徴とする。
給口が、前記収納部の対向する内壁間の幅と同幅の開口
長を有することが好ましい。
を吐出して記録を行う記録ヘッドに液体を供給するもの
に適用できる。そして、前記記録ヘッドの複数種に対応
している液体収納容器である。
生部材を直方体にしたことにより、前記第二の負圧発生
部材の周囲全体を、インク供給口の周囲に設けたガイド
部で囲まなくても、収納部内の壁面を、前記第二の負圧
発生部材の摺動を一方向に規制するガイド部の一部とし
て使用できる。そのため、ガイド部の壁が無くなる分、
液体供給口の一部を前記収納部の内壁面まで広げること
ができる。これにより、液体供給口の形成面に沿った方
向の液体収納容器の幅を大きくできない場合でも、液体
供給口の開口面積を拡大でき、その結果、液体供給時の
液体流量が多い場合であっても、安定した液体供給が可
能になる。
記録装置のインクタンクとして、タンクホルダーを大き
くすることなく、提供することができる。また、複数種
のインクジェット記録ヘッドに対応させることができ
る。
生部材の少なくとも対向する2面を前記収納部の内壁面
に接するように構成したことにより、前記第一の負圧発
生部材から染み出した液体を前記第二の負圧発生部材が
吸うことで流抵抗が大きく低減され、これまで、第一の
負圧発生部材との圧接面のみで液体を供給していたのに
対し、前記収納部の内壁と接している2面からも液体供
給を行うことができ、液体供給時の流量を増加させるこ
とができる。
いて図面を参照して説明する。
であるインクタンクを示し、(a)はタンクの長幅方向
に沿った模式的縦断面図、(b)はタンクの短幅方向に
沿った模式的縦断面図、(c)はタンクの底面であるイ
ンク供給口面の図である。図2は図1のインク収納部内
の第二の負圧発生部材の周辺のインク供給動作を示す図
である。
てインクを収納するインクタンクであり、図1に示すよ
うに、天面および底面が長方形である略直方体からなる
インク収納部2と、インク収納部2の天面に形成され、
インク収納部2を大気と連通させる大気連通口6と、イ
ンク収納部2の底面に形成されたインク供給口4と、イ
ンク収納部2内に圧縮して収納され、インクを含浸する
第一の負圧発生部材3と、インク収納部2内側の第一の
負圧発生部材3とインク供給口4の形成面との間に配さ
れ、このインク供給口面の短手方向の幅(すなわち、イ
ンク収納部2の最大面積面となる内壁面間の幅)と同じ
幅を有する第二の負圧発生部材1とを備えている。第二
の負圧発生部材1は第一の負圧発生部材3より高い毛管
力を有している。
には、その壁面から垂直に突出するように複数のリブ
(不図示)が形成され、タンク内壁面のリブが形成され
た面と、第一の負圧発生部材13との間に、通気路用の
空間が確保されている。リブの機能は図9の従来構成の
説明と同様である。
である。この形状にすることにより、第二の負圧発生部
材1の周囲全体をガイド部で囲わなくても、インク収納
部2内の側壁面を、第二の負圧発生部材1の少なくとも
一面を支持するガイド部の一部として使用できるので、
タンクのインク供給口面に沿った方向の短幅方向におい
てガイド部の壁が無い分、インク供給口4をインク収納
容器2の内壁まで大きくとれる(図1(b),
(c))。
する2つの側壁面(最大面積面)と、これらと交差する
配置でインク供給口面に略垂直に設けられた、対向する
平行の2つの側壁からなるガイド部5とによって直方体
形状の第二の負圧発生部材1の周囲が囲われており、第
二の負圧発生部材1の側面はインク供給部挿入方向に摺
動自在に、インク収納部2内の側壁面とガイド部5に圧
接されている。
態では、特にインク供給口面に沿った方向のタンクの短
幅方向の断面を示す図9(b)のように、インク供給口
54は第二の負圧発生部材51のガイド部55を考慮す
れば、インク収納容器52の内壁幅より2〜3mm小さ
くなる。
用いたインクジェットカートリッジのインク供給の形態
例を示す断面図、図4は本実施形態のインクタンクのイ
ンク供給口の変形例を示す図、図5は本実施形態のイン
クタンクとタンクホルダーの構成例を示す図である。
フィルタ9を先端に設けたインク供給部8がインクタン
クのインク供給口4に挿入され、第二の負圧発生部材1
がインク供給部8に圧接されることで、第一の負圧発生
部材3から毛管力で第二の負圧発生部材1へ導かれたイ
ンクが、フィルタ9を通って、インク供給部8からイン
クジェット記録ヘッド40へと供給される。この際、第
二の負圧発生部材1はインク供給部8に押され、摺動ガ
イド部5に沿って移動し、圧縮される。このような摺動
ガイド部が無い場合、第二の負圧発生部材1の圧縮時の
移動は不安定になり、インク供給部8との圧接も安定し
ない。圧接が不十分な場合、供給するインクに泡が混入
し、安定した確実なインク供給が行えない。
が高速になれば、単位時間あたりのインク供給量も多く
なるが、本実施形態のように、インク収納部2の対向す
る最大面積面の内壁面の間の幅と同幅にインク供給口4
を大きくし、これに合わせてタンクホルダー7のフィル
タ9の大きさと、インク供給部8の流路断面積を大きく
すれば、インクの流速を増加させずにインク流量を増加
させることができ、より多くのインクをより安定的に供
給することができる。ある一定のインクタンク幅に対す
るインク供給口の大きさは、インク供給口が円の場合、
インク供給口径は、本発明の一実施形態として図1に示
した構成が最大になる。
供給口面に沿った方向のタンクの短手方向幅に関して、
第一の負圧発生部材3にこれと同じ幅で第二の負圧発生
部材1を接触させることができるので、第一の負圧発生
部材3と第二の負圧発生部材1が収納されたインク収納
部からインク供給口4に向かう経路において、インク供
給時の流抵抗を小さくでき、記録ヘッドへのインク導入
速度およびインク流量を増加させることが可能である。
には、図4の(b),(c)に示すように、インク供給
口4を、インク供給口面に沿った方向のタンク長幅方向
にも広げてインク供給口の形状を長円、楕円または長方
形などにしてもよい。この場合、インク供給部形状も同
様に長円、楕円または長方形などにしてもよい。
し、少なくとも1面をインク収納部内壁に近接させるこ
とで、従来の円柱形状の第二の負圧発生部材の場合はイ
ンク収納部内壁面と線で接するのに対し、直方体の第二
の負圧発生部材1とインク収納部内壁面は面で接するよ
うになる。第二の負圧発生部材1とインク収納部内壁面
の接触が線から面になることで、環境変化等によって、
インク収納部2の内壁面と第一の負圧発生部材3の隙間
にインクが染み出すことがあっても、その染み出て前記
隙間に沿って図2中矢印Xに示すようにインク供給口面
41に向かう自由インクを、インク収納部2の内壁面に
対する第二の負圧発生部材1の接触面1Aがより確実に
回収し、インク供給口へとインクを導くことができる。
つまり、自由インクがインク供給口4に到達するまでの
流抵抗が大きく低減され、これまで、第二の負圧発生部
材1の第一の負圧発生部材3に対する圧接面のみでイン
クを供給していたのに対し、インク収納部内壁と摺動自
在に接している2面からもインク供給を行うことができ
る。
部2の内壁面に接した面は1面よりも2面の方が、より
確実に自由インクを吸収することから、接する面が多い
ほうがより望ましい。よって、インク収納部2の内壁面
に接する第二の負圧発生部材1の面は3面でもよい。本
実施形態ではインク収納部2の短手方向の幅に関して対
向する2つの側面とした。
ンク供給口開口面積を大きくできることから、図5の透
視図に示すように、それぞれが異なるインク供給部8を
持つ複数種のインクジェット記録ヘッドに対応させるこ
ともできる。そして、第二の負圧発生部材1の移動領域
は摺動ガイド部5により制限されているため、タンクホ
ルダー7のインク供給部8が、第二の負圧発生部材1の
中心近傍以外を押す場合においても、第二の負圧発生部
材1が傾くことで圧接状態が悪化するということがな
く、確実かつ安定してインク供給を行うことができる。
式的な図面を用いたが、より具体的には、以下に説明す
るような構成をとることができる。
トカートリッジの具体的構成について図6〜図8を参照
して説明する。
トカートリッジの正面図である。図6に示すように、イ
ンクジェットカートリッジ30は、インクを吐出するイ
ンクジェットヘッド32が一体に設けられたホルダ31
と、このホルダ31に着脱自在に保持されるブラックイ
ンクタンク10およびカラーインクタンク20とを有す
る。ブラックインクタンク10およびカラーインクタン
ク20は、それぞれインクジェットヘッド32に供給す
るインクを収容するものであり、ブラックインクタンク
10はブラックインクを収容し、カラーインクタンク2
0は、イエロー、シアン、およびマゼンタの3色のイン
クを収容している。
おいてホルダ31の底部に位置しており、ブラックイン
クタンク10およびカラーインクタンク20から供給さ
れる各色のインクに対応した複数の吐出口群(不図示)
を有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク10と
の接続部およびカラーインクタンク20との接続部に
は、それぞれインクの色に対応した複数のインク供給管
(図3の符号8に相当)が突出して設けられている。各
インク供給管は、それぞれインク供給路(不図示)を介
して、対応する吐出口群と接続されている。
装着することで、ブラックインクタンク10内のブラッ
クインクは、ブラックインク用のインク供給管およびイ
ンク供給路を経由して、ブラックインク用の吐出口群へ
供給される。同様に、ホルダにカラーインクタンク20
を装着することで、カラーインクタンク内の各色のイン
クは、それぞれ対応する色用のインク供給管およびイン
ク供給路を経由して、対応する色用の吐出口群へ供給さ
れる。
の中に異物が侵入するのを防止するためにそれぞれフィ
ルタ(不図示)が取り付けられている。
て、図7を参照して説明する。図7は、図6に示すブラ
ックインクタンクを示す図であり、(a)はその上面
図、(b)は一部を破断した側面図、(c)は底面図で
ある。なお、図7(a)では、蓋部材およびインク吸収
体を取り除いた状態で示している。
ンク用のインク収容部16を構成する上端が開口部とな
った筐体11と、筐体11の開口部を塞ぎ、大気連通口
(不図示)が形成された蓋部材12と、蓋部材12の大
気連通口を覆って取り付けられ、大気連通口からのイン
ク漏れが外部へ至らないようにするためのバッファ用の
空間が内部に設けられた上部部材13とを有する。上部
部材13には、蓋部材12の大気連通口とは異なる位置
に大気開放口(不図示)が形成されるとともに、ホルダ
31(図6参照)への着脱を行う際に利用される摘み部
13aが設けられている。
ク10をホルダ31に装着した際にホルダのブラックイ
ンク用のインク供給管と対向する位置に、インク供給口
14が形成されている。インク供給口14の周囲には、
ブラックインクタンク10からインク供給管を通じて供
給されるインクがホルダ31内へ漏れるのを防止するた
めのリブ15が形成されている。
を含浸保持するインク保持部材18が装填されている。
また、インク保持部材18とブラックインクタンク10
の底壁との間には、インク保持部材18に密着し、かつ
インク供給口14を内側から塞ぐインク導出部材19が
設けられている。インク導出部材19も、インク保持部
材18と同様にインクを含浸保持するものである。ただ
し、インク導出部材19のインク保持力はインク保持部
材18のインク保持力よりも高くなっている。これによ
って、インク保持部材18に保持されているインクがイ
ンク導出部材19に効果的に導かれ、インク保持部材1
8に保持されたインクの消費効率が向上する。
装着することで、インク供給管はインク供給口14内の
インク導出部材19に当接し、インク導出部材19に保
持されているインクが、ブラックインク用のインク供給
管およびインク供給路を経てインクジェットヘッド32
の吐出口群に供給される。
8を参照して説明する。図8は、図6に示すカラーイン
クタンクを示す図であり、(a)はその上面図、(b)
は一部を破断した側面図、(c)は底面図である。な
お、図8(a)では、蓋部材およびインク吸収体を取り
除いた状態で示している。
ラックインクタンク10と同様の構成であり、インクを
収容する筐体21と、大気連通口(不図示)が形成され
た蓋部材22と、蓋部材22に取り付けられた上部部材
23とを有する。
された仕切壁21a、21bにより、ホルダ31のイン
ク供給管の位置に対応した3つの領域に区画されてい
る。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用の
インク収容部26Y、シアンインク用のインク収容部2
6C、およびマゼンタインク用のインク収容部26Mと
なっている。蓋部材22の大気連通口は、これら各イン
ク収容部26Y、26C、26Mごとに設けられてい
る。
20がホルダ31に装着された際にカラーインク用の各
インク供給管に対向する位置に、インク供給口24Y、
24C、24Mが形成されており、また、それらの周囲
にはインク漏れ防止用のリブ25Y、25C、25Mが
形成されている。
6Mの内部には、所定の色のインクを含浸保持するイン
ク保持部材およびインク導出部材が設けられているが、
これらの構成および各インク収容部26Y、26C、2
6Mからのインクの供給動作はブラックインクタンク1
0と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
口と液体供給口を備えた容器内に、液体を含浸した第一
の負圧発生部材とこれよりも高い毛管力の第二の負圧発
生部材とを収納し、該容器の前記液体供給口の形成面に
前記第二の負圧発生部材を配置した液体収納容器におい
て、前記第二の負圧発生部材を円柱に替えて直方体にし
たことにより、前記第二の負圧発生部材の周囲全体を、
インク供給口の周囲に設けたガイド部で囲まなくても、
前記収納部内の壁面を、前記第二の負圧発生部材の摺動
を一方向に規制するガイド部の一部として使用できる。
そのため、ガイド部の壁が無くなる分、液体供給口の一
部を前記収納部の内壁面まで広げることができる。これ
により、液体供給口の形成面に沿った方向の液体収納容
器の幅を大きくできない場合でも、液体供給口の開口面
積を拡大でき、その結果、液体供給時の液体流量が多い
場合であっても、安定した液体供給が可能になる。
記録装置のインクタンクとして、タンクホルダーを大き
くすることなく、提供することができる。また、複数種
のインクジェット記録ヘッドに対応させることができ
る。
生部材の少なくとも対向する2面を前記収納部の内壁面
に接するように構成したことにより、前記第一の負圧発
生部材から染み出した液体を前記第二の負圧発生部材が
吸うことで流抵抗が大きく低減され、これまで、第一の
負圧発生部材との圧接面のみで液体を供給していたのに
対し、前記収納部の内壁と接している2面からも液体供
給を行うことができ、液体供給時の流量を増加させるこ
とができる。
クタンクを示し、(a)はタンクの長幅方向に沿った模
式的縦断面図、(b)はタンクの短幅方向に沿った模式
的縦断面図、(c)はタンクの底面であるインク供給口
面の図である。
の周辺のインク供給動作を示す図である。
ートリッジのインク供給の形態例を示す断面図である。
示す図である。
を示す図である。
ジの正面図である。
り、(a)はその上面図、(b)は一部を破断した側面
図、(c)は底面図である。
り、(a)はその上面図、(b)は一部を破断した側面
図、(c)は底面図である。
はタンクの幅長方向に沿った模式的縦断面図、(b)は
タンクの幅短方向に沿った模式的縦断面図、(c)はイ
ンク供給口の形成面であるタンク底面の図である。
明するための図で、インク供給口の形成面を示す図であ
る。
明するための図で、タンクの幅短方向に沿った模式的縦
断面図においてインク供給部が接続された状態を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 大気と連通する大気連通部と、液体を供
給するための液体供給口と、液体を含浸した第一の負圧
発生部材と該第一の負圧発生部材より毛管力の高い第二
の負圧発生部材を内部に収納した収納部と、を備え、前
記第二の負圧発生部材が前記収納部の前記液体供給口の
形成面に設置された液体収納容器において、 前記第二の負圧発生部材は直方体であり、少なくとも対
向する2面が前記収納部の内壁に摺動自在に接し、且つ
前記第二の負圧発生部材はガイド部によって摺動方向を
1方向に規制されたことを特徴とする液体収納容器。 - 【請求項2】 前記液体供給口が、前記収納部の対向す
る内壁間の幅と同幅の開口長を有する請求項1に記載の
液体収納容器。 - 【請求項3】 記録液滴を吐出して記録を行う記録ヘッ
ドに液体を供給する請求項1又は2に記載の液体収納容
器。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドの複数種に対応している
請求項3に記載の液体収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001139900A JP4579446B2 (ja) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | 液体収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001139900A JP4579446B2 (ja) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | 液体収納容器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002331681A true JP2002331681A (ja) | 2002-11-19 |
JP2002331681A5 JP2002331681A5 (ja) | 2008-05-22 |
JP4579446B2 JP4579446B2 (ja) | 2010-11-10 |
Family
ID=18986598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001139900A Expired - Fee Related JP4579446B2 (ja) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | 液体収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4579446B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013180523A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Seiko Epson Corp | カートリッジ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0839820A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-13 | Canon Inc | インクタンク |
JPH08112906A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-05-07 | Canon Inc | インクタンクカートリッジ |
JPH10296991A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-10 | Canon Inc | インクタンク、インクジェットカートリッジおよびインク注入方法 |
-
2001
- 2001-05-10 JP JP2001139900A patent/JP4579446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0839820A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-13 | Canon Inc | インクタンク |
JPH08112906A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-05-07 | Canon Inc | インクタンクカートリッジ |
JPH10296991A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-10 | Canon Inc | インクタンク、インクジェットカートリッジおよびインク注入方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013180523A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Seiko Epson Corp | カートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4579446B2 (ja) | 2010-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6145974A (en) | Ink-supplied printer head and ink container | |
JP5552931B2 (ja) | 液体収容容器、および、液体噴射システム | |
US6302530B1 (en) | Ink cartridge | |
EP2666638B1 (en) | Cover and liquid container | |
EP1022144A2 (en) | Ink tank and ink supply device for use in ink jet printer | |
EP1258363A1 (en) | Ink tank | |
US20040074804A1 (en) | Ink cartridge and vacuum-packaging product containing the same | |
GB2293142A (en) | Capillary regulation of ink flow in multi-chambered ink cartridge for ink jet printer. | |
US6276785B1 (en) | Ink-supplied printer head and ink container | |
US20090027462A1 (en) | Wide format ink cartridge | |
JP5552932B2 (ja) | 液体収容容器、および、液体噴射システム | |
JP3564895B2 (ja) | インクタンクおよびインクジェット記録装置 | |
US6474798B1 (en) | Ink supplied printer head and ink container | |
JP2002331681A (ja) | 液体収納容器 | |
JP3656725B2 (ja) | インクジェット記録装置用インクカートリッジ | |
US5971530A (en) | Refillable, evaporation-suppressing liquid container | |
JP2011131514A (ja) | 液体供給装置 | |
JP2002210999A (ja) | 毛管を有するインクカートリッジ | |
JP5532161B2 (ja) | 液体供給装置及び液体カートリッジ | |
JP2014151513A (ja) | カートリッジ | |
JP3821201B2 (ja) | インクジェット記録装置用インクカートリッジ | |
JP2014097577A (ja) | キャップおよび液体収容容器 | |
JP2006175885A (ja) | インクジェット記録装置用インクカートリッジ | |
JP2018062093A (ja) | 液体収容体 | |
JP2014177133A (ja) | 液体収容容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080409 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080409 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100818 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100826 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4579446 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |