JP2002329282A - デジタル表示積算回転数計、積算回転数の電気信号変換方法、一括集中検針システム、時間帯別積算電力計および自動検針システム - Google Patents

デジタル表示積算回転数計、積算回転数の電気信号変換方法、一括集中検針システム、時間帯別積算電力計および自動検針システム

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JP2002329282A
JP2002329282A JP2001134709A JP2001134709A JP2002329282A JP 2002329282 A JP2002329282 A JP 2002329282A JP 2001134709 A JP2001134709 A JP 2001134709A JP 2001134709 A JP2001134709 A JP 2001134709A JP 2002329282 A JP2002329282 A JP 2002329282A
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Masashi Izumi
正史 和泉
Tatsuo Nomura
達生 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転数値を正確かつ即座にデジタル電気信号
に変換でき、データの保全性を著しく向上させ、長距離
伝送が可能で、耐久性及び信頼性に優れたデジタル表示
積算回転数計測装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 表示ドラム3〜6の回転位置を示す数値
を回転位置での表示ドラムのパターン部30により各桁
毎に1、0の2値で検出する各桁毎の検出部20と、検
出部の検出値に基づいて各桁の10進数値を判定する判
定部40とを備え、パターン部は表示ドラムの全回転角
360度を1、0を示す2種の数値領域に分けたパター
ンを有し、検出部は、表示ドラムの全回転角360度を
5等分した位置に配置された位置検出用センサを有し、
判定部は、表示ドラムと同期回転するパターン部に表示
された2値の数値を検出部から入力し、入力した2値の
数値と10進数とを対応づけた換算表に基づいて各桁の
10進数値を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量計や自動車の
距離計等に用いられる種々の計器の積算回転数をデジタ
ル表示する機械式デジタル表示積算回転計の表示数値を
電気信号に変換するデジタル表示積算回転数計、その回
転数計における積算回転数値の電気信号変換方法、その
回転数計を備えた電気・ガス・水道のメータを使用した
一括集中検針システム、その回転数計を備えた時間帯別
積算電力計、および、その回転数計を備えた積算電力計
を用いた自動検針システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気・ガス・水道等の公益機関や
諸産業分野において、各種の積算回転数計測装置が利用
されている。例えば、水道、電気、ガス等の公益使用量
計測に積算回転計が用いられている。これら水道光熱量
の使用量を調べるに当たっては、検針員が各家庭を回っ
て使用量を確認している。そのため、検針員の検針作業
の軽減やコンピュータによるデータ処理及び遠隔地にデ
ータを伝送するために、回転数又は回転量をデジタル化
した電気信号に変換することのできる積算回転計が開発
されている。また、今日、電子メータ等による電力、ガ
ス、水道等の自動検針システムが研究開発されてきてい
る。また、電気など近年時間帯で電気料金体系をかえ、
消費者ニーズへの対応及び電力平準化を進めている。そ
れで、時間帯で計測を切り替える必要にせまられてお
り、複数メータを電磁リレー等で切り替えているが、複
数のメータを必要とする。このため、電子カウンタメモ
リの切替えを利用した電子メータが使用されて来てい
る。さらに、電気装置、機械装置の積算回転計におい
て、回転数又は回転量を計測して制御系にフィードバッ
クを懸けて正確に制御すること等が必要になっている。
さらに、自動車等に用いられる距離計においても積算回
転計が用いられており、走行距離のデジタル表示化の開
発が行われてきた。
【0003】以下に、一般的なデジタル表示積算回転数
計測装置について説明する。図21は、積算回転数を表
示する一般的な機械式デジタル表示積算回転計を示す正
面図である。図21において、1は流量計等の積算回転
数被計測物における被計測量に応じた回転数で回転駆動
されるウォーム軸、1aはウォーム、2はウォーム歯車
軸、2aはウォーム歯車であり、ウォーム歯車軸2はウ
ォーム軸1によりウォーム歯車2aを介してウォーム軸
1と同じ回転数で回転駆動される。3,4,5,6は1
桁目,2桁目,3桁目、4桁目の表示ドラム、7,8,
9は1桁目,2桁目,3桁目の桁上歯車である。1桁
目,2桁目,3桁目,4桁目は例えば1の位,10の
位,100の位、1000の位を示す。
【0004】以上のように構成された一般的な機械式デ
ジタル表示積算回転計について、以下その動作を説明す
る。ウォーム軸1を介するウォーム歯車軸2による回転
駆動により、最下位桁の表示ドラム3は被計測量に応じ
た回転数でアナログ回転駆動される。各桁の表示ドラム
は”0“から”9“までの10進数を表示しており、別
の桁、つまり下位桁(10の桁から見ると下位桁は1の
桁である)の表示ドラムが1回転すると上位桁(1の桁
から見ると上位桁は10の桁である)は1/10回転す
なわち1つの数字だけ回転、例えば“5”から“6”と
いうように回転する。このように次の上位桁(1の桁か
ら見ると次の上位桁は10の位である)の表示ドラムは
その前の下位桁の1/10の回転であるが、2桁目〜4
桁目の表示ドラム4〜6の回転は1桁目の表示ドラム3
のようにアナログ回転でなく、前の位桁の表示が“9”
から“0”に移行するときに同期して移行する。例えば
2桁目の表示ドラム4は、1桁目の表示ドラム3が
“9”から“0”に移行するときに同期して例えば
“5”から“6”に移行する。このように表示ドラム3
がアナログ回転し、表示ドラム4〜6がステップ的に回
転することにより、図21の一般的な機械式デジタル表
示積算回転計はウォーム軸1から伝えられた積算回転数
を表示ドラム3〜6に表示する。また、図21に示す一
般的な機械式デジタル表示積算回転計は逆転も可能であ
り、逆転の場合は正転の場合とは全く逆の動作を行う。
従って、例えば1桁目の表示ドラム3の表示数値は
“0”から“9”に移行するとき2桁目の表示ドラム4
の表示数値が“1”だけ減少する。このような特殊な動
作をする一般的な機械式デジタル表示積算回転計は、積
算回転数を視認しやすいなどの利点があり、いろいろな
場所で利用されてきた。現在、遠隔検針や自動検針等、
表示された積算回転数値を遠隔地に伝送するために電気
信号に変換する必要が出てきた。
【0005】以下に、従来の機械式デジタル表示積算回
転計の表示数値や回転数をデジタルの電気信号に変換す
る従来の積算回転数計について述べる。 (1)特開平08−227493号公報で参照された技
術は、各数値桁に4個2組のセンサを用い、かつ表示最
下位桁より下の桁に1個のセンサを用い、表示数値の下
位桁の数値及び表示最下位桁の下のON・OFF信号に
て判定し、その信号を変換表で変換して(換算表で換算
して)数値を確定している。 (2)電気信号への変換方法として特開昭52−083
249号公報に記載された方法がある。これは時計表示
式の回転計(5個から6個程度の必要桁の指針があり、
各桁は1/10で同期回転するもの)である。 (3)接点を使用し、抵抗値の変化を電圧変換して表示
数値を得る接点式エンコーダや、 (4)受発光素子を利用したエンコーダ等の各種がある
が、公知のため説明は省略する。 (5)この他にも、回転数を計測するものとして、回転
軸に磁石を取りつけ、その磁石の積算回転数を磁気抵抗
効果素子等の磁気センサを用いて電子的にカウントして
電子メモリに記憶し、伝送する電子記憶式の回転計等が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述(1)の特開平0
8−227493号公報に記載のデジタル表示積算回転
数計測装置は、デジタル表示数値や回転位置を正確かつ
即座にデジタル電気信号に変換できるが、センサの数を
各桁8個必要とし、かつ表示最下位桁よりその下に判定
機構をもうけ、センサを1個取り付ける必要があり、ま
たセンサの位置決めや、装置の小型化が構造的に難しい
等の問題点がある。前述(2)の特開昭52−0832
49号公報に記載の積算回転数計測装置(メータダイア
ルエンコーダ)は、前述の通り時計表示型の回転計であ
り、機構の動作方法も違っている。しかも、最下位桁よ
り下位桁の数値の判定がなく誤差が大きいという問題点
がある。前述(3)は接点の機械的接触による導通を利
用しているので、接点の摩耗により寿命が短いという問
題点がある。また、電気信号として出力される積算回転
数はアナログ値であるので、積算回転数を示す信号を伝
送する場合、伝送線が長くなると、その信号振幅のレベ
ル変動分が大きくなり、長距離伝送が困難であった。更
に、隣り合う接点同士が短絡した場合は不正確になるた
め、中間の値で正確なデータ出力が要求されていた。前
述(4)は回転ドラム(表示ドラム)の側面にパターン
を配置し、受発光素子で回転位置をデジタル表示するこ
とが可能であり、また、デジタル信号であることにより
長距離伝送も可能であるが、各パターンの境界部分でデ
ジタル信号の示す数値が不正確となり、回転位置検出の
正確性が要求されていた。よって、前述(4)、(5)
のデジタル表示積算回転数計においては、数値が不正確
になるという欠点を防ぐ為、回転を間欠動作させて中間
値の値が発生しないようにしてあるが、間欠動作に必要
な力がかかって計測誤差を発生させ、また、逆回転する
場合は、破損もしくは計測不能になるというような問題
点があった。前述(5)の電子記憶式の回転計の場合、
停電、落雷、電磁波、ノイズ等による誤計測又は記憶デ
ータの破壊が起きる可能性があり、重要なデータが消滅
しないようにデータ保全に対してハードウェア対策とと
もにデータのバックアップ対策に配慮を払う必要等があ
り、信頼性の確保が要求されていた。また、電力計等自
動検針に対応の電子メータに取り替えた場合、従来メー
タの廃棄等、エコロジーの観点でも無駄が大きいと指摘
されている。さらに、自動車の走行距離を示す距離計と
しての積算回転計は、データの改ざん防止のために、機
械式デジタル表示計が多用されており、それを利用して
距離計の表示数値をデジタルの電気信号に常時正確に変
換することが要求されている。
【0007】本発明は、回転数値を正確かつ即座にデジ
タル電気信号に変換でき、データの保全性を著しく向上
させ、長距離伝送が可能で、信頼性に優れたデジタル表
示積算回転数計、および、表示数値を正確かつ即座にデ
ジタル電気信号に変換でき、データの保全性を著しく向
上させる信頼性に優れた積算回転数の電気信号変換方
法、および、その回転数計を備えた電気・ガス・水道の
メータを使用した一括集中検針システム、および、その
回転数計を備えた時間帯別積算電力計、および、その回
転数計を備えた積算電力計を用いた自動検針システムを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のデジタル表示積算回転数計は、流量計等の積
算回転数被計測物における被計測量に応じた積算回転数
又は積算回転数を桁数に応じて除した積算回転数で回転
駆動される桁数分の表示ドラムを有し、表示ドラムのう
ち最下位桁の表示ドラムは積算回転数で回転し、最下位
桁の表示ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位の
表示ドラムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0から
9に回転移動するときに同期して1だけ回転移動する機
械式デジタル表示型積算回転計の表示数値を電気信号に
変換するデジタル表示積算回転数計であって、表示ドラ
ムの回転位置を示す数値を回転位置における表示ドラム
のパターン部により各桁毎に「1」、「0」の2値で検
出する各桁毎の検出部と、検出部からの検出値に基づい
て各桁の10進数値を判定する判定部とを備え、パター
ン部は表示ドラムの全回転角360度を「1」、「0」
を示す2種の数値領域に分けたパターンを有し、検出部
は、表示ドラムの全回転角360度を5等分した位置に
配置された位置検出用センサを有し、判定部は、表示ド
ラムと同期回転するパターン部に表示された2値の数値
を検出部から入力し、入力した2値の数値と10進数と
を対応づけた換算表に基づいて各桁の10進数値を判定
する構成を備えている。これにより、回転数値を正確か
つ即座にデジタル電気信号に変換でき、データの保全性
を著しく向上させ、長距離伝送が可能で、耐久性及び信
頼性に優れたデジタル表示積算回転数計が得られる。
【0009】上記課題を解決するために本発明の積算回
転数の電気信号変換方法は、流量計等の積算回転数被計
測物における被計測量に応じた積算回転数又は積算回転
数を桁数に応じて除した積算回転数で回転駆動される桁
数分の表示ドラムと、表示ドラムの回転位置を示す数値
を回転位置における表示ドラムのパターン部により各桁
毎に「1」、「0」の2値で検出する複数の位置検出用
センサを各桁毎に設けた検出部とを有し、表示ドラムの
うち最下位桁の表示ドラムは積算回転数で回転し、最下
位桁の表示ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位
の表示ドラムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0か
ら9に回転移動するときに同期して1だけ回転移動する
機械式デジタル表示積算回転計の表示数値を電気信号に
変換するデジタル表示積算回転数計における積算回転数
の電気信号変換方法であって、最下位桁については換算
表の「H」を用いて10進数への換算を行い、最下位桁
の表示ドラムの示す数値が9でかつ最下位桁の所定の位
置検出用センサが「L」の条件を満足する場合には換算
表の「L」を選択し、条件を満足しない場合には換算表
の「H」を選択して2桁目の数値を判定する2桁目判定
ステップと、2桁目および最下位桁の数値が9でかつ最
下位桁の所定の位置検出用センサが「L」の条件を満足
する場合には換算表の「L」を選択し、条件を満足しな
い場合には換算表の「H」を選択して3桁目の数値を判
定する3桁目判定ステップと、3桁目、2桁目および最
下位桁の数値が9でかつ最下位桁の所定の位置検出用セ
ンサが「L」の条件を満足する場合には換算表の「L」
を選択し、条件を満足しない場合には換算表の「H」を
選択して4桁目の数値を判定する4桁目判定ステップ
と、対象桁目以下の数値が9でかつ最下位桁の所定の位
置検出用センサが「L」の条件を満足する場合には換算
表の「L」を選択し、条件を満足しない場合には換算表
の「H」を選択して対象桁目の数値を判定する対象桁目
判定ステップとを有する構成を備えている。これによ
り、回転位置を正確かつ即座にデジタル電気信号に変換
でき、データの保全性を著しく向上させる信頼性に優れ
た積算回転数の電気信号変換方法が得られる。
【0010】上記課題を解決するために本発明の一括集
中検針システムは、上記デジタル表示積算回転数計を用
いてガス・水道・電気の使用量を示す積算回転数のそれ
ぞれを計測するガス・水道・電気のメータを複数の室ご
とに有する一括集中検針システムであって、ガス・水道
・電気のメータの種別を切りかえる検針切り替えスイッ
チと、メータから出力されるガス・水道・電気の積算回
転数を示す信号を室ごとに切り替える号数切り替えスイ
ッチとを有する構成を備えている。これにより、上記デ
ジタル表示積算回転数計を備えた電気・ガス・水道のメ
ータを使用した一括集中検針システムが得られる。
【0011】上記課題を解決するために本発明の時間帯
別積算電力計は、上記デジタル表示積算回転数計に記載
のデジタル表示積算回転数計を備え、デジタル表示積算
回転数計から出力される積算電力量の検針値を用いて時
間帯別積算電力量を検針する時間帯別積算電力計であっ
て、時間帯の切替え時にのみ時間帯別積算電力計に電源
を供給するためのタイマと、今回切り替え時の検針値と
前回切替え時の検針値との差を計算する積算計算部と、
その差の積算電力量を記憶する記憶装置とを有する構成
を備えている。これにより、上記デジタル表示積算回転
数計を備えた時間帯別積算電力計が得られる。
【0012】上記課題を解決するために本発明の自動検
針システムは、上記デジタル表示積算回転数計を備えた
積算電力計と、需要家番号を付した電力線通信装置又は
無線通信装置とを需要家に設置し、需要家の積算電力計
に接続された柱上トランスに積算電力計の検針データや
検針センターからの検針指令の送受信可能な固定番号を
付した電力線通信装置又は無線通信装置をそなえ、需要
家の積算電力計の検針値を柱上トランスの電力線通信装
置又は無線通信装置に集積し、集積した検針値を無線・
電話回線・携帯電話回線・PHS回線等通信手段を使用
して検針センターからの検針指令により検針センターに
送信する構成を備えている。これにより、上記デジタル
表示積算回転数計を備えた積算電力計を用いた自動検針
システムが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のデジタ
ル表示積算回転数計は、流量計等の積算回転数被計測物
における被計測量に応じた積算回転数又は積算回転数を
桁数に応じて除した積算回転数で回転駆動される桁数分
の表示ドラムを有し、表示ドラムのうち最下位桁の表示
ドラムは積算回転数でアナログ回転し、最下位桁の表示
ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位の表示ドラ
ムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9に回転
移動するときに同期して1だけ回転移動する機械式デジ
タル表示積算回転計の表示数値を電気信号に変換するデ
ジタル表示積算回転数計であって、表示ドラムの回転位
置を示す数値を回転位置における表示ドラムのパターン
部により各桁毎に「1」、「0」の2値で検出する各桁
毎の検出部と、検出部からの検出値に基づいて各桁の1
0進数値に判定変換する判定部とを備え、パターン部は
表示ドラムの全回転角360度を「1」、「0」を示す
2種の数値領域に分けたパターンを有し、検出部は、表
示ドラムの全回転角360度を5等分した位置に配置さ
れた位置検出用センサを有し、判定部は、表示ドラムと
同期回転するパターン部と検出部の位置関係により出力
された2値5ビットの信号を入力し、入力した2値5ビ
ットの信号と10進数とを対応づけた換算表に基づいて
各桁の10進数値を判定することとしたものである。こ
の構成により、各桁の表示ドラムの回転位置を示す各桁
毎の表示数値を判定部で判定できるので、表示数値が中
間値を示す場合においても下位桁の値に基づいて上位桁
の中間値を確定することができ、中間値の値が不定値と
なることがないので、判定により得られた表示数値をデ
ジタルの電気信号に正確かっ即座に変換することがで
き、表示数値に対応するデジタルの電気信号は長距離伝
送してもアナログ伝送と異なり誤差が生じることがな
く、積算回転数の遠隔計測の信頼性を向上させることが
できるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載のデジタル表示積算回転数
計は、流量計等の積算回転数被計測物における被計測量
に応じた積算回転数又は積算回転数を桁数に応じて除し
た積算回転数で回転駆動される桁数分の表示ドラムを有
し、表示ドラムのうち最下位桁の表示ドラムは積算回転
数でアナログ回転し、最下位桁の表示ドラムより上位の
表示ドラムはそれぞれ上位の表示ドラムの下位桁の表示
ドラムが9から0又は0から9に回転移動するときに同
期して1だけ回転移動する機械式デジタル表示積算回転
計の表示数値を電気信号に変換するデジタル表示積算回
転数計であって、少数点以下等の変換不要な桁がある場
合、変換対象最下位桁より下位桁の所定の位置に位置検
出センサを設け、変換が必要な対象桁は請求項1のパタ
ーン部及び位置検出用センサを用い、変換不要な最下位
桁でアナログ回転を行う桁の表示ドラムに数値の9.5
から0までの領域にオン又はオフのいずれかが割当てら
れたパターン部を設け、かつ、変換不要な少数点以下の
桁で下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9に回転
移動を行うと同期して回転する表示ドラムに数値の9を
含まない9から0までの領域にオン又はオフのいずれか
が割当てられたパターン部を設け、検出部は各々所定の
位置にその回転位置を検出する1個の位置検出用センサ
を有し、判定部は変換対象桁の検出部より出力された2
値5ビットの信号と、少数点以下等の変換不要な桁に設
置された位置検出用センサからの各1ビットの信号を入
力し、換算表に基づいて各桁の10進数値を判定するこ
ととしたものである。この構成により、必要表示桁毎に
おいて表示数値が変化する数値の中間値を示す状態にお
いて各桁毎の表示数値を正確に算出することができ、ま
た、最下位対象桁より以下の桁のセンサは1個でよいの
で、その数を少なくすることができるという作用を有す
る。
【0015】請求項3に記載のデジタル表示積算回転数
計は、請求項1又は請求項2に記載のデジタル表示積算
回転数計において、パターン部は、表示ドラムの内周面
又は内側の壁面に配置され、2値のいずれかが割り当て
られた反射部および無反射部を有し、検出部は、位置検
出用センサとして2値を検出する発光素子と受光素子を
有することとしたものである。この構成により、5個の
検出素子の組み合わせにおいて、各桁表示数値の1/2
の分解能に対応でき、表示数値の正確な値を検出するこ
とができるという作用を有する。
【0016】請求項4に記載のデジタル表示積算回転数
計は、請求項1乃至3のいずれか1に記載のデジタル表
示積算回転数計において、表示ドラムのそれぞれのパタ
ーン部は、アナログ回転する最下位桁のパターン部と上
位桁のパターン部の判定領域が時計方向または反時計方
向に9度ずらして配置されることとしたものである。こ
の構成により、2桁目以上の表示ドラムの停止位置(2
桁目以上の表示ドラムの動作は下位桁の表示ドラムが9
から0に移動回転する時のみ同期回転し、その他は表示
数値場所に停止している)におけるパターンがセンサー
の位置の境目になく、歯車の遊び等の精度の不具合を解
消できるという作用を有する。
【0017】請求項5に記載のデジタル表示積算回転数
計は、請求項1にデジタル表示積算回転数計において、
判定部は、最下位桁については換算表の「H」を用いて
10進数への換算を行い、その他の判定変換桁について
は、その判定桁より下位桁の判定数値がすべて9の条件
を満たし、かつ、最下位桁の所定の位置検出センサの検
出レベルが「H」の条件を満たす場合には対象桁に対し
て換算表のうちの換算表の「L」を用い、条件を満たさ
ない場合には換算表のうちの換算表の「H」を用いて1
0進数への換算を行うこととしたものである。この構成
により、最下位桁の値と対象桁より下位の桁の値とに基
づいて対象桁の値を確定することができるので、変換対
象桁毎において表示数値が変化する数値の中間値を示す
状態において各桁毎の表示数値を正確に変換することが
できるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載のデジタル表示積算回転数
計は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のデジタル表
示積算回転数計において、請求項2に記載のデジタル表
示積算回転数計において、判定部は、判定変換桁につい
ては、その判定桁より下位桁の判定数値がすべて9の条
件を満たし、かつ少数点以下等の変換不要な桁の所定の
位置検出センサの検出レベルがすべて「L」の条件を満
たす場合には対象桁に対して換算表のうちの換算表の
「L」を用い、条件を満たさない場合には換算表のうち
の換算表の「H」を用いて10進数への換算を行うこと
としたものである。この構成により、変換不要な桁の値
と変換対象桁より下位の桁の変換数値とに基づいて対象
桁の値を確定することができるので、必要表示桁毎にお
いて表示数値が変化する数値の中間値を示す状態におい
て各桁毎の表示数値を正確に算出することができるとい
う作用を有する。
【0019】請求項7に記載のデジタル表示積算回転数
計は、請求項1乃至6のいずれか1に記載のデジタル表
示積算回転数計において、検出部は、位置検出用センサ
として磁気センサを設けることとしたものである。この
構成により、磁気センサーが使用可能で発光素子が不要
になり、計測時の電力消費が押さえられるという作用を
有する。
【0020】請求項8に記載のデジタル表示積算回転数
計は、請求項1または請求項2に記載のデジタル表示積
算回転数計において、検出部は、電力を供給する電源部
と、表示ドラムの回転位置を計測する時のみ電源部から
検出部に電源を供給する電源供給制御部とを有すること
としたものである。この構成により、測定時のみ電気系
統に電源を供給し表示数値を電気信号に変換することに
より省電力を実現でき、バッテリーや太陽電池等の電源
等の使用を可能にし、利便性を向上させるとともに、電
子メータのように常時電源を必要としないという作用を
有する。
【0021】請求項9に記載の積算回転数の電気信号変
換方法は、流量計等の積算回転数被計測物における被計
測量に応じた積算回転数又は積算回転数を桁数に応じて
除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表示ドラム
と、表示ドラムの回転位置を示す数値を回転位置におけ
る表示ドラムのパターン部により各桁毎に「1」、
「0」の2値で検出する複数の位置検出用センサを各桁
毎に設けた検出部とを有し、表示ドラムのうち最下位桁
の表示ドラムは積算回転数で回転し、最下位桁の表示ド
ラムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位の表示ドラム
の下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9に回転移
動するときに同期して1だけ回転移動する機械式デジタ
ル表示型積算回転計の積算回転数を電気信号に変換する
デジタル表示積算回転数計における積算回転数の電気信
号変換方法であって、最下位桁については換算表の
「H」を用いて10進数への換算を行い、最下位桁の表
示ドラムの判定数値が9で、かつ最下位桁の所定の位置
検出用センサが「H」の条件を満足する場合には換算表
の「L」を選択し、それ以外の場合には換算表の「H」
を選択して2桁目の数値を判定する2桁目判定ステップ
と、2桁目および最下位桁の数値が9でかつ最下位桁の
所定の位置検出用センサが「H」の条件を満足する場合
には換算表の「L」を選択し、それ以外の場合には換算
表の「H」を選択して3桁目の数値を判定する3桁目判
定ステップと、3桁目、2桁目および最下位桁の数値が
9でかつ最下位桁の所定の位置検出用センサが「H」の
条件を満足する場合には換算表の「L」を選択し、それ
以外の場合には換算表の「H」を選択して4桁目の数値
を判定する4桁目判定ステップと、対象桁目以下の数値
が9でかつ最下位桁の所定の位置検出用センサが「H」
の条件を満足する場合には換算表の「L」を選択し、そ
れ以外の場合には換算表の「H」を選択して対象桁目の
数値を判定する対象桁目判定ステップとを有することと
したものである。この構成により、最下位桁の値と対象
桁より下位の桁の値とに基づいて対象桁の値を確定する
ことができるので、必要表示桁毎において表示数値が変
化する数値の中間値を示す状態において各桁毎の表示数
値を正確に算出することができるという作用を有する。
【0022】請求項10に記載の積算回転数の電気信号
変換方法は、流量計等の積算回転数被計測物における被
計測量に応じた積算回転数を桁数に応じて除した回転数
で回転駆動される桁数分の表示ドラムと、表示ドラムの
回転位置を示す数値を回転位置における表示ドラムのパ
ターン部により各桁毎に「1」、「0」の2値で検出す
る複数または1個の位置検出用センサを各桁毎に設けた
検出部とを有し、表示ドラムのうち最下位桁の表示ドラ
ムは積算回転数でアナログ回転し、最下位桁の表示ドラ
ムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位の表示ドラムの
下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9に回転移動
するときに同期して1だけ回転移動する機械式デジタル
表示型積算回転計で、少数点以下等の変換不要な桁が複
数桁または1桁ある場合の積算回転数を電気信号に変換
するデジタル表示積算回転数計における積算回転数の電
気信号変換方法であって、変換が必要な最下位桁より下
位桁に設けられた変換不要な各桁の1個の所定の位置検
出用センサがすべて「L」の条件を満足する場合には換
算表の「L」を選択し、それ以外は換算表の「H」を選
択して判定変換が必要な1桁目の数値を判定する1桁目
判定ステップと、1桁目の変換数値が9で、変換が必要
でない変換不要な各桁の所定の位置検出用センサがすべ
て「L」の条件を満足する場合には換算表の「L」を選
択し、それ以外は換算表の「H」を選択して判定変換必
要な2桁目の数値を判定する2桁目判定ステップと、同
様に判定変換が必要な3桁目以上の判定は変換対象桁よ
り以下の桁(変換対象桁が3桁目の場合、1桁目及び2
桁目)の判定数値が9で、かつ変換不要な各桁の所定の
位置検出用センサがすべて「L」の条件を満足する場合
には換算表の「L」を選択し、それ以外は換算表の
「H」を選択して3桁目以降の数値を判定する判定ステ
ップとを有することとしたものである。この構成によ
り、変換不要な桁の値と対象桁より下位の桁の変換数値
とに基づいて変換対象桁の値を確定することができるの
で、変換必要桁毎において表示数値が変化する数値の中
間値を示す状態において表示数値を正確に算出すること
ができる。また、変換不要な桁のセンサは1個でよいの
で、その数を少なくすることができるという作用を有す
る。
【0023】請求項11に記載の一括集中検針システム
は、請求項1または2に記載のデジタル表示積算回転数
計を用いてガス・水道・電気の使用量を示す積算回転数
のそれぞれを計測するガス・水道・電気のメータを複数
の室ごとに有する一括集中検針システムであって、ガス
・水道・電気のメータの種別を切りかえる検針切り替え
スイッチと、メータから出力されるガス・水道・電気の
積算回転数を示す信号を室ごとに切り替える号数切り替
えスイッチとを有することとしたものである。この構成
により、検針中にのみ電源を供給して検針するので、検
針電力が節減され、また共通線や信号形態の共通化で配
線が簡単になり、メータにCPU等の判定部が不要とな
るので、メータが安価になるという作用を有する。
【0024】請求項12に記載の時間帯別積算電力計
は、請求項1または2に記載のデジタル表示積算回転数
計に記載のデジタル表示積算回転数計を備え、デジタル
表示積算回転数計から出力される積算電力量の検針値を
用いて時間帯別積算電力量を検針する時間帯別積算電力
計であって、時間帯の切替え時にのみ時間帯別積算電力
計に電源を供給するためのタイマと、今回切り替え時の
検針値と前回切替え時の検針値との差を計算する積算計
算部と、その差の積算電力量を記憶する記憶装置とを有
することとしたものである。この構成により、タイマに
よる切替え時にのみ電源を供給し、検針し、今回検針値
と前回切替え時の検針値の差を計算し、時間帯別の積算
電力を検針できるという作用を有する。
【0025】請求項13に記載の自動検針システムは、
請求項1または2に記載のデジタル表示積算回転数計を
備えた積算電力計と、需要家番号を付した電力線通信装
置又は無線通信装置とを需要家に設置し、需要家の積算
電力計に接続された柱上トランスに積算電力計の検針デ
ータや検針センターからの検針指令の送受信可能な固定
番号を付した電力線通信装置又は無線通信装置をそな
え、需要家の積算電力計の検針値を柱上トランスの電力
線通信装置又は無線通信装置に集積し、集積した検針値
を無線・電話回線・携帯電話回線・PHS回線等通信手
段を使用して検針センターからの検針指令により検針セ
ンターに送信することとしたものである。この構成によ
り、需要家の積算電力計の検針値を集積し、無線・電話
回線・携帯電話回線・PHS回線等通信手段を使用して
検針センターからの検針指令により需要家に設置された
積算電力計の検針値の自動検針を行うことができるとい
う作用を有する。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図20を用いて説明する。桁数は各表示機構で異なる
が、簡単に説明するため、小数点以下の表示がない場合
で4桁表示の変換方法について述べる。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
デジタル表示積算回転数計(以下、単に「回転数計」と
も記載する)を示す概要図である。図1において、ウォ
ーム軸1、ウォーム歯車1a、ウォーム歯車軸2、表示
ドラムに直結したウォーム歯車2a、1桁目、2桁目、
3桁目、4桁目の表示ドラム3、4、5、6、1桁目、
2桁目、3桁目の桁上げ歯車7、8、9、表示窓10、
中心線11は図21と同様のものなので、同一符号を付
し、その説明は省略する。3A、3B、3C、3Dは受
発光ユニット、4A、4B、4C、4Dは受発光ユニッ
ト3A、3B、3C、3Dを固定する取付基板、31は
4A,4B、4C、4Dを固定する基板、40は基板3
1に搭載され、受発光ユニット3A、3B、3C、3D
からの出力信号により表示ドラム3〜6の回転位置を示
す数値を判定し、決定するCPU・論理回路等からなる
判定部である。42は電源部、43は回転数表示SWで
あり、41は液晶等、表示部である。この構成において
積算回転数を計測する時に回転数表示SWをONとし、
電源部より電源を受発光ユニットに印可し、その出力信
号を判定部により数値に変換し、表示部にて表示する。
この構成で機械式デジタル表示型積算回転計の表示数値
を電気信号に変換し、電気的表示が可能となる。図1に
おいて、1桁目、2桁目、3桁目、4桁目の表示ドラム
3、4、5、6の数値は1の位、10の位、100の
位、1000の位の数値を示すものとする。図2は図1
の電源部および判定部、表示部を遠隔地に設置した場合
である。45は基板に取付けられたシフトレジスタで、
各受発光ユニットからの信号を直列に変換し遠隔地での
計測を可能にしたものである。遠隔計測装置38は電源
線32、クロックパルス線33、計測信号(S−IN)
線34、信号線35、アース線36、で回転数計のシフ
トレジスタに接続され、回転数表示SW43をONにす
るとCPUを通して電源32および、クロックパルス3
3がシフトレジスタに印可され、CPUが安定すると計
測信号(S−IN)(線34上の信号)をシフトレジス
タに印可し、クロックパルスと同期した受発光ユニット
からの信号(線35上の信号)を受信し、CPUにて判
定し表示する。これにより回転数計側には電源が不要と
なり、また電子カウンターのように常時電源が必要でな
く、計測時のみ電源を印可するので省電力となる。
【0027】次に、各部構成について説明する。図3
(A)は図1の表示ドラム3、4、5、6、受発光ユニ
ット3A、3B、3C、3Dおよび取付基板4A、4
B、4C、4Dの配置を示す分解図であり、図3(B)
は受発光ユニット3Aを示す部分断面図、図3(C)は
受発光ユニット3Aを示す図1の右側面図である。図3
において、7は図1と同様の桁上げ歯車、10は図1と
同様の表示窓、11は表示ドラム3〜6の中心線、30
は表示ドラム3〜6の内周面に形成されたパターン表示
部(パターン部)、40は図1と同様の判定部である。
ここで、受発光ユニット3Aの形状を構成する円弧の中
心が表示ドラム3〜6の略中心線上11となるように配
置される。これにより、受発光ユニット3A、3B、3
C、3Dがパターン表示部30のパターンを正確に検出
できるようになる。
【0028】次に、受発光ユニットの構成について説明
する。図4(A)、(B)は図1の回転数計で、最下位
桁の受発光ユニット3Aを示す構成図である。図4にお
いて、3Aは受発光素子20A、20B、20C、20
D、20E(総称して受発光素子20という)の5個か
ら成る受発光ユニット、11は図1と同様の中心線であ
る。概念上表示ドラムの表示数字窓10の場所に20A
は固定され、20B、20C、20D、20Eは図4
(A)で紙面上から見て時計廻りに72度回転された位
置に配置される。ここで、受光素子20A〜20Eを正
確に72度間隔で配置することにより、最も正確な回転
位置を検出できる。
【0029】次に、パターン表示部30について説明す
る。図5(A)は表示ドラム内の数字表示ドラム部を示
す斜視図であり、図5(B)、(D)は展開したパター
ンを示す模式図、図5(C)、(E)は表示ドラムの内
周の1周長Lを示す1周長図である。図5において、1
0は図1と同様の表示窓、11は図1と同様に表示ドラ
ム3、4、5、6の中心線、30は図3と同様のパター
ン表示部(パターン部)、30aは光が反射される反射
部、30bは光が反射されない無反射部である。図5
(C)、(E)に示すようにパターン部30が内周の全
体に亘って形成される。
【0030】次に、図1の回転数計でアナログ回転する
最下位桁のパターンについて説明する。図6(A)、
(B)は図1の回転数計における表示ドラム及び受光素
子が配置された状態を示す模式図である。図6におい
て、10は図5と同様の表示窓、20A、20B、20
C、20D、20Eは受発光素子、30aは図5と同様
の反射部、30bは同じく無反射部である。
【0031】次に、このような構成の表示ドラムのパタ
ーン部30(以下このパターンをパターンA、(30
A)という)、及び受発光素子20A、20B、20
C、20D、20Eについて、その動作を説明する。
受発光素子の配置は素子20A(数値表示窓10)の場
所を0度とし、20A、20B、20C、20D、20
Eというように、全周囲360度を5分割した72度で
時計廻りに配置される。パターンA(30A)は全周囲
角360度を20等分し、素子20A(数値表示窓1
0)の場所から時計廻りに、無反射部を0、反射部を1
とすると、0,0,0,1,1,1,1,1,1,1、
0,0,0,0,0,0,0,1,1,1とする。今、
光りが正面から均一に当たっているものとすると、受発
光素子20A、20B、20C、20D、20Eは、反
射部30aが来ると、ON「1」の信号を出し、また、
無反射部30bが来ると、OFF「0」の信号を出し
(理論上、受光素子の半分でON/OFFが切り替わ
り、ONからOFFの場合はOFF、OFFからONの
場合はONとする)、表示ドラムが順次反時計廻りで回
転することで、(表1)のような出力信号を発生する。
【表1】 受光素子の連続2進符号は、公知のように、1ビットの
みの変化を伴う交番2進グレイコードとよばれる。この
方式はバイナリーコードと違い表示数字が変化するとき
にいずれか1個のセンサが変化するので、バイナリーコ
ードのように表示数字が変化するとき同時に複数のセン
サが変化しないという特徴がある。(機械的に複数のセ
ンサを同時に変化は不可能である)表1は1桁目のパタ
ーンAが1回転した時の出力図であり、真値0から0.
5までは01100で、変換値は小数点以下は切り捨て
で0と変換する。次に0.5から1を含まない1までは
01101で変換値は小数点以下は切り捨てで0と変換
する。次に1から1.5までは01001で変換値は1
と変換する。1.5から2を含まない2までは前述のと
おり1と変換する。順次表1の変換表を完成させる。パ
ターンAの出力コードの変化点は0.5づつで20のコ
ードが発生している。この変換値を便宜上H欄に記載す
る。理由は後述する。理論的には受光素子の検出点は無
限に小さいとすれば正確に判定可能であるが、実際は、
歯車の遊びや、素子のON・OFFのヒステリシス等に
より、若干の誤差は生まれる。(真値が7.9から8.
1に連続変化のように、連続変化する表示数値が8前後
の時の受光素子20A,20B,20C,20D,20
Eの出力信号は00110であるが20BはパターンA
の反射部、無反射部の境にあり01110の出力信号=
変換値7となる可能性がある)しかし、7.9は8.0
でないのであくまでも7と変換すべきであり、0011
0になった瞬間に8となる。正確に判断が必要な場合は
小数点以下の桁を設けることで回避できるが、検針の場
合、小数点以下の数値は切り捨てて計測される場合が多
く、その場合は無視できる誤差である。しかし、上位の
桁に成ると正確な判断を要求される。前述のとおり上位
桁の表示ドラムは、1つ下の桁および最下位桁が9から
0に変化するときのみ同期回転する。よって、上位桁に
なるほど回転せず、たとえば3桁目で、回転数(真値)
が800から899になるまで3桁目の表示ドラムの移
動回転は起こらず、表示窓10には確定した数字8が表
示される。しかし、パターンAではいずれかの受光素子
の変換点で停止している。(真値が800のように、3
桁目の表示数値が8の時の受光素子20A,20B,2
0C,20D,20Eの出力信号は00110であるが
20BはパターンAの反射部、無反射部の境にあり01
110の出力信号=変換値7で700となる可能性があ
る)このような不安定さを解消するために、図5(C)
のようにパターンA(30A)を反時計廻りに9度回転
させる。(以下このパターンをパターンB(30B)と
いう)
【0032】図7(A)、(B)は、パターン部30を
反時計廻りに9度回転した場合のパターンB(30B)
を示す模式図である。 図7において、10は図5と同
様の表示窓、20A、20B、20C、20D、20E
は図6と同様の受光素子、30aは図5と同様の反射
部、30bは同じく無反射部である。パターンBを回転
させた時の受光素子の変化を(表2)で示す。
【表2】 表2は2桁目及びそれより上位桁のパターンBが1回転
した時の出力図である。2桁目以降の表示ドラムの動作
はすべての下位桁の表示数値が9になると同期回転を始
め0になつた時、回転を停止し、つぎにすべての下位桁
の表示数値が9になるとまた同期回転を始める。2桁目
で示すと真値9から回転を始め10で回転を停止し、真
値19から回転を始め20で回転を停止する。表の左端
に真値を記載する。はじめに出力コードが変化するのは
0.25(真値9.25)で、回転位置0から0.25
(真値9.25)までは01100で0と変換する。次
に出力コードが変化するのは0.75(真値9.75)
で、回転位置0.25から0.75までは01101で
0と変換する。次に出力コードが変化するのは1.25
(真値19.25)で、回転位置0.75から1.25
までは01001で1と変換する。しかし0.75から
1を含まない1までは0と変換すべきで、よって010
01の変換は0と1と2つの変換値を持つ。この低い数
値0をLとし、高い数値1をHとする。よつて判定欄は
L=0、H=1となる。次に出力コードが変化するのは
1.75で、回転位置1.25から1.75までは11
001で1と変換する。前述のLとHをあてはめると、
LでもHでも1であるので判定欄はL=1、H=1とな
る。このようにして表2を完成させる。また表1の変換
表に判定欄の「H」と「L」を記載する。ここで図8を
用いて(表2)の真値について説明する。図8で説明す
ると図(A)は2桁目の模式図であり(B)は1桁目の
模式図である。表示窓10で(A)は0.25、(B)
は9.25であり真値は9.25である。同様に(C)
は2桁目、(D)は1桁目の模式図である。表示窓10
は(C)は0.75、(D)は9.75であるが(C)
だけ見ると0.75と見る事が出来るが、真値は9.7
5である。(表2)において2桁目の回転位置の左に真
値を示す。(表2)で、位置の0.75から1.25ま
での受光素子20A、20B、20C、20D、20E
の出力信号は01001で1.00はちょうど中間にあ
り、受光素子のヒステリシス等の誤差でも十分対応可能
である。同様に表示数字が0から10まで、1間隔で間
欠動作した場合は受光素子は確実にON,OFFを出力
する。
【0033】表3は表2のコードの変換点(0.25・
0.75・1.25・1.75・・ ・)に表1のコー
ドの変換点(0・0.5・1・1.5・ ・ ・)を併
せたもので2桁目の変換点の出力コードと変換値、判定
欄を記載する。2桁目の位置が0.25変化するごとに
1桁目の変化点か2桁目の変化点いずれかが発生する。
よって2桁目(上位桁)の分解能は1/40となる。
【表3】
【0034】つぎに図9を用いて変換方法を詳しく述べ
る。図9は、真値で、78.75から100.75(0
0.75)までの2桁目・1桁目の受光素子の出力信号
を示すデータ図である。(A)は左から真値、2桁目の
出力信号(20A、20B、20C、20D、20
E、)、変換後の確定数値、(B)は真値の1桁目の数
値、1桁目の出力信号(20A、20B、20C、20
D、20E、)、変換表のHの欄で変換後の数値であ
る。の20A,20B,20C,20D,20Eの欄の
楕円記号は、受光素子がON/OFFと、切り替わりを
示している。同欄の星印記号は同じコードで2つの数字
が発生することを示している。たとえば、図9での真値
が90.00の2桁目の出力信号は10100であり、
89.75から99.25まで同じ出力信号である。も
し今真値が89.75の時は、2桁目の表示数値は9に
ほとんど近い8であり、コードは10100、しかし、
変換表(表1)ではL=8かH=9かのどちらかを採用
しなければならない。よつて8を選択する。また、9
0.00になると2桁目の表示数値は9であり、コード
は前述と同じ10100で、前述のとおり10100は
L=8かH=9とのどちらかの数字を判定しなければな
らない。よってH=9を選択する。この判定は1桁目の
数値で判定する。1桁目の変換数値が9であれば「L」
を採用し、それ以外は「H」を採用する。すなわち1桁
目の変換数値が9は2桁目の表示ドラムが回転を始めた
事を示している。
【0035】図9および図10を用いて詳しく解析す
る。図10(A)、(B)、(C)、(D)は、1桁目
の動作により2桁目のパターンで受光素子の変化点を示
す模式図である。 (1)今、表示数値を88.75とすると1桁目の出力
信号は10110で1桁目は換算表(表1)の「H」か
ら、数値は8となる。2桁目の信号出力は00110、
換算表(表1)で「L」は7、「H」で8となり、よっ
て、2桁目は前述のように1桁目の数字が9ではないの
で、「H」を採用し、確定数値は88と決定する。 (2)しかし、89.00(図10(A)、(B))と
なると、1桁目の出力信号は101?0で(?(*2)
はちょうど変化点であり不安定な場所である)、101
10の場合は換算表(表1)で8となり、1桁目の出力
信号が10100の場合は換算表(表1)で9となる。
2桁目の信号出力は00110、換算表(表1)で
「L」は7、「H」で8となり、よって、1桁目の数字
が8の場合「H」を採用し、確定数値は88となる。ま
た1桁目の数字が9の場合「L」を採用し、7となり、
表示数字は89であるが出力信号は79となり誤りを表
示する。よって1桁目変換値が9になった瞬間に必ず誤
りを表示する。(この場合は「H」を採用することで正
解を表示) (3)つぎに、89.25になれば、1桁目は1010
0で換算表で9であり、2桁目の信号出力は?0110
となり、(?(*3))はちょうど変化点であり不安定
な場所である)2桁目の信号が00110の場合、換算
表(表1)で「L」は7、「H」は8であり、2桁目の
信号が10110の場合、換算表(表1)で「L」は8
「H」は8でどちらを採用しても8となる。ちなみに、
2桁目の判定は、1桁目が9なので「L」を採用し、確
定数値は79か89と2つの数値が発生する。(この場
合は「H」を採用することで正解を表示) (4)次に、89.50の場合、1桁目の出力信号は1
?100であり(?(*4))、1桁目の信号が101
00、11100でいずれも換算表(表1)で変換数値
は9である。2桁目の信号出力は10110で、換算表
(表1)で「L」は8、「H」も8でどちらを採用して
も8となる。ちなみに、2桁目の判定は、1桁目が9な
ので「L」を採用し確定数値は89と正解を表示する。
(この場合は「H」でも「L」でも正解を表示) (5)次に、89.75の場合、1桁目の出力信号は1
1100で数値は9である。2桁目の信号出力は101
?0となり(?(*5))、10110の場合は、換算
表(表1)で「L」は8、「H」も8でどちらを採用し
ても8となる。また10100の場合は「L」は8、
「H」は9となる。ちなみに、2桁目の判定は、1桁目
が9なので「L」を採用し確定数値は89と正解を表示
する。 (6)次に、90.00になつた場合、1桁目は?11
00で(?(*6))、11100の場合は数値は9で
あり01100の場合は数値は10=0である。よって
2桁目の判定は、1桁目が9の場合は換算表で「L」は
8、「H」は9であり、「L」を採用し89となり、1
桁目が0の場合は「H」を採用し90となる。よって1
桁目の信号が01100=0になった瞬間に90と判定
する。
【0036】しかし、前述の(2)(3)の時、すなわ
ち1桁目の数値が9.00から9.25までの時に2桁
目の換算表数値の「L」を読み、1つ少ない数を算出
し、必ず誤りを表示する。本来は表示最下位桁より下に
もう1桁を設け、9.5以上10=0以下は「L」、0
以上9.5までは「H」と判定する機構を設けることで
誤りをなくすことができるが、機構が複雑になる。この
不具合を解決する為に次のような判定方法を採用する。
【0037】これは、2桁目のコード変換数値は、1桁
目の数値が9.25から9.75までの間は(*1
0)、2桁目の信号の変換は換算表で「L」でも「H」
でも同じであり、かつ1桁目の変化点数値の9.5は
9.25から9.75の真ん中であり、角度でプラス・
マイナス9度(±9度)の余裕があり、機械的誤差が発
生しても対応可能である。前述の図5(B)(C)の2
桁目のパターン(パターンA)を9度ずらしたのは(パ
ターンB)この為でもある(請求項4に対応)。前述の
とおり2桁目の表示ドラム4の動作は最下位桁(1桁
目)の表示数値が9から0に移動するのと同期して回転
する。よって、1桁目が0から0まで1回転するとき、
最下位桁(1桁目)受光素子20A、20B、20C、
20D、20Eのうちいずれかの受光素子がON,OF
Fの動作をする。受光素子20Bは、9.0のときはO
FF(0)、9.5になったときONとなる。よって、
2桁目の判定は1桁目の数値が9でかつ1桁目の受発光
素子20BがON「1」の時のみ、2桁目の受発光素子
の出力信号を変換表の「L」の数値を採用する。以上の
ように上位桁の数値の判定は、下位桁の数値がすべて9
でありかつ最下位桁の受発光素子20BがON「1」の
時にのみ変換表の判定項目の「L」を採用する。
【0038】ここで、各桁の換算表の数値判定方法をま
とめる。最下位桁(1桁目)については換算表(表1)
の「H」欄で換算する。2桁目の場合、1桁目の数値が
9でかつ1桁目の受発光素子20BがON「1」の時に
「L」を採用し、それ以外は「H」を採用する。3桁目
の場合、2桁目、1桁目の換算数値が9でかつ1桁目の
受発光素子20BがON「1」の時に「L」を採用し、
それ以外は「H」を採用する。4桁目の場合、3・2・
1桁目の換算数値が9でかつ1桁目の受発光素子20B
がON「1」の時に「L」を採用し、それ以外は「H」
を採用する。すなわち、対象となる桁数が5桁以上の場
合でも、すべての下位桁の換算数値が9でかつ1桁目の
受発光素子20BがON「1」の時に「L」を採用し、
それ以外は「H」を採用することで利用可能となる。
【0039】図11は、図1の回転数計の判定部40の
動作を示すフローチャートである。図11において、ま
ず、1桁目(最下位桁)の検出データを読み出し(S
1)、最下位桁のデータ(検出データ)を換算表の
「H」で変換し数値を確定する(S2)。次に、2桁目
の検出データを読み出す(S3)。最下位桁の確定数値
が9でかつ最下位桁の受発光素子20BがON=「H」
なら、換算表の「L」、それ以外なら換算表の「H」を
得る(S4、S4a、S4b、2桁目判定ステップ)。
次に、2桁目のデータに対して、ステップS4の判定を
加味し、変換表で数値を確定する(S5)。次に、3桁
目の検出データを読み出す(S6)。2桁目および最下
位桁の確定数値が9でかつ最下位桁の受発光素子20B
がON「H」なら、換算表の「L」、それ以外なら換算
表の「H」を得る(S7、S7a、S7b、3桁目判定
ステップ)。次に、3桁目のデータに対して、ステップ
S7の判定を加味し、変換表で数値を確定する(S
8)。次に、4桁目の検出データを読み出す(S9)。
3桁目、2桁目および最下位桁の確定数値が9でかつ最
下位桁の受発光素子20BがON「H」なら、換算表の
「L」、それ以外なら換算表の「H」を得る(S10、
S10a、S10b、4桁目判定ステップ)。次に、4
桁目のデータに対して、ステップS10の判定を加味
し、変換表で数値を確定する(S11、S12)。
【0040】図12は表示数値を示す模式図である。
今、図12に示すように、表示数値を0989、真値を
989.9とする。1000桁の素子の出力信号は01
100となり、100桁は10100、10桁は101
00、1桁は11100となる。ここで前述のフローチ
ャートで数値に変換すると1桁目は11100で「H」
で換算=9と判定、2桁目は10100で「L」では
8、「H」では9であるが、1桁目換算数値は9で、か
つ最下位桁の受光素子20Bは「H=1」なので「L」
を選択し8と換算する。3桁目は10100で「L」で
は8、「H」では9であるが、2桁目の換算数値は8な
ので、「H」を選択し9と換算する。、4桁目は011
00で「L」では9、「H」では0であるが、下位桁が
すべて9ではないので「H」を採用し0となる。よっ
て、表示数値を0989と確実に変換することができ
る。
【0041】(実施の形態2)前述の変換方法は表示桁
のすべてを判定変換するもので、かつ最下位桁がアナロ
グ動作を行うものであるが、デジタル積算回転数計には
小数点以下が複数桁ある場合が存在し、小数点以下の表
示数字は参考値で変換不要な桁の表示がある場合があ
る。つぎに4桁表示で上位3桁は変換が必要な桁で、残
り1桁は小数点以下で変換不要な桁の場合で説明する。
図13は、表示ドラムのパターンを展開した模式図であ
り、小数点以下の桁は参考値で、計測に不要な桁の場合
について説明する。小数点以下の桁は数字の判定等は必
要としないが、上位桁の判定に利用するため1個の受発
光素子でON/OFF信号を得る。換算表の判定方法は
前述とほとんど同じであるが以下のとおりとなる。判定
が必要な表示桁のドラムパターンはパターンB(30
B)を使用し、変換不要な最下位桁(小数点以下1桁
目)のパターンを9.5から0を含まない0までを
「L」とし、それ以外を「H」とし(以下パターンC
(30C)という)、その位置を検出する受光素子21
Aを設ける。判定変換必要桁の最下位桁の判定は、その
センサーの2値5ビットの信号と、変換不要な最下位桁
(小数点以下1桁目)の受光素子21Aの出力信号、2
値1ビットで判定し、受発光素子21Aの信号がOFF
「L」ならば変換表の「L」を採用し、それ以外は
「H」を採用する。判定変換必要桁2桁目の場合、判定
変換必要桁の1桁目の数値が9でかつ、変換不要な最下
位桁(小数点以下1桁目)の受光素子21Aの出力信号
がOFF「L」の時に「L」を採用し、それ以外は
「H」を採用する。4桁目の場合、3桁、2桁の数値が
9でかつ1桁目の受光素子21Aの出力信号がOFF
「L」の時、「L」を採用し、それ以外は「H」を採用
する。すなわち、桁数が5桁以上でも、変換不要な最下
位桁(小数点以下1桁目)を除く判定変換必要桁の下位
桁の数値がすべて9で、変換不要な最下位桁(小数点以
下1桁目)の受光素子21Aの出力信号がOFF「L」
の時に「L」を採用し、それ以外は「H」を採用するこ
とで判定変換ができる。
【0042】図13で、最下位桁3の受光素子21A出
力データはOFF「0」で、2桁目4の受発光素子20
Aの出力データはON/OFFの境よりもOFFの方に
なっているので01100、3桁目5は同様に0110
0、4桁目6も同様に01100である。上記判定によ
ると2桁目4は、変換表から「L」は9で「H」は0で
あるが、1桁目21AはOFF「L」なので「L」を選
択し、9と判定する。3桁目5は同様に、「L」は9で
「H」は0でありかつ1桁目の信号21AはOFF
「L」であるので「L」を採用し、9と判定する。4桁
目6も同様に判定し9を得て、すべての判定数値は99
9となる。この場合1桁目から4桁目までは同期回転し
ており、1桁目21Aの信号がONになった瞬間にすべ
ての判定が「H」となり、判定数値は000と変化す
る。もし2桁目から4桁目のいずれか、もしくは1つの
動作が1桁目よりも遅れたり、歯車の誤差で11100
となっても、11100は「L」でも「H」でも数値は
9であるので判定から999となる。よって、多少の動
作誤差にも十分対応可能となる。また小数点以下の桁か
ら実施の形態1の回転数計を設置することで、小数点以
下の桁からでも変換する事も出来る。
【0043】図14は、4桁表示で最下位桁は小数点以
下の桁であり、参考値で計測に不要な桁の場合の本実施
の形態による回転数計の判定部の動作を示すフローチャ
ートである。図14において、まず、最下位桁(小数点
以下の桁)の受発光素子21Aの検出データを読み出し
(S21)、その検出データがON=「H」かOFF=
「L」かを判定する(S22)。次に、2桁目(1の
位)の検出データを読み込み(S23)。最下位桁の確
定数値の受発光素子21AのデータがOFF=「L」の
場合には換算表の「L」を採用し、それ以外なら換算表
の「H」を採用する(S24、S24a、S24b、2
桁目判定ステップ)。次に、2桁目のデータに対して、
ステップS24の判定を加味し、変換表で数値を確定す
る(S25)。次に、3桁目の検出データを読み出す
(S26)。2桁目の確定数値が9でかつ最下位桁の受
発光素子21AのデータがOFF「L」なら換算表の
「L」を採用し、それ以外なら換算表の「H」を採用す
る(S27、S27a、S27b、3桁目判定ステッ
プ)。次に、3桁目のデータに対して、ステップS27
の判定を加味し、換算表で数値を確定する(S28)。
次に、4桁目の検出データを読み出す(S29)。2桁
目および3桁目の確定数値が9でかつ最下位桁の受発光
素子21AのデータがOFF「L」なら換算表の「L」
を採用し、それ以外なら換算表の「H」を採用する(S
30、S30a、S30b、4桁目判定ステップ)。次
に、4桁目のデータに対して、ステップS30の判定を
加味し、換算表で数値を確定する(S31)。
【0044】(実施の形態3)前述の場合は少数点以下
が1桁でかつ、その桁がアナログ回転する場合であった
が、小数点以下が複数桁ある場合が存在する。図15は
6桁表示で上位3桁は変換が必要な桁で、残り3桁は小
数点以下で変換不要な桁の場合を示す模式図である。図
15において、変換必要な上位3桁のドラムパターンは
パターンBを使用し、つぎに小数点以下1桁目と2桁目
のパターンは論理的には表示ドラム数値の9を含まない
9から0を含む0をOFFとしその他はONとするパタ
ーン(以下パターンD(30D)という)を設けてい
る。(図15では前記パターンDはセンサーの検出点の
大きさ、機械的誤差等を加味し、また解りやすくするた
め、9.25から0.25までをOFFとしている)こ
れは変換対象桁の判定と同様に下位桁の判定変換数値が
すべて9でという状況をパターンD(30D)で具現し
たもので、かつ、最下位桁の9.5から0までOFFの
パターンCがパターンDの機械的誤差等で妨げられない
ようしたものである。アナログ回転する最下位桁(この
場合小数点以下3桁目)は前述のパターンC(30C)
を使用し、小数点以下の各パターンの位置を確定するた
め、各桁1個の受光素子21A、22A、23A、を使
用し、前述のフローチャート(図14)の(S21)を
小数点以下のすべてのセンサー21A、22A、23A
の検出データを読み出しと変更し、(S24)、(S2
7)、(S30)の判定式の“1桁目素子21AがLな
らNO”とあるのを、21A、22A、23Aの検出デ
ータがすべてOFF=「L」ならNOと変更する事で可
能となる。図15から小数点以下3桁目3で受光素子2
1AはON/OFFの中間=?にある。小数点以下1桁
目5と2桁目4は小数点以下3桁目3が9から0まで回
転する時に同期回転し、受光素子22A、23Aは前述
のパターンD(30D)によりOFFである。つぎに変
換対象桁1桁目6の受光素子20A,20B,20C,
20D,20Eは11100で前述のフローチャートで
判定不要桁の受光素子21A,22A,23Aがすべて
「L」なら変換表のLを、それ以外は「H」、から変換
すると受光素子21Aは中間点にありON/OFFいず
れかとなる。21AがONなら21A=H、22A=
L、23A=LですべてLではないので換算表の「H」
を採用し、11100の「H」の欄から9と判定変換す
る。もし前述の21AがOFFなら21A=L、22A
=L、23A=LですべてLとなり換算表の「L」を採
用し11100の「L」の欄から9と判定変換する。こ
の場合換算表の「L」でも「H」でも同じ変換値である
ので多少の誤差にも対応できる。2桁目7の出力信号は
11010で、1桁目6の判定数値は9で小数点以下の
受光素子がすべて「L」なら換算表の「L」を採用し、
1個でもHがある場合はHを採用する。この場合換算表
の「L」でも「H」でも同じ変換値2となり判定変換数
値は2となる。3桁目8の出力信号は01010で換算
表で「L」は6、「H」は7であるが下位桁7の判定変
換数値が2で9ではないので「H」を採用すると判定変
換数値は7と確定する。よって確定数値は729と変換
できる。すなわち小数点以下の桁数の多少にかかわら
ず、アナログ回転する最下位桁に9.5から0までの位
置を確認する手段を設け、その他の小数点以下の桁は9
を含まない9から0までの位置を確認する手段をそなえ
ることによって、最下位桁の表示数値が9から0に変化
する時点を正確に判定し、変換が必要な桁の数値が変化
するときの不安定さをなくすことが可能となる。これに
より変換数値の精度が高くなる。
【0045】以上のように本実施の形態1・2・3にお
いては、各桁の表示ドラムの回転位置を示す各桁毎の数
値については、各桁の出力データをフローチャートによ
り判定するようにしたので、回転位置がどの様な位置に
おいても即座に正確なデジタル信号に変換が可能とな
る。また、電気信号がデジタル信号であることにより、
を長距離伝送しても誤差を生じることがなく、従って積
算回転数の遠隔計測が可能となる。更に、機械的接点を
使用しないので、デジタル表示積算回転数計の長寿命化
を図ることができる。ここで、表示ドラムの回転方向は
正転すなわち増加方向を示したが、回転方向が反転すな
わち減少する場合においても“0”から“9”に回転移
動するとき同論理で正確な数値を得ることができる。ま
た、数字表示ドラムのパターン表示部30としては、異
なる表示数値に対して同一のコードにならないようなパ
ターンであって、かつ、受発光素子20A、20B、2
0C、20D、20Eは表示ドラムの回転に対して必ず
いずれか1個変化すれば、どのようなパターンであって
もよい。尚、受発光素子20A、20B、20C、20
D、20Eの寸法が小さく変換点が小さいほど、すなわ
ち位置検出精度が高いほど検出値は正確となる。また、
判定部40はCPUの他に論理回路を用いてもよい。
又、本実施の形態では回転ドラムの表示桁を10進数と
したが、その他の16進数、8進数等にも応用できる。
ここで、本実施の形態においては光反射型を用いたが、
表示ドラムと同一回転するスリット板を用いた光透過型
を用いることもできる。又、発光素子及び受発光素子を
用いて回転位置を検出したが、パターン部の反射部又は
無反射部のいずれかに磁石を配置し、磁気抵抗効果素子
等の磁気センサーにより回転位置を検出することによっ
ても、同様な効果が得ることができる。
【0046】(実施の形態4)図16は、実施の形態1
による回転数計を内蔵したガス・水道・電気メータでの
共同遠隔一括検針を示すブロック図であり、マンション
等の集合住宅の電気・水道・ガスメータの共同遠隔一括
検針システムの例を示す。
【0047】図16において、50は集中して検針を行
う集中検針ボックス(BOX)、51は電源スイッチ、
52は電気、ガス、水道メータの検針を切り替える検針
切替えスイッチ、53はCPU、42は電池等から成る
電源部、32は電源線、33は同期パルスが伝送される
同期パルス線、56は検針するマンション等の号数切替
えスイッチ、34は検針開始・検針終了信号線、34は
出力信号線、60はLED、LCD等の表示部、PAは
実施の形態1から3による回転数計を内蔵した電力計、
GBはガスメータ、WCは水道メータ、101〜10
4、201〜204、301〜304はマンションの号
数である。ところで、現在、マンションや工場等におい
ては、オートロックシステム等により立ち入り制限さ
れ、検針員が管理者等の了解を得てマンション、工場等
の敷地内に入り検針している。このため、遠隔地から電
力量等を検針できる自動検針システムが必要性を増して
きている。ここでは、マンションの場合の共同遠隔一括
検針システムの動作を説明する。
【0048】図17は実施の形態1による回転数計を内
蔵した電気・ガス・水道のメータPA、GB、WCの接
続を示す接続図である。図16において、電源線32、
同期パルス線33、検針開始・検針終了信号線34、信
号線35は図17及び図2と同様のものであり、同一符
号を付し、説明は省略する。45はシフトレジスタであ
る。また、電気・ガス・水道のメータPA、GB、WC
は実施の形態1から3による回転数計を内蔵したもので
ある。
【0049】各検針員は、マンション等の公共スペース
に設置された集中検針BOX50で、電源スイッチ51
をONにし、検針切替えスイッチ52で電気・ガス・水
道のどれかに切り替える。たとえば104号室の電気の
検針を行うとする。電源SW51をONとすると、CP
U53が起動すると、電源部42からの電源が共通線3
2からすべての電力計に印加され、同期パルスが同期パ
ルス線34からすべてのメータに印加され、検針員が検
針する号数のスイッチ56の104号をONにすると、
検針開始・検針終了信号線34を経て検針開始信号(S
IN信号)が104号室の電気・ガス・水道メータに
印可され、(この場合104号室の電力メータのみ電源
及び同期パルス及びS IN信号が印可されている)実
施の形態1から3による回転数計の受発光素子のON/
OFF信号を並列にシフトレジスタ45に送る。シフト
レジスタ45は同期パルスに同期してデジタル表示積算
回転数計測装置の受発光素子のON/OFF信号をを直
列変換し、共通信号線35により検針BOX50のCP
U53に送り、CPU53は、プログラム(前述のフロ
ーチャート)に従い数値を決定し、表示部60に表示す
る。検針員は検針値を確認し、つぎの号数スイッチ56
を押し、同様にすべての号数の検針を行う。
【0050】以上のように本実施の形態においては、判
定部CPU40(図1参照)の代わりにシフトレジスタ
45を採用したことにより、図2のように遠隔地への長
距離伝送を簡単な構成で実現することができる。また、
電源として集中検針BOX50の電源部54からの電源
を利用するので、メータ側には電池・電源の必要がな
く、検針中のみ実施の形態1から3による回転数計を内
蔵した電気・ガス・水道のメータに供給するようにし、
また判定換算用のCPUはメータ側には必要なく、集中
検針BOX50内の1個のCPU53によってすべての
メータの判定を行うので、節電の効果およびメータコス
トの低減が図れる。よって、実施の形態1から3による
回転数計を内蔵した水道メータ・ガスメータを使用すれ
ば、配線の共通化、信号等の共通化が図れ、共同一括検
針が安価でできる。また後述(実施の形態6)の自動検
針システムにも対応可能となる。
【0051】(実施の形態5)図18は、実施の形態5
による回転数計を内蔵した時間帯別積算電力計を示すブ
ロック図であり、実施の形態1から3による回転数計を
内蔵したを時間帯別積算電力計に適用した例を示す。従
来の時間帯別電子式積算電力計は、電圧、電流を計測
し、電力に変換し、メモリに記憶、液晶にて表示してい
る。現在、電力等は時間帯によって料金形態を変更し、
電力の平準化を図っている。例えば夜間電力料金を安く
するなどである。従来の機械式積算電力計の場合、2台
のメータをリレー等で切り替えて使用するか、多機能電
子メータで電子タイマを使い時間帯ごとのパルスデータ
を時間帯メモリに記憶し、表示している。
【0052】図18において、70は実施の形態1によ
る回転数計を内蔵した時間帯別積算電力計、71は各種
処理を行うCPU、72は電力検針値メモリ、73は電
子タイマ、74は昼間積算電力記憶メモリ、75は昼間
積算電力の表示部、76は夜間積算電力記憶メモリ、7
7は夜間積算電力の表示部、42は電池等から成る電源
部、79は需要家確認用の手動スイッチ、80は赤外線
・無線等を利用する無線送受信機、81はリモートスイ
ッチ、82は送信部、83は受信部、84はハンディ検
針器、85は送信部、86は受信部、87は赤外線等を
利用する無線送受信機、88はCPU、89はすべての
検針値を表示する液晶表示部、90は検針開始スイッ
チ、100は実施の形態1から3による回転数計であ
る。
【0053】このように構成された実施の形態1から3
による回転数計を内蔵した時間帯別積算電力計につい
て、その動作を説明する。たとえば夜10時から朝6時
までの時間帯とそれ以外の時間帯とを区別して検針する
とする。朝9時にメータを取り付けたとする。無線送受
信機80は常時受信状態にあり、(省電力のため間欠受
信の場合がある)ハンディ検針器84よりのセッティン
グ指令が受信されると、CPU71が起動し、ハンディ
検針器84からの現在時間(ハンディ検針器は時間校正
されている)を電子タイマ73にセットする。実施の形
態1による回転数計100の各桁の受発光素子よりの信
号をCPU71に送る。CPU71は、図11または図
14に示したフローで検針値を判定変換し、検針値を確
定する。この検針値は電力検針値メモリ72に記憶さ
れ、昼間電力量メモリ74及び夜間電力量メモリ76に
0がセットされ、液晶75、77に表示され、すべての
情報をハンディ検針器84に送る。処理終了後、CPU
71はスリープ状態に入る。ここで、節電の為、液晶表
示も停止可能である。メータを取り付ける際には、最初
の指針値をメータ取付け者は記帳し保管し、またメータ
の目視できる場所にも記載する。
【0054】夜10時、切替電子タイマ73作動し、C
PU71が起動し、CPU71よりの検針指令により、
実施の形態1による回転数計の各桁の受光素子よりの信
号をCPU71に送る。CPU71は、図11または図
14のフローで検針値を判定変換し、検針値を確定し、
メータ取り付け時の検針値(電力検針値メモリ72にお
ける検針値)との差(昼間電力使用量)を昼間電力量メ
モリ74に加算し、記憶し、昼間電力使用量を昼間電力
使用量液晶75にて表示する(節電の為に、液晶表示し
なくても良い)。また、現在の電力検針値を電力検針値
メモリ72に記憶する。 処理終了後、CPU71はス
リープ状態に入る。朝6時になれば切替電子タイマ73
が作動し、同様に検針値を確定し、夜10時の検針値と
の差を計算し、夜間電力量メモリ76に加算し、記憶
し、その時点の積算夜間電力使用量値を積算夜間電力使
用量液晶77にて表示する(節電の為には、液晶表示し
なくても良い)。それと同時に現在電力検針値が電力検
針値メモリ72に記憶される。処理終了後、CPU71
はスリープ状態に入る。
【0055】夜10時になれば同様に切替電子タイマ7
3が作動し、検針値を確定し、朝6時の検針値との差を
計算し、昼間電力量メモリ74に加算し、記憶し、その
時点の積算昼間電力使用量値を積算昼間電力使用量表示
液晶75にて表示する。それと同時に現在電力検針値が
電力検針値メモリ72に記憶される。処理終了後、CP
U71はスリープ状態に入る。検針員がハンディ検針器
により検針の場合、検針スイッチ79またはハンディ検
針器の検針スイッチ90をONにしたとき、無線送受信
機が検針開始信号を受信し、メータ側のCPU71が起
動し、現在の検針値を確定し、計測時が昼間なら朝6時
の検針値との差を計算し、昼間電力量メモリ74に加算
し、記憶し、その時点の積算昼間電力使用量値を積算昼
間電力表示液晶75にて表示する。それと同時に現在電
力検針値がメモリ72に記憶される。その時点での現在
電力検針値・積算昼間電力使用量および最後に計測した
積算夜間電力使用量等を送信し、また、メータ側の液晶
もすべてを表示するか若しくは切り替えて表示する。ま
た、検針時にハンディ検針器84の時刻をメータ側タイ
マ73に送り、時間補正を行う。一連の処理終了後、メ
ータ側CPU71はスリープ状態に入る。
【0056】この検針処理としては種々の方法が考えら
れ、使用者番号をメータ側に記憶させ、無線検針の際に
ハンディ検針器からの使用者番号と同一な場合に一連の
検針処理を行ったり、各検針処理にもソフトの変更で対
処できる。また、需要家のチェック等の場合はメータに
取り付けの検針スイッチ79をONにすると、前述の検
針員の検針と同様な処理をし、メータ側の液晶75、7
7をすべて表示状態にする。このとき、メータの取付け
時にメータに記載の数値と夜間電力積算値と昼間電力積
算値を加算して現在の機械表示された指針値と一致する
ことの確認により、需要家の信頼性を確保する。また、
ハンディ検針器84やメータ70側にもCPU88、7
1を使用しているので、時間帯変更や時間補正等種々の
計測や制御が可能になる。また、従来のメータのように
連続検針ではなく、検針時のみの計測でそれ以外の時
は、CPU71は休止しており、タイマおよび無線受信
機のみが作動しており(液晶75、77は需要家及び検
針チェック等で検針スイッチ79、90を押したときの
み表示)、検針消費電力が少なくて済み、電池で10年
間以上動作可能となり、節電の効果と迅速なデータ処理
が可能である。
【0057】また、電池を使用すると電力線と完全に分
離されるので、電力線を伝う雷サージ等の影響を排除で
き、また、基本的に機械式メータであり、落雷や強い電
磁波による計測停止や誤計測、計測値の消失等の不安
(電子部分が故障してもメータは動作可能であり、表示
ドラムで検針値は確認可能)が少なくなり、現在使用さ
れている電子メータより信頼性が高くなる。またメモリ
および液晶表示部を増設することで積算電力の時間帯を
細分化できる。
【0058】(実施の形態6)図19は、本発明の実施
の形態6による自動検針システムを示すブロック図であ
り、実施の形態1の回転数計を内蔵した電力計を使用し
た場合を示し、実施の形態1の回転数計を電力計のリモ
ート計測システムに適用した例を示す。現在、自動検針
システムは、各メータにPHS端末を接続し、検針セン
ターからPHS電話回線にて検針している(ロードサー
ベィ検針に利用)。なお、各メータにPHS端末を取り
付け自動検針することは、コストの面や回線数からみて
も現実性がない。
【0059】図19において、91Aは需要家に設置さ
れ実施の形態1から3の回転数計を内蔵した電力線通信
利用の積算電力計、91aは電力線を使用して検針開始
信号や検針値を送信する需要家番号を付した電力線通信
モデム、92は柱上トランス、93は柱上トランス92
の近傍に設置され固定番号を付した柱上トランス無線中
継器、91bはトランスの電力線に接続された91aと
通信する電力線通信モデム、94は高圧線鉄塔や無線通
信が容易な高所に設置され、柱上トランス無線中継器9
3と通信する無線中継器、93bは93aとデータ通信
を行う無線送受信機、95は無線中継器94と接続され
た検針センターと通信するPHS端末、91Bは需要家
に設置された実施の形態1から3の回転計を内蔵した無
線通信利用の積算電力計、91cは無線を使用して検針
開始信号や検針値を送信する需要家番号を付した無線送
受信機(電力線に雑音が大きく電力線通信が不能の場合
に使用)、91dは91cと通信する柱上トランス無線
中継器の無線送受信機である。
【0060】図20(A)、(B)、(C)は、電力線
通信や無線通信、PHS通信等を複合的に利用した自動
検針システムを示す概念図である図20において、柱上
トランス92、柱上トランス無線中継器93、PHS端
末側無線中継器94、PHS端末95は図18と同様の
ものなので、同一符号を付し、説明は省略する。91は
図1の実施の形態1から3の回転計を内蔵した積算電力
計と電力線通信モデムか無線送受信機を設置した需要
家、96は検針センタ−である。
【0061】今、検針センター96から、検針する地域
のPHS端末95に、検針するメータの需要家番号と柱
上トランス固定番号とを併せて検針指令を出す。PHS
端末95はPHS端末側無線中継器94に接続してお
り、PHS端末側無線送受信機93bは、同様に付近の
柱上トランスの無線送受信機93aに送信する。柱上ト
ランスの無線送受信機93aは常時受信状態であり、柱
上トランス無線中継器93の固定番号と一致した場合、
各電力線を通じて各メータ固有番号と共に検針指令を電
力線モデム91bを用いて送信する。各需要家に設置さ
れた電力線モデム91aはその固有番号と一致した場合
に、積算電力計91Aへ給電を開始し、検針を開始す
る。その検針値を電力線モデム91aを用いて柱上トラ
ンス側電力線モデム91bに送信する。その需要家の検
針が終了したら、次の需要家番号と共に検針指令を出し
前述のとおり検針して行く。順次各メータの検針を行
い、トランス92に接続された需要家の積算電力計91
Aのすべての検針が終了したら、柱上トランスの無線送
受信機93aは、PHS端末の無線送受信機93bにす
べての検針データを送信し、PHS端末の無線中継器9
4はPHS端末95のPHS回線を通じて、検針センタ
ー96へ検針値を送信する。よって、PHS端末95は
1台で複数個のメータの検針が可能となり、検針コスト
の低減に役立つ。電力線モデムによるデータ送受信のほ
かに(電力線に雑音が大きく電力線通信が不能の場合に
使用)、無線通信利用の積算電力計91Bを利用する事
も出来る。91cは無線送受信機、91dは91cとデ
ータ通信する柱上トランスの無線中継器93内蔵の無線
送受信機である。よって、柱上トランス無線中継器93
に固定番号を付け、かつ、各需要家に設置された電力線
モデム91a又は無線送受信機91cに固有番号を付す
事で必要な時に個別メータの検針も可能となり、点検
等、種々のデータの送受信が安価にて利用可能となる。
また、実施の形態4を利用する事で、ガス・水道等の一
括検針も可能となる。又、PHS回線以外でも電話回
線、無線通信等、種々の通信手段が可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のデジタル表示積算回転数計によれば、流量計等の
積算回転数被計測物における被計測量に応じた積算回転
数又は積算回転数を桁数に応じて除した積算回転数で回
転駆動される桁数分の表示ドラムを有し、表示ドラムの
うち最下位桁の表示ドラムは積算回転数でアナログ回転
し、最下位桁の表示ドラムより上位の表示ドラムはそれ
ぞれ上位の表示ドラムの下位桁の表示ドラムが9から0
又は0から9に回転移動するときに同期して1だけ回転
移動する機械式デジタル表示積算回転計の表示数値を電
気信号に変換するデジタル表示積算回転数計であって、
表示ドラムの回転位置を示す数値を回転位置における表
示ドラムのパターン部により各桁毎に「1」、「0」の
2値で検出する各桁毎の検出部と、検出部からの検出値
に基づいて各桁の10進数値に判定変換する判定部とを
備え、パターン部は表示ドラムの全回転角360度を
「1」、「0」を示す2種の数値領域に分けたパターン
を有し、検出部は、表示ドラムの全回転角360度を5
等分した位置に配置された位置検出用センサを有し、判
定部は、表示ドラムと同期回転するパターン部と検出部
の位置関係により出力された2値5ビットの信号を入力
し、入力した2値5ビットの信号と10進数とを対応づ
けた換算表に基づいて各桁の10進数値を判定すること
により、各桁の表示ドラムの回転位置を示す各桁毎の表
示数値を判定部で判定できるので、表示数値が中間値を
示す場合においても下位桁の値に基づいて上位桁の中間
値を確定することができ、中間値の値が不定値となるこ
とがないので、判定により得られた表示数値をデジタル
の電気信号に正確かっ即座に変換することができ、表示
数値に対応するデジタルの電気信号は長距離伝送しても
アナログ伝送と異なり誤差が生じることがなく、積算回
転数の遠隔計測の信頼性を向上させることができるとい
う有利な効果が得られる。
【0063】請求項2に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、流量計等の積算回転数被計測物における被
計測量に応じた積算回転数又は積算回転数を桁数に応じ
て除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表示ドラ
ムを有し、表示ドラムのうち最下位桁の表示ドラムは積
算回転数でアナログ回転し、最下位桁の表示ドラムより
上位の表示ドラムはそれぞれ上位の表示ドラムの下位桁
の表示ドラムが9から0又は0から9に回転移動すると
きに同期して1だけ回転移動する機械式デジタル表示積
算回転計の表示数値を電気信号に変換するデジタル表示
積算回転数計であって、少数点以下等の変換不要な桁が
ある場合、変換対象最下位桁より下位桁の所定の位置に
位置検出センサを設け、変換が必要な対象桁は請求項1
のパターン部及び位置検出用センサを用い、変換不要な
最下位桁でアナログ回転を行う桁の表示ドラムに数値の
9.5から0までの領域にオン又はオフのいずれかが割
当てられたパターン部を設け、かつ、変換不要な少数点
以下の桁で下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9
に回転移動を行うと同期して回転する表示ドラムに数値
の9を含まない9から0までの領域にオン又はオフのい
ずれかが割当てられたパターン部を設け、検出部は各々
所定の位置にその回転位置を検出する1個の位置検出用
センサを有し、判定部は変換対象桁の検出部より出力さ
れた2値5ビットの信号と、少数点以下等の変換不要な
桁に設置された位置検出用センサからの各1ビットの信
号を入力し、換算表に基づいて各桁の10進数値を判定
することにより、必要表示桁毎において表示数値が変化
する数値の中間値を示す状態において各桁毎の表示数値
を正確に算出することができ、また、最下位対象桁より
以下の桁のセンサは1個でよいので、その数を少なくす
ることができるという有利な効果が得られる。
【0064】請求項3に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、請求項1又は請求項2に記載のデジタル表
示積算回転数計において、パターン部は、表示ドラムの
内周面又は内側の壁面に配置され、2値のいずれかが割
り当てられた反射部および無反射部を有し、検出部は、
位置検出用センサとして2値を検出する発光素子と受光
素子を有することにより、5個の検出素子の組み合わせ
において、各桁表示数値の1/2の分解能に対応でき、
表示数値の正確な値を検出することができるという有利
な効果が得られる。
【0065】請求項4に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、請求項1乃至3のいずれか1に記載のデジ
タル表示積算回転数計において、表示ドラムのそれぞれ
のパターン部は、アナログ回転する最下位桁のパターン
部と上位桁のパターン部の判定領域が時計方向または反
時計方向に9度ずらして配置されることにより、2桁目
以上の表示ドラムの停止位置(2桁目以上の表示ドラム
の動作は下位桁の表示ドラムが9から0に移動回転する
時のみ同期回転し、その他は表示数値場所に停止してい
る)におけるパターンがセンサーの位置の境目になく、
歯車の遊び等の精度の不具合を解消できるという有利な
効果が得られる。
【0066】請求項5に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、請求項1にデジタル表示積算回転数計にお
いて、判定部は、最下位桁については換算表の「H」を
用いて10進数への換算を行い、その他の判定変換桁に
ついては、その判定桁より下位桁の判定数値がすべて9
の条件を満たし、かつ、最下位桁の所定の位置検出セン
サの検出レベルが「H」の条件を満たす場合には対象桁
に対して換算表のうちの換算表の「L」を用い、条件を
満たさない場合には換算表のうちの換算表の「H」を用
いて10進数への換算を行うことにより、最下位桁の値
と対象桁より下位の桁の値とに基づいて対象桁の値を確
定することができるので、変換対象桁毎において表示数
値が変化する数値の中間値を示す状態において各桁毎の
表示数値を正確に変換することができるという有利な効
果が得られる。
【0067】請求項6に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、請求項1乃至5のいずれか1に記載のデジ
タル表示積算回転数計において、請求項2に記載のデジ
タル表示積算回転数計において、判定部は、判定変換桁
については、その判定桁より下位桁の判定数値がすべて
9の条件を満たし、かつ少数点以下等の変換不要な桁の
所定の位置検出センサの検出レベルがすべて「L」の条
件を満たす場合には対象桁に対して換算表のうちの換算
表の「L」を用い、条件を満たさない場合には換算表の
うちの換算表の「H」を用いて10進数への換算を行う
ことにより、変換不要な桁の値と変換対象桁より下位の
桁の変換数値とに基づいて対象桁の値を確定することが
できるので、必要表示桁毎において表示数値が変化する
数値の中間値を示す状態において各桁毎の表示数値を正
確に算出することができるという有利な効果が得られ
る。
【0068】請求項7に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、請求項1乃至6のいずれか1に記載のデジ
タル表示積算回転数計において、検出部は、位置検出用
センサとして磁気センサを設けたことにより、磁気セン
サーが使用可能で発光素子が不要になり、計測時の電力
消費が押さえられるという有利な効果が得られる。
【0069】請求項8に記載のデジタル表示積算回転数
計によれば、請求項1または請求項2に記載のデジタル
表示積算回転数計において、検出部は、電力を供給する
電源部と、表示ドラムの回転位置を計測する時のみ電源
部から検出部に電源を供給する電源供給制御部とを有す
ることにより、計測時のみ電気系統に電源を供給し表示
数値を電気信号に変換することにより省電力を実現で
き、バッテリーや太陽電池等の電源等の使用を可能に
し、利便性を向上させるとともに、電子メータのように
常時電源を必要としないという有利な効果が得られる。
【0070】請求項9に記載の積算回転数の電気信号変
換方法によれば、流量計等の積算回転数被計測物におけ
る被計測量に応じた積算回転数又は積算回転数を桁数に
応じて除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表示
ドラムと、表示ドラムの回転位置を示す数値を回転位置
における表示ドラムのパターン部により各桁毎に
「1」、「0」の2値で検出する複数の位置検出用セン
サを各桁毎に設けた検出部とを有し、表示ドラムのうち
最下位桁の表示ドラムは積算回転数で回転し、最下位桁
の表示ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位の表
示ドラムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9
に回転移動するときに同期して1だけ回転移動する機械
式デジタル表示型積算回転計の積算回転数を電気信号に
変換するデジタル表示積算回転数計における積算回転数
の電気信号変換方法であって、最下位桁については換算
表の「H」を用いて10進数への換算を行い、最下位桁
の表示ドラムの判定数値が9で、かつ最下位桁の所定の
位置検出用センサが「H」の条件を満足する場合には換
算表の「L」を選択し、それ以外の場合には換算表の
「H」を選択して2桁目の数値を判定する2桁目判定ス
テップと、2桁目および最下位桁の数値が9でかつ最下
位桁の所定の位置検出用センサが「H」の条件を満足す
る場合には換算表の「L」を選択し、それ以外の場合に
は換算表の「H」を選択して3桁目の数値を判定する3
桁目判定ステップと、3桁目、2桁目および最下位桁の
数値が9でかつ最下位桁の所定の位置検出用センサが
「H」の条件を満足する場合には換算表の「L」を選択
し、それ以外の場合には換算表の「H」を選択して4桁
目の数値を判定する4桁目判定ステップと、対象桁目以
下の数値が9でかつ最下位桁の所定の位置検出用センサ
が「H」の条件を満足する場合には換算表の「L」を選
択し、それ以外の場合には換算表の「H」を選択して対
象桁目の数値を判定する対象桁目判定ステップとを有す
ることにより、最下位桁の値と対象桁より下位の桁の値
とに基づいて対象桁の値を確定することができるので、
必要表示桁毎において表示数値が変化する数値の中間値
を示す状態において各桁毎の表示数値を正確に算出する
ことができるという有利な効果が得られる。
【0071】請求項10に記載の積算回転数の電気信号
変換方法によれば、流量計等の積算回転数被計測物にお
ける被計測量に応じた積算回転数を桁数に応じて除した
回転数で回転駆動される桁数分の表示ドラムと、表示ド
ラムの回転位置を示す数値を回転位置における表示ドラ
ムのパターン部により各桁毎に「1」、「0」の2値で
検出する複数または1個の位置検出用センサを各桁毎に
設けた検出部とを有し、表示ドラムのうち最下位桁の表
示ドラムは積算回転数でアナログ回転し、最下位桁の表
示ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ上位の表示ド
ラムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0から9に回
転移動するときに同期して1だけ回転移動する機械式デ
ジタル表示型積算回転計で、少数点以下等の変換不要な
桁が複数桁または1桁ある場合の積算回転数を電気信号
に変換するデジタル表示積算回転数計における積算回転
数の電気信号変換方法であって、変換が必要な最下位桁
より下位桁に設けられた変換不要な各桁の1個の所定の
位置検出用センサがすべて「L」の条件を満足する場合
には換算表の「L」を選択し、それ以外は換算表の
「H」を選択して判定変換が必要な1桁目の数値を判定
する1桁目判定ステップと、1桁目の変換数値が9で、
変換が必要でない変換不要な各桁の所定の位置検出用セ
ンサがすべて「L」の条件を満足する場合には換算表の
「L」を選択し、それ以外は換算表の「H」を選択して
判定変換必要な2桁目の数値を判定する2桁目判定ステ
ップと、同様に判定変換が必要な3桁目以上の判定は変
換対象桁より以下の桁(変換対象桁が3桁目の場合、1
桁目及び2桁目)の判定数値が9で、かつ変換不要な各
桁の所定の位置検出用センサがすべて「L」の条件を満
足する場合には換算表の「L」を選択し、それ以外は換
算表の「H」を選択して3桁目以降の数値を判定する判
定ステップとを有することにより、変換不要な桁の値と
対象桁より下位の桁の変換数値とに基づいて変換対象桁
の値を確定することができるので、変換必要桁毎におい
て表示数値が変化する数値の中間値を示す状態において
表示数値を正確に算出することができる。また、変換不
要な桁のセンサは1個でよいので、その数を少なくする
ことができるという有利な効果が得られる。
【0072】請求項11に記載の一括集中検針システム
によれば、請求項1または2に記載のデジタル表示積算
回転数計を用いてガス・水道・電気の使用量を示す積算
回転数のそれぞれを計測するガス・水道・電気のメータ
を複数の室ごとに有する一括集中検針システムであっ
て、ガス・水道・電気のメータの種別を切りかえる検針
切り替えスイッチと、メータから出力されるガス・水道
・電気の積算回転数を示す信号を室ごとに切り替える号
数切り替えスイッチとを有することにより、検針中にの
み電源を供給して検針するので、検針電力が節減され、
また共通線や信号形態の共通化で配線が簡単になり、メ
ータにCPU等の判定部が不要となるので、メータが安
価になるという有利な効果が得られる。
【0073】請求項12に記載の時間帯別積算電力計に
よれば、請求項1または2に記載のデジタル表示積算回
転数計に記載のデジタル表示積算回転数計を備え、デジ
タル表示積算回転数計から出力される積算電力量の検針
値を用いて時間帯別積算電力量を検針する時間帯別積算
電力計であって、時間帯の切替え時にのみ時間帯別積算
電力計に電源を供給するためのタイマと、今回切り替え
時の検針値と前回切替え時の検針値との差を計算する積
算計算部と、その差の積算電力量を記憶する記憶装置を
有することにより、タイマによる切替え時にのみ電源を
供給し、検針し、今回検針値と前回切替え時の検針値の
差を計算し、時間帯別の積算電力を検針できるという有
利な効果が得られる。
【0074】請求項13に記載の自動検針システムによ
れば、請求項1または2に記載のデジタル表示積算回転
数計を備えた積算電力計と、需要家番号を付した電力線
通信装置又は無線通信装置とを需要家に設置し、需要家
の積算電力計に接続された柱上トランスに積算電力計の
検針データや検針センターからの検針指令の送受信可能
な固定番号を付した電力線通信装置又は無線通信装置を
そなえ、需要家の積算電力計の検針値を柱上トランスの
電力線通信装置又は無線通信装置に集積し、集積した検
針値を無線・電話回線・携帯電話回線・PHS回線等通
信手段を使用して検針センターからの検針指令により検
針センターに送信することにより、需要家の積算電力計
の検針値を集積し、無線・電話回線・携帯電話回線・P
HS回線等通信手段を使用して検針センターからの検針
指令により需要家に設置された積算電力計の検針値の自
動検針を行うことができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるデジタル表示積
算回転数計測装置を示す概要図
【図2】図1のデジタル表示積算回転数計測装置で遠隔
計測装置にした概要図
【図3】(A)図1の表示ドラム、受発光ユニット及び
取付基板の配置を示す分解図 (B)受発光ユニットを示す部分断面図 (C)受発光ユニットを示す図1の右側面図
【図4】(A)図1のデジタル表示積算回転数計測装置
の受発光ユニットを示す構成図 (B)図1のデジタル表示積算回転数計測装置の受発光
ユニットを示す側面図
【図5】(A)表示ドラム内の数字表示ドラム部を示す
斜視図 (B)展開したパターンAを示す模式図 (C)表示ドラムの内周の1周長を示す1周長図 (D)展開したパターンBを示す模式図 (E)表示ドラムの内周の1周長を示す1周長図
【図6】(A)デジタル表示積算回転数計測装置におけ
るパターンA及び受光素子が配置された状態を示す模式
図 (B)デジタル表示積算回転数計測装置におけるパター
ンA及び受光素子が配置された状態を示す周長模式図
【図7】(A)パターンAを反時計廻りに9度回転した
パターンB及び受光素子が配置された状態を示す模式図 (B)パターンB及び受光素子が配置された状態を示す
周長模式図
【図8】(A)1桁目の動作により2桁目パターンで受
光素子の変化点を示す模式図 (B)1桁目の動作模式図 (C)1桁目の動作により2桁目パターンで受光素子の
変化点を示す模式図 (D)1桁目の動作模式図
【図9】(A)78.25から00.75までの2桁目
の受発光素子の出力データを示すデータ図 (B)78.25から00.75までの1桁目の受発光
素子の出力データを示すデータ図
【図10】(A)1桁目の動作により2桁目パターンで
受光素子の変化点を示す模式図 (B)1桁目の動作模式図 (C)1桁目の動作により2桁目パターンで受光素子の
変化点を示す模式図 (D)1桁目の動作模式図
【図11】図1のデジタル表示積算回転数計測装置の判
定部の動作を示すフロチャート
【図12】表示ドラムのパターンを展開した模式図
【図13】小数点以下の表示があり、小数点以下は換算
不要の場合の、表示ドラムのパターンを展開した模式図
【図14】4桁表示で最下位桁は小数点以下の桁であ
り、小数点以下は参考値で計測に不要な桁の場合のデジ
タル表示積算回転数計測装置の判定部の動作を示すフロ
チャート
【図15】6桁表示で上位3桁は変換が必要な桁で、残
り3桁は小数点以下で変換不要な桁の場合を示す模式
図。
【図16】本発明の実施の形態2によるデジタル表示積
算回転数計測装置を利用した水道・ガス・電気の一括検
針システムを示すブロック図
【図17】電気・ガス・水道のメータの接続を示す接続
【図18】本発明の実施の形態3による時間帯別積算電
力計を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態4による自動検針システ
ムを示すブロック図
【図20】(A)電力線や無線を使用する電力計を利用
した自動検針システムを示す概念図(B)電力線や無線
を使用する電力計を利用した自動検針システムを示す概
念図(C)電力線や無線を使用する電力計を利用した自
動検針システムを示す概念図
【図21】積算回転数を表示する一般的な機械式デジタ
ル表示型積算回転計を示す正面図
【符号の説明】
1 ウォーム軸 1a ウォーム歯車 2 ウォーム歯車軸 2a ウォーム歯車 3,4,5,6 表示ドラム 3A,3B,3C,3D 受発光ユニット 4A,4B,4C,4D 取付基板 7、8、9 桁上げ歯車 10 表示窓 11 中心線 20A,20B,20C,20D,20E 受発光素子 21A 22A、23A 少数点以下の受発光素子 30 パターン表示部(パターン部) 30A パターンA 30B パターンB 30C パターンC 30D パターンD 30a 無反射部 30b 反射部 31 基板 32 電源線 33 クロックパルス線 34 計測信号(S−IN)線 35 信号線 36 アース線 38 遠隔計測装置 40 CPU・論理回路 41 表示部 42 電池・電源部 43 回転数表示および電源SW 45 シフトレジスタ 50 集中検針ボックス 51 電源スイッチ 52 検針切替えスイッチ 53、71、88 CPU 56 号数切替えスイッチ 60 表示部 70 時間帯別積算電力計 72 電子タイマ 73 積算電力記憶メモリ 74 昼間電力記憶メモリ 75 昼間電力表示液晶 76 夜間電力記憶メモリ 77 夜間電力表示液晶 79 手動スイッチ 80、87 無線送受信機 81 リモートスイッチ 82、85 送信部 83、86 受信部 84 ハンディ検針器 89 液晶表示部 90 検針開始スイッチ 91 需要家 91A 電力線通信使用電力計 91B 無線通信使用電力計 91a 需要家側電力線使用モデム(91bと通信) 91b 柱上トランス側電力線使用モデム(91aと通
信) 91c 需要家側無線通信使用電力計内蔵無線送受信機
(91dと通信) 91d 柱上トランス側無線送受信機(91cと通信) 92 柱上トランス 93 柱上トランス側無線中継器 93a 柱上トランス側無線送受信機(93bと通信) 93b PHS端末側無線送受信機(93aと通信) 94 PHS端末側無線中継器 95 PHS端末 (96と通信) 96 検針センタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB01 AB02 AB12 AB14 BB01 BB08 BB09 BC01 BC02 BC04 CC06 DE13 FG01 FG02 FG08 GG01 GG04 GG05 GG08 GG09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量計等の積算回転数被計測物における被
    計測量に応じた積算回転数又は前記積算回転数を桁数に
    応じて除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表示
    ドラムを有し、前記表示ドラムのうち最下位桁の表示ド
    ラムは前記積算回転数でアナログ回転し、前記最下位桁
    の表示ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ前記上位
    の表示ドラムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0か
    ら9に回転移動するときに同期して1だけ回転移動する
    機械式デジタル表示積算回転計の表示数値を電気信号に
    変換するデジタル表示積算回転数計であって、前記表示
    ドラムの回転位置を示す数値を前記回転位置における前
    記表示ドラムのパターン部により各桁毎に「1」、
    「0」の2値で検出する各桁毎の検出部と、前記検出部
    からの検出値に基づいて各桁の10進数値に判定変換す
    る判定部とを備え、前記パターン部は前記表示ドラムの
    全回転角360度を「1」、「0」を示す2種の数値領
    域に分けたパターンを有し、前記検出部は、前記表示ド
    ラムの全回転角360度を5等分した位置に配置された
    位置検出用センサを有し、前記判定部は、前記表示ドラ
    ムと同期回転する前記パターン部と前記検出部の位置関
    係により出力された2値5ビットの信号を入力し、前記
    入力した2値5ビットの信号と10進数とを対応づけた
    換算表に基づいて各桁の10進数値を判定することを特
    徴とするデジタル表示積算回転数計。
  2. 【請求項2】流量計等の積算回転数被計測物における被
    計測量に応じた積算回転数又は前記積算回転数を桁数に
    応じて除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表示
    ドラムを有し、前記表示ドラムのうち最下位桁の表示ド
    ラムは前記積算回転数でアナログ回転し、前記最下位桁
    の表示ドラムより上位の表示ドラムはそれぞれ前記上位
    の表示ドラムの下位桁の表示ドラムが9から0又は0か
    ら9に回転移動するときに同期して1だけ回転移動する
    機械式デジタル表示積算回転計の表示数値を電気信号に
    変換するデジタル表示積算回転数計であって、少数点以
    下等の変換不要な桁がある場合、変換対象最下位桁より
    下位桁の所定の位置に位置検出センサを設け、変換が必
    要な対象桁は請求項1のパターン部及び位置検出用セン
    サを用い、変換不要な最下位桁でアナログ回転を行う桁
    の表示ドラムに数値の9.5から0までの領域にオン又
    はオフのいずれかが割当てられたパターン部を設け、か
    つ、変換不要な少数点以下の桁で下位桁の表示ドラムが
    9から0又は0から9に回転移動を行うと同期して回転
    する表示ドラムに数値の9を含まない9から0までの領
    域にオン又はオフのいずれかが割当てられたパターン部
    を設け、検出部は各々所定の位置にその回転位置を検出
    する1個の位置検出用センサを有し、判定部は変換対象
    桁の前記検出部より出力された2値5ビットの信号と、
    少数点以下等の変換不要な桁に設置された位置検出用セ
    ンサからの各1ビットの信号を入力し、換算表に基づい
    て各桁の10進数値を判定することを特徴とするデジタ
    ル表示積算回転数計。
  3. 【請求項3】前記パターン部は、前記表示ドラムの内周
    面又は内側の壁面に配置され、前記2値のいずれかが割
    り当てられた反射部および無反射部を有し、前記検出部
    は、前記位置検出用センサとして前記2値を検出する発
    光素子と受光素子とを有することを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のデジタル表示積算回転数計。
  4. 【請求項4】前記表示ドラムのそれぞれのパターン部
    は、アナログ回転する最下位桁のパターン部と上位桁の
    パターン部の判定領域が時計方向または反時計方向に9
    度ずらして配置されたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1に記載のデジタル表示積算回転数計。
  5. 【請求項5】前記判定部は、前記最下位桁については換
    算表の「H」を用いて10進数への換算を行い、その他
    の判定変換桁については、その判定桁より下位桁の判定
    数値がすべて9の条件を満たし、かつ、前記最下位桁の
    所定の位置検出センサの検出レベルが「H」の条件を満
    たす場合には前記対象桁に対して前記換算表のうちの換
    算表の「L」を用い、前記条件を満たさない場合には前
    記換算表のうちの換算表の「H」を用いて10進数への
    換算を行うことを特徴とする請求項1に記載のデジタル
    表示積算回転数計。
  6. 【請求項6】前記判定部は、判定変換桁については、そ
    の判定桁より下位桁の判定数値がすべて9の条件を満た
    し、かつ少数点以下等の変換不要な桁の所定の位置検出
    センサの検出レベルがすべて「L」の条件を満たす場合
    には前記対象桁に対して前記換算表のうちの換算表の
    「L」を用い、前記条件を満たさない場合には前記換算
    表のうちの換算表の「H」を用いて10進数への換算を
    行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記
    載のデジタル表示積算回転数計。
  7. 【請求項7】前記検出部は、前記位置検出用センサとし
    て磁気センサを設けたことを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1に記載のデジタル表示積算回転数計。
  8. 【請求項8】前記検出部は、電力を供給する電源部と、
    前記表示ドラムの回転位置を計測する時のみ前記電源部
    から前記検出部に電源を供給する電源供給制御部とを有
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    デジタル表示積算回転数計。
  9. 【請求項9】流量計等の積算回転数被計測物における被
    計測量に応じた積算回転数又は前記積算回転数を桁数に
    応じて除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表示
    ドラムと、前記表示ドラムの回転位置を示す数値を前記
    回転位置における前記表示ドラムのパターン部により各
    桁毎に「1」、「0」の2値で検出する複数の位置検出
    用センサを各桁毎に設けた検出部とを有し、前記表示ド
    ラムのうち最下位桁の表示ドラムは前記積算回転数で回
    転し、前記最下位桁の表示ドラムより上位の表示ドラム
    はそれぞれ前記上位の表示ドラムの下位桁の表示ドラム
    が9から0又は0から9に回転移動するときに同期して
    1だけ回転移動する機械式デジタル表示型積算回転計の
    積算回転数を電気信号に変換するデジタル表示積算回転
    数計における積算回転数の電気信号変換方法であって、
    前記最下位桁については換算表の「H」を用いて10進
    数への換算を行い、前記最下位桁の表示ドラムの判定数
    値が9で、かつその前記最下位桁の所定の前記位置検出
    用センサが「H」の条件を満足する場合には換算表の
    「L」を選択し、それ以外の場合には換算表の「H」を
    選択して2桁目の数値を判定する2桁目判定ステップ
    と、前記2桁目および前記最下位桁の数値が9でかつ前
    記最下位桁の所定の前記位置検出用センサが「H」の条
    件を満足する場合には換算表の「L」を選択し、それ以
    外の場合には換算表の「H」を選択して3桁目の数値を
    判定する3桁目判定ステップと、前記3桁目、前記2桁
    目および前記最下位桁の数値が9でかつ前記最下位桁の
    所定の前記位置検出用センサが「H」の条件を満足する
    場合には換算表の「L」を選択し、それ以外の場合には
    換算表の「H」を選択して4桁目の数値を判定する4桁
    目判定ステップと、対象桁目以下の数値が9でかつ前記
    最下位桁の所定の前記位置検出用センサが「H」の条件
    を満足する場合には換算表の「L」を選択し、それ以外
    の場合には換算表の「H」を選択して前記対象桁目の数
    値を判定する対象桁目判定ステップとを有することを特
    徴とする積算回転数の電気信号変換方法。
  10. 【請求項10】流量計等の積算回転数被計測物における
    被計測量に応じた積算回転数又は前記積算回転数を桁数
    に応じて除した積算回転数で回転駆動される桁数分の表
    示ドラムと、前記表示ドラムの回転位置を示す数値を前
    記回転位置における前記表示ドラムのパターン部により
    各桁毎に「1」、「0」の2値で検出する複数又は1 個
    の位置検出用センサを各桁毎に設けた検出部とを有し、
    前記表示ドラムのうち最下位桁の表示ドラムは前記積算
    回転数で回転し、前記最下位桁の表示ドラムより上位の
    表示ドラムはそれぞれ前記上位の表示ドラムの下位桁の
    表示ドラムが9から0又は0から9に回転移動するとき
    に同期して1だけ回転移動する機械式デジタル表示型積
    算回転計の表示数値を電気信号に変換するデジタル表示
    積算回転数計における積算回転数の電気信号変換方法で
    あって、少数点以下等の変換不要な桁が複数桁または1
    桁ある場合、変換が必要な最下位桁より下位桁に設けら
    れた変換不要な各桁の1 個の所定の前記位置検出用セン
    サがすべて「L」の条件を満足する場合には換算表の
    「L」を選択し、それ以外の場合には換算表の「H」を
    選択して判定変換が必要な1桁目の数値を判定する1桁
    目判定ステップと、前記1桁目の変換数値が9で前記変
    換が必要でない変換不要な各桁の所定の前記位置検出用
    センサがすべて「L」の条件を満足する場合には換算表
    の「L」を選択し、それ以外の場合には換算表の「H」
    を選択して判定変換必要な2桁目の数値を判定する2桁
    目判定ステップと、同様に判定変換が必要な3 桁目以上
    の判定は変換対象桁より以下の桁(変換対象桁が3 桁目
    の場合、1 桁目及び2 桁目)の判定数値が9で、かつ変
    換不要な各桁の所定の前記位置検出用センサがすべて
    「L」の条件を満足する場合には換算表の「L」を選択
    し、それ以外は換算表の「H」を選択して3桁目以降の
    数値を判定する判定ステップとを有することを特徴とす
    る積算回転数の電気信号変換方法。
  11. 【請求項11】請求項1または2に記載のデジタル表示
    積算回転数計を用いてガス・水道・電気の使用量を示す
    積算回転数のそれぞれを計測するガス・水道・電気のメ
    ータを複数の室ごとに有する一括集中検針システムであ
    って、前記ガス・水道・電気のメータの種別を切りかえ
    る検針切り替えスイッチと、前記メータから出力される
    ガス・水道・電気の積算回転数値を示す信号を室ごとに
    切り替える号数切り替えスイッチとを有する事を特徴と
    する一括集中検針システム。
  12. 【請求項12】請求項1または2に記載のデジタル表示
    積算回転数計を備え、前記デジタル表示積算回転数計か
    ら出力される積算電力量の検針値を用いて時間帯別積算
    電力量を検針する時間帯別積算電力計であって、時間帯
    の切替え時にのみ時間帯別積算電力計に電源を供給する
    ためのタイマと、今回切り替え時の前記検針値と前回切
    替え時の前記検針値との差を計算する積算計算部と、前
    記差の積算電力量を記憶する記憶装置とを有することを
    特徴とする時間帯別積算電力計。
  13. 【請求項13】請求項1または2に記載のデジタル表示
    積算回転数計を備えた積算電力計と、需要家番号を付し
    た電力線通信装置又は無線通信装置とを需要家に設置
    し、前記需要家の積算電力計に接続された柱上トランス
    に前記積算電力計の検針データや検針センターからの検
    針指令の送受信可能な固定番号を付した電力線通信装置
    又は無線通信装置をそなえ、前記需要家の積算電力計の
    検針値を前記柱上トランスの電力線通信装置又は無線通
    信装置に集積し、前記集積した検針値を無線・電話回線
    ・携帯電話回線・PHS回線等通信手段を使用して検針
    センターからの検針指令により検針センターに送信する
    ことを特徴とする自動検針システム。
JP2001134709A 2001-05-01 2001-05-01 デジタル表示積算回転数計、積算回転数の電気信号変換方法、一括集中検針システム、時間帯別積算電力計および自動検針システム Withdrawn JP2002329282A (ja)

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JP2001134709A JP2002329282A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 デジタル表示積算回転数計、積算回転数の電気信号変換方法、一括集中検針システム、時間帯別積算電力計および自動検針システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467635B1 (ko) * 2002-07-30 2005-01-24 삼성에스디에스 주식회사 계량기 숫자 인식 방법
KR102649108B1 (ko) * 2022-12-08 2024-03-20 주식회사 씨앤유글로벌 지능형 염소 투입장치를 포함하는 소규모 수도시설 관리시스템

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