JP2002329026A - コンテンツの再生方法、再生システムおよびプログラム - Google Patents

コンテンツの再生方法、再生システムおよびプログラム

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JP2002329026A
JP2002329026A JP2001134865A JP2001134865A JP2002329026A JP 2002329026 A JP2002329026 A JP 2002329026A JP 2001134865 A JP2001134865 A JP 2001134865A JP 2001134865 A JP2001134865 A JP 2001134865A JP 2002329026 A JP2002329026 A JP 2002329026A
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Denzo Yamakawa
伝三 山川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信後のデジタルコンテンツ利用権限の変化
を利用者環境に反映させ、常に最新の権限判定を行った
上でコンテンツの再生をする。 【解決手段】 配信されたデジタルコンテンツは、専用
の再生ソフトウエアを使用して参照する。この再生ソフ
トウエアは、利用者の固有情報およびコンテンツの利用
権限を複数箇所に分散させて管理し、これらの照合を通
じてコンテンツ再生の可否を決定する。これにより、不
正コピーの防止をはかる。また、照合の際、必要に応じ
て配信元のサーバーにネットワークを経由して問い合わ
せを行い、最新の利用者情報や所有コンテンツの一覧、
利用権限情報、決済情報などを取得する。配信元は、専
用サーバーで、これらの情報管理を行う。転売による権
限の移行が起こったときは、このサーバーの情報を更新
することで、これが利用者環境に反映され、元の所有者
は参照不可能になり、新しい所有者に参照を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルコンテン
ツの配布方法、再生方法、システムおよびプログラムに
関し、特にデジタルコンテンツの利用権限を確認した後
にこれを再生させる技術に関する。本発明の代表的な特
徴は、配布または配信されたデジタルコンテンツの利用
権限に、配布・配信後変化があっても、それを反映させ
た権限確認ができる点にある。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナル・コンピュータとイン
ターネットの普及に伴い、音楽、映像、電子ブックやそ
の複合物などのデジタルコンテンツの需要は高まる一方
である。物理的なメディアを使用せずネットワークを経
由してデジタルコンテンツを配信する方法は、低コスト
で簡便な手段として注目されている。物理的なメディア
を必要としない形式のコンテンツは、コストがかから
ず、瞬時に、無制限にコピーすることが可能であるた
め、この方法を採用する配信者の最大の課題は、いかに
不正なコピーを防ぐかという点にある。
【0003】不正コピー防止に採用されている方法の一
つは、再生装置を特殊なものに限定し、その再生装置に
組み込まれた情報を参照して再生の可否を判定するとい
ったハードウエア的解決を行っているものがある(たと
えば特願平10−215834号公報、特願平10−3
29700号公報)。
【0004】パーソナル・コンピュータなど、汎用の再
生装置上での解決を試みたものには、配信前のサーバー
で、コンテンツに利用者に固有の情報を埋め込み、配信
時に照合を行う方法(たとえば特願平10−37365
0号公報、特願平11−073011号公報)や、暗号
化したコンテンツを、別途入手した鍵情報を使用して二
つの照合により再生の可否を判定するものがある(たと
えば株式会社アドビ「PDFマーチャント」)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したハー
ドウエア的解決を図る方法では、ハードウエアが限定さ
れる点が不利である。また、コンテンツ利用者の固有情
報を参照する方法あるいは別途入手した鍵情報によって
暗号化されたコンテンツの再生の可否判断を行う方法で
は、配信時もしくは鍵の入手時点で、権利が確定し、そ
の後の変更に対応していない問題がある。
【0006】本発明の目的は、配信後のデジタルコンテ
ンツ利用権限の変化を利用者環境に反映させ、常に最新
の権限判定を行った上でコンテナの再生を可能にする技
術を提供することにある。また本発明の目的は、この技
術を、ソフトウエアにより実現することにより、ハード
ウエアに依存する、あるいは、変更に対応しないなどの
従来技術での制限を克服することにある。さらに本発明
の目的は、本技術を適用することにより、不正複製コン
テナの利用防止、決済情報との照合および第三者への転
売などを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、3つのソフ
トウエアプログラムを使用する。第一に、配信者サーバ
ー上で稼働するデータベース管理、参照プログラムであ
る。第二はデータとその権限認証および再生プログラム
が一体となったデジタルコンテンツである。本明細書で
はこのデジタルコンテンツを『コンテナ』と呼ぶ。第三
のプログラムは、利用者環境上で、このコンテナ再生を
起動するコンテナ管理プログラムである。本明細書では
この管理プログラムを『コンテナ・マネージャー』と呼
ぶ。
【0008】コンテナの取得者は、購入または利用権の
登録手続きを、配信者サーバーに接続して行う。取得者
情報は、サーバーのデータベースに登録される。取得者
は、自身のパーソナル・コンピュータ上にコンテナ・マ
ネージャーおよびコンテナを導入し、コンテナ・マネー
ジャー上のコンテナ一覧よりコンテナを選択して再生す
る。この一連の手続きを受けて、本発明を構成するプロ
グラムは以下の内部処理を行う。
【0009】コンテナ・マネージャーは、初回実行時、
利用者がサーバーより取得したユーザーIDおよびパス
ワードを要求し、内部的にその利用者固有の利用者情報
を生成する。この情報はコンテナ・マネージャー内部に
保存され、このコンテナ・マネージャーはその利用者固
有のものとなる。同時に、コンテナ・マネージャーは利
用者情報、および利用者のパーソナル・コンピュータの
ハードウエア情報より取得した固有値を保有する隠しフ
ァイルを別途生成する。これを『ユーザー・カード』と
呼ぶ。また、コンテナ・マネージャーはネットワークを
通じて提供者サーバーに接続し、利用者が所有するコン
テナ情報の一覧を取得する。以上の初期化処理を経て利
用者はコンテナを再生させることができるようになる。
利用者がコンテナを再生する際、内部的に次の2つの判
定を行う。第一は、コンテナ・マネージャーの利用権限
の確認で、ユーザー・カードとコンテナ・マネージャー
の照合によりこれを行う。第二はコンテナの利用権限の
確認で、コンテナ・マネージャーが保有するコンテナ情
報とコンテナ自身が保有するコンテナ情報の照合を行
う。これらの照合に失敗した場合は、提供者サーバーに
接続し、データベース上の利用者情報や所有コンテナ情
報を取得する。
【0010】コンテナ・マネージャーは、コンテナの決
済日や利用期限後などのタイミングでコンテナが起動さ
れた場合、提供者サーバーに接続し、利用権限を確認
し、あるいは、新しいコンテナ情報を取得する。
【0011】不正に複製されたコンテナを再生しようと
した場合、隠しファイルであるユーザー・カードが無い
ため、コンテナ・マネージャーはユーザーIDおよびパ
スワードを要求する。利用権所有者以外(例えば所有者
B)のものが入力された場合は、コンテナ一覧情報が所
有者Bのものになり、不正複製されたコンテナは選択で
きなくなる。元の所有者のユーザーID・パスワードを
入力された場合は、新たにユーザー・カードを生成し、
コンテナは再生可能である。しかし、このユーザーID
およびパスワードは、配信サーバー上で、住所、氏名や
クレジットカード番号の変更、コンテナの購入など、私
的情報や金銭にまつわる処理のために使用するものと同
じものにし、このことを以って不正利用者へのユーザー
IDおよびパスワードの漏洩防止とする。
【0012】コンテナ、ユーザー・カード、コンテナ・
マネージャーの全てが不正複製された場合は、コンテナ
の再生は可能であるが、コンテナの追加や、所有コンテ
ナの有効限切れなど、配信者サーバーに接続する必要が
出てきたところで、ユーザーIDおよびパスワードが必
要となる。
【0013】提供者サーバーより提供される所有者情報
や決済情報が随時更新されることにより、第三者より転
売されたコンテナの所有権は新所有者に移行が可能とな
る。転売を行った元所有者の所有権は、転売の金銭の受
領処理を行う際にコンテナ・マネージャーが配信者サー
バーにアクセスし、抹消する。
【0014】コンテナ・マネージャーが初回実行時に配
信者サーバーより取得する情報には、そのコンテナの発
行部数に相当する通し番号が含まれている。この数字
は、コンテナ・マネージャーから参照可能で、所有者が
変わっても変わらない。最新の発行部数情報は、サーバ
ーで管理さる。この数字を管理することにより、著作権
者もしくは、販売権利者に対するコンテナの配信数を明
確にすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(目次) A.本実施形態におけるシステム構成 B.本実施形態における処理の流れ C.認証のメカニズム D.具体的な業務における認証
【0016】A.本実施の形態におけるシステム構成 図1は本実施形態におけるシステム構成の一例である。
本実施形態は、符号110で示すデジタルコンテンツの
提供者サーバーおよび、120、130、140などで
示すデジタルコンテンツの利用者が使用するパーソナル
・コンピュータ上で稼働するソフトウエアで構成され
る。利用者コンピュータは、ネットワークを経由して提
供者サーバーへの接続が可能な状態にあることを前提と
している。なお、ここでネットワークには、たとえばイ
ンターネットを含むが、インターネットプロトコルを利
用するネットワークに限られず、他のプロトコルを利用
するネットワークでもよい。物理的なネットワーク回線
には公衆回線、専用線等あらゆる回線を利用でき、回線
は有線、無線を問わない。また、サーバー110、パー
ソナル・コンピュータ120,130,140には、演
算装置、インタフェイス、記憶装置、表示装置、通信機
能、入出力デバイス等一般的なハードウエア資源を有す
るコンピュータシステムを適用できる。一般的なコンピ
ュータシステムには、メインフレームコンピュータ、ワ
ークステーション、パーソナル・コンピュータ、PDA
(携帯情報端末)、データ通信機能を有する携帯電話を
含む。
【0017】符号110で示す提供者サーバーには、符
号111で示す利用者データベース、符号112で示す
コンテナと呼ぶ専用形式のデジタルコンテンツとその再
生ソフトウエアの組み合わせ、符号113で示すコンテ
ナ・マネージャーなどの配信用ファイルがあり、符号1
14で示す利用者ソフトウエア(後述するコンテナ・マ
ネージャーやホームページ)からの要請に応じて、各コ
ンテンツの配信や利用権の登録・管理、利用権の照会へ
の回答、ユーザーIDなどの利用者情報管理などの機能
を有している。
【0018】符号120で示す利用者側のパーソナル・
コンピュータには、符号121で示すコンテナ・マネー
ジャー、122で示すユーザー・カード、123で示す
コンテナと呼ぶ3種類のファイルがあり、利用権限のサ
ーバー照会、認証、およびコンテナの再生を行う。
【0019】符号123で示すコンテナは、デジタルコ
ンテンツのデータとその再生および利用権限認証プログ
ラムの一部を一体化させたもので、複数の汎用フォーマ
ットのデジタルコンテンツを組合せて持つことができ
る。符号121のコンテナ・マネージャーは、コンテナ
の再生を行う利用者側ソフトウエアで、利用者の所有す
るコンテナの利用権限情報などの固有情報の保有および
管理も行う。コンテナ・マネージャーは、配信者サーバ
ーより、符号113で示す初期状態のものが配信される
が、初回実行時に利用者情報や所有コンテナ情報の照会
をサーバーに対して行い、初期化後、符号121で示す
ファイルに保管する。符号122で示すユーザー・カー
ドは、コンテナ・マネージャーの有効性を確認する際に
使用される認証情報で、コンテナ・マネージャー初回実
行時に自動生成される隠しファイルである。
【0020】B.本実施形態における処理の流れ 図2は本実施形態における処理の流れを示すチャートで
ある。このシステムの初めての利用者は、はじめにステ
ップ210の処理、つまりコンテナ・マネージャーやホ
ームページなどの利用者ソフトウエアから、サーバーに
接続し、ユーザーIDおよびパスワードを取得する処理
を行う。サーバー側では、この時その利用者用のデータ
ベース・レコードが生成される。
【0021】次に利用者は、ステップ220およびステ
ップ240の処理、つまりコンテナ・マネージャーと、
好みのコンテナを入手する処理を行う。これは、利用者
ソフトウエア(コンテナ・マネージャーやホームペー
ジ)からサーバーに接続しダウンロードする、CD−R
OM(Compact Disk Read Only Memory)や他利用者か
らコピーするなど、様々な方法で入手することが可能で
ある。
【0022】次のステップ230ではコンテナ・マネー
ジャーは、初回起動時に初期化が行われ、コンテナ・マ
ネージャー自身が保有する利用者情報と、ユーザー・カ
ードに保管されている利用者情報の照合を行う。利用者
情報が初期値である場合や、不一致を検出した場合は、
ユーザーIDおよびパスワードの入力を利用者に要求
し、サーバーの利用者情報を照会し、取得情報を元に、
ユーザー・カードを生成もしくは更新し、保有情報も生
成または更新する。これにより、コンテナ・マネージャ
ーは、どこから入手されたかに関わらず、入力されたユ
ーザーIDおよびパスワードの保有者固有のものに設定
される。このステップで、サーバーより取得される利用
者情報には、利用者が所有するコンテナとその利用権限
の一覧が含まれる。ステップ210〜ステップ230の
処理は通常、利用開始時に一度行えば済む処理である。
また、ステップ230の処理と240の処理はどちらを
先に行っても良い。
【0023】次にステップ250を説明する。当システ
ムでは、コンテナの利用権限はコンテナ本体とは分離し
てサーバーで管理している。従って、コンテナ・ファイ
ルを入手しても、コンテナ・マネージャーやホームペー
ジなどの利用者ソフトウエアからサーバーに接続し、利
用権を登録しなければ、コンテナを再生できない。有料
コンテナの場合、利用権の登録は購入の手続きである。
利用権の取得は、サーバーのデータベースに反映され
る。この利用権は、例えば、料金の支払い期限日まで、
など、期限付きのものでも良い。支払いが確認される
と、サーバー管理者はデータベース情報を更新し、期限
を変更する。この更新は次にサーバ接続があった時、利
用者環境のコンテナ・マネージャーに反映される。ま
た、利用権限の取得が支払いを受けて確定した段階で、
コンテナの発行部数を示す発行番号がデータベースに登
録され、この情報も同時にコンテナ・マネージャーに反
映される。この数字は、コンテナ再生時に表示される。
ステップ240、ステップ250の作業は、新しいコン
テナを入手する毎に行われる。
【0024】次に、ステップ260を説明する。コンテ
ナを再生するには、利用者はまずコンテナ・マネージャ
ーを起動し、一覧表示された中から、コンテナを選択す
る。新規コンテナの場合はファイル名を指定する。コン
テナの利用権限の認証は、この一連の手続きの中で2段
階に分けて行われる。まず、コンテナ・マネージャー起
動時に、その所有者を判定する処理が実行される。これ
は、特定の場所に隠しファイルとして保存されているユ
ーザー・カードと、コンテナ・マネージャーに保有する
利用者情報の照合によって行う。これを、MU(Manage
r-UserCard)認証と呼ぶ。利用者環境上で判定できない
場合は、サーバーの利用者情報を照会して判定する。こ
れをMUS(Manager-Usercard by Server)認証と呼
ぶ。
【0025】次のステップ270では、コンテナ・マネ
ージャー起動後、観賞したいコンテナを選択し実行す
る。するとコンテナが持つ利用権判定プログラムが起動
する。このプログラムは、コンテナ・マネージャーが保
有するコンテナの利用権限情報を照会し、再生の可否を
判定する。これを、MC(Manager-Container)認証と
呼ぶ。利用者環境上で判定できない場合は、サーバーの
利用者情報を照会して判定する。これをMCS(Manage
r-Container by Server)認証と呼ぶ。また、コンテナ
の利用権判定プログラムが、コンテナ・マネージャーと
通信の上、判定を行うため、コンテナの再生はこのシス
テムで提供するコンテナ・マネージャー以外からは不可
能となる。ステップ260および270の処理は、コン
テナの再生毎に実行される。
【0026】ステップ260のMUS認証およびステッ
プ270のMCS認証プロセス中、上記の判定とは別
に、コンテナ・マネージャーの更新回数の確認が行われ
る。一つのコンテナ・マネージャーを継続して使用して
いる限り、サーバーのもつ更新回数値とコンテナ・マネ
ージャーの更新回数値は一致する。この数字が一致しな
い場合は、不正利用者が存在する可能性がある。サーバ
ーでは、これをエラー候補として記録する。更新回数が
特定回数以上一致しなかった場合には、利用権限を停止
させるよう設定する機能も有する。また、この機能の前
提として、MUS認証やMCS認証が行われるたびに、
コンテナ・マネージャーおよびサーバーで保有する更新
回数は上がる。
【0027】以上の流れにそって行われる内部処理の詳
細と、それに使用する表記方法を以下に記述する。
【0028】C.認証のメカニズム 以降の説明では、当システムを構成するサーバー、コン
テナ・マネージャー、ユーザー・カード、コンテナを、
図3のように表記する。また、認証に使用する情報を図
4のように表記する。各構成要素が保有する認証情報
は、図5に示す。
【0029】図2で示したように、コンテナ再生のため
の認証は、コンテナ・マネージャーの起動時とコンテナ
自体の再生を起動した時の2段階に分けて行われる。こ
の各段階において認証処理は、まず利用者環境にあるロ
ーカル情報を基に行われ、不整合や所有権の変更期限を
検知するとネットワークを経由して、サーバーに接続
し、その情報を照会して認証を行うという、2段階の認
証処理が用意されている。これによって、利用者が所有
権を取得した後に所有権の変更があったり、利用者環境
にもつ認証情報が破壊されてしまっても、正当な利用者
を認証し、コンテナを再生することが可能になる。サー
バー接続しないで完了する認証をローカル認証、サーバ
ー接続による認証をグローバル認証と呼ぶ。以下、図2
で示した順に、MU認証、MUS認証、MC認証、MC
S認証を説明する。
【0030】(C−1 MU認証)図6はローカル認証
であるMU認証の流れを説明した図である。利用者は符
号610で示すコンテナ・マネージャーを起動する。コ
ンテナ・マネージャーは利用者環境にある符号620で
示すユーザー・カードの利用者情報を読み込み、自身に
ある利用者情報と照会する。これが一致する場合、認証
は成功し、符号630で示す、コンテナ・マネージャー
の起動処理に進む。一致しない場合は、符号640で示
すネットワークを通しての情報提供者側サーバーとの接
続を要求して、MUS認証を行う流れに進む。
【0031】(C−2 MUS認証)図7はMUS認証
の流れを説明した図である。この認証はまず、利用者側
のパーソナル・コンピュータで実行されているコンテナ
・マネージャーから、符号710で示す配信者側サーバ
ーの認証プログラムを呼び出す。この際、利用者はその
ユーザーIDとパスワードを入力し、これを以って、サ
ーバーでは身分の確認を行う。ユーザーIDを持たない
未登録利用者の場合は、符号720で示す新規登録の処
理に進む。サーバーに登録された正しいユーザーIDお
よびパスワードが入力されれば、次に、符号730で示
すサーバーのS1{nn}とコンテナ・マネージャーのM
1{nn}の比較が行われる。
【0032】nn値は、コンテナ・マネージャーがサー
バーに接続する毎に更新される数字で、必ず双方の値は
一致している。この値が不一致の場合は、別のコンテナ
・マネージャーによって、MCS認証が行われた可能性
があると考えられ、符号740で示す処理に入る。サー
バーは、符号750で示すnn値不一致回数の更新処理
を行い、警告メッセージを表示する指令とコンテナ・マ
ネージャーが要求する認証データを返す(符号760と
770)。不一致回数が別途サーバーで定める回数を超
えている場合は、一つのユーザーIDに対し2箇所以上
でコンテナ・マネージャーが使用されていると判断さ
れ、符号780で示すコンテナ・マネージャーに、エラ
ー・メッセージを表示する指令が返される。利用者はこ
れを受けて、配信者が定める適切な処置を行わない限
り、コンテナ・マネージャーを開くことはできなくな
る。
【0033】nn値に不一致が無い場合は、符号730
から符号770で示す処理、即ちサーバーが保有する最
新の認証データをコンテナ・マネージャーに返す処理が
行われる。コンテナ・マネージャーはこれを受けて、自
身の保有する情報を更新する。コンテナ・マネージャー
がサーバーに接続する度に、S1{nn}とM1{nn}は
更新される。
【0034】(C−3 MC認証)図8はローカル認証
であるMC認証の流れを説明した図である。MU認証も
しくはMUS認証が成功した場合、符号810で示すM
1コンテナ・マネージャーが起動し、利用者は観賞した
い、例えば符号820で示すC1コンテナを一覧から選
択および実行することができる。コンテナは起動する際
に符号840で示す処理、即ちコンテナ・マネージャー
のM1{c-list}にC1が含まれているかの照会を行
う。含まれていれば正当な権利のあるコンテナ・マネー
ジャーからの起動である。この照会で、M1{c-list}
にC1が含まれていない場合は、符号850で示す処理
に移行する。正当な権利を持つコンテナ・マネージャー
からの起動と判断された場合、コンテナは次に、符号8
60で示す処理、即ちM1とC1のrr認証値の比較を
行う。M1{rr}値とC1{rr}認証値が一致し、かつ
有効期限以前であった場合、MC認証は成功し(符号8
70)、一致しない場合、ネットワークを通して提供者
側のサーバーとの接続を要求して、符号850で示すM
CSグローバル認証を行う。ただし、C1{rr}認証値
がデモ用、サンプル用など、予め定めた特定値であった
場合は、rr値の一致、不一致に関わりなく、有効期限
を確認し、再生を実行する。
【0035】(C−4 MCS認証)図9はMUS認証
の流れを説明した図である。M1コンテナ・マネージャ
ーからC1コンテナを起動しようとしてMC認証に失敗
した場合、M1は利用者にユーザーIDおよびパスワー
ドを要求することなく、自身の内部に保有するM1{u
u}ユーザー情報を使用して配信者サーバーに接続す
る。これは符号910で示すステップに当たる。次に、
M1は符号920で示す処理即ち、サーバーのデータベ
ースに記録されたユーザー情報、所有コンテナ一覧、そ
の権限情報等の最新情報の取得を行い、これを以って自
身の情報を更新する。
【0036】また、コンテナ・マネージャーがサーバー
に接続する度に、双方が保有するコンテナ・マネージャ
ー更新回数、M1{nn}とS1{nn}を更新する。この
処理の後、符号930で示す判定即ち、C1が最新のM
1{c-list}に含まれるのかの判定が行われる。含まれ
ている場合は符号940で示す、C1の権利者情報C1
{rr}値がM1{rr}と同じ値に更新する処理が行わ
れ、C1は起動する。含まれない、つまり利用者がC1
を所有していない場合は、MC認証は失敗し、利用者は
誰にでも公開されているデモンストレーション部分のみ
観賞できる。(符号950)
【0037】D.具体的な業務における認証 (D−1 利用準備―コンテナ・マネージャーの導入)
図10は、システム利用のための準備処理であるコンテ
ナ・マネージャーの導入を、利用者1が実施した時に起
こる内部動作を説明する図である。コンテナを観賞した
いとき利用者は、まずネットワークに接続して符号10
10で示す初期化前のコンテナ・マネージャーをダウン
ロードする。符号1020で示すダウンロード後のM0
コンテナ・マネージャーを実行すると、まず符号103
0の処理、MU認証が行われるが、利用者パーソナル・
コンピュータにユーザー・カードが存在しないためMU
認証は失敗し、サーバと接続して符号1040の処理、
MUS認証に移行する。ユーザーIDおよびパスワード
が無い利用者は、MUS認証も失敗し、符号1050で
示す利用者登録の処理が要求される。登録が完了する
と、新たなユーザーIDおよびパスワードを取得し、正
規利用者となる(符号1060)。正規利用者によるM
US認証の結果、符号1070の処理即ち、U1のユー
ザー・カードが利用者1のコンピュータに生成され、さ
らにM0コンテナ・マネージャーの保有する認証値M0
{rr初期値、uu初期値、aa初期値、nn=0}はそれぞれS1
より取得した値に置き換えられ、M1{rr、uu、aa、c-list、
nn}となる。
【0038】このときのコンテナ・マネージャーのプリ
ペイド残額M1{aa}はゼロである。一般的な支払方法
でもネット上の支払方法でもよいが、プリペイド・マネ
ーとして入金された利用者1の金額は、その後の支払い
に利用され、残金は提供者サーバーのデータベースにあ
る利用者情報S1{aa}で管理され、変更毎にM1コン
テナ・マネージャーの保有するM1{aa}に反映され
る。
【0039】(D−2 コンテナの利用権登録または購
入手続き)図11は利用者が購入したいコンテナを参照
しようとするときに起こる内部の動作を説明する図であ
る。利用者は利用したいコンテナC1がある時、まずC
1の配信用初期コンテナC1―0を提供者サーバーから
ダウンロードする。これを図中では符号1110で示
す。次に利用者は、符号1120で示すM1コンテナ・
マネージャーから、このC1−0を指定し、起動すると
MC認証プロセスが実行され、C1−0{rr}とM1
{rr}の比較が行われる。C1−0は新規に取得したコ
ンテナであるため、この比較は不一致となり、提供者サ
ーバーより最新の認証情報を取得するMCS認証に移行
するかどうか利用者に問う符号1130メッセージが表
示される。MCS認証を行わない利用者は、符号114
0で示す処理即ち、C1−0の一部の許可されている内
容しか観賞できない。
【0040】MCS認証が選択されると、提供者サーバ
にある利用者1のデータベース・レコードのS1{c-li
st}にC1が含まれているかの検証が行われる。含まれ
ていない場合は、利用者に購入の案内をすることにな
る。利用者が購入を希望するなら、符号1150で示す
購入手続きを行う。購入手続きが済むとサーバーのS1
{c-list}およびコンテナ・マネージャーM1{c-lis
t}に、C1が追加され、符号1120で示したコンテ
ナ・マネージャーは符号1170で示す内容に変わる。
符号1170のM1{c-list}にC1コンテナが見つか
ると、コンテナ起動プログラムはC1−0{rr}をM1
{rr}と同じ値に書き換え、符号1110で示したC1
−0コンテナは符号1160で示すようにC1−1に初
期化され、観賞可能となる。
【0041】(D−3 支払いとプリペイド・マネーの
管理)図12はコンテナ購入に伴う支払い手続きの際に
コンテナ・マネージャーM1とサーバー間で起こる内部
の処理を説明する図である。利用者1がC1コンテナの
購入手続きを行うとき、符号1210で示すコンテナ・
マネージャーと符号1220で示すサーバーにあるプリ
ペイド・マネーの残金情報、M1{aa}とS1{aa}値
が照会される。
【0042】コンテナを購入するのに充分な金額があれ
ば、双方のaaの値を更新して決済は完了になる。残額
が足りない場合、もしくはプリペイド・マネーを持たな
い利用者の場合は、符号1230で示す処理即ち、コン
テナの利用権限に有効期限を設定する処理が行われ、利
用者に支払いの案内をする。内部的には、提供者サーバ
ーのS1{c-list}に利用可能期間を限定したC1−t
mpが追加される。利用者が支払いを行った場合、符号
1240で示す処理即ち、サーバーのC1−tmpの利
用権限の期限が「無し」に変更する処理が行われ符号1
220の状態のサーバーは符号1250の状態になる。
利用者が、暫定使用期限を過ぎてC1コンテナを起動す
ると、期限切れを検知したコンテナ・マネージャーがM
CS認証を行い、符号1260で示す処理即ち、サーバ
ー側の新しい利用権限が利用者のコンテナ・マネージャ
ーに反映される。これにより、符号1210で示してい
たコンテナ・マネージャーは、符号1270で示すよう
に変更され、利用者はC1コンテナの正規利用者とな
る。
【0043】(D−4 コンテナ・マネージャーM1の
復旧対策)図13は、一旦初期化され、使用されていた
コンテナ・マネージャーが起動しなくなった場合の復旧
処理の流れを説明する図である。正規利用者1のパーソ
ナル・コンピュータにある符号1310で示すMxコン
テナ・マネージャーが、「ユーザー・カードがパーソナ
ル・コンピュータの故障により壊れた」、「新規や別の
パーソナル・コンピュータを利用する」、「M1が壊
れ、初期化以前の新規コンテナ・マネージャーを提供者
サーバからダウンロードした」等の理由でMU認証に失
敗してしまった場合、符号1320で示すMUS認証が
行われる。
【0044】正しいユーザーIDおよびパスワードが入
力されると、提供者サーバからそのユーザーの最新情報
であるS1{rr、uu、aa、c-list、nn、・・・}レコードが
送られて来る。コンテナ・マネージャーは取得した情報
で、自身の情報を置き換え、コンテナ・マネージャーは
符号1330で示すようなM1{rr、uu、aa、c-list、nn}
に回復し、利用可能になる。
【0045】(D−5 コンテナC1の復旧対策)図1
4は、使用されていたコンテナが起動しなくなった場合
の復旧処理の流れを説明する図である。正規利用者1の
パーソナル・コンピュータにあるC1−1コンテナが、
「パーソナル・コンピュータの故障により壊れた」、
「別のパーソナル・コンピュータを利用する」、「別の
ファイルで上書きしてしまった」などの理由で観賞でき
なくなった場合、利用者は再度C1−0をダウンロード
し再生することになる。
【0046】このC1−0を起動しようとすると、コン
テナ・マネージャーとコンテナC1−0の保有するrr
値が異なるため、符号1410で示すようにMC認証が
失敗する。すると、コンテナ・マネージャーは符号14
20のMCS認証、つまり、自身の保有する利用者1の
情報をもとにサーバーに接続しS1{rr、uu、aa、c-list、
nn}を取得し検証するプロセスに入る。このS1{c-li
st}にC1が含まれており、かつ利用権限が有効であれ
ば、符号1430で示すように、コンテナC1−0の認
証情報は更新され、C1−1{rr、cc、##}となる。この
手続きにより、C1は利用可能に回復する。取得したS
1{c-list}にC1が含まれていないか利用権限が期限
切れであれば、符号1440で示す、利用者にコンテナ
の利用権購入を促す処理に入る。
【0047】(D−6 権限外対策(1)−他人のコン
テナC1を利用する場合)図15は、正規利用者のコン
テナを他利用者がコピーして使用しようとした時に起こ
る内部処理を説明する図である。正規利用者1のパーソ
ナル・コンピュータから、他の利用者2がコンテナC1
−1コピーして利用しようとする場合、図中符号151
0で示す利用者2のM2コンテナ・マネージャーが符号
1520で示すC1−1コンテナの認証プログラムを起
動し、符号1530のMC認証が実行される。利用者2
がこのコンテナC1を所有していない場合は、コンテナ
・マネージャーM2{c-list}にC1が含まれていない
ため、MC認証は失敗し、符号1540のMCS認証に
移行する。
【0048】MCS認証では、提供者サーバーの利用者
2のS2データベース・レコードを取得し、これにC1
が含まれていなければ、符号1550で示すコンテナの
利用権登録または、購入を促す処理に入る。利用者2が
すでにコンテナC1を所有している場合は、符号156
0で示す2つの処理即ち、C1−1{rr1、cc、##}をC
1−2{rr2、cc、##}に変更し、M2{c-list}にC1
−2を追加する処理が行われる。これによって、元が利
用者1からコピーしたコンテナC1−1であっても、利
用者2の正規コンテナC1−2となり、利用者2に利用
可能となる。
【0049】(D−7 権限外対策(2)−他人のコン
テナ・マネージャーM1を利用する場合)図16は、正
規利用者のコンテナ・マネージャーを他利用者がコピー
して使用しようとした時に起こる内部処理を説明する図
である。正規利用者1の利用環境から、コンテナ・マネ
ージャーM1とコンテナC1−1を別の利用者2の利用
環境にコピーして利用しようとする場合、コンテナ・マ
ネージャーは、図中符号1610で示す起動時のMU認
証で、ユーザー・カードU1との照合を行う。しかし、
利用者2の環境には、ユーザー・カードは存在しない
か、U2が存在し、いずれの場合も、MU認証は失敗す
る。これを受けて、コンテナ・マネージャーはユーザー
IDおよびパスワードの入力を利用者2に要求し、符号
1620で示すMUS認証に移行する。
【0050】ユーザーIDおよびパスワードが正しく入
力されない場合、M1の認証情報はすべて無効にされ初
期化前のM0コンテナ・マネージャーに戻る。利用者2
のユーザーIDおよびパスワードが正しく入力された場
合には、符号1640で示す処理即ち、利用者2の最新
のS2データベース・レコードがM2に送られ、コピー
したM1の認証情報を取得したもので置き換える処理が
実行され、M2となったコンテナ・マネージャーは起動
可能となる。もし、利用者2の環境にユーザー・カード
が無かった場合は、前記D−4前述コンテナ・マネージ
ャー復旧対策の処理が実行された後、M2は起動する。
M2からコピーしたC1−1を選択・実行した場合、M
2{c-list}にC1が含まれており、かつ利用権限が有
効であれば、前述D−6の権限外対策処理が行われ、C
1−1はC1−2に変更されて起動する。M2{c-lis
t}にC1が含まれていない場合は、利用者に利用権の
登録または購入の手続きを促すメッセージが表示され
る。
【0051】(D−8 権限外対策―他人のコンテナ・
マネージャーM1とユーザー・カードU1を利用する場
合)図17は正規利用者のコンテナ・マネージャーおよ
びユーザー・カードを他利用者がコピーして使用しよう
とした時に起こる内部処理を説明する図である。正規利
用者1の環境から、M1コンテナ・マネージャーと、何
らかの理由で置き場所が知られたU1ユーザー・カード
が、利用者2の環境にコピーされた場合、図中符号17
10で示すコピー後のM1は、起動に際しての符号17
30で示すMU認証中に、M1{uu}値と、符号172
0で示すコピー後U1のU1{uu}値の照合を行う。こ
の照合は一致するため成功する。次にコンテナ・マネー
ジャーは、U1が保有する、パーソナル・コンピュータ
識別情報hh値と実際の稼働環境の実行環境のハードデ
ィスクIDまたはプロセッサIDを基に算出した値の照
合を行う。ユーザー・カードが生成された環境でこの照
合が行われなければ、この照合は失敗し、従ってMU認
証は失敗し、符号1740で示すMUS認証に移行す
る。
【0052】MUS認証では、ユーザーIDおよびパス
ワードを基に利用者2を判定し、符号1710、172
0で示す、M1およびU1が保有する認証情報は、利用
者2のものに置き換わる。言い換えると、コピーしてき
たM1、U1はM2、U2に置き換わることになる。こ
の結果、利用者2は自身で正規に取得しているコンテナ
のみ参照ができることになる。また、符号1740で示
すMUS認証に失敗すると、U1は削除され、M1の保
有する認証情報は、初期化以前のM0のものに置き換わ
り、登録されたユーザーIDおよびパスワードを知る利
用者によって初期化されない限り、使用できなくなる。
【0053】(D−9 所有権転売)図18は正規利用
者で所有権の転売が行われた時に起こる内部処理を説明
する図である。正規利用者1が、所有するC1コンテナ
を他の利用者に転売したい場合、配信者ホームページ、
もしくはコンテナ・マネージャー上で図中符号1810
で示す転売の手続きをとる。これを受けて、サーバー上
の管理プログラムは、購入者をつのる。利用者2がこの
転売品の購入手続き(符号1820)を行うと、サーバ
ー・プログラムは、販売者である利用者1と、購入者で
ある利用者2のデータベース・レコードのプリペイド・
マネー残額、S1{aa}とS2{aa}を確認する。それ
ぞれ、購入金額の支払いが可能な残高があれば、符号1
830の処理即ち、データベース・レコード上で、コン
テナの所有権を利用者2に移転し、利用者2のS2{a
a}から購入金額を差引く処理が行われる。
【0054】この処理の完了通知を受けて、利用者2
は、符号1840の初期化処理即ち、自身のコンテナ・
マネージャーから転売を受けたコンテナC1−0をダウ
ンロードし開き、MCS認証を経てC1−2を観賞可能
にすることができる。
【0055】利用者1のデータベース・レコードS1
{aa}に対しては、手数料を差引いた金額の入金予約が
設定され、入金があったことが利用者1に通知される。
実際の入金は利用者1が符号1850で示す処置即ち、
コンテナ・マネージャーを開いて入金金額受取り処理を
行った時に、初めて利用者1のデータベース・レコード
S1{aa}に反映される。入金金額受取り処理の際、利
用者1のコンテナ・マネージャーは、M1{c-list}か
ら、販売したコンテナC1を削除する。また、サーバー
側の利用者1のS1{c-list}も更新され、利用者1の
コンテナC1に対する利用権は消滅する。
【0056】以上、本発明を具体的な実施例を例示して
説明した。しかし、本発明は、前記した実施の形態に限
られず、その趣旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能
である。
【発明の効果】配信または配布後にデジタルコンテンツ
の利用権限の変更が管理できるため、試用や決済の有
無、転売など様々なケースでの不正複製の防止が可能で
ある。また、利用権限とコンテンツが分離しているた
め、サイズ大きい傾向にあるコンテンツは、利用者負担
のかからない方法で配信または配布し、利用権限のみネ
ットワークを経由して配信または配布することも可能で
ある。管理情報の多重照合による利用権限の判定によ
り、不正利用防止の確率が高まる。利用権利を与えたデ
ジタルコンテンツにのみ、発行識別番号を振ることによ
り、著作権者や販売権利者に配信または配布情報を明示
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成の一例を示したブロック図であ
る。
【図2】処理の流れの一例を示したフローチャートであ
る。
【図3】システム構成要素を表記した表図である。
【図4】認証情報を表記した表図である。
【図5】システム構成要素が保有する認証情報を表記し
た表図である。
【図6】MU認証のメカニズムの一例を示した概念図で
ある。
【図7】MUS認証のメカニズムの一例を示した概念図
である。
【図8】MC認証のメカニズムの一例を示した概念図で
ある。
【図9】MCS認証のメカニズムの一例を示した概念図
である。
【図10】利用準備の一例を示した概念図である。
【図11】C1コンテナの利用権登録または購入手続き
の一例を示した概念図である。
【図12】支払いとプリペイド・マネーの管理の一例を
示した概念図である。
【図13】M1コンテナ・マネージャー復旧対策の一例
を示した概念図である。
【図14】C1コンテナ復旧対策の一例を示した概念図
である。
【図15】他人のコンテナC1を利用する場合の権限外
対策の一例を示した概念図である。
【図16】他人のコンテナ・マネージャーM1とコンテ
ナC1を利用する場合の権限外対策の一例を示した概念
図である。
【図17】他人のコンテナ・マネージャーM1とユーザ
ー・カードU1を利用する場合の権限外対策の一例を示
した概念図である。
【図18】所有権転売の一例を示した概念図である。
【符号の説明】
110…配信者サーバー111…配信者サーバー上の利
用者情報データベース 112…配信者サーバー上の配信用、初期化前コンテナ 113…配信者サーバー上の配信用、初期化前コンテナ
・マネージャー 114…配信者サーバー上の配信管理手段:一般的には
配信管理プログラム 120…利用者1の利用環境 121…利用者1用に初期化されたコンテナ・マネージ
ャー 122…利用者1のコンテナ・マネージャー初期化時に
生成されたユーザー・カード 123…利用者1の環境で初期化されたコンテナ・マネ
ージャー 130…利用者2の利用環境 131…利用者2用に初期化されたコンテナ・マネージ
ャー 132…利用者2のコンテナ・マネージャー初期化時に
生成されたユーザー・カード 133…利用者2の環境で初期化されたコンテナ・マネ
ージャー 140…利用者3の利用環境 141…利用者3用に初期化されたコンテナ・マネージ
ャー 142…利用者3のコンテナ・マネージャー初期化時に
生成されたユーザー・カード 143…利用者3の環境で初期化されたコンテナ・マネ
ージャー 210〜270…コンテナ利用の手続きの各ステップ 610…利用者環境のコンテナ・マネージャー 620…利用者環境のユーザー・カード 630…コンテナ・マネージャーとユーザー・カードの
照合が一致した場合の処理フロー 640…コンテナ・マネージャーとユーザー・カードの
照合が一致しない場合の処理フロー 710…配信者サーバー 720…新規ユーザーからサーバー接続があった場合の
処理フロー 730…サーバーとコンテナ・マネージャーの更新回数
の比較処理 740…サーバーとコンテナ・マネージャーの更新回数
が一致した場合の処理フロー 750…更新回数が不一致だった回数を1つ増やす処理 760…更新回数が不一致であった旨の警告をサーバー
からコンテナ・マネージャーに返す処理 770…サーバーの更新回数を1つ増やす処理 780…更新回数不一致のため、MUS認証ができない
旨のエラーをサーバーからコンテナ・マネージャーに返
す処理 810…利用者環境のコンテナ・マネージャー 820…利用者環境のコンテナ 830…利用者環境の別のコンテナ 840…コンテナがコンテナ・マネージャーのコンテナ
・リスト情報に含まれているかの照会処理 850…MCS認証に入ってよいか、利用者に選択させ
る処理 860…コンテナ・マネージャーとコンテナの識別番号
を照合する処理 870…MC認証成功の結果、コンテナを再生する処理 910…コンテナ・マネージャーから渡された情報をも
とに、サーバーで利用者を特定する処理 920…サーバーからコンテナ・マネージャーに最新の
利用者データを 930…コンテナ・マネージャーにコンテナが含まれて
いるかを照合する処理 940…コンテナ・マネージャーにコンテナが含まれて
いる場合の処理フロー 950…コンテナ・マネージャーにコンテナが含まれて
いない場合の処理フロー 1010…サーバー上にある初期化前の配信用コンテナ
・マネージャー 1020…利用者環境にダウンロードされた直後の初期
化前コンテナ・マネージャー 1030…MU認証処理 1040…MUS認証処理 1050…利用者による利用者登録手続き 1060…利用者環境にユーザーIDおよびパスワード
を返す処理 1070…ユーザー・カードを生成し、コンテナ・マネ
ージャーを初期化する処理 1110…ダウンロード直後の未使用コンテナ 1120…利用者環境上のコンテナ・マネージャー 1130…MUS認証を行うか利用者に選択させる処理 1140…コンテナの中の、利用権限の無い利用者が観
賞できる部分のみを再生する処理 1150…利用者が行う、コンテナの購入手続き 1160…初期化されたコンテナ 1170…コンテナが新たに追加されたコンテナ・マネ
ージャー 1210…利用者環境上のコンテナ・マネージャー 1220…配信者サーバー 1230…コンテナを暫定期間のみ有効なものとして登
録するサーバーとコンテナ・マネージャー上の処理 1240…決済金額を反映し、コンテナを無期限有効な
ものとして登録するサーバー上の処理 1250…変更が行われた後の配信者サーバー 1260…コンテナを無期限有効なものとして登録する
コンテナ・マネージャー上の処理 1270…変更が行われた後のコンテナ・マネージャー 1310…利用者環境上の新規または壊れたコンテナ・
マネージャー 1320…MU認証の失敗からMUS認証に以降するフ
ロー 1330…回復後のコンテナ・マネージャー 1410…MC認証の失敗からMCS認証に以降するフ
ロー 1420…MCS認証処理 1430…コンテナ・マネージャーのC−listにコ
ンテナが含まれていないか利用権限がない場合の処理フ
ロー 1440…コンテナ・マネージャーのC−listにコ
ンテナが含まれており、利用権限がある場合の処理フロ
ー 1510…コンテナのコピー先環境にあるコンテナ・マ
ネージャー 1520…他の利用者環境からコピーされたコンテナ 1530…MC認証処理 1540…MCS認証処理 1550…コピー先利用者情報のC−listにコピー
コンテナが含まれているかを照合するコンテナ・マネー
ジャーでの処理 1560…コピー先利用者情報のC−listにコピー
コンテナが含まれている場合の処理フロー 1610…コピー先利用者環境から行われるMU認証処
理 1620…コピー先利用者環境から行われるMUS認証
処理 1630…MUS認証失敗の結果、コンテナ・マネージ
ャーを初期化以前の状態に戻す、コンテナ・マネージャ
ー上の処理 1640…MUS認証の結果の取得情報をコンテナ・マ
ネージャーに反映させる処理 1710…コピーされたコンテナ・マネージャー 1720…コピーされたユーザー・カード 1730…コピーされたコンテナ・マネージャーからの
MU認証処理 1740…コピーされたコンテナ・マネージャーからの
MUS認証処理 1810…転売元利用者が行う転売要求手続き 1820…購入希望者が行う購入要求手続き 1830…転売転売元データと先データとを更新するサ
ーバー上の処理 1840…転売先利用者環境のコンテナ・マネージャー
から行われる転売情報反映処理 1850…転売元利用者環境のコンテナ・マネージャー
から行われる転売情報反映処理

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツを利用する利用者毎の利用者
    情報を有する配信システムと、前記コンテンツの再生を
    制御するコンテナ・マネージャー、前記コンテンツを含
    むコンテナ、および、前記利用者を特定するユーザー・
    カードを有する利用システム、を含み、前記配信システ
    ムと前記利用システムとがネットワークを介して接続さ
    れているコンテンツ再生システムを利用したコンテンツ
    の再生方法であって、 前記ユーザー・カードに含まれるユーザー識別情報とコ
    ンテナ・マネージャーに含まれる認証情報内のユーザー
    識別情報とが一致するかの第1判断を行う第1認証ステ
    ップと、 前記第1判断が真の場合には、前記コンテナ・マネージ
    ャーを起動するステップと、 前記コンテナ・マネージャーに含まれる前記認証情報内
    のコンテナリストに、再生しようとするコンテナが含ま
    れるかの第2判断を行う第2認証ステップと、 前記第2判断が真の場合には、前記コンテナに含まれて
    いるコンテンツを再生するステップと、 を含むコンテンツの再生方法。
  2. 【請求項2】 前記第1判断が偽の場合、前記配信シス
    テムに登録されている前記利用者情報を取得し、前記利
    用者情報で前記コンテナ・マネージャーの前記認証情報
    を置き換えた後に前記第1認証ステップ以降の前記各ス
    テップを繰り返す請求項1記載の再生方法。
  3. 【請求項3】 前記配信システムに登録されている前記
    利用者情報の取得前に、前記利用者情報内の情報取得要
    求回数と前記コンテナ・マネージャー内の情報取得要求
    回数とを比較するステップを有する請求項2記載の再生
    方法。
  4. 【請求項4】 前記情報取得要求回数の比較において、
    不一致の場合にはその不一致の累積回数を記録し、前記
    不一致回数が所定の回数を越える場合にはエラー処理を
    行い、所定の回数以内の場合には警告を発した上で処理
    を続行する請求項3記載の再生方法。
  5. 【請求項5】 前記第2認証ステップにおいて、さら
    に、前記コンテナ・マネージャー内のマネージャー識別
    情報と前記コンテナ内のマネージャー識別情報とが一致
    するかの第3判断を行い、前記第2判断と前記第3判断
    とが共に真の場合に前記コンテンツを再生する請求項1
    記載の再生方法。
  6. 【請求項6】 前記第2認証ステップにおいて、さら
    に、前記コンテナの利使用権が有効期限内であるかの第
    4判断を行い、前記第2判断と前記前記第4判断とが共
    に真の場合、または、前記第2判断と第3判断と第4判
    断の全ての判断が真の場合に前記コンテンツを再生する
    請求項1または5記載の再生方法。
  7. 【請求項7】 前記第2認証ステップにおける前記第
    2、第3または第4判断が偽の場合、前記コンテナ・マ
    ネージャー内のユーザー識別情報を参照して前記配信シ
    ステムに登録されている前記利用者情報を取得し、前記
    利用者情報で前記コンテナ・マネージャーの前記認証情
    報を置き換えた後に前記第2認証ステップ以降の前記各
    ステップを繰り返す請求項1、5または6記載の再生方
    法。
  8. 【請求項8】 前記配信システムからの前記利用者利用
    者情報の取得後の前記第2認証ステップにおける前記第
    2、第3または第4判断がさらに偽の場合、前記コンテ
    ンツの一部のみを再生する請求項7記載の再生方法。
  9. 【請求項9】 前記配信システムへの利用者登録によ
    り、前記利用者固有のユーザー・カードまたはコンテナ
    ・マネージャーが前記利用システムに生成または複写さ
    れる請求項1記載の再生方法。
  10. 【請求項10】 前記配信システムへのIDおよびパス
    ワードの入力その他の認証手段を介した正規ユーザーで
    あることの認証を得ることにより、前記配信システム内
    の利用者情報を参照して、前記ユーザー・カード、コン
    テナ・マネージャーまたはこれらに含まれる認証情報
    が、前記利用システムに生成、更新、再生または複写さ
    れる請求項9記載の再生方法。
  11. 【請求項11】 第1利用者が、第2利用者のユーザー
    識別情報を含むコンテナ・マネージャーを用いて前記配
    信システムに接続した場合であって、前記配信システム
    への前記第1利用者のIDおよびパスワードの入力その
    他の認証手段によって認証を得た場合には、前記配信シ
    ステム内の第1利用者の利用者情報を参照して、前記利
    用システムのユーザー・カード、コンテナ・マネージャ
    ーまたはこれらに含まれる認証情報を前記第1利用者の
    情報に更新する請求項10記載の再生方法。
  12. 【請求項12】 第1利用者が、第2利用者のユーザー
    識別情報を含むコンテナ・マネージャーおよびユーザー
    ・カードを用いて前記第1認証ステップを実行した場
    合、前記第1利用者のハードウェア情報を参照して前記
    第1判断を偽と判断する請求項11記載の再生方法。
  13. 【請求項13】 正規ユーザーの認証情報が記録された
    コンテナ・マネージャーを利用して前記配信システムか
    ら前記コンテナを購入することにより、前記利用者情報
    内のコンテナリスト、または、前記利用者情報内のコン
    テナリストおよび前記コンテナ・マネージャー内のコン
    テナリストに前記購入したコンテナが追加される請求項
    1記載の再生方法。
  14. 【請求項14】 正規ユーザーの認証情報が記録された
    コンテナ・マネージャーを利用することにより、前記配
    信システム内の利用者情報を参照して、前記コンテナま
    たはこれに含まれる認証情報が、前記利用システムに生
    成、更新、再生または複写される請求項13記載の再生
    方法。
  15. 【請求項15】 前記コンテナ・マネージャーおよび利
    用者情報にはプリペイドマネー情報を含み、利用者間で
    前記コンテナの売買が成立した時には、前記コンテナリ
    ストの更新処理および前記プリペイドマネー情報の決済
    処理が行われる請求項1記載の再生方法。
  16. 【請求項16】 コンテンツを利用する利用者毎の利用
    者情報を有する配信システムと、前記コンテンツの再生
    を制御するコンテナ・マネージャー、前記コンテンツを
    含むコンテナ、および、前記利用者を特定するユーザー
    ・カードを有する利用システムと、を含み、前記配信シ
    ステムと前記利用システムとがネットワークを介して接
    続されているコンテンツの再生システムであって、 前記ユーザー・カードに含まれるユーザー識別情報とコ
    ンテナ・マネージャーに含まれる認証情報内のユーザー
    識別情報とが一致するかの第1判断を行う第1認証手段
    と、 前記第1判断が真の場合には、前記コンテナ・マネージ
    ャーを起動する手段と、 前記コンテナ・マネージャーに含まれる前記認証情報内
    のコンテナリストに、再生しようとするコンテナが含ま
    れるかの第2判断を行う第2認証手段と、 前記第2判断が真の場合には、前記コンテナに含まれて
    いるコンテンツを再生する手段と、 を含むコンテンツの再生システム。
  17. 【請求項17】 前記第1判断が偽の場合、前記配信シ
    ステムに登録されている前記利用者情報を取得する手段
    と、前記利用者情報で前記コンテナ・マネージャーの前
    記認証情報を置き換えた後に前記第1認証手段以降の前
    記各手段を繰り返す手段と、を有する請求項16記載の
    再生システム。
  18. 【請求項18】 前記配信システムに登録されている前
    記利用者情報の取得前に、前記利用者情報内の情報取得
    要求回数と前記コンテナ・マネージャー内の情報取得要
    求回数とを比較する手段を有する請求項17記載の再生
    システム。
  19. 【請求項19】 前記情報取得要求回数の比較におい
    て、不一致の場合にはその不一致の累積回数を記録し、
    前記不一致回数が所定の回数を越える場合にはエラー処
    理を行い、所定の回数以内の場合には警告を発した上で
    処理を続行する手段を有する請求項18記載の再生シス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記第2認証手段において、さらに、
    前記コンテナ・マネージャー内のマネージャー識別情報
    と前記コンテナ内のマネージャー識別情報とが一致する
    かの第3判断を行い、前記第2判断と前記第3判断とが
    共に真の場合に前記コンテンツを再生する手段を有する
    請求項16記載の再生システム。
  21. 【請求項21】 前記第2認証手段において、さらに、
    前記コンテナの利使用権が有効期限内であるかの第4判
    断を行い、前記第2判断と前記前記第4判断とが共に真
    の場合、または、前記第2判断と第3判断と第4判断の
    全ての判断が真の場合に前記コンテンツを再生する手段
    を有する請求項16または20記載の再生システム。
  22. 【請求項22】 前記第2認証手段における前記第2、
    第3または第4判断が偽の場合、前記コンテナ・マネー
    ジャー内のユーザー識別情報を参照して前記配信システ
    ムに登録されている前記利用者情報を取得し、前記利用
    者情報で前記コンテナ・マネージャーの前記認証情報を
    置き換えた後に前記第2認証手段以降の前記各手段を繰
    り返す請求項16、17または21記載の再生システ
    ム。
  23. 【請求項23】 前記配信システムからの前記利用者利
    用者情報の取得後の前記第2認証手段における前記第
    2、第3または第4判断がさらに偽の場合、前記コンテ
    ンツの一部のみを再生する請求項22記載の再生システ
    ム。
  24. 【請求項24】 前記配信システムへの利用者登録によ
    り、前記利用者固有のユーザー・カードまたはコンテナ
    ・マネージャーが前記利用システムに生成または複写さ
    れる請求項16記載の再生システム。
  25. 【請求項25】 前記配信システムへのIDおよびパス
    ワードの入力その他の認証手段を介した正規ユーザーで
    あることの認証を得ることにより、前記配信システム内
    の利用者情報を参照して、前記ユーザー・カード、コン
    テナ・マネージャーまたはこれらに含まれる認証情報
    が、前記利用システムに生成、更新、再生または複写さ
    れる請求項24記載の再生システム。
  26. 【請求項26】 第1利用者が、第2利用者のユーザー
    識別情報を含むコンテナ・マネージャーを用いて前記配
    信システムに接続した場合に、前記配信システムへの前
    記第1利用者のIDおよびパスワードの入力その他の認
    証手段によって認証を得たときには、前記配信システム
    内の第1利用者の利用者情報を参照して、前記利用シス
    テムのユーザー・カード、コンテナ・マネージャーまた
    はこれらに含まれる認証情報を前記第1利用者の情報に
    更新する請求項25記載の再生システム。
  27. 【請求項27】 第1利用者が、第2利用者のユーザー
    識別情報を含むコンテナ・マネージャーおよびユーザー
    ・カードを用いて前記第1認証手段を実行した場合、前
    記第1利用者のハードウェア情報を参照して前記第1判
    断を偽と判断する請求項26記載の再生システム。
  28. 【請求項28】 正規ユーザーの認証情報が記録された
    コンテナ・マネージャーを利用して前記配信システムか
    ら前記コンテナを購入することにより、前記利用者情報
    内のコンテナリスト、または、前記利用者情報内のコン
    テナリストおよび前記コンテナ・マネージャー内のコン
    テナリストに前記購入したコンテナが追加される請求項
    16記載の再生システム。
  29. 【請求項29】 正規ユーザーの認証情報が記録された
    コンテナ・マネージャーを利用することにより、前記配
    信システム内の利用者情報を参照して、前記コンテナま
    たはこれに含まれる認証情報が、前記利用システムに生
    成、更新、再生または複写される請求項28記載の再生
    システム。
  30. 【請求項30】 前記コンテナ・マネージャーおよび利
    用者情報にはプリペイドマネー情報を含み、利用者間で
    前記コンテナの売買が成立した時には、前記コンテナリ
    ストの更新処理および前記プリペイドマネー情報の決済
    処理が行われる請求項16記載の再生システム。
  31. 【請求項31】 コンピュータが実行可能なプログラム
    であって、コンピュータに、 ユーザー・カードに含まれるユーザー識別情報とコンテ
    ナ・マネージャーに含まれる認証情報内のユーザー識別
    情報とが一致するかの第1判断を行う第1認証機能と、 前記第1判断が真の場合には、前記コンテナ・マネージ
    ャーを起動する機能と、 前記コンテナ・マネージャーに含まれる前記認証情報内
    のコンテナリストに、再生しようとするコンテナが含ま
    れるかの第2判断を行う第2認証機能と、 前記第2判断が真の場合には、コンテナに含まれている
    コンテンツを再生する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  32. 【請求項32】 前記第1判断が偽の場合、配信システ
    ムに登録されている前記利用者情報を取得する機能と、 前記利用者情報で前記コンテナ・マネージャーの前記認
    証情報を置き換えた後に前記第1認証ステップ以降の前
    記各ステップを繰り返す機能と、 をさらに含む請求項31記載のプログラム。
  33. 【請求項33】 前記第2判断が偽の場合、前記コンテ
    ナ・マネージャー内のユーザー識別情報を参照して前記
    配信システムに登録されている前記利用者情報を取得す
    る機能と、 前記利用者情報で前記コンテナ・マネージャーの前記認
    証情報を置き換えた後に前記第2認証ステップ以降の前
    記各ステップを繰り返す機能と、 をさらに含む請求項31記載のプログラム。
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