JP2002323736A - シートフィルム包装体、シートフィルム処理装置、シートフィルム処理方法およびシートフィルム装填方法 - Google Patents

シートフィルム包装体、シートフィルム処理装置、シートフィルム処理方法およびシートフィルム装填方法

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JP2002323736A
JP2002323736A JP2001127642A JP2001127642A JP2002323736A JP 2002323736 A JP2002323736 A JP 2002323736A JP 2001127642 A JP2001127642 A JP 2001127642A JP 2001127642 A JP2001127642 A JP 2001127642A JP 2002323736 A JP2002323736 A JP 2002323736A
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Japan
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sheet film
tray
barrier bag
bottom wall
container
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JP2001127642A
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English (en)
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Mamoru Umeki
守 梅木
Wataru Tachikawa
渡 立川
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主たる目的は、シートフィルムを収納する容
器の上面を開放した構成とし、バリヤ袋の除去方向と反
対方向にシートフィルムを搬送させる構成の画像記録装
置のみならず、バリヤ袋の除去方向と直交する方向にシ
ートフィルムを搬送させる構成の画像記録装置にも容易
に適用できるシートフィルム包装体を提供すること。 【解決手段】 底壁と当該底壁から立ち上げた少なくと
も1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の上に積
層したシートフィルムと、前記シートフィルムと前記容
器とを光密に保持するバリヤ袋とを有し、かつ、前記バ
リヤ袋の中を負圧に構成した事を特徴とするシートフィ
ルム包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも上面を
開放状態とした容器を用い、当該容器の底壁上に積層さ
せたシートフィルムを光密状態で保持する新規な構成の
シートフィルム包装体に関し、また、斯様なシートフィ
ルム包装体中のシートフィルムを、例えば、レーザイメ
ージャ等の画像記録装置における画像記録部に向けて供
給するシートフィルム処理装置、シートフィルム処理方
法およびシートフィルム装填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CTやMRI等の医療用画像撮影装置で
撮影した画像情報を階調処理などの画像処理を施した
後、その画像データをレーザイメージャ等の画像記録装
置に送り、前記画像データに従って駆動制御されるレー
ザ光の走査を介して熱現像感光材料等の感光材料からな
るシートフィルム上に画像を記録するシステムは知られ
ている。
【0003】上記態様にある画像記録装置は、記録部に
向けてシートフィルムを供給するためのシートフィルム
処理装置を具備しており、当該シートフィルム処理装置
は、記録走査に応じて1枚づつシートフィルムを供給す
るように制御手段により制御されている。
【0004】前記シートフィルムは、例えば、従来のシ
ートフィルム包装体1として図7に示すように、シート
フィルムFとほぼ同じ大きさを有する底壁と、当該底壁
から立ち上がった側壁と、当該側壁に連接するとともに
前記底壁と同方向に延びた、シートフィルムの幅よりも
小さい幅(図の左右方向)の上壁からなる略コの字状の
保護用ボール紙2に挟まれた状態で積層され、遮光、防
湿のためのバリヤ袋3に入れられて、運搬、保管等の取
り扱いがなされる。
【0005】例えば、新規なシートフィルム包装体1は
装置本体から引き出されたトレー5上に載置され、蓋部
材6で光密に覆われた後、トレー5と蓋部材6との間か
ら外側にはみ出る大きさを有するバリヤ袋3の対向する
2辺、300、301の内の一辺300がカットされる
とともに、他辺301が矢印方向に引き抜かれ、シート
フィルムFが取り出し可能な状態に露出される。
【0006】そして、前記トレー5が画像記録装置本体
の所定位置に位置づけられた後、前記蓋部材6がトレー
上から除かれ、画像記録走査に従ってシートフィルムF
が1枚づつ取り出され、記録部に向けて供給されること
になる。
【0007】前記シートフィルムFの供給は、例えば、
積層体から最上位のシートフィルムを吸引するフィルム
保持手段、および、フィルム保持手段により分離された
前記シートフィルムFを搬送する搬送ローラ等によりな
される。
【0008】しかしながら、前記の如き構成のシートフ
ィルム包装体を使用する画像記録装置においては、トレ
ー内から取り出した後のシートフィルムの搬送方向が一
義的に決められてしまうという問題があった。
【0009】換言すれば、フィルム保持手段により保持
したシートフィルムを上方向に位置移動させてから、前
記側壁および上壁がある側と反対側(図7において左
側)の方向に搬送させるしか方法がなく、例えば、図7
の右側やバリヤ袋除去方向と直交する方向にシートフィ
ルムを搬送する態様の画像記録装置に対しては、シート
フィルム包装体のトレー上における設置方向を、それぞ
れの画像記録装置の搬送方向にあわせて変えなければな
らない不都合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑みてなされたもので、主たる目的は、シート
フィルムを収納する容器の上面を開放した構成とし、バ
リヤ袋の除去方向と反対方向にシートフィルムを搬送さ
せる構成の画像記録装置のみならず、バリヤ袋の除去方
向と直交する方向にシートフィルムを搬送させる構成の
画像記録装置にも容易に適用できるシートフィルム包装
体を提供することにある。
【0011】また、他の目的は、上記構成のシートフィ
ルム包装体を使用する場合に好適なシートフィルム処理
装置、シートフィルム処理方法およびシートフィルム装
填方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる目的は
下記の構成によって達成することができる。
【0013】(1)底壁と当該底壁から立ち上げた少な
くとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の上
に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと前
記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有し、かつ、前
記バリヤ袋の中を負圧に構成した、事を特徴とするシー
トフィルム包装体。
【0014】(2)底壁と当該底壁から立ち上げた少な
くとも1つの側壁とで構成される容器、前記底壁の上に
積層したシートフィルム、前記シートフィルムと前記容
器とを光密に保持するバリヤ袋を有するシートフィルム
包装体を装填できるトレーであって、装置本体から引き
出した第1位置と、装置本体内であって前記シートフィ
ルムの取り出しができる第2位置との間を移動できるト
レーと、前記シートフィルム包装体から前記バリヤ袋を
引き抜き、前記シートフィルムの上面を開放させるため
の引き抜き手段と、前記引き抜き手段を駆動するための
動力伝達手段と、前記第2位置で前記シートフィルムを
取り出すためのフィルム保持手段と、を有する事を特徴
とするシートフィルム処理装置。
【0015】(3)底壁と、当該底壁から立ち上げた少
なくとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の
上に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと
前記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有するシート
フィルム包装体を装置本体の所定位置に装填し、前記バ
リヤ袋を少なくとも1つの側壁側から除去することによ
り前記シートフィルムの上面に形成される開放領域を介
して、フィルム保持手段により最上位のシートフィルム
を取り出す事を特徴とするシートフィルム処理方法。
【0016】(4)底壁と、当該底壁から立ち上げた少
なくとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の
上に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと
前記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有し、前記バ
リヤ袋の一端辺には係止部を、対向する他端辺はカット
してなるシートフィルム包装体を載置するためのトレー
であって、装置本体から引き出した第1位置と、装置本
体内であって前記シートフィルムの取り出しができる第
2位置との間を移動できるトレーと、前記シートフィル
ム包装体から前記バリヤ袋を引き抜き、前記シートフィ
ルムの上面を開放するために前記係止部と係合する係止
部材を有する引き抜き手段と、前記トレーが前記第1位
置から前記第2位置に移動する間に生ずる移動力を前記
引き抜き手段の駆動力として伝達する動力伝達手段と、
前記シートフィルムを取り出すフィルム保持手段とを有
するフィルム処理装置を用い、前記第1位置にある前記
トレーに前記シートフィルム包装体を載置し、前記バリ
ヤ袋の係止部を前記引き抜き手段の係止部材に係止さ
せ、前記トレーを前記第1位置から前記第2位置まで移
動させる間に、前記バリヤ袋を前記引き抜き手段により
引き抜いて、前記シートフィルムを取り出し可能に前記
トレー上に装填する、事を特徴とするシートフィルム装
填方法。
【0017】(5)底壁と、当該底壁から立ち上げた少
なくとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の
上に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと
前記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有し、前記バ
リヤ袋の一端辺には係止部を、対向する他端辺はカット
してなるシートフィルム包装体を載置するためのトレー
であって、装置本体から引き出した第1位置と、装置本
体内であって前記シートフィルムの取り出しができる第
2位置との間を移動できるトレーと、前記シートフィル
ム包装体から前記バリヤ袋を引き抜き、前記シートフィ
ルムの上面を開放するために前記係止部と係合する係止
部材を有する引き抜き手段と、前記シートフィルムを取
り出すフィルム保持手段とを有するフィルム処理装置を
用い、前記第1位置にある前記トレーに前記シートフィ
ルム包装体を載置し、前記バリヤ袋の係止部を前記引き
抜き手段の係止部材に係止させ、前記トレーを前記第1
位置から前記第2位置に移動させた後、前記バリヤ袋を
前記引き抜き手段により引き抜いて、前記シートフィル
ムを取り出し可能に前記トレー上に装填する、事を特徴
とするシートフィルム装填方法。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる実施の形態
について図面を用いて説明する。
【0019】図1はレーザイメージャからなる画像記録
装置の部分的斜視図で、トレーを装置本体内の所定位置
から引き出した状態を示し、レーザ光による走査部や、
熱現像部の構成については省略してある。
【0020】図2は、バリヤ袋を引き抜く際の引き抜き
手段に対する動力伝達手段を説明するための部分斜視
図、図3はシートフィルム包装体を構成する容器の斜視
図、図4はシートフィルム包装体をトレーに装填したと
きの状態を示す模式的側面図、図5はシートフィルム包
装体を装填したトレーを装置本体の所定位置に押し込ん
だときの状態を示す模式的側面図、図6はバリヤ袋の構
成を示す外観図である。
【0021】図中、前記した手段(部材)と同じ手段
(部材)については同一の参照符号を付してある。
【0022】図1において、トレー5は、前板500、
左板501、右板503、背板505および底板507
を有し、例えば、後記するシートフィルム包装体(以
下、単にフィルム包装体という)1を載置(収納)する
ために装置本体から引き出した第1位置と、装置本体内
であって熱現像感光材料からなるシートフィルム(以
下、単にフィルムという)の取り出し操作がされる第2
位置との間を移動できる。
【0023】前記トレー5の背板側にはフィルム包装体
のバリヤ袋3を除去するための部材が配設してある。
【0024】520および525(図4参照)は一対の
ローラからなるガイド部材で、バリヤ袋3を除去する際
には、当該バリヤ袋3の一端辺301側を両ローラの間
隙を通した後に後述する引き抜き手段に係止させる。
【0025】550は前記ガイド部材よりも更に背板5
05の近くに設けた引き抜き手段で、バリヤ袋を引き抜
き、かつ、巻回すためのローラからなる巻回し部材55
1と、当該巻回し部材551の軸方向に設けた複数の係
止部材553とを有する(図2参照)。
【0026】前記係止部材553は前記バリヤ袋3の一
端辺301に設けた穴からなる係止部305と係合する
部材であり、引き抜き時におけるバリヤ袋の抜け止めを
防止すべく、頂部を折曲げたピン状部材からなる。
【0027】前記巻回し部材550の軸上、具体的に
は、前記左板501および右板503の外側に延びる前
記巻回し部材550の軸上には、ピニオン歯車560お
よび565が設けてあり、装置本体側には前記ピニオン
歯車と噛み合うラック580および585が設けてあ
る。
【0028】簡潔に示した図2を参照するに、前記トレ
ー5を前記第1位置から第2位置に向けて移動すると、
前記ピニオン歯車560、565とラック580、58
5との噛み合いを介した移動力が前記引き抜き手段55
0(ここでは、前記巻回し部材551と同義である)に
伝達され、前記巻回し部材551は所定方向に回転され
る。
【0029】換言すれば、ピニオン歯車とラックとの噛
み合い構成(ピニオンラック歯車構造)は、前記引き抜
き手段550に対する動力伝達手段を構成している。
【0030】フィルムFを積層状態で支持するための容
器7の構成は、図3から明らかなように、底壁700
と、当該底壁から立ち上がった4辺の側壁701、70
3、705、707とにより上面全領域が開放した箱状
に構成され、コーナ部C近辺の側壁は適宜の長さ分をカ
ットしてある。
【0031】上述のようにコーナ部Cを形成することに
より、フィルム積層作業(フィルム詰め)の自動化に容
易に適合させることができる。
【0032】なお、前記容器7は側壁を3辺に限定し
て、暗室におけるフィルム詰めの手作業がやりやすい形
態としてもよく、更には、2辺又は1辺とすることもで
きる。
【0033】1辺乃至3辺に側壁を設けた外観は一般的
には容器とは言い難いが、本願明細書における容器は、
このような形態も含むものである。
【0034】また、バリヤ袋3の除去時におけるフィル
ムの連れ送りや暴れ(おどり)を防止するためには、バ
リヤ袋の除去方向(引き抜き手段がある方向)に側壁が
位置するように両者を関係づけることが望ましい。
【0035】なお、前記側壁の上部端部はバリヤ袋除去
時の抵抗を少なくするためもあって、丸味を持たせてあ
る。
【0036】更に、前記容器7は、フィルムに対する静
電気の発生が少なく、取り扱い上、あるいは環境にも適
していることから、本実施の形態においてはPET(ポ
リエチレンテレフタレート)樹脂を成形することにより
構成したが、HIPS(ハイポリスチレン)樹脂でもよ
く、所期の機能を満足するものなら基本的に限定される
ものではない。
【0037】多数枚のフィルムを収納した前記容器7を
遮光状態で覆う(バリヤ袋3で覆ったフィルム包装体1
として図6が参照できる)前記バリヤ袋3の両端辺30
0、301は両面を適宜に貼り合わせてあり、係止部3
05がある一端辺301と反対側の一端辺300は、強
度が比較的に低い接着剤で貼り合わせてあり、容易に剥
離できるようになっている。
【0038】また、フィルム包装体1において、前記バ
リヤ袋の中は負圧、例えば、脱気圧−60〜−70キロ
パスカルとしてあり、取り扱いの途上でフィルムFが袋
内でむやみに動くことを抑制している。
【0039】上記のような構成を有する画像記録装置に
おいて、フィルム処理の動作について図4および図5を
参照しながら説明する。
【0040】トレー5を装置本体内から第1位置まで引
き出した後、フィルム包装体1をトレーの底壁700上
に載置し、バリヤ袋3の一端辺301をガイド部材52
0、525間を潜らせ、係止部305を引き抜き手段5
50の係止部材553と係合させ、次いで、蓋部材6を
図において左方向に移動して(図は既に移動した状態)
トレー5の上部を光密状態とする。
【0041】次に、前記トレー5を装置本体の所定箇所
に向けて押し込むと、ピニオン歯車(560、565)
がラック(580、585)との噛み合いを介して移動
することとなる。
【0042】換言すれば、ピニオン歯車は時計方向に回
転しながら移動し、引き抜き手段550を構成する巻回
し部材551および当該巻回し部材上に設けた係止部材
553の回転を介して、バリヤ袋3の引き抜き作業が行
われる。
【0043】前記バリヤ袋3は、前記巻回し部材553
の回転に伴ってフィルム包装体1から引き抜かれはじ
め、一端辺301の易剥離部が剥離され、トレー5が所
定位置(第2位置)に到達したときには、前記トレー5
の上面から完全に取り除かれ、また、蓋部材6も、少な
くともフィルム供給時に、トレー5上から実質的に除去
される位置まで移動されるので、積層されたフィルムF
の上面は全面開放された状態となる。
【0044】図5において、参照符号8はフィルム保持
手段で、画像記録操作に伴って制御され、所定位置から
移動して最上位のフィルムFを真空吸引した後に、搬送
ローラ対Rに挟時せしめるべく搬送する。
【0045】前記フィルム保持手段8のフィルム吸引部
800は紙面の表裏方向に3カ所設けてあり、フィルム
の一辺から適宜の距離だけ内側に入った位置で前記フィ
ルムと対向するように位置づけてある。
【0046】上記から、トレー、引き抜き手段、動力伝
達手段、フィルム保持手段等がフィルム処理装置(フィ
ルム取り出しまでに係わる手段)として機能する。
【0047】Pは前記搬送ローラ対Rで送られる前記フ
ィルムFの搬送路であり、当該搬送路に向けられたフィ
ルムFは図示しない画像記録部に送られる。
【0048】公知であるように、前記画像記録部は、例
えば、輝尽性蛍光体を使用し、被写体を透過してきたX
線エネルギーを一度蛍光体内に蓄積し、レーザ光走査に
より生じる輝尽発光を光電変換した後、階調処理等の画
像処理を施された入力系側からの画像データに従ってレ
ーザ光による走査を行い、前記フィルム(ドライ銀塩熱
現像フィルム)上に潜像を形成(記録)する部署であ
る。
【0049】画像記録行程を経たフィルムFは、図示し
ない加熱ドラムに適宜の時間密着させられ、この熱現像
作用により、前記潜像が可視像とされたフィルムFは適
宜の排紙トレーに排出される。
【0050】上記の如く、本実施の形態は、バリヤ袋3
を引き抜いた方向と逆方向にフィルムを取り出す態様で
あるが、仮に、フィルム保持手段8および搬送路Pが引
き抜き手段550側に設けられている態様の画像記録装
置であっても、あるいは、紙面の表裏方向に設けられて
いる態様の画像記録装置であっても、フィルムFの上面
が開放されているので、容易に対応できる。
【0051】また、フィルムFを取り出し搬送する方向
と、フィルムFの長、短辺の関係がそれぞれの画像記録
装置において決められており、当然のこととして、トレ
ー5の向きも決まっているので、フィルム包装体1のト
レー5上への載置は引き抜き手段550とバリヤ袋3の
配置のみ考慮すればよい。
【0052】前述のように、本実施の形態においては、
バリヤ袋3を引き抜き手段550により強制的に剥離し
引き抜く構成とし、また、引き抜き手段の動力源とし
て、トレーの移動力を利用する構成としたが、これに代
えて、バリヤ袋の一端辺をはさみでカットした後にトレ
ーを装置内の所定位置まで押し込むようにするととも
に、その場所で、前記ピニオン歯車と噛み合うことがで
きる歯車を装置本体側に設けておき、両歯車の噛み合い
後のモータ駆動でバリヤ袋を引き抜くようにしても、そ
れら各手段を適宜組み合わせて構成してもよく、設計の
自由度は広い。
【0053】また、噛み合い後のモータ駆動によるバリ
ヤ袋引き抜きの構成は、新規なフィルム包装体を交換装
填する際に、巻回し部材に巻回してあるバリヤ袋を静止
状態で保てることができる他、トレーの移動もレールに
より楽に行える構成とすることができるので好ましい。
【0054】また、ピニオンラック歯車構造にしても、
バリヤ袋の引き抜き処理をトレーの押し込み動作途中か
ら行ってもよい場合には、装置本体の前面側(トレーの
第1位置に近い側)のラックを欠落させておけばよい。
【0055】
【発明の効果】上面が開放された容器を含むシートフィ
ルム包装体としたので、搬送方向の異なる機種にも容易
に装填、使用することができ、利便性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザイメージャからなる画像記録装置の部分
的斜視図である。
【図2】バリヤ袋を引き抜く際の引き抜き手段に対する
動力伝達手段を説明するための部分斜視図である。
【図3】シートフィルム包装体を構成する容器の斜視図
である。
【図4】シートフィルム包装体をトレーに装填したとき
の状態を示す模式的側面図である。
【図5】シートフィルム包装体を装填したトレーを装置
本体の所定位置に押し込んだときの状態を示す模式的側
面図である。
【図6】バリヤ袋の構成を示す外観図である。
【図7】従来のシートフィルム包装体の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 シートフィルム包装体(フィルム包装体) 3 バリヤ袋 5 トレー 7 容器 700 底壁 701,703,705,707 側壁 8 フィルム保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 570 G03C 3/00 570E 585 585A B65D 77/04 B65D 77/04 E 81/20 81/20 C 81/30 81/30 C G03D 13/02 G03D 13/02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と当該底壁から立ち上げた少なくと
    も1つの側壁とで構成される容器と、 前記底壁の上に積層したシートフィルムと、 前記シートフィルムと前記容器とを光密に保持するバリ
    ヤ袋とを有し、かつ、 前記バリヤ袋の中を負圧に構成した、 事を特徴とするシートフィルム包装体。
  2. 【請求項2】 前記容器の底壁から立ち上がる側壁は3
    辺にある事を特徴とする請求項1に記載のシートフィル
    ム包装体。
  3. 【請求項3】 前記容器の底壁から立ち上がる側壁は4
    辺にある事を特徴とする請求項1に記載のシートフィル
    ム包装体。
  4. 【請求項4】 前記容器は樹脂からなる事を特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシートフ
    ィルム包装体。
  5. 【請求項5】 底壁と当該底壁から立ち上げた少なくと
    も1つの側壁とで構成される容器、前記底壁の上に積層
    したシートフィルム、前記シートフィルムと前記容器と
    を光密に保持するバリヤ袋を有するシートフィルム包装
    体を装填できるトレーであって、装置本体から引き出し
    た第1位置と、装置本体内であって前記シートフィルム
    の取り出しができる第2位置との間を移動できるトレー
    と、 前記シートフィルム包装体から前記バリヤ袋を引き抜
    き、前記シートフィルムの上面を開放させるための引き
    抜き手段と、 前記引き抜き手段を駆動するための動力伝達手段と、 前記第2位置で前記シートフィルムを取り出すためのフ
    ィルム保持手段と、 を有する事を特徴とするシートフィルム処理装置。
  6. 【請求項6】 前記動力伝達手段は、前記引き抜き手段
    の両側にある事を特徴とする請求項5に記載のシートフ
    ィルム処理装置。
  7. 【請求項7】 前記動力伝達手段は、前記トレーと一体
    的に設けたピニオン歯車と、装置本体側に設けたラック
    とからなる事を特徴とする請求項5または請求項6に記
    載のシートフィルム処理装置。
  8. 【請求項8】 前記トレーが前記第1位置にあるとき当
    該トレーを光密状態に閉塞し得、前記トレーが第2位置
    にあるとき当該トレーの上面を開放するように駆動され
    る蓋部材を有する事を特徴とする請求項5に記載のシー
    トフィルム処理装置。
  9. 【請求項9】 前記引き抜き手段は、前記バリヤ袋の一
    端辺を係止する係止部材と、前記バリヤ袋を巻回す巻回
    し部材とを備える事を特徴とする請求項5に記載のシー
    トフィルム処理装置。
  10. 【請求項10】 底壁と、当該底壁から立ち上げた少な
    くとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の上
    に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと前
    記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有するシートフ
    ィルム包装体を装置本体の所定位置に装填し、前記バリ
    ヤ袋を少なくとも1つの側壁側から除去することにより
    前記シートフィルムの上面に形成される開放領域を介し
    て、フィルム保持手段により最上位のシートフィルムを
    取り出す事を特徴とするシートフィルム処理方法。
  11. 【請求項11】 底壁と、当該底壁から立ち上げた少な
    くとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の上
    に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと前
    記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有し、前記バリ
    ヤ袋の一端辺には係止部を、対向する他端辺はカットし
    てなるシートフィルム包装体を載置するためのトレーで
    あって、装置本体から引き出した第1位置と、装置本体
    内であって前記シートフィルムの取り出しができる第2
    位置との間を移動できるトレーと、 前記シートフィルム包装体から前記バリヤ袋を引き抜
    き、前記シートフィルムの上面を開放するために前記係
    止部と係合する係止部材を有する引き抜き手段と、 前記トレーが前記第1位置から前記第2位置に移動する
    間に生ずる移動力を前記引き抜き手段の駆動力として伝
    達する動力伝達手段と、 前記シートフィルムを取り出すフィルム保持手段とを有
    するフィルム処理装置を用い、前記第1位置にある前記
    トレーに前記シートフィルム包装体を載置し、 前記バリヤ袋の係止部を前記引き抜き手段の係止部材に
    係止させ、 前記トレーを前記第1位置から前記第2位置まで移動さ
    せる間に、前記バリヤ袋を前記引き抜き手段により引き
    抜いて、前記シートフィルムを取り出し可能に前記トレ
    ー上に装填する、 事を特徴とするシートフィルム装填方法。
  12. 【請求項12】 前記バリヤ袋の引き抜きは、前記トレ
    ーが前記第1位置から前記第2位置に移動する途中から
    行われる事を特徴とする請求項11に記載のシートフィ
    ルム装填方法。
  13. 【請求項13】 底壁と、当該底壁から立ち上げた少な
    くとも1つの側壁とで構成される容器と、前記底壁の上
    に積層したシートフィルムと、前記シートフィルムと前
    記容器とを光密に保持するバリヤ袋とを有し、前記バリ
    ヤ袋の一端辺には係止部を、対向する他端辺はカットし
    てなるシートフィルム包装体を載置するためのトレーで
    あって、装置本体から引き出した第1位置と、装置本体
    内であって前記シートフィルムの取り出しができる第2
    位置との間を移動できるトレーと、 前記シートフィルム包装体から前記バリヤ袋を引き抜
    き、前記シートフィルムの上面を開放するために前記係
    止部と係合する係止部材を有する引き抜き手段と、 前記シートフィルムを取り出すフィルム保持手段とを有
    するフィルム処理装置を用い、前記第1位置にある前記
    トレーに前記シートフィルム包装体を載置し、 前記バリヤ袋の係止部を前記引き抜き手段の係止部材に
    係止させ、 前記トレーを前記第1位置から前記第2位置に移動させ
    た後、前記バリヤ袋を前記引き抜き手段により引き抜い
    て、前記シートフィルムを取り出し可能に前記トレー上
    に装填する、 事を特徴とするシートフィルム装填方法。
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