JP2002320436A - 網型粘着捕虫器 - Google Patents
網型粘着捕虫器Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
果が高く、しかも設置や回収に手間がかからない捕虫器
を提供する。 【解決手段】 粘着部11を有し、立設可能な網状物
13に、クモヘリカメムシに対して誘引効果を有する誘
引剤14を取り付けたものであり、該網状物13は、全
体が縦10cm横14cm程度であって、粘着剤を全面
に塗布することで粘着部11を設けた長辺20cm短辺
14cmの網の周囲を、長辺20cm短辺14cmの長
方形型の金枠12で囲み、該金枠12の長辺の中央を平
面状になるように二つ折りすることで形成し、棒状物1
5を取り付けて地中に突き刺することで、立設可能とし
た。
Description
カメムシ類に属する害虫の捕獲に適したカメムシ類の網
型粘着捕虫器に関する。
ホソヘリカメムシ科あるいはヘリカメムシ科等が挙げら
れ、これらはいずれもイネ、マメ、果実、野菜などの害
虫として知られ、それら農作物に大きな被害を与えてい
る。例えば、ホソヘリカメムシは、大豆、エンドウ、イ
ンゲンなどマメ科植物の代表的な大害虫であり、クモヘ
リカメムシは、イネの穂を吸汁して斑点米を産出するの
でイネの重要害虫として知られている。従来、これらカ
メムシ類の捕獲には水盤式捕虫器や三角屋根の空中吊り
下げ型の粘着捕虫器や、これらに性フェロモン、食物誘
引剤等の誘引剤を組み合わせたものが使用されてきた。
落下したカメムシが比較的容易に脱出できるため充分な
捕虫効果をあげる事ができなかった。また、三角屋根型
の空中吊り下げ式の粘着捕虫器では、飛来したカメムシ
が屋根の上やその他の非粘着部に着地し、しばらく滞留
した後飛び去ってしまい捕虫効果が非常に悪かった。従
って、本発明の目的は、カメムシ類に対して捕虫効果が
高く、しかも設置や回収に手間がかからないものを提供
することにある。
に、カメムシ類の生態や従来の捕虫器の問題点等を鋭意
研究した結果、カメムシ類が放出するフェロモンの殆ど
は集合フェロモンであり、性フェロモンほどの強い誘引
力は期待できないうえ、粘着剤に対する警戒心が強く、
一旦非粘着部に着地したカメムシの殆どは粘着部上を歩
いて誘引源に近づこうとはしないことに注目した。そし
て、粘着捕虫器の形態としては、カメムシが着地できる
非粘着部がないように、例えば粘着剤の塗布による粘着
部を有する網状物を用いたものが適切であることを見出
し、本発明を完成させた。
手段は、下記のとおりある。
に、カメムシ類に対して誘引効果を有する誘引剤を取り
付けた、網型粘着捕虫器。第2に、平面状に形成した網
状物の下辺端側から下方に突出する棒状物を取り付ける
ことで立設可能とした、上記第1に記載の網型粘着捕虫
器。第3に、平面状に形成した網状物の上部に紐状物を
取り付けることで立設可能とした、上記第1に記載の網
型粘着捕虫器。ここで、粘着部は、粘着剤を網状物に塗
布することで形成することができ、塗布する箇所は、網
状物の全面に行うことが望ましい。網状物は、例えば、
四角状の網の周囲に、形状保持用のフレームを取り付け
ることで形成することができる他に、金網を用いること
でフレームを用いることなく形成することもでき、さら
に、四角状の網の上辺側と下辺側とに形状保持用の棒状
物を取り付けることで形成することもできる。網状物を
平面状に形成する場合には、四角型、円形型、楕円形型
等の各種の形状が採用することができる。なお、網状物
を平面状に形成する場合に、長方形型のフレームを用
い、該フレームの長辺の中央を、平面状になるように折
り曲げることで形成することもできる。
は、特に限定されないが、耐候性のあるものが望まし
い。粘着部は、虫を捕獲するための粘着剤を塗布するこ
とで形成するが、一度の接触で確実に捕獲できるように
粘着力が強く、耐候性があり、効果が持続する物を用い
て形成することが好ましい。
があり効果が持続する天然ゴム系、ブチルゴム系、アク
リルゴム系、クロロプレンゴム系などが好ましい。カメ
ムシ類は粘着部を嫌う傾向にあり、一旦非粘着部に着地
すると粘着部上を歩いて誘引源に近づこうとしないの
で、非粘着部がないように網状物の全面に粘着剤を塗布
することで捕虫効果をより高めることができる。
いが、カメムシの全長と同じ程度であるか、それ以下で
あることが好ましく、例えば、網目の一片が1cm以下
であることが好ましい。
着捕虫器の一実施例について説明する。
型粘着捕虫器の斜視図であり、折り曲げられた網状物の
奥側の部分と、網状物に挿入された棒状物の上部を省略
して示している。図2は、本発明に係る吊り下げタイプ
の網型粘着捕虫器の斜視図である。
イプの網型粘着捕虫器は、粘着部11を有し、立設可能
な網状物13に、クモヘリカメムシに対して誘引効果を
有する誘引剤14を取り付けたものである。該網状物1
3は、全体が縦10cm横14cm程度であって、粘着
剤を全面に塗布することで粘着部11を設けた長辺20
cm短辺14cmの網の周囲を、長辺20cm短辺14
cmの長方形型の金枠12で囲み、該金枠12の長辺の
中央を平面状になるように二つ折りすることで形成した
ものである。ここで、網状物13の網の網目は、1cm
程度である。
15を、折り曲げた網状物13の開放側から内部に5c
m程度挿入し針金で固定し、網状物13の下辺端側から
下方に1.2m以上突出させて、該突出した棒状物15
を地中に突き刺すことで立設可能としたものである。本
実施例の突き刺しタイプの網型粘着捕虫器は、棒状物1
5を、地中に突き刺すことで容易に設置でき、また、取
り外しも棒状物15を地中から引き抜くだけなので、容
易に回収することができる。
イプの網型粘着捕虫器は、粘着部21を有し、立設可能
な網状物23に、ホソヘリカメムシに対して誘引効果を
有する誘引剤24を取り付けたものである。該網状物2
3は、全体が縦10cm横14cm程度であって、粘着
剤を全面に塗布することで粘着部21を設けた縦10c
m横14cm程度の網の上辺側と下辺側とに、長さ14
cmのステンレス棒22を取り付けることで形成したも
のである。ここで、網状物23の網の網目は、1cm程
度である。
ステンレス棒22の左右2箇所に針金25を取り付け、
該針金25を枝等に掛けることで立設可能としたもので
ある。本実施例の吊り下げタイプの網型粘着捕虫器は、
針金25を枝に掛けることで容易に設置でき、また、取
り外しも針金25を枝から外すだけなので、容易に回収
することができる。
プの網型粘着捕虫器の捕虫効果を試すために、実施例1
の網型粘着捕虫器と従来の比較品の捕虫器について以下
の条件で試験を行った。本発明区1は、実施例1による
突き刺しタイプの網型粘着捕虫器を用いた。比較区1
は、富士フレーバー株式会社製の三角屋根型粘着捕虫器
を用いた。該比較区1で用いた三角屋根型粘着捕虫器
は、粘着シートの面積が、本発明区1で用いた網型粘着
捕虫器の粘着部の総面積とほぼ同様なものであり、誘引
剤についても、クモヘリカメムシに対して誘引効果を有
する本発明区1の誘引剤と同じものを用いた。
に、実施例1による突き刺しタイプの2個の捕虫器を、
それぞれ1mの高さで10m離して設置した。比較区1
は、本発明区1と同じ茨城県の水田の畦道沿いに、2個
の三角屋根型粘着捕虫器を、本発明区1の捕虫器から1
0m離し、それぞれ1mの高さで空中に吊り下げて設置
した。
区の捕虫器で捕虫されたクモヘリカメムシの数を調査す
ると共に、調査の都度、各区の捕虫器の位置をローテー
ションにより取り替え、条件がなるべく同じになるよう
にした。結果を表1に示す。
て、本発明区1は、比較区1よりも捕虫数が多く、捕虫
効果が高いことが確認できる。
プの網型粘着捕虫器の捕虫効果を試すために、実施例2
の網型粘着捕虫器と従来の比較品の捕虫器について以下
の条件で試験を行った。本発明区2は、実施例2による
吊り下げタイプの網型粘着捕虫器を用いた。比較区2
は、富士フレーバー株式会社製の吊り下げタイプの屋根
付網型粘着捕虫器を用いた。該比較区で用いた屋根付網
型粘着捕虫器は、屋根及び粘着シートの両面の各4辺に
幅2cmの非粘着部を有するもので、粘着シートの総面
積が、本発明区2で用いた網型粘着捕虫器の粘着部の総
面積とほぼ同様なものであり、誘引剤についても、ホソ
ヘリカメムシに対して誘引効果を有する本発明区2の誘
引剤と同じものを用いた。
2による吊り下げタイプの2個の捕虫器を、それぞれ
1.5mの高さで10m離して設置した。比較区2は、
本発明区2と同じ九州の大豆圃場に、2個の屋根付網型
粘着捕虫器を、本発明区2の捕虫器から10m離し、そ
れぞれ1.5mの高さで空中に吊り下げて設置した。
区の捕虫器で捕虫されたホソヘリカメムシの数を調査す
ると共に、調査の都度、各区の捕虫器の位置をローテー
ションにより取り替え、条件がなるべく同じになるよう
にした。結果を表2に示す。
て、本発明区2は、比較区2よりも捕虫数が多く、捕虫
効果が高いことが確認できる。
るカメムシ類に対して、捕虫効果が高く、しかも設置や
回収に手間がかからない。
の斜視図である。
の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 粘着部を有し、立設可能な網状物に、カ
メムシ類に対して誘引効果を有する誘引剤を取り付け
た、網型粘着捕虫器。 - 【請求項2】 平面状に形成した網状物の下辺端側から
下方に突出する棒状物を取り付けることで立設可能とし
た、請求項1に記載の網型粘着捕虫器。 - 【請求項3】 平面状に形成した網状物の上部に紐状物
を取り付けることで立設可能とした、請求項1に記載の
網型粘着捕虫器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001129088A JP2002320436A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 網型粘着捕虫器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001129088A JP2002320436A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 網型粘着捕虫器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002320436A true JP2002320436A (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18977669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001129088A Pending JP2002320436A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 網型粘着捕虫器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002320436A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012126693A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アカスジカスミカメの誘引組成物、徐放性誘引剤及び捕獲装置 |
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-
2001
- 2001-04-26 JP JP2001129088A patent/JP2002320436A/ja active Pending
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Legal Events
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