JP2002315065A - 遠隔指示システム、遠隔指示方法、及びその方法を実現するプログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents

遠隔指示システム、遠隔指示方法、及びその方法を実現するプログラムを記憶した記録媒体

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JP2002315065A
JP2002315065A JP2001110163A JP2001110163A JP2002315065A JP 2002315065 A JP2002315065 A JP 2002315065A JP 2001110163 A JP2001110163 A JP 2001110163A JP 2001110163 A JP2001110163 A JP 2001110163A JP 2002315065 A JP2002315065 A JP 2002315065A
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terminal device
computer
dimensional
remote instruction
coordinates
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JP2001110163A
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Tetsuya Fukuda
哲也 福田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対象物の任意の位置を遠隔地から容易かつ正確
に指示する。 【解決手段】第1及び第2コンピュータ1、2のいずれ
においても、同一の立体図形を表示し、第1コンピュー
タ1側で立体図形に含まれる任意の位置を指示し、第2
コンピュータ2側で立体図形対して該位置を再現する。
このため、会話や文書を頼らずに、立体図形に含まれる
任意の位置を容易かつ正確に伝えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の端末装置か
ら他方の端末装置へと指示を送るための遠隔指示システ
ム、遠隔指示方法、及びその方法を実現するプログラム
を記憶した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、インターネットを利用する
ことにより、相互に離れていても、情報をリアルタイム
もしくはそれに準ずるタイミングで送受するというシス
テムが多数提案されている。
【0003】例えば、特開2000−224167号公
報では、設備の稼動状況や内部状況を設備側から遠隔端
末に送信し、遠隔端末側で設備の各状況を把握し、これ
らの状況に応じて、遠隔端末から設備側にアクセスコマ
ンドを送信し、これにより設備の異常時の迅速な対処を
可能にしている。
【0004】また、特開2000−187651号公報
では、遠隔の顧客の端末装置と操作者の端末装置間で通
信リンクを確立し、操作者が通信網を介して顧客の産業
用ユニットの保守、試験、診断等を行っている。また、
顧客と操作者間で、ビデオ会議を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、設備やユニットの状況を送受したり、状
況に応じた対処を遠隔地から行なっているものの、2つ
の端末間で、設備やユニットにおける任意の位置を特定
して伝えるには、会話や文書に頼るしかなく、その位置
を視覚的に表現することはできなかった。例えば、2つ
の端末間で、設備やユニットの操作パネルの操作方法を
伝えるときには、操作パネルのボタンの名称や位置を会
話や文書で表現するしかなかった。この様に視覚的には
容易に表現し得る任意の位置を会話や文書で表現する
と、この位置を伝えるのに長い時間を要したり、誤解を
生じ易い。仮に、顧客と操作者間で、ビデオ会議を行っ
たとしても、両者が設備やユニットを同時に見ることが
ないので、任意の位置を伝えるのは困難である。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、対象物の任意の位置を遠隔地
から容易かつ正確に指示することが可能な遠隔指示シス
テム、遠隔指示方法、及びその方法を実現するプログラ
ムを記憶した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の遠隔指示システムは、互いに相似するそれ
ぞれの対象物を与えられた第1及び第2端末装置を備
え、第1端末装置は、対象物に含まれる位置を指示する
指示手段と、この位置を送信する送信手段とを備え、第
2端末装置は、前記位置を受信する受信手段と、この位
置を対象物に対して再現する再現手段とを備えている。
【0008】この様な構成の本発明の遠隔指示システム
によれば、互いに相似するそれぞれの対象物を第1及び
第2端末装置に与えている。第1端末装置では、対象物
に含まれる位置を指示して送信する。第2端末装置で
は、位置を受信して対象物に対して再現する。このた
め、対象物の任意の位置を遠隔地から容易かつ正確に指
示することができる。また、第1端末装置から第2端末
装置へと、対象物に含まれる位置を送受するだけであっ
て、対象物そのものの形状や大きさ等を送受しないの
で、送受されるデータ量が小さくて済む。また、複数の
第2端末装置に対象物を与えておけば、各第2端末装置
のいずれも、対象物に含まれる位置の指示を第1端末装
置から受けることができる。
【0009】また、本発明においては、第1端末装置か
ら第2端末装置への位置の送受は、回線網を通じて行わ
れている。
【0010】例えば、公衆回線網を通じて、第1及び第
2端末装置間のデータの送受を行なえば、世界中の如何
なる地点の第2端末装置に対しても、対象物に含まれる
位置を指示することができる。
【0011】更に、本発明においては、対象物が図形で
あって、位置が図形上の点を示している。
【0012】図形は、平面図形及び立体図形のいずれで
あっても良い。この場合は、対象物における位置を座標
で表現することが容易になる。また、立体図形の場合
は、対象物を透視して、対象物の内部の位置を指示した
り再現することが可能である。
【0013】また、本発明においては、対象物が実物も
しくは模型であり、位置が実物もしくは模型上の点を示
している。
【0014】例えば、第1端末装置に模型を与え、第2
端末装置に実物を与える。第1端末装置では、模型にお
ける位置を指示して送信する。第2端末装置では、位置
を受信して実物上に再現する。これにより、立体の対象
物に含まれる位置を遠隔地から容易かつ正確に指定する
ことができる。また、実物の場合は、図形では表現する
ことができない対象物の状況変化が表現されるという利
点がある。
【0015】更に、本発明においては、対象物に含まれ
る位置は、光学ポインタにより示される。
【0016】これにより、実物や模型における位置を容
易に示すことができる。
【0017】また、本発明においては、互いに相似する
それぞれの対象物のサイズが異なり、小さい方の対象物
は、大きい方の対象物に対する縮小率を伴う。
【0018】この様な縮小率を用いることにより、大き
い方の対象物での距離を小さい方の対象物での距離に変
換することができる。あるいは、逆に小さい方の対象物
での距離を大きい方の対象物での距離に変換することが
できる。
【0019】また、本発明の遠隔指示方法は、互いに相
似するそれぞれの対象物を第1及び第2端末装置に与え
るステップと、第1端末装置において対象物に含まれる
位置を指示するステップと、第1端末装置から前記位置
を送信するステップと、第2端末装置で前記位置を受信
するステップと、第2端末装置において前記位置を対象
物に対して再現するステップとを含んでいる。
【0020】この様な本発明の遠隔指示方法によって
も、本発明の遠隔指示システムと同様の作用並びに効果
を達成することができる。
【0021】更に、本発明の記録媒体は、互いに相似す
るそれぞれの対象物を第1及び第2端末装置に与えるス
テップと、第1端末装置において対象物に含まれる位置
を指示するステップと、第1端末装置から前記位置を送
信するステップと、第2端末装置で前記位置を受信する
ステップと、第2端末装置において前記位置を対象物に
対して再現するステップとを含む遠隔指示方法を実現す
るプログラムを記憶している。
【0022】この様な本発明の遠隔指示方法を実現する
プログラムを記憶した記録媒体を用いれば、本発明の遠
隔指示システムと同様の作用並びに効果を達成すること
ができる。
【0023】尚、記録媒体としては、マスクROM、フ
ラッシュROMといった半導体記憶素子、ICカード、
ハードディスク、フロッピーディスク、MOディスク、
CDROM、DVDROM等を挙げることができ、プロ
グラムを記録することが可能であれば他の種類の記録媒
体であっても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の遠隔指示システムの第1
実施形態を概略的に示すブロック図である。本実施形態
の遠隔指示システムでは、第1コンピュータ1と複数の
第2コンピュータ2を公衆回線網7を通じて相互に接続
し、第1コンピュータ1と各第2コンピュータ2間での
データ通信を可能にしている。公衆回線網7は、一般的
な電話回線網、専用回線、CATV等の光通信網であ
り、ISDN、無線回線、インターネット等を含む。
【0026】図2に示す様に、第1コンピュータ1は、
各種のデータやプログラム等を記憶するメモリ11、各
種のデータ等を入出力するための入出力装置12、キー
ボードやマウス等からなる操作装置13、公衆回線網7
との接続制御を行なう回線制御装置14、表示装置1
5、及び各種のプログラムを実行する演算処理装置16
を備えている。また同様に、図3に示す様に、第2コン
ピュータ2は、各種のデータやプログラム等を記憶する
メモリ21、各種のデータ等を入出力するための入出力
装置22、キーボードやマウス等からなる操作装置2
3、公衆回線網7との接続制御を行なう回線制御装置2
4、表示装置25、及び各種のプログラムを実行する演
算処理装置26を備えている。
【0027】第1コンピュータ1では、立体図形8を示
す図形データ、及びコンピュータグラフィック(CG)
のプログラムをメモリ11に格納している。操作装置1
3を操作することにより、立体図形8の表示を指示する
と、演算処理装置16は、コンピュータグラフィックの
プログラムをメモリ11から読み出して実行し、図形デ
ータをメモリ11から読み出して、この図形データによ
って示される立体図形8を表示装置15の画面に表示す
る。また、操作装置13を操作することにより、立体図
形8の回転や移動を指示すると、演算処理装置16は、
立体図形8を表示装置15の画面上で回転させたり移動
させる。同様に、第2コンピュータ2でも、立体図形8
を示す図形データ、及びコンピュータグラフィックのプ
ログラムをメモリ21に格納しており、演算処理装置2
6は、操作装置23の操作に応答して、図形データによ
って示される立体図形8を表示装置25の画面に表示
し、立体図形8を表示装置25の画面上で回転させたり
移動させる。
【0028】また、第1コンピュータ1では、操作装置
13を操作することにより、テキスト等を入力したり、
入出力装置12を通じて、写真等の画像を入力し、テキ
ストや画像をメモリ11に記憶することができる。同様
に、第2コンピュータ2でも、操作装置23及び入出力
装置22により、テキスト及び画像等を入力して、これ
らをメモリ21に記憶することができる。
【0029】この様な構成の遠隔指示システムにおいて
は、第1コンピュータ1の表示装置15の画面に表示さ
れている立体図形8における位置を指示すると、第2コ
ンピュータ2の表示装置25の画面に表示されている立
体図形8において該位置が再現される。尚、後で述べる
様に、図形だけでなく、実物や模型における位置を指示
したり再現することも可能である。
【0030】次に、位置の指示と再現のための処理を図
4に示すフローチャートに従って説明する。
【0031】まず、第1コンピュータ1と第2コンピュ
ータ2は、それぞれの回線制御装置14、24により公
衆回線網7を通じて相互接続され、データ通信可能な状
態にされる。
【0032】この後、第1コンピュータ1では、立体図
形8を示す図形データをメモリ11から読み出して、立
体図形8を表示装置15の画面に表示する。同様に、第
2コンピュータ2でも、立体図形8を表示装置25の画
面に表示する(ステップS5)。このとき、第1及び第
2コンピュータ2で表示されたそれぞれの立体図形8に
おいて、基準となる原点やその向きが一致している。
【0033】第1コンピュータ1では、操作装置13を
操作することにより、立体図形8に含まれる任意の位置
を指示する。これに応答して演算処理装置16は、この
位置を示す座標を求め(ステップS6)、この座標が有
効であるか否か、つまり該座標が立体図形8の範囲に含
まれているか否かを判定する(ステップS7)。この指
示された座標が有効でなければ(ステップS7で「N
o」)、ステップS6に戻って、他の任意の位置が指示
されるのを待機する。また、この指示された座標が有効
であれば(ステップS7で「Yes」)、演算処理装置
16は、この座標を転送用データに変換する(ステップ
S8)。操作装置13及び入出力装置12により入力さ
れたテキスト及び画像等がある場合は、この座標だけで
はなく、テキスト及び画像等も転送用データに変換す
る。そして、演算処理装置16は、この転送用データを
回線制御装置14から公衆回線網7を通じて第2コンピ
ュータ2へと送信する(ステップS9)。
【0034】第2コンピュータ2では、転送用データを
回線制御装置24で受信して演算処理装置26に入力す
る(ステップS10)。演算処理装置26は、転送用デ
ータを座標に変換する(ステップS11)。この転送用
データにテキスト及び画像等が含まれていれば、演算処
理装置26は、テキスト及び画像等を抽出して、テキス
ト及び画像等を表示装置25の画面の一部に表示する。
そして、演算処理装置26は、この座標によって示され
る位置を表示可能であるか否かを判定し(ステップS1
2)、表示可能であれば(ステップS12で「Ye
s」)、この位置を表示装置25の画面の立体図形8上
に示す(ステップS13)。
【0035】また、表示可能でなければ(ステップS1
2で「No」)、ステップS14に移る。例えば、第2
コンピュータ2側で実物や模型を用いている場合は、第
1コンピュータ1側で立体図形の内部の位置を指示して
も、第2コンピュータ2側で実物や模型の内部の位置を
示すことはできない。そこで、演算処理装置26は、座
標によって示される位置に最も近く、表示可能な他の位
置を求め(ステップS14)、この他の位置を実物や模
型上に示す(ステップS15)。
【0036】この様に本実施形態では、第1及び第2コ
ンピュータ1、2のいずれにおいても、同一の立体図形
8を表示し、第1コンピュータ1側で立体図形8に含ま
れる任意の位置を指示し、第2コンピュータ2側で立体
図形8対して該位置を再現している。このため、会話や
文書に頼らずに、立体図形8に含まれる任意の位置を容
易かつ正確に伝えることができる。例えば、コンピュー
タの操作手順を第1コンピュータ1側から第2コンピュ
ータ2側に指示するときには、コンピュータのキーボー
ドの画像を表示画面に表示しておき、操作すべき各キー
の位置を第1コンピュータ1側で順次指示して第2コン
ピュータ側で逐一再現すれば、操作手順を容易かつ正確
に指示することができる。尚、表示装置25の画面上
で、位置を再現するには、その位置のみを格別な色で表
現したり、その位置にカーソル等を移動させれば良い。
【0037】また、立体図形8の図形データを第1及び
第2コンピュータ1、2に予め与えておき、座標のみを
両者間で送受するので、転送用データの量が少なくて済
み、位置の指示並びに再現を迅速に行なうことができ、
通信コストを低減することができる。
【0038】更に、図1のそれぞれの第2コンピュータ
2に立体図形8の図形データを与えておけば、第1コン
ピュータ1から各第2コンピュータ2のいずれに対して
も、立体図形8に含まれる任意の位置を指示することが
できる。
【0039】図5及び図6は、本発明の遠隔指示システ
ムの第2実施形態における第1コンピュータ1A及び第
2コンピュータ2Aをそれぞれ示している。尚、図5及
び図6において、図2及び図3と同様の作用を果たす部
位には同じ符号を付す。
【0040】第1コンピュータ1Aでは、複数の光学セ
ンサー31の検出領域に、実物、又は実物に相似の模型
である対称物32を配置している。光学式ポインタ33
は、その先端からレーザビームを出射するものであっ
て、操作者によってレーザビームの向きを変更される。
光学式ポインタ33のレーザービームを対象物32に入
射させたときに形成される光点が任意の位置となる。各
光学センサー31は、対象物32上の光点を検出する。
また、各光学センサー31の検出領域は、格子状に区切
られた所定の原点を有する座標空間であり、対称物32
の全体が含まれる様に、必要十分な個数の各光学センサ
ー31を設けている。
【0041】演算処理装置16は、各光学センサー31
の検出出力に基づいて、対象物32上の任意の位置に対
応する座標空間の座標を求める。この座標は、座標空間
の原点と該位置間の距離及び原点から該位置への方向を
示す。そして、演算処理装置16は、この座標に修正処
理を施してから、この座標を転送用データに変換する。
また、テキスト及び画像等があれば、これらも転送用デ
ータに変換する。更に、演算処理装置16は、この転送
用データを第2コンピュータ2Aに送信する。
【0042】第2コンピュータ2Aでは、対象物32の
立体図形34を示す図形データをメモリ21から読み出
して、立体図形34を表示装置25の画面に表示する。
また、複数の光学ポインタ35の指示領域に、実物、又
は実物に相似の模型である対称物36を配置している。
各光学ポインタ35は、それぞれのレール37により移
動自在に支持され、かつその方向を変更可能に支持され
ている。例えば、レール35に沿って走行する台車を設
け、この台車上で、光学ポインタ35を旋回及び起伏可
能に支持し、台車及び光学ポインタ35の旋回及び起伏
機構を遠隔操作する。また、複数の光学ポインタ35の
指示領域は、所定の原点を有する空間座標であり、対象
物36のいずれの位置にもレーザビームを入射し得る様
に、必要十分な個数の各光学ポインタ35及びを各レー
ル37設けている。光学ポインタ駆動装置38は、各光
学ポインタ35のいずれかを選択して、この光学ポイン
タ35をレール37に沿って移動して位置決めし、この
光学ポインタ35の向きを調節し、この光学ポインタ3
5を点灯して、そのレーザービームを対象物36に入射
させる。このときに形成される対象物36上の光点が任
意の位置となる。
【0043】第1コンピュータ1Aからの転送用データ
は、回線制御装置24で受信されて演算処理装置26に
入力される。演算処理装置26は、転送用データを座標
に変換する。この転送用データにテキスト及び画像等が
含まれていれば、演算処理装置26は、テキスト及び画
像等を抽出して、テキスト及び画像等を表示装置25の
画面の一部に表示する。そして、演算処理装置26は、
光学ポインタ駆動装置38を通じて、各光学ポインタ3
5のいずれかを選択し、この光学ポインタ35の位置及
び向きを制御し、この光学ポインタ35を点灯して、レ
ーザービームを空間座標の座標に向ける。このレーザー
ビームが対象物36に入射して形成される光点は、任意
の位置を示す。
【0044】この様に本実施形態では、第1及び第2コ
ンピュータ1A、2Aに対して、互いに相似するそれぞ
れの対象物32、36を与えておき、第1コンピュータ
1A側で対象物32上の任意の位置を指示し、第2コン
ピュータ2A側で対象物36上に該位置を再現してい
る。このため、会話や文書を頼らずに、実物又は模型上
の任意の位置を容易かつ正確に伝えることができる。
【0045】尚、各対象物32、36のうちの一方が実
物であって、他方が模型であり、各対象物32、36の
サイズが相互に異なる場合は、小さい方の対象物に、大
きい方の対象物に対する縮小率を付加しておく。そし
て、指示された座標を縮小率に応じて変換することによ
り、対象物に対して再現すべき座標を求める。
【0046】また、座標空間の原点に対する各対象物3
2、36の位置や向きが整合しない場合は、第1コンピ
ュータ1A側で対象物32の各頂点を指示して送信し、
第2コンピュータ2A側で対象物32の各頂点を受信
し、対象物32の各頂点と対象物36の各頂点を整合さ
せる座標変換式を求め、この座標変換式に基づいて、指
示された座標を座標変換して、対象物に対して再現すべ
き座標を求める。
【0047】図7及び図8は、第2実施形態の遠隔指示
システムの応用例を示している。ここでは、第1コンピ
ュータ1A側に、生産ラインの模型32aを配置し、ま
た第2コンピュータ2A側に、実物の生産ライン36a
を設けている。
【0048】第1コンピュータ1Aでは、光学式ポイン
タ33のレーザービームを模型32aの任意の位置に入
射させて光点を形成し、各光学センサー31によって模
型32a上の光点を検出し、各光学センサー31の検出
出力に基づいて、模型32a上の任意の位置を示す座標
を求める。また、第1コンピュータ1Aでは、実物の生
産ライン36aに対する模型32aの縮小率をメモリ1
1に予め記憶しており、演算処理装置16は、模型32
a上の任意の位置を示す座標を縮小率に応じて変換し、
実物の生産ライン36a上で再現すべき座標を求め、こ
の座標を第2コンピュータ2Aに送信する。
【0049】第2コンピュータ2Aでは、実物の生産ラ
イン36aの立体図形34aを表示装置25の画面に表
示しており、第1コンピュータ1Aから指示された座標
に、点灯した光学式ポインタ35のレーザービームを向
けて、このレーザービームの光点を実物の生産ライン3
6a上の該座標の位置に形成する。
【0050】図9は、座標の縮小処理を示すフローチャ
ートである。まず、第1コンピュータ1Aでは、操作装
置13を操作することにより、実物の生産ライン36a
に対する模型32aの縮小率を入力して、この縮小率を
メモリ11に予め記憶しておく(ステップS1)。
【0051】この後に、演算処理装置16は、模型32
a上の任意の位置が指示されると、この位置を示す座標
を求める。そして、この座標によって示される距離に、
つまり座標空間の原点と該位置間の距離に、縮小率の逆
数を掛けて、距離を拡大する(ステップS2)。更に、
原点から該座標によって示される方向へと、拡大された
距離だけ移動した新たな座標を実物の生産ライン36a
上の再現すべき位置を示すものとして求める。あるい
は、模型32a上の任意の位置を示す座標が座標空間の
原点からのx方向の距離、y方向の距離、及びz方向の
距離で表される場合は、各距離に縮小率の逆数を掛け
て、それぞれの距離を拡大し、原点からそれぞれの距離
だけ移動した新たな座標を実物の生産ライン36a上の
再現すべき位置を示すものとして求める。
【0052】この後に、テキスト及び画像等があれば
(ステップS3)、これらと共に、生産ライン36a上
の再現すべき位置を示す座標を転送用データに変換す
る。そして、この転送用データを第2コンピュータ2A
に送信する(ステップS4)。
【0053】尚、本発明は、上記各実施形態に限定され
るものではなく、多様に変形することができる。例え
ば、対象物は、図形、模型、実物だけでなく、写真で表
現しても構わない。また、対象物が動作しても良く、こ
の場合は、第1及び第2コンピュータのそれぞれの対象
物の動作を同期させる。更に、複数の第1コンピュータ
を設けたり、第1及び第2コンピュータの役目を可逆的
に入れ替えても構わない。また、対象物は、コンピュー
タのキーボードや生産ラインに限定されず、如何なる種
類のものであっても良く、平面的なもの及び立体的なも
ののいずれであっても構わない。更に、本発明は、遠隔
指示システムだけでなく、遠隔指示方法、及びその方法
を実現するためのプログラムを記憶した記憶媒体を含
む。記録媒体としては、マスクROM、フラッシュRO
Mといった半導体記憶素子、ICカード、ハードディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、MOディスク、
CDROM、DVDROM等を挙げることができ、プロ
グラムを記録することが可能であれば他の種類の記録媒
体であっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、互い
に相似するそれぞれの対象物を第1及び第2端末装置に
与えている。第1端末装置では、対象物に含まれる位置
を指示して送信する。第2端末装置では、位置を受信し
て対象物に対して再現する。このため、対象物の任意の
位置を遠隔地から容易かつ正確に指示することができ
る。また、第1端末装置から第2端末装置へと、対象物
に含まれる位置を送受するだけであって、対象物そのも
のの形状や大きさ等を送受しないので、送受されるデー
タ量が小さくて済む。また、複数の第2端末装置に対象
物を与えておけば、各第2端末装置のいずれも、対象物
に含まれる位置の指示を第1端末装置から受けることが
できる。
【0055】また、本発明によれば、第1端末装置から
第2端末装置への位置の送受は、回線網を通じて行われ
ている。例えば、公衆回線網を通じて、第1及び第2端
末装置間のデータの送受を行なえば、世界中の如何なる
地点の第2端末装置に対しても、対象物に含まれる位置
を指示することができる。
【0056】更に、本発明によれば、対象物が図形であ
って、位置が図形上の点を示している。図形は、平面図
形及び立体図形のいずれであっても良い。この場合は、
対象物における位置を座標で表現することが容易にな
る。また、立体図形の場合は、対象物を透視して、対象
物の内部の位置を指示したり再現することが可能であ
る。
【0057】また、本発明によれば、対象物が実物もし
くは模型であり、位置が実物もしくは模型上の点を示し
ている。例えば、第1端末装置に模型を与え、第2端末
装置に実物を与える。第1端末装置では、模型における
位置を指示して送信する。第2端末装置では、位置を受
信して実物上に再現する。これにより、立体の対象物に
含まれる位置を遠隔地から容易かつ正確に指定すること
ができる。また、実物の場合は、図形では表現すること
ができない対象物の状況変化が表現されるという利点が
ある。
【0058】更に、本発明によれば、対象物に含まれる
位置は、光学ポインタにより示される。これにより、実
物や模型における位置を容易に示すことができる。
【0059】また、本発明によれば、小さい方の対象物
に大きい方の対象物に対する縮小率が伴うので、この縮
小率を用いることにより、大きい方の対象物での距離を
小さい方の対象物での距離に変換することができる。あ
るいは、逆に小さい方の対象物での距離を大きい方の対
象物での距離に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔指示システムの第1実施形態を概
略的に示すブロック図である。
【図2】図1のシステムにおける第1コンピュータを示
すブロック図である。
【図3】図1のシステムにおける第2コンピュータを示
すブロック図である。
【図4】図1のシステムによる処理を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の遠隔指示システムの第2実施形態にお
ける第1コンピュータを示すブロック図である。
【図6】第2実施形態のシステムにおける第2コンピュ
ータを示すブロック図である。
【図7】図5の第1コンピュータの応用例を示すブロッ
ク図である。
【図8】図6の第2コンピュータの応用例を示すブロッ
ク図である。
【図9】図7の第1コンピュータによる処理の一部を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 第1コンピュータ 2 第2コンピュータ 7 公衆回線網 11、21 メモリ 12、22 入出力装置 13、23 操作装置 14、24 回線制御装置 15、25 表示装置 16、26 演算処理装置
フロントページの続き Fターム(参考) 5B087 AA09 AB09 AE03 BC03 5C064 AA02 AC12 AC13 AC15 AD06 AD16 5C087 AA09 AA10 AA24 AA25 BB12 BB13 BB32 BB65 BB72 DD42 EE05 FF02 FF17 FF19 FF20 GG02 GG18 5K048 DA01 DC07 EB15 FB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相似するそれぞれの対象物を与え
    られた第1及び第2端末装置を備え、 第1端末装置は、対象物に含まれる位置を指示する指示
    手段と、この位置を送信する送信手段とを備え、 第2端末装置は、前記位置を受信する受信手段と、この
    位置を対象物に対して再現する再現手段とを備えること
    を特徴とする遠隔指示システム。
  2. 【請求項2】 第1端末装置から第2端末装置への位置
    の送受は、回線網を通じて行われることを特徴とする請
    求項1に記載の遠隔指示システム。
  3. 【請求項3】 対象物が図形であって、位置が図形上の
    点を示すことを特徴とする請求項1に記載の遠隔指示シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 対象物が実物もしくは模型であり、位置
    が実物もしくは模型上の点を示すことを特徴とする請求
    項1に記載の遠隔指示システム。
  5. 【請求項5】 対象物に含まれる位置は、光学ポインタ
    により示されることを特徴とする請求項1に記載の遠隔
    指示システム。
  6. 【請求項6】 互いに相似するそれぞれの対象物のサイ
    ズが異なり、小さい方の対象物は、大きい方の対象物に
    対する縮小率を伴うことを特徴とする請求項1に記載の
    遠隔指示システム。
  7. 【請求項7】 互いに相似するそれぞれの対象物を第1
    及び第2端末装置に与えるステップと、 第1端末装置において対象物に含まれる位置を指示する
    ステップと、 第1端末装置から前記位置を送信するステップと、 第2端末装置で前記位置を受信するステップと、 第2端末装置において前記位置を対象物に対して再現す
    るステップとを含むことを特徴とする遠隔指示方法。
  8. 【請求項8】 互いに相似するそれぞれの対象物を第1
    及び第2端末装置に与えるステップと、 第1端末装置において対象物に含まれる位置を指示する
    ステップと、 第1端末装置から前記位置を送信するステップと、 第2端末装置で前記位置を受信するステップと、 第2端末装置において前記位置を対象物に対して再現す
    るステップとを含む遠隔指示方法を実現するプログラム
    を記憶した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8239753B2 (en) 2007-03-06 2012-08-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Information sharing support system providing corraborative annotation, information processing device, computer readable recording medium, and computer controlling method providing the same
US9727563B2 (en) 2007-03-06 2017-08-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Information sharing support system, information processing device, computer readable recording medium, and computer controlling method

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