JP2002311350A - 光ファイバ接続切替装置 - Google Patents

光ファイバ接続切替装置

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JP2002311350A
JP2002311350A JP2001115578A JP2001115578A JP2002311350A JP 2002311350 A JP2002311350 A JP 2002311350A JP 2001115578 A JP2001115578 A JP 2001115578A JP 2001115578 A JP2001115578 A JP 2001115578A JP 2002311350 A JP2002311350 A JP 2002311350A
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optical fiber
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fiber support
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基恭 宇都宮
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの輻輳を回避するとともに、小型
・高速・低コストでかつ簡易な制御システムを構築でき
る光ファイバ自動接続切替装置を提供する。 【解決手段】 入力側ファイバ支持体6の契合凹部17
と、上記出力側ファイバ支持体7の契合凸部18とが干
渉する部位には、各々のファイバ・コア中心(出射光端
面中心O1、及び入射光端面中心O2)を中心に持つ半
径r1の曲率部A、及び半径r2の曲率部Bを設定して
おく。これによって、上記入力側ファイバ支持体6と出
力側ファイバ支持体7とが、その軌道交差位置(ランデ
ブー・ポイント)で契合するとき、出力側ファイバ支持
体契合凸部18の曲率部Bが入力側ファイバ支持体契合
凹部17の曲率部Aと嵌合し、入力側光ファイバ端面と
出力側光ファイバ端面とが同心状に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光ファイバ切替装
置に関し、特に、複数の光ファイバ配線の光ファイバ結
合点での心線切替装置及び心線結合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報社会の発展に伴い、大容量の情報伝
達が可能な光通信システムの開発・整備が進められてい
る。光ファイバ通信は、幹線系への導入に始まり、現在
ではFTTH(Fiber To The Home)
実現にむけて配線系への採用も検討されている。このよ
うな光通信システムでは、光ファイバ配線の柔軟な切替
や、システム故障時における予備系への切替を行う光ス
イッチ(光ファイバ接続切替装置)が重要な役目を果た
している。
【0003】この光スイッチに要求される性能として
は、低損失、自己保持性、高消光比、低クロストーク、
波長・偏波の無依存性、低価格化、小型化、高信頼性、
等があり、これまでにも多様な光スイッチが提案されて
きている。
【0004】図4乃至図6に従来の光スイッチ(光ファ
イバ接続切替装置)の例を示す。
【0005】図4に示す第1の従来例による光ファイバ
接続切替装置102では、入力側光ファイバケーブル2
1から延びる複数の入力側光ファイバ802と、出力側
光ファイバケーブル22から延びる出力側光ファイバ9
02と、それぞれを接続するための光ファイバ接続ボー
ド23とから構成されている。このうち光ファイバ接続
ボード23には、光ファイバ線数に応じた複数の貫通孔
24が配列されており、これらの貫通孔には光ファイバ
接続用のアダプタ2501が固定されている。また、入
力側光ファイバ802の端部には図示しないコネクタプ
ラグが取り付けられており、前記光ファイバ接続ボート
23のアダプタ2501に挿入され固定されている。一
方、出力側光ファイバ902の端部にも同様にコネクタ
プラグ2601が取り付けられており、前記光ファイバ
接続ボード23の入力側光ファイバ接続面とは反対側か
ら前記アダプタ2501を介して保持されている。光配
線を切り替える場合には、出力側光ファイバ902のコ
ネクタプラグ2601を前記光ファイバ接続ボード23
のアダプタ2501から挿抜することにより所望の入力
側光ファイバ802との接続を行っている。このとき、
出力側光ファイバケーブル902の鉛直下方には光ファ
イバ配列ボード27が水平に設置されており、光ファイ
バ線数に応じた図示しない貫通孔をマトリクス状に配置
している。そして出力側光ファイバケーブル22から延
びる複数の出力側光ファイバ902を、前記光ファイバ
配列ボード27の貫通孔に通すことにより2次元整列さ
せている。
【0006】このような光ファイバ切替装置において
は、作業者が出力側ファイバ902のコネクタプラグ2
601を把持して光ファイバ接続ボード23のアダプタ
2501に挿抜することで接続操作を行うが、昨今のよ
うにスイッチ規模が増大してファイバ線数が多くなって
くると、コネクタプラグの選択が困難になったり、光フ
ァイバ配列ボードから垂下している出力側光ファイバ線
が接続・切替の際に互いに絡み合って作業性を著しく悪
化させている。
【0007】そこで、図5に示すように、光ファイバの
輻輳を回避したり余長を処理する機構を組み込んで、フ
ァイバ・コネクタプラグの挿抜をメカニカルな機構で自
動処理させる光ファイバ接続切替装置が考案されてい
る。図5(a)に示す第2の従来例(特許第28774
28号)における光ファイバ接続切替装置(メカニカル
・光スイッチ)103では、積層状に複数設けた第1の
支持部材28と、これら第1の支持部材28に交差する
方向に同じく積層状に設けられた第2の支持部材29の
各々に、入力側及び出力側光ファイバ(803及び90
3)の接続端子(3001及び3002)を互いに対向
しうるように摺動自在に設け、これらの接続端子300
1及び3002を、駆動機構3101及び3102を用
いて各々支持部材に沿って把持移動させること(図5
(a)中、X及びY方向へ駆動)により、入力側光ファ
イバ803の任意の接続端子3001をこれと対向する
出力側光ファイバ903の任意の接続端子3002に結
合させている。結合に際しては、図5(b)に示すよう
に、一方の接続部材(例えば出力側光ファイバ903の
接続端子3002)の先端部に嵌着されたアダプタ25
02に、他方の接続部材(例えば入力側光ファイバ80
3の接続端子3001)の先端に設けられたコネクタプ
ラグ2602を嵌挿する(図5(a)中、Z方向へ駆
動)ことにより、(アダプタ2502とコネクタプラグ
2602の嵌め合い精度を利用して)各々の接続部材を
同心円状に正確に位置決めしている。
【0008】また、図6に示す第3の従来例(特開平6
−51218号公報)における光ファイバ接続切替装置
(メカニカル・光スイッチ)104では、一方側(例え
ば出力側)に配置された光ファイバアレイ32を構成す
る各々の(出力側)光ファイバ904を、水平に複数並
列で形成されたV字形のガイド溝33の上に、先端面が
同一平面上に位置するように装着し、他方側(例えば入
力側)に駆動モータ34を用いて前記出力側光ファイバ
904の配列方向に移動自在なファイバ支持体35を複
数上下に配設して、このファイバ支持体35にそれぞれ
入力側光ファイバ804をその先端部分が前記出力側光
ファイバ904と平行をなすように装着している。ま
た、ファイバ支持体35上に設置された圧電セラミック
ス36の進行波により入力側光ファイバ804は、その
先端面が出力側光ファイバ904の先端面に対して接近
・離反自在に支持する構造となっている。
【0009】このように、光アクセス網やインテリジェ
ントビル内光配線の保守・運用の自動化及び運用コスト
の低減や、拡大する光ファイバ配線の輻輳の回避を目的
として、上述のように光ファイバの接続切替を自動で行
う様々なメカニカル・光スイッチが知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す第2の従来例におけるメカニカル・光スイッチで
は、駆動機構3101及び3102が接続端子3001
及び3002を把持して面内方向(図5中、X及びY方
向)に移動するだけではなく、アダプタ/コネクタプラ
グの挿抜方向(図5中、Z方向)にも運動する必要があ
るため、駆動機構が複雑になりスイッチの大型化・高コ
スト化を余儀なくされ、かつプラグ嵌挿動作の制御に時
間がかかるため接続切替時間が遅くなるといった問題が
あった。
【0011】また図6に示す第3の従来例におけるメカ
ニカル・光スイッチでは、入力側光ファイバ端部と出力
側光ファイバ端部からアダプタとコネクタプラグを排除
することで小型化し、プラグ嵌挿制御を省略することで
高速なスイッチング動作を実現しているが、この場合、
入力側光ファイバ804を保持したファイバ支持体35
の移動を駆動モータ34によるワイヤ1603の送り
(図6(b)参照)で実現し、入力側/出力側光ファイ
バ端部の接合には、ファイバ支持体35内に配置した圧
電セラミックス36を用いた微動送り(図6(c)参
照)で制御するいわゆる2段アクチュエータ構造の駆動
システムを採用している。そのため制御系が複雑になる
とともに、駆動系(特にファイバ支持体内部に実装する
微動アクチュエータ機構、及びファイバ送り量検出のた
めの光電センサ37)の製造コストが大きくなり、大規
模光スイッチ(例えば100×100以上)への採用が
難しいといった問題があった。
【0012】そこで、本発明は、光配線の保守・運用を
自動化するメカニカル・光スイッチにおいて、光ファイ
バの輻輳を回避するとともに、小型・高速・低コストで
かつ簡易な制御システムを構築できる光ファイバ自動接
続切替装置を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、互いに平行して複数設けられた入力側レ
ール部材と、上記入力側レール部材に交差する方向に互
いに平行して複数設けられた出力側レール部材と、上記
入力側及び出力側レール部材に沿ってそれぞれ移動自在
に設けられた入力側ファイバ支持体及び出力側ファイバ
支持体と、上記入力側ファイバ支持体及び出力側ファイ
バ支持体の各々に、互いに端面を対向させる方向に固定
された入力側光ファイバ及び出力側光ファイバと、上記
入力側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体を各々独
立して移動させる駆動手段とを備える光ファイバ接続切
替装置であって、上記入力側ファイバ支持体と出力側フ
ァイバ支持体の互いに対向する面には、相互に係合する
凹部と凸部を設けるようにしている。
【0014】すなわち、本発明においては、入力側光フ
ァイバと出力側光ファイバとを接続する場合、駆動手段
が作動して入力側及び出力側ファイバ支持体を各々入力
側及び出力側レール部材に沿って互いに直交する1軸方
向に摺動させ、互いの進路が交差する位置(ランデブー
・ポイント)において、入力側ファイバ支持体の出力側
ファイバ支持体に対向する面に設けられた凹部と、出力
側ファイバ支持体の入力側ファイバ支持体に対向する面
に設けられた凸部とが、互いに衝突・係合することで摺
動動作を停止させる。このとき、互いに係合して停止し
た入力側及び出力側ファイバ支持体に固定された入力側
及び出力側光ファイバのそれぞれの端面は同心状に位置
するように配置され、これにより互いに係合した入力側
ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体の、互いに対向
する面に固定された上記入力側光ファイバ端面と出力側
光ファイバ端面とが光接続される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。以下の説明では、ファイバ支
持体の駆動手段に図6で示した第3の従来例で採用され
ている駆動モータとワイヤ/プーリを利用した方式を採
用しているが、ファイバ支持体を移動させうる方法であ
れば特に限定されるものではない。
【0016】図1A、図1Bは、本実施形態のメカニカ
ル・光スイッチの全体の構成を示す斜視図である。
【0017】図2A、図2B、図2Cは、本実施形態の
入力側及び出力側ファイバ支持体の構造を示す斜視図及
び平面図である。
【0018】図3A、図3B、図3Cは、本実施形態を
用いた入力側及び出力側ファイバ支持体の係合による光
ファイバ接続の動作を説明した平面図及び側面図であ
る。
【0019】図1A、図1Bに示すように、本発明の光
ファイバ接続切替装置101は、複数本の入力側レール
2を並列に配置して構成される入力側レール部材3と、
上記入力側レール2とは直交する方向に複数本の出力側
レール4を並列に配置して構成される出力側レール部材
5、及び上記複数本の入力側レール2の間に挟まれてレ
ールに沿って摺動する入力側ファイバ支持体6と、同じ
く上記複数本の出力側レール4の間に挟まれ同様にレー
ルに沿って摺動する出力側ファイバ支持体7と、これら
入力側ファイバ支持体6及び出力側ファイバ支持体7の
各々に互いに接続端面を対向させる方向に固定された入
力側光ファイバ801及び出力側光ファイバ901と、
上記入力側ファイバ支持体6及び出力側ファイバ支持体
7を駆動させる駆動手段1001及び1002とから構
成されている。
【0020】図1Bに示すように、上記入力側レール部
材3は、図中X方向に延在する複数本の入力側レール2
を図中Y方向に並列に配置することで構成され、一方、
出力側レール部材5は図中Y方向に延在する複数本の出
力側レール4を図中X方向に並列に配置することで構成
されている。このとき各々のレールは互いに直交してい
るため、図中のXY平面を挟んで両者を嵌合したとき、
図1Aに示すように格子状のレールパネル11が形成さ
れることになる。
【0021】また、図1Bに示すように、入力側レール
2及び出力側レール4の各々の片側面には、レールV溝
1201(及び1202)が設けられており、後述する
入力側ファイバ支持体6及び出力側ファイバ支持体7の
それぞれの摺動面に形成されたV字形突起1301及び
1302(図2A参照)と係合することにより、入力側
ファイバ支持体6は図中X方向のみに摺動可能となり、
一方出力側ファイバ支持体7は図中Y方向のみに摺動可
能に設定される。
【0022】図2Aに示すように、上記入力側ファイバ
支持体6には、入力側光ファイバケーブル(例えば、局
内用光ファイバケーブル:図示せず)から引き出される
複数本の入力側光ファイバ801のうち1本が、その端
面(出射光端面19)を対向する出力側ファイバ支持体
7に向けて、概略垂直に挿入され固定されている。
【0023】一方、出力側ファイバ支持体7には、出力
側光ファイバケーブル(例えば、加入者用光ファイバケ
ーブル:図示せず)から引き出される複数本の出力側光
ファイバ901のうち1本が、その端面(入射光端面2
0)を対向する入力側ファイバ支持体6に向けて、概略
垂直に挿入され固定されている。
【0024】したがって、入力側ファイバ支持体6及び
出力側ファイバ支持体7は各々、入力側光ファイバ80
1の本数(例えば、N本)及び出力側光ファイバ901
の本数(例えば、M本)だけ用意されることになり、こ
れによりN×Mの光スイッチを構成している。
【0025】これら入力側ファイバ支持体6及び出力側
ファイバ支持体7をレールに沿って摺動させる駆動手段
1001及び1002は、小型・低コストで実現でき制
御性の良いものであればなんでもよいが、ここではDC
サーボモータ1401及び1402を利用している。す
なわち、DCサーボモータ1401及び1402の駆動
トルクをプーリ1501及び1502を介してワイヤ1
601及び1602に伝達し直線運動に変換すること
で、ワイヤ1601及び1602に結合した上記入力側
ファイバ支持体6及び出力側ファイバ支持体7を各々の
レールに沿って駆動させている。
【0026】このときプーリ1501及び1502とワ
イヤ1601及び1602は、各レール部材(入力側レ
ール部材3及び出力側レール部材5)に配置したファイ
バ支持体(入力側ファイバ支持体6及び出力側ファイバ
支持体7)の個数だけ用意して、クラッチ等の駆動力断
続機構(図示せず)と組み合わせることにより、各レー
ル部材につき1個のDCサーボモータで任意のファイバ
支持体をそれぞれ独立して駆動させている。
【0027】ところで、図2A、図2Bに示すように、
入力側光ファイバ801及び出力側光ファイバ901を
保持する上記入力側ファイバ支持体6及び出力側光ファ
イバ支持体7には、互いに対向する面にそれぞれ係合凹
部17及び係合凸部18が設定されている。入力側ファ
イバ支持体6に設定された係合凹部17は、入力側光フ
ァイバ801の出射光端面19を含む領域に形成されて
おり、他方出力側ファイバ支持体7に設定された係合凸
部18は、出力側光ファイバ901の入射光端面20を
含む領域に形成されている。
【0028】したがって、図3A、図3B、図3Cに示
すように、上述した駆動手段1001及び1002を用
いて、入力側レール部材3に組み込まれた入力側ファイ
バ支持体6、及び出力側レール部材5に組み込まれた出
力側ファイバ支持体7を各々駆動させるとき、直交する
摺動軌跡が交差する位置(ランデブー・ポイント)にお
いて、上記入力側ファイバ支持体6の係合凹部17と上
記出力側ファイバ支持体7の係合凸部18とが互いに係
合して移動を停止する。
【0029】このとき、図2Bに示すように、上記入力
側ファイバ支持体6の係合凹部17と、上記出力側ファ
イバ支持体7の係合凸部18とが干渉する部位には、各
々のファイバ・コア中心(出射光端面中心O1、及び入
射光端面中心O2)を中心に持つ半径r1の曲率部A、
及び半径r2の曲率部Bを設定しておく。これによっ
て、上記入力側ファイバ支持体6と出力側ファイバ支持
体7とが、その軌道交差位置(ランデブー・ポイント)
で係合するとき、出力側ファイバ支持体係合凸部18の
曲率部Bが入力側ファイバ支持体係合凹部17の曲率部
Aと嵌合し、その結果、入力側ファイバ支持体6に固定
された入力側光ファイバ端面(出射光端面19)と出力
側ファイバ支持体7に固定された出力側光ファイバ端面
(入射光端面20)とが同心状に位置決めされ、入力側
と出力側の光ファイバが光接続される。
【0030】この場合、図2Bに示すように、入力側フ
ァイバ支持体6及び出力側ファイバ支持体7の互いの対
向面に形成される係合凹部17及び係合凸部18のファ
イバ・コア中心(O1及びO2)からの相対寸法(X1
及びX2, Y1及びY2,r1及びr2)に対しては
ミクロンオーダの加工精度が要求されるが、この部位の
寸法精度さえあらかじめ確保しておけば、上記駆動手段
1001及び1002による粗動位置決め動作のみで高
精度のファイバ接続が可能になるため、上述した第3の
従来例のようにファイバ支持体内部に微動アクチュエー
タ機構を搭載する必要がない。
【0031】したがって、入力側ファイバ支持体6と出
力側ファイバ支持体7の軌道が交差する係合位置近傍ま
では、上述した駆動手段1001及び1002を構成す
るDCサーボモータ1401及び1402の高速回転に
より各々のファイバ支持体を高速で移動させ、両者が軌
道交差位置(ランデブー・ポイント)で係合するとき、
上記DCサーボモータ1401及び1402のトルク制
御によりワイヤテンション(図2C中:F1及びF2)
を調節してファイバ支持体係合部(係合凹部17の曲率
部Aと係合凸部18の曲率部Bとの干渉部)での押圧力
を変化させファイバ接続位置の微調整を行うようにして
もよい。
【0032】なお、このようなファイバ接続方法を採る
場合、いずれか一方のファイバ支持体が先にランデブー
・ポイントを通過してしまうと、ファイバ支持体凹部と
凸部との突き当てによる係合ができなくなるため、入力
側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体とは常に同じ
方向から衝突するように駆動制御する必要があるが、入
力側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体とが選択さ
れればランデブー・ポイントも一意に決定されるため、
そのような駆動制御を構築することは比較的容易であ
る。
【0033】以上説明した実施形態では、入力側ファイ
バ支持体の出力側ファイバ支持体対向面に係合凹部を、
出力側ファイバ支持体の入力側ファイバ支持体対向面に
係合凸部を形成していたが、構成を逆にしても同様の効
果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、入力側光
ファイバの端部を保持した入力側ファイバ支持体と、出
力側光ファイバの端部を保持した出力側ファイバ支持体
とが、互いに直交するレール上を各々のファイバ端面を
対向させながら摺動し、軌道が交差する位置で各々のフ
ァイバ支持体対向面に設けた凹部と凸部とを互いに係合
させて停止し、入力側光ファイバの出射光端面と出力側
光ファイバの入射光端面とを同心状に位置決めさせて光
接続を行っている。この場合、例えばDCサーボモータ
とワイヤ/プーリのような簡易な駆動機構により、入力
側及び出力側のファイバ支持体を各々係合位置まで高速
に移動させるだけでファイバ接続を行うことができるた
め、小型・高速で低コストな光スイッチを提供すること
ができるとともに、各々のファイバ支持体対向面に形成
する凹部及び凸部形状の寸法精度を管理するだけで、簡
易な粗動アクチュエータのみで高精度な光ファイバ接続
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の実施形態による光ファイバ接続切替
装置の構成を示す斜視図である。
【図1B】本発明の実施形態による光ファイバ接続切替
装置の構成を示す斜視図である。
【図2A】本発明の実施形態によるファイバ支持体構造
を示す斜視図及び平面図である。
【図2B】本発明の実施形態によるファイバ支持体構造
を示す斜視図及び平面図である。
【図2C】本発明の実施形態によるファイバ支持体構造
を示す斜視図及び平面図である。
【図3A】本発明の実施形態による光ファイバ接続方法
を示す平面図及び側面図である。
【図3B】本発明の実施形態による光ファイバ接続方法
を示す平面図及び側面図である。
【図3C】本発明の実施形態による光ファイバ接続方法
を示す平面図及び側面図である。
【図4】光ファイバ接続切替装置の第1の従来例を示す
斜視図である。
【図5】光ファイバ接続切替装置の第2の従来例を示す
斜視図である。
【図6】光ファイバ接続切替装置の第3の従来例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
101〜104……光ファイバ接続切替装置、2……入
力側レール、3……入力側レール部材、4……出力側レ
ール、5……出力側レール部材、6……入力側ファイバ
支持体、7……出力側ファイバ支持体、801〜804
……入力側光ファイバ、901〜904……出力側光フ
ァイバ、1001〜1002……駆動手段、11……レ
ールパネル、1201〜1202……レールV溝、13
01〜1302……V字形突起、1401〜1402…
…DCサーボモータ、1501〜1503……プーリ、
1601〜1602……ワイヤ、17……係合凹部、1
8……係合凸部、19……出射光端面、20……入射光
端面、21……入力側光ファイバケーブル、22……出
力側光ファイバケーブル、23……光ファイバ接続ボー
ド、24……貫通孔、2501〜2502……アダプ
タ、2601〜2602……コネクタプラグ、27……
光ファイバ配列ボード、28……第1の支持部材、29
……第2の支持部材、3001〜3002……接続端
子、3101〜3103……駆動機構、32……光ファ
イバアレイ、33……ガイド溝、34……駆動モータ、
35……ファイバ支持体、36……圧電セラミックス、
37……光電センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H041 AA16 AB19 AC01 AZ01 AZ05 AZ08 5K002 AA07 BA06 BA33 FA01 5K073 AA01 AA07 CC12 CC36 GG07 GG11 JJ01 JJ17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行して複数設けられた入力側レ
    ール部材と、 前記入力側レール部材に交差する方向に互いに平行して
    複数設けられた出力側レール部材と、 前記入力側及び出力側レール部材に沿ってそれぞれ移動
    自在に設けられた入力側ファイバ支持体及び出力側ファ
    イバ支持体と、 前記入力側ファイバ支持体及び出力側ファイバ支持体の
    各々に、互いに端面を対向させる方向に固定された入力
    側光ファイバ及び出力側光ファイバと、 前記入力側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体を各
    々独立して移動させる駆動手段とを備え、 前記入力側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体の互
    いに対向する面には、相互に係合する凹部と凸部を設け
    ることを特徴とする光ファイバ接続切替装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバ接続切替装置
    において、 前記入力側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体との
    互いに対向する面に設けられた凹部と凸部が係合したと
    き、前記入力側ファイバ支持体に固定された入力側光フ
    ァイバの射出光端面と、前記出力側ファイバ支持体に固
    定された出力側光ファイバの入射光端面とが同心状に配
    置されることを特徴とする光ファイバ接続切替装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ファイバ接続切
    替装置において、 前記入力側ファイバ支持体の前記出力側ファイバ支持体
    に対向する面には、前記入力側光ファイバの射出光端面
    を含む領域に凹部を設け、 前記出力側ファイバ支持体の前記入力側ファイバ支持体
    に対向する面には、前記出力側光ファイバの入射光端面
    を含む領域に凸部を設けていることを特徴とする光ファ
    イバ接続切替装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載さ
    れた光ファイバ接続切替装置において、 前記入力側ファイバ支持体の凹部と、前記出力側ファイ
    バ支持体の凸部の、互いに係合する部位に曲率が設定さ
    れていることを特徴とする光ファイバ接続切替装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の光ファイバ接続切
    替装置において、 前記入力側ファイバ支持体の前記出力側ファイバ支持体
    に対向する面には、前記入力側光ファイバの射出光端面
    を含む領域に凸部を設け、 前記出力側ファイバ支持体の前記入力側ファイバ支持体
    に対向する面には、前記出力側光ファイバの入射光端面
    を含む領域に凹部を設けることを特徴とする光ファイバ
    接続切替装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、5のいずれか一つに記載
    された光ファイバ接続切替装置において、 前記入力側ファイバ支持体の凸部と、前記出力側ファイ
    バ支持体の凹部の、互いに係合する部位に曲率が設定さ
    れていることを特徴とする光ファイバ接続切替装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一つに記載さ
    れた光ファイバ接続切替装置を使用する光ファイバ接続
    方法であって、 前記駆動手段の駆動力を変更することにより、前記入力
    側ファイバ支持体と出力側ファイバ支持体との凹凸部に
    よる係合箇所に作用する押圧力を調整し、 前記入力側光ファイバの射出光端面と、前記出力側光フ
    ァイバの入射光端面との同心状位置あわせを行うことを
    特徴とする前記光ファイバ接続切替装置における光ファ
    イバ接続方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018502537A (ja) * 2014-12-14 2018-01-25 テレセント・インコーポレーテッド 高信頼性ロボット・クロスコネクト・システム

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