JP2002304512A

JP2002304512A - 販売会員管理システム

Info

Publication number: JP2002304512A
Application number: JP2001108989A
Authority: JP
Inventors: Shinji Makino; 野進自牧
Original assignee: IBE KK
Current assignee: IBE KK
Priority date: 2001-04-06
Filing date: 2001-04-06
Publication date: 2002-10-18

Abstract

(57)【要約】【課題】商品を販売する会員、販売する商品、販売に
対する配当、販売組織の構成等の情報をオープンな形で
提供し、管理する機能を備える販売会員管理システムを
提供する。【解決手段】商品を販売する会員が新たな販売会員を
紹介することによって販売を展開する販売会員の登録及
び販売会員の昇格に伴う組織の管理を行うコンピュータ
システムであって、紹介者による販売会員と、販売会員
の紹介及び商品の販売に伴い昇格する販売会員の昇格ラ
ンクとを登録する販売会員データベース５と、販売会員
が販売する商品の売上を含む販売履歴を記録する商品販
売データベース６とを有し、商品の販売の達成及び／又
は新たな販売会員の紹介により昇格する会員昇格手段３
と、会員昇格手段によって得られた昇格に応じた会員の
支給ボーナスを計算するボーナス計算手段４とを有する
管理本部１を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品を販売する会
員が新たな販売会員を紹介することによって販売を展開
する販売会員の登録及び販売会員の昇格に伴う組織の管
理を行う販売会員管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ネットワーク・ビジネス又はＭＬ
Ｍ（マルチレベル・マーケティング・プラン）と呼ばれ
る連鎖販売取引においては、商品を流通させるために組
織を作っていくという明確な目的があり、一般のメーカ
ーが問屋組織をつくるのと同様に、商品の販売組織を作
り、そこで売れた商品のマージンを分配する。一般流通
では、一番上にメーカーがあり、その下に問屋が並び、
最終的に小売店がきて、末端に消費者が存在するピラミ
ッド形になっている。ピラミッド形という点ではネット
ワーク・ビジネスも同じである。

【０００３】一般流通とネットワーク・ビジネスの違い
は、一般流通の場合はせいぜい５〜６段階を経て消費者
のもとに達するのに対し、ネットワーク・ビジネスの場
合は人（代理店又は特約店）が問屋になり、その下に代
理店ができるという構造上、超多段階になると、いわゆ
る卸差益という概念では配当しきれなくなり、さらに系
列の上の者が下の系列店の面倒をみる必要があり、その
ためのボーナスの設定も必要になる。また、「訪問販売
等に関する法律」で規制されている連鎖販売取引に関す
る条項を遵守する必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、商品を販
売する会員が新たな販売会員を紹介することによって販
売を展開するネットワーク・ビジネスにおいては、会員
間の階層構造の管理や、会員に対する配当の計算、又は
ボーナスの設定、クーリングオフなどを含む商品の管理
など、多大な労力と時間及び注意力を必要とするという
問題があった。

【０００５】以上のような問題を解決するために本発明
では、コンピュータシステムを用いて、商品を販売する
会員、販売する商品、販売に対する配当、販売組織の構
成等の情報をオープンな形で提供し、管理する機能を備
える販売会員管理システムを提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、商品を販売する会員が新
たな販売会員を紹介することによって販売を展開する販
売会員の登録及び販売会員の昇格に伴う組織の管理を行
うコンピュータシステムであって、紹介者による販売会
員と、販売会員の紹介及び商品の販売に伴い昇格する販
売会員の昇格ランクとを登録する販売会員データベース
と、前記販売会員が販売する商品の売上を含む販売履歴
を記録する商品販売データベースとを有し、商品の販売
の達成及び／又は新たな販売会員の紹介により昇格する
会員昇格手段と、前記会員昇格手段によって昇格した販
売会員の昇格に応じた支給ボーナスを計算するボーナス
計算手段とを有する管理本部を備えていることを特徴と
する。

【０００７】請求項２に記載の発明は、前記管理本部
が、前記販売会員の端末装置と通信回線ネットワークを
介して接続して情報を提供するＷｅｂサーバーと、前記
データベースを検索することによって、販売商品の売上
確認、販売会員の組織表、及びボーナス明細表を得る販
売情報確認手段と、前記管理本部に接続し、情報の提供
を希望する前記販売会員の端末装置に該当する情報を掲
載したＷｅｂページを送信する販売情報送信手段とを有
していることを特徴とする。

【０００８】請求項３に記載の発明は、前記会員昇格手
段により昇格する販売会員が、所定の売上実績を達成し
て昇格することによって階層構造が形成され、昇格ラン
クとしてトップレベルである第１レベル会員と、第１レ
ベル会員の下に予め定められた任意の数の第ｎレベル会
員との各レベル会員と、前記各レベルにおいて同格であ
る同一レベル会員とで構成され、前記各レベルにおいて
同格である同一レベル会員が、各レベル会員に並び、昇
格順序に従って第１次同格レベル会員と、予め定められ
た任意の数の第ｎ次同格レベル会員との各同格レベル会
員とで構成されていることを特徴とする。

【０００９】請求項４に記載の発明は、前記ボーナス計
算手段によって計算され所定の期間内に前記販売会員の
各レベル会員に支給されるボーナスが、全ての販売会員
に対するボーナス支給総額の中から昇格ランクに応じた
各レベル会員夫々に対して割当てられた予め定められた
比率に従って分配され、当該レベル会員に支給されるボ
ーナスが下位レベル会員との差分であることを特徴とす
る。

【００１０】請求項５に記載の発明は、前記ボーナス計
算手段によって計算され所定の期間内に前記販売会員の
各同格レベル会員に支給されるボーナスが、全ての販売
会員に対するボーナス支給総額の中から昇格ランクに応
じた各同格レベル会員夫々に対して割当てられた予め定
められた比率に従って分配され、当該同一レベル会員に
支給されるボーナスが昇格順序に従った次の同格レベル
会員との差分であることを特徴とする。

【００１１】請求項６に記載の発明は、前記ボーナス計
算手段によって計算され所定の期間内に前記販売会員の
各同格レベル会員に支給されるボーナスが、全ての販売
会員に対するボーナス支給総額の中から昇格ランクに応
じた各同格レベル会員夫々に対して割当てられた予め定
められた比率に従って分配され、当該同一レベル会員に
支給されるボーナスが昇格順序に従った次の同格レベル
会員との差分であり、前記ボーナス支給総額と直上のレ
ベル会員に支給されるボーナスとから分配されることを
特徴とする。

【００１２】請求項７に記載の発明は、前記ボーナス計
算手段によって計算され所定の期間内に前記販売会員の
各同格レベル会員に支給されるボーナスが、全ての販売
会員に対するボーナス支給総額の中から昇格ランクに応
じた各同格レベル会員夫々に対して割当てられた予め定
められた比率に従って分配され、該当する同格レベル会
員が予め定められた任意の数の第ｎ次同格レベル会員に
満たない場合に当該同一レベル会員に支給されるボーナ
スが昇格順序に従った次の同格レベル会員から第ｎ次同
格レベル会員までの差分の総和であることを特徴とす
る。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、本発明に係る販売会員管理
システムの、実施の形態の具体例を、図面を参照しなが
ら説明する。図１は本実施の形態における販売会員管理
システムの構成を示す概略図である。１は管理本部で、
コンピュータシステムにより会員組織のＭＬＭシステム
を管理運営する。２は会員登録手段であり、入会事務で
受け付けた新規の紹介会員をデータベースに登録する。
３は会員昇格手段であって、本実施の形態では、トップ
レベル（第１レベル会員）の理事を筆頭に各会員を参事
（第２レベル会員）、参与（第３レベル会員）、代理店
（第４レベル会員）及び、加入当初の特約店（第５レベ
ル会員）のランキングの認定、更新などを行う。

【００１４】４はボーナス計算手段で、会員昇格手段３
により確定したランキングに基づいてメインボーナス、
ＯＲ（オーバーライド−同列同格）ボーナスなどを計算
する。５は販売会員データベースで、登録会員とランキ
ングを登録保持している。６は商品販売データベース
で、会員の販売する商品の売上と、販売履歴を記録保持
する。７はＷｅｂサーバーであり、インターネット上に
サイトを開設し会員に対して情報サービスを行う。８は
Ｗｅｂサーバー７を介して会員の端末から要求された売
上確認、組織表などの情報をデータベース上で検索する
販売情報確認手段。９はその情報を掲載したＷｅｂペー
ジを端末へ送信する販売情報送信手段である。

【００１５】１０はインターネット等の通信ネットワー
クである。１１〜１３は会員用の端末で、モデムを介し
て電話回線などによりインターネット１０に接続するＰ
Ｃ（パーソナルコンピュータ）やインターネットテレビ
などの端末である。インターネットテレビはチャンネル
切替え用リモコンと同じようなリモコンを使って、イン
ターネット接続、メール送信、Ｗｅｂページ受信などの
ボタンを操作するだけでテレビ画面にＷｅｂページを受
信表示できる。インターネットテレビを用いた場合は、
複雑な立ち上げ操作の必要もなく簡単に誰でもインター
ネット接続が可能である。

【００１６】図２は図１に示す販売会員管理システムの
メインフローで、図３は図２に示す会員昇格手続きのサ
ブルーチン、図４は図２に示すボーナス計算のサブルー
チンである。図２のメインフローを参照して動作につい
て説明する。先ず、ＭＬＭ特有の取引システムである口
コミ等を介した会員の紹介により、新規に入会を希望し
て当システムに登録する場合の会員登録手続きは、氏
名、年齢、住所、電話番号、商品内容などの必要事項を
記入した所定の登録申込書に登録代金等の所用経費の振
り込み証を添えて図１に示した管理本部１へ郵送し、管
理本部１から登録完了通知と商品を発送し、会員登録手
段２により新規特約店（最初の会員ランク）として販売
会員データベース５に登録されて、会員登録が完了する
（Ｓ１００）。

【００１７】登録完了して新規特約店となった会員が口
コミなどにより、ＭＬＭによる営業を開始する場合に
は、訪問販売法によって義務付けられている所定の、
「概要書面」、「契約書面」などを交付して十分な商品
説明とクーリングオフ（２０日間）の説明も行って会員
を勧誘する。このようにＭＬＭは、正規の商品が介在し
ないマネーゲームである「ネズミ購」とは根本的に異な
り、手続きも、営業形態も法的、社会的に認知されてい
るものである。こうして勧誘（当システムでは紹介又は
育成と称す）された新規会員は、前述のように入会手続
きとして図５の入会手順図に示すように、登録申請書
（登録申込書）に、指定商品（例えば、商品名アクアパ
イと呼ぶ浄水器）購入費と登録料の振り込み証を添えて
本部１へ郵送し、本部１からは登録完了通知と商品を送
付し、新規特約店として販売会員データベース５に登録
して、新規会員紹介が連鎖的に拡大していく（Ｓ１０
１）。

【００１８】本実施の形態では会員を、Ａ、特約店、
Ｂ、代理店、Ｃ、参与、Ｄ、参事、Ｅ、理事、の５ラン
クに分けて営業成績に応じて昇格するように、ランキン
グを管理・運営している。新規会員は先ず、特約店から
スタートするが、特約店のボーナスはメインボーナスの
みで、図６のボーナス説明図に示すように、例えば、先
の浄水器アクアパイ等の、１４５，０００円の商品の場
合は、７０，０００円をボーナス支給総額とすると、直
接紹介者である１世代目は支給ボーナス全体の約４０％
で２８０００円、２世代目はその半分の率で１４０００
円となっている。この例では特約店ボーナスは図７の世
代展開図にも示すように、各世代に応じて配分され２世
代では半分になり、３世代では０としており、総額が７
０，０００円となっている。

【００１９】次に、管理本部１では会員昇格手段３によ
って会員ランク（本実施の形態の特約店〜理事までの５
段階ランク）の昇格認定手続きを行う（Ｓ１０２）。こ
こでフローはＳ１０２のサブルーチンである図３の昇格
手続き処理へジャンプする。図３の処理では、先ず、図
１に示した販売会員データベース５、商品販売データベ
ース６を参照して、ある会員（仮に会員Ａとする）の昇
格認定は、特約店から次の代理店への昇格認定か？を判
断する（Ｓ２００）。特約店から代理店への昇格認定の
場合は、図８の昇格手順図に示すように、昇格条件は、
直接紹介者（直接勧誘）２名以上、合計６名（２世代ま
で含めて）であり、この条件を含めて売上実績をクリア
しているか？を判断する（Ｓ２０１）。昇格条件をクリ
アしていれば昇格手続きを行い、販売会員データベース
５を更新して、会員Ａさんを代理店ランクで登録する
（２０８）。この昇格手続きは昇格条件達成の翌日に実
施される。又、昇格条件を達成していなければ、そのま
ま終了してデータベースの更新は行わない。

【００２０】Ｓ２００の判断でＮＯ、つまり代理店への
昇格認定では無い場合は、参与への昇格認定か？を判断
する（Ｓ２０２）。会員Ａの認定が代理店から参与への
昇格認定の場合は、図１１の昇格手順図に示すように、
１次代理店３名以上（合計２１名以上）の育成（紹介）
を含めた売上実績が昇格条件となるので、この条件に照
らしてクリアしているか？を判断する（Ｓ２０３）。満
たしていれば、図１に示した販売会員データベース５を
更新して会員Ａさんを参与として登録する（Ｓ２０
８）。昇格条件に達していなければ、そのまま終了す
る。参与の昇格日は、例えば、１日、１６日とする。

【００２１】また、Ｓ２０２の判断でＮＯの場合には、
更に、参事への昇格認定か？を判断する（Ｓ２０４）。
会員Ａの認定が参事への昇格認定の場合は、図１４の昇
格手順図に示すように、昇格条件は、１次参与を３名以
上育成と、参与育成後、月内に累計１００セット販売を
達成か、又は２ケ月ロールで１３０セット達成、とな
る。この条件をクリアしているか？を判断する（Ｓ２０
５）。クリアしていれば図１に示した販売会員データベ
ース５を更新してＡ会員を参事として登録する（Ｓ２０
８）。又、参事の昇格日は達成月の翌月１日等とする。

【００２２】また、Ｓ２０４の判断でＮＯの場合は、更
に、理事への昇格認定か？を判断する（Ｓ２０６）。理
事昇格の認定だった場合は、図１６の昇格手順図に示す
ように昇格条件は、１次参与の４名以上の育成と、３次
参与まで含めての育成累計６名以上、育成後に月内１０
０セット以上、２ケ月ロールで２５０セット以上達成と
なる。この条件をクリアしているか？を判断する（Ｓ２
０７）。クリアしている場合は、図１に示した販売会員
データベース５を更新してＡ会員を理事に登録する（Ｓ
２０８）。条件に達していなければ終了する。

【００２３】以上で昇格手続きが終了し、再びメインフ
ローに戻る。次に各会員のボーナス計算を行う（Ｓ１０
３）。ボーナス計算は、図４のボーナス計算サブルーチ
ンへジャンプして、先ず、図１に示した販売会員データ
ベース５から会員ランキングを、商品販売データベース
６からは商品販売実績データを参照して、例えば、会員
Ａはランクが特約店か？を判断する（Ｓ３００）。特約
店の場合は、１世代に支給ボーナス全体の４０％、２世
代には１世代の半分、３世代は０というような配分で、
例えば、図６、図７に示すように、商品が先例の浄水器
の場合、１世代２８，０００円、２世代１４，０００
円、３世代以降０のレートでメインボーナスを計算する
（Ｓ３０１）。算出したボーナスは支払いデータとし
て、又、販売情報として商品販売データベース６に保存
する（Ｓ３１０）。

【００２４】また、Ｓ３００の判断においてＮＯ、つま
り会員Ａが特約店以外の場合は、代理店か？を判断する
（Ｓ３０２）。代理店の場合は、１世代は支給ボーナス
全体の５０％、２世代は１世代の半分、３世代以降２世
代の半分とし、支給ボーナス全体が１００％になるよう
に配分する。例えば、商品が先例の浄水器の場合は、図
８、図９（ａ）、図１０に示すように、メインボーナス
を計算する。メインボーナスは特約店と比較して合計５
５，０００円にアツプし、支払対象も３世代以降に拡大
される。

【００２５】更に、代理店以上にはメインボーナスの他
に図９（ｂ）、図１０、図１８に示すような同列同格者
ボーナス（ＯＲボーナス）が支払われる。ＯＲボーナス
は同格者育成に対する功労の意味を持ち、代理店に支払
われるＯＲボーナスは、２次代理店が１次代理店の６０
％に設定され、例えば、商品が先の浄水器の例では、１
次代理店が３５００円、２次代理店に２１００円等が支
払われる。このように代理店の場合は、２次代理店まで
の支払いとなる。又、その金額の５０％は直上参与以上
から支払われ、差額金の５０％がボーナス総支給額から
分配される。

【００２６】また、参与、参事、理事のＯＲボーナス
は、ボーナス総支給額の中から配分されて支払われる。
図１２（ｂ）、図１３、図１９に示すように、５次（５
世代）まで計算するが、２次参与は１次の６０％、３次
参与は２次の３３％、４次、５次参与は３次の５０％等
とし、例えば、商品が先例の、浄水器の場合の計算は図
１９の額となる。そして支払いは順次５次まで育成され
るまで繰り上げて支払われる。（これは、５次参与まで
育成した場合は１次〜５次までの合計が１４０００円と
なり、１次参与だけ１人の場合も同額１４０００円が支
払われるということを意味し、参与以上の場合は下部に
対する支払いがあるため考慮されている。この点が代理
店と異なる）。また、参与以上のＯＲボーナスは傘下に
同格以上がいても支払われるが、最低自らの代理店組織
において当月実績２セット以上が必要である。

【００２７】以上のように本システムではメインボーナ
スとＯＲボーナスと縦・横の支払が期待できる。こうし
て代理店のメインボーナスとＯＲボーナスを計算して
（Ｓ３０３）、図１に示した商品販売データベース６に
保存する（Ｓ３１０）。

【００２８】なお、Ｓ３０２の判断で代理店では無い場
合は、続いて、参与か？を判断する（Ｓ３０４）。参与
の場合は、例えば、扱い商品が先例の浄水器の場合は、
図１２、図１３、図１９に示すようなメインボーナスと
ＯＲボーナスを計算して（Ｓ３０５）、図１に示した商
品販売データベース６に保存する（Ｓ３１０）。

【００２９】また、Ｓ３０４の判断で参与でも無い場合
には、参事か？を判断する（Ｓ３０６）。参事の場合は
図１５に示すように、参与と同じメインボーナス、ＯＲ
ボーナスの他に参事手当が支払われるので、ボーナスに
手当てを加算して参事ボーナスを計算する（Ｓ３０
７）。計算額を図１に示した商品販売データベース６に
保存する（Ｓ３１０）。

【００３０】また、Ｓ３０６の判断で参事でも無い場合
には、理事か？を判断する（Ｓ３０８）。理事の場合は
図１７に示すように、参与・参事と同じボーナス額に一
番高い理事手当てを加算して全ボーナスを計算して（Ｓ
３０９）、図１に示した商品販売データベース６に保存
する（Ｓ３１０）。Ｓ３０８の判断でＮＯの場合はその
まま終了する。計算されたボーナスは所定の支払日に支
払われる。

【００３１】再び、図２のメインフローに戻り、会員は
図１に示したインターネット等の通信ネットワーク１０
を介して端末１１〜１３（インターネットテレビ、パソ
コン、携帯端末等）から管理本部１に接続して情報を検
索できる（Ｓ１０４）。Ｗｅｂサーバー７及び販売情報
確認手段８により、販売会員データベース５や商品販売
データベース６の情報を読出しＷｅｂページに表示し、
販売情報送信手段９により送信してＰＣやテレビ画面上
へ表示し、売上確認、組織表、ボーナス明細表、セミナ
ー日程、各種案内などの情報を確認できる（Ｓ１０
５）。

【００３２】このように、本実施の形態によれば、ＭＬ
Ｍは現在アメリカで最も人気の高い販売システムと言わ
れているが、過去の事例としてコンビニ等の形で定着し
ているフランチャイズ制のように、アメリカの流行後し
ばらくして日本で流行する例は多いので、ＭＬＭも過渡
期を経て日本でも将来定着していく販売システムである
ことは間違いない。

【００３３】そのアメリカで全米人気一位と言われてい
るＭＬＭ方式に、バイナリープランがある。バイナリー
プランは第１世代を２人（バイナリー）に制限すること
で、従来のシステムでは、グループ中の能力のある人の
回りには円形に多数の第１世代が形成されてボーナスが
集中し、能力の無い人にはボーナスが殆ど配分されない
弊害を抑えてグループ内の能力差を解消し能力の低いメ
ンバーにもチャンスを与え、メンバー全員に利益配分が
可能なように配慮したシステムである。このバイナリー
プランをベースとして第１世代を３人（スリーサム）と
して、バイナリーよりは多少能力に応じたボーナスが得
られるように第１世代を２人から３人に増やしたスリー
サム方式といったバリエーション方式も登場している。

【００３４】これらの従来のＭＬＭ方式に対して本実施
の形態の方式は、第１世代数を会員ランクに応じ、初期
の代理店の段階までは機会均等型のバイナリープランを
採用し、余裕ができて実力を試せる参与以上の段階では
スリーサム、フォアーサム等と可変システムとしたの
で、会員が業務をスタートする時点ではボーナス額は低
いがボーナス配当チャンスを多くして無収入の会員を無
くし、後半は思う存分稼げるというＭＬＭの醍醐味を十
分満喫できる好適なＭＬＭシステムを構成できる利点が
ある。また、どちらかと言えば従来の方式が低価格の化
粧品などの商品向けであるのに対して、本システムは１
０万円以上の高額商品に対しても好適に対応できる機能
を有し、更に、メインボーナスだけでなくＯＲボーナス
も設定したので、同列同格者の育成が育成者に収入減を
もたらすことが無くなり、むしろ育成がボーナス配当と
して還元されるという利点も発生している。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、商品を販売する会員が新たな販売会員を
紹介することによって販売を展開する販売会員の登録及
び販売会員の昇格に伴う組織の管理を行うコンピュータ
システムであって、紹介者による販売会員と、販売会員
の紹介及び商品の販売に伴い昇格する販売会員の昇格ラ
ンクとを登録する販売会員データベースと、販売会員が
販売する商品の売上を含む販売履歴を記録する商品販売
データベースとを有し、商品の販売の達成及び／又は新
たな販売会員の紹介により昇格する会員昇格手段と、会
員昇格手段によって得られた昇格に応じた会員の支給ボ
ーナスを計算するボーナス計算手段とを有する管理本部
を備えているので、コンピュータシステムを用いて、商
品を販売する会員、販売する商品、販売に対する配当、
販売組織の構成等の情報をオープンな形で提供し、管理
する機能を備えるＭＬＭ方式の販売会員管理システムを
構成できるという効果がある。

【００３６】請求項２に記載の発明によれば、管理本部
は、販売会員の端末装置と通信回線ネットワークを介し
て接続して情報を提供するＷｅｂサーバーと、データベ
ースを検索することによって、販売商品の売上確認、販
売会員の組織表、及びボーナス明細表を得る販売情報確
認手段と、管理本部に接続し、情報の提供を希望する販
売会員の端末装置に該当する情報を掲載したＷｅｂペー
ジを送信する販売情報送信手段とを有しているので、イ
ンターネットテレビ等の会員端末に必要な販売情報を掲
載したＷｅｂページを、インターネットを介して送信し
て表示させることができる。

【００３７】請求項３に記載の発明によれば、会員昇格
手段により昇格する販売会員は、所定の売上実績を達成
して昇格することによって階層構造が形成され、昇格ラ
ンクとしてトップレベルである第１レベル会員と、第１
レベル会員の下に予め定められた任意の数の第ｎレベル
会員との各レベル会員と、各レベルにおいて同格である
同一レベル会員とで構成され、各レベルにおいて同格で
ある同一レベル会員は、各レベル会員に並び、昇格順序
に従って第１次同格レベル会員と、予め定められた任意
の数の第ｎ次同格レベル会員との各同格レベル会員とで
構成されているので、会員を成績に応じて昇格させ、ラ
ンクが上がるほどボーナス配当が増えるようにすること
ができる。

【００３８】請求項４に記載の発明によれば、ボーナス
計算手段によって計算され所定の期間内に販売会員の各
レベル会員に支給されるボーナスは、全ての販売会員に
対するボーナス支給総額の中から昇格ランクに応じた各
レベル会員夫々に対して割当てられた予め定められた比
率に従って分配され、当該レベル会員に支給されるボー
ナスは下位レベル会員との差分であるので、スタート時
はボーナス獲得チャンスを多くして、成績が上がってく
ると成績に応じてボーナス獲得額を増やせるボーナス配
当システムを構成できる。

【００３９】請求項５に記載の発明によれば、ボーナス
計算手段によって計算され所定の期間内に販売会員の各
同格レベル会員に支給されるボーナスは、全ての販売会
員に対するボーナス支給総額の中から昇格ランクに応じ
た各同格レベル会員夫々に対して割当てられた予め定め
られた比率に従って分配され、当該同一レベル会員に支
給されるボーナスは昇格順序に従った次の同格レベル会
員との差分であるので、会員は同格同列者を育成して
も、それによって育成者のボーナスが極端に減額するこ
とはなく、むしろ同格者の育成がボーナス配当として還
元されることが可能になる。また、請求項６に記載の発
明によれば、当該同一レベル会員に支給されるボーナス
は、前記ボーナス支給総額と直上のレベル会員に支給さ
れるボーナスとから分配されるので、直下の会員が同列
同格に昇格してもボーナス支給がなくなるというような
ことが避けられる。また、請求項７に記載の発明によれ
ば、該当する同格レベル会員が予め定められた任意の数
の第ｎ次同格レベル会員に満たない場合に当該同一レベ
ル会員に支給されるボーナスは昇格順序に従った次の同
格レベル会員から第ｎ次同格レベル会員までの差分の総
和であるので、同格レベル会員が育成されない場合でも
支給されるボーナスが確保できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における販売会員管理シス
テムの構成を示す概略図である。

【図２】図１に示す販売会員管理システムのメインフロ
ー図である。

【図３】図２に示す会員昇格手続きのサブルーチンであ
る。

【図４】図２に示すボーナス計算のサブルーチンであ
る。

【図５】図１に示す会員登録手続きにおける入会手順図
である。

【図６】図５に示す特約店のメインボーナス説明図であ
る。

【図７】図５に示す特約店の世代展開図である。

【図８】図５に示す特約店の代理店への昇格手順を示す
図である。

【図９】図８に示す代理店のボーナス説明図である。

【図１０】図８に示す代理店の世代展開図である。

【図１１】図８に示す代理店の参与への昇格手順を示す
図である。

【図１２】図１１に示す参与のボーナス説明図である。

【図１３】図１１に示す参与の世代展開図である。

【図１４】図１１に示す参与の参事への昇格手順を示す
図である。

【図１５】図１４に示す参事のボーナス説明図である。

【図１６】図１４に示す参事の理事への昇格手順を示す
図である。

【図１７】図１６に示す理事のボーナス説明図である。

【図１８】図８に示す代理店のＯＲボーナス説明図であ
る。

【図１９】図１１に示す参与のＯＲボーナス説明図であ
る。

【符号の説明】

１会員管理本部２会員登録手段３会員昇格手段４ボーナス計算手段５販売会員データベース６商品販売データベース７Ｗｅｂサーバー８販売情報確認手段９販売情報送信手段１０ネットワーク１１、１２、１３端末

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品を販売する会員が新たな販売会員を
紹介することによって販売を展開する販売会員の登録及
び販売会員の昇格に伴う組織の管理を行うコンピュータ
システムであって、紹介者による販売会員と、販売会員の紹介及び商品の販
売に伴い昇格する販売会員の昇格ランクとを登録する販
売会員データベースと、前記販売会員が販売する商品の売上を含む販売履歴を記
録する商品販売データベースとを有し、商品の販売の達成及び／又は新たな販売会員の紹介によ
り昇格する会員昇格手段と、前記会員昇格手段によって昇格した販売会員の昇格に応
じた支給ボーナスを計算するボーナス計算手段とを有す
る管理本部を備えていることを特徴とする販売会員管理
システム。
【請求項２】前記管理本部は、前記販売会員の端末装
置と通信回線ネットワークを介して接続して情報を提供
するＷｅｂサーバーと、前記データベースを検索することによって、販売商品の
売上確認、販売会員の組織表、及びボーナス明細表を得
る販売情報確認手段と、前記管理本部に接続し、情報の提供を希望する前記販売
会員の端末装置に該当する情報を掲載したＷｅｂページ
を送信する販売情報送信手段とを有していることを特徴
とする請求項１に記載の販売会員管理システム。
【請求項３】前記会員昇格手段により昇格する販売会
員は、所定の売上実績を達成して昇格することによって
階層構造が形成され、昇格ランクとしてトップレベルで
ある第１レベル会員と、第１レベル会員の下に予め定め
られた任意の数の第ｎレベル会員との各レベル会員と、
前記各レベルにおいて同格である同一レベル会員とで構
成され、前記各レベルにおいて同格である同一レベル会員は、各
レベル会員に並び、昇格順序に従って第１次同格レベル
会員と、予め定められた任意の数の第ｎ次同格レベル会
員との各同格レベル会員とで構成されていることを特徴
とする請求項１または請求項２に記載の販売会員管理シ
ステム。
【請求項４】前記ボーナス計算手段によって計算され
所定の期間内に前記販売会員の各レベル会員に支給され
るボーナスは、全ての販売会員に対するボーナス支給総
額の中から昇格ランクに応じた各レベル会員夫々に対し
て割当てられた予め定められた比率に従って分配され、
当該レベル会員に支給されるボーナスは下位レベル会員
との差分であることを特徴とする請求項１〜３のいずれ
かに記載の販売会員管理システム。
【請求項５】前記ボーナス計算手段によって計算され
所定の期間内に前記販売会員の各同格レベル会員に支給
されるボーナスは、全ての販売会員に対するボーナス支
給総額の中から昇格ランクに応じた各同格レベル会員夫
々に対して割当てられた予め定められた比率に従って分
配され、当該同一レベル会員に支給されるボーナスは昇
格順序に従った次の同格レベル会員との差分であること
を特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の販売会員
管理システム。
【請求項６】前記ボーナス計算手段によって計算され
所定の期間内に前記販売会員の各同格レベル会員に支給
されるボーナスは、全ての販売会員に対するボーナス支
給総額の中から昇格ランクに応じた各同格レベル会員夫
々に対して割当てられた予め定められた比率に従って分
配され、当該同一レベル会員に支給されるボーナスは昇
格順序に従った次の同格レベル会員との差分であり、前
記ボーナス支給総額と直上のレベル会員に支給されるボ
ーナスとから分配されることを特徴とする請求項１〜５
のいずれかに記載の販売会員管理システム。
【請求項７】前記ボーナス計算手段によって計算され
所定の期間内に前記販売会員の各同格レベル会員に支給
されるボーナスは、全ての販売会員に対するボーナス支
給総額の中から昇格ランクに応じた各同格レベル会員夫
々に対して割当てられた予め定められた比率に従って分
配され、該当する同格レベル会員が予め定められた任意
の数の第ｎ次同格レベル会員に満たない場合に当該同一
レベル会員に支給されるボーナスは昇格順序に従った次
の同格レベル会員から第ｎ次同格レベル会員までの差分
の総和であることを特徴とする請求項１〜６のいずれか
に記載の販売会員管理システム。