JP2002302190A - 保冷パック - Google Patents

保冷パック

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JP2002302190A
JP2002302190A JP2001108571A JP2001108571A JP2002302190A JP 2002302190 A JP2002302190 A JP 2002302190A JP 2001108571 A JP2001108571 A JP 2001108571A JP 2001108571 A JP2001108571 A JP 2001108571A JP 2002302190 A JP2002302190 A JP 2002302190A
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cold
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JP2001108571A
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Takashi Katsuta
隆 滑田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】保冷材として繰り返し使用することができ、飲
用とすることもでき、なおかつ、そのまま凍らせて安全
で美味しくかつ解けにくい氷を簡単に作ることができ、
また、使い捨てとされない保冷パックを提供する。 【解決手段】飲用好適量の飲料水1を可撓性あるいは伸
縮性のある飲料パック2に充填密閉し、パックされた状
態でそのまま冷凍可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍して保冷材
として用いることができ、また、そのまま飲料水として
飲用でき、更に、凍らせて氷としても用いることができ
る保冷パックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、保冷材を添加した水を密閉パ
ックした保冷パックが、これを凍らせて用いる保冷材と
して販売されているが、この保冷パックに充填された水
は飲用を目的としたものではなく、飲用には適さず、し
たがって、この保冷パックを凍らせて氷としても、この
氷を食品に直接触れるものとして用いることができなか
った。
【0003】また、販売促進用として小型の保冷パック
が保冷材として用いられているが、使い捨てされること
が多く、また、捨てられた保冷パックは焼却する場合
に、充填された水を蒸発させるためにより多くの熱エネ
ルギーを要し、資源保護の観点からも改善が望まれてい
た。
【0004】一方、飲料水はいわゆるペットボトルや、
紙製のパックなどで供給されているが、これらは、その
まま飲用されることを目的としたもので、そのまま凍ら
せることは考慮されず、保冷材として用いるものではな
かった。
【0005】保冷材としては、コンビニエンスストアな
どで、氷も販売されているが、このような氷を販売する
場合には、氷の製造から、輸送、販売まで、冷凍状態を
維持しなければならないという問題、また、氷が解けて
しまえば、保冷材として再度用いることができないとい
う問題があった。
【0006】また、上記の氷販売の手間を省き、家庭で
簡単に氷をつくることができるものとして、登録実用新
案第3039414号では、図12に示す「ミネラル水
パック」が提案されている。
【0007】このミネラル水パックは、製氷皿形状の容
器本体101にミネラル水102を収容し樹脂フィルム
103で密閉パックしたものであるが、ひとえに、家庭
で冷蔵庫で凍らせて氷として用いることだけを目的とし
たものであり、パックされたミネラル水を積極的に飲用
すること、また、保冷材として用いることを考慮したも
のではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決しようとするもので、保冷材として繰り返し
使用することができ、飲用とすることもでき、なおか
つ、そのまま凍らせて安全で美味しくかつ解けにくい氷
を簡単に作ることができ、また、使い捨てとされない保
冷パックを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の保冷パ
ックは、飲用好適量の飲料水を可撓性あるいは伸縮性の
ある飲料パックに充填密閉し、パックされた状態でその
まま冷凍可能としたことを特徴とする。
【0010】ここで、飲料水とは、飲用の水であって、
ミネラル水、蒸留水、海洋深層水、天然ミネラル水、有
名な各地の名水などを含むものである。ただし、氷とし
て用いる場合には、その氷で直接冷やす飲料水と同じ飲
料水、例えば、コーヒを冷やす場合はコーヒ、オレンジ
ジュースを冷やす場合はオレンジジュースを充填するよ
うにすると、氷が解けて周囲の飲料水に混じっても、飲
料水の味や濃度を変化させることがない。
【0011】飲用好適量とは、人が喉の渇きを癒すなど
のために通常一回の飲用で飲用したいと欲する飲用量を
いい、具体的な分量で示すと、最低限で50mL程度で
あり、最大で1Lから2Lであるが、この最大限量は、
家庭用とする場合、この保冷パックを通常の家庭用冷蔵
庫の冷凍室に入れることができる大きさになる程度に限
定される。
【0012】充填密閉とは、飲料水を充填して、外気と
の流通がないように密閉することをいい、内部に空気が
残ってもよいが、長期保存のためには、内部に空気が残
らないように密閉する、いわゆる真空パックとする方が
よい。
【0013】この保冷パックは、飲用好適量の飲料水を
充填密閉しているので、もちろん、そのまま冷凍して保
冷材として用いることができ、解凍された場合には、再
冷凍し、繰り返し使用することもできる。また、飲用好
適量の飲料水が充填されているので、そのまま、凍らせ
ないで、あるいは、何度も保冷材として使用した後で
も、飲用することができるので、一回だけで使い棄てさ
れることがなく、不要となった場合は、充填されている
のが安全できれいな飲料水であるので、安心して中の飲
料水を抜き出した後に、飲料パックだけを棄てることが
できるので、省資源である。
【0014】また、密閉パックされているので、パック
された飲料水にゴミや薬品、他の不純物が混入すること
がなく、購入者は衛生的で安全で美味しい飲料水あるい
は氷を得ることができる。
【0015】また、飲料パックは可撓性あるいは伸縮性
のあるもので、飲料水を密閉したままで凍らせても、破
裂したり破れたりすることがなく、そのまま、冷蔵庫の
冷凍室に入れるだけで、簡単に氷とすることができる。
【0016】このような保冷パックは、販売店では、そ
のまま販売することも、予め凍らせてから販売すること
も可能で、凍らせる場合でも、輸送や保管の段階では、
水の状態のものでもよく、製造、輸送、保管過程での冷
凍状態を維持する手間を省くことができ、店頭で冷凍す
るだけで良くなる。また、この場合の冷凍装置も、従来
から、氷販売のために備えているものを用いることがで
きるので、新しく専用の冷凍装置を備える必要がない。
【0017】また、飲料水がパックされた状態で取り扱
うことができ、予め冷蔵庫で冷やしておくことも簡単
で、冷凍して氷とする場合に早く凍らせることができ
る。また、パックされているので、生成される氷そのも
のに霜などが付着することがなく、冷蔵庫内の臭気など
も吸収することがなく、美味しい氷を製造することがで
きる。
【0018】つまり、この保冷パックは、保冷材、氷、
飲料水の三つの役割を果たし、最終的には、飲料水とし
て利用でき、無駄がなく、例えば、凍らせた状態で、ア
ウトドア活動に持参すれば、当初は保冷剤あるいは氷と
して使え、解凍後は、飲料水として使える。
【0019】請求項2に記載の保冷パックは、請求項1
に記載の保冷パックにおいて、前記飲料パックは、飲料
水を充填した際には扁平形状になるように構成され、そ
の扁平形状の扁平部の外周側には凹凸を設けず、内周側
に分割リブを設けたものであることを特徴とする。
【0020】この保冷パックは、充填後には扁平形状に
なるので、その凹凸のない扁平面の外周によってより効
率よく冷凍され、短時間で氷が生成される。一方、内周
側には分割リブがあり、これによって生成される氷に割
れ溝が形成され、この保冷パックのまま外から衝撃を与
えることによって、あるいは、パックから出して衝撃を
与えることで、氷を使いやすい大きさに簡単に分割する
ことができる。
【0021】また、可撓性のある扁平形状であるので、
一定の制限はあるが、所望の形状に沿わせた状態で凍ら
せることができ、より高い自由度で氷皿などとすること
ができる。
【0022】請求項3に記載の保冷パックは、請求項1
に記載の保冷パックにおいて、前記飲料パックは、飲料
水を充填した際には扁平形状になるように構成され、そ
の扁平形状の扁平部の一方側は平面状の平板部、他方側
は製氷皿形状の凹凸部となっており、前記凹凸部の凸部
の一部と前記平板部とが溶着されていることをを特徴と
する。
【0023】この保冷パックは、従来例と同様な製氷皿
形状であるが、平板部によって効率よく冷凍され、短時
間で氷が生成されると共に、凹凸部で水が分離されてい
るが、凹凸部の凸部と平板部が全面的に溶着されておら
ず、凹凸部を越えて飲料水が流通可能で、また、ストロ
ーなども末端まで貫入させることができ、飲用する場合
にパック全体の飲料水を容易に利用することができる。
【0024】請求項4に記載の保冷パックは、請求項1
に記載の保冷パックにおいて、前記飲料パックは、可撓
性の大きい素材で形成した箱体部を平板状に形成したフ
タ部で密閉して構成され、前記箱体部の外底部に圧力を
加えることによって、前記箱体部の形状に生成された氷
を押し出すことができる押し出し型パックになっている
ことを特徴とする。
【0025】この保冷パックは、飲料パックが、押し出
し型パック、いわゆるプレススルーパックとなってお
り、生成された氷を簡単に取り出すことができ、便利が
良い。
【0026】請求項5に記載の保冷パックは、請求項4
に記載の保冷パックにおいて、前記押し出し型パック
は、前記フタ部が一枚板となるように前記箱体部と前記
フタ部とから構成される個別パックを複数配列連結して
構成され、かつ、それぞれの個別パックが簡単に分離す
ることができるようになっていることを特徴とする。
【0027】この保冷パックは、個別パックを複数配列
連結したものとされ、かつ、個々の個別パックを簡単に
分離することができるので、取り扱いがしやすい。
【0028】請求項6に記載の保冷パックは、請求項1
から5のいずれかに記載の保冷パックにおいて、前記飲
料パックは、合成樹脂、合成樹脂加工紙、合成樹脂加工
アルミニウム箔のいずれかで一体的に形成された飲料パ
ック、あるいは、合成樹脂、合成樹脂加工紙、合成樹脂
加工アルミニウム箔のいずれか2以上を組み合わせて形
成された組み合わせ飲料パックのいずれかであることを
特徴とする。
【0029】この保冷パックは、飲料パックの素材を規
定してもので、これらは、飲料水容器の素材として従来
より用いられいるものであり、安全かつ衛生的にパック
した飲料水を保存することができる。
【0030】請求項7に記載の保冷パックは、請求項1
から6のいずれかに記載の保冷パックにおいて、前記飲
料パックの素材として用いる合成樹脂は、ポリエチレン
(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリプロピレン
(PP)、ナイロン(PA)、ポリメチルペンテン(P
MP)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)のいずれか、
あるいは、いずれかの組み合わせであることを特徴とす
る。
【0031】この保冷パックは、飲料パックの素材とし
て用いる合成樹脂を、飲料水の容器用として一般に安全
なものとして規定されているものに限定したものであ
り、安全かつ衛生的にパックした飲料水を保存すること
ができる。
【0032】請求項8に記載の保冷パックは、請求項1
から7のいずれかに記載の保冷パックにおいて、前記飲
料パックの素材は、前記合成樹脂、合成樹脂加工紙、合
成樹脂加工アルミニウム箔と発泡スチロール、スタイロ
フォームなどの断熱材とを積層し、あるいは、前記合成
樹脂、合成樹脂加工紙、合成樹脂加工アルミニウム箔で
発泡スチロール、スタイロフォームなどの断熱材を挟ん
で構成され、かつ、前記合成樹脂、合成樹脂加工紙、合
成樹脂加工アルミニウム箔を前記飲料水に接する側とさ
れていることを特徴とする。
【0033】この保冷パックは、飲料パックの素材とし
て、断熱材を併せ用いたことを特徴とし、この断熱材の
作用により、氷の製造に時間がかかるようになるが、よ
り解けにくい、また、白い部分のない透明な氷を製造す
ることができ、また、凍結した氷が解けにくい。さら
に、飲料水に触れる部分は、規定された合成樹脂を用い
るので、安全である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。
【0035】図1は、本発明の保冷パックの一例を示す
(a)正面図、(b)側面図である。
【0036】この保冷パック10は、構造的には、可撓
性あるいは伸縮性のある素材で一体成形された飲料パッ
ク2で構成され、この飲料パック2の内部には、飲料好
適量の飲料水1を充填密閉し、そのまま冷凍できるよう
になっている。
【0037】飲料パック2は、飲料水1を充填した際に
は、図示したように扁平形状になるように構成され、そ
の扁平形状の扁平部2aの外周側には凹凸を設けず、内
周側に分割リブ2bが設けられている。
【0038】なお、この分割リブ2bを形成する場合、
この図のように分割リブ2bの外側は平坦のままで、内
側部分にだけ盛り上げるように形成する場合と、この分
割リブ2b部分の外側から内側にパック2の素材となる
合成樹脂を型押しして、形成する場合とがある。この場
合、外側にも、分割リブ2bに対応した凹部が形成され
ることがあるが、この程度の凹部は本発明の「外周側に
は凹凸を設けない」には反しないものである。
【0039】扁平部2aの端部は、この飲料パック2へ
飲料水1を充填密閉後、開口部を溶着シールしたシール
部2cとなっており、このシール部2cと扁平部2aを
接続する傾斜面となる部分には、飲用口2dが設けられ
ている。
【0040】飲料水1としては、ミネラル水、蒸留水、
海洋深層水、天然ミネラル水、有名な各地の名水などを
充填するとよいが、専ら、氷として用いる場合には、そ
の氷で直接冷やす飲料水と同じ飲料水、例えば、コーヒ
を冷やす場合はコーヒ、オレンジジュースを冷やす場合
はオレンジジュースを充填するようにすると、氷が解け
て周囲の飲料水に混じっても、飲料水の味や濃度を変化
させることがない。
【0041】飲用好適量とは、人が喉の渇きを癒すなど
のために通常一回の飲用で飲用したいと欲する飲用量を
いい、具体的な分量で示すと、最低限で50mL程度で
あり、最大で1Lから2Lであるが、この最大限量は、
家庭用とする場合、この保冷パック10を通常の家庭用
冷蔵庫の冷凍室に入れることができる大きさになる程度
に限定され、最大でも、500mL程度とするのが、取
り扱いにも便利である。
【0042】充保冷パック10の填密閉した内部には、
空気が残ってもよいが、長期保存のためには、内包され
た酸素などによる飲料水の変質を極力防ぐために、内部
に空気が残らないように密閉する、いわゆる真空パック
とする方がよい。
【0043】この保冷パック10は、飲用好適量の飲料
水1を充填密閉しているので、もちろん、そのまま冷凍
して保冷材として用いることができ、解凍された場合に
は、再冷凍し、繰り返し使用することもできる。また、
飲用好適量の飲料水1が充填されているので、そのま
ま、凍らせないで、あるいは、何度も保冷材として使用
した後でも、飲用することができ、一回だけで使い棄て
されることがなく、不要となった場合は、充填されてい
るのが安全できれいな飲料水1であるので、安心して中
の飲料水1を抜き出して飲用したり、他に利用したり
し、飲料パック2だけを棄てることができるので、省資
源である。
【0044】また、この保冷パック10は、飲料水1を
充填密閉しているので、パックされた飲料水にゴミや薬
品、他の不純物が混入することがなく、購入者は衛生的
で安全で美味しい飲料水あるいは氷を得ることができ
る。
【0045】飲料パック2の素材は、合成樹脂Aとし、
その合成樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリメタクリル酸メ
チル(PMMA)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン
(PA)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリ塩化ビ
ニリデン(PVDC)のいずれか、あるいは、いずれか
の組み合わせとすると、これらの合成樹脂は、飲料水の
容器用として一般に安全なものとして規定されているも
のであり、安全かつ衛生的にパックした飲料水を保存す
ることができる。
【0046】また、この素材は、可撓性あるいは伸縮性
を発揮するようになっており、飲料水を密閉したまま
で、凍らせても、破裂したり破れたりすることがなく、
そのまま、冷蔵庫の冷凍部分に入れるだけで、簡単に氷
とすることができ、また、生成される氷は、飲料水その
ままのものとでき、美味しい氷となる。
【0047】このような保冷パック10は、販売店で
は、そのまま販売することも、予め凍らせてから販売す
ることも可能で、凍らせる場合でも、輸送や保管の段階
では、水の状態のものでもよく、製造、輸送、保管過程
での冷凍状態を維持する手間を省くことができ、店頭で
冷凍するだけで良くなる。また、この場合の冷凍装置
も、従来から、氷販売のために備えているものを用いる
ことができるので、新しく専用の冷凍装置を備える必要
がない。
【0048】また、飲料水1がパックされた状態で簡単
に取り扱うことができ、予め冷蔵庫で冷やしておくこと
も簡単で、冷凍して氷とする場合に早く凍らせることが
できる。また、パックされているので、生成される氷そ
のものに霜などが付着することがなく、冷蔵庫内の臭気
なども吸収することがなく、美味しい氷を製造すること
ができる。
【0049】つまり、この保冷パック10は、保冷材、
氷、飲料水の三つの役割を果たし、最終的には、飲料水
として利用でき、無駄がなく、例えば、凍らせた状態
で、アウトドア活動に持参すれば、当初は保冷材あるい
は氷として使え、解凍後は、飲料水として使える。
【0050】更に、飲料パック2は、飲料水1を充填し
た際には、扁平形状となり扁平部2を形成するので、冷
凍する場合は、この部分を冷凍室の冷凍面に向けること
で効率的に冷凍され、冷凍時間が短縮される。
【0051】飲料パック2の内周側の分割リブ2bは、
保冷パック10を凍らせた際に生成される氷の溝とな
り、この保冷パック10のまま外から衝撃を与えること
によって、あるいは、パック10から出して衝撃を与え
ることで、氷を使いやすい大きさに簡単に分割すること
ができる。
【0052】また、飲料パック2は可撓性のある扁平形
状であるので、一定の制限はあるが、冷凍室の冷凍面と
の間に適宜割り箸や、他の物を挟んだりして、所望の形
状に沿わせた状態で凍らせることができ、色々な形の氷
皿などとすることができる。
【0053】シール部2cは、引きはがしの耳を備えた
形式となっており、この耳を利用して、飲料パック2を
扁平部2a間の中心線21(二点鎖線の仮想線で示
す。)から、二つに引きはがして、形成された氷を簡単
に取り出すこともできる。
【0054】あるいは、図1(b)の分割リブ2bの長
手方向のものに、更に連続した補助線条21Aを形成し
て、これを飲料パック2の外部にまで延出させておき
(仮想線で示す。)、これを利用することによって、飲
料パック2を開口し、形成された氷を簡単に取り出すこ
ともできる。また、このように分割リブ2bとは別個
に、開口用線条を飲料パック2の内側に設けておき、こ
れを引き上げることによって、飲料パック2を開口させ
て、形成された氷を取り出すようにすることもできる。
【0055】飲用口2dは密閉状態を保つように封止さ
れているが、図7で後述するように、ここにストローな
どを突き刺して、容易に突き破り、充填された飲料水1
を飲用することができるようになっており、飲用に便利
である。また、この場合、飲料パック2内の飲料水1
は、完全に仕切られてはいないので、飲料パック2全体
の飲料水1を余分の手間をかけることなく利用すること
ができる。
【0056】図2は、本発明の保冷パックの他例を示す
(a)側面図、(b)正面図である。これより、すでに
説明した部分と同じ部分については、同じ符号を付して
重複説明を省略する。
【0057】この保冷パック10Aは、図1の保冷パッ
ク10に比べ、扁平部2aの輪郭形状が単純な長方形な
どでなく、自然物などの形状を模した形状、ここでは、
葉っぱ形状となっており、内側に形成された分割リブ2
bの形状も葉脈を模した形状され、その葉柄部分がシー
ル部2cとなっている。
【0058】本発明の保冷パックは、上述の保冷パック
10の種々の効果に加え、飲料パックの形状を変化させ
ることで、保冷パック10Aのように自然の形状などを
模したものとすることができるので、装飾的な利用価値
が高くなる。
【0059】また、この保冷パック10Aには、飲用口
2dを特に設けていないが、小口のシール部2cを開く
ことによって、保冷パック10と同様に、簡単に充填さ
れた飲料水1を飲用することができる。さらに、この保
冷パック10Aでは、シール部2cが小さいので、形成
された氷を取り出す際に、保冷パック10Aで説明した
引きはがし用中心線21、補助線条21A、開口用線条
の役割は大きい。
【0060】図3は、本発明の保冷パックの他例を示す
(a)上側面図、(b)正面図、(c)凍った状態の横
側面図、(d)凍る前の状態の横側面図である。
【0061】この保冷パック10Bは、図1、2の保冷
パック10、10Aに比べ、飲料パック2Aが単なる扁
平形状でなく、その扁平形状の扁平部の一方側は平面状
の平板部2eとなっており、他方側は製氷皿形状の凹凸
部2fとなっており、この凹凸部2fの凹部2faに主
に飲料水1が収容され、その凸部2fbの一部と平板部
2eとが溶着され、溶着部2gを形成している点が異な
っている。
【0062】本発明の保冷パックは、このような製氷皿
形状とすることもでき、その場合でも、凹凸部2fの凸
部2fbと平板部2eとが全面的にではなく、部分的
に、溶着部2gだけで接合されているので、凹部2fa
から凹部2faへの飲料水1の行き来が可能であり、ま
た、飲用口2dから、ストローなども末端まで貫入させ
ることができ、飲用する場合にパック全体の飲料水を容
易に利用することができる。
【0063】この場合、中の氷を出す場合は、シール部
2cより開口して、平板部2eと凹凸部2fとを引きは
がすようにすることができる。また、全体を同じ合成樹
脂Aで成形してもよいが、平板部2eと凹凸部2fと
で、その適性に合わせて異なる合成樹脂Aで成形しても
よく、平板部2eを合成樹脂加工アルミニウム箔Cで構
成してもよい。
【0064】また、この図(c)、(d)を比較すると
解るように、飲料パック2Aが可撓性あるいは伸縮性が
あるので、そのまま凍らせても、飲料パックが破損した
りしない。
【0065】図4は、本発明の保冷パックの他例を示す
もので、(a)、(b)は外観斜視図、(c)、(d)
は要部断面図である。
【0066】図4(a)、(b)に示す保冷パック10
Cは、図1などで説明した保冷パック10と異なり、扁
平形状ではなく、通常の飲料容器と同様な正四面体形状
や、直方体形状をしたものである。この場合、充填され
る飲料水1の容量としては、上述した最小限量、例え
ば、50mL程度から、200mL程度とするのが、冷
凍時間の点から好ましい。また、このように小型とする
と、保冷材として用いる場合、保冷対象物の隙間を埋め
るように用いることができて便利である。
【0067】このような保冷パック10Cの素材として
は、合成樹脂加工紙Bを用いるのが一般的である。ま
た、冷凍時の膨張に耐える構造としては、合成樹脂加工
紙Bの可撓性を利用して、飲料水を充填密閉する場合
に、多少余裕を持たせて、充填すると良い。
【0068】また、これまで説明したものも含め、飲料
パック2(2A,2B)の素材としては、図4(c)の
断面図が示すように、合成樹脂A、合成樹脂加工紙B、
合成樹脂加工アルミニウム箔Cで断熱材Dを挟んだも
の、あるいは、図7(d)の断面図が示すように、合成
樹脂A、合成樹脂加工紙B、合成樹脂加工アルミニウム
箔Cと断熱材Dを積層したものを用いると、この断熱材
Dの作用により、充填された飲料水1は、ゆっくり冷凍
され、白い部分のない透明な氷となる。また、冷凍され
た後は、室温などに放置されても、解凍される速度が遅
くなる。
【0069】図5、6、7は本発明の保冷パックの使用
態様の例を示す図である。
【0070】既に説明したように、本発明の保冷パック
10、10A、10B、10Cは、飲料水を冷凍可能に
密閉パックしたものであるので、図5に示すように、そ
のまま、冷蔵庫Eの冷蔵室EBに入れて置くこともで
き、また、冷凍室EAに入れることもでき、また、室温
に放置しておくことも可能であり、いずれの状態でも、
充填された飲料水、あるいは、氷は、外気との接触を絶
たれた状態であり、安全であり、衛生的である。
【0071】また、保冷パック10、10A、10Bは
扁平形状なので短時間で凍らせることができる。
【0072】冷凍室EAで凍らせた保冷パック10,1
0Aは、図6に示すように、取り出して保冷材として使
用でき、また、保冷パック10のまま、あるいは、簡単
に取り出して、衝撃を加えて、分割リブ2bによって分
割された氷とすることができる。また、凍らせる前に冷
蔵しておくと、冷凍に要する時間が短くなる。
【0073】冷蔵しておいた保冷パック10、あるい
は、冷凍後保冷材として用いた後に内部の氷が解けて飲
料水となった保冷パック10は、図7に示すように、そ
の飲用口2dにストローを差し込んで、簡単に充填され
た飲料水を飲用することができる。
【0074】図8は、本発明の保冷パックの他例を示す
(a)正面図、(b)側面図である。
【0075】この保冷パック10Dで飲料水1を充填し
ている飲料パック2Cは、図3で説明した保冷パック1
0Bに近似しているが、構造的には、平板状に形成した
フタ部2hによって、可撓性の大きい素材で形成した箱
体部2iを密閉し、このフタ部2hが一枚板となるよう
にフタ部2hと箱体部2iとから構成される個別パック
2Dを複数配列連結した押し出し型パック2Cとして構
成され、それぞれの個別パック2Dの内部には、飲料水
1を充填密閉し、そのまま冷凍できるようになってい
る。
【0076】本発明の保冷パックは、このように、それ
ぞれに区分された個別パック2Dを配列結合したものと
することもできる。
【0077】図9(a)は本発明の保冷パックの他例を
示す正面図、(b)側面図、(c)冷凍前の側面図であ
る。
【0078】図8の保冷パック10Dは、個別パック2
Dを複数配列連結した押し出し型パック2Cの構造をし
ているが、その上部には、複数連結された個別パック2
Dを分離できるように分離線2kが形成され、この分離
線2kで繰り返し折り曲げることで、簡単に、この図9
に示すような単体の個別パック2Dとすることができ
る。
【0079】したがって、輸送、保管、冷凍時などは、
図1の状態で行い、実際に、保冷材、氷、飲料水として
用いる場合には、図2の個別パック2Dとすることがで
きるので、それぞれの取り扱いの態様に合わせることが
でき、取り扱いがしやすい。
【0080】一方、当初より、バラバラの単体の個別パ
ック2Dの状態で保冷パック10Eとして、提供するこ
とも可能である。
【0081】このような保冷パック10Eは、バラバラ
のものを適当な個数まとめて袋詰め、あるいは、ケース
詰めして販売することができ、その場合、購入者は、個
々の個別パックに分離する手間を省くことができる。
【0082】また、この例のような押し出し型パック2
C、2Dでは、フタ部2hの素材は、合成樹脂加工アル
ミニウム箔Cとし、箱体部2iの素材は、合成樹脂Aと
し、その合成樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリメタクリル
酸メチル(PMMA)、ポリプロピレン(PP)、ナイ
ロン(PA)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリ塩
化ビニリデン(PVDC)のいずれか、あるいは、いず
れかの組み合わせとすると、これらの合成樹脂は、飲料
水の容器用として一般に安全なものとして規定されてい
るものであり、安全かつ衛生的にパックした飲料水を保
存することができる。
【0083】また、箱体部2iの素材の合成樹脂Aを透
明のものとすると、内容物が飲料水であることが容易に
判別できる。
【0084】また、この押し出し型の飲料パック2C,
2Dは、上述した飲料パック2、2A、2Bが一体型で
あるのに比べ、フタ部2hは合成樹脂加工アルミニウム
箔C、箱体部2iは合成樹脂Aと異なる素材を組み合わ
せた組み合わせ飲料パックとなっている。
【0085】図9(b)は冷凍して充填された飲料水が
氷となった状態、図9(c)は冷凍前の状態を示してい
るが、この比較で解るように、このような個別パック2
Dの場合でも、箱体部4bの素材が可撓性のあるものと
され、冷凍前では、その形状が多少充填時の容積がより
小さくなるようにされており、冷凍によって、飲料水が
氷となる際の容積増加にその形状の変化によって対応す
ることができるのが解る。
【0086】したがって、そのまま冷凍しても、箱体部
2iやフタ部2hが破れたりすることがなく、充填され
た飲料水を外気に曝すことなく氷とすることができる。
【0087】なお、このようにそのまま冷凍可能とする
方法は、ここで説明したように、可撓性の素材とし形状
的に対応する方法以外に、素材を弾性体とし、その弾性
による伸縮を利用して対応することも可能である。
【0088】図10は、図9の保冷パックを積み重ねた
状態を示す側面図である。
【0089】図8のような保冷パック10Dは、図示し
たように、段ボール紙5などを間に挟んで、積み重ねる
ことができ、輸送、保管に便利である。
【0090】なお、押し出し型パック2Cの強度しだい
では、段ボール紙5など挟むことなく積み重ねることも
可能である。
【0091】図11は、図9の保冷パックの使用態様の
一例を示す図である。
【0092】図11(a)で示すように、保冷パック1
0Dは、冷蔵庫Eの冷凍部分EAで冷凍し、凍らせてお
いたものを取り出し、フタ部2hを折り曲げることによ
り簡単に個別パック2Dとして分離可能で、図11
(b)で示すように、分離した個別パック2Dのフタ部
2hを捲ることで、簡単に内部の氷を取り出して、利用
することができる。
【0093】また、図11(c)、(d)に示すよう
に、冷凍状態の保冷パック10Dは、押し出し型となっ
ており、その外底部2jを押すことによって、内部の氷
1′がフタ部2hを突き破って押し出されるようにもな
っており、氷の取り出しがしやすい。
【0094】
【発明の効果】請求項1に記載の保冷パックによれば、
飲用好適量の飲料水を充填密閉しているので、もちろ
ん、そのまま冷凍して保冷材として用いることができ、
解凍された場合には、再冷凍し、繰り返し使用すること
もできる。また、飲用好適量の飲料水が充填されている
ので、そのまま、凍らせないで、あるいは、何度も保冷
材として使用した後でも、飲用することができるので、
一回だけで使い棄てされることがなく、不要となった場
合は、充填されているのが安全できれいな飲料水である
ので、安心して中の飲料水を抜き出した後に、飲料パッ
クだけを棄てることができるので、省資源である。
【0095】また、密閉パックされているので、パック
された飲料水にゴミや薬品、他の不純物が混入すること
がなく、購入者は衛生的で安全で美味しい飲料水あるい
は氷を得ることができる。
【0096】また、飲料パックは可撓性あるいは伸縮性
のあるもので、飲料水を密閉したままで凍らせても、破
裂したり破れたりすることがなく、そのまま、冷蔵庫の
冷凍室に入れるだけで、簡単に氷とすることができる。
【0097】このような保冷パックは、販売店では、そ
のまま販売することも、予め凍らせてから販売すること
も可能で、凍らせる場合でも、輸送や保管の段階では、
水の状態のものでもよく、製造、輸送、保管過程での冷
凍状態を維持する手間を省くことができ、店頭で冷凍す
るだけで良くなる。また、この場合の冷凍装置も、従来
から、氷販売のために備えているものを用いることがで
きるので、新しく専用の冷凍装置を備える必要がない。
【0098】また、飲料水がパックされた状態で取り扱
うことができ、予め冷蔵庫で冷やしておくことも簡単
で、冷凍して氷とする場合に早く凍らせることができ
る。また、パックされているので、生成される氷そのも
のに霜などが付着することがなく、冷蔵庫内の臭気など
も吸収することがなく、美味しい氷を製造することがで
きる。
【0099】請求項2に記載の保冷パックによれば、請
求項1の効果に加え、充填後には扁平形状になるので、
その凹凸のない扁平面の外周によってより効率よく冷凍
され、短時間で氷が生成される。一方、内周側には分割
リブがあり、これによって生成される氷に割れ溝が形成
され、この保冷パックのまま外から衝撃を与えることに
よって、あるいは、パックから出して衝撃を与えること
で、氷を使いやすい大きさに簡単に分割することができ
る。
【0100】また、可撓性のある扁平形状であるので、
一定の制限はあるが、所望の形状に沿わせた状態で凍ら
せることができ、より高い自由度で氷皿などとすること
ができる。
【0101】請求項3に記載の保冷パックによれば、請
求項1の効果に加え、従来例と同様な製氷皿形状である
が、平板部によって効率よく冷凍され、短時間で氷が生
成されると共に、凹凸部で水が分離されているが、凹凸
部の凸部と平板部が全面的に溶着されておらず、凹凸部
を越えて飲料水が流通可能で、また、ストローなども末
端まで貫入させることができ、飲用する場合にパック全
体の飲料水を容易に利用することができる。
【0102】請求項4に記載の保冷パックによれば、請
求項1の効果に加え、飲料パックが、押し出し型パッ
ク、いわゆるプレススルーパックとなっており、生成さ
れた氷を簡単に取り出すことができ、便利が良い。
【0103】請求項5に記載の保冷パックによれば、請
求項4の効果に加え、個別パックを複数配列連結したも
のとされ、かつ、個々の個別パックを簡単に分離するこ
とができるので、取り扱いがしやすい。請求項6に記載
の保冷パックによれば、請求項1から5のいずれかの効
果に加え、飲料パックの素材を飲料水容器の素材として
従来より用いられいるものとしたので、安全かつ衛生的
にパックした飲料水を保存することができる。
【0104】請求項7に記載の保冷パックによれば、請
求項1からの6いずれかの効果に加え、飲料パックの素
材として用いる合成樹脂を、飲料水の容器用として一般
に安全なものとして規定されているものに限定したの
で、安全かつ衛生的にパックした飲料水を保存すること
ができる。
【0105】請求項8に記載の保冷パックによれば、請
求項1から7のいずれかの効果に加え、飲料パックの素
材として、断熱材を併せ用いたので、より解けにくい、
また、白い部分のない透明な氷を製造することができ、
また、凍結した氷が解けにくい。さらに、飲料水に触れ
る部分は、規定された合成樹脂を用いるので、安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保冷パックの一例を示す(a)側面
図、(b)正面図
【図2】本発明の保冷パックの他例を示す(a)側面
図、(b)正面図
【図3】本発明の保冷パックの他例を示す(a)上側面
図、(b)正面図、(c)凍った状態の横側面図、
(d)凍る前の状態の横側面図
【図4】本発明の保冷パックの他例を示すもので、
(a)、(b)は外観斜視図、(c)、(d)は要部断
面図
【図5】本発明の保冷パックの使用態様の一例を示す図
【図6】本発明の保冷パックの使用態様の他例を示す図
【図7】本発明の保冷パックの使用態様の他例を示す図
【図8】本発明の保冷パックの他例を示す(a)正面
図、(b)側面図
【図9】(a)は本発明の保冷パックの他例を示す正面
図、(b)側面図、(c)冷凍前の側面図
【図10】図9の保冷パックを積み重ねた状態を示す側
面図
【図11】図9の保冷パックの使用態様の他例を示す図
【図12】従来例を示す図
【符号の説明】
1 飲料水 2 飲料パック 2a 扁平部 2b 分割リブ 2e 平板部 2f 凹凸部 2g 溶着部 2h フタ部 2i 箱体部 2C 押し出し型パック 2D 個別パック 2〜2B 一体型の飲料パック 2C、2D 組み合わせ型の飲料パック 10 保冷パック。 A 合成樹脂 B 合成樹脂加工紙 C 合成樹脂加工アルミニウム箔 D 断熱材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲用好適量の飲料水を可撓性あるいは伸縮
    性のある飲料パックに充填密閉し、パックされた状態で
    そのまま冷凍可能としたことを特徴とする保冷パック。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の保冷パックにおいて、 前記飲料パックは、飲料水を充填した際には扁平形状に
    なるように構成され、その扁平形状の扁平部の外周側に
    は凹凸を設けず、内周側に分割リブを設けたものである
    ことを特徴とする保冷パック。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の保冷パックにおいて、 前記飲料パックは、飲料水を充填した際には扁平形状に
    なるように構成され、その扁平形状の扁平部の一方側は
    平面状の平板部、他方側は製氷皿形状の凹凸部となって
    おり、前記凹凸部の凸部の一部と前記平板部とが溶着さ
    れていることをを特徴とする保冷パック。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の保冷パックにおいて、 前記飲料パックは、可撓性の大きい素材で形成した箱体
    部を平板状に形成したフタ部で密閉して構成され、前記
    箱体部の外底部に圧力を加えることによって、前記箱体
    部の形状に生成された氷を押し出すことができる押し出
    し型パックになっていることを特徴とする保冷パック。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の保冷パックにおいて、 前記押し出し型パックは、前記フタ部が一枚板となるよ
    うに前記箱体部と前記フタ部とから構成される個別パッ
    クを複数配列連結して構成され、かつ、それぞれの個別
    パックが簡単に分離することができるようになっている
    ことを特徴とする保冷パック。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の保冷パ
    ックにおいて、 前記飲料パックは、合成樹脂、合成樹脂加工紙、合成樹
    脂加工アルミニウム箔のいずれかで一体的に形成された
    一体型の飲料パック、あるいは、合成樹脂、合成樹脂加
    工紙、合成樹脂加工アルミニウム箔のいずれか2以上を
    組み合わせて形成された組み合わせ型の飲料パックのい
    ずれかであることを特徴とする保冷パック。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかに記載の保冷パ
    ックにおいて、 前記飲料パックの素材として用いる合成樹脂は、ポリエ
    チレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PE
    T)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリプロ
    ピレン(PP)、ナイロン(PA)、ポリメチルペンテ
    ン(PMP)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)のいず
    れか、あるいは、いずれかの組み合わせであることを特
    徴とする保冷パック。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の保冷パ
    ックにおいて、 前記飲料パックの素材は、前記合成樹脂、合成樹脂加工
    紙、合成樹脂加工アルミニウム箔と発泡スチロール、ス
    タイロフォームなどの断熱材とを積層し、あるいは、前
    記合成樹脂、合成樹脂加工紙、合成樹脂加工アルミニウ
    ム箔で発泡スチロール、スタイロフォームなどの断熱材
    を挟んで構成され、かつ、前記合成樹脂、合成樹脂加工
    紙、合成樹脂加工アルミニウム箔を前記飲料水に接する
    側とされていることを特徴とする保冷パック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170334A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Orion Mach Co Ltd 初乳加温装置及び初乳解凍装置
JP2019120429A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 下田 一喜 保冷具、貨物、輸送機器、輸送方法及び保冷方法

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Effective date: 20040323