JP2002300607A - 符号化装置及び復号化装置 - Google Patents

符号化装置及び復号化装置

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JP2002300607A JP2001096453A JP2001096453A JP2002300607A JP 2002300607 A JP2002300607 A JP 2002300607A JP 2001096453 A JP2001096453 A JP 2001096453A JP 2001096453 A JP2001096453 A JP 2001096453A JP 2002300607 A JP2002300607 A JP 2002300607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IP方式を採用したテレビカメラからの出力
画像信号を効率的に圧縮(符号化)し、かつ再生(復号
化)する。 【解決手段】 フレーム間符号化部11は、入力のイン
テグラルフォトグラフィ信号P1において現行の表示フ
レームの画像信号、及び現行の表示フレームよりも時間
的に前の表示フレームの画像信号を用いて画像信号間の
相関を利用した符号化を行う。フレーム内符号化部12
は、現行の表示フレームに閉じた範囲内の画像信号を用
いた符号化を行う。要素画像間符号化部13は、複数の
要素画像に対応する複数の画像信号を用いて画像信号間
の相関を利用した符号化を行う。符号化選択部14は、
前記のフレーム間符号化部11、フレーム内符号化部1
2、要素画像間符号化部13からそれぞれ出力される符
号化出力のうち、符号化効率が最大のものを選択して、
符号化出力C1として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化装置及び復
号化装置に関し、特に、任意の視点から視認することが
できるIP(インテグラルフォトグラフィ)方式を用い
た立体テレビ用の符号化装置及び復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、任意の視点から視認することがで
きる立体テレビ用の撮像方式の1つとして、平面上また
は球面上に配列されたレンズ群を用いるIP方式が使用
されている。
【0003】このIP方式を採用した立体テレビカメラ
からの出力信号は、複数の小さな撮像レンズから得られ
る立体撮像信号が集積されたものであり、故に、その情
報量は通常の平面テレビカメラよりも遙に膨大である。
図8は、従来のIP方式を採用した立体テレビカメラの
撮像原理を示す説明図である。図8に示す従来の立体テ
レビカメラでは、同一平面上に配置された複数のレンズ
(凸レンズ82iはその1つ)から成るレンズ群82の
後方に、写真フィルム84を配置し、レンズ群82の前
方に位置する被写体81を撮影する。
【0004】この構成により、写真フィルム84には、
凸レンズ82iの各々によって撮像された被写体81の
複数の像(要素画素83iは、その1つ)が結像する。
この写真フィルム84に結像した複数の像を現像して得
られる画像を、レンズ群82に対して撮影時と同じ位置
に置き、この状態でレンズ群82の前方から前記画像を
見ると、立体再生画像を視認することができる。
【0005】図9および図10は、従来の実用的なIP
方式立体テレビカメラの構造を示す構成図である。図9
および図10に示す立体テレビカメラの構造は、図8に
示す撮像原理を具備したテレビカメラの解像度を、立体
画像の動画の撮影が可能なように高めている。まず、撮
像面積を大きく取れ、かつ画素数も極めて多くできる構
成として、1つのウエハ9w上に、写真フィルム84の
代替品として複数の撮像素子(撮像素子9eは、その1
つ)を設置する。また、この撮像素子9eを含む複数の
撮像素子における各々の前面に要素レンズ9gを配置す
る(要素レンズ9gはその1つであり、撮像素子9eに
対応している)。なお、各要素レンズ9gは、隣り合う
ものが干渉しないように、光学的な遮蔽手段9bを設け
ると都合がよい。
【0006】図9に示すテレビカメラでは、図面を簡略
化するために、撮像素子9eで代表される撮像素子及び
要素レンズ9gで代表される要素レンズが縦方向にそれ
ぞれ4個、横方向にそれぞれ5個となるように配列され
(5列×4行の配列)、これらの撮像素子に、符号D1
1〜D45で示される計20個の光学像が形成される構
造が示されているが、実際に実用される立体テレビカメ
ラでは、撮像素子9eで代表される撮像素子及び要素レ
ンズ9gで代表される要素レンズの個数は、それぞれ千
個乃至二千個にも達する。
【0007】この撮像素子及び要素レンズの個数は、撮
像される立体画像の動画の解像度に関係し、撮像素子及
び要素レンズの個数が増大すれば、撮像される立体画像
の動画の解像度も増大する。従来の立体テレビカメラ
は、前記の構造を備えているが、実際の画像は、この立
体テレビカメラからの出力信号が伝送系を介して送信さ
れ、さらに、テレビ受信機等の表示装置で表示された
り、ビデオ等の記録装置に記録されたものとなる。
【0008】ここで、前記レンズ群の各々が撮影して得
られた画像信号(要素画像信号)を、該レンズ群が配置
されている順序にシーケンシャルに並べ、1つの連続し
た信号を形成するようにすれば、既存の一般的な伝送装
置、表示装置、及び記録装置で取り扱う信号と適合した
信号となるので、この場合には、これら既存の一般的な
伝送装置、表示装置、及び記録装置(いずれも、平面テ
レビシステムに対応した装置)向けの信号圧縮・再生装
置(具体的には符号化装置及び復号化装置)を適用する
ことが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の平
面テレビシステム向けの既存の一般的な伝送装置、表示
装置、及び記録装置向けの信号圧縮・再生装置(符号化
装置及び復号化装置)では、IP方式を採用したテレビ
カメラに特有の性質を利用してはいないため、得られる
圧縮率には限界が有った。それ故、平面テレビシステム
よりも遙に膨大な情報量を圧縮する必要がある立体テレ
ビシステム向けの信号圧縮装置としては利用することが
できないといった問題点があった。
【0010】本発明は、以上のような従来の符号化装置
及び復号化装置における問題点に鑑みてなされたもので
あり、IP方式を採用したテレビカメラからの出力画像
信号を効率的に圧縮(符号化)し、かつ再生(復号化)
することができる符号化装置及び復号化装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では前記の課題を
解決するために、請求項1記載の符号化装置では、集積
した複数の撮像レンズの各々に結ばれる要素画像を撮像
するテレビカメラから出力されるインテグラルフォトグ
ラフィ信号を入力して符号化を行う符号化装置におい
て、現行の表示フレームの画像信号、及び現行の表示フ
レームよりも時間的に前の表示フレームの画像信号を用
いて前記画像信号間の相関を利用した符号化を行うフレ
ーム間符号化手段と、現行の表示フレームに閉じた範囲
内の画像信号を用いて符号化を行うフレーム内符号化手
段と、複数の要素画像に対応する複数の画像信号を用い
て前記画像信号間の相関を利用した符号化を行う要素画
像間符号化手段と、前記フレーム間符号化手段、フレー
ム内符号化手段、および、要素画像間符号化手段からそ
れぞれ出力される符号化出力のうち、符号化効率が最大
の符号化出力を出力する符号化選択手段とを有する符号
化装置として構成した。
【0012】このように構成されることにより、符号化
装置は、現行の表示フレームの画像信号、及び現行の表
示フレームよりも時間的に前の表示フレームの画像信号
を用いて前記画像信号間の相関を利用した符号化を行う
フレーム間符号化手段と、現行の表示フレームに閉じた
範囲内の画像信号を用いて符号化を行うフレーム内符号
化手段と、複数の要素画像に対応する複数の画像信号を
用いて前記画像信号間の相関を利用した符号化を行う要
素画像間符号化手段とから各々の符号化出力を得て、こ
れらの符号化出力のうち、符号化効率が最大である符号
化出力を符号化選択手段で選択して出力することができ
るので、IP信号の特性を考慮し、フレーム単位で実際
に入力されるIP信号の各々について、その特性を活か
した最適な符号化を行うことができるようにしている。
【0013】また、本発明では前記の課題を解決するた
めに、請求項2記載の符号化装置では、集積した複数の
撮像レンズの各々に結ばれる要素画像を撮像するテレビ
カメラから出力されるインテグラルフォトグラフィ信号
を入力して符号化を行う符号化装置において、現行の表
示フレームの画像信号、及び現行の表示フレームよりも
時間的に前の表示フレームの画像信号を用いて前記画像
信号間の相関を利用した符号化を行うフレーム間符号化
手段と、現行の表示フレームに閉じた範囲内の画像信号
を用いて符号化を行うフレーム内符号化手段と、複数の
要素画像に対応する複数の画像信号を用いて前記画像信
号間の相関を利用した符号化を行う要素画像間符号化手
段と、前記入力されたインテグラルフォトグラフィ信号
の内容に応じて、前記フレーム間符号化手段、フレーム
内符号化手段、および要素画像間符号化手段の内いずれ
かを適宜選択し、かつその選択された手段により前記入
力されたインテグラルフォトグラフィ信号の符号化が実
行されるように制御する画像特性解析手段とを有する符
号化装置として構成した。
【0014】このように構成されることにより、符号化
装置は、現行の表示フレームの画像信号、及び現行の表
示フレームよりも時間的に前の表示フレームの画像信号
を用いて前記画像信号間の相関を利用した符号化を行う
フレーム間符号化手段と、現行の表示フレームに閉じた
範囲内の画像信号を用いて符号化を行うフレーム内符号
化手段と、複数の要素画像に対応する複数の画像信号を
用いて前記画像信号間の相関を利用した符号化を行う要
素画像間符号化手段とを、画像特性解析手段により、入
力されたインテグラルフォトグラフィ信号の特徴に応じ
て適宜選択し、実行させることができるので、IP信号
の特性に適宜対応した最適な符号化を行うことができ
る。
【0015】また、前記符号化装置において、前記画像
特性解析手段は、前記入力されたインテグラルフォトグ
ラフィ信号の内容としての特性が、静止画像、動画像、
シーンチェンジ指令付きのいずれであるかを検証して対
応するように構成したので、IP信号の特性を考慮し、
フレーム単位で実際に入力されるIP信号の各々につい
て、画像の内容にまで適宜立ち入って得られる特徴を活
用した最適な符号化を行うことができる。
【0016】なお、前記符号化装置において、前記画像
特性解析手段は、前記入力されたインテグラルフォトグ
ラフィ信号が静止画像の信号である場合に、前記フレー
ム間符号化手段により、前記入力されたインテグラルフ
ォトグラフィ信号の符号化が実行されるように構成して
もよい。このように構成されることにより、前フレーム
との相関が高い静止画像に対して、確実に、前フレーム
との相関を利用した符号化を適用することができる。
【0017】また、前記符号化装置において、前記画像
特性解析手段は、前記入力されたインテグラルフォトグ
ラフィ信号が動画像の信号である場合には、前記フレー
ム内符号化手段と、動き補正を行った後で適用される前
記フレーム間符号化手段と、現行の画像に対応する他の
要素画像を探索した後で適用される前記要素画像間符号
化手段とにより、前記入力されたインテグラルフォトグ
ラフィ信号の符号化がそれぞれ実行されるように制御す
ると共に、前記フレーム間符号化手段により、フレーム
内符号化手段、要素画像間符号化手段からそれぞれ出力
される符号化出力のうち、符号化効率が最大の符号化出
力が出力されるように構成した。このように構成される
ことにより、複雑に変化する動画像に対して、複数通り
の符号化法を適用させ、結果として最適の符号化法によ
る符号化出力を得ることができる。
【0018】さらに、前記符号化装置において、前記画
像特性解析手段は、前記入力されたインテグラルフォト
グラフィ信号がシーンチェンジ指令付きの信号である場
合には、シーンをチェンジすると共に、現行の画像にオ
クルージョンが存在しない場合には前記要素画像間符号
化手段により、また、オクルージョンが存在し、かつ現
行の画像に対応する他の要素画像が存在しない場合には
前記フレーム内符号化手段により、さらに、オクルージ
ョンが存在し、かつ現行の画像に対応する他の要素画像
が存在する場合には前記要素画像間符号化手段により、
前記入力されたインテグラルフォトグラフィ信号の符号
化が実行されるように構成した。そのため、シーンチェ
ンジが有ってもオクルージョンが無ければ、要素画像間
の相関を利用した符号化ができるようにし、また、シー
ンチェンジが有ってオクルージョンも有る場合には、現
行画像に対応する要素画像を探索した上で、現行画像と
前記探索された要素画像間との相関を利用した符号化が
できる。
【0019】また、本発明では前記の課題を解決するた
めに、請求項7記載の復号化装置では、インテグラルフ
ォトグラフィ符号化信号を入力して復号化する復号化装
置において、前記インテグラルフォトグラフィ符号化信
号に適用された符号化手段の種類を検知する符号化解析
手段と、前記符号化解析手段が、フレーム間符号化手段
により符号化されたことを示す信号を検知した場合には
前記フレーム間符号化手段の逆演算法により前記インテ
グラルフォトグラフィ符号化信号をインテグラルフォト
グラフィ信号に変換して出力するフレーム間復号化手段
と、前記符号化解析手段が、フレーム内符号化手段によ
り符号化されたことを示す信号を検知した場合には前記
フレーム内符号化手段の逆演算法により前記インテグラ
ルフォトグラフィ符号化信号をインテグラルフォトグラ
フィ信号に変換して出力するフレーム内復号化手段と、
前記符号化解析手段が、要素画像間符号化手段により符
号化されたことを示す信号を検知した場合には前記要素
画像間符号化手段の逆演算法により前記インテグラルフ
ォトグラフィ符号化信号をインテグラルフォトグラフィ
信号に変換して出力する要素画像間復号化手段とを有す
る復号化装置として構成した。
【0020】このように構成されることにより、復号化
装置は、前記インテグラルフォトグラフィ符号化信号
が、フレーム間符号化手段により符号化されたものであ
る場合にはフレーム間復号化手段、フレーム内符号化手
段により符号化されたものである場合にはフレーム内復
号化手段、要素画像間符号化手段により符号化されたも
のである場合には要素画像間復号化手段を、それぞれ適
用することができるので、元のインテグラルフォトグラ
フィ信号に適用された符号化手段に対応した最適な復号
化手段を適用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明における第1の実
施の形態に係る符号化装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0022】本実施の形態に係る符号化装置は、入力さ
れたインテグラルフォトグラフィ(以下、IPという)
信号P1に対して、フレーム間の符号化を行うフレーム
間符号化部11(フレーム間符号化手段)と、フレーム
内の通常の符号化を行うフレーム内符号化部12(フレ
ーム内符号化手段)と、要素画像間の符号化を行う要素
画像間符号化部13(要素画像間符号化手段)と、最も
符号化効率の高い符号化出力を選択して符号化出力C1
を出力する符号化選択部14(符号化選択手段)とを具
備する。図2は、IP方式を用いた立体テレビシステム
の撮影から表示に至るまでの構成(IP信号の成り立
ち)を示す説明図である。
【0023】図2に示す立体テレビシステムでは、被写
体61の凸レンズ62を介した像を複眼レンズ63(光
ファイバを使用)の近辺に結像させる。また、この結像
を、テレビカメラ64で撮影し、画像信号の出力に変換
した後、液晶パネル65に表示している。この液晶パネ
ル65の近傍にも複眼レンズ66が設けられているの
で、操作者は、この複眼レンズ66を介した画像によ
り、特殊な眼鏡を掛けることなく、立体画像(回り込み
視認が可能な立体画像)を視認することができる。
【0024】図2の符号67は、この複眼レンズ63
(66)上に得られる画像の映像拡大図を示す。この映
像拡大図67からも分かるように、複眼レンズ63(6
6)が具備する要素レンズの各々には、被写体61を様
々な角度から撮影した画像の1つが要素画像として写し
出されている。
【0025】以下、図1および図2を参照して、本実施
の形態に係る符号化装置の機能を説明する。フレーム間
符号化部11は、IP信号P1を入力し、現行の表示フ
レーム(現フレーム)よりも時間的に1フレーム前の画
像信号(あるいは、インターレース表示の時は、1フィ
ールド前の画像信号)を用いて、フレーム間の相関を利
用した符号化を行う。
【0026】フレーム内符号化部12は、表示フレーム
(現フレーム)に限定した画像信号の通常の符号化を行
う。要素画像間符号化部13は、複数の要素画像に対応
する画像信号を用いた符号化を行う。ここで、前記の図
2を参照して、要素画像間符号化の原理を説明する。図
2に示す複眼レンズ63(66)の構造からも明らかな
ように、複眼レンズ63(66)が具備する要素レンズ
の各々には、被写体61を様々な角度から撮影した画像
の1つが要素画像として写し出されているので、これら
複数の要素画像間における画像信号の相関は高く、要素
画像間符号化では、この複数の要素画像間における相関
の高さを利用して、複数の要素画像から効率的に符号化
を行うことができる。
【0027】符号化選択部14は、フレーム間符号化部
11、フレーム内符号化部12、及び要素画像間符号化
部13からの符号化出力を比較し、最も符号化効率の高
い符号化出力(即ち、最も符号量の少ない符号化出力)
を選択して、符号化出力として出力する。
【0028】図3は、本発明における第1の実施の形態
に係る符号化装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図1,図2を参照しながら、図3に示す本実施の
形態に係る符号化装置の動作を説明する。但し、以下で
は、符号化の処理をステップS11,S12,S13の
順で説明するが、ステップS11,S12,S13の処
理の各々は、独立した処理部が起動されて実行されるの
で、ステップS11,S12,S13の各処理は、それ
ぞれ同時点で実行されるものとする(但し、前記の起動
とは、ここでは、単に、該当処理部に制御の流れを移す
こととし、以下でも同じ意味とする)。
【0029】図1に示すフレーム間符号化部11が起動
し、現行の表示すべきフレーム(現フレーム)の1つ前
に位置するフレーム(前フレーム)からの符号化(即
ち、フレーム間符号化)が実行される(ステップS1
1)。フレーム内符号化部12が起動され、現行の表示
すべきフレーム(現フレーム)に閉じた範囲での通常の
符号化(即ち、フレーム内符号化)が実行される(ステ
ップS12)。
【0030】要素画像間符号化部13が起動され、複数
の要素画像間における相関の高さを利用した符号化(即
ち、要素画像間符号化)が実行される(ステップS1
3)。その後、符号化選択部14が起動され、最も符号
化効率の高い符号化出力(即ち、最も符号量の少ない符
号化出力)を選択して、符号化出力として出力する処理
(符号化選択処理)が実行される(ステップS21)。
本実施の形態により、IP信号の特性を考慮し、フレー
ム単位で実際に入力されるIP信号の各々について、そ
の特性を活かした最適な符号化を行うことができる。
【0031】(第2の実施の形態)図4は、本発明にお
ける第2の実施の形態に係る符号化装置の構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態に係る符号化装置は、図
1に示す本発明における第1の実施の形態に係る符号化
装置のフレーム間符号化部11、フレーム内符号化部1
2、要素画像間符号化部13の前段に位置する部分に、
最適な符号化部を選択する画像特性解析部21(画像特
性解析手段)を配置し、かつ符号化選択部14を消去し
た構成をとる。
【0032】フレーム間符号化部11、フレーム内符号
化部12、要素画像間符号化部13の機能については、
本発明における第1の実施の形態に係る符号化装置と同
じである。また、IP方式を用いた立体テレビシステム
の撮影から表示に至るまでの構成(IP信号の成り立
ち)については、前記の図2に示すとおりである。以
下、本発明における第2の実施の形態に係る符号化装置
の画像特性解析部21の機能について説明する。
【0033】画像特性解析部21は、入力されたIP信
号P2の特性に応じた符号化を実行する符号化部(即
ち、フレーム間符号化部11、フレーム内符号化部1
2、要素画像間符号化部13のいずれか1つ)を選択
し、この選択した符号化部に前記の入力されたIP信号
P2を引き渡す。
【0034】図5は、本発明における第2の実施の形態
に係る符号化装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図2,図4を参照しながら、図5に示す本実施の
形態に係る符号化装置の動作を説明する。画像特性解析
部21は、入力されたIP信号P2を静止画像であると
認識した場合、静止画素を対象とした符号化の準備を行
う(ステップA1)。この場合は、現フレームの画像
は、前フレームの画像と同じであることが自明であるの
で、フレーム間符号化部11が起動されて前フレームよ
りの符号化が行われる(ステップA11)。
【0035】画像特性解析部21は、入力されたIP信
号P2を動画像であると認識した場合、動画素を対象と
した符号化の準備を行う(ステップB1)。この場合
は、現フレーム内の符号化(ステップB11)と、動き
補正を行った上での前フレームでの符号化(ステップB
12)と、対応画素を探索(ステップB13)した後の
要素画像間の符号化(ステップB21)との3種類の符
号化が行われる。以下、前記のステップB11〜ステッ
プB13について、さらに詳細に説明する。
【0036】前記のステップB11では、フレーム内符
号化部12が起動されて現フレーム内に閉じた範囲での
通常の符号化が行われる。ステップB12では、フレー
ム間符号化部11が起動されて前フレームの画像から被
写体の動きが予測され、この予測結果に基づいた符号化
が行われる。ステップB13では、画像特性解析部21
は、映し出されるべき画像と同じ画像が写っている要素
画像を対応画素探索処理で探し出し、要素画像間符号化
部13を起動する。この後、要素画像間符号化部13に
おいて、前記映し出されるべき画像と前記探し出された
要素画像との間での符号化が行われる。
【0037】ステップB1以下での動画素を対象とした
符号化の最終ステップ(ステップB31)において、図
1に示す符号化選択部14と同様の機能を備えた符号化
選択部(図示は省略)により、最も符号化効率の高い符
号化出力、即ち最も符号量の少ない符号化出力が選択さ
れて出力される。
【0038】画像特性解析部21は、入力されたIP信
号P2に含まれるシーンチェンジ指令を検出した場合、
シーンをチェンジすると共に、シーンチェンジ時に対応
した符号化の準備を行う(ステップC1)。周知のよう
に、シーンチェンジはテレビ放送では頻繁に使われる放
送技術であるが、これが行われると、チェンジされて成
る現行フレームと、前フレームとの相関関係は全く無く
なり、従って、この場合はフレーム間符号化部11によ
るフレーム間符号化は効果を生じない。故に、従来の符
号化装置では、この場合に、フレーム内符号化を行って
いるが、本実施の形態に係る符号化装置では、この場合
でも、要素画像間の符号化を適用できる可能性を有して
いる。
【0039】前記の可能性を確認するために、画像特性
解析部21は、まず、前記チェンジされて成る現行フレ
ームの画像内にオクルージョンが存在するか否かを検証
する。ここで、オクルージョンとは、被写体の前方に有
る画像や被写体そのものに付属するエッヂ等の作用によ
り、被写体の画像が隠されてしまう現象のことである。
オクルージョンが有る場合には、被写体を見る方向を変
える、即ち、回り込んで見る方向を変化させることによ
り、その現象を回避できる場合がある。
【0040】そこで、画像特性解析部21は、このオク
ルージョンが検出された場合には、まず、被写体の画像
の近傍の要素画像を探索し、被写体の画像と同じ画像が
写っている要素画像(対応画像)を探索する(ステップ
C21)。次に、前記探索により、この対応画像が存在
する時には、画像特性解析部21は、要素画像間符号化
部13を起動する。この後、要素画像間符号化部13に
おいて要素画像間の符号化が行われる(ステップC3
2)。また、この対応画像が存在しない時には、画像特
性解析部21は、フレーム内符号化部12を起動する。
この後、フレーム内符号化部12において現行フレーム
内に閉じた範囲での通常の符号化が行われる(ステップ
C31)。
【0041】一方、オクルージョンが無い場合には、無
条件で、要素画像間の符号化を適用することができるの
で、画像特性解析部21は、無条件で要素画像間符号化
部13を起動する。この後、要素画像間符号化部13に
おいて要素画像間の符号化が行われる(ステップC3
2)。
【0042】本実施の形態により、IP信号の特性を考
慮し、フレーム単位で実際に入力されるIP信号の各々
について、画像の内容にまで立ち入って解析し、その結
果得られる特徴を活用した最適な符号化を行うことがで
きる。
【0043】(第3の実施の形態)図6は、本発明にお
ける第3の実施の形態に係る復号化装置の構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態に係る復号化装置は、入
力されたIP符号化信号により復号化部を選択する符号
化解析部31(符号化解析手段)と、フレーム間符号化
法により出力された符号化出力を復号化するフレーム間
復号化部32(フレーム間復号化手段)と、フレーム内
符号化法により出力された符号化出力を復号化するフレ
ーム内復号化部33(フレーム内復号化手段)と、要素
画像間符号化法により出力された符号化出力を復号化す
る要素画像間復号化部34(要素画像間復号化手段)と
を具備する。
【0044】以下、図6を参照して、本実施の形態に係
る復号化装置の機能を説明する。符号化解析部31は、
入力されたIP符号化信号C3に含まれる符号化分類信
号を検証する。この符号化分類信号は、前記の入力され
たIP符号化信号が如何なる符号化法により符号化され
た符号化出力であるかを識別する信号であり、具体的に
は3種類の符号化法、即ち、図1,図4で示すフレーム
間符号化部11で採用される符号化法と、フレーム内符
号化部12で採用される符号化法と、要素画像間符号化
部13で採用される符号化法とを識別する信号である。
【0045】この検証結果により、符号化解析部31
は、フレーム間復号化部32、フレーム内復号化部3
3、要素画像間復号化部34のいずれか1つを選択して
起動すると共に、IP符号化信号C3を引き渡す。フレ
ーム間復号化部32が選択された場合は、フレーム間復
号化部32は、図1,図4で示すフレーム間符号化部1
1が採用している符号化法の逆演算法により、IP符号
化信号C3を復号化出力P3に変換する。
【0046】フレーム内復号化部33が選択された場合
は、フレーム内復号化部33は、図1,図4で示すフレ
ーム内符号化部12が採用している符号化法の逆演算法
により、IP符号化信号C3を復号化出力P3に変換す
る。要素画像間復号化部34が選択された場合は、要素
画像間復号化部34は、図1,図4で示す要素画像間符
号化部13が採用している符号化法の逆演算法により、
IP符号化信号C3を復号化出力P3に変換する。
【0047】図7は、本発明における第3の実施の形態
に係る復号化装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図6を参照しながら、図7に示す本実施の形態に
係る復号化装置の動作を説明する。入力されたIP符号
化信号C3は、符号化解析部31で解析され、その中に
含まれる符号化分類信号が検証される。符号化解析部3
1は、この検証結果により、フレーム間復号化部32、
フレーム内復号化部33、要素画像間復号化部34のい
ずれか1つを選択して起動すると共に、選択した復号化
部に対してIP符号化信号C3を引き渡す(ステップD
1)。これにより、フレーム間復号化部32によるフレ
ーム間復号化(ステップD11)、フレーム内復号化部
33によるフレーム内復号化(ステップD12)、要素
画像間復号化部34による要素画像間復号化(ステップ
D13)が実行される。
【0048】本実施の形態により、IP信号の特性を考
慮した最適な符号化法で符号化された符号化出力(IP
符号化信号)を、高い忠実度で元のIP信号に復号化す
ることができる。
【0049】なお、図3,図5,図7のフローチャート
で示した処理を実行するプログラムなど、処理装置に前
記の処理を行わせるためのプログラムは、半導体メモリ
を始め、CD−ROMや磁気テープなどのコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に格納して配付してもよい。
そして、少なくともマイクロコンピュータ,パーソナル
コンピュータ,汎用コンピュータを範疇に含むコンピュ
ータが、前記の記録媒体から前記プログラムを読み出し
て、実行するものとしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明に係る符
号化装置では、現行の表示フレームの画像信号、及び現
行の表示フレームよりも時間的に前の表示フレームの画
像信号を用いる前記画像信号間の相関を利用した符号化
と、現行の表示フレームに閉じた範囲内の画像信号を用
いる符号化と、複数の要素画像に対応する複数の画像信
号を用いる画像信号間の相関を利用した符号化とを並行
させ、それらの複数の符号化出力から符号化効率が最大
の符号化出力を出力することができるので、IP信号の
特性を考慮し、フレーム単位で実際に入力されるIP信
号の各々について、その特性を活かした最適な符号化を
行うことができる。
【0051】また、本発明に係る符号化装置では、現行
の表示フレームの画像信号、及び現行の表示フレームよ
りも時間的に前の表示フレームの画像信号を用いて画像
信号間の相関を利用した符号化と、現行の表示フレーム
に閉じた範囲内の画像信号を用いる符号化と、複数の要
素画像に対応する複数の画像信号を用いる画像信号間の
相関を利用した符号化とを、入力されたIP信号の特徴
に応じて適宜選択的に実行させることができるので、I
P信号の特性に適宜対応した最適な符号化を行うことが
できる。
【0052】また、入力されたIP信号が、静止画像、
動画像、シーンチェンジ指令付きのいずれであるかを検
証し、該検証結果に応じて、前記入力されたIP信号の
符号化を実行するので、IP信号の特性を考慮し、フレ
ーム単位で実際に入力されるIP信号の各々について、
画像の内容にまで適宜立ち入って得られる特徴を活用し
た最適な符号化を行うことができる。
【0053】なお、入力されたIP信号が静止画像の信
号である場合には、フレーム間符号化により、前記入力
されたIP信号の符号化を実行するので、前フレームと
の相関が高い静止画像に対して、確実に、前フレームと
の相関を利用した符号化を適用することができる。
【0054】また、入力されたIP信号が動画像の信号
である場合には、フレーム内符号化と、動き補正を行っ
た上でのフレーム間符号化と、現行の画像に対応する他
の要素画像を探索した上での要素画像間符号化とを並行
させ、それら複数の符号化出力から符号化効率が最大の
符号化出力を出力するので、複雑に変化する動画像に対
して、複数通りの符号化法を適用させ、結果として最適
の符号化法による符号化出力を得ることができる。
【0055】さらに、入力されたIP信号がシーンチェ
ンジ指令付きの信号である場合、さらに現行の画像にオ
クルージョンが存在しない場合には要素画像間符号化、
オクルージョンが存在し、かつ現行の画像に対応する他
の要素画像が存在しない場合にはフレーム内符号化、オ
クルージョンが存在し、かつ現行の画像に対応する他の
要素画像が存在する場合には要素画像間符号化が適用で
きるようにしたので、シーンチェンジが有ってもオクル
ージョンが無ければ、要素画像間の相関を利用した符号
化、さらに、シーンチェンジが有ってもオクルージョン
も有る場合には、現行画像に対応する要素画像を探索し
た上での現行画像と前記探索された要素画像間との相関
を利用した符号化ができるようにしている。
【0056】また、本発明に係る符号化装置では、IP
符号化信号にフレーム間符号化手段により符号化された
ことを示す信号が含まれる場合にはフレーム間符号化手
段の逆演算法により前記IP符号化信号をIP信号に変
換して出力する。そして、IP符号化信号にフレーム内
符号化手段により符号化されたことを示す信号が含まれ
る場合にはフレーム内符号化手段の逆演算法によりIP
符号化信号をIP信号に変換して出力する。さらに、I
P符号化信号に要素画像間符号化手段により符号化され
たことを示す信号が含まれる場合には要素画像間符号化
手段の逆演算法によりIP符号化信号をIP信号に変換
して出力する。そのため、元のインテグラルフォトグラ
フィ信号に適用された符号化手段に対応した最適な復号
化手段を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明おける第1の実施の形態に係る符号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるIP方式を用いた立体テレビシ
ステムの撮影から表示に至るまでの構成(IP信号の成
り立ち)を示す説明図である。
【図3】本発明おける第1の実施の形態に係る符号化装
置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明おける第2の実施の形態に係る符号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明おける第2の実施の形態に係る符号化装
置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明おける第3の実施の形態に係る復号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明おける第3の実施の形態に係る復号化装
置の動作を示すフローチャートである。
【図8】従来のIP方式立体テレビカメラの撮像原理を
示す説明図である。
【図9】従来の実用的な立体テレビカメラの構造を示す
構成図である。
【図10】従来の実用的なIP方式立体テレビカメラの
構造を示す他の構成図である。
【符号の説明】
11……フレーム間符号化部、 12……フレーム内符号化部、 13……要素画像間符号化部、 14……符号化選択部、 21……画像特性解析部、 31……符号化解析部、 32……フレーム間復号化部、 33……フレーム内復号化部、 34……要素画像間復号化部、 C1,C2……符号化出力 C3……IP符号化信号 P1、P2……IP信号 P3……復号化出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三科 智之 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 小林 真樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 岡野 文男 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5C022 AA00 CA02 5C059 KK00 MA04 MA05 NN01 NN43 PP01 PP04 PP13 SS06 SS11 TA17 TA22 TA23 TB04 TC18 TD02 TD11 UA02 UA05 5C061 AA06 AA20 AB03 AB06 AB10 AB17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積した複数の撮像レンズの各々に結ば
    れる要素画像を撮像するテレビカメラから出力されるイ
    ンテグラルフォトグラフィ信号を入力して符号化を行う
    符号化装置において、 現行の表示フレームの画像信号、及び現行の表示フレー
    ムよりも時間的に前の表示フレームの画像信号を用いて
    前記画像信号間の相関を利用した符号化を行うフレーム
    間符号化手段と、 現行の表示フレームに閉じた範囲内の画像信号を用いて
    符号化を行うフレーム内符号化手段と、 複数の要素画像に対応する複数の画像信号を用いて前記
    画像信号間の相関を利用した符号化を行う要素画像間符
    号化手段と、 前記フレーム間符号化手段、前記フレーム内符号化手
    段、および、前記要素画像間符号化手段からそれぞれ出
    力される符号化出力のうち、符号化効率が最大の符号化
    出力を出力する符号化選択手段と、 を有することを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 集積した複数の撮像レンズの各々に結ば
    れる要素画像を撮像するテレビカメラから出力されるイ
    ンテグラルフォトグラフィ信号を入力して符号化を行う
    符号化装置において、 現行の表示フレームの画像信号、及び現行の表示フレー
    ムよりも時間的に前の表示フレームの画像信号を用いて
    前記画像信号間の相関を利用した符号化を行うフレーム
    間符号化手段と、 現行の表示フレームに閉じた範囲内の画像信号を用いて
    符号化を行うフレーム内符号化手段と、 複数の要素画像に対応する複数の画像信号を用いて前記
    画像信号間の相関を利用した符号化を行う要素画像間符
    号化手段と、 前記入力されたインテグラルフォトグラフィ信号の内容
    に応じて、前記フレーム間符号化手段、前記フレーム内
    符号化手段、および、要素画像間符号化手段の内いずれ
    かを適宜選択し、かつ該選択された手段により前記入力
    されたインテグラルフォトグラフィ信号の符号化が実行
    されるように制御する画像特性解析手段と、を有するこ
    とを特徴とする符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記画像特性解析手段は、前記入力され
    たインテグラルフォトグラフィ信号の内容としてその特
    性が、静止画像、動画像、シーンチェンジ指令付きのい
    ずれであるかを検証し、その検証結果に応じて、前記フ
    レーム間符号化手段、前記フレーム内符号化手段、およ
    び、要素画像間符号化手段の内いずかを適宜選択し、か
    つ該選択された手段により前記入力されたインテグラル
    フォトグラフィ信号の符号化が実行されるように制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記画像特性解析手段は、前記入力され
    たインテグラルフォトグラフィ信号が静止画像の信号で
    ある場合には、前記フレーム間符号化手段により、前記
    入力されたインテグラルフォトグラフィ信号の符号化が
    実行されるように制御することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記画像特性解析手段は、前記入力され
    たインテグラルフォトグラフィ信号が動画像の信号であ
    る場合には、前記フレーム内符号化手段と、動き補正を
    行った後で適用される前記フレーム間符号化手段と、現
    行の画像に対応する他の要素画像を探索した後で適用さ
    れる前記要素画像間符号化手段とにより、前記入力され
    たインテグラルフォトグラフィ信号の符号化がそれぞれ
    実行されるように制御すると共に、前記フレーム間符号
    化手段、フレーム内符号化手段、および要素画像間符号
    化手段からそれぞれ出力される符号化出力のうち、符号
    化効率が最大の符号化出力が出力されるように制御する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の符号
    化装置。
  6. 【請求項6】 前記画像特性解析手段は、前記入力され
    たインテグラルフォトグラフィ信号がシーンチェンジ指
    令付きの信号である場合には、シーンをチェンジすると
    共に、現行の画像にオクルージョンが存在しない場合に
    は前記要素画像間符号化手段により、 オクルージョンが存在し、かつ現行の画像に対応する他
    の要素画像が存在しない場合には前記フレーム内符号化
    手段により、 オクルージョンが存在し、かつ現行の画像に対応する他
    の要素画像が存在する場合には前記要素画像間符号化手
    段により、 前記入力されたインテグラルフォトグラフィ信号の符号
    化が実行されるように制御することを特徴とする請求項
    3記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】 インテグラルフォトグラフィ符号化信号
    を入力して復号化する復号化装置において、 前記インテグラルフォトグラフィ符号化信号に適用され
    た符号化手段の種類を検知する符号化解析手段と、 前記符号化解析手段が、フレーム間符号化手段により符
    号化されたことを示す信号を検知した場合には前記フレ
    ーム間符号化手段の逆演算法により前記インテグラルフ
    ォトグラフィ符号化信号をインテグラルフォトグラフィ
    信号に変換して出力するフレーム間復号化手段と、 前記符号化解析手段が、フレーム内符号化手段により符
    号化されたことを示す信号を検知した場合には前記フレ
    ーム内符号化手段の逆演算法により前記インテグラルフ
    ォトグラフィ符号化信号をインテグラルフォトグラフィ
    信号に変換して出力するフレーム内復号化手段と、 前記符号化解析手段が、要素画像間符号化手段により符
    号化されたことを示す信号を検知した場合には前記要素
    画像間符号化手段の逆演算法により前記インテグラルフ
    ォトグラフィ符号化信号をインテグラルフォトグラフィ
    信号に変換して出力する要素画像間復号化手段と、 を有することを特徴とする復号化装置。
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