JP2002298068A - 帳票データ入力方法および装置 - Google Patents

帳票データ入力方法および装置

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JP2002298068A
JP2002298068A JP2001100194A JP2001100194A JP2002298068A JP 2002298068 A JP2002298068 A JP 2002298068A JP 2001100194 A JP2001100194 A JP 2001100194A JP 2001100194 A JP2001100194 A JP 2001100194A JP 2002298068 A JP2002298068 A JP 2002298068A
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Shinji Ono
真司 尾野
Noriyoshi Ishino
知徳 石野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不特定多数の者をオペレータの代用として利用
し、選任のオペレータを雇用することなく、効率よくデ
ータ入力等を行うことのできる帳票データ入力方法およ
び装置を提供する。 【解決手段】データ処理センタ1が帳票画像を文字単位
の画像データ若しくは印影の重ね合わせ画像の少なくと
も一部を含む画像データに分割し、該分割した画像デー
タを携帯電話4に配信して対応する文字コードの入力若
しくは印鑑照合の確認を求め、その求めに応じて携帯電
話4の所有者が入力した情報をデータ処理センタ1が集
信して帳票の記載事項を電子化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帳票データ入力
方法および装置に関し、特に、帳票等の媒体に記入され
た文字をコンピュータへデータ入力し管理する作業およ
び捺印された印影を確認する作業の効率を向上させるこ
とのできる帳票データ入力方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、帳票等の媒体に記入された文字を
コンピュータへデータ入力し、以後、入力されたデータ
をコンピュータ処理により様々な処理に利用することが
多く行われている。
【0003】ここで、帳票等に記入された文字をデータ
入力する際の処理の流れを説明する。図10は、帳票等
に記入された文字をデータ入力する際の従来の処理の流
れを示すフローチャートである。
【0004】まず、帳票等の媒体を受け取った後で、当
該媒体をスキャナ等により画像データとして入力する
(ステップ501)。その後、媒体に記入された文字に
対してOCR(Optical Character Reader)処理を施し
(ステップ502)、OCR処理で認識できなかった文
字に対しては(ステップ503でYES)、オペレータ
が手入力する(ステップ504)。その後、データ化さ
れた内容を再度、オペレータが確認し(ステップ50
5)、データを確定する。
【0005】また、帳票等の媒体には、印鑑が捺印され
る場合があるが、この場合には、捺印されている印影が
登録印影と一致するか否かを確認する必要がある。図1
1は、帳票等に捺印された印影を確認する際の従来の処
理の流れを示すフローチャートである。
【0006】印影の確認の際には、まず、帳票等の媒体
を受け取った後で、当該媒体をスキャナ等により画像デ
ータとして入力する(ステップ601)。そして、当該
画像から印影部分を切り出すとともに(ステップ60
2)、登録済みの印影をデータベース等から取得する
(ステップ603)。そして、オペレータが両者の比較
を行い(ステップ604)、その後、別のオペレータが
確認を行って(ステップ605)、処理を終了する。
【0007】このように、文字データの入力や印影の比
較には、オペレータによる作業が不可欠である。また、
これらの作業は、その内容に守秘義務が伴うことも多
く、業務の効率を向上させるには、選任のオペレータが
数多く必要となり、その人的コストは多大なものとな
る。
【0008】このような問題点を解決するものとして、
特開平11−282612号公報に記載されている「情
報入力方法およびシステム」が提案されている。このシ
ステムでは、イメージデータを複数に分割し、分割した
イメージを複数の端末に配信する。そして、端末を操作
するオペレータにより入力された文字コードを集信して
文書全体の文字列をコード化(データ化)するようにし
ている。この端末は、インターネット等を介して接続さ
れるものであるため、オペレータを在宅として雇用する
ことができる等の利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、在宅で
あろうと、オペレータを数多く確保することは、コスト
が多大なものとなり、場合によっては、オペレータへ作
業内容を教育したり、オペレータに端末機材を支給する
必要なども生じてしまう。
【0010】また、上述の「情報入力方法およびシステ
ム」では、印影の比較確認処理を行うことはできない。
【0011】そこで、この発明は、不特定多数の者をオ
ペレータの代用として利用し、特にデータエントリーに
関して選任のオペレータを雇用することなく、効率よく
データ入力等を行うことのできる帳票データ入力方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、帳票類の記入事項を電子デー
タ化する帳票データ入力方法において、処理対象の帳票
類に基づく画像データを所定の大きさの分割画像データ
に分割するとともに、該分割画像データを双方向通信を
提供する事業者のサービスに加入している端末に配信し
て該端末の操作者に分割画像データに基づく電子データ
の入力を行わせ、該入力結果を集信して前記帳票類を電
子データ化することを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記分割画像データは、前記帳票類に記入さ
れた文字列の1文字を単位として分割された画像データ
であり、前記端末により入力された入力結果は、前記分
割画像データに含まれる文字に対応する文字コードとし
て集信されることを特徴とする。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記分割画像データは、前記帳票類に捺印さ
れた印影を切り出した印影画像に、該印影に対応する登
録印影画像を重ね合わせた画像データであり、前記端末
により入力された入力結果は、前記印影画像と前記登録
印影画像が一致するか否かを示すデータとして集信され
ることを特徴とする。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記分割画像データは、前記印影画像と前記
登録印影画像とを重ね合わせた画像を少なくとも2つに
分割した画像データであることを特徴とする。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、前記分割画像データを複数の端末に配信し、
該複数の端末により入力された入力結果を多数決処理し
て前記帳票類を電子データ化することを特徴とする。
【0017】また、請求項6の発明は、請求項1の発明
において、前記端末の所有者に前記電子データの入力に
対する報酬を支払うことを特徴とする。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項6の発明
において、前記報酬は、前記端末の所有者が前記事業者
に支払うべく料金を割り引くことで支払われることを特
徴とする。
【0019】また、請求項8の発明は、請求項6の発明
において、前記分割画像データを複数の端末に配信する
とともに、該複数の端末により入力された入力結果を多
数決処理し、該多数決処理の結果最大数となった入力結
果を正答とし、前記端末の所有者のうち前記入力結果が
正答であった所有者に対してのみ前記報酬を支払うこと
を特徴とする。
【0020】また、請求項9の発明は、帳票類の記入事
項を電子データ化する帳票データ入力装置において、処
理対象の帳票類に基づく画像データを所定の大きに分割
した分割画像データを生成する画像分割手段と前記画像
分割手段により分割された分割画像データを双方向通信
を提供する事業者のサービスに加入している端末に配信
する配信手段と、前記配信手段により配信された画像デ
ータに基づいて前記該端末の操作者が入力した電子デー
タを入力結果として集信する集信手段と、前記集信手段
が集信した入力結果に基づいて前記帳票類を電子データ
化する電子化手段とを具備することを特徴とする。
【0021】また、請求項10の発明は、請求項9の発
明において、前記画像分割手段は、前記画像データに含
まれる文字列の1文字のみを含む分割画像データを生成
し、前記集信手段は、前記分割画像データに含まれる文
字に対応する文字コードを前記入力結果として集信する
ことを特徴とする。
【0022】また、請求項11の発明は、請求項9の発
明において、前記画像分割手段は、前記帳票類に捺印さ
れた印影を切り出した印影画像に、該印影に対応する登
録印影画像を重ね合わせた分割画像データを生成し、前
記集信手段は、前記印影画像と前記登録印影画像が一致
するか否かを示すデータを前記入力結果として集信する
ことを特徴とする。
【0023】また、請求項12の発明は、請求項11の
発明において、前記画像分割手段は、前記印影画像と前
記登録印影画像とを重ね合わせた画像を少なくとも2つ
に分割した分割画像データを生成することを特徴とす
る。
【0024】また、請求項13の発明は、請求項9の発
明において、前記配信手段は、前記分割画像データを複
数の端末に配信し、前記電子化手段は、複数の端末によ
り入力された入力結果を多数決処理して前記帳票類を電
子データ化することを特徴とする。
【0025】また、請求項14の発明は、請求項13の
発明において、前記電子化手段による多数決処理の結果
最大数となった入力結果を正答とし、前記端末の所有者
のうち前記入力結果が正答であった所有者に対する報酬
額を算出する報酬算出手段をさらに具備することを特徴
とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る帳票データ
入力方法および装置の一実施の形態について、添付図面
を参照して詳細に説明する。
【0027】図1は、この発明を適用した帳票データ入
力システムの構成を示した図である。同図に示すよう
に、帳票データ入力システムは、データ処理センタ1と
データ処理依頼者2(2−1〜2−n)、電話会社3、
携帯電話4(4−1〜4−m)から構成される。
【0028】データ処理センタ1は、帳票データの入力
を業務として処理し、データ処理依頼者2からの帳票デ
ータ入力依頼を受け付ける。そして、携帯電話4の所有
者を外部オペレータの代用として利用し、電話会社3
は、その仲介者となる。また、このシステムでは、電話
会社が複数あってもよく、携帯電話4に代わってPHS
若しくはその両者を利用してもよい。さらに、電話会社
3と携帯電話4の組み合わせをディジタル放送会社とデ
ィジタル放送受信端末、インターネットプロバイダとP
C等のように、仲介者(電話会社3等)と端末(携帯電
話4等)の間で双方向の通信が可能であるものと置き換
えて又は組み合わせてシステムを構成することができ
る。
【0029】ここで、図2を参照して、帳票データ入力
システムにおけるデータ処理の流れを説明する。図2
は、帳票データ入力システムにおけるデータ処理の流れ
を示した図である。
【0030】データ処理センタ1は、データ処理依頼者
2からデータ入力対象となる帳票等の媒体若しくは当該
媒体をスキャナ等で読み取った画像データをデータ処理
依頼とともに受け付ける。そして、受け付けた媒体を画
像データに変換したもの若しくは受け付けた画像データ
にOCR等の処理を施した後、文字単位の画像データや
印影画像データを切り出して、外部オペレータの代用と
なる携帯電話4の所有者(以下、外部オペレータ5と称
する)に配信する。
【0031】その後、外部オペレータ5により、配信し
た文字に対応するコードや印鑑の照合結果が入力される
と、データ処理センタ1は、これを集信し、正誤判定等
を行った後に、完成したデータとして、データ処理依頼
者2へデータ入力結果等を引き渡す。
【0032】次に、データ処理センタ1と外部オペレー
タによるデータ入力処理の詳細について説明するが、ま
ずは、文字を処理する場合を説明する。図3は、文字を
処理する場合のデータ入力処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【0033】データ入力処理では、まず、データ処理セ
ンタ1がデータ処理依頼者2から渡された媒体をスキャ
ナ等で読み取って画像入力する(ステップ101)。な
お、データ処理依頼者2から画像データを渡された場合
には、この処理は省略できる。続いて、画像データに対
してOCR処理を施す(ステップ102)。その結果、
OCR処理が成功した文字(OCRエンジンがリジェク
トしなかった文字)に対しては、従来通り、オペレータ
によるデータ確認処理(ベリファイ)処理に進む(ステ
ップ109)。ただし、データ確認処理は、OCR処理
後に直ちに行うのではなく、後述するOCR不能文字に
対する処理が終了した後に行う。
【0034】一方、OCR処理が不能であった文字に対
しては(ステップ103でYES)、当該文字を含む画
像を文字単位に切り出した文字画像データに変換する
(ステップ104)。そして、変換した文字画像データ
を電話会社3を介して携帯電話4に配信する(ステップ
105)。
【0035】文字画像データの配信は、複数の文字画像
データ(異なる媒体から取得したものを含む)を複数の
携帯電話4に配信できるように、一定期間の間、配信用
の文字画像データとして準備しておき、携帯電話4側か
らのアクセスがあった際に、複数の文字画像データをラ
ンダムに携帯電話4に配信する。この際に、1の携帯電
話4に同一の文字画像データを配信しないこと、同一の
媒体からの文字画像データの配信を所定数以内に抑えて
個人情報の漏洩を防ぐこと、同一の文字画像データを異
なる携帯電話4に配信することを条件とする。
【0036】一方、携帯電話4を所有する外部オペレー
タ5は、任意のタイミングで指定されたアドレス等への
アクセスを行うと、この操作により文字画像データが配
信される。この文字画像データは、図4に示すように、
携帯電話4の表示器41に表示される。そして、外部オ
ペレータ5は、表示器41に表示された文字と同一と考
える文字を入力する(ステップ106)。この文字の入
力方法は、携帯電話4の機種毎に異なるが、電子メール
への文字入力やウェブページへのフォーム入力を行う方
法と同じであり、外部オペレータ5が難なく行える操作
である。
【0037】外部オペレータ5が文字の入力を行うと、
入力された文字は、文字コードとしてデータ処理センタ
1に集信される(ステップ107)。そして、データ処
理センタ1は、一定期間後、つまり、処理対象の文字画
像データの配信期間が経過した後に、当該文字画像デー
タに対する集信した文字コードの多数決処理を行って正
しいと推定される文字コードを得る(ステップ10
8)。
【0038】その後、先にOCR処理が成功した文字と
集信後に多数決処理を施した文字の両者を併せてオペレ
ータによるデータ確認処理(ベリファイ)処理を行い
(ステップ109)、処理を終了する。
【0039】次に、データ処理センタ1と外部オペレー
タによるデータ入力処理のうち、印鑑照合処理の詳細に
ついて説明する。図5は、印鑑照合処理を行う場合のデ
ータ入力処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】データ入力処理では、まず、データ処理セ
ンタ1がデータ処理依頼者2から渡された媒体をスキャ
ナ等で読み取って画像入力する(ステップ201)。な
お、データ処理依頼者2から画像データを渡された場合
には、この処理は省略できる。続いて、画像データ内の
捺印位置を特定して、印影画像を切り出す(ステップ2
02)。そして、切り出した印影画像に対応する登録印
影を図示しないデータベースから取得する(ステップ2
03)。この登録印影の取得は、画像データ内の文字列
等に対して別途OCR処理を施して、その捺印者を特定
することができるが、このOCR処理に際して、上述し
た文字入力処理(図3を参照して説明した処理)を利用
することができる。
【0041】登録印影を取得すると、取得した登録印影
と切り出した印影画像とを重ね合わせ、印影の重ね合わ
せ画像を生成する(ステップ204)。そして、生成し
た重ね合わせ画像を電話会社3を介して携帯電話4に配
信する(ステップ205)。この重ね合わせ画像は、階
調画像として生成してもよいが、例えば、切り出した印
影画像を赤、登録印影を青とする等の2色以上のカラー
画像として生成することで外部オペレータ5による確認
がより容易となる。ただし、カラー画像を生成する場合
には、配信先の携帯電話4は、カラー画像が表示可能な
機種に限定される。
【0042】重ね合わせ画像の配信は、複数の携帯電話
4に配信できるように、一定期間の間、配信用の画像デ
ータとして準備しておき、携帯電話4側からのアクセス
があった際に、携帯電話4に配信する。この際に、1の
携帯電話4に同一の重ね合わせ画像を配信しないことを
条件とする。
【0043】一方、携帯電話4を所有する外部オペレー
タ5は、任意のタイミングで指定されたアドレス等への
アクセスを行うと、この操作により重ね合わせ画像が配
信される。この重ね合わせ画像は、図6に示すように、
携帯電話4の表示器41に表示される。そして、外部オ
ペレータ5は、表示器41に表示された重ね合わせ画像
を参照して、切り出した印影画像を登録印影画像が一致
するか否かを確認し、その結果を入力する(ステップ2
06)。ただし、外部オペレータ5にとっては、切り出
した印影画像と登録印影画像を区別する必要はなく、2
つの画像が一致するか否かのみを確認すればよい。
【0044】外部オペレータ5による確認結果の入力方
法は、携帯電話4の機種毎に異なるが、ウェブページの
リンクを選択する際等の方法と同じであり、外部オペレ
ータ5が難なく行える操作である。
【0045】外部オペレータ5が印鑑照合(印影の一
致、不一致)の確認を行うと、その確認結果は、データ
処理センタ1に集信される(ステップ207)。そし
て、データ処理センタ1は、一定期間後、つまり、処理
対象の重ね合わせ画像の配信期間が経過した後に、当該
重ね合わせ画像に対する集信した印鑑照合結果の多数決
処理を行って正しいと推定される印鑑照合結果を得る
(ステップ208)。
【0046】その後、オペレータによるデータ確認処理
(ベリファイ)処理を行い(ステップ209)、処理を
終了する。
【0047】なお、帳票等の1つの媒体に文字列と印影
の両者が存在する場合には、先に文字入力処理を行って
から印鑑照合処理を行うが、文字入力処理の際には、ス
テップ108のデータ確認処理を行わずに、印鑑照合処
理の際に、ステップ208のデータ確認処理で文字処理
入力に対するデータ確認処理を併せて行うようにしても
よい。
【0048】ところで、上述した印鑑照合処理に際して
は、図6に示したように、外部オペレータ5には、完全
な印影の重ね合わせ画像を配信していた。しかしなが
ら、印影画像も個人情報の1つであるため、これを守秘
しなければならない場合もある。この場合には、外部オ
ペレータ5には、印影の重ね合わせ画像を半分以下の大
きさに分割して配信し、複数の外部オペレータ5により
1つの印影の印鑑照合を行うことになる。重ね合わせ画
像を分割して配信する場合には、外部オペレータ5の所
有する携帯電話4の表示器41には、図7(a)若しく
は図7(b)に示すような分割された重ね合わせ画像が
表示される。この場合には、もちろん、分割された重ね
合わせ画像の双方を同一の携帯電話4に配信しないよう
にする。
【0049】さて、この帳票データ入力システムでは、
携帯電話4の所有者を外部オペレータの代用として利用
しているが、携帯電話4の所有者が上述した作業を無料
で行うことは考えにくく、少なくとも画像データ等の配
信、集信の際に要する通信費を支払ってまでこのような
作業を行うことはないと考えてよい。そのため、データ
処理センタ1では、外部オペレータ5(携帯電話4の所
有者)に対して、報酬を支払う他に、画像データ等の配
信、集信に要する通信費を負担する。
【0050】図8は、データ処理センタ1が支払う報酬
の流れを示した図である。同図に示すように、データ処
理センタ1は、電話会社3に対して、通信費、通信費の
割引分、仲介料の支払いを行う。この通信費は、画像デ
ータ等の配信、集信の際に要する通信費である。通信費
の割引分は、外部オペレータ5に対する報酬に相当し、
電話会社3は、この割引分を該当する外部オペレータ5
の通信費(外部オペレータ5の個人使用に係る通信費)
から割引する。仲介料は、電話会社3に対する手数料で
あり、主に通信費の処理に対する費用となる。また、画
像データの集信、配信を行うサーバ等の管理を電話会社
3に依頼した場合には、この処理に対する料金も仲介料
に含まれることになる。
【0051】通信費の割引分として外部オペレータ5に
支払う報酬額は、単純には、データ入力数、つまり、回
答数で算出することができるが、外部オペレータ5によ
る不適切な回答を防止するために、正答数に応じて報酬
額を決定する。正答数とは、上述の多数決処理(ステッ
プ108若しくはステップ208)の結果、最も回答数
の多かった答えを正答として、その入力数を算出したも
のである。そして、この場合には、データ処理センタ1
は、図9(a)に示すようなテーブルで、外部オペレー
タ5への報酬額を管理する。
【0052】また、単に正答数のみで報酬額を決定する
以外に、正答率に応じて報酬単価を変更し、その上で、
正答数に応じた報酬額を決定することもできる。この場
合には、データ処理センタ1は、図9(b)に示すよう
なテーブルで、外部オペレータ5への報酬額を管理す
る。
【0053】さらに、回答数に応じて報酬単価を変更
し、その上で、正答数に応じた報酬額を決定することも
できる。この場合には、データ処理センタ1は、図9
(c)に示すようなテーブルで、外部オペレータ5への
報酬額を管理する。もちろん、この場合に、正答率を加
味してもよい。
【0054】なお、仲介者が電話会社3ではなくディジ
タル放送会社である場合には、受信料の割引として報酬
を支払い、インターネットプロバイダである場合には、
接続料金を割り引く等、それぞれの形態毎に同様に報酬
の支払いを行う。また、報酬の支払いは、必ずしも料金
の割引という形にする必要はなく、回答に対してポイン
トを加算し、一定以上のポイントで商品との引き替えを
行う等の形態をとってもよい。もちろん、現金による支
払いも可能である。
【0055】なお、ステップ102でOCR処理の際、
文字の切り出しに万一失敗した場合には、配信しても外
部オペレータからは、「文字ではない」、「読めない」
という答えしか返ってこないので、このような場合に
は、ステップ109でデータを修正、決定すればよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帳票画像を文字単位の画像データ若しくは印影の重
ね合わせ画像の少なくとも一部を含む画像データに分割
し、該分割した画像データを携帯電話のような事業者が
提供する双方向通信サービスに対応する端末に配信して
対応する文字コードの入力若しくは印鑑照合の確認を求
め、その求めに応じて端末の所有者が入力した情報を集
信して帳票の記載事項を電子化するように構成したの
で、OCRが不能な文字等に対しても選任のオペレータ
を雇用することなく、電子データ化することが可能とな
り、帳票データの入力を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した帳票データ入力システムの
構成を示した図である
【図2】帳票データ入力システムにおけるデータ処理の
流れを示した図である。
【図3】文字を処理する場合のデータ入力処理の流れを
示すフローチャートである。
【図4】文字画像データの表示例を示した図である。
【図5】印鑑照合処理を行う場合のデータ入力処理の流
れを示すフローチャートである。
【図6】印影の重ね合わせ画像の表示例を示した図
(1)である。
【図7】印影の重ね合わせ画像の表示例を示した図
(2)である。
【図8】データ処理センタ1が支払う報酬の流れを示し
た図である。
【図9】報酬管理を行うテーブルの例を示した図であ
る。
【図10】帳票等に記入された文字をデータ入力する際
の従来の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】帳票等に捺印された印影を確認する際の従来
の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ処理センタ 2、2−1〜2−n データ処理依頼者 3 電話会社 4、4−1〜4−m 携帯電話 5 外部オペレータ 41 表示器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票類の記入事項を電子データ化する帳
    票データ入力方法において、 処理対象の帳票類に基づく画像データを所定の大きさの
    分割画像データに分割するとともに、該分割画像データ
    を双方向通信を提供する事業者のサービスに加入してい
    る端末に配信して該端末の操作者に分割画像データに基
    づく電子データの入力を行わせ、該入力結果を集信して
    前記帳票類を電子データ化することを特徴とする帳票デ
    ータ入力方法。
  2. 【請求項2】 前記分割画像データは、 前記帳票類に記入された文字列の1文字を単位として分
    割された画像データであり、前記端末により入力された
    入力結果は、前記分割画像データに含まれる文字に対応
    する文字コードとして集信されることを特徴とする請求
    項1記載の帳票データ入力方法。
  3. 【請求項3】 前記分割画像データは、 前記帳票類に捺印された印影を切り出した印影画像に、
    該印影に対応する登録印影画像を重ね合わせた画像デー
    タであり、前記端末により入力された入力結果は、前記
    印影画像と前記登録印影画像が一致するか否かを示すデ
    ータとして集信されることを特徴とする請求項1記載の
    帳票データ入力方法。
  4. 【請求項4】 前記分割画像データは、 前記印影画像と前記登録印影画像とを重ね合わせた画像
    を少なくとも2つに分割した画像データであることを特
    徴とする請求項3記載の帳票データ入力方法。
  5. 【請求項5】 前記分割画像データを複数の端末に配信
    し、該複数の端末により入力された入力結果を多数決処
    理して前記帳票類を電子データ化することを特徴とする
    請求項1記載の帳票データ入力方法。
  6. 【請求項6】 前記端末の所有者に前記電子データの入
    力に対する報酬を支払うことを特徴とする請求項1記載
    の帳票データ入力方法。
  7. 【請求項7】 前記報酬は、 前記端末の所有者が前記事業者に支払うべく料金を割り
    引くことで支払われることを特徴とする請求項6記載の
    帳票データ入力方法。
  8. 【請求項8】 前記分割画像データを複数の端末に配信
    するとともに、該複数の端末により入力された入力結果
    を多数決処理し、該多数決処理の結果最大数となった入
    力結果を正答とし、前記端末の所有者のうち前記入力結
    果が正答であった所有者に対してのみ前記報酬を支払う
    ことを特徴とする請求項6記載の帳票データ入力方法。
  9. 【請求項9】 帳票類の記入事項を電子データ化する帳
    票データ入力装置において、 処理対象の帳票類に基づく画像データを所定の大きに分
    割した分割画像データを生成する画像分割手段と、 前記画像分割手段により分割された分割画像データを双
    方向通信を提供する事業者のサービスに加入している端
    末に配信する配信手段と、 前記配信手段により配信された画像データに基づいて前
    記該端末の操作者が入力した電子データを入力結果とし
    て集信する集信手段と、 前記集信手段が集信した入力結果に基づいて前記帳票類
    を電子データ化する電子化手段とを具備することを特徴
    とする帳票データ入力装置。
  10. 【請求項10】 前記画像分割手段は、 前記画像データに含まれる文字列の1文字のみを含む分
    割画像データを生成し、 前記集信手段は、 前記分割画像データに含まれる文字に対応する文字コー
    ドを前記入力結果として集信することを特徴とする請求
    項9記載の帳票データ入力装置。
  11. 【請求項11】 前記画像分割手段は、 前記帳票類に捺印された印影を切り出した印影画像に、
    該印影に対応する登録印影画像を重ね合わせた分割画像
    データを生成し、 前記集信手段は、 前記印影画像と前記登録印影画像が一致するか否かを示
    すデータを前記入力結果として集信することを特徴とす
    る請求項9記載の帳票データ入力装置。
  12. 【請求項12】 前記画像分割手段は、 前記印影画像と前記登録印影画像とを重ね合わせた画像
    を少なくとも2つに分割した分割画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項11記載の帳票データ入力装
    置。
  13. 【請求項13】 前記配信手段は、 前記分割画像データを複数の端末に配信し、 前記電子化手段は、 複数の端末により入力された入力結果を多数決処理して
    前記帳票類を電子データ化することを特徴とする請求項
    9記載の帳票データ入力装置。
  14. 【請求項14】 前記電子化手段による多数決処理の結
    果最大数となった入力結果を正答とし、前記端末の所有
    者のうち前記入力結果が正答であった所有者に対する報
    酬額を算出する報酬算出手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項13記載の帳票データ入力装置。
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