JP2002297552A - 携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置 - Google Patents

携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置

Info

Publication number
JP2002297552A
JP2002297552A JP2001104331A JP2001104331A JP2002297552A JP 2002297552 A JP2002297552 A JP 2002297552A JP 2001104331 A JP2001104331 A JP 2001104331A JP 2001104331 A JP2001104331 A JP 2001104331A JP 2002297552 A JP2002297552 A JP 2002297552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
portable terminal
biometric
personal
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001104331A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Shigematsu
智志 重松
Kenichi Saito
賢一 斎藤
Takahiro Hatano
孝裕 羽田野
Oku Kuraki
億 久良木
Toshishige Shimamura
俊重 島村
Katsuyuki Machida
克之 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001104331A priority Critical patent/JP2002297552A/ja
Priority to US09/853,770 priority patent/US20020095588A1/en
Priority to EP01250162A priority patent/EP1223560A3/en
Priority to EP10075094A priority patent/EP2211309A1/en
Publication of JP2002297552A publication Critical patent/JP2002297552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人情報の漏洩と不正な電子商取引とを防止
する。 【解決手段】 生体認証装置2は、ユーザの生体情報を
読み取る生体情報読取手段と、予め登録された正規ユー
ザの生体情報とこの正規ユーザの個人情報とを記憶する
第1の記憶手段と、生体情報読取手段で読み取られた生
体情報と第1の記憶手段に記憶された正規ユーザの生体
情報とを照合して本人認証を行い、認証結果が照合一致
を示す場合のみ、第1の記憶手段に記憶された個人情報
を携帯型端末装置に送信する第1の処理装置とを有す
る。携帯型端末装置1は、送信された個人情報を記憶す
る第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶された個人
情報を用いて通信処理又はデータ処理を行う第2の処理
手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの生体情報
を用いて本人認証を行う例えば携帯電話機等の携帯型端
末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話機等の携帯型端末装
置には、電話番号、電子メールアドレス等の個人情報が
保存されている。このような個人情報が正規のユーザ以
外の第三者に漏洩するのを防ぐため、個人情報へのデー
タアクセス処理にパスワードを設定して、第三者が個人
情報に不正にアクセスすることを防止していた。また、
近年、携帯型端末装置からネットワークを介してウエブ
サイトにアクセスし、例えば商品購入などの電子商取引
を行うことが可能となった。このような電子商取引にお
いても、ユーザの正当性確認のためにパスワードが用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型端末装置では、正規ユーザ以外の第三者がデータ
アクセスに必要なパスワードを不正に取得すると、携帯
型端末装置に記憶された個人情報にアクセスすることが
可能となるため、個人情報が漏洩する可能性があった。
同様に、正規ユーザ以外の第三者がサービス情報、例え
ば電子商取引に必要なパスワードを不正に取得すると、
第三者は正規ユーザになりすまして電子商取引を行うこ
とが可能となるため、携帯型端末装置が不正に使用され
て正規ユーザに課金がなされるといった問題が起こる可
能性があった。本発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、個人情報及びサービス情報の漏洩と不正
な電子商取引とを防止することができる携帯型端末シス
テム、生体認証装置及び携帯型端末装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型端末シス
テムは、携帯型端末装置(1)と生体認証装置(2)と
からなり、前記生体認証装置は、自装置を所持するユー
ザの生体情報を読み取る生体情報読取手段(22)と、
予め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザ
の個人情報とを記憶する第1の記憶手段(23)と、前
記生体情報読取手段で読み取られた生体情報と前記第1
の記憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを照合
して本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場合の
み、前記第1の記憶手段に記憶された個人情報を前記携
帯型端末装置に送信する第1の処理装置(24)とを有
し、前記携帯型端末装置は、前記生体認証装置から送信
された個人情報を記憶する第2の記憶手段(15)と、
この第2の記憶手段に記憶された個人情報を用いて通信
処理又はデータ処理を行う第2の処理手段(14)とを
有するものである。また、本発明の携帯型端末システム
は、携帯型端末装置と生体認証装置とからなり、前記生
体認証装置は、自装置を所持するユーザの生体情報を読
み取る生体情報読取手段と、予め登録された正規ユーザ
の生体情報とこの正規ユーザがサービス提供を受けるの
に必要なサービス情報とを記憶する第1の記憶手段と、
前記生体情報読取手段で読み取られた生体情報と前記第
1の記憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを照
合して本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場合
のみ、前記第1の記憶手段に記憶されたサービス情報を
前記携帯型端末装置に送信する第1の処理装置とを有
し、前記携帯型端末装置は、前記生体認証装置から送信
されたサービス情報を記憶する第2の記憶手段と、この
第2の記憶手段に記憶されたサービス情報を用いて通信
処理又はデータ処理を行う第2の処理手段とを有するも
のである。また、本発明の携帯型端末システムの1構成
例において、前記個人情報は、前記正規ユーザの個人識
別番号を含み、前記携帯型端末装置の第2の処理手段
は、前記第2の記憶手段に前記個人情報が格納された
後、この個人情報に含まれる前記個人識別番号を用いて
ネットワークとの回線接続を行うものである。また、本
発明の携帯型端末システムの1構成例において、前記サ
ービス情報は、ウエブサイトにログインする際に使用さ
れるパスワードを含み、前記携帯型端末装置の第2の処
理手段は、前記第2の記憶手段に前記サービス情報が格
納された後、ネットワークを介してアクセスしたウエブ
サイトに対応するパスワードを前記サービス情報中から
取得し、取得したパスワードをアクセス先のウエブサイ
トに送信するものである。
【0005】また、本発明の生体認証装置は、自装置を
所持するユーザの生体情報を読み取る生体情報読取手段
と、予め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユ
ーザの個人情報とを記憶する記憶手段と、前記生体情報
読取手段で読み取られた生体情報と前記記憶手段に記憶
された正規ユーザの生体情報とを照合して本人認証を行
い、認証結果が照合一致を示す場合のみ、前記記憶手段
に記憶された個人情報を携帯型端末装置に送信する処理
装置とを有し、前記個人情報を保持していない前記携帯
型端末装置に前記認証結果が照合一致を示す場合のみ前
記個人情報を送信することにより、前記個人情報を用い
た通信処理又はデータ処理を許可するものである。ま
た、本発明の生体認証装置は、自装置を所持するユーザ
の生体情報を読み取る生体情報読取手段と、予め登録さ
れた正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザがサービス
提供を受けるのに必要なサービス情報とを記憶する記憶
手段と、前記生体情報読取手段で読み取られた生体情報
と前記記憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを
照合して本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場
合のみ、前記記憶手段に記憶されたサービス情報を携帯
型端末装置に送信する処理装置とを有し、前記サービス
情報を保持していない前記携帯型端末装置に前記認証結
果が照合一致を示す場合のみ前記サービス情報を送信す
ることにより、前記サービス情報を用いた通信処理又は
データ処理を許可するものである。また、本発明の生体
認証装置の1構成例において、前記個人情報は、前記携
帯型端末装置とネットワークとの回線接続に必要な前記
正規ユーザの個人識別番号を含むものである。また、本
発明の生体認証装置の1構成例において、前記サービス
情報は、前記携帯型端末装置からネットワークを介して
ウエブサイトにログインする際に使用されるパスワード
を含むものである。
【0006】また、本発明の携帯型端末装置は、ユーザ
の生体情報を用いて本人認証を行い、認証結果が照合一
致を示す場合のみ正規ユーザの個人情報を送信する生体
認証装置から、前記個人情報を受信して記憶する記憶手
段と、この記憶手段に記憶された個人情報を用いて通信
処理又はデータ処理を行う処理手段とを有し、前記生体
認証装置に記憶された前記個人情報を受信した場合の
み、前記個人情報を用いた通信処理又はデータ処理を行
うものである。また、本発明の携帯型端末装置は、ユー
ザの生体情報を用いて本人認証を行い、認証結果が照合
一致を示す場合のみ正規ユーザがサービス提供を受ける
のに必要なサービス情報を送信する生体認証装置から、
前記サービス情報を受信して記憶する記憶手段と、この
記憶手段に記憶されたサービス情報を用いて通信処理又
はデータ処理を行う処理手段とを有し、前記生体認証装
置に記憶された前記サービス情報を受信した場合のみ、
前記サービス情報を用いた通信処理又はデータ処理を行
うものである。また、本発明の携帯型端末装置の1構成
例において、前記個人情報は、前記正規ユーザの個人識
別番号を含み、前記携帯型端末装置の処理手段は、前記
記憶手段に前記個人情報が格納された後、この個人情報
に含まれる前記個人識別番号を用いてネットワークとの
回線接続を行うものである。また、本発明の携帯型端末
装置の1構成例において、前記サービス情報は、ウエブ
サイトにログインする際に使用されるパスワードを含
み、前記携帯型端末装置の処理手段は、前記記憶手段に
前記サービス情報が格納された後、ネットワークを介し
てアクセスしたウエブサイトに対応するパスワードを前
記サービス情報中から取得し、取得したパスワードをア
クセス先のウエブサイトに送信するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]以下、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態となる携帯型端末シス
テムの外観図である。図1(a)に示すように、携帯型
端末システムは、システムの本体である携帯型端末装置
1と、生体認証装置2とから構成される。携帯型端末装
置1には、生体認証装置2を差し込むためのスロットが
設けられており、このスロットに生体認証装置2を差し
込んで携帯型端末装置1と生体認証装置2とを接続し、
生体認証装置2により本人認証が行われると携帯型端末
装置1にアクセスできるようになっている(図1
(b))。
【0008】図2は携帯型端末装置1の構成を示すブロ
ック図である。携帯型端末装置1は、生体認証装置2と
の接続のために前記スロットに配設された外部端子10
と、生体認証装置2とのインタフェースとなるインタフ
ェース装置11と、例えば基地局等との間で電波の送受
信を行うアンテナ12と、アンテナ12を介して音声、
画像又はテキスト等のデータの送受信を行う通信手段で
ある無線送受信装置13と、端末装置全体を制御し、送
受信データを処理する処理装置14と、情報記憶のため
の記憶装置15と、複数のキースイッチからなる入力装
置16と、画面表示を行う液晶パネル等からなる表示装
置17と、ユーザの音声をマイクロホンで集音して音声
データに変換する音声入力装置18と、受信された音声
データをアナログ音声信号に変換してスピーカから出力
する音声出力装置19とを有している。
【0009】図3(a)は生体認証装置2の斜視図、図
3(b)は生体認証装置2の構成を示すブロック図であ
る。生体認証装置2は、携帯型端末装置1との接続のた
めの外部端子20と、携帯型端末装置1とのインタフェ
ースとなるインタフェース装置21と、ユーザの生体情
報を読み取る生体情報読取手段となるセンサ22と、予
め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザの
個人情報及びサービス情報とを記憶する記憶装置23
と、センサ22で読み取った生体情報と記憶装置23に
記憶された正規ユーザの生体情報とを照合して本人認証
を行い、認証結果が照合一致を示す場合のみ、記憶装置
23に記憶された個人情報及びサービス情報を携帯型端
末装置1に送信する処理装置24とを有している。生体
認証装置2は、外部端子20以外の全ての機能が1つの
LSIチップに搭載されている形でもよいし、その他の
構成でもよい。
【0010】以下、本実施の形態の携帯型端末システム
の動作を図4を用いて説明する。ここでは、ユーザの生
体情報として指紋を用いるものとして説明する。まず、
携帯型端末装置1を使って電話をかけようとするユーザ
は、自身が所持する生体認証装置2を携帯型端末装置1
のスロットに差し込む(図4ステップ101)。これに
より、携帯型端末装置1と生体認証装置2とが外部端子
10,20を介して接続される。
【0011】生体認証装置2の記憶装置23には、正規
ユーザの指紋画像データと、この正規ユーザの個人識別
番号、氏名、住所、生年月日及びクレジットカード番号
等の個人情報と、電話帳のデータ、電子メールアドレス
帳のデータ及びパスワード等のサービス情報とが予め記
憶されている。個人識別番号は、通信事業者が正規ユー
ザに付与した識別番号であり、例えば正規ユーザの電話
番号である。携帯型端末装置1の記憶装置15には、通
信処理やデータ処理等の携帯型端末装置1の動作に必要
なプログラムが格納されているが、前記個人情報及びサ
ービス情報は格納されていない。
【0012】次に、ユーザは、生体認証装置2による本
人認証を受けるべく、センサ22上に指を載せる(ステ
ップ102)。センサ22は、ユーザの指紋画像を読み
取る(ステップ103)。処理装置24は、センサ22
によって読み取られた指紋画像と記憶装置23に予め登
録された正規ユーザの指紋画像とを照合して本人認証を
行う(ステップ104)。処理装置24における認証ア
ルゴリズムには様々な方式があり、センサ22で読み取
った指紋画像の特徴点を抽出して正規ユーザの指紋画像
の特徴点と比較する特徴点抽出方式や、センサ22で読
み取った指紋画像を正規ユーザの指紋画像と直接比較す
るパタンマッチング方式などがある。
【0013】処理装置24は、指紋画像が一致し、認証
結果がOKである場合(ステップ105においてYE
S)、生体認証装置2を所持するユーザを正規ユーザと
判断して、このユーザによる携帯型端末装置1へのアク
セスを許可する。すなわち、処理装置24は、個人識別
番号等の個人情報と、電話帳のデータ、電子メールアド
レス帳のデータ及びパスワード等のサービス情報とを記
憶装置23から読み出し、読み出した個人情報及びサー
ビス情報をインタフェース装置21を介して携帯型端末
装置1に送出する(ステップ106)。また、処理装置
24は、指紋画像が一致せず、認証結果がNGである場
合、生体認証装置2を所持するユーザが正規ユーザでは
ない判断して、携帯型端末装置1への個人情報及びサー
ビス情報の送出を拒否する(ステップ107)。
【0014】次に、携帯型端末装置1の処理装置14
は、生体認証装置2から送られた個人情報及びサービス
情報をインタフェース装置11を介して受信し記憶装置
15に格納する(ステップ108)。記憶装置15に個
人情報及びサービス情報が格納されることにより、携帯
型端末装置1を使用することが可能になる(ステップ1
09)。
【0015】ステップ109において、例えばユーザが
入力装置16を操作して電話帳のデータから着信先の電
話番号を選択し、入力装置16の発信ボタンを押下する
と、処理装置14は、記憶装置15に記憶された個人識
別番号と選択された着信先電話番号とを無線送受信装置
13に出力する。無線送受信装置13は、個人識別番号
と着信先電話番号とを無線信号に変換してアンテナ12
に出力し、アンテナ12は、無線信号をネットワーク
(移動網の基地局)に送出する。
【0016】携帯型端末装置1からの発呼に応じて、基
地局は、受信した無線信号に含まれる着信先電話番号を
基に着信先の電話機を呼び出し、着信先の電話機が応答
すると、携帯型端末装置1と着信先の電話番号とを回線
接続する。着信先の電話機からの音声は、アンテナ12
で受信された無線信号が無線送受信装置13で復調さ
れ、復調された音声データが音声出力装置19でアナロ
グ音声信号に変換されて音声出力装置19のスピーカか
ら出力されることにより、再生される。
【0017】一方、携帯型端末装置1のユーザの音声
は、音声入力装置18のマイクロホンで集音されて音声
入力装置18で音声データに変換され、無線送受信装置
13で無線信号に変換されてアンテナ12から送信され
る。以上で、携帯型端末装置1を携帯電話機として使用
することが可能になる。
【0018】また、ステップ109において、ユーザが
入力装置16を操作して電子メールを作成し、電子メー
ルアドレス帳から着信先の電子メールアドレスを選択し
て、入力装置16の発信ボタンを押下すると、携帯型端
末装置1の処理装置14は、記憶装置15に記憶された
個人識別番号と所定の着信先電話番号(例えばメールサ
ービスに割り当てられた番号)とを上記音声通信の場合
と同様にネットワークに送出する。
【0019】ネットワークを介してメールサーバと回線
接続された後、処理装置14は、記憶装置15に記憶さ
れたユーザの電子メールアドレスと、選択された着信先
の電子メールアドレスと、作成された電子メールの内容
とを含むデータをネットワークに送出する。一方、電子
メールの受信の場合には、アンテナ12で受信された無
線信号が無線送受信装置13で復調され、復調されたデ
ータが処理装置14で文字データに変換されることによ
り、受信した電子メールの内容が記憶装置15に格納さ
れ、表示装置17の画面に表示される。以上で、携帯型
端末装置1を携帯型メール端末装置として使用すること
が可能になる。
【0020】また、携帯型端末装置1を画像通信の可能
な端末装置として使用する場合、処理装置14は、記憶
装置15に格納された画像データをネットワークに送出
する。一方、画像データの受信の場合には、アンテナ1
2で受信された無線信号が無線送受信装置13で復調さ
れることにより、復調された画像データが記憶装置15
に格納され、表示装置17の画面に表示される。
【0021】また、電源オンやデータアクセス等の処理
に予めパスワードが設定されている場合、処理装置14
は、パスワードが設定されている処理の実行をユーザか
ら要求されたとき、パスワードの入力を要求するメッセ
ージを表示装置17に表示させる。そして、処理装置1
4は、ユーザが入力装置16を操作して入力したパスワ
ードと記憶装置15のサービス情報に含まれるパスワー
ドとを照合して、パスワードが一致する場合のみ、要求
された処理を実行する。これにより、ユーザは、携帯型
端末装置1の電源オンや、個人情報又はサービス情報の
閲覧・編集等の処理を行うことができる。編集した個人
情報又はサービス情報を生体認証装置2に送って、生体
認証装置2に記憶された個人情報又はサービス情報を更
新することも可能である。
【0022】携帯型端末装置1の使用後、ユーザは、入
力装置16の電源ボタンを押下して携帯型端末装置1の
電源をオフにする(ステップ110)。この電源オフに
応じて、表示装置17等への電力供給が停止される。電
源ボタンがオフにされても処理装置14への電力供給は
継続されており、処理装置14は、電源オフに応じて、
記憶装置15に記憶されている個人情報及びサービス情
報を消去する(ステップ111)。個人情報及びサービ
ス情報を消去するのは、携帯型端末装置1に個人情報及
びサービス情報が残らないようにするためである。そし
て、ユーザは、携帯型端末装置1のスロットから生体認
証装置2を引き抜く(ステップ112)。
【0023】以上のように、本実施の形態では、個人情
報及びサービス情報が生体認証装置2に格納されてお
り、指紋による本人認証の結果がOKの場合のみ、携帯
型端末装置1に個人情報及びサービス情報が送出され
る。このため、正規ユーザ以外の第三者がパスワードを
不正に取得したとしても、指紋による本人認証の段階で
携帯型端末装置1への個人情報及びサービス情報の送出
が拒否されるので、第三者は、携帯型端末装置1から個
人情報及びサービス情報を不正に取得することはできな
い。したがって、パスワードの不正取得による個人情報
及びサービス情報への不正アクセスを防止することがで
き、セキュリティを向上させることができる。
【0024】また、本実施の形態では、個人識別番号
(電話番号)が生体認証装置2に格納されており、指紋
による本人認証の結果がOKの場合のみ、携帯型端末装
置1に個人識別番号が送出されて付与される。このた
め、ユーザは、複数の携帯型端末装置1を1つの個人識
別番号で使用することができ、ユーザにとっての利便性
を向上させることができる。
【0025】また、正規ユーザ以外の第三者が正規ユー
ザの携帯型端末装置1と生体認証装置2とを不正に取得
したとしても、指紋による本人認証の段階で携帯型端末
装置1への個人識別番号送出が拒否されるので、第三者
は、携帯型端末装置1を使用することができない。した
がって、セキュリティを向上させることができ、携帯型
端末装置1が不正に使用されて正規ユーザに課金がなさ
れるといった問題を防ぐことができる。
【0026】また、本実施の形態では、1つの生体認証
装置2を複数の携帯型端末装置1に差し替えて使うこと
ができる。このため、ユーザは、個人情報及びサービス
情報の管理・編集を生体認証装置2に対してのみ行えば
よいので、ユーザにとっての利便性とセキュリティとを
向上させることができる。
【0027】なお、本実施の形態では、携帯型端末装置
1の使用開始時に本人認証を行い、本人認証がOKの場
合に、全ての個人情報及びサービス情報を生体認証装置
2から携帯型端末装置1に送出するようにしているが、
携帯型端末装置1の使用中にある個人情報又はサービス
情報(例えば電話帳のデータ)が必要になったときに生
体認証装置2による本人認証を行って、認証結果がOK
の場合、必要とされる個人情報又はサービス情報を生体
認証装置2から携帯型端末装置1に送出するようにして
もよい。
【0028】また、携帯型端末装置1の使用開始時に本
人認証を行い、本人認証がOKの場合に、個人識別番号
だけを生体認証装置2から携帯型端末装置1に送出する
ようにしてもよい。個人識別番号以外の個人情報又はサ
ービス情報については、始めから携帯型端末装置1に記
憶させておいてもよいし、前述のように必要に応じて生
体認証装置2から携帯型端末装置1に送ってもよい。
【0029】[実施の形態の2]図5は本発明の第2の
実施の形態となる携帯型端末システムの動作を示すフロ
ーチャート図である。本実施の形態においても携帯型端
末システムの構成は実施の形態の1と同様であるので、
図1〜図3の符号を用いて説明する。
【0030】生体認証装置2の記憶装置23には、正規
ユーザの指紋画像データが記憶されると共に、電子商取
引のウエブサイト(以下、電子商店と呼ぶ)との間で予
め取り決められたユーザの正当性確認のためのパスワー
ドがサービス情報として記憶されている。その他の個人
情報(例えば、正規ユーザの個人識別番号)やサービス
情報(例えば、電話帳のデータ、電子メールアドレス帳
のデータ、電源オンや個人情報にアクセスする際に必要
となるパスワード等)については、携帯型端末装置1の
記憶装置15に記憶されている。
【0031】ユーザは、携帯型端末装置1を操作して、
実施の形態の1と同様の通信処理によりインターネット
に接続し、ウエブページのブラウジングを行って所望の
電子商店(ウエブサーバ)にアクセスする(ステップ2
01)。これにより、表示装置17の画面に電子商店の
ウエブページが表示される。続いて、ユーザは、表示さ
れたウエブページを見て、ウエブページに掲載された商
品の購入を決定すると、入力装置16を操作してウエブ
ページ上で商品の購入を告知する(ステップ202)。
【0032】電子商店の機能を提供する、アクセス先の
ウエブサーバは、携帯型端末装置1から商品の購入申し
込みがあると、正規ユーザとの間で予め取り決めたパス
ワードの入力をユーザに要求する(ステップ203)。
ユーザは、ウエブページに表示されたパスワードの入力
要求を見て、自身が所持する生体認証装置2を携帯型端
末装置1のスロットに差し込み(ステップ204)、生
体認証装置2のセンサ22上に指を載せる(ステップ2
05)。
【0033】センサ22は、ユーザの指紋画像を読み取
り(ステップ206)、処理装置24は、センサ22に
よって読み取られた指紋画像と記憶装置23に予め登録
された正規ユーザの指紋画像とを照合して本人認証を行
い、認証結果を携帯型端末装置1に送出する(ステップ
207)。
【0034】携帯型端末装置1の処理装置14は、生体
認証装置2から送られた認証結果がOKである場合(ス
テップ208においてYES)、アクセス中の電子商店
の識別情報(電子商店の名称又は番号)を生体認証装置
2に送出する(ステップ209)。処理装置14は、生
体認証装置2から送られた認証結果がNGである場合、
生体認証装置2への電子商店識別情報の送出を拒否する
(ステップ210)。
【0035】生体認証装置2の処理装置24は、認証結
果がOKで、かつ携帯型端末装置1から電子商店識別情
報を受信した場合、この電子商店識別情報に対応するパ
スワードを記憶装置23から読み出し、読み出したパス
ワードを携帯型端末装置1に送出する(ステップ21
1)。携帯型端末装置1の処理装置14は、生体認証装
置2から送られたパスワードをインターネットに送出す
る(ステップ212)。
【0036】アクセス先のウエブサーバは、携帯型端末
装置1から送られたパスワードと予め登録された正規ユ
ーザのパスワードとを照合してユーザの正当性を確認
し、パスワードが一致すれば、商品の購入を申し込んだ
ユーザを正規ユーザと判断して、このユーザの購入申し
込みを受理し、購入申し込みを受理したことをアクセス
元の携帯型端末装置1に通知する(ステップ213)。
ユーザは、商品の購入申し込みが受理されたことを確認
した上で、携帯型端末装置1のスロットから生体認証装
置2を引き抜く(ステップ214)。
【0037】なお、生体認証装置2から送られたパスワ
ードが携帯型端末装置1の記憶装置15に残る可能性が
あるので、パスワードの使用後、実施の形態の1と同様
にパスワードを消去することが望ましい。
【0038】以上のように本実施の形態では、電子商店
にログインする際に使用されるパスワードが生体認証装
置2に格納されており、指紋による本人認証の結果がO
Kの場合のみ、携帯型端末装置1にパスワードが送出さ
れて、携帯型端末装置1から電子商店にパスワードが送
出される。正規ユーザ以外の第三者が携帯型端末装置1
を操作したとしても、指紋による本人認証の段階で携帯
型端末装置1へのパスワード送出が拒否されるので、第
三者は、正規ユーザになりすまして電子商取引を行うこ
とはできない。したがって、セキュリティを向上させる
ことができる。
【0039】なお、本実施の形態では、認証結果がOK
の場合のみ、携帯型端末装置1から生体認証装置2に電
子商店識別情報を送信するようにしているが、認証結果
に関係なく電子商店識別情報を生体認証装置2に送信し
て、認証結果がOKの場合のみ、電子商店識別情報に対
応するパスワードを生体認証装置2から携帯型端末装置
1に送信するようにしてもよい。また、本実施の形態で
は、本人認証後に生体認証装置2から送出されるサービ
ス情報をパスワードのみとしたが、パスワードと共にク
レジットカード番号やその他の個人情報が生体認証装置
2から送出されるようにしてもよい。
【0040】[実施の形態の3]図6は生体認証装置2
内のセンサ22の検出素子の概略的な断面を示す図であ
る。センサ22の検出素子は、例えばシリコンからなる
半導体基板711上の下層絶縁膜712上に形成された
層間絶縁膜714上に、たとえば80μm角の複数のセ
ンサ電極715と、格子状のアース電極716とを備
え、複数のセンサ電極715とアース電極716とを、
層間絶縁膜714表面で規定される同一平面上に配置し
ている。
【0041】センサ電極715は、層間絶縁膜714上
に形成されたパシベーション膜717で覆い、150μ
m間隔に複数個を備えるようにするとともに、Auから
構成し、膜厚1μm程度に形成している。パシベーショ
ン膜717の膜厚は3μm程度としたので、センサ電極
715上には、パシベーション膜717が約2(=3−
1)μm存在している。このパシベーション膜717
は、例えばポリイミドなどの比誘電率が4.0程度の絶
縁物から構成される。上記下層絶縁膜712上には、セ
ンサ電極715にスルーホールを介して接続する配線7
13を形成する。この配線713により後段の回路と接
続される。
【0042】次に、センサ22について更に詳しく説明
する。図7はセンサ22の回路図である。図7におい
て、Cfは図6におけるセンサ電極715と指811の
皮膚との間に形成される静電容量である。容量Cfを形
成するセンサ電極715はNchMOSトランジスタQ3
aのドレイン端子に接続されており、このトランジスタ
Q3aのソース端子は電流Iの電流源821の入力側に
接続されている。また、センサ電極715とトランジス
タQ3aとの節点N1aには、NchMOSトランジスタ
(第1の素子)Q2aのソース端子が接続されている。
このトランジスタQ2aのドレイン端子には、ソース端
子に電源電圧VDDが印加されたPchMOSトランジスタ
(第1のスイッチ手段)Q1aのドレイン端子と、ドレ
イン端子に電源電圧VDDが印加されソース端子が抵抗R
aを介して接地に接続されたNchMOSトランジスタQ
4aのゲート端子とが接続されている。このトランジス
タQ4aのソース端子にインバータゲート841が接続
されている。
【0043】各トランジスタQ1a,Q3aのゲート端
子にはそれぞれ信号PRE(バー),REが印加され
る。また、トランジスタQ2aのゲート端子には定電圧
源からバイアス電圧VGが印加される。ここで、トラン
ジスタQ2aが非導通状態になるゲート−ソース間のし
きい値電圧をVthとすると、VDD>VG−Vthとなるよ
うに電圧VDD,VGが設定される。また、節点N1a,
N2aはそれぞれ寄生容量Cp1a,Cp2aを有して
いる。
【0044】容量Cfにより検出素子810が構成さ
れ、電流源821とトランジスタQ3aとにより信号発
生回路820が構成され、トランジスタQ1a,Q2a
により信号増幅回路830が構成され、トランジスタQ
4aと抵抗Raとインバータゲート841とにより出力
回路840が構成される。出力回路840は、処理装置
24と接続される。
【0045】図8は、図7に示したセンサ22の動作を
説明するためのタイミングチャートであり、図8(a)
はトランジスタQ1aを制御する信号PRE(バー)の
電位変化を示し、図8(b)はトランジスタQ3aを制
御する信号REの電位変化を示し、図8(c)は節点N
1a,N2aそれぞれの電位変化を示している。最初、
トランジスタQ1aのゲート端子にはHighレベル
(VDD)の信号PRE(バー)が与えられ、トランジス
タQ3aのゲート端子にはLowレベル(GND)の信
号REが与えられている。したがって、このときトラン
ジスタQ1a,Q3aはともに導通していない。
【0046】この状態で信号PRE(バー)がHigh
レベルからLowレベルに変化すると、トランジスタQ
1aが導通状態になる。このときトランジスタQ3aは
非導通状態のままであり、信号発生回路820は停止状
態にあるから、節点N2aの電位がVDDにプリチャージ
される。また、トランジスタQ2aのゲート−ソース間
電圧がしきい値電圧Vthに達してトランジスタQ2aが
非導通状態になるまで、節点N1aが充電される。これ
により、節点N1aの電位がVG−Vthにプリチャージ
される。
【0047】プリチャージが終了した後、信号PRE
(バー)がHighレベルに変化すると、トランジスタ
Q1aが非導通状態になる。これと同時に信号REがH
ighレベルに変化すると、トランジスタQ3aが導通
状態になり、信号発生回路820が動作状態に変化す
る。そして、電流源821により節点N1aに充電され
た電荷が引き抜かれ、節点N1aの電位がわずかに低下
すると、トランジスタQ2aのゲート−ソース間電圧が
しきい値電圧Vthより大きくなり、トランジスタQ2a
が導通状態に変化する。これにより節点N2aの電荷も
引き抜かれ、節点N2aの電位低下が開始する。
【0048】信号REをHighレベルにする期間をΔ
tとすると、Δt経過後の節点N1aの電位低下ΔVは
VDD−(VG−Vth)+IΔt/(Cf+Cp1a)に
なる。ここで、寄生容量Cp2aは寄生容量Cp1aに
対して十分小さいとしている。
【0049】電流源821の電流Iと期間Δtと寄生容
量Cp1a,Cp2aは、各々一定であるから、電位低
下ΔVは、センサ電極715と検出対象である指の表面
811との間に発生する容量の値Cfによって決定され
る。この容量値Cfは、センサ電極715と指の表面8
11との距離によって決まるので、指紋の凹凸によって
異なる。このことから、低下電位ΔVの大きさが、指紋
の凹凸を反映して変化する。この電位低下ΔVが、入力
信号として出力回路840に供給されるので、出力回路
840でΔVが入力され、指紋の凹凸を反映した信号が
出力される。こうした出力回路840の出力信号が処理
装置24により処理され、前述の指紋画像データとして
生成される。
【0050】なお、実施の形態の1,2では、図4、図
5を用いて動作例を説明してきたが、動作の順序を変更
しても全体の動作に矛盾をきたさない場合は、動作の順
序を変更してもよい。また、実施の形態の1,2では、
携帯型端末装置1をネットワークとの通信手段を有する
ものとしているが、携帯可能なスタンドアロンのコンピ
ュータとしてもよい。この場合にも、正規ユーザ以外の
第三者による個人情報やサービス情報への不正アクセス
を防止することができる。また、実施の形態の1,2で
は、携帯型端末装置1とネットワークとの間の通信を無
線通信としているが、有線通信でもよい。また、携帯型
端末装置1と生体認証装置2との間の通信を有線通信と
しているが、無線通信でもよい。
【0051】また、実施の形態の1〜3では、生体情報
として指紋を用いる場合を例に挙げて説明しているが、
他の生体情報としては、例えばユーザの声紋、虹彩、筆
跡、手形、指の長さ、人相などがある。生体情報として
ユーザの手形又は指の長さを用いる場合、生体認証装置
2のセンサ22は、ユーザの掌又は指の画像を取り込
み、処理装置24は、取り込んだ画像データを記憶装置
23に予め登録された正規ユーザの掌又は指の画像デー
タと照合する。
【0052】また、生体情報としてユーザの声紋、すな
わちサウンドスペクトログラムを用いる場合、生体認証
装置2のセンサ22は、ユーザの音声を集音して声紋を
抽出し、処理装置24は、抽出した声紋のデータを記憶
装置23に予め登録された正規ユーザの声紋データと照
合する。生体情報としてユーザの筆跡を用いる場合、生
体認証装置2のセンサ22は、ユーザのペン軌跡を取り
込み、処理装置24は、取り込んだ筆跡の画像データを
記憶装置23に予め登録された正規ユーザの筆跡データ
と照合する。
【0053】また、生体情報としてユーザの虹彩を用い
る場合、生体認証装置2のセンサ22は、ユーザの虹彩
を撮影し、処理装置24は、撮影した虹彩の画像データ
を記憶装置23に予め登録された正規ユーザの虹彩の画
像データと照合する。生体情報としてユーザの人相を用
いる場合、生体認証装置2のセンサ22は、ユーザの顔
を撮影して顔の特徴を抽出し、処理装置24は、抽出し
た特徴データを記憶装置23に予め登録された正規ユー
ザの特徴データと照合する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、個人情報が生体認証装
置に格納され、生体情報による本人認証の結果がOKの
場合のみ、携帯型端末装置に個人情報が送出される。こ
のため、正規ユーザ以外の第三者がパスワードを不正に
取得したとしても、生体情報による本人認証の段階で携
帯型端末装置への個人情報送出が拒否されるので、第三
者は、携帯型端末装置から個人情報を不正に取得するこ
とはできない。したがって、パスワードの不正取得によ
る個人情報への不正アクセスを防止することができ、セ
キュリティを向上させることができる。また、1つの生
体認証装置を複数の携帯型端末装置に使うことができる
ので、ユーザは、個人情報の管理・編集を生体認証装置
に対してのみ行えばよく、ユーザにとっての利便性とセ
キュリティとを向上させることができる。
【0055】また、サービス情報が生体認証装置に格納
され、生体情報による本人認証の結果がOKの場合の
み、携帯型端末装置にサービス情報が送出される。この
ため、正規ユーザ以外の第三者がパスワードを不正に取
得したとしても、生体情報による本人認証の段階で携帯
型端末装置へのサービス情報送出が拒否されるので、第
三者は、携帯型端末装置からサービス情報を不正に取得
することはできない。したがって、パスワードの不正取
得によるサービス情報への不正アクセスを防止すること
ができ、セキュリティを向上させることができる。ま
た、1つの生体認証装置を複数の携帯型端末装置に使う
ことができるので、ユーザは、サービス情報の管理・編
集を生体認証装置に対してのみ行えばよく、ユーザにと
っての利便性とセキュリティとを向上させることができ
る。また、第三者は、正規ユーザになりすましてサービ
ス提供を受けることができなくなるので、セキュリティ
を向上させることができる。
【0056】また、本実施の形態では、個人識別番号が
生体認証装置に格納されており、生体情報による本人認
証の結果がOKの場合のみ、携帯型端末装置に個人識別
番号が送出されて付与される。このため、ユーザは、複
数の携帯型端末装置を1つの個人識別番号で使用するこ
とができ、ユーザにとっての利便性を向上させることが
できる。また、正規ユーザ以外の第三者が正規ユーザの
携帯型端末装置と生体認証装置とを不正に取得したとし
ても、生体情報による本人認証の段階で携帯型端末装置
への個人識別番号送出が拒否されるので、第三者は、携
帯型端末装置を使用することができない。したがって、
セキュリティを向上させることができ、携帯型端末装置
が不正に使用されて正規ユーザに課金がなされるといっ
た問題を防ぐことができる。
【0057】また、ウエブサイトにログインする際に使
用されるパスワードが生体認証装置に格納されており、
生体情報による本人認証の結果がOKの場合のみ、携帯
型端末装置にパスワードが送出されて、携帯型端末装置
からウエブサイトにパスワードが送出される。正規ユー
ザ以外の第三者が携帯型端末装置を操作したとしても、
生体情報による本人認証の段階で携帯型端末装置へのパ
スワード送出が拒否されるので、第三者は、正規ユーザ
になりすまして電子商取引を行うことはできない。した
がって、セキュリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる携帯型端末
システムの外観図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における携帯型端
末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における生体認証
装置の斜視図及びブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態となる携帯型端末
システムの動作を示すフローチャート図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態となる携帯型端末
システムの動作を示すフローチャート図である。
【図6】 生体認証装置内のセンサの検出素子の概略的
な断面を示す図である。
【図7】 図6のセンサの回路図である。
【図8】 図7に示したセンサの動作を説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】 1…携帯型端末装置、2…生体認証装置、10、20…
外部端子、11、21…インタフェース装置、12…ア
ンテナ、13…無線送受信装置、14、24…処理装
置、15、23…記憶装置、16…入力装置、17…表
示装置、18…音声入力装置、19…音声出力装置、2
2…センサ。
フロントページの続き (72)発明者 羽田野 孝裕 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 久良木 億 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 島村 俊重 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 町田 克之 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA25 5B085 AE23 AE25 5J104 AA07 KA01 KA16 KA17 NA05 PA02 5K067 AA32 BB04 DD17 EE02 HH22 HH23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型端末装置と生体認証装置とからな
    る携帯型端末システムであって、 前記生体認証装置は、自装置を所持するユーザの生体情
    報を読み取る生体情報読取手段と、 予め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザ
    の個人情報とを記憶する第1の記憶手段と、 前記生体情報読取手段で読み取られた生体情報と前記第
    1の記憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを照
    合して本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場合
    のみ、前記第1の記憶手段に記憶された個人情報を前記
    携帯型端末装置に送信する第1の処理装置とを有し、 前記携帯型端末装置は、前記生体認証装置から送信され
    た個人情報を記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された個人情報を用いて通信
    処理又はデータ処理を行う第2の処理手段とを有するこ
    とを特徴とする携帯型端末システム。
  2. 【請求項2】 携帯型端末装置と生体認証装置とからな
    る携帯型端末システムであって、 前記生体認証装置は、自装置を所持するユーザの生体情
    報を読み取る生体情報読取手段と、 予め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザ
    がサービス提供を受けるのに必要なサービス情報とを記
    憶する第1の記憶手段と、 前記生体情報読取手段で読み取られた生体情報と前記第
    1の記憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを照
    合して本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場合
    のみ、前記第1の記憶手段に記憶されたサービス情報を
    前記携帯型端末装置に送信する第1の処理装置とを有
    し、 前記携帯型端末装置は、前記生体認証装置から送信され
    たサービス情報を記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶されたサービス情報を用いて
    通信処理又はデータ処理を行う第2の処理手段とを有す
    ることを特徴とする携帯型端末システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の携帯型端末システムにお
    いて、 前記個人情報は、前記正規ユーザの個人識別番号を含
    み、 前記携帯型端末装置の第2の処理手段は、前記第2の記
    憶手段に前記個人情報が格納された後、この個人情報に
    含まれる前記個人識別番号を用いてネットワークとの回
    線接続を行うことを特徴とする携帯型端末システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の携帯型端末システムにお
    いて、 前記サービス情報は、ウエブサイトにログインする際に
    使用されるパスワードを含み、 前記携帯型端末装置の第2の処理手段は、前記第2の記
    憶手段に前記サービス情報が格納された後、ネットワー
    クを介してアクセスしたウエブサイトに対応するパスワ
    ードを前記サービス情報中から取得し、取得したパスワ
    ードをアクセス先のウエブサイトに送信することを特徴
    とする携帯型端末システム。
  5. 【請求項5】 自装置を所持するユーザの生体情報を読
    み取る生体情報読取手段と、 予め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザ
    の個人情報とを記憶する記憶手段と、 前記生体情報読取手段で読み取られた生体情報と前記記
    憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを照合して
    本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場合のみ、
    前記記憶手段に記憶された個人情報を携帯型端末装置に
    送信する処理装置とを有し、 前記個人情報を保持していない前記携帯型端末装置に前
    記認証結果が照合一致を示す場合のみ前記個人情報を送
    信することにより、前記個人情報を用いた通信処理又は
    データ処理を許可することを特徴とする生体認証装置。
  6. 【請求項6】 自装置を所持するユーザの生体情報を読
    み取る生体情報読取手段と、 予め登録された正規ユーザの生体情報とこの正規ユーザ
    がサービス提供を受けるのに必要なサービス情報とを記
    憶する記憶手段と、 前記生体情報読取手段で読み取られた生体情報と前記記
    憶手段に記憶された正規ユーザの生体情報とを照合して
    本人認証を行い、認証結果が照合一致を示す場合のみ、
    前記記憶手段に記憶されたサービス情報を携帯型端末装
    置に送信する処理装置とを有し、 前記サービス情報を保持していない前記携帯型端末装置
    に前記認証結果が照合一致を示す場合のみ前記サービス
    情報を送信することにより、前記サービス情報を用いた
    通信処理又はデータ処理を許可することを特徴とする生
    体認証装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の生体認証装置において、 前記個人情報は、前記携帯型端末装置とネットワークと
    の回線接続に必要な前記正規ユーザの個人識別番号を含
    むことを特徴とする生体認証装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の生体認証装置において、 前記サービス情報は、前記携帯型端末装置からネットワ
    ークを介してウエブサイトにログインする際に使用され
    るパスワードを含むことを特徴とする生体認証装置。
  9. 【請求項9】 ユーザの生体情報を用いて本人認証を行
    い、認証結果が照合一致を示す場合のみ正規ユーザの個
    人情報を送信する生体認証装置から、前記個人情報を受
    信して記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された個人情報を用いて通信処理又
    はデータ処理を行う処理手段とを有し、 前記生体認証装置に記憶された前記個人情報を受信した
    場合のみ、前記個人情報を用いた通信処理又はデータ処
    理を行うことを特徴とする携帯型端末装置。
  10. 【請求項10】 ユーザの生体情報を用いて本人認証を
    行い、認証結果が照合一致を示す場合のみ正規ユーザが
    サービス提供を受けるのに必要なサービス情報を送信す
    る生体認証装置から、前記サービス情報を受信して記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたサービス情報を用いて通信処
    理又はデータ処理を行う処理手段とを有し、 前記生体認証装置に記憶された前記サービス情報を受信
    した場合のみ、前記サービス情報を用いた通信処理又は
    データ処理を行うことを特徴とする携帯型端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の携帯型端末装置におい
    て、 前記個人情報は、前記正規ユーザの個人識別番号を含
    み、 前記携帯型端末装置の処理手段は、前記記憶手段に前記
    個人情報が格納された後、この個人情報に含まれる前記
    個人識別番号を用いてネットワークとの回線接続を行う
    ことを特徴とする携帯型端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の携帯型端末装置にお
    いて、 前記サービス情報は、ウエブサイトにログインする際に
    使用されるパスワードを含み、 前記携帯型端末装置の処理手段は、前記記憶手段に前記
    サービス情報が格納された後、ネットワークを介してア
    クセスしたウエブサイトに対応するパスワードを前記サ
    ービス情報中から取得し、取得したパスワードをアクセ
    ス先のウエブサイトに送信することを特徴とする携帯型
    端末装置。
JP2001104331A 2001-01-12 2001-04-03 携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置 Pending JP2002297552A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104331A JP2002297552A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置
US09/853,770 US20020095588A1 (en) 2001-01-12 2001-05-11 Authentication token and authentication system
EP01250162A EP1223560A3 (en) 2001-01-12 2001-05-12 Authentication token and authentication system
EP10075094A EP2211309A1 (en) 2001-01-12 2001-05-12 Authentication token and authentication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104331A JP2002297552A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002297552A true JP2002297552A (ja) 2002-10-11

Family

ID=18957204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001104331A Pending JP2002297552A (ja) 2001-01-12 2001-04-03 携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002297552A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171900A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fuji Xerox Co Ltd 物品管理システム及び物品管理方法
JP2011515724A (ja) * 2008-01-25 2011-05-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド モバイルデバイスのための生体測定スマートカード
JP2012528414A (ja) * 2009-06-16 2012-11-12 インテル・コーポレーション 無線端末の機能への制御アクセス
US8634828B2 (en) 2009-06-08 2014-01-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts based upon a user profile
US8639245B2 (en) 2009-06-08 2014-01-28 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for updating rules governing the switching of virtual SIM service contracts
US8649789B2 (en) 2009-06-08 2014-02-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts when roaming
US8676180B2 (en) 2009-07-29 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Virtual SIM monitoring mode for mobile handsets
US8811969B2 (en) 2009-06-08 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Virtual SIM card for mobile handsets
JP2014529837A (ja) * 2012-08-13 2014-11-13 鶴山世達光電科技有限公司 身分認証管理装置及びその方法
JP2016170549A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社日本総合研究所 入力装置
JP2019527868A (ja) * 2016-06-12 2019-10-03 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司Chipone Technology (Beijing) Co.,Ltd 生体的特徴識別装置及び方法、並びに生体的特徴テンプレートの登録方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171900A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fuji Xerox Co Ltd 物品管理システム及び物品管理方法
JP2011515724A (ja) * 2008-01-25 2011-05-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド モバイルデバイスのための生体測定スマートカード
US8811969B2 (en) 2009-06-08 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Virtual SIM card for mobile handsets
US8634828B2 (en) 2009-06-08 2014-01-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts based upon a user profile
US8639245B2 (en) 2009-06-08 2014-01-28 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for updating rules governing the switching of virtual SIM service contracts
US8649789B2 (en) 2009-06-08 2014-02-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts when roaming
US9134804B2 (en) 2009-06-16 2015-09-15 Intel Corporation Controlled access to functionality of a wireless device
JP2012528414A (ja) * 2009-06-16 2012-11-12 インテル・コーポレーション 無線端末の機能への制御アクセス
US9690480B2 (en) 2009-06-16 2017-06-27 Intel Corporation Controlled access to functionality of a wireless device
US9330322B2 (en) 2009-06-16 2016-05-03 Intel Corporation Controlled access to functionality of a wireless device
US9378501B2 (en) 2009-06-16 2016-06-28 Intel Corporation Controlled access to functionality of a wireless device
US9778842B2 (en) 2009-06-16 2017-10-03 Intel Corporation Controlled access to functionality of a wireless device
US8676180B2 (en) 2009-07-29 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Virtual SIM monitoring mode for mobile handsets
JP2014529837A (ja) * 2012-08-13 2014-11-13 鶴山世達光電科技有限公司 身分認証管理装置及びその方法
JP2016170549A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社日本総合研究所 入力装置
JP2019527868A (ja) * 2016-06-12 2019-10-03 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司Chipone Technology (Beijing) Co.,Ltd 生体的特徴識別装置及び方法、並びに生体的特徴テンプレートの登録方法
US10963715B2 (en) 2016-06-12 2021-03-30 Chipone Technology (Beijing) Co., Ltd Device and method for biometric recognition and method for registering biometric template

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100997935B1 (ko) 신원의 신용 입증 방법 및 시스템
KR100992573B1 (ko) 휴대단말기를 이용한 인증 방법 및 시스템
US9240891B2 (en) Hybrid authentication
US20020073213A1 (en) Apparatus for outputting individual authentication information
EP2065798A1 (en) Method for performing secure online transactions with a mobile station and a mobile station
US20030153300A1 (en) Radio communication system with high security level, and communication unit and portable terminal used therefor
JP5095672B2 (ja) 人体通信の指紋認証方法
JP2002297552A (ja) 携帯型端末システム、生体認証装置及び携帯型端末装置
US7254711B2 (en) Network authentication system, method, and program, service providing apparatus, certificate authority, and user terminal
KR101297166B1 (ko) 생체 정보를 이용한 사용자 인증 방법 및 시스템과 생체정보를 이용하여 인증 정보를 전송하는 이동통신 단말기
KR100324248B1 (ko) 지문을 이용한 인터넷 인증 시스템 및 그 방법
JP3860721B2 (ja) 認証システム
JP2002269051A (ja) ユーザ認証方法及びユーザ認証システム
JP2002278942A (ja) ユーザ認証システム、ユーザ端末装置、サービス提供装置及び認証装置
JP2002278939A (ja) ユーザ認証方法、ユーザ認証システム、認証装置及びサービス提供装置
JP3774121B2 (ja) Icカードシステムにおける認証方法及びシステム
JP2010152492A (ja) 個人情報提供装置、個人情報提供システムおよび個人情報提供方法
JP2002368737A (ja) ネットワーク認証システムおよび方法ならびにプログラム、サービス提供装置、認証局、ユーザ端末
JP2002276222A (ja) 生体情報認証保管庫及び施錠・解錠方法
AU2021101257A4 (en) Usb: auto data store your gmail and link share your mobile no.) using ai- based programming
JP6399727B1 (ja) 本人認証を必要とするサービスの利用を支援するためのユーザ装置、そのユーザ装置において実行されるプログラム、本人認証を必要とするサービスの利用を支援するためのシステム
JP2002312732A (ja) プリペイドカード及びカードシステム
JP2002142255A (ja) 本人認証方法および通信端末装置
JP2002297550A (ja) 個人識別支援システム
JP2002312323A (ja) 情報管理システムおよび方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040430

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040511

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040618

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060731

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070119