JP2002297416A - プロファイル情報取得装置及びプロファイル情報取得プログラム - Google Patents

プロファイル情報取得装置及びプロファイル情報取得プログラム

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JP2002297416A
JP2002297416A JP2001094243A JP2001094243A JP2002297416A JP 2002297416 A JP2002297416 A JP 2002297416A JP 2001094243 A JP2001094243 A JP 2001094243A JP 2001094243 A JP2001094243 A JP 2001094243A JP 2002297416 A JP2002297416 A JP 2002297416A
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JP2001094243A
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Kinichi Motosaka
錦一 本坂
Masahiro Ooashi
雅弘 大蘆
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層構造化されたソフトウェアシステムにお
いて、出力されるプロファイル情報のデータ量を減ら
し、プロファイル情報が取得される際のオーバヘッドを
低減するプロファイル情報取得プログラム、及び前記プ
ログラムを実行することにより実現されるプロファイル
情報取得装置を提供する。 【解決手段】 第1階層取得部201〜第3階層取得部
203のそれぞれは、取得制御部205から、取得開始
の通知を受けて、当該取得部に格納されている出力可否
フラグを参照し、前記出力可否フラグが出力する場合に
は、プロファイル情報を取得し、プロファイル情報記憶
部206に出力する。なお、出力可否フラグは、予めフ
ラグ設定部207により、第1階層取得部201〜第3
階層取得部203個別に設定され、格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプログラム
により階層構造化されたソフトウェアシステムにおいて
各階層のプログラムの処理に伴い生成されるプロファイ
ル情報を取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の一般のハードウ
ェア(以下、装置と呼称する)において、アプリケーシ
ョンプログラムの実行に伴い生成されるデータ(以下、
プロファイル情報と呼称する)を取得するプログラムと
して、プロファイル情報取得プログラム(以下、プロフ
ァイラと呼称する)がある。
【0003】ここで、プロファイル情報とは、プログラ
ムの実行履歴を指し、アプリケーションプログラムを構
成する各モジュール、関数、及びメソッドごとの呼び出
し回数、変数の最大値や最小値、メモリの利用状況など
のデータである。プロファイラは、アプリケーションプ
ログラムの開発において、特に、デバッグやチューニン
グなどにおいて、非常に有効なプログラムである。しか
し、プロファイル情報を取得する際のオーバーヘッドが
発生するために、プロファイラを実行すると、実行しな
い場合と比べて、装置にかかる負荷が高くなり、アプリ
ケーションプログラムの処理が遅くなる。
【0004】また、プロファイラは、階層構造化された
ソフトウェアシステムにおいて、それぞれの階層のソフ
トウェアに対応するプロファイル情報を、常に取得し出
力する。例えば、上位階層のソフトウェア(以下、上位
階層と略す)を処理するために下位階層のソフトウェア
(以下、下位階層と略す)に処理を移行した場合には、
プロファイラは、上位階層によるプロファイル情報を取
得し出力する代わりに、下位階層によるプロファイル情
報を取得し出力する。
【0005】しかし、この場合におけるプロファイル情
報は、大抵は、ユーザーにとって不必要である。そこ
で、プロファイル情報を取得する際のオーバーヘッド
や、出力されるプロファイル情報のデータ量を減らす様
々な技術が提案されている。例えば、特開平9−305
434号公報では、階層構造化されたソフトウェアシス
テムにおいて、各階層のソフトウェア毎に対応するトレ
ースバッファを設けている。これにより、上位階層を処
理するために下位階層に処理を移行している間は、下位
階層のプロファイル情報を取得し、取得したプロファイ
ル情報を、各階層ごとに対応するトレースバッファに一
時的に蓄積する。そして、上位階層に処理を戻すと、ト
レースバッファに蓄積されたプロファイル情報を廃棄
し、結果的に、プロファイラが出力するプロファイル情
報のデータ量を減らしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報において、ユーザーが意図しないプロファイル情報は
出力されないが、トレースバッファには蓄積されてい
る。これは、プロファイラが常にプロファイル情報を取
得していることにより、ユーザーが意図しないプロファ
イル情報までも取得しているからである。即ち、プロフ
ァイル情報を取得する際のオーバヘッドが低減されてい
ないという問題がある。
【0007】また、最終的に廃棄するプロファイル情報
をトレースバッファに蓄積し、無駄に記憶領域を消費し
ているという問題がある。本発明は、上記の問題に鑑み
てなされたものであり、階層構造化されたソフトウェア
システムにおいて、無駄に記憶領域を消費せずとも、出
力されるプロファイル情報のデータ量を減らし、プロフ
ァイル情報が取得される際のオーバヘッドを低減するプ
ロファイル情報取得プログラム、及び前記プログラムを
実行することにより実現されるプロファイル情報取得装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプロファイ
ル情報取得装置は、複数のプログラムにより階層構造化
されたソフトウェアシステムにおいて各階層のプログラ
ムの処理に伴い生成されるプロファイル情報を取得する
プロファイル情報取得装置であって、各階層毎に対応付
けられたプロファイル情報取得手段と、各プロファイル
情報取得手段により参照される判定情報を保持する保持
手段とを備え、各プロファイル情報取得手段は、対応す
る階層のプログラムが他の階層のプログラムから呼び出
されると、判定情報に応じて、プロファイル情報を取得
するかしないかを判定し、取得すると判定した場合に
は、対応するプログラムが処理されている間、生成され
るプロファイル情報を取得することとする。
【0009】ここで、前記判定情報は、各プロファイル
情報取得手段毎に対応付けられた出力可否フラグであ
り、出力可否フラグは、プロファイル情報を出力するこ
と及び出力しないことのいずれかを示し、各プロファイ
ル情報取得手段は、対応する出力可否フラグが出力する
ことを示す場合には、プロファイル情報を取得すると判
定するとしてもよい。
【0010】加えて、前記プロファイル情報取得装置
は、さらに、最上位階層を除く各階層毎に対応付けられ
た退避手段と書換手段とを備え、各退避手段は、対応す
る階層のプログラムから他の階層のプログラムが呼び出
されると、前記他の階層のプログラムに対応する出力可
否フラグを、保持手段により保持されている判定情報か
ら退避し、各書換手段は、前記退避手段により前記出力
可否フラグが退避されると、プロファイル情報取得手段
により判定される前に、前記出力可否フラグを、出力し
ないことに書き換えるとしてもよい。
【0011】そして、各退避手段は、さらに、呼び出さ
れたプログラムから、対応するプログラムに戻ると、書
換手段により書き換えられた出力可否フラグを、退避し
ておいた出力可否フラグに書き戻すとしてもよい。また
は、前記判定情報は、各プロファイル情報取得手段に対
応付けられたテーブルであり、テーブルは、呼び出した
プログラムの階層を示す階層識別番号とそれに対応付け
られた出力可否フラグとを含み、出力可否フラグは、プ
ロファイル情報を出力すること及び出力しないことのい
ずれかを示し、各プロファイル情報取得手段は、呼び出
したプログラムの階層識別番号を検索キーとして、対応
するテーブルを検索し、その結果得られる出力可否フラ
グが出力することを示す場合には、プロファイル情報を
取得すると判定するとしてもよい。
【0012】または、前記判定情報は、単一の出力可否
フラグであり、出力可否フラグは、プロファイル情報を
出力すること及び出力しないことのいずれかを示し、各
プロファイル情報取得手段は、出力可否フラグを参照
し、当該出力フラグが出力することを示す場合には、プ
ロファイル情報を取得すると判定するとしてもよい。加
えて、前記プロファイル情報取得装置は、さらに、最上
位階層を除く各階層毎に対応付けられた退避手段と書換
手段とを備え、各退避手段は、対応する階層のプログラ
ムから他の階層のプログラムが呼び出されると、出力可
否フラグを、保持手段により保持されている判定情報か
ら退避し、各書換手段は、前記退避手段により前記出力
可否フラグが退避されると、プロファイル情報取得手段
により判定される前に、前記出力可否フラグを、出力し
ないことに書き換えるとしてもよい。
【0013】そして、各退避手段は、さらに、呼び出さ
れたプログラムから、対応するプログラムに戻ると、書
換手段により書き換えられた出力可否フラグを、退避し
ておいた出力可否フラグに書き戻すとしてもよい。また
は、前記判定情報は、特定の階層を示す特定階層識別番
号であり、各プロファイル情報取得手段は、前記特定階
層識別番号を参照し、当該特定階層識別番号が、対応す
る階層よりも下位の階層を示す場合には、プロファイル
情報を取得すると判定するとしてもよい。
【0014】加えて、前記プロファイル情報取得装置
は、さらに、最上位階層を除く各階層毎に対応付けられ
た退避手段と書換手段とを備え、各退避手段は、対応す
る階層のプログラムから他の階層のプログラムが呼び出
されると、特定階層識別番号を、保持手段により保持さ
れている判定情報から退避し、各書換手段は、前記退避
手段により前記特定階層識別番号が退避されると、プロ
ファイル情報取得手段により判定される前に、前記特定
階層識別番号を、対応する階層を示す階層識別番号に書
き換えるとしてもよい。
【0015】そして、各退避手段は、さらに、呼び出さ
れたプログラムから、対応するプログラムに戻ると、書
換手段により書き換えられた特定階層識別番号を、退避
しておいた特定階層識別番号に書き戻すとしてもよい。
または、前記判定情報は、単一のテーブルであり、テー
ブルは、呼び出したプログラムの階層を示す呼び出し元
階層識別番号と、呼び出されたプログラムの階層を示す
呼び出し先階層識別番号と、それらに対応付けられた出
力可否フラグとを含み、出力可否フラグは、プロファイ
ル情報を出力すること及び出力しないことのいずれかを
示し、前記プロファイル情報取得手段は、呼び出し元階
層識別番号と呼び出し先階層識別番号とを検索キーとし
て、テーブルを検索し、その結果得られる出力可否フラ
グが出力することを示す場合には、プロファイル情報を
取得すると判定するとしてもよい。
【0016】本発明に係るプロファイル情報取得プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、複数のプログラムにより階層構造化されたソフトウ
ェアシステムにおいて各階層のプログラムの処理に伴い
生成されるプロファイル情報を取得するプロファイル情
報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、各階層毎に対応付けられたプロフ
ァイル情報取得ステップと、各プロファイル情報取得ス
テップにより参照される判定情報を保持する保持ステッ
プとを含み、各プロファイル情報取得ステップは、対応
する階層のプログラムが他の階層のプログラムから呼び
出されると、判定情報に応じて、プロファイル情報を取
得するかしないかを判定し、取得すると判定した場合に
は、対応するプログラムが処理されている間、生成され
るプロファイル情報を取得することをコンピュータに実
行させるプログラムを記録する。
【0017】本発明に係るプロファイル情報取得プログ
ラムは、複数のプログラムにより階層構造化されたソフ
トウェアシステムにおいて各階層のプログラムの処理に
伴い生成されるプロファイル情報を取得するプロファイ
ル情報取得プログラムであって、各階層毎に対応付けら
れたプロファイル情報取得ステップと、各プロファイル
情報取得ステップにより参照される判定情報を保持する
保持ステップとを含み、各プロファイル情報取得ステッ
プは、対応する階層のプログラムが他の階層のプログラ
ムから呼び出されると、判定情報に応じて、プロファイ
ル情報を取得するかしないかを判定し、取得すると判定
した場合には、対応するプログラムが処理されている
間、生成されるプロファイル情報を取得することをコン
ピュータに実行させる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1(a)は、
プロファイル情報取得装置のハードウェアの構成図、
(b)は、ソフトウェアの構成図である。図1(a)に
みられるように、ハードウェア100は、CPU10
1、I/Oインタフェース102、RAM103、RO
M104等から構成される。なお、具体的には、ハード
ウェア100は、産業機械やデジタル家電に実装されて
いる組み込み機器である。
【0019】CPU101は、後述のソフトウェアシス
テムの処理をする中央演算処理ユニットである。I/O
インタフェース102は、入出力インタフェースであ
り、例えば、USB(Universal Serial Bus)や、IE
EE1394インタフェース、ネットワークインタフェ
ースなどである。
【0020】RAM103は、データの読み書きが随時
可能な半導体メモリであり、例えば、DRAM(Dynami
c Random Access Memory)やSRAM(Static Random
access Memory)などである。ROM104は、読み出
し専用の、新しく書き込むことができないメモリであ
り、例えば、製造するときに内容を書き込むマスクRO
Mや、ユーザーが電気的にプログラムを書き込むことが
できるPROM(Programmable Read Only Memory)
や、特別な装置を使用することによって内容が書き替え
られるEPROM(Erasable and Programmable Read Only M
emory)などである。
【0021】図1(b)にみられるよに、ソフトウェア
110は、第1階層ソフトウェア111、第2階層ソフ
トウェア112、第3階層ソフトウェア113、及び第
4階層ソフトウェア114とから構成される。なお、具
体的には、ソフトウェア110は、第4階層ソフトウェ
ア114を最上位階層として、ROM104に格納され
おり、ハードウェア100の電源投入時には、ROM1
04から読み込まれRAM103に格納されるソフトウ
ェアシステムである。
【0022】第1階層ソフトウェア111は、複数のプ
ログラムから構成されるリアルタイムオペレーティング
システムであって、例えば、リアルタイム処理を管理、
制御、実行するプログラム群などである。以下、第1階
層ソフトウェア111を構成するプログラムを第1階層
プログラムと呼称する。第2階層ソフトウェア112
は、複数のプログラムから構成されるUNIX(登録商
標)システムであって、例えば、プロセス、メモリー、
ネットワークなどを管理、制御するプログラム群であ
る。以下、第2階層ソフトウェア112を構成するプロ
グラムを第2階層プログラムと呼称する。
【0023】第3階層ソフトウェア113は、複数のプ
ログラムから構成され、例えば、C,C++,Java
などのライブラリー(プログラムの集合体)である。以
下、第3階層ソフトウェア113を構成するプログラム
を第3階層プログラムと呼称する。第4階層ソフトウェ
ア114は、複数のプログラムから構成されるアプリケ
ーションプログラムであって、C,C++,Java
(登録商標)などで記述されたプログラム群である。以
下、第4階層ソフトウェア114を構成するプログラム
を第4階層プログラムと呼称する。
【0024】なお、アプリケーションプログラムは、I
/Oインタフェース102を介して、ハードウェア10
0の利用者からの実行指示を受けて、実行される。そし
て、実行時には、CPU101に、第1階層プログラ
ム、第2階層プログラム、第3階層プログラム、第4階
層プログラム、それぞれをRAM103及びROM10
4から呼び出させ処理させる。
【0025】以下、アプリケーションプログラムを実行
した際に、CPU101が各々の階層プログラムの処理
をしている間に、他の階層プログラムを呼び出し処理を
移行することを”コール”とし、コール元のプログラム
の処理を終了し移行前の階層プログラムの処理に戻るこ
とを”リターン”と呼称する。また、アプリケーション
プログラムの中でもとりわけ、プロファイル情報の取得
対象とするプログラムを、ターゲットプログラムと呼称
する。
【0026】ここで、プロファイル情報とは、プログラ
ムの実行履歴を指し、各モジュール、関数、メソッドご
との呼び出し回数や実行時間、各文(ステップ)の実行
回数、条件分岐における真偽双方についての分岐回数、
変数の最大値や最小値、メモリの利用状況などのデータ
である。即ち、アプリケーションプログラムを実行した
際に、生成されるデータである。
【0027】さらに、アプリケーションプログラムの中
には、ハードウェア100上で、ターゲットプログラム
を実行した際に、各々の階層プログラムごとに生成され
るプロファイル情報を取得するプロファイル情報取得プ
ログラムが含まれる。以下、プロファイル情報取得装置
といえば、ROM104からソフトウェア110を読み
込み、ソフトウェア110に含まれるプロファイル情報
取得プログラムを実行しているハードウェア100によ
り実現される装置を指す。
【0028】(実施の形態1におけるプロファイル情報
取得装置の構成)図2は、実施の形態1におけるプロフ
ァイル情報取得装置の機能ブロック図である。同図にみ
られるように、プロファイル情報取得装置200は、第
1階層取得部201、第2階層取得部202、第3階層
取得部203、第4階層取得部204、取得制御部20
5、プロファイル情報記憶部206、及びフラグ設定部
207とから構成される。
【0029】なお、プロファイル情報取得装置200を
構成する第1階層取得部201、第2階層取得部20
2、及び第3階層取得部203とも、その構成、及び動
作は同じである。ここでは、一例として、第3階層取得
部203の構成、及び動作についてのみ説明し、第1階
層取得部201、第2階層取得部202の構成、及び動
作については説明を省略する。
【0030】また、以下、CPU101が第1階層プロ
グラムの処理をしている間に生成するプロファイル情報
を、第1階層プロファイル情報と呼称し、第2階層プロ
グラムの処理をしている間に生成するプロファイル情報
を、第2階層プロファイル情報と呼称し、第3階層プロ
グラムの処理をしている間に生成するプロファイル情報
を、第3階層プロファイル情報と呼称し、第4階層プロ
グラムの処理をしている間に生成するプロファイル情報
を、第4階層プロファイル情報と呼称する。
【0031】第3階層取得部203は、取得制御部20
5から、”取得開始”及び”取得再開”のいずれかの通
知を受けると、第3階層プロファイル情報を取得し、プ
ロファイル情報記憶部206に出力する。そして、”取
得終了”及び”取得中断”のいずれかの通知を受ける
と、第3階層プロファイル情報を取得せず、出力しな
い。
【0032】第4階層取得部204は、取得制御部20
5から、”取得開始”及び”取得再開”のいずれかの通
知を受けると、第4階層プロファイル情報を取得し、プ
ロファイル情報記憶部206に出力する。そして、”取
得終了”及び”取得中断”のいずれかの通知を受ける
と、第4階層プロファイル情報を取得せず、出力しな
い。
【0033】取得制御部205は、ターゲットプログラ
ムが実行されると、CPU101を監視し、”コール”
と”リターン”とを検出する。そして、CPU101
が、いずれの階層プログラム(コール元)からいずれの
階層プログラム(コール先)を”コール”したか、いず
れの階層プログラム(コール先)からいずれの階層プロ
グラム(コール元)に”リターン”したかに応じて、第
1階層取得部201、第2階層取得部202、第3階層
取得部203、及び第4階層取得部204に、”取得開
始”、”取得再開”、”取得終了”、及び”取得中断”
のいずれかを通知する。
【0034】例えば、CPU101が第3階層プログラ
ムから第1階層プログラムに”コール”すると、取得制
御部205は、第3階層取得部203に”取得中断”
を、第1階層取得部201に”取得開始”を通知する。
第1階層プログラムの処理から第3階層プログラムに”
リターン”すると、取得制御部205は、第1階層取得
部201に”取得終了”を、第3階層取得部203に”
取得再開”を通知する。
【0035】なお、取得制御部205は、さらに、ター
ゲットプログラムの処理開始とともに、第4階層取得部
204に”取得開始”を通知し、ターゲットプログラム
の処理終了とともに、第4階層取得部204に”取得終
了”を通知する。プロファイル情報記憶部206は、第
1階層取得部201、第2階層取得部202、第3階層
取得部203、及び第4階層取得部204から出力され
るプロファイル情報をRAM103に書き込む。
【0036】フラグ設定部207は、第1階層取得部2
01に格納されている出力可否フラグ(以下、第1階層
フラグと略す)、第2階層取得部202に格納されてい
る出力可否フラグ(以下、第2階層フラグと略す)、第
3階層取得部203に格納されている出力可否フラグ
(以下、第3階層フラグと略す)とを設定する。なお、
各出力可否フラグの設定は、I/Oインタフェース10
2を介して、プロファイル情報取得装置200の利用者
から各出力可否フラグを受け付け、設定される。
【0037】(第3階層取得部203の構成)第3階層
取得部203は、さらに、プロファイル情報出力部23
1、フラグ格納部232、フラグ退避部233、及びフ
ラグ書換部234とから構成される。プロファイル情報
出力部231は、取得制御部205から、”取得開始”
及び”取得再開”のいずれかの通知を受けると、第3階
層フラグを参照し、第3階層プロファイル情報を出力す
るかしないかを判定する。判定の結果、第3階層フラグ
が”0”の場合には、出力せず、”0”以外の場合に
は、取得制御部205から、”取得終了”及び”取得中
断”のいずれかの通知を受けるまで、第3階層プロファ
イル情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出
力する。
【0038】フラグ格納部232は、フラグ設定部20
7により設定される第3階層フラグを格納する。フラグ
退避部233は、取得制御部205から、”取得中断”
の通知を受けると、コール先のプロファイル情報を取得
する取得部(但し、第4階層取得部204は除く)に格
納されている出力可否フラグを退避する。そして、取得
制御部205から、”取得再開”の通知を受けると、退
避した出力可否フラグに書き戻す。
【0039】フラグ書換部234は、フラグ退避部23
3により出力可否フラグが退避されると、コール先のプ
ロファイル情報を取得する取得部(但し、第4階層取得
部204は除く)に格納されている出力可否フラグを書
き換える。例えば、第2階層プログラムがコールされる
と、フラグ退避部233は、取得制御部205から”取
得中断”を受けて、第2階層フラグを退避し、退避され
ると、フラグ書換部234は、第2階層フラグを書き換
える。そして、リターンされると、フラグ退避部233
は、取得制御部205から”取得再開”の通知を受け
て、第2階層フラグを退避した出力可否フラグに書き戻
す。
【0040】(第4階層取得部204の構成)第4階層
取得部204は、プロファイル情報出力部241から構
成される。プロファイル情報出力部241は、取得制御
部205から、”取得開始”及び”取得再開”のいずれ
かの通知を受けると、取得制御部205から、”取得終
了”及び”取得中断”のいずれかの通知を受けるまで、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。
【0041】(プロファイル情報取得装置200の動
作)以上のように構成されたプロファイル情報取得装置
200について、その動作を説明する。図3(a)は、
第3階層取得部203のフローチャート、(b)は、出
力処理のフローチャート、(c)は、移行処理のプロー
チャート、(d)は、復帰処理のプローチャートであ
る。
【0042】(第3階層取得部203のフローチャー
ト)図3(a)にみられるように、第3階層取得部20
3は、取得制御部205からの通知に応じて、処理の場
合分けをする(ステップS301)。取得制御部205
から、”取得開始”の通知を受けた場合には、出力処理
310を開始する(ステップS302)。
【0043】取得制御部205から、”取得再開”の通
知を受けた場合には、復帰処理330を開始し(ステッ
プS303)、出力処理310を再開する(ステップS
304)。取得制御部205から、”取得中断”の通知
を受けた場合には、移行処理320を開始し(ステップ
S305)、出力処理310を中断する(ステップS3
06)。
【0044】取得制御部205から、”取得終了”の通
知を受けた場合には、出力処理310を終了する(ステ
ップS307)。 (出力処理310のフローチャート)図3(b)にみら
れるように、プロファイル情報出力部231は、第3階
層フラグを参照し、第3階層プロファイル情報を出力す
るかしないかを判定する(ステップS311)。判定の
結果、第3階層フラグが”0”の場合には、出力処理を
終了する。結果的には、プロファイル情報出力部231
は、第3階層プロファイル情報を取得せず出力しないこ
とになる。
【0045】一方、第3階層フラグが”0”以外の場合
には、第3階層プロファイル情報を取得し(ステップS
312)、プロファイル情報記憶部206に出力する
(ステップS313)。そして、出力処理を中断及び終
了するまで(ステップS314)、ステップS312ま
で戻り処理を繰り返す。 (移行処理320のフローチャート)図3(c)にみら
れるように、フラグ退避部233は、コール先のプロフ
ァイル情報を取得する取得部(但し、第4階層取得部2
04は除く)に格納されている出力可否フラグを退避し
(ステップS321)、フラグ書換部234は、コール
先のプロファイル情報を取得する取得部(但し、第4階
層取得部204は除く)に格納されている出力可否フラ
グを”0”に書き換える(ステップS322)。
【0046】(復帰処理330のフローチャート)図3
(d)にみられるように、フラグ退避部233は、フラ
グ書換部234により書き換えられた出力可否フラグ
を、移行処理により退避した出力可否フラグに書き戻す
(ステップS331)。図4(a)は、第4階層取得部
204のフローチャート、(b)は、出力処理のフロー
チャートである。
【0047】(第4階層取得部204のフローチャー
ト)図4(a)にみられるように、第4階層取得部20
4は、取得制御部205からの通知に応じて、処理の場
合分けをする(ステップS401)。取得制御部205
から、”取得開始”の通知を受けた場合には、出力処理
410を開始する(ステップS402)。
【0048】取得制御部205から、”取得再開”の通
知を受けた場合には、出力処理410を再開する(ステ
ップS403)。取得制御部205から、”取得中断”
の通知を受けた場合には、出力処理410を中断する
(ステップS404)。取得制御部205から、”取得
終了”の通知を受けた場合には、出力処理410を終了
する(ステップS405)。
【0049】(出力処理410のフローチャート)図4
(b)にみられるように、プロファイル情報出力部24
1は、第4階層プロファイル情報を取得し(ステップS
411)、プロファイル情報記憶部206に出力する
(ステップS412)。そして、出力処理を中断及び終
了するまで(ステップS413)、ステップS411ま
で戻り処理を繰り返す。
【0050】(プロファイル情報取得装置200の動作
の具体例)ここで、以下の(プログラム−1)と(プロ
グラム−2)とを例にして、プロファイル情報取得装置
200の具体的な動作を説明する。 (プログラム−1)CPU101が、第3階層ソフトウ
ェア113を介して、第4階層ソフトウェア114から
第2階層ソフトウェア112を間接にコールするターゲ
ットプログラム。
【0051】(プログラム−2)CPU101が、第3
階層ソフトウェア113を介さず、第4階層ソフトウェ
ア114から第2階層ソフトウェア112を直接にコー
ルするターゲットプログラム。なお、予め第1階層フラ
グ、第2階層フラグ、第3階層フラグは、”1”に設定
されているとする。
【0052】図5は、CPU101の処理の移行動作を
示すシーケンス図である。同図にみられるように、縦軸
は、上から順に、第4階層プログラム、第3階層プログ
ラム、第2階層プログラム、第1階層プログラムを示
し、横軸は、時間を示す。なお、(プログラム−1)を
先に実行、(プログラム−2)を後に実行する。
【0053】(プログラム−1の場合)CPU101
は、(プログラム−1)の処理を開始する(タイムT
0)。第4階層プログラムの処理をしている間に、第3
階層プログラムをコールし、第3階層プログラムの処理
に移行する(タイムT1)。次に、第3階層プログラム
の処理をしている間に、第2階層プログラムをコール
し、第2階層プログラムの処理に移行する(タイムT
2)。それから、第2階層プログラムの処理を終了し、
第3階層プログラムの処理に移行する(タイムT3)。
さらに、第3階層プログラムの処理を終了し、第4階層
プログラムの処理に移行する(タイムT4)。そして、
ターゲットプログラムの処理を終了する(タイムT
5)。
【0054】(プログラム−2の場合)CPU101
は、(プログラム−2)の処理を開始する(タイムT
6)。第4階層プログラムの処理をしている間に、第2
階層プログラムをコールし、第2階層プログラムの処理
に移行する(タイムT7)。それから、第2階層プログ
ラムの処理を終了し、第4階層プログラムの処理に移行
する(タイムT8)。そして、ターゲットプログラムの
処理を終了する(タイムT9)。
【0055】図6は、一例として、プロファイル情報取
得装置200においてプロファイル情報の取得動作を示
すシーケンス図である。同図にみられるように、縦軸
は、上から順に、プロファイル情報取得装置200を構
成する取得制御部205、第4階層取得部204、第3
階層取得部203、第2階層取得部202、第1階層取
得部201を示し、横軸は、時間を示す。なお、図5に
示すシーケンスの時間は、図4に示したシーケンスの時
間と同期している。
【0056】(プログラム−1の場合) (タイムT0)取得制御部205は、(プログラム−
1)の処理の開始を検出し、第4階層取得部204
に、”取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部
204は、出力処理を開始する。
【0057】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT1)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第3
階層取得部203に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第3
階層取得部203は、出力処理を開始する。
【0058】なお、この時、第3階層フラグが”1”に
より、第3階層取得部203は、第3階層プロファイル
情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力す
る。 (タイムT2)取得制御部205は、コールを検出し、
第3階層取得部203に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部202に、”取得開始”を通知する。そし
て、第3階層取得部203は、移行処理を開始し、出力
処理を中断し、第2階層取得部202は、出力処理を開
始する。
【0059】なお、この時、第2階層フラグが”0”
(フラグ書換部234により書き換えられた値)によ
り、第2階層取得部202は、第2階層プロファイル情
報を取得せず出力しない。 (タイムT3)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部202に、”取得終了”を通知し、
第3階層取得部203に、”取得再開”を通知する。そ
して、第2階層取得部202は、出力処理を終了し、第
3階層取得部203は、復帰処理を開始し、出力処理を
再開する。
【0060】なお、この時、第2階層フラグは”1”
(フラグ退避部233により退避された値)に書き戻さ
れる。 (タイムT4)取得制御部205は、リターンを検出
し、第3階層取得部203に、”取得終了”を通知し、
第4階層取得部204に、”取得再開”を通知する。そ
して、第3階層取得部203は、出力処理を終了し、第
4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0061】(タイムT5)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。 (プログラム−2の場合) (タイムT6)取得制御部205は、(プログラム−
2)の処理開始を検出し、第4階層取得部204に、”
取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部204
は、出力処理を開始する。
【0062】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT7)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部202に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第2
階層取得部202は、出力処理を開始する。
【0063】なお、この時、第2階層フラグが”1”に
より、第2階層取得部202は、第2階層プロファイル
情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力す
る。 (タイムT8)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部202に、”取得終了”を通知し、
第4階層取得部204に、”取得再開”を通知する。そ
して、第2階層取得部202は、出力処理を終了し、第
4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0064】(タイムT9)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。以上、本動作例
をまとめると、プロファイル情報取得装置200は、以
下のとおりである。
【0065】(1)CPU101が、第4階層ソフトウ
ェア114から第2階層ソフトウェア112を間接にコ
ールした場合は、”0”に書き換えられた第2階層フラ
グにより、第2階層プロファイル情報を取得しない。 (2)CPU101が、第4階層ソフトウェア114か
ら第2階層ソフトウェア112を直接にコールした場合
は、第2階層フラグの値に応じて、第2階層プロファイ
ル情報を取得する。
【0066】なお、以下の(プログラム−3)として
も、間接にコールした場合は、”0”に書き換えられた
第2階層フラグにより、第2階層プロファイル情報を取
得しないし、直接にコールした場合は、第2階層フラグ
の値に応じて、第2階層プロファイル情報を取得する。 (プログラム−3)CPU101が、第3階層ソフトウ
ェア113を介して、第4階層ソフトウェア114から
第2階層ソフトウェア112を間接にコールする。加え
て、第3階層ソフトウェア113を介して、第2階層ソ
フトウェア112から第4階層ソフトウェア114に間
接にリターンする。そして、第3階層ソフトウェア11
3を介さず、第4階層ソフトウェア114から第2階層
ソフトウェア112を直接にコールするターゲットプロ
グラム。 (実施の形態2)以下、実施の形態1におけるプロファ
イル情報取得装置200と、同じ構成要素は、図中にお
いて同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成要素を
中心に、実施の形態2におけるプロファイル情報取得装
置を説明する。
【0067】(実施の形態2におけるプロファイル情報
取得装置の構成)図7は、実施の形態2におけるプロフ
ァイル情報取得装置の機能ブロック図である。同図にみ
られるように、プロファイル情報取得装置700は、プ
ロファイル情報取得装置200と比べて、第1階層取得
部201、第2階層取得部202、及び第3階層取得部
203との代わりに、第1階層取得部701、第2階層
取得部702、及び第3階層取得部703とを備える。
そして、フラグ設定部207の代わりに、テーブル設定
部707を備える点が異なる。
【0068】なお、プロファイル情報取得装置700を
構成する第1階層取得部701、第2階層取得部70
2、第3階層取得部703とも、その構成、及び動作は
同じである。ここでは、一例として、第3階層取得部7
03の構成、及び動作についてのみ説明し、第1階層取
得部701、第2階層取得部702の構成、及び動作に
ついては説明を省略する。
【0069】なお、第3階層取得部703は、第3階層
取得部203と同様に、第3階層プロファイル情報を取
得し、プロファイル情報記憶部206に出力する。テー
ブル設定部707は、第1階層取得部701に格納され
ているテーブル(以下、第1階層テーブルと略す)、第
2階層取得部702に格納されるテーブル(以下、第2
階層テーブルと略す)、第3階層取得部703に格納さ
れているテーブル(以下、第3階層テーブルと略す)と
を設定する。
【0070】なお、各テーブルの設定は、I/Oインタ
フェース102を介して、プロファイル情報取得装置7
00の利用者から各テーブルの値を受け付け、設定され
る。図8(a)は、一例として、テーブル設定部707
により設定される第1階層テーブル、(b)は、第2階
層テーブル、(c)は、第3階層テーブルである。な
お、各テーブルのレコードは、第1フィールド、及び第
2フィールドとから構成され、第1フィールドのデータ
ごとに、第2フィールドのデータが対応付けられる。そ
して、第1フィールドには、コール元のプログラムに対
応付けられた階層識別情報が格納され、第2フィールド
には、プロファイル情報を出力するかしないかを示す出
力可否情報が格納される。また、第1階層プログラムに
対応づけられた階層識別情報を、第1階層識別情報と略
し、第2階層プログラムに対応づけられた階層識別情報
を、第2階層識別情報と略し、第3階層プログラムに対
応づけられた階層識別情報を、第3階層識別情報と略
し、第4階層プログラムに対応づけられた階層識別情報
を、第4階層識別情報と略す。
【0071】図8(a)にみられるように、テーブル8
01(第1階層テーブル)の第1フィールドには、第2
階層識別情報、第3階層識別情報、及び第4階層識別情
報が格納され、第2フィールドには、出力可否情報が格
納されている。例えば、”第2階層プログラム”(第2
階層識別情報)には、”出力しない”(出力可否情報)
が対応付けられている。
【0072】図8(b)にみられるように、テーブル8
02(第2階層テーブル)の第1フィールドには、第1
階層識別情報、第3階層識別情報、及び第4階層識別情
報が格納され、第2フィールドには、出力可否情報が格
納されている。例えば、”第1階層プログラム”(第1
階層識別情報)には、”出力しない”(出力可否情報)
が対応付けられている。
【0073】図8(c)にみられるように、テーブル8
03(第3階層テーブル)の第1フィールドには、第1
階層識別情報、第2階層識別情報、及び第4階層識別情
報が格納され、第2フィールドには、出力可否情報が格
納されている。例えば、”第4階層プログラム”(第4
階層識別情報)には、”出力する”(出力可否情報)が
対応付けられている。
【0074】(第3階層取得部703の構成)第3階層
取得部703は、第3階層取得部203と比べて、プロ
ファイル情報出力部731、テーブル格納部732とか
ら構成される点が異なる。プロファイル情報出力部73
1は、プロファイル情報出力部231と比べて、第3階
層フラグを参照する代わりに、第3階層テーブルを参照
する点が異なる。これに伴い、第3階層テーブルの出力
可否情報に応じて、第3階層プロファイル情報を出力す
るかしないかを判定する。判定の結果、出力可否情報
が”出力しない”場合には、出力せず、”出力する”場
合には、取得制御部205から、”取得終了”及び”取
得中断”のいずれかの通知を受けるまで、第3階層プロ
ファイル情報を取得し、プロファイル情報記憶部206
に出力する。
【0075】なお、プロファイル情報出力部731は、
第3階層テーブルを参照し、検索キーに該当する出力可
否情報が得られない場合には、出力可否情報を”出力し
ない”とする。テーブル格納部732は、テーブル設定
部707により設定される第3階層テーブルを格納す
る。
【0076】(プロファイル情報取得装置700の動
作)以上のように構成されたプロファイル情報取得装置
700について、その動作を説明する。図9(a)は、
第3階層取得部703のフローチャート、(b)は、出
力処理のフローチャートである。
【0077】なお、第3階層取得部703のフローチャ
ートは、図3に示した第3階層取得部203のフローチ
ャートと比べて、移行処理310、復帰処理330とを
備えない点が異なる。 (第3階層取得部703のフローチャート)図9(a)
にみられるように、第3階層取得部703は、取得制御
部205からの通知に応じて、処理の場合分けをする
(ステップS301)。
【0078】取得制御部205から、”取得開始”の通
知を受けた場合には、出力処理910を開始する(ステ
ップS902)。取得制御部205から、”取得再開”
の通知を受けた場合には、出力処理910を再開する
(ステップS904)。取得制御部205から、”取得
中断”の通知を受けた場合には、出力処理910を中断
する(ステップS906)。
【0079】取得制御部205から、”取得終了”の通
知を受けた場合には、出力処理910を終了する(ステ
ップS907)。 (出力処理910のフローチャート)図9(b)にみら
れるように、プロファイル情報出力部731は、コール
元のプログラムに対応付けられた階層識別情報を検索キ
ーとして、第3階層テーブルの第1フィールドを検索す
る(ステップS911)。そして、検索キーに対応する
第2フィールドの出力可否情報に応じて、第3階層プロ
ファイル情報を出力するかしないかを判定する(ステッ
プS912)。判定の結果、第3階層テーブルの出力可
否情報が”出力しない”の場合には、出力処理を終了す
る。結果的には、プロファイル情報出力部731は、第
3階層プロファイル情報を取得せず出力しないことにな
る。
【0080】一方、第3階層テーブルの出力可否情報
が”出力する”の場合には、第3階層プロファイル情報
を取得し(ステップS312)、プロファイル情報記憶
部206に出力する(ステップS313)。そして、出
力処理を中断及び終了するまで(ステップS314)、
ステップS312まで戻り処理を繰り返す。 (プロファイル情報取得装置700の動作の具体例)こ
こで、図5に示したCPU101の処理の移行動作を例
にして、プロファイル情報取得装置700の具体的な動
作を説明する。
【0081】なお、予め第1階層テーブル、第2階層テ
ーブル、第3階層テーブルは、図7に示したテーブルに
設定されているとする。図10は、一例として、プロフ
ァイル情報取得装置700においてプロファイル情報の
取得動作を示すシーケンス図である。同図にみられるよ
うに、縦軸は、上から順に、プロファイル情報取得装置
700を構成する取得制御部205、第4階層取得部2
04、第3階層取得部703、第2階層取得部702、
第1階層取得部701を示し、横軸は、時間を示してい
る。なお、図10に示すシーケンスの時間は、図5に示
したシーケンスの時間と同期している。
【0082】(プログラム−1の場合) (タイムT0)取得制御部205は、(プログラム−
1)の処理の開始を検出し、第4階層取得部204
に、”取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部
204は、出力処理を開始する。
【0083】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT1)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第3
階層取得部703に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第3
階層取得部703は、出力処理を開始する。
【0084】なお、この時、第3階層テーブルの出力可
否情報が”出力する”により、第3階層取得部703
は、第3階層プロファイル情報を取得し、プロファイル
情報記憶部206に出力する。 (タイムT2)取得制御部205は、コールを検出し、
第3階層取得部703に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部702に、”取得開始”を通知する。そし
て、第3階層取得部703は、出力処理を中断し、第2
階層取得部702は、出力処理を開始する。
【0085】なお、この時、第2階層テーブルの出力可
否情報が”出力しない”により、第2階層取得部702
は、第2階層プロファイル情報を取得せず出力しない。 (タイムT3)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部702に、”取得終了”を通知し、
第3階層取得部703に、”取得再開”を通知する。そ
して、第2階層取得部702は、出力処理を終了し、第
3階層取得部703は、出力処理を再開する。
【0086】(タイムT4)取得制御部205は、リタ
ーンを検出し、第3階層取得部703に、”取得終了”
を通知し、第4階層取得部204に、”取得再開”を通
知する。そして、第3階層取得部703は、出力処理を
終了し、第4階層取得部204は、出力処理を再開す
る。
【0087】(タイムT5)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。 (プログラム−2の場合) (タイムT6)取得制御部205は、(プログラム−
2)の処理開始を検出し、第4階層取得部204に、”
取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部204
は、出力処理を開始する。
【0088】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT7)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部702に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第2
階層取得部702は、出力処理を開始する。
【0089】なお、この時、第2階層テーブルの出力可
否情報が”出力する”により、第2階層取得部702
は、第2階層プロファイル情報を取得し、プロファイル
情報記憶部206に出力する。 (タイムT8)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部702に、”取得終了”を通知し、
第4階層取得部204に、”取得再開”を通知する。そ
して、第2階層取得部702は、出力処理を終了し、第
4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0090】(タイムT9)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。以上、本動作例
をまとめると、プロファイル情報取得装置700は、以
下のとおりである。
【0091】(1)CPU101が、第4階層ソフトウ
ェア114から第2階層ソフトウェア112を間接、直
接に係らずコールした場合は、第2階層テーブルの出力
可否情報に応じて、第2階層プロファイル情報を取得す
る。なお、(プログラム−3)としても、間接、直接に
係らずコールした場合は、第2階層テーブルの出力可否
情報に応じて、プロファイル情報取得装置700は、第
2階層プロファイル情報を取得する。 (実施の形態3)以下、実施の形態1におけるプロファ
イル情報取得装置200と、同じ構成要素は、図中にお
いて同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成要素を
中心に、実施の形態3におけるプロファイル情報取得装
置を説明する。
【0092】(実施の形態3におけるプロファイル情報
取得装置の構成)図11は、実施の形態3におけるプロ
ファイル情報取得装置の機能ブロック図である。同図に
みられるように、プロファイル情報取得装置1100
は、プロファイル情報取得装置200と比べて、第1階
層取得部201、第2階層取得部202、及び第3階層
取得部203との代わりに、第1階層取得部1101、
第2階層取得部1102、及び第3階層取得部1103
とを備える。そして、フラグ設定部207の代わりに、
フラグ設定部1107を備え、さらに、フラグ格納部1
108を備える点が異なる。
【0093】なお、プロファイル情報取得装置1100
を構成する第1階層取得部1101、第2階層取得部1
102、及び第3階層取得部1103とも、その構成、
及び動作は同じである。ここでは、一例として、第3階
層取得部1103の構成、及び動作についてのみ説明
し、第1階層取得部1101、第2階層取得部1102
の構成、及び動作については説明を省略する。
【0094】なお、第3階層取得部1103は、第3階
層取得部203と同様に、第3階層プロファイル情報を
取得し、プロファイル情報記憶部206に出力する。フ
ラグ設定部1107は、フラグ格納部1108に格納さ
れる出力可否フラグ(以下、共通フラグと呼称する)を
設定する。なお、共通フラグの設定は、I/Oインタフ
ェース102を介して、プロファイル情報取得装置11
00の利用者から共通フラグを受け付け、設定される。
【0095】フラグ格納部1108は、フラグ設定部1
107により設定される共通フラグを格納する。 (第3階層取得部1103の構成)第3階層取得部11
03は、第3階層取得部203と比べて、プロファイル
情報出力部1131、フラグ退避部1133、及びフラ
グ書換部1134とから構成される点が異なる。なお、
第3階層取得部1103は、フラグ格納部232を備え
ていない。
【0096】プロファイル情報出力部1131は、プロ
ファイル情報出力部231と比べて、第3階層フラグの
代わりに、共通フラグを参照する点が異なる。フラグ退
避部1133は、フラグ退避部233と比べて、、コー
ル先のプロファイル情報を取得する取得部(但し、第4
階層取得部204は除く)に格納されている出力可否フ
ラグを退避する代わりに、共通フラグを退避する点が異
なる。
【0097】フラグ書換部1134は、フラグ書換部2
34と比べて、コール先のプロファイル情報を取得する
取得部(但し、第4階層取得部204は除く)に格納さ
れている出力可否フラグを書き換える代わりに、共通フ
ラグを書き換える点が異なる。 (プロファイル情報取得装置1100の動作)以上のよ
うに構成されたプロファイル情報取得装置1100につ
いて、その動作を説明する。
【0098】図12(a)は、第3階層取得部1103
のフローチャート、(b)は、出力処理のプローチャー
ト、(c)は、移行処理のフローチャート、(d)は、
復帰処理のフローチャートである。なお、第3階層取得
部1103のフローチャートは、図3に示した第3階層
取得部203のフローチャートと比べて、出力処理31
0、移行処理320、及び復帰処理330の代わりに、
出力処理1210、移行処理1220、及び復帰処理1
230とする点が異なる。
【0099】(第3階層取得部1103のフローチャー
ト)図12(a)にみられるように、第3階層取得部1
103は、取得制御部205からの通知に応じて、処理
の場合分けをする(ステップS301)。取得制御部2
05から、”取得開始”の通知を受けた場合には、出力
処理1210を開始する(ステップS1202)。
【0100】取得制御部205から、”取得再開”の通
知を受けた場合には、復帰処理1230を開始し(ステ
ップS1203)、出力処理1210を再開する(ステ
ップS1204)。取得制御部205から、”取得中
断”の通知を受けた場合には、移行処理1220を開始
し(ステップS1205)、出力処理1210を中断す
る(ステップS1206)。
【0101】取得制御部205から、”取得終了”の通
知を受けた場合には、出力処理1210を終了する(ス
テップS1207)。 (出力処理1210のフローチャート)図12(b)に
みられるように、プロファイル情報出力部1131は、
共通フラグを参照し、第3階層プロファイル情報を出力
するかしないかを判定する(ステップS1211)。判
定の結果、共通フラグが”0”の場合には、出力処理を
終了する。結果的には、プロファイル情報出力部113
1は、第3階層プロファイル情報を取得せず出力しない
ことになる。
【0102】一方、共通フラグが”0”以外の場合に
は、第3階層プロファイル情報を取得し(ステップS3
12)、プロファイル情報記憶部206に出力する(ス
テップS313)。そして、出力処理を中断及び終了す
るまで(ステップS314)、ステップS312まで戻
り処理を繰り返す。 (移行処理1220のフローチャート)図12(c)に
みられるように、フラグ退避部1133は、共通フラグ
を退避し(ステップS1221)、それから、フラグ書
換部1134は、フラグ格納部1108に格納されてい
る共通フラグを”0”に書き換える(ステップS132
2)。
【0103】(復帰処理1230のフローチャート)図
12(d)にみられるように、フラグ退避部1133
は、フラグ格納部1108に格納されている共通フラグ
を移行処理により退避した出力可否フラグに書き戻す
(ステップS1231)。 (プロファイル情報取得装置1100の動作の具体例)
ここで、図5に示したCPU101の処理の移行動作を
例にして、プロファイル情報取得装置1100の具体的
な動作を説明する。
【0104】なお、予め共通フラグは、”1”に設定さ
れているとする。図13は、一例として、プロファイル
情報取得装置1100においてプロファイル情報の取得
動作を示すシーケンス図である。同図にみられるよう
に、縦軸は、上から順に、プロファイル情報取得装置1
100を構成する取得制御部205、第4階層取得部2
04、第3階層取得部1103、第2階層取得部110
2、第1階層取得部1101を示し、横軸は、時間を示
している。なお、図13に示すシーケンスの時間は、図
5に示したシーケンスの時間と同期している。
【0105】(プログラム−1の場合) (タイムT0)取得制御部205は、(プログラム−
1)の処理開始を検出し、第4階層取得部204に、”
取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部204
は、出力処理を開始する。
【0106】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT1)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第3
階層取得部1103に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第3
階層取得部1103は、出力処理を開始する。
【0107】なお、この時、共通フラグが”1”によ
り、第3階層取得部1103は、第3階層プロファイル
情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力す
る。 (タイムT2)取得制御部205は、コールを検出し、
第3階層取得部1103に、”取得中断”を通知し、第
2階層取得部1102に、”取得開始”を通知する。そ
して、第3階層取得部1103は、移行処理を開始し、
出力処理を中断し、第2階層取得部1102は、出力処
理を開始する。
【0108】なお、この時、共通フラグが”0”(フラ
グ書換部1134により書き換えられた値)により、第
2階層取得部1102は、第2階層プロファイル情報を
取得せず出力しない。 (タイムT3)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部1102に、”取得終了”を通知
し、第3階層取得部1103に、”取得再開”を通知す
る。そして、第2階層取得部1102は、出力処理を終
了し、第3階層取得部1103は、復帰処理を開始し、
出力処理を再開する。
【0109】なお、この時、共通フラグは”1”(フラ
グ退避部1133により退避された値)に書き戻され
る。 (タイムT4)取得制御部205は、リターンを検出
し、第3階層取得部1103に、”取得終了”を通知
し、第4階層取得部204に、”取得再開”を通知す
る。そして、第3階層取得部1103は、出力処理を終
了し、第4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0110】(タイムT5)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。 (プログラム−2の場合) (タイムT6)取得制御部205は、(プログラム−
2)の処理開始を検出し、第4階層取得部204に、”
取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部204
は、出力処理を開始する。
【0111】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT7)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部1102に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第2
階層取得部1102は、出力処理を開始する。
【0112】なお、この時、共通フラグが”1”によ
り、第2階層取得部1102は、第2階層プロファイル
情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力す
る。 (タイムT8)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部1102に、”取得終了”を通知
し、第4階層取得部204に、”取得再開”を通知す
る。そして、第2階層取得部1102は、出力処理を終
了し、第4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0113】(タイムT9)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。以上、本動作例
をまとめると、プロファイル情報取得装置1100は、
以下のとおりである。
【0114】(1)CPU101が、第4階層ソフトウ
ェア114から第2階層ソフトウェア112を間接にコ
ールした場合は、”0”に書き換えられた共通フラグに
より、第2階層プロファイル情報を取得しない。 (2)CPU101が、第4階層ソフトウェア114か
ら第2階層ソフトウェア112を直接にコールした場合
は、共通フラグの値に応じて、第2階層プロファイル情
報を取得する。
【0115】なお、(プログラム−3)としても、間接
にコールした場合は、”0”に書き換えられた共通フラ
グにより、第2階層プロファイル情報を取得しないし、
直接にコールした場合は、第2階層フラグの値に応じ
て、第2階層プロファイル情報を取得する。 (実施の形態4)以下、実施の形態3におけるプロファ
イル情報取得装置1100と、同じ構成要素は、図中に
おいて同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成要素
を中心に、実施の形態4におけるプロファイル情報取得
装置を説明する。
【0116】(実施の形態4におけるプロファイル情報
取得装置の構成)図14は、実施の形態4におけるプロ
ファイル情報取得装置の機能ブロック図である。同図に
みられるように、プロファイル情報取得装置1400
は、プロファイル情報取得装置1100と比べて、第1
階層取得部1101、第2階層取得部1102、及び第
3階層取得部1103との代わりに、第1階層取得部1
401、第2階層取得部1402、及び第3階層取得部
1403とを備える。そして、フラグ設定部1107、
及びフラグ格納部1108との代わりに、識別番号設定
部1407、及び識別番号格納部1408とを備える点
が異なる。
【0117】なお、プロファイル情報取得装置1400
を構成する第1階層取得部1401、第2階層取得部1
402、及び第3階層取得部1403とも、その構成、
及び動作は同じである。ここでは、一例として、第3階
層取得部1403の構成、及び動作についてのみ説明
し、第1階層取得部1401、及び第2階層取得部14
02の構成、及び動作については説明を省略する。
【0118】なお、第3階層取得部1403は、第3階
層取得部1103と同様に、第3階層プロファイル情報
を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力する。
識別番号設定部1407は、識別番号格納部1408に
格納される階層識別番号(以下、共通識別番号と呼称す
る)を設定する。ここで、階層識別番号とは、第1階層
プログラムの階層識別番号は”1”、第2階層プログラ
ムの階層識別番号は”2”、第3階層プログラムの階層
識別番号は”3”、第4階層プログラムの階層識別番号
は”4”、それぞれに対応付けられた番号を指す。
【0119】なお、共通識別番号の設定は、I/Oイン
タフェース102を介して、プロファイル情報取得装置
1400の利用者から、階層識別番号(”1”から”
4”までのいずれかの値)を受け付け、設定される。識
別番号格納部1408は、識別番号設定部1407によ
り設定される階層識別番号を格納する。
【0120】(第3階層取得部1403の構成)第3階
層取得部1403は、第3階層取得部1103と比べ
て、プロファイル情報出力部1431、識別番号退避部
1433、識別番号書換部1434とから構成される点
が異なる。プロファイル情報出力部1431は、プロフ
ァイル情報出力部1131と比べて、共通フラグを参照
する代わりに、共通識別番号を参照する点が異なる。こ
れに伴い、第3階層プログラムに対応付けられた階層識
別番号(”3”)と共通識別番号との大小関係に応じ
て、第3階層プロファイル情報を出力するかしないかを
判定する。判定の結果、共通識別番号が”4”以上の場
合には、出力せず、共通識別番号が”3”以下の場合に
は、取得制御部205から、”取得終了”及び”取得中
断”のいずれかの通知を受けるまで、第3階層プロファ
イル情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出
力する。
【0121】識別番号退避部1433は、フラグ退避部
1133と比べて、共通フラグを退避する代わりに、共
通識別番号を退避する点が異なる。これに伴い、取得制
御部205から、”取得再開”の通知を受けると、退避
した共通識別番号に書き戻す。識別番号書換部1434
は、フラグ書換部1134と比べて、共通フラグを書き
換える代わりに、共通識別番号を第3階層プログラムに
対応付けられた階層識別番号(”3”)に書き換える点
が異なる。
【0122】(プロファイル情報取得装置1400の動
作)以上のように構成されたプロファイル情報取得装置
1400について、その動作を説明する。図15(a)
は、第3階層取得部1403のフローチャート、(b)
は、出力処理のプローチャート、(c)は、移行処理の
フローチャート、(d)は、復帰処理のフローチャート
である。
【0123】なお、第3階層取得部1403のフローチ
ャートは、図12に示した第3階層取得部1103のフ
ローチャートと比べて、出力処理1210、移行処理1
220、及び復帰処理1230の代わりに、出力処理1
510、移行処理1520、及び復帰処理1530とす
る点が異なる。 (第3階層取得部1403のフローチャート)図15
(a)にみられるように、第3階層取得部1403は、
取得制御部205からの通知に応じて、処理の場合分け
をする(ステップS301)。
【0124】取得制御部205から、”取得開始”の通
知を受けた場合には、出力処理1510を開始する(ス
テップS1502)。取得制御部205から、”取得再
開”の通知を受けた場合には、復帰処理1530を開始
し(ステップS1503)、出力処理1510を再開す
る(ステップS1504)。
【0125】取得制御部205から、”取得中断”の通
知を受けた場合には、移行処理1520を開始し(ステ
ップS1505)、出力処理1510を中断する(ステ
ップS1506)。取得制御部205から、”取得終
了”の通知を受けた場合には、出力処理1510を終了
する(ステップS1507)。
【0126】(出力処理1510のフローチャート)図
15(b)にみられるように、プロファイル情報出力部
1431は、共通識別番号を参照し、第3階層プロファ
イル情報を出力するかしないかを判定する(ステップS
1511)。判定の結果、共通識別番号が”4”以上の
場合には、出力処理を終了する。これにより、結果的に
は、プロファイル情報出力部1131は、第3階層プロ
ファイル情報を取得せず出力しないことになる。
【0127】一方、共通識別番号が”3”以下の場合に
は、第3階層プロファイル情報を取得し(ステップS3
12)、プロファイル情報記憶部206に出力する(ス
テップS313)。そして、出力処理を中断及び終了す
るまで(ステップS314)、ステップS312まで戻
り処理を繰り返す。 (移行処理1520のフローチャート)図15(c)に
みられるように、識別番号退避部1433は共通識別番
号を退避する(ステップS1521)。それから、識別
番号書換部1434は、共通識別番号格納部1408に
格納されている共通識別番号を”3”に書き換える(ス
テップS1522)。
【0128】(復帰処理1530のフローチャート)図
15(d)にみられるように、識別番号退避部1433
は、移行処理1520により書き換えられた共通識別番
号(”3”)を、移行処理1520により退避した共通
識別番号に書き戻す(ステップS1531)。 (プロファイル情報取得装置1400の動作の具体例)
ここで、図5に示したCPU101の処理の移行動作を
例にして、プロファイル情報取得装置1400の具体的
な動作を説明する。
【0129】なお、予め共通識別番号は、”1”に設定
されているとする。図16は、一例として、プロファイ
ル情報取得装置1400においてプロファイル情報の取
得動作を示すシーケンス図である。同図にみられるよう
に、縦軸は、上から順に、プロファイル情報取得装置1
400を構成する取得制御部205、第4階層取得部2
04、第3階層取得部1403、第2階層取得部140
2、第1階層取得部1401を示し、横軸は、時間を示
している。なお、図16に示すシーケンスの時間は、図
5に示したシーケンスの時間と同期している。
【0130】(プログラム−1の場合) (タイムT0)取得制御部205は、(プログラム−
1)の処理の開始を検出し、第4階層取得部204
に、”取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部
204は、出力処理を開始する。
【0131】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT1)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第3
階層取得部1403に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第3
階層取得部1403は、出力処理を開始する。
【0132】なお、この時、共通識別番号が”1”によ
り、第3階層取得部1403は、第3階層プロファイル
情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力す
る。 (タイムT2)取得制御部205は、コールを検出し、
第3階層取得部1403に、”取得中断”を通知し、第
2階層取得部1402に、”取得開始”を通知する。そ
して、第3階層取得部1403は、移行処理を開始し、
出力処理を中断し、第2階層取得部1402は、出力処
理を開始する。
【0133】なお、この時、共通識別番号が”3”(識
別番号書換部1434により書き換えられた値)によ
り、第2階層取得部1402は、第2階層プロファイル
情報を取得せず出力しない。 (タイムT3)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部1402に、”取得終了”を通知
し、第3階層取得部1403に、”取得再開”を通知す
る。そして、第2階層取得部1402は、出力処理を終
了し、第3階層取得部1403は、復帰処理を開始し、
出力処理を再開する。
【0134】なお、この時、共通識別番号は”1”(識
別番号退避部1433により退避された値)に書き戻さ
れる。 (タイムT4)取得制御部205は、リターンを検出
し、第3階層取得部1403に、”取得終了”を通知
し、第4階層取得部204に、”取得再開”を通知す
る。そして、第3階層取得部1403は、出力処理を終
了し、第4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0135】(タイムT5)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。 (プログラム−2の場合) (タイムT6)取得制御部205は、(プログラム−
2)の処理開始を検出し、第4階層取得部204に、”
取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部204
は、出力処理を開始する。
【0136】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT7)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部1402に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第2
階層取得部1402は、出力処理を開始する。
【0137】なお、この時、共通識別番号が”1”によ
り、第2階層取得部1402は、第2階層プロファイル
情報を取得し、プロファイル情報記憶部206に出力す
る。 (タイムT8)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部1402に、”取得終了”を通知
し、第4階層取得部204に、”取得再開”を通知す
る。そして、第2階層取得部1402は、出力処理を終
了し、第4階層取得部204は、出力処理を再開する。
【0138】(タイムT9)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。 以上、本動作例をまとめると、プロファイル情報取得装
置1400は、以下のとおりである。
【0139】(1)CPU101が、第4階層ソフトウ
ェア114から第2階層ソフトウェア112を間接にコ
ールした場合は、第3階層プログラムに対応付けられた
階層識別番号(”3”)に書き換えられた共通識別番号
により、第2階層プロファイル情報を取得しない。 (2)CPU101が、第4階層ソフトウェア114か
ら第2階層ソフトウェア112を直接にコールした場合
は、共通識別番号の値に応じて、第2階層プロファイル
情報を取得する。
【0140】なお、(プログラム−3)としても、間接
にコールした場合は、第3階層プログラムに対応付けら
れた階層識別番号(”3”)に書き換えられた共通識別
番号により、第2階層プロファイル情報を取得しない
し、直接にコールした場合は、第2階層フラグの値に応
じて、第2階層プロファイル情報を取得する。 (実施の形態5)以下、実施の形態2におけるプロファ
イル情報取得装置700と、同じ構成要素は、図中にお
いて同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成要素を
中心に実施の形態5におけるプロファイル情報取得装置
を説明する。
【0141】(実施の形態5におけるプロファイル情報
取得装置の構成)図17は、実施の形態5におけるプロ
ファイル情報取得装置の機能ブロック図である。同図に
みられるように、プロファイル情報取得装置1700
は、プロファイル情報取得装置700と比べて、第1階
層取得部701、第2階層取得部702、及び第3階層
取得部703との代わりに、第1階層取得部1701、
第2階層取得部1702、及び第3階層取得部1703
とを備える。そして、テーブル設定部707の代わり
に、テーブル設定部1707を備え、さらに、テーブル
格納部1708を備える点が異なる。
【0142】なお、プロファイル情報取得装置1700
を構成する第1階層取得部1701、第2階層取得部1
702、及び第3階層取得部1703とも、その構成、
及び動作は同じである。ここでは、一例として、第3階
層取得部1703の構成、及び動作についてのみ説明
し、第1階層取得部1701、及び第2階層取得部17
02の構成、及び動作については説明を省略する。
【0143】なお、第3階層取得部1703は、第3階
層取得部703と同様に、第3階層プロファイル情報を
取得し、プロファイル情報記憶部206に出力する。テ
ーブル設定部1707は、テーブル格納部1708に格
納されるテーブル(以下、共通テーブルと呼称する)を
設定する。なお、共通テーブルの設定は、I/Oインタ
フェース102を介して、プロファイル情報取得装置1
700の利用者からテーブルの値を受け付け、設定され
る。
【0144】図18は、一例として、テーブル設定部1
707により設定されるテーブルである。なお、テーブ
ルのレコードは、第1フィールド、第2フィールド、及
び第3フィールドとから構成され、第1フィールドのデ
ータと第2フィールドのデータとの組み合わせごとに、
第3フィールドのデータが対応付けられる。そして、第
1フィールド、第2フィールドとには、第1階層識別情
報、第2階層識別情報、第3階層識別情報、及び第4階
層識別情報が格納され、第3フィールドには、出力可否
情報が格納される。なお、第1フィールドの階層識別情
報は、コール元のプログラムを示し、第2フィールドの
階層識別情報は、コール先のプログラムを示す。
【0145】図18にみられるように、テーブル180
0(共通テーブル)の第1フィールドと第2フィールド
とには、第1階層識別情報、第2階層識別情報、第3階
層識別情報、及び第4階層識別情報が格納され、第3フ
ィールドには、出力可否情報が格納されている。例え
ば、第1フィールドの”第4階層プログラム”(第4階
層識別情報)と第2フィールドの”第3階層プログラ
ム”(第3階層識別情報)とには、”出力する”(出力
可否情報)が対応付けられている。
【0146】(第3階層取得部1703の構成)第3階
層取得部1703は、第3階層取得部703と比べて、
プロファイル情報出力部1731から構成される点が異
なる。これに伴い、第3階層取得部1703は、テーブ
ル格納部732を備えていない。プロファイル情報出力
部1731は、プロファイル情報出力部731と比べ
て、第3階層テーブルを参照する代わりに、共通テーブ
ルを参照する点が異なる。これに伴い、第3階層識別情
報とコール先の取得部の階層識別情報とを検索キーとし
て、検索キーに対応する出力可否情報に応じて、第3階
層プロファイル情報を出力するかしないかを判定する。
判定の結果、出力可否情報が”出力しない”場合には、
出力せず、”出力する”場合には、取得制御部205か
ら、”取得終了”及び”取得中断”のいずれかの通知を
受けるまで、第1階層プロファイル情報を取得し、プロ
ファイル情報記憶部206に出力する。
【0147】なお、プロファイル情報出力部1731
は、共通テーブルを参照し、検索キーに該当する出力可
否情報が得られない場合には、出力可否情報を”出力し
ない”とする。 (プロファイル情報取得装置1700の動作)以上のよ
うに構成されたプロファイル情報取得装置1700につ
いて、その動作を説明する。
【0148】図19(a)は、第3階層取得部1703
のフローチャート、(b)は、出力処理のプローチャー
トである。なお、第3階層取得部1703のフローチャ
ートは、図9に示した第3階層取得部703のフローチ
ャートと比べて、出力処理910、移行処理920、及
び復帰処理930の代わりに、出力処理1910、移行
処理1920、及び復帰処理1930とする点が異な
る。
【0149】(第3階層取得部1703のフローチャー
ト)図19(a)にみられるように、第3階層取得部1
703は、取得制御部205からの通知に応じて、処理
の場合分けをする(ステップS301)。取得制御部2
05から、”取得開始”の通知を受けた場合には、出力
処理1910を開始する(ステップS1902)。
【0150】取得制御部205から、”取得再開”の通
知を受けた場合には、出力処理1910を再開する(ス
テップS1903)。取得制御部205から、”取得中
断”の通知を受けた場合には、出力処理1910を中断
する(ステップS1904)。取得制御部205か
ら、”取得終了”の通知を受けた場合には、出力処理1
910を終了する(ステップS1905)。
【0151】(出力処理1910のフローチャート)図
19(b)にみられるように、プロファイル情報出力部
1731は、共通テーブルを参照し、コール元のプログ
ラムに対応付けられた階層識別情報とコール先のプログ
ラムに対応付けられた階層識別情報とを検索キーとし
て、第1フィールドと第2フィールドとを検索する(ス
テップS1911)。そして、検索キーに対応する第3
フィールドの出力可否情報を判定する(ステップS19
12)。判定の結果、出力可否情報が”出力しない”場
合には、出力処理を終了する。これにより、結果的に
は、プロファイル情報出力部1731は、第3階層プロ
ファイル情報を取得せず出力しないことになる。
【0152】一方。出力可否情報が”出力する”場合に
は、第3階層プロファイル情報を取得し(ステップS3
12)、プロファイル情報記憶部206に出力する(ス
テップS313)。そして、出力処理を中断及び終了す
るまで(ステップS314)、ステップS312まで戻
り処理を繰り返す。 (プロファイル情報取得装置1700の動作の具体例)
ここで、図5に示したCPU101の処理の移行動作を
例にして、プロファイル情報取得装置1700の具体的
な動作を説明する。
【0153】なお、予め共通テーブルは、図7に示した
テーブルに設定されているとする。図20は、一例とし
て、プロファイル情報取得装置1700においてプロフ
ァイル情報の取得動作を示すシーケンス図である。同図
にみられるように、縦軸は、上から順に、プロファイル
情報取得装置1700を構成する取得制御部205、第
4階層取得部204、第3階層取得部1703、第2階
層取得部1702、第1階層取得部1701を示し、横
軸は、時間を示している。なお、図20に示すシーケン
スの時間は、図5に示したシーケンスの時間と同期して
いる。
【0154】(プログラム−1の場合) (タイムT0)取得制御部205は、(プログラム−
1)の処理の開始を検出し、第4階層取得部204
に、”取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部
204は、出力処理を開始する。
【0155】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT1)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第3
階層取得部1703に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第3
階層取得部1703は、出力処理を開始する。
【0156】なお、この時、”第4階層プログラム”
(第1フィールド)と”第3階層プログラム”(第2フ
ィールド)とを検索キーとして、テーブル1800(共
通テーブル)を検索し、検索キーに対応付けられた出力
可否情報が”出力する”(第3フィールド)により、第
3階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報記
憶部206に出力する。
【0157】(タイムT2)取得制御部205は、コー
ルを検出し、第3階層取得部1703に、”取得中断”
を通知し、第2階層取得部1702に、”取得開始”を
通知する。そして、第3階層取得部1703は、出力処
理を中断し、第2階層取得部1402は、出力処理を開
始する。
【0158】なお、この時、”第3階層プログラム”
(第1フィールド)と”第2階層プログラム”(第2フ
ィールド)とを検索キーとして、テーブル1800(共
通テーブル)を検索し、検索キーに対応付けられた出力
可否情報が”出力しない”(第3フィールド)により、
第2階層プロファイル情報を取得せず出力しない。 (タイムT3)取得制御部205は、リターンを検出
し、第2階層取得部1702に、”取得終了”を通知
し、第3階層取得部1403に、”取得再開”を通知す
る。そして、第2階層取得部1702は、出力処理を終
了し、第3階層取得部1703は、出力処理を再開す
る。
【0159】(タイムT4)取得制御部205は、リタ
ーンを検出し、第3階層取得部1703に、”取得終
了”を通知し、第4階層取得部204に、”取得再開”
を通知する。そして、第3階層取得部1703は、出力
処理を終了し、第4階層取得部204は、出力処理を再
開する。
【0160】(タイムT5)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。 (プログラム−2の場合) (タイムT6)取得制御部205は、(プログラム−
2)の処理開始を検出し、第4階層取得部204に、”
取得開始”を通知する。そして、第4階層取得部204
は、出力処理を開始する。
【0161】なお、この時、第4階層取得部204は、
第4階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報
記憶部206に出力する。 (タイムT7)取得制御部205は、コールを検出し、
第4階層取得部204に、”取得中断”を通知し、第2
階層取得部1702に、”取得開始”を通知する。そし
て、第4階層取得部204は、出力処理を中断し、第2
階層取得部1702は、出力処理を開始する。
【0162】なお、この時、”第3階層プログラム”
(第1フィールド)と”第2階層プログラム”(第2フ
ィールド)とを検索キーとして、テーブル1800(共
通テーブル)を検索し、検索キーに対応付けられた出力
可否情報が”出力する”(第3フィールド)により、第
2階層プロファイル情報を取得し、プロファイル情報記
憶部206に出力する。
【0163】(タイムT8)取得制御部205は、リタ
ーンを検出し、第2階層取得部1702に、”取得終
了”を通知し、第4階層取得部204に、”取得再開”
を通知する。そして、第2階層取得部1702は、出力
処理を終了し、第4階層取得部204は、出力処理を再
開する。
【0164】(タイムT9)取得制御部205は、ター
ゲットプログラムの処理終了を検出し、第4階層取得部
204に、”取得終了”を通知する。そして、第4階層
取得部204は、出力処理を終了する。以上、本動作例
をまとめると、プロファイル情報取得装置1700は、
以下のとおりである。
【0165】(1)CPU101が、第4階層ソフトウ
ェア114から第2階層ソフトウェア112を間接、直
接に係らずコールした場合は、共通テーブルの出力可否
情報に応じて、第2階層プロファイル情報を取得する。
なお、(プログラム−3)としても、間接、直接に係ら
ずコールした場合は、共通テーブルの出力可否情報に応
じて、第2階層プロファイル情報を取得する。 (その他)なお、プロファイル情報取得プログラムを、
光学記録媒体(例えば、CD−ROMなど)、磁気記録
媒体(例えば、ハードディスクなど)、光磁気記録媒体
(例えば、MOなど)、半導体メモリ(例えば、ROM
など)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
録しておき、他のコンピュータにおいて実行するとして
もよい。また、ネットワークにより接続されているコン
ピュータ等の一般のハードウェア上に設けられたハード
ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
録しておき、ネットワーク等の伝送路を経由して読み取
った他のコンピュータにおいて実行するとしてもよい。
【0166】なお、プロファイル情報取得装置200
は、ROM104の代わりに、I/Oインターフェース
102を介して、プロファイル情報取得装置200に接
続されているハードディスク等のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体や、ネットワークにより接続されている
コンピュータ等の一般のハードウェア上に接続されてい
るハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体から、ソフトウェア110を読み込むとしてもよ
い。また、プロファイル情報取得プログラムだけを読み
込むとしてもよい。
【0167】なお、プロファイル情報取得装置200
は、RAM103の代わりに、I/Oインターフェース
102を介して、プロファイル情報取得装置200に接
続されたハードディスク等のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体や、ネットワークにより接続されているコン
ピュータ等の一般のハードウェア上に設けられたハード
ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、
プロファイル情報を書き込むとしてもよい。また、特定
の階層のプロファイル情報だけを書き込むとしてもよ
い。
【0168】なお、階層識別情報として、階層識別番号
としてもよいし、出力可否情報として、出力可否フラグ
としてもよい。なお、プロファイル情報取得装置200
において、4階層により構造化されたソフトウェアシス
テムとしたが、N階層(任意の階層)により構造化され
たソフトウェアシステムとしてもよい。その場合は、第
N階層ソフトウェアを最上位階層として、同様の構成に
準ずる。
【0169】
【発明の効果】本発明に係るプロファイル情報取得装置
は、複数のプログラムにより階層構造化されたソフトウ
ェアシステムにおいて各階層のプログラムの処理に伴い
生成されるプロファイル情報を取得するプロファイル情
報取得装置であって、各階層毎に対応付けられたプロフ
ァイル情報取得手段と、各プロファイル情報取得手段に
より参照される判定情報を保持する保持手段とを備え、
各プロファイル情報取得手段は、対応する階層のプログ
ラムが他の階層のプログラムから呼び出されると、判定
情報に応じて、プロファイル情報を取得するかしないか
を判定し、取得すると判定した場合には、対応するプロ
グラムが処理されている間、生成されるプロファイル情
報を取得することとする。
【0170】これによって、各階層のプログラムの処理
に伴い生成されるプロファイル情報を取得すること又は
取得しないこととすることが可能となる。即ち、従来、
常に取得していたプロファイル情報を、ユーザーの利用
形態に合わせて、取得することが可能となる。そして、
例えば、ユーザーにとって不必要なプロファイル情報に
対して、取得しないこととすれば、取得する際に伴うオ
ーバーヘッドを軽減することが可能となり、プロファイ
ル情報を記憶する記憶領域を低減することも可能という
効果がある。
【0171】ここで、前記判定情報は、各プロファイル
情報取得手段毎に対応付けられた出力可否フラグであ
り、出力可否フラグは、プロファイル情報を出力するこ
と及び出力しないことのいずれかを示し、各プロファイ
ル情報取得手段は、対応する出力可否フラグが出力する
ことを示す場合には、プロファイル情報を取得すると判
定するとしてもよい。
【0172】これによって、プロファイル情報を出力す
ること及び出力しないことのいずれかを示す出力可否フ
ラグに応じて、プロファイル情報を取得すればよいこと
が示される。即ち、各階層毎に対応付けられた出力可否
フラグにより、各階層毎に生成されるプロファイル情報
を、個別に取得することが可能という効果がある。加え
て、前記プロファイル情報取得装置は、さらに、最上位
階層を除く各階層毎に対応付けられた退避手段と書換手
段とを備え、各退避手段は、対応する階層のプログラム
から他の階層のプログラムが呼び出されると、前記他の
階層のプログラムに対応する出力可否フラグを、保持手
段により保持されている判定情報から退避し、各書換手
段は、前記退避手段により前記出力可否フラグが退避さ
れると、プロファイル情報取得手段により判定される前
に、前記出力可否フラグを、出力しないことに書き換え
るとしてもよい。
【0173】これによって、プログラムの処理におい
て、最上位階層から複数の階層にまたがり処理が移る場
合には、処理の移行に伴い生成されるプロファイル情報
は取得されないことが示される。そして、大抵は、その
場合において生成されるプロファイル情報は、ユーザー
にとって必要としないことがある。即ち、各階層毎に対
応する出力可否フラグを、出力しないことに書き換えれ
ることにより、その場合におけるプロファイル情報を取
得しないことになり、無駄に記憶領域を消耗せず、か
つ、従来に比べて、オーバーヘッドを減らすことが可能
という効果がある。
【0174】そして、各退避手段は、さらに、呼び出さ
れたプログラムから、対応するプログラムに戻ると、書
換手段により書き換えられた出力可否フラグを、退避し
ておいた出力可否フラグに書き戻すとしてもよい。これ
によって、プログラムの処理において、最上位階層から
複数の階層にまたがり処理が移る場合には、プロファイ
ル情報は取得しないこと、最上位階層から他の階層に1
回だけ処理が移る場合には、ユーザーの裁量により取得
すること及び取得しないことのいずれかを選択すること
が示される。即ち、プロファイル情報を取得する場合を
限定することにより、ユーザーに複雑な設定をさせずと
も、ユーザーにとって大抵は必要とされるであろうプロ
ファイル情報を取得することが可能という効果がある。
【0175】または、前記判定情報は、各プロファイル
情報取得手段に対応付けられたテーブルであり、テーブ
ルは、呼び出したプログラムの階層を示す階層識別番号
とそれに対応付けられた出力可否フラグとを含み、出力
可否フラグは、プロファイル情報を出力すること及び出
力しないことのいずれかを示し、各プロファイル情報取
得手段は、呼び出したプログラムの階層識別番号を検索
キーとして、対応するテーブルを検索し、その結果得ら
れる出力可否フラグが出力することを示す場合には、プ
ロファイル情報を取得すると判定するとしてもよい。
【0176】これによって、呼び出したプログラムの階
層を示す階層識別番号と、プロファイル情報を出力する
こと及び出力しないことのいずれかを示す出力可否フラ
グとを含むテーブルに応じて、プロファイル情報を取得
すればよいことが示される。即ち、各階層毎に対応付け
られたテーブルにより、各階層毎に生成されるプロファ
イル情報を、個別に、また呼び出し先のプログラムの階
層別に取得することが可能という効果がある。
【0177】または、前記判定情報は、単一の出力可否
フラグであり、出力可否フラグは、プロファイル情報を
出力すること及び出力しないことのいずれかを示し、各
プロファイル情報取得手段は、出力可否フラグを参照
し、当該出力フラグが出力することを示す場合には、プ
ロファイル情報を取得すると判定するとしてもよい。こ
れによって、プロファイル情報を出力すること及び出力
しないことのいずれかを示す出力可否フラグに応じて、
プロファイル情報を取得すればよいことが示される。即
ち、単一の出力可否フラグにより、各階層毎に生成され
るプロファイル情報を取得することが可能という効果が
ある。
【0178】加えて、前記プロファイル情報取得装置
は、さらに、最上位階層を除く各階層毎に対応付けられ
た退避手段と書換手段とを備え、各退避手段は、対応す
る階層のプログラムから他の階層のプログラムが呼び出
されると、出力可否フラグを、保持手段により保持され
ている判定情報から退避し、各書換手段は、前記退避手
段により前記出力可否フラグが退避されると、プロファ
イル情報取得手段により判定される前に、前記出力可否
フラグを、出力しないことに書き換えるとしてもよい。
【0179】これによって、プログラムの処理におい
て、最上位階層から複数の階層にまたがり処理が移る場
合には、処理の移行に伴い生成されるプロファイル情報
は取得されないことが示される。そして、大抵は、その
場合において生成されるプロファイル情報は、ユーザー
にとって必要としないことがある。即ち、単一の出力可
否フラグを、出力しないことに書き換えれることによ
り、その場合におけるプロファイル情報を取得しないこ
とになり、無駄に記憶領域を消耗せず、かつ、従来に比
べて、オーバーヘッドを減らすことが可能という効果が
ある。
【0180】そして、各退避手段は、さらに、呼び出さ
れたプログラムから、対応するプログラムに戻ると、書
換手段により書き換えられた出力可否フラグを、退避し
ておいた出力可否フラグに書き戻すとしてもよい。これ
によって、プログラムの処理において、最上位階層から
複数の階層にまたがり処理が移る場合には、プロファイ
ル情報は取得しないこと、最上位階層から他の階層に1
回だけ処理が移る場合には、ユーザーの裁量により取得
すること及び取得しないことのいずれかを選択すること
が示される。即ち、プロファイル情報を取得する場合を
限定することにより、ユーザーに複雑な設定をさせずと
も、ユーザーにとって大抵は必要とされるであろうプロ
ファイル情報を取得することが可能という効果がある。
【0181】または、前記判定情報は、特定の階層を示
す特定階層識別番号であり、各プロファイル情報取得手
段は、前記特定階層識別番号を参照し、当該特定階層識
別番号が、対応する階層よりも下位の階層を示す場合に
は、プロファイル情報を取得すると判定するとしてもよ
い。これによって、特定の階層を示す番号(特定階層識
別番号)と保持している階層識別番号とに応じて、プロ
ファイル情報を取得すればよいことが示される。即ち、
特定階層識別番号と各階層毎に保持されている階層識別
番号とにより、各階層毎に生成されるプロファイル情報
を、特定階層識別番号により示す階層より上位の階層の
みを取得することが可能という効果がある。
【0182】加えて、前記プロファイル情報取得装置
は、さらに、最上位階層を除く各階層毎に対応付けられ
た退避手段と書換手段とを備え、各退避手段は、対応す
る階層のプログラムから他の階層のプログラムが呼び出
されると、特定階層識別番号を、保持手段により保持さ
れている判定情報から退避し、各書換手段は、前記退避
手段により前記特定階層識別番号が退避されると、プロ
ファイル情報取得手段により判定される前に、前記特定
階層識別番号を、対応する階層を示す階層識別番号に書
き換えるとしてもよい。
【0183】これによって、プログラムの処理におい
て、最上位階層から複数の階層にまたがり処理が移る場
合には、処理の移行に伴い生成されるプロファイル情報
は取得されないことが示される。そして、大抵は、その
場合において生成されるプロファイル情報は、ユーザー
にとって必要としないことがある。即ち、特定階層識別
番号を、最上位階層の階層識別番号に書き換えることに
より、その場合におけるプロファイル情報を取得しない
ことになり、無駄に記憶領域を消耗せず、かつ、従来に
比べて、オーバーヘッドを減らすことが可能という効果
がある。
【0184】そして、各退避手段は、さらに、呼び出さ
れたプログラムから、対応するプログラムに戻ると、書
換手段により書き換えられた特定階層識別番号を、退避
しておいた特定階層識別番号に書き戻すとしてもよい。
これによって、プログラムの処理において、最上位階層
から複数の階層にまたがり処理が移る場合には、プロフ
ァイル情報は取得しないこと、最上位階層から他の階層
に1回だけ処理が移る場合には、ユーザーの裁量により
取得すること及び取得しないことのいずれかを選択する
ことが示される。即ち、プロファイル情報を取得する場
合を限定することにより、ユーザーに複雑な設定をさせ
ずとも、ユーザーにとって大抵は必要とされるであろう
プロファイル情報を取得することが可能という効果があ
る。
【0185】または、前記判定情報は、単一のテーブル
であり、テーブルは、呼び出したプログラムの階層を示
す呼び出し元階層識別番号と、呼び出されたプログラム
の階層を示す呼び出し先階層識別番号と、それらに対応
付けられた出力可否フラグとを含み、出力可否フラグ
は、プロファイル情報を出力すること及び出力しないこ
とのいずれかを示し、前記プロファイル情報取得手段
は、呼び出し元階層識別番号と呼び出し先階層識別番号
とを検索キーとして、テーブルを検索し、その結果得ら
れる出力可否フラグが出力することを示す場合には、プ
ロファイル情報を取得すると判定するとしてもよい。
【0186】これによって、呼び出したプログラムの階
層を示す階層識別番号と、呼び出されたプログラムの階
層を示す階層識別番号と、プロファイル情報を出力する
こと及び出力しないことのいずれかを示す出力可否フラ
グとを含むテーブルに応じて、プロファイル情報を取得
すればよいことが示される。即ち、各階層毎に対応付け
られたテーブルにより、各階層毎に生成されるプロファ
イル情報を、個別に、呼び出し元プログラムの階層別
に、また呼び出し先のプログラムの階層別に取得するこ
とが可能という効果がある。
【0187】また、本発明に係るプロファイル情報取得
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、複数のプログラムにより階層構造化されたソフ
トウェアシステムにおいて各階層のプログラムの処理に
伴い生成されるプロファイル情報を取得するプロファイ
ル情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体であって、各階層毎に対応付けられたプ
ロファイル情報取得ステップと、各プロファイル情報取
得ステップにより参照される判定情報を保持する保持ス
テップとを含み、各プロファイル情報取得ステップは、
対応する階層のプログラムが他の階層のプログラムから
呼び出されると、判定情報に応じて、プロファイル情報
を取得するかしないかを判定し、取得すると判定した場
合には、対応するプログラムが処理されている間、生成
されるプロファイル情報を取得することをコンピュータ
に実行させるプログラムを記録する。
【0188】これによって、記録媒体を介して入手した
プロファイル情報取得プログラムを、コンピュータ等の
一般のハードウェアにおいて、実行すれば、実行したハ
ードウェアは、各階層のプログラムの処理に伴い生成さ
れるプロファイル情報を取得すること又は取得しないこ
ととすることが可能となる。即ち、従来、常に取得して
いたプロファイル情報を、ユーザーの利用形態に合わせ
て、取得することが可能となる。そして、例えば、ユー
ザーにとって不必要なプロファイル情報に対して、取得
しないこととすれば、取得する際に伴うオーバーヘッド
を軽減することが可能となり、結果的に、従来と同様
に、プロファイル情報を記憶する記憶領域を低減するこ
とも可能という効果がある。
【0189】また、本発明に係るプロファイル情報取得
プログラムは、複数のプログラムにより階層構造化され
たソフトウェアシステムにおいて各階層のプログラムの
処理に伴い生成されるプロファイル情報を取得するプロ
ファイル情報取得プログラムであって、各階層毎に対応
付けられたプロファイル情報取得ステップと、各プロフ
ァイル情報取得ステップにより参照される判定情報を保
持する保持ステップとを含み、各プロファイル情報取得
ステップは、対応する階層のプログラムが他の階層のプ
ログラムから呼び出されると、判定情報に応じて、プロ
ファイル情報を取得するかしないかを判定し、取得する
と判定した場合には、対応するプログラムが処理されて
いる間、生成されるプロファイル情報を取得することを
コンピュータに実行させる。
【0190】これによって、記録媒体、ネットワークな
どを介して入手したプロファイル情報取得プログラム
を、コンピュータ等の一般のハードウェアにおいて実行
すれば、実行したハードウェアは、各階層のプログラム
の処理に伴い生成されるプロファイル情報を取得するこ
と又は取得しないこととすることが可能となる。即ち、
従来、常に取得していたプロファイル情報を、ユーザー
の利用形態に合わせて、取得することが可能となる。そ
して、例えば、ユーザーにとって不必要なプロファイル
情報に対して、取得しないこととすれば、取得する際に
伴うオーバーヘッドを軽減することが可能となり、結果
的に、従来と同様に、プロファイル情報を記憶する記憶
領域を低減することも可能という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、プロファイル情報取得装置のハード
ウェアの構成図、(b)は、ソフトウェアの構成図であ
る。
【図2】実施の形態1におけるプロファイル情報取得装
置の機能ブロック図である。
【図3】(a)は、第3階層取得部のフローチャート、
(b)は、出力処理のフローチャート、(c)は、移行
処理のプローチャート、(d)は、復帰処理のプローチ
ャートである。
【図4】(a)は、第4階層取得部のフローチャート、
(b)は、出力処理のフローチャートである。
【図5】CPUの処理の移行動作を示すシーケンス図で
ある。
【図6】一例として、プロファイル情報取得装置200
においてプロファイル情報の取得動作を示すシーケンス
図である。
【図7】実施の形態2におけるプロファイル情報取得装
置の機能ブロック図である。
【図8】(a)は、一例として、テーブル設定部により
設定される第1階層テーブル、(b)は、第2階層テー
ブル、(c)は、第3階層テーブルである。
【図9】(a)は、第3階層取得部のフローチャート、
(b)は、出力処理のフローチャートである。
【図10】一例として、プロファイル情報取得装置にお
いてプロファイル情報の取得動作を示すシーケンス図で
ある。
【図11】実施の形態3におけるプロファイル情報取得
装置の機能ブロック図である。
【図12】(a)は、第3階層取得部のフローチャー
ト、(b)は、出力処理のプローチャート、(c)は、
移行処理のフローチャート、(d)は、復帰処理のフロ
ーチャートである。
【図13】一例として、プロファイル情報取得装置にお
いてプロファイル情報の取得動作を示すシーケンス図で
ある。
【図14】実施の形態4におけるプロファイル情報取得
装置の機能ブロック図である。
【図15】(a)は、第3階層取得部のフローチャー
ト、(b)は、出力処理のプローチャート、(c)は、
移行処理のフローチャート、(d)は、復帰処理のフロ
ーチャートである。
【図16】一例として、プロファイル情報取得装置にお
いてプロファイル情報の取得動作を示すシーケンス図で
ある。
【図17】実施の形態5におけるプロファイル情報取得
装置の機能ブロック図である。
【図18】一例として、テーブル設定部により設定され
るテーブルである。
【図19】(a)は、第3階層取得部のフローチャー
ト、(b)は、出力処理のプローチャートである。
【図20】一例として、プロファイル情報取得装置にお
いてプロファイル情報の取得動作を示すシーケンス図で
ある。
【符号の説明】
100 ハードウェア 101 CPU 102 I/Oインタフェース 103 RAM 104 ROM 110 ソフトウェア 111 第1階層ソフトウェア 112 第2階層ソフトウェア 113 第3階層ソフトウェア 114 第4階層ソフトウェア 200 プロファイル情報取得装置 201 第1階層取得部 202 第2階層取得部 203 第3階層取得部 204 第4階層取得部 205 取得制御部 206 プロファイル情報記憶部 207 フラグ設定部 211,221,231,241 プロファイル情報出
力部 212,222,232 フラグ格納部 213,223,233 フラグ退避部 214,224,234 フラグ書換部 700 プロファイル情報取得装置 701 第1階層取得部 702 第2階層取得部 703 第3階層取得部 707 テーブル設定部 711,721,731 プロファイル情報出力部 712,722,732 テーブル格納部 801 第1階層テーブル 802 第2階層テーブル 803 第3階層テーブル 1100 プロファイル情報取得装置 1101 第1階層テーブル 1102 第2階層テーブル 1103 第3階層テーブル 1107 フラグ設定部 1108 フラグ格納部 1111,1121,1131 プロファイル情報出力
部 1113,1123,1133 フラグ退避部 1114,1124,1134 フラグ書換部 1400 プロファイル情報取得装置 1401 第1階層取得部 1402 第2階層取得部 1403 第3階層取得部 1407 識別番号設定部 1408 識別番号格納部 1411,1421,1431 プロファイル情報出力
部 1413,1423,1433 識別番号退避部 1414,1424,1434 識別番号書換部 1700 プロファイル情報取得装置 1701 第1階層取得部 1702 第2階層取得部 1703 第3階層取得部 1707 テーブル設定部 1708 テーブル格納部 1711,1721,1731 プロファイル情報出力
部 1800 共通テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 GA05 HH20 LA23 LA24 LA25 LA26 MA05 MB05 MB06 MC13 MC22 MC24 MC25 MC33 NN35

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプログラムにより階層構造化され
    たソフトウェアシステムにおいて各階層のプログラムの
    処理に伴い生成されるプロファイル情報を取得するプロ
    ファイル情報取得装置であって、 各階層毎に対応付けられたプロファイル情報取得手段
    と、 各プロファイル情報取得手段により参照される判定情報
    を保持する保持手段とを備え、 各プロファイル情報取得手段は、 対応する階層のプログラムが他の階層のプログラムから
    呼び出されると、判定情報に応じて、プロファイル情報
    を取得するかしないかを判定し、取得すると判定した場
    合には、対応するプログラムが処理されている間、生成
    されるプロファイル情報を取得することを特徴とするプ
    ロファイル情報取得装置。
  2. 【請求項2】 前記判定情報は、各プロファイル情報取
    得手段毎に対応付けられた出力可否フラグであり、 出力可否フラグは、プロファイル情報を出力すること及
    び出力しないことのいずれかを示し、 各プロファイル情報取得手段は、 対応する出力可否フラグが出力することを示す場合に
    は、プロファイル情報を取得すると判定することを特徴
    とする請求項1記載のプロファイル情報取得装置。
  3. 【請求項3】 前記プロファイル情報取得装置は、さら
    に、 最上位階層を除く各階層毎に対応付けられた退避手段と
    書換手段とを備え、 各退避手段は、 対応する階層のプログラムから他の階層のプログラムが
    呼び出されると、前記他の階層のプログラムに対応する
    出力可否フラグを、保持手段により保持されている判定
    情報から退避し、 各書換手段は、 前記退避手段により前記出力可否フラグが退避される
    と、プロファイル情報取得手段により判定される前に、
    前記出力可否フラグを、出力しないことに書き換えるこ
    とを特徴とする請求項2記載のプロファイル情報取得装
    置。
  4. 【請求項4】 各退避手段は、さらに、 呼び出されたプログラムから、対応するプログラムに戻
    ると、書換手段により書き換えられた出力可否フラグ
    を、退避しておいた出力可否フラグに書き戻すことを特
    徴とする請求項3記載のプロファイル情報取得装置。
  5. 【請求項5】 前記判定情報は、各プロファイル情報取
    得手段に対応付けられたテーブルであり、 テーブルは、呼び出したプログラムの階層を示す階層識
    別番号とそれに対応付けられた出力可否フラグとを含
    み、 出力可否フラグは、プロファイル情報を出力すること及
    び出力しないことのいずれかを示し、 各プロファイル情報取得手段は、 呼び出したプログラムの階層識別番号を検索キーとし
    て、対応するテーブルを検索し、その結果得られる出力
    可否フラグが出力することを示す場合には、プロファイ
    ル情報を取得すると判定することを特徴とする請求項1
    記載のプロファイル情報取得装置。
  6. 【請求項6】 前記判定情報は、単一の出力可否フラグ
    であり、 出力可否フラグは、プロファイル情報を出力すること及
    び出力しないことのいずれかを示し、 各プロファイル情報取得手段は、 出力可否フラグを参照し、当該出力フラグが出力するこ
    とを示す場合には、プロファイル情報を取得すると判定
    することを特徴とする請求項1記載のプロファイル情報
    取得装置。
  7. 【請求項7】 前記プロファイル情報取得装置は、さら
    に、 最上位階層を除く各階層毎に対応付けられた退避手段と
    書換手段とを備え、 各退避手段は、 対応する階層のプログラムから他の階層のプログラムが
    呼び出されると、出力可否フラグを、保持手段により保
    持されている判定情報から退避し、 各書換手段は、 前記退避手段により前記出力可否フラグが退避される
    と、プロファイル情報取得手段により判定される前に、
    前記出力可否フラグを、出力しないことに書き換えるこ
    とを特徴とする請求項6記載のプロファイル情報取得装
    置。
  8. 【請求項8】 各退避手段は、さらに、 呼び出されたプログラムから、対応するプログラムに戻
    ると、書換手段により書き換えられた出力可否フラグ
    を、退避しておいた出力可否フラグに書き戻すことを特
    徴とする請求項7記載のプロファイル情報取得装置。
  9. 【請求項9】 前記判定情報は、特定の階層を示す特定
    階層識別番号であり、 各プロファイル情報取得手段は、 前記特定階層識別番号を参照し、当該特定階層識別番号
    が、対応する階層よりも下位の階層を示す場合には、プ
    ロファイル情報を取得すると判定することを特徴とする
    請求項1記載のプロファイル情報取得装置。
  10. 【請求項10】 前記プロファイル情報取得装置は、さ
    らに、 最上位階層を除く各階層毎に対応付けられた退避手段と
    書換手段とを備え、 各退避手段は、 対応する階層のプログラムから他の階層のプログラムが
    呼び出されると、特定階層識別番号を、保持手段により
    保持されている判定情報から退避し、 各書換手段は、 前記退避手段により前記特定階層識別番号が退避される
    と、プロファイル情報取得手段により判定される前に、
    前記特定階層識別番号を、対応する階層を示す階層識別
    番号に書き換えることを特徴とする請求項9記載のプロ
    ファイル情報取得装置。
  11. 【請求項11】 各退避手段は、さらに、 呼び出されたプログラムから、対応するプログラムに戻
    ると、書換手段により書き換えられた特定階層識別番号
    を、退避しておいた特定階層識別番号に書き戻すことを
    特徴とする請求項10記載のプロファイル情報取得装
    置。
  12. 【請求項12】 前記判定情報は、単一のテーブルであ
    り、 テーブルは、呼び出したプログラムの階層を示す呼び出
    し元階層識別番号と、呼び出されたプログラムの階層を
    示す呼び出し先階層識別番号と、それらに対応付けられ
    た出力可否フラグとを含み、 出力可否フラグは、プロファイル情報を出力すること及
    び出力しないことのいずれかを示し、 前記プロファイル情報取得手段は、 呼び出し元階層識別番号と呼び出し先階層識別番号とを
    検索キーとして、テーブルを検索し、その結果得られる
    出力可否フラグが出力することを示す場合には、プロフ
    ァイル情報を取得すると判定することを特徴とする請求
    項1記載のプロファイル情報取得装置。
  13. 【請求項13】 複数のプログラムにより階層構造化さ
    れたソフトウェアシステムにおいて各階層のプログラム
    の処理に伴い生成されるプロファイル情報を取得するプ
    ロファイル情報取得プログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、 各階層毎に対応付けられたプロファイル情報取得ステッ
    プと、 各プロファイル情報取得ステップにより参照される判定
    情報を保持する保持ステップとを含み、 各プロファイル情報取得ステップは、 対応する階層のプログラムが他の階層のプログラムから
    呼び出されると、判定情報に応じて、プロファイル情報
    を取得するかしないかを判定し、取得すると判定した場
    合には、対応するプログラムが処理されている間、生成
    されるプロファイル情報を取得することをコンピュータ
    に実行させるプログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 複数のプログラムにより階層構造化さ
    れたソフトウェアシステムにおいて各階層のプログラム
    の処理に伴い生成されるプロファイル情報を取得するプ
    ロファイル情報取得プログラムであって、 各階層毎に対応付けられたプロファイル情報取得ステッ
    プと、 各プロファイル情報取得ステップにより参照される判定
    情報を保持する保持ステップとを含み、 各プロファイル情報取得ステップは、対応する階層のプ
    ログラムが他の階層のプログラムから呼び出されると、
    判定情報に応じて、プロファイル情報を取得するかしな
    いかを判定し、取得すると判定した場合には、対応する
    プログラムが処理されている間、生成されるプロファイ
    ル情報を取得することをコンピュータに実行させるプロ
    ファイル情報取得プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217721A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Ntt Data Corp プログラムプロファイリング装置、プログラムプロファイリング方法、及びプログラム
JP2011248895A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Fujitsu Ltd ソフトウェアアプリケーションのプロファイリング方法及び装置

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