JP2002290425A - 光加入者線終端装置 - Google Patents

光加入者線終端装置

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JP2002290425A
JP2002290425A JP2001087458A JP2001087458A JP2002290425A JP 2002290425 A JP2002290425 A JP 2002290425A JP 2001087458 A JP2001087458 A JP 2001087458A JP 2001087458 A JP2001087458 A JP 2001087458A JP 2002290425 A JP2002290425 A JP 2002290425A
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pds
test
control unit
common control
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JP2001087458A
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Toshinobu Hoshino
利宜 星野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ONU本体部(PDS制御部)とイーサイン
タフェース部とを一体化することで装置の小型化を図る
とともに、単一のシリアルデータ通信ポートを介してO
NU本体部とイーサインタフェース部との双方を検査可
能にする。 【解決手段】 加入者多重分離機能部21とサービス多
重分離機能部22とテストモード回路部23とからなる
PDS制御部、及び、イーサネット(登録商標)信号終
端機能部25とフィルタリング機能部26とイーサネッ
トパケット処理機能部27と共通制御部28とからなる
イーサインタフェース部を1チップLSI化する。テス
トモード回路部23と共通制御部28との間に変換回路
部24を設ける。共通制御部28と統合検査治具10と
をシリアル通信で接続し、共通制御部28及び変換回路
部24を介してPDS制御部の検査を行なうとともに、
共通制御部28を介してイーサインタフェース部の検査
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、10Base−T
等のLANインタフェース(イーサインタフェース)を
備えた光加入者線終端装置(ONU:optical
networkunit)に係り、詳しくは、ONU本
体部とイーサインタフェース部とを一体化することで装
置の小型化を図るとともに、単一のシリアルデータ通信
ポートを介してONU本体部とイーサインタフェース部
との双方を検査できるようにした光加入者線終端装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】FTTH(fiber tothe h
ome)システムは、加入者線区間においてユーザ宅ま
で光ファイバで接続するもので、このFTTHを経済的
に実現するための一構成方法としてパッシブダブルスタ
ー(PDS:passivedouble star)
構成が知られている。
【0003】図9はPDS構成のFTTHシステムの一
例を示す図である。このPDS構成のFTTHシステム
は、局側設備である光加入者端局装置(SLT:sub
scriber line terminalまたはO
LT:optical line terminal)
とユーザ側設備(加入者側設備)である光加入者線終端
装置(ONU:optical network un
it)との間に光受動素子である光スターカプラ(光分
岐回路)を介設し、複数のユーザ(例えば、32のユー
ザ)を1つの光加入者線終端盤(OSU:optica
l subscriber unit)に収容すること
で、複数ユーザの伝送信号を1本の光ファイバに多重し
て伝送する。このPDS構成のFTTHシステムは、S
LT−ONU間のポイント−マルチポイントアクセスに
よって、光ファイバの広帯域の伝送容量を複数ユーザで
共用でき、各ユーザが必要とするサービスに応じて伝送
容量を配分することで、効率的なユーザ多重を実現でき
る。
【0004】そして、ONU内にISDN基本インタフ
ェース用ラインカード(BRI LC)を設けること
で、ISDN基本インタフェース(2B+D)のUNI
(user network interface)を
ユーザに提供することができる。なお、Bは64kbi
t/s、Dは16kbit/sである。また、ONU内
にアナログ電話機インタフェース用ラインカード(PO
TS LC:plainold telephone
service line card)を設けること
で、アナログ電話のUNIをユーザに提供することがで
きる。さらに、ONU内にイーサインタフェース(Et
her IF)を設けることで、10Base−T等の
イーサネット用のUNI(LANインタフェース)をユ
ーザに提供することができる。
【0005】図10はPDS伝送方式を示す図である。
PDS構成のFTTHシステムでは、時分割方向制御伝
送方式(TCM:time compession m
ultiplexing)が採用されており、OSUか
ら各ONUへの下り信号はTDM(time devi
sion multiplex)で伝送され、各ONU
からOSUへの上り信号はTDMA(time dev
ision multiplex access)で伝
送される。
【0006】図11はPDS光加入者システムのフレー
ム衝突防止を示す図である。光スターカプラから各ON
Uまでの各ファイバ長は、ユーザ毎に異なるので、各ユ
ーザ毎に伝送遅延時間が異なる。そこで、各ONUは、
OSUから送られてきた下りフレームを受信後、一定時
間経過後に遅延測定フレームを送り返す。OSUは、遅
延測定フレームを受信した時間と、ONUからの上りフ
レームを受信すべき時間との差(時間T)を計算し、こ
の時間Tを下りフレームを使ってONUに通知する。次
にONUは、下りフレームを受信すると、時間T経過後
に上りフレームを送出する。これにより、各ONUがT
DMA方式で送信する上りフレームの信号が衝突しない
ようにしている。
【0007】図12は従来のONUの機能ブロック図で
ある。ONUは、光加入者線終端機能部、加入者多重分
離機能部、サービス多重分離機能部、通信ラインカー
ド、イーサインタフェース部、及び電源部からなる。光
加入者線路(光ファイバ)を介して供給された下り信号
は、光接続部を介して1.3μm受光素子(PD:フォ
トダイオード)に供給され、この受光素子で電気信号に
変換され、受信増幅回路で増幅されて加入者多重分離機
能部に供給される。ドライバは、加入者多重分離機能部
から出力された上り信号に基づいて1.3μmレーザー
ダイオード(LD)を駆動する。このLDによって電気
信号が光信号へ変換され、光信号は光接続部を介して加
入者線路へ送出される。
【0008】加入者多重分離機能部は、デスクランブル
処理部、フレーム同期部、OH分離部、秘話解除処理・
CRC演算部、スクランブル処理部、OH生成部、秘話
処理・CRC演算部、及び、制御部を備える。光加入者
線終端機能部から出力された下り信号はデスクランブル
処理部でデスクランブル処理が施され、フレーム同期部
によってフレーム同期が取られる。そして、OH分離部
によって自ONU宛ての信号が取り出され、秘話解除処
理・CRC演算部によって秘話解除処理ならびに誤り訂
正処理がなされる。秘話解除処理・CRC演算部によっ
て復号された信号はサービス多重分離機能部へ供給され
る。
【0009】サービス多重分離機能部から出力された上
り信号は、秘話処理・CRC演算部によって秘話処理が
施されるとともに誤り訂正符号が付与され、OH生成部
でOHが生成され、スクランブル処理部でスクランブル
処理が施された後に、光加入者線終端機能部へ供給され
る。
【0010】サービス多重分離機能部は、速度変換部、
4Mハイウェイ終端部、及び共有帯域ハイウェイ終端部
を備える。4Mハイウェイ終端部は4Mハイウェイイン
タフェースを介して通信ラインカードに接続され、この
通信ラインカードを介してアナログ電話やISDN等の
UNIが提供される。共有帯域ハイウェイ終端部は共有
帯域ハイウェイインタフェースを介してイーサインタフ
ェース部に接続され、このイーサインタフェース部を介
して10Base−T等のLANインタフェースが提供
される。電源部は、各機能部、通信ラインカード及びイ
ーサインタフェース部に各種の直流電源を供給するとと
もに、停電バックアップ用のバッテリの充電を制御す
る。
【0011】なお、上記のPDS構成のFTTHシステ
ムに波長多重(WDM)技術を適用して、例えば波長
1.5μmの光信号で映像信号を分配するサービスも実
用化されている。
【0012】図13は従来のONU本体の構成及びその
検査システムを示す図である。ONU本体200は、光
加入者線終端部201と、PDS制御LSI202と、
加入者対応部・接続機能部203と、電源部204とを
有する。PDS制御LSI202は、加入者多重分離機
能部205と、サービス多重分離機能部206と、テス
トモード回路部207とを備える。テストモード回路部
207は、多ピンのテスト用コネクタ208に接続され
ており、このテスト用コネクタ208を介してONU検
査治具209を接続してONU本体200の検査を行な
う。
【0013】図14はイーサインタフェースを備えた従
来のONUの構成及びその検査システムを示す図であ
る。図14に示すONUは、ONU本体210とイーサ
インタフェース(Ether−IF)220とからな
る。ONU本体210は、イーサインタフェース接続機
能部211が追加されたPDS制御LSI202Aが用
いられている点が図13に示したものと異なる。符号2
12はイーサインタフェース(Ether−IF)22
0を接続するための多ピン(30ピン)のコネクタであ
り、イーサインタフェース(Ether−IF)220
を接続するために専用のパラレルインタフェースを定義
している。イーサインタフェース(Ether−IF)
220は、LAN&HDLC制御LSI221と、イー
サネット用送受信部(EthernetD/R)222
と、共通制御部223とを備える。LAN&HDLC制
御LSI221は、Ethernet信号終端機能部2
24と、フィルタリング機能部225と、Ethern
etパケット処理機能部226とを備える。共通制御部
223は、CPU,ROM,RAM,SIO等を備えた
マイクロコンピュータシステムで構成されている。符号
227はシリアルデータ通信ポートであり、このシリア
ルデータ通信ポート227を介してEther検査治具
228が接続される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来のO
NUは、ONU本体にイーサインタフェース(Ethe
r−IF)を追加接続する構成であるために、接続部に
無駄な部品が多く、また、工程での検査もONU本体側
とイーサインタフェース(Ether−IF)側とでそ
れぞれ別の検査設備(検査治具)を必要としている。一
方、インターネットアクセス需要の増加に伴い、イーサ
ネットインタフェース機能を備えたONUが期待されて
おり、その小型化ならびに経済化が要望されている。
【0015】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、ONU本体部とイーサインタフェース
部とを一体化することで装置の小型化を図るとともに、
検査設備の統一並びに簡略化を図るようにしたONUを
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る光加入者線終端装置(ONU)は、加入者
多重分離機能部、サービス多重分離機能部、テストモー
ド回路部を有するPDS制御部と、イーサネット信号終
端機能部、フィルタリング機能部、イーサネットパケッ
ト処理機能部、共通制御部を有するイーサインタフェー
ス部とが同一の基板に実装されるとともに、共通制御部
を介してPDS制御部及びイーサインタフェース部の双
方の検査を行なう構成としたことを特徴とする。
【0017】本発明に係る光加入者線終端装置(ON
U)は、PDS制御部とイーサインタフェース部とを同
一基板に実装することによって、それらを接続するため
の多ピンコネクタが削減されるとともに、不要輻射対策
部品も削減することができ、ONUの小型化及び経済化
が図れる。また、共通制御部を介してPDS制御部及び
イーサインタフェース部の双方の検査が行なう構成とし
たので、検査設備の統一及び簡略化が図れる。
【0018】また、本発明に係るPDS制御部及びイー
サインタフェース部は、1チップのシステムLSI化さ
れていることを特徴とする。
【0019】本発明に係るPDS制御部及びイーサイン
タフェース部は、1チップシステムLSI化すること
で、ONUをより小型化できる。
【0020】さらに、本発明に係る共通制御部は、シリ
アルデータ通信ポートを備え、このシリアルデータ通信
ポートを介して検査条件を設定することを特徴とする。
【0021】本発明に係る共通制御部は、シリアルデー
タ通信ポートを備え、このシリアルデータ通信ポートを
介して検査条件を設定する構成とすることで、検査設備
との接続が容易となり、検査工数を低減できる。
【0022】また、本発明に係る光加入者線終端装置
(ONU)は、テストモード回路部と共通制御部との間
に、変換回路部が介設され、この変換回路部を介してテ
ストモード回路部へ検査条件を供給することを特徴とす
る。
【0023】本発明に係る光加入者線終端装置(ON
U)は、PDS制御部のテストモード回路部と共通制御
部との間に変換回路部を介設することで、共通制御部を
介するPDS制御部の検査条件の設定が容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る光加入者
線終端装置(ONU)とその調整検査システムを示す図
である。図1において、符号1はONU本体部とイーサ
ネットインタフェース部とを一体にした一体化基板であ
り、この一体化基板1には、1チップのシステムLSI
(Ether/PDS−LSI)2と、光加入者線終端
部3と、加入者対応部接続機能部4と、電源部5と、イ
ーサネット用送受信部(EthernetD/R)6と
が実装されている。符号9はシリアルデータ通信ポート
の端子で、この端子9を介して総合検査治具10が接続
される。
【0025】システムLSI(Ether/PDS−L
SI)2は、図14に示したPDS制御LSI202
A、LAN&HDLC制御LSI221および共通制御
部223を1チップ化したものであり、加入者多重分離
機能部21、サービス多重分離機能部22、テストモー
ド回路部23、変換回路部24、イーサネット信号終端
機能部25、フィルタリング機能部26、イーサネット
パケット処理機能部27、共通制御部28を備える。共
通制御部28は、CPU,ROM,RAMおよびシリア
ルデータ通信部を備える。変換回路部24は、テストモ
ード回路部23と共通制御部28との間に介設される。
【0026】したがって、総合検査治具10から端子9
を介し、例えばRS−232C等のシリアルデータ通信
によって検査条件を共通制御部28に供給し、共通制御
部28内のCPUによって上記検査条件を変換回路部2
4に供給することにより、変換回路部24を介してテス
トモード回路部23に検査条件を供給することができ、
PDS制御部の動作を検査することができる。なお、イ
ーサネット信号終端機能部25,フィルタリング機能部
26およびイーサネットパケット処理機能部27からな
るLAN&HDLC制御部の検査は、従来と同様に共通
制御部28内のCPUを介して行なうことができる。
【0027】図2は本発明に係るONUにおいて共通制
御部及び変換回路部を介してPDS制御部の検査を行な
う際の一具体例を示す図である。なお、図2は検査に関
連する回路ブロックのみを示している。
【0028】一体化基板1は、1チップシステムLSI
(Ether/PDS−LSI)2と、光加入者終端部
3を構成するアナログIC31およびLD(レーザダイ
オード)とPD(フォトダイオード)とからなる光モジ
ュール部32と、EEPROM33と、DSUのID番
号を設定するためのID設定スイッチ部(ID−SW)
34と、I/Oピンテスト用端子群(コネクタ)8と、
シリアル通信ポート9とを備える。
【0029】1チップシステムLSI(Ether/P
DS−LSI)2は、テストモード回路23と、アナロ
グICインタフェース回路12と、EEPROMインタ
フェース回路13と、内部情報格納部14と、共通制御
部を構成するCPU部15と、変換回路部24とを備え
る。
【0030】符号41はI/Oテスタ、符号42はI/
Oテスト用のパーソナルコンピュータ(PC)である。
I/Oテスタ41とI/Oテスト用PC42との間は、
例えばRS−232C等のシリアルデータインタフェー
スで接続されている。符号43はレベルコンバータ、符
号44は調整検査制御用(設定用)のパーソナルコンピ
ュータ(PC)である。レベルコンバータ43と調整検
査制御用PC44との間は、RS−232Cのシリアル
データインタフェースで接続されている。そして、各P
C42,44とI/Oテスタ41及びレベルコンバータ
43とで図1に示す総合検査治具(総合検査設備)10
を構成する。
【0031】レベルコンバータ43は、調整検査制御用
PC44から供給されたRS−232Cのシリアルデー
タの論理レベルをEther/PDS−LSI2の論理
レベルに変換し、論理レベルを変換したシリアルデータ
をシリアル通信ポート(コネクタ)9を介してCPU部
15へ供給する。また、レベルコンバータ43は、CP
U部15から出力されたシリアルデータの論理レベルを
RS−232Cの論理レベルに変換し、変換したRS−
232Cのシリアルデータを調整検査制御用PC44へ
供給する。このように、レベルコンバータ43は、調整
検査制御用PC44のシリアル通信ポートの論理レベル
と、CPU部15のシリアル通信ポートの論理レベルと
の相互変換を行なう。
【0032】調整検査制御用PC44とI/Oテスト用
PC42とは、図示しないLANを介して接続されてい
る。そして、調整検査制御用PC44は、I/Oピンテ
ストを実行する際には、I/Oピンテストの実行及びテ
スト項目に係る情報を図示しないLANを介してI/O
テスト用PC42に通知する。I/Oピンテスト時に
は、I/Oテスタ41によって検出された各I/Oピン
の論理レベルがI/Oテスト用PC42に供給される。
ここで、I/Oテスト用PC42は、前述したようにL
ANを介してI/Oピンテストの実行及びテスト項目に
係る情報を得ているので、I/Oテスタ41から供給さ
れた各I/Oピンの論理レベルに基づいてI/Oテスト
の良否を判定することができる。
【0033】CPU部15は、シリアルデータ通信部と
テスト制御部とを備える。テスト制御部は、ソフトウェ
ア制御(テスト制御プログラム)によって構成してい
る。このテスト制御部は、シリアルデータ通信部を介し
て調整検査制御用PC44側から供給された各種のコマ
ンドを解読し、変換回路部24及びテストモード回路部
23を介して各種テストを実行させ、また、各種テスト
の実行結果として所定の読み出しデータをシリアルデー
タ通信部を介して調整検査制御用PC44側へ供給す
る。なお、CPU部15は、イーサインタフェース部に
設けられているものを利用している。
【0034】変換回路部24は、光モジュール部32の
調整検査を行なうためのテストパターン及びクロックを
発生するテストパターン発生部を備えている。このテス
トパターン発生部には、予め登録した複数のテストパタ
ーンが格納されている。調整検査制御用(設定用)PC
44は、光モジュール調整モードを指定する指令及びテ
ストパターンを選択指定するデータをCPU部15へ供
給することで、CPU部15を介して変換回路部24内
のテストパターン発生部から発生させるテストパターン
の種類を選択指定することができる。また、調整検査制
御用(設定用)PC44は、テストパターンの発生/停
止を指示するデータをCPU部15へ供給することで、
CPU部15を介してテストパターンの送出/停止を制
御することができる。なお、変換回路部24に外部から
供給されたテストパターンを記憶するテストパターン記
憶部を備えようにしてもよい。調整検査制御用(設定
用)PC44は、CPU部15を介して上記テストパタ
ーン記憶部にテストパターンデータを書き込ませること
で、書き込んだテストパターンデータに基づくテストパ
ターンを変換回路部24内のテストパターン発生部から
発生させることができる。これにより、任意のテストパ
ターンを発生させることができる。
【0035】図3は変換回路部の一具体例を示すブロッ
ク図である。変換回路部24は、複数のレジスタを有す
るCPU−IFレジスタ部51と、シーケンス制御部5
2と、シリアル送受信部53と、PDSレジスタ部56
とからなる。シリアル送受信部53は、EEPROM強
制送受信部54と、光調整転送部(クロック発生部)5
5とを備える。
【0036】CPU−IFレジスタ部51は、モードレ
ジスタ、ステータスレジスタ、アドレスレジスタ及び各
種データレジスタ等のレジスタを有する。各レジスタ
は、それぞれ個別のアドレスが設定されている。そし
て、CPU−IFレジスタ部51は、データバス、アド
レスバス、制御バスを介してCPU部15と接続されて
いる。CPU−IFレジスタ部51は、書き込み制御信
号に同期してアドレスで指定されたレジスタにCPU部
15から供給されたデータを取り込む。CPU−IFレ
ジスタ部51は、読み出し制御信号に同期してアドレス
で指定されたレジスタの内容をCPU部15へ出力す
る。CPU−IFレジスタ部51内の各レジスタに格納
された各値は、レジスタ毎に対応する他のブロックにそ
れぞれ供給される。また、CPU−IFレジスタ部51
は、他のブロックによって書き込まれたデータを保持し
ているので、CPU部15はレジスタのアドレスを指定
してデータの読み出しを行なうことで、他のブロックに
よって書き込まれたデータを得ることができる。
【0037】シーケンス制御部52は、CPU−IFレ
ジスタ部51のモードレジスタの値及びステータスレジ
スタの値を監視し、特定のパターン入力に対応したシー
ケンス起動信号を出力する。本実施の形態では、シーケ
ンスは6種類ある。また、シーケンス制御部52は、シ
ーケンス終了時にCPU−IFレジスタ部51のステー
タスレジスタをクリアする。
【0038】EEPROM強制送受信部54は、シーケ
ンス制御部52からのシーケンス起動信号に基づいてC
PU−IFレジスタ51の内容をシリアルに変換し、内
部レジスタの内容とともにテストモード回路部23に出
力する。また、EEPROM強制送受信部54は、シー
ケンス制御部52からのシーケンス起動信号に基づいて
テストモード回路部23からのデータ信号をパラレルに
変換し、CPU−IFレジスタ51に出力する。
【0039】光調整転送部(クロック発生部)55は、
シーケンス制御部52からのシーケンス起動信号に基づ
いてCPU−IFレジスタ51内のデータレジスタの内
容を取り込み、これをシリアルに変換しテストモード回
路部23に連続送信する。また、光調整転送部(クロッ
ク発生部)55は、上記データレジスタの内容が特定の
パターンと一致したときは対応したパターンをテストモ
ード回路部23に連続送信する。
【0040】PDSレジスタ部56は、シーケンス制御
部52からのシーケンス起動信号に基づいてCPU−I
Fレジスタ51内のアドレスレジスタ、データレジスタ
の内容をテストモード回路部23に出力する。また、P
DSレジスタ部56は、シーケンス制御部52からのシ
ーケンス起動信号に基づいてテストモード回路部23か
らのデータをCPU−IFレジスタ51に出力する。
【0041】図4は調整工程における機器構成を示す図
である。前述したように、一体化基板1と調整検査制御
用(設定用)PC44とはシリアルデータインタフェー
ス(シリアルI/O)を使用して接続される。符号18
はPDS部であり、このPDS部18には図2に示した
テストモード回路部23、アナログICインタフェース
回路12、EEPROMインタフェース回路13及び内
部情報格納部14が含まれる。
【0042】図14に示したように、従来のONUは、
PDS部(加入者多重分離機能部とサービス多重分離機
能部)とイーサインタフェース部とがそれぞれ別のカー
ド(別基板)となっているため、出荷時の工程検査も各
カード毎に個別の項目が実施されている。これに対して
本発明に係るONUでは、PDS部とイーサインタフェ
ース部とを一体化している。そこで、イーサインタフェ
ース部に対する検査項目の他に次に示す(1)〜(4)
の項目を追加することで、PDS部の検査を行なうよう
にしている。 (1)PDS内部情報読出機能…PDS部の内部設定内
容の読み出しを行なう。 (2)光モジュール調整機能…工程検査時にレーザダイ
オード(LD)の出力調整、アイパターン測定用のパタ
ーンを送出する。 (3)I/Oピンチェック機能…工程検査におけるLS
IのI/Oピンのチェックモードを提供する。 (4)EEPROM強制書込機能…PDS部の設定を保
存するEEPROM書込用のインタフェースを提供す
る。
【0043】図5はモード設定レジスタの構成例を示す
図である。モードレジスタは調整モードの設定を行なう
レジスタである。本実施の形態では、このモードレジス
タの下位3ビットによってモード番号a〜fの6種類の
調整モードを設定するようにしている。また、モードレ
ジスタの最上位ビットによってCPU部15による読出
モード、及び、CPU部15による書込モードを設定す
るようにしている。
【0044】図6は光モジュール調整モードの動作シー
ケンスを示す図である。設定用PC44からPDSテス
ト指令が供給されると、CPU部15はステータスレジ
スタをクリアした後に、PDSテストモードの設定を行
なう。CPU部15は、データレジスタ0に値書込を行
なうことで波形パターンを設定した後に、ステータスレ
ジスタにレジスタ読出を指令する値を書き込む。これに
より、変換回路部24からPDS部に対する信号の送出
/停止が制御される。
【0045】図7はEEPROM強制書込モードの動作
シーケンスを示す図である。設定用PC44側から転送
されたデータは、CPU部15内のSDRAM上に蓄積
された後に、EEPROM33に対して1バイト分ずつ
書き込みが実行される。この1バイト分ずつの書き込み
は、ファイルサイズ分だけ繰り返し実行される。
【0046】図8は光モジュール調整検査システムの構
成を示す図である。前述の光モジュール調整モードを用
いて光モジュール部32から光信号を連続的に送出さ
せ、その光信号の強度を光パワーメータ7で測定し、測
定した光強度のデータを、例えばGP−IB等の計測用
インタフェースバスを介して調整検査制御用(設定用)
PC44に供給することで、光信号強度の自動調整が可
能となる。調整検査制御用(設定用)PC44は、光パ
ワーメータ7によって検出された光強度が所定のレベル
となるように、EEPROM33に書き込むレーザダイ
オード(LD)のバイアス電流を設定するデータやレー
ザダイオードの発光時の駆動電流を設定するデータを変
更する。これにより、上り信号の光信号レベルの自動調
整がなされる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光加
入者線終端装置(ONU)は、PDS制御部とイーサイ
ンタフェース部とを同一基板に実装する構成としたの
で、それらを接続するための多ピンコネクタが削減され
るとともに、不要輻射対策部品も削減することができ、
ONUの小型化及び経済化が図れる。また、共通制御部
を介してPDS制御部及びイーサインタフェース部の双
方の検査が行なう構成としたので、検査設備の統一及び
簡略化が図れる。
【0048】また、本発明に係るPDS制御部及びイー
サインタフェース部は、1チップシステムLSI化する
ことで、ONUをより小型化できる。
【0049】さらに、本発明に係る共通制御部は、シリ
アルデータ通信ポートを備え、このシリアルデータ通信
ポートを介して検査条件を設定する構成とすることで、
検査設備との接続が容易となり、検査工数を低減でき
る。
【0050】また、本発明に係る光加入者線終端装置
(ONU)は、PDS制御部のテストモード回路部と共
通制御部との間に変換回路部を介設することで、共通制
御部を介するPDS制御部の検査条件の設定が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光加入者線終端装置(ONU)と
その調整検査システムを示す図
【図2】本発明に係る光加入者線終端装置(ONU)に
おいて共通制御部及び変換回路部を介してPDS制御部
の検査を行なう際の一具体例を示す図
【図3】変換回路部の一具体例を示すブロック図
【図4】調整工程における機器構成を示す図
【図5】モード設定レジスタの構成例を示す図
【図6】光モジュール調整モードの動作シーケンスを示
す図
【図7】EEPROM強制書込モードの動作シーケンス
を示す図
【図8】光モジュール調整検査システムの構成を示す図
【図9】PDS構成のFTTHシステムの一例を示す図
【図10】PDS伝送方式を示す図
【図11】PDS光加入者システムのフレーム衝突防止
を示す図
【図12】従来のONUの機能ブロック図
【図13】従来のONU本体の構成及びその検査システ
ムを示す図
【図14】イーサインタフェースを備えた従来のONU
の構成及びその検査システムを示す図
【符号の説明】
1 一体化基板 2 1チップシステムLSI(Ether/PDS−L
SI) 3 光加入者線終端部 4 加入者線対応部接続機能部 5 電源部 6 イーサネット用送受信部(EtherD/R) 9 シリアル通信ポート 10 総合検査治具(総合検査設備) 12 アナログICインタフェース回路 13 EEPROMインタフェース回路 14内部情報格納部 15 CPU部 21 加入者多重分離機能部 22 サービス多重分離機能部 23 テストモード回路 24 変換回路部 25 イーサネット信号終端機能部 26 フィルタリング機能部 27 イーサネットパケット処理機能部 28 共通制御部 31 アナログIC 32 光モジュール部(LD/PD) 33 EEPROM 34 ID設定用スイッチ部 41 I/Oテスタ 42 I/Oテスト用PC 43 レベルコンバータ 44 調整検査用PC 51 CPU−IFレジスタ部 52 シーケンス制御部 53 シリアル送受信部 54 EEPROM強制送受信部 55 光調整転送部(クロック発生部) 56 PDSレジスタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光加入者線路のユーザ側に設置されてユ
    ーザ・網インタフェースを提供する光加入者線終端装置
    であって、 加入者多重分離機能部、サービス多重分離機能部、テス
    トモード回路部を有するPDS制御部と、イーサネット
    信号終端機能部、フィルタリング機能部、イーサネット
    パケット処理機能部、共通制御部を有するイーサインタ
    フェース部と、が同一の基板に実装されるとともに、前
    記共通制御部を介して前記PDS制御部及び前記イーサ
    インタフェース部の双方の検査を行なう構成としたこと
    を特徴とする光加入者線終端装置。
  2. 【請求項2】 前記PDS制御部及び前記イーサインタ
    フェース部は、1チップのシステムLSI化されている
    ことを特徴とする請求項1記載の光加入者線終端装置。
  3. 【請求項3】 前記共通制御部は、シリアルデータ通信
    ポートを備え、このシリアルデータ通信ポートを介して
    検査条件を設定することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の光加入者線終端装置。
  4. 【請求項4】 前記テストモード回路部と前記共通制御
    部との間に、変換回路部が介設され、この変換回路部を
    介して前記テストモード回路部へ検査条件を供給するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載
    の光加入者線終端装置。
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