JP2002288524A - 情報提示方法、情報提示サーバ及びプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 提示情報に対応してリスト表示されるデータ
に関わる者の不満を解消するとともに、検索サイト運用
者にサイトの構築・運用のための費用を賄うことのでき
る情報提示方法、情報提示サーバ及びプログラムを提供
する。 【解決手段】 表示手段１１に提示情報を表示させるに
あたって、提示情報毎に割り当てられた表示順番に関す
る優先度に基づいて提示情報の表示順を設定し、設定さ
れた表示順に基づいてリスト表示用データを生成し、リ
スト表示用データをネットワーク１２〜１６を介して表
示手段１１に配信し、表示手段１１に提示情報をリスト
表示させる情報提示方法において、前記優先度を、各提
示情報に対応してリスト表示されるデータに関わる者か
らの優先順位獲得料に基づいて設定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報提示方法、情
報提示サーバ及びプログラムにかかり、特に、提示対象
のデータをネットワークに接続された端末の表示画面上
にリスト表示させる情報提示方法、情報提示サーバ及び
プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現代生活においては、インターネットの
利用は必要不可欠のものとなっており、今後ますますそ
の利用は増加するものと考えられる。インターネットの
利用とは、ブラウザを用いて情報表示用画面にインター
ネット上の情報を表示し、その情報を利用することであ
る。インターネット上には情報が氾濫しており、欲しい
情報に直接行き着くことは至難の業であり、欲しい情報
のキーワードを手がかりに検索サイトを使って、情報を
リストを表示させるのが最初の操作となる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ここで、表示されるリ
ストの順番（例えば、あいうえお順等）は、検索サイト
運用者により決定された基準による。より多くの情報検
索者に選択してもらいたいと考える者（提示情報に対応
してリスト表示されるデータに関わる者）は、リスト表
示用画面の１ページ目のできるだけ上位にリストされた
いと考えるが、リストの順番決定権は検索サイト運用者
が持っているため、解決されない不満を持つという問題
があった。

【０００４】一方、検索サイト運用者は、当該サイトの
構築・運用の費用を賄う方法として、情報検索・利用者
への課金システムが確立していない現状では、バナー公
告等本来的に目的としていない情報を発信しなければな
らないという問題があった。

【０００５】具体例として、携帯電話からインターネッ
トを利用して、タクシー会社を検索し、配車依頼をする
場合を考える。

【０００６】携帯電話は、その特徴として、携帯性すな
わち小型化を重視している関係上、情報表示画面の拡大
化には自ずと限界があり、そこに表示される情報量も必
然的に限られたものとなり、かつ、移動体端末利用者へ
の課金システムが確立していないことから、前述の解決
すべき２つの課題が鮮明である。

【０００７】すなわち、検索サイト画面の２ページ目以
降に表示される者にとっては、１ページ目に表示される
者より検索サイト利用者からアクセスされる可能性は低
く、できることなら、１ページ目にリストしてもらいた
いという従来では解決されない欲求があった。一方、検
索サイト運用者には、検索サイト構築・運用の費用を賄
うため、ただでさえ、スペースが不足している表示画面
にテキスト公告等本来的に目的としていない情報を表示
するスペースを割かざるを得ないというジレンマがあっ
た。

【０００８】そこで、本発明は、提示情報に対応してリ
スト表示されるデータに関わる者の不満を解消するとと
もに、検索サイト運用者にサイトの構築・運用のための
費用を賄うことのできる情報提示方法等を提供すること
を目的とする。

【０００９】

【課題を解決すための手段】上記課題を解決するため、
請求項１記載の構成は、表示手段に提示情報を表示させ
る情報提示方法であって、提示情報毎に割り当てられた
表示順番に関する優先度に基づいて前記提示情報の表示
順を設定し、該設定された表示順に基づいてリスト表示
用データを生成し、該リスト表示用データをネットワー
クを介して前記表示手段に配信し、前記表示手段に前記
提示情報をリスト表示させる情報提示方法において、前
記優先度を、各提示情報に対応してリスト表示されるデ
ータに関わる者からの優先順位獲得料に基づいて設定す
ることことを特徴とする。

【００１０】請求項１記載の構成によれば、各提示情報
に対応してリスト表示されるデータに関わる者からの優
先順位獲得料に基づいて優先度を設定し、この優先度に
基づいて提示情報の表示順を設定し、設定された表示順
に基づいてリスト表示用データを生成する。そして、リ
スト表示用データをネットワークを介して表示手段に配
信し、該表示手段に前記提示情報をリスト表示させる。

【００１１】請求項２記載の構成は、請求項１記載の情
報提示方法の一形態として、前記表示手段が、前記ネッ
トワークに接続された端末であって、該端末の表示画面
上に前記提示情報が表示されることを特徴とする。

【００１２】請求項３記載の構成は、端末にネットワー
クを介して接続され、前記端末の表示画面上に提示情報
を所定の順番でリスト表示することにより提示する情報
提示サーバにおいて、前記提示情報毎に表示順番に関す
る優先度を設定する優先度設定部と、該優先度設定部で
設定された優先度に基づいて前記提示情報の表示順を設
定する表示順設定部と、該設定された表示順に基づいて
リスト表示用データを生成する生成部と、該リスト表示
用データを前記ネットワークを介して前記移動体端末に
配信する配信部とを備え、前記優先度を、各提示情報に
対応してリスト表示されるデータに関わる者からの優先
順位獲得料に基づいて設定することを特徴とする。

【００１３】請求項３記載の構成によれば、優先度設定
部は、各提示情報に対応してリスト表示されるデータに
関わる者からの優先順位獲得料に基づいて、提示情報毎
に表示順番に関する優先度を設定する。表示順設定部
は、優先度設定部で設定された優先度に基づいて提示情
報の表示順を設定する。生成部は、設定された表示順に
基づいてリスト表示用データを生成する。配信部は、リ
スト表示用データをネットワークを介して移動体端末に
配信する。

【００１４】請求項４記載の構成は、コンピュータに端
末の表示画面上に提示情報を表示させるための制御を行
わせるプログラムであって、提示情報毎に割り当てられ
た表示順番に関する優先度であって、各提示情報に対応
してリスト表示されるデータに関わる者からの優先順位
獲得料に基づいて設定された優先度に基づいて前記提示
情報の表示順を設定させ、該設定された表示順に基づい
てリスト表示用データを生成させ、該リスト表示用デー
タをネットワークを介して前記端末に配信させ、前記端
末の表示画面上に前記提示情報をリスト表示させること
を特徴とする。

【００１５】請求項４記載の構成によれば、プログラム
は、提示情報毎に割り当てられた表示順番に関する優先
度であって、各提示情報に対応してリスト表示されるデ
ータに関わる者からの優先順位獲得料に基づいて設定さ
れた優先度に基づいて提示情報の表示順を設定させ、設
定された表示順に基づいてリスト表示用データを生成さ
せ、リスト表示用データをネットワークを介して端末に
配信させ、端末の表示画面上に提示情報をリスト表示さ
せる。

【００１６】

【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。 ［１］実施形態の構成 まず、本発明にかかるネットワークを利用した情報提示
システムの概要構成について説明する。尚、以下の説明
においては、表示手段として移動体端末を使用する場合
について説明する。

【００１７】［１．１］情報提示システム 情報提示システム１０は、図１に示すように、移動体端
末１１と、無線基地局１２と、交換局１３と、回線交換
ネットワーク１４と、ゲートウェイサーバ１５と、イン
ターネット１６と、情報提示サーバ１７とを備える。ま
た、移動体端末１１は、無線通信機能を有し、各種情報
を表示するためのディスプレイ１１Ａを備えている。

【００１８】移動体端末１１は、図２に示すように、デ
ィスプレイ１１Ａと、制御部１１Ｂと、通信インターフ
ェース（Ｉ／Ｆ）部１１Ｃと、操作部１１Ｄとを備えて
いる。ここで、制御部１１Ｂは、ＣＰＵ１１Ｅと、ＲＯ
Ｍ１１Ｆと、ＲＡＭ１１Ｇとを備える。

【００１９】ディスプレイ１１Ａは、制御部１１Ｂの制
御下で各種情報を表示する。制御部１１Ｂは、移動体端
末１１全体を制御するものであり、ＲＯＭ１１Ｆに格納
されたブラウジングプログラムを含む制御プログラム及
び制御用データに基づいて、ＣＰＵ１１Ｅが実際の制御
を行う。この制御に際し、ＲＡＭ１１Ｇには一時的に各
種データが蓄えられる。本実施形態においては、情報提
示サーバ１７（図１）が配信した提示情報のリスト表示
用データ等が格納されることとなる。通信インターフェ
ース（Ｉ／Ｆ）部１１Ｃは、無線通信手順を処理する。
操作部１１Ｄは、ユーザが各種操作を行う複数の操作ボ
タンを備えており、データの入力、確定等を行う。

【００２０】図１に示すように、無線基地局１２は、移
動体端末１１との間の無線通信路の制御を行う。交換局
１３は、無線基地局１２と回線交換ネットワーク１４と
の間の通信路の制御を行う。回線交換ネットワーク１４
は、回線交換方式により通信路を構成するネットワーク
である。ゲートウェイサーバ１５は、回線交換ネットワ
ーク１４とインターネット１６との間の通信プロトコル
の違いを吸収し、回線交換ネットワーク１４とインター
ネット１６との間で相互にデータ通信を行わせる。情報
提示サーバ１７は、各種の提示対象の情報を移動体端末
１１に対して配信する。情報提示サーバ１７は、サーバ
本体１８と、データベース１９を備えている。サーバ本
体１８は、実際の各種処理を予めインストールされた制
御プログラムに基づいて行う。データベース１９には、
各種の提示情報及び情報提示のためのデータが格納され
ている。

【００２１】［１．２］データベースの構成 図３にデータベース１９（図１）に格納されている提示
情報及び情報提示のためのデータの一例を示す。

【００２２】本実施形態では、移動体端末１１のディス
プレイ１１Ａにタクシー会社の電話番号リストを表示す
る場合を例として説明する。

【００２３】データベース１９内のタクシー会社データ
ベース２０には、名称データ２１と、フリガナデータ２
２と、電話番号データ２３と、優先度データ２４と、エ
リアデータ２５とが格納されている。

【００２４】名称データ２１には、タクシー会社の名称
が格納されている。フリガナデータ２２には、名称デー
タに対応するタクシー会社の名称のフリガナが格納され
ている。電話番号データ２３には、タクシー会社の連絡
先電話番号が格納されている。優先度データ２４には、
タクシー会社の名称と連絡先電話番号を移動体端末１１
のディスプレイ１１Ａにリスト表示する場合の表示順の
優先度が格納されている。エリアデータ２５には、タク
シー会社の配車に好適な地域を表すエリアコードが格納
されている。

【００２５】従って、例えば、タクシー会社の名称が
「相沢タクシー」の場合には、フリガナは「アイサ゛ワタクシ
ー」であり、電話番号は「03-9876-4321」であり、優先
度は「３」、エリアは「Ａ」となる。

【００２６】［１．３］優先度の設定 ここで、本発明の特徴部分である優先度の設定方法につ
いて詳細に説明する。

【００２７】一般的に、ある携帯電話利用者が、携帯電
話でインターネットを利用して、タクシー会社を検索
し、配車依頼をしようと考えた場合には、まず、携帯電
話でインターネットに接続し、任意の検索サイトを呼び
出し「タクシー配車」のキーワードでタクシー配車のた
めの検索サイトを表示画面にリスト表示させる。

【００２８】携帯電話利用者は、リスト表示されたもの
の中から、タクシー配車のための検索サイトを選択し、
アクセスする。ここで、リスト表示されるサイトが目的
のサービスを提供するサイトである限り、通常は３ペー
ジ目にあるサイトよりは２ページ目の、２ページ目にあ
るサイトよりは１ページ目のかつ上位のサイトが選択さ
れ易いのは自明である。

【００２９】携帯電話利用者が、タクシー配車のための
検索サイトにログインし、配車を依頼したいエリアを選
択し、あるタクシー会社を選択し、配車を依頼すること
となる。ここで、そこにリスト表示されるタクシー会社
が目的のサービスを提供するタクシー会社である限り、
通常は３ページ目にあるタクシー会社よりは２ページ目
の、２ページ目にあるタクシー会社よりは１ページ目の
かつ上位のタクシー会社が選択され易いのは自明であ
る。

【００３０】以上のことを踏まえ、本発明では、優先度
を以下のように設定する。このタクシー配車のための検
索サイトを利用した配車依頼が、あるエリアでは７６件
あったとする。また、その内訳は、表示順に、Ａ１タク
シー５０件、Ａ２タクシー２０件、Ａ３タクシー５件、
Ａ４タクシー１件、Ａ５タクシー０件であったとする。
この事実を知ったＡ５タクシーは、例えば、早速パソコ
ンからインターネットを利用し、このタクシー配車のた
めの検索サイト運用者が運用する表示優先順位獲得料決
定のページにアクセスし、１万円の表示優先順位獲得料
を検索サイト運用者に支払うことを伝える。

【００３１】次の瞬間、リスト表示順位は変更され、表
示順は、Ａ５、Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ａ４となる。この事
実を知ったＡ１タクシーは、早速パソコンからインター
ネットを利用し、このタクシー配車のための検索サイト
運用社が運用する表示優先順位獲得料決定のページにア
クセスし、２万円の表示優先順位獲得料を検索サイト運
用者に支払うことを伝える。次の瞬間、リスト表示順位
は変更され、表示順はＡ１、Ａ５、Ａ２、Ａ３、Ａ４と
なる。この事実を知ったＡ５タクシーは、再度パソコン
からインターネットを利用し、このタクシー配車のため
の検索サイト運用者が運用する表示優先順位獲得料決定
のページにアクセスし、１万５千円の表示優先順位獲得
料を検索サイト運用者に支払うことを伝える。累計では
Ａ５タクシーの表示優先順位獲得料を２万５千円とな
り、Ａ１タクシーの２万円を上回るため、次の瞬間、リ
スト表示順位は変更され、表示順はＡ５、Ａ１、Ａ２、
Ａ３、Ａ４となる。

【００３２】この表示優先順位獲得料決定のページは、
リスト表示されるカテゴリー（本例ではエリア）の数だ
け存在し、各カテゴリーで同様のことが行われている。
そこで決定される表示優先順位獲得料は、各カテゴリー
の競争の程度等に影響されるため、各カテゴリーにより
当然異なる。

【００３３】尚、同額の表示優先順位獲得料が複数の者
から提示された場合は、早い者勝ち等検索サイト運用者
の任意に基準によるが、より少額の表示優先順位獲得料
を支払う者よりも上位にリスト表示されるのは当然であ
る。

【００３４】表示優先順位獲得料決定のページでのポイ
ントは、カテゴリー別リスト順位毎に、過去のどれだけ
のアクセスがあったのかを表示し、その順位にどれだけ
の価値があるのかを明らかにすること、及び、その順位
に対して、現在幾らの表示優先順位獲得料が支払われて
いるのかを明らかにし、その表示順位を獲得するには、
幾らの表示優先順位獲得料を支払えばよいのかを明らか
にすることである。

【００３５】表示優先順位獲得料決定のページは、タク
シー配車のための検索サイト検索結果ページとは別のペ
ージにある。従って、検索サイト利用者は不必要な情報
を見せられることはなく、一方の検索サイト運用者はテ
キスト広告等、本来的に目的としていない情報に検索結
果表示スペースを割くことなく、当該サイトの構築・運
用費用を賄うことができる。

【００３６】尚、以上の表示優先順位獲得料決定システ
ムはタクシー配車のための検索サイトを検索した上位の
検索サイトにおいても当然に導入できる。

【００３７】以上のように、優先度は、表示優先順位獲
得料によって決定され、本例では、図４に示すように、
優先度は１から３までの３段階となる。

【００３８】具体的には、最も高額な表示優先順位獲得
料（本例では２５，０００円）を払った者に、優先度＝
１が与えられ、次に高額な表示優先順位獲得料（本例で
は２０，０００円）を払った者に、優先度＝２が与えら
れ、表示優先順位獲得料を全く払わなかった者に、その
次の優先度（本例では３）が与えられる。

【００３９】［２］実施形態の動作 次に、図１、図２及び図５のタイミングチャートを参照
して実施形態の動作について説明する。

【００４０】まず、移動体端末１１において、ユーザが
タクシー会社のリストを表示させるべく、表示操作を操
作部１１Ｄにおいて行う（ステップＳ１）。

【００４１】これにより制御部１１ＢのＣＰＵ１１Ｅ
は、通信インターフェース部１１Ｃを制御して、無線基
地局１２、交換局１３、情報提示サーバ１７に対してタ
クシー会社のリスト表示要求を送信する（ステップＳ
２）。この場合において、リスト表示要求には、当該移
動端末１１がＧＰＳ（Global Positioning System）等
の自立型測位システムを内蔵している場合には、自己位
置情報も含めて送信する。

【００４２】また、自立型測位システムを内蔵していな
い場合には、情報提示サーバ１７が図示しない位置情報
サーバ等から移動体端末の位置情報を取得する。これに
より情報提示サーバ１７は、リスト表示を行うべき表示
データを抽出する（ステップＳ３）。

【００４３】［２．１］移動体端末がエリアＡに存在す
る場合 自己位置情報あるいは位置情報サーバから取得した移動
体端末１１の位置情報がエリアＡに該当するものであ
り、図３に示すようなデータベースの場合には、抽出さ
れるデータとしては、エリアデータ２５に基づいて「相
沢タクシー」、「渋谷交通」、「東京タクシー」及び
「早稲田タクシー」が挙げられる。

【００４４】次に、情報提示サーバ１７は、抽出したデ
ータのソートを行う（ステップＳ４）。具体的には、ま
ず、優先度に基づいて、優先度が高い方から低い方に順
番になるようにソートを行う。上述の４社のタクシー会
社を例として説明すると、「相沢タクシー」の優先度＝
３であり、「渋谷交通」の優先度＝１であり、「東京タ
クシー」の優先度＝３であり、「早稲田タクシー」の優
先度＝２であるので、ソート後の表示順番は、以下のよ
うになる。 渋谷交通（優先度＝１） 早稲田タクシー（優先度＝２） 相沢タクシー（優先度＝３） 東京タクシー（優先度＝３）

【００４５】次に、同一の優先度内のタクシー会社につ
いてフリガナデータ２２に基づいてあいうえお順になる
ようにソートを行う。上述の例の場合には、順番に変更
はなく、最終的な表示順番は、以下の通りとなる。 渋谷交通（優先度＝１） 早稲田タクシー（優先度＝２） 相沢タクシー（優先度＝３） 東京タクシー（優先度＝３）

【００４６】次に、情報提示サーバ１７は、得られた表
示順番に基づいて画面データをＷｅｂページとして生成
する（ステップＳ５）。そして、生成した画面データ
（Ｗｅｂページ）をインターネット１６、ゲートウェイ
サーバ１５、回線交換ネットワーク１４、交換局１３及
び無線基地局１２を介して移動体端末１１に送信する
（ステップＳ６）。その結果、移動体端末１１のディス
プレイ１１Ａには、図６に示すような検索結果画面がブ
ラウジングプログラムにより表示され、予め設定された
所定位置に選択位置を示すカーソル１１Ｘが表示され
る。

【００４７】さらに、ディスプレイ１１Ａの下部には、
操作部１１Ｄにおける操作を説明するための表示（図中
「▽」、「△」、「発信」、「キャンセル」と表示）が
表示される。これにより、所望のタクシー会社をカーソ
ル１１Ｘで選択した状態で操作部１１Ｄにおいて発信操
作を行えば、直ちにタクシー会社に電話がつながること
となる。

【００４８】［２．２］移動体端末がエリアＢに存在す
る場合 同様にして、自己位置情報あるいは位置情報サーバから
取得した移動体端末１１の位置情報がエリアＢに該当す
るものであり、図３に示すようなデータベースの場合に
は、抽出されるデータとしては、エリアデータ２５に基
づいて「伊藤タクシー」及び「横浜タクシー」が挙げら
れる。

【００４９】次に、情報提示サーバ１７は、抽出したデ
ータのソートを行う（ステップＳ４）。具体的には、ま
ず、優先度に基づいて、優先度が高い方から低い方に順
番になるようにソートを行う。上述の２社のタクシー会
社を例として説明すると、「伊藤タクシー」の優先度＝
２であり、「横浜タクシー」の優先度＝１であるので、
ソート後の表示順番は、以下のようになる。 横浜タクシー（優先度＝１） 伊藤タクシー（優先度＝２）

【００５０】次に、同一の優先度内のタクシー会社につ
いてフリガナデータ２２に基づいてあいうえお順になる
ようにソートを行う。上述の例の場合には、順番に変更
はなく、最終的な表示順番は、以下の通りとなる。 横浜タクシー（優先度＝１） 伊藤タクシー（優先度＝２）

【００５１】次に、情報提示サーバ１７は、得られた表
示順番に基づいて画面データをＷｅｂページとして生成
し（ステップＳ５）、生成した画面データ（Ｗｅｂペー
ジ）をインターネット１６、ゲートウェイサーバ１５、
回線交換ネットワーク１４、交換局１３及び無線基地局
１２を介して移動体端末１１に送信する（ステップＳ
６）。その結果、移動体端末１１のディスプレイ１１Ａ
には、図７に示すような検索結果画面がブラウジングプ
ログラムにより表示され、予め設定された所定位置に選
択位置を示すカーソル１１Ｘが表示されることとなる。

【００５２】[５]発明の本質 順位により競争を起こせる限り、この発明は全てに適用
可能である。ただ、携帯電話が、表示画面サイズの制約
により厳しい競争を作り易いため、例示に用いているに
すぎない。また、タクシー会社が、エリア別に多数のカ
テゴリーを作り易く、多数の競争を作り易いため、例示
に用いているに過ぎない。また、リスト表示される者
は、その者の意志に関係なく、より厳しい競争状態を作
るため、検索サイト運用者により、より多数の者が勝手
にリスト表示され、競争に参加させられるのであり、情
報発信主ないしは広告主とは限られない。また、ここで
の競争は、より上位に表示されるために、より多くのお
金を支払うことであり、競争を制限してしまう固定料金
制は馴染まない。

【００５３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
提示情報に対応してリスト表示されるデータに関わる者
の不満を解消するとともに、検索サイト運用者にサイト
の構築・運用のための費用を賄うことのできる情報提示
方法、情報提示サーバ及びプログラムを提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる情報提示システムの概要構成図
である。

【図２】図１の情報提示システムの移動体端末の概要構
成ブロック図である。

【図３】図１の情報提示システムのデータベースの構成
例の説明図である。

【図４】図１の情報提示システムにおける優先度設定の
説明図である。

【図５】図１の情報提示システムの処理タイミングチャ
ートである。

【図６】図１の情報提示システムにおいて、移動体端末
がエリアＡに存在する場合の表示例である。

【図７】図１の情報提示システムにおいて、移動体端末
がエリアＢに存在する場合の表示例である。

【符号の説明】

１０ 情報提示システム １１ 移動体端末 １１Ａ ディスプレイ １１Ｂ 制御部 １１Ｃ 通信インターフェース（Ｉ／Ｆ）部 １１Ｄ 操作部 １１Ｅ ＣＰＵ １１Ｆ ＲＯＭ １１Ｇ ＲＡＭ １１Ｘ カーソル １２ 無線基地局 １３ 交換局 １４ 回線交換ネットワーク １５ ゲートウェイサーバ １６ インターネット １７ 情報提示サーバ １８ サーバ本体 １９ データベース ２０ タクシー会社データベース ２１ 名称データ ２２ フリガナデータ ２３ 電話番号データ ２４ 優先度データ ２５ エリアデータ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示手段に提示情報を表示させる情報提
   示方法であって、提示情報毎に割り当てられた表示順番
   に関する優先度に基づいて前記提示情報の表示順を設定
   し、該設定された表示順に基づいてリスト表示用データ
   を生成し、該リスト表示用データをネットワークを介し
   て前記表示手段に配信し、前記表示手段に前記提示情報
   をリスト表示させる情報提示方法において、前記優先度
   を、各提示情報に対応してリスト表示されるデータに関
   わる者からの優先順位獲得料に基づいて設定することを
   特徴とする情報提示方法。
2. 【請求項２】 前記表示手段は、前記ネットワークに接
   続された端末であって、該端末の表示画面上に前記提示
   情報が表示されることを特徴とする請求項１記載の情報
   提示方法。
3. 【請求項３】 端末にネットワークを介して接続され、
   前記端末の表示画面上に提示情報を所定の順番でリスト
   表示することにより提示する情報提示サーバにおいて、 前記提示情報毎に表示順番に関する優先度を設定する優
   先度設定部と、 該優先度設定部で設定された優先度に基づいて前記提示
   情報の表示順を設定する表示順設定部と、 該設定された表示順に基づいてリスト表示用データを生
   成する生成部と、 該リスト表示用データを前記ネットワークを介して前記
   移動体端末に配信する配信部とを備え、 前記優先度を、各提示情報に対応してリスト表示される
   データに関わる者からの優先順位獲得料に基づいて設定
   することを特徴とする情報提示サーバ。
4. 【請求項４】 コンピュータに端末の表示画面上に提示
   情報を表示させるための制御を行わせるプログラムであ
   って、 提示情報毎に割り当てられた表示順番に関する優先度で
   あって、各提示情報に対応してリスト表示されるデータ
   に関わる者からの優先順位獲得料に基づいて設定された
   優先度に基づいて前記提示情報の表示順を設定させ、 該設定された表示順に基づいてリスト表示用データを生
   成させ、 該リスト表示用データをネットワークを介して前記移動
   体端末に配信させ、前記移動体端末の表示画面上に前記
   提示情報をリスト表示させることを特徴とするプログラ
   ム。