JP2002288436A - 通貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステム - Google Patents
通貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステムInfo
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- JP2002288436A JP2002288436A JP2001084063A JP2001084063A JP2002288436A JP 2002288436 A JP2002288436 A JP 2002288436A JP 2001084063 A JP2001084063 A JP 2001084063A JP 2001084063 A JP2001084063 A JP 2001084063A JP 2002288436 A JP2002288436 A JP 2002288436A
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通貨オプションの適正価格を容易に求めるこ
とができる通貨オプション適正価格の決定方法及びその
システムを提供すること。 【解決手段】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成すると共にデルタ
値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を作成
し、これらの時系列ボラティリティ曲線及びスマイル曲
線から、基準となるボラティリティ曲面モデルを作成
し、このボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格
帯を設定し、調べるボラティリティの入力を受けて前記
適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデルに
より、この場合適正価格帯に入ったか否かを判断する。
とができる通貨オプション適正価格の決定方法及びその
システムを提供すること。 【解決手段】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成すると共にデルタ
値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を作成
し、これらの時系列ボラティリティ曲線及びスマイル曲
線から、基準となるボラティリティ曲面モデルを作成
し、このボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格
帯を設定し、調べるボラティリティの入力を受けて前記
適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデルに
より、この場合適正価格帯に入ったか否かを判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通貨オプション適
正価格の決定方法などに関する。
正価格の決定方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】通貨オプション取引は、ある特定の期日
(行使期日)に特定のレート(行使価格)で特定の通貨
を売買する権利を取引するものであり、買いはコールオ
プション、売りはプットオプションと呼ばれる。
(行使期日)に特定のレート(行使価格)で特定の通貨
を売買する権利を取引するものであり、買いはコールオ
プション、売りはプットオプションと呼ばれる。
【0003】取引しようとする通貨オプションの取引価
格(プレミアム)及びヘッジ比率(デルタ値)は、行使
期日、行使価格、対象通貨、プット・コールの別などの
基本的条件に、為替直物レート、為替レート予想変動率
(ボラティリティ)、市場金利などの主な市場条件を加
味した計算式により、算出できる。
格(プレミアム)及びヘッジ比率(デルタ値)は、行使
期日、行使価格、対象通貨、プット・コールの別などの
基本的条件に、為替直物レート、為替レート予想変動率
(ボラティリティ)、市場金利などの主な市場条件を加
味した計算式により、算出できる。
【0004】これらの市場条件のうち為替直物レートと
市場金利についての情報は、情報ベンダーなどから比較
的容易に入手できるが、行使価格や行使期日の異なる通
貨オプションのボラティリティ水準を把握することは非
常に困難である。
市場金利についての情報は、情報ベンダーなどから比較
的容易に入手できるが、行使価格や行使期日の異なる通
貨オプションのボラティリティ水準を把握することは非
常に困難である。
【0005】通貨オプション銀行の間の市場では、上記
デルタ値に対応するボラティリティを売買するケースが
多い。デルタ値とボラティリティの関係をグラフに表す
と図8に示すようになる。即ちこの両者の関係は、デル
タ値の中心を50%として、この値から離れるほどボラ
ティリティが高くなる曲線となる。この曲線はその形状
から一般的にスマイルカーブと言われている(例えば、
1999年12月3日経済法令研究会発行、「デリバテ
ィブ入門」第149頁参照)。
デルタ値に対応するボラティリティを売買するケースが
多い。デルタ値とボラティリティの関係をグラフに表す
と図8に示すようになる。即ちこの両者の関係は、デル
タ値の中心を50%として、この値から離れるほどボラ
ティリティが高くなる曲線となる。この曲線はその形状
から一般的にスマイルカーブと言われている(例えば、
1999年12月3日経済法令研究会発行、「デリバテ
ィブ入門」第149頁参照)。
【0006】図8に示した関係から、特定行使価格を有
する通貨オプションのプレミアムを算出するためのボラ
ティリティを求めようとするとき、当該オプションのデ
ルタ値から参照することになる。しかし、デルタ値はボ
ラティリティによって変化するので、ボラティリティが
先に決定されなければならない。
する通貨オプションのプレミアムを算出するためのボラ
ティリティを求めようとするとき、当該オプションのデ
ルタ値から参照することになる。しかし、デルタ値はボ
ラティリティによって変化するので、ボラティリティが
先に決定されなければならない。
【0007】従来、通常の通貨オプションシステムはプ
レミアムの算出とポートフォリオ管理の為に構築されて
いるものが多く、図9に示すように、為替直物レートと
ボラティリティのマトリクスからプレミアム又はデルタ
値を把握する方式によって対応している場合が多い。
レミアムの算出とポートフォリオ管理の為に構築されて
いるものが多く、図9に示すように、為替直物レートと
ボラティリティのマトリクスからプレミアム又はデルタ
値を把握する方式によって対応している場合が多い。
【0008】このような方式ではボラティリティは所与
のものとされており、当該オプションの計算に適用され
るべきボラティリティの水準を求めることは困難であ
る。
のものとされており、当該オプションの計算に適用され
るべきボラティリティの水準を求めることは困難であ
る。
【0009】通貨オプションの時価評価においても、厳
密な意味での正確性を欠いていた。なぜなら、評価対象
となるオプションのデルタや残存期間などを考慮した適
切なボラティリティが容易に知れないため細かな諸条件
を無視したボラティリティで代用し価格を導出している
からである。例えば便宜上、デルタ値50%に対応する
ボラティリティを使ってプレミアムを算出していること
により、適正に時価評価されていない場合がある。
密な意味での正確性を欠いていた。なぜなら、評価対象
となるオプションのデルタや残存期間などを考慮した適
切なボラティリティが容易に知れないため細かな諸条件
を無視したボラティリティで代用し価格を導出している
からである。例えば便宜上、デルタ値50%に対応する
ボラティリティを使ってプレミアムを算出していること
により、適正に時価評価されていない場合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
方法では適切なボラティリティを得ることができなく、
通貨オプションの適正価格を求めることは困難であっ
た。したがって、この発明は上記問題点に鑑みてなされ
たもので、評価対象となるオプションに、より適したボ
ラティリティを導出することにより、通貨オプションの
適正価格を容易に求めることができる通貨オプション適
正価格の決定方法及びそのシステムを提供することを目
的とする。
方法では適切なボラティリティを得ることができなく、
通貨オプションの適正価格を求めることは困難であっ
た。したがって、この発明は上記問題点に鑑みてなされ
たもので、評価対象となるオプションに、より適したボ
ラティリティを導出することにより、通貨オプションの
適正価格を容易に求めることができる通貨オプション適
正価格の決定方法及びそのシステムを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、時系列のボラ
ティリティ曲線及びスマイル曲線から基準となるボラテ
ィリティ曲面モデルを作成し、これにより、適性価格帯
に入っているか否かを判断する点にある。
ティリティ曲線及びスマイル曲線から基準となるボラテ
ィリティ曲面モデルを作成し、これにより、適性価格帯
に入っているか否かを判断する点にある。
【0012】上記目的を達成するために、本発明の請求
項1によれば、期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成するステップと、
デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成するステップと、前記時系列のボラティリティ曲線
と前記スマイル曲線から、基準となるボラティリティ曲
面モデルを作成するステップと、前記基準となるボラテ
ィリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯を設定するス
テップと、調べるオプションのデータの入力を受けて前
記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデル
により、この場合適正価格帯に入ったか否かを判断する
ステップとから成ることを特徴とする通貨オプション適
正価格の決定方法を提供する。
項1によれば、期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成するステップと、
デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成するステップと、前記時系列のボラティリティ曲線
と前記スマイル曲線から、基準となるボラティリティ曲
面モデルを作成するステップと、前記基準となるボラテ
ィリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯を設定するス
テップと、調べるオプションのデータの入力を受けて前
記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデル
により、この場合適正価格帯に入ったか否かを判断する
ステップとから成ることを特徴とする通貨オプション適
正価格の決定方法を提供する。
【0013】本発明の請求項2によれば、期間に対する
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成するステップと、デルタ値に対するボラティリ
ティを示すスマイル曲線を作成するステップと、前記時
系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、基
準となるボラティリティ曲面モデルを作成するステップ
と、前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおい
て、適正価格帯を設定する適正価格帯設定ステップと、
調べるオプションのデータの入力を受けてそのオプショ
ンに適したボラティリティの価格帯を抽出してそのとき
の適正価格を算出し、前記適正価格帯を設定した基準ボ
ラティリティ曲面モデルによりこの場合適正価格帯に入
ったか否かを判断する判断ステップとから成ることを特
徴とする通貨オプション適正価格の決定方法を提供す
る。
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成するステップと、デルタ値に対するボラティリ
ティを示すスマイル曲線を作成するステップと、前記時
系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、基
準となるボラティリティ曲面モデルを作成するステップ
と、前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおい
て、適正価格帯を設定する適正価格帯設定ステップと、
調べるオプションのデータの入力を受けてそのオプショ
ンに適したボラティリティの価格帯を抽出してそのとき
の適正価格を算出し、前記適正価格帯を設定した基準ボ
ラティリティ曲面モデルによりこの場合適正価格帯に入
ったか否かを判断する判断ステップとから成ることを特
徴とする通貨オプション適正価格の決定方法を提供す
る。
【0014】本発明の請求項3によれば、期間に対する
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成するステップと、デルタ値に対するボラティリ
ティを示すスマイル曲線を作成するステップと、前記時
系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、こ
れらの曲線を直角方向に展開して基準となるボラティリ
ティ曲面モデルを作成するステップと、前記基準となる
ボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯を設定
するステップと、調べるオプションのデータの入力を受
けて前記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面
モデルにより、この場合適正価格帯に入ったか否かを判
断するステップとから成ることを特徴とする通貨オプシ
ョン適正価格の決定方法を提供する。
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成するステップと、デルタ値に対するボラティリ
ティを示すスマイル曲線を作成するステップと、前記時
系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、こ
れらの曲線を直角方向に展開して基準となるボラティリ
ティ曲面モデルを作成するステップと、前記基準となる
ボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯を設定
するステップと、調べるオプションのデータの入力を受
けて前記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面
モデルにより、この場合適正価格帯に入ったか否かを判
断するステップとから成ることを特徴とする通貨オプシ
ョン適正価格の決定方法を提供する。
【0015】本発明の請求項4によれば、期間に対する
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成する手段と、デルタ値に対するボラティリティ
を示すスマイル曲線を作成する手段と、前記時系列のボ
ラティリティ曲線と前記スマイル曲線から基準となるボ
ラティリティ曲面モデルを作成する手段と、前記基準と
なるボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯を
設定する手段と、調べるオプションのデータの入力を受
けて前記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面
モデルにより、この場合適正価格帯に入ったか否かを判
断する手段とから成ることを特徴とする通貨オプション
適正価格の決定システムを提供する。
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成する手段と、デルタ値に対するボラティリティ
を示すスマイル曲線を作成する手段と、前記時系列のボ
ラティリティ曲線と前記スマイル曲線から基準となるボ
ラティリティ曲面モデルを作成する手段と、前記基準と
なるボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯を
設定する手段と、調べるオプションのデータの入力を受
けて前記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面
モデルにより、この場合適正価格帯に入ったか否かを判
断する手段とから成ることを特徴とする通貨オプション
適正価格の決定システムを提供する。
【0016】本発明の請求項5によれば、期間に対する
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成する手段と、デルタ値に対するボラティリティ
を示すスマイル曲線を作成する手段と、前記時系列のボ
ラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、基準となる
ボラティリティ曲面モデルを作成する手段と、前記基準
となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯
を設定する適正価格帯設定手段と、調べるオプションの
データの入力を受けてそのオプションに適したその価格
帯を抽出しその時の適正価格を算出し、前記適正価格帯
を設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、この
場合適正価格帯に入ったか否かを判断する判断手段とか
ら成ることを特徴とする通貨オプション適正価格の決定
システムを提供する。
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成する手段と、デルタ値に対するボラティリティ
を示すスマイル曲線を作成する手段と、前記時系列のボ
ラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、基準となる
ボラティリティ曲面モデルを作成する手段と、前記基準
となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適正価格帯
を設定する適正価格帯設定手段と、調べるオプションの
データの入力を受けてそのオプションに適したその価格
帯を抽出しその時の適正価格を算出し、前記適正価格帯
を設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、この
場合適正価格帯に入ったか否かを判断する判断手段とか
ら成ることを特徴とする通貨オプション適正価格の決定
システムを提供する。
【0017】本発明の請求項6によれば、期間に対する
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成する手段と、デルタ値に対するボラティリティ
を示すスマイル曲線を作成する手段と、前記時系列のボ
ラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、これらの曲
線を直角方向に展開して基準となるボラティリティ曲面
モデルを作成する手段と、前記基準となるボラティリテ
ィ曲面モデルにおいて、適正価格帯を設定する手段と、
調べるボラティリティの入力を受けて前記適正価格帯を
設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、この場
合適正価格帯に入ったか否かを判断する手段とから成る
ことを特徴とする通貨オプション適正価格の決定システ
ムを提供する。
ボラティリティの変化を示す時系列のボラティリティ曲
線を作成する手段と、デルタ値に対するボラティリティ
を示すスマイル曲線を作成する手段と、前記時系列のボ
ラティリティ曲線と前記スマイル曲線から、これらの曲
線を直角方向に展開して基準となるボラティリティ曲面
モデルを作成する手段と、前記基準となるボラティリテ
ィ曲面モデルにおいて、適正価格帯を設定する手段と、
調べるボラティリティの入力を受けて前記適正価格帯を
設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、この場
合適正価格帯に入ったか否かを判断する手段とから成る
ことを特徴とする通貨オプション適正価格の決定システ
ムを提供する。
【0018】本発明の請求項7によれば、データを入力
されるデータ入力部と、この入力部から入力されたデー
タを一旦記憶するデータ記憶部と、このデータ記憶部に
記憶されたデータから時系列のボラティリティ曲線を作
成する時系列ボラティリティ曲線作成部と、前記データ
記憶部に記憶されたデータからスマイル曲線を作成する
スマイル曲線作成部と、前記データ記憶部に記憶された
データ及び前記時系列ボラティリティ曲線及び前記スマ
イル曲線から基準となるボラティリティ曲面モデルを作
成する基準ボラティリティ曲面モデル作成部と、前記時
系列ボラティリティ曲線、前記スマイル曲線及び前記基
準ボラティリティ曲面モデルのいずれか1つを少なくと
も表示可能な表示部とから成ることを特徴とする通貨オ
プション適正価格の決定システムを提供する。
されるデータ入力部と、この入力部から入力されたデー
タを一旦記憶するデータ記憶部と、このデータ記憶部に
記憶されたデータから時系列のボラティリティ曲線を作
成する時系列ボラティリティ曲線作成部と、前記データ
記憶部に記憶されたデータからスマイル曲線を作成する
スマイル曲線作成部と、前記データ記憶部に記憶された
データ及び前記時系列ボラティリティ曲線及び前記スマ
イル曲線から基準となるボラティリティ曲面モデルを作
成する基準ボラティリティ曲面モデル作成部と、前記時
系列ボラティリティ曲線、前記スマイル曲線及び前記基
準ボラティリティ曲面モデルのいずれか1つを少なくと
も表示可能な表示部とから成ることを特徴とする通貨オ
プション適正価格の決定システムを提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を用いて説明する。
て図面を用いて説明する。
【0020】図1に、本発明一実施形態のシステムの構
成例を示す。このシステムは、種々の曲線を演算するた
めのデータを入力するための入力部101と、この入力
部101から入力されたデータや演算されたデータを一
旦記憶するデータ記憶部102と、このデータ記憶部1
02に記憶されているデータから種々の曲線を演算する
演算部103と、この演算部103において演算された
結果の曲線や曲面を可視化するための表示部104とか
ら成る。
成例を示す。このシステムは、種々の曲線を演算するた
めのデータを入力するための入力部101と、この入力
部101から入力されたデータや演算されたデータを一
旦記憶するデータ記憶部102と、このデータ記憶部1
02に記憶されているデータから種々の曲線を演算する
演算部103と、この演算部103において演算された
結果の曲線や曲面を可視化するための表示部104とか
ら成る。
【0021】演算部103は、時系列のボラティリティ
曲線を作成する時系列ボラティリティ曲線作成部105
と、スマイル曲線を作成するスマイル曲線作成部106
と、本発明で特徴的な基準ボラティリティ曲面を作成す
る基準ボラティリティ曲面作成部107とから成る。
曲線を作成する時系列ボラティリティ曲線作成部105
と、スマイル曲線を作成するスマイル曲線作成部106
と、本発明で特徴的な基準ボラティリティ曲面を作成す
る基準ボラティリティ曲面作成部107とから成る。
【0022】図2に本発明一実施形態における、通貨オ
プションの適正価格判定のための処理の流れを示す。図
2及び図1に基づいて、この実施形態の処理を説明す
る。
プションの適正価格判定のための処理の流れを示す。図
2及び図1に基づいて、この実施形態の処理を説明す
る。
【0023】まず、ステップS201においてデータ入
力部101からボラティリティの市場データを入力し、
データ記憶部102に記憶する。次にステップS202
で時系列ボラティリティ曲線作成部105において、時
系列のボラティリティ曲線を推定し作成する。
力部101からボラティリティの市場データを入力し、
データ記憶部102に記憶する。次にステップS202
で時系列ボラティリティ曲線作成部105において、時
系列のボラティリティ曲線を推定し作成する。
【0024】このボラティリティ曲線を作成するには、
ターム物レートなどを基準にして近似曲線を引く方法や
期間按分などにより各期間の傾きを推定して作成する方
法などがある。
ターム物レートなどを基準にして近似曲線を引く方法や
期間按分などにより各期間の傾きを推定して作成する方
法などがある。
【0025】このボラティリティ曲線の一例を図3に示
す。横軸は月、年を示す時間であり、縦軸はボラティリ
ティの%を示している。図3に示した例では、1月後の
10%からボラティリティが漸次上昇していき、1年後
には11.2%になる場合を示している。
す。横軸は月、年を示す時間であり、縦軸はボラティリ
ティの%を示している。図3に示した例では、1月後の
10%からボラティリティが漸次上昇していき、1年後
には11.2%になる場合を示している。
【0026】次に、ステップS203でスマイル曲線作
成部106において、スマイル曲線を作成する。このス
マイル曲線の一例を図4に示す。
成部106において、スマイル曲線を作成する。このス
マイル曲線の一例を図4に示す。
【0027】図4において、横軸はデルタ値(%)であ
り、縦軸はボラティリティ(%)である。デルタ値が5
0%のときボラティリティが最も低く10%であり、こ
のATM(アットザマネー)の状態から離れるほどIT
M(インザマネー)の場合もOTM(アウトオブザマネ
ー)の場合にも、将来の予想変動率を示すインプライド
ボラティリティは高くなる。
り、縦軸はボラティリティ(%)である。デルタ値が5
0%のときボラティリティが最も低く10%であり、こ
のATM(アットザマネー)の状態から離れるほどIT
M(インザマネー)の場合もOTM(アウトオブザマネ
ー)の場合にも、将来の予想変動率を示すインプライド
ボラティリティは高くなる。
【0028】デルタ値50%のアットザマネーや、特定
のデルタ値のオプションの売り・買いの組み合わせであ
るリスクリバーサルや、特定のデルタ値のオプションの
買いと買い、又は売りと売りの組み合わせであるストラ
ングルなどのデータをデータ入力部101から入力され
て、最小二乗法により2次の近似曲線を導いて各デルタ
値に対応するボラティリティを表すスマイル曲線を作成
する。
のデルタ値のオプションの売り・買いの組み合わせであ
るリスクリバーサルや、特定のデルタ値のオプションの
買いと買い、又は売りと売りの組み合わせであるストラ
ングルなどのデータをデータ入力部101から入力され
て、最小二乗法により2次の近似曲線を導いて各デルタ
値に対応するボラティリティを表すスマイル曲線を作成
する。
【0029】次にステップS204で、基準ボラティリ
ティ曲面モデル作成部107において基準ボラティリテ
ィ曲面モデルを作成する。この基準ボラティリティ曲面
モデルは上述の時系列ボラティリティ曲線とスマイル曲
線から作成される、3次元のモデルである。
ティ曲面モデル作成部107において基準ボラティリテ
ィ曲面モデルを作成する。この基準ボラティリティ曲面
モデルは上述の時系列ボラティリティ曲線とスマイル曲
線から作成される、3次元のモデルである。
【0030】基準ボラティリティ曲面モデルの一例を図
5に示す。図5においてX軸はデルタ値であり、Y軸は
ボラティリティ(VOL)を示し、Z軸は期間(TER
M)を示す。
5に示す。図5においてX軸はデルタ値であり、Y軸は
ボラティリティ(VOL)を示し、Z軸は期間(TER
M)を示す。
【0031】この基準ボラティリティ曲面モデルは、上
記のようにして得られた時系列のボラティリティ曲線と
スマイル曲線を3次元化することにより得られる。
記のようにして得られた時系列のボラティリティ曲線と
スマイル曲線を3次元化することにより得られる。
【0032】実務上、1ヶ月,2ヶ月,3ヶ月のような
特定期日のボラティリティや25、50、75のような
特定デルタのボラティリティが市場から入手しやすいの
で、これらを用いる。
特定期日のボラティリティや25、50、75のような
特定デルタのボラティリティが市場から入手しやすいの
で、これらを用いる。
【0033】具体的には25デルタ、50デルタ、75
デルタの3本の時系列ボラティリティ曲線を引き、これ
らを背骨にして各期間のスマイル曲線を肋骨のように付
け足していくことにより、基準ボラティリティ曲面モデ
ルを容易に作成することができる。
デルタの3本の時系列ボラティリティ曲線を引き、これ
らを背骨にして各期間のスマイル曲線を肋骨のように付
け足していくことにより、基準ボラティリティ曲面モデ
ルを容易に作成することができる。
【0034】要するに、この基準ボラティリティ曲面モ
デルは、X軸(デルタ値)方向に切ったときスマイル曲
線の形状をしており、Z軸(期間)方向に切ったときに
は時系列ボラティリティ曲線の形状となった3次元モデ
ルである。
デルは、X軸(デルタ値)方向に切ったときスマイル曲
線の形状をしており、Z軸(期間)方向に切ったときに
は時系列ボラティリティ曲線の形状となった3次元モデ
ルである。
【0035】上記基準ボラティリティ曲面モデルにより
後述するボラティリティの場合に適正価格化どうかが判
断される。
後述するボラティリティの場合に適正価格化どうかが判
断される。
【0036】次に、ステップS205で各主体の規定や
規制に基づいて適正と思われる価格帯を設定する。適正
価格帯の設定の仕方には、ターム物レートのオファービ
ット幅を基準にする方法、ボラティリティのヒストリカ
ルデータに基づく変動率などからこれを加味して価格帯
を設定する方法、実際のトレードが観測された範囲を適
正ゾーンと推定してこの範囲を適正価格帯とする方法、
前日と翌日、当日の高ー低などの周辺時間帯のデータに
基づいて適正価格帯を設定する方法などがある。
規制に基づいて適正と思われる価格帯を設定する。適正
価格帯の設定の仕方には、ターム物レートのオファービ
ット幅を基準にする方法、ボラティリティのヒストリカ
ルデータに基づく変動率などからこれを加味して価格帯
を設定する方法、実際のトレードが観測された範囲を適
正ゾーンと推定してこの範囲を適正価格帯とする方法、
前日と翌日、当日の高ー低などの周辺時間帯のデータに
基づいて適正価格帯を設定する方法などがある。
【0037】適正価格帯の具体的な設定の仕方を図6に
示す。図6において横軸はデルタ値(%)、縦軸はボラ
ティリティ(%)である。適性価格帯の設定の方法は、
まず上述のようにステップS203において得られたス
マイル曲線601を中心として、この曲線に一定の割合
例えば2%をかけてその上下の幅の中に入ってくる場合
が適性価格帯であるとする。
示す。図6において横軸はデルタ値(%)、縦軸はボラ
ティリティ(%)である。適性価格帯の設定の方法は、
まず上述のようにステップS203において得られたス
マイル曲線601を中心として、この曲線に一定の割合
例えば2%をかけてその上下の幅の中に入ってくる場合
が適性価格帯であるとする。
【0038】例えば、得られたスマイル曲線がy=0.
0006x2−0.0561x+12.223であった
とすると、上限はy=0.000612x2−0.05
72x+12.467となり、下限はy=0.0005
88x2−0.055x+11.979となる。
0006x2−0.0561x+12.223であった
とすると、上限はy=0.000612x2−0.05
72x+12.467となり、下限はy=0.0005
88x2−0.055x+11.979となる。
【0039】次にステップS206で調べたいオプショ
ンのデータを図1のデータ入力部101から入力し、ス
テップS207においてそのオプションに適したボラテ
ィリティの価格帯をピックアップする。そして、ステッ
プS208においてこの場合に適正価格帯に入ったか判
断する。その判断の仕方を図7を用いて説明する。この
図においても横軸はデルタ値(%)、縦軸はボラティリ
ティ(%)である。
ンのデータを図1のデータ入力部101から入力し、ス
テップS207においてそのオプションに適したボラテ
ィリティの価格帯をピックアップする。そして、ステッ
プS208においてこの場合に適正価格帯に入ったか判
断する。その判断の仕方を図7を用いて説明する。この
図においても横軸はデルタ値(%)、縦軸はボラティリ
ティ(%)である。
【0040】この後、指定された基本的条件を持つオプ
ションのプレミアムを算出する。
ションのプレミアムを算出する。
【0041】為替オプションのボラティリティは市場一
般で取引されており、銀行やブローカは、いわゆるレギ
ュラー物(特定期間もしくは特定のデルタ)の気配値を
コンスタントに提示している。そこで本発明では、これ
らの情報をベースにしてボラティリティの構造全体を推
定し、これを3次元化したモデル(ボラティリティ・ウ
ィング)を作成する。そして、このモデルを用いて評価
したいオプションに妥当な期間及びデルタのボラティリ
ティを導出し、このボラティリティから価格評価を行う
ことにより、従来よりも市場価格に近い時価評価を行う
ことができる。
般で取引されており、銀行やブローカは、いわゆるレギ
ュラー物(特定期間もしくは特定のデルタ)の気配値を
コンスタントに提示している。そこで本発明では、これ
らの情報をベースにしてボラティリティの構造全体を推
定し、これを3次元化したモデル(ボラティリティ・ウ
ィング)を作成する。そして、このモデルを用いて評価
したいオプションに妥当な期間及びデルタのボラティリ
ティを導出し、このボラティリティから価格評価を行う
ことにより、従来よりも市場価格に近い時価評価を行う
ことができる。
【0042】以上述べた方法は通貨オプションの適正価
格の調査に利用できるだけでなく、適正価格帯の設定方
法を変えることにより通貨オプションの時価評価にも本
発明を適用できる。また、本発明は金利、債権、株式、
指数などのオプションの価格調査、時価評価などにも適
用できる。
格の調査に利用できるだけでなく、適正価格帯の設定方
法を変えることにより通貨オプションの時価評価にも本
発明を適用できる。また、本発明は金利、債権、株式、
指数などのオプションの価格調査、時価評価などにも適
用できる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、 通
貨オプションの適正価格を容易に求めることができる通
貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステムが得
られる。
貨オプションの適正価格を容易に求めることができる通
貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステムが得
られる。
【図1】本発明一実施形態のシステムの構成を示す図。
【図2】本発明一実施形態方法の処理の流れを示す図。
【図3】本発明一実施形態における時系列ボラティリテ
ィ曲線の一例を説明するための図。
ィ曲線の一例を説明するための図。
【図4】本発明一実施形態におけるスマイル曲線の一例
を説明するための図。
を説明するための図。
【図5】本発明一実施形態における基準ボラティリティ
曲面モデルの一例を説明するための図。
曲面モデルの一例を説明するための図。
【図6】本発明一実施形態における適正価格帯の設定を
説明するための図。
説明するための図。
【図7】本発明一実施形態において適正価格帯内に入る
か否かを説明するための図。
か否かを説明するための図。
【図8】従来例におけるスマイル曲線を説明するための
図。
図。
【図9】従来例における適正価格の設定の仕方を説明す
るための図。
るための図。
11・・・データ入力部、102・・・データ記憶部、
103・・・演算部、104・・・表示部、105・・
・時系列ボラティリティ曲線作成部、106・・・スマ
イル曲線作成部、107・・・基準ボラティリティ曲面
モデル作成部。
103・・・演算部、104・・・表示部、105・・
・時系列ボラティリティ曲線作成部、106・・・スマ
イル曲線作成部、107・・・基準ボラティリティ曲面
モデル作成部。
Claims (7)
- 【請求項1】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成するステップと、 デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成するステップと、前記時系列のボラティリティ曲線
と前記スマイル曲線から、基準となるボラティリティ曲
面モデルを作成するステップと、 前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適
正価格帯を設定するステップと、 調べるオプションのデータの入力を受けて前記適正価格
帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、こ
の場合適正価格帯に入ったか否かを判断するステップと
から成ることを特徴とする通貨オプション適正価格の決
定方法。 - 【請求項2】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成するステップと、 デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成するステップと、前記時系列のボラティリティ曲線
と前記スマイル曲線から、基準となるボラティリティ曲
面モデルを作成するステップと、 前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適
正価格帯を設定する適正価格帯設定ステップと、 調べるオプションのデータの入力を受けてそのオプショ
ンに適したボラティリティの価格帯を抽出してそのとき
の適正価格を算出し、前記適正価格帯を設定した基準ボ
ラティリティ曲面モデルによりこの場合適正価格帯に入
ったか否かを判断する判断ステップとから成ることを特
徴とする通貨オプション適正価格の決定方法。 - 【請求項3】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成するステップと、 デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成するステップと、前記時系列のボラティリティ曲線
と前記スマイル曲線から、これらの曲線を直角方向に展
開して基準となるボラティリティ曲面モデルを作成する
ステップと、 前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適
正価格帯を設定するステップと、 調べるオプションのデータの入力を受けて前記適正価格
帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、こ
の場合適正価格帯に入ったか否かを判断するステップと
から成ることを特徴とする通貨オプション適正価格の決
定方法。 - 【請求項4】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成する手段と、 デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成する手段と、 前記時系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線か
ら基準となるボラティリティ曲面モデルを作成する手段
と、 前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適
正価格帯を設定する手段と、 調べるオプションのデータの入力を受けて前記適正価格
帯を設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、こ
の場合適正価格帯に入ったか否かを判断する手段とから
成ることを特徴とする通貨オプション適正価格の決定シ
ステム。 - 【請求項5】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成する手段と、 デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成する手段と、 前記時系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線か
ら、基準となるボラティリティ曲面モデルを作成する手
段と、 前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適
正価格帯を設定する適正価格帯設定手段と、 調べるオプションのデータの入力を受けてそのオプショ
ンに適したその価格帯を抽出しその時の適正価格を算出
し、前記適正価格帯を設定した基準ボラティリティ曲面
モデルにより、この場合適正価格帯に入ったか否かを判
断する判断手段とから成ることを特徴とする通貨オプシ
ョン適正価格の決定システム。 - 【請求項6】 期間に対するボラティリティの変化を示
す時系列のボラティリティ曲線を作成する手段と、 デルタ値に対するボラティリティを示すスマイル曲線を
作成する手段と、 前記時系列のボラティリティ曲線と前記スマイル曲線か
ら、これらの曲線を直角方向に展開して基準となるボラ
ティリティ曲面モデルを作成する手段と、 前記基準となるボラティリティ曲面モデルにおいて、適
正価格帯を設定する手段と、 調べるボラティリティの入力を受けて前記適正価格帯を
設定した基準ボラティリティ曲面モデルにより、この場
合適正価格帯に入ったか否かを判断する手段とから成る
ことを特徴とする通貨オプション適正価格の決定システ
ム。 - 【請求項7】 データを入力されるデータ入力部と、 この入力部から入力されたデータを一旦記憶するデータ
記憶部と、 このデータ記憶部に記憶されたデータから時系列のボラ
ティリティ曲線を作成する時系列ボラティリティ曲線作
成部と、 前記データ記憶部に記憶されたデータからスマイル曲線
を作成するスマイル曲線作成部と、 前記データ記憶部に記憶されたデータ及び前記時系列ボ
ラティリティ曲線及び前記スマイル曲線から基準となる
ボラティリティ曲面モデルを作成する基準ボラティリテ
ィ曲面モデル作成部と、 前記時系列ボラティリティ曲線、前記スマイル曲線及び
前記基準ボラティリティ曲面モデルのいずれか1つを少
なくとも表示可能な表示部とから成ることを特徴とする
通貨オプション適正価格の決定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001084063A JP2002288436A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 通貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001084063A JP2002288436A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 通貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002288436A true JP2002288436A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18939792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001084063A Pending JP2002288436A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 通貨オプション適正価格の決定方法及びそのシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002288436A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7149715B2 (en) * | 2001-06-29 | 2006-12-12 | Goldman Sachs & Co. | Method and system for simulating implied volatility surfaces for use in option pricing simulations |
US7440916B2 (en) * | 2001-06-29 | 2008-10-21 | Goldman Sachs & Co. | Method and system for simulating implied volatility surfaces for basket option pricing |
WO2009118893A1 (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 株式会社三菱東京Ufj銀行 | 通貨オプションのプレミアム演算装置、プログラム及び記録媒体 |
US7937313B2 (en) | 2001-06-29 | 2011-05-03 | Goldman Sachs & Co. | Method and system for stress testing simulations of the behavior of financial instruments |
JP2013054781A (ja) * | 2012-12-17 | 2013-03-21 | Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd | 通貨オプションプレミアム計算システム及びプログラム |
CN110363664A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-10-22 | 上海金融期货信息技术有限公司 | 一种期权波动率自动拟合方法和系统 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001084063A patent/JP2002288436A/ja active Pending
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
CSNB200100785001, デローザ D.F David F. DeRosa, 外国為替のオプション 初版 Options on Foreign Exchange, 20001116, 第1版, 第95−120頁(特に、第104−106頁), 東洋経済新報社 * |
CSNG200800313001, 渡部 敏明, "ボラティリティ変動モデルの発展と株式収益率データへの応用", 現代ファイナンス No.3, 19980331, 第15−41頁, JP, 日本ファイナンス学会 MPTフォーラム * |
JPN6010052736, デローザ D.F David F. DeRosa, 外国為替のオプション 初版 Options on Foreign Exchange, 20001116, 第1版, 第95−120頁(特に、第104−106頁), 東洋経済新報社 * |
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JPN6010052738, Derman, Emanuel, Kani, Iraj, Zou, Joseph Z, "The local volatility surface: Unlocking the information in index option prices", Financial Analysts Journal., 1996, Vol. 52, pg. 25−36 * |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7761360B1 (en) | 2001-06-29 | 2010-07-20 | Goldman Sachs & Co. | Method and system for simulating implied volatility surfaces for use in option pricing simulations |
US7917419B2 (en) * | 2001-06-29 | 2011-03-29 | Goldman Sachs & Co. | Method and system for simulating implied volatility surface for basket option pricing |
US7937313B2 (en) | 2001-06-29 | 2011-05-03 | Goldman Sachs & Co. | Method and system for stress testing simulations of the behavior of financial instruments |
US8255310B2 (en) | 2001-06-29 | 2012-08-28 | Goldman, Sachs & Co. | Method and system for simulating implied volatility surface for basket option pricing |
WO2009118893A1 (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 株式会社三菱東京Ufj銀行 | 通貨オプションのプレミアム演算装置、プログラム及び記録媒体 |
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CN110363664A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-10-22 | 上海金融期货信息技术有限公司 | 一种期权波动率自动拟合方法和系统 |
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