JP2002288418A - 証券代行システム、及び証券代行照会方法 - Google Patents

証券代行システム、及び証券代行照会方法

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JP2002288418A
JP2002288418A JP2001086258A JP2001086258A JP2002288418A JP 2002288418 A JP2002288418 A JP 2002288418A JP 2001086258 A JP2001086258 A JP 2001086258A JP 2001086258 A JP2001086258 A JP 2001086258A JP 2002288418 A JP2002288418 A JP 2002288418A
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securities
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JP2001086258A
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Takehiro Kono
剛宏 河野
Naoto Watanabe
直人 渡辺
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Mizuho Trust and Banking Co Ltd
Original Assignee
Mizuho Trust and Banking Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を介したオンライン状態のまま、証
券代行に係る照会依頼受領から照会情報提供までを行う
ことができる証券代行システムを実現する。 【解決手段】 通信回線を介して端末4から受け取った
証券代行に係る照会依頼内容に基づいて、マスターDB
13の内容を通信回線を介して端末へ提供する照会処理
を行うFB照会処理部21を具備することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、証券の名義書換や
株主名簿管理などの証券代行サービスに係る証券代行シ
ステム、及び証券代行照会方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信託銀行等の金融機関は、株券の
名義書換や株主名簿の管理等の証券代行サービスを顧客
に提供している。また、株主名簿の照会サービスも行っ
ている。この株主名簿の照会サービスにおいては、顧客
の照会依頼内容に基づいて該当の照会情報を記録媒体に
記録し、この記録媒体を郵送により顧客へ届けている。
例えば、照会情報を印刷した冊子あるいは、照会情報を
記録した磁気媒体やCD−ROMを顧客へ郵送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の証券代行照会方法では、照会情報を記録した冊子等を
作成する必要があり、照会依頼受領から照会情報提供ま
でに時間がかかってしまうという問題がある。このため
顧客に対して最新情報を提供することができない。
【0004】また、照会情報を記録した冊子等の作成コ
ストの負担が大きく問題となる場合がある。例えば、株
主数が数十万という多数におよぶような株式銘柄もあ
り、こような銘柄の株主情報を記録した冊子作成にはそ
の作成コストの負担が大きい。
【0005】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、通信回線を介したオンライン
状態のまま、証券代行に係る照会依頼受領から照会情報
提供までを行うことができる証券代行システム、及び証
券代行照会方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、入力情報に基づいて証
券代行処理を行う証券代行処理手段と、前記証券代行処
理に係る情報を格納する証券代行記憶手段とを備えた証
券代行システムであって、通信回線を介して端末から受
け取った証券代行に係る照会依頼内容に基づいて、前記
証券代行記憶手段の内容を通信回線を介して前記端末へ
提供する照会処理を行う照会処理手段を具備することを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記照会処理に係る情報を格納する照
会記憶手段を備え、前記照会処理手段は、前記証券代行
記憶手段に格納されている情報を予め取得して前記照会
記憶手段に格納し、この格納された情報を使用して前記
照会処理を行うことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記照会処理手段は、前記照会依頼内
容に基づいて前記照会記憶手段に格納されている情報に
対して所定の処理を行い、該処理後の情報を前記端末へ
送信することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記照会処理に係る情報を格納する照
会記憶手段を備え、前記証券代行処理手段または照会処
理手段は、予め証券代行に係る照会内容に基づいて、前
記証券代行記憶手段に格納されている情報に対して所定
の処理を行い、前記照会処理手段は、該処理後の情報を
前記照会記憶手段に格納し、この格納された情報を使用
して前記照会処理を行うを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかの項に記載の発明において、前記照会
処理手段は、前記照会処理において前記端末へ、提供情
報を表示する画像データを送信することを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかの項に記載の発明において、前記照会
処理手段は、前記端末へ提供情報を送信する際に、該情
報を記録したダウンロード用ファイルを作成しておくこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請
求項6のいずれかの項に記載の発明において、前記照会
記憶手段は、証券代行に係る照会内容毎に、該照会内容
に応じた情報を格納するテーブルを記憶し、前記照会処
理手段は、前記照会記憶手段へ情報を格納する際に、該
情報に係る照会内容に応じた前記テーブルへ格納するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、入力情報に基づ
いて証券代行処理を行う証券代行処理手段と、前記証券
代行処理に係る情報を格納する証券代行記憶手段とを備
えた証券代行システムにおける証券代行照会方法であっ
て、前記証券代行照会方法は、通信回線を介して端末か
ら証券代行に係る照会依頼内容を受け取る過程と、この
照会依頼内容に基づいて、前記証券代行記憶手段の内容
を通信回線を介して前記端末へ提供する照会処理を行う
照会過程とからなることを特徴とする。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、前記照会過程は、前記証券代行記憶手
段に格納されている情報を予め取得して記憶する過程を
含み、この記憶された情報を使用して前記照会処理を行
うことを特徴とする。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、前記照会過程は、前記照会依頼内容
に基づいて前記記憶された情報に対して所定の処理を行
う過程と、該処理後の情報を前記端末へ送信する過程と
をさらに含むことを特徴とする。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、前記照会過程は、前記証券代行記憶
手段に格納されている情報に対して予め、証券代行に係
る照会内容に基づいて所定の処理を行う過程と、該処理
後の情報を記憶する過程と、を含み、この記憶された情
報を使用して前記照会処理を行うことを特徴とする。
【0017】請求項12に記載の発明は、請求項8乃至
請求項11のいずれかの項に記載の発明において、前記
照会過程は、前記端末へ提供情報を送信する際に、該情
報を記録したダウンロード用ファイルを作成しておく過
程をさらに含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態による証券代行システムの構成を示すブロック図であ
る。この証券代行システムは、信託銀行などの金融機関
により運用されるものであり、証券の名義書換や株主名
簿管理などの証券代行処理と証券代行に係る各種情報の
照会処理を行い、証券代行サービスおよび証券代行に係
る各種情報照会サービス(証券代行ファームバンキング
サービス)を実現するものである。
【0019】図1において、符号1は、証券の名義書換
や株主名簿管理などの証券代行処理を行う証券代行ホス
トシステムである。符号2は、通信回線を介して端末と
の間で証券代行に係る各種情報の照会処理を行うFB
(ファームバンキング)分散システムである。これらシ
ステム1、2は、信託銀行が備えているものである。符
号3は、証券代行ホストシステム1と同様の証券代行機
能を有する証券代行分散システムである。この証券代行
分散システム3は、信託銀行において証券代行業務を行
う証券代行センタに設置されている。符号4は、FB分
散システム2と通信回線を介して接続可能な端末であ
る。この端末4は、証券代行センタ、信託銀行の本店・
支店、及び証券の発行会社等の委託会社に設置されてい
る。
【0020】符号5は、信託銀行が有するバックボーン
ネットワークであり、このバックボーンネットワーク5
はLAN(ローカルエリアネットワーク)や専用回線な
どから構成されている。各システム1〜3はバックボー
ンネットワーク5を介してそれぞれに接続可能である。
符号6は、電話回線等の通信回線を提供する公衆網であ
り、この公衆網6としては、電話網やインターネットと
呼ばれるコンピュータネットワークなどが利用可能であ
る。端末4は公衆網6を介してFB分散システム2に接
続可能である。
【0021】証券代行ホストシステム1において、符号
11は、証券の名義書換や株主名簿管理などの各種証券
代行処理を行うホスト処理部である。符号12は、バッ
クボーンネットワーク5に接続された転送部であり、こ
の転送部12はホスト処理部11から入出力されるデー
タをバックボーンネットワーク5を介して送受信する。
符号13は、証券代行処理に係る各種データを格納する
マスターDB(データベース)である。このマスターD
B13は、株主DB13−1、株券DB13−2、株主
履歴ファイル13−3、買取履歴ファイル13−4など
から構成される。
【0022】株主DB13−1は、株式銘柄(以下、単
に銘柄と称する)毎に各株主情報を記憶している。株主
情報には、株主の氏名、住所、国籍、業種、所有株数、
配当金、議決権保有有無などの情報が含まれる。株券D
B13−2は、銘柄毎に株券情報を記憶している。株券
情報には、株主種別所有株主数、発行状況別発行済み株
式数、券種別発行済み数、株券事故情報などの情報が含
まれる。株主履歴ファイル13−3は、銘柄毎に設けら
れており、各株主の異動情報が記録されている。異動情
報には、異動年月日、異動株数、異動後残持ち株数など
の情報が含まれる。買取履歴ファイル13−4は、銘柄
毎に設けられており、日毎の買取情報が記録されてい
る。買取情報には、株式買取の事務取り扱い件数、送金
日、買取株数、買取単価、各種手数料、課税額などの情
報が含まれる。
【0023】FB分散システム2において、符号21
は、端末4との間で公衆網6を介してデータを送受信
し、証券代行サービスに係る各種情報を照会するFB照
会処理を行うFB照会処理部である。符号22は、バッ
クボーンネットワーク5に接続された転送部であり、こ
の転送部12はFB照会処理部21から入出力されるデ
ータをバックボーンネットワーク5を介して送受信す
る。符号23は、FB照会処理に係る各種データを格納
するFB照会DBであって、リレーショナル形式でデー
タを格納する。このFB照会DB23は、FB照会処理
に係る複数のテーブル23−1〜9から構成される。こ
れらテーブル23−1〜9については後述する。
【0024】また、FB照会処理部21は、証券代行F
Bサービス用のホームページを提供するWWW(World
Wide Web)サーバ機能を有する。また、端末4は、
WWWブラウザ機能(WWW検索・回覧機能)を有して
いる。端末4は、このWWWブラウザ機能によりFB照
会処理部21へアクセスして証券代行FBサービス用ホ
ームページの画面を自己の表示画面上に表示したり、あ
るいは該ホームページからデータをダウンロードして取
得することができる。
【0025】証券代行分散システム3は、分散処理部3
1、転送部32、及び分散DB33から構成される。分
散処理部31は、上記証券代行ホストシステム1のホス
ト処理部11と同様の各種証券代行処理を行う。転送部
32は、分散処理部31から入出力されるデータをバッ
クボーンネットワーク5を介して送受信する。分散DB
33は、証券代行ホストシステム1のマスターDB13
と同様に、株主DB33−1、株券DB33−2、株主
履歴ファイル33−3、買取履歴ファイル33−4など
から構成される。
【0026】なお、各DB13、23、33などの記憶
部は、各システム1〜3に内蔵されるものであっても、
図示しない他の装置(データベースサーバ)内にあり、
各システム1〜3は、通信によりこれら記憶部にアクセ
スするものであってもよい。
【0027】また、各処理部11、21、31は専用の
ハードウェアにより実現されるものであってもよく、ま
た、これら処理部11、21、31はメモリおよびCP
U(中央処理装置)により構成され、各処理部11、2
1、31の機能を実現するためのプログラムをメモリに
ロードして実行することによりその機能を実現させるも
のであってもよい。
【0028】また、各システム1〜3には、周辺機器と
して入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続
されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、
マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはC
RT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをい
う。
【0029】証券代行ホストシステム1のホスト処理部
11は自己の証券代行処理実行時において、入力装置か
らの入力情報に基づいて上記マスターDB13の内容を
更新することにより、証券の名義書換や株主名簿管理を
行う。
【0030】証券代行分散システム3の分散処理部31
は、ホスト処理部11と同様に自己の証券代行処理にお
いて分散DB33の内容を更新したり、あるいはホスト
処理部11の証券代行処理結果を取得して分散DB33
の内容を更新する。なお、分散処理部31は、ホスト処
理部11と同一機能を有するものであってもよく、ある
いは一部機能のみを有するものであってもよい。また、
分散DB33の各DB13−1、2や各ファイル13−
3、4は、マスターDB13と同一内容のデータを格納
するものであってもよく、あるいは一部内容のみのデー
タを格納するものであっても、あるいは異なる内容のデ
ータを格納するものであってもよい。証券代行分散シス
テム3は、証券代行ホストシステム1とは独立に証券代
行処理を行うことが可能なものであり、証券代行ホスト
システム1の処理負荷を軽減するために設けられてい
る。
【0031】FB分散システム2のFB照会処理部21
は証券代行サービスに係る各種情報を照会するFB照会
処理を行うが、このFB照会処理にはその照会内容に応
じて、以下に大別した3種類の処理がある。 (1)オンライン処理による情報照会処理 所定期間経過毎に、ホスト処理部11または分散処理部
31によりマスターDB13または分散DB33からF
B照会用に抽出及び編集された情報を取得して、FB照
会DB23の内容を更新する(ステップ11)。端末4
から受け取った照会依頼内容に基づいてFB照会DB2
3を検索し、該当情報をオンライン状態でそのまま端末
4へ表示する(ステップ12)。
【0032】(2)オンライン処理による情報処理及び
その照会処理 所定期間経過毎に、ホスト処理部11または分散処理部
31によりマスターDB13または分散DB33からF
B照会用に抽出及び編集された情報を取得して、FB照
会DB23の内容を更新する(ステップ21)。端末4
から受け取った照会依頼内容に基づいて、オンライン状
態のままFB照会DB23を検索し、該当情報の処理を
行い、端末4へ照会情報を表示する(ステップ22)。
【0033】(3)オフライン処理による情報処理及び
そのオンライン照会処理 所定期間経過毎に、ホスト処理部11または分散処理部
31によりマスターDB13または分散DB33からF
B照会用に抽出及び編集、あるいは抽出、照会内容に応
じた処理及び編集された情報を取得して、FB照会DB
23の内容を更新する(ステップ31)。所定期間経過
毎に、照会内容に応じてFB照会DB23の情報の処理
を行う(ステップ32)。端末4から受け取った照会依
頼内容に基づいてFB照会DB23を検索し、該当情報
をオンライン状態でそのまま端末4へ表示する(ステッ
プ33)。
【0034】なお、上記(1)〜(3)において、所定
期間とは、証券代行業務を遂行する際の区切りの期間の
ことであり、照会内容に応じて日単位、月単位、年単位
あるいは期単位(前後期または四半期)で決定される。
【0035】次に、図2〜図16を参照して、図1の証
券代行システムが行う証券代行FBサービスにおける各
種情報照会に係る動作を説明する。図2〜図8は、図1
に示す証券代行システムが行うFB照会処理の流れを説
明するための図である。これら図2〜図8において、図
中の符号は、図1に示す符号と対応しており、当該処理
を行う処理部または当該データの記憶部、端末を示す。
図9〜図16は、図1に示すFB照会処理部21のFB
照会処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示
す図である。なお、以下の説明においては、証券代行ホ
ストシステム1及びFB分散システム2が端末4に対し
て証券代行FBサービスの提供を行うこととするが、証
券代行分散システム3及びFB分散システム2が行う場
合も同様である。
【0036】先ず、上記(1)「オンライン処理による
情報照会処理」について、具体例を示して説明する。図
2は、オンライン処理による情報照会処理の流れを説明
するための図であって、株主該当国内用照会処理及び株
主属性情報照会処理に関するものである。図9は、株主
該当国内用照会処理の結果、端末4に表示される画面の
構成例を示す図である。図10は、株主属性情報照会処
理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す図で
ある。ここでは、図2を参照して、株主該当国内用照会
処理を例にして説明する。この株主該当国内用照会と
は、入力された検索キーに該当する株主情報を照会する
ものである。
【0037】初めに、証券代行ホストシステム1におい
て、ホスト処理部11は、所定期間経過毎(例えば、日
毎)に、株主DB13−1からFB照会用に銘柄毎の各
株主情報を抽出し、FB照会用に編集して転送ファイル
を作成する。転送部12は、その転送ファイルをバック
ボーンネットワーク5を介してFB分散システム2へ送
信する。
【0038】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は受け取った転送
ファイルの内容に基づいて、FB照会DB23内の株主
テーブル23−1内容を更新する。この株主テーブル2
3−1は銘柄毎に各株主情報を格納するものである。ま
た、FB照会処理部21は「銘柄と株主氏名」の組み合
わせで株主テーブル23−1内にインデックスを作成す
る。このインデックスにより、株主テーブル23−1の
検索が効率よく行われることになる。ここまでの処理が
上記ステップ11に対応し、以降の処理がステップ12
に対応する。
【0039】次いで、利用者が端末4によりFB照会処
理部21へアクセスして、株主該当国内用照会メニュー
を選択すると、FB照会処理部21は、株主該当国内用
照会画面を端末4に表示させる。この株主該当国内用照
会画面には、検索キー(銘柄コードあるいは株主氏名)
の入力を促すメッセージが表示される。ここで、株主氏
名には、ワイルドカードを使用して入力することが可能
である。例えば、ワイルドカードを示す記号を「%」と
し、「△△」という姓だけで検索する場合には、「△△
%」と入力すれば、「△△」という姓の株主が全て検索
されることになる。
【0040】次いで、利用者が株主該当国内用照会画面
により端末4から検索キーを入力すると、FB照会処理
部21は、この検索キーに基づいてFB照会DB23内
の株主テーブル23−1を検索し、該当情報を図9に示
す株主該当国内用照会結果画面として端末4に表示させ
る。図9においては、FB照会処理部21は「株式会社
○○××」の株主情報の内、「△△%」という株主氏名
のワイルドカードにより検索した情報を表示している。
【0041】なお、図9において、株主該当国内用照会
結果画面の上部画面には、各種照会メニューの選択ボタ
ン101〜110が表示される。利用者は端末4によ
り、株主該当国内用照会結果画面に表示された株主の
内、所望の株主の選択ボタン111を選択後、所望の照
会メニューの選択ボタン101〜110を選択すれば、
FB照会処理部21が選択された株主に係る当該照会処
理を実行し、その実行結果としてその照会結果画面を端
末4に表示させる。
【0042】例えば、図9に示すように、株主氏名「△
△AA」の選択ボタン111の選択後、株主属性情報照
会選択ボタン103が選択されると、FB照会処理部2
1は、上記図2の処理と同様に株主テーブル23−1か
ら株主氏名「△△AA」の属性情報を取得し、図10に
示すように株主属性情報照会結果画面として端末4に表
示させる。
【0043】次に、上記(2)「オンライン処理による
情報処理及びその照会処理」について、具体例を示して
説明する。図3、図4は、オンライン処理による情報処
理及びその照会処理の流れを説明するための図であっ
て、図3は大口株主異動照会処理を示し、図4は所有者
別分布状況照会処理を示す。図11は、大口株主異動照
会処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す
図である。図12は、所有者別分布状況照会処理の結
果、端末4に表示される画面の構成例を示す図である。
先ず、図3を参照して、大口株主異動照会処理について
説明する。この大口株主異動照会とは、一日当り基準株
数以上の異動取引のあった株主の異動情報を照会するも
のである。
【0044】初めに、証券代行ホストシステム1におい
て、ホスト処理部11は、日毎に株式履歴ファイル13
−3から当日分の異動情報(異動年月日、異動株数、異
動後残持ち株数等)を銘柄毎に株主単位で抽出する。こ
の処理は、一日の証券代行処理終了後に行われる。ホス
ト処理部11は、この異動情報をFB照会用に編集して
ファイルに記録し、転送ファイルを作成する。転送部1
2は、その転送ファイルをバックボーンネットワーク5
を介してFB分散システム2へ送信する。
【0045】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は受け取った転送
ファイルの内容に基づいて、FB照会DB23内の日次
異動テーブル23−2の内容を更新する。この日次異動
テーブル23−2は、銘柄毎に一日分の異動情報を株主
単位で格納するものである。ここまでの処理が上記ステ
ップ21に対応し、以降の処理がステップ22に対応す
る。
【0046】次いで、利用者が端末4によりFB照会処
理部21へアクセスして基準株数登録メニューを選択す
ると、FB照会処理部21は端末4へ基準株数登録画面
を表示させる。利用者がこの基準株数登録画面により端
末4から銘柄毎に基準株数を入力すると、FB照会処理
部21は、この入力された基準株数をFB照会DB23
内の基準株数テーブル23−3に登録する。この基準株
数テーブル23−3は、銘柄毎に基準株数を格納するも
のである。
【0047】次いで、利用者が端末4により大口株主異
動照会メニューを選択すると、FB照会処理部21は端
末4へ大口株主異動照会画面を表示させる。この大口株
主異動照会画面により、利用者が端末4から銘柄を指定
すると、FB照会処理部21は、この指定銘柄に基づい
て日次異動テーブル23−2と基準株数テーブル23−
3を検索し、該当の異動情報と基準株数を取得する。次
いで、FB照会処理部21は、これら取得した異動情報
と基準株数を使用して基準株数以上の異動株数の株主に
係る異動情報を抽出し、図11に示す大口株主異動照会
結果画面として端末4に表示させる。図11において
は、FB照会処理部21は「株式会社○○××」の異動
情報の内、基準株数が100株以上の異動株数の株主に
係る異動情報を表示している。なお、FB照会処理部2
1は、前残株数(異動前の持ち株数)を異動株数と異動
後残持ち株数から求めて表示する。また、異動後残持ち
株数を今残株数として表示している。
【0048】次に、図4を参照して、所有者別分布状況
照会処理について説明する。この所有者別分布状況照会
とは、指定銘柄の株主の業種別(所有者別)の所有株数
分布状況を照会するものである。初めに、証券代行ホス
トシステム1において、ホスト処理部11は、所定期間
経過毎(例えば、日毎)に、株主DB13−1から銘柄
毎の各株主情報(業種、所有株数等)を抽出し、FB照
会用に編集してファイルに記録し、転送ファイルを作成
する。転送部12は、その転送ファイルをバックボーン
ネットワーク5を介してFB分散システム2へ送信す
る。
【0049】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は受け取った転送
ファイルの内容に基づいて、FB照会DB23内の所有
者別分布テーブル23−4の内容を更新する。この所有
者別分布テーブル23−4は、銘柄毎に株主の業種別の
株主総数と所有株総数を格納するものである。ここまで
の処理が上記ステップ21に対応し、以降の処理がステ
ップ22に対応する。
【0050】次いで、利用者が端末4により所有者別分
布状況照会メニューを選択すると、FB照会処理部21
は端末4へ所有者別分布状況照会画面を表示させる。こ
の所有者別分布状況照会画面により、利用者が端末4か
ら銘柄を指定すると、FB照会処理部21は、この指定
銘柄に基づいて所有者別分布テーブル23−4を検索
し、該当情報を図12に示す所有者別分布状況照会結果
画面として端末4に表示させる。図12においては、F
B照会処理部21は「株式会社○○××」の株主の業種
別に、株主総数(合計株主数)と所有株総数(合計株式
数)を表示している。また、全業種の株主総数の合計値
及び所有株総数の合計値を求めて表示する。また、業種
毎に、株主総数の比率と所有株総数の比率も求めて表示
する。
【0051】また、FB照会処理部21は、端末4に表
示データを送信する際に、所有者別分布状況照会結果画
面に表示させた所有者別分布状況の情報を所定形式でフ
ァイルに記録し、ダウンロードファイルを作成する。こ
のファイルの形式には、CSV(Comma Separated Valu
e)形式が利用可能である。このCSV形式でダウンロ
ードファイルを作成すれば、市販の表計算プログラム等
により、当該ファイルに記録された情報を任意に処理す
ることが可能である。
【0052】次いで、利用者が端末4により所有者別分
布状況照会結果画面のダウンロード選択ボタン112を
選択すると、FB照会処理部21は、作成済みのダウン
ロードファイルを端末4に転送する。これにより利用者
は、所有者別分布状況情報が記録されたダウンロードフ
ァイルを適宜取得することが可能となる。
【0053】次に、上記(3)「オフライン処理による
情報処理及びそのオンライン照会処理」について、具体
例を示して説明する。図5〜図8は、オフライン処理に
よる情報処理及びそのオンライン照会処理の流れを説明
するための図である。図5は基本統計情報照会処理を示
し、図6は大株主上位50照会処理を示し、図7は買取
明細照会処理を示し、図8は会社指定株主一覧照会処理
を示す。図13〜図16は、端末4に表示される画面の
構成例を示す図であって、それぞれ図5〜図8の各処理
結果に対応したものである。先ず、図5を参照して、基
本統計情報照会処理について説明する。この基本統計情
報照会とは、指定銘柄の株式発行状況や株主数など、株
主情報及び株券情報の概要を照会するものである。
【0054】初めに、証券代行ホストシステム1におい
て、ホスト処理部11は、所定期間経過毎(例えば、日
毎)に、株主DB13−1から銘柄毎の各株主情報(国
籍、所有株数、議決権保有有無等)を抽出する。また、
株券DB13−2から銘柄毎の株券情報(株主種別所有
株主数、発行状況別発行済み株式数、券種別発行済み数
等)を抽出する。次いで、ホスト処理部11は、これら
株主情報及び株券情報を使用して銘柄毎に各種情報を集
計する。ここでは、総発行済み株式数や総株主数、議決
権保有状況などの情報を集計する。ホスト処理部11は
これら集計結果をFB照会用に編集して転送ファイルを
作成し、転送部12がこの転送ファイルをバックボーン
ネットワーク5を介してFB分散システム2へ送信す
る。
【0055】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は受け取った転送
ファイルの内容に基づいて、FB照会DB23内の基本
統計テーブル23−5の内容を更新する。この基本統計
テーブル23−5は、銘柄毎に株主情報及び株券情報の
各種集計結果を格納するものである。ここまでの処理が
上記ステップ31に対応し、以降の処理がステップ33
に対応する。なお、この基本統計情報照会処理では、F
B照会処理部21は上記ステップ32の処理を行わな
い。
【0056】次いで、利用者が端末4により基本統計情
報照会メニューを選択すると、FB照会処理部21は端
末4へ基本統計情報照会画面を表示させる。この基本統
計情報照会画面により、利用者が端末4から銘柄を指定
すると、FB照会処理部21は、この指定銘柄に基づい
て基本統計テーブル23−5を検索し、該当の集計結果
を図13に示す基本統計情報照会結果画面として端末4
に表示させる。図13においては、FB照会処理部21
は「株式会社○○××」の各種集計結果を表示してい
る。
【0057】次に、図6を参照して、大株主上位50照
会処理について説明する。この大株主上位50照会と
は、指定銘柄の株主の内、所有株数が上位50位までの
株主の情報を照会するものである。初めに、証券代行ホ
ストシステム1において、ホスト処理部11は、所定期
間経過毎(例えば、日毎)に、株主DB13−1から銘
柄毎の各株主情報(株主の氏名、住所、所有株数等)を
抽出する。次いで、ホスト処理部11は、この株主情報
を使用して銘柄毎に、全株主の所有株数を集計して各株
主の所有株数の構成比率を求め、この構成比率が上位5
0位までの株主の株主情報を抽出する。ホスト処理部1
1はこれら上位50位までの株主情報をFB照会用に編
集して転送ファイルを作成し、転送部12がこの転送フ
ァイルをバックボーンネットワーク5を介してFB分散
システム2へ送信する。
【0058】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は受け取った転送
ファイルの内容に基づいて、FB照会DB23内の大株
主上位50テーブル23−6の内容を更新する。この大
株主上位50テーブル23−6は、銘柄毎に、所有株数
の構成比率が上位50位までの株主の株主情報を格納す
るものである。ここまでの処理が上記ステップ31に対
応し、以降の処理がステップ33に対応する。なお、こ
の大株主上位50照会処理では、FB照会処理部21は
上記ステップ32の処理を行わない。
【0059】次いで、利用者が端末4により大株主上位
50照会メニューを選択すると、FB照会処理部21は
端末4へ大株主上位50照会画面を表示させる。この大
株主上位50照会画面により、利用者が端末4から銘柄
を指定すると、FB照会処理部21は、この指定銘柄に
基づいて大株主上位50テーブル23−6を検索し、該
当情報を図14に示す大株主上位50照会結果画面とし
て端末4に表示させる。図14においては、FB照会処
理部21は「株式会社○○××」の所有株数の構成比率
が上位50位までの株主の株主情報を構成比率の大きい
ものから順番に表示している。また、FB照会処理部2
1は、端末4に表示データを送信する際に、大株主上位
50照会結果画面に表示させた株主情報をCSV形式で
ファイルに記録し、ダウンロードファイルを作成する。
【0060】次いで、利用者が端末4により大株主上位
50照会結果画面のダウンロード選択ボタン112を選
択すると、FB照会処理部21は、作成済みのダウンロ
ードファイルを端末4に転送する。これにより利用者
は、所有株数が上位50位までの株主の情報が記録され
たダウンロードファイルを適宜取得することが可能とな
る。
【0061】次に、図7を参照して、買取明細照会処理
について説明する。この買取明細照会とは、指定銘柄に
ついて、日毎、月毎、期毎のいずれかの集計単位で買取
情報を照会するものである。
【0062】初めに、証券代行ホストシステム1におい
て、ホスト処理部11は、日毎に買取履歴ファイル13
−4から当日分の買取情報(株式買取の事務取り扱い件
数、送金日、買取株数、買取単価、各種手数料、課税額
等)を銘柄毎に抽出する。この処理は、一日の証券代行
処理終了後に行われる。ホスト処理部11はこの買取情
報をFB照会用に編集して転送ファイルを作成し、転送
部12がこの転送ファイルをバックボーンネットワーク
5を介してFB分散システム2へ送信する。
【0063】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は、受け取った転
送ファイルの内容を新たな日毎の買取明細情報としてF
B照会DB23内の買取明細テーブル23−7に登録
し、該テーブルを更新する。この新規登録する買取明細
情報の買取日は、当日日付になる。上記買取明細テーブ
ル23−7は、銘柄毎に、日毎、月毎、期毎の買取明細
情報(日報、月報、期報)を格納するものである。
【0064】次いで、FB照会処理部21は登録した日
毎の買取明細情報に基づいて、月毎及び期毎の買取明細
情報の更新を行う。この更新処理において、FB照会処
理部21は登録した日毎の買取明細情報の買取日(当日
日付)に合致した月毎及び期毎の買取情報を更新すべき
買取情報として選択する。次いで、選択した月毎及び期
毎の買取情報に、登録した日毎の買取明細情報を加味し
て月毎及び期毎の買取明細情報を累計し、この累計値を
新たな買取明細情報として買取明細テーブル23−7を
更新する。ここまでの処理が上記ステップ31、32に
対応し、以降の処理がステップ33に対応する。
【0065】次いで、利用者が端末4により買取明細照
会メニューを選択すると、FB照会処理部21は端末4
へ買取明細照会画面を表示させる。この買取明細照会画
面により、利用者が端末4から銘柄及び集計期間(日
毎、月毎、期毎のいずれか)を指定すると、FB照会処
理部21は、この指定銘柄及び集計期間に基づいて買取
明細テーブル23−7を検索し、該当情報を図15に示
す買取明細照会結果画面として端末4に表示させる。図
15においては、FB照会処理部21は「株式会社○○
××」の日毎の買取明細情報(日報)を表示している。
【0066】次に、図8を参照して、会社指定株主一覧
照会処理について説明する。この会社指定株主一覧照会
とは、利用者が予め銘柄毎に照会対象の株主を登録して
おき、照会の際には指定銘柄の株主の内、その登録済み
の株主の情報を照会するものである。初めに、証券代行
ホストシステム1において、ホスト処理部11は、所定
期間経過毎(例えば、日毎)に、株主DB13−1から
銘柄毎の各株主情報(株主の氏名、住所、所有株数等)
を抽出し、FB照会用に編集して転送ファイルを作成す
る。転送部12はこの転送ファイルをバックボーンネッ
トワーク5を介してFB分散システム2へ送信する。
【0067】次いで、FB分散システム2において、転
送部22は転送ファイルを受信すると、FB照会処理部
21へ受け渡す。FB照会処理部21は、上記図2の処
理と同様に、受け取った転送ファイルの内容に基づいて
FB照会DB23内の株主テーブル23−1の内容を更
新し、「銘柄と株主氏名」の組み合わせで株主テーブル
23−1内にインデックスを作成する。
【0068】また、利用者は予め、銘柄毎に照会対象の
株主氏名を記録した株主指定ファイルを作成しておく。
次いで、利用者は端末4によりFB照会処理部21へア
クセスして指定株主一覧登録メニューを選択し、FB照
会処理部21により端末4に指定株主一覧登録画面が表
示されると、株主指定ファイルをアップロードする。F
B照会処理部21はこの株主指定ファイルを受け取る
と、FB照会DB23内の指定株主一覧テーブル23−
8に株主指定ファイルの内容を登録する。この指定株主
一覧テーブル23−8は、銘柄毎に照会対象の株主氏名
を格納するものである。
【0069】次いで、FB照会処理部21は、指定株主
一覧テーブル23−8に登録された銘柄及び照会対象の
株主氏名に基づいて株主テーブル23−1を検索し、該
当株主の株主情報を抽出して照会表示用に編集し、FB
照会DB23内の会社指定株主テーブル23−9に登録
する。この会社指定株主テーブル23−9は、銘柄毎に
照会対象の株主情報を格納するものである。ここまでの
処理が上記ステップ31、32に対応し、以降の処理が
ステップ33に対応する。
【0070】次いで、利用者が端末4により会社指定株
主一覧照会メニューを選択すると、FB照会処理部21
は端末4へ会社指定株主一覧照会画面を表示させる。こ
の会社指定株主一覧照会画面により、利用者が端末4か
ら銘柄を指定すると、FB照会処理部21は、この指定
銘柄に基づいて会社指定株主テーブル23−9を検索
し、該当情報を図16に示す会社指定株主一覧照会結果
画面として端末4に表示させる。図16においては、F
B照会処理部21は「株式会社○○××」の株主の内、
照会対象の株主氏名「○△××」と「△□××」の株主
情報を表示している。
【0071】以上、図1の証券代行システムが行う各種
情報照会に係る動作について、その具体的な照会内容の
例を示して説明したが、他の照会内容についても同様に
適用可能である。
【0072】なお、上述した実施形態において、FB照
会処理部21が、FB照会処理において、照会情報(提
供情報)を表示する画像データを端末4へ送信するよう
にしてもよい。この画像データとは、表示された文字を
テキストデータに変換することが困難な形式のものであ
り、JPEG形式のデータなどが利用可能である。この
ような画像データで照会情報を提供するようにすれば、
端末4においては、その画面上に照会情報を表示可能で
あるが、照会情報自体をデータとして記録することは不
可能となる。したがって、利用者が照会情報を不正に加
工して使用することを防止することができるようにな
る。この結果、通信回線を介した情報提供の実施におい
て提供情報の不正使用を防止し、通信回線を介して照会
情報を提供する際の安全性を向上させることができると
いう効果が得られる。
【0073】さらに、上記ダウンロードファイルのダウ
ンロード実行の際、利用者のID(識別子)及びパスワ
ードの提示を求め、その認証を行うようにすれば、通信
回線を介した照会情報提供における安全性をより一層向
上させることができるようになる。
【0074】なお、上述した実施形態においては、ホス
ト処理部11または分散処理部31が証券代行処理手段
に対応する。また、マスターDB13または分散DB3
3が証券代行記憶手段に対応する。また、FB照会処理
部21が照会処理手段に対応しFB照会DB23が照会
記憶手段に対応する。また、各テーブル23−1〜9が
照会内容に応じた情報を格納するテーブルに対応する。
【0075】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力情報に基づいて証券代行処理を行う証券代行処理手
段と、証券代行処理に係る情報を格納する証券代行記憶
手段とを備え、通信回線を介して端末から受け取った証
券代行に係る照会依頼内容に基づいて、証券代行記憶手
段の内容を通信回線を介して端末へ提供する照会処理を
行う照会処理手段を具備するようにしたので、通信回線
を介したオンライン状態のまま、証券代行に係る照会依
頼受領から照会情報提供までを行うことができる。
【0077】この結果、顧客の照会依頼受領から照会情
報提供までの時間が短縮され、顧客に対して最新情報を
提供することができるという効果が得られる。さらに、
照会情報を記録した冊子等を作成する必要もなくなるの
で、その作成コストの負担をなくすことができるという
効果も得られる。
【0078】さらに、照会処理に係る情報を格納する照
会記憶手段を備え、照会処理手段が、証券代行記憶手段
に格納されている情報を予め取得して照会記憶手段に格
納し、この格納された情報を使用して照会処理を行うよ
うにすれば、顧客の照会依頼受領後にオンライン状態の
まま証券代行記憶手段の情報を取得する必要がない。こ
の結果、顧客の照会依頼受領から照会情報提供までの時
間をさらに短縮することができるという効果が得られ
る。
【0079】さらに、照会処理手段が、照会依頼内容に
基づいて照会記憶手段に格納されている情報に対して所
定の処理を行い、該処理後の情報を端末へ送信するよう
にすれば、照会依頼内容が証券代行記憶手段に格納され
ている情報に対する加工情報の要求であっても、オンラ
イン状態のまま加工情報を作成して端末へ提供可能とな
る。この加工情報とは、例えば、大口株主異動照会にお
ける基準株数以上の異動株数の株主に係る異動情報や、
あるいは所有者別分布状況照会における全業種の株主総
数の合計値及び所有株総数の合計値、業種毎の株主総数
の比率や所有株総数の比率のことである。
【0080】また、照会処理に係る情報を格納する照会
記憶手段を備え、証券代行処理手段または照会処理手段
が予め証券代行に係る照会内容に基づいて証券代行記憶
手段に格納されている情報に対して所定の処理を行うよ
うにし、照会処理手段が、該処理後の情報を照会記憶手
段に格納し、この格納された情報を使用して照会処理を
行うようにすれば、照会依頼内容が証券代行記憶手段に
格納されている情報に対する加工情報の要求であり、こ
の加工情報の作成において多数の情報の処理が必要な場
合であっても、この処理時間をかけることなく通信回線
を介したオンライン状態のまま、証券代行に係る照会依
頼受領から照会情報提供までを行うことができる。
【0081】この結果、多数の情報の処理が必要な照会
依頼に対しても、顧客の照会依頼受領から照会情報提供
までをより短時間で行うことができるという効果が得ら
れる。この場合の加工情報とは、例えば、基本統計情報
照会における各銘柄の各種情報(総発行済み株式数や総
株主数、議決権保有状況など)や、あるいは大株主上位
50照会における各銘柄の所有株数構成比率が上位50
位までの株主の株主情報、買取明細照会における各銘柄
の買取明細情報(日報、月報、期報)、会社指定株主一
覧照会における各銘柄の照会対象の株主情報のことであ
る。
【0082】さらに、照会処理手段が照会処理において
端末へ、提供情報を表示する画像データを送信するよう
にすれば、端末においては、その画面上に照会情報を表
示可能であるが、照会情報自体をデータとして記録する
ことは不可能となる。この結果、通信回線を介した情報
提供の実施において提供情報の不正使用を防止し、通信
回線を介して照会情報を提供する際の安全性を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0083】また、照会処理手段が端末へ提供情報を送
信する際に、該情報を記録したダウンロード用ファイル
を作成しておくようにすれば、端末からのダウンロード
ファイル取得要求に応じて即座に、端末へダウンロード
ファイルを送信することが可能となる。この結果、利用
者は、照会情報が記録されたダウンロードファイルを適
宜取得することができるようになる。
【0084】また、照会記憶手段を証券代行に係る照会
内容毎に、該照会内容に応じた情報を格納するテーブル
を記憶するものとし、照会処理手段が、照会記憶手段へ
情報を格納する際に、該情報に係る照会内容に応じたテ
ーブルへ格納するようにすれば、顧客の照会依頼受領
後、照会記憶手段の照会情報検索にかかる時間を短縮す
ることができるようになる。この結果、照会依頼受領か
ら照会情報提供までの時間をさらに短縮することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による証券代行システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第1の図である。
【図3】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第2の図である。
【図4】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第3の図である。
【図5】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第4の図である。
【図6】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第5の図である。
【図7】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第6の図である。
【図8】 図1に示す証券代行システムが行うFB照会
処理の流れを説明するための第7の図である。
【図9】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会処
理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第1
の図である。
【図10】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
2の図である。
【図11】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
3の図である。
【図12】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
4の図である。
【図13】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
5の図である。
【図14】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
6の図である。
【図15】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
7の図である。
【図16】 図1に示すFB照会処理部21のFB照会
処理の結果、端末4に表示される画面の構成例を示す第
8の図である。
【符号の説明】
1 証券代行ホストシステム 2 ファームバンキング(FB)分散システム 3 証券代行分散システム 4 端末 5 バックボーンネットワーク 6 公衆網 11 ホスト処理部 12、22、32 転送部 13(13−1〜4) マスターDB 21 FB照会処理部 23(23−1〜9) FB照会DB 31 分散処理部 33(33−1〜4) 分散DB

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力情報に基づいて証券代行処理を行う
    証券代行処理手段と、前記証券代行処理に係る情報を格
    納する証券代行記憶手段とを備えた証券代行システムで
    あって、 通信回線を介して端末から受け取った証券代行に係る照
    会依頼内容に基づいて、前記証券代行記憶手段の内容を
    通信回線を介して前記端末へ提供する照会処理を行う照
    会処理手段を具備することを特徴とする証券代行システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記照会処理に係る情報を格納する照会
    記憶手段を備え、 前記照会処理手段は、前記証券代行記憶手段に格納され
    ている情報を予め取得して前記照会記憶手段に格納し、
    この格納された情報を使用して前記照会処理を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の証券代行システム。
  3. 【請求項3】 前記照会処理手段は、前記照会依頼内容
    に基づいて前記照会記憶手段に格納されている情報に対
    して所定の処理を行い、該処理後の情報を前記端末へ送
    信することを特徴とする請求項2に記載の証券代行シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記照会処理に係る情報を格納する照会
    記憶手段を備え、 前記証券代行処理手段または照会処理手段は、予め証券
    代行に係る照会内容に基づいて、前記証券代行記憶手段
    に格納されている情報に対して所定の処理を行い、 前記照会処理手段は、該処理後の情報を前記照会記憶手
    段に格納し、この格納された情報を使用して前記照会処
    理を行うを特徴とする請求項1に記載の証券代行システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記照会処理手段は、前記照会処理にお
    いて前記端末へ、提供情報を表示する画像データを送信
    することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    の項に記載の証券代行システム。
  6. 【請求項6】 前記照会処理手段は、前記端末へ提供情
    報を送信する際に、該情報を記録したダウンロード用フ
    ァイルを作成しておくことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかの項に記載の証券代行システム。
  7. 【請求項7】 前記照会記憶手段は、証券代行に係る照
    会内容毎に、該照会内容に応じた情報を格納するテーブ
    ルを記憶し、 前記照会処理手段は、前記照会記憶手段へ情報を格納す
    る際に、該情報に係る照会内容に応じた前記テーブルへ
    格納することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいず
    れかの項に記載の証券代行システム。
  8. 【請求項8】 入力情報に基づいて証券代行処理を行う
    証券代行処理手段と、前記証券代行処理に係る情報を格
    納する証券代行記憶手段とを備えた証券代行システムに
    おける証券代行照会方法であって、 前記証券代行照会方法は、 通信回線を介して端末から証券代行に係る照会依頼内容
    を受け取る過程と、 この照会依頼内容に基づいて、前記証券代行記憶手段の
    内容を通信回線を介して前記端末へ提供する照会処理を
    行う照会過程と、からなることを特徴とする証券代行照
    会方法。
  9. 【請求項9】 前記照会過程は、 前記証券代行記憶手段に格納されている情報を予め取得
    して記憶する過程を含み、 この記憶された情報を使用して前記照会処理を行うこと
    を特徴とする請求項8に記載の証券代行照会方法。
  10. 【請求項10】 前記照会過程は、 前記照会依頼内容に基づいて前記記憶された情報に対し
    て所定の処理を行う過程と、 該処理後の情報を前記端末へ送信する過程と、をさらに
    含むことを特徴とする請求項9に記載の証券代行照会方
    法。
  11. 【請求項11】 前記照会過程は、 前記証券代行記憶手段に格納されている情報に対して予
    め、証券代行に係る照会内容に基づいて所定の処理を行
    う過程と、 該処理後の情報を記憶する過程と、を含み、 この記憶された情報を使用して前記照会処理を行うこと
    を特徴とする請求項8に記載の証券代行照会方法。
  12. 【請求項12】 前記照会過程は、 前記端末へ提供情報を送信する際に、該情報を記録した
    ダウンロード用ファイルを作成しておく過程をさらに含
    むことを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか
    の項に記載の証券代行照会方法。
JP2001086258A 2001-03-23 2001-03-23 証券代行システム、及び証券代行照会方法 Pending JP2002288418A (ja)

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