JP2002287796A - 音声制御機構及び画像形成装置 - Google Patents

音声制御機構及び画像形成装置

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JP2002287796A
JP2002287796A JP2001086012A JP2001086012A JP2002287796A JP 2002287796 A JP2002287796 A JP 2002287796A JP 2001086012 A JP2001086012 A JP 2001086012A JP 2001086012 A JP2001086012 A JP 2001086012A JP 2002287796 A JP2002287796 A JP 2002287796A
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control signal
voice data
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JP2001086012A
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Inventor
Junya Jinbo
潤哉 神保
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声認識技術を用いて装置の遠隔制御を行
う。 【解決手段】 マイクロホン11からの音声に含まれる
指示が、音声認識部13aで認識され、それに対応する
制御信号が制御信号作成部13bで作成される。また、
通信部16を介して入力された音声に含まれる指示が音
声認識部13aで認識され、それに対応する制御信号が
制御信号作成部13bで作成される。制御信号に基づき
装置の機能実施部1の動作が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声認識部を備
え、音声により装置の制御を行う音声制御機構と、その
音声制御機構が組込まれる画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理装置では、音声認識技術
の精度が向上し、音声を一つの入力手段とし、音声によ
って動作制御が可能な装置も増加しつつある。この音声
認識技術を利用する装置或いは方法の従来の技術として
は、例えば次の文献に記載されたものがある。 文献1:特開平7−322371号公報 文献2:特開2000−236585号公報 文献3:特開平11−320977号公報 文献4:特開2000−231309号公報 文献5:特開平10−187407号公報 文献6:特開2000−165967号公報 文献7:特開2000−138979号公報
【0003】上記文献1では、音声認識回路を内蔵する
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)に音
声を入力して音声認識させ、該パソコンで各装置の制御
信号を生成している。そして、パソコンにコードレス電
話機を接続し、制御信号をコードレス電話機が発生する
電波に重畳して各装置に送信し、各装置の遠隔操作を行
っている。文献2では、音声認識部によって認識された
音声コマンドを制御信号に変換し、その変換した制御信
号を制御対処装置に送信する装置制御方法、装置及び装
置制御サーバが示されている。
【0004】文献3は、プリンタ装置、携帯電話装置及
びプリンタシステムに関するもので、携帯電話装置に入
力される文字データや音声データをプリンタ装置で印刷
出力する技術が記載されている。文献4は、音声認識手
段を持つ画像形成装置に関し、音声入力すると、音声入
力を行った個人を識別し、識別結果に基づいてワンタッ
チキーやアドレス帳等を個人用にカスタマイズする画像
形成装置が示されている。
【0005】文献5では、種類の異なる端末装置の外部
装置制御方式を音声信号を用いて共通化する技術が記載
されている。文献6では、インターホンシステムの親機
に音声認識手段を設け、親機に入力された音声信号を親
機で認識し、その音声信号に対応する制御信号を電源ラ
インに重畳し、共通の電源ラインから電力を入力される
装置のオンオフを制御する技術が示されている。文献7
では、音声入力手段から入力された音声信号を音声認識
手段で認識し、認識結果によって、制御対象に対する制
御信号を生成し、この制御信号を例えば赤外線通信で家
電設備に送信するホームオートメーションシステムが記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献4
に示された技術は、音声を発声した個人を単に識別する
だけであり、精度が向上した音声認識技術を利用しての
装置の制御までは行っていない。文献3でも、精度が向
上した音声認識技術を利用しての装置の制御までは行っ
ていない。
【0007】文献1,2,6,7では、音声認識を行っ
てその結果に基づいて制御対象装置を制御しているが、
各制御対象装置の制御に必要な制御信号を送信すること
が必要である。ところが、制御対象装置にそれまでには
なかった機能を追加したとき、新たな機能を持つ装置を
増設したとき等には、新たな制御信号が必要になり、制
御信号を送信する側の装置のソフトウエアやハードウエ
アを更新する必要があった。
【0008】また、文献5には、音声信号を送って外部
機器を制御すると記載されているが、それは送信する信
号が音声周波数に近いというだけで、実質的には制御信
号を送っているのと同じである。
【0009】本発明の目的は、音声認識技術を有効に使
用して、各種装置を音声で制御することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点にかかる音声制御機構は、制御
信号に基づき動作し、予め設定されている機能を実施す
る装置に設けられた制御機構であって、入力された入力
音声を第1の音声データに変換する音声データ変換部
と、前記装置とは異なる他装置との間でデータの送受信
を行う通信部と、前記音声データ変換部から前記第1の
音声データが与えられたときには、該第1の音声データ
の音声認識を行い、前記他装置に入力されて変換された
第2の音声データが前記通信部を介して与えられたとき
には、該第2の音声データの音声認識を行い、該音声デ
ータに含まれる指示を抽出する音声認識部と、前記抽出
された指示に対応する前記制御信号を作成する制御信号
作成部、とを備えることを特徴とする。
【0011】このような構成を採用したことにより、音
声で指示を与えると、音声データ変換部により、入力音
声が第1の音声データに変換され、音声認識部により、
第1の音声データに含まれる指示が抽出され、制御信号
作成部により、装置を制御する制御信号が作成される。
また、外部の他装置から音声で指示を入力すると、それ
が第2の音声データに変換されて通信部を介して音声認
識部に与えられる。従って、指示が音声認識部で抽出さ
れ、制御信号作成部により、指示に対応する制御信号が
作成される。作成された制御信号により、装置が機能を
実施する。
【0012】上記課題を解決するために、本発明の第2
の観点にかかる音声制御機構は、前記音声認識部が抽出
した指示が、前記第1の音声データの一部を前記他装置
へ送信することを示すときには、前記音声データ変換部
から出力される前記第1の音声データの一部を送信デー
タとし、前記通信部を介して該他装置へ送信する送信手
段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】このような構成を採用したことにより、第
1の音声データを外部に送信する指示を入力すれば、送
信手段により、第1の音声データの一部が送信データと
して、通信部を介して送信される。よって、外部に対し
て指示を出すことも可能である。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の第3
の観点にかかる音声制御機構は、前記第1或いは第2の
音声データから、該第1或いは第2の音声データに対応
する前記入力音声の発声者を特定するための特徴を抽出
して記憶しておき、新たに第1或いは第2の音声データ
が与えられたときに、該新たな第1或いは第2の音声デ
ータに対応する入力音声の発声者を前記特徴を用いて推
定する認証部、をさらに備えることを特徴とする。
【0015】このような構成を採用することにより、入
力音声の発声者が特定でき、指示を発声者ごとに差別化
できる。なお、前記制御信号作成部は、選択により、前
記認証部で前記推定した発声者と前記特徴を抽出したと
きの前記発声者とが異なるときには、前記新たな第1或
いは第2の音声データに含まれる指示を無効にする機能
を持ってもよい。
【0016】また、前記第1或いは第2の音声データに
含まれる指示を無効にするか否かが指定される操作部
を、さらに備えてもよい。また、前記第1或いは第2の
音声データに含まれる指示を無効にするか否かが、該第
1或いは第2の音声データで指示される構成にしてもよ
い。
【0017】上記目的を達成するために、本発明の第4
の観点にかかる画像形成装置は、制御信号に基づき動作
し、画像形成用データを用いて画像を形成する画像形成
処理部と、入力された入力音声を第1の音声データに変
換する音声データ変換部と、他装置との間でデータの送
受信を行う通信部と、前記音声データ変換部から前記第
1の音声データが与えられたときには、該第1の音声デ
ータの音声認識を行い、前記他装置に入力されて変換さ
れた第2の音声データが前記通信部を介して与えられた
ときには、該第2の音声データの音声認識を行い、該音
声信号に含まれる指示を抽出する音声認識部と、前記他
装置から前記通信部を介して前記画像形成用データが与
えられたときには、該画像形成用データを抽出して前記
画像形成処理部へ与えるデータ分離部と、前記音声認識
部で抽出された指示に対応する前記制御信号を作成する
制御信号作成部とを備えることを特徴とする。
【0018】このような構成を採用したことにより、第
1の観点にかかる音声制御機構を組込んだことになり、
音声を入力すれば、制御が可能である。なお、前記音声
認識部が抽出した指示が、前記第1の音声データの一部
を前記他装置へ送信することを示すときには、前記音声
データ変換部から出力される前記第1の音声データの一
部を送信データとし、前記通信部を介して該他装置へ送
信する送信手段をさらに備えてもよい。
【0019】また、前記第1或いは第2の音声データか
ら、該第1或いは第2の音声データに対応する前記入力
音声の発声者を特定するための特徴を抽出して記憶して
おき、新たに第1或いは第2の音声データが与えられた
ときに、該新たな第1或いは第2の音声データに対応す
る入力音声の発声者を前記特徴を用いて推定する認証
部、をさらに備えてもよい。
【0020】また、前記制御信号作成部は、選択によ
り、前記認証部で前記推定した発声者と前記特徴を抽出
したときの前記発声者とが異なるときには、前記新たな
第1或いは第2の音声データに含まれる指示を無効にす
る機能を持ってもよい。また、前記第1或いは第2の音
声データに含まれる指示を無効にするか否かが指定され
る操作部、をさらに備えてもよい。また、前記第1或い
は第2の音声データに含まれる指示を無効にするか否か
が、該第1或いは第2の音声データで指示されるように
してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は、本発
明の第1の実施形態を示す音声制御機構を示す構成図で
あり、図2は、図1の装置を接続した音声制御システム
の構成図である。図1に示す音声制御機構10は、制御
信号に基づき動作し、使用目的に応じた機能を実施する
機能実施部1を備える装置に組込まれた制御機構であっ
て、マイクロホン(MC)11と、マイクロホン11に
接続された音声データ変換部12と、音声データ変換部
12の出力側に設けられた音声認識処理部13とを、備
えている。
【0022】音声データ変換部12は、マイクロホン1
1から入力された入力音声S11を細かなタイミングで
サンプリングし、これを量子化して時系列の音声データ
S12に変換する機能を持つ。音声認識処理部13は、
音声データS12に対する音声認識を行ってマイクロホ
ン11から入力された音声に対応する制御信号Scを生
成する処理部であり、音声データ変換部12に接続され
た音声認識部13aと、音声認識部13aの出力側に接
続された制御信号作成部13bとで、構成されている。
音声認識処理部13の制御信号作成部13bの出力側
が、機能実施部1に接続されている。
【0023】この音声制御機構10には、さらに、ネッ
トワークNに接続された通信部16と、音声データ抽出
部17と、送信データ作成部18とが設けられている。
音声データ抽出部17は、通信部16を介して受信した
受信データSiから第2の音声データS17を抽出する
機能を持ち、入力側が通信部16に接続されている。音
声データ抽出部17の出力側は、音声認識部13aに接
続されている。送信データ作成部18は、他の装置へ音
声データを送信するための手段であり、入力側が音声デ
ータ変換部12と制御信号作成部13bとに接続され、
出力側が通信部16に接続されている。
【0024】図1のように音声制御機構10及び機能実
施部1が組込まれた複数の音声制御装置2は、図2のよ
うに、ネットワークNを介して接続することにより、任
意の音声制御装置2をいずれの音声制御装置2の場所か
らでも制御できる。装置2としては、音声制御機構10
及び機能実施部1が組込まれたものであれば、どのよう
なものでもよく、ネットワークNに接続された各音声制
御装置2は、テレビ、パソコン、電子レンジ、洗濯機、
プリンタ等としてもよい。
【0025】次に音声制御装置2における音声制御機構
10の動作を説明する。図3は、図1の動作を示すタイ
ムチャートである。発声者が音声制御装置2を機能させ
るために、音声を発声すると、マイクロホン11から入
力音声S11が出力され、その音声信号S11が音声デ
ータ変換部12に入力される。音声データ変換部12
は、音声信号S11のサンプリングを行い、コンピュー
タで処理しやすい形式の音声データS12に変換する。
音声データ12の形式としては、例えば音声信号S11
を量子化して時系列で示すビットマップ形式でも、それ
を圧縮した形式でもよい。
【0026】音声データ変換部12が出力する音声デー
タS12は、音声認識処理部13中の音声認識部13a
に与えられる。音声認識部13aは、図示しない辞書等
に保持している音声パターン群と時系列の音声データS
12とを比較し、一致するパターンがあれば、該音声パ
ターンに該当する文字に変換するという処理を繰り返
し、音声に対応する文字列データを得る。これにより、
音声認識部13aは、音声データS12に含まれる発声
者からの指示を抽出し、制御信号作成部13bに与え
る。
【0027】制御信号作成部13bは、図示しない辞書
に保持している制御命令文用の文字列パターンと音声認
識部13aから与えられた文字列データとを比較し、一
致する文字列パターンがあったときに、その文字列パタ
ーンに対応する制御信号Scを出力し、制御信号Scを
機能実施部1に与える。機能実施部1は、制御信号作成
部13bから与えられた制御信号Scに制御されて動作
する。よって、音声制御装置2が発声者の指示に従って
動作する。例えば、音声発声者が「終了」をマイクロホ
ン11から指示すると、電源のオフを指示する制御命令
に対応する制御信号Scが制御信号作成部13bで作成
され、機能実施部1が音声制御装置2の電源をオフにす
る。
【0028】音声発声者が任意の音声制御装置2から他
の音声制御装置2に指示を出して制御を行う場合があ
る。この場合、音声発声者は任意の音声制御装置2のマ
イクロホン11から、送信を指示する言葉と、送信先を
示す言葉、他の音声制御装置2に対する指示内容とを、
区切りながら音声で入力する。
【0029】例えば、発声者が最初に「送信」の言葉を
マイクロホン11から入力し、さらに、送信先とを入力
する。マイクロホン11は、「送信」及び送信先を示す
言葉を音声信号S11として音声データ変換部12に与
える。音声データ変換部12は、音声信号S11を音声
データS12に変換し、音声データS12を音声認識処
理部13に与える。音声認識処理部13中の音声認識部
13a及び制御信号作成部13bは、前述と同様の処理
を行い、「送信」及び送信先の言葉に対応する制御信号
Scを作成する。この制御信号Scは、送信データ作成
部18に与えられる。
【0030】発声者が「送信」と送信先を示す言葉をマ
イクロホン11から入力した後に、他の音声制御装置2
を制御するための指示内容を音声で入力すると、マイク
ロホン11は、指示内容を音声信号S11として音声デ
ータ変換部12に与える。音声データ変換部12は、音
声信号11を音声データS12に変換する。このとき送
信データ作成部18は、音声データ変換部12から出力
される音声データS12を取り込む。
【0031】送信データ作成部18は、音声データS1
2の先頭に、送信するデータが音声データであることを
示す情報と、データサイズ等のヘッダ情報を付加し、送
信データSoとして通信部16を介して送信先へ送信す
る。例えば、送信先を示す言葉として「すべての装置」
が発声者から入力されているときには、指示内容を示す
音声データS12がネットワークNに接続されたすべて
の装置に送信される。
【0032】また、ネットワークNを介して音声データ
を含む受信データSiを受信したときには、通信部16
がそれを受信し、音声データ抽出部17に与える。音声
データ抽出部17は、受信データSiからヘッダ情報に
基づき音声データS17を抽出して音声認識部13aに
与える。音声データ抽出部17から音声データS17を
入力した音声認識部13aは、音声データS12を入力
した場合と同様にして、音声データS17に対応する文
字列データを制御信号作成部13bに与える。制御信号
作成部13bも、前述と同様にして音声データS17に
含まれる指示に対応する制御信号Scを作成して機能実
施部1に与える。よって、ネットワークNを介して与え
られた音声データでも、音声制御装置2が発声者の指示
に従って動作する。
【0033】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、ネットワークNに接続される各音声制御装置2に、
マイクロホン11から入力された音声により、制御信号
Scを作成するとともに、ネットワークNを介して与え
られた音声データにより、制御信号Scを作成して機能
実施部1を制御する音声制御機構10を組込んだので、
任意の音声制御装置2から、音声入力するだけで、指示
が他の音声制御装置2へ与えられて、制御することが可
能になる。また、各音声制御装置2では、他の音声制御
装置2へ制御信号を送信しないので、ネットワークNに
接続される音声制御装置2がどのような動作をするもの
であっても、これを制御するための制御信号を作成する
必要がない。即ち、音声制御装置2間の依存性が低くな
る。
【0034】[第2の実施形態]図4は、本発明の第2
の実施形態を示すパソコンとプリンタを示す構成図であ
る。このパソコン30は、第1の実施形態で示した音声
制御機構10が組込まれるとともに、機能実施部31と
ソフトウエアで運用されるプリンタドライバ32とを備
えている。プリンタドライバ32から出力される制御信
号や画像形成用データが、送信データ作成部18を介し
て通信部16に与えられるようになっている。
【0035】パソコン30にネットワークNを介して接
続された画像形成装置であるプリンタ40には、画像デ
ータ抽出部15と音声認証部13cが追加された音声制
御機構10が組込まれている。画像データ抽出部15は
通信部16から入力された信号中から、画像形成用デー
タを抽出し、機能実施部41に与える回路である。
【0036】音声認証部13cは、音声認識処理部13
の一部を構成し、音声データS12,S17から入力音
声の発声者を特定するための特徴を抽出して記憶してお
き、新たに音声データS12,S17が与えられたとき
に、それに対応する入力音声の発声者をその特徴を用い
て推定する機能を持つ。推定結果が機能実施部41に与
えられる。
【0037】図5は、パソコン30の動作を示すタイム
チャートである。次に、パソコン30とプリンタ40の
動作を説明する。パソコン30は、第1の実施形態の動
作のほかに、以下の制御指示を認識し、実行する。例え
ば、例えば音声データ付き印刷データを作成する場合に
は、音声で“印刷”が与えられると、次に続く単語を印
刷ドキュメントするために、プリンタドライバ32から
取得命令を送信データ作成部18及び音声データ変換部
12へ与える。その後、送信データ作成部18は、画像
形成用データとしての印刷データ生成して送信データ作
成部18に提供し、送信データ作成部18は、印刷デー
タに、前記次に続く単語を付加して音声データ付き印刷
データをする。“次の単語”の音声データが付加された
印刷データが、通信部16を介してプリンタ40へ送信
される。音声データを付加したデータとは、例えば、デ
ータのジョブ開始マーカとジョブ終了マーカの間に、音
声データ開始、マーカ、音声データサイズ、音声デー
タ、画像形成用データ開始マーカ、及び、画像形成用デ
ータを挟み込んだ形式などが考えられる。
【0038】図6は、プリンタ40の音声認証処理を示
す説明図である。プリンタ40は、音声認証部13cを
有するので、第1の実施形態で示した制御動作のほか
に、以下の制御指示を認識し、実行する。例えば、音声
データで“キャンセル”が与えられると、現在処理中の
印刷ジョブを中止可能条件が成立する場合に、実行中の
印刷ジョブをキャンセルする。音声データで“キャンセ
ル制御する”が与えられると、上記印刷ジョブ中止条件
として、印刷データに付加されている音声データの発声
者の特徴と音声“キャンセル”の発声者の特徴が一致す
る場合に成立という条件が設定される。よって、特定の
発声者のみが、印刷ジョブの中止を指示できる。
【0039】発声者から“キャンセル制御しない”が与
えられると、上記印刷ジョブ中止条件として、常に成
立、が与えられ、発声者を区別することがない。キャン
セル制御の選択は、プリンタ40に設けられた操作パネ
ル等で設定してもよいが、音声入力で設定することも可
能である。音声データから発声者を特定する動作を図6
を参照して説明する。なお、音声データにより、人物を
判定する方法としては、声紋認証があげられる。
【0040】ユーザーAからパソコン30に“送信 プ
リンタ キャンセル制御する”と“印刷 ファイル1”
の音声が与えられる。これにより、パソコン40が、”
キャンセル制御する”の音声データがプリンタ40に送
信され、その音声データの特徴が音声認証部13cに保
存される。プリンタ40が印刷を実行しているときに、
ユーザーBから音声の“キャンセル”が与えられても、
その音声データS12が音声認証部13cに記憶された
特徴と異なるので、ユーザーBからの“キャンセル”の
指示は、無効にされる。その後、さらにユーザーAから
“キャンセル”の指示が与えられると、音声認証部13
cは、音声の特徴が一致するので、印刷キャンセルす
る。
【0041】以上のように、この実施形態では、プリン
タ40及びパソコン30に音声制御機構10を組込んだ
ので、双方を音声で制御できる。また、プリンタ40
に、音声認証部13cを搭載することにより、指示に従
う場合の発声者選別能力をプリンタ40に付与できる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明による音声制
御機構及び画像形成装置では、音声入力することで、離
れた場所の装置を制御することができ、利用者に使いや
すい環境を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す音声制御機構を
示す構成図である。
【図2】音声制御システムの構築例を示す図である。
【図3】図1の動作を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すパソコンとプリ
ンタを示す構成図である。
【図5】パソコンの動作を示すタイムチャートである。
【図6】プリンタの音声認証処理を示す説明図である。
【符号の説明】
10 音声制御機構 11 マイクロホン 12 音声データ変換部 13a 音声認識部 13b 制御信号作成部 16 通信部 17 音声データ抽出部 18 送信データ作成部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御信号に基づき動作し、予め設定されて
    いる機能を実施する装置に設けられた制御機構であっ
    て、 入力された入力音声を第1の音声データに変換する音声
    データ変換部と、 前記装置とは異なる他装置との間でデータの送受信を行
    う通信部と、 前記音声データ変換部から前記第1の音声データが与え
    られたときには、該第1の音声データの音声認識を行
    い、前記他装置に入力された入力音声が変換された第2
    の音声データが前記通信部を介して与えられたときに
    は、該第2の音声データの音声認識を行い、各音声デー
    タに含まれる指示を抽出する音声認識部と、 前記抽出された指示に対応する前記制御信号を作成する
    制御信号作成部と、 を備えることを特徴とする音声制御機構。
  2. 【請求項2】前記音声認識部が抽出した指示が、前記第
    1の音声データの一部を前記他装置へ送信することを示
    すときには、前記音声データ変換部から出力される前記
    第1の音声データの一部を送信データとし、前記通信部
    を介して該他装置へ送信する送信手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の音声制御機構。
  3. 【請求項3】前記第1或いは第2の音声データから、該
    第1或いは第2の音声データに対応する前記入力音声の
    発声者を特定するための特徴を抽出して記憶しておき、
    新たに第1或いは第2の音声データが与えられたとき
    に、該新たな第1或いは第2の音声データに対応する入
    力音声の発声者を前記特徴を用いて推定する認証部、 をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の音声制御機構。
  4. 【請求項4】前記制御信号作成部は、選択により、前記
    認証部で前記推定した発声者と前記特徴を抽出したとき
    の前記発声者とが異なるときには、前記新たな第1或い
    は第2の音声データに含まれる指示を無効にする機能を
    持つことを特徴とする請求項3に記載の音声制御機構。
  5. 【請求項5】前記第1或いは第2の音声データに含まれ
    る指示を無効にするか否かが指定される操作部、をさら
    に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の音声制御機構。
  6. 【請求項6】前記第1或いは第2の音声データに含まれ
    る指示を無効にするか否かが、該第1或いは第2の音声
    データで指示されることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1項に記載の音声制御機構。
  7. 【請求項7】制御信号に基づき動作し、画像形成用デー
    タを用いて画像を形成する画像形成処理部と、 入力された入力音声を第1の音声データに変換する音声
    データ変換部と、 他装置との間でデータの送受信を行う通信部と、 前記音声データ変換部から前記第1の音声データが与え
    られたときには、該第1の音声データの音声認識を行
    い、前記他装置に入力された入力音声が変換された第2
    の音声データが前記通信部を介して与えられたときに
    は、該第2の音声データの音声認識を行い、各音声デー
    タに含まれる指示を抽出する音声認識部と、 前記他装置から前記通信部を介して前記画像形成用デー
    タが与えられたときには、該画像形成用データを抽出し
    て前記画像形成処理部へ与えるデータ分離部と、 前記音声認識部で抽出された指示に対応する前記制御信
    号を作成する制御信号作成部と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記音声認識部が抽出した指示が、前記第
    1の音声データの一部を前記他装置へ送信することを示
    すときには、前記音声データ変換部から出力される前記
    第1の音声データの一部を送信データとし、前記通信部
    を介して該他装置へ送信する送信手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記第1或いは第2の音声データから、該
    第1或いは第2の音声データに対応する前記入力音声の
    発声者を特定するための特徴を抽出して記憶しておき、
    新たに第1或いは第2の音声データが与えられたとき
    に、該新たな第1或いは第2の音声データに対応する入
    力音声の発声者を前記特徴を用いて推定する認証部、を
    さらに備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記制御信号作成部は、選択により、前
    記認証部で前記推定した発声者と前記特徴を抽出したと
    きの前記発声者とが異なるときには、前記新たな第1或
    いは第2の音声データに含まれる指示を無効にする機能
    を持つことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】前記第1或いは第2の音声データに含ま
    れる指示を無効にするか否かが指定される操作部、をさ
    らに備えることを特徴とする請求項7乃至10のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記第1或いは第2の音声データに含ま
    れる指示を無効にするか否かが、該第1或いは第2の音
    声データで指示されることを特徴とする請求項7乃至1
    1のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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