JP2002282264A - 異物回収具 - Google Patents

異物回収具

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JP2002282264A
JP2002282264A JP2001091248A JP2001091248A JP2002282264A JP 2002282264 A JP2002282264 A JP 2002282264A JP 2001091248 A JP2001091248 A JP 2001091248A JP 2001091248 A JP2001091248 A JP 2001091248A JP 2002282264 A JP2002282264 A JP 2002282264A
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JP
Japan
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foreign matter
wire
sheath tube
spiral
basket
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Pending
Application number
JP2001091248A
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English (en)
Inventor
Akira Harada
明 原田
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体腔内に異物を残すことなく効率よくかつ確
実に体腔内から異物の回収を行う。 【解決手段】 シースチューブ、シースチューブ内に挿
通された操作ワイヤ、操作ワイヤを操作するための操作
手段及び操作ワイヤの先端に取付けられ可撓性ワイヤか
らなる回収具から構成される医療用具において、回収具
は螺旋形状であり、回収具は1本の可撓性ワイヤまたは
2本以上の撚り合わせ可撓性ワイヤより構成されること
を特徴とする異物回収具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を介して体
腔内にある異物を回収具内に取り込み、回収するための
異物回収具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】異物回収具は一般的には操作ワイヤとそ
の操作ワイヤ先端に取付けられた複数の可撓性ワイヤか
ら構成され、鳥かご状に成形されたバスケット、操作ワ
イヤを保護するための可撓性シース、更に操作ワイヤの
基端に取付けられた操作手段から構成されている。
【0003】まずバスケットの拡張・収縮は、操作手段
を操作ワイヤの長手方向に前後することで操作ワイヤは
シースチューブから出し入れされる。それにより操作ワ
イヤ先端に取付けられたバスケットもシースチューブの
先端から出し入れされる。シースチューブからバスケッ
トが押出された場合にはバスケットは可撓性ワイヤから
構成されているため、自己拡張して本来のバスケット形
状へと拡張し、またバスケットがシースチューブ内に引
き込まれる場合にはバスケットを構成する可撓性ワイヤ
全体が引き伸ばされるように収縮し、1本のワイヤ状と
なり、シース内に収納される。
【0004】そしてバスケットが拡張した状態の時に体
腔内の異物をバスケット内に取り込み、バスケットを収
縮し、この操作を繰り返すことで体腔内から異物の回収
を行う。
【0005】しかしバスケットを構成する可撓性ワイヤ
で鳥かご状に形成したものでは異物をバスケットの内部
に取り込むことが難しかった。つまりバスケットを構成
する可撓性ワイヤの本数が多い場合には隣り合うワイヤ
とワイヤの間隔は構成する可撓性ワイヤの本数が前記の
場合より少ない場合に比べて間隔が狭くなるため、小さ
な異物であればバスケット内に回収することができる
が、隣り合うワイヤ間隔よりも大きな異物の場合にはバ
スケット内に取り込むことは非常に困難な操作となって
いた。このような場合には均一に体腔内に拡張している
バスケットの一部をさらに体腔内に押し当て、バスケッ
トの形状を変形させることで隣り合うワイヤ間隔を広げ
ることでバスケット内に異物を取り込もうとしている
が、操作者にとっては困難な操作となるばかりでなく、
押し当てた場合には体腔内を傷つけたりする不具合があ
った。
【0006】また逆にバスケットを構成する可撓性ワイ
ヤの数を前記の場合より少なくするとワイヤとワイヤの
間隔は前記隣り合うワイヤの間隔より広くなり、この場
合には大きな異物でもバスケット内にスムースに取り込
むことができるが、しかしワイヤの間隔よりも極端に小
さな異物では、バスケット内に取り込むことはできて
も、バスケットをシースチューブ内に収納する際には、
バスケットが収縮状態になるとワイヤ間隔が広いため小
さな異物はバスケット先端のワイヤから抜け落ちてしま
い、1種類の異物回収具で、異物の回収を効率良くかつ
確実に行うことは難しかった。
【0007】また体腔内において異物が大きく、バスケ
ットでの回収が困難な場合には、異物を機械的に破砕
し、バスケットで回収できる大きさまで細かく砕いてか
ら回収する方法がとられている。しかし細かく砕かれた
異物を残らず回収することは前記の通り難しく、またこ
の異物を体腔内に残すと、それがまた大きな異物となり
再発するといった不具合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
を解決することを目的としたもので、体腔内から回収す
る異物を体腔内に残すことなく効率よくかつ確実に回収
を行う異物回収具に関するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明はシース
チューブ、シースチューブ内に挿通された操作ワイヤ、
操作ワイヤを操作するための操作手段及び操作ワイヤの
先端に取付けられ可撓性ワイヤからなる回収具から構成
される医療用具において、回収具は螺旋形状であり、回
収具は1本の可撓性ワイヤまたは2本以上の撚り合わせ
可撓性ワイヤより構成されることを特徴とする異物回収
具である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面で本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例となる異物回収具
を示したものである。
【0011】図1は本発明の異物回収具の一実施例であ
る。異物回収具の基端側には操作ワイヤ(3)にねじ込
みにより取り外しができる操作ハンドル(8)が取付け
られている。またシースチューブ(4)基端に連通し螺
旋形状の回収具(9)をシースチューブ(4)に挿入す
るためのコネクター部(2)とコネクター部(2)とシ
ースチューブ(4)の接続部の折れ曲がりを防止、補強
するための補強部(5)、さらに補強部(5)の先端に
は操作ワイヤ(3)を保護するシースチューブ(4)
と、シースチューブ(4)先端にはX線透視下で確認で
きるよう、造影リング(6)が取付けられている。造影
剤などを注入する際には付設されたキャップ(1)を外
してシリンジで注入する。
【0012】またシースチューブ(4)の先端側にはコ
ネクター部(2)から挿入され、操作ワイヤ(3)の先
端に取付けられた可撓性ワイヤ(7)からなる螺旋形状
の回収具(9)と先端部を保護する先端チップ(10)
が設けられている。
【0013】操作ワイヤ(3)の基端に取付けられた操
作ハンドル(8)を長手方向に前後することでシースチ
ューブ(4)先端から螺旋形状の回収具(9)は押出さ
れる。するとシースチューブ(4)内に1本のワイヤ状
に納まっていた螺旋形状の回収具(9)は、可撓性ワイ
ヤ(7)から構成されており、また予め螺旋形状に加工
されているため体腔内で螺旋形状に拡張する。
【0014】異物の回収の際にはシースチューブ(4)
の先端を予め回収する異物を通り越した所に位置にする
ようにセットしておく。シースチューブ(4)先端から
押出された螺旋形状の回収具(9)は拡張し、そして螺
旋形状の回収具(9)を異物の方に引き寄せることで、
螺旋形状の基端側から異物を螺旋形状の回収具(9)内
に取り込むことができる。またこの際、異物が取り込み
難い場合には、螺旋形状の基端に異物を位置させ、操作
ハンドル(8)を引張りながら、かつ左右どちらかに回
転させれば、螺旋形状の回収具(9)も回転して異物は
螺旋形状に沿って無理なく螺旋形状の回収具(9)内へ
と取り込まれる。取り込んだ異物は次に螺旋形状の回収
具(9)をシースチューブ(5)内に引き込むが、異物
がシースチューブ(5)の内径より大きい場合には、異
物はシースチューブ(5)の先端と螺旋形状の回収具
(9)に挟まれて、これにより異物が螺旋形状の回収具
(9)から抜け落ちることなく回収が可能となる。
【0015】回収具の螺旋形状であるが、先端側では異
物が螺旋形状の回収具(9)から抜け落ちないようにし
なければならず、また基端側では異物を取り込み易くし
なければならないため、先端側に行くほど径が小さくな
り、基端側に行くほど径が広くなり、先端側を頂点とす
る三角形状あるいは長手方向の両端が鋭角をなす菱形形
状とすることが好ましい。次に長手方向の螺旋の間隔と
しては異物を回収する際に、螺旋形状の長手方向先端側
の螺旋の間隔が広いと、異物が螺旋形状の回収具(9)
から抜け落ちてしまい、螺旋形状の長手方向基端側の螺
旋の間隔が狭いと異物を取り込むことが難しくなるた
め、螺旋形状の先端側に行く程、螺旋の間隔が狭くなる
ことが好ましいが、その間隔は回収する異物の大きさに
もよるが、間隔としては0〜1mmが好ましい。さらに
螺旋形状の回収具(9)の長手方向と径方向の寸法とし
ては使用する部位及び回収する異物の大きさに合わせれ
ば、寸法は問わない。
【0016】また螺旋形状の回収具(9)の先端部は可
撓性ワイヤ(7)を切断したままの形状では穿孔などの
不具合があるため、螺旋形状の回収具(9)の先端部に
滑らかな形状の先端チップ(10)を取付けることが好
ましく、この先端チップ(10)は螺旋形状の回収具を
シースチューブ(4)内に収納した際には、先端チップ
(10)もシースチューブ(4)内に収納できる寸法が
好ましい。
【0017】次に構成する可撓性ワイヤ(7)である
が、前記の通り、体腔内で拡張しなければならないた
め、可撓性を有する金属製のワイヤで、かつ曲げ加工や
熱処理などで形状が保持できる材質が好ましく、ステン
レスやニッケルチタン合金などが好ましいが、これらに
限定するものではない。また1本の可撓性ワイヤ(7)
では拡張力が足りない場合には、2本以上の同質の可撓
性ワイヤ(7)を撚り合わせたものが好ましく、更に螺
旋形状の回収具(9)を取付けている操作ワイヤ(3)
も折れ曲がり難い可撓性を有する材質が好ましく、操作
ハンドル(8)の動きが螺旋状の回収具(9)に迅速か
つ正確に伝わるよう前記可撓性ワイヤ(7)を複数本、
撚り合わせたものが好ましく、また材質も螺旋形状の回
収具(9)を構成する可撓性ワイヤ(7)と同質の材料
が好ましい。
【0018】シースチューブ(4)であるがこれも少な
くとも操作ワイヤ(3)と同等以上の可撓性を有するも
のでなくてはならない。さらにシースチューブ(4)の
基端から先端まで螺旋形状の回収具(9)及び操作ワイ
ヤ(3)が通り抜け、また内視鏡の鉗子口をシースチュ
ーブ(4)が通るため、滑りのよい材質が好ましく、ポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂やポリエチ
レンテレフタレート(PTF)樹脂、ポリエチレン(P
E)樹脂、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリ塩化ビニ
ル樹脂(PVC)などの合成樹脂あるいはさらに剛性を
もたすために前記樹脂に金属コイルや金属メッシュなど
を複合したものが好ましい。またシースチューブ(4)
先端にはX線透視下でも先端の位置が確認できるようX
線不透過の造影リング(6)を取付けるが、材質として
は白金、金、タングステン、チタン、ステンレスなどが
好ましい。また長さとしては3〜6mmが好ましく、こ
れより小さいと確認し難くなり、またこれより大きいと
内視鏡先端の鉗子台を起上させる部分を通過する際に造
影リング(6)が引っ掛かり、シースチューブ(4)や
内視鏡の破損につながる。
【0019】
【発明の効果】本発明による異物回収具は体腔内に異物
を残すことなく効率よくかつ確実に体腔内の異物の回収
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる異物回収具を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 キャップ 2 コネクター部 3 操作ワイヤ 4 シースチューブ 5 補強部 6 造影リング 7 可撓性ワイヤ 8 操作ハンドル 9 螺旋形状の回収具 10 先端チップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シースチューブ、シースチューブ内に挿
    通された操作ワイヤ、操作ワイヤを操作するための操作
    手段及び操作ワイヤの先端に取付けられ可撓性ワイヤか
    らなる回収具から構成される医療用具において、回収具
    は螺旋形状であり、回収具は1本の可撓性ワイヤまたは
    2本以上の撚り合わせ可撓性ワイヤより構成されること
    を特徴とする異物回収具。
JP2001091248A 2001-03-27 2001-03-27 異物回収具 Pending JP2002282264A (ja)

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JP2001091248A JP2002282264A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 異物回収具

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Family

ID=18945904

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180345104A1 (en) * 2004-07-09 2018-12-06 William S. Tremulis Golf club grip

Cited By (1)

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Effective date: 20080115

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Effective date: 20080520