JP2002278559A - 音響装置とデータの入力および/または出力装置を内蔵した機器 - Google Patents

音響装置とデータの入力および/または出力装置を内蔵した機器

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JP2002278559A
JP2002278559A JP2001079926A JP2001079926A JP2002278559A JP 2002278559 A JP2002278559 A JP 2002278559A JP 2001079926 A JP2001079926 A JP 2001079926A JP 2001079926 A JP2001079926 A JP 2001079926A JP 2002278559 A JP2002278559 A JP 2002278559A
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JP
Japan
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acoustic
resonance frequency
output device
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JP2001079926A
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Satoshi Takayama
敏 高山
Takafumi Yuasa
孝文 湯浅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコンピュータ装置などの音響装置と
データの入力および/または出力装置を内蔵した機器に
関するものであり、音響信号再生時の振動によるデータ
入出力エラーの排除を目的とするものである。 【解決手段】 本発明の音響装置とデータの入力および
/または出力装置を内蔵した機器は、内蔵するデータ入
出力装置4の共振周波数と、同じく内蔵する音響装置
(スピーカキャビネット3)と、それを支持する弾性体
6で構成される共振系の共振周波数を略同一とすること
により、音響装置で発生する振動エネルギーの内、デー
タ入出力装置4の共振周波数と同じ周波数の振動を吸収
し、データ入出力装置4への伝播を極力抑制し、振動に
起因するデータ入出力エラーを排除したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音響装置およびデー
タ入出力装置を内蔵するコンピュータ装置等の音響装置
とデータの入力および/または出力装置を内蔵した機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響装置とデータの入力および/
または出力装置を内蔵した機器として高音質音源データ
を取り扱うCD−ROM、DVD−ROMを搭載したコ
ンピュータ装置が普及し、それに伴い音声の出力装置で
ある音響装置(スピーカ)もコンピュータ本体に内蔵さ
れると共に、このコンピュータ装置が映像音響機器とし
ての機能追求がされる中で、高音質音源に対応した高性
能化とともに高出力化の要求も高まってきている。
【0003】ここで、従来の技術をコンピュータ装置に
より説明する。
【0004】図2は従来のコンピュータ装置の要部断面
図である。
【0005】同図によると、1はコンピュータ装置の筐
体であり、2はスピーカ、3はスピーカ2を組み込んだ
スピーカキャビネットで、3aは取り付けフランジ部、
また1aはスピーカ2の音声出力をコンピュータ装置の
筐体1から外部へ放射するための放音孔、1bはスピー
カキャビネット3をネジ5により取り付けるボス、1c
はデータ入出力装置4の取り付けフランジ部4aを介し
てネジ5により取り付けるボスであり、スピーカキャビ
ネット3とデータ入出力装置4はネジ5によりコンピュ
ータ装置の筐体1に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のコンピュータ装置においては、音源の高音質化にと
もなうスピーカの高性能、高出力化に伴いスピーカ2の
発生する振動がコンピュータ装置の筐体1を伝播し、デ
ータ入出力装置4を加振することで前記データ入出力装
置4自体が共振し、データの入出力エラーを発生させる
等のコンピュータ本来の性能へ悪影響を及ぼす課題を有
するものであった。なお、これを防止するためにキャビ
ネット3やデータ入出力装置4を防振材を介しコンピュ
ータ装置の筐体1に取り付けることも行われていたが、
防振材の弾性による振動吸収では限界があり、音響装置
の高性能化・高出力化への対応としては十分なものとな
っていなかった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、高性
能の音響装置を内蔵しながら、入力および/または出力
データの入出力エラーを防ぐことを可能としたコンピュ
ータ装置をはじめとする音響装置とデータの入力および
/または出力装置を内蔵した機器の提供を可能とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、弾性体からなる防
振材にて筐体に支持された音響装置と前記筐体と同一の
筐体内部にデータの入力および/または出力装置を内蔵
した機器において、少なくとも前記音響装置とこれを支
持する弾性体で構成される共振系の共振周波数を前記デ
ータの入力および/または出力装置本体の共振周波数に
略同一に設定したものであり、弾性体と前記音響装置で
構成される共振系の共振周波数を前記データの入力およ
び/または出力装置自体の共振周波数に合わせておくこ
とで音響装置からの発音時に発生する振動エネルギーの
内、音響装置と弾性体で構成される共振系の共振周波数
の振動エネルギーを共振により吸収し、前記音響装置が
固定されている機器本体の筐体を伝播する振動を少なく
するとともに、しかも、同じ筐体に固定されているデー
タの入力および/または出力装置が影響を受けやすいこ
のデータ入出力装置の共振周波数をターゲットに振動エ
ネルギーを減少させているので、データ入出力装置本体
の共振の発生が抑えられ、振動に伴うデータ入出力エラ
ーの発生を防ぎ機器本来の性能を維持できるものであ
る。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、音響装
置とデータの入力および/または出力装置を内蔵した機
器を携行が容易なノートブック型コンピュータ装置とし
たものであり、より小型化が要求されるノートブック型
コンピュータでも音声出力能力の向上がデータエラーを
抑制して可能となり、高性能なコンピュータ装置を提供
できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1
(a)、(b)により説明する。
【0011】なお、説明にあたっては、従来技術と同一
部分は同一番号を付与し、説明を省略して説明する。
【0012】図1(a)は、本発明の音響装置とデータ
の入力および/または出力装置を内蔵した機器の一実施
の形態であるノートブック型コンピュータ装置の要部断
面図であり、図1(b)は同音響装置から伝わる振動に
よるコンピュータ装置の筐体の振幅特性を説明するため
のシミュレーション図であり、スピーカキャビネットお
よびコンピュータ装置の筐体の周波数−変位特性を示す
ものである。
【0013】同図により従来技術との相違点のみ説明す
ると、6は弾性体から成る防振材で、スピーカキャビネ
ット3の取り付けフランジ部3aとコンピュータ装置の
筐体1に形成されたスピーカ取り付けボス1bの間に固
着している。
【0014】スピーカキャビネット3と弾性体6で共振
系を構成し、その共振周波数は音響装置であるスピーカ
キャビネット3の質量と弾性体6のバネ定数により決ま
るが、本実施の形態においてはデータ入出力装置4自体
の共振周波数に略合致させたものとしている。
【0015】即ち、前記共振周波数においては、スピー
カ2が音響信号を発生した時の振動エネルギーが吸収さ
れ図1(b)に示すように共振周波数で弾性体6から伝
わる振動によるコンピュータ装置の筐体1の振幅特性に
ディップが生じ、同じコンピュータ装置の筐体1に固着
されているデータ入出力装置4本体の共振周波数に合わ
せることでデータ入出力装置4の振動が抑えられ振動に
起因するデータ入出力エラーの発生を抑制することを可
能としたものである。
【0016】例えばデータ入出力装置4の共振周波数が
300Hzの時、音響装置(スピーカキャビネット3)
の質量mと弾性体6のバネ定数kから決まる共振周波数
0
【0017】
【数1】
【0018】で表され、定数k、mを選ぶことにより3
00Hzに設定することが可能となり自由に設計できる
ものである。
【0019】従ってデータ入出力装置4の共振周波数を
あらかじめ把握することで、その周波数に合わせた音響
装置(スピーカキャビネット3)と弾性体6の共振系を
構成すれば同様な効果が得られるものである。
【0020】以上のようにデータ入出力装置4の共振周
波数に音響装置(スピーカキャビネット3)と弾性体6
で構成される共振系の共振周波数をあわせることにより
音響装置で発生する音響エネルギーによる振動のデータ
入出力装置4への伝播を防ぐことが可能で、振動に起因
するデータ入出力エラーをなくすことができ音響性能の
優れたコンピュータ装置を提供できるものである。
【0021】なお、本実施の形態の弾性体6はゴム、発
泡高分子、エラストマー、あるいは金属など弾性を有し
ておれば何でも良いものであり、適宜選択することで同
様な効果が得られるものである。
【0022】また前記実施の形態はノートブック型コン
ピュータ装置を例に説明したが、スピーカ内蔵のDVD
プレーヤ等の音響装置を内蔵した情報出力装置にも適用
できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の音響装置とデー
タの入力および/または出力装置を内蔵した機器は、音
響装置の発生する振動エネルギーの特にデータの入力お
よび/または出力装置の共振周波数に係る振動エネルギ
ーの伝播を抑え、振動に起因するデータ入出力エラーを
抑えた優れた機器の提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の音響装置とデータの入力および
/または出力装置を内蔵した機器の一実施の形態の要部
断面図 (b)同振幅特性図
【図2】従来のコンピュータ装置の要部断面図
【符号の説明】
1 コンピュータ装置の筐体 1a 放音孔 1b スピーカ取り付けボス 1c データ入出力装置取り付けボス 2 スピーカ 3 スピーカキャビネット 3a 取り付けフランジ部 4 データ入出力装置 4a 取り付けフランジ部 5 取り付けネジ 6 弾性体から成る防振材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AA01 AD16 BA03 BA24 CB24 DA01 EA13 4E360 AA02 AB12 AB16 AB20 AB42 ED07 ED17 ED23 ED27 GA28 GB15 GB46 5D061 GG05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体からなる防振材にて筐体に支持さ
    れた音響装置と、前記筐体と同一の筐体の内部にデータ
    の入力および/または出力装置を内蔵した機器におい
    て、少なくとも前記音響装置とこれを支持する弾性体で
    構成される共振系の共振周波数を前記データの入力およ
    び/または出力装置本体の共振周波数に略同一に設定し
    たことを特長とする音響装置とデータの入力および/ま
    たは出力装置を内蔵した機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の音響装置とデータの入
    力および/または出力装置を内蔵した機器がノートブッ
    ク型コンピュータである音響装置とデータの入力および
    /または出力装置を内蔵した機器。
JP2001079926A 2001-03-21 2001-03-21 音響装置とデータの入力および/または出力装置を内蔵した機器 Pending JP2002278559A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107299958A (zh) * 2017-07-11 2017-10-27 合肥雷呈信息技术有限公司 一种具有减震功能的大型计算机固定座

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