JP2002271983A - 電力系統の負荷投入システム - Google Patents

電力系統の負荷投入システム

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JP2002271983A JP2001073543A JP2001073543A JP2002271983A JP 2002271983 A JP2002271983 A JP 2002271983A JP 2001073543 A JP2001073543 A JP 2001073543A JP 2001073543 A JP2001073543 A JP 2001073543A JP 2002271983 A JP2002271983 A JP 2002271983A
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Satoru Ishibashi
哲 石橋
Wataru Yamamori
渉 山守
Osamu Hasegawa
修 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の装置で事故検出機能や各回線の負荷投入
台数および投入の時間協調を図る構成にした場合、回線
毎にそれぞれ投入回路を設ける必要が生じ、その分ハー
ドウェアの規模が大きくなる。回線数が少なければ問題
はないが、回線数が多くなるにつれ回線単位の系統電気
量を取り込む入力変換器の実装スペースを確保すること
が困難である。 【解決手段】従来、親装置で受け持っていた機能のう
ち、負荷投入の条件を検出する機能を親装置10にもた
せ、負荷投入機能を回線単位の制御端末11にもたせ、
両者間を伝送路Nで結合し、データを受け渡すようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の事故な
どにより負荷が停電した場合、負荷を投入して復旧を行
うようにした電力系統の負荷投入システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の電力系統の負荷投入システ
ムを示す図であり、特に図9(a)は電力系統と負荷投
入装置との関係を示す構成図であり、同図(b)は負荷
投入回路の一部を示す図である。
【0003】図9(a)において、1−1、1−2は送
電線または配電線等の電源線であり、変電所母線2に接
続され、計器用変流器3−1、3−2によって、電流値
を検出されるようになっている。また、前記母線2は各
回線毎にしゃ断器4−1、4−2、・・・4−nを介し
て負荷5−1、5−2、・・・5−nを接続している。
6は計器用変圧器であり、7は負荷投入装置である。
【0004】この負荷投入装置7は、前記計器用変流器
3−1、3−2から電流値を、また前記計器用変圧器か
ら電圧値を入力し、さらに各しゃ断器4−1、4−2、
・・・4−nから開閉状態信号をそれぞれ入力すること
により、事故検出並びに事故検出後の各回線の負荷投入
台数の判定および負荷投入の時間協調をとり、順次前記
各しゃ断器4−1、4−2、・・・4−nに投入指令を
与えるように構成されている。
【0005】図9(b)において、T1,T2…Tnは
それぞれ負荷5−1、5−2、・・・5−nを予定の時
間間隔で投入するための時限を設定するタイマーであ
り、それぞれの時限は、T1<T2(t×2)<、…<
Tn(t×n)と定めてある。前記負荷投入装置7は、
全ての回線の事故検出機能および投入の時間協調をとる
機能を単一の装置に集約した構成としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、単一の装
置で事故検出機能や各回線の負荷投入台数および投入の
時間協調を図る構成にすると、次の点が課題として残
る。すなわち、 .各回線毎に投入指令を出力するために、回線毎に
それぞれ投入回路を設ける必要が生じ、その分ハードウ
ェアの規模が大きくなる。回線数が少なければ問題はな
いが、回線数が多くなるにつれ回線単位の系統電気量を
取り込む入力変換器の実装スペースを確保することが困
難になってきた。
【0007】.単純に事前に決められた時間間隔で順
次負荷を投入する方式自体には電圧回復様相を把握する
手段を備えていないため、投入後の電圧の回復様相を把
握するには、負荷投入毎に十分に長い待ち時間をとる必
要がある。このため、全ての負荷を投入するまでに長い
時間を費やしてしまう。
【0008】 .従来の装置には、負荷量および負荷
特有の状況(作業中であるとか重要度など)をリアルタイ
ムに判断する機能を備えていないため、必ずしも適切な
順序で投入できるとは限らない。
【0009】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めに、親装置と回線単位に分散して設けた制御端末とを
用いて負荷投入を可能とした電力系統の負荷投入装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の電力系統の負荷投入システムに係わ
る発明は、開放状態にある複数の負荷を順次投入する電
力系統の負荷投入システムにおいて、親装置により負荷
投入条件検出後、あらかじめ設定された投入順位に従っ
て回線単位に分散されている負荷投入機能を備えた制御
端末に対して投入指令を出力し、この投入指令を受信し
た制御端末では予定時間待機してから自回線の負荷投入
を行うと共に次の投入順位の制御端末に対し投入指令を
出力し、前記親装置が最後の投入順位の制御端末から投
入指令を受信することにより、一連の負荷投入制御を終
了させることを特徴とするものである。
【0011】この構成によれば、従来親装置で受け持っ
ていた機能を、負荷投入の条件を検出する親装置と、回
線単位でそれぞれ負荷投入回路を持つ各制御端末とに分
散し、その間を伝送路でデータを受け渡すことにより、
親装置のハードウェア量を削減させることができる。ま
た、投入指令を親装置から予め定めた投入順位で各端末
装置に投入指令を出力するようにしたので、親装置の機
能も簡略化することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、第1
の実施形態の構成を示す図である。本実施形態は従来親
装置に集約されていた負荷投入装置の諸機能を、親装置
および各回線単位に配置された複数の子装置(以下、制
御端末という)とに分散したもので、親装置および制御
端末共にマイコン等を内蔵しディジタル演算処理を行う
ように構成されている。
【0013】以下、図1を参照して詳細に説明する。ま
ず親装置10は、図9同様、電源線1、母線2から電
流、電圧を、さらに各回線しゃ断器4−1、4−2、・
・・4−nから開閉状態信号を入力して投入条件を判定
する投入条件判定手段10−1と、この投入条件判定手
段10−1で負荷投入条件が成立した際、負荷投入指令
CLを出力する投入指令出力手段10−2と、さらに後
述する制御端末1nからの負荷投入指令CLを受信する
受信手段10−3とから構成されている。
【0014】前記投入指令出力手段10−2から出力さ
れた負荷投入指令CLは、図示しない伝送手段および伝
送路Nを介して予め決められた最初の制御端末(この場
合制御端末11)に向けて伝送される。この場合、制御
端末11のアドレスが指定される。
【0015】この最初の制御端末11は、時間待機手段
11−1により設定された待ち時間(t1時間)待機し
た後、負荷投入手段11−2によって自回線の負荷
(1)5−1を投入すべくしゃ断器4−1に投入指令C
Lを出力する。そして負荷(1)5−1を投入後、次に
予定されている制御端末(この場合制御端末12)のア
ドレスを指定して、投入指令出力手段11−3から伝送
路Nを介して投入指令CLを出力する。
【0016】この制御端末12も前記制御端末11同
様、t1時間待機した後しゃ断器4−2を投入して負荷
5−2を母線2に接続した後、伝送路Nを介してさらに
次に予定されている制御端末のアドレスを指定して、投
入指令出力手段11−3から伝送路Nを介して投入指令
CLを伝送する。以下、同様にして下位順の制御端末は
順次投入制御を実施し、最後の順番の制御端末1nに投
入指令CLを伝送する。この制御端末1nは自回線の負
荷5−nを投入後、前記親装置10のアドレスを指定し
て伝送路N経由投入指令CLを伝送する。すなわち、最
後の制御端末が親装置に対して投入指令をフィードバッ
クする。この親装置10は、投入指令受信手段10−3
で投入指令CLを受信したことで、一連の投入制御が完
結したことを認識し、投入制御を終了させる。
【0017】このように、本実施形態の負荷投入システ
ムによれば、従来親装置で受け持っていた機能を、負荷
投入の条件を検出する親装置10と、回線単位でそれぞ
れ負荷投入回路を持つ各制御端末11〜1nとに分散
し、その間を伝送路でデータを受け渡すことにより、親
装置には従来のような制御回路が不要となり、その分ハ
ードウェア量を削減させることができる。また、投入指
令を親装置から予め定めた投入順位で各端末装置に投入
指令を出力するようにしたので、親装置の機能を簡略化
することが可能である。
【0018】(第2の実施形態)図2は、第2の実施形
態の構成を示す図である。本実施の形態も、第1の実施
形態同様、親装置および制御端末ともにマイコン等を内
蔵しディジタル演算処理を行うように構成されている
が、唯一異なるのは親装置10Aに図1に記載の投入指
令受信手段10−3を設ける代わりに、親装置10Aお
よび制御端末11A〜1nAにそれぞれ系統電圧を計測
する電圧計測手段10−4および11−4〜1n−4を
設け、負荷投入の際、系統電圧条件を考慮するようにし
た点である。
【0019】親局10Aでは、系統の計測電圧値Vを、
前述した投入指令CLと一緒に伝送路Nを介して予め決
められている投入順番に従って制御端末11Aに伝送す
る。投入指令CL、計測電圧値Vの両方の情報を受信し
た制御端末11Aでは、電圧判定手段11−5において
親装置10Aから伝送されてきた電圧計測値Vを確認
し、この電圧値Vが所定値V以上の場合は、負荷投入
手段11−2により直ちに負荷を投入し、前記電圧値V
が所定値V未満の場合は、所定値Vに回復するまで
待って負荷を投入する。
【0020】そして、この制御端末11Aは負荷投入後
直ちに、投入指令CLおよび電圧測定値Vを、投入指令
出力手段11−3から伝送系Nを介して事前に決められ
ている順番に従って次の制御端末に伝送する。
【0021】当該次の制御端末では、上記と同様にして
制御端末11Aから伝送されてきた電圧計測値Vを確認
し、この電圧値Vが所定値V以上の場合は、負荷投入
手段11−2により直ちに負荷を投入し、前記電圧値V
が所定値V未満の場合は、所定値Vに回復するまで
待って負荷を投入する。
【0022】負荷投入後は、直ちに投入指令CLおよび
電圧測定値Vを伝送系Nを介してさらに次の制御端末に
送信する。以下同様にして、予め決められた順番に従っ
て最後の制御端末まで一連の負荷投入制御を実行し、終
了する。本実施形態の場合、最後の制御端末から親装置
には投入指令CLをフィードバックしない。
【0023】このように、本実施形態によれば、各負荷
投入前に系統電圧を確認することにより、電圧が回復
し、負荷投入できる状態になっていることがリアルタイ
ムに確認でき、負荷の投入間隔を早めることおよび、負
荷の投入が早すぎることによる系統電圧の低下または崩
壊を防ぐことが可能になる。
【0024】なお、図示はしないが、各制御端末11A
〜11n個々に電圧計測装置を設ける代わりに、伝送路
NをLAN等のネットワーク状に構成し、このネットワ
ークに親装置11Aが常時計測した計測値を流してお
き、各制御端末からは投入指令CLだけを出力するよう
にしてもよい。この場合、各制御端末は上位の制御端末
から出力された投入指令CLと、常時伝送路上に流れて
いる電圧値Vとを取込んで電圧の確認、負荷投入の動作
を行う。要するに、負荷投入時に系統電圧状態を確認で
きればよい。
【0025】(第3の実施形態)図3は、第3の実施形
態の構成を示す図である。本実施形態の場合親装置は第
2の実施形態で説明した10Aと同じであるが、制御端
末11Bは、第2の実施形態で説明した制御端末の構成
に対し、第1の実施形態で説明した前記時間待機手段1
1−1を付加したもので、投入指令CLを受信した際、
一定時間待機する機能を具備するものである。その他は
第2の実施形態と同じなので説明は省く。
【0026】本実施形態によれば、第2の実施形態に対
して負荷を投入する際、電圧を確認するまでに待ち時間
を設けるようにしたので、負荷投入後、投入の影響によ
る電圧変化が電圧計測値に反映されるまでの時間を待
ち、系統電圧の確認を行うことにより、負荷投入が早す
ぎることによる系統電圧の低下を防ぐこととが可能にな
る。
【0027】(第4の実施形態)図4は、第4の実施形
態の構成を示す図である。本実施形態の場合も親装置の
構成は前述の第1の実施形態と同様であるが、制御端末
11Cに潮流計測保持手段11−8を付加して常時潮流
Pを計測する機能をもたせ、負荷が遮断された場合は、
その直前の潮流計測値を保持しておくようにした点で若
干異なる。
【0028】すなわち、制御端末11Cは、投入指令C
Lを受信した場合、直ちに負荷投入手段11−2により
負荷投入を行ない、負荷投入後は、潮流計測保持手段1
1−8で保持している潮流計測値を元に待機時間演算手
段11−6で演算した待ち時間t分だけ時間待機手段1
1−7で待機し、次の制御端末に投入指令CLを送信す
る。この場合の待機時間演算手段11−6による待機時
間演算例を式(1)に示す。 t=f(p0)=k×P ………(1) k:各制御端末で定められた定数 P:負荷が遮断される直前の潮流P計測値
【0029】一般に投入する負荷量が多い場合は、負荷
投入による系統の影響も大きい。しかし、本実施形態に
よれば制御端末で負荷投入を行った後、自回線の事前潮
流値(P)の関数である時間を待って、次の投入順位
の制御端末へ投入指令を出力するようにしたので、投入
する負荷量に応じた負荷投入間隔を設定することがで
き、全ての負荷投入に要する時間を短くできる。また、
第3の実施形態と比較すると、制御端末内の情報のみで
判断するため、装置の構成が簡素化される。
【0030】(第5の実施形態)図5は、第5の実施形
態の構成を示す図である。本実施形態の場合、親装置1
0Bは、前記投入条件判定手段10−1、投入指令出力
手段10−2および受信手段10−3に加えて、各制御
端末で計測した潮流値Pを収集する手段10−5と、こ
の収集した潮流値Pの大きさを判定する手段10−6
と、この判定手段10−6の判定結果にもとづいて潮流
値の大きい順に負荷投入順序を決定する投入順序決定手
段10−7とを設けた構成としたものである。
【0031】これにより、親装置10Bは、投入条件判
定手段10−1で投入条件が成立した場合、投入順序決
定手段10−7で決めた負荷投入順序(Pn→P2
1)で制御が行なえるよう投入指令CLを投入順序が
最も上位の制御端末(この例では制御端末1n)に出力
する。
【0032】一方、各制御端末11C、12C、…1n
Cは、第1の実施形態で説明した制御端末11〜1nに
対し、新たに前記潮流計測保持手段11−8、12−
8、…1n−8を設けた構成としており、第1の実施の
形態と同様に負荷投入後、投入順序決定手段10−7で
決めた投入順序に従い、次の優先順位の制御端末に向け
て投入指令を出力する。
【0033】本実施形態によれば、制御端末で常時潮流
(P)データを計測し、常時親装置が伝送装置を介し
て収集し、親装置は収集した潮流データから投入順位を
自動判定し、その順位に従って投入指令が受け渡される
よう、親装置が制御端末に対し投入指令を出力すること
により、潮流量の大きな負荷から順に負荷を復旧するこ
とが可能になる。この実施形態により、大きな負荷を早
急に投入することが可能になり、結果として負荷の復旧
を早くすることが可能になる。
【0034】(第6の実施形態)図6は、第6の実施形
態の構成を示す図である。本実施形態親装置10Cの場
合、第5の実施形態の親装置10Bの潮流値収集手段1
0−5から制御端末の投入順位決定手段10−7までの
手段を設ける代わりに、投入指令CLと共に投入条件送
出手段10−8で投入するための負荷投入条件(潮流値)
10−91を出力するように構成している。
【0035】一方、制御端末11Dでは、第4の実施形
態同様に潮流計測保持手段11−8で潮流を計測保持し
ておく。また、伝送路N経由投入指令CLを受けた際、
投入条件判定手段11−9で、負荷が未投入であること
および親装置10Cから送られてきた投入条件10−9
1を満たすことを確認し、負荷投入手段11−2により
自回線の負荷投入を実施し、投入条件10−91を満た
さない場合は自回線の負荷を投入せず、投入指令送信手
段11−3から次の投入順位の制御端末へ投入指令CL
を出力する。
【0036】このようにして、順次制御端末11Dで負
荷投入の可否判断し、負荷を投入する。そして、最後の
順位の制御端末から前記親装置10Cに投入指令CLが
戻ってくる。親装置では、投入条件送信手段10−82
で負荷投入条件(潮流値)を前回よりも緩和して、再び投
入指令CLおよび投入条件10−92を出力する。負荷
未投入の制御端末では、投入条件10−92を満たす場
合は、負荷を投入し、次の制御端末に投入指令を出力す
る。
【0037】このように親装置10cの投入条件出力手
段10−81では、順次負荷投入条件を緩和し、最後に
は投入条件10−9nで投入可能な全ての負荷が投入で
きる条件とし、制御を終了する。
【0038】本実施形態では、第5の実施形態と同様に
各制御端末では常時潮流(P)データを計測する。投
入条件が成立した際、親装置では、投入指令と共に投入
する事前潮流値の条件を送信する。各制御端末では、投
入するための事前潮流値条件が成立している場合のみ負
荷の投入を行う。このことにより、負荷量の大きな負荷
をより迅速に復旧することが可能になると共に、親装置
では請求項5のように常時各制御端末の電力を収集し、
投入順序を決定する必要がないため、簡単な手法で第5
の実施形態相当の効果が得られる。
【0039】(第7の実施形態)図7は、第7の実施形
態の構成を示す図である。本実施形態の場合、親装置1
0Dでは、第6の実施の形態の親装置10Cの投入条件
出力手段10−81、10−82、…10−8nに設定
した投入条件10―91、10−92、…10−9nの
代わりに、優先順位による投入条件10−101、10
−102、…10−10nを投入条件出力手段10−8
1、10−82、…10−8nに設定し、これを投入条
件として各制御端末に送信するようにしたものである。
【0040】本実施形態の制御端末11Eでは、前記第
6の実施形態の制御端末11Dの潮流計測保持手段11
−8の代わりに、優先順位決定手段11−10を設け、
各制御端末毎に優先順位(回線の重要度)の値、潮流の
計測値、常時の負荷力率などから優先順位を決めてお
く。この他の制御については、第6の実施形態と同様で
ある。
【0041】本実施の形態では、第6の実施形態に対
し、負荷投入条件を事前潮流の値ではなく、各回線の持
つ重要度でランク分けし、高順位のランクの負荷から投
入する手段を提供するので、系統上重要な負荷の復旧を
迅速に行うことが可能になる。
【0042】(第8の実施形態)図8は、第8の実施形
態の構成を示す図である。本実施形態の場合、第1の実
施形態の各制御端末11〜1nに、それぞれ断路器判定
手段10−11を付加し、投入負荷の断路器が「切」の
時には、制御端末11〜1nにて投入指令を受信した
際、投入せずに次の順位の制御端末に投入指令を即座に
出力することで、停止中または作業中の負荷の投入を見
送ることを可能にする。
【0043】または、親装置10Eの断路器の情報収集
手段10−11で断路器の情報を収集し、回線の断路器
が「切」の制御端末には、負荷投入指令CLが送信され
ないように負荷投入指令を出力する。
【0044】このような構成とすることにより、各制御
端末11F…で回線の断路器が「切」の時には回線停止
中または作業中と見なして投入を見送り、迅速に次の投
入順位の制御端末に制御指令を出力することにより、作
業中の回線の遮断器を投入することがなくなり、安全性
が向上する効果がある。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来親装置で受け持っていた機能を、負荷投入の条件を検
出する親装置と、回線単位でそれぞれ負荷投入回路を持
つ各制御端末とに分散し、その間を伝送路でデータを受
け渡すことにより、親装置のハードウェア量を削減させ
ることができ、事故発生後の停電になった系統の復旧を
簡単な構成のシステムでより早くかつより確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図2】第2の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図3】第3の実施形の態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図4】第4の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図5】第5の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図6】第6の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図7】第7の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図8】第8の実施の形態に係わる電力系統の負荷投入
システムの構成図。
【図9】従来の電力系統の負荷投入システムを示す図で
あり、特に図9(a)は電力系統と負荷投入装置との関
係を示す構成図、同図(b)は負荷投入回路の一部を示
す図。
【符号の説明】
10、10A〜10E…親装置、11〜1n,11A〜
11F…制御端末、N…伝送路、10−1…投入条件判
定手段、10−2…投入指令出力手段、10−3…受信
手段、10−4…電圧計測手段、10−5…制御端末の
電力収集手段、10−6…電力値判定手段、10−7…
投入順序決定手段、11−1…時間待機手段、11−2
…負荷投入手段、11−3…投入指令出力手段、11−
4…系統電圧計測手段、11−5…電圧判定手段、11
−6…待機時間演算手段、11−7…時間待機手段、1
1−8…電力計測保持手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山守 渉 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 (72)発明者 長谷川 修 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G066 LA03 LA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放状態にある複数の負荷を順次投入す
    る電力系統の負荷投入システムにおいて、 親装置により負荷投入条件検出後、予め設定された投入
    順位に従って回線単位に分散されている負荷投入機能を
    備えた制御端末に対して投入指令を出力し、この投入指
    令を受信した制御端末では予定時間待機してから自回線
    の負荷投入を行うと共に次の投入順位の制御端末に対し
    投入指令を出力し、前記親装置が最後の投入順位の制御
    端末から投入指令を受信することにより、一連の負荷投
    入制御を終了させることを特徴とする電力系統の負荷投
    入システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120274303A1 (en) * 2010-01-25 2012-11-01 Wataru Yamamori Substation automatic control system

Cited By (2)

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