JP2002271872A - コードレススピーカ付きリモコン - Google Patents

コードレススピーカ付きリモコン

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JP2002271872A
JP2002271872A JP2001063325A JP2001063325A JP2002271872A JP 2002271872 A JP2002271872 A JP 2002271872A JP 2001063325 A JP2001063325 A JP 2001063325A JP 2001063325 A JP2001063325 A JP 2001063325A JP 2002271872 A JP2002271872 A JP 2002271872A
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JP
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audio
voice
control
television receiver
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Application number
JP2001063325A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunei Ishihara
俊英 石原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コードレススピーカとリモコンとを有機的に
結合し、それによって、ユーザの操作回数が削減され
た、操作の容易なコードレススピーカ付きリモコンを実
現する。 【解決手段】 音声送信装置100が、テレビ受信機1
から供給される音声信号と共に、そのテレビ受信機1の
状態を示す機器情報を送信し、音声受信リモコン装置1
02は、それら音声信号および機器情報を受信して、コ
ードレススピーカ12から音声を出力すると共に、ユー
ザの入力操作に応じて行われる処理の一部(例えばコー
ドレススピーカ12の音量調節や、テレビ受信機1を遠
隔制御するための機器制御コードの生成など)を、機器
情報に基づいて自動的に実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コードレススピー
カおよびリモコンに関し、より特定的には、遠隔制御の
対象である音源機器に接続され、その音源機器から供給
される音声信号を送信する音声送信装置と、その音声送
信装置からの音声信号を受信してコードレススピーカか
ら音声を出力し、かつ音源機器を遠隔制御する音声受信
リモコン装置とからなるコードレススピーカ付きリモコ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ受信機やステレオセット等の音源
機器は、通常、部屋の壁際などのユーザから離れた場所
に置かれる。特に、広いリビングで大勢のユーザが一緒
に音声を聴く時や、キッチンでの作業時など生活音で音
声が聞こえにくい場合には、音源機器のスピーカの音量
を上げる必要があり、周囲に気を遣わなければならなか
った。また、ベッドサイドなどで深夜一人で音声を聞き
たい場合、音声が周囲に漏れないように、しばしばイヤ
ホンが利用される。耳の遠い老人がテレビを視聴する場
合には、テレビ受信機にイヤホンを接続して視聴するの
が一般的である。しかし、イヤホンを耳に装着すると、
圧迫感がある上、脱落し易い等の煩わしさがあった。
【0003】そこで、好みの場所に置いて手元で明瞭な
音声を聞くことができるコードレススピーカが、従来よ
り複数のメーカによって商品化されている。特に近年、
コードレススピーカと、テレビ受信機を遠隔制御するた
めのリモコンとを一体化したコードレススピーカ付きリ
モコンが商品化されている。この種のリモコンとして
は、例えば、「音声出力付きテレビリモコン」が登録さ
れている(実用新案登録番号第3030716号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「音声
出力付きテレビリモコン」など従来のコードレススピー
カ付きリモコンでは、コードレススピーカとリモコンと
は互いに独立して動作するものであり、2つを物理的に
一緒にしたという以上の利便性の向上は望めなかった。
【0005】具体的には、例えば、テレビ受信機の受信
チャンネルを切り換えた時に、放送のないチャンネルを
選局してしまうことがあり、ユーザの操作が無駄にな
る。また、放送のないチャンネルを選局した時、テレビ
スピーカから大きなノイズ音声が出力されるので、その
対応のためチャンネル操作や音量ダウン、消音などの操
作を素早く行う必要がある。的確な操作を素早く行うこ
とは、特に老化等で手の運動機能が衰えた人にとって容
易でなく、煩わしい負担となる。そうでない人にとって
も、キッチンでの作業時などの手が離せなかったり、就
寝時など手を動かすのが面倒な状況下においては、煩わ
しい負担となる。これらは、多くの従来のリモコンが抱
える問題点であるが、コードレススピーカ付きリモコン
の場合、放送のないチャンネルを選局した時、コードレ
ススピーカから大きなノイズ音声が出力されるので、そ
の音量調節も行わねばならず、ユーザの操作回数がさら
に増えることになる。
【0006】それゆえに、本発明の目的は、コードレス
スピーカとリモコンとを有機的に結合し、それによっ
て、ユーザの操作回数が削減された、操作の容易なコー
ドレススピーカ付きリモコンを実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、遠隔制御の対象である音源機器に接続され、そ
の音源機器から供給される音声信号を送信する音声送信
装置と、当該音声送信装置からの音声信号を受信してコ
ードレススピーカから音声を出力し、かつ音源機器を遠
隔制御する音声受信リモコン装置とからなるコードレス
スピーカ付きリモコンであって、音声送信装置は、音源
機器から、その音源機器の状態を示す機器情報を取得す
る機器情報取得手段、および音源機器から供給される音
声信号と、機器情報取得手段が取得した機器情報とを送
信する音声・情報送信手段を備え、音声受信リモコン装
置は、音声送信装置からの音声信号および機器情報を受
信する音声・情報受信手段、音声・情報受信手段が受信
した音声信号を増幅してコードレススピーカに与える増
幅手段、音源機器を遠隔制御するための機器制御コード
をユーザの入力操作に応じて生成し、かつ、ユーザの入
力操作に応じて行われる処理の一部を、音声・情報受信
手段が受信した機器情報に基づいて自動的に実行する第
1の制御手段、および第1の制御手段が生成した機器制
御コードを音源機器へ向けて送信するコード送信手段を
備えている。
【0008】上記第1の発明では、音声送信装置が、音
源機器から供給される音声信号と共に、その音源機器の
状態を示す機器情報を送信し、音声受信リモコン装置
は、それら音声信号および機器情報を受信して、コード
レススピーカから音声を出力すると共に、ユーザの入力
操作に応じて行われる処理の一部(例えばコードレスス
ピーカの音量調節や、機器制御コードの生成など)を、
機器情報に基づいて自動的に実行する。これにより、ユ
ーザによる入力操作の回数を削減することが可能とな
る。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、第1
の制御手段は、増幅手段の増幅率を、音声・情報受信手
段が受信した機器情報に基づいて制御することを特徴と
している。
【0010】上記第2の発明では、音声受信リモコン装
置が、音声送信装置からの機器情報に基づいてコードレ
ススピーカの音量を自動的に調節するので、音量調節の
ための入力操作の回数が削減される。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、音源
機器は、テレビ受信機であり、第1の制御手段は、機器
情報を解析することにより、テレビ受信機が放送のない
チャンネルを受信している状態にあることを検知した場
合、増幅手段の増幅率を制御してコードレススピーカの
音量を下げることを特徴としている。
【0012】上記第3の発明では、音源機器であるテレ
ビ受信機が放送のないチャンネルを受信している場合、
音声受信リモコン装置は、コードレススピーカの音量を
自動的に下げる。これにより、放送終了時刻を過ぎた
り、受信設定のなされていないチャンネルが選局された
りしても、大音量の雑音がコードレススピーカから出力
されることがなくなるので、ユーザは、コードレススピ
ーカの音量を下げるための入力操作を慌てて行う必要が
なくなる。
【0013】第4の発明は、第1の発明において、第1
の制御手段は、音声・情報受信手段が受信した機器情報
に基づいて機器制御コードを生成することを特徴として
いる。
【0014】上記第4の発明では、音声受信リモコン装
置が、音声送信装置からの機器情報に基づいて機器制御
コードを自動的に生成するので、遠隔制御のための入力
操作の回数が削減される。
【0015】第5の発明は、第4の発明において、音源
機器は、テレビ受信機であり、第1の制御手段は、機器
情報を解析することにより、テレビ受信機が放送のない
チャンネルを受信している状態にあることを検知した場
合、テレビ受信機を遠隔制御してそのテレビ受信機のス
ピーカの音量を下げさせるための機器制御コードを生成
することを特徴としている。
【0016】上記第5の発明では、音源機器であるテレ
ビ受信機が放送のないチャンネルを受信している場合、
音声受信リモコン装置は、そのテレビ受信機のスピーカ
(以下、テレビスピーカ)の音量を自動的に下げる。こ
れにより、放送終了時刻を過ぎたり、受信設定のなされ
ていないチャンネルに切り替わったりしても、大音量の
雑音がテレビスピーカから出力されることがなくなるの
で、ユーザは、テレビスピーカの音量を下げるための入
力操作を慌てて行う必要がなくなる。
【0017】第6の発明は、第1の発明において、音源
機器から供給される音声信号は、2以上の音声信号が多
重された音声多重信号であり、音声送信装置は、2以上
の音声信号のいずれか1つ、またはそれらを互いに加算
して得られる混合信号を、音声・情報送信手段に与える
ための音声選択手段、および音声選択手段を制御する第
2の制御手段をさらに備え、第1の制御手段は、音声・
情報受信手段が受信した機器情報に基づいて、音声送信
装置を遠隔制御するための送信装置制御コードをさらに
生成し、コード送信手段は、第1の制御手段が生成した
送信装置制御コードを音源機器へ向けてさらに送信し、
音源機器が音声受信リモコン装置からの送信装置制御コ
ードを受信して音声送信装置へと転送し、第2の制御手
段は、送信装置制御コード基づいて音声選択手段を制御
することを特徴としている。
【0018】上記第6の発明では、音声受信リモコン装
置が、音声送信装置からの機器情報に基づいて、音声送
信装置を遠隔制御するための送信装置制御コードを自動
的に生成し、音声送信装置は、音声受信リモコン装置か
らの送信装置制御コードに応じて音声モードを選択す
る。これにより、コードレススピーカの音声モードが自
動的に切り換わるので、音声モード切り換えのための入
力操作の回数が削減される。
【0019】第7の発明は、第6の発明において、音源
機器は、テレビ受信機であり、第1の制御手段は、機器
情報を解析することにより、テレビ受信機がステレオ放
送を受信している状態にあることを検知した場合、音声
送信装置を遠隔制御して混合信号を送信させるための送
信装置制御コードを生成することを特徴としている。
【0020】上記第7の発明では、音源機器であるテレ
ビ受信機がステレオ放送を受信している場合、音声受信
リモコン装置は、コードレススピーカから、2以上の音
声(例えば、2チャンネルステレオ放送の場合、左音声
および右音声の2つの音声、5.1チャンネルステレオ
放送の場合、左、右、中央、左後方、右後方および低域
の6つの音声)の混合音声を出力する。これにより、ス
テレオ放送時、ユーザは、1つのコードレススピーカを
通じて全ての音声をもれなく聴き取ることができる。
【0021】第8の発明は、第6の発明において、音源
機器は、テレビ受信機であり、第1の制御手段は、機器
情報を解析することにより、テレビ受信機が多国語放送
を受信している状態にあることを検知した場合、音声送
信装置を遠隔制御して、2以上の音声信号のいずれか1
つを送信させるための送信装置制御コードを生成するこ
とを特徴としている。
【0022】上記第8の発明では、音源機器であるテレ
ビ受信機が多国語放送を受信している場合、音声受信リ
モコン装置は、コードレススピーカから、2以上の音声
(例えば、2チャンネルステレオ放送の場合、左音声お
よび右音声の2つの音声、5.1チャンネルステレオ放
送の場合、左、右、中央、左後方、右後方および低域の
6つの音声)のいずれか1つを出力する。コードレスス
ピーカからどの音声を出力するかは、好ましくは、下記
第9の発明のように、ユーザの入力操作により予め任意
に設定されるが、常に特定の音声を出力するよう固定的
に決められていてもよい。例えば、二カ国語放送の場
合、常に主音声を出力するよう固定的に決められていて
もよく、常に副音声を出力するよう固定的に決められて
いてもよい。コードレススピーカから主音声および副音
声のどちらを出力するかをユーザが予め任意に設定する
場合、例えば、テレビスピーカから主音声が出力されて
いる時にコードレススピーカから副音声を出力すること
(あるいはその逆)が可能となる。
【0023】第9の発明は、第8の発明において、第1
の制御手段は、コードレススピーカから2以上の音声信
号のどれを出力するかをユーザが予め任意に設定するた
めのキー入力部を含み、テレビ受信機が多国語放送を受
信している状態にあることを検知した場合、当該キー入
力部を通じて設定された音声信号を送信させるための送
信装置制御コードを生成することを特徴としている。
【0024】第10の発明は、第1の発明において、第
1の制御手段は、音声・情報受信手段が受信した機器情
報を文字表示するための表示部を含んでいる。
【0025】上記第10の発明では、音声受信リモコン
装置が機器情報を文字表示するので、ユーザは、音源機
器の状態(例えば音源機器がテレビ受信機の場合、テレ
ビスピーカの音量や音声モード、受信チャンネルなど)
を知ることができる。また、機器情報の中に番組情報
(放送局名や放送音声モード、タイトル、放送開始・終
了時刻など)や字幕も含めれば、ユーザは、それらを手
元の音声受信リモコン装置の表示部(例えば液晶パネ
ル)を通じて見ることができる。
【0026】第11の発明は、第1の発明において、第
1の制御手段は、音声・情報受信手段が受信した機器情
報を音声出力するための音声変換部を含んでいる。
【0027】上記第11の発明では、音声受信リモコン
装置が機器情報を音声出力するので、ユーザは、音源機
器の状態や番組情報を知ることができる。また、機器情
報の中に番組情報や字幕も含めれば、ユーザは、それら
を手元の音声受信リモコン装置のコードレススピーカを
通じて聴くことができる。
【0028】第12の発明は、第1の発明において、信
号・情報送信手段は、2つの入力チャンネルを持ち、一
方のチャンネルにはセレクタによって選択された音声信
号が、他方のチャンネルには機器情報が入力され、それ
ら音声信号および機器情報で2つの副搬送波をそれぞれ
FM変調するFM変調部、およびFM変調部から出力さ
れる2つの副搬送波が入力され、それら2つの副搬送波
で赤外線を群変調する発光素子を含んでいる。
【0029】上記第12の発明では、1つのFM変調部
と1つの発光素子とを通じて、音声信号および機器情報
を送信することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
コードレススピーカ付きリモコンの構成を示すブロック
図である。図1において、コードレススピーカ付きリモ
コンは、遠隔制御の対象である音源機器(代表例として
テレビ受信機1が記載されている)に接続され、その音
源機器から供給される音声信号を送信する音声送信装置
100と、音声送信装置100からの音声信号を受信し
てコードレススピーカ12から音声を出力し、かつ音源
機器を遠隔制御する音声受信リモコン装置102とで構
成される。なお、音声受信リモコン装置102からの赤
外線を受光するリモコン受光部23は、通常テレビ受信
機1に内蔵されているが、外付けの受光ボックスが光フ
ァイバ等を介してテレビ受信機1と接続されていてもよ
い。
【0031】上記の音声送信装置100および音声受信
リモコン装置102の構成について詳細に説明する前
に、本コードレススピーカ付きリモコンの動作の概要を
説明しておく。本コードレススピーカ付きリモコンは、
例えば、図2の示すような音響システムに用いられる。
図2は、図1のコードレススピーカ付きリモコンを用い
た音響システムの構成の一例を示す模式図である。図2
において、音響システムは、音源機器であるテレビ受信
機1(ステレオ放送・二カ国語放送対応)と、周辺機器
であるディジタル放送チューナ202およびディジタル
ビデオレコーダ201と、音源機器に接続される音声送
信装置100と、音源機器(および周辺機器)を遠隔制
御する音声受信リモコン装置102とを備えている(な
お、図1と共通する構成要素には、同一の参照番号が付
されている)。
【0032】ディジタルビデオレコーダ201は、AV
ケーブル201aを介してテレビ受信機1と接続され、
ディジタル放送チューナ202は、AVケーブル202
aを介してディジタル放送チューナ202と接続されて
いる。音声受信リモコン装置102は、音源機器である
テレビ受信機1を遠隔制御する(それに加えて、周辺機
器であるディジタル放送チューナ202やディジタルビ
デオレコーダ201を遠隔制御してもよい)。
【0033】テレビ受信機1は、ステレオ音声出力端子
1aを持ち、この端子1aから出力されるステレオ音声
信号が、音声ケーブル1001を通じて音声送信装置1
00へと供給される。また、テレビ受信機1は、図示し
ない機器情報出力端子を持ち、この端子から出力される
機器情報シリアル信号(後述)が、シリアルケーブル1
002を通じて音声送信装置100へと転送される。
【0034】なお、音声受信リモコン装置102が周辺
機器(ディジタル放送チューナ202やディジタルビデ
オレコーダ201)をも遠隔制御する場合には、周辺機
器から音声送信装置100へ、その周辺機器の動作状態
を示す機器情報シリアル信号が、テレビ受信機1を経由
して転送される。
【0035】音声送信装置100は、テレビ受信機1か
ら供給される音声信号と、テレビ受信機1(および周辺
機器)から転送される機器情報シリアル信号とを、赤外
発光部8を通じて赤外線送信する。音声受信リモコン装
置102は、信号送信装置からの赤外線を赤外受光部9
で受光して、コードレススピーカ12から音声を出力す
ると共に、機器情報に基づいて、送信装置制御コード
(後述)および機器制御コード(後述)を生成する。ま
た、音声受信リモコン装置102は、従来と同様、キー
入力部19を持ち、ユーザの入力操作に応じて機器制御
コードを生成する。そして、機器情報に基づいて生成し
た送信装置・機器制御コード、およびユーザの入力操作
に応じて生成した機器制御コードを、リモコン発光部2
0を通じて赤外線送信する。
【0036】つまり、音声受信リモコン装置102で
は、従来と同様、コードレススピーカ12から音声が出
力され、また、テレビ受信機1や周辺機器を遠隔制御す
るための機器制御コードがユーザの入力操作に応じて生
成される。音声受信リモコン装置102が従来と異なる
のは、下記の3つの点である。
【0037】(ア)機器情報に基づいてテレビ受信機1
の動作状態の変化を検知して、コードレススピーカ12
から出力する音声のレベルを自動的に調節する。典型的
には、テレビ受信機1が、あるチャンネルの放送を受信
している状態から、受信設定がなされていない空きチャ
ンネルや、(深夜などの理由で)放送が行われていない
チャンネルを受信している状態に変化すると、音声受信
リモコン装置102は、受信状態から非受信状態への変
化を機器情報に基づいて検知して、コードレススピーカ
12の音声レベルを下げる。一方、非受信状態から受信
状態に復帰すると、それを検知して、音声レベルを元に
戻す。
【0038】(イ)機器情報に基づいてテレビ受信機1
の動作状態の変化を検知して、テレビ受信機1を遠隔制
御するための機器制御コードを自動的に生成する。典型
的には、テレビ受信機1が、あるチャンネルの放送を受
信している状態から、空きチャンネルや、放送が行われ
ていないチャンネルを受信している状態に変化すると、
音声受信リモコン装置102は、受信状態から非受信状
態への変化を機器情報に基づいて検知して、テレビ受信
機1本体のスピーカ(以下、テレビスピーカ1b)の音
声レベルを、テレビ受信機1に下げさせるための機器制
御コードを自動的に生成する。一方、非受信状態から受
信状態に復帰すると、それを検知して、音声レベルを元
に戻させるため機器制御コードを自動的に生成する。
【0039】(ウ)機器情報に基づいてテレビ受信機1
の動作状態の変化を検知して、音声送信装置100を遠
隔制御するためのコード(以下、送信装置制御コード)
を自動的に生成する。典型的には、テレビ受信機1が、
例えばモノラル放送を受信している状態から、二カ国語
放送(主音声および副音声)を受信している状態に変化
すると、音声受信リモコン装置102は、モノラル受信
状態から二カ国語受信状態への変化を機器情報に基づい
て検知して、主音声および副音声のうちユーザが予め設
定した方の音声を音声送信装置100に送信させるため
のコードを、自動的に生成する。
【0040】また、テレビ受信機1が、例えばモノラル
放送を受信している状態から、ステレオ放送(右音声お
よび左音声)を受信している状態に変化すると、音声受
信リモコン装置102は、モノラル受信状態からステレ
オ受信状態への変化を機器情報に基づいて検知して、右
音声と左音声との混合音声を音声送信装置100に送信
させるためのコードを、自動的に生成する。
【0041】テレビ受信機1は、音声受信リモコン装置
102からの赤外線をリモコン受光部23で受光して、
機器制御コードと対応する処理(例えば音量調節やチャ
ンネル切換など)を行い、また、送信装置制御コードを
音声送信装置100へと転送する。音声送信装置100
は、テレビ受信機1を通じて受け取った送信装置制御コ
ードと対応する処理(例えば送信音声のモード切換処理
など)を行う。
【0042】なお、周辺機器(ディジタル放送チューナ
202およびディジタルビデオレコーダ201)をも遠
隔制御する場合、音声受信リモコン装置102は、機器
情報に基づいて周辺機器の動作状態の変化を検知して、
周辺機器を遠隔制御するための機器制御コードを自動的
に生成する処理をさらに行い、周辺機器は、音声受信リ
モコン装置102からの赤外線をリモコン受光部23で
受光して、機器制御コードと対応する処理(例えばチャ
ンネル切換やビデオ再生開始など)を実行する。
【0043】本コードレススピーカ付きリモコンでは、
上記(ア)のようなコードレススピーカ12の自動音量
調節処理を行うことによって、ユーザによる入力操作の
回数を削減できる。例えば、チャンネル切換の際、もし
放送のないチャンネルが選局されても、コードレススピ
ーカ12から大音量の雑音が出力されることがなくなる
ので、ユーザは、コードレススピーカ12の音量を下げ
るための入力操作を行わなくて済む。
【0044】また、(イ)のような機器制御コードの自
動生成処理を行うことによって、ユーザによる入力操作
の回数を削減できる。例えば、チャンネル切換の際、も
し放送のないチャンネルが選局されても、音源機器のス
ピーカ(テレビスピーカ1b)から大音量の雑音が出力
されることがなくなるので、ユーザは、音源機器のスピ
ーカの音量を下げるための入力操作を行わなくて済む。
【0045】また、(ウ)のような送信装置制御コード
の自動生成処理を行うことによって、ユーザによる入力
操作の回数を削減できる。例えば、音声受信リモコン装
置102のコードレススピーカ12から出力される音声
のモードが自動的に切り替わるので、ユーザは、音声モ
ード切換のための入力操作を行わなくて済む。
【0046】次に、音声送信装置100の構成について
詳細に説明する。再び図1において、音声送信装置10
0は、制御部101と、音声セレクタ2と、FM変調部
3と、レベルシフタ7と、発光素子8とを備えている。
制御部101は、CPU4と、RAM5と、ROM6と
を含んでおり、音声セレクタ2を制御する。加えて、制
御部101は、テレビ受信機1からシリアル伝送された
機器情報を受けて逐次特定のプロトコル(後述)に変換
し、RAM5に蓄積する。そして、プロトコル変換後の
機器情報を、RAM5より順次取り出すことによってシ
リアル信号に変換し、レベルシフタ7に供給する。
【0047】制御部101では、CPU4がROM6に
記憶された制御プログラムに従い、RAM5を作業領域
として動作することによって、上記のようなセレクタ制
御処理およびプロトコル変換処理が実現される。
【0048】音声セレクタ2は、テレビ受信機1から出
力される音声信号(Lout およびRout を受け、音声受
信リモコン装置102側へ送信する音声として、”
L”,”R”および”L+R”の中からいずれか1つの
音声を選択し、FM変調部3に供給する。ここで、”
L”,”R”は、テレビ受信機1の出力がステレオ信号
の場合、それぞれ左音声,右音声に相当し、二カ国語信
号の場合、それぞれ主音声,副音声に相当する。
【0049】レベルシフタ7は、プロトコル変換後の機
器情報シリアル信号を受け、そのシリアル信号の”
0”,”1”に対応する振幅を、ロジックレベル(通
常、CPU4のVddおよびVss)から、FM変調部
3に最適な振幅へと変換する。この振幅変換処理によっ
て、FM変調部3の最大周波数偏移が調整され、その結
果、音声受信リモコン装置102側において、FM復調
部10が最大の受信S/N性能を得ることができる。
【0050】FM変調部3は、2つの入力チャンネルを
持ち、一方のチャンネルには、音声セレクタ2により選
択された音声信号が、他方のチャンネルには、レベルシ
フタ7によって振幅変換された機器情報シリアル信号が
入力される。FM変調部3は、互いに異なる周波数を持
つ2つの副搬送波を、入力される2つの信号によりそれ
ぞれFM変調して出力する。
【0051】ここで、FM変調部3は、典型的には、市
販のコードレススピーカで用いられる汎用的なステレオ
FM群変調回路である。この場合、FM変調部3のチャ
ンネル”L”に音声信号が、チャンネル”R”に機器情
報シリアル信号が入力され、FM変調部3からは、例え
ば最大周波数偏移100KHzにて音声信号により変調
された2.3MHzの副搬送波と、例えば最大周波数偏
移100KHzにて機器情報シリアル信号により変調さ
れた2.8MHzの副搬送波とが出力される。
【0052】発光素子8は、例えば赤外線発光ダイオー
ドである。発光素子8には、FM変調部3から出力され
る2つの副搬送波が入力され、発光素子8からは、これ
ら2つの副搬送波により群変調された赤外線が出力され
る。このようにすることで、機器情報シリアル信号に対
して、”0”,”1”を2つの異なる周波数に対応させ
るFSK変調がなされたことになる。
【0053】なお、前述の、制御部101が制御情報に
対して行う「特定のプロトコルへの変換」には、例えば
ブロック識別符号や誤り訂正符号の追加といった、制御
情報の非同期パケット転送を可能にするための符号化処
理と、制御情報のビットレートをFM変調部3が変調可
能な値とするためのレート変換処理とが含まれる。
【0054】また、テレビ受信機1から制御部101の
CPU4へ、機器情報シリアル信号を供給するための通
信インターフェースについては、独自の規格を採用して
も、あるいは、USBやIEEE1394、RS232
Cといった汎用的な規格を採用してもよい。ただし、図
1の場合、テレビ受信機1の内部通信に用いられるII
Cバスを採用するのが好ましい。そうすれば、テレビ受
信機1に新たなインターフェースを設けなくて済むの
で、テレビ受信機1側の構成を簡単にすることができ
る。
【0055】また、図1では、音声送信装置100の制
御部101が、テレビ受信機1から供給される機器情報
のプロトコル変換を行っているが、代わりに、テレビ受
信機1がプロトコル変換を行い、プロトコル変換済みの
機器情報を音声送信装置100に供給してもよい。そう
すれば、音声送信装置100の制御部101は、音声セ
レクタ2の制御だけを行えばよいので、高速なCPU4
を用いる必要がなく、またRAM5の容量も少なくよい
ので、本コードレススピーカ付きリモコンの低価格化が
図れる。
【0056】次に、音声受信リモコン装置102の構成
について、詳細に説明する。図1において、音声受信リ
モコン装置102は、受光素子9と、FM復調部10
と、アンプ11と、音量制御部13と、可変抵抗14
と、コードレススピーカ12と、波形整形部15と、制
御部103と、リモコン発光部20とを備えている。
【0057】受光素子9は、例えば赤外受光トランジス
タであり、音声送信装置100側の発光素子8から出力
された赤外線を受光して、電気信号に変換する。FM復
調部10へは、受光素子9からの電気信号が入力され、
FM復調部10は、その電気信号を復調する。FM復調
部10は、2つの出力チャンネル(”L”および”
R”)を持ち、一方のチャンネル(”L”)からは音声
信号が、他方のチャンネル(”R”)からは機器情報シ
リアル信号が出力される。
【0058】FM復調部10(の”L”チャンネル)か
ら出力された音声信号は、アンプ11を通じて増幅され
た後、コードレススピーカ12へと入力され、コードレ
ススピーカ12から音声が出力される。このとき出力さ
れる音声は、音声送信装置100側の音声セレクタ2に
おいて”R”が選択されていれば右音声(副音声)であ
り、”L+R”が選択されていれば、左右の音声が加算
された混合音声である。
【0059】可変抵抗14は、コードレススピーカ12
から出力される音声の音量をユーザの手動作によって調
節するために設けられている。一方、音量制御部13
は、その音量を自動調節するための電子ボリュームであ
り、制御部103の指示に従いアンプ11の増幅率を変
化させることにより、コードレススピーカ12から出力
される音声の音量を制御する。
【0060】FM復調部10(の”R”チャンネル)か
ら出力された機器情報シリアル信号は、波形整形部15
へと入力される。波形整形部15は、例えば振幅リミッ
タ、バンドパスフィルタおよびレベルシフタ等により構
成され、入力された機器情報シリアル信号から、伝送系
の雑音や変復調時に発生する高調波ノイズによる歪み成
分を除去し、さらに、その信号の”0”,”1”に対応
する振幅をロジックレベル(通常VddとVss)に変
換する。
【0061】ここで、音声送信装置100側の制御部1
01から、レベルシフタ7、FM変調部3、FM復調部
10および波形整形部15を通じて、音声受信リモコン
装置102側の制御部103へと伝達される機器情報シ
リアル信号の波形イメージを、図3に示す。図3におい
て、(a)は、制御部101(のCPU4)から出力さ
れる信号の、(b)は、レベルシフタ7によって振幅変
換された信号の、(c)は、FM変調部3によってFS
K変調された信号の、(d)は、FM復調部10によっ
てFSK復調された信号の、(e)は、波形整形部15
によってノイズを除去され、かつ振幅をロジックレベル
に戻された信号の、波形イメージである。
【0062】波形整形部15から出力される波形整形後
の機器情報シリアル信号は、制御部103(内のCPU
16のシリアル受信ポート)に入力され、制御部103
は、その信号に基づいて、音量制御部13を通じてアン
プ11の増幅率を調節し、また、その信号に基づいて、
音声送信装置100やテレビ受信機1を遠隔制御するた
めの送信装置・機器制御コードを生成する。また、制御
部103は、ユーザの入力操作に応じて、送信装置・機
器制御コードを生成する。さらに、制御部103は、機
器情報を文字表示し、かつ音声出力する。
【0063】制御部103は、CPU16と、RAM1
7と、ROM18と、キー入力部19と、表示部21
と、音声変換部22とを含んでおり、上記のようなコー
ドレススピーカ12の音量制御や制御コード生成処理、
文字表示・音声出力処理は、CPU16がROM18に
記憶された制御プログラムに従い、RAM17を作業領
域として動作することによって実現される。
【0064】すなわち、CPU16は、最初、波形整形
後の機器情報シリアル信号から機器情報データを抽出し
て逐次RAM17に蓄積する。次いで、蓄積した機器情
報データをパケット単位でRAM17より順次取り出し
て、音声送信装置100側の制御部101で符号化した
のと同じプロトコルに基づいて元の機器情報に復号化す
る。そして、復号化された一つ一つの機器情報を、RA
M17(上の機器情報データバッファ)に格納する。
【0065】制御部103において、コードレススピー
カ12の音量制御処理は、次のようにして行われる。C
PU16は、RAM17から機器情報を読み出して内容
を解析することにより、テレビ受信機1において選局さ
れている受信チャンネルが「放送あり」から「放送な
し」へ変化したこと、およびその逆の変化を検出するこ
とができる。「放送あり」から「放送なし」への変化を
検出すると、CPU16は、音量制御部13を通じてア
ンプ11を制御することにより、コードレススピーカ1
2の音量を下げる。その後、「放送なし」から「放送あ
り」へ変化すると、CPU16は、音量制御部13を通
じてアンプ11を制御することにより、コードレススピ
ーカ12の音量を元に戻す。これにより、音声受信リモ
コン装置102では、テレビ受信機1において選局され
ている受信チャンネルが「放送有り」と「放送なし」と
の間で切り替わるのに応じて、自動的に音量を調整でき
るようになる。
【0066】制御部103において、機器情報を文字表
示する処理は、次のようにして行われる。表示部21
は、例えば液晶パネルであり、音声送信装置100側か
ら伝達された機器情報を文字に変換して表示する。すな
わち、ROM18には、機器情報をテキスト(文字コー
ド列)に変換するため辞書と、テキストを文字表示する
ためのフォントデータとが格納されており、CPU16
は、RAM17から機器情報を読み出して、ROM18
内の辞書を参照することにより、その機器情報をテキス
トに変換する。そして、そのテキストを、RAM17
(上のテキストバッファ)に格納する。次いで、CPU
16は、テキストバッファに格納されているテキスト中
の各文字コードに対応するフォントデータをROM18
から順次読み出し、表示部21に与える。表示部21
は、与えられたフォントデータに基づいて、機器情報を
文字表示する。
【0067】制御部103において、機器情報を音声出
力する処理は、次のようにして行われる。音声変換部2
2は、声送信装置側から伝達された機器情報を音声信号
に変換する。すなわち、RAM17上のテキストバッフ
ァには、機器情報を変換して得られたテキストが格納さ
れており、ROM18には、各文字コードと対応する音
声データが格納されている。CPU16は、RAM17
上のテキストバッファに格納されているテキスト中の各
文字コードに対応する音声データをROM18から順次
読み出し、音声変換部22に与える。音声変換部22
は、与えられた音声データをD/A変換して、音声信号
を出力する。
【0068】音声変換部22から出力された音声信号
は、FM復調部10(の”L”チャンネル)から出力さ
れた音声信号と加算され、アンプ11へと入力される。
そして、アンプ11によって増幅された後、コードレス
スピーカ12へと入力され、コードレススピーカ12か
ら(テレビ音声と共に)機器情報を示す音声が出力され
る。
【0069】制御部103において、制御コード生成処
理は、次のようにして行われる。CPU16は、RAM
17から機器情報を読み出して内容を解析することによ
り、テレビ受信機1において選局されている受信チャン
ネルが「放送あり」から「放送なし」へ変化したこと、
およびその逆の変化を検出することができる。「放送あ
り」から「放送なし」への変化を検出すると、CPU1
6は、テレビ受信機1の音量を下げる(ミュートする)
ための制御コードを生成して、リモコン発光部20を通
じて赤外線送信する。さらに、ミュート後、「放送な
し」から「放送あり」への変化を検出すると、CPU1
6は、テレビ受信機1の音量を上げる(ミュート前の音
量に戻す)ための制御コードを生成して、リモコン発光
部20を通じて赤外線送信する。
【0070】また、CPU16は、RAM17から機器
情報を読み出して内容を解析することにより、テレビ受
信機1が、モノラル放送またはステレオ放送を受信して
いる状態から、二カ国語放送(主音声および副音声)を
受信している状態に変化したことを検出することができ
る。「モノラル受信状態」または「ステレオ受信状態」
から「二カ国語受信状態」への変化を検出すると、CP
U16は、主音声および副音声のうちユーザが予め設定
した方の音声を音声送信装置100に送信させるための
制御コードを生成し、リモコン発光部20を通じて赤外
線送信する。
【0071】また、CPU16は、RAM17から機器
情報を読み出して内容を解析することにより、テレビ受
信機1が、モノラル放送または二カ国語放送を受信して
いる状態から、ステレオ放送(右音声および左音声)を
受信している状態に変化したことを検出することができ
る。「モノラル受信状態」または「二カ国語受信状態」
から「ステレオ受信状態」への変化を検知すると、CP
U16は、右音声と左音声との混合音声を音声送信装置
100に送信させるための制御コード生成し、リモコン
発光部20を通じて赤外線送信する。
【0072】上記のようにして赤外線送信された制御コ
ードは、リモコン受光部23を通じ、テレビ受信機1に
よって受信される。テレビ受信機1は、受信した制御コ
ードを音声送信装置100の制御部101(のCPU
4)へ転送すると共に、受信した制御コードがテレビ受
信機1自身への音量調節指示であれば、それに応じて音
量調節を実行する。音声送信装置100では、テレビ受
信機1から転送されてきた制御コードが送信音声切り換
え指示であれば、それに応じて制御部101(のCPU
4)が音声セレクタ2を制御して、送信音声の切り換え
を実行する。
【0073】次に、音声受信リモコン装置102側の制
御部103の動作について説明する。図4は、図1の音
声送信装置100から音声受信リモコン装置102へと
伝達される具体的な機器情報の一例を示す図である。図
5は、図1の音声受信リモコン装置102の具体的な外
観の一例を示す図である。図6は、図1の音声受信リモ
コン装置102側の制御部103の動作を示すフローチ
ャートである。
【0074】図4において、図1の音声送信装置100
から音声受信リモコン装置102へ伝達される機器情報
は、テレビ受信機1の動作状態を示す「機器状態」と、
テレビ受信機1が受信しているチャンネルに関する「番
組情報」とを含む。「機器状態」には、テレビ受信機1
において設定されている音量、出力音声モード(主音声
のみ、副音声のみ、ステレオ音声のどれであるか)、受
信チャンネル(チャンネル番号)、信号の有無(テレビ
信号が受信されているか否か)等が記述されている。
「番組情報」は、典型的にはEPG情報であり、放送局
名や放送音声モード(モノラル放送、ステレオ放送、二
カ国語放送のどれであるか)、タイトルおよび放送開始
・終了時刻等が記載されている。
【0075】図5において、音声受信リモコン装置10
2には、音声送信装置100からの音声信号(赤外線)
を受信するための受光素子9と、音声送信装置100へ
の制御コード(赤外線)を送信するためのリモコン発光
部20と、例えば4行分のテキストを表示可能な液晶パ
ネル21(図1の表示部21と対応)と、液晶パネル2
1の表示内容をスクロールさせるためのスクロールキー
19aと、コードレススピーカ12と、コードレススピ
ーカ12の音量を手動調整するための音量ダイヤル14
(図1の可変抵抗14と対応)と、コードレススピーカ
12の出力音声モードを切り換えるための主/副切換キ
ー19bと、ディジタルビデオレコーダ201を遠隔制
御するための操作キー19cと、テレビ受信機1を遠隔
制御するための操作キー19d(各種キー19a〜d
は、図1のキー入力部19と対応)とを備えている(な
お、図1,2と共通する構成要素には、同一の参照番号
が付されている)。
【0076】図1,図2において、テレビ受信機1で
は、ステレオ放送時、テレビスピーカ1bからステレオ
音声が出力され、二カ国語放送時、テレビスピーカ1b
から主音声(L)が出力されるように設定されている。
一方、音声受信リモコン装置102では、ステレオ放送
時、コードレススピーカ12から左右混合音声(L+
R)が出力され、二カ国語放送時、コードレススピーカ
12から副音声(R)が出力されるように設定されてい
るとする(つまり、ステレオ放送時には、音声セレクタ
2において”L+R”の音声信号が選択され、二カ国語
放送時には、”R”の音声信号が選択される)。
【0077】なお、二カ国語放送時の出力音声モード
は、音声受信リモコン装置102のキー入力部19を操
作することにより、ユーザが任意に設定変更することが
できる。例えば、上記のように設定された状態におい
て、もしユーザが音声受信リモコン装置102の(テレ
ビ用の)音声切換キー(図5に参照番号19dで示され
るキー群の中の1つ)を押せば、制御コードが生成・送
信され、それに応じてテレビ受信機1の出力音声モード
がLからRに切り替わる。また、もしユーザが(コード
レススピーカ12用の)主/副切換キー19bを押せ
ば、制御コードが生成・送信され、それに応じて音声送
信装置100の音声セレクタ2がRからLに切り替わ
る。
【0078】いま、テレビ受信機1は、モノラル信号
(LとRとが同一であるような信号)を受信している状
態(以下、「モノラル受信状態」と呼ぶ)にあるとす
る。このとき、テレビ受信機1のスピーカ(テレビスピ
ーカ1b)、および音声受信リモコン装置102のスピ
ーカ(コードレススピーカ12)からは、どちらもL側
の音声が出力されている。
【0079】テレビ受信機1の状態が、上記のようなモ
ノラル受信状態から、次の番組の放送開始時刻となって
(あるいは受信チャンネル切り換えによって)ステレオ
受信状態や二カ国語受信状態へと変化したり、放送終了
時刻を過ぎて(あるいは受信設定のなされていないチャ
ンネルが選局されて)無信号状態へと変化するのに伴
い、テレビ受信機1から音声送信装置100へ機器情報
シリアル信号が供給され、音声送信装置100は、その
機器情報シリアル信号を、音声受信リモコン装置102
へと送信する。テレビ受信機1の状態の変化に応じて音
声送信装置100から音声受信リモコン装置102へと
伝達される機器情報の具体例が、図4(1)〜(4)に
示されている。
【0080】図4(1)は、テレビ受信機1がモノラル
受信状態にあるときの機器情報の具体例である。この機
器情報によって、音声受信リモコン装置102(の制御
部103)は、テレビ受信機1が、BS毎朝放送(BS
3チャンネル)で放送中のモノラル番組「ローカルニュ
ース」を受信している状態にあることを認識できる。
【0081】図4(2)は、テレビ受信機1が二カ国語
受信状態にあるときの機器情報の具体例である。この機
器情報によって、音声受信リモコン装置102(の制御
部103)は、テレビ受信機1が、BS毎朝放送(BS
3チャンネル)で放送中の二カ国語番組「ダイパニッ
ク」を受信している状態にあることを認識できる。
【0082】図4(3)は、テレビ受信機1が無信号状
態にあるときの機器情報の具体例である。この機器情報
によって、音声受信リモコン装置102(の制御部10
3)は、テレビ受信機1が、VOWOW放送(BS5チ
ャンネル)を選局しているにもかかわらず信号を受信し
ていない状態にあることを認識できる。
【0083】図4(4)は、テレビ受信機1がステレオ
受信状態にあるときの機器情報の具体例である。この機
器情報によって、音声受信リモコン装置102(の制御
部103)は、テレビ受信機1が、衛星第一放送(BS
7チャンネル)で放送中のステレオ番組「ワールドサッ
カー」を受信している状態にあることを認識できる。
【0084】音声受信リモコン装置102では、制御部
103が、伝達されてきた機器情報に基づいて、図6に
示されるような一連の処理を行う。図6において、制御
部103は、最初、音声送信装置100を通じて伝達さ
れる機器情報を検出し(ステップS1)、次いで、その
機器情報を文字表示する(ステップS2)。ステップ2
で文字表示される機器情報の一例が、図5に示されてい
る。図5の例では、音声受信リモコン装置102の液晶
パネル21に、テレビ受信機1に関する機器情報(受信
チャンネルや音声モード、タイトルなど;図4参照)
と、ディジタルビデオレコーダ201に関する機器情報
(録画中でであること、およびテープ残量)とが表示さ
れている。なお、ステップS2では、上記のような文字
表示に加え、機器情報の音声出力を行ってもよい。ある
いは、文字表示は行わず、音声出力だけを行ってもよ
い。
【0085】次に、制御部103は、ステップS1で検
出した機器情報に基づいて、コードレススピーカ12お
よびテレビスピーカ1bに関して音量制御を行う(ステ
ップS3)。
【0086】図7は、図6のステップS3の音量制御処
理の詳細を示すフローチャートである。図7において、
制御部103は、最初、機器情報の内容を解析し(ステ
ップS101)、次いで、その解析結果に基づいて、テ
レビ受信機1が信号を受信していない(放送のないチャ
ンネルが選局されている)状態(以下、「無信号状態」
と呼ぶ)にあるか否かを判定する(ステップS10
2)。テレビ受信機1が「無信号状態」にあるか否か
は、機器情報に含まれる「機器状態」の中の「信号の有
無」の内容、または「番組情報」の中の「タイトル」の
内容から判定することができる。
【0087】ステップS102の判定結果が肯定の場
合、制御部103は、音量制御部13を通じてアンプ1
1を制御することにより、コードレススピーカ12から
の出力音声をミュートする(ステップ103)。ミュー
ト後、制御部103は、ステップS101の解析結果に
基づいて、テレビ受像機がテレビスピーカ1bから音声
出力を行っていない状態(以下、「消音状態」と呼ぶ)
にあるか否かを判定する(ステップS104)。テレビ
受信機1が「消音状態」にあるか否かは、機器情報(図
4参照)に含まれる「機器状態」の中の「音量」の内容
から判定することができる。
【0088】ステップS104の判定結果が否定の場
合、制御部103は、図6のステップS4の処理へと進
む。ステップS104の判定結果が肯定の場合、制御部
103は、テレビスピーカ1bからの出力音声を消音す
るための制御コードを生成して、リモコン発光部20を
通じてテレビ受信機1に送信する(ステップS10
5)。テレビ受信機1は、リモコン受光部23を通じて
制御コードを受信し、そのコードが示す操作を実行、す
なわちテレビスピーカ1bからの音声を消音する。消音
後、制御部103は、図6のステップS4の処理へと進
む。
【0089】ステップS102の判定結果が否定の場
合、制御部103は、音量制御部13を通じてアンプ1
1を制御することにより、コードレススピーカ12から
の出力音声をミュート解除する(ステップ106)。ミ
ュート解除後、制御部103は、ステップS101の解
析結果に基づいて、テレビ受信機1が「消音状態」にあ
るか否かを判定する(ステップS107)。
【0090】ステップS107の判定結果が否定の場
合、制御部103は、図6のステップS4の処理へと進
む。ステップS107の判定結果が肯定の場合、制御部
103は、テレビスピーカ1bからの出力音声を消音解
除するための制御コードを生成して、リモコン発光部2
0を通じてテレビ受信機1に送信する(ステップS10
8)。テレビ受信機1は、リモコン受光部23を通じて
制御コードを受信し、そのコードが示す操作を実行、す
なわちテレビスピーカ1bからの音声を消音解除する。
消音解除後、制御部103は、図6のステップS4の処
理へと進む。以上が、音量制御処理の詳細である。
【0091】再び図6において、制御部103は、音量
制御を終えると、ステップS1で検出した機器情報に基
づいて、コードレススピーカ12に関して、音声モード
制御を行う(ステップS4)。図8は、図6のステップ
S4の音声モード制御処理の詳細を示すフローチャート
である。図8において、制御部103は、最初、機器情
報の内容を解析し(ステップS201)、次いで、その
解析結果に基づいて、テレビ受信機1が、ステレオ放送
を受信している状態(以下、「ステレオ受信状態」と呼
ぶ)にあるか否かを判定する(ステップS202)。テ
レビ受信機1が「ステレオ受信状態」にあるか否かは、
機器情報(図4参照)に含まれる「番組情報」の中の
「音声モード」の内容から判定することができる。
【0092】ステップS202の判定結果が肯定の場
合、制御部103は、音声送信装置100からの送信音
声を”L+R”に切り換えるための制御コードを生成し
て、リモコン発光部20を通じてテレビ受信機1に送信
する(ステップS203)。テレビ受信機1は、リモコ
ン受光部23を通じてその制御コードを受信し、音声送
信装置100へと転送する。音声送信装置100におい
て、制御部101は、その制御コードが示す操作を実
行、すなわち送信音声を”L+R”へ切り換える。コー
ド送信後、制御部103は、図6のステップS5の処理
へと進む。
【0093】ステップS202の判定結果が否定の場
合、制御部103は、ステップS201の解析結果に基
づいて、テレビ受信機1が、二カ国語放送を受信してい
る状態(以下、「二カ国語受信状態」と呼ぶ)にあるか
否かを判定する(ステップS204)。テレビ受信機1
が「二カ国語受信状態」にあるか否かは、機器情報(図
4参照)に含まれる「番組情報」の中の「音声モード」
の内容から判定することができる。
【0094】次に、制御部103は、音声受信リモコン
装置102のコードレススピーカ12について、二カ国
語放送時の音声モードが「主音声」に設定されているか
否かを判定し(ステップS205)、その判定結果が肯
定の場合、コードレススピーカ12からの出力音声を主
音声(L)に切り換えるための制御コードを生成して、
リモコン発光部20を通じてテレビ受信機1に送信する
(ステップS206)。テレビ受信機1は、リモコン受
光部23を通じてその制御コードを受信し、音声送信装
置100へと転送する。音声送信装置100において、
制御部101は、その制御コードが示す操作を実行、す
なわち送信音声を”L”へ切り換える(もともと”L”
の音声を送信している場合、この切り換え処理は実行さ
れない)。コード送信後、制御部103は、図6のステ
ップS5の処理へと進む。
【0095】ステップS205の判定結果が肯定(つま
り設定が「副音声」)の場合、コードレススピーカ12
からの出力音声を副音声(R)に切り換えるための制御
コードを生成して、リモコン発光部20を通じてテレビ
受信機1に送信する(ステップS207)。テレビ受信
機1は、リモコン受光部23を通じてその制御コードを
受信し、音声送信装置100へと転送する。音声送信装
置100において、制御部101は、その制御コードが
示す操作を実行、すなわち送信音声を”R”へ切り換え
る(もともと”R”の音声を送信している場合、この切
り換え処理は実行されない)。コード送信後、制御部1
03は、図6のステップS5の処理へと進む。以上が、
音声モード制御処理の詳細である。
【0096】再び図6において、制御部103は、動作
を継続するか否かを判断して(ステップS5)、判断結
果が肯定の場合、ステップS1へ戻って同様の動作を繰
り返す。一方、否定の場合には、動作を終了する。
【0097】なお、以上では、音源機器であるテレビ受
信機1が2チャンネルステレオ放送・二カ国語放送対応
であり、テレビ受信機1から2つの音声信号が入力され
る2チャンネル音声用のコードレススピーカ付きリモコ
ン(図1参照)を説明したが、3以上の音声信号が入力
されるコードレススピーカ付きリモコンの場合も、音声
セレクタでの選択肢数の違いを除けば、図1の2チャン
ネル用リモコンと同様である。
【0098】例えば、音源機器であるテレビ受信機1が
5.1チャンネルステレオ放送・多国語放送対応であ
り、テレビ受信機1から6つの音声信号(以下、第1〜
第6音声信号;ステレオ放送の場合、左、右、中央、左
後方、右後方および低域の音声と対応する)が入力され
る5.1チャンネル音声用のコードレススピーカ付きリ
モコンは、音声セレクタ2に代えて、音声セレクタ2a
(図示せず)を備えている。音声セレクタ2aは、上記
第1〜第6音声信号と、それらを加算した加算信号との
合計7つの音声の中から、いずれか1つの信号を選択す
る。CPU4は、ステレオ放送の場合、加算信号を選択
させ、多国語放送の場合、第1〜第6音声信号のうちユ
ーザが予め設定した信号を選択させる。
【0099】以上のように、本実施形態によれば、音声
送信装置100が、テレビ受信機1の状態を示す機器情
報を音声信号と共に送信し、音声受信リモコン装置10
2は、機器情報に基づいて、コードレススピーカ12の
音量を自動的に調節したり、テレビスピーカ1bの音量
を調節するための制御コードを自動的に生成したり、コ
ードレススピーカ12の出力音声モードを切り換えるた
めの制御コードを自動的に生成するので、ユーザによる
入力操作(例えばコードレススピーカ12の音量調節の
ためのダイヤル操作や、テレビスピーカ1bの音量調節
のためのキー操作、コードレススピーカ12の出力音声
モード切り換えのためのキー操作等)の回数を削減する
ことができる。
【0100】なお、機器情報に基づいて、コードレスス
ピーカ12の音量を自動的に調節したり、テレビスピー
カ1bの音量を調節するための制御コードを自動的に生
成する代わりに、機器情報に基づいて、選局のための制
御コードの生成を制限するようにしても、放送のないチ
ャンネルが選局された時に、コードレススピーカ12や
テレビスピーカ1bから大音量の雑音が出力されるのを
防止することができる。すなわち、音声受信リモコン装
置102(の制御部103)は、音声送信装置100か
ら送られてきた機器情報を解析して、放送のないチャン
ネルを特定する。そして、放送のないチャンネルについ
ては、たとえユーザがそのチャンネルを選局するための
入力操作を行っても、そのための制御コードを生成しな
い。
【0101】以上の説明から明らかなように、音声送信
装置100が、機器情報を音源機器から取得して、音源
機器から供給される音声信号と共に信送することによっ
て、音声受信リモコン装置102(の制御部103)
は、音源機器の状態を把握できるので、ユーザの入力操
作に応じて制御コードを生成する受動的な動作だけでな
く、ユーザの入力操作を受けることなく自動的に制御コ
ードを生成したり、逆に、ユーザの入力操作を受けても
誤操作と判断して制御コードを生成しないなど、能動的
な動作を行うことが可能となる。その結果、ユーザの操
作回数が削減された、操作の容易なコードレススピーカ
付きリモコンが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコードレススピーカ
付きリモコンの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のコードレススピーカ付きリモコンを用い
た音響システムの構成の一例を示す模式図である。
【図3】図1の音声送信装置100側の制御部101か
ら、レベルシフタ7、FM変調部3、FM復調部10お
よび波形整形部15を通じて、音声受信リモコン装置1
02の制御部103へと伝達される機器情報シリアル信
号の波形イメージを示す図である。
【図4】図1の音声送信装置100から音声受信リモコ
ン装置102へと伝達される具体的な機器情報の一例を
示す図である。
【図5】図1の音声受信リモコン装置102の具体的な
外観の一例を示す図である。
【図6】図1の音声受信リモコン装置102側の制御部
103の動作を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS3の音量制御処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図8】図6のステップS4の音声モード制御処理の詳
細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 テレビ受信機 1a ステレオ音声出力端子 1b テレビスピーカ 100 音声送信装置 101,103 制御部 102 音声受信リモコン装置 2 音声セレクタ 3 FM変調部 4,16 CPU 5,17 RAM 6,18 ROM 7 レベルシフタ 8 発光素子 9 受光素子 10 FM復調部 11 アンプ 12 コードレススピーカ 13 音量制御部 14 可変抵抗 15 波形整形部 19 キー入力部 20 リモコン発光部 21 表示部 22 音声変換部 23 リモコン受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/60 H04N 5/60 C A Fターム(参考) 5C025 BA10 BA18 DA01 5C026 DA05 DA08 DA29 5C056 AA05 BA03 BA08 CA03 CA20 DA13 DA20 EA06 5K048 AA14 BA03 CA08 DA01 DB04 EA11 EB02 EB14 FB15 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔制御の対象である音源機器に接続さ
    れ、その音源機器から供給される音声信号を送信する音
    声送信装置と、当該音声送信装置からの音声信号を受信
    してコードレススピーカから音声を出力し、かつ音源機
    器を遠隔制御する音声受信リモコン装置とからなるコー
    ドレススピーカ付きリモコンであって、 前記音声送信装置は、 前記音源機器から、その音源機器の状態を示す機器情報
    を取得する機器情報取得手段、および前記音源機器から
    供給される音声信号と、前記機器情報取得手段が取得し
    た機器情報とを送信する音声・情報送信手段を備え、 前記音声受信リモコン装置は、 前記音声送信装置からの音声信号および機器情報を受信
    する音声・情報受信手段、 前記音声・情報受信手段が受信した音声信号を増幅して
    前記コードレススピーカに与える増幅手段、 前記音源機器を遠隔制御するための機器制御コードをユ
    ーザの入力操作に応じて生成し、かつ、ユーザの入力操
    作に応じて行われる処理の一部を、前記音声・情報受信
    手段が受信した機器情報に基づいて自動的に実行する第
    1の制御手段、および前記第1の制御手段が生成した機
    器制御コードを前記音源機器へ向けて送信するコード送
    信手段を備える、コードレススピーカ付きリモコン。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段は、前記音声・情報
    受信手段が受信した機器情報に基づいて前記増幅手段の
    増幅率を制御することを特徴とする、請求項1に記載の
    コードレススピーカ付きリモコン。
  3. 【請求項3】 前記音源機器は、テレビ受信機であり、 前記第1の制御手段は、前記機器情報を解析することに
    より、前記テレビ受信機が放送のないチャンネルを受信
    している状態にあることを検知した場合、前記増幅手段
    の増幅率を制御して前記コードレススピーカの音量を下
    げることを特徴とする、請求項2に記載のコードレスス
    ピーカ付きリモコン。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御手段は、前記音声・情報
    受信手段が受信した機器情報に基づいて前記機器制御コ
    ードを生成することを特徴とする、請求項1に記載のコ
    ードレススピーカ付きリモコン。
  5. 【請求項5】 前記音源機器は、テレビ受信機であり、 前記第1の制御手段は、前記機器情報を解析することに
    より、前記テレビ受信機が放送のないチャンネルを受信
    している状態にあることを検知した場合、前記テレビ受
    信機を遠隔制御してそのテレビ受信機のスピーカの音量
    を下げさせるための機器制御コードを生成することを特
    徴とする、請求項4に記載のコードレススピーカ付きリ
    モコン。
  6. 【請求項6】 前記音源機器から供給される音声信号
    は、2以上の音声信号が多重された音声多重信号であ
    り、 前記音声送信装置は、 前記2以上の音声信号のいずれか1つ、またはそれらを
    互いに加算して得られる混合信号を、前記音声・情報送
    信手段に与えるための音声選択手段、および 前記音声選択手段を制御する第2の制御手段をさらに備
    え、 前記第1の制御手段は、前記音声・情報受信手段が受信
    した機器情報に基づいて、前記音声送信装置を遠隔制御
    するための送信装置制御コードをさらに生成し、前記コ
    ード送信手段は、前記第1の制御手段が生成した送信装
    置制御コードを前記音源機器へ向けてさらに送信し、 前記音源機器が前記音声受信リモコン装置からの送信装
    置制御コードを受信して前記音声送信装置へと転送し、 前記第2の制御手段は、前記送信装置制御コード基づい
    て前記音声選択手段を制御することを特徴とする、請求
    項1に記載のコードレススピーカ付きリモコン。
  7. 【請求項7】 前記音源機器は、テレビ受信機であり、 前記第1の制御手段は、前記機器情報を解析することに
    より、前記テレビ受信機がステレオ放送を受信している
    状態にあることを検知した場合、前記音声送信装置を遠
    隔制御して混合信号を送信させるための送信装置制御コ
    ードを生成することを特徴とする、請求項6に記載のコ
    ードレススピーカ付きリモコン。
  8. 【請求項8】 前記音源機器は、テレビ受信機であり、 前記第1の制御手段は、前記機器情報を解析することに
    より、前記テレビ受信機が多国語放送を受信している状
    態にあることを検知した場合、前記音声送信装置を遠隔
    制御して、前記2以上の音声信号のいずれか1つを送信
    させるための送信装置制御コードを生成することを特徴
    とする、請求項6に記載のコードレススピーカ付きリモ
    コン。
  9. 【請求項9】 前記第1の制御手段は、前記コードレス
    スピーカから前記2以上の音声信号のどれを出力させる
    かをユーザが予め任意に設定するためのキー入力部を含
    み、前記テレビ受信機が多国語放送を受信している状態
    にあることを検知した場合、当該キー入力部を通じて設
    定された音声信号を送信させるための送信装置制御コー
    ドを生成することを特徴とする、請求項8に記載のコー
    ドレススピーカ付きリモコン。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御手段は、前記音声・情
    報受信手段が受信した機器情報を文字表示するための表
    示部を含む、請求項1に記載のコードレススピーカ付き
    リモコン。
  11. 【請求項11】 前記第1の制御手段は、前記音声・情
    報受信手段が受信した機器情報を音声出力するための音
    声変換部を含む、請求項1に記載のコードレススピーカ
    付きリモコン。
  12. 【請求項12】 前記信号・情報送信手段は、 2つの入力チャンネルを持ち、一方のチャンネルには前
    記セレクタによって選択された音声信号が、他方のチャ
    ンネルには機器情報が入力され、それら音声信号および
    機器情報で2つの副搬送波をそれぞれFM変調するFM
    変調部、および前記FM変調部から出力される2つの副
    搬送波が入力され、それら2つの副搬送波で赤外線を群
    変調する発光素子を含む、請求項1に記載のコードレス
    スピーカ付きリモコン。
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