JP2002271384A - ネットワーク輻輳監視装置 - Google Patents

ネットワーク輻輳監視装置

Info

Publication number
JP2002271384A
JP2002271384A JP2001062423A JP2001062423A JP2002271384A JP 2002271384 A JP2002271384 A JP 2002271384A JP 2001062423 A JP2001062423 A JP 2001062423A JP 2001062423 A JP2001062423 A JP 2001062423A JP 2002271384 A JP2002271384 A JP 2002271384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traffic data
congestion
information
network
router
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001062423A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Mao
孝一 真尾
Takashi Watanabe
隆史 渡辺
Noriko Yokozuka
紀子 横塚
Koji Yokochi
晃司 横地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Networks Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Networks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd, Oki Networks Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001062423A priority Critical patent/JP2002271384A/ja
Publication of JP2002271384A publication Critical patent/JP2002271384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路変更時などに生じる輻輳に対し、措置を
迅速にとることができる、ネットワークの保守性を向上
させることができるネットワーク輻輳監視装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、複数のルータが接続されてな
るネットワークを監視対象とし、いずれかのルータに接
続され、周期的に、各ルータに関するトラフィックデー
タを収集し、輻輳を判定するネットワーク輻輳監視装置
に関する。そして、接続しているルータから、ネットワ
ークの構成変化が通知されたときに、変化前の構成で使
用し得なくなった経路のトラフィックデータに基づき、
新しい構成で代替する経路のトラフィックデータを予測
するトラフィックデータ予測手段と、予測したトラフィ
ックデータが、輻輳を起こすか否かを判定する輻輳事前
判定手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク輻輳監
視装置に関し、特に、IPネットワークにおける輻輳監
視に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、IPネットワークにおける輻輳検
知は、定期的にルータのトラフィックを収集し、そのト
ラフィックが設定された閾値を越えたか否かに基づき行
っており、輻輳を検知した場合には、保守コンソールの
表示態様を変えて保守者に通知していた。
【0003】また、ネットワークの障害などによる経路
変更が発生した場合には、変更後の経路にトラフィック
が集中し、輻輳が発生することがある。このような場合
の輻輳では、上述した輻輳検知方法での検知の他、ネッ
トワーク利用者からのクレーム申告等によってネットワ
ーク管理者が輻輳を認識し、ネットワーク監視ツール等
により異常個所の調査を行うこともなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ネッ
トワークの障害などによる経路変更が発生した場合に
は、輻輳が生じることが多いが、その輻輳は、定期的な
輻輳検知処理によって検知されたり、ネットワーク利用
者からの申告によって認識されたりし、措置が後手に回
ることが多い。
【0005】そのため、経路変更時などに生じる輻輳に
対し、措置を迅速にとることができる、ネットワークの
保守性を向上させることができるネットワーク輻輳監視
装置が求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、複数のルータが接続されてなるネットワ
ークを監視対象とし、いずれかの上記ルータに接続さ
れ、周期的に、上記各ルータに関するトラフィックデー
タを収集し、輻輳を判定するネットワーク輻輳監視装置
において、接続している上記ルータから、ネットワーク
の構成変化が通知されたときに、変化前の構成で使用し
得なくなった経路のトラフィックデータに基づき、新し
い構成で代替する経路のトラフィックデータを予測する
トラフィックデータ予測手段と、予測したトラフィック
データが、輻輳を起こすか否かを判定する輻輳事前判定
手段とを有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるネットワーク
輻輳監視装置の一実施形態を図面を参照しながら詳述す
る。
【0008】図2は、この実施形態のネットワーク輻輳
監視装置(以下、単に輻輳監視装置と呼ぶ)MONの配
置位置を示す説明図である。
【0009】図2において、この実施形態の輻輳監視装
置MONは、OSPF(OpenShortest P
ath First)プロトコルに従っている複数(図
2では5個の例を示している)のルータRT1〜RT5
が接続されて構成されたIPネットワークNに配置され
ている。図2では、ルータRT4に接続された例を示し
ている。また、図2では、一部のルータRT1、RT
4、RT5が他のネットワークN1、N2、N3に接続
されている例を示している。
【0010】OSPFプロトコルの場合、各ルータRT
1、…、RT5については、その入出力インタフェース
にインタフェース番号が付与され、図2では、各ルータ
RT1、…、RT5についてのインタフェース番号を括
弧付き数字で示している。また、OSPFプロトコルの
場合、ルータ間や、ルータと他のネットワークとの間で
の転送効率の良否を表すコストというパラメータが導入
されており、図2では、丸付き数字で示している。な
お、コストは、転送方向で異なることもあり得るが、図
2では、説明の簡便化を期して、双方向のコストが同じ
場合を示している。
【0011】輻輳監視装置MONは、例えば、保守コン
ソールに接続されたパソコンレベルのコンピュータに対
して輻輳監視用のプログラムがローディングされて構成
されているものであるが、機能的には、図1に示す機能
ブロック図で表すことができる。
【0012】図1において、輻輳監視装置MONは、機
能的には、初期処理部10、経路情報処理部11、トラ
フィック処理部12、輻輳判定部13、輻輳事前判定部
14及び表示部15を有する。
【0013】初期処理部10は、トラフィックデータを
収集する周期を規定したり、収集するトラフィックデー
タの種別を規定したり、そのトラフィックデータにおい
て異常(輻輳)と判断する警告閾値を規定したりする、
保守者からの情報を取り込んで内部に設定するものであ
る。
【0014】経路情報処理部11は、ネットワークNか
ら与えられるリンク状態広告情報から、監視対象のIP
ネットワークNのトポロジー情報を作成すると共に、そ
のトポロジー情報に基づいて、各ルータRT1、…、R
T5についての経路情報を作成するものである。なお、
OSPFプロトコルの場合、リンク状態広告情報は全て
のルータRT1〜RT5が保持しており、経路情報処理
部11は、自己が接続されているルータRT4からリン
ク状態広告情報を取り込む。リンク状態広告情報は、ネ
ットワークNの各リンクの状態情報であって、OSPF
プロトコルの場合、リンク状態広告情報は全てのルータ
RT1〜RT5に共有され、保持されている。
【0015】トラフィック処理部12は、監視対象のI
PネットワークNの各ルータRT1、…、RT5につい
て、初期処理部10が取り込んだ種別のトラフィックデ
ータを収集してルータ(インタフェース番号を含む)毎
に整理したトラフィックデータを得るものである。この
トラフィックデータの収集は、当該輻輳監視装置MON
が接続されているルータRT4を介し、例えば、SNM
Pプロトコルに従ってなされる。
【0016】輻輳判定部13は、トラフィック処理部1
2が得たトラフィックデータに基づき、輻輳が発生して
いるか否かを判定するものである。
【0017】輻輳事前判定部14は、監視対象のIPネ
ットワークNのいずれかの個所で障害が発生したことを
リンク状態広告情報などで認識した場合に、新トポロジ
ー情報や新経路情報などを形成し直し、各ルータについ
ての新たなトラフィックデータを予測し、予測したトラ
フィックデータに基づいた輻輳の事前判定を行うもので
ある。
【0018】表示部15は、輻輳判定部13や輻輳事前
判定部14の判定結果や、必要ならば、トポロジー情
報、経路情報、トラフィック情報を表示出力するもので
ある。なお、輻輳という判定結果や、輻輳が予測される
という判定結果を得たときには、図示しない鳴動部(こ
れも一種の表示部)を駆動させるようにしても良い。表
示部15は、主として、保守コンソールの要素である。
【0019】図1では、省略しているが、起動条件情
報、トポロジー情報、経路情報、トラフィック情報など
を記憶している記憶部も設けられている。
【0020】次に、以上のような複数の機能部10〜1
5を有する、実施形態の輻輳監視装置MONの動作を、
図面を参照しながら説明する。
【0021】図3は、実施形態の輻輳監視装置MONの
全体動作を示すフローチャートである。
【0022】輻輳監視装置MONは、処理を開始すると
(システムが起動される)と、起動条件情報(起動条件
ファイル)を読み込む(ステップF1)。
【0023】起動条件情報(起動条件ファイル)は、図
4に示すように、トラフィック情報の収集周期D11
と、トラフィックデータの種別D12−1と、1コスト
当りの警告閾値D12−2とで構成されている。ここ
で、トラフィックデータの種別D12−1と、1コスト
当りの警告閾値D12−2とは対をなすデータであり、
そのトラフィックデータの種別については、そのトラフ
ィックが警告閾値を越えたことで警告を発すること(そ
のトラフィックデータ種別から見て輻輳と捉えること)
を表している。トラフィックデータ種別としては、例え
ば、送信トラフィック量、受信トラフィック量、パケッ
ト損失率など、保守者が任意のものを任意数だけ指定す
ることができる。トラフィックデータ種別の指定方法と
しては、例えば、図4に示すように、SNMP MIB
IIのoid指定方法を適用することができる。
【0024】上述したステップF1の起動条件情報の読
み込み処理では、トラフィック情報の収集周期D11
と、トラフィックデータの種別D12−1及び1コスト
当りの警告閾値D12−2の対情報の全てが読み込まれ
る。
【0025】次に、輻輳監視装置MONは、隣接ルータ
RT4とのOSPFプロトコルに従ったパケットの授受
により、リンク状態広告情報を取り込み、そのリンク状
態広告情報に基づいて、監視対象のネットワークNのト
ポロジー情報を作成する(ステップF2)。
【0026】図5は、図2に示したIPネットワークN
について作成されたトポロジー情報を示している。
【0027】トポロジー情報の1レコードは、例えば、
発信元D21、目的地D22、インタフェース番号D2
3、インタフェースのコストD24、インタフェースア
ドレスD25、ネクストホップD26、広告種別D27
で構成されている。なお、インタフェース番号D23〜
広告種別D27が空欄のレコードは、そのレコードに対
応するリンクがネットワークNに存在しないことを表し
ている。
【0028】発信元D21には、リンク元ルータの識別
情報が挿入される。目的地D22には、リンク元ルータ
にリンク接続されているリンク先ノード(ルータや他の
ネットワーク)の識別情報が挿入される。インタフェー
ス番号D23には、リンク元ルータでのそのリンクに係
るインタフェース番号が挿入される。インタフェースの
コストD24には、そのリンクでの転送効率の良否を表
すコストの値が挿入される。インタフェースアドレスD
25には、リンク元ルータの該当するインタフェースに
割り当てられているIPアドレスが挿入される。ネクス
トホップD26には、リンク先ノード(ルータや他のネ
ットワーク)の該当するインタフェースに割り当てられ
ているIPアドレスが挿入される。広告種別D27に
は、ルータ、他のネットワーク、ホストコンピュータな
どのネクストホップ(リンク先ノード)の種別が挿入さ
れる。
【0029】以上のようにしてトポロジー情報を作成す
ると、輻輳監視装置MONは、次に、作成したトポロジ
ー情報に基づいて、ネットワークN内の各ルータRT
1、…、RT5を頂点とした最短経路の経路情報を作成
する(ステップF3)。
【0030】図6は、図5に示したトポロジー情報に基
づいて作成した経路情報の一例を示す説明図であり、ル
ータRT1を頂点とした場合を詳細に示したものであ
る。
【0031】図6に示す経路情報は、頂点ルータテーブ
ルD31と、2次テーブル(2次経路情報)D32とが
リンクされ、2次テーブルD32もより下位のn次テー
ブル(D33など)にリンクされている。
【0032】頂点ルータテーブルD31は、各ルータの
識別情報を格納したものである。
【0033】2次テーブルD32は、頂点ルータ毎に設
けられ、頂点ルータを規定する識別情報(ルータ種別)
D321に加え、そのルータのインタフェース毎の経路
情報を含んでいる。インタフェース毎の経路情報は、イ
ンタフェース番号D322、インタフェースのIPアド
レスD323、ネクストホップのIPアドレスD32
4、次リンクデータD325、当該インタフェースでの
コストD326、連結してきた経路の合計コスト(但
し、複数の経路がある場合には最小のコスト)D32
7、ホストコンピュータや他のネットワークを収容して
いるルータを表すエンドリンクD328で構成されてい
る。
【0034】3次テーブルは、2次テーブルD32のネ
クストホップのIPアドレスD324やエンドリンクD
328で規定されているルータ毎に、上述と同様な情報
で構成されているものである。4次テーブル以降も同様
である。なお、ネクストホップのIPアドレスやエンド
リンクで規定されているルータの情報が上位次数のテー
ブルにあれば、そちらにリンクし、下位のテーブルは作
成されない。
【0035】なお、最短経路は、ルータ間の物理的な距
離がトポロジー情報に含まれていないので、ホップ数の
最小を最短と捉える。また、最小ホップ数が同じ複数の
経路があった場合には、総コストの少ないものを最短と
する。
【0036】以上のような経路情報の作成を終了する
と、輻輳監視装置MONは、収集されたトラフィックデ
ータを挿入すべくトラフィック情報(ファイル)の枠組
みを作成する(ステップF4、F5)。
【0037】図7は、トラフィックデータの収集処理
(後述するステップF6)が終了した後のトラフィック
情報を示す説明図である。
【0038】トラフィック情報は、ルータ識別情報D6
1、インタフェース番号D62、インタフェースIPア
ドレスD63及びトラフィックデータD64を有する。
トラフィック情報は、ルータ識別情報D61、インタフ
ェース番号D62及びインタフェースIPアドレスD6
3を、トラフィックデータD64を収集するルータのイ
ンタフェースを特定するものとして含む。トラフィック
データD64の種別は、上述した起動条件情報によるも
のである。
【0039】輻輳監視装置MONは、トラフィック情報
(ファイル)の枠組みの作成ではまず、トポロジー情報
から、ルータ識別情報、インタフェース番号及びインタ
フェースIPアドレスを得て、トラフィック情報におけ
る、ルータ識別情報D61、インタフェース番号D62
及びインタフェースIPアドレスD63を作成し(ステ
ップF4)、次に、上述した起動条件情報からトラフィ
ック情報のトラフィックデータD64の部分のエリア
(フィールド)を作成する。
【0040】その後、輻輳監視装置MONは、トラフィ
ック情報のインタフェース番号D72及びインタフェー
スIPアドレスD73の情報を適用し、各ルータから例
えばSNMPのGetコマンドにてトラフィック情報を
収集し、トラフィックデータD74の具体的な値に設定
する(ステップF6)。
【0041】このようにして一旦トラフィック情報を得
た後は、輻輳監視装置MONは、図8及び図9に詳細を
示す輻輳検知処理を繰り返す(ステップF7)。
【0042】輻輳検知処理では、輻輳監視装置MON
は、前回トラフィックデータを収集した時点から、上述
した起動条件情報で指定された収集周期D11を経過し
たか否かを判断する(ステップF71)。
【0043】収集周期を経過した場合には、上述したト
ラフィック情報のインタフェース番号D72及びインタ
フェースIPアドレスD73の情報を用いて、各ルータ
からSNMPのGetコマンドによってトラフィックデ
ータD74を収集し、トラフィックデータエリアに設定
する(ステップF72)。
【0044】そして、トラフィックデータをトポロジー
情報に記述されているコストで除算して1コスト当たり
のトラフィックデータに正規化した後、起動条件情報の
1コスト当りの警告閾値と比較する(ステップF72、
F73)。この処理は、ルータ種別、インタフェース番
号及びトラフィックデータ種別の全ての組について個々
(図7に示すトラフィック情報の各行毎)に行う。収集
したトラフィックデータD74の1コスト当たりの値が
警告閾値以上のものがあれば、保守コンソールにルータ
種別、インタフェース番号、トラフィックデータ種別
と、トラフィックデータの収集値とを表示し、警告音を
鳴動する(ステップF74)。
【0045】前回の収集時から収集周期が経過していな
い場合や、収集したトラフィックデータの値が真の警告
閾値を越えた、ルータ種別、インタフェース番号及びト
ラフィックデータ種別の組が1組も存在しない場合に
は、輻輳監視装置MONは、隣接ルータRT4からOS
PFプロトコルに従ったパケットによって経路変更後の
リンク状態広告情報が通知されたか否かを判別する(ス
テップF75)。
【0046】経路変更通知に係るパケットが与えられて
いないときには、輻輳監視装置MONは、ステップF7
1に戻り、次のトラフィックデータの収集タイミングを
待ち受ける。
【0047】上述したステップF71〜F75の処理
は、ネットワークNの経路が変更されない限り繰り返さ
れ、その経路状態での輻輳監視を繰り返し行っているこ
とになる。
【0048】これに対して、輻輳監視装置MONは、隣
接ルータRT4からOSPFプロトコルに従ったパケッ
トによって経路変更後のリンク状態広告情報が通知され
ると、これを契機として、経路変更後のリンク状態広告
より新トポロジー情報を作成し、さらに、新トポロジー
情報に基づき、各ルータを頂点とした最短経路の新経路
情報を作成する(ステップF76、F77)。
【0049】例えば、図10に示すように、ルータRT
2及びルータRT4間のリンクで障害が発生し、このリ
ンクに障害が発生したことを含むリンク状態広告情報が
通知された場合には、図11に示すような新トポロジー
情報が作成され、また、図12に示すような新経路情報
が作成される。
【0050】図11に示す新トポロジー情報は、図5に
示すトポロジー情報(以下、旧トポロジー情報と呼ぶこ
ともある)と比較した場合、発信元D21がルータRT
2、目的地D22がルータRT4である欄と、発信元D
21がルータRT4、目的地D22がルータRT2であ
る欄とが空欄となる。
【0051】また、図12に示す新経路情報では、ルー
タRT1を頂点ルータとする2次テーブルD52では、
ルータRT1のインタフェース番号が1のインタフェー
スを介して、他のネットワークやホストコンピュータに
送信し得ないので、インタフェース番号が1の情報が設
けられず、その代わりに、旧経路情報で、ルータRT1
のインタフェース番号が1のインタフェースを介したエ
ンドリンクになっていたルータRT4について、新経路
情報では、ルータRT1のインタフェース番号が2のイ
ンタフェースを介したエンドリンクの情報として作成さ
れている。この2次テーブルの変更に併せて、n次テー
ブル等も、旧経路情報と異なったものとなっている。
【0052】新経路情報の作成が終了すると、輻輳監視
装置MONは、旧経路情報と新経路情報とで、頂点ルー
タ及びエンドリンクが同じである、異なっている1個の
差分経路を抽出する(ステップF78)。
【0053】具体的な抽出方法は、以下の通りである。
旧経路情報(図6)の頂点ルータTBL(D31)→2
次TBL(D32)→n次TBL(D33)の順に順次
検索する。まず、頂点ルータTBL(D31)から2次
テーブル(D32)を参照し、各インタフェース情報の
ネクストホップ(D324)とコスト(D326)を取
り出した後、次リンクデータ(D325)からn次TB
L(D33)を参照し、順次ネクストホップ(D33
5、D345)とコスト(D337、D347)を取り
出し、次リンクデータ(D346)が終了(−1)とな
るまで参照を繰り返す。終了の場合のみ総コスト(D3
48)を取り出す。この処理を全ルートについて実行
し、全経路を求める。新経路情報(図12)に対しても
同様の処理で全経路を求める。次に、求めた旧経路の発
信元(D321)と最終目的地(D341)が新経路の
中に存在するかを判定(検索)する。存在した場合に
は、同一経路でかつ総コストが同じかを判断する。同一
経路でかつコストが同じ場合には、次の経路を検索す
る。
【0054】以上の処理により、例えば、頂点ルータが
ルータRT1でエンドリンクがルータRT4(のインタ
フェース番号3のリンク)の場合には、旧経路情報で
は、RT1−RT2−RT4であり、新経路情報では、
RT1−RT3−RT4であるので、差分経路として抽
出される。
【0055】次に、抽出された旧経路情報での差分経路
での総コストと、抽出された新経路情報での差分経路で
の総コストとを比較し、抽出された新経路情報での差分
経路での総コストが大きいか否かを判定する(ステップ
F79、F80)。例えば、図6の旧経路情報の総コス
ト(D348)と図12の新経路情報の総コスト(D5
42)とが比較される。
【0056】なお、経路情報は、最短経路の観点で作成
しているので、抽出された新経路情報での差分経路での
総コストの方が小さいことも起こり得る。
【0057】抽出された新経路情報での差分経路での総
コストの方が大きい場合には、輻輳監視装置MONは、
旧経路情報での差分経路における全ルータ(インタフェ
ース番号を含む)のトラフィックデータの平均値を求め
る(ステップF81)。そして、新経路情報の各ルータ
(インタフェース番号を含む)のトラフィックデータ
に、求めた平均トラフィックデータを加算し、その加算
後のトラフィックデータを、各ルータの新経路コストで
除算した後(1コスト当たりに換算した後)、1コスト
当たりの警告閾値と比較し、1コスト当たりの警告閾値
以上であるかを判定する(ステップF82、F83)。
【0058】具体的には、旧経路情報で求めた差分経路
に関するルータのルータ種別(D321、D331、D
341)とインタフェース番号(D322、D332、
D342)を元に、トラフィック情報(図7)から、該
当するルータ種別(D61)とインタフェース番号(D
62)から、それらルータのトラフィックデータ(D6
4)を加算し、加算したトラフィックデータの平均値を
求める。次に、新経路情報で求めた差分経路に関するル
ータのルータ種別(D521→D531→D541)と
インタフェース番号(D522→D532→D542)
で順番にトラフィックデータを求める。まず、最初に求
めたルータ種別(D521)とインタフェース番号(D
522)のトラフィックデータに、先に求めた旧経路ト
ラフィックの平均値を加算しトラフィックデータを予測
する。加算した新トラフィックデータを総コスト(D5
23)で除算後、起動条件情報(図2)の1コスト当り
の警告閾値と比較する。
【0059】例えば、図6に示す旧経路情報と図13に
示す新経路情報が対象となっている場合において、ステ
ップF79の処理で抽出された差分経路が、頂点ルータ
がルータRT1でエンドリンクがルータRT4(のイン
タフェース番号3のリンク)のときであれば、旧経路情
報の差分経路の総コストが6で、新経路情報の差分経路
の総コストが25であるので、ステップF80の判定に
より、新経路情報の差分経路の総コストが大きいと判定
される。
【0060】そのため、旧経路情報の差分経路RT1
(1)−RT2(1)−RT2(2)−RT4(1)に
係るトラフィックデータが平均される。なお、RT1
(1)は、ルータRT1のインタフェース番号1を表し
ている。すなわち、図7のトラフィック情報に示すL1
〜L4で示す4行についての平均処理が行われる。勿
論、トラフィックデータ種別が1のものについては、4
行のトラフィックデータ種別が1のもので平均が求めら
れる。例えば、トラフィックデータ種別1について、R
T1(1)、RT2(1)、RT2(2)、RT4
(1)についての具体的な値がa、b、c、dであれ
ば、平均μは(a+b+c+d)/4で求められる。
【0061】また、これに対応する新経路情報の差分経
路はRT1(2)−RT3(1)−RT3(2)−RT
4(2)であるので、これら4個のルータ及びインタフ
ェース番号の組についてそれぞれ、各トラフィックデー
タと、平均トラフィックデータとが加算される。例え
ば、RT1(2)のトラフィックデータ種別1の具体的
な値がeであれば、この値eに上述した平均値μが加算
される。この加算されたトラフィックデータの値Eは、
RT1(2)のトラフィックデータ種別1についての経
路変更後の予測されるトラフィックデータの値になって
いる。
【0062】新経路情報でのRT1(2)についてのコ
ストは、図12に示すように、4であるので、加算後の
トラフィックデータEがコスト4で除算された後、トラ
フィックデータ種別1についての1コスト当たりの警告
閾値(図4の例では200)と比較される。
【0063】このようにして、新経路情報でのある1個
のルータ(インタフェース番号を含む)についてのトラ
フィックデータの予測値に対する警告判定(輻輳判定)
で、警告が必要という結果が得られたときには、輻輳監
視装置MONは、保守コンソールに、ルータ種別、イン
タフェース番号、トラフィック種別、トラフィックデー
タ、経路変更情報を警告表示し、警告音を鳴動する(ス
テップF84)。
【0064】一方、警告判定(輻輳判定)で警告が不要
という結果が得られたときや、警告処理(ステップF8
4)が終了したときには、輻輳監視装置MONは、今、
対象となっている差分経路の新経路情報でのルータの全
てについて、予測トラフィックデータの算出や警告判定
(ステップF82〜F84)が終了したか否かを確認
し、そのような処理が終了していないルータがあれば、
ステップF82に戻って、そのような処理を実行する。
【0065】今、対象となっている差分経路の新経路情
報でのルータの全てについて、予測トラフィックデータ
の算出や警告判定(ステップF82〜F84)が終了し
た場合には、また、ステップF80の抽出された新経路
情報での差分経路での総コストの方が大きいか否かの判
定で大きいという結果が得られた場合には、輻輳監視装
置MONは、新経路情報及び旧経路情報の全ての差分経
路に対するステップF78〜F85の処理が終了したか
否かを確認し、終了していないければ、ステップF78
に戻って新たな差分経路について上述した処理を行い、
全ての差分経路について処理が終了したならば、ステッ
プF71に戻って、次のトラフィックデータの収集タイ
ミングを待ち受ける。
【0066】以上のように、上記実施形態のネットワー
ク輻輳監視装置によれば、経路変更発生時に、旧経路情
報と新経路情報の差分を調査し、新経路に関するルータ
(インタフェース)のコストとトラフィック情報から、
輻輳が発生する可能性のあるルータ(経路)を、トラフ
ィックデータの収集を待たずに、事前に検知することが
できる。これにより、輻輳が発生する前に、保守コンソ
ール(保守者)へ通知することができ、ネットワークの
保守性を向上させることができる。
【0067】なお、上記説明では、経路変更が障害発生
に起因する場合であったが、ルータの増廃設の場合に
も、同様に処理することができる。
【0068】また、上記説明では、予測されたトラフィ
ックデータをコストで除算して、1コスト当たりの警告
閾値と比較するものを示したが、予測されたトラフィッ
クデータをそのまま適用し、1コスト当たりの警告閾値
をコスト倍して比較するようにしても良い。
【0069】さらに、警告閾値を越えたトラフィックデ
ータの種別が複数ある場合には、警告方法として、強い
警告を行うようにしても良い。
【0070】さらにまた、本発明は、OSPFルータと
同様な機能を有するルータで構成されるネットワークに
広く適用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明のネットワーク輻
輳監視装置によれば、接続しているルータから、ネット
ワークの構成変化が通知されたときに、変化前の構成で
使用し得なくなった経路のトラフィックデータに基づ
き、新しい構成で代替する経路のトラフィックデータを
予測するトラフィックデータ予測手段と、予測したトラ
フィックデータが、輻輳を起こすか否かを判定する輻輳
事前判定手段とを有するので、経路変更発生時に、輻輳
が発生する可能性のあるルータ(経路)を、トラフィッ
クデータの収集を待たずに事前に検知することができ、
これにより、輻輳が発生する前に、保守コンソール(保
守者)へ通知することができ、ネットワークの保守性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワーク輻輳監視装置の機能的
構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のネットワーク輻輳監視装置のネット
ワーク上の配置位置を示す説明図である。
【図3】実施形態のネットワーク輻輳監視装置の全体動
作を示すフローチャートである。
【図4】実施形態の起動条件情報の説明図である。
【図5】実施形態のトポロジー情報の説明図である。
【図6】実施形態の経路情報の説明図である。
【図7】実施形態のトラフィック情報の説明図である。
【図8】実施形態の輻輳検知処理の詳細を示すフローチ
ャート(1)である。
【図9】実施形態の輻輳検知処理の詳細を示すフローチ
ャート(2)である。
【図10】実施形態の経路変更後のネットワークを示す
説明図である。
【図11】実施形態の新トポロジー情報を示す説明図で
ある。
【図12】実施形態の新経路情報を示す説明図である。
【符号の説明】
MON…ネットワーク輻輳監視装置、RT1〜RT5…
OSPFルータ、N…監視対象のネットワーク(IPネ
ットワーク)、N1〜N3…他のネットワーク、10…
初期処理部、11…経路情報処理部、12…トラフィッ
ク処理部、13…輻輳判定部、14…輻輳事前判定部、
15…状態表示部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月8日(2001.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 隆史 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖通信 システム株式会社内 (72)発明者 横塚 紀子 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖通信 システム株式会社内 (72)発明者 横地 晃司 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖通信 システム株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HD03 HD07 JA10 LC11 LE16 MB16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のルータが接続されてなるネットワ
    ークを監視対象とし、いずれかの上記ルータに接続さ
    れ、周期的に、上記各ルータに関するトラフィックデー
    タを収集し、輻輳を判定するネットワーク輻輳監視装置
    において、 接続している上記ルータから、ネットワークの構成変化
    が通知されたときに、変化前の構成で使用し得なくなっ
    た経路のトラフィックデータに基づき、新しい構成で代
    替する経路のトラフィックデータを予測するトラフィッ
    クデータ予測手段と、 予測したトラフィックデータが、輻輳を起こすか否かを
    判定する輻輳事前判定手段とを有することを特徴とする
    ネットワーク輻輳監視装置。
  2. 【請求項2】 上記輻輳事前判定手段は、代替する経路
    での転送効率の良否を表すコストによって、予測トラフ
    ィックデータを正規化した後に、輻輳の判定を行うもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク
    輻輳監視装置。
JP2001062423A 2001-03-06 2001-03-06 ネットワーク輻輳監視装置 Pending JP2002271384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001062423A JP2002271384A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 ネットワーク輻輳監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001062423A JP2002271384A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 ネットワーク輻輳監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002271384A true JP2002271384A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18921563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001062423A Pending JP2002271384A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 ネットワーク輻輳監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002271384A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010462A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Kddi Corp 経路管理装置及びコンピュータプログラム
JP2010193321A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳影響度評価装置、輻輳影響度評価方法およびそのプログラム
CN103929322A (zh) * 2013-01-16 2014-07-16 富士通株式会社 通信监视器和预测方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010462A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Kddi Corp 経路管理装置及びコンピュータプログラム
US8014319B2 (en) 2007-06-26 2011-09-06 Kddi Corporation Path management device and program storing medium
JP2010193321A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳影響度評価装置、輻輳影響度評価方法およびそのプログラム
CN103929322A (zh) * 2013-01-16 2014-07-16 富士通株式会社 通信监视器和预测方法
JP2014138272A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Fujitsu Ltd 通信監視装置、予測方法及び予測プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9485155B2 (en) Traffic analysis of data flows
US8677016B1 (en) System and method for identifying network topology information
CN108449314B (zh) 一种流量牵引方法和装置
JP4988674B2 (ja) ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法、および、ネットワーク監視プログラム
EP2337266A2 (en) Detecting and classifying anomalies in communication networks
CN101188530B (zh) OSPF路由监测系统的IPv4和IPv6网络故障检测及定位方法和装置
JP4412031B2 (ja) ネットワーク監視システム及びその方法、プログラム
JP2008028801A (ja) 運用管理システム、ノード、運用管理方法及びプログラム
CN106470213A (zh) 一种攻击报文的溯源方法和装置
US7079491B2 (en) Method and node apparatus for filtering ICMP data frame
JP4616020B2 (ja) ネットワーク監視プログラム及びネットワークシステム
CN101741745B (zh) 识别对等网络应用流量的方法及其系统
JP5621674B2 (ja) 管理装置、通信システムおよびパケット通信方法
JP2008059114A (ja) Snmpを利用した自動ネットワーク監視システム
CN108924011A (zh) 用于ospf+路由协议的监测系统、相关设备、方法及介质
CN109088756B (zh) 一种基于网络设备识别的网络拓扑补全方法
CN110855566B (zh) 上行流量的牵引方法和装置
CN101753456B (zh) 一种对等网络流量检测方法及其系统
JP2002271384A (ja) ネットワーク輻輳監視装置
CN106656656A (zh) 一种网络设备抓包方法及装置
CN113992425B (zh) 一种收发网络数据包的方法、网络设备以及通信系统
CN114143385A (zh) 一种网络流量数据的识别方法、装置、设备和介质
TWI637612B (zh) 於發送工作請求時維護串列路由之裝置及其方法
US10756951B2 (en) Network incident identification based on characterizing relationships between interfaces and events as graphical component relationships
JP6652912B2 (ja) ネットワーク装置および異常検知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204