JP2002271380A - ネットワーク制御装置 - Google Patents

ネットワーク制御装置

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JP2002271380A
JP2002271380A JP2001070458A JP2001070458A JP2002271380A JP 2002271380 A JP2002271380 A JP 2002271380A JP 2001070458 A JP2001070458 A JP 2001070458A JP 2001070458 A JP2001070458 A JP 2001070458A JP 2002271380 A JP2002271380 A JP 2002271380A
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Toshiya Matsuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク制御装置で、TCPプロトコルの
フロー制御におけるACKデータの送信タイミングをビ
デオフレームのビデオ周期で所定の間隔に保つことで、
受信フレーム数の偏りがない自然な動きの再生映像を得
るネットワーク制御装置を提供することにある。 【解決手段】1回当たりの送信データ量の情報と該情報
の所要送信回数の情報を受けて、前記1回当たりの送信
データ量の情報の送信が所定期間内に前記所要送信回数
で等間隔に行われるように、前記予め設定されたデータ
送受信の周期の整数倍の周期を算出してデータ送受信の
周期を変更し、前記1回当たりの送信データ量の情報を
前記所要送信回数に送信ノードに送信するようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来技術におけるビデオストリ
ームなどのデータを送受信する送受信ノードよびその送
受信データのトラフィックを制御するネットワーク制御
装置が接続されているネットワークのシステム図であ
る。ネットワークには、上位プロトコルとしてTCP/
IP(Transmission Control Protocol/Internet Protoc
ol)が採用されるLAN(Local Area Network)などがあ
る。
【0003】図5においては、401はビデオストリー
ムなどのデータの伝送媒体としてのネットワーク、50
1はネットワーク401上に流れるビデオストリームな
どのトラフィック量を制御するネットワーク制御装置、
403はビデオストリームを送信する送信ノード、40
4はビデオストリームを受信する受信ノードである。
【0004】ネットワーク制御装置501の構成を図6
に示す。502は予め設定された1回当たりの送信デー
タ量と制限帯域の情報によって後述するTCP制御を行
うと共に予め設定された送受信の周期の情報を出力する
TCP制御部、506は送信ノード403からのTCP
プロトコルのフロー制御における受信確認応答ACK(A
cknowledge)データを受信する受信部、507はTCP
プロトコルのフロー制御におけるACKデータを送信す
る送信部、503は受信部506の受信周期タイミング
を発生する受信周期発生部、504は送信部507の送
信周期タイミングを発生する送信周期発生部、505は
ACKデータが含まれるTCPセグメントデータを生成
するTCPセグメント生成部、である。送受信の周期タ
イミングは、たとえばビデオのフレームレートの30f
ps(Frame per second)、24fps、15fpsなど
(以下、ビデオ周期と称する)である。
【0005】TCPセグメントデータの伝送を担うプロ
トコルは、TCPプロトコルの下位のプロトコルのIP
である。TCPセグメントのサイズが許容される最大長
を超えている場合には、送信されるデータをさらに分割
して送出することもあるが、これは送信部でIPがサポ
ートするものとする。
【0006】従来技術のネットワーク制御装置501
は、ファイルデータやテキストデータなどの非リアルタ
イム伝送を前提として制御を行っている。その制御は、
予め設定された所定期間のトラフィック量以下に抑える
だけのものである。
【0007】制御方式の一つとして、TCPプロトコル
におけるネットワークのトラフィック量を制御するTC
P制御がある。この制御の基本機能は、TCPプロトコ
ルのフロー制御にある。
【0008】TCPプロトコルのフロー制御では、受信
側はデータを正しく受信できたときには送信側に受信確
認応答ACKデータを返し、送信側ではこのACKデー
タの受信を確認すると次のデータを送信する。ここで、
受信側は、送信側へ返される受信確認応答ACKデータ
によってどの程度のデータサイズを受信可能かを告知す
る。このサイズをウインドウサイズという。一般に、フ
ァイルデータやビデオあるいは音声などのマルチメディ
アデータなどの大容量のデータが伝送される際には、伝
送効率を上げるためにウインドウサイズが大きく設定さ
れる。しかし、その結果として、広い帯域がネットワー
クを占有することになる。
【0009】ここで、このTCPプロトコルによるTC
P制御について、フロー図の図7とネットワーク制御装
置501の構成図の図6とで説明する。図7は、受信ノ
ード404がネットワーク制御装置501のTCP制御
の下に送信ノード403からデータを受信するシーケン
スを表している。送信ノード403は、受信ノード40
4へデータの送信する旨のコネクション要求データ30
0を送信する。これを受けて、受信ノード404はコネ
クション要求データ300の応答として、受信可能なデ
ータ量を告知するためのウインドウサイズを6000バ
イトとした受信確認応答ACKデータ301を送信す
る。
【0010】この際、ネットワーク制御装置501の受
信部506は、受信確認応答ACKデータ301を受信
する。受信部506は、受信確認応答ACKデータ30
1をTCP制御部502に転送する。TCP制御部50
2は、受信確認応答ACKデータ301に含まれるウイ
ンドウサイズの6000バイトに対して、予め設定され
た1回当たりの送信データ量の情報(ここでは2000
バイトが予め設定されているものとする)からウインド
ウサイズを2000バイトに変更することをTCPセグ
メント生成部505に通知する。また、TCP制御部5
02は、1回当たりの送信データ量2000バイトに対
して、受信ノード404のウインドウサイズ6000バ
イトに達する所要送信回数3を算出する。そして、TC
Pセグメント生成部505は、ウインドウサイズを60
00バイトから2000バイトに変更したTCPセグメ
ントデータとしてのACKデータ310aを送信部50
7に転送する。送信部507は、TCP制御部502か
らの送受信の周期の情報に基づいて送信周期発生部50
4で生成されるビデオ周期のタイミングでACKデータ
310aを送信ノード403へ送信する。
【0011】送信ノード403は、ACKデータ310
aを受けると、データ量が2000バイトのデータ21
1aを受信ノード404へ最初の送信を開始する。受信
ノード404は、データ量が2000バイトを受信した
が、先程のウインドウサイズとして6000バイトで受
信確認応答ACKデータ301を送信ノード403に送
り返しているので、6000バイトのうちの2000バ
イトしか受信していないとして、次のデータ受信のため
のウインドウサイズの情報が含まれた受信確認応答AC
Kデータの送信はしない。このとき、TCP制御部50
2では、送信ノード403に2回目のウインドウサイズ
が2000バイトのACKデータ310bを送信するよ
うにTCPセグメント生成部505に通知する。これを
受けて、TCPセグメント生成部505は、TCPセグ
メントデータとしてのACKデータ310bを生成し
て、送信部507に転送する。送信部507は、ビデオ
周期タイミングでACKデータ310bを送信ノード4
03へ送信する。これが、ACKデータ310bを受け
た送信ノード403への次のデータ211bの送信を促
すこととなる。以下、同様なTCPプロトコルのフロー
制御が繰り返される。
【0012】そして、最後の3回目のウインドウサイズ
の2000バイトのデータ211cが受信ノード404
で受信される。すると、受信ノード404は、受信確認
応答ACKデータ301で告知したウインドウサイズの
6000バイトに達したことで、自ノードの次に受信可
能なデータサイズを算出して得られたウインドウサイズ
の8000バイトの値を含めた新たな受信確認応答AC
Kデータ302を送信する。しかし、ここでネットワー
ク制御装置501では、上述の一連の流れのようにこの
受信確認応答ACKデータ302を受信するが、TCP
プロトコルのフロー制御を行ってデータ伝送を行うと制
限帯域(ここでは10000バイトとする)を超えてし
まうと判断されると、次のデータの送受信の所定期間T
pまで最初のACK信号320aの送信を待たす。
【0013】上述のように、ネットワーク制御装置50
1は、受信確認応答ACKデータの受信からのウインド
ウサイズを把握して、所定の制限帯域を越えないように
する。同時に、予め設定された1回当たりの送信データ
量と受信ノードからのウインドウサイズとの情報から所
要送信回数を求めて、順次データの送信要求をACKデ
ータ中のウインドウサイズの情報の通知で送信ノード4
03に行う。
【0014】しかし、ビデオストリームが30fpsの
ビデオである場合、すなわち33msのビデオ周期で1
フレームが送信ノード403から送信される。ネットワ
ーク制御装置501で、図7では1秒間(1000m
s)(図7の所定期間Tp)の周期で送受信制御が行わ
れると、受信ノード404で受信されるこの1秒間の受
信フレーム数に偏りが生じる。これは、受信確認応答A
CKデータ302に対するACKデータ320a、32
0b、…によるデータ送受信が行われると制限帯域を越
えてしまうために、データの送受信が待たされるためで
ある。これによって、図7で示されているように、所定
期間の各周期Tpの前半部にデータの送受信が行われ
て、後半部ではデータの送受信が行われていないという
ことに相当する。この結果、動きのあるビデオでは、不
自然な動きの再生映像となる。
【0015】受信フレーム数の偏りによる不自然な動き
が生じる再生映像の例を示す。まず、図8のキャッチボ
ールの映像は、全く制御の無いフルレートの30fps
で映像再生が行われている例である。同図は、人601
と人602がキャッチボールをおこなっている様子で、
ボール603の軌跡を30fpsのビデオフレームとし
て捉えて、フレーム落ちの無いフレームを重ね合わせた
図である。すなわち、人601が時間0秒でボール60
3を投げて、人602が時間2秒でボール603をキャ
ッチするまでの2秒間の軌跡を30fps×2秒の60
フレームで重ね合わせたものである。
【0016】ここで、TCP制御部502で予め設定さ
れた1回当たりの送信データ量をビデオの1フレームの
データサイズの2000バイトとする。そして、上述の
従来のTCPプロトコルのフロー制御に基づいて送受信
制御を10000バイト/secで行った場合のフレー
ムを重ね合わせた一例を図9に示す。送信ノード403
は、送受信制御により、ビデオストリームの1秒間の送
信許容データ量は10000バイトで、受信ノード40
4からのウインドウサイズが10000バイトで設定さ
れていると、1回当たりの送信データ量を1フレームの
データサイズの2000バイトとしているために5フレ
ーム分のデータを送ることができる。ネットワーク制御
装置501では、図7のようにデータの伝送に偏りがあ
るように1秒間に10000バイト以下のトラフィック
量に抑えるようにしか制御しない。このため、図9に示
すように、人601がボール603を投げた時間0秒直
後のビデオフレームや人602がボール603をキャッ
チする直前のビデオフレームがなかったり、ボール60
3が飛んでいる間のビデオフレームがバースト的に送ら
れるというフレームの偏りが発生することになる。この
ように、リアルタイムのビデオストリーム伝送を行なう
と受信フレーム数に偏りが起き、受信ノードで見る再生
映像の動きが不自然なものとなってしまう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ビデオストリームが必
要とする帯域より狭い帯域に制限されたネットワークで
ビデオストリームを伝送する場合、ネットワーク制御装
置でTCPプロトコルのフロー制御におけるACKデー
タの送信タイミングをビデオフレームのビデオ周期の所
定の間隔に保つことで、受信ノードに受信フレーム数の
偏りがないビデオストリームが受信されるようになっ
て、自然な動きの映像を再生することができるネットワ
ーク制御装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、ネットワーク帯域装置に次のような機能を有す
るようにしたものである。
【0019】ネットワークに接続された送信ノードと受
信ノードとの間で授受されるデータの制御を行うネット
ワーク制御装置で、受信ノードの受信可能なデータ量の
情報と予め設定された1回当たりの送信データ量との情
報から、前記受信ノードの受信可能なデータ量に達する
所要送信回数を算出し、前記予め設定されたデータ送受
信の周期で前記1回当たりの送信データ量の情報の送信
を前記送信ノードに前記所要送信回数行って、データの
送受信制御を行うネットワーク制御装置において、前記
1回当たりの送信データ量の情報の送信が所定期間内に
前記所要送信回数で等間隔に行われるように、前記予め
設定されたデータ送受信の周期の整数倍の周期で前記1
回当たりの送信データ量の情報の送信が前記送信ノード
に前記所要送信回数行うようにしたものである。
【0020】また、前記予め設定されたデータの送受信
の周期をビデオフレームとし、該ビデオフレームレート
の周期の整数倍の周期を算出して、該周期で前記1回当
たりの送信データ量の情報の送信が前記送信ノードに前
記所要送信回数行われるようにしたものである。
【0021】さらに、前記受信ノードの受信可能なデー
タ量の情報をTCP(Transmisson Con
trol Protocol)プロトコルのフロー制御
におけるウインドウサイズの情報としたものである。
【0022】また、前記予め設定された1回当たりの送
信データ量の情報を前記TCPプロトコルのフロー制御
におけるウインドウサイズの情報として、前記送信ノー
ドに送信するようにしたものである。
【0023】上記の機能を実現するためのネットワーク
制御装置の構成には、次のような手段を具備したもので
ある。
【0024】ネットワークに接続された送信ノートと受
信ノードとの間で授受されるデータ量の制御を行うネッ
トワーク制御装置で、予め設定されたデータ送受信の周
期でデータを受信する受信手段と、前記予め設定された
データ送受信の周期の情報から前記受信手段のデータの
受信タイミングを発生する受信周期発生手段と、受信ノ
ードの受信可能なデータ量の情報と予め設定された1回
当たりの送信データ量との情報から、前記受信ノードの
受信可能なデータ量に達する所要送信回数を算出して、
前記予め設定されたデータ送受信の周期で前記1回当た
りの送信データ量の情報の送信指示を前記所要送信回数
行う制御手段と、前記1回当たりの送信データ量の情報
を前記送信ノードに通知する通知データを生成するセグ
メント生成手段と、前記予め設定されたデータ送受信の
周期で前記通知データを送信する送信手段と、前記予め
設定されたデータ送受信の周期の情報から前記送信手段
のデータの送信タイミングを発生する送信周期発生手段
と、から成るネットワーク制御装置において、前記1回
当たりの送信データ量と前記所要送信回数との情報を受
けて、前記1回当たりの送信データ量の情報の送信が所
定期間内に前記所要送信回数で等間隔に行われるよう
に、前記予め設定されたデータ送受信の周期の整数倍の
周期を算出して、該整数倍の周期の情報を前記受信周期
発生手段と前記送信周期発生手段に設定して前記データ
送受信の周期を変更し、さらに前記1回当たりの送信デ
ータ量の情報を前記セグメント生成手段に通知するフレ
ームフィルタを具備するようにしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のネットワーク制御装置に
ついて、図1、図2、および図3で説明する。
【0026】図1は、本発明のネットワーク制御装置2
01の構成を示す図である。図2は、ネットワーク制御
装置201、送信ノード403、および受信ノード40
4とがネットワーク401に接続されていることを示す
図である。図3は、送信ノード403、受信ノード40
4、およびネットワーク制御装置201の間のデータま
たは情報の授受のシーケンス図を示している。
【0027】ネットワーク制御装置201は、次の構成
をとる。502は、受信ノード404の受信可能なデー
タ量の情報と予め設定された1回当たりの送信データ量
の情報とから受信ノード404の受信可能なデータ量に
達する所要送信回数を算出し、また前述の従来のTCP
制御を行うと共に予め設定された送受信の周期を出力す
るTCP制御部である。102は、1回当たりの送信デ
ータ量の情報と所要送信回数の情報を受けて、1回当た
りの送信データ量の情報の送信が所定期間内に所要送信
回数で等間隔に行われるように、予め設定されたビデオ
周期の整数倍の周期と遅延時間を算出して、該整数倍の
周期の情報を受信周期発生部503と送信周期発生発生
部504に設定してデータ送受信の周期を変更し、さら
に1回当たりの送信データ量の情報をセグメント生成部
505に通知するフレームフィルタである。506は送
信ノード403からの受信確認応答ACKデータを受信
する受信部、507は更新されたTCPセグメントデー
タとしてのACKデータを送信周期発生部504からの
タイミングで送信する送信部、503はフレームフィル
タ102からのビデオ周期の整数倍の周期の情報を受け
て受信部506の受信周期タイミングを発生する受信周
期発生部、504はフレームフィルタ102からのビデ
オ周期の整数倍の周期の情報を受けて送信部507の送
信周期タイミングを発生する送信周期発生部、505は
フレームフィルタ102からの1回当たりの送信データ
量の情報をウインドウサイズの情報としてTCPセグメ
ントデータを書き換えてACKデータを生成するTCP
セグメント生成部、である。
【0028】次に、ビデオストリームのデータの伝送が
行われるネットワークの制御のフローを図3で説明す
る。同図は、図2における受信ノード404がネットワ
ーク制御装置201のTCPプロトコルのフロー制御に
基づいて、送信ノード403からビデオストリームのデ
ータを受信するシーケンスを表している。
【0029】送信ノード403は、受信ノード404へ
データの送信する旨のコネクション要求データ300を
送信する。これを受けて、受信ノード404はコネクシ
ョン要求データ300の応答として、ウインドウサイズ
を6000バイトとした受信確認応答ACKデータ30
1を送信する。
【0030】この際、ネットワーク制御装置201の受
信部506は、受信確認応答ACKデータ301を受信
する。受信部506は、受信確認応答ACKデータ30
1をTCP制御部502に転送する。 TCP制御部5
02は、受信確認応答ACKデータ301に含まれるウ
インドウサイズの6000バイトに対して、予め設定さ
れた1回の送信データ量の情報(ここでは2000バイ
トが設定されているものとする)からウインドウサイズ
を2000バイトに変更することをフレームフィルタ1
02に通知する。また、TCP制御装置502は、1回
当たりの送信データ量2000バイトに対して、受信ノ
ード404のウインドウサイズ6000バイトに達する
所要送信回数3を算出する。フレームフィルタ102で
は、1回当たりの送信データ量2000バイトの情報と
所要送信回数3の情報を受けて、所定期間Tp内で所要
送信回数(ここではTCP制御部502で3回と算出さ
れている)で1回当たりの送信データ量2000バイト
の情報の送信が等間隔で行われるように、予め設定され
たビデオ周期の整数倍の周期Tv1と遅延時間312を
算出する。そして、フレームフィルタ102は、該整数
倍の周期Tv1の情報を受信周期発生部503と送信周
期発生発生部504に設定してデータ送受信の周期を変
更し、さらに1回当たりの送信データ量2000バイト
の情報をセグメント生成部505に通知する。TCPセ
グメント生成部505は、1回当たりの送信データ量2
000バイトの情報を受けてウインドウサイズの200
0バイトの値にTCPセグメントを書き換えたACKデ
ータ310aを送信部507へ転送する。一方、送信周
期発生部504は、遅延時間312をもってビデオ周期
の整数倍の周期Tv1’のタイミングで送信部507に
ACKデータ310aをネットワーク401へ送出する
ことを要求する。送信部507は、ビデオ周期の整数倍
の周期Tv1’のタイミングで送信ノード403に最初
のACKデータ310aを送信する。
【0031】送信ノード403は、ACKデータ310
aを受けて、データ量が2000バイトの現在のビデオ
ストリームの毎秒30フレーム中のフレームNo.10
のビデオフレームのデータ311aを受信ノード404
へ送信を開始する。受信ノード404は、データ量が2
000バイトを受信したが、先程のウインドウサイズと
して6000バイトで受信確認応答ACKデータ301
を送り返しているので、6000バイトのうちの200
0バイトしか受信していないとして、次のデータ受信の
ためのウインドウサイズの情報が含まれた受信確認応答
ACKデータの送信はしない。
【0032】一方、このとき、TCP制御部502で
は、フレームフィルタ102を介して送信ノード403
に算出した、遅延時間312をもってビデオ周期の整数
倍の周期Tv1のタイミングで2回目のウインドウサイ
ズが2000バイトのACKデータ310bを送信する
ように、送信周期発生部504とTCPセグメント生成
部505に通知する。これを受けて、TCPセグメント
生成部505は、ウインドウサイズ2000バイトの情
報を含むACKデータ310bを生成して送信部507
へ転送する。また、送信周期発生部504は、遅延時間
312をもってビデオ周期の整数倍の周期Tv1のタイ
ミングでACKデータ310bの送信を送信部507に
通知する。送信部507は、これを受けてACKデータ
310bを送信する。これが、ACKデータ310bを
受けた送信ノード403への次のデータの送信を促すこ
とになる。すなわち、送信ノード403は、ACKデー
タ310bを受けると、現在のビデオストリームのフレ
ームNo.20のビデオフレームのデータ311bを受
信ノード404へ送信する。以下、同様なフロー制御に
よるACKデータとデータの送受信が繰り返される。
【0033】そして、最後の3回目のウインドウサイズ
が2000バイトのデータ311cが受信ノード404
で受信される。すると、受信ノード404は、受信確認
応答ACKデータ301で告知したウインドウサイズの
6000バイトに達したことで、自ノードの次に受信可
能なデータサイズの8000バイトを算出して、ウイン
ドウサイズの8000バイトの情報を含んだ新たな受信
確認応答ACKデータ302を送信する。
【0034】この際、ネットワーク制御装置201の受
信部506は、受信確認応答ACKデータ302を受信
する。受信部506は、受信確認応答ACKデータ30
2をTCP制御部502に転送する。 TCP制御部5
02は、受信確認応答ACKデータ302に含まれるウ
インドウサイズの8000バイトに対して、予め設定さ
れた1回当たりの送信データ量の情報(ここでは200
0バイトが設定されているものとする)からウインドウ
サイズ2000バイトの情報をフレームフィルタ102
に通知する。また、TCP制御装置502は、1回当た
りの送信データ量2000バイトに対して、受信ノード
404のウインドウサイズ8000バイトに達する所要
送信回数4を算出する。フレームフィルタ102では、
1回当たりの送信データ量2000バイトの情報と所要
送信回数4の情報を受けて、所定期間Tp内で所要送信
回数(ここではTCP制御部502で4回と算出されて
いる)で1回当たりの送信データ量2000バイトの情
報の送信が等間隔で行われるように、予め設定されたビ
デオ周期の整数倍の周期Tv2と遅延時間322を算出
する。
【0035】以下、上述と同様な一連のシーケンスが行
われる。以上のように、ビデオストリームが必要とする
帯域より狭い帯域に制限されたネットワークでビデオス
トリームを伝送する場合、ネットワーク制御装置201
でTCPプロトコルのフロー制御におけるウインドウサ
イズを変更し、TCPプロトコルのフロー制御における
ACKデータの送信タイミングをビデオストリームのビ
デオ周期の所定の間隔に保つことで、図4のようにビデ
オストリームのビデオフレームのデータが均等に送受信
されて受信側では滑らかな動きとなった映像を再生する
ことができるようになる。
【0036】
【発明の効果】本発明のネットワーク制御装置によれ
ば、ビデオストリームのビデオフレームのデータが均等
に送受信されて受信側では滑らかな動きとなった映像を
再生することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のネットワーク制御装置の
構成図
【図2】 本発明の一実施例におけるネットワークの構
成図
【図3】 本発明の一実施例におけるTCPプロトコル
のフロー制御による制御の一例を示すシーケンス図
【図4】 本発明の一実施例のネットワーク制御装置に
よって制御されたビデオストリームのフレームデータの
流れを示す図
【図5】 従来の一実施例におけるネットワークの構成
【図6】 従来の一実施例におけるネットワーク制御装
置の構成図
【図7】 従来の一実施例におけるTCPプロトコルの
フロー制御による制御の一例を示すシーケンス図
【図8】 フレーム落ちの無いビデオフレーム・レート
が30fps(毎秒30フレーム)のビデオストリーム
の一例を示す図
【図9】 従来の一実施例におけるネットワーク制御装
置によって制御されたビデオストリームのフレームデー
タの流れを示す図
【符号の説明】
102:フレームフィルタ、201:ネットワーク制御
装置、211a、211b、211c、221a、22
1b、221c、221d:ビデオフレームのデータ、
300:コネクション要求データ、301、302、3
03:受信確認応答ACKデータ、310a、310
b、310c、320a、320b、320c、320
d:ACKデータ、311a、311b、311c、3
21a、321b、321c、321d:ビデオフレー
ムのデータ、312、322:遅延時間、501:ネッ
トワーク制御装置、401:ネットワーク、403:送
信ノード、404:受信ノード、502:TCP制御
部、503:送信周期発生部、504:受信周期発生
部、505:TCPセグメント生成部、506:受信
部、507:送信部、Tv1:ビデオ周期の正の整数倍
の周期、Tp:制御の対象となる所定期間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続された送信ノードと受
    信ノードとの間で授受されるデータの制御を行うネット
    ワーク制御装置で、 受信ノードの受信可能なデータ量の情報と予め設定され
    た1回当たりの送信データ量との情報から、前記受信ノ
    ードの受信可能なデータ量に達する所要送信回数を算出
    し、前記予め設定されたデータ送受信の周期で前記1回
    当たりの送信データ量の情報の送信を前記送信ノードに
    前記所要送信回数行って、データの送受信制御を行うネ
    ットワーク制御装置において、 前記1回当たりの送信データ量の情報の送信が所定期間
    内に前記所要送信回数で等間隔に行われるように、前記
    予め設定されたデータ送受信の周期の整数倍の周期で前
    記1回当たりの送信データ量の情報の送信が前記送信ノ
    ードに前記所要送信回数行われることを特徴とするネッ
    トワーク制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発明において、 前記予め設定されたデータの送受信の周期をビデオフレ
    ームとし、該ビデオフレームレートの周期の整数倍の周
    期を算出して、該周期で前記1回当たりの送信データ量
    の情報の送信が前記送信ノードに前記所要送信回数行わ
    れることを特徴とするネットワーク制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の発明において、 前記受信ノードの受信可能なデータ量の情報をTCP
    (Transmisson Control Prot
    ocol)プロトコルのフロー制御におけるウインドウ
    サイズの情報としたことを特徴とするネットワーク制御
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の発明において、 前記予め設定された1回当たりの送信データ量の情報を
    前記TCPプロトコルのフロー制御におけるウインドウ
    サイズの情報として、前記送信ノードに送信するように
    したことを特徴とするネットワーク制御装置。
  5. 【請求項5】ネットワークに接続された送信ノートと受
    信ノードとの間で授受されるデータ量の制御を行うネッ
    トワーク制御装置で、 予め設定されたデータ送受信の周期でデータを受信する
    受信手段と、 前記予め設定されたデータ送受信の周期の情報から前記
    受信手段のデータの受信タイミングを発生する受信周期
    発生手段と、 受信ノードの受信可能なデータ量の情報と予め設定され
    た1回当たりの送信データ量との情報から、前記受信ノ
    ードの受信可能なデータ量に達する所要送信回数を算出
    して、前記予め設定されたデータ送受信の周期で前記1
    回当たりの送信データ量の情報の送信指示を前記所要送
    信回数行う制御手段と、 前記1回当たりの送信データ量の情報を前記送信ノード
    に通知する通知データを生成するセグメント生成手段
    と、 前記予め設定されたデータ送受信の周期で前記通知デー
    タを送信する送信手段と、 前記予め設定されたデータ送受信の周期の情報から前記
    送信手段のデータの送信タイミングを発生する送信周期
    発生手段と、 から成るネットワーク制御装置において、 前記1回当たりの送信データ量と前記所要送信回数との
    情報を受けて、前記1回当たりの送信データ量の情報の
    送信が所定期間内に前記所要送信回数で等間隔に行われ
    るように、前記予め設定されたデータ送受信の周期の整
    数倍の周期を算出して、該整数倍の周期の情報を前記受
    信周期発生手段と前記送信周期発生手段に設定して前記
    データ送受信の周期を変更し、さらに前記1回当たりの
    送信データ量の情報を前記セグメント生成手段に通知す
    るフレームフィルタを具備したことを特徴とするネット
    ワーク制御装置。
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