JP2002271364A - イーサネット(登録商標)通信システムおよびイーサネット装置 - Google Patents

イーサネット(登録商標)通信システムおよびイーサネット装置

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JP2002271364A JP2001072302A JP2001072302A JP2002271364A JP 2002271364 A JP2002271364 A JP 2002271364A JP 2001072302 A JP2001072302 A JP 2001072302A JP 2001072302 A JP2001072302 A JP 2001072302A JP 2002271364 A JP2002271364 A JP 2002271364A
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Hideki Nishizawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的にイーサネット装置間の通信システム
を構築する。イーサネット装置間の双方向通信において
上り下りのインタフェース速度をそれぞれ独立に選択す
る。 【解決手段】 高速イーサネットインタフェースの出力
を分岐し複写することにより、高速イーサネットインタ
フェースを複数のイーサネット装置で共有する。複写さ
れたイーサネットパケットが到着したイーサネット装置
では、自分のアドレスを含むイーサネットパケットを受
信し他を廃棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイーサネットを用い
る情報ネットワークに利用する。特に、経済的に高速広
帯域なマルチメディアサービスを実現するために利用す
るに適する。
【0002】
【従来の技術】イーサネットによるネットワークを構成
するための装置として、パケットのMAC(Media Acces
s Control)アドレスを調べて記憶し、その情報を基にパ
ケットを適切なポートへ転送するイーサネットスイッチ
がある。
【0003】イーサネットには、転送速度が10Mb/
sのイーサネット、100Mb/sのファストイーサネ
ット、1Gb/sのギガビットイーサネットがすでに商
用化されており、それぞれ互換性がありLANの主流と
なっている。また、現在は10Gb/sイーサネットの
開発も行われている。
【0004】従来のイーサネット通信システムの構成を
図6に示す。このイーサネットを接続する際、従来は図
6のようにネットワーク上位のイーサネットスイッチの
送受信インタフェースに対して複数のイーサネットスイ
ッチの送受信インタフェースが1対1に接続されるのが
一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続形態では、
例えば、ギガビットイーサネットのインタフェースで各
イーサネットスイッチを接続する場合には、上位のイー
サネットスイッチは接続するスイッチ分の送受信用ギガ
ビットイーサネットインタフェースを用意する必要があ
り、同時に下位のイーサネットスイッチも上位のイーサ
ネットスイッチと同数の送受信用ギガビットイーサネッ
トインタフェースを用意しなければならない。
【0006】通常、ギガビットイーサネットのインタフ
ェースは高価であり、常に高速な通信を必要としない場
合には無駄な設備投資となり得る。また、映像等のマル
チメディアサービスの場合には、下位のスイッチから上
位のスイッチへ送信される情報量は、上位のスイッチか
ら下位のスイッチへ送られる情報量に比べて小容量であ
るのが一般的である。そのような場合には、下位から上
位への転送用に高速イーサネットインタフェースを用意
することも無駄な設備投資となり得る。
【0007】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、イーサネット装置間の双方向通信において上
り下りのインタフェース速度をそれぞれ独立に選択でき
るシステム構築ができるイーサネット通信システムおよ
びイーサネット装置を提供することを目的とする。本発
明は、経済的なイーサネット装置間の通信システムが構
築できるイーサネット通信システムおよびイーサネット
通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高価な高速イ
ーサネットインタフェースの出力を分岐して複写するこ
とにより、高速イーサネットインタフェースを複数のイ
ーサネット装置で共有することを最も主要な特徴とす
る。さらに、下位のイーサネット装置の送信用インタフ
ェースを低速にする等のように、イーサネット装置間の
双方向通信において上り下りのインタフェース速度をそ
れぞれ独立に選択できるシステム構築ができることを特
徴とする。これにより、経済的なイーサネット装置間の
通信システムが構築できる。
【0009】すなわち、本発明の第一の観点は、一つの
イーサネット装置とN個のイーサネット装置により構成
されるイーサネット装置群とが設けられ、前記一つのイ
ーサネット装置と前記イーサネット装置群とは相互にイ
ーサネットパケットを送受信する手段を備えたイーサネ
ット通信システムである。
【0010】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記一つのイーサネット装置は、一つの送信用イーサネッ
トインタフェースと、N個の受信用イーサネットインタ
フェースと、前記送信用イーサネットインタフェースか
ら送出されるイーサネットパケットをN個に複写する手
段とを備え、前記イーサネット装置群は、当該イーサネ
ット装置群を構成するN個のイーサネット装置のそれぞ
れに、1対の送信用および受信用イーサネットインタフ
ェースと、この受信用イーサネットインタフェースに到
着するイーサネットパケットのうち自分のアドレスを含
むイーサネットパケットを受信し他を廃棄する手段とを
備えたところにある。
【0011】これにより、前記一つのイーサネット装置
では、高価な高速イーサネットインタフェースの出力を
分岐し複写することにより、高速イーサネットインタフ
ェースを前記イーサネット装置群を構成する複数のイー
サネット装置で共有することができるので、経済的なイ
ーサネット装置間の通信システムが構築できる。
【0012】さらに、前記一つのイーサネット装置を上
位装置と定義し、前記イーサネット装置群を下位装置と
定義し、例えば、映像情報等のマルチメディアサービス
を想定するとき、高価な高速イーサネットインタフェー
スは、上位装置から下位装置への情報配信用に設ける必
要があるが、下位装置から上位装置への通信用としては
安価な低速イーサネットインタフェースでよいのである
から、下位装置の送信用インタフェースは低速にするこ
とにより、経済的なイーサネット装置間の通信システム
が構築できる。
【0013】また、イーサネット装置間の双方向通信に
おいて上り下りのインタフェース速度をそれぞれ独立に
選択できるシステム構築ができるので、通信システムの
使用目的に合わせて上り下りのインタフェース速度を任
意に設定することができる。
【0014】前記一つのイーサネット装置は、前記一つ
の送信用イーサネットインタフェースに到着するパケッ
トの宛先アドレスの中で前記N個に複写する手段により
複写を行うべきパケットの宛先アドレスの情報をあらか
じめ記録したアドレステーブルを備えることが望まし
い。
【0015】これにより、前記一つのイーサネット装置
は、前記イーサネット装置群に送信すべきパケットを識
別することができる。
【0016】あるいは、前記一つのイーサネット装置
は、前記N個の受信用イーサネットインタフェースに到
着する前記イーサネット装置群からのイーサネットパケ
ットの送信元アドレスにしたがって前記一つの送信用イ
ーサネットインタフェースに到着するパケットの宛先ア
ドレスの中で前記N個に複写する手段により複写を行う
べきパケットの宛先アドレスの情報を収集する手段と、
この収集する手段により収集した前記宛先アドレスの情
報にしたがってアドレステーブルを作成する手段とを備
えることもできる。
【0017】これにより、前記一つのイーサネット装置
は、前記イーサネット装置群に送信すべきパケットを識
別するためのアドレステーブルを前記イーサネット装置
群から受信したイーサネットパケットの送信元アドレス
にしたがって自動的に作成することができる。
【0018】したがって、前記イーサネット装置群を構
成するイーサネット装置が増設された場合でも前記一つ
のイーサネット装置では、これを自動的に検知してアド
レステーブルを更新することができる。さらに、一定期
間内にイーサネットパケットの受信実績が認められない
イーサネットパケットの送信元アドレスについてはこれ
を削除することにしておけば、前記イーサネット装置群
を構成するイーサネット装置が減設された場合でも前記
一つのイーサネット装置では、これを自動的に検知して
アドレステーブルを更新することができる。
【0019】例えば、本発明のイーサネット通信システ
ムの構成として、前記一つのイーサネット装置と前記イ
ーサネット装置群との間は光ファイバにより接続され、
前記イーサネットパケットは光パケットであり、前記複
写する手段は、光増幅器および1対N光分岐器を含む構
成とすることができる。
【0020】このような構成では、単に一つの光増幅器
および1対N光分岐器を備えることにより、安価に本発
明のイーサネット通信システムを構成することができ
る。
【0021】本発明の第二の観点は、本発明のイーサネ
ット通信システムに設けられ、一つの送信用イーサネッ
トインタフェースと、N個の受信用イーサネットインタ
フェースと、前記送信用イーサネットインタフェースか
ら送出されるパケットをN個に複写する手段とを備えた
ことを特徴とするイーサネット装置である。
【0022】このイーサネット装置は、前記一つの送信
用イーサネットインタフェースに到着するパケットの宛
先アドレスの中で前記N個に複写する手段により複写を
行うべきパケットの宛先アドレスの情報をあらかじめ記
録したアドレステーブルを備えることが望ましい。
【0023】あるいは、前記N個の受信用イーサネット
インタフェースに到着するイーサネットパケットの送信
元アドレスにしたがって前記一つの送信用イーサネット
インタフェースに到着するパケットの宛先アドレスの中
で前記N個に複写する手段により複写を行うべきパケッ
トの宛先アドレスの情報を収集する手段と、この収集す
る手段により収集した前記宛先アドレスの情報にしたが
ってアドレステーブルを作成する手段とを備えることが
望ましい。
【0024】あるいは、本発明のイーサネット通信シス
テムに設けられ、1対の送信用および受信用イーサネッ
トインタフェースと、この受信用イーサネットインタフ
ェースに到着するイーサネットパケットのうち自分のア
ドレスを含むイーサネットパケットを受信し他を廃棄す
る手段とを備えたことを特徴とするイーサネット装置で
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明実施例のイーサネット通信
システムおよびイーサネット装置を図1を参照して説明
する。図1は本発明のイーサネット通信システムの構成
図である。
【0026】本発明は、図1に示すように、一つのイー
サネット装置1とN個のイーサネット装置2−1〜2−
Nにより構成されるイーサネット装置群とが設けられ、
イーサネット装置1とイーサネット装置2−1〜2−N
とは相互にイーサネットパケットを送受信するイーサネ
ット通信システムである。
【0027】ここで、本発明の特徴とするところは、イ
ーサネット装置1は、一つの送信用イーサネットインタ
フェース(以下、イーサネットインタフェースをIFと
記す)7と、N個の受信用IF8−1〜8−Nと、送信
用IF7から送出されるイーサネットパケットをN個に
複写する光増幅器3および1対N光分岐器4とを備え、
イーサネット装置2−1〜2−Nはそれぞれに、1対の
送信用および受信用IF9−1〜9−N、10−1〜1
0−Nと、この受信用IF10−1〜10−Nに到着す
るイーサネットパケットのうち自分のアドレスを含むイ
ーサネットパケットを受信し他を廃棄するアドレスフィ
ルタ(図示せず)とを備えたところにある。
【0028】イーサネット装置1は、送信用IF7に到
着するパケットの宛先アドレスの中で1対N光分岐器4
により複写を行うべきパケットの宛先アドレスの情報を
あらかじめ記録したアドレステーブル(図示せず)を備
える。
【0029】あるいは、イーサネット装置1は、受信用
IF8−1〜8−Nに到着するイーサネット装置2−1
〜2−Nからのイーサネットパケットの送信元アドレス
にしたがって送信用IF7に到着するパケットの宛先ア
ドレスの中で1対N光分岐器4により複写を行うべきパ
ケットの宛先アドレスの情報を収集してアドレステーブ
ルを作成する。
【0030】本発明実施例は、図1に示すように、イー
サネット装置1とイーサネット装置2−1〜2−Nとの
間は光ファイバ5−1〜5−N、6−1〜6−Nにより
接続され、前記イーサネットパケットは光パケットであ
る。なお、本発明実施例では光インタフェースを想定し
ているが、電気インタフェース、UTP(UnshieldedTwi
sted Pair Cable)等の電気ケーブル、電気アンプの組み
合わせでも実現可能である。また、ここでは代表的なイ
ーサネット装置を用いた実施例を示すが、ここで示した
実施例以外のイーサネット装置の組み合わせも可能であ
る。
【0031】以下では、本発明実施例をさらに詳細に説
明する。
【0032】本発明実施例のイーサネット通信システム
は、図1に示すように、1台のイーサネット装置1、N
台のイーサネット装置2−1〜2−N、光増幅器3、1
対N光分岐器4、1台のイーサネット装置1とN台のイ
ーサネット装置2−1〜2−Nを接続するN本の光ファ
イバ5−1〜5−N、1対N光分岐器4とN台のイーサ
ネット装置2−1〜2−Nを接続するN本の光ファイバ
6−1〜6−Nを有する。光増幅器3は1対N光分岐器
4での光パワー損失およびイーサネット装置間の伝送損
失を補償するために用いる。
【0033】イーサネット装置1は、送信用IF7およ
びN個の受信用IF8−1〜8−Nを有し、イーサネッ
ト装置2−1〜2−Nは、送信用IF9−1〜9−Nお
よび受信用IF10−1〜10−Nを有する。
【0034】イーサネット装置1から、イーサネット装
置2−i(iは1〜Nのいずれか)への通信は、イーサ
ネット装置1の送信用IF7からイーサネット装置2−
iの受信用IF10−iへイーサネットパケットが流
れ、イーサネット装置2−iからイーサネット装置1へ
の通信は、イーサネット装置2−iの送信用IF9−i
からイーサネット装置1の受信用IF8−iへイーサネ
ットパケットが流れる。
【0035】ここで、イーサネット装置1から、イーサ
ネット装置2−iへの通信を行う際、すべてのイーサネ
ット装置2−1〜2−Nにイーサネット装置1の1対N
光分岐器4により複写されたN個のイーサネットパケッ
トが送信されるが、ここでは宛先MACアドレスによる
判別により、不要のイーサネットパケットはイーサネッ
ト装置2−1〜2−Nのアドレスフィルタにより廃棄さ
れる。
【0036】ここで、本発明実施例のイーサネット通信
システムでは、通常のイーサネット通信システムと異な
り送受信ポートがペアになっていないので、通常のイー
サネット装置で行われるMACアドレスの学習機能は使
用できない。本発明におけるアドレス処理法として次の
2方式を示す。
【0037】(1)送信用IF7の接続先は受信用IF
10−1〜10−Nの受信ポートであるが、イーサネッ
ト装置1への送信は送信用IF9−1〜9−Nの送信用
ポートから行うという設定でイーサネット装置2のアド
レステーブルを作成しておく。すなわち、イーサネット
装置2−1〜2−Nの送信用IF9−1〜9−Nのアド
レスに基づいてイーサネット装置1では送信用のアドレ
ステーブルを作成する。その際、イーサネット装置にお
ける接続ポートのMACアドレスの学習機能はOFFと
設定する。ただし本方式では、新たなイーサネット装置
(新たなMACアドレス)が接続されたときに、固定ア
ドレステーブルでは機能しないため、定期的にアドレス
を再設定する必要がある。
【0038】(2)本発明用に新たなMACアドレスの
学習機能を組み込む。すなわち、受信用IF8−1〜8
−Nで受信したパケットの送信元MACアドレスを検知
し、これらのMACアドレスに対しては常に送信用IF
7を送信ポートとするといったルールでイーサネット装
置1におけるアドレステーブルを作成するプログラムを
組み込む。本方式により、イーサネット装置2−1〜2
−Nに新たなイーサネット装置2−(N+j)が追加さ
れても新たなMACアドレスに対してアドレステーブル
を自動的に更新することができる。さらに、一定期間内
にイーサネットパケットの受信実績が認められないイー
サネットパケットの送信元アドレスについてはこれを削
除することにしておけば、イーサネット装置2−1〜2
−Nのいずれかが減設された場合でもイーサネット装置
1では、これを自動的に検知してアドレステーブルを更
新することができる。
【0039】(第一実施例)本発明第一実施例のイーサ
ネット通信システムを図2を参照して説明する。図2は
本発明第一実施例のイーサネット通信システムの構成図
である。以下では、図中のTXは送信用IFを含む送信
回路を表し、RXは受信用IFを含む受信回路を表す。
第一実施例は、図2に示すように、イーサネット装置と
してイーサネットスイッチを用いた場合の実施例を示
す。同図に示すイーサネットスイッチ間通信システムで
は、一般的にネットワークの上位側(バックボーン側)
に設置するイーサネットスイッチと一般的にネットワー
クの下位側(端末側)に設置するN台のイーサネットス
イッチとが、前述した本発明の構成によって接続され、
下位側のイーサネットスイッチに接続された端末間およ
びこの端末と上位側イーサネットスイッチより外に繋が
っている端末等との通信が可能となる。
【0040】(第二実施例)本発明第二実施例のイーサ
ネット通信システムを図3を参照して説明する。図3は
本発明第二実施例のイーサネット通信システムの構成図
である。第二実施例は、図3に示すように、イーサネッ
ト装置として1台のイーサネットスイッチとパーソナル
・コンピュータ装置等のイーサネット端末とを用いた場
合の実施例を示す。イーサネットスイッチとN台のイー
サネット端末とが、前述した本発明の構成によって接続
され、イーサネット端末間およびこのイーサネット端末
とイーサネットスイッチより外に繋がっている端末等と
の通信が可能となる。
【0041】(第三実施例)本発明第三実施例のイーサ
ネット通信システムを図4を参照して説明する。図4は
本発明第三実施例のイーサネット通信システムの構成図
である。第三実施例は、図4に示すように、イーサネッ
ト装置としてパーソナル・コンピュータ装置等のイーサ
ネット端末を用いた場合の実施例を示す。1台のイーサ
ネット端末とN台のイーサネット端末とが、前述した本
発明の構成によって接続され、これらのイーサネット端
末間の通信が可能となる。
【0042】(第四実施例)本発明第四実施例のイーサ
ネット通信システムを図5を参照して説明する。図5は
本発明第四実施例のイーサネット通信システムの構成図
である。第四実施例は、図5に示すように、イーサネッ
ト装置として1台のパーソナル・コンピュータ装置等の
イーサネット端末とイーサネットスイッチとを用いた場
合の実施例を示す。イーサネット端末とN台のイーサネ
ットスイッチとが、前述した本発明の構成によって接続
され、イーサネット端末と下位側イーサネットスイッチ
に接続された端末との間の通信およびこの下位側イーサ
ネットスイッチに接続された端末間の通信が可能とな
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イーサネット装置間の双方向通信において上り下りのイ
ンタフェース速度をそれぞれ独立に選択できるシステム
構築ができる。これにより、下位のイーサネット装置の
送信用インタフェースを低速にすることができ、さら
に、高速イーサネットインタフェースの出力を分岐して
複写することにより、高速イーサネットインタフェース
を複数のイーサネット装置で共有することができるな
ど、経済的なイーサネット装置間の通信システムが構築
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のイーサネット通信システムの構
成図。
【図2】本発明第一実施例のイーサネット通信システム
の構成図。
【図3】本発明第二実施例のイーサネット通信システム
の構成図。
【図4】本発明第三実施例のイーサネット通信システム
の構成図。
【図5】本発明第四実施例のイーサネット通信システム
の構成図。
【図6】従来のイーサネット通信システムの構成図。
【符号の説明】
1、2−1〜2−N イーサネット装置 3 光増幅器 4 1対N光分岐器 5−1〜5−N、6−1〜6−N 光ファイバ 7、9−1〜9−N 送信用IF 8−1〜8−N、10−1〜10−N 受信用IF

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのイーサネット装置とN個のイーサ
    ネット装置により構成されるイーサネット装置群とが設
    けられ、 前記一つのイーサネット装置と前記イーサネット装置群
    とは相互にイーサネットパケットを送受信する手段を備
    えたイーサネット通信システムにおいて、 前記一つのイーサネット装置は、 一つの送信用イーサネットインタフェースと、N個の受
    信用イーサネットインタフェースと、前記送信用イーサ
    ネットインタフェースから送出されるイーサネットパケ
    ットをN個に複写する手段とを備え、 前記イーサネット装置群は、 当該イーサネット装置群を構成するN個のイーサネット
    装置のそれぞれに、1対の送信用および受信用イーサネ
    ットインタフェースと、この受信用イーサネットインタ
    フェースに到着するイーサネットパケットのうち自分の
    アドレスを含むイーサネットパケットを受信し他を廃棄
    する手段とを備えたことを特徴とするイーサネット通信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記一つのイーサネット装置は、前記一
    つの送信用イーサネットインタフェースに到着するパケ
    ットの宛先アドレスの中で前記N個に複写する手段によ
    り複写を行うべきパケットの宛先アドレスの情報をあら
    かじめ記録したアドレステーブルを備えた請求項1記載
    のイーサネット通信システム。
  3. 【請求項3】 前記一つのイーサネット装置は、前記N
    個の受信用イーサネットインタフェースに到着する前記
    イーサネット装置群からのイーサネットパケットの送信
    元アドレスにしたがって前記一つの送信用イーサネット
    インタフェースに到着するパケットの宛先アドレスの中
    で前記N個に複写する手段により複写を行うべきパケッ
    トの宛先アドレスの情報を収集する手段と、この収集す
    る手段により収集した前記宛先アドレスの情報にしたが
    ってアドレステーブルを作成する手段とを備えた請求項
    1記載のイーサネット通信システム。
  4. 【請求項4】 前記一つのイーサネット装置と前記イー
    サネット装置群との間は光ファイバにより接続され、前
    記イーサネットパケットは光パケットであり、 前記複写する手段は、光増幅器および1対N光分岐器を
    含む請求項1ないし3のいずれかに記載のイーサネット
    通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のイ
    ーサネット通信システムに設けられ、 一つの送信用イーサネットインタフェースと、N個の受
    信用イーサネットインタフェースと、前記送信用イーサ
    ネットインタフェースから送出されるパケットをN個に
    複写する手段とを備えたことを特徴とするイーサネット
    装置。
  6. 【請求項6】 前記一つの送信用イーサネットインタフ
    ェースに到着するパケットの宛先アドレスの中で前記N
    個に複写する手段により複写を行うべきパケットの宛先
    アドレスの情報をあらかじめ記録したアドレステーブル
    を備えた請求項5記載のイーサネット装置。
  7. 【請求項7】 前記N個の受信用イーサネットインタフ
    ェースに到着するイーサネットパケットの送信元アドレ
    スにしたがって前記一つの送信用イーサネットインタフ
    ェースに到着するパケットの宛先アドレスの中で前記N
    個に複写する手段により複写を行うべきパケットの宛先
    アドレスの情報を収集する手段と、この収集する手段に
    より収集した前記宛先アドレスの情報にしたがってアド
    レステーブルを作成する手段とを備えた請求項5記載の
    イーサネット装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかに記載のイ
    ーサネット通信システムに設けられ、 1対の送信用および受信用イーサネットインタフェース
    と、この受信用イーサネットインタフェースに到着する
    イーサネットパケットのうち自分のアドレスを含むイー
    サネットパケットを受信し他を廃棄する手段とを備えた
    ことを特徴とするイーサネット装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7366415B2 (en) 2003-03-17 2008-04-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Wavelength division multiplexing-passive optical network capable of integrating broadcast and communication services
JP2011004421A (ja) * 2010-09-02 2011-01-06 Alaxala Networks Corp エッジ装置およびパケット中継方法
JP2012209984A (ja) * 2012-08-02 2012-10-25 Alaxala Networks Corp エッジ装置
US9385941B2 (en) 2006-02-03 2016-07-05 Alaxala Networks Corporation Data communication system and method for preventing packet proliferation in a multi-device link aggregation network

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