JP2002270810A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2002270810A
JP2002270810A JP2001064964A JP2001064964A JP2002270810A JP 2002270810 A JP2002270810 A JP 2002270810A JP 2001064964 A JP2001064964 A JP 2001064964A JP 2001064964 A JP2001064964 A JP 2001064964A JP 2002270810 A JP2002270810 A JP 2002270810A
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Hiroshi Adachi
浩 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、固体撮像装置に関し、転送され
た信号電荷を出力する出力回路部の寄生容量を低減する
ことのできる固体撮像装置の構成を提供することを課題
とする。 【解決手段】 入射した光を信号電荷に変換する光電変
換部と、信号電荷をマトリクス構造の垂直方向に転送す
る垂直転送部と、垂直方向に転送された信号電荷を水平
方向に転送する水平転送部と、水平方向に転送された信
号電荷を出力する出力回路部とからなり、前記出力回路
部が、信号電荷の検出を行う拡散層を有する信号電荷検
出部と、ゲート電極を有する出力トランジスタ部とを備
え、前記拡散層と、出力トランジスタ部のゲート電極と
が直接接触することにより接続されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体撮像装置に
関し、特に、出力回路部の寄生容量の低減化のための固
体撮像装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来から用いられている「イン
ターライン転送方式」の固体撮像装置(以下、CCDと
呼ぶ)の概略構成図を示す。ここで、画素が、垂直方向
及び水平方向にマトリクス状に配列され、入射光に応じ
た信号電流を蓄積する複数個の光電変換部1と、光電変
換部1から垂直列ごとに読み出された信号電荷を垂直方
向(図の下方向)に転送する垂直転送部2と、垂直転送
部2からの信号電荷を受け水平方向(図の左方向)に転
送する水平転送部3と、水平転送部3から転送された信
号電荷を受ける出力回路部4とから構成される。出力回
路部4は、FDA(Floating Diffusion Amplifier)等
から構成される。
【0003】図6に、従来の固体撮像装置の出力回路部
4の付近における平面図を示す。また、図7に、図6に
示した一点鎖線の断面A−A’における従来の固体撮像
装置の断面図を示す。出力回路部4は、ソースフォロア
回路と信号電荷検出部とから構成される。ソースフォロ
ア回路は、信号電荷を電圧出力に変換する部分であり、
出力トランジスタ部(あるいはドライバトランジスタ部
という)を備えている。図6において、符号208は、
水平転送部3の最終端に相当する出力ゲートであり、符
号214は、信号電荷の蓄積を行う信号電荷検出部拡散
層であり、符号209は、信号電荷検出部拡散層214
に蓄積された電荷のリセットドレイン213への掃き出
しを制御するリセットゲート電極であり、符号213
は、リセットゲート電極209の電圧印加により、信号
電荷検出部拡散層214の電荷を排出するリセットドレ
インである。
【0004】また、信号電荷検出部拡散層214は、ソ
ースフォロア回路を構成する出力トランジスタ部のゲー
ト電極202に接続されている。ここで、ソースフォロ
ア回路は、出力トランジスタ部のドライバトランジスタ
とロードトランジスタが直列接続された回路で形成され
る。図6の符号211はソース領域であり、符号212
はドレイン領域である。
【0005】このような出力回路部4において、信号電
荷検出部拡散層214に蓄積された信号電荷は、ソース
フォロア回路の出力トランジスタ部のゲート電極202
へ電位変化として取り出されるが、この拡散層214と
ゲート電極202とは、配線メタル材料(たとえばF/
Fu/AlCu/Fuの積層膜(スパッタ膜))で接続
されていた。
【0006】図6、図7に示すように信号電荷検出部拡
散層214の中の高濃度N+拡散層205及びゲート電
極202が露出するようなコンタクトホール210が形
成され、このコンタクトホール210の中に配線メタル
材料206を流し込むようなパターンを形成することに
よって高濃度N+拡散層205と、ソースフォロア回路
のドライバトランジスタのゲート電極202とが電気的
に接続される。
【0007】図7において、符号201は層間絶縁膜で
あり、符号203はロコス分離領域、符号204はゲー
ト絶縁膜である。また、従来において、高濃度N+拡散
層205とゲート電極202のそれぞれの所定の位置
に、別々に、図7のようなコンタクトホールを形成し
て、それぞれのコンタクトホールに配線メタルを流し込
んでN+拡散層205とゲート電極202とを接続する
場合もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、拡散層205
とゲート電極202との接続をこのような配線メタルに
より行う場合には、コンタクトホール210の出力ゲー
ト電極208、リセットゲート209及びフィールド酸
化膜(ロコス分離領域)203を介して、コンタクトホ
ール210の配線メタル材料206と半導体基板200
との間に寄生容量が発生していた。この寄生容量は、出
力トランジスタの増幅率の低下をまねき、そのため固体
撮像装置の感度の低下をもたらしていた。
【0009】そこで、この発明は、以上のような事情を
考慮してなされたものであり、ゲート電極と信号電荷検
出部拡散層とを直接接続することにより、寄生容量を低
減させることのできる構造を有する固体撮像装置を提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、入射した光
を信号電荷に変換する光電変換部と、信号電荷をマトリ
クス構造の垂直方向に転送する垂直転送部と、垂直方向
に転送された信号電荷を水平方向に転送する水平転送部
と、水平方向に転送された信号電荷を出力する出力回路
部とからなり、前記出力回路部が、信号電荷の検出を行
う拡散層を有する信号電荷検出部と、ゲート電極を有す
る出力トランジスタ部とを備え、前記拡散層と、出力ト
ランジスタ部のゲート電極とが直接接触することにより
接続されていることを特徴とする固体撮像装置を提供す
るものである。
【0011】また、入射した光を信号電荷に変換する光
電変換部と、信号電荷をマトリクス構造の垂直方向に転
送する垂直転送部と、垂直方向に転送された信号電荷を
水平方向に転送する水平転送部と、水平方向に転送され
た信号電荷を出力する出力回路部とからなり、前記出力
回路部が、信号電荷の検出を行う拡散層を有する信号電
荷検出部と、ゲート電極を有する出力トランジスタ部と
を備え、前記拡散層と、出力トランジスタ部のゲート電
極とが所定の開口内に形成されたバリアメタル及びブラ
ンケット材料とからなる接続部を介して間接的に接続さ
れていることを特徴とする固体撮像装置を提供するもの
である。
【0012】これによれば、固体撮像装置の出力回路部
の寄生容量を低減でき、固体撮像装置の高感度化を図る
ことができる。この発明の構成を持つ固体撮像装置は、
いわゆるインターライン及びフレームインターライン方
式の固体撮像装置に適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の固体撮像装置は、入射
した光を信号電荷に変換する光電変換部と、信号電荷を
マトリクス構造の垂直方向に転送する垂直転送部と、垂
直方向に転送された信号電荷を水平方向に転送する水平
転送部と、水平方向に転送された信号電荷を出力する出
力回路部とからなり、前記出力回路部が、信号電荷の検
出を行う拡散層を有する信号電荷検出部と、ゲート電極
を有する出力トランジスタ部とを備え、前記拡散層と、
出力トランジスタ部のゲート電極とが直接接触すること
により接続されていることを特徴とする固体撮像装置で
ある。
【0014】この発明において、特に、前記信号電荷検
出部の拡散層が、半導体基板中の表面近傍にイオン注入
によって形成された所定形状の高濃度N+拡散層を備
え、所定の開口を介してこの高濃度N+拡散層の一部領
域と直接接触するように、半導体基板上に前記出力トラ
ンジスタ部のゲート電極が絶縁膜を介して形成されるこ
とが好ましい。
【0015】また、接続部を設ける場合には、前記信号
電荷検出部の拡散層が半導体基板の表面近傍にイオン注
入によって形成された所定形状の高濃度N+拡散層を備
え、前記接続部が、この高濃度N+拡散層の一部領域
と、半導体基板上に形成された絶縁膜を介して形成され
た前記出力トランジスタ部のゲート電極との両方に接触
するように形成することが好ましい。
【0016】ここで、前記バリアメタルは、TiNを用
いることができる。前記ブランケット材料は、タングス
テン等の高融点金属を用いることができる。
【0017】以下、図面に示す実施の形態に基づいてこ
の発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定
されるものではない。 <第1実施例>図1に、この発明の第1実施例の固体撮
像装置の出力回路部付近の平面図を示す。また、図2に
図1の断面B−B’における断面図を示す。この発明の
第1実施例においても、固体撮像装置の基本的な構成
は、図5に示したものと同じである。
【0018】図1において、符号102はゲート電極、
符号108は出力ゲート、符号109はリセットゲート
電極、符号113はリセットドレイン、符号111は出
力トランジスタ部のソース領域,符号112は出力トラ
ンジスタ部のドレイン領域,符号114は信号電荷検出
部拡散層である。
【0019】ここで、出力回路部4を構成する信号電荷
検出部は、低濃度N-拡散層114と、高濃度N+拡散層
105とからなる。高濃度N+拡散層105は、信号電
荷検出部とゲート電極102とが重なり合った部分であ
って半導体基板100の中の表面付近に形成される。
【0020】また、この第1実施例では、図2に示すよ
うに、ゲート電極102と高濃度N +拡散層105と
は、コンタクトホール110を通して直接接触するよう
に接続されていることを特徴とする。
【0021】図2において、符号103は、活性領域
(コンタクトホール110等が存在する部分)とフィー
ルド領域とを分離するためのロコス分離領域であり、符
号104は、ゲート絶縁膜である。半導体基板100に
は、たとえばシリコンを用いることができる。ゲート電
極102には、ポリシリコン、タングステンシリサイド
の積層膜を用いることができる。ゲート絶縁膜104に
は熱酸化膜、シリコンナイトライド膜、CVDSiO2
膜及びその組合わせを用いることができる。信号電荷検
出部の高濃度N+拡散層105と低濃度N-拡散層114
は、砒素又はリン及びその組合わせのイオン注入により
形成できる。
【0022】以下に第1実施例において、このような構
造の出力回路部の製造工程を示す。まず、半導体基板
(Si)上に、活性領域とフィールド領域とを分離する
ためのロコス分離領域103を、熱酸化法によって形成
する。特に、このロコス分離領域103は、信号電荷検
出部(114,105)と出力トランジスタ部(10
2,108,111,112)との分離を行う部分であ
る。また、ロコス分離領域103は、図2に示すような
600nmから1000nm程度の膜厚を持った熱酸化
膜によって形成できるが、反転防止のための高濃度P+
拡散層を半導体基板の表面に形成することによっても形
成できる。
【0023】次に、出力回路部4の信号電荷検出部低濃
度N-拡散層114を、イオン注入により形成する。こ
のとき、CCDのいわゆる撮像領域では垂直転送部2と
水平転送部3の拡散層が形成される。また、図示してい
ないが、N-拡散層114の領域の基板方向深部(0.
4μm〜2μm)の部分に、ポテンシャルバリアとして
のP-ウェル領域を形成する。
【0024】N-拡散層114を形成するためのイオン
注入は、砒素を100keV程度のエネルギーで、一平
方センチメートルあたり1012個程度の密度で行う。ま
た、P-ウェル領域のイオン注入は、ボロンを300k
eV程度のエネルギーで、一平方センチメートルあたり
1012個程度の密度で行う。
【0025】次に、上記構造全体の上にゲート絶縁膜1
04を、熱酸化法を用いて膜厚10nmから40nm程
度形成する。このゲート絶縁膜104は、ソースフォロ
アトランジスタ・リセットゲート下・電荷転送部下等の
チャネルの電流制御を行うための絶縁膜である。その
後、信号電荷検出部低濃度N-拡散層114の一部分に
高濃度N+拡散層105を形成するための開口を残して
フォトレジストを形成し、この開口部分にイオン注入に
よりN+拡散層105を形成する。
【0026】このイオン注入は、一平方センチメートル
あたり1014から1015個程度の密度の砒素を注入する
ことによって行えばよく、ゲート絶縁膜104の膜厚が
30nm程度である場合は、80keV程度の注入エネ
ルギーとすればよい。なお、上記工程の順序を逆にし
て、信号電荷検出部高濃度N+拡散層105をイオン注
入により形成した後に、ゲート絶縁膜104を形成する
ようにしてもよい。この場合にはイオン注入によるゲー
ト絶縁膜104へのダメージが防止できる。
【0027】次に、上記構造全体の上に、ゲート電極1
02の材料であるポリシリコンを、CVD法により、3
0nm程度堆積させる。さらに、熱拡散法によりリンド
ープした後、ゲート電極102形成のために所定の位置
をマスクするフォトレジストを塗布し、ドライエッチン
グ法により、図1のような構成の出力トランジスタ部の
ゲート電極102を形成する。このゲート電極102の
形成時には、CCD撮像領域の垂直転送部2及び水平転
送部3の電極も形成される。
【0028】CVD法によりポリシリコンを堆積させる
前に、ゲート絶縁膜上の所定の位置(110)にフォト
レジストによるパターンニングを行い、ドライエッチン
グ法もしくはウエットエッチング法を用いてコンタクト
ホール(110)を形成する。
【0029】その後、ゲート電極102、出力トランジ
スタ部のリセットゲート電極109、出力ゲート108
を形成する。さらに、出力トランジスタ部のソース/ド
レイン領域111、112と、リセットドレイン(N
拡散層)113を、イオン注入により形成する。
【0030】さらに、層間絶縁膜101(600nmか
ら1000nm程度のBPSG膜)を、CVD法により
形成した後、従来から実施されているのと同じ工程であ
るいわゆるコンタクト工程、メタル配線工程を行えば、
固体撮像装置が完成する。
【0031】図1及び図2に示したこの発明の第1実施
例では、ゲート電極102と、信号電荷検出部高濃度N
+拡散層104とが電気的に直接接続されるので、従来
コンタクトホール内のメタル配線により生じていた寄生
容量を低減することができる。この結果性能上十分な出
力トランジスタの増幅率を確保でき、高感度の固体撮像
装置が提供できる。
【0032】<第2実施例>図3に、この発明の第2実
施例の固体撮像装置の出力回路部付近の平面図を示す。
また、図4に、図3の断面C−C’における断面図を示
す。ここで、図7の従来と同様にコンタクトホール(開
口)110が形成されているが、このコンタクトホール
110内部には、いわゆるバリアメタル107(TiN
/Ti)及びブランケット材料106(W膜)のみを埋
め込んで、これらの材料からなる層(以下、接続部と呼
ぶ)を介して、ゲート電極102と、信号電荷検出部高
濃度N +拡散層105との電気的な接続を行わせる点を
特徴とする。
【0033】すなわち、この信号電荷検出部高濃度N+
拡散層105とゲート電極102との電気的な接続に
は、従来はTiN/AlCu/TiN/Ti等の配線メ
タル材料が用いられていたのに対し、この発明の第2実
施例ではバリアメタル(TiN/Ti)及びブランケッ
ト材料(W膜)のみからなる接続部を用いている点で異
なる。
【0034】以下に、この第2実施例の出力回路部の製
造工程を示す。この第2実施例においても、ロコス分離
領域103の形成、信号電荷検出部低濃度N-拡散層1
14の形成、ポテンシャルバリアP-ウェル領域の形成
及びゲート絶縁膜104の形成については、第1実施例
と同様にして行う。
【0035】ゲート絶縁膜104を形成した後、この構
造全体の上に、ゲート電極102の材料であるポリシリ
コンを、CVD法により、30nm程度堆積させる。さ
らに、熱拡散法によりリンドープした後、ゲート電極1
02、108、109を形成のための所定の位置をマス
クするフォトレジストを塗布し、ドライエッチング法に
より、図3のようなゲート電極102を形成する。
【0036】次に、第1実施例と同様に、所定の開口を
残してフォトレジストを塗布した後,砒素のイオン注入
により、信号電荷検出部低濃度N-拡散層114の一部
分に、N+拡散層105を形成する。このイオン注入は
第1実施例と同様の条件で行えばよい。また、第1実施
例と同様に、フォトレジストによるマスクをした後、砒
素のイオン注入により、出力トランジスタ部のソース/
ドレイン領域111,112及びリセットドレイン11
3を形成する。
【0037】次に、これらの構造の上に、層間絶縁膜1
01(600nmから1000nm程度のBPSG膜)
を、CVD法により形成する。その後、後工程で埋め込
むバリアメタル等の材料が信号電荷検出部高濃度N+拡
散層105と、ゲート電極102の両方にまたがるよう
な位置に、ドライエッチング法により、コンタクトホー
ル110を形成する。ここで、コンタクトホールは、直
径400nm程度の大きさとすればよい。
【0038】次に、これらの構造全体の上にバリアメタ
ル材料であるTi/TiN107を、スパッタリング法
により成膜する。たとえば、まず、膜厚10nmから5
0nm程度のTiを成膜した後、膜厚80から200n
m程度のTiNを成膜する。この成膜後、コンタクト抵
抗を低減するために、拡散炉又はランプアニールによ
り、熱処理(600℃、0.5時間相当の熱処理)を行
う。
【0039】次に、これらの構造全体の上にブランケッ
ト材料(たとえばタングステン(W)膜)106を、C
VD法により、膜厚800nmから1500nm程度形
成する。なお、このW膜の膜厚は、前記した層間絶縁膜
101の膜厚との関係で決定する。
【0040】次に、W膜106とTiN/Tiの積層膜
107とを、ドライエッチング法により、エッチバック
する。ここで、エッチバックは、コンタクトホール11
0内部のみに、W膜とTiN/Tiの積層膜107が埋
め込まれた状態となるまで行う。たとえば、このエッチ
バックの条件としてはSF6/Arの混合ガスで200
〜600W(200mmφ換算で)のRFパワーとすれ
ばよい。以上の工程により、この発明の第2実施例の固
体撮像装置が完成する。
【0041】この第2実施例によれば、信号電荷検出部
高濃度N+拡散層105と、出力トランジスタ部のゲー
ト電極102とが、コンタクトホール中に埋め込まれた
バリアメタル107及びブランケット材料106とから
なる接続部を介して接続されるので、従来のように配線
メタルを介して接続していた場合と比べて、この接続部
(106,107)と半導体基板間で発生する寄生容量
を低減することができる。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、固体撮像装置の出力
回路部において、信号電荷高濃度N+拡散層と、出力ト
ランジスタ部のゲート電極とが直接接続されているの
で、寄生容量の低減ができ、高感度の固体撮像装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の固体撮像装置の出力回
路部付近の平面図である。
【図2】図1に示したこの発明の第1実施例の断面B−
B'における断面図である。
【図3】この発明の第2実施例の固体撮像装置の出力回
路部付近の平面図である。
【図4】図1に示したこの発明の第2実施例の断面C−
C'における断面図である。
【図5】従来のインターライン転送方式の固体撮像装置
の概略構成図である。
【図6】従来の固体撮像装置の出力回路部付近の平面図
である。
【図7】図6に示した従来の固体撮像装置の断面A−
A'における断面図である。
【符号の説明】
100 半導体基板 101 層間絶縁膜 102 ゲート電極 103 ロコス分離領域 104 ゲート絶縁膜 105 高濃度N+拡散層 106 ブランケット材料 107 バリアメタル 108 出力ゲート 109 リセットゲート電極 110 コンタクトホール 111 ソース領域 112 ドレイン領域 113 リセットドレイン 114 低濃度N-拡散層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した光を信号電荷に変換する光電変
    換部と、信号電荷をマトリクス構造の垂直方向に転送す
    る垂直転送部と、垂直方向に転送された信号電荷を水平
    方向に転送する水平転送部と、水平方向に転送された信
    号電荷を出力する出力回路部とからなり、前記出力回路
    部が、信号電荷の検出を行う拡散層を有する信号電荷検
    出部と、ゲート電極を有する出力トランジスタ部とを備
    え、前記拡散層と、出力トランジスタ部のゲート電極と
    が直接接触することにより接続されていることを特徴と
    する固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記信号電荷検出部と出力トランジスタ
    部とが、半導体基板上に形成され、前記信号電荷検出部
    の拡散層が、半導体基板中の表面近傍にイオン注入によ
    って形成された所定形状の高濃度N+拡散層を備え、所
    定の開口を介してこの高濃度N+拡散層の一部領域と直
    接接触するように、半導体基板上に前記出力トランジス
    タ部のゲート電極が絶縁膜を介して形成されたことを特
    徴とする請求項1の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 入射した光を信号電荷に変換する光電変
    換部と、信号電荷をマトリクス構造の垂直方向に転送す
    る垂直転送部と、垂直方向に転送された信号電荷を水平
    方向に転送する水平転送部と、水平方向に転送された信
    号電荷を出力する出力回路部とからなり、前記出力回路
    部が、信号電荷の検出を行う拡散層を有する信号電荷検
    出部と、ゲート電極を有する出力トランジスタ部とを備
    え、前記拡散層と、出力トランジスタ部のゲート電極と
    が所定の開口内に形成されたバリアメタル及びブランケ
    ット材料とからなる接続部を介して間接的に接続されて
    いることを特徴とする固体撮像装置。
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Cited By (8)

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