JP2002269486A - 電子帳票のhtmlファイル生成方法、及びhtmlファイル生成プログラム - Google Patents

電子帳票のhtmlファイル生成方法、及びhtmlファイル生成プログラム

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JP2002269486A
JP2002269486A JP2001064270A JP2001064270A JP2002269486A JP 2002269486 A JP2002269486 A JP 2002269486A JP 2001064270 A JP2001064270 A JP 2001064270A JP 2001064270 A JP2001064270 A JP 2001064270A JP 2002269486 A JP2002269486 A JP 2002269486A
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Koichi Kondo
晃一 近藤
Hideji Samejima
秀治 鮫島
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特別な技術を要することなく、また手間をかけ
ずに自動的に、電子帳票で他の表示部分を隠すことなく
特定の部分のデータを自由に参照できる方法及びプログ
ラムを提供することを目的とする。 【解決手段】電子帳票をHTMLファイルに変換して表
示する。HTMLファイルに変換するとき、明細の座標
位置を自動的に検知し、その位置に沿って帳票をフレー
ム分けする。HTMLファイルは、WWWブラウザにホ
ームページを表示させるためのテキスト形式のファイル
である。電子帳票を作成するとき、どの項目が帳票上の
どの位置に存在することを示す座標位置を作成する。こ
の座標位置に従って、自動的に明細のデータ表示部に沿
って帳票をフレーム分割したHTMLファイルを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子帳票(レイア
ウトデータ)をWWWブラウザに表示するためのHTM
Lファイルに変換する方法及びプログラムに関し、特
に、明細データ表示部分の位置に基づいて帳票をフレー
ム分けすることで、画面に表示されている他の部分を隠
すことなく明細データを参照することができるHTML
ファイルの自動生成方法及びプログラムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】WWWブラウザで各種の電子帳票を表示
する場合、従来は、特開平05−233205号公報に
記載のように、表示画面上に表示しきれない帳票のデー
タ部分は表示画面をスクロールして確認する必要があっ
た。しかし、表示画面を単にスクロールさせるだけでは
帳票上の他の表示部分が画面上から隠れてしまい、帳票
全体のイメージをとらえ難いという問題点があった。そ
こで、画面に表示する部分を論理画面として、予め固定
表示しておく部分とスクロールすることで自由に動かせ
る部分とに分けて定義しておき、表示画面はその論理画
面に従って表示することにより、帳票全体のイメージを
とらえ難いという問題点、及び必要とするデータを参照
するために何度もスクロールしなければならないという
問題点を解決していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、表
示画面を論理画面として固定表示しておく部分とスクロ
ールして自由に動かせる部分とに予め分けて定義してお
く必要があり、帳票の細部を熟知していなければ定義す
ることができないという問題があった。また、論理画面
上のどの部分が元の帳票のどの部分で、どのくらいの大
きさを表示させるか、及び表示させておきたい部分はど
こなのかなど、定義を行うのにかなり技術が必要である
のも問題であった。
【0004】さらに、帳票毎に論理画面を定義するの
で、業務に使用している帳票が複数存在した場合、それ
ら帳票の枚数分の論理画面を定義しなければならず、そ
の作業には非常に手間がかかっていた。作成した論理画
面を他の帳票に使い回すなどの汎用性についても考慮さ
れていなかった。
【0005】本発明の目的は、上述の従来技術における
問題点に鑑み、特別な技術を要することなく、また手間
をかけずに、電子帳票で他の表示部分を隠すことなく特
定の部分のデータを自由に参照できる方法及びプログラ
ムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、表形式で表現されたデータである明細デ
ータを含む各種の項目を有する電子帳票のHTMLファ
イル生成方法であって、前記電子帳票の明細データを含
む各種項目のレイアウトデータに基づいて、WWWブラ
ウザに表示する際のフレーム構成を判断するフレーム構
成判断処理ステップと、前記フレーム構成判断処理ステ
ップの判断結果に基づいて、電子帳票をWWWブラウザ
に表示するためのHTMLファイルを生成するHTML
ファイル生成処理ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0007】前記フレーム構成判断処理ステップは、前
記電子帳票のレイアウトデータにおける各項目の位置情
報に基づいてフレーム分割方法を決定し、決定した各々
のフレームの大きさ及び位置を示す情報を生成して記憶
するフレーム情報生成処理ステップと、前記電子帳票の
各項目と前記各フレームとの対応関係を求め、どのフレ
ームにどの項目を表示するかを示す情報を生成して記憶
する配置フレーム判断処理ステップとを備えるようにす
るとよい。
【0008】また、前記フレーム情報生成処理ステップ
で記憶した情報、及び前記配置フレーム判断処理ステッ
プで記憶した情報に基づいて、HTMLファイルを生成
するステップを備えてもよい。
【0009】さらに本発明は、表形式で表現されたデー
タである明細データを含む各種の項目を有する電子帳票
のHTMLファイル生成方法であって、前記電子帳票の
明細データを含む各種項目のレイアウトデータを取得す
るステップと、前記レイアウトデータから前記電子帳票
中の明細データ部分を抽出し、該明細の見出し部の位置
と見出し部以外のデータ部分の位置とが分かるように、
記憶するステップと、前記明細の見出し部以外のデータ
部分の位置に基づき、該データ部分を表示するためのフ
レームと、前記明細データ以外の部分及び前記見出し部
を表示するため前記フレームの上下左右に位置するフレ
ームとに、分割したフレーム構成を生成し、該フレーム
構成を示す情報を記憶するステップと、生成したフレー
ム構成及び電子帳票の項目情報に基づいて、前記電子帳
票の各項目と前記各フレームとの対応関係を求め、どの
フレームにどの項目を表示するかを示す情報を生成して
記憶するステップと、前記フレーム構成を示す情報、及
び前記どのフレームにどの項目を表示するかを示す情報
に基づいて、前記各フレームの枠組みを表示するHTM
Lファイルと各フレームに表示する内容を示すHTML
ファイルとを生成するステップとを備えることを特徴と
する。
【0010】さらに本発明は、表形式で表現されたデー
タである明細データを含む各種の項目を有する電子帳票
のHTMLファイルを生成するプログラムであって、前
記電子帳票の明細データを含む各種項目のレイアウトデ
ータを取得するステップと、前記レイアウトデータから
前記電子帳票中の明細データ部分を抽出し、該明細の見
出し部の位置と見出し部以外のデータ部分の位置とが分
かるように、記憶するステップと、前記明細の見出し部
以外のデータ部分の位置に基づき、該データ部分を表示
するためのフレームと、前記明細データ以外の部分及び
前記見出し部を表示するため前記フレームの上下左右に
位置するフレームとに、分割したフレーム構成を生成
し、該フレーム構成を示す情報を記憶するステップと、
生成したフレーム構成及び電子帳票の項目情報に基づい
て、前記電子帳票の各項目と前記各フレームとの対応関
係を求め、どのフレームにどの項目を表示するかを示す
情報を生成して記憶するステップと、前記フレーム構成
を示す情報、及び前記どのフレームにどの項目を表示す
るかを示す情報に基づいて、前記各フレームの枠組みを
表示するHTMLファイルと各フレームに表示する内容
を示すHTMLファイルとを生成するステップとを備え
ることを特徴とする。
【0011】本発明では、例えば、帳票に明細が1つあ
る場合、帳票作成時に生成した座標位置により、明細の
見出し部よりも上部、明細の左部、明細のデータ表示
部、明細の下部というふうに1つの帳票を4つのフレー
ムというHTMLファイルに分割、生成する。4つのフ
レームHTMLファイルは、画面上では1つの帳票とし
て表示させることができる。フレーム化したそれぞれの
HTMLファイルは、他のHTMLファイルに影響する
ことなく、その画面内だけを自由にスクロールさせるこ
とができるので、明細のデータ表示部以外の表示を隠す
ことなく、明細のデータをスクロールさせて自由に参照
することができるようになる。つまり、明細の見出し部
とデータ表示部でフレーム分けをしているので、見出し
部分を表示したままデータを自由にスクロールさせて参
照することができるようになる。また、画面表示につい
ての定義を行うことなくフレーム分割したHTMLファ
イルを自動的に生成するので、帳票を熟知する必要もな
く、また帳票が複数枚あろうと作業の負担を増やすこと
がない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の適用対象である表示すべ
き帳票の例である。従来は、このような帳票に対し、帳
票全体をそのまま1つの画面に表示しようとする。従っ
て、帳票が画面よりも大きい場合、従来技術では、明細
部分のデータなどを参照するために縦又は横に帳票をス
クロールさせる必要があり、帳票自体がスクロールする
と帳票のタイトルや他の項目、ボタン等が画面の外へ出
てしまい、全体を把握し難い、あるいはデータを参照す
るため何度もスクロールさせる必要があるなど不便な面
があった。
【0014】本実施形態では、図1のような帳票を電子
データ化したものを取り扱う。図2は、電子データ化さ
れた帳票のデータ構造を示す。帳票の電子データは、帳
票上に定義された項目毎のデータ属性と帳票全体のデー
タ属性に大別される。項目毎のデータ属性としては、項
目名201、項目種類202、色203、データ配置2
04、座標位置205、フォント206、及び見出し部
座標位置207等がある。項目種類202の「明細」
は、表形式で表現されたデータ部分を示す。見出し部座
標位置207は、項目種類202が明細の場合のみ値が
設定されるデータである。また、色203は、文字色2
031、背景色2032、及び囲み罫線色2033から
構成される。データ配置204は、縦方向のデータ配置
2041、及び横方向のデータ配置2042から構成さ
れる。座標位置205は、長方形の形式である項目の左
上の座標位置2051、及び右下の座標位置2052か
ら構成される。見出し部座標位置207は、明細の見出
し部の左上座標2071、及び明細の見出し部の右下座
標2072から構成される。帳票全体の属性としては、
帳票全体の背景色208、用紙サイズ209、及びタイ
トル210がある。
【0015】図2のデータ構造における各項目は、左上
の座標位置の値の昇順で、かつ左上の座標位置が同じ場
合は右下の座標位置が昇順になるような順序で並べるも
のとする。帳票の座標位置とは、X座標は帳票の右へ行
くほど、Y座標は帳票の下へ行くほど、値が大きくなる
ものとする。
【0016】本実施形態では、図2の座標位置205の
値を用いて、帳票内から明細の位置を判定し、さらにそ
の明細の位置を用いて自動的に計算することにより帳票
を複数のフレームに分割し、分割したそれぞれのフレー
ムに対応するHTMLファイルを生成する。電子帳票全
体のレイアウト(すなわち図2のデータ)さえ作成して
しまえば、座標位置から自動的に計算し分割したHTM
Lファイルを生成するので、論理画面の定義などを行う
必要がない。さらに、帳票が複数あった場合でも、作業
が増えることもない。これにより帳票設計の作業を減ら
し必要なデータを一度に参照することができる。その結
果、ユーザの負担を軽減して操作効率の向上を図ること
ができる。
【0017】図3は、明細の座標位置に従って帳票をフ
レーム分割したHTMLの構成を示す図である。電子帳
票を明細の座標位置に従ってフレームに分割することに
より生成されたHTMLファイルは、フレームを表示す
るHTMLファイル301と各フレームに表示する内容
であるHTMLファイル302〜305で構成される。
【0018】図4は、明細の座標位置に従ってフレーム
分けされたHTMLファイルの表示例を示す図である。
フレームを表示するHTML上に配置された各フレーム
は、それぞれ個別にスクロールする事が可能なので、目
的とする明細を表示しているフレームをスクロールさせ
ても他のフレームの表示を変えることがない。このよう
にして、明細のデータ表示部以外の表示を隠すことなく
明細のデータをスクロールさせて自由に参照することが
できる。
【0019】また、論理画面などの定義を行うことな
く、明細の座標位置に従ってフレーム分割したHTML
ファイルを、電子帳票を構成する電子データの座標位置
から自動的に計算し生成するので、帳票を熟知する必要
もなく、また簡単に生成することができる。以下に、本
実施形態におけるフレーム分けされたHTMLファイル
を自動生成する手順を説明する。
【0020】図5は、本実施形態のフレーム分けされた
HTMLファイルを生成する計算機の機能ブロック図で
ある。計算機501は、電子帳票のデザイン形式を制御
する電子帳票デザイン処理部502を備える。電子帳票
レイアウトファイル503は、電子帳票のレイアウトデ
ータを格納する。電子帳票HTMLファイル504は、
電子帳票デザイン処理部502によってHTML形式に
変換されたHTMLファイルである。
【0021】電子帳票デザイン処理部502は、電子帳
票レイアウト定義処理部505と、HTML変換処理部
506から構成される。電子帳票レイアウト定義処理部
505は、電子帳票のレイアウトを定義する処理を行
う。HTML変換処理部506は、電子帳票レイアウト
ファイル503をHTML形式に変換する処理を行う。
HTML変換処理部506は、フレーム構成判断処理部
507と、HTMLファイル生成処理部508とから構
成される。フレーム構成判断処理部507は、HTML
を構成するフレームの情報を生成する処理を行う。HT
MLファイル生成処理部508は、電子帳票をHTML
形式に変換した結果をファイルに出力する処理を行う。
フレーム構成判断処理部507は、明細データ抽出処理
部509と、フレーム情報生成処理部510と、項目の
配置フレーム判断処理部511とから構成される。明細
データ抽出処理部509は、電子帳票レイアウトファイ
ル503から明細項目のデータのみを抽出する処理を行
う。フレーム情報生成処理部510は、電子帳票レイア
ウトファイル503からHTMLを構成するフレームの
情報を生成する処理を行う。項目の配置フレーム判断処
理部511は、電子帳票のどの項目をどのフレームに配
置するかを判断する処理を行う。
【0022】計算機501は、電子帳票レイアウト定義
処理部505により、図1のような帳票のレイアウトを
定義し、その結果を電子帳票レイアウトファイル503
に格納する。次に、HTML変換処理部506により、
電子帳票レイアウトファイル503のデータに基づい
て、明細テーブル512、フレーム情報テーブル51
3、及びフレーム構成項目テーブル514を生成する。
さらに、HTMLファイル生成処理部508により、フ
レーム情報テーブル513とフレーム構成項目テーブル
514のデータに基づいて、電子帳票HTMLファイル
504を生成する。
【0023】次に、図5のHTML変換処理部506の
処理の流れについて説明する。
【0024】まず、明細データ抽出処理部509で、電
子帳票レイアウトファイル503内のデータからフレー
ム分けを行う対象とする明細データを明細テーブル51
2として抽出する。次に、フレーム情報生成処理部51
0で、抽出した明細テーブル512内の明細データの座
標位置と電子帳票レイアウトファイル503内の他の項
目の座標位置を比較して、生成するHTMLファイルを
構成するフレームの大きさ及び座標位置を判断し、フレ
ーム情報テーブル513を生成する。さらに、項目の配
置フレーム判断処理部511で、電子帳票レイアウトフ
ァイル503内の項目データとフレーム情報テーブル5
13のフレームの座標位置を比較し、各項目がどのフレ
ーム上に位置するのかを判断したフレーム構成項目テー
ブル514を生成する。最後に、HTMLファイル生成
処理部508で、フレーム構成項目テーブル514から
各フレームのHTMLファイル(各フレームに表示する
内容のファイル)を生成するとともに、フレーム情報テ
ーブル513から各フレームの高さ、幅、及び配置位置
を取得し、それらのフレームを表示するHTMLファイ
ル(フレームの枠組みを表示するファイル)を生成す
る。
【0025】電子帳票HTMLファイル504は、上記
のフレームの枠組みを表示するHTMLファイルと、明
細データの位置に基づいて分割された複数の各フレーム
の内容を表示するためのHTMLファイルとで構成され
る。
【0026】以下、電子帳票レイアウトファイル503
から電子帳票HTMLファイル504を生成する処理に
ついて詳しく説明する。
【0027】まず、フレーム構成判断処理について説明
する。電子帳票レイアウトファイル503から電子帳票
HTMLファイル504を生成するには、電子帳票をど
のようにフレーム分けするかという情報であるフレーム
情報テーブル513と、どのフレーム上にどの項目を配
置するかという情報であるフレーム構成項目テーブル5
14とが必要である。HTMLファイル生成処理部50
8は、フレーム情報テーブル513とフレーム構成項目
テーブル514に従って、電子帳票HTMLファイル5
04を生成する。
【0028】フレーム情報テーブル513を生成するに
あたっては、電子帳票を明細の位置に応じてフレーム分
けするため、まず明細データを抽出しておいて、そのデ
ータと他の項目の座標を比較する必要がある。従って、
フレーム情報テーブル513を生成するために、明細テ
ーブル512が必要である。
【0029】図6のフローチャートを参照して、明細デ
ータ抽出処理部509による明細データ抽出処理の流れ
を説明する。まず、ステップ601で、電子帳票レイア
ウトファイル503に未処理の項目データが存在するか
どうかをチェックする。未処理の項目データが存在して
いる場合は、ステップ602で、電子帳票レイアウトフ
ァイル503からその項目データを取得する。ステップ
603で、その項目の種類が明細であるかどうか判定す
る。明細でなければ、ステップ604経由で、次の未処
理項目を処理すべくステップ601に戻る。ステップ6
02で取得した項目データの種類が明細である場合は、
ステップ605で、その項目データ内の項目名、座標位
置、及び見出し部座標位置を明細テーブル512に出力
し、処理を終了する。電子帳票上に明細が存在しない場
合もある。ステップ601で電子帳票レイアウトファイ
ル503中の全ての項目をチェックし終わったら、処理
を終了する。
【0030】図7は、明細データ抽出処理部509によ
って生成される明細テーブル512を示す図である。明
細テーブル512は、項目名701と、座標位置702
と、見出し部座標位置703で構成される。座標位置7
02は、明細の左上座標7021と明細の右下座標70
22で構成され、見出し部座標位置703は、明細の見
出し部の左上座標7031と明細の見出し部の右上座標
7032で構成される。
【0031】次に、フレーム情報生成処理部510の処
理を詳しく説明する。フレーム情報生成処理部510で
は、明細データ抽出処理部509で取得した明細データ
と電子帳票レイアウトファイル503内の項目のデータ
の座標位置を比較することで、電子帳票をどのようにフ
レーム分けするのかを決める。
【0032】図8は、フレーム情報生成処理部510に
よるフレーム情報生成処理の流れを示すフローチャート
である。まずステップ801で、最初に生成するフレー
ムのHTMLファイルは、フレームを表示するHTML
ファイル上の1行1列目に位置することとする。これ
は、フレームを表示するHTMLファイルを生成すると
きに、それぞれのフレームをどのように配置するか判断
するのに必要となる情報であり、フレーム情報テーブル
513に出力する。ステップ802では、明細データ抽
出処理部509で生成した明細テーブル512にデータ
が存在するかどうかを判定する。明細テーブル512に
データが存在しない場合は、ステップ803で、帳票の
左上座標と帳票の右下座標をフレームの座標位置とす
る。つまり、電子帳票上に明細が存在しないので、当該
電子帳票を1つのフレームのHTMLファイルとする。
ステップ804では、フレーム情報テーブル513にフ
レームの座標と行と列の位置情報を出力し、ステップ8
12で、処理を終了する。
【0033】ステップ802で明細テーブル512にデ
ータが存在する場合は、ステップ805で、その明細の
上部に位置するフレームの情報を生成する。具体的に
は、帳票の左上の座標をフレームの左上の座標とし、帳
票の右端のX座標と明細の見出し部の右下のY座標をフ
レームの右下座標とする。そして、ステップ806で、
フレーム情報テーブル513に上記の明細の上部に位置
するフレームの座標と行及び列の位置情報を出力する。
続いて、ステップ807で明細の左部フレーム処理、ス
テップ808で明細の右部フレーム処理を行う。ステッ
プ807のフレームの左部フレーム処理とは、明細の左
側に他の項目が存在しているか否かを判定し、その結果
に応じて、明細の左側を1つのフレームとみなすか、明
細と明細の左側を1つのフレームとするかを判定し、そ
のフレームの情報をフレーム情報テーブル513に出力
する処理である。ステップ808の明細の右部フレーム
処理でも、明細の右側に他の項目が存在するか否か判定
し、その結果に応じて、明細の右側を1つのフレームと
みなすか、明細と明細の右側とを1つのフレームとみな
すか判定し、そのフレームの情報をフレーム情報テーブ
ル513に出力する。なお、ステップ807の明細の左
部フレーム処理で明細の左側と明細とが1つのフレーム
と判定した場合で、かつ、ステップ808の明細の右部
フレーム処理で明細の右側と明細とが1つのフレームと
判定した場合は、明細の左右と明細とで1つのフレーム
とし、フレーム情報テーブル513にそのフレームの座
標と行及び列の位置情報を出力する。
【0034】ステップ809〜811では、明細の下部
を1つのフレームとみなし、フレーム情報テーブル51
3へフレームの情報を出力する。具体的には、ステップ
809で、帳票の左端のX座標と明細の右下のY座標を
フレームの左上座標とし、帳票の右下の座標をフレーム
の右下座標とする。そして、ステップ810でそのフレ
ームはHTMLファイルの3行1列目に位置するとし、
ステップ811でフレーム情報テーブル513にそのフ
レームの座標と行及び列の位置情報を出力する。
【0035】図9は、図8のステップ807に示す明細
の左部フレーム処理の手順を示すフローチャートであ
る。ステップ901で、電子帳票レイアウトファイル5
03から項目データを1つ取得する。ステップ902
で、その項目の種類が明細かどうかを判定する。明細で
ない場合は、ステップ903で、取得した項目データの
左上座標のY座標が明細見出し部の左上のY座標よりも
小さいかどうかを判定する。項目データの左上座標のY
座標が明細見出し部の左上のY座標よりも小さい場合
は、ステップ904で、次の項目へ進み、ステップ90
1に戻って次の項目データの取得から処理を続ける。ス
テップ903で項目データの左上座標のY座標が明細見
出し部の左上のY座標よりも小さいということは、その
項目が明細よりも上部に位置しているということを意味
しており、明細の左側にその項目が位置していないこと
が明らかになるので、次の項目へ進むのである。
【0036】ステップ903で項目データの左上座標の
Y座標が明細見出し部の左上のY座標よりも大きい場合
は、ステップ905に進み、項目データの左上座標のX
座標が明細見出し部の左上座標のX座標よりも小さいか
判定を行う。項目データの左上座標のX座標が明細見出
し部の左上座標のX座標よりも小さい場合は、その項目
が明細の左側に位置することを表わす。これは、電子帳
票レイアウトファイル503では座標位置の昇順にデー
タが格納されており、またステップ902で取得した項
目データが明細であるかの判定を行っているので、ステ
ップ905に達する項目は明細よりも左または下に位置
することがないことから判断できる。
【0037】ステップ905で項目データの左上座標の
X座標が明細見出し部の左上座標のX座標よりも小さい
と判定された場合、つまり明細の左側に明細以外の項目
が位置する場合は、明細の左側を1つのフレームとす
る。具体的には、ステップ906で、帳票の左端となる
X座標と明細見出し部の左上のY座標をフレームの左上
座標とし、明細の左上のX座標と明細の右下のY座標を
フレームの右下座標とする。次に、ステップ907で明
細の左側のフレームはHTMLファイルの2行1列目に
位置するとし、ステップ908でフレーム情報テーブル
513にフレームの座標と行及び列の位置情報を出力す
る。最後に、ステップ909で次のフレームの左上座標
として明細の左上座標を退避し、またステップ910で
電子帳票レイアウトファイル503から続けて次の項目
データを取得できるように項目データを退避しておき次
の処理に備える。
【0038】ステップ902で電子帳票レイアウトファ
イル503から取得した項目データが明細だった場合
は、明細の左側に他の項目が位置しないとして、明細の
左側と明細は同一のフレームとする。そして、ステップ
911で帳票の左端のX座標と明細の左上座標のY座標
を次のフレームの左上座標として退避しておく。明細の
左側と明細を同一のフレームとした場合でも、ステップ
910で項目データを退避しておき次の処理に備える。
【0039】図10は、図8のステップ808に示す明
細の右部フレーム処理の手順を示すフローチャートであ
る。まず、ステップ1001で、上述の図9の明細の左
部フレーム処理のステップ909あるいは911で退避
していた座標が明細の左上座標かどうかを判定する。左
上座標の場合は、ステップ1002で、次のフレームは
HTMLファイルの2行目2列目に位置するとする。左
上座標でない場合は、ステップ1003で、次のフレー
ムはHTMLファイルの2行目1列目に位置するとす
る。ステップ1004で明細の左部フレーム処理のステ
ップ910で退避しておいた項目のデータを取得し、ス
テップ1005で項目データを取得できたかどうかを判
定する。
【0040】ステップ1005で項目データを取得でき
た場合は、ステップ1006で、項目の種類が明細かど
うかを判定する。ステップ1006で項目の種類が明細
の場合は、ステップ1007で次の項目へ進み、ステッ
プ1008で電子帳票レイアウトファイル503から次
の項目データを取得し、ステップ1005に戻る。ステ
ップ1006で項目の種類が明細でない場合は、ステッ
プ1009で、項目データの左上座標のY座標が明細見
出し部の右下のY座標よりも大きいかどうかを判定す
る。これは、電子帳票レイアウトファイル503のデー
タは座標位置の昇順にデータが格納されているので、項
目データの左上座標のY座標が明細見出し部の右下のY
座標よりも大きいと、明細の右側に他の項目が位置しな
いのが明確になるからである。
【0041】項目データの左上座標のY座標が明細見出
し部の右下のY座標よりも大きくない場合は、ステップ
1010で、項目データの左上座標のX座標が明細見出
し部の左上のX座標よりも小さいかどうかを判定する。
ステップ1010で項目データの左上座標のX座標が明
細見出し部の左上のX座標よりも小さい場合は、その項
目は明細の右側に位置しないということが明確になるの
で、明細の右側に項目が位置するかの判定は必要ないの
で、ステップ1007の次の項目へ進む。ステップ10
10で項目データの左上座標のX座標が明細見出し部の
左上のX座標よりも小さくない場合は、その前のステッ
プ1009の判定によりその項目は明細の右側に位置す
るということが明確になる。
【0042】明細の右側に他の項目が位置する場合は、
明細の部分と明細の右側とで別のフレームと判断する。
この場合は、ステップ1011で、明細の左部フレーム
処理で退避した座標を左上座標とし、明細の右下の座標
をフレームの右下座標とする。そして、ステップ101
2で、フレーム情報テーブル513にこのフレーム(明
細部分)の座標と行及び列の位置情報を出力する。ま
た、明細の右側を1つのフレームとするので、ステップ
1013で、明細の見出し部の右下の座標をフレームの
左上座標とし、帳票の右端のX座標と明細の右下のY座
標をフレームの右下の座標とする。さらに、ステップ1
014で、明細の左部フレーム処理で退避しておいた座
標が明細の左上座標かどうかを判定する。明細の左上座
標である場合は、ステップ1015で、明細の右側のフ
レームはHTMLファイルの2行3列目に位置するとす
る。明細の左部フレーム処理で退避しておいた座標が明
細の左上座標でない場合は、ステップ1016で、明細
の右側のフレームはHTMLファイルの2行2列目に位
置するとする。ステップ1017で、フレーム情報テー
ブル513にこのフレーム(明細の右側のフレーム)の
座標と行及び列の位置情報を出力する。ステップ102
0で、処理を終了する。
【0043】ステップ1005で項目データが取得でき
なかった場合、つまり電子帳票レイアウトファイル50
3の項目データが明細までか、明細の右側までしかなか
った場合は、明細と明細の右側を1つのフレームとす
る。具体的には、ステップ1018で、明細の左部フレ
ーム処理で退避しておいた座標をフレームの左上座標と
し、帳票の右端のX座標と明細の右下のY座標をフレー
ムの右下座標とする。また、ステップ1019で、フレ
ーム情報テーブル513にそのフレームの座標と行及び
列の位置情報を出力する。ステップ1020で、処理を
終了する。
【0044】ステップ1009で項目データの左上座標
のY座標が明細見出し部の右下のY座標よりも大きい場
合は、その項目が明細の下部に位置するということが明
確なので、それ以前に明細の右部に位置する項目が出現
していないことから、明細の右部に他の項目が位置しな
いことが明確になる。従って、明細と明細の右側を1つ
のフレームとし、ステップ1005で項目データが取得
できなかった場合と同様にステップ1018に進む。
【0045】以上のように、図8〜図10のフローチャ
ートで表わされるフレーム情報生成処理を経てフレーム
情報テーブル513が生成される。
【0046】図11は、フレーム情報テーブル513の
データ構造を示す図である。フレーム情報テーブル51
3は、フレーム情報生成処理部510が固定的に出力す
るフレーム識別子1101、座標位置1102、及び位
置情報1103から構成される。座標位置1102は、
フレームの左上座標11021とフレームの右下座標1
1022で構成される。位置情報1103は、行番号1
1031と列番号11032で構成される。
【0047】次に、項目の配置フレーム判断処理部51
1の処理を詳しく説明する。項目の配置フレーム判断処
理部511では、電子帳票レイアウトファイル503内
の各項目データがフレーム情報生成処理部510で生成
されたフレーム情報テーブル513内のどのフレーム上
に配置されるかを座標の比較で判断する。その結果をフ
レーム構成項目テーブル514として出力する。
【0048】図12は、項目の配置フレーム判断処理部
511による項目の配置フレーム判断処理の流れを示す
フローチャートである。まず、ステップ1201で、フ
レーム情報テーブル513に未処理のデータがあるかど
うかを判定する。データがある場合は、ステップ120
2で、フレーム構成項目テーブル514へフレーム識別
子を出力し、フレーム内の項目数及び項目名称テーブル
ポインタ1303の初期化を行う。
【0049】ステップ1203で、電子帳票レイアウト
ファイル503に未処理の項目データがあるかどうかを
判定する。項目データがある場合は、ステップ1204
で、その項目データを取得し、ステップ1205で、そ
の項目データの左上座標位置がフレームの座標位置内で
あるかどうかを判定する。項目データの左上座標位置が
フレームの座標位置内である場合は、ステップ1206
でフレーム内の項目数を1増やし、ステップ1207で
フレーム構成項目テーブル514の項目名称テーブルポ
インタ1303の後ろに項目データの名称を追加する。
そして、ステップ1208で、次の項目データへ進む。
【0050】ステップ1205で項目データの左上座標
位置がフレームの座標位置内でない場合は、ステップ1
209で、次のフレーム情報へ進む。なお、ステップ1
201でフレーム情報テーブル513に未処理のデータ
がない場合は、全てのフレームについて処理を行ったと
して、ステップ1210で処理を終了する。また、ステ
ップ1203で電子帳票レイアウトファイル503に未
処理の項目データがなくなった場合も、全ての項目につ
いて処理を行ったとして、ステップ1210で処理を終
了する。
【0051】上記に従って、項目の配置フレーム判断処
理部511によってフレームの構成項目テーブル514
が生成される。
【0052】図13は、フレーム構成項目テーブル51
4のデータ構造を示す図である。フレーム構成項目テー
ブル514は、フレーム識別子1301、項目数130
2、項目名称テーブルポインタ1303、及び項目名称
のリストデータ1304から構成される。
【0053】次に、HTMLファイル生成処理部508
の処理を詳しく説明する。HTMLファイル生成処理部
508は、フレーム情報テーブル513からフレームを
表示するHTMLファイルを生成するとともに、フレー
ム情報テーブル513とフレーム構成項目テーブル51
4から各フレームのHTMLファイルを生成する。
【0054】図14は、HTMLファイル生成処理部5
08によるHTMLファイル生成処理の流れを示すフロ
ーチャートである。この処理では、フレームを表示する
HTMLファイル生成処理部1401、及びフレームH
TMLファイル生成処理部1402の順に処理を行う。
【0055】フレームを表示するHTMLファイルは、
HTMLファイル上のどのような位置にどのフレームを
どのくらいの大きさで表示するかなどの内容で構成され
る。図15は、フレームを表示するHTMLファイル生
成処理部1401のフローチャートである。ステップ1
501で、フレームを表示するHTMLファイルを生成
し、そのHTMLファイルに開始タグとヘッダ等と行方
向の開始タグを出力する。ステップ1502で、フレー
ムを表示するHTMLファイルの行方向の処理として各
フレームについての内容を出力する。ステップ1503
で、行方向の終了タグとフレームを表示するHTMLフ
ァイルの終了タグを出力し、処理を終了する。
【0056】図16は、フレームを表示するHTMLフ
ァイルの行方向の処理1502のフローチャートであ
る。フレームを表示するHTMLファイルの行方向の処
理1502では、まずステップ1601でメモリ上のフ
レーム行番号を初期化しておき、ステップ1602でフ
レーム情報テーブル513の先頭のデータからチェック
を行う。ステップ1603で、フレーム情報テーブル5
13にデータ(ステップ1604〜1607の処理を受
けていない未処理データ)がある場合は、ステップ16
04で、フレーム情報テーブル513の当該データを取
得する。そして、ステップ1605で、取得したデータ
のフレーム行番号がメモリ上のフレーム行番号と異なる
かどうかを判定する。
【0057】データのフレームの行番号がメモリ上のフ
レームの行番号と異なる場合は、ステップ1606で、
フレームを表示するHTMLファイルへフレームの高さ
を出力する。これは、行番号が異なるということはフレ
ームを表示する縦方向の位置が異なることを意味するの
で、新たにフレームを表示するHTMLファイルへフレ
ームの高さを出力するということである。ステップ16
07で、次のデータへ進む。ステップ1605でデータ
のフレームの行番号とメモリ上のフレームの行番号が同
じ場合は、フレームが横方向に並んでいることを意味す
るので、フレームの高さは同じであるとして、ステップ
1607へ進む。
【0058】ステップ1603でフレーム情報テーブル
513にデータがない場合は、ステップ1608で、フ
レームの行方向の終了タグを出力する。これで、フレー
ムを表示するHTMLファイルの行方向、縦にどのくら
い高さでフレームを並べるのかを全て出力したことにな
る。
【0059】次に、縦に並べるフレームの識別子を出力
するとともに、同一の行に配置されるフレームの横幅に
ついての情報を出力する必要がある。まずステップ16
09でメモリ上のフレーム行番号の初期化を再び行い、
ステップ1610でフレーム情報テーブル513の先頭
からチェックを行う。ステップ1611で、フレーム情
報テーブル513にデータ(ステップ1612〜161
7の処理を受けていない未処理データ)があるかどうか
を判定する。フレームデータがある場合は、ステップ1
612で、データのフレーム行番号がメモリ上のフレー
ム行番号と異なるかどうかを判定する。データのフレー
ム行番号がメモリ上のフレーム行番号と異なる場合は、
ステップ1613で、フレーム識別子が退避されている
かどうかを判定する。
【0060】フレーム識別子が退避されていない場合
は、ステップ1614で、フレーム識別子を退避してお
き、次のフレーム情報テーブル513のデータへ進むべ
くステップ1611へ戻る。ステップ1613でフレー
ム識別子が退避されている場合は、フレームを表示する
HTMLファイルの取得したフレームデータの縦方向
で、1つ前の段にはフレームが1つしかないことになる
ので、ステップ1615でフレームを表示するHTML
ファイルに退避しておいたフレーム識別子を出力し、ス
テップ1614で取得したデータのフレーム識別子を退
避しておく。これは、ステップ1612でフレームの行
番号のチェックを行った際、その前に処理したフレーム
と行番号が異なるということで、フレーム識別子が退避
してあるかチェックを行っている。
【0061】ステップ1612で行番号が同じ、つまり
横方向にフレームが並ぶ場合は、ステップ1616のフ
レームを表示するHTMLァイルの列方向の処理を行
い、その後ステップ1617で、フレームの識別子の退
避をクリアしてしまうことで、ステップ1613でフレ
ーム識別子が退避されているとそのフレームの横方向に
は他のフレームがないことが明らかになるのである。な
お、ステップ1616のフレームを表示するHTMLフ
ァイルの列方向の処理とは、フレームが横に並んでいる
行位置をフレーム情報テーブル513内のデータから探
し、フレームを表示するHTMLファイルに横に並んで
いるフレームのフレーム識別子を出力する処理である。
【0062】ステップ1611でフレーム情報テーブル
513にデータがない場合は、全てのフレーム情報につ
いて処理を行ったことになるので処理を終了しようとす
るが、フレーム識別子を退避したままフレームを表示す
るHTMLファイルに出力していない場合があるので、
ステップ1618でフレーム識別子を退避していないか
判定を行い、フレーム識別子を退避している場合は、ス
テップ1619で、フレームを表示するHTMLファイ
ルに退避しておいたフレーム識別子を出力する。ステッ
プ1618でフレーム識別子を退避していなければ、処
理を終了する。
【0063】図17は、フレームを表示するHTMLフ
ァイルの列方向の処理1616のフローチャートであ
る。まずステップ1701で、フレームを表示するHT
MLファイルへ列方向の開始タグを出力する。ステップ
1702で、処理中のフレーム情報を退避しておく。さ
らに、ステップ1703では、メモリ上のフレーム行番
号を処理中の行番号とする。ステップ1704で、デー
タの行番号がメモリ上の行番号と同じかどうかを判定す
る。データの行番号がメモリ上の行番号と同じ場合は、
フレームが横に並んでいるので、ステップ1705で、
フレームを表示するHTMLファイルへフレームの幅を
出力する。次に、ステップ1706でフレーム情報テー
ブル513の次のデータを取得し、ステップ1704へ
戻る。ステップ1704でデータの行番号がメモリ上の
行番号と異なるということは、フレームが別の行に位置
するということなので、フレームを表示するHTMLフ
ァイルへフレームの幅を出力する処理を終了し、ステッ
プ1707で、フレームを表示するHTMLファイルへ
フレームの列方向の終了タグを出力する。
【0064】次に、ステップ1708では、ステップ1
702で退避しておいたフレーム情報からチェックを開
始する。ステップ1709で、データのフレーム行番号
がメモリ上のフレーム行番号と同じかどうかを判定す
る。データのフレーム行番号がメモリ上のフレーム行番
号と同じ場合は、ステップ1710で、フレームを表示
するHTMLファイルへフレーム識別子を出力する。ス
テップ1711で、フレーム情報テーブル513の次の
データを取得し、ステップ1709に戻って、データの
フレーム行番号がメモリ上のフレーム行番号と異なるま
で処理を繰り返す。データのフレーム行番号がメモリ上
のフレーム行番号と異なる場合は、そのフレームはその
前まで処理していたフレームとは別の行に位置するた
め、フレームを表示するHTMLファイルの列方向の処
理を終了する。
【0065】最後に、フレームHTMLファイル生成処
理1402について説明する。ここで生成するHTML
ファイルは、各フレームに表示する内容のHTMLファ
イルであり、フレーム構成項目テーブル514からフレ
ームに表示する項目名称を取得し、フレーム情報テーブ
ル513内のフレームの座標位置を取得し、電子帳票レ
イアウトファイル503から項目データを取得し、これ
らの取得データに基づいて作成するものである。
【0066】図18は、フレームHTMLファイル生成
処理1402のフローチャートである。まず、ステップ
1801で、フレーム構成項目テーブル514に未処理
のデータがあるかどうかを判定する。データがある場合
は、ステップ1802で、フレーム構成項目テーブル5
14から1フレーム分の未処理データを取得する。ステ
ップ1803で、取得したデータに項目名称があるかど
うかを判定する。項目名称がある場合は、ステップ18
04で、そのフレームに対して1個目の項目かどうかを
判定する。項目名称がそのフレームに対して1個目の場
合は、ステップ1805で、フレームHTMLファイル
を生成し、ヘッダ等のタグをそのフレームHTMLファ
イルに出力する。続いてステップ1806で、電子帳票
レイアウトファイル503から項目データを、フレーム
情報テーブル513からフレームデータを、それぞれ取
得して、項目のフレームに対する座標位置を計算してフ
レームHTMLファイルに当該項目に相当する内容を出
力する。ステップ1807で、次の項目名称へ進む。
【0067】ステップ1803で取得したデータに項目
名称がない場合は、フレームに表示する項目がない場合
か、フレームに対して表示する全ての項目に対して処理
が終了した場合である。その後はステップ1808で、
フレームHTMLファイルを作成中であるかどうかを判
定する。フレームHTMLファイルを作成中の場合は、
ステップ1809で、当該フレームHTMLファイルに
フッタ等のタグを出力し、当該フレームHTMLファイ
ルをクローズする。そしてステップ1810で、次のフ
レーム構成項目データへ進み、次のフレームHTMLフ
ァイルの生成処理を行う。ステップ1808でフレーム
HTMLファイルが作成中でなければ、ステップ181
0の次のフレーム構成項目データへ進む。
【0068】ステップ1801でフレーム構成項目テー
ブル514にデータがない場合は、HTML変換を行っ
ている電子帳票を構成する全てのフレームHTMLファ
イルの生成処理が終了したことを意味するので、処理を
終了する。
【0069】以上のように、HTMLファイル生成処理
部508によって、フレームを表示するHTMLファイ
ルとフレームのHTMLファイルを生成する。図19は
フレームを表示するHTMLファイルの出力例で、図2
0はフレームのHTMLファイルの出力例である。
【0070】図21は、本発明の適用例の電子帳票を示
す。この電子帳票では、明細の左端に見出し部分(「東
京」、「横浜」などの部分)を持っているが、明細の座
標位置に従って帳票をフレーム分けしたHTMLファイ
ルを生成することで、他の表示部分を隠すことなく明細
のデータをスクロールして参照することができる。図2
2も、本発明の適用例の電子帳票を示す。この電子帳票
では、明細が複数存在しているが、他のフレームの表示
を隠すことなく明細のデータを自由に参照することがで
きる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示用の定義を行うことなく、電子帳票を明細のデータ
を表示する座標位置に沿ってフレーム分けしたHTML
ファイルを自動生成することができる。また、フレーム
分けしたHTMLファイルとなった電子帳票はそれぞれ
のフレームとして表示画面が独立しているので、スクロ
ールさせてフレーム内のデータを自由に参照でき、他の
フレームの表示を画面上から隠してしまうことがない。
HTMLファイルの生成は自動的に行われるので、特別
な技術を要することなく手間もかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子帳票のレイアウト例を示す図である。
【図2】本実施形態の電子データ化帳票のデータ構造を
示す図である。
【図3】明細の座標位置に従って帳票をフレーム分割し
たHTMLの構成を示す図である。
【図4】明細の座標位置に従ってフレーム分けされたH
TMLファイルの表示例を示す図である。
【図5】本実施形態のフレーム分けされたHTMLファ
イルを生成する計算機の機能ブロック図である。
【図6】明細データ抽出処理のフローチャートである。
【図7】明細データ抽出処理部によって生成される明細
テーブルを示す図である。
【図8】フレームの情報生成処理のフローチャートであ
る。
【図9】明細の左部フレーム処理のフローチャートであ
る。
【図10】明細の右部フレーム処理のフローチャートで
ある。
【図11】フレーム情報テーブルのデータ構造を示す図
である。
【図12】項目の配置フレーム判断処理のフローチャー
トである。
【図13】フレームの構成項目テーブルのデータ構造を
示す図である。
【図14】HTMLファイル生成処理のフローチャート
である。
【図15】フレームを表示するHTMLファイル生成処
理のフローチャートである。
【図16】フレームを表示するHTMLファイルの行方
向の処理のフローチャートである。
【図17】フレームを表示するHTMLファイルの列方
向の処理のフローチャートである。
【図18】フレームHTMLファイル生成処理のフロー
チャートである。
【図19】電子帳票を明細の表示部に沿ってフレーム分
割した場合のフレームを表示するHTMLファイルの出
力例を示す図である。
【図20】電子帳票を明細の表示部に沿ってフレーム分
割した場合のフレームのHTMLファイルの出力例を示
す図である。
【図21】電子帳票に明細の左端に見出し部がある明細
が定義された場合のフレーム分割を行った表示例を示す
図である。
【図22】電子帳票に複数の明細が定義された場合のフ
レーム分割を行った表示例を示す図である。
【符号の説明】
201……項目名 202……項目種類 203……色 2031……文字 2032……背景 2033……囲み罫線 204……データ配置 2041……縦 2042……横 205……座標位置 2051……左上座標 2052……右下座標 206……フォント 207……見出し部座標位置 208……背景色 209……用紙サイズ 210……タイトル 301……フレームを表示するHTMLファイル 302……明細の見出し部よりも上部をフレームとした
HTMLファイル 303……明細の左部をフレームとしたHTMLファイ
ル 304……明細のデータ表示部をフレームとしたHTM
Lファイル 305……明細の下部をフレームとしたHTMLファイ
ル 501……明細の位置に沿ってフレーム分けしたHTM
L変換処理を適用した計算機 502……電子帳票デザイン処理 503……電子帳票レイアウトファイル 504……明細の位置に沿ってフレーム分けされた電子
帳票HTMLファイル群 505……電子帳票レイアウト定義処理 506……HTML変換処理 507……フレーム構成判断処理 508……HTMLファイル生成処理 509……明細データ抽出処理 510……フレーム情報生成処理 511……項目の配置フレーム判断処理 512……明細テーブル 513……フレーム情報テーブル 514……フレーム構成項目テーブル 701……項目名 702……明細の座標位置 7021……明細の左上座標 7022……明細の右下座標 703……明細の見出し部座標位置 7031……明細の見出し部左上座標位置 7032……明細の見出し部右下座標位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表形式で表現されたデータである明細デー
    タを含む各種の項目を有する電子帳票のHTMLファイ
    ル生成方法であって、 前記電子帳票の明細データを含む各種項目のレイアウト
    データに基づいて、WWWブラウザに表示する際のフレ
    ーム構成を判断するフレーム構成判断処理ステップと、 前記フレーム構成判断処理ステップの判断結果に基づい
    て、電子帳票をWWWブラウザに表示するためのHTM
    Lファイルを生成するHTMLファイル生成処理ステッ
    プとを備えることを特徴とする電子帳票のHTMLファ
    イル生成方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のHTMLファイル生成方
    法において、 前記フレーム構成判断処理ステップは、 前記電子帳票のレイアウトデータにおける各項目の位置
    情報に基づいてフレーム分割方法を決定し、決定した各
    々のフレームの大きさ及び位置を示す情報を生成して記
    憶するフレーム情報生成処理ステップと、 前記電子帳票の各項目と前記各フレームとの対応関係を
    求め、どのフレームにどの項目を表示するかを示す情報
    を生成して記憶する配置フレーム判断処理ステップとを
    備えることを特徴とする電子帳票のHTMLファイル生
    成方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のHTMLファイル生成方
    法において、 前記フレーム情報生成処理ステップで記憶した情報、及
    び前記配置フレーム判断処理ステップで記憶した情報に
    基づいて、HTMLファイルを生成するステップを備え
    ることを特徴とする電子帳票のHTMLファイル生成方
    法。
  4. 【請求項4】表形式で表現されたデータである明細デー
    タを含む各種の項目を有する電子帳票のHTMLファイ
    ル生成方法であって、 前記電子帳票の明細データを含む各種項目のレイアウト
    データを取得するステップと、 前記レイアウトデータから前記電子帳票中の明細データ
    部分を抽出し、該明細の見出し部の位置と見出し部以外
    のデータ部分の位置とが分かるように、記憶するステッ
    プと、 前記明細の見出し部以外のデータ部分の位置に基づき、
    該データ部分を表示するためのフレームと、前記明細デ
    ータ以外の部分及び前記見出し部を表示するため前記フ
    レームの上下左右に位置するフレームとに、分割したフ
    レーム構成を生成し、該フレーム構成を示す情報を記憶
    するステップと、 生成したフレーム構成及び電子帳票の項目情報に基づい
    て、前記電子帳票の各項目と前記各フレームとの対応関
    係を求め、どのフレームにどの項目を表示するかを示す
    情報を生成して記憶するステップと、 前記フレーム構成を示す情報、及び前記どのフレームに
    どの項目を表示するかを示す情報に基づいて、前記各フ
    レームの枠組みを表示するHTMLファイルと各フレー
    ムに表示する内容を示すHTMLファイルとを生成する
    ステップとを備えることを特徴とする電子帳票のHTM
    Lファイル生成方法。
  5. 【請求項5】表形式で表現されたデータである明細デー
    タを含む各種の項目を有する電子帳票のHTMLファイ
    ルを生成するプログラムであって、 前記電子帳票の明細データを含む各種項目のレイアウト
    データを取得するステップと、 前記レイアウトデータから前記電子帳票中の明細データ
    部分を抽出し、該明細の見出し部の位置と見出し部以外
    のデータ部分の位置とが分かるように、記憶するステッ
    プと、 前記明細の見出し部以外のデータ部分の位置に基づき、
    該データ部分を表示するためのフレームと、前記明細デ
    ータ以外の部分及び前記見出し部を表示するため前記フ
    レームの上下左右に位置するフレームとに、分割したフ
    レーム構成を生成し、該フレーム構成を示す情報を記憶
    するステップと、 生成したフレーム構成及び電子帳票の項目情報に基づい
    て、前記電子帳票の各項目と前記各フレームとの対応関
    係を求め、どのフレームにどの項目を表示するかを示す
    情報を生成して記憶するステップと、 前記フレーム構成を示す情報、及び前記どのフレームに
    どの項目を表示するかを示す情報に基づいて、前記各フ
    レームの枠組みを表示するHTMLファイルと各フレー
    ムに表示する内容を示すHTMLファイルとを生成する
    ステップとを備えることを特徴とする電子帳票のHTM
    Lファイル生成プログラム。
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JP2007179514A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Mis Technology Kk Fo用xslt自動生成機能
JP2009529167A (ja) * 2006-03-06 2009-08-13 アリババ グループ ホールディング リミテッド ウェブページにおけるテーブルのローカル・ローリング表示を実現する方法およびシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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