JP2002269302A - 年俸交渉支援システム - Google Patents
年俸交渉支援システムInfo
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Abstract
者に生ずるリスクを算出し、算出したリスクを考慮しな
がら年俸交渉を行うことができる年俸交渉支援システム
を提供する。 【解決手段】 年俸交渉適用期間、権利行使時期、権利
行使価格、被採用者の初期の年俸を含む変数を入力し
(ステップS10)、入力された変数に基づいて被採用
者の各期末における価格(年俸)を算出し(ステップS
11)、算出結果を表示する(ステップS12)。被採
用者の各期末における価格及び変数に基づいて将来付加
価値Jを算出し(ステップS14)、被採用者の価値、
変数及び将来付加価値Jに基づいて企業損失価値Fを算
出する(ステップS15)。被採用者の転職する権利を
行使する権利行使時期における被採用者の価格(年俸)
が権利行使価格よりも低く(ステップS16)、かつ、
被採用者が転職した場合に企業損失価値Fが生じると判
断された場合には(ステップS17)、被採用者に支払
う報奨金を算出する(ステップS18)。
Description
者である企業との間の年俸交渉を支援する年俸交渉支援
システムに関するものである。
するために一定の経験や能力を有する人材の中途採用を
活発に行っている。しかし、労働移動率が上昇に転じる
のに伴い優秀な人材を採用してもその優秀な人材が更に
転職する可能性が高くなっている。そこで、企業は、採
用した人材が優秀である場合には、被採用者に対して様
々な条件を提示することにより被採用者が転職しないよ
うにしている。具体的には、被採用者の収入を高めるこ
とやストック・オプションを提供することにより、優秀
な人材が自社から流出することがないように手当てして
いる。
秀な人材が流出しないように収入を高める等の措置を講
じても、その人材が企業にいつまで残留するかは明らか
ではない。即ち、被採用者は常に転職する権利を有して
おり、被採用者の希望する時期に転職する権利を行使す
ることにより転職できる。そのため、企業は常に採用し
た優秀な人材が流出してしまうというリスクを有してい
る。
職することにより採用者に生ずるリスクを算出し、算出
したリスクを考慮しながら年俸交渉を行うことができる
年俸交渉支援システムを提供することである。
支援システムは、年俸交渉の適用期間を入力する適用期
間入力手段と、前記適用期間内において、被採用者が転
職する権利を行使する時期を入力する権利行使時期入力
手段と、前記権利行使時期において、被採用者が転職す
る権利を行使する場合における権利行使価格を入力する
権利行使価格入力手段と、前記権利行使時期における被
採用者の価格の算出に用いる変数を入力する変数入力手
段と、前記変数に基づいて被採用者の価格を算出する価
格算出手段と、前記権利行使時期以降に、被採用者が転
職した場合に生ずるであろう採用者が将来失う企業損失
価値を前記価格算出手段により算出された価格に基づい
て算出する企業損失価値算出手段と、前記権利行使時期
以降に、被採用者が転職する権利を行使しなかった場合
に生ずるであろう被採用者の将来付加価値を前記価格算
出手段により算出された価格に基づいて算出する将来付
加価値算出手段と、前記権利行使時期において、前記価
格算出手段により算出された価格よりも前記権利行使価
格が高く、かつ、前記企業損失価値が存在することを判
別する判別手段と、前記判別手段により、前記権利行使
時期において前記価格算出手段により算出された価格よ
りも前記権利行使価格が高く、かつ、前記企業損失価値
が存在すると判別された場合に、企業が被採用者に支払
う報奨金を算出する報奨金算出手段とを備えることを特
徴とする。
によれば、年俸交渉の適用期間における被採用者の価値
(例えば年俸)を算出し、この算出した被採用者の価値
に基づいて被採用者の将来付加価値及び被採用者が転職
した場合に企業に与える企業損失価値を算出している。
そして、被採用者の転職する権利を行使する権利行使時
期における被採用者の価格が権利行使価格よりも低く、
かつ、被採用者が転職した場合に企業損失価値が生じる
と判断された場合には、被採用者に支払う報奨金を算出
することとしている。そのため、被採用者が転職する権
利を行使して転職した場合に、企業に対して損失を与え
るか否かを判断することができ、損失を与えると判断し
た場合には被採用者に支払う報奨金を算出することによ
って優秀な人材が流出することを防止することができ
る。
ムは、前記企業損失価値が前記価格算出手段により算出
された価格及び前記変数入力手段により入力された前記
適用期間の第1期始めにおける被採用者の価格、前記適
用期間中における平均利子率及び前記将来付加価値に基
づいて算出されることを特徴とする。
ムは、前記企業損失価値が前記適用期間において企業が
得られるであろう価値から、被採用者が在職中に稼ぐで
あろう価値を減算することにより算出されるものである
ことを特徴とする。
支援システムによれば、被採用者が転職した場合に生ず
るであろう採用者(企業)が将来失う企業損失価値が算
出されるため、採用者(企業)において被採用者が転職
する権利を行使して転職した場合に企業に発生する損失
を認識し、企業における人材流出のリスクを明確にする
ことができる。
ムは、前記将来付加価値を、前記価格算出手段により算
出された価格及び前記変数入力手段により入力された平
均利子率に基づいて被採用者の付加価値を算出すること
により算出することを特徴とする。
によれば、被採用者の将来付加価値を被採用者の価格及
び年俸交渉適用期間中における平均利子率rに基づいて
算出している。従って、企業にとって被採用者が重要な
人材であるか否かを判断することができ、優秀な人材が
企業から流出するのを防止することができる。
ムは、前記報奨金算出手段により算出される報奨金を、
前記企業損失価値に基づいて算出することを特徴とす
る。
によれば、企業損失価値に基づいて被採用者に対して支
払う報奨金を算出しているため、企業損失価値に比例し
て報奨金を算出することができる。従って、被採用者が
優秀な人材である場合には、企業損失価値に基づいて報
奨金が支払われることとなり、優秀な人材が企業から流
出するのを防止することができる。
ムは、年俸交渉の適用期間を入力する適用期間入力手段
と、前記適用期間内において、転職する権利を行使する
時期を入力する権利行使時期入力手段と、前記権利行使
時期において、被採用者が転職する権利を行使する場合
における権利行使価格を入力する権利行使価格入力手段
と、前記権利行使時期における被採用者の価格の算出に
用いる変数を入力する変数入力手段と、前記変数に基づ
いて被採用者の価格を算出する価格算出手段と、前記価
格算出手段により算出された前記適用期間における被採
用者の価格をシミュレーションするシミュレーション手
段と、前記シミュレーションの結果を視覚的に表示する
表示手段とを備えることを特徴とする。
によれば、年俸交渉適用期間中の被採用者の各期末にお
ける価格をシミュレーションし、シミュレーションした
結果を権利行使時期における権利行使価格と併せて表示
することができる。従って、被採用者は、将来における
自己の年俸の推移を容易に知ることができ、年俸交渉の
参考とすることができる。
の実施の形態にかかる年俸交渉支援システムについて説
明する。なお、この実施の形態においては、被採用者と
採用者(企業)との間で採用時に一定の契約が交わされ
ている場合を例として説明する。具体的には、例えば、
被採用者の初期の年俸を1,000万円、年俸交渉適用
期間を5年間、1年を1期間として、被採用者が転職す
る権利を行使する時期を3期目末、被採用者の転職する
権利行使価格が1,600万円としている場合におい
て、3期目末における被採用者の価格(年俸)が権利行
使価格である1,600万円を下回っている場合であっ
て、被採用者が転職する権利を行使すると、採用者(企
業)に損失が生じる場合には、転職する権利を年俸交渉
適用期間において放棄することを条件に報奨金が支払わ
れる旨の契約が成されている場合を例として説明する。
の対象となる期間である。また、権利行使時期とは、被
採用者が転職する権利を行使する時期であって、年俸交
渉適用期間中の任意の時期に設定することができる。ま
た、権利行使価格とは、権利行使時期における被採用者
の価格(年俸)として、その時点において被採用者が希
望する価格(年俸)である。
支援システムのブロック構成図である。この年俸交渉支
援システムは、年俸交渉適用期間、権利行使時期及び権
利行使価格等を含む変数を入力する入力部2、この入力
部2を介して入力された変数に基づいて被採用者の価格
(年俸)を算出等の演算処理を行うデータ処理部4、こ
のデータ処理部4において演算処理のために用いるデー
タ及び数式等を記憶しているデータ記憶部6、データ処
理部4における処理結果を表示する表示部8により構成
されている。
て、この年俸交渉支援システムにおいて実施される支援
処理について説明する。
年俸交渉支援システムにおいて用いられる変数を入力す
る(ステップS10)。即ち、まず始めに年俸交渉適用
期間を、次いで採用者である企業の収益上昇率u、下落
率d、上昇確率P、被採用者の第1期開始時における価
値(年俸)、追加・削減額、オペレーティング費用、年
俸交渉適用期間中平均利子率r、被採用者が転職する権
利を行使する権利行使時期及び権利行使価格kをそれぞ
れ入力する(図3参照)。
適用期間として5年を入力し、5年の期間のうち1期間
を1年として、第1期開始時における価値(年俸)とし
て1,000万円を入力する。
各期末における採用者(企業)の収益の上昇確率P(即
ち、どのくらいの確率で上昇するのか)、上昇確率Pで
上昇する企業収益の上昇率u(即ち、企業収益の上昇度
合い)及び下落確率1−Pで下落する企業収益の下落率
dの予測値を各期末毎に入力する。また、第1期始から
第5期末における追加・削減額の予測値及び第1期始か
ら第5期末におけるオペレーティング費用の予測値をそ
れぞれ各期末毎に入力する。なお、追加・削減額とは、
被採用者が採用時における価格(初期市場価格)である
1,000万円の価値を持っているとした場合に、その
価値を維持するために追加又は削減する金額であり、被
採用者の年俸に直接反映される金額ではない。また、オ
ペレーティング費用とは被採用者をスキルアップさせる
ための費用であり研修費等である。更に、第1期始めか
ら第5期末までの平均金利rを各期末毎に入力し、被採
用者が転職する権利を行使する時期として第3期を、権
利行使価格として1,600万円をそれぞれ入力する。
率R及びθを算出する。このR及びθは、データ記憶部
6に記憶されている数式1及び数式2に基づいて算出さ
れる。なお、入力された変数及び算出されたR及びθは
データ記憶部6に記憶される。
俸)を算出し(ステップS11)、算出した結果を表示
部8に表示する(ステップS12)。即ち、データ処理
部4において入力部2を介して入力され、データ記憶部
6に記憶されている企業収益の上昇確率P、企業収益の
上昇率u、企業収益の下落率d及び年俸交渉適用期間中
の平均金利rに基づいてそれぞれの期末における被採用
者の価格(年俸)を算出する。なお、被採用者の価格
(年俸)の上昇は、企業の収益の上昇(下落)に連動す
ることを前提として算出する。ここで、第1期初期の被
採用者の価格(年俸)をS00とし、第1期末における
企業の収益が上昇確率P、上昇率uで上昇した場合にお
ける被採用者の価格(年俸)をS11とする。一方、第
1期末における企業の収益が確率1−P、下落率dで下
落した場合における被採用者の価格(年俸)をS10と
する。
末の企業収益が上昇率1.3で上昇した場合には、初期
の価格1,000万円に上昇率1.3を乗算して1,3
00万円と算出される。一方、第1期末の企業収益が下
落率0.8で下落した場合には、初期の価格1,000
万円に下落率0.8を乗算して800万円と算出され
る。同様に、第1期末の価格(年俸)に基づいて第2期
末における被採用者の年俸を算出する。具体的には、第
1期末の被採用者の価格(年俸)が1,300万円であ
り、第2期末における企業収益が1.3で上昇した場合
には、上昇率1.3を第1期末の価格(年俸)1,30
0万円に乗算して1,690万円と算出される。一方、
第2期末の企業収益が下落率0.8で下落した場合に
は、第1期末の価格(年俸)に0.8を乗算して1,0
40万円と算出される。同様に第5期末までの各期末に
おける被採用者の価格を算出し、算出結果を権利行使時
期における権利行使価格k(1,600万円)と併せて
表示部8に表示する(図4参照)。なお、図4に示す各
期末における被採用者の価格は、上述した変数と同一の
値により算出されているものではないため、算出結果が
上述の値と相違することがある。
(年俸)を算出することにより、被採用者を採用すべき
か否かを判断することができる。即ち、数式3に基づい
て算出される採用価値を基準に採用すべきか否かの判断
をする。
合は採用すべき、G≦0の場合は採用すべきでないと判
断することができる。ここで、Gは、年俸交渉適用期間
である5年間において、採用者(企業)が被採用者に投
資した結果、採用者(企業)に対して被採用者が与える
であろう価値(利益)である。即ち、数式3により、被
採用者の各期末における価格(年俸)から初期の価格を
減算したものを年俸交渉適用期間中の平均金利を考慮し
て合計し、この合計したものから被採用者の初期の価格
を減算することによりGを算出することができる。
する(ステップS13)。即ち、第1期末における被採
用者の価格がS11の場合の付加価値をC11、価格が
S10の場合の付加価値をC10とすると、これらの付
加価値はデータ記憶部6に記憶されている数式4及び数
式5に基づいて算出することができる。
P、上昇率uで上昇した場合には、数式4に基づいて被
採用者の価格(uS00)から被採用者の権利行使価格
kを減算した結果と「0」の何れか大きい方となる。従
って、権利行使価格kがその時点における被採用者の価
格(年俸)を上回っている場合には、付加価値は「0」
と算出される。一方、企業の収益が確率1−P、下落率
dで下落した場合には、数式5に基づいて被採用者の価
格(dS00)から被採用者の権利行使価格kを減算し
た結果と「0」の何れか大きい方となり、権利行使価格
kがその時点における被採用者の価格(年俸)を上回っ
ている場合には、付加価値は「0」と算出される。ま
た、同様にして年俸交渉適用期間の各期末における被採
用者の付加価値を算出する。
対する付加価値は、次の数式6に基づいて算出される。
(1+r) ここで、数式6で用いるθは数式2に基づいて算出され
る変数である。
権利を行使した場合に、権利行使時期以降において生ず
る将来付加価値Jを算出する(ステップS14)。即
ち、被採用者が年俸交渉適用期間中の第3期末において
転職する権利を行使した場合に生ずる将来付加価値J
は、数式7に基づいて算出される。
行使時期に転職する権利を行使しなかった場合に生ずる
であろう被採用者の付加価値(被採用者の転職する権利
の価値)である。即ち、数式7により、被採用者が第3
期末に転職する権利を行使しなかったならば、第4期末
及び第5期末において被採用者に生じるであろう付加価
値を年俸交渉適用期間中の平均金利を考慮して合計する
ことによりJを算出することができる。
時期に行使した場合に、企業が将来失う企業損失価値F
を算出する(ステップS15)。即ち、被採用者が年俸
交渉適用期間中の第3期末において転職する権利を行使
した場合に、被採用者が転職することにより企業に生ず
るであろう企業損失価値Fは、数式8に基づいて算出さ
れる。
において企業が得られるであろう価値から、被採用者が
在職中に稼ぐであろう価値を減算することにより算出さ
れる。即ち、数式3により算出されるGは、被採用者が
年俸交渉適用期間である5年間に企業に与えるであろう
価値である。そのため、被採用者が被採用者の転職する
権利を3期目末に行使した場合、5年間で被採用者が企
業に与える価値(G)から被採用者が3年間に稼ぐであ
ろう価値を減算することによって企業損失Fが算出され
る。具体的には、残りの年俸交渉適用期間である4年目
及び5年目に被採用者が企業に与えるであろう価値を算
出する。このとき、算出された企業損失価値Fが被採用
者の将来付加価値J以上の場合には、F=0となる。
ける被採用者の価格(年俸)の大きさを判断し(ステッ
プS16)、権利行使価格kが権利行使時期における被
採用者の価格(年俸)よりも大きい場合には次のステッ
プS17に進む。
Fが0より大きいか否かを判断し(ステップS17)、
企業損失価値Fが0より大きいと判断した場合には報奨
金を算出する(ステップS18)。即ち、企業損失価値
Fが0より大きい場合には、被採用者が転職する権利を
行使することにより企業が将来失う価値が存在すること
になる。従って、そのような場合であって、かつ、被採
用者が転職する権利を年俸交渉支援システムの年俸交渉
適用期間が終了するまで行使しないこととした場合に
は、被採用者に対して支払う報奨金を算出する。なお、
報奨金Eは以下の数式9に基づいて算出される。
いことにより、年俸交渉適用期間の残りの在職期間で被
採用者が採用者である企業に与えるであろう価値と等し
くなる。
ける被採用者の価格(年俸)より小さいと判断された場
合(ステップS16)又は企業損失価値Fが「0」より
小さいと判断された場合(ステップS17)には処理を
終了する。即ち、権利行使価格kが権利行使時期におけ
る被採用者の価格(年俸)よりも小さい場合には、その
時点において被採用者は十分な待遇を受けていることに
なり、報奨金の支払いを行う必要が無いため処理を終了
する。また、企業損失価値Fが「0」より小さい場合に
は、被採用者が転職する権利を行使して転職した場合で
あっても企業の損失が存在せず、報奨金の算出を行う必
要が無いため処理を終了する。
する権利の価値を定量的に算出することができるため、
被採用者が突然転職することにより企業に与える損失を
事前に予測することができる。
であり、企業が被採用者の望む待遇を提示できない場合
であっても、そのような人材に対しては転職する権利を
一定期間放棄する代わりに報奨金を支払うことによっ
て、優秀な人材が流出することを防止することができ
る。
るか否かの意思決定を行う基準を、自分の持つ転職する
権利の価値を基準とすることができる。そのため、採用
者である企業と自己の価値について交渉する基準が明確
となり、的確な意思決定を行うことが可能となる。
る価値Gを算出することにより、被採用者が年俸交渉適
用期間において企業に価値を与えるか否かを判断するこ
とができる。そのため、採用基準として被採用者の年俸
交渉適用期間における価値Gを用い、客観的な採用基準
を設定することができる。
失価値Fと報奨金Eを等しいものとしているが、報奨金
Eの値は企業損失価値Fに基づいて算出されるものであ
り、企業損失価値Fと等しい値としなくても良い。ま
た、初期の契約内容は、採用者と被採用者との取極めで
あり、その内容は任意に決定されるものである。
おける被採用者の価値を算出し、この算出した被採用者
の価値に基づいて被採用者の将来付加価値及び被採用者
が転職した場合に企業に与える企業損失価値を算出し、
被採用者の転職する権利を行使する権利行使時期におけ
る被採用者の価格が権利行使価格よりも低く、かつ、被
採用者が転職した場合に企業損失価値が生じると判断さ
れた場合には、被採用者に支払う報奨金を算出する。従
って、被採用者が転職する権利を行使して転職した場合
に、企業に対して損失を与えるか否かを判断することが
でき、損失を与えると判断した場合には被採用者に支払
う報奨金を算出することによって優秀な人材が流出して
しまうことを防ぐことができる。
期末における価格をシミュレーションし、シミュレーシ
ョンした結果を権利行使時期における権利行使価格と併
せて表示することができる。従って、被採用者は、将来
における自己の年俸の推移を容易に知ることができ、年
俸交渉の参考とすることができる。
ステムのブロック構成図である。
ステムにおいて実施される支援処理を説明するためのフ
ローチャートである。
に用いられる変数を示す図である。
にシミュレーションされた被採用者の価格(年俸)を表
示する図である。
…表示部。
Claims (6)
- 【請求項1】 年俸交渉の適用期間を入力する適用期間
入力手段と、 前記適用期間内において、被採用者が転職する権利を行
使する時期を入力する権利行使時期入力手段と、 前記権利行使時期において、被採用者が転職する権利を
行使する場合における権利行使価格を入力する権利行使
価格入力手段と、 前記権利行使時期における被採用者の価格の算出に用い
る変数を入力する変数入力手段と、 前記変数に基づいて被採用者の価格を算出する価格算出
手段と、 前記権利行使時期以降に、被採用者が転職した場合に生
ずるであろう採用者が将来失う企業損失価値を前記価格
算出手段により算出された価格に基づいて算出する企業
損失価値算出手段と、 前記権利行使時期以降に、被採用者が転職する権利を行
使しなかった場合に生ずるであろう被採用者の将来付加
価値を前記価格算出手段により算出された価格に基づい
て算出する将来付加価値算出手段と、 前記権利行使時期において、前記価格算出手段により算
出された価格よりも前記権利行使価格が高く、かつ、前
記企業損失価値が存在することを判別する判別手段と、 前記判別手段により、前記権利行使時期において前記価
格算出手段により算出された価格よりも前記権利行使価
格が高く、かつ、前記企業損失価値が存在すると判別さ
れた場合に、企業が被採用者に支払う報奨金を算出する
報奨金算出手段とを備えることを特徴とする年俸交渉支
援システム。 - 【請求項2】 前記企業損失価値は、前記価格算出手段
により算出された価格及び前記変数入力手段により入力
された前記適用期間の第1期始めにおける被採用者の価
格、前記適用期間中における平均利子率及び前記将来付
加価値に基づいて算出されることを特徴とする請求項1
記載の年俸交渉支援システム。 - 【請求項3】 前記企業損失価値は、前記適用期間に企
業が得られるであろう価値から、被採用者が在職中に稼
ぐであろう価値を減算することにより算出されるもので
あることを特徴とする請求項1記載の年俸交渉支援シス
テム。 - 【請求項4】 前記将来付加価値は、前記価格算出手段
により算出された価格及び前記変数入力手段により入力
された平均利子率に基づいて算出されることを特徴とす
る請求項1記載の年俸交渉支援システム。 - 【請求項5】 前記報奨金算出手段により算出される報
奨金は、前記企業損失価値に基づいて算出されることを
特徴とする請求項1記載の年俸交渉支援システム。 - 【請求項6】 年俸交渉の適用期間を入力する適用期間
入力手段と、 前記適用期間内において、転職する権利を行使する時期
を入力する権利行使時期入力手段と、 前記権利行使時期において、被採用者が転職する権利を
行使する場合における権利行使価格を入力する権利行使
価格入力手段と、 前記権利行使時期における被採用者の価格の算出に用い
る変数を入力する変数入力手段と、 前記変数に基づいて被採用者の価格を算出する価格算出
手段と、 前記価格算出手段により算出された前記適用期間におけ
る被採用者の価格をシミュレーションするシミュレーシ
ョン手段と、 前記シミュレーションの結果を視覚的に表示する表示手
段とを備えることを特徴とする年俸交渉支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001064690A JP4476506B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 年俸交渉支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001064690A JP4476506B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 年俸交渉支援システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002269302A true JP2002269302A (ja) | 2002-09-20 |
JP4476506B2 JP4476506B2 (ja) | 2010-06-09 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001064690A Expired - Fee Related JP4476506B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 年俸交渉支援システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP4476506B2 (ja) |
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WO2010000267A1 (en) * | 2008-06-30 | 2010-01-07 | Hrtools A/S | Method for organizing agreements between a subordinate and a superior |
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2001
- 2001-03-08 JP JP2001064690A patent/JP4476506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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