JP2002269061A - クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法 - Google Patents

クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法

Info

Publication number
JP2002269061A
JP2002269061A JP2001065016A JP2001065016A JP2002269061A JP 2002269061 A JP2002269061 A JP 2002269061A JP 2001065016 A JP2001065016 A JP 2001065016A JP 2001065016 A JP2001065016 A JP 2001065016A JP 2002269061 A JP2002269061 A JP 2002269061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
connection
client
relay
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001065016A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Enoki
雅博 榎
Koji Ohira
剛治 大平
Toshiyuki Onohara
利之 小野原
Takahisa Koga
隆久 古閑
Tetsuya Harano
鉄也 原野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Comware Corp
Original Assignee
NTT Comware Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Comware Corp filed Critical NTT Comware Corp
Priority to JP2001065016A priority Critical patent/JP2002269061A/ja
Publication of JP2002269061A publication Critical patent/JP2002269061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷分散を行うにあたってサーバへの負担を
軽減し、かつ、サーバリソースを考慮したクライアント
との接続数の上限をコントロール可能としたクライアン
トサーバによるトランザクション処理システムを構築す
る。 【解決手段】 各サーバ31(32)の現時点における
クライアント11〜1nとの接続数を負荷として管理
し、クライアントから発せられるトランザクション処理
要求を、複数あるサーバ31(32)のうち負荷の最も
少ないサーバ31(32に割り当て、当該サーバ31
(32)を接続先サーバとして決定することにより、サ
ーバ31(32)の負担を軽減する。また、サーバ31
(32)の負荷に関し、クライアント11〜1nとの接
続数の他に、サーバ31(32)が持つマシン性能も反
映させることにより、サーバ単位でその性能に応じた負
荷分散を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントサー
バシステムにおける接続先サーバの決定方法ならびにそ
のシステム、および中継サーバ、同方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラム、およびそのプログラム
を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】クライアントサーバシステムにおけるト
ランザクション処理では、クライアントから送信される
トランザクション(ユーザデータ)をサーバで処理した
後、サーバは直ちに応答をクライアントに返す必要があ
る。すなわち、上記したトランザクション処理では、即
時性の確保が最重要設計事項となっている。このため、
数千以上のトランザクション/時のトラフィックが発生
するクライアントサーバシステムでは、資源を有効管理
し、負荷を公平に分散することが頻繁に行われる。
【0003】従来におけるこの種システムの接続形態を
図7、図8に示す。図7は、クライアント側の設定によ
る負荷分散の例、図8は、負荷分散装置を利用して行う
負荷分散を行う例である。負荷分散装置については、特
開2000年268012号公報に詳細に開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
接続形態では、クライアント71〜7n側で接続するサ
ーバ91、92を指定するため、クライアント71、7
2側がサーバ91、92の構成を意識し、それぞれゲー
トウェイ81、82経由でサーバ91、92に接続する
必要がある。従って、サーバ91、92側で構成の変更
が発生した場合、クライアント71〜7n側でクライア
ントプログラムまたは構成ファイルの変更が必要とな
る。
【0005】一方、図8に示す接続形態は、負荷分散装
置100が各サーバ91、92の負荷状態を収集し、負
荷状態の通知を受けてクライアント71〜7nからのト
ランザクション処理要求を割り振ることを実現する。従
って、全体の業務量に対して必要最低限のゲートウェイ
数、ここではゲートウェイ81が1台で済むが、別途負
荷分散装置100を必要とし、この負荷分散装置100
を導入するためのコストを必要とする。また、サーバ9
1、92上で常に負荷情報収集のための負担が強いら
れ、サーバ91、92は、頻繁に業務処理外でリソース
を消費するためにスループットが低下する。更に、この
方法によれば、トランザクションを均等に複数サーバ9
1、92に割り振ることができず、サーバ91または9
2への過剰な接続の抑止を行う等、サーバリソースを考
慮した接続数の上限をコントロールすることができない
といった欠点を有していた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上述したクライアントサーバシステムにおいて、
各サーバの現時点におけるクライアントとの接続数を負
荷として管理し、クライアントから発せられるトランザ
クション処理要求を、複数あるサーバのうち負荷の最も
少ないサーバに割り当て、当該サーバを接続先サーバと
して決定することにより、サーバへの負担を軽減し、か
つ、サーバリソースを考慮した接続数の上限をコントロ
ール可能な、クライアントサーバシステムにおける接続
先サーバの決定方法ならびにそのシステム、および中継
サーバ、同方法がプログラムされ記録された記録媒体を
提供することを目的とする。また、サーバの負荷に関
し、クライアントとの接続数の他に、各サーバが持つ性
能も反映させることにより、サーバ単位でその性能に応
じた負荷分散を可能とする、クライアントサーバシステ
ムにおける接続先サーバの決定方法ならびにそのシステ
ム、および中継サーバ、同方法がプログラムされ記録さ
れた記録媒体を提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明は、クライアントからのトランザクション
処理要求を、複数あるサーバの一つに割り当て処理を行
うクライアントサーバシステムであって、前記1以上の
クライアントならびにサーバと、前記サーバとクライア
ント間にあって、前記各サーバの現時点におけるクライ
アントとの接続数を負荷として管理し、前記クライアン
トからのトランザクション処理要求を、前記複数あるサ
ーバのうち前記負荷の最も少ないサーバに割り当て、当
該サーバを接続先サーバとして決定する中継サーバと、
を備えたクライアントサーバシステムを提供する。
【0008】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおいて、前記中継サーバは、前記クライアントとサ
ーバ間で転送される送受信フレームを中継し、かつ、相
互のプロトコル変換を行うゲートウェイサーバであるこ
とを特徴とする。
【0009】上記した課題を解決するために本発明は、
クライアントからのトランザクション処理要求を、複数
あるサーバの一つに割り当て処理を行うクライアントサ
ーバシステムにおける中継サーバであって、前記クライ
アントによって生成されるコネクション接続要求を受信
する接続要求受信手段と、前記各サーバの現時点におけ
るクライアントとの接続数を負荷として管理し、前記コ
ネクション接続要求に基づいて現時点における負荷の最
も少ないサーバを選択する接続先サーバ決定手段と、前
記選択されたサーバとの間でコネクション接続を確立す
るサーバ接続手段と、前記接続されたサーバへコネクシ
ョン接続要求を発行し、当該サーバから応答を得、以
降、クライアントサーバ間で転送される送受信フレーム
の中継を行う送受信フレーム中継手段と、を備えたクラ
イアントサーバシステムにおける中継サーバを提供す
る。
【0010】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおける中継サーバにおいて、前記クライアントから
のコネクション接続要求に基づいてアクセスされ、接続
先サーバ毎、現時点におけるクライアントとの接続数デ
ータが負荷として設定記憶される接続数管理テーブルを
格納するメモリを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおける中継サーバにおいて、前記各サーバが持つマ
シン性能に応じて重み付けを行い、前記接続数管理テー
ブルに設定される接続数データに反映させる重み付け計
算手段を備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおける中継サーバにおいて、前記クライアントから
のコネクション切断要求に基づき前記接続数管理テーブ
ルに設定される接続数データを更新する接続数管理テー
ブル更新手段を備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおける中継サーバにおいて、前記送受信フレーム中
継手段は、前記クライアントサーバ間で転送される送受
信フレームの中継を行い、選択されたサーバとの直接接
続を回避するセキュリティ確保手段と、異なる通信プロ
トコルを持つ前記クライアントサーバ間相互の通信プロ
トコル変換を行うプロトコル変換手段と、を更に備えた
ことを特徴とする。
【0014】上記構成により、クライアントからトラン
ザクション処理要求が発生したときに、ゲートウェイ等
中継サーバが保持するメモリ上に設定記憶される、サー
バ毎に用意されたクライアントとの接続数データを参照
することにより、接続先サーバを決定し、接続数の最も
少ないサーバへ振り分けることによって均等に負荷分散
をはかることができる。また、メモリに設定されるクラ
イアントとの接続数データの設定に際し、各サーバが持
つ性能も加味して重み付けを行うことにより、サーバ単
位でそのマシン性能に応じた負荷分散を行うことも可能
となる。従って、中継サーバ側で全ての負荷分散処理を
行うことでサーバに負担を強いることなく負荷分散がは
かれ、また、トランザクションを均等に複数サーバに割
り振ることによりサーバへの過剰な接続の抑止を行う
等、サーバリソースを考慮した接続数の上限をコントロ
ール可能なトランザクション処理システムを構築でき
る。
【0015】上記した課題を解決するために本発明は、
クライアントからのトランザクション処理要求を複数あ
るサーバの一つに割り当て処理を行う、クライアントサ
ーバシステムにおける接続先サーバの決定方法であっ
て、前記各サーバの現時点におけるクライアントとの接
続数を負荷として管理し、前記クライアントからのトラ
ンザクション処理要求を、前記複数あるサーバのうち前
記負荷の最も少ないサーバに割り当て、当該サーバを接
続先サーバとして決定する接続先サーバの決定方法を提
供する。
【0016】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおける接続先サーバの決定方法において、前記各サ
ーバの負荷は、前記クライアントとの接続数に各サーバ
が持つマシン性能も反映して決定されることを特徴とす
る。
【0017】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムにおける接続先サーバの決定方法において、前記クラ
イアントの接続先サーバは、少なくとも、前記サーバ毎
現時点におけるクライアントとの接続数を負荷として設
定記憶される接続数管理テーブルを参照することによっ
て決定されることを特徴とする。
【0018】さらに、上記した課題を解決するために本
発明は、クライアントからのトランザクション処理要求
を複数あるサーバの一つに割り当て処理を行うクライア
ントサーバシステムの中継サーバに用いられる中継サー
バプログラムであって、前記中継サーバプログラムは、
クライアントからのコネクション接続要求を受信するス
テップと、前記コネクション接続要求に基づき、各サー
バの現時点におけるクライアントとの接続数データが設
定された接続数管理テーブルを参照することにより接続
数の最も少ない接続先サーバを選択するステップと、前
記選択されたサーバとの間で接続を確立するステップ
と、前記接続されたサーバへ接続要求を発行し、当該サ
ーバから応答を受信して、以降、クライアントサーバ間
で転送される送受信フレームの中継を行うステップとを
コンピュータに実行させるための中継サーバプログラム
を提供する。
【0019】また、本発明の中継サーバプログラムにお
いて、前記各サーバが持つマシン性能に応じて重み付け
を行い、前記接続数管理テーブルに設定される接続数デ
ータに反映させるステップを更に含むことを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の中継サーバプログラムにお
いて、前記クライアントからのコネクション切断要求に
基づき、前記接続数管理テーブルに設定された現時点に
おける接続数データを更新するステップを更に含むこと
を特徴とする。さらに、本発明は、上記の中継サーバプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明におけるクライア
ントサーバシステムの接続形態を説明するために引用し
た図である。図1において、11〜1nはクライアント
端末装置(以下、単にクライアントという)、31、3
2は、サーバコンピュータ(以下、単にサーバという)
SV1、SV2であり、更に、これら各クライアントと
各サーバは、中継サーバを介し、ここでは1台のゲート
ウェイ21を介して接続される。クライアント11〜1
nと、ゲートウェイ21は、公衆回線網(ISDNを含
む)、ゲートウェイ21とサーバSV1(31)、サー
バSV2(32)とはネットワーク網、ここではTCP
/IP(Transport Control Protocol/Internet Pr
otocol)を介して接続されるものとする。以下に概略構
成動作を説明する。
【0022】まず、クライアント11〜1nは、ユーザ
からの処理要求を契機に送信用データフレームを作成
し、ゲートウェイ21に対して送信する。また、ここで
はゲートウェイとして、少なくとも1台のゲートウェイ
21を用意し、クライアントサーバ間のデータ送受信の
ための中継を行う。クライアント11〜1nから送信デ
ータフレームを受信したゲートウェイ21は、ゲートウ
ェイ21が保持する図2に示すメモリ20を参照して接
続数の最も少ないサーバSV1(31)またはサーバS
V2(32)を選択し、ゲートウェイ21経由で送信す
る。また、クライアント11〜1nのトランザクション
処理要求に対するサーバSV1(31)、またはサーバ
SV2(32)からの応答フレームについてもゲートウ
ェイ21を介して処理要求を行った対象クライアント1
1〜1nへ送信する。なお、ここでメモリ20は、ゲー
トウェイ21がサーバSV1(31)またはサーバSV
2(32)を選択するために必要となる情報を記録する
メモリであり、ゲートウェイ21のみが参照可能な記憶
領域である。
【0023】更に、サーバとして、水平負荷分散(同階
層で個々のサーバに負荷を振り分ける)を行った複数の
サーバSV1(31)、サーバSV2(32)を用意
し、ゲートウェイ21とデータの送受信を行う。サーバ
SV1(31)、サーバSV2(32)は、ゲートウェ
イ21から受信したクライアント1〜11nからの処理
依頼を実行し、その処理結果をゲートウェイ21に返
す。
【0024】上述した接続形態を採るクライアントサー
バシステムにおいて、大量のトランザクションがランダ
ムにゲートウェイ21に到着した場合、これらのトラン
ザクションを均等に複数サーバSV1(31)、サーバ
SV2(32)へ振り分けることができれば、統計的に
各サーバSV1(31)、サーバSV2(32)に割り
振られる処理量、すなわち、負荷は均等になり、中継サ
ーバ側、ここではゲートウェイ21で全ての負荷分散処
理を行うことでサーバSV1(31)、サーバSV2
(32)に負担をかけることなく負荷分散を図ることが
できる。
【0025】このため、本発明においては、クライアン
ト11〜1nからトランザクションが発生したときに、
ゲートウェイ21が保持するメモリ20に設定記憶され
る、サーバ毎に用意されたクライアントとの接続数デー
タを参照することにより接続先サーバを決定し、接続数
の最も少ないサーバへ振り分けることによって均等に負
荷分散をはかることとしている。また、メモリ20に設
定されるクライアントとの接続数データの設定に際し、
サーバSV1(31)、サーバSV2(32)が持つ性
能も加味して重み付けを行うことにより、サーバ単位で
そのマシン性能に応じた負荷分散を可能とする。図2以
降にその詳細が示されている。
【0026】図2に、図1に示すゲートウェイ21の内
部構成が機能展開して示されてある。ここに示される各
ブロックは、具体的には、CPUならびにメモリを含む
周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録されたプ
ログラムを逐次読み出し実行することによってその機能
を実現する。
【0027】図2において、ゲートウェイ21は、メモ
リ20(接続数管理テーブル210)と、通信インタフ
ェース部211と、接続要求受信部212と、接続先サ
ーバ決定部213と、サーバ接続部214と、送受信フ
レーム中継部215と、重み付け計算部216と、接続
数管理テーブル更新部217とから成る。
【0028】通信インタフェース部211は、通信プロ
トコルを実現して送受信フレームを転送する際のインタ
フェースを司る機能を有する。接続要求受信部212
は、クライアント11〜1nによって生成されるコネク
ション接続要求を通信インタフェース部211経由で受
信する機能を有する。接続先サーバ決定部213は、各
サーバSV1(31)、SV2(32)の現時点におけ
るクライアントとの接続数を負荷として管理し、コネク
ション接続要求に基づいて現時点における負荷の最も少
ないサーバを選択する機能を有する。接続先サーバ決定
部213は、接続先サーバの決定にあたり、後述するメ
モリ20の接続数管理テーブル210を参照するものと
する。詳細は後述する。サーバ接続部214は、接続先
サーバ決定部213により選択されたサーバとの間でコ
ネクション接続を確立する機能を有する。
【0029】送受信フレーム中継部215は、サーバ接
続部214を介して接続されたサーバSV1(31)、
サーバSV2(32)へコネクション接続要求を発行
し、当該サーバ31(32)から応答を得、以降、クラ
イアントサーバ間で転送される送受信フレームの中継を
行う機能を有する。送受信フレーム中継部215は、ゲ
ートウェイ機能として、更に、クライアントサーバ間で
転送される送受信フレームの中継を行うに際し、選択さ
れたサーバとの直接接続を回避するセキュリティ確保部
218と、異なる通信プロトコルを持つクライアントサ
ーバ間相互の通信プロトコル変換を行うプロトコル変換
部を持つ。
【0030】なお、メモリ20には、接続数管理テーブ
ル210が設定記憶され、この接続数管理テーブル21
0は、クライアントからのコネクション接続要求に基づ
いてアクセスされ、接続先サーバ毎、現時点におけるク
ライアントとの接続数が負荷として設定記憶されるもの
とする。接続数管理テーブルのデータ構造を図3に示
す。
【0031】図3は、TCP/IPを例示したときの接
続数管理テーブル210のデータ構造を説明するために
引用した図である。図3から明らかなように、接続数管
理テーブル210は、各データエントリが、接続先サー
バIPアドレス、ポート番号、最大コネクション数、現
在のコネクション数(使用コネクション数)、重み付け
係数の各フィールドで構成される。
【0032】項番1の接続先サーバIPアドレスは、サ
ーバ31(32)のそれぞれに付されるIPアドレスで
あって、4バイト長の構成を持つ。項番2のポート番号
は、TCPを使用するアプリケーションに対しそのシス
テムで一意に設定されるサービスの番号で、2バイト長
の整数型(int)属性を持つ。
【0033】項番3の最大コネクション数は、サーバ3
1(32)毎、物理的に最大接続可能なクライアントの
接続数データで、2バイト長の整数型属性を持つ。項番
4の現在のコネクション数は、現時点におけるクライア
ントとの接続数データ(使用コネクション数)で、2バ
イト長の整数型属性を持つ。項番5は、重み付け係数デ
ータであり、1バイト長の整数型属性を持つ。重み付け
係数として、ここでは、現在のコネクション数設定に反
映させるためのサーバ31(32)の性能比を示すもの
とする。なお、項番4を除き、全てが環境設定時に設定
される固定値とし、また、項番1〜5は全てが初期値を
“0”とする。
【0034】説明を図2に戻す。重み付け計算部216
は、サーバSV1(31)、サーバSV2(32)が持
つ性能に応じて重み付けを行い、接続数管理テーブル2
10に設定される現在のコネクション数に反映させる機
能を持つ。接続数管理テーブル更新部217は、クライ
アント11〜1nからのコネクション接続/切断要求に
基づき接続数管理テーブル210に設定される現在のコ
ネクション数データを更新する機能を有する。
【0035】図4は、ゲートウェイ21が接続数管理テ
ーブルを参照し、あるいは更新して接続先サーバの決定
を行うための手順を説明するために引用した動作概念図
である。図中、図1から図3に示す各ブロックと同一番
号の付されたブロックは、図1から図3に示すそれと同
じとする。
【0036】図4において、まず、クライアント11
は、ゲートウェイ21に対してコネクション接続要求を
発行する()。ゲートウェイ21は、内蔵する通信イ
ンタフェース部211を介し、接続要求受信部212で
この接続接続要求を受信して接続先サーバ決定部213
へ引き渡す。接続先サーバ決定部213では、メモリ2
0に格納された接続数管理テーブル210を参照し、現
時点での使用コネクション数が最も少ないサーバ、ここ
ではサーバSV1(31)を選択してサーバ接続部21
4へ引き渡す()。
【0037】接続先サーバ決定部213では、更に、選
択したサーバSV1(31)の使用コネクション数(現
在“12”)に、更に、重み付け計算部216によって
計算された結果を設定する()。ここで、例として、
サーバSV1(31)とサーバSV2(32)のマシン
性能比を、SV1:SV2=2:1とし、重み付け計算
部216で計算される使用コネクション数が“使用コネ
クション数+10/重み付け係数”で計算される場合を
示す。この場合、先に選択されたサーバSV1(31)
の使用コネクション数“12”に値“5”が付加され
る。このため、現時点におけるサーバSV1(31)に
おいて、重み付けを考慮した使用コネクションデータ
は、“17”となる。なお、付加された値“5”は、こ
の後の処理で必要となることからサーバSV1(31)
と関連付けて図示しない所定の記憶領域に記憶される。
【0038】サーバ接続部214では、このデータを受
け、接続先サーバ決定部213により選択されたサーバ
との間でコネクション接続を確立する()。このこと
により、送受信フレーム中継部215は、サーバ接続部
214を介して接続されたサーバSV1(31)へコネ
クション接続要求を発行し、該当サーバSV1(31)
から応答を得、以降、クライアントサーバ間で転送され
る送受信フレームの中継が行われる。
【0039】最後に、ゲートウェイ21は、トランザク
ション処理要求のあったクライアント11からコネクシ
ョン切断要求を受信したときに、接続数管理テーブル更
新部217を起動し、再度メモリ20の接続数管理テー
ブル210を参照し、接続先サーバSV1(31)の使
用コネクション数データから先に計算した値“5”を所
定の記憶領域から読み出しマイナス更新して、トランザ
クション処理前の“12”に戻す。
【0040】以下、図5、図6に示すクライアントサー
バ間の処理手順が示されるフローチャートを参照して本
発明実施形態の動作について詳細に説明する。まず、ク
ライアント11〜1n側で、サーバSV1(31)、サ
ーバSV2(32)に対してトランザクション処理要求
が発生し、ゲートウェイ21へのパス設定(コネクショ
ン接続)がなされる(ステップS51)。これを受信し
たゲートウェイ5では、通信インタフェース部211を
介し、接続要求受信部212がそのパス設定要求を受信
し(ステップS52)、パス設定応答を要求のあったク
ライアント11〜1nに返す(ステップS53)。そし
て、ゲートウェイ21からパス設定応答を受信したクラ
イアント11〜1nは、ゲートウェイ21に対してサー
バSV1(31)、サーバSV2(32)へのログイン
要求を発行する(ステップS54、S55)。
【0041】クライアント11〜1nからログイン要求
を受信したゲートウェイ21は、これを接続要求受信部
212で受け付け(ステップS56)、接続先サーバ決
定部213にそのログインデータを引き渡す。接続先サ
ーバ決定部213では、メモリ20の接続数管理テーブ
ル210を参照し(ステップS57)、現時点で負荷が
最も少ない接続先サーバ1(SV1)31、サーバSV
2(32)を決定し(ステップS58)、サーバ接続部
214を介して選択されたサーバSV1(31)、また
はサーバSV2(32)にパス設定要求を発行する(ス
テップS59)。なお、接続数管理テーブル210の使
用コネクション数の更新については図4を用いて詳細を
説明したため、ここでの説明は省略する。
【0042】ゲートウェイ21からパス設定要求を受信
したサーバSV1(31)、またはサーバSV2(3
2)は、ゲートウェイ21に対してパス設定応答を返す
(ステップS60、S61)。このパス設定応答を受信
したゲートウェイ21では、そのサーバSV1(3
1)、あるいはサーバSV2(32)とのコネクション
を確立して、当該サーバSV1(31)、サーバSV2
(32)に対してログイン要求を発行する(ステップS
62、S63、S64)。ゲートウェイ21からログイ
ン要求を受信したサーバSV1(31)、またはサーバ
SV2(32)は、ユーザ認証を行い、ここで認証が得
られた場合のみゲートウェイ21にログイン応答を返す
(ステップS65〜S67)。
【0043】ゲートウェイ21では、選択されたサーバ
SV1(31)、またはサーバSV2(32)からログ
イン応答を受信し(ステップS68)、要求のあったク
ライアント11〜1nへのログイン応答を中継する(ス
テップS97)。この中継は、送受信フレーム中継部2
15により実行される。そして、クライアント11〜1
nでは、サーバSV1(31)、またはサーバSV2
(32)からのログイン応答を受信し(ステップS7
0)、サーバSV1(31)、またはサーバSV2(3
2)に対してトランザクション処理要求を発行する(ス
テップS71)。このことにより、ゲートウェイ21
は、クライアント11〜1nから発行されるサーバSV
1(31)、またはサーバSV2(32)へのトランザ
クション処理要求を受信し、そのサーバSV1(3
1)、あるいはサーバSV2(32)に対してトランザ
クション処理要求を中継する(ステップS72、S7
3)。
【0044】以降、フローチャートに記載は無いが、ゲ
ートウェイ21から処理要求を受信したサーバSV1
(31)、またはサーバSV2(32)は、要求に基づ
く処理の実行を行い、その処理結果をゲートウェイ21
に返す。そして、サーバSV1(31)、またはサーバ
SV2(32)からの処理結果を受信したゲートウェイ
21は、送受信フレーム中継部215を介して要求のあ
ったクライアント11〜1nへその処理結果を送信す
る。また、ゲートウェイ21が本来持つ、セキュリティ
確保とプロトコル変換の機能は、送受信フレームを中継
する際に同時に実行されるものとする。すなわち、送受
信フレーム中継部215が持つセキュリティ確保部21
8により、クライアント11〜1nと選択されたサーバ
SV1(31)、サーバSV2(32)との直接接続を
回避し、また、プロトコル変換部219により、異なる
通信プロトコルを持つクライアントサーバ間相互の通信
プロトコル変換を行うものとする。
【0045】なお、ここでは、中継サーバとしてゲート
ウェイを用い、負荷分散のための処理のみ示し、ゲート
ウェイ21が持つ基本機能であるセキュリティ確保、な
らびにプロトコル変換のための機能については省略した
が、当然のことながら図5、図6に示す各処理ステップ
中に反映されているものとする。なお、セキュリティ確
保については図2に示す送受信フレーム中継部215の
セキュリティ確保部218が、プロトコル変換について
はプロトコル変換部55がその機能を実現するものとす
る。
【0046】また、本発明実施形態においては、中継サ
ーバとしてゲートウェイのみ例示したが、ゲートウェイ
に制限されず、サーバSV1(31)、サーバSV2
(32)のフロントエンドとなるサーバ、もしくはサー
バSV1(31)、サーバSV2(32)のいずれかに
その機能を分散しても同様のことが行える。更に、使用
コネクションデータに重み付け設定を行うに際し、ここ
では、サーバ性能のみ考慮したが、サーバ性能にのみ制
限されることなく、例えば、処理すべきトランザクショ
ンの種類等に応じて適当な重み付け係数を設定すること
によっても同様の効果が得られる。また、ここでは、定
数“10”を重み付け係数で除算した値に基づいて使用
コネクションデータを更新するものとして説明したが、
定数等については、最大コネクション数、あるいは処理
すべきトランザクションの量に応じて任意に設定可能で
ある。さらに、本実施の形態では、重み付け係数を除数
として利用する例を示したが、これに限定されるもので
はなく、サーバの負荷を考慮した仮想的なコネクション
数算出の際の乗数、減数、加算数等の各種演算における
パラメータとして利用してもよい。例えば、重み付け係
数を乗数として利用する場合であって、各サーバの重み
付け係数がサーバの処理能力に応じて設定されている場
合の例を以下に示す。この場合、図5のステップS58
において、重み付け計算部216は、各サーバの使用コ
ネクション数に対し、それぞれの重み付け係数を掛けた
値Aをサーバ毎に求める。ここで、処理能力の大きいサ
ーバほど重み付け係数として小さな値が設定されるとす
ると、接続先サーバ決定部213は、重み付け計算部2
16の計算した各サーバの値Aをそれぞれ比較して、最
小となる値のサーバを接続先サーバとして決定するよう
にしてもよい。
【0047】なお、図2における、通信インタフェース
部211と、接続要求受信部212と、接続先サーバ決
定部213と、サーバ接続部214と、送受信フレーム
中継部215と、重み付け計算部216と、接続数管理
テーブル更新部217、セキュリティ確保部218と、
プロトコル変換部219が持つ機能を実現するためのプ
ログラムを、それぞれコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラム
を、ゲートウェイ21を構成するコンピュータシステム
に読み込ませ、当該コンピュータが上記プログラムを逐
次読み出し実行することによって、本発明の接続先サー
バ決定方法を実現するクライアントサーバシステムが構
築される。また、ここでいうコンピュータシステムと
は、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとす
る。
【0048】更に、コンピュータシステムは、WWWシ
ステムを利用している場合であれば、ホームページ提供
環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フロッピー
(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、ROM、CD
−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵さ
れるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、インターネ
ット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介して
プログラムが送信された場合のサーバやクライアントと
なるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RA
M)のように、一定時間プログラムを保持しているもの
も含むものとする。
【0049】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、上述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0050】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計等も含まれる。
【0051】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、クライアン
トサーバシステムにおいて、各サーバの現時点における
クライアントとの接続数を負荷として管理し、クライア
ントから発せられるトランザクション処理要求を、複数
あるサーバのうち負荷の最も少ないサーバに割り当て、
当該サーバを接続先サーバとして決定することにより、
サーバの負担を軽減したトランザクション処理システム
を構築することができる。また、サーバの負荷に関し、
クライアントとの接続数の他に、各サーバが持つマシン
性能、あるいは、処理すべきトランザクションの種類も
反映させることにより、サーバ単位でその性能に応じた
負荷分散が可能となる。
【0052】更に、ゲートウェイにより処理を振り分け
ることでサーバの構成に変更があってもクライアントは
その構成を意識する必要が無く、ゲートウェイの構成フ
ァイルを変更するのみでその対応が実現できる。つま
り、ゲートウェイで構成の変化を吸収することで多数の
クライアントに対する影響を抑止することで変更に必要
な期間、コスト、人為的なミスを削減することが可能と
なる。
【0053】また、サーバの更新、追加等の変更に伴う
接続数の上限に関し、構成ファイルを変更するだけで容
易に設定が可能となり、サーバへの過剰な接続の抑止を
行う等、サーバリソースを考慮した接続数の木目細かな
管理を行うことが可能となる。更にトランザクションの
量に応じてゲートウェイの設置台数を増減でき、このこ
とによって容易に対応が可能となる。実運用環境におけ
る試験を必要とするケースにおいても複数サーバのう
ち、1台を試験環境に設定し、実運用データを用いて試
験結果データの取得および状況確認が可能となるため、
運用性にも優れている。アプリケーションの入れ替え時
にも1台ずつ順番に実施することでサービスを中断させ
ることなく、保守を行える等、保守上も優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるクライアントサーバシステム
の接続形態を説明するために引用した図である。
【図2】 図1に示す中継サーバの内部構成を機能展開
して示したブロック図である。
【図3】 図2に示す接続数管理テーブルのデータ構造
を説明するために引用した図である。
【図4】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、ゲートウェイが接続数管理テーブルを参
照し、あるいは更新して接続先サーバの決定を行うため
の手順が示されている。
【図5】 図1から図4に示す本発明実施形態の動作を
説明するために引用した図であり、クライアントサーバ
間の処理手順をフローチャートで示した図である。
【図6】 図1から図4に示す本発明実施形態の動作を
説明するために引用した図であり、クライアントサーバ
間の処理手順をフローチャートで示した図である。
【図7】 負荷分散を行うクライアントサーバシステム
の従来における接続構成の一例を示す図である。
【図8】 負荷分散を行うクライアントサーバシステム
の従来における他の接続構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
11〜1n…クライアント端末装置、20…メモリ、2
1…中継サーバ(GW:ゲートウェイ)、31(32)
…サーバコンピュータ(SV1/SV2)、210…接
続数管理テーブル、211…通信インタフェース部、2
12…接続要求受信部、213…接続先サーバ決定部、
214…サーバ接続部、215…送受信フレーム中継
部、216…重み付け計算部、217…接続数管理テー
ブル更新部、218…セキュリティ確保部、219…プ
ロトコル変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野原 利之 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 古閑 隆久 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 原野 鉄也 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B045 BB42 GG04 5B085 AA08 BA07 BG07 5B089 GA11 JA11 KA06 KB04 5K033 AA09 BA04 CB06 DB18 EC02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントからのトランザクション処
    理要求を、複数あるサーバの一つに割り当て処理を行う
    クライアントサーバシステムであって、 前記1以上のクライアントならびにサーバと、 前記サーバとクライアント間にあって、前記各サーバの
    現時点におけるクライアントとの接続数を負荷として管
    理し、前記クライアントからのトランザクション処理要
    求を、前記複数あるサーバのうち前記負荷の最も少ない
    サーバに割り当て、当該サーバを接続先サーバとして決
    定する中継サーバとを備えたことを特徴とするクライア
    ントサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記中継サーバは、前記クライアントと
    サーバ間で転送される送受信フレームを中継し、かつ、
    相互のプロトコル変換を行うゲートウェイサーバである
    ことを特徴とする請求項1に記載のクライアントサーバ
    システム。
  3. 【請求項3】 クライアントからのトランザクション処
    理要求を、複数あるサーバの一つに割り当て処理を行う
    クライアントサーバシステムにおける中継サーバであっ
    て、 前記クライアントによって生成されるコネクション接続
    要求を受信する接続要求受信手段と、 前記各サーバの現時点におけるクライアントとの接続数
    を負荷として管理し、前記コネクション接続要求に基づ
    いて現時点における負荷の最も少ないサーバを選択する
    接続先サーバ決定手段と、 前記選択されたサーバとの間でコネクション接続を確立
    するサーバ接続手段と、 前記接続されたサーバへコネクション接続要求を発行
    し、当該サーバから応答を得、以降、クライアントサー
    バ間で転送される送受信フレームの中継を行う送受信フ
    レーム中継手段とを備えたことを特徴とするクライアン
    トサーバシステムにおける中継サーバ。
  4. 【請求項4】 前記クライアントからのコネクション接
    続要求に基づいてアクセスされ、接続先サーバ毎、現時
    点におけるクライアントとの接続数データが負荷として
    設定記憶される接続数管理テーブルを格納するメモリを
    備えたことを特徴とする請求項3に記載のクライアント
    サーバシステムにおける中継サーバ。
  5. 【請求項5】 前記各サーバが持つマシン性能に応じて
    重み付けを行い、前記接続数管理テーブルに設定される
    接続数データに反映させる重み付け計算手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項4に記載のクライアントサーバシ
    ステムにおける中継サーバ。
  6. 【請求項6】 前記クライアントからのコネクション切
    断要求に基づき前記接続数管理テーブルに設定される接
    続数データを更新する接続数管理テーブル更新手段を備
    えたことを特徴とする請求項4に記載のクライアントサ
    ーバシステムにおける中継サーバ。
  7. 【請求項7】 前記送受信フレーム中継手段は、 前記クライアントサーバ間で転送される送受信フレーム
    の中継を行い、選択されたサーバとの直接接続を回避す
    るセキュリティ確保手段と、 異なる通信プロトコルを持つ前記クライアントサーバ間
    相互の通信プロトコル変換を行うプロトコル変換手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のクライ
    アントサーバシステムにおける中継サーバ。
  8. 【請求項8】 クライアントからのトランザクション処
    理要求を複数あるサーバの一つに割り当て処理を行う、
    クライアントサーバシステムにおける接続先サーバの決
    定方法であって、 前記各サーバの現時点におけるクライアントとの接続数
    を負荷として管理し、 前記クライアントからのトランザクション処理要求を、
    前記複数あるサーバのうち前記負荷の最も少ないサーバ
    に割り当て、当該サーバを接続先サーバとして決定する
    ことを特徴とするクライアントサーバシステムにおける
    接続先サーバの決定方法。
  9. 【請求項9】 前記各サーバの負荷は、前記クライアン
    トとの接続数に各サーバが持つマシン性能も反映して決
    定されることを特徴とする請求項8に記載のクライアン
    トサーバシステムにおける接続先サーバの決定方法。
  10. 【請求項10】 前記クライアントの接続先サーバは、
    少なくとも、前記サーバ毎現時点におけるクライアント
    との接続数を負荷として設定記憶される接続数管理テー
    ブルを参照することによって決定されることを特徴とす
    る請求項8または9に記載の、クライアントサーバシス
    テムにおける接続先サーバの決定方法。
  11. 【請求項11】 クライアントからのトランザクション
    処理要求を複数あるサーバの一つに割り当て処理を行う
    クライアントサーバシステムの中継サーバに用いられる
    中継サーバプログラムであって、 前記中継サーバプログラムは、 クライアントからのコネクション接続要求を受信するス
    テップと、 前記コネクション接続要求に基づき、各サーバの現時点
    におけるクライアントとの接続数データが設定された接
    続数管理テーブルを参照することにより接続数の最も少
    ない接続先サーバを選択するステップと、 前記選択されたサーバとの間で接続を確立するステップ
    と、 前記接続されたサーバへ接続要求を発行し、当該サーバ
    から応答を受信して、以降、クライアントサーバ間で転
    送される送受信フレームの中継を行うステップとをコン
    ピュータに実行させるための中継サーバプログラム。
  12. 【請求項12】 前記各サーバが持つマシン性能に応じ
    て重み付けを行い、前記接続数管理テーブルに設定され
    る接続数データに反映させるステップを更に含むことを
    特徴とする請求項11に記載の中継サーバプログラム。
  13. 【請求項13】 前記クライアントからのコネクション
    切断要求に基づき、前記接続数管理テーブルに設定され
    た現時点における接続数データを更新するステップを更
    に含むことを特徴とする請求項11または12に記載の
    中継サーバプログラム。
  14. 【請求項14】 クライアントからのトランザクション
    処理要求を複数あるサーバの一つに割り当て処理を行う
    クライアントサーバシステムの中継サーバに用いられる
    中継サーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体であって、 前記中継サーバプログラムは、 クライアントからのコネクション接続要求を受信するス
    テップと、 前記コネクション接続要求に基づき、各サーバの現時点
    におけるクライアントとの接続数データが設定された接
    続数管理テーブルを参照することにより接続数の最も少
    ない接続先サーバを選択するステップと、 前記選択されたサーバとの間で接続を確立するステップ
    と、 前記接続されたサーバへ接続要求を発行し、当該サーバ
    から応答を受信して、以降、クライアントサーバ間で転
    送される送受信フレームの中継を行うステップとをコン
    ピュータに実行させる中継サーバプログラムを記録した
    記録媒体。
JP2001065016A 2001-03-08 2001-03-08 クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法 Pending JP2002269061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065016A JP2002269061A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065016A JP2002269061A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002269061A true JP2002269061A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18923745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001065016A Pending JP2002269061A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002269061A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005026762A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nec Corp 無線通信網におけるセキュリティ維持方法、システム、装置及びセキュリティ用プログラム並びに記憶媒体
JP2005092862A (ja) * 2003-08-11 2005-04-07 Hitachi Ltd 負荷分散方法及びクライアント・サーバシステム
JP2007257588A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Hitachi Ltd 検証システム
JP2008040718A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 負荷分散制御装置および方法
KR100830413B1 (ko) * 2006-05-25 2008-05-20 (주)씨디네트웍스 클라이언트용 서버 접속 시스템과 그를 포함하는 로드밸런싱 네트워크 시스템
JP2009005256A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Hitachi Ltd 通信制御システムおよび通信制御装置
JP2009519512A (ja) * 2005-12-12 2009-05-14 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション メディア資源を負荷分散する方法、システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体(メディア・サーバーにおける分散されたメディア資源の負荷分散及びフェイルオーバー)
JP2009278665A (ja) * 2009-08-24 2009-11-26 Toshiba Corp 通信システム
US7680931B2 (en) 2002-10-17 2010-03-16 Hitachi, Ltd. Data relaying apparatus
JP2010140124A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Hitachi Ltd データ配信用通信装置、及びデータ配信システム
US7992152B2 (en) 2003-12-18 2011-08-02 G-Cluster Global Corporation Server/client system, load distribution device, load distribution method, and load distribution program
JP2011172026A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 接続先ノード選択方法及び装置及びプログラム
JP2011187004A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Sekiyu Combinat Kodo Togo Unei Gijutsu Kenkyu Kumiai 統合管理システム
WO2012063301A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 株式会社日立製作所 計算機システム、マルチテナント制御方法及びマルチテナント制御プログラム
US9195419B2 (en) 2013-11-07 2015-11-24 Seiko Epson Corporation Print control system
JP2016530601A (ja) * 2013-06-27 2016-09-29 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. フロー制御方法および装置
JP2017010587A (ja) * 2011-09-27 2017-01-12 オラクル・インターナショナル・コーポレイション トラフィックディレクタ環境におけるトラフィックのアクティブ−パッシブルーティングおよび制御のためのシステムおよび方法
JP2017021662A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 Keepdata株式会社 リレーサーバシステム及びリレーサーバを用いた通信方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997233A (ja) * 1995-09-28 1997-04-08 Nec Corp オンライン情報処理システムにおける負荷分散方法
JPH10224356A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワークシステムおよびその負荷調整方法
JPH11250020A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Fujitsu Ltd 負荷分散システム、セション管理システム、クライアント装置、負荷分散プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、セション管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びローカル代理サーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997233A (ja) * 1995-09-28 1997-04-08 Nec Corp オンライン情報処理システムにおける負荷分散方法
JPH10224356A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワークシステムおよびその負荷調整方法
JPH11250020A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Fujitsu Ltd 負荷分散システム、セション管理システム、クライアント装置、負荷分散プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、セション管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びローカル代理サーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7680931B2 (en) 2002-10-17 2010-03-16 Hitachi, Ltd. Data relaying apparatus
JP2005026762A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nec Corp 無線通信網におけるセキュリティ維持方法、システム、装置及びセキュリティ用プログラム並びに記憶媒体
JP2005092862A (ja) * 2003-08-11 2005-04-07 Hitachi Ltd 負荷分散方法及びクライアント・サーバシステム
US7992152B2 (en) 2003-12-18 2011-08-02 G-Cluster Global Corporation Server/client system, load distribution device, load distribution method, and load distribution program
US8140695B2 (en) 2005-12-12 2012-03-20 International Business Machines Corporation Load balancing and failover of distributed media resources in a media server
JP2009519512A (ja) * 2005-12-12 2009-05-14 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション メディア資源を負荷分散する方法、システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体(メディア・サーバーにおける分散されたメディア資源の負荷分散及びフェイルオーバー)
JP4495688B2 (ja) * 2006-03-27 2010-07-07 株式会社日立製作所 検証システム
JP2007257588A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Hitachi Ltd 検証システム
KR100830413B1 (ko) * 2006-05-25 2008-05-20 (주)씨디네트웍스 클라이언트용 서버 접속 시스템과 그를 포함하는 로드밸런싱 네트워크 시스템
JP2008040718A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 負荷分散制御装置および方法
JP2009005256A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Hitachi Ltd 通信制御システムおよび通信制御装置
JP2010140124A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Hitachi Ltd データ配信用通信装置、及びデータ配信システム
JP2009278665A (ja) * 2009-08-24 2009-11-26 Toshiba Corp 通信システム
JP2011172026A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 接続先ノード選択方法及び装置及びプログラム
JP2011187004A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Sekiyu Combinat Kodo Togo Unei Gijutsu Kenkyu Kumiai 統合管理システム
WO2012063301A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 株式会社日立製作所 計算機システム、マルチテナント制御方法及びマルチテナント制御プログラム
JPWO2012063301A1 (ja) * 2010-11-08 2014-05-12 株式会社日立製作所 計算機システム、マルチテナント制御方法及びマルチテナント制御プログラム
JP2017010587A (ja) * 2011-09-27 2017-01-12 オラクル・インターナショナル・コーポレイション トラフィックディレクタ環境におけるトラフィックのアクティブ−パッシブルーティングおよび制御のためのシステムおよび方法
JP2018067959A (ja) * 2011-09-27 2018-04-26 オラクル・インターナショナル・コーポレイション トラフィックディレクタ環境におけるトラフィックのアクティブ−パッシブルーティングおよび制御のためのシステムおよび方法
JP2018067960A (ja) * 2011-09-27 2018-04-26 オラクル・インターナショナル・コーポレイション トラフィックディレクタ環境におけるトラフィックのアクティブ−パッシブルーティングおよび制御のためのシステムおよび方法
JP2016530601A (ja) * 2013-06-27 2016-09-29 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. フロー制御方法および装置
US9923823B2 (en) 2013-06-27 2018-03-20 Huawei Technologies Co., Ltd. Flow control method and device
US9195419B2 (en) 2013-11-07 2015-11-24 Seiko Epson Corporation Print control system
US9557942B2 (en) 2013-11-07 2017-01-31 Seiko Epson Corporation Print control system
JP2017021662A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 Keepdata株式会社 リレーサーバシステム及びリレーサーバを用いた通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002269061A (ja) クライアントサーバシステム、中継サーバ、接続先サーバの決定方法
JP3382953B2 (ja) 有限メモリコンピュータシステム上におけるクライアント管理フロー制御方法及び装置
US6871347B2 (en) Method and apparatus for facilitating load balancing across name servers
US7554992B2 (en) Mobile device communications system and method
CN103369601B (zh) 为手机客户端提供大并发处理及流量控制的方法
US6324177B1 (en) Method and apparatus for managing connections based on a client IP address
US7707289B1 (en) Method and system for enabling persistent access to virtual servers by an LDNS server
US8001555B2 (en) Method and apparatus for operating an open API network having a proxy
CA2367942C (en) Splicing persistent connections
US7627627B2 (en) Controlling command message flow in a network
US6041343A (en) Method and system for a hybrid peer-server communications structure
US20060167883A1 (en) System and method for the optimization of database acess in data base networks
AU2004288532A1 (en) Method and system for accessing and managing virtual machines
JP4190455B2 (ja) 負荷分散装置及びプログラム
US20120191769A1 (en) Site-aware distributed file system access from outside enterprise network
US20060069778A1 (en) Content distribution system
US20220318071A1 (en) Load balancing method and related device
JP2003108537A (ja) ネットワーク上のサーバに対するサービス要求の負荷分散の方法およびシステム
US20120005063A1 (en) Fix proxy server
WO2020181734A1 (zh) 一种管理网络地址转换nat网关的方法及服务器
US20060075082A1 (en) Content distribution system and content distribution method
CN107094175A (zh) 一种实现网间互通的服务器部署结构及互通方法
CN111752717B (zh) Smf智能扩展方法和装置、smf会话建立的通信方法
CN113114662A (zh) 一种单tcp连接处理并发请求的方法及装置
Ghosal et al. Parallel architectures for processing high speed network signaling protocols

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412