JP2002263262A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002263262A
JP2002263262A JP2001066875A JP2001066875A JP2002263262A JP 2002263262 A JP2002263262 A JP 2002263262A JP 2001066875 A JP2001066875 A JP 2001066875A JP 2001066875 A JP2001066875 A JP 2001066875A JP 2002263262 A JP2002263262 A JP 2002263262A
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JP
Japan
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medal
medal payout
payout device
door
game
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JP2001066875A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Tokuyama
広高 徳山
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TORASUTEII KK
Original Assignee
TORASUTEII KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機におけるメダル払出装置の保守点検等
を容易化する。 【解決手段】 スロットマシン1はリール装置等の遊技
展開装置とメダル払出装置100が配設されたキャビネ
ット側アッセンブリ10に、このキャビネット11の前
面開口部を覆って常には閉鎖施錠状態に維持される扉状
のドア側アッセンブリ30が横開き開放自在に取り付け
られている。メダル払出装置100とキャビネットの底
板11dとの間には、メダル払出装置を前後方向にスラ
イド移動自在に支持するスライド機構130が設けられ
ている。スライド機構130は、固定レール131とこ
の固定レールに対して相対移動自在な移動レール133
とを有し、移動レール133上にはメダル払出装置の脚
部123を掛止する掛支片133aと脚部を固定するね
じ部とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉可能な扉状部
材を有する筐体内に、遊技展開装置とこの遊技展開装置
における入賞状態に応じて内部に貯留した遊技メダルを
払い出すメダル払出装置とを備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような遊技機の一例として、スロ
ットマシンやパチスロ機がある。スロットマシンは、開
閉可能な扉状のドア側アッセンブリを有して常にはドア
側アッセンブリを閉鎖した状態で形成される筐体の内部
に、図柄が描かれた複数のリールを回転・停止させるリ
ール装置や、システム全体の制御をつかさどるメイン基
板、ドア側アッセンブリに取り付けられてメダル投入口
から投入されるメダルの処理を行うメダルセレクタ、全
リールの回転をスタートさせるスタートレバー、各リー
ルの回転を停止させるストップスイッチなどの遊技展開
装置と、入賞条件に応じてメダルの払い出しを行うメダ
ル払い出し装置などが取り付けられて構成されている。
【0003】スロットマシンでは、メダル投入口から遊
技メダルが投入されスタートレバーが操作されたときに
複数のリールを同時に回転起動させ、各リールに対応す
るストップスイッチが所要停止間隔を置いて停止操作さ
れたときに停止操作に基づいて各リールを順次停止させ
る。そして、全リールが停止した後に、これら複数リー
ルの図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄の組み
合わせに該当するときに、メダル払出装置からその入賞
状態に応じた枚数の遊技メダルを払い出すように構成さ
れている。
【0004】このような遊技機では、遊技展開装置にお
いて入賞状態が発生するたびにメダル払出装置が作動
し、その都度遊技メダルを計数して装置外に機械的に排
出する動作が行われ得る。このため、メダル払出装置は
遊技機を構成する主要装置の中でも比較的、作動不良や
故障等のトラブル発生頻度が高い装置のひとつである。
そこで、例えばスロットマシンには、メダル払出装置の
金属ベース下端部を折り曲げ成形して左右に水平に突出
するフランジ状の脚部を設けるとともに、このメダル払
出装置を支持する筐体底面に上記左右の脚部を左右方向
からガイドして上面を挟み込むようなガイド機構を設け
ているものがある。
【0005】このようなスロットマシンでは、メダル払
出装置に何らかのトラブルが発生したときに、ドア側ア
ッセンブリを開放した状態でガイド部材に沿ってメダル
払出装置を前方に引き出して保守すことができ、また保
守後のメダル払出装置や交換したメダル払出装置をガイ
ドに沿って筐体内に押し込んで装着することにより、筐
体内の所定位置に容易に配設させることができるように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなガイド機構は、メダル払出装置を出し入れする際
の位置のガイドとしての意義を有するものであるが、重
量物を軽快に移動させる機能を有するものではなかっ
た。
【0007】すなわち、メダル払出装置は装置単体での
重量が数キログラム程度あるうえ、入賞時に払い出す遊
技メダルが不足しないように装置上方のホッパ部に相当
枚数(例えば千枚程度)の遊技メダルが貯留されている
ため、遊技状態における総重量がかなりの重量に達す
る。そして、このような重量物を摺動移動させようとす
るときには、左右脚部とこれを支持する支持部との間の
摩擦係数μにこれ等左右脚部に作用する重量Wを乗じた
摩擦抵抗力が発生する。
【0008】従来のガイド機構では、メダル払出装置の
左右脚部が金属材料で形成され、これを支持する筐体の
支持部が金属材料または木材で形成され、これ等の部材
同士が直に固体接触する構成であるため、メダル払出装
置を引き出すときに大きな摩擦抵抗力が発生し、この摩
擦抵抗力に抗してメダル払出装置を移動させるのに大き
な力が必要であった。このため、トラブル発生時にメダ
ル払出装置を出し入れする作業は重労働であり、特に遊
技施設の管理者が老齢者や女性の場合には一人で対応す
ることが難しいという問題があった。
【0009】本発明は上記のような問題に鑑みて成され
たものであり、たとえホッパ部に遊技メダルが満杯に貯
留された状態であっても、メダル払出装置を軽い操作力
で出し入れして保守作業等を行うことができる遊技機を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、開閉可能な扉状部材を有して常には扉状
部材を閉鎖した状態で遊技に供される筐体の内部に、遊
技展開装置(例えば実施形態におけるリール装置22や
スタートレバー44、ストップスイッチ45等)と、こ
の遊技展開装置における入賞状態に応じて内部に貯留し
た遊技メダルを払い出すメダル払出装置とを備える遊技
機において、メダル払出装置と筐体との間に、低摩擦係
数を有し扉状部材を開放したときにメダル払出装置を筐
体の外方にスライド移動可能に支持するスライド手段を
設けて遊技機を構成する。
【0011】上記構成によれば、メダル払出装置と筐体
との間に、低摩擦係数を有しメダル払出装置を筐体の外
方にスライド移動可能に支持するスライド手段が設けら
れている。なおここでいう「低摩擦係数」とは、前述し
た従来の遊技機のようにメダル払出装置の金属製脚部
と、筐体の金属製または木製支持部とが直接固体接触す
る場合における静止摩擦係数よりも小さい摩擦係数をい
い、例えば、コロやボール等の転動体を用いたスライド
手段における転がり摩擦係数、フッ素樹脂や超高分子ポ
リエチレン等の低摩擦係数の樹脂材料を用いたスライド
手段における静止摩擦係数を含む概念である。このた
め、遊技機の保守管理を行う管理者は、このスライド手
段を利用して軽い操作力でメダル払出装置を筐体外方に
スライド移動させることができ、容易に保守作業等を行
うことができる。
【0012】なお、スライド手段は、筐体の支持部に固
設される固定部材(例えば実施形態における固定レール
131)と、メダル払出装置の被支持部(例えば実施形
態における脚部123)に取り付けられる移動部材(例
えば実施形態における移動レール133)と、固定部材
と移動部材との間に挟持されて固定部材に対して移動部
材をスライド移動自在に支持する転動体とを有して構成
することが好ましい。このような構成によれば、スライ
ド手段における上記摩擦係数が転動体の転がり摩擦係数
となるため、面接触を用いた場合の静止摩擦係数よりも
小さな値とすることができ、これによりわずかな操作力
でメダル払出装置を出し入れできる遊技機を提供するこ
とができる。
【0013】また、スライド手段に、固定部材に対して
移動部材を筐体の外方にスライド移動させたときに所定
位置で移動部材のスライド移動を規制する移動規制手段
を有し、移動部材には、被支持部の外方端部を掛支する
掛支部(例えば実施形態における掛支片133aや掛支
ピン135等)と、移動部材に対して被支持部が相対移
動することを規制する係止部(例えば実施形態における
ねじ部133bや位置決めピン136、サムスクリュー
137等)とを有して遊技機を構成することが望まし
い。このような構成によれば、例えば、スライド移動の
規制位置をメダル払出装置の点検や交換等を行いやすい
位置に設定することで点検作業等の作業性を向上させる
ことができる。また、移動部材の外方端部(すなわち移
動規制がかかる方向の端部)にメダル払出装置の被支持
部の外方端部を掛止する掛支部を設けることにより、メ
ダル払出装置を交換して取り付けるときに、移動部材が
自由にスライド移動して逃げることなく、上記規制位置
と掛支部とを有効に利用して容易にメダル払出装置を移
動部材に係止取付けすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の好ま
しい実施形態について説明する。図2は本発明に係る遊
技機の一例として、スロットマシンを示しており、図2
(a)はスロットマシン1の正面図を、図2(b)は右側面図
を示している。図示するスロットマシン1は、いわゆる
3リール型のスロットマシンであり、マシン内部に円筒
外周面に沿ってそれぞれ異なる配置パターンで多種類の
図柄が描かれた3つのリール22a,22b,22cを
有している。この遊技機では遊技者のスタート操作に基
づいて3つのリールを同時に回転起動させた後、それぞ
れ個別の停止操作に基づいて各リールの回転を停止さ
せ、停止後に表示される3つのリールの図柄の組み合わ
せが入賞図柄に該当するときに、その入賞状態に応じた
枚数の遊技メダルを払い出すように構成されている。
【0015】スロットマシン1は、全体として上下に長
い矩形箱状の筐体を有して構成されており、大きくは、
スロットマシン1の本体を成すキャビネット側アッセン
ブリ10と、このキャビネット側アッセンブリ10に対
して開閉自在に取り付けられたドア側アッセンブリ30
とから構成されている。ドア側アッセンブリ30の正面
側には、リールの表示窓41や各種の遊技操作を行う操
作部等が設けられており、キャビネット側アッセンブリ
10の開口を覆うようにドア側アッセンブリ30を閉鎖
施錠した状態で遊技に供される。図2(b)中に矢印III-I
IIを付して示す方向に見たキャビネット側アッセンブリ
10の正面図を図3に、図2(b)中に矢印IV-IVを付して
示すドア側アッセンブリ30の背面図を図4にそれぞれ
示す。
【0016】キャビネット側アッセンブリ10は、箱状
に形成されたキャビネット11内に、外部から電力供給
を受けてマシン内の各装置に必要な電力を供給する電源
ボックス21、図柄が描かれた3つのリール22a,2
2b,22cを回転・停止させるリール装置22、遊技
者の遊技操作に基づいてリール装置22を作動させると
ともに、スロットマシン全体の制御をつかさどるメイン
基板23などのキャビネット側遊技展開装置と、メイン
基板23からの指令信号に基づいて指令された枚数の遊
技メダルの払い出しを行うメダル払い出し装置100な
どが取り付けられて構成されている。
【0017】キャビネット11は、天板11a、左右の
側板11b,11c、底板11d、裏板11eなどから
なり、例えば、薄板板金素材を切断、孔あけ、曲げ加工
等して所定のパネル形状に加工した後、これ等の部材を
溶接して図示する箱状に形成しする。あるいは、パーチ
クルボードや積層合板等を切断、孔あけ、溝切り加工等
して所定のパネル形状に加工した後、これ等の部材を接
着やネジ締結して同様の箱状に形成する。そしてボック
ス内外に必要な係止金具類や補強部材等を取り付け、左
右の側板11b,11c間を結ぶ棚板12を取り付けて
キャビネット11を形成する。
【0018】そして、このようにして形成されたキャビ
ネット11の底板11dに電源ボックス21とメダル払
出装置11を取り付け、中段の棚板12にリール装置2
2を取り付け、裏板11eの上部にメイン基板23を取
り付け、さらに各装置間を結ぶ図示しないワイヤーハー
ネスを張り回してキャビネット側アッセンブリ10を組
み上げる。
【0019】一方、ドア側アッセンブリ30は、例え
ば、薄板板金素材をプレス成形、溶接、組立等加工して
ドアフレーム状の所定形状に形成し、あるいは樹脂材料
を射出成形してマスク状に形成したフロント部材31
に、表示窓41や各種操作スイッチ類44,45,4
6,47、各種の表示を行うための表示装置48やラン
プ類、スピーカ49、化粧パネル35,37などのドア
側遊技展開装置が取り付けられて構成されている。
【0020】ドア側アッセンブリ30の正面中央部に
は、キャビネット側アッセンブリ10の3つのリール2
2a,22b,22cの図柄を所定範囲に限って表示さ
せる表示窓41が設けられ、その左右側方に入賞図柄の
組み合わせを表示する遊技説明が設けられている。表示
窓41の下側には複数のスイッチやレバー類が左右に並
んで配設されて操作部36が形成されており、表示窓4
1の上側中央に表示装置48が、その左右に効果音を発
生させるスピーカ49,49が取り付けられている。ド
ア側アッセンブリ30の下部には遊技メダルの払い出し
や返却用のメダル出口56が設けられており、その下側
にメダル出口56から排出される遊技メダルを受けて蓄
える受け皿38が取り付けられている。
【0021】操作部36には、遊技メダルを投入するメ
ダル投入口42、リールの回転起動操作を行うスタート
レバー44、3つのリール22a,22b,22cに対
応して設けられ各リールの回転停止操作をリールごとに
行うストップスイッチ45a,45b,45c、獲得し
た遊技メダルの払い出し操作を行う精算スイッチ47、
メダル投入口42から投入した遊技メダルを返却させる
メダル返却スイッチ46などが設けられている。
【0022】ドア側アッセンブリ30の背面側には、遊
技メダルの受け入れ処理を行うメダルセレクタ51、入
賞状態を光で演出する多数のランプやLED、これ等の
表示器の作動を制御する表示基板63,64などが取り
付けられている。
【0023】メダルセレクタ51は、メダル投入口42
を投入可能状態とブロック状態とに切り替える切り替え
機能や、投入された遊技メダルが規格に適合したメダル
か否かを判定し分別するする分別機能、受容した遊技メ
ダルの枚数をカウントする計数機能等を有している。そ
して、投入された遊技メダルが規格外であると判定する
とき、あるいは、規定数量を超えて遊技メダルが投入さ
れたときには、メダルセレクタ51に接続された返却経
路53を介して規格外の遊技メダルや超過分の遊技メダ
ルをメダル出口56から返却させる。また、受容した遊
技メダルはメダルセレクタ51に接続された受容経路5
2を介してマシン内に導き、この受容経路52と連絡す
る受け口112からメダル払出装置100のホッパ11
1内に貯留させる。
【0024】キャビネット側アッセンブリ10とドア側
アッセンブリ30とは、正面視左側縁上下に設けられた
ヒンジ部材61,61で開閉自在に連結され、正面視右
側縁に設けられた施錠装置62で閉鎖保持可能に取り付
けられている(ともに図4参照)。そして、ドア側アッ
センブリ10の各装置部品とキャビネット側アッセンブ
リ30の各装置部品とが図示しないワイヤーハーネスで
電気的に接続され、スロットマシン1が構成される。
【0025】このように構成されるスロットマシン1で
は、メダル投入口42から遊技メダルが投入され、その
検出信号がメダルセレクタ51からメイン基板23に入
力されると、メイン基板23は各遊技展開装置を準備状
態に設定し、以下に概説するようにスロットマシン1を
制御する。
【0026】上記準備状態でスタートレバー44が揺動
操作されると、メイン基板23はこの操作信号に基づい
て起動指令信号をリール装置22に出力し、3つのリー
ル22a,22b,22cを同時に所定の回転速度で回
転起動させる。3つのリールが正常回転していることが
検出されると、ストップスイッチ45a,45b,45
cのスイッチ操作を有効としその旨を表示ランプに表示
させる。遊技者は回転している3つのリールを任意に選
択し、所望の順序およびタイミングでストップスイッチ
45a,45b,45cを操作しすることができ、メイ
ン基板23は各ストップスイッチからの操作信号に基づ
いて停止指令信号をリール装置22に出力して対応する
リールの回転を制動停止させる。
【0027】回転していたリール22a,22b,22
cが全て停止すると、停止後に表示窓41に表示されて
いる図柄について、投入した遊技メダルの枚数に応じた
有効ライン(上・中・下3本の水平ラインおよび左・右
2本の斜めライン)上で入賞図柄の判定を行う。そし
て、有効ライン上の図柄の組み合わせが所定の入賞図柄
の組み合わせに該当するときには、その入賞した図柄の
組み合わせをランプ表示させるとともに、スピーカ4
9,49から効果音を発生させて入賞状態を遊技者に知
らせる。メイン基板23はまた、入賞図柄の組み合わせ
状態に応じて規定された所定枚数の遊技メダルの払出指
令をメダル払出装置100に出力し、遊技メダルの払い
出しを行わせる。
【0028】メダル払出装置100は、多数の遊技メダ
ルを貯留するホッパ111を有したホッパ部110と、
所定枚数の遊技メダルを計数して払い出す払出機構12
1を有した払出機構部120とからなり、メイン基板2
3から受ける払出指令に基づいて、ホッパ111に貯留
された多数の遊技メダルから払出機構121で指令枚数
分の遊技メダルを計数し、払出機構部120の前面に設
けられた払出口125から払い出す。
【0029】メダル払出装置100は、次に詳述する左
右一対のスライド機構130を介して底板11dに取り
付けられている。メダル払出装置100は、ドア側アッ
センブリ30を閉鎖した状態でスライド機構130の後
方側移動規制端に位置し、ドア側アッセンブリ30にお
けるメダル出口56上部に取り付けられた払出受け口5
5と位置整合して、この払出受け口55の周囲に設けら
れたパッキンで緩く後方に押圧保持されるようになって
いる。このため、メダル払出装置の払出口125から払
い出された遊技メダルは、この払出口125と連絡する
払出受け口55を通ってメダル出口56から払い出され
る。
【0030】スライド機構130は、正面視右側のスラ
イド機構周辺を右斜め前方から見た斜視図を図5に示
し、右側面から見たスライド機構の作動状況を図1に示
すように、いわゆる直線移動型のボールベアリングを主
体として構成されている。
【0031】スライド機構130は、左右外向きに半円
筒状の軌道面を有する第1部材131と、この第1部材
の軌道面と対峙して左右内向きに半円筒状の軌道面を有
する第2部材133と、第1部材の軌道面と第2部材の
軌道面との間に挟持されて図示しない保持器に保持され
た複数の転動体(鋼球ボール)132とを有し、この転
動体132が二つの軌道面間を転がることにより、軌道
面の延びる方向にのみ第1部材131と第2部材133
とが相対移動(直線移動)自在に構成されている。
【0032】また、このようなスライド機構には、二つ
の部材を相対移動させたときに両者が外れてしまうこと
がないように、相対移動を一定範囲に規制する移動規制
機構が設けられており、上記スライド機構130では第
1部材131と第2部材133とが重なった位置(後述
する後方規制位置)から最大限相対変位した位置(同、
前方規制位置)の間で自由に相対移動させることができ
るようになっている。
【0033】なお、本実施例では第1部材131と第2
部材133との隙間から軌道面にゴミ等が混入し難いよ
うに、第1部材131を下側(固定側)第2部材133
を上側(移動側)に使用しており、以下では便宜上第1
部材131を固定レール、第2部材133を移動レール
と称して説明する。
【0034】固定レール131は移動レール133を前
方に引きだした状態で、固定レール底面に設けられた固
定孔を利用して、例えば、さら小ねじやバインド小ねじ
等の締結手段でキャビネットの底板11dに固設され
る。
【0035】移動レール133の前端部にはこのレール
部材の一部を後方に折り返したフック状の掛支片133
aが形成され、また移動レール133の後部には上方に
突出するねじ部133bが固着されている。
【0036】一方、この移動レール133上に載置され
るメダル払出装置100の底板122は、前後左右の4
辺が下方に折り曲げ加工されてハット状に形成されると
ともに、左右の二辺がさらに折り返されて左右外方に突
出し脚部123が形成されている。左右の脚部123に
は、脚部の前端部123aを移動レールの掛支片133
aに掛止させてメダル払出装置を載置したときに、ねじ
部133bを挿通させる係止孔123bが設けられてい
る。
【0037】このため、脚部の前端部123aを掛支片
133aに掛止させ、メダル払出装置100を後方に傾
動させるように移動レール133上に載置してねじ部1
33bを係止孔123bに挿通させ、脚部123の上面
に突出したねじ部133bにサムナット134を螺合さ
せることで、移動レール133上にメダル払出装置10
0を取り付けることができる。
【0038】このようにして移動レール133上に取り
付けられたメダル払出機構100は、通常の遊技状態に
おいてスライド機構130の後方側の移動規制位置に配
設され、ドア側アッセンブリ30の払出受け口55の周
囲に設けられたパッキンで緩く後方に押圧されてキャビ
ネット11内に保持されている。
【0039】一方、遊技中にメダル払出装置100に何
らかのトラブルが発生したときには、管理者が施錠装置
62を解錠してドア側アッセンブリ30を横開き開放す
ることで、メダル払出装置100を前方に引きだし移動
させることが可能となる。この状態では管理者が図1に
示すようにガイド機構130を利用して軽い操作力でキ
ャビネット11から引き出すことができ、前述した移動
規制機構により前方側の規制位置でその移動を停止させ
ることができる。
【0040】このため、管理者はメダル払出装置100
をキャビネット11の外側まで引きだした状態で、容易
に装置の点検や補修作業、遊技メダルの捕球作業等を行
うことができる。また、故障と判断したときには、メダ
ル払出装置100を引きだした状態で左右のサムナット
134と図示しないケーブルコネクタとを取り外し、ホ
ッパ部110を前方に傾動させるようにして上方に持ち
上げることにより、ねじ部133bと係止孔123bと
の係合および脚部の前端部123aと掛支片133aと
の掛合を解除させ、メダル払出装置100を取り外すこ
とができる。
【0041】あらたなメダル払出装置を取り付けるとき
には、左右の移動レール133を前方の移動規制端まで
引きだした状態で、メダル払出装置100をわずかに手
前に傾けて左右脚部の前端部123aをそれぞれの移動
レール133の上面に乗せ、メダル払出装置を手前に引
くようにして前端部123aを掛支片133aに掛止さ
せる。このとき、移動レール133は前端の移動規制位
置にあるため、移動レールが上記引き込み操作で逃げる
ことがなく容易に掛支操作を行うことができる。
【0042】前端部123aが掛支片133aに掛止さ
れた後は、メダル払出装置100を後方に傾動させて左
右のねじ部133bを係止孔123bを通して挿通さ
せ、脚部123の上面に突出したねじ部133bにサム
ナット134を螺合させて締め付けることで、簡単にメ
ダル払出装置100を取り付けることができる。あとは
メダル払出装置のコネクタをキャビネット側コネクタに
嵌合接続し、メダル払出装置100を後方の移動規制位
置までスライド移動させてキャビネット11内に収納
し、ドア側アッセンブリ30を閉鎖施錠することで、た
だちにスロットマシン1を遊技に供することができる。
【0043】次に、スライド機構においてメダル払出装
置100の脚部を支持する掛支部および係止部の他の実
施例を図6に示しており、以下これ等各部について簡潔
に説明する。なお、メダル払出装置100の構成、およ
びスライド機構における主要部の構成はこれまでに説明
した構成と同様であるため、同一部分に同一番号を付し
て重複説明を省略する。
【0044】移動レール133の前端部上面には、前述
した掛支片133aに代えて、移動レール133に固設
されてレール上方に突出する円筒状の掛支ピン135が
設けられており、メダル払出装置における脚部の前端部
123aを掛支ピン135の円筒面に当接させて掛支可
能に構成されている。また、移動レール後方の上面には
前述したねじ部133bに代えて、レール上方に突出す
る円筒状の位置決めピン136が固設されており、脚部
123に設けられた係止孔123bと係合可能に構成さ
れている。
【0045】また、掛支ピン135と位置決めピン13
6との間において、移動レール133の内側に移動レー
ル上面に開口するナット133cが固着されており、脚
部123にはこのナット133cと対応する位置に取付
穴123cが穿孔されている。
【0046】このため、メダル払出装置を取り付けると
きには、前述した実施例と同様に、左右の移動レール1
33を前方の移動規制端まで引きだした状態で、メダル
払出装置100をわずかに手前に傾けて左右脚部の前端
部123aをそれぞれの移動レール133の上面に乗
せ、メダル払出装置を手前に引くようにして前端部12
3aを掛支ピン135の円筒面に当接させて掛止させ、
メダル払出装置100を後方に傾動させて左右の位置決
めピン136と係止孔123bとを係合させて位置決め
を行い、脚部123の上面から位置合わせされたナット
133cのねじ部にサムスクリュー137をねじ込んで
締め付けることで、簡単にメダル払出装置100を取り
付けることができる。
【0047】なお、以上の各実施例では、メダル払出装
置100とキャビネット11の底板との間に転動体を用
いたスライド機構130を設けた例を開示したが、スラ
イド手段は転動体132を有するものでなくとも良く、
例えば、メダル払出装置の脚部および底板の少なくとも
いずれか一方に、フッ素樹脂や超高分子ポリエチレン等
の低摩擦係数の樹脂材料をねじ締結や貼り付け、コーテ
ィング等の手段で固定配設し、摺動自在に構成するもの
であっても良い。また、スライド手段はメダル払出装置
100とキャビネット11との間に設けられるものであ
れば良く、例えば払出機構部120の側面にスライド手
段を設ける構成や、ホッパ部110と棚板12との間に
スライド手段を設ける構成であっても良い。
【0048】また、スライド機構の移動規制手段とし
て、固定レールに対して移動レールを任意位置で移動規
制可能な規制手段、例えば、移動レールの後端部に図6
に示したと同様のナット(133c)を固設し、固定レー
ルまたは底板に到達するねじ長さを有するサムスクリュ
ーを締めることで移動レールの自由移動を規制する規制
手段を付加的に設けても良い。このような規制手段を設
ける構成によれば、メダル払出装置100の交換作業が
より容易に行えるほか、メダル払出装置100をキャビ
ネット11内に収納した状態でメダル払出装置を固定す
ることができ、ドア側アッセンブリ30を開放したとき
にメダル払出装置が勝手に移動することを抑止すること
ができる。
【0049】なお、実施例ではメダル払出装置を有する
遊技機の一例としてスロットマシンを例示したが、遊技
機は他の種類の遊技機であっても良く、また筐体は例示
したキャビネットのように必ずしも箱状の形態を有して
いる必要はなく、開閉可能な扉状部材を閉じることで閉
鎖状態を維持可能であり、遊技展開装置やメダル払出装
置を支持可能であれば、例えばパチスロ機のようにフレ
ーム状のものであっても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では開閉可
能な扉状部材を有して常には扉状部材を閉鎖した状態で
遊技に供される筐体の内部に、遊技展開装置とメダル払
出装置とを備える遊技機において、メダル払出装置と筐
体との間に低摩擦係数を有して扉状部材を開放したとき
にメダル払出装置を筐体の外方にスライド移動可能に支
持するスライド手段を設けて遊技機を構成する。このた
め、管理者はスライド手段を利用することにより、軽い
操作力でメダル払出装置を筐体外方にスライド移動させ
ることができ、容易に保守作業等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機におけるメダル払出装置の
スライド移動状況を示す側面図である。
【図2】本発明に係る遊技機の正面図(a)および右側面
図(b)である。
【図3】図2(b)中に矢印III-IIIを付して示す方向に見
たときの遊技機のキャビネット側アッセンブリの正面図
である。
【図4】図2(b)中に矢印IV-IVを付して示す方向に見た
ときの遊技機のドア側アッセンブリの背面図である。
【図5】本発明に係る遊技機におけるスライド機構の好
ましい実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る遊技機におけるスライド機構の他
の好ましい実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 10 キャビネット側アッセンブリ 11 キャビネット(筐体) 11a 天板 11b,11c 側板 11d 底板(メダル払出装置の支持部) 11e 裏板 12 棚板 22 リール装置(遊技展開装置) 30 ドア側アッセンブリ 31 フロント部材(扉状部材) 100 メダル払出装置 123 脚部(メダル払出装置の被支持部) 123b 係止孔 130 スライド機構 131 固定レール(固定部材) 132 転動体 133 移動レール(移動部材) 133a 掛支片(掛支部) 133b ねじ部(係止部) 133c ナット(係止部) 134 サムナット 135 掛支ピン(掛支部) 136 位置決めピン(係止部) 137 サムスクリュー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な扉状部材を有して常には前記
    扉状部材を閉鎖した状態で遊技に供される筐体の内部
    に、遊技展開装置と、前記遊技展開装置における入賞状
    態に応じて内部に貯留した遊技メダルを払い出すメダル
    払出装置とを備える遊技機において、 前記メダル払出装置と前記筐体との間に、低摩擦係数を
    有し前記扉状部材を開放したときに前記メダル払出装置
    を前記筐体の外方にスライド移動可能に支持するスライ
    ド手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記スライド手段は、前記筐体の支持部
    に固設される固定部材と、前記メダル払出装置の被支持
    部に取り付けられる移動部材と、前記固定部材と前記移
    動部材との間に挟持されて前記固定部材に対して前記移
    動部材をスライド移動自在に支持する転動体とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記スライド手段に、前記固定部材に対
    して前記移動部材を前記筐体の外方にスライド移動させ
    たときに所定位置で前記移動部材のスライド移動を規制
    する移動規制手段を有し、 前記移動部材には、前記被支持部の外方端部を掛支する
    掛支部と、前記移動部材に対して前記被支持部が相対移
    動することを規制する係止部とを有することを特徴とす
    る請求項2に記載の遊技機。
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