JP2002263154A - 浴槽用泡発生身体支持装置 - Google Patents

浴槽用泡発生身体支持装置

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JP2002263154A
JP2002263154A JP2001063699A JP2001063699A JP2002263154A JP 2002263154 A JP2002263154 A JP 2002263154A JP 2001063699 A JP2001063699 A JP 2001063699A JP 2001063699 A JP2001063699 A JP 2001063699A JP 2002263154 A JP2002263154 A JP 2002263154A
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JP
Japan
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air
bathtub
chair
body support
body supporting
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Application number
JP2001063699A
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English (en)
Inventor
Nobuo Sato
信男 佐藤
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体支持台を浴槽に入れ、ポンプによりその
身体支持台よりエアー又は液体を噴出させる。 【解決手段】 少なくとも浴槽Aの水或いは湯に沈みう
る重量とし、内部をエアーを通す中空としかつ複数のエ
アー噴出孔を設けた浴槽用身体支持台1を設け、前記身
体支持台にエアーを送るポンプ装置10を関連して備
え、浴槽内の水或いは湯に該身体支持台を沈ませて置
き、ポンプ装置により身体支持台の複数のエアー噴出孔
よりエアーを噴出させうるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は入浴者の身体を刺
激するためにエアー、液体等を任意の圧力で噴出させる
浴槽用泡発生身体支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より水中にエアー若しくは水を所定
圧力にて噴出させる装置を備えた浴槽として、ジェット
バス、バイブラバス等という浴槽が使用されている。従
来のバイブラバスは浴槽の底面又は壁面に噴出孔を有す
るバブルマットを固定し、そのマットに空気を送る配管
を埋め込んで備えられている。このバイブラバスは気泡
が浴槽の底から噴き出し、上昇する気泡が体に物理的な
刺激を与え、浴槽温水の温熱効果と相まってマッサージ
効果をもたらす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来型の寝湯や座湯は
浴槽の壁面や底面にエアーや水を送くるために、接続用
の配管を埋め込む必要があり、施工に当たり十分な打ち
合わせが必要であり、躯体と装置との設置に熟練や複雑
な施工が必要であったり、自由度が少ないことで、出来
上がってからの改良はほとんど出来ない状態であった。
また、埋め込まれていることでメンテナンスや取替など
は、できないのが現状である。従来型の寝湯や座湯は浴
槽の壁面や底面に接続管を埋め込むことで漏水の心配が
あり、施工には水漏れがないように注意が必要であっ
た。また、既設の浴槽にこのようなアイテムを追加する
ことは防水を確実にしないと水漏れのトラブルの原因と
なっていた。
【0004】この発明はこのような問題を解決するもの
で、浴槽自体からエアーを噴出させるのではなく、浴槽
の水又は湯にエアーを噴出しうる身体支持台を沈ませ、
ポンプによりその身体支持台にエアーを送り身体支持台
の噴出孔よりエアーを噴出させて、気泡を身体に当てう
るようにした浴槽用泡発生身体支持装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の請求項1の浴槽用泡
発生身体支持装置は、少なくとも浴槽Aの水或いは湯に
沈みうる重量とし、内部をエアーを通す中空としかつ複
数のエアー噴出孔を設けた浴槽用身体支持台1を設け、
前記身体支持台にエアーを送るポンプ装置10を関連し
て備え、浴槽内の水或いは湯に該身体支持台を沈ませて
置き、ポンプ装置により身体支持台1の複数のエアー噴
出孔よりエアーを噴出させうるようにしたことを要旨と
するものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の浴槽用
泡発生身体支持装置において、前記身体支持台1を構成
する周囲のフレーム2aとそれに設ける複数の横フレー
ム2bとを中空パイプとして内部を連通して構成し、少
なくとも横フレームの身体で塞がれない位置に任意の角
度にエアーを噴出しうる複数のエアー噴出孔を設けたこ
とを要旨とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1記載の浴槽用
泡発生身体支持装置において、前記身体支持台1の頭部
に複数のエアー噴出孔を設けた中空の枕部8を備え、身
体支持台と枕部とにエアーを送るポンプ装置10を別の
接続パイプ11を介して備えたことを要旨とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1記載の浴槽用
泡発生身体支持装置において、前記身体支持台を構成す
る台座と椅子部を固定したことを要旨とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1記載の浴槽用
泡発生身体支持装置において、前記身体支持台を構成す
る台座に椅子部を着脱自由に支持し、かつ台座に対する
椅子部の傾斜角度を変位可能としたことを要旨とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1記載の浴槽用
泡発生身体支持装置において、前記身体支持台1をチタ
ン製としたことを要旨とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1記載の浴槽用
泡発生身体支持装置において、前記身体支持台1の台座
3の脚部に防振手段を備えたことを要旨とする。請求項
8の発明は、請求項1記載の浴槽用泡発生身体支持装置
において、前記身体支持台の台座の脚部に高さを調整す
る高さ調整手段を備えたことを要旨とする。
【0012】第1の発明の構成による作用は、浴槽内に
入れた水或いは湯に該身体支持台を沈ませて置き、ポン
プ装置により身体支持台の複数の噴出孔よりエアーを噴
出させ、身体支持台に座ったり寝たりした入浴者に泡を
当て、泡によるバイブレーション(バイブラ効果)で体
を動かすことなくバランス良い刺激を得ることができ
る。
【0013】第2の発明の構成による作用は、少なくと
も横フレームの身体で塞がれない位置に任意の角度にエ
アーを噴出しうる複数の噴出孔を設けたので、身体支持
台に横になる入浴者の体で噴出孔が塞がれることなく、
エアーを所定の圧力で的確に噴出することができる。
【0014】第3の発明の構成による作用は、前記身体
支持台の頭部に複数の噴出孔を設けた中空の枕部を備
え、身体支持台と枕部とにそれぞれ接続パイプを介して
ポンプ装置を関連して備えたので、身体支持台は浴槽に
沈め、枕部は水面より上方に位置させて、身体支持台か
らエアーを水、湯中に噴出させて体に泡によるバイブレ
ーションができ、枕部からエアーだけを直接頭部に当て
て快適とすることができる。
【0015】第4の発明の構成による作用は、前記身体
支持台を構成する台座に対して椅子部を固定して、一体
として浴槽に沈めるようにする。
【0016】第5の発明の構成による作用は、身体支持
台を構成する台座に対して椅子部を着脱自由に支持し、
かつ台座に対する椅子部の傾斜角度を変位可能としたの
で、入浴者の希望に応じて椅子部の傾斜の度合いを変え
て使用することができる。また、椅子部を外すか、或い
は、椅子部の上部を支点として足側を持ち上げて、椅子
部の下方となる浴槽の底の掃除が容易にできる。
【0017】第6の発明の構成による作用は、前記身体
支持台をチタン製としたので、丈夫で軽量にでき、移動
や清掃を簡単に行うことができる。
【0018】第7の発明の構成による作用は、前記身体
支持台の脚部に防振手段を備えたので、エアーを噴出す
る際に生ずる振動を防振手段で吸収して身体支持台のが
たつきをなくすことができる。また、第8の発明の構成
による作用は、前記身体支持台の台座の脚部に高さを調
整する高さ調整手段を備えので、浴槽の底面の形状、例
えば底面に段差が有る場合等に脚部の長さを調整して、
身体支持台を浴槽の水中に水平に設置できるようにす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1はこの発明の浴槽用泡発生身体支持
装置を示す全体の側面図、図2は椅子型身体支持台の正
面図、図3は同平面図、図4は同斜視図、図5は椅子部
の拡大断面図、図6は椅子部の角度変位可能な身体支持
装置を示す全体の側面図、図7は椅子型身体支持台の一
部破断側面図、図8は椅子部と脚部の前部の支持構造を
示す要部側面図、図9は椅子部と脚部の後部の支持構造
を示す要部側面図、図10は別の椅子型身体支持台を示
す正面図、図11は同一部破断側面図、および図12は
同平面図である。
【0020】図1において、この発明の浴槽用泡発生身
体支持装置の実施形態を示す。この発明の浴槽用泡発生
身体支持装置は、少なくとも浴槽Aの水或いは湯に沈み
うる重量とし、内部をエアーを通す中空としかつエアー
を噴出させる複数のエアー噴出孔を設けた身体を支持す
る浴槽用泡発生身体支持台1と、該身体支持台に所定の
圧力のエアーを送りうるポンプ装置10とを関連して備
える。Aは浴槽で、所定深さ位置まで水(湯水等)が張
られる。この浴槽用泡発生身体支持台はバイブラチェア
ーという。この身体支持台1は椅子型の形状をしてお
り、どこに置いても違和感のないもので、浴槽内に設置
される。この装置はデザイン的にも考慮されているの
で、どんな浴槽においても違和感がないので、浴槽内の
特定の場所に埋め込まれることなく、使用することがで
きる。浴槽内の防水面に孔をあけなくとも浴槽の防水面
の上から耐水性に優れたホース等接続パイプで接続し
て、エアーを供給することで、浴槽の防水面の工事をす
ることなく設置することができる。
【0021】前記ポンプ装置10はエアーポンプを使用
し、ポンプの設置場所は、浴槽Aの外部で、浴槽の水面
より高い位置に設置して、水が逆流するのを防止する。
このポンプ装置10を前記身体支持台1に接続ホース、
接続パイプ11等で接続する。この発明で接続ホース、
接続パイプは浴槽Aに埋設することなく、一端を浴槽内
部に置いた身体支持台1の底面部の開口にホース11の
一端を適宜接続手段を用いて接続し、かつ他端は浴槽外
部のエアーポンプ10に接続される。ホースの接続が簡
単にできるように接続具19としてカップリング接続を
するようにして、取外しも簡単にできるようにするのが
好ましい。身体支持台と枕部へエアーを送るために分岐
部12を備えて分岐部にエアーの風量を調整する風量調
整バルブ13を介して接続ホース11が接続されてい
る。風量調整バルブ13で身体支持台と枕部へのエアー
の風量を調整できる。又接続パイプ11にエアーの圧力
を測定する圧力計14が備えられる。このエアーポンプ
装置10のエアーの圧力は水中にエアーを噴出しうる任
意の圧力に調整する。このエアーポンプから送られるエ
アーを風量調整バルブの開閉調整により噴出孔より噴出
させるエアーの風量を調整し、身体に当てる泡によるバ
イブレーションの強弱を調整し、或いは頭に当てる風量
を調整しうるようにする。実施例では、エアーポンプ1
0と圧力計14は浴室の壁面Bの外側に設置され、接続
パイプが浴槽より上方位置に壁面を通じて施設され、そ
の接続パイプと身体支持台と枕部が接続ホースで接続さ
れる。前記エアーポンプ10には差込みコードが備えら
れている。分岐部、バルブを水中に入れてあるが、浴槽
の外部に設けるようにもできる。この発明の今回開発し
た浴槽用泡発生身体支持装置は椅子型の形状をしてお
り、どこに置いても違和感のないもので、浴槽内に設置
する椅子として利用でき、ポンプによりホースなど接続
パイプでエアーを送ることで椅子自体から気泡が出る装
置で、浴槽内でリラックスした時間をゆっくり過ごすこ
とを目的としたものである。浴槽に置くものであるか
ら、身体支持台の向きの変更や、角度の調整などが自由
にでき、エアーの量も浴槽内で入浴者或いは経営者、営
業者等の好みに応じて調整することができるようにす
る。なお、ポンプ装置10はエアーポンプの場合を説明
したが、ポンプで、水、湯等液体を送ることもできる。
【0022】図において、浴槽用泡発生身体支持台1の
材質は金属製で、例えばステンレス、チタン製とするの
が好ましい。特にチタン製とすれば、温泉水、海水でも
腐食することがないので、温泉地のホテル、旅館、クア
ハウス等における浴槽に使用するのに適切である。この
身体支持台1は、入浴者が座る椅子部2と台座3とで構
成されている。この台座3に対して椅子部2を固定する
か、或いは着脱可能に備える。この台座3と椅子部2の
総重量が少なくとも浴槽Aの水或いは湯に沈みうる重量
とする。身体支持台1の椅子部2は入浴者が裸で接する
ことを考え、安全性にも配慮して柔らかな曲面で構成さ
れている。台座3は入浴者が手で掴まりやすい形状に構
成されている。実施形態では、この椅子部2は入浴者が
座る或いは寝るように周囲のフレーム2aとそれに設け
る複数の横フレーム2bとで構成され、周囲のフレーム
と横のフレームを中空パイプとして内部を連通して構成
され、その内部にエアー、又は水或いは湯等液体を通す
ことができるようにしてある。椅子部2は座部が「く」
の字状に屈曲形成され、かつ足腰を載せる箇所が「へ」
の字状に屈曲形成されて、入浴者が座りやすい形状とさ
れている。椅子部の形状は前記の形状に限られるもので
はなく、所望の形状に形成することができる。
【0023】台座3は前記椅子部の幅より幅広としてそ
の上に椅子部2を固定するか、或いは着脱可能に載せ
る。台座3には支持部を設け、該支持部に椅子部2を溶
接により固着するか、或いは着脱可能に載せ、かつ台座
に対する椅子部の傾斜角度を変位可能とする。実施形態
では、台座3は両側に手で掴まりやすいように手すりを
兼ねたコ型の脚部3aが設けられ、椅子部を載せる支持
部として、その前後位置において支持部材3b、3cが
脚部3aと連結して構成されている。図1乃至図5で
は、台座3の支持部材3b、3c上に前記椅子部2とを
固定するために溶接により固着されている。溶接による
固着を示したが、螺子で固定することもできる。図6乃
至図8では、台座3の支持部材3b、3c上に前記椅子
部2が着脱可能に支持され、椅子部の台座に対する角度
を変えるために、この台座3の支持部材3b、3c上に
載せる椅子部2の一端を支持部に支持し、かつ他端を後
述の角度を調整する支持手段15により位置を変位して
台座に対する椅子部の角度を所望の角度に調整可能とす
る。実施形態では台座もパイプを使用してあるが、この
パイプにはエアーを通さない。台座の構成はこの構造に
限られるものではない。なお、台座をパイプとして、エ
アー噴出孔を設けてエアーを送るようにもできる。
【0024】身体支持台よりエアーを噴出する構造とし
て、椅子部の少なくとも横フレーム2bの身体で塞がれ
ない位置に任意の角度にエアーを噴出しうる複数のエア
ー噴出孔4が設けられている。エアー噴出孔4は横フレ
ームの上部或いは下部に設けられる。すなわち、エアー
噴出孔4は前記横パイプのうちの複数のパイプ、例えば
1本おきのパイプの上面で身体の背中、足腰が当る面よ
り少し外側又は内側に設けられている。又、パイプに設
ける噴出孔4の角度は少しづつ変えてエアー噴出孔から
出るエアーの向きを変え、身体の背中の全面に当るよう
にするのが好ましい。又、身体支持台1の椅子部2の下
部に相当する横パイプのうちの数個所に下向きに噴出孔
が設けられ、この噴出孔をパイプに入る水、湯を抜く水
抜き孔として、身体支持台を浴槽より出したときなど
に、パイプ内より水、湯を全部排出し、パイプ内に水、
湯が溜まらないようにする。また、エアーの注入部5は
椅子の最下部に設けられ、このエアーの注入部5に接続
ホース11が接続される。なお、実施形態では、横フレ
ームの1本おきに身体背中、足腰に相当する位置に噴出
孔が設けられているが、これに限定されるものではな
く、例えば横フレームの全て、或いは横フレームの他に
周囲のフレーム等にも噴出孔を設けることは自由にでき
る。また、身体支持台を構成するフレームを断面円形の
パイプを使用したが、断面四角形のパイプでもよい。ま
た、パイプ構造体でなくともよく、例えば内部を中空と
した板体等で構成することもできる。
【0025】身体支持台1には頭部に前記支持台と同じ
材質の枕部6が形成されている。この枕部6は楕円形、
長方形等所望の形状に形成して、前記椅子部2の上部フ
レームに適宜手段により固定されている。この枕部の上
面に複数のエアー噴出孔7が設けられ、浴槽内での時間
をゆっくり過ごすために頭部に適当に送風するようにな
っている。このエアー噴出孔7も頭部で塞がれない位置
に設ける。又エアー注入部8は枕部の下方に設け、エア
ー注入部に接続ホース11を接続する。枕部を水中に沈
めるとエアーを噴出する際に水しぶきが顔にかかること
になるので、枕部が水面より上方に出るように浴槽に
水、湯を入れる。枕部を水面より出しておけば、枕部に
水、湯が入ることはない。もし、枕部の噴出孔より水、
湯が入った場合には、ホースを外してエアー注入部8よ
り排出しうるようにする。或いは枕部の下面に噴出孔を
設けておけば、内部に入った水をそこから出すこともで
きる。実施形態では、前記身体支持台の頭部に別に設け
た複数の噴出孔7を設けた中空の枕部6を直接溶接して
備え、前記身体支持台1と枕部6とにそれぞれ別の接続
パイプ11を介してエアーを送るポンプ装置10が関連
して備えられる。身体支持台と枕部へ配管する途中に開
閉バルブを備えて、それぞれのホースを開閉できるよう
にする。この開閉バルブを風量調整バルブとしてバルブ
の開放角度により風量を調整できる。枕部にはエアーを
送らないときは、風量調整バルブ13を閉める。なお、
枕部にはホースを接続しないで、枕部にエアーを送らな
いようにすることもできる。
【0026】而して、身体支持台と枕部へ別の接続ホー
スでエアーを送る構成としたので、身体支持台1の複数
のエアー噴出孔よりエアーが噴出されて湯中にエアーの
泡を発生させて椅子部に座ったり或いは寝た入浴者の体
にバランス良く刺激を与え、また、頭部にはエアーのみ
が噴出され、枕部に載せる頭部に水しぶきがかからない
ようにする。頭部のエアーは止めることもできるように
する。
【0027】図6乃至図8において、身体支持台の椅子
部の傾斜角度を変位する構造を説明する。椅子部の角度
を変位する構造として、前記身体支持台を構成する台座
に椅子部を着脱自由に支持し、かつ台座に対する椅子部
の傾斜角度を変位可能とする。身体支持台1は、椅子部
2の下部を軸支する支持部材を支点として上部の支持手
段の支持部材に対する支持位置を変位して、椅子部の角
度を変えるようにしてある。すなわち、台座3の両側脚
部3aの前部に支持部材3b、後部に支持部材3cが設
けられ、椅子部2の下部を支持部材3bに支持可能とす
るとともに椅子部2の角度調整する支持手段15を支持
部材3cに支持可能に備え、椅子部に設けた支持手段1
5に対する台座の支持部材の嵌合位置を変位して椅子部
の傾斜角度を変えて支持しうるようにする。前記台座3
を構成する脚部3aの手すりの前方に支持部材3bとし
て、支持軸を設け、かつ後方に支持部材3cとして、支
持軸を設ける。図7において、椅子部2の前方の足側寄
りの両側下面、例えば周囲のフレーム2aの下面に溝1
6aを有する係合部16が溶接により固定され、台座3
の脚部3a間に設けた支持軸3bに上方より嵌合しうる
ようにする。図8において、椅子部2にはその上部寄り
の両側下面、例えばフレーム2aの下面に角度を調整す
る支持手段15として、前面側に開口して支持軸を嵌合
しうる複数段の係合孔15aを設けた係止部15が一体
形成される。実施例では係止部15に2段の係止孔15
aが上下に形成されている。而して、椅子部2の係止部
15の上下何れかの係合孔15aに台座の支持軸3cが
前面より嵌合支持され、しかる後、前部の係合部16が
支持軸3bに嵌合支持される。椅子の傾斜は台座の支持
軸と椅子の係合孔との係合位置を変えることで傾斜角度
を変化させることができる。すなわち、台座の支持軸を
椅子の上部の係合孔に係合すると傾斜角度を急とするこ
とができる。なお、身体支持台を台座に対して傾斜角度
を変える構成は、前記した複数段の係合孔を有する係止
部の構造に限られるものではない。而して、身体支持台
1は台座3の後部の支持軸3bに椅子部2の係止部15
が係合されるとともに台座3の前部の支持軸3cに椅子
部の足側の係合部16が嵌合され、椅子部の下部を上部
の支持軸3cを支点として持ち上げ可能に設けられる。
なお、身体支持台の前記台座の支持軸に係合部を嵌合す
る構成としてあるが、これに限られるものではなく、例
えば支持軸に突部を設けてそれに椅子部の係止部を嵌合
するようにすることもできる。また、前記係止部、係合
部は一体としたが、別体でも構成できる。
【0028】図1乃至図4、図6において、台座3の脚
部3aには浴槽が例えば、2階以上に有る場合も考え、
振動が底に伝わらないように防振手段が設けられてい
る。この身体支持台1の防振手段として、前記身体支持
台1の脚部3aに防振ゴム17等弾性体が備えられ、エ
アーの噴出時における泡発生による僅かな振動を防振ゴ
ムで吸収して振動が底面に伝わらないようにする。前記
身体支持台1の台座3に高さを調整する高さ調整手段を
備え、高さ調整手段により台座の脚部の長さを調整し
て、浴槽の底面形状にかかわらず、支持台を水平となる
ように調整することができる。実施形態では、前記防振
ゴム17の上部に所定長さの調整ネジ部18を備え、該
防振ゴムを脚部の底面螺孔に対してねじ込み代を調整し
て浴槽の底面の形状に応じて高さ調整を行うことができ
るようにする。脚部の高さの調整手段は防振ゴムによる
調整に限られるものではない。
【0029】図9乃至図11に示す別の実施形態は、台
座の構造を異にし、台座を椅子部を固定した場合を示
す。この実施形態では身体支持台1を構成する台座3に
対して椅子部2が固定され、一体で浴槽に沈めうるよう
にする。この台座3として、椅子部の前部の両側下面に
椅子部2の曲面に合致する形状に円弧状に折り曲げた脚
部21が溶接で固定され、かつ、椅子部の後部両側には
U状に屈曲した手すりを兼ねる脚部22が溶接により固
定されて身体支持台が構成されている。椅子部2は前記
した実施形態の構成とほぼ同じである。枕部23はパイ
プを半円状に折曲げ形成して枕部の中央に空間部23a
を構成し、入浴者の頭部がこの枕部の空間部に入って受
けるようにされている。この枕部に前記と同様にエアー
を噴出するエアー噴出孔24とエアー注入部25が設け
られ、該エアー注入部25にポンプ装置10の接続パイ
プ11が接続される。26は椅子部2に枕部23を取付
ける支柱であり、又27は脚部の下端に設けた円盤状の
足部材である。足部材を防振ゴムともできる。枕部はこ
のパイプ形状に限られるものではなく、中空の枕体でも
よい。
【0030】この発明の浴槽用泡発生身体支持装置は前
記した構成なので、浴槽に張った水、湯、温泉水等に身
体支持台を沈ませて置き、枕部は水面上に露出させて、
ポンプ装置により身体支持台の複数のエアー噴出孔より
エアーを噴出させ、椅子部、枕部よりエアーを噴出さ
せ、椅子部から水、湯中にエアーが噴出されて泡を発生
して身体に当てることができ、また、枕部からエアーを
噴出させて頭部に送風できる。身体支持台を水に沈める
と、水が一旦パイプ内に入るが、ポンプの作動によりエ
アーの圧力で水がパイプ内より出され、代わってエアー
がパイプ内より水中に噴出される。ポンプを止めるとエ
アーはパイプ内より出て行き、身体支持台のパイプ内へ
水が入るが、ポンプを始動すると、エアーの圧力でパイ
プ内より出される。身体支持台は台座と椅子部を一体と
した場合には、一体で浴槽に出し入れでき、また、台座
と椅子部を着脱可能として、椅子部を台座に対して傾斜
角度と変位することができるようにすれば、入浴者、営
業者等が適宜椅子の角度を変えて入浴者の使用勝手をよ
くする。浴槽内の防水面に孔をあけなくとも浴槽の防水
面の上から耐水性に優れたホース等接続パイプで接続し
て、エアーを供給することで、浴槽の防水面の工事をす
ることなく設置することができる。そのことにより既設
の何のアイテムもない浴槽に容易に設置できるので、浴
槽の商品価値を上げることができる。台座の脚部には防
振ゴムが設けてあるので、浴槽が2階以上に有る場合も
考え、振動が浴槽の底、床に伝わることがない。また、
この防振ゴムの高さの調整ができるようにして、接地面
が水平でなくともがたつかずに設置できるようになって
いる。また、身体支持装置は、建築時に決められた位置
に固定されてしまうこともないので、向きの変更、移動
を行ったり、浴槽内から取り出して清掃するなどメンテ
ナンス性にも優れているので、清潔な浴槽管理が可能と
なる。身体支持台自体がチタン製でできており非常に軽
く、温泉水などに対しても腐食されることがない。身体
支持台は椅子の部分と台座が分離でき、椅子部を外し、
又は椅子の足側のみを持ち上げることで椅子の下の掃除
も容易にできる。なお、装置に簡単に適当な風量を送る
小型エアーポンプ(送風機)も用意できる。
【0031】この発明はこの形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な形態を
実施しうるものである。実施形態では、浴槽にこの発明
の身体支持台を1台置く場合を説明したが、これに限ら
れるものではなく、複数台の身体支持台を並べて置き、
夫々の身体支持台を1又は複数のポンプ装置に接続する
ことができる。また、身体支持台とポンプ装置との接続
にホースを使用した場合を示したが、浴槽の底面にポン
プ装置への配管を施設してある場合にはその配管に接続
して使用することもできる。又実施形態では身体支持台
と枕部を別個に設ける場合を説明したが、身体支持台と
枕部の内部を連通して全体にエアーを送るようにして、
エアーを噴出させることもできる。又実施例では身体支
持台、枕部よりエアーを噴出する場合を説明したが、ポ
ンプで水、湯を送り、水、湯等を噴出孔より噴出するよ
うにできる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、浴槽内の水又は湯中
に該身体支持台を沈ませて置き、ポンプ装置により身体
支持台の複数の噴出孔よりエアーを噴出させ、身体支持
台に座ったり寝たりした入浴者に当て、泡によるバイブ
レーションで体を動かすことなくバランス良い刺激を得
ることができる。この発明の浴槽用泡発生身体支持装置
は新設、既設の浴槽を問わず簡単に設置することができ
るので便利である。普通の椅子として使用することもで
きる。
【0033】この発明によれば、少なくとも横フレーム
の身体で塞がれない位置に任意の角度にエアーを噴出し
うる複数の噴出孔を設けたので、身体支持台に横になる
入浴者の体で噴出孔が塞がれることなく、エアーを的確
に噴出させることができる。
【0034】この発明によれば、身体支持台と枕部とに
ポンプにより別にエアーを送り、身体支持台の複数のエ
アー噴出孔と頭部の複数の噴出孔より噴出させて、入浴
者の体に水中でエアーによる泡を当てて刺激を与えるこ
とができ、頭部にはエアーだけを当てて快適とできる。
【0035】この発明によれば、前記身体支持台とし
て、台座に対して椅子部を固定して備えたので、一体と
して浴槽に出し入れできて便利である。又台座に対して
椅子部を着脱可能とし、台座に対して椅子部の傾斜角度
を変えることができるようにした場合には、入浴者、営
業者等が椅子の傾斜(背凭れの角度)の度合いを随意に
選択しリラックスできる角度に調整することができる。
また、椅子部を外し、又は椅子の一端を支点として持ち
上げて身体支持台の下部となる浴槽の底の掃除が容易に
できる。
【0036】この発明によれば、前記身体支持台をチタ
ン製としたので、丈夫で軽量にでき、移動や清掃を簡単
に行うことができ、 温泉水や海水など腐食性の高いと
ころでも対応することができる。
【0037】この発明によれば、前記身体支持台の脚部
に防振ゴムを備えたので、エアーを噴出する際に生ずる
振動を防振ゴムで吸収してがたつきをなくすことができ
る。また、この発明によれば、前記身体支持台の脚部に
高さを調整する高さ調整手段を備えたので、浴槽の底面
の形状、例えば段差が有る場合等に脚部の長さを調整し
て、身体支持台を浴槽の水中に水平に設置できるように
する。振動対策のため脚部に防振ゴムを備える。防振ゴ
ム部分で高さの調整や角度の微設定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の浴槽用泡発生身体支持装置を示す全
体の側面図である。
【図2】椅子型身体支持台の正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同斜視図である。
【図5】椅子部の拡大断面図である。
【図6】椅子部の角度変位可能な身体支持装置を示す全
体の側面図である。
【図7】椅子型身体支持台の一部破断側面図である。
【図8】椅子部と脚部の前部の支持構造を示す要部側面
図である。
【図9】椅子部と脚部の後部の支持構造を示す要部側面
図である。
【図10】別の実施形態の椅子身体支持台を示す正面図
である。
【図11】同一部破断側面図である。
【図12】同平面図である。
【符号の説明】 1 身体支持台 2 椅子部 3 台座 3a 脚部 3b 支持軸 3c 支持軸 4 エアー噴出孔 6 枕部 7 エアー噴出孔 10 エアーポンプ 11 接続ホース 13 風量調整バルブ 15 係止部 16 係合部 17 防振ゴム 18 調整ネジ 23 枕部 24 エアー噴出孔 A 浴槽

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも浴槽の水或いは湯に沈みうる
    重量とし、内部をエアーを通す中空としかつ複数のエア
    ー噴出孔を設けた浴槽用身体支持台を設け、 前記身体支持台にエアーを送るポンプ装置を関連して備
    え、 浴槽内の水或いは湯に該身体支持台を沈ませて置き、ポ
    ンプ装置により身体支持台の複数のエアー噴出孔よりエ
    アーを噴出させうるようにしたことを特徴とする浴槽用
    泡発生身体支持装置。
  2. 【請求項2】 前記身体支持台を構成する周囲のフレー
    ムとそれに設ける複数の横フレームとを中空パイプとし
    て内部を連通して構成し、少なくとも横フレームの身体
    で塞がれない位置に任意の角度にエアーを噴出しうる複
    数のエアー噴出孔を設けた請求項1記載の浴槽用泡発生
    身体支持装置。
  3. 【請求項3】 前記身体支持台の頭部に複数のエアー噴
    出孔を設けた中空の枕部を備え、身体支持台と枕部と、
    エアーを送るポンプ装置を別の接続パイプを介して関連
    して備えた請求項1記載の浴槽用泡発生身体支持装置。
  4. 【請求項4】 前記身体支持台を構成する台座と椅子部
    を固定した請求項1記載の浴槽用泡発生身体支持装置。
  5. 【請求項5】 前記身体支持台を構成する台座に椅子部
    を着脱自由に支持し、かつ台座に対する椅子部の傾斜角
    度を変位可能とした請求項1記載の浴槽用泡発生身体支
    持装置。
  6. 【請求項6】 前記身体支持台をチタン製とした請求項
    1記載の浴槽用泡発生身体支持装置。
  7. 【請求項7】 前記身体支持台の脚部に防振手段を備え
    た請求項1記載の浴槽用泡発生身体支持装置。
  8. 【請求項8】 前記身体支持台の脚部に高さを調整する
    高さ調整手段を備えた請求項1記載の浴槽用泡発生身体
    支持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136008A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Yamada Seisakusho Co Ltd 簡易入浴装置のバブル通路
CN111497788A (zh) * 2015-06-30 2020-08-07 株式会社小糸制作所 异物去除装置及具备该异物去除装置的车辆

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