JP2002262146A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2002262146A
JP2002262146A JP2001051382A JP2001051382A JP2002262146A JP 2002262146 A JP2002262146 A JP 2002262146A JP 2001051382 A JP2001051382 A JP 2001051382A JP 2001051382 A JP2001051382 A JP 2001051382A JP 2002262146 A JP2002262146 A JP 2002262146A
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electronic camera
protocol
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communication unit
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JP2001051382A
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Toshiki Fujisawa
敏喜 藤沢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より多機能な電子カメラを提供する。 【解決手段】電子カメラ100の通信装置8に、「Xプ
ロトコル」を実装することにより、一般に市販されてい
る「Xサーバ」と呼ばれるソフトウェアを、パソコンP
Cにインストールするだけで、電子カメラ100上にあ
るプログラムの操作を、パソコンPCに接続されている
キーボードKやマウスMを使って行なうことができるよ
うになるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに関
し、特にネットワークを介して直接外部と通信可能な電
子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】光学像を画像データに変換する電子カメ
ラが開発され、既に市販されている。ここで、電子カメ
ラにおいて、撮影によって得られた画像データに基づ
き、画像のトリミングや画像回転、色調補正などを行い
たい場合がある。しかしながら電子カメラに通常備えら
れた液晶表示装置は小さく、一度に様々な表示を行なう
ことができないため、かかる液晶表示装置を用いて、画
像処理に必要な操作を行おうとすると、時間と手間がか
かる。また、電子カメラの表面積が小さいことから操作
ボタンの数も限られており、長い日本語入力などを行な
うことは難しいし、マウスのような入力装置をつなげた
としても、クリックする位置が限られることから、同様
に扱いにくいと考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対
し、例えば画像データを一度外部のパソコンに読み出し
て、パソコン上で画像処理を施すことは可能であり、実
際に行われている。又、USBインターフェイス機能を
備えた電子カメラも開発されており、かかる電子カメラ
とパソコンとをUSBケーブルで直接接続することは可
能である。しかしながら、ただ単に電子カメラをパソコ
ンに接続しただけでは、その電子カメラから画像データ
を読み出すことはできない。すなわち、画像データを読
み出すという単純な処理でも、その電子カメラに固有の
ドライバをパソコンにインストールしなければならず、
取り扱いが面倒であるという問題がある。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてされたも
のであり、より多機能な電子カメラを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子カメラは、
画像撮影手段と、データ通信可能な通信手段と、撮影に
より取得した画像データを演算する演算手段と、を有す
る電子カメラにおいて、前記演算手段は、外部の機器か
らデータ受信によって指定された画像データを演算し、
前記通信手段は、その画像データを外部の機器ヘ送信す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の電子カメラは、画像撮影手段と、デー
タ通信可能な通信手段と、撮影により取得した画像デー
タを演算する演算手段と、を有する電子カメラにおい
て、前記演算手段は、外部の機器からデータ受信によっ
て指定された画像データを演算し、前記通信手段は、そ
の画像データを外部の機器ヘ送信するので、より多機能
な電子カメラを実現できる。
【0007】電子カメラには、上述したように、撮影に
必要な機能を優先して設けたために、通信機能について
は、パソコンなどの情報端末に比較すると劣るものとな
っている。現在、「Xサーバ」と呼ばれるソフトウエア
が多数販売されている。このソフトウェアをインストー
ルしているパソコンAでは、それに接続されたパソコン
Bから送られてくる表示データをディスプレイ上に表示
し、パソコンAに接続されているキーボードの打鍵情報
をパソコンBヘ送信することができる。またパソコンA
に接続されているマウスの移動方向と移動距離をパソコ
ンBへ送信することができる。
【0008】この「Xサーバ」に従うと、上記のやりと
りを「Xプロトコル」と呼ばれるプロトコルを使い、イ
ンターネットで広く用いられるTCP/IPとよばれる
通信方法を用いて伝達することができる。
【0009】本発明では、例えば通信手段として、イー
サネット(登録商標)と呼ばれるネットワークインター
フェースを用意し、そのネットワークインターフェース
を通して「Xプロトコル」のデータを、パソコン又は電
子カメラに送ることができるようになっている。
【0010】送るべき「Xプロトコル」のデータは、パ
ソコン上のディスプレイに表示すべき画像データであ
り、パソコンからは、例えばマウスの動きを「Xプロト
コル」を介して電子カメラに送ることができる。また、
パソコンのキーボードの打鍵データも「Xプロトコル」
を介して電子カメラに送ることができる。
【0011】即ち、電子カメラの通信手段に、例えば
「Xプロトコル」を実装することにより、一般に市販さ
れている「Xサーバ」と呼ばれるソフトウェアを、パソ
コンにインストールするだけで、電子カメラ上にあるプ
ログラムの操作を、パソコンに接続されているキーボー
ドやマウスを使って行なうことができるようになるので
ある。
【0012】これを応用して、パソコンでキーボードや
マウスの入力を行い、その入力を、接続した電子カメラ
に通信し、画像トリミングなどを電子カメラのCPUで
行ない、且つ電子カメラのCPUを使って表示データを
作成し、その表示データをパソコンヘ送り返すといった
処理も可能となる。
【0013】従って、前記通信手段は、Xプロトコルに
対応していると好ましいが、これに限られず、以下のプ
ロトコルに対応させることも考えられる。
【0014】前記通信手段は、IP version6
プロトコルに対応していると好ましい。IP vers
ion6(Internet Protocol version 6 、以下IPv
6と略す)とは、インターネットの基盤となる通信プロ
トコル「IPプロトコル(Internet Protocol)」の次世
代バージョンである。IPプロトコルでは、データをパケ
ットと呼ばれる小さな単位に分割し、パケットそれぞれ
にIPアドレスと呼ばれる送り先のタグを付けたうえで宛
先まで送る仕組みになっている。IPアドレスはコンピュ
ータ1台ごとに付けられる住所となるもので、世界で固
有の番号であることが要求される。
【0015】これまで使われてきたIPプロトコルは「IP
v4」と呼ばれている。IPアドレスに32bitの番号(実際
には、8bitずつの10進数に分けて「192.168.72.54」な
どと表現する)を使っているため、最大で約43億台のコ
ンピュータが接続できる。しかし、1990年代に入ってイ
ンターネットの普及とともに接続台数が急速に増え、IP
アドレスが不足することが懸念され始めた。そこで1994
年に登場したのがIPv6である。
【0016】IPv6での最大の変更点は、IPアドレスが12
8bitの番号(16bit単位に区切った16進数で「27c0:12:d
8ab:0:3b8:f4ff:fe5e:756a」などと表現する)に変更さ
れたことである。これで接続できるコンピュータの数は
天文学的な量(およそ10の38乗)になる。テレビやエア
コン、冷蔵庫、電子レンジといったデジタル家電や自動
車、携帯電話を含めても、IPアドレスの枯渇の心配は解
消される。また、IPv6ではパケットそのものを暗号化し
てセキュリティを強化する「IPsec」と呼ばれる機能
や、ネットワークの自動設定機能が付加されたことも大
きな変更点として挙げられる。
【0017】現在はIPv4が主流であり、まだIPv6は普及
していない。1996年に作られた「6bone」という実験ネ
ットワークへの接続という形でIPv6への移行が徐々に進
められてはいるが、すべてが直接接続されているわけで
はない。そのため、離れた場所にあるIPv6ネットワーク
同士の接続には既存のIPv4のネットワークを使って、IP
v6のパケットをその中に通す「パケットトンネリング」
と呼ばれる手法が使われている。
【0018】IPv4では、電子カメラなどに1台ごとに識
別番号を付与することは不可能であったが、IPv6になる
と、電子カメラ1台ごとに固有の識別番号を付与するこ
とができる。たとえば、自宅の居間においてあるインタ
ーネットと接続されたデジタルカメラに、27c0:12:d8a
b:0:3b8:f4ff:fe5e:756aというIP番号を付与し、DNS(下
記参照)を使用することによりこの番号にliving-camer
a.xxxxxxx.gr.jpというドメインネームを割り当てるこ
とにより、世界中のどこからでもhttp://living-camer
a.xxxxxxx.gr.jp/というURLにアクセスすることで、留
守の自宅の現在の様子を、電子カメラを通して知るとい
うことが可能になる。
【0019】又、前記通信手段は、SMBプロトコルに
対応していると好ましい。SMBプロトコルとは、ファ
イルサービスやプリントサービスを実現するためのネッ
トワークプロトコルをいう。例えば、マイクロソフト社
のOSであるWindowsのディスクトップにあるマイコン
ピュータをクリックすると、ネットワーク上の他のコン
ピュータを参照することができる。このときに他のコン
ピュータのハードディスクを、たとえば、F: ドライブ
としてマップすることができ、ネットワーク経由で他の
コンピュータのファイルを使用することができる。SMB
プロトコルは、このためにもちいられるプロトコルであ
る。
【0020】電子カメラにSMB機能を内蔵すると、上述
のWindowsのディスクトップにあるマイコンピュータを
クリックすることで、電子カメラがコンピュータとして
認識され、電子カメラのメモリカード(記憶媒体)の内
容をファイルとしてあつかうことができる。つまり、電
子カメラに装着されたメモリカードなどを、ネットワー
ク上にあるどのコンピュータからも、F:ドライブなどの
ストレージ機器として使用できるようになる。このた
め、Windowsに対応した画像処理アプリケーションで、
直接メモリカード上のファイルを開いたり編集できるよ
うになる。
【0021】なお、既存の技術として、最近の電子カメ
ラに採用されているUSBストレージ接続がある。この接
続を用いても F: ドライブとして扱うことができるが、
1台のコンピュータだけからしかアクセスできないとい
う問題がある。しかし SMBプロトコルを使用することに
より、米国、日本、イギリスから同時にカメラのファイ
ルにアクセスすることもできるようになる。
【0022】更に、前記通信手段は、NFSプロトコル
に対応していると好ましい。NFS(Network File Sys
tem)とは、TCP/IP環境で一般的に使用されるネットワ
ーク経由のファイルサービスのことである。NFSはそ
のサービスに用いられるプロトコルである。SMBは、主
にWindows(登録商標)環境で用いられるのに対
し、NFSは主にLinuxなどのUNIX(登録商標)環境で
用いられるという違いはあるが、目的はほぼ同じである
【0023】又、前記通信手段は、TELNETプロト
コルに対応していると好ましい。TELNET(Telne
t)プロトコルとは、TCP/IPネットワークにおいて、リ
モートにあるサーバを端末から操作できるようにする仮
想端末ソフトウェア、またはそれを可能にするプロトコ
ルをいう。主にUNIX環境で利用される。
【0024】歴史的にUNIXは、乏しいコンピュータ資源
を複数の端末(ユーザー)で共有して利用するという思
想を持って発展してきた。このときユーザーは、端末か
らホストであるUNIXサーバにログインし、他のユーザー
とUNIXサーバを共有する。Telnetプロトコルは、この端
末とホストの通信を、TCP/IPネットワーク上で可能にす
るためのプログラム(プロトコル)である。
【0025】当初はLANで利用するのが一般的だった
が、TCP/IPをベースとしているInternet環境において
も、サーバがTelnetサービスを行なっていれば、Telnet
を利用して、Internet上のサーバにログインすることが
できる。ただしセキュリティ上の理由から、一般にTeln
etによるログインを受け付けているサイトは少ない。
【0026】上述のWindowsには、標準で telnet.exe
というアプリケーションが付属している。このコマンド
を使い、WindowsのMS-DOSプロンプトから、 Linuxが動
作しているlinux-machine.konica.co.jpというドメイン
ネームのマシンへ C> telnet linux-machine.konica.co.jp とすると、 Linux-OS (linux-machine.konica.co.jp) (ttyp0) login: というようなメッセージがあらわれ、ユーザネームとパ
スワードを入力すると、 login: xxxxxxx passwd: xxxxx % というようにして、Linuxマシンにログインすることが
できる。ログインすると、ファイルを表示するlsコマン
ドや、メールを読むmailコマンドや、画像処理アプリケ
ーションであるgimpコマンドなどをコマンドラインから
起動することができる。
【0027】電子カメラにこのtelnetプロトコルを導入
することにより、世界中のコンピュータから、 telnet living-camera.xxxxxxx.gr.jp というコマンドで、自宅の電子カメラにアクセスするこ
とができ、その画像ファイルを消したり、撮影したり、
電子カメラの設定を変えたりすることができる。
【0028】また、telnetが使用できると、電子カメラ
にCコンパイラなどの開発ソフトをいれておくことによ
り、コマンドラインからエディタなどで書いたプログラ
ムを、コンパイルして実行することが可能になる。この
ようにすることにより、たとえば、定期的な時間に撮影
することができるプログラムなどを、電子カメラを使用
するユーザ自身が作成することができるようになる。
【0029】更に、前記通信手段は、RSH(又はSS
H)プロトコルに対応していると好ましい。RSHとは
リモートシェルremote shellの略称であり、リモートシ
ステム上で指定したコマンドを実行するためのコマンド
である。従って、RSHプロトコルは、RSHに対応し
たプロトコルである。telnetやrloginがリモートホスト
との対話接続を行うのに対して、RSHはリモートホスト
へ接続し、指定されたコマンドをバッチ実行する機能を
有する。RSHは自分の標準入力をリモートコマンドにコ
ピーし、リモートコマンドの標準出力を自分の標準出力
にコピーする。このように、リモートコマンドを実行し
ても標準入出力が結合されるため、パイプ機能を利用し
て、各コマンドを独立したシステムで同時に実行させる
ことができる。
【0030】RSHは、telnetとほぼ同じ目的で使用され
るが、ユーザ名とパスワードをいちいち入力しなくても
済むことが特徴である。したがって、離れたコンピュー
タから人間を介さずに自動的にコマンドを実行したりす
ることができる。また、RSHプロトコルにより自動的
にファイルを転送することもできる。
【0031】SSHは、RSHと、ほぼ同じであるが、
通信が完全に暗号化されることが特徴である。これを電
子カメラに実装することにより、他人に見られたくない
画像を安全に転送することができる。また、他人に勝手
に電子カメラの操作をされたりするという危険も回避で
きる。
【0032】なお、IPv6の機能である、IPsecを使用し
ても暗号通信は可能であるが、SSHを使うと、現在のイ
ンターネットで使用されているIPv4の環境でも安全に通
信することができる。
【0033】又、前記通信手段は、DHCPプロトコル
に対応していると好ましい。DHCPとは、BOOTPの上
位互換の規格をいう。BOOTPではクライアントごとの設
定は省略できたが、IPアドレスとホスト名はそれぞれ設
定する必要があった。DHCPプロトコルは、この手間
も省いて、各クライアントに、起動時に動的にIPアドレ
スを割り当て、終了時にIPアドレスを回収するためのプ
ロトコルである。サーバ側では、IPアドレスをDHCPクラ
イアント用にいくつかまとめて用意しておくだけでよ
い。同時にゲートウェイアドレスやドメイン名、サブネ
ットマスクその他の情報をクライアントに通知すること
もできる。
【0034】IPv4では、アドレスが限られているため、
一般のプロバイダにダイアルアップ接続などで接続する
場合には、その都度IPアドレスが付与されている。した
がって、接続が終わると、そのIPアドレスは別のコンピ
ュータに再度割り当てられることになる。
【0035】DHCPプロトコルも、このようにIPアドレス
を自動的に割り当てるプロトコルである。最近、一般に
売られている ISDNルータやCATVルータには、このDHCP
サーバ機能が搭載されているため、電子カメラにDHCPを
理解する機能を搭載すると、IPアドレスを手動で設定し
なくてもインターネットに接続することが可能になる。
【0036】また、例えばマイクロソフト社のWindows9
8には、DHCPサーバ機能がない。このため複数台のWindo
ws98を接続する場合は、手動でIPアドレスを設定する必
要があるが、電子カメラ自身にDHCPサーバ機能を実装す
ると、電子カメラが複数のWindows98に対してIPアドレ
スを発行することが可能になり、画像ファイルを簡単に
共有することができるようになる。
【0037】更に、前記通信手段は、DNSプロトコル
に対応していると好ましい。DNSとは、TCP/IPネット
ワーク環境において、ホスト名から、対応するIPアドレ
スを取得できるようにするサービスを提供するシステム
である。従って、DNSプロトコルとは、DNSに対応
したプロトコルをいう。DNSサーバは、ホスト名とIPア
ドレスの対応関係を記述したデータベースを管理してお
り、クライアントからの要求に応じて、ホスト名からそ
のIPアドレスを参照できるようにする。これによりユー
ザーは、憶えにくく、分かりにくいIPアドレスではな
く、ホストの名前を指定してネットワークにアクセスで
きるようになる。
【0038】インターネットでの通信は、すべてIPアド
レスという識別子をもとに通信を行なっている。インタ
ーネットに接続されるパソコンは、ユニークなIPアドレ
スが割り当てられる。このため送信先、送信元が、どの
コンピュータであるかを判別することができ、そのアド
レスからどのルートで配送をすればよいかがわかる。
【0039】従って、IPアドレスさえあれば通信は可能
であるが、10.150.243.134という数字を人間が覚えるこ
とができないので、わかりやすい名前を一対一に対応さ
せている。たとえば、「10.150.243.134」 は 「www.xx
xxxxx.gr.jp」 という文字列に割り当てられることがで
きる。ここで、URLとして、http://www.xxxxxxx.gr.jp
を指定すると、DNSサーバに、「www.xxxxxxx.gr.jp」と
いう文字列は、何番のIPアドレスであるかを訪ねる。す
ると DNSサーバからは、10.150.243.134という答えが返
ってくるので、ブラウザは、10.150.243.134番に対して
送信を行なうことになる。なお、ブラウザで、 http://www.xxxxxxx.gr.jp/ のかわりに、 http://10.150.243.134/ というように、入力すると全く同じページが表示され
る。
【0040】上記の説明からわかるように、DNSはTCP/I
P通信のもっとも基本的なプロトコルであり、DNSが機能
しないとほとんど通信が不可能となる。電子カメラに、
DNSを内蔵すると、カメラから他のコンピュータへtelne
tするときに、IPアドレスでなく、わかりやすいドメイ
ンネームを使用することができる。
【0041】DNSの名前解決(検索)を行なうためには、D
NSサーバが必要となるが、電子カメラ自身にDNSサーバ
機能を実装することも可能である。このようにすると、
電子カメラが外部のDNSサーバと通信する必要がなくな
るので、通信を節約することが可能になる。また、前述
のDHCPと組み合わせることにより自動的な名前解決もで
きるようになる。
【0042】又、前記通信手段は、FTPプロトコルに
対応していると好ましい。FTP(File Transfer Prot
ocol、ftpと略す)プロトコルとは、ネットワーク上
のクライアントとホストコンピュータとの間で、ファイ
ルの転送を行なうためのプロトコル(またはそれを実装
したコマンド)をいう。UNIXでは、このFTPプロトコル
を実装したftpコマンドが標準で提供される。
【0043】上述のWindowsに標準添付されているコマ
ンドとして ftp.exeがある。電子カメラにftpサーバ機
能を搭載すると、世界中のWindowsから、 C> ftp living-camera.xxxxxxx.gr.jp として、特定の電子カメラにアクセスすることができ
る。こうして、ユーザ名とパスワードを入力すると、電
子カメラのカードに保存されている画像ファイルを消し
たり、双方向で転送したりできるようになる。前述のSM
BやNFSは設定が面倒であるが、ftpはOSを問わず広く使
われていて簡単で、効率がよいことが特徴である。ま
た、ほとんどすべてのプロバイダでは、Webページの更
新をするために、ユーザに対してftpを解放している。
このため、自分でWebページを作成している者は、ftpに
よって自分のページを更新しているのが実状である。
【0044】更に、前記通信手段は、HTTPプロトコ
ルに対応しており、外部の機器から送られたHTTP要
求によって、その応答を行なうHTTPサーバ機能を有
すると好ましい。HTTP(HyperText Transfer Proto
col)とは、InternetのWorldWide Webサービスにおい
て、WWWサーバからWWWクライアントに対してHTMLで記述
されたドキュメントを送受信するための通信プロトコル
をいう。
【0045】尚、電子カメラ上で動作させるプログラム
は、上記のようにトリミングや色調補正などを行なう画
像処理アプリケーションでもよいし、ホームぺージを作
成するためのアプリケーションでもよい。またかならず
しも画像をあつかわなくても、デジタルカメラの記憶媒
体のファイル名を変更するソフトウェアなどでもよい。
【0046】又、通信手段の通信態様は、イーサネット
ケーブル、電話線、無線LAN、衛星通信、CATVな
どインターネット接続(TCP/IP又はIP ver
sion6)に使われるものであれば、どんなものでも
よい。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる電子カメラ100の概略構成を示すブロック図で
ある。図1において、撮影レンズ1により受光面に光学
像を結像された画像撮影手段であるCCD2は、光学像
に対応したアナログ信号を出力する、いわゆる光電変換
を行うものであり、A/D変換装置3は、CCD2から
入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力
するものである。かかるA/D変換回路3を介して得ら
れた画像データは、一旦、画像用メモリ4に記憶され
る。
【0048】画像用メモリ4に記憶された画像データ
は、演算手段であるMPU5によって各種の画像処理が
施され、最終的には、MPU5に電気的に接続され且つ
取り外し可能な記憶装置であるメモリカード等の不揮発
性メモリ6に記憶される。尚、MPU5は、電子カメラ
100に装填されたバッテリ7から電力供給を受け、通
信手段である通信装置8を介して、外部の機器であるパ
ソコンPCとの間で情報(画像データを含む)の授受を
行えるようになっている。又、MPU5は、レリーズボ
タン10からのレリーズ信号を受信して、図示しないシ
ャッタ装置を駆動して撮影を行うようになっている。更
に、MPU5は、液晶モニタ等の画像表示装置(LC
D)9を駆動制御して、画像の表示を行わせるようにな
っている。
【0049】また、MPU5は、ストロボ装置14か
ら、ストロボ照射光を照射できるようになっている。更
に、MPU5は、電源スイッチ16のオン操作により、
バッテリ7から各部への電力供給を行えるようになって
いる。
【0050】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。電子カメラ100の通信装置8及びパソコンPC
は、イーサネットと呼ばれるネットワークインターフェ
ースをそれぞれ用意し、そのネットワークインターフェ
ースを通して「Xプロトコル」のデータを相互に送るこ
とができるようになっている。
【0051】送るべき「Xプロトコル」のデータは、パ
ソコンPC上のディスプレイに表示すべき画像データで
あり、パソコンPCからは、例えばマウスMの動きを
「Xプロトコル」によって電子カメラ100に送ること
ができる。また、パソコンPCのキーボードKの打鍵デ
ータも「Xプロトコル」によって電子カメラ100に送
ることができる。
【0052】このように、電子カメラ100の通信手段
に、例えば「Xプロトコル」を実装することにより、一
般に市販されている「Xサーバ」と呼ばれるソフトウェ
アを、パソコンPCにインストールするだけで、電子カ
メラ100上にあるプログラムの操作を、パソコンPC
に接続されているキーボードKやマウスMを使って行な
うことができるようになるのである。
【0053】これを応用して、パソコンPCでキーボー
ドKやマウスMの入力を行い、その入力を、接続した電
子カメラ100に通信し、画像トリミングなどを電子カ
メラ100のMPU5で行ない、且つ電子カメラ100
のMPU5を使って表示データを作成し、その表示デー
タをパソコンPCヘ送り返すといった処理も可能とな
る。
【0054】更に、電子カメラ100の通信装置8に、
TCP/IP又はIP version6プロトコルを
処理するネットワーク制御回路と所定のインターネット
プロトコルを検出するプロトコル検出回路を搭載し、下
記のような各種プロトコル処理を行なうように構成する
ことが考えられる。
【0055】電子カメラ100の通信装置8に、SM
B、NFSプロトコルを実装したファイルサーバ機能を
実装し、Windowsやunixからネットワークド
ライブやディレクトリとして画像を直接参照できるよう
にする。
【0056】電子カメラ100の通信装置8に、FT
P、HTTPプロトコルを実装し、ブラウザから簡単に
画像ファイルヘアクセスできるようにする。なおHTT
Pプロトコルを使用する場合は、インデックス画像を表
示するためのHTMLまたはXMLを電子カメラ100
内で自動生成するようにすると好ましい。
【0057】また電子カメラ100上で作成したHTM
Hファイルを、プロバイダのレンタルサーバ上へ自動ア
ップロードできるようにすると好ましい。
【0058】電子カメラ100の通信装置8に、SMT
P(送信)プロトコルを実装し、例えば1時間おきに、
撮影した画像を添付ファイルで自動的に指定されたE−
mailアドレスヘ送る機能も搭載すると好ましい。ま
たPOPプロトコルを実装し画像をメールとしても取り
込めるようにすると好ましい。
【0059】電子カメラ100の不揮発性メモリ6に記
憶された画像データを、パソコンPC上にバックアップ
するために、RSYNCプロトコルを実装し、差分情報
を最初に交換し増減があったファイルブロックのみへバ
ックアップし、パソコンPC上のファイルと同期するよ
うにすると好ましい。
【0060】電子カメラ100の通信装置8にDNSプ
ロトコルを実装し、外部のDNSサーバからの情報によ
り、ドメインネームからIPアドレスへの変換を行った
り、逆にIPアドレスからドメインネームへの変換を行
えるようにすると好ましい。又、電子カメラ100自体
がDNSサーバとして機能するようになっていると、尚
好ましい。更に、DHCPサーバを利用して、IPアド
レス解決を行なったり、電子カメラ100自体がDHC
Pサーバ機能を有すると好ましい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、より多機能な電子カメ
ラを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる電子カメラの概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
100 電子カメラ 2 CCD 5 MPU 8 インタフェース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像撮影手段と、データ通信可能な通信
    手段と、撮影により取得した画像データを演算する演算
    手段と、を有する電子カメラにおいて、 前記演算手段は、外部の機器からデータ受信によって指
    定された画像データを演算し、前記通信手段は、その画
    像データを外部の機器ヘ送信することを特徴とする電子
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記通信手段は、Xプロトコルに対応し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記通信手段は、IP verion6
    プロトコルに対応していることを特徴とする請求項1に
    記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記通信手段は、SMBプロトコルに対
    応していることを特徴とする請求項1に記載の電子カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は、NFSプロトコルに対
    応していることを特徴とする請求項1に記載の電子カメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記通信手段は、TELNETプロトコ
    ルに対応していることを特徴とする請求項1に記載の電
    子カメラ。
  7. 【請求項7】 前記通信手段は、RSHプロトコル又は
    SSHプロトコルにに対応していることを特徴とする請
    求項1に記載の電子カメラ。
  8. 【請求項8】 前記通信手段は、DHCPプロトコルに
    対応していることを特徴とする請求項1に記載の電子カ
    メラ。
  9. 【請求項9】 前記通信手段は、DNSプロトコルに対
    応していることを特徴とする請求項1に記載の電子カメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 前記通信手段は、FTPプロトコルに
    対応していることを特徴とする請求項1に記載の電子カ
    メラ。
  11. 【請求項11】 前記通信手段は、HTTPプロトコル
    に対応しており、外部の機器から送られたHTTP要求
    によって、その応答を行なうHTTPサーバ機能を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005013136A1 (ja) * 2003-08-04 2006-09-28 三菱電機株式会社 映像情報装置及びモジュールユニット

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JPWO2005013136A1 (ja) * 2003-08-04 2006-09-28 三菱電機株式会社 映像情報装置及びモジュールユニット

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