JP2002260376A

JP2002260376A - 電子機器

Info

Publication number: JP2002260376A
Application number: JP2001261356A
Authority: JP
Inventors: Chris Lane; レインクリス
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2001-03-05
Filing date: 2001-08-30
Publication date: 2002-09-13
Also published as: US20020122295A1

Abstract

(57)【要約】【課題】ハードディスク・ドライブ・トレイを介し
て、ハードディスク・ドライブを容易に収納可能とする
電子機器を提供すること。【解決手段】ハードディスク・ドライブ・ケージ２１
０内に収納されるハードディスク・ドライブに適応する
電子機器１００において、前記ハードデイスク・ドライ
ブ・ケージ２１０に適応するハードディスク・ドライブ
・トレイ４１０と、前記ハードディスク・ドライブと電
気的に接続されるハードディスク・ドライブ・トレイ４
１０内で装着されるコネクタ６１０と、前記ハードディ
スク・ドライブ・トレイを４１０収納するシャーシと、
を具備し、前記ハードディスク・ドライブ・トレイ４１
０は、ハードディスク・ドライブ・ケージ２１０の少な
くとも一つの対応する案内部材７１０を介して、ハード
ディスク・ドライブ・ケージ２１０を、ハードディスク
・ドライブ・トレイ４１０に収納できる少なくとも一つ
の案内部材７２０を具備したことを特徴とする電子機器
に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク・
ドライブに適応する電子機器に係り、特に、電子機器内
にハードディスク・ドライブを収納可能にするハードデ
ィスク・ドライブ・トレイに関する。

【０００２】

【従来の技術】サーバ装置またはデスクトップコンピュ
ータのようなコンピュータシステムのコンポーネントシ
ステムについては、その中に収納されたハードディスク
ドライブには、通常ユーザーが簡単にアクセスできな
い。普通コンピュータシステムからハードディスクドラ
イブを取り除くためには、ユーザーは筐体のカバーやケ
ースを取り除き、コンピュータシステムの内部回路を露
出し、箱内の装着されたハードディスクドライブを取り
外し、且つ少なくともハードディスクドライブから電源
やデータケーブルの接続を断つ必要がある。

【０００３】また例えば、デスクトップコンピュータや
ラップトップコンピュータのようなコンピュータシステ
ムについては、取り外し自在のハードディスクドライブ
がある。これらのハードディスクドライブは、通常ケー
スやケージに収納されているので、ケージに配設された
ピンコネクタに接続されたハードディスクドライブの電
源やデータ配線と、選択的に挿脱（通常コンピュータシ
ステムに“フロントロード（front-loaded）”されてい
る）できるので、ピンコネクタは、デスクトップコンピ
ュータやラップトップコンピュータのレシプロカルピン
コネクタと容易に結合できる。

【０００４】しかしながら、ハードディスクドライブが
コンピュータシステムやコンピュータ装置から容易に取
り除けることを知られることが好ましくないときがあ
る。コンピュータシステムやコンピュータ装置のハード
ディスクドライブは、容易に取り外しできることを知っ
ているならば、コンピュータシステムや装置の筐体にハ
ードディスクがロックされていたとしても、いじり回す
傾向がある。ハードディスクが取り外し自在であって且
つかかる特徴が目立たないことが好ましいことである。
したがってコンピュータシステムや装置が、取り外し自
在なハードディスクドライブであることを容易に知得さ
れないならば、より感じの良いものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハー
ドディスク・ドライブ・トレイを介して、ハードディス
ク・ドライブを容易に収納可能とする電気機器を提供す
ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
発明は、ハードディスク・ドライブ・ケージ内に収納さ
れるハードディスク・ドライブに適応する電子機器にお
いて、前記ハードデイスク・ドライブ・ケージに適応す
るハードディスク・ドライブ・トレイと、前記ハードデ
ィスク・ドライブと電気的に接続されるハードディスク
・ドライブ・トレイ内で装着されるコネクタと、前記ハ
ードディスク・ドライブ・トレイを収納するシャーシ
と、を具備し、前記ハードディスク・ドライブ・トレイ
は、ハードディスク・ドライブ・ケージの少なくとも一
つの対応する案内部材を介して、ハードディスク・ドラ
イブ・ケージを、ハードディスク・ドライブ・トレイに
収納できる少なくとも一つの案内部材を具備したことを
特徴とする電子機器に関する。

【０００７】本発明の請求項９に係る発明は、ハードデ
ィスク・ドライブ・ケージ内に収納されたハードディス
ク・ドライブに適応する電子機器において前記ハード
ディスク・ドライブ・ケージに適応し、且つハードディ
スク・ドライブ・ケージを、ハードディスク・ドライブ
・ケージの少なくとも一つの対応する案内部材を介し
て、ハードディスク・ドライブ・トレイに容易にインス
トールできる少なくとも一つの案内部材を備えるハード
ディスク・ドライブ・トレイと前記ハードディスク・
ドライブと電気的に接続されるハードディスク・ドライ
ブ・トレイ内で装着されるコネクタと、前記ハードディ
スク・ドライブ・トレイを収納するシャーシと、を具備
し、前記ハードディスク・ドライブ・トレイは、完全に
前記シャーシに収納され、且つ前記シャーシは、前面、
背面、２個の内部側面と上面を有する第１の半分と、上
面と２個の外部側面を有する第２の半分とを具備し、前
記第１の半分と第２の半分はシャーシを形成するため係
合自在であることを特徴とする電子機器に関する。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１に、本発明の一実施の形態に
よるコーナー支持部材を備える電子機器の正面から見た
斜視図を示す。電子機器１００は、前面１２０、背面１
２２（図４）、２個の内部側面１５０（図２）、及び底
面１６０（図２）を有する第１の半分のシャーシを備え
ている。電子機器１００は更に、上面１３０と２個の外
部側面１４０を有する第２の半分のシャーシを備えてい
る。第１の半分のシャーシと第２の半分のシャーシは摺
動自在に係合し電子機器１００を形成する。第１の半分
のシャーシと第２の半分のシャーシは、ねじまたは他の
取付具で固着されているので、例えば電子機器１００に
収納されている回路にアクセスするため、道具を用いな
ければ簡単に分離できなくなるので、ユーザーが電子機
器１００を分解することを思い止ませるようにできる。
電子機器１００は、例えばコンピュータシステム、サー
バ装置、ＣＤプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＶＣＲシ
ステム等のような電子システムまたはデバイスを収納す
るように用いられることが好ましい。

【０００９】２個の前部コーナー脚１１０，１１２は第
１の半分のシャーシに固着され、且つ２個の後部コーナ
ー脚１１４，１１６は第２の半分のシャーシに固着され
る。２個の前部コーナー脚１１０，１１２は第１の半分
のシャーシに前面１２０と底面１６０に固着されること
が好ましく、また２個の後部コーナー脚は第２の半分の
シャーシに上面１３０と外部側面１４０に固着されるこ
とが好ましい。しかしながらコーナー脚１１０，１１
２，１１４，１１６は、適切な配置でシャーシに固着で
きる。２個の前部コーナー脚１１０，１１２と２個の後
部コーナー脚１１４，１１６は、電子機器１００を形成
し、且つねじまたは空気換気孔用の孔等を適切に配列す
るように、第１の半分のシャーシと第２の半分のシャー
シが密着するように互いに摺動した時の、ガイドまたは
ストップとして働く。

【００１０】電子機器１００は、また前面１２０、背面
１２２、上面１３０，底面１６０（図２）及び２個の外
部側面１４０を有する単一の長方形シャーシから形成す
ることもできる。この配置では、２個の前部コーナー脚
１１０，１１２は長方形シャーシに前面１２０並びに底
面１６０で固着されることが好ましく、他方２個の後部
コーナー脚１１４，１１６は、長方形シャーシに上面１
３０並びに外部側面１４０のそれぞれにおいて固着され
ることが好ましい。しかしながらコーナー脚１１０，１
１２，１１４，１１６は、適切な配置で長方形シャーシ
に固着される。

【００１１】コーナー脚１１０，１１２，１１４，１１
６は、電子機器１００の上面と底面１３０，１６０を越
えて延在することが好ましく、電子機器がテーブル状の
水平面に置かれたとき、底面コーナー脚１１０，１１
２，１１４，１１６が単に水平面に接触するに過ぎな
い。更に複数の電子機器１００，３００（図３）が互い
に直接上に積み重ねられたとき、上部の電子機器３００
（及びその上に引き続いて積み重ねられるものをも含め
て）の重量は、各電子機器１００，３００のコーナー脚
１１０，１１２，１１４，１１６によりコーナーで支承
されるので、上部電子機器３００の全重量の大部分は電
子機器１００の残りの面（例えば主として上面１３０と
底面１６０）よりはむしろコーナー脚１１０，１１２，
１１４，１１６によって支承される。前述したように電
子機器１００，３００のスタックの重量が、電子機器１
００，３００のシャーシの面を変形させるならば、この
変形は、電子機器１００内に収納された回路を冷却する
のに必要とする電子機器１００内の冷却空気流のデザイ
ンを混乱させ、回路または他の熱に敏感な素子を過熱さ
せるようになる。更にコーナー脚１１０，１１２，１１
４，１１６が電子機器１００の上面と底面１３０，１６
０を越えて延在しているので、スタックの上部電子機器
３００の底面と、底部電子機器１００の上面１３０間に
適切なクリアランス（底部電子機器１００の底面１６０
と、それが置かれる面との間のクリアランスについては
言及しない）が設けられ、電子機器１００，３００内に
収納された回路から発生する熱の伝達を容易にできる。

【００１２】またコーナー脚１１０，１１２，１１４，
１１６が、コーナー脚１１０，１１２，１１４，１１６
のそれぞれの上面に合わせ部材１１８、並びにコーナー
脚１１０，１１２，１１４，１１６の各々の底面に対応
する合わせ部材（図示せず）を備えることが好ましい。
例えば、図１に示すように合わせ部材１１８は小さな窪
み（凹状のくぼみまたはギザギザ（indentation））を
有し、対応する合わせ部材は前記合わせ部材１１８とス
ナッグフィット（snuggly fits）できる凸状のギザギザ
を有するので、底部電子機器１００のコーナー脚１１
０，１１２，１１４，１１６の上面は、上部電子機器３
００（図３）のコーナー脚１１０，１１２，１１４，１
１６の底面と同一面で平坦になる。しかしながら、合わ
せ部材１１８と対応する合わせ部材は、スナップ結合す
るもの、または例えばピン突起とピン穴のあいた受け具
や、角形突起と角形の孔の受け具のような雄、雌取り付
けセットを含む適切な形状のものでも良い。合わせ部材
１１８並びに対応合わせ部材を用いることにより、電子
機器１００，３００のスタックの相対的な横方向の動き
を低減できる。更に、コーナー脚１１０，１１２，１１
４，１１６は例えばゴムまたは等価物から構成されるこ
とが好ましく、設置された面または互いに積み重ねられ
たとき十分な静止摩擦を提供できる。したがって電子機
器１００，３００のスタックの不慮の滑りや落下を十分
に低減できる。これにより例えば、ネットワーク・サー
バ・システムのスタックに使用される追加のラック構体
を除去できる。

【００１３】図４に、本発明の一実施の形態によるハー
ドディスク・ドライブ・トレイを有する電子機器の内部
の図を示す。ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０
は、例えばコンピュータシステム、サーバ装置、ディジ
タルビデオ・レコーダなどのようなハードディスク・ド
ライブを使用する電子システムまたはデバイスに組み込
まれている。ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０
は、図１乃至３について既に述べたような、または適切
な筐体配置によるような電子機器１００に組み込まれ
る。

【００１４】ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０
は、ディスク・ドライブ・トレイ４１０に選択的に取り
出しや挿入されるハードディスク・ドライブ・ケージ２
１０内に収納されることが好ましい少なくとも一つのハ
ードディスク・ドライブに適合される。ハードディスク
・ドライブ・ケージ２１０は、ハードディスクドライブ
を収納する“クラムシェル（clam shells）”に似た上
部の半分と底部の半分から形成される。ハードディスク
・ドライブの電源並びにデータの配線は、ハードディス
ク・ドライブ・ケージ２１０のピンコネクタに接続され
ることが好ましいので、ピンコネクタは相互的なハード
ディスク・ドライブ（ＨＤＤ）ピンコネクタ６１０（図
６）と容易に結合でき、その逆も可で、ハードディスク
・ドライブ・ケージ２１０をハードディスク・ドライブ
・ピン・コネクタ６１０に接続するリボンケーブルを使
用すること無く、ハードディスク・ドライブと電子機器
１００内に収納された電子システムの回路間に電気的接
続をすることができる。ハードディスク・ドライブ・ケ
ージ２１０は、冷却ファン（または周囲の空気）からの
空気流を、その中に収納されたハードディスクドライブ
の上下に冷却のため通過させる換気口として役立つ開口
を有する。

【００１５】ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０
は、電子機器１００に収納された電子システムの回路基
板や他の回路から隔離され、または分離されることが好
ましい。したがってハードディスクへのアクセスは平均
的なユーザーにとっては容易で、電子システムの回路基
板や他の回路にアクセスすることは制限される。この配
置により、権限のないユーザーが回路基板や回路をいじ
くり回し損傷を発生させる可能性を減少させることがで
きる。前述の電子機器１００を用いるこの配置によれ
ば、図５に示すように、パネル１３５は電子機器１００
の上面１３０に設けられるので、パネル１３５はハード
ディスク・ドライブ・トレイ４１０のみを露出するため
に取り外されるが、電子機器１００内に収納された電子
システムの回路基板や他の回路は、例えばハードディス
クのドライブ・トレイ４１０の下に設けられ、且つ隔壁
により分離されることによりアクセスできないよう保持
される。ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０は、
電子機器１００のシャーシの上面と実質的に同じ寸法
か、またはパネル１３５の寸法よりも大きい。

【００１６】しかしながら、前述のように第１の半分の
シャーシと第２の半分のシャーシとを用いる電子機器１
００は、例えばディスク・ドライブ・トレイ４１０をよ
りよく収納するために使用される。したがってこの２個
の半分のシャーシ配置により収納されたハードディスク
・ドライブ・トレイ４１０は、上面１３０（これはまた
パネル１３５を含む）及び２個の外部側面１４０（図
２）を備える第２の半分のシャーシが、前面１２０、背
面１２２、２個の内部側面１５０及び底面１６０（図
４）を備える第１の半分のシャーシから、ハードディス
クドライブ・トレイ４１０と第１の半分のシャーシに装
着された回路基板や他の回路をそのままにして、取り除
かれるとき、アクセス可能である。前述のように、第１
の半分のシャーシと第２の半分のシャーシは、取り外す
ために道具（特別な工具）を必要とするねじまたは他の
取り付け装置により固着される。更にパネル１３５は、
平均的なユーザーが、ハードディスク・ドライブ・トレ
イのみにアクセスできるように容易にパネル１３５を取
り除けるようにするため、一組の蝶ねじで固着され（残
りの回路がハードディスク・ドライブ・トレイ４１０か
ら都合良く隔離されているので）、そしてユーザーに、
収納された電子システムの回路基板や他の回路と一緒に
ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０を露出するこ
とになる筐体の分離を思いとどませる。パネル１３５は
また、電子機器１００にラッチ、ねじ、または他の適切
な機構により固着される。

【００１７】ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０
は、ハードディスク・ドライブ・ケージ２１０のピンコ
ネクタと電気的に接続されるようにハードディスク・ド
ライブ・ピン・コネクタ６１０（図６）の付近に配置す
ることが好ましい。図６に示すように、２組のハードデ
ィスク・ドライブ・コネクタ６１０が、ハードディスク
・ドライブ・トレイ４１０に設けられ、したがって本発
明の一実施の形態によるハードディスク・ドライブ・ト
レイ４１０は、２組のハードディスク・ドライブを支持
することができる。しかしながら任意適切な数のハード
ディスク・ドライブ配置も使用できる。図６に示すよう
に、ハードディスク・ドライブ・コネクタ６１０は、
“メザニンボード(mezzanine board)”の一つの側に沿
って装着され、このボードにより電子機器１００に内蔵
された電子システムの回路基板や他の回路を、ハードデ
ィスク・ドライブ・トレイ４１０から、そして結局、平
均的なユーザーから隔離且つ分離できる。メザニンボー
ドは、ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０から離
れた他の側にそれに取り付けられた回路（回路基板のよ
うに作用する）を有することが好ましい。メザニンボー
ドの一つの側に沿ってハードディスク・ドライブ・コネ
クタ６１０を設けることにより、ユーザーにハードディ
スク・ドライブ・ケージ２１０を着脱する即ちインスト
ールまたは取り除くための（例えばハードディスク・ド
ライブ・トレイ４１０の内外に摺動することにより）よ
り広いスペースを提供できるので、ユーザーが、ハード
ディスク・ドライブの着脱中、電子コンポーネントに損
傷を与える機会を低減できる。更に電子システムの回路
基板や他の回路から分離されるようにハードディスク・
ドライブ・トレイ４１０を設けてあるので、ハードディ
スクそれ自体から発生する熱は、電子機器１００の回路
基板や他の回路区域に容易に伝達できなくなる。

【００１８】図７は、本発明の一実施の態様のハードデ
ィスク・ドライブ・トレイの側面図を示すもので、図８
は、本発明の一実施の態様のハードディスク・ドライブ
・トレイの平面図を示すものである。ハードディスク・
ドライブ・ピン・コネクタ６１０は、その長手方向に沿
って水平に装着されることが好ましく、ハードディスク
・ドライブは、ハードディスク・ドライブを水平に収納
するハードディスク・ドライブ・ケージ２１０を摺動す
ることにより電子システムに接続され、それによりハー
ドディスク・ドライブ・ケージ２１０のピンコネクタ
は、ハードディスク・ドライブ・コネクタ６１０と結合
される。水平配置は、電子機器１００の外形、従って電
子システムの外形を最小にすることができる。

【００１９】少なくとも一つのガイド即ち案内部材７２
０が、ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０に設け
られるので、ハードディスク・ドライブ・ケージ２１０
を、ハードディスク・ドライブ・ケージ２１０の少なく
とも一つの対応する案内部材７１０を介して、ハードデ
ィスク・ドライブ・トレイ４１０のハードディスク・ド
ライブ・コネクタ６１０にインストールすることは容易
にできる。図７と図８に示すように、ハードディスク・
ドライブ・ケージ２１０の対応する案内部材７１０は、
ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０のタブやリッ
プのような案内部材７２０と摺動係合できるレールやス
ライドである。このような配置において、案内部材７２
０はハードディスク・ドライブ・ケージ２１０を、その
対応する案内部材７１０において支持し、且つハードデ
ィスク・ドライブ・ピン・コネクタ６１０と電気的に接
続されるため、ハードディスク・ドライブ・ケージ２１
０が、ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０に容易
に摺動できるように、ハードディスク・ドライブ・ケー
ジ２１０に適切な位置決めや配置がなされる。また、ハ
ードディスク・ドライブ・ピン・コネクタ６１０は、好
ましくは垂直方向に位置づけられるので、小さなギャッ
プクリアランス（たとえば７５ｍｍ）がハードディスク
・ドライブ・ケージ２１０の底面とメザニンボード、ま
たは他の仕切とを分離し、その結果ハードディスク・ド
ライブにより発生した熱を、メザニンボード（または他
の仕切）を介して伝達せず、また逆に電子システムの回
路からハードディスク・ドライブに伝達せず、周囲の空
気に伝達することができる。

【００２０】前述したように、ハードディスク・ドライ
ブは“トップロード(top-loaded)される”ことが好まし
く、換言すればシャーシの上面の上部開口が、パネル１
３５（図５）を取り除くことで得られるとはいえ、ハー
ドディスク・ドライブ・トレイ４１０からそれを持ち上
げることにより取り除かれる。ハードディスク・ドライ
ブ・ケージ２１０の対応する案内部材７１０とハードデ
ィスク・ドライブ・トレイ４１０内の案内部材７２０
（他の追加のリップ、タブ、スライドなどと共に）と
は、案内や配置がなされているので、ハードディスク・
ドライブ・ケージ２１０がハードディスク・ドライブ・
ピン・コネクタ６１０から取り除かれるとき、該ピン
（使用される特定の配置によって、ハードディスク・ド
ライブ・コネクタ６１０またはハードディスク・ドライ
ブ・ケージ２１０のどちらにおいても）は、工程中折り
曲げられない。ハードディスク・ドライブ・ケージ２１
０が、ピンがコネクタから離脱するまで、水平に滑り出
し、ハードディスク・ドライブ・トレイ４１０から持ち
上げられないことが好ましい。このようにハードディス
ク・ドライブは、ユーザーの目に見えなくし、権限のな
いユーザーによってハードディスク・ドライブををいじ
り回したり、取り除くことを思いとどまさせ、且つ電子
システムはよりよい外観を呈することになる。

【００２１】本発明の特定の実施の形態について説明し
てきたが、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、
多くの変形について実施することができる。添付する請
求の範囲は、本発明の真の範囲並びに精神に入るかかる
変形を包含することを意図している。ここで開示された
実施の形態は、例示したものすべてに限定されるもので
なく、本発明の範囲は、前述の記載よりは添付の請求の
範囲に示されており、請求の範囲の均等物の意味並びに
範囲内に入るすべての変形は、その中に含まれるもので
ある。

【００２２】

【発明の効果】本発明によれば、ハードディスク・ドラ
イブ・トレイを介して、ハードディスク・ドライブを容
易に収納可能とする電子機器を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態によるコーナー支持部材
を有する電子機器の正面から見た斜視図を示すものであ
る。

【図２】本発明の一実施の形態による分離された第１の
半分のシャーシと第２の半分のシャーシを有する電子機
器の後部から見た斜視図を示すものである。である。

【図３】本発明の一実施の形態によるコーナー支持部材
を有する電子機器の積み重ね構造を示すものである。

【図４】本発明の一実施の形態によるハードディスク・
ドライブ・トレイを有する電子機器の斜視図を示すもの
である。

【図５】本発明の一実施の形態によるハードディスク・
ドライブ・トレイと取り外し自在の上部パネルを有する
システムの斜視図を示すものものである。

【図６】本発明の一実施の形態によるハードディスク・
ドライブ・トレイとハードディスク・ドライブ・コネク
タを有する電子機器の内部図を示すものものである。

【図７】本発明の一実施の形態によるハードディスク・
ドライブ・トレイの横から見た概略側面図を示すものも
のである。

【図８】本発明の一実施の形態によるハードディスク・
ドライブ・トレイの上から見た概略平面図を示すもので
ある。

【符号の説明】

１００電子機器１１０前部コーナー脚１１２前部コーナー脚１１４後部コーナー脚１１８合わせ部材１１６後部コーナー脚１２０前面１２２背面１３０上面１３５パネル１４０外部側面１５０内部側面１６０底面２１０ハードディスク・ドライブ・ケージ３００電子機器４１０ハードディスク・ドライブ・トレイ６１０ピンコネクタ７１０案内部材７２０案内部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ハードディスク・ドライブ・ケージ内に収
納されるハードディスク・ドライブに適応する電子機器
において、前記ハードデイスク・ドライブ・ケージに適応するハー
ドディスク・ドライブ・トレイと、前記ハードディスク・ドライブと電気的に接続されるハ
ードディスク・ドライブ・トレイ内で装着されるコネク
タと、前記ハードディスク・ドライブ・トレイを収納するシャ
ーシと、を具備し、前記ハードディスク・ドライブ・トレイは、ハードディ
スク・ドライブ・ケージの少なくとも一つの対応する案
内部材を介して、ハードディスク・ドライブ・ケージ
を、ハードディスク・ドライブ・トレイに収納できる少
なくとも一つの案内部材を具備したことを特徴とする電
子機器。
【請求項２】前記シャーシは、前記ハードディスク・ド
ライブ・トレイを露出し、上面から挿脱するためハード
ディスク・ドライブ・ケージにアクセスできるようにし
た、該シャーシの上面から取り外し自在であるパネルを
備えていることを特徴とする請求項１記載の電子機器。
【請求項３】前記ハードディスク・ドライブ・ケージは
上部の半分と底部の半分から形成されることを特徴とす
る請求項１記載の電子機器。
【請求項４】前記少なくとも一つの案内部材と少なくと
も一つの対応する案内部材は、前記ハードディスク・ド
ライブと前記コネクタを接続する適切な配置を得るため
係合自在であることを特徴とする請求項１記載の電子機
器。
【請求項５】前記ハードディスク・ドライブ・ケージ
は、ハードディスク・ドライブの上面や底面の上下に空
気流を流す開口を備えることを特徴とする請求項１記載
の電子機器。
【請求項６】前記ハードディスク・ドライブ・トレイ
は、前記シャーシ内に収納された電子機器の回路基板か
ら隔離されていることを特徴とする請求項１記載の電子
機器。
【請求項７】前記コネクタは、前記ハードディスク・ド
ライブ・トレイ内でその長手方向に水平に装着されてい
ることを特徴とする請求項１記載の電子機器。
【請求項８】前記シャーシは、前面、背面、２個の内部
側面、及び底面を有する第１の半分と、上面、２個の外
部側面を有する第２の半分と、を具備し、前記第１の半
分と第２の半分はシャーシを形成するため係合自在であ
ることを特徴とする請求項１記載の電子機器。
【請求項９】ハードディスク・ドライブ・ケージ内に収
納されたハードディスク・ドライブに適応する電子機器
において、前記ハードディスク・ドライブ・ケージに適応し、且つ
ハードディスク・ドライブ・ケージを、ハードディスク
・ドライブ・ケージの少なくとも一つの対応する案内部
材を介して、ハードディスク・ドライブ・トレイに容易
にインストールできる少なくとも一つの案内部材を備え
るハードディスク・ドライブ・トレイと、前記ハードディスク・ドライブと電気的に接続されるハ
ードディスク・ドライブ・トレイ内で装着されるコネク
タと、前記ハードディスク・ドライブ・トレイを収納するシャ
ーシと、を具備し、前記ハードディスク・ドライブ・トレイは、完全に前記
シャーシに包囲され、且つ前記シャーシは、前面、背
面、２個の内部側面と上面を有する第１の半分と、上面
と２個の外部側面を有する第２の半分とを具備し、前記
第１の半分と第２の半分はシャーシを形成するため係合
自在であることを特徴とする電子機器。
【請求項１０】前記ハードディスク・ドライブ・ケージ
は、上部半分と底部半分とから形成されることを特徴と
する請求項９記載の電子機器。
【請求項１１】前記少なくとも一つの案内部材と、前記
少なくとも一つの対応する案内部材は、前記ハードディ
スク・ドライブと前記コネクタを接続する適切な配置を
得るため係合自在であることを特徴とする請求項９記載
の電子機器。
【請求項１２】前記ハードディスク・ドライブ・ケージ
は、ハードディスク・ドライブの上面や底面の上下に空
気流を流す開口を備えることを特徴とする請求項９の電
子機器。
【請求項１３】前記ハードディスク・ドライブ・トレイ
は、前記シャーシ内に収納された電子機器の回路基板か
ら隔離されていることを特徴とする請求項９記載の電子
機器。
【請求項１４】前記コネクタは、前記ハードディスク・
ドライブ・トレイ内でその長手方向に水平に装着されて
いることを特徴とする請求項９記載の電子機器。
【請求項１５】前記シャーシは、前記ハードディスク・
ドライブ・トレイを露出し、上面から挿脱するためハー
ドディスク・ドライブ・ケージにアクセスできるように
した、該シャーシの上面から取り外し自在であるパネル
を備えていることを特徴とする請求項９記載の電子機
器。