JP2002260341A - 情報記録装置、情報記録方法、情報記録媒体及び情報再生装置 - Google Patents

情報記録装置、情報記録方法、情報記録媒体及び情報再生装置

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JP2002260341A
JP2002260341A JP2001388123A JP2001388123A JP2002260341A JP 2002260341 A JP2002260341 A JP 2002260341A JP 2001388123 A JP2001388123 A JP 2001388123A JP 2001388123 A JP2001388123 A JP 2001388123A JP 2002260341 A JP2002260341 A JP 2002260341A
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B2020/1264Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers wherein the formatting concerns a specific kind of data
    • G11B2020/1265Control data, system data or management information, i.e. data used to access or process user data
    • G11B2020/1277Control data, system data or management information, i.e. data used to access or process user data for managing gaps between two recordings, e.g. control data in linking areas, run-in or run-out fields, guard or buffer zones

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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録可能な情報記録媒体を用いて記録及び再
生を行う場合、エラー訂正能力の劣化を回避し、記録領
域の無駄を抑えることが可能な情報記録再生装置等を提
供する。 【解決手段】 記録可能なDVDディスクにおいて、記録
済みのデータAの最後のECCブロック(n-1)と追記される
データであるデータBの先頭のECCブロック(n)の境界部
にリンキング領域が挿入されている。当該リンキング領
域は2シンクフレームで構成され、各シンクフレームに
は、ECCブロック内の他のシンクコードと区別可能なシ
ンクコードSYX、SYYが付加されており、これを再生時に
検出してリンキング領域の位置を判別する。上記の構成
により、各ECCブロックが16×26シンクフレームで構成
されるのに対し、リンキング領域は別途2シンクフレー
ムのみで構成できるので、エラー訂正能力の劣化を回避
して信頼性を高め、記録領域の無駄を少なくして記憶容
量の有効活用を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録可能な情報記
録媒体に対しリンキング領域を挿入してデータ記録を行
う情報記録再生装置及び情報記録方法と、前記リンキン
グ領域が設けられた情報記録媒体と、該情報記録媒体を
再生する情報再生装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】DVD(Digital Versatile Disc)に
代表される大容量の情報記録媒体の普及が進んでいる
が、最近ではデータを記録可能な情報記録媒体に対する
要望が高まっている。例えば、データを1回のみ書き込
み可能なDVD−R(DVD-Recordable)や、データを繰
り返し書き換え可能なDVD−RW(DVD‐Re-Recordab
le)などの記録可能なディスクに関する規格が知られて
いる。こうした記録可能なディスクを用いた記録を行う
場合、既にデータが書き込まれた領域に続いて別のデー
タを書き込む状況では、双方のデータ部分の境界部にリ
ンキング領域を設ける必要がある。すなわち、前回の記
録済みデータの直後から新たにデータを記録し始める
と、再生時にタイミングのずれに起因するデータエラー
が発生するため、新たな追記データの先頭部分を所定の
間隔だけ離して配置し、正常な再生を保証するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】DVDフォーマットで
は、ECCブロックを単位として誤り訂正処理が施され
るので、光ディスクの追記部分には、前回の記録済みデ
ータに含まれる最後のECCブロックと、新たな追記デ
ータに含まれる最初のECCブロックが隣接される配置
となる。通常は、新たな追記データに含まれる最初のE
CCブロックにおいて、先頭付近の所定範囲が上述のリ
ンキング領域として設定される。しかしながら、このよ
うにリンキング領域を設定する場合には、ECCブロッ
クのうちエラー訂正に利用可能なサイズが減少するの
で、その分エラー訂正能力が劣化することが問題とな
る。一方、このようなエラー訂正能力の劣化を避けるた
め、追記データの先頭のECCブロックには、本来記録
するデータを書き込まないようすることも可能である。
しかし、ECCブロックはかなり大きいデータサイズを
有するので(16セクタ長=38688バイト長)、追
記データを記録する度に先頭のECCブロックを使用で
きないことになると、記録領域の無駄な部分が多くな
り、ディスクに記録可能なデータ容量の減少を招くこと
が問題となる。
【0004】そこで、本発明はこのような問題に鑑みな
されたものであり、記録可能な情報記録媒体への追記デ
ータの記録時にリンキング領域を形成するに際し、エラ
ー訂正能力の劣化を回避して信頼性を向上させるととも
に、記録領域の無駄を少なくして記憶容量の有効活用を
図ることが可能な情報記録再生装置等を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の情報記録装置は、記録データを記
録可能な情報記録媒体に対する記録及び再生を行う情報
記録装置であって、入力データに対する誤り訂正の単位
となる単位ブロック毎に、それぞれ識別情報が付加され
た複数のフレームに分割配置して前記記録データを構成
する記録データ構成手段と、前記記録データのうち隣接
する前記単位ブロックの境界部に、前記識別情報と異な
る識別情報が付加されたリンキング領域を挿入するリン
キング領域挿入手段と、前記情報記録媒体に対する記録
時に、既に記録済みの記録データに続いて追記データを
記録する場合、前記リンキング領域に後続する前記単位
ブロックの位置から前記追記データの記録を開始するよ
うに制御する記録制御手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0006】この発明によれば、入力データが単位ブロ
ック毎に区切られるとともに各単位ブロックが更に複数
のフレームに分割された構造を有する記録データが生成
され、情報記録媒体に追記データを記録するときは、そ
の境界部の隣接する単位ブロックの境界部にリンキング
領域が挿入される。このとき、本来のデータの各フレー
ムとリンキング領域には異なる識別情報が付加されてい
るので、再生時の再生データから識別情報を検出するこ
とにより両者を区別でき、その結果、リンキング領域の
位置を判別できる。従って、本来のデータ部分と異なる
領域に別途リンキング領域を設けることで、単位ブロッ
クのエラー訂正能力に影響を与えることなく記録データ
(再生データ)の信頼性の向上を図ることができるとと
もに、単位ブロック全体が無駄にならず、かつリンキン
グ領域のサイズを抑えることができるため、情報記録媒
体の記憶容量を有効に活用できる。
【0007】請求項2に記載の情報記録装置は、請求項
1に記載の情報記録装置において、前記リンキング領域
は、前記隣接する単位ブロックの全ての境界部に挿入さ
れることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、情報記録媒体上におい
て単位ブロック同士が隣接する全ての境界部にリンキン
グ領域が設けられているので、規則的なデータフォーマ
ットで記録データを構成でき、再生時のリンキング領域
の検出回路を簡素化することができる。
【0009】請求項3に記載の情報記録装置は、請求項
1に記載の情報記録装置において、前記単位ブロックは
ECCブロックであり、該ECCブロックはシンクコー
ドが付加されたシンクフレームに分割されたフォーマッ
トを有し、前記リンキング領域は少なくとも一つのシン
クフレームが前記ECCブロック内のシンクコードと異
なるシンクコードが付加された所定数のシンクフレーム
から構成されることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、例えばDVDフォーマ
ットに対応するデータ構造を有するディスクにリンキン
グ領域を設ける場合、各ECCブロックのデータ構造に
合致するシンクフレームを利用でき、DVD−RやDV
D−RWを用いた記録及び再生の際に有用性が高い。
【0011】請求項4に記載の情報記録装置は、請求項
3に記載の情報記録装置において、前記リンキング領域
は、3個以内のシンクフレームから構成されることを特
徴とする。
【0012】この発明によれば、リンキング領域を設け
る場合、各ECCブロックが多数のシンクフレームを有
するのに対し、リンキング領域は3シンクフレーム以内
にして構成すればよいため、情報記録媒体におけるリン
キング領域に必要なサイズを抑えることにより、情報記
録媒体の記憶容量を有効に活用できる。
【0013】請求項5に記載の情報記録装置は、請求項
3に記載の情報記録装置において、前記ECCブロック
は16セクタから構成され、各セクタはそれぞれシンク
コードが付加された26個のシンクフレームから構成さ
れることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、リンキング領域を設け
る場合、各ECCブロックが16×26個のシンクフレ
ームを有するのに対し、リンキング領域は3シンクフレ
ーム以内にして構成すればよいため、リンキング領域に
必要なサイズがデータ領域に対し相対的に十分小さくな
り、情報記録媒体の記憶容量を有効に活用できる。
【0015】請求項6に記載の情報記録方法は、記録デ
ータを記録可能な情報記録媒体に前記記録データを記録
する情報記録方法であって、入力データに対する誤り訂
正の単位となる単位ブロック毎に、それぞれ識別情報が
付加された複数のフレームに分割配置して前記記録デー
タを構成するステップと、前記記録データのうち隣接す
る前記単位ブロックの境界部に、前記識別情報と異なる
識別情報が付加されたリンキング領域を挿入するステッ
プと、前記情報記録媒体に対する記録時に、既に記録済
みの記録データに続いて追記データを記録する場合、前
記リンキング領域に後続する前記単位ブロックの位置か
ら前記追記データの記録を開始するように制御するステ
ップと、を備えることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、請求項1に記載の発明
における情報記録媒体への記録時の場合と同様の作用に
より、記録データの信頼性の向上を図るとともに、情報
記録媒体の記憶容量を有効に活用できる。
【0017】請求項7に記載の情報記録方法は、請求項
6に記載の情報記録方法において、前記リンキング領域
は、前記隣接する単位ブロックの全ての境界部に挿入さ
れることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、請求項2に記載の発明
の場合と同様の作用により、規則的なデータフォーマッ
トで記録データを構成しつつ、リンキング領域を確実に
設けることができる。
【0019】請求項8に記載の情報記録方法は、請求項
6に記載の情報記録方法において、前記単位ブロックは
ECCブロックであり、該ECCブロックはシンクコー
ドが付加されたシンクフレームに分割されたフォーマッ
トを有し、前記リンキング領域は少なくとも一つのシン
クフレームが前記ECCブロック内のシンクコードと異
なるシンクコードが付加された所定数のシンクフレーム
から構成されることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、請求項3に記載の発明
と同様の作用により、例えばDVDフォーマットに対応
するDVD−RやDVD−RWを用いた記録の際に有用
性が高い。
【0021】請求項9に記載の情報記録方法は、請求項
8に記載の情報記録方法において、前記リンキング領域
は、3個以内のシンクフレームから構成されることを特
徴とする。
【0022】この発明によれば、請求項4に記載の発明
と同様の作用により、情報記録媒体におけるリンキング
領域に必要なサイズを抑え、DVDフォーマット等に対
応した情報記録媒体の記憶容量を有効に活用できる。
【0023】請求項10に記載の情報記録方法は、請求
項8に記載の情報記録方法において、前記ECCブロッ
クは16セクタから構成され、各セクタはそれぞれシン
クコードが付加された26個のシンクフレームから構成
されることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、請求項5に記載の発明
と同様の作用により、リンキング領域に必要なサイズが
データ領域に対し相対的に十分小さくなり、情報記録媒
体の記憶容量を有効に活用できる。
【0025】請求項11に記載の情報記録媒体は、記録
データが予め記録された情報記録媒体であって、記録デ
ータに対する誤り訂正の単位となる単位ブロック毎に、
それぞれ識別情報が付加された複数のフレームが分割配
置される記録領域と、前記記録領域において隣接する前
記単位ブロックの境界部に挿入され、前記識別コードと
異なる識別情報が付加されたリンキング領域と、を備え
ることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、請求項1に記載の発明
における情報記録媒体の再生時の場合と同様の作用によ
り、本来のデータとリンキング領域とを明確に区別し得
る情報記録媒体を提供できるとともに、記録可能な情報
記録媒体と再生専用の情報記録媒体の互換性を確保する
ことが可能となる。
【0027】請求項12に記載の情報記録媒体は、請求
項11に記載の情報記録媒体において、前記リンキング
領域は、前記隣接する単位ブロックの全ての境界部に挿
入されることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、請求項2に記載の発明
と同様の作用により、再生時にリンキング領域を簡単に
検出可能なデータフォーマットを有する情報記録媒体を
提供することができる。
【0029】請求項13に記載の情報記録媒体は、請求
項11に記載の情報記録媒体において、前記単位ブロッ
クはECCブロックであり、該ECCブロックはシンク
コードが付加されたシンクフレームに分割されたフォー
マットを有し、前記リンキング領域は少なくとも一つの
シンクフレームが前記ECCブロック内のシンクコード
と異なるシンクコードが付加された所定数のシンクフレ
ームから構成されることを特徴とする。
【0030】この発明によれば、請求項3に記載の発明
と同様の作用により、例えばDVDフォーマットに対応
する再生専用のDVD−ROMと、記録可能なDVD−
RW/DVD−Rとの互換性を確保することができる。
【0031】請求項14に記載の情報記録媒体は、請求
項13に記載の情報記録媒体において、前記リンキング
領域は、3個以内のシンクフレームから構成されること
を特徴とする。
【0032】この発明によれば、請求項4に記載の発明
と同様の作用により、情報記録媒体におけるリンキング
領域に必要なサイズを抑え、例えばDVD−ROMの記
憶容量を有効に活用できる。
【0033】請求項15に記載の情報記録媒体は、請求
項13に記載の情報記録媒体において、前記ECCブロ
ックは16セクタから構成され、各セクタはそれぞれシ
ンクコードが付加された26個のシンクフレームから構
成されることを特徴とする。
【0034】この発明によれば、請求項5に記載の発明
と同様の作用により、リンキング領域に必要なサイズが
データ領域に対し相対的に十分小さくなり、情報記録媒
体の記憶容量を有効に活用できる。
【0035】請求項16に記載の情報記録媒体は、請求
項11に記載の情報記録媒体において、前記リンキング
領域には、再生制御に必要な制御情報が記録されている
ことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、情報記録媒体のリンキ
ング領域を再生すると制御情報が読み出され、これを用
いて再生動作の制御に利用するようにしたので、本来の
リンキング領域の機能に加えて別途の利用価値を与える
ことができる。
【0037】請求項17に記載の情報再生装置は、請求
項11から請求項16のいずれかに記載の情報記録媒体
に記録された記録データを再生する情報再生装置であっ
て、前記情報記録媒体に対する再生時に、再生データか
ら前記リンキング領域に付加された前記識別情報を検出
し、該リンキング領域の位置を判別する再生制御手段を
備えることを特徴とする。
【0038】この発明によれば、請求項1に記載の発明
における情報記録媒体の再生時の場合と同様の作用によ
り、本来のデータとリンキング領域を明確に区別して再
生データの信頼性の向上を図るとともに、記録可能な情
報記録媒体と再生専用の情報記録媒体の互換性を確保す
ることが可能となる。
【0039】請求項18に記載の情報再生装置は、請求
項17に記載の情報再生装置において、前記再生制御手
段は、前記情報記録媒体の再生時に前記再生データに同
期するクロックを抽出するクロック抽出手段を含むとと
もに、前記リンキング領域に対応する所定期間内におい
て前記クロックの抽出を停止した後、前記クロックの抽
出を再開するように前記クロック抽出手段を制御するこ
とを特徴とする。
【0040】この発明によれば、再生データからクロッ
ク抽出を行いつつ、リンキング領域に達するとクロック
抽出をいったん停止し、所定期間を経てクロック抽出を
再開するようにしたので、記録済みデータと追記データ
が切り換わる付近での再生波形の乱れに起因して、クロ
ック抽出に悪影響を与えることを未然に防止することが
できる。
【0041】請求項19に記載の情報再生装置は、請求
項18に記載の情報再生装置において、前記クロック抽
出手段は、前記再生データに連動して周波数及び位相が
制御されるPLLであり、前記リンキング領域に対応す
る所定期間内において前記PLLをホールド状態とした
後、前記PLLによる引き込み動作を開始することを特
徴とする。
【0042】この発明によれば、再生データからクロッ
ク抽出を行う役割を担うPLLは、リンキング領域に達
すると所定期間ホールド状態となり、その後、引き込み
動作を開始するようにしたので、所定期間を経てクロッ
ク抽出を再開するように制御し、リンキング領域におけ
る上述の再生波形の乱れに起因してPLLのロック外れ
などクロック抽出に与える悪影響を未然に防止し、周波
数及び位相を安定に制御してクロックを抽出することが
できる。
【0043】請求項20に記載の発明は、記録データが
記録される情報記録媒体上の記録位置を示す記録位置情
報が予め記録されている当該情報記録媒体であって、一
の前記記録位置情報に対応する前記情報記録媒体上の領
域の広さに自然数を乗じて得られる広さを有する当該情
報記録媒体上の領域が、前記記録データを構成する単位
ブロックであって当該記録データの再生時における誤り
訂正の単位となる単位ブロックと、当該記録データにお
ける各前記単位ブロック間を接続するためのリンキング
情報と、が記録されるべき当該情報記録媒体上の領域に
相当するように前記記録位置情報が記録されている。
【0044】よって、一の記録位置情報に対応する領域
の広さを自然数倍した広さを有する領域が、記録データ
における単位ブロック及び対応するリンキング情報が記
録されるべき領域に相当するように記録位置情報が記録
されているので、当該情報記録媒体に記録データを記録
する際に、当該記録データにおける相隣接する単位ブロ
ックの境界部にリンキング情報を挿入した後対応する記
録位置情報により示される領域に記録することで、単位
ブロックとリンキング情報とを加えた情報の区分と記録
位置情報の区分とが一致することとなり、当該記録位置
情報を手掛かりとして正確にリンキング情報が記録され
ている位置を判別できる。
【0045】従って、本来のデータ部分(単位ブロック
のみにより構成される部分)と異なる領域に別途リンキ
ング情報が記録され、且つ記録位置情報を手掛かりとし
て当該リンキング情報を判別できることで、単位ブロッ
ク自体のエラー訂正能力に影響を与えることなく記録デ
ータを記録することができ、結果として記録データの信
頼性の向上を図ることができるとともに、単位ブロック
全体が無駄にならない。また、リンキング情報が記録さ
れる領域のサイズを抑えることができるため、情報記録
媒体の記憶容量を有効に活用できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。本実施形態においては、D
VDフォーマットに従ってディジタルデータを記録可能
な情報記録媒体を用いて記録及び再生を行う情報記録再
生装置に対し本発明を適用する場合の構成を説明する。
【0047】本実施形態においては、記録可能なDVD
−RW/DVD−Rなどのディスクへの記録時に、後述
のようにリンキング領域を設け、記録済みデータに続い
て追記データを記録する場合には、その境界部にリンキ
ング領域を挟んで記録が行われる。そして、このように
記録可能なディスクに設けられるリンキング領域の構造
は、従来とは異なる特徴を備えている。
【0048】初めに、実施形態に係る情報記録再生装置
の概要構成を及びその動作について、図1を用いて説明
する。なお、図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
情報記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【0049】図1に示すように、実施形態に係る情報記
録再生装置1は、上記記録可能なDVD−RW/DVD
−Rなどのディスク2に対するデータ記録/再生用の光
ピックアップ3を備えている。
【0050】また、情報記録再生装置1は、外部から入
力された記録すべき情報(例えば、情報記録再生装置1
を使用するユーザから入力された情報(画像情報、音声
情報および画像・音声混在情報等、以下、ユーザデータ
とする)に対応するアナログ信号をデジタル化すると共
に、当該デジタル化されたユーザデータに対して誤り訂
正処理等を含む符号化処理を施して、ECCブロックを
構成するECCブロック構成部5と、このECCブロッ
ク構成部5によりECCブロック化された記録データに
対してリンキング領域を挿入するリンキング領域挿入部
6と、リンキング領域が挿入された記録データを、その
記録すべき情報に対応する形状のビットとして光ピック
アップ3を介してディスク2上に記録するためのデータ
記録部7と、上記記録すべき情報の光ディスク2への記
録時において未記録状態の光ディスク2における記録ト
ラックからの反射光に基づいて当該記録トラックにおけ
る後述するウォブリングに対応するウォブリング検出信
号を検出してCPU20及びPLL(Phase Locked L
oop)に出力するウォブル検出部22と、当該ウォブリ
ング検出信号に基づいて上記データ記録部7、リンキン
グ領域挿入部6及びECCブロック構成部5における夫
々の動作の基準となる記録クロック信号を生成して当該
データ記録部7、リンキング領域挿入部6及びECCブ
ロック構成部5に出力する上記PLL23と、上記ウォ
ブリング検出信号に基づいて後述する態様で未記録状態
の光ディスク2上に記録されているアドレス情報を検出
し、上記データ記録部7に出力する上記CPU20と、
を備えている。
【0051】すなわち、ディスク2は、図示しない回転
駆動部により回転駆動されており、光ピックアップ3
は、データ記録部7から送られた記録データを受信し、
そのデータ記録部7の制御に基づいて、光ピックアップ
3内の図示しない半導体レーザ等の光源を駆動してレー
ザ光等の光ビームを生成してディスク2の情報記録面に
照射し、記録データに対応するピットを形成して記録デ
ータをディスク2上に記録する。
【0052】このとき、当該記録データの記録に先立
ち、光ピックアップ3は上記光ビームの光ディスク2か
らの反射光を受光し、上記記録トラックにおけるウォブ
リングの周期を検出して対応する上記ウォブリング検出
信号をPLL23及びCPU20に出力する。
【0053】そして、CPU20は当該ウォブリング検
出信号に基づいて記録トラック上のアドレス情報を検出
し、これをデータ記録部7へ出力する。これにより、デ
ータ記録部7は、当該出力されてきたアドレス情報に基
づいて記録データを記録すべき光ディスク2上の記録位
置を認識し、上述した如く記録データの記録を行う。
【0054】さらに、情報記録再生装置1は、光ピック
アップ2から出力された、前記ディスク2からの反射光
に対応する光信号を受信して上記反射光に対応する再生
信号を生成する再生信号生成部11と、再生された再生
信号を2値化処理して2値化信号を生成する2値化処理
部12と、生成された2値化信号に基づいてシンクパタ
ーンを生成するシンクパターン生成部13とを備えてい
る。
【0055】また、情報記録再生装置1は、シンクパタ
ーン生成部13および情報記録再生装置1の他の構成要
素(図1に示すブロック構成要素を含む)に対して動作
基準となるクロック信号を供給するPLL14と、この
PLL14に対する動作制御用のホールド信号を発生す
るホールド信号発生部15と、シンクパターン生成部1
3により生成されたシンクパターンに基づいて再生デー
タを読み取って出力するデータ読取部16とを備えてい
る。
【0056】さらに、情報記録再生装置1は、光ピック
アップ2、ECCブロック構成部5〜データ記録部7に
対してデータ通信可能に接続されており、上記光ピック
アップ2、ECCブロック構成部5〜データ記録部7を
介した上述した情報記録処理全体を統括的に制御する上
記CPU20を備えている。
【0057】このCPU20は、シンク検出部13〜デ
ータ読取部16に対してデータ通信可能に接続されてお
り、上述したデータ記録部7による情報記録処理と共に
上記光ピックアップ2、シンク検出部13〜データ読取
部16を介した上述した情報再生処理全体を統括的に制
御する機能も有している。
【0058】また、情報記録再生装置1は、CPU20
がアクセス自在なメモリ21を備えており、CPU20
は、その動作に必要なデータをメモリ21に対して書き
込みおよび読み出し自在となっている。また、メモリ2
1には、CPU20に上記情報記録/再生処理機能を実
現させるためのプログラムが記憶されている。
【0059】以下、図2〜図5を用いて、本実施形態に
おける上記リンキング領域を含むデータ構造の概要につ
いて説明する。
【0060】図2は、DVDフォーマットにおけるEC
Cブロックのデータ構成を示す図である。このECCブ
ロックは、入力されたユーザデータに誤り訂正を施す際
の単位ブロックとしての役割を担う。図2に示すよう
に、ディスク上で連続配置される16セクタ(図1では
セクタ0〜15)分のデータが1ECCブロックに対応
する。まず、記録すべきユーザデータに対し同一のスク
ランブルを施した後、パリティを付加してインターリー
ブを施すことにより、ECCブロックが構成される。な
お、図2において、ECCブロックに含まれる各セクタ
は182バイト×13行の構成であって、1ECCブロ
ックは182バイト×208行の構成となる。
【0061】図3は、上記セクタのデータ構成を示す図
である。図2に示すように、1セクタを構成する13行
を2等分し、各々の91バイト(1456ビット)に対
し32ビットのシンクコード(SY0〜SY7)が付加
される。そして、各シンクコードにより区切られたデー
タ部分によりシンクフレームが構成される。このよう
に、シンクコードは再生時にシンクフレームを判別する
ための識別情報としての役割を担っている。図3におい
ては、各1行は2つのシンクフレームからなり、1セク
タは全部で26個のシンクフレームを含んで構成され
る。その結果、1ECCブロックには、全部で16×2
6個のシンクフレームが分割配置されたデータ構造を有
することになる。
【0062】上記のシンクコードには、チャンネルビッ
ト幅14Tのパルスが埋め込まれ、データ部分に出現す
る最長チャンネルビット幅11Tより長いパターンを有
するので、データ部分と区別して識別できる。また、シ
ンクコードに対し先頭の9チャンネルビットに各々異な
るパターンを持たせているので、8通りのシンクコード
SY0〜SY7が存在する。そして、図3に示すよう
に、SY0〜SY7を配置して、セクタ内のデータ位置
を識別できるようになっている。
【0063】ここで、本実施形態においては、図3に示
すような標準的なシンクコードSY0〜SY7のパター
ンに加え、リンキング領域で用いる特別なシンクコード
のパターンを設けている。
【0064】図4は、ディスク上で記録済みデータと追
記データの境界部にリンキング領域が挿入された状態を
示す図である。図4に示すリンキング領域(斜線にて示
す)は、記録済みデータの最後のECCブロックと追記
データの先頭のECCブロックに挟まれる2シンクフレ
ーム分の領域に挿入されている。前後のECCブロック
は、図3のデータ構成となるのに対し、リンキング領域
のシンクコードSYX、SYYの少なくともいずれか
は、通常のシンクコードSX0〜SY7とは異なる特別
なパターンを用いている。
【0065】すなわち、リンキング領域においては、第
1のシンクフレームにシンクコードSYXが付加され、
第2のシンクフレームにシンクコードSYYが付加され
る。シンクコードSYX、SYYは、少なくともいずれ
かが上記通常のシンクコードSY0〜SY7とは異なる
パターンであり区別することができる。また、リンキン
グ領域に含まれる2つのシンクフレームのデータ部分に
は、本来のデータを記録する代わりに、図4に示すよう
なダミーデータが書き込まれるか、あるいは未記録とさ
れる。
【0066】なお、本実施形態ではデータ構造の簡素化
のため、ディスク上で隣接するECCブロックの全ての
境界部にリンキング領域を挿入する。このようにして
も、ディスクへの記録時に記録済みデータと追記データ
の間にリンキング領域が常に挿入されるとともに、16
×26個のシンクフレームを含むECCブロックに対
し、リンキング領域は僅かに2シンクフレーム分のサイ
ズであるため、ディスクの記憶容量の無駄は小さくて済
む。ただし、上述のようにECCブロックの全ての境界
部にリンキング領域を挿入する構成に限られず、ディス
クの隣接するECCブロックの境界部のうち選択的にリ
ンキング領域を設けるよう構成にしても差し支えない。
【0067】図5は、図4に示すリンキング領域を含む
データ部分をディスクのデータ配列に従って表した図で
ある。図5において、データAが記録済みデータであっ
てデータAの最後がECCブロック(n−1)であると
する。また、データAに後続するデータBが追記データ
であって、データBの先頭がECCブロック(n)であ
るとする。このとき、図5に示すように、ECCブロッ
ク(n−1)とECCブロック(n)の境界部には、上
述の2つのシンクフレームからなるリンキング領域が挿
入される。すなわち、データAがECCブロック(n−
1)で終端に達するとリンキング領域に移行するととも
に、リンキング領域に後続してECCブロック(n)か
ら開始するデータBに移行するようなデータ構造になっ
ている。このように、データAとデータBの接続部分で
は、ディスク上のECCブロックの連続性がいったん途
切れた状態でリンキング領域が挿入されることになる。
【0068】また、図5に示すようにデータが配列され
たディスクを再生する場合は、データAに対する再生動
作を行ってECCブロック(n−1)に達し、データA
が終了した後、リンキング領域のシンクコードSYXが
検出される。シンクコードSYXは、上述したようにシ
ンクコードSY0〜SY7と異なるパターンであるた
め、容易にリンキング領域の位置を判別することができ
る。このシンクコードSYXを再生時に検出するための
具体的な構成については後述する。なお、リンキング領
域の判別のためにはシンクコードSYYを検出してもよ
いが、本実施形態ではシンクコードSYXを検出してリ
ンキング領域の判別を行う。
【0069】次に、上記ディスク2における記録トラッ
クの実施形態について、図6を用いて説明する。なお、
図6は、記録データが記録されていない状態のディスク
2における記録トラックの構成(拡大図)と上述してき
た記録データのデータ構成との関係を示す模式図であ
る。
【0070】図6最上段に示すように、実施形態のディ
スク2における記録トラックTRには記録データの記録
位置を示すアドレス情報が予め記録されている。そし
て、当該記録トラックTRは、その長手方向(すなわ
ち、ディスク2の周方向)において、一つのアドレス情
報に対応するアドレスユニットAUに分割されている。
すなわち、例えば、アドレスnなる値を有するアドレス
情報に対応するアドレスユニットAU内に当該アドレス
nの位置に記録されるべき記録データが記録されるので
ある。なお、このとき、各アドレスユニットAUに対応
するアドレス情報は、対応するアドレスユニットAU内
の記録トラックTRをいわゆるウォブリング(蛇行)さ
せ、且つ対応するアドレス情報によりそのウォブリング
の周期を位相変調することにより記録されている。
【0071】そして、実施形態のディスク2において
は、図6に示すように、一のECCブロックを構成する
最終のデータが記録されるアドレスユニットAUと、当
該一のECCブロックに後続すべき次のECCブロック
を構成する最初のデータが記録されるアドレスユニット
AUと、の境界部分が、当該各ECCブロックを記録後
におけるリンキング領域を構成するシンクフレームの境
界部分と一致するように、当該アドレスユニットAUが
形成されている。
【0072】換言すれば、図6に示すように、ECCブ
ロック(n−1)を構成する最終のデータにシンクコー
ドSYXを後続させたときのそのシンクコードSYXを
含むリンキング領域内のシンクフレームの後端が記録さ
れるべき位置が、ECCブロック(n−1)に対応する
複数のアドレスユニットAUの内の最後のアドレスユニ
ットAUの後端と一致し、更に、ECCブロック(n)
を構成する最初のデータにシンクコードSYYを先行さ
せたときのそのシンクコードSYYの前端が記録される
べき位置が、ECCブロック(n)に対応する複数のア
ドレスユニットAUの内の最初のアドレスユニットAU
の前端と一致するように、当該各アドレスユニットAU
が形成されている。
【0073】なお、図6は、一のECCブロックにその
前後に記録されるリンキング領域に記録される情報を加
えた記録データが記録されるべきディスク2上の領域が
四つのアドレスユニットAUに相当している場合を図示
しているが、これ以外に、ECCブロックとリンキング
領域に記録される情報とを加えた記録データが記録され
るべきディスク2上の領域が、一つ又は複数のアドレス
ユニットAUに相当していればよいこととなる。
【0074】以上のように、本実施形態に係る情報記録
再生装置は、DVD−RW/DVD−Rに対し上述のよ
うなデータ構造の記録データを構成する記録データ構成
手段として機能するとともに、記録データに上述のよう
な特徴を持つリンキング領域を挿入するリンキング領域
挿入手段として機能する。また、本実施形態に係る情報
記録再生装置は、DVD−RW/DVD−Rに対する追
記データを記録する際に上述のように制御する記録制御
手段として機能する。
【0075】次に、本実施形態に係る情報記録再生装置
において光ディスク2に記録されているデータを再生す
る際の上記リンキング領域の検出動作について、図7を
用いて説明する。図7は、情報記録再生装置各部にて出
力される信号のうち、リンキング領域付近の波形のパタ
ーンを示す図である。
【0076】図1に示す情報記録再生装置1の構成にお
いて、ディスク2としては、データを1回のみ書き込み
可能なDVD−R、あるいはデータを繰り返し書き換え
可能なDVD−RWを用いることができる。装着された
ディスク2は回転駆動されつつ、光ピックアップ10に
よりレーザビームを照射され、記録トラックからの反射
光がディテクタで受光され受光信号が出力される。光ピ
ックアップ10からの受光信号は、再生信号生成部11
に入力され、ピットの有無に応じてレベルが変化する再
生信号が生成される。例えば、光ピックアップ10のデ
ィテクタが4分割形状であれば、4つの領域からの受光
信号の和をとることにより再生信号が得られる。
【0077】ここで、図7の上側には、図5に示すよう
なディスク2のリンキング領域を含むデータ部分を再生
した場合の再生信号の波形パターンを示している。図7
に示される再生信号は、リンキング領域通過前のデータ
Aの部分と、リンキング領域通過後のデータBの部分で
は、いずれもレベルが安定しているのに対し、リンキン
グ領域に合致するデータAとデータBの接続部分では、
再生信号のレベルが乱れていることがわかる。これは、
追記データを記録する際に記録済みデータとの境界部分
で前後のデータが不確定になるため、データ再生の同期
が失われることに起因する。よって、本実施形態では、
リンキング領域の近辺において以下に述べる構成により
データ再生の同期を確保する。
【0078】次に、2値スライス部12は、再生信号生
成部11から出力される再生信号を、所定のレベルでス
ライスして2値化し、ディスク1の記録データのデータ
パターンに対応する2値化信号を生成する。そして、シ
ンク検出部13は、2値スライス部12からの2値化信
号に基づいて、通常のシンクパターンSY0〜SY7又
はリンキング領域に含まれるシンクパターンSYX、S
YYをそれぞれ区別可能に検出する。シンク検出部13
からは、リンキング領域のシンクパターンSYXが検出
されるタイミングを判別するためのSYX検出信号が出
力される。図7に示すように、SYX検出信号は、2値
化信号に含まれるデータパターンにおいてシンクパター
ンSYXの検出タイミングt0から短時間ハイとなるパ
ルス信号である。
【0079】一方、PLL14は、2値スライス部12
からの2値化信号を入力し、再生データに同期するクロ
ックを抽出するクロック抽出手段としての機能する。P
LL14は発振回路を内蔵し、2値化信号に連動してレ
ベルが変化するPLLエラー信号により発信周波数及び
位相が制御される。PLL14において動作開始から所
定の引き込み時間が経過するとロック状態となり、それ
以降は安定なクロックが出力される。PLL14から出
力されるクロックは、情報記録再生装置の各部に供給さ
れるとともに、シンク検出部13に供給されてシンクコ
ードSYXの検出動作時の同期基準として用いられる。
【0080】ホールド信号発生部15は、シンク検出部
13から出力されるSYX検出信号に基づいてPLL1
4に供給するためのホールド信号を生成する。このホー
ルド信号は上記PLLエラー信号の状態を制御する信号
であり、SYX検出信号によりシンクコードSYXが検
出されたことが判別されたとき、リンキング領域におい
てPLLエラー信号のレベルを保持すべき所定の期間を
判別するための信号である。
【0081】ここで、図7に上記ホールド信号の波形パ
ターンを示している。図7に示されるホールド信号は、
上記SYX検出信号の立ち下がりタイミングt1で立ち
上がるとともに、一定のホールド時間Taが経過するま
でハイレベルを保持した後、タイミングt2で立ち下が
る波形パターンを有している。そして、このホールド信
号はPLL14に供給されるので、図7の下側に示すよ
うに、ホールド時間Taの間、PLLエラー信号が一定
値に保たれる。
【0082】一方、タイミングt1以前は、PLL14
の制御状態に応じてPLLエラー信号の波形が変化す
る。そして、タイミングt2ではPLL14のロックが
外れた状態となっているので、タイミングt2から所定
の引き込み時間Tbが経過するタイミングt3までPL
L14の新たな引き込み動作が行われ、タイミングt2
以降は再びPLL14の制御状態に応じてPLLエラー
信号の波形が変化する。なお、引き込み動作時において
もPLL14の周波数は適切に設定されているので、引
き込み時間Tbは、PLL14の位相を合わせるのに必
要な時間となる。
【0083】次に、データ読取部16は、シンク検出部
13によって検出されたシンクコードにより区別される
シンクフレームに対し、シンクコードに後続するデータ
部分を読取って再生データとして出力する。データ読取
り部16においては、データの読取りに必要なエラー訂
正処理等の各種信号処理が施される。
【0084】図7に示すリンキング領域付近の各波形パ
ターンによれば、タイミング条件としてリンキング領域
の終端位置がタイミングt3経過前となるように設定す
る必要がある。まず、ホールド時間Taは、少なくとも
再生信号において上述のように波形が乱れた部分を避け
ることができる程度の時間に設定される。また、引き込
み時間Tbは、PLL14の帯域などの特性に基づいて
定まる。従って、ホールド時間TaとPLL14の引き
込み時間Tbを考慮して、リンキング領域の長さを設定
する必要がある。具体的には、リンキング領域の長さを
1シンクフレームに設定すると、一般には引き込み時間
Tbが短縮されてPLL14の帯域が広くなり過ぎるた
め、リンキング領域の長さを2シンクフレーム以上に設
定することが望ましい。しかし、PLL14の特性が確
保されるのであれば、リンキング領域を1シンクフレー
ムとすることも可能である。一方、リンキング領域の長
さを必要以上に長く設定する場合は、ディスク1の記憶
容量を圧迫するので、3シンクフレーム分以内に設定す
ることが望ましい。
【0085】次に、本実施形態の変形例として、上記の
リンキング領域を再生専用のDVD−ROMに適用した
場合の構成を説明する。この変形例においては、DVD
−ROMに対し本発明を適用することにより、上記の記
録可能なDVD−RW/DVD−RとDVD−ROMの
互換性を確保することを目的とする。
【0086】図8は、上記変形例のDVD−ROMにお
いて、上記のリンキング領域を含むデータ部分を図5と
同様のデータ配列に従って表した図である。図8におい
て、図5と異なる点は、特定の役割を担うサブコードが
記録されたサブコード領域としてリンキング領域を利用
することである。なお、それ以外の点については、図5
の場合と同様であり、更に図2〜4のデータ構造につい
ても基本的に共通であるが、リンキング領域に含まれる
2つのシンクフレームのデータ部分には、ダミーデータ
の代わりに上述のサブコードが書き込まれる。
【0087】上記DVD−ROMのサブコード領域に
は、本来のデータは記録されないため冗長な領域である
が、再生制御に必要な各種制御情報をサブコードとして
記録することができる。例えば、記録データに施すべき
スクランブルの初期値をサブコードとして書き込んでも
よい。すなわち、一般にはスクランブルの初期値は記録
データの記録位置に基づいて求められるが、予めサブコ
ードとして記録されていればスクランブルの初期値を簡
易に決定することができる。このように各種制御情報を
サブコード領域に記録する場合、DVD−ROMの再生
動作時にサブコード領域を通常通り読み取る必要がある
が、シンクコードSYX(又はSYY)を検出すること
により所望のサブコードであることが識別できる。
【0088】なお、上記の変形例に対応するDVD−R
OMを再生する情報再生装置は、図3と同様に構成によ
り上記のようにリンキング領域を検出することができ
る。なお、DVD−ROMの再生時に常に適正なクロッ
ク抽出が保証される場合は、シンクコードSYXを検出
するだけで、ホールド信号発生部15は特に設けなくて
もよい。
【0089】以上説明したように、本実施形態に係る情
報記録再生装置によれば、リンキング領域をECCブロ
ックに加えた領域を考慮して予めアドレス情報が記録さ
れているディスク2への記録時において、各ECCブロ
ックの境界部に、2シンクフレーム分のリンキング領域
を挿入し、特別なパターンを有するシンクコードSY
X、SYYを付加するとともに、ディスク再生時にシン
クコードSYXを検出してリンキング領域の位置を判別
し、PLL14に対しリンキング領域でホールド状態と
し、後続のデータ部分で新たに引き込み動作を行うよう
に構成される。かかる構成により、ECCブロック内部
にリンキング領域が形成されないので、エラー訂正能力
の劣化が抑えられ、また、ECCブロックの全体がデー
タ記録に使用できなくなることもない。そして、ECC
ブロックに比べ十分に小さいデータ部分をリンキング領
域として用いるため、ディスク容量の無駄が少なくて済
む。また、再生時には、シンクコードSXYを検出する
ことにより確実にリンキング領域の位置を判別でき、リ
ンキング領域の位置を反映してPLL14を適切に制御
するので、安定なクロック抽出を行うなど再生データの
信頼性を高めることができる。また、DVD−R、DV
D−RWなどの記録可能なディスクと、DVD−ROM
などの再生専用のディスクとの互換性を確保することも
可能であり利便性が高い。
【0090】なお、上記実施形態では、DVDフォーマ
ットに対応する情報記録再生装置等に対し本発明を適用
する場合を説明したが、これに限られず上述のリンキン
グ領域を設けることが可能な記録フォーマットに対応す
る情報記録再生装置に対し広く本発明を適用することが
できる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録可能な情報記録媒体において隣接する単位ブロックの
境界部に、識別情報が付加されたリンキング領域を挿入
するようにしたので、エラー訂正能力の劣化を回避して
記録データの信頼性を向上させ、記録領域の無駄を少な
くして記憶容量の有効活用を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDフォーマットにおけるECCブロックの
データ構成を示す図である。
【図2】ECCブロックに含まれるセクタのデータ構成
を示す図である。
【図3】ディスク上で記録済みデータと追記データの境
界部にリンキング領域が挿入された状態を示す図であ
る。
【図4】リンキング領域を含むデータ部分をディスクの
データ配列に従って表した図である。
【図5】本実施形態に係る情報記録再生装置のリンキン
グ領域検出に関する要部構成を示すブロックである。
【図6】本実施形態に係るディスクの構成を示す図であ
る。
【図7】本実施形態に係る情報記録再生装置各部にて出
力される信号のうち、リンキング領域付近の波形のパタ
ーンを示す図である。
【図8】本実施形態の変形例のDVD−ROMにおい
て、リンキング領域を含むデータ部分を図4と同様のデ
ータ配列に従って表した図である。
【符号の説明】
1…情報記録再生装置 2…ディスク 5…ECCブロック構成部 6…リンキング領域挿入部 7…データ記録部 10…光ピックアップ 11…再生信号生成部 12…2値スライス部 13…シンク検出部 14、23…PLL 15…ホールド信号発生部 16…データ読取部 20…CPU 21…メモリ 22…ウォブル検出部 AU…アドレスユニット TR…記録トラック

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データを記録可能な情報記録媒体に
    対する記録及び再生を行う情報記録装置であって、 入力データに対する誤り訂正の単位となる単位ブロック
    毎に、それぞれ識別情報が付加された複数のフレームに
    分割配置して前記記録データを構成する記録データ構成
    手段と、 前記記録データのうち隣接する前記単位ブロックの境界
    部に、前記識別情報と異なる識別情報が付加されたリン
    キング領域を挿入するリンキング領域挿入手段と、 前記情報記録媒体に対する記録時に、既に記録済みの記
    録データに続いて追記データを記録する場合、前記リン
    キング領域に後続する前記単位ブロックの位置から前記
    追記データの記録を開始するように制御する記録制御手
    段と、を備えることを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記リンキング領域は、前記隣接する単
    位ブロックの全ての境界部に挿入されることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記単位ブロックはECC(Error Con
    trol Code)ブロックであり、該ECCブロックはシン
    クコードが付加されたシンクフレームに分割されたフォ
    ーマットを有し、前記リンキング領域は少なくとも一つ
    のシンクフレームが前記ECCブロック内のシンクコー
    ドと異なるシンクコードが付加された所定数のシンクフ
    レームから構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記リンキング領域は、3個以内のシン
    クフレームから構成されることを特徴とする請求項3に
    記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ECCブロックは16セクタから構
    成され、各セクタはそれぞれシンクコードが付加された
    26個のシンクフレームから構成されることを特徴とす
    る請求項3に記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 記録データを記録可能な情報記録媒体に
    前記記録データを記録する情報記録方法であって、 入力データに対する誤り訂正の単位となる単位ブロック
    毎に、それぞれ識別情報が付加された複数のフレームに
    分割配置して前記記録データを構成するステップと、 前記記録データのうち隣接する前記単位ブロックの境界
    部に、前記識別情報と異なる識別情報が付加されたリン
    キング領域を挿入するステップと、 前記情報記録媒体に対する記録時に、既に記録済みの記
    録データに続いて追記データを記録する場合、前記リン
    キング領域に後続する前記単位ブロックの位置から前記
    追記データの記録を開始するように制御するステップ
    と、 を備えることを特徴とする情報記録方法。
  7. 【請求項7】 前記リンキング領域は、前記隣接する単
    位ブロックの全ての境界部に挿入されることを特徴とす
    る請求項6に記載の情報記録方法。
  8. 【請求項8】 前記単位ブロックはECCブロックであ
    り、該ECCブロックはシンクコードが付加されたシン
    クフレームに分割されたフォーマットを有し、前記リン
    キング領域は少なくとも一つのシンクフレームが前記E
    CCブロック内のシンクコードと異なるシンクコードが
    付加された所定数のシンクフレームから構成されること
    を特徴とする請求項6に記載の情報記録方法。
  9. 【請求項9】 前記リンキング領域は、3個以内のシン
    クフレームから構成されることを特徴とする請求項8に
    記載の情報記録方法。
  10. 【請求項10】 前記ECCブロックは16セクタから
    構成され、各セクタはそれぞれシンクコードが付加され
    た26個のシンクフレームから構成されることを特徴と
    する請求項8に記載の情報記録方法。
  11. 【請求項11】 記録データが予め記録された情報記録
    媒体であって、 記録データに対する誤り訂正の単位となる単位ブロック
    毎に、それぞれ識別情報が付加された複数のフレームが
    分割配置される記録領域と、 前記記録領域において隣接する前記単位ブロックの境界
    部に挿入され、前記識別情報と異なる識別情報が付加さ
    れたリンキング領域と、 を備えることを特徴とする情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記リンキング領域は、前記隣接する
    単位ブロックの全ての境界部に挿入されることを特徴と
    する請求項11に記載の情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記単位ブロックはECCブロックで
    あり、該ECCブロックはシンクコードが付加されたシ
    ンクフレームに分割されたフォーマットを有し、前記リ
    ンキング領域は少なくとも一つのシンクフレームが前記
    ECCブロック内のシンクコードと異なるシンクコード
    が付加された所定数のシンクフレームから構成されるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記リンキング領域は、3個以内のシ
    ンクフレームから構成されることを特徴とする請求項1
    3に記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記ECCブロックは16セクタから
    構成され、各セクタはそれぞれシンクコードが付加され
    た26個のシンクフレームから構成されることを特徴と
    する請求項13に記載の情報記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記リンキング領域には、再生制御に
    必要な制御情報が記録されていることを特徴とする請求
    項11に記載の情報記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項11から請求項16のいずれか
    に記載の情報記録媒体に記録された記録データを再生す
    る情報再生装置であって、 前記情報記録媒体に対する再生時に、再生データから前
    記リンキング領域に付加された前記識別情報を検出し、
    該リンキング領域の位置を判別する再生制御手段を備え
    ることを特徴とする情報再生装置。
  18. 【請求項18】 前記再生制御手段は、前記情報記録媒
    体の再生時に前記再生データに同期するクロックを抽出
    するクロック抽出手段を含むとともに、前記リンキング
    領域に対応する所定期間内において前記クロックの抽出
    を停止した後、前記クロックの抽出を再開するように前
    記クロック抽出手段を制御することを特徴とする請求項
    17に記載の情報再生装置。
  19. 【請求項19】 前記クロック抽出手段は、前記再生デ
    ータに連動して周波数及び位相が制御されるPLLであ
    り、前記リンキング領域に対応する所定期間内において
    前記PLLをホールド状態とした後、前記PLLによる
    引き込み動作を開始することを特徴とする請求項18に
    記載の情報再生装置。
  20. 【請求項20】 記録データが記録される情報記録媒体
    上の記録位置を示す記録位置情報が予め記録されている
    当該情報記録媒体であって、 一の前記記録位置情報に対応する前記情報記録媒体上の
    領域の広さに自然数を乗じて得られる広さを有する当該
    情報記録媒体上の領域が、前記記録データを構成する単
    位ブロックであって当該記録データの再生時における誤
    り訂正の単位となる単位ブロックと、当該記録データに
    おける各前記単位ブロック間を接続するためのリンキン
    グ情報と、が記録されるべき当該情報記録媒体上の領域
    に相当するように前記記録位置情報が記録されているこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
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