JP2002259219A - 通信ネットワーク上の利用者識別方法及び識別システム - Google Patents

通信ネットワーク上の利用者識別方法及び識別システム

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JP2002259219A
JP2002259219A JP2001054804A JP2001054804A JP2002259219A JP 2002259219 A JP2002259219 A JP 2002259219A JP 2001054804 A JP2001054804 A JP 2001054804A JP 2001054804 A JP2001054804 A JP 2001054804A JP 2002259219 A JP2002259219 A JP 2002259219A
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Yasushi Abe
靖 阿部
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e-machitown Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】e-mailアドレスや、公開WebページのUR
L、IPアドレス、携帯電話番号といったインターネッ
ト上で使用されたアドレスが変更されても、その個人を
見失わず継続的に利用者を認識できる方法及びシステム
を提供する。 【解決手段】利用者が任意に特定可能なニックネーム
と、通信ネットワーク上での利用者管理システムにより
割り振られた当該管理システムから利用者への一方向性
を有する利用者チェック情報とを組み合わせて利用者に
対してネットワーク上で一意の利用者識別子を付与し、
当該利用者識別子と利用者の個人情報とを関連付け、利
用者識別子から特定された利用者の個人情報から利用者
を識別可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ネットワーク上
における利用者の識別を一意に特定できる方法及びシス
テムに関する。特に本願発明は、特にインターネット上
のe−mailやWeb提供者等のネット利用者の識別
を可能とする方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを代表とするネッ
トワークの利用者が急増している。ネットワークを利用
する場合には、その利用者の固有の識別情報を取得し、
その識別情報をもとに利用者を特定する。
【0003】例えば、インターネットを利用する場合、
通常TCP/IPプロトコルに従い付されたこの個人識
別情報としてのIPアドレスをネット利用者が保有し、
そのIPアドレスを利用して自己を特定し、e−mai
lやWeb上へのホームページの掲載等の利用を図って
いる。
【0004】IPアドレスは、利用者固有の識別情報と
して、一般に4バイトの数値の集合として付与されたも
のであることから、実際の利用者にとってもわかりずら
く、不便でもある。このことから、e-mailアドレス
等、利用者が容易に認識しやすい一意の名前がIPアド
レスに対応して付され、実際の使用においては利用者は
その名前を利用することとなるため、利用者は特に意識
をする必要がない。
【0005】しかしながら、利用するプロバイダーを変
える等の様々な原因から、このe−mailアドレスや
IPアドレスが変更される場合が少なくない。このよう
な変更がされると、e−mailアドレスやIPアドレ
スをもとにしたネットワーク上での利用者の特定が不可
能となり、これまでその利用者と情報の授受を行ってい
たサービス業者や個人は、ネットワーク上からその利用
者を見失い、相互のコミュニケーション手段が絶たれ、
それまで蓄えられていたその利用者に関するプロファイ
ルや利用履歴といった様々な貴重な情報の活用もできな
くなるといった問題を生じていた。
【0006】ここで近年、電子メールアドレスやIPア
ドレスの他、住所、性別、電話番号、勤務先、所属等の
個人のプロファイルに関するものを、インターネット上
で利用できるようにするディレクトリサービスが関心を
持たれている。
【0007】このようなディレクトリサービスとして、
例えば、X.500プロトコルやそのサブセットである
LDAPプロトコルに従ったディレクトリサービスの利
用がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなディレクトリサービスの利用によっても、尚まだネ
ットワーク上において個人を特定するために基本的な識
別情報であるIPアドレスやe−mailアドレス、ド
メイン名、URLといった情報が変更されると、ネット
ワーク上での個人が行方不明となり、継続的なコミュニ
ケーション及び継続的な情報の活用が図れないといった
問題点を有していた。
【0009】本発明は、かかる問題点に着目してなされ
たものであり、ネットワーク上での利用者を識別するた
めの識別情報が変更されても、なおその利用者の特定が
可能であり、その結果、継続したコミュニケーションが
図られ、それまでネットワークの利用を介して得られた
その個人のプロファイルや従来使用してきたIPアドレ
ス、e−mailアドレスいった様々な情報も無駄にす
ることなく、そのアドレスに付随して蓄えられた情報の
継続的な活用も図られる新たな方法及び手段を提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、利用者が任
意に特定可能なニックネームと、通信ネットワーク上で
の利用者管理システムにより割り振られた当該管理シス
テムから利用者への一方向性を有する利用者チェック情
報とを組み合わせて利用者に対してネットワーク上で一
意の利用者識別子を付与し、当該利用者識別子と利用者
の個人情報とを関連付け、もって利用者識別子から特定
された利用者の個人情報によって、利用者を識別可能と
したものである。
【0011】また、本願発明は、上記によって付与され
た利用者識別子の情報を有する管理サーバシステムから
なる利用者識別情報システムであって、その管理サーバ
システムは、利用者識別子とその値に対応して関連付け
られた個人情報とを格納し、当該システムは、利用者か
ら受けた利用者識別子に応じて個人を特定できるように
した通信ネットワーク上の利用者識別システムを提供す
る。
【0012】好ましくは、上記利用者チェック情報は、
システムが同一のニックネームに対して個々に異なるよ
うにシステム内部で管理する個別情報を含む。
【0013】更に好ましいのは、その利用者チェック情
報は、ニックネームから一方向関数によって導かれるニ
ックネーム依存情報を含み、例えば、ニックネームの符
号値の総和から所定の素数で割った余りである。
【0014】オブジェクト形式でのインターネット上で
のディレクトリサービスを行うために、前記利用者識別
子と個人情報とを少なくとも属性とした利用者のオブジ
ェクトを定義し、前記利用者識別子をLDAPのDSA
に構築する。従って、管理サーバシステムは、LDAP
プロトコルに従ったディレクトリサービスとなる。
【0015】一方、より大量の個人情報を追加更新可能
なシステムを提供するために、リレーショナルなデータ
デースを構築する。このリレーショナルデータベースの
属性には、前記利用者識別子と個人情報とを少なくとも
含むようにする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0017】利用者には、インターネットのTCP/I
Pプロトコルに従ったIPアドレスやそのIPアドレス
をベースにして構成されたe−mailアドレスやメー
リング名、利用者がネットワークを使用する際に必要と
されている識別子とは別の利用者固有の識別子(以下
“インターネットID(internetID)”という)が付与さ
れる。
【0018】このインターネットIDは、IPアドレス
には依存しないインターネット等のネットワーク上で一
意な名前であり、従って、利用者がインターネット上で
利用するプロバイダーやメールアドレスにも依存せず、
利用者個人を特定するための文字列の組み合わせからな
る識別子である。
【0019】このインターネットIDには、システム上
で管理に使用するためのフルフォーマット形式のインタ
ーネットID(以下、省略して「フルインターネットI
D」(full-internetID)ともいう)と、利用者が一般
的に利用するためのサブセット形式のインターネットI
D(以下、省略して「サブセットインターネットID」
(subset-internetID)ともいう)の2種類が存在す
る。
【0020】フルインターネットID(full-internetI
D)は、例えば、システム(systemID)、日付(date)、ニ
ックネーム(nickname)、チェックフラグ(checkflag)の
各属性から構成される。
【0021】システム(systemID)は、利用するシステム
に応じて予め割り当てられる。
【0022】ニックネーム(nickname)は、利用者が自己
を特定するために使用される任意の文字列からなる組み
合わせである。システム、ニックネームとも通常、アル
ファベット及び数字からなるASCIIキャラクタの組
み合わせを使用することができる。
【0023】ここで、ニックネーム(nickname)は、利用
者が任意に指定することができる識別子であることか
ら、異なった利用者が同じニックネームを指定すること
があり得る。この場合に備えてチェックフラグ(checkfl
ag)が利用される。
【0024】チェックフラグ(checkflag)は、利用者が
指定したニックネーム(nickname)と、システムの管理者
が管理可能なデータとから一方向性の関数で導出できる
利用者チェック情報である。
【0025】このニックネーム(nickname)とチェックフ
ラグ(checkflag)とを組み合わせて構成されるサブセッ
ト形式のインターネットID(subset-internetID)
は、利用するシステム上で一意の値を有するように構成
されており、利用者識別子となるインターネットID
(subset-internetID)を特定することで、利用者を識
別することが可能となる。
【0026】サブセット形式のインターネットID(su
bset-internetID)を一意に保つために、システム内で
は、システムの管理者が管理可能なデータとして、例え
ば、ユニットナンバー(unitnumber)とチェックサム(che
cksum)が使用される。
【0027】ユニットナンバー(unitnumber)は、同一の
ニックネーム(nickname)が複数あった場合に、システム
内で個別の異なる符号となるように設定される個別情報
である。
【0028】チェックサム(checksum)は、ニックネーム
(nickname)に依存する情報であって、ニックネーム(nic
kname)から一意に導出できるが、チェックサムそれ自身
からニックネームへの反対方向には一意には導出できな
い、一方向性を有するように決められた符号であって、
例えばニックネーム(nickname)の符号値を基に得られた
値を更にある素数で割ったその余りの値である。
【0029】そして、インターネットIDで使用される
チェックフラグ(checkflag)は、ユニットナンバー(unit
number)とチェックサム(checksum)とで構成されるよう
にしている。
【0030】チェックサム(checksum)はニックネーム(n
ickname)に依存し、しかも、ユニットナンバー(unitnum
ber)は、同一のニックネームに応じて異なるように割り
振られているために、チェックフラグ(checkflag)とニ
ックネーム(nickname)から構成されるサブセット形式の
インターネットID(subset-internetID)は、一意の
値を示すこととなり、利用するシステム内での利用者の
識別が可能となる。
【0031】更に、フルフォーマットのインターネット
IDには、その値に応じて対応する日付(date)や個人情
報がシステム内で関連付けされている。
【0032】日付(date)は、通常システム上において利
用者のインターネットIDがアサインされた日付や、限
定された使用期間、インターネットIDの利用が不可能
となる日付等のシステム管理上必要となるあるいは有用
な期間や期日等として定義され、その使用の目的に応じ
て複数の日付けを設けるようにしてもよい。
【0033】個人情報は、例えば、e-mailアドレスや、
公開WebページのURL、IPアドレス、携帯電話番
号、その他、住所や性別といった利用者固有のプロファ
イル情報やインターネットIDによって関連付け可能な
付随した情報等である。これらの情報は、インターネッ
トIDの使用目的に応じて選択され、追加され得る。
【0034】図1は、本願発明を適用可能なシステム構
成の概要を示している。これによってインターネットI
D及びそこに含まれるニックネームとチェックフラグが
いかにシステム上で利用され、利用者を特定できるかと
いった相互の関係を明らかとする。
【0035】利用者が利用するクライアントPC(図示
せず)は、インターネットIDを管理する管理サーバ1
0にインターネットやその他の双方向通信ネットワーク
(図示せず)を介して接続可能である。
【0036】管理サーバ10は、フルフォーマットのイ
ンターネットIDとそれに対応する個人情報をディレク
トリファイル又はその他のファイル形式によってデータ
ベース(DB)として格納するためのディスク、半導体
メモリー等の記憶手段11を有し、管理サーバシステム
1を構成している。
【0037】また、管理サーバシステム1には、更に記
憶手段11に格納されるインターネットIDの登録や関
連する情報の更新等を行うための処理部(図示せず)を
有したアカウントセンター12と、そのインターネット
IDを利用した各種サービスを提供するよう処理するサ
ービスサーバ13を設けることができる。そして、アカ
ウントセンター12とサービスサーバ13には、認証モ
ジュール15a、15bがマウントされ、あるいは別個
の認証サーバ(図示せず)が設けられる。
【0038】認証モジュール15a、15bはそれぞ
れ、アカウントセンター12における情報の更新を行う
際の利用者や更新管理者の認証、サービスサーバによる
利用者の各種サービスの提供を行う際の利用者の認証を
行う。
【0039】例えば、利用者が管理サーバ10にアクセ
スすると、その利用の目的に応じて管理サーバ10は、
認証モジュール15a又は認証サーバにアクセスした利
用者から受けたパスワードと識別コードとを送信する。
認証モジュール15a又は認証サーバは、その値と予め
登録した利用者のパスワード及び識別コードとを対比
し、夫々の一致性を検証する。そして、利用者の検証結
果を管理サーバ10に返す。管理サーバ10は、正当な
利用者に対してのみアクセスを許可し、利用者は先に示
したようなインターネットIDに応じた利用者の情報を
得ることが可能となる。
【0040】この認証モジュール15a、15b又は認
証サーバは、その要求するセキュリティに応じた認証方
法を採ることができ、また、認証レベルを設定し、利用
者に提供できる情報に差を設けるようにしてもよい。
【0041】記憶手段11内のインターネットIDに関
連する情報を含んだデータベース(DB)は、ニックネ
ームとチェックフラグとを含んだインターネットID、
更には個人情報を少なくとも含む。
【0042】ディレクトリファイル形式で格納する場合
の一例としては、好ましくは、チェックサム(checksu
m)、ユニットナンバー(unitnumber)、及びニックネーム
とチェックフラグとを含んだフルフォーマットのインタ
ーネットID、更には個人情報とをディレクトリ構造に
構築する。このディレクトリ階層を辿ることで、利用者
は使用するサブセットのインターネットIDに基づき、
フルフォーマットのインターネットIDに付随した個人
情報を取得することが可能となる。
【0043】データベース形式、特にその取り扱いが容
易なリレーショナルデータベース形式に基づく格納を行
う場合には、チェックサム(checksum)、ユニットナンバ
ー(unitnumber)、ニックネーム(nickname)、そしてフル
フォーマットのインターネットID及びそれに関連する
個人情報とをテーブルの属性として定義する。利用者
は、使用するサブセットのインターネットIDをキーと
して、フルフォーマットのインターネットIDに付随し
た個人情報を取得することが可能となる。
【0044】このように、管理サーバ10は、サブセッ
トのインターネットIDの構成要素であるニックネーム
(nickname)及びチェックフラグ(checkflag)から、ディ
レクトリファイル又はデータベースファイルをもとにし
て、フルフォーマットのインターネットIDを特定する
ことができる。
【0045】また、ニックネーム(nickname)のみしかわ
からない場合でも、そのニックネームに関連するインタ
ーネットIDを抽出することも可能である。インターネ
ットIDには、その値に応じて個人情報が付随されてい
るために、例えばその付随情報をデータベースあるいは
ディレクトリベースの属性として持ち、そのインターネ
ットIDに応じた全ての付随情報、すなわち関連する利
用者を検索し、あるいは特定し、その結果利用者の識別
を図ることができる。
【0046】
【実施例】次ぎに、インターネットIDによる利用者の
識別を行うための具体的実施例を説明する。
【0047】フルフォーマット形式のインターネットI
D(full-internetID)と、サブセット形式のインター
ネットID(subset-internetID)の構文及び利用する
符号は、例えばBNF定義法によって以下のように定義
することができる。
【0048】[符号の定義] <ALPHA> ::='a'|'b'|'c'|'d'|'e'|'f'|'g'|'h'|'i'|'j'
|'k'|'l'|'m'|'n'|'o'|'p'|'q'|'r'|'s'|'t'|'u'|'v'|'
w'|'x'|'y'|'z'|'A'|'B'|'C'|'D'|'E'|'F'|'G'|'H'|'I'
|'J'|'K'|'L'|'M'|'N'|'O'|'P'|'Q'|'R'|'S'|'T'|'U'|'
V'|'W'|'X'|'Y'|'Z' <ALPHA2> ::='a'|'b'|'c'|'d'|'e'|'f'|'g'|'h'|'k'|'
m'|'n'|'p'|'r'|'s'|'t'|'A'|'B'|'C'|'D'|'E'|'F'|'G'
|'H'|'K'|'M'|'N'|'P'|'R'|'S'|'T' <NUMBER>:=='0'|'1'|'2'|'3'|'4'|'5'|'6'|'7'|'8'|'9' <HEX-DIGIT>:==<NUMBER>|'a'|'b'|'c'|'d'|'e'|'f'|'A'
|'B'|'C'|'D'|'E'|'F'尚、大文字、小文字ともシステム
内部では、全て小文字に変換されるよう使用される。
【0049】[データ定義] <internetID>::==<systemID>'−'<date>'−'<nickname
>'−'<checkflag>|<subset-internetID>:==<nickname>'
−'<checkflag> ここで、“|”前がフルインターネットIDであり、
“|”後がサブセットインターネットIDを示してい
る。
【0050】<YEAR>:==<NUMBER><NUMBER><NUMBER><NUMB
ER> <MONTH>:==<NUMBER><NUMBER> <DATE>:==<NUMBER><NUMBER> <systemID>:==<ALPHA><HEX-DIGIT><HEX-DIGIT> <date>:==<YEAR><MONTH><DATE> <nickname>:==<ALPHA>*32 <chekflag>:==<unitnumber><checksum> <unitnumber>:==<ALPHA2><ALPHA2><NUMBER> 上記実施例では、ニックネーム(nickname)は、最低3個
から最高32個までのASCIIキャラクタで構成され
ることを示しており、利用者によって任意に選択し決定
することができる。但し、一度決定されたニックネーム
(nickname)は、その後その利用者個人に付随し、利用者
のe−mailアドレスやweb上の公開URL等の利
用者に付随する情報内容が更新されたり追加されるなど
の変更があっても原則として変わることがない。
【0051】利用者が利用するサブセットインターネッ
トIDに含まれることとなるチェックフラグ(checkfla
g)は、ユニットナンバー(unitnumber)とニックネーム(n
ickname)に応じて計算されるチェックサム(checksum)と
から構成される。
【0052】ここで、ユニットナンバー(unitnumber)
は、同一のニックネーム(nickname)がシステム上で複数
存在する場合に、個人を特定するためにサブセットイン
ターネットIDが一意になるよう定められる。ここで
は、“aa0”から始まり“tt9”までの2250個の組み
合わせが可能であることを示している。従って、225
0個の同一のニックネーム(nickname)をシステム上に収
納する事が可能となる。
【0053】チェックサム(checksum)はニックネーム(n
ickname)とユニットナンバー(unitnumber)の実際の入力
値を確認し、その値の妥当性を検証することを目的とす
るものである。具体的なチェックサムの計算は、ニック
ネーム(nickname)で使用されるASCII値を総和し、
その総和を素数13で割った余りである。これによっ
て、ニックネーム(nickname)とユニットナンバー(unitn
umber)の入力値の間違いを検査し、事前にインターネッ
トIDの妥当性を判断することができる。
【0054】更に、システム内で管理使用するフルイン
ターネットID(full-internetID)には、利用者に付
随するe−mailアドレスや、URL、インターネッ
ト利用を可能とする携帯電話にアサインされたIPアド
レスやその携帯電話番号、顧客のプロファイル情報、利
用者同士のリレーション情報等の個人情報を関連させる
ことができるため、サブセットインターネットIDから
利用者の個人情報を検索することが可能となる。
【0055】[LDAPによるディレクトリサービスへ
の適用]図1で示したよう管理サーバシステム1は、
X.500やX.500のサブセットであるLDAPの
ディレクトリサーバシステムのDSA(ディレクトリシ
ステムエージェント)として上記インターネットIDに
関連する情報を収納し管理することができる。管理サー
バ11のデータベース(DB)には、そのためのディレ
クトリ情報を格納している。以下、ディレクトリサーバ
というときには、データベースを含めたLDAPディレ
クトリサーバを意味する。
【0056】ディレクトリサーバには、インターネット
IDに関する基本属性スキーマとして、システム“crfh
lidsystemID”、ニックネーム“crfhlidnickname”、ユ
ニットナンバー“crfhlidunitnumberValue”、チェック
サム“crfhlidchecksumValue”の他、個人情報“crfhlh
iduserInfo”、インターネットIDが使用可能かどうか
を表すイネーブル“crflidenable”、利用者認証のため
のパスワード“crfhlidpassword”に関する属性が定義
される。尚、“”で囲まれたパラメータが夫々の属性を
表しており、各属性の頭の“crfhlid”は、この利用者
識別のためのLDAPディレクトリサービスの運用に使
用するために属性スキーマで定義された属性であること
を示している。
【0057】インターネットIDのエントリ構造スキー
マに基づくオブジェクト定義においては、スーパクラス
であるインターネットID(internetID)、更にユニッ
トナンバー(unitnumber)及びチェックサム(checksum)に
関する識別名(DN)がそれぞれ定義される。
【0058】スーパークラスであるインターネットID
には、先の属性スキーマで定義した“crfhlidsystemI
D”、“crfhlidunitnumberValue”、“crfhlidchecksum
Value”を属性として含んでいる。
【0059】ユニットナンバー(unitnumber)及びチェッ
クサム(checksum)に関する属性リストは、それぞれ“cr
fhlidunitnumberValue”、“crfhlidchecksumValue”で
ある。
【0060】ディレクトリ構造スキーマとしては、ディ
レクトリサーバ23には、例えば図2に示すようなツリ
ーの階層構造をなすディレクトリ情報が格納されてい
る。
【0061】最上位のroot(ルート)の下には、c
=jp@o=peopleの階層構造を有し、そのオル
ガニゼーションをトップとして、チェックサム(checksu
m)、ユニットナンバー(unitnumber)が配置され、更に
その下層にインターネットID(internetID)、更にそ
の下層にそのフルフォーマット形式のインターネットI
D(internetID)に応じて関連付けされた利用者の個人
情報がディレクトリとして構成される。この個人情報
は、既に説明したe−mailアドレスや、URL等の
利用者に関連する多様な情報を含む。尚、フルフォーマ
ットのインターネットIDには、システム(systemID)
が特定できることから、それによってディレクトリサー
ビスにおいて利用されるシステムが明らかとなる。
【0062】ou=peopleの下の比較的上層の階
層において、チェックサム(checksum)及びユニットナン
バー(unitnumber)を配置しているのは、これらはサブ
セットのinternetIDに含まれる情報であるこ
とから、その情報を使用することで比較的浅い階層での
検索を可能とし、その結果、最下層までのエントリへの
検索を節約することができるからである。また、ディレ
クトリエントリが肥大化した場合でも、ユニットナンバ
ー(unitnumber)毎のディレクトリ分割や、あるいは同
一ユニットナンバー(unitnumber)内でチェックサムや
その他のエントリに応じた分割を行うことで、検索のた
めの深さを一定に保ち、検索で参照することとなるサー
バの数を押さえることができる。
【0063】更に、チェックサム(checksum)を第1のツ
リーにしているのは、チェックサム値の分布によるデー
タの均一化を図るものである。すなわち、チェックサム
は、13の素数で分割したその余りを示したものである
ことから、0〜12までの値は均等化されるため、c=
jp@o=peopleの下位のディレクトリへのアク
セスが平均化される。一方、ユニットナンバーをチェッ
クサムの代わりに配置した場合には、ユニットナンバー
=aa0〜tt9までの2250個のディレクトリ情報
のうちの一部の特定のユニットナンバーのアクセスが集
中し、一利用者にかかる検索コストが平均化されないお
それがある。尚、この例では、チェックサムの下位にユ
ニットナンバー(unitnumber)を配置しているが、ディ
レクトリ情報が肥大化した場合には、別なディレクトリ
構造を採るようにしてもよい。
【0064】いま、LDAP検索フィルタによるインタ
ーネットIDのエントリ検索を考える。例えば、 RDN search=`(&(objectclass=internetID)(ou=poeple)
(unitnumber=aa0)(chekusum=1)(internetID=hogehoge-a
a01))' による検索の場合には、インターネットID(internetI
D)=hogehoge-aa01に関連するエントリを検索することが
できる。
【0065】一方、ニックネーム(nickname)しかわから
ない場合でも、 RDN search=`(&(objectclass=internetID)(ou=poeple)
(nickname=hogehoge))' による検索式によって、hogehogeのニックネームを有す
る全てのエントリを検索することができる。また、ユニ
ットナンバー(unitnumber)=aa0、とチェックサム(check
sum)=1、はわかっているが、ニックネームのうちの一
部、例えばhogeのみしかわからない場合でも、 RDN search=`(&(objectclass=internetID)(ou=poeple)
(unitnumber=aa0)(chekusum=1)(nickname=hoge*))' による検索式でこれに関連するエントリを取得すること
ができる。
【0066】尚、上記例による検索式では、inter
netIDのみを使用しているが、その他の個人情報等
を使用することで、該当する可能性のある利用者を特定
する事が可能であることは明らかであろう。
【0067】[リレーショナルデータベースへの適用]
図3は、管理サーバシステム1における記憶手段11に
格納されたリレーショナルデータベース構造の一例を示
している。
【0068】リレーショナルデータベースシステムは、
目的に応じて属性を組み合わせ、関連する情報をテーブ
ル形式に構成したものである。そしてそのテーブルは、
絶対的なものでないことから、幾つかのテーブルを更に
追加し、相互に関連づけて統合するいわゆるデータベー
スモデルを構築することができる。
【0069】従って、図3に示したテーブル構造も、そ
の目的やシステム環境に応じて適宜異なる。
【0070】データベースで使用される属性は、LDA
Pと同様に、この例では、システム“crfhlidsystemI
D”、ニックネーム“crfhlidnickname”、ユニットナン
バー“crfhlidunitnumberValue”、チェックサム“crfh
lidchecksumValue”の他、個人情報“crfhliduserInf
o”、インターネットIDが使用可能かどうかを表すイ
ネーブル“crfhlidenable”、利用者認証のためのパス
ワード“crfhlidpassword”に関する属性を定義するこ
とができる。尚、“”で囲まれたパラメータが夫々の属
性を表している。
【0071】但し、データベースの検索を比較的容易に
するために、フルフォーマットインターネットIDとし
て、“crfhlidsystemID”、日付“date”、ニックネー
ム“crfhlidnickname”、ユニットナンバー“crfhlidun
itnumberValue”、及びチェックサム“crfhlidchecksum
Value”の各属性をあわせた“crfhlidfull-internetI
D”の属性を定義することで、フルフォーマットのイン
ターネットIDを示すようにしてもよい。
【0072】また、ニックネーム“crfhlidnickname”
とユニットナンバー“crfhlidunitnumberValue”及びチ
ェックサム“crfhlidchecksumValue”をあわせた属性を
“crfhlidsubsetinternetID”と定義し、サブセットフ
ォーマットのインターネットIDを示す新たな属性とし
てもよい。
【0073】全ての情報を一つのデータベースで管理す
ることは、データベースシステムの負荷を増大させるこ
ととなる。従って、LDAPでチェックサムに応じてデ
ィレクトリ分割する考えをデータベースの構築において
も適用する。図3は、チェックサム(checksum)=0〜1
2の異なる値に応じて、データベースを分割したデータ
ベース構造の概要図である。
【0074】この分割したデータベース(table1
〜table13)を一つのデータベースとして扱うた
めに、ビュー(view)を使用することができる。分
割した上部に形成されたテーブル(table)は、そ
のビュー、すなわち仮想的なテーブルを示している。
【0075】サブセットのインターネットID情報によ
って目的とする個人情報を検索するには、例えば、サブ
セットのインターネットIDが“hogehogeaa01”の場合
には、 select crfhliduserInfo from tablewhere crfhlidsubs
etinternetID=hogehogeaa01 としたSQL文を生成すればよい。
【0076】ここで、「table」はビューによって
生成された仮想テーブル名を表す。
【0077】これによって、求める個人情報をサブセッ
トのインターネットIDによって求めることが可能とな
る。
【0078】また、ニックネームしか判らない場合や一
部のニックネームしか判らない場合であっても、比較的
に簡単に該当する個人の個人情報を検索することが可能
となる。
【0079】尚、ここでは、個人情報を単一の属性であ
る“crfhliduserInfo”で定義しているが、これは例示
であり、複数の個人情報毎に異なる属性として定義して
同一のテーブル又は別のテーブルに関連づけて検索でき
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を適用可能なシステム構成例である。
【図2】システムが管理する情報のディレクトリツリー
構造の一例を示す。
【図3】分割されたリレーショナルデータベース構造の
一例を示す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が任意に特定可能なニックネーム
    と、通信ネットワーク上での利用者管理システムにより
    割り振られた当該管理システムから利用者への一方向性
    を有する利用者チェック情報とを組み合わせて利用者に
    対してネットワーク上で一意の利用者識別子を付与し、 当該利用者識別子と利用者の個人情報とを関連付け、も
    って前記利用者識別子から特定された利用者の個人情報
    によって、利用者を識別可能とした通信ネットワーク上
    の利用者識別方法。
  2. 【請求項2】 前記利用者チェック情報は、システムが
    同一のニックネームに対して個々に異なるようにシステ
    ム内部で管理する個別情報を含むようにした請求項1に
    記載の通信ネットワーク上の利用者識別方法。
  3. 【請求項3】 前記利用者チェック情報は、ニックネー
    ムから一方向関数によって導かれるニックネーム依存情
    報を含むようにした請求項1に記載の通信ネットワーク
    上の利用者識別方法。
  4. 【請求項4】 前記ニックネーム依存情報は、ニックネ
    ームの符号値の総和から所定の素数で割った余りである
    請求項3に記載の通信ネットワーク上の利用者識別方
    法。
  5. 【請求項5】 前記利用者識別子と個人情報とを少なく
    とも属性とした利用者のオブジェクトを定義し、 前記利用者識別子をLDAPのDSAに構築する、請求
    項1に記載の通信ネットワーク上の利用者識別方法。
  6. 【請求項6】 前記利用者識別子と個人情報とを少なく
    とも属性としたリレーショナルデータベースに利用者に
    関する情報を構築する、請求項1に記載の通信ネットワ
    ーク上の利用者識別方法。
  7. 【請求項7】 利用者が任意に特定可能なニックネーム
    と、通信ネットワーク上での利用者管理システムにより
    割り振られた当該管理システムから利用者への一方向性
    を有する利用者チェック情報とを組み合わせて利用者に
    対してネットワーク上で一意となるよう付与された利用
    者識別子の情報を有する管理サーバシステムからなる利
    用者識別情報システムであって、 前記管理サーバシステムは、前記利用者識別子とその値
    に対応して関連付けられた個人情報とを格納し、 当該システムは、利用者から受けた利用者識別子に応じ
    て個人を特定できるようにした通信ネットワーク上の利
    用者識別システム。
  8. 【請求項8】前記利用者チェック情報は、システムが同
    一のニックネームに対して個々に異なるようにシステム
    内部で管理する個別情報を含むようにした請求項7に記
    載の通信ネットワーク上の利用者識別システム。
  9. 【請求項9】前記利用者チェック情報は、ニックネーム
    から一方向関数によって導かれるニックネーム依存情報
    を含むようにした請求項7に記載の通信ネットワーク上
    の利用者識別システム。
  10. 【請求項10】前記ニックネーム依存情報は、ニックネ
    ームの符号値の総和から所定の素数で割った余りである
    請求項9に記載の通信ネットワーク上の利用者識別シス
    テム。
  11. 【請求項11】前記利用者識別子と個人情報とを少なく
    とも属性とした利用者のオブジェクトを定義し、 前記管理サーバシステムはLDAPに従ったDSAであ
    って、DSAに前記オブジェクトのディレクトリ情報が
    構築されている、請求項7に記載の通信ネットワーク上
    の利用者識別システム。
  12. 【請求項12】 前記利用者識別子と個人情報とを少な
    くとも属性としたリレーショナルデータベースが管理サ
    ーバシステムの記憶手段に格納されている請求項7に記
    載の通信ネットワーク上の利用者識別方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084483A1 (ja) * 2003-03-20 2004-09-30 Japan Medical Data Center Co., Ltd. 情報管理システム
JP2007502554A (ja) * 2003-07-28 2007-02-08 エテレメトリー インク ネットワーク化されたコンピュータのユーザを特定するネットワークアセットトラッカ
JP2007328709A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 電子メール装置

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