JP2002259176A - サービス制御システムおよびサービス制御システムの顧客データ収容替え方法 - Google Patents

サービス制御システムおよびサービス制御システムの顧客データ収容替え方法

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JP2002259176A
JP2002259176A JP2001050764A JP2001050764A JP2002259176A JP 2002259176 A JP2002259176 A JP 2002259176A JP 2001050764 A JP2001050764 A JP 2001050764A JP 2001050764 A JP2001050764 A JP 2001050764A JP 2002259176 A JP2002259176 A JP 2002259176A
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customer
customer data
service control
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Katsuyuki Kawase
克之 川瀬
Hirokuni Aiura
広国 相浦
Kazumasa Takami
一正 高見
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システム停止をせずとも、顧客データの収容替
えを実施できると共に、最新の顧客データの状態で引継
ぎを行うことができるようにする。 【解決手段】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
制御装置1,2を用い、与えられた情報対応の顧客データ
を調べてその顧客データに対しトランザクション処理を
行うシステムにおいて、顧客データにデータの更新可否
を決めるデータ更新停止フラグを設定可能にすると共に
管理装置7を設けてこの管理装置にはサービス制御装置
1,2間で各顧客毎の顧客データのうち所望の顧客データ
を所望のサービス制御装置に収容替えする場合に収容替
え対象の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して
一旦収容替え対象の顧客データについてのデータ更新を
停止させ収容替え対象の顧客データの収容替えし収容替
えが完了したならデータ更新停止フラグを解除設定しデ
ータ更新可能に戻す機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、顧客毎のデータを
持ち、該データに対して参照及び更新のトランザクショ
ン処理を行うサービス制御システムおよびサービス制御
システムの顧客データ収容替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】顧客毎のデータを持ち、該データに対し
て参照及び更新のトランザクション処理を行うコンピュ
ータシステムを複数台用いたサービス制御装置がある。
【0003】このようなサービス制御装置において、顧
客データが複数のサービス制御装置に分割して保持され
るようなシステムとした場合においては、特定のサービ
ス制御装置へのトラヒックの増加等が原因で一部の顧客
データを別のサービス制御装置に収容替えしなければな
らない事態が生じる可能性がある。
【0004】この場合に、従来の技術では、一旦、シス
テムを停止させた上で、データの引継ぎを行うようにす
るか、あるいは、システムを停止させないようにする代
わりに、データの引継ぎを割り切り、収容替え先のサー
ビス制御装置に初期値を落とすようにするか、あるい
は、ある時点の顧客データをコピーするようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、顧客毎
のデータを持ち、該データに対して参照及び更新のトラ
ンザクション処理を行うコンピュータシステムを複数台
用いたサービス制御装置において、一部の顧客データを
別のサービス制御装置に収容替えしようとするする場
合、データを完全に引き継がせようとすると、システム
を停止させる必要がある。そして、この場合、システム
の停止を伴うため、収容替えをしている間は収容替え対
象でない顧客までサービス停止となる問題点があった。
【0006】一方、この問題点を避けるようにするため
には、収容替え先のサービス制御装置へは、初期値をコ
ピーするか、ある時点の顧客データをコピーすることと
なるが、その場合は、顧客データの更新は、収容替え先
のサービス制御装置に引き継がれないと言う問題点があ
る。
【0007】しかし、いずれもシステム運用上、好まし
いことではないから、このような問題点を解消する技術
の早急な確立が嘱望される。
【0008】従って、この発明の目的とするところは、
システムの停止をせずとも、顧客データの収容替えを実
施できると共に、最新の顧客データの状態で引継ぎを行
うことができるようにしたサービス制御システムおよび
サービス制御システムの顧客データ収容替え方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、 [1]顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客データ
に対して参照あるいは更新のトランザクション処理を行
うコンピュータシステム複数台からなるサービス制御装
置を用い、与えられた情報対応の顧客データを調べてそ
の顧客データに対してトランザクション処理を行うサー
ビス制御システムにおいて、前記顧客データにデータの
更新可否を決めるデータ更新停止フラグを設定可能にす
ると共に、管理装置を設けて、この管理装置には前記サ
ービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、
所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収容替え
する場合に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停
止フラグを設定して、一旦、収容替え対象の顧客データ
ついてのデータ更新を停止させ、収容替え対象の顧客デ
ータの収容替えおよびこの収容替え完了したとき、デー
タ更新停止フラグを解除設定してデータ更新可能に戻す
ようにする機能を備える構成としたことを特徴とする。
【0010】このような本発明は、顧客毎に所要の顧客
データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更新
のトランザクション処理を行うコンピュータシステム複
数台からなるサービス制御装置を用い、与えられた情報
対応の顧客データを調べてその顧客データに対してトラ
ンザクション処理を行うサービス制御システムにおい
て、前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ
更新停止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス
制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の
顧客データを所望のサービス制御装置に収容替えする場
合に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラ
グを設定して、一旦、収容替え対象の顧客データついて
のデータ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの
収容替えおよびこの収容替え完了したとき、データ更新
停止フラグを解除設定してデータ更新可能に戻すように
する。
【0011】従って、本発明によれば、顧客データ収容
替えに当たり、収容替え対象の顧客データにデータ更新
停止フラグを設定して一旦、収容替え対象の顧客データ
ついてのデータ更新を停止させることができ、これによ
り、システム全体についてはシステム停止をせずともデ
ータの引継ぎが可能となる。
【0012】従来の方法では、システムの停止を伴う
か、データの引継ぎを割り切ることが必要だったのに比
べて、本発明においては、収容替え対象の顧客データの
みをコピーする間、その収容替え対象のシステムを停止
するだけで、データを引き継いだ収容替えが可能とな
る。
【0013】[2]また、本発明は、顧客毎に所要の顧
客データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更
新のトランザクション処理を行うコンピュータシステム
複数台からなるサービス制御装置を用い、与えられた情
報対応の顧客データを調べてその顧客データに対してト
ランザクション処理を行うサービス制御システムにおい
て、前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ
更新停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設
けて、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記
各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望
のサービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対
象の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
旦、収容替え対象の顧客データについてのデータ更新を
停止させ、収容替え対象の顧客データの収容替え開始に
当たり、データ更新停止フラグを解除設定してデータ更
新可能に戻すようにする機能を備える構成としたことを
特徴とする。
【0014】このような本発明は、顧客毎に所要の顧客
データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更新
のトランザクション処理を行うコンピュータシステム複
数台からなるサービス制御装置を用い、与えられた情報
対応の顧客データを調べてその顧客データに対してトラ
ンザクション処理を行うサービス制御システムにおい
て、前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ
更新停止フラグを設定可能にしており、前記サービス制
御装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧
客データを所望のサービス制御装置に収容替えする場合
には、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラ
グを設定して、一旦、収容替え対象の顧客データについ
てのデータ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データ
の収容替え開始に当たり、データ更新停止フラグを解除
設定してデータ更新可能に戻すようにした。従って、収
容替え開始時にはデータ更新停止フラグは解除されて呼
虚客データは更新可能になっており、顧客データの収容
替え終了後には直ちに収容先のサービス制御装置でトラ
ンザクション処理が開始可能になる。
【0015】従って、データ更新を停止せずに、データ
の引継ぎを行うことができる。
【0016】[3]また、本発明は、顧客毎に所要の顧
客データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更
新のトランザクション処理を行うコンピュータシステム
複数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装
置の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保
持するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応
の顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調
べ、その顧客データに対してトランザクション処理を行
うサービス制御システムにおいて、前記顧客データにデ
ータの更新可否を決めるデータ更新停止フラグを設定可
能にすると共に、管理装置を設けて、この管理装置には
前記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データの
うち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収
容替えする場合に、収容替え対象の顧客データにデータ
更新停止フラグを設定して、一旦、収容替え対象の顧客
データついてのデータ更新を停止させ、収容替え対象の
顧客データの収容替えと、この収容替えに伴う前記ディ
レクトリ装置のディレクトリデータの書き換えを指示
し、これらが完了した段階で、データ更新停止フラグを
解除設定してデータ更新可能に戻す機能を持たせる構成
としたことを特徴とする。
【0017】このような本発明は、顧客毎に所要の顧客
データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更新
のトランザクション処理を行うコンピュータシステム複
数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装置
の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保持
するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応の
顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調べ、
その顧客データに対してトランザクション処理を行うサ
ービス制御システムにおける顧客データ収容替えに当た
り、前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ
更新停止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス
制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の
顧客データを所望のサービス制御装置に収容替えする場
合に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラ
グを設定して、一旦、収容替え対象の顧客データついて
のデータ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの
収容替えと、この収容替えに伴う前記ディレクトリ装置
のディレクトリデータの書き換えを指示し、これらが完
了した段階で、データ更新停止フラグを解除設定してデ
ータ更新可能に戻す。
【0018】従って、本発明によれば、顧客データ収容
替えに当たり、収容替え対象の顧客データにデータ更新
停止フラグを設定して一旦、収容替え対象の顧客データ
ついてのデータ更新を停止させることができ、これによ
り、システム全体についてはシステム停止をせずともデ
ータの引継ぎが可能となる。
【0019】従来の方法では、システムの停止を伴う
か、データの引継ぎを割り切ることが必要だったのに比
べて、この発明においては、収容替え対象の顧客データ
のみをコピーする間、その収容替え対象のシステムを停
止するだけで、データを引き継いだ収容替えが可能とな
る。
【0020】[4]また、本発明は、顧客毎に所要の顧
客データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更
新のトランザクション処理を行うコンピュータシステム
複数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装
置の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保
持するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応
の顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調
べ、その顧客データに対してトランザクション処理を行
うサービス制御システムにおいて、前記顧客データにデ
ータの更新可否を決めるデータ更新停止フラグを設定可
能にすると共に、管理装置を設けて、この管理装置には
前記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データの
うち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収
容替えする場合に、収容替え対象の顧客データにデータ
更新停止フラグを設定して、一旦、収容替え対象の顧客
データついてのデータ更新を停止させ、収容替え対象の
顧客データの収容替えと、この収容替えに伴う前記ディ
レクトリ装置のディレクトリデータの書き換えを指示す
ると同時にデータ更新停止フラグを解除設定してデータ
更新可能に戻す機能を持たせる構成としたことを特徴と
する。
【0021】このような本発明は、顧客毎に所要の顧客
データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更新
のトランザクション処理を行うコンピュータシステム複
数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装置
の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保持
するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応の
顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調べ、
その顧客データに対してトランザクション処理を行うサ
ービス制御システムの顧客データ収容替えに当たり、前
記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新停
止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス制御装
置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客デ
ータを所望のサービス制御装置に収容替えする場合に、
収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラグを設
定して、一旦、収容替え対象の顧客データついてのデー
タ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの収容替
えと、この収容替えに伴う前記ディレクトリ装置のディ
レクトリデータの書き換えを指示すると同時にデータ更
新停止フラグを解除設定してデータ更新可能に戻すこと
を特徴とする。
【0022】本発明は、サービス制御装置での顧客デー
タ収容替えをする場合に、収容替え対象の顧客のデータ
にデータ更新の停止フラグを設定することで、一部の顧
客の更新アクセスを一旦停止し、その間にサービス制御
装置間でデータのコピーを行うが、その際に顧客データ
の更新停止フラグの設定を解除しておき、ディレクトリ
装置のディレクトリを書き換えると同時に、収容替え先
のサービス制御装置でトランザクション処理を開始可能
にする。
【0023】従来の方法では、システムの停止を伴う
か、データの引継ぎを割り切ることが必要だったのに比
べ、本発明では、収容替え対象の顧客データのみをコピ
ーする間停止するだけで、データを引き継いだ収容替え
が可能となる。また、顧客データをコピーする時に、収
容替え停止フラグの設定を解除するようにしているた
め、ディレクトリ装置の書き換えと同時にサービスが開
始可能となる。
【0024】[5]また、本発明は、顧客毎に所要の顧
客データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更
新のトランザクション処理を行うコンピュータシステム
複数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装
置の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保
持するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応
の顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調
べ、その顧客データに対してトランザクション処理を行
うサービス制御システムにおいて、顧客データの更新履
歴を管理する履歴管理機能および前記サービス制御装置
間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客デー
タを所望のサービス制御装置に収容替えする場合に、そ
の収容替え対象の顧客データを前記所望のサービス制御
装置に転送して保持させると共に、この収容替え対象の
顧客データに更新があったときは更新履歴に基づく差分
の顧客データ転送指示を前記サービス制御装置に与え、
差分を含めた収容替え対象の顧客データの収容替えを終
えた後、この収容替えに伴う変更後のディレクトリ装置
のディレクトリデータの書き換えを指示する機能とを備
えた管理装置を設け、また、前記各サービス制御装置に
は前記更新履歴に基づく差分の顧客データ転送指示を受
けると収容替え対象の顧客データのうち、更新履歴に基
づく差分があるときはこの差分の顧客データを収容替え
対象のサービス制御装置に転送する機能を備えた構成と
することを特徴とするサービス制御システム。
【0025】このような本発明は、顧客毎に所要の顧客
データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更新
のトランザクション処理を行うコンピュータシステム複
数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装置
の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保持
するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応の
顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調べ、
その顧客データに対してトランザクション処理を行うサ
ービス制御システムの顧客データ収容替えに当たり、顧
客データの更新履歴を管理すると共に、前記サービス制
御装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧
客データを所望のサービス制御装置に収容替えする場合
に、その収容替え対象の顧客データを前記所望のサービ
ス制御装置に転送して保持させると共に、この収容替え
対象の顧客データに更新があったときは前記収容替え対
象の顧客データのうち、更新履歴に基づく差分の顧客デ
ータを収容替え対象のサービス制御装置に転送して保持
させ、差分を含めた収容替え対象の顧客データの収容替
えを終えた後、この収容替えに伴う変更後のディレクト
リ装置のディレクトリデータの書き換える。
【0026】すなわち、サービス制御装置の収容替えを
する場合に、サービス制御装置間でデータのコピーを行
い、コピーする間に更新された顧客データは更新履歴を
転送し、収容替え先サービス制御装置で更新履歴の反映
が終了した後に、ディレクトリ装置のディレクトリを書
き換えるようにするので、データ更新を停止せずに、デ
ータの引継ぎを行うことができる。
【0027】従って、顧客データをコピーする間に更新
された場合であっても、更新履歴に従って差分を転送す
るため、データ更新を停止することなく、収容替え直前
のデータを引き継ぐことが可能となる。
【0028】[6]また、本発明は、顧客毎に所要の顧
客データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更
新のトランザクション処理を行うコンピュータシステム
複数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装
置の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保
持するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応
の顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調
べ、その顧客データに対してトランザクション処理を行
うサービス制御システムにおいて、前記サービス制御装
置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客デ
ータを所望のサービス制御装置に収容替えする場合に、
その収容替えに伴う変更後のディレクトリデータとすべ
く、ディレクトリ装置にディレクトリデータの書き換え
を指示する機能を有する管理装置を設け、また、前記各
サービス制御装置には前記管理装置の指示による前記デ
ィレクトリ装置におけるディレクトリデータの書き換え
後、収容替え先サービス制御装置へのアクセスがあると
収容替え元サービス制御装置にアクセスして前記収容替
え対象の顧客データを前記収容替えサービス制御装置に
転送して保持させ、収容替え対象の顧客データの収容替
えを行う機能を設けることを備える構成とすることを特
徴とする。
【0029】このような本発明は、顧客毎に所要の顧客
データを持ち、該顧客データに対して参照あるいは更新
のトランザクション処理を行うコンピュータシステム複
数台からなるサービス制御装置と、各サービス制御装置
の持つ顧客データについてのディレクトリデータを保持
するディレクトリ装置とを備え、与えられた情報対応の
顧客データを前記ディレクトリデータに基づいて調べ、
その顧客データに対してトランザクション処理を行うサ
ービス制御システムの顧客データ収容替えに当たり、前
記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのう
ち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収容
替えする場合に、その収容替えに伴う変更後のディレク
トリデータとすべく、ディレクトリ装置のディレクトリ
データ書き換えを行い、また、前記ディレクトリ装置に
おけるディレクトリデータの書き換え後、収容替え先サ
ービス制御装置へのアクセスがあると収容替え元サービ
ス制御装置にアクセスして前記収容替え対象の顧客デー
タを前記収容替えサービス制御装置に転送して保持さ
せ、収容替え対象の顧客データの収容替えを行う。
【0030】このように、サービス制御装置の収容替え
をする場合に、ディレクトリ装置のディレクトリを書き
替えた後、収容替え先サービス制御装置へのアクセスを
契機に収容替え元サービス制御装置にアクセスして顧客
データをコピーすることで、データ更新を停止せずに、
データの引継ぎが行える。
【0031】従来の方法では、システムの停止を伴う
か、データの引継ぎを割り切ることが必要だったのに比
べ、本発明では、収容替え先サービス制御装置へのアク
セスを契機に収容替え元サービス制御装置にアクセスし
て顧客データをコピーするため、データ更新を停止する
ことなく、データを引き継ぐことが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照して説明する。
【0033】(基本構成)図1は、本発明の実施例とし
てのサービス制御システムの構成例を説明するブロック
図である。
【0034】図において、1,2,3はそれぞれ顧客毎
のデータを持ち、該データに対して参照や更新のトラン
ザクション処理を行うコンピュータシステムであって、
それぞれ1番目のサービス制御装置(サービス制御装置
(1号機))、N番目のサービス制御装置(サービス制御
装置(N号機))であり、それぞれ顧客毎のデータを分割
して収容している。また、前記サービス制御装置3は新
たに増設されたN+1番目のサービス制御装置(サービス
制御装置(N+1号機))である。
【0035】本実施例の説明では、サービス制御装置
(1号機)1の顧客データの一部を新増設のサービス制
御装置(N+1号機)3に収容替えするケースを想定す
る。ここで、上記トランザクション処理とは、コンピュ
ータ・システムにおける一つの意味のある処理範囲また
は処理単位のことを指す。
【0036】次に上記4は交換機であって、サービス制
御装置1,2,3のうち、必要な顧客データを持つサー
ビス制御装置1,2,3に制御を依頼する交換機(クラ
イアント装置に相当)である。ここでは、4は電話網に
おける交換機を想定しているが、交換機以外にクライア
ント装置として一般的な要件を考えるならば、このクラ
イアント装置としては、必要な顧客データを持つサービ
ス制御装置にトランザクション処理を依頼するためのも
のと定義できる。
【0037】また、6はディレクトリ装置であって、顧
客(サービス提供者側が展開する特定のサービスに対す
る契約者)と収容先サービス制御装置のアドレス対応の
ディレクトリデータを保持するためのものである。この
ディレクトリ装置6は、クライアント装置としての交換
機6がサービス制御装置1,2,3にアクセスするため
に、顧客の識別情報をもとにその顧客の顧客データが収
容されたサービス制御装置を検索すると言う機能を持
つ。ディレクトリ装置6は、この検索にディレクトリデ
ータを利用する。
【0038】5はサービス制御装置1,2,3とディレ
クトリ装置6と交換機4を接続する通信網、7は管理装
置であって、サービス制御装置1,2,3とディレクト
リ装置6を管理するための装置である。
【0039】また、8は発信者側の電話機であり、ま
た、9は着信者側の電話機であって、当該着信者側の電
話機9はサービス制御装置1,2,3により提供される
サービスを受けるべく、契約している顧客の電話機であ
る。
【0040】サービス制御装置1,2,3により提供さ
れるサービスとしては、例えば、代表的な例としてフリ
ーフォンが考えられる。ここで、フリーフォンとは、顧
客の電話機の回線に割り当てられた物理番号に着呼させ
るのにその物理番号ではなく論理番号で済ませることが
できるようにしたサービスであり、我が国ではダイヤル
番号“0120”で始まるフリーダイヤルとして知られ
ているものが代表的な一例である。
【0041】図2は、本発明の実施例におけるフリーフ
ォンサービス制御の一例を示す状態遷移図である。この
サービスでは発信者側が自己の電話機8より論理番号を
発呼すると(t01)、交換機4はディレクトリ装置6
に制御依頼を出し(t02)、これを受けたディレクト
リ装置6では、発信者側からの論理番号を元に、サービ
ス制御装置1,2,3のうちからその論理番号の割り当
てられている顧客の収容されているサービス制御装置を
検索し、それが例えばサービス制御装置1であったとす
れば当該サービス制御装置1に呼転送を行い(t0
3)、そして、サービス制御装置1では、顧客データよ
り接続先の物理番号を検索し、交換機4に対して接続指
示を出し(t04)、これを受けた交換機4によって着
信者9に呼び出しが行われ(t05)、着信者の電話機
9が応答すると(t06)、交換機4は両者を通話可能
にすべく、発信者の電話機8と顧客の電話機9の通話回
線を接続する(t07)という内容のサービスである。
【0042】このフリーフォンサービス制御において、
一部の顧客データを別のサービス制御装置に収容替えし
ようとするする場合に、システムの一時停止を伴うこと
なく収容替え先のサービス制御装置にデータを完全に引
き継がせることができるようにするための実施例を説明
する。
【0043】(第1の実施例)ここでは、サービス制御
装置(1号機)1に収容されているある顧客データを、
サービス制御装置(N号機)2に収容替えする例を説明
する。
【0044】なお、この実施例での基本構成は図1に示
したものを採用する。ただし、この実施例においては、
システム停止をせずにデータの引継ぎを可能とすべく、
顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新停止
フラグを設定できる構成とし、管理装置7には顧客デー
タを収容替えする場合に、収容替え対象の顧客データに
データ更新停止フラグをON設定することで、一旦、収
容替え対象の顧客データついてのデータ更新を停止さ
せ、収容替え完了後に、すなわち、収容替え対象の顧客
データの収容替えと、この収容替えに伴うディレクトリ
装置6のディレクトリデータ書き換えが完了した段階
で、データ更新停止フラグをOFF設定してデータ更新
可能に戻すようにする機能を持たせた構成としてある。
【0045】図3は、本発明の第1の実施例における顧
客データの収容替えシーケンスの一例を説明する状態遷
移図である。ここでは、サービス制御装置(1号機)1
に収容されていたある顧客データを、サービス制御装置
(N号機)2に収容替えする例を示している。
【0046】図3を参照して動作を説明する。
【0047】いま、管理装置7に対し、管理者がサービ
ス制御装置(1号機)1に収容されているある顧客デー
タを指定し、サービス制御装置(N号機)2に収容替え
するように指定して実行指示したとする。
【0048】すると、まず、この指示を受けて管理装置
7はサービス制御装置1の顧客データのうち、収容替え
対象の顧客データのデータ更新停止フラグを“ON”に設
定する(t1)。続いて管理装置7は、サービス制御装
置1の収容替え対象の顧客データの参照を行い(t
2)、サービス制御装置(N号機)2に対して参照した
顧客データの書き込みを行う(t3)。
【0049】その後、管理装置7はディレクトリ装置6
の保持するディレクトリデータを書き換え(t4)、収
容替えした顧客データの収容先をサービス制御装置(N
号機)2にしておく。そして、これが終わると管理装置
7は、サービス制御装置(N)2の顧客データのうち、
前記収容替えした顧客データのデータ更新停止フラグを
“OFF”に設定する(t5)。
【0050】ここで、交換機4から収容替えした顧客デ
ータヘのアクセスが発生した場合は、まず交換機4から
ディレクトリ装置6に対して、指示依頼を出す(t
6)。すると、ディレクトリ装置6は、顧客の収容され
ているサービス制御装置(N号機)2を検索し、サービ
ス制御装置(N号機)2に呼転送を行い(t7)、これ
を受けたサービス制御装置(N号機)2では保持してい
る顧客データに基づいて交換機4に対して接続指示を出
す(t8)。
【0051】このようにして、この実施例によれば、顧
客データにデータの更新可否を決めるデータ更新停止フ
ラグを設定できる構成とし、管理装置では顧客データを
収容替えする場合に、収容替え対象の顧客データにデー
タ更新停止フラグをON設定(更新停止設定)すること
で、一旦、収容替え対象の顧客データついてのデータ更
新を停止させ、収容替え完了後にデータ更新停止フラグ
をOFF設定してデータ更新可能に戻すことで、システ
ム停止をせずにデータの引継ぎが可能となる。
【0052】以上は、収容替え完了後にデータ更新停止
フラグをOFF設定(更新停止解除設定)してデータ更
新可能に戻す構成であったが、収容替え操作の開始直前
にデータ更新停止フラグをOFF設定してデータ更新可
能に戻すようにすることもできる。その例を第2の実施
例として説明する。
【0053】(第2の実施例)この実施例での基本構成
も図1に示したものを採用する。ただし、この実施例に
おいては、システム停止をせずにデータの引継ぎを可能
とすべく、顧客データにデータの更新可否を決めるデー
タ更新停止フラグを設定できる構成とし、管理装置7に
は顧客データを収容替えする場合に、収容替え対象の顧
客データにデータ更新停止フラグをON設定すること
で、一旦、収容替え対象の顧客データついてのデータ更
新を停止させ、収容替えの処理開始の初めに、データ更
新停止フラグをOFF設定してデータ更新可能に戻すよ
うにする機能と、その後に、ディレクトリ装置6のディ
レクトリデータ書き換える機能とを持たせる。すなわ
ち、収容替え対象の顧客データの収容替えと、この収容
替えに伴うディレクトリ装置6のディレクトリデータ書
き換えを一括して行う構成としてある。
【0054】図4は、本発明の第2の実施例における顧
客データの収容替えシーケンスの一例を説明する状態遷
移図である。ここでは、サービス制御装置(1号機)1
に収容されているある顧客データを、サービス制御装置
(N号機)2に収容替えする例を説明する。
【0055】図4に基づいて説明する。管理装置7に対
し、管理者がサービス制御装置(1号機)1に収容され
ているある顧客データを指定し、サービス制御装置(N
号機)2に収容替えするように指定して実行指示したと
する。
【0056】すると、まず、この指示を受けて管理装置
7はサービス制御装置(1号機)1の顧客データの内、
収容替え対象の顧客データのデータ更新停止フラグをON
に設定する(t11)。続いて管理装置7はサービス制
御装置(1号機)1の収容替え対象の顧客データの参照
を行い(t12)、サービス制御装置(N号機)2に対
して参照した顧客データの書き込みを行うが、このとき
に顧客データ内のデータ更新停止フラグは“OFF”に設
定してから顧客データの書き込みに入る(t13)。そ
の後、ディレクトリ装置6の保持するディレクトリデー
タを書き換え(t14)、収容替えした顧客データの収
容先をサービス制御装置(N号機)2にする。
【0057】ここで、交換機4から収容替えした顧客デ
ータヘのアクセスが発生した場合は、まず交換機4から
ディレクトリ装置6に対して、指示依頼が出される(t
15)。これを受けてディレクトリ装置6は、顧客の収
容されているサービス制御装置(N号機)2を検索し、
サービス制御装置(N号機)2に呼転送を行い(t1
6)、サービス制御装置(N号機)2では保持している
顧客データに基づいて交換機4に対して接続指示を出す
(t17)。
【0058】このように、ある顧客の顧客データの収容
替えを行うに当たり、その顧客データの収容替え開始前
にその顧客データのデータ更新停止フラグをONにして
データ更新ができないようにし、その後にその顧客デー
タを収容替えするが、収容替えの前にデータ更新停止フ
ラグをOFF設定し、収容替えの開始段階では既にデー
タ更新可能な状態に戻るようにしたものであり、顧客デ
ータをコピーする時に、データ更新停止フラグの設定を
解除してコピーすることで、ディレクトリ装置の書き換
えと同時にサービス開始が可能となる。
【0059】以上、第1および第2の実施例はいずれも
データ更新停止フラグを設けてデータ更新の可否を設定
できるようにし、顧客データの収容先を替えるときはこ
のデータ更新停止フラグを用いて更新できないようにし
てから収容替え先に顧客データをコピーする操作を開始
するようにしたものであるが、顧客データをコピーする
に当たって、データ更新を停止することなく、収容替え
直前のデータを引き継ぐことを可能にすることもでき
る。その実施例を第3の実施例として次に説明する。
【0060】(第3の実施例)ここでも、サービス制御
装置(1号機)1に収容されているある顧客データを、
サービス制御装置(N号機)2に収容替えする例を説明
する。
【0061】この実施例での基本構成も図1に示したも
のを採用するものとするが、ただし、この実施例におい
てはデータ更新停止フラグは使用しない。代わりに、サ
ービス制御装置1,2には、顧客データ更新履歴を保持
させておき、管理装置7には顧客データの更新があった
ときにその顧客データ更新履歴を書き替える機能を持た
せると共に、顧客データの収容替えを行うに当たって、
対象とするサービス制御装置間で、対象の顧客データの
コピーを行うように制御し、そのコピーをする間に当該
対象とする顧客データの更新があれば、その更新された
顧客データについては更新履歴に反映させ、その後にこ
の顧客データ更新履歴を参照して、差分のデータを対象
のサービス制御装置間で転送して最新状態にする。
【0062】すなわち、サービス制御装置1,2におい
ては顧客データの更新を随時実行可能にすると共に、サ
ービス制御装置における顧客データの収容替えをする場
合に、対象とするサービス制御装置間で、対象の顧客デ
ータのコピーを行い、そのコピーをする間に当該対象と
する顧客データの更新があれば、その更新された顧客デ
ータについては更新履歴に反映させ、その更新後の履歴
内容から差分を知り、差分を前記収容替え先サービス制
御装置に転送させて当該収容替え先サービス制御装置で
更新履歴対応の顧客データ更新の反映を行い、それが終
了した後に、ディレクトリ装置のディレクトリを最新の
状態対応に書き換えることで、データ更新を停止せず
に、データの引継ぎを行う。
【0063】図5は、本発明の第3の実施例における顧
客データの収容替えシーケンスの一例を説明する動作遷
移図である。図5に基づいて説明する。
【0064】本実施例においては、サービス制御装置
(1号機、N号機)1,2には、顧客データ更新履歴の
ファイルを持たせてあり、自号機において顧客データの
更新があったときは管理装置7の制御のもとにその顧客
データ更新履歴を更新する機能を持たせてある。従っ
て、サービス制御装置1,2は、顧客データの更新があ
ったときはその顧客データ更新履歴を管理装置7の制御
のもとに更新する。
【0065】管理装置7に対し、管理者がサービス制御
装置(1号機)1に収容されているある顧客データを指
定し、サービス制御装置(N号機)2に収容替えするよ
うに指定して実行指示したとする。すると、まず、この
指示を受けて管理装置7はサービス制御装置(1号機)
1の顧客データの参照を行う(t21)。その後、管理
装置7はサービス制御装置(N号機)2に対して当該参
照した顧客データの書き込みを行う(t22)。次い
で、管理装置7はサービス制御装置(N号機)2に対し
て書き込みを行った顧客データの、その後の更新の有無
のチェックし、更新があった場合には更新後の差分を転
送するようにサービス制御装置(1号機)1に指示を出
す(t23)。この指示を受けたサービス制御装置(1
号機)1では、当該差分の顧客データをサービス制御装
置(N号機)2に転送する(t24)。
【0066】すると、サービス制御装置(N号機)2で
は顧客データに対して転送された更新履歴の反映を行
う。その後、ディレクトリ装置6の保持するディレクト
リデータを書き換え(t25)、収容替えした顧客デー
タの収容先をサービス制御装置(N号機)2にする。
【0067】ここで、交換機4から収容替えした顧客デ
ータヘのアクセスが発生した場合は、まず交換機4から
ディレクトリ装置6に対して、指示依頼を出す(t2
6)。ディレクトリ装置6は、顧客の収容されているサ
ービス制御装置(N号機)2を検索し、サービス制御装
置(N号機)2に呼転送を行い(t27)、サービス制
御装置(N号機)2では保持している顧客データに基づ
いて交換機4に対して接続指示を出す(t28)。
【0068】以上、本実施例によれば、更新がある度に
更新履歴の情報を更新して履歴管理するようにし、収容
先変更をするために、顧客データを収容替え先にコピー
する間に収容元の内容が更新された場合に更新履歴に合
わせて差分を転送するようにしたため、データ更新を停
止することなく、収容替え直前のデータを最新の状態で
引き継ぐことが可能となり、迅速な収容先変更を実施可
能になる。
【0069】データ更新を停止することなく、データを
引き継ぐことが可能な別の実施例を次に説明する。
【0070】(第4の実施例)ここでも、サービス制御
装置(1号機)1に収容されているある顧客データを、
サービス制御装置(N号機)2に収容替えする例を説明
する。この実施例での基本構成も図1に示したものを採
用する。ただし、この実施例ではデータ更新停止フラグ
は使用せず、顧客データを収容しているサービス制御装
置1(または2)の収容替えをする場合に、ディレクト
リ装置6のディレクトリを書き替えた後、収容替え先サ
ービス制御装置2(または1)へのアクセスを契機に収
容替え元サービス制御装置1(または2)にアクセスし
て顧客データをコピーするように、管理装置7が管理制
御する構成とすることで、データ更新を停止せずに、デ
ータの引継ぎを行うようにするものである。
【0071】図6は、本発明の第4の実施例における顧
客データの収容替えシーケンスの一例を説明する図であ
る。
【0072】図6に基づいて説明する。いま、管理装置
7に対し、管理者がサービス制御装置(1号機)1に収
容されているある顧客データを指定し、サービス制御装
置(N号機)2に収容替えするように指定して実行指示
したとする。
【0073】すると、まず、この指示を受けて管理装置
7はサービス制御装置(N号機)2に対して、収容替え
元サービス制御装置としてサービス制御装置(1号機)
1を設定する(t31)。その後、ディレクトリ装置6
の保持するディレクトリデータを書き換え(t32)、
収容替えした顧客データの収容先をサービス制御装置
(N号機)2にしておく。ここで、交換機4から収容替
えした顧客データヘのアクセスが発生した場合は、まず
交換機4からディレクトリ装置6に対して、指示依頼を
出す(t33)。
【0074】ディレクトリ装置6は、顧客の収容されて
いるサービス制御装置(N号機)2を検索し、サービス
制御装置(N号機)2に呼転送を行う(t34)。
【0075】サービス制御装置(N号機)2では、設定
されている収容替え元サービス制御装置名に基づき、サ
ービス制御装置(1号機)1のデータを参照し(t3
5)、該顧客データに基づき交換機4に対して接続指示
を行う(t36)。
【0076】なお、ディレクトリ装置6は独立して置か
ずに、各サービス制御装置1,2それぞれに、あるいは
いずれかのサービス制御装置にディレクトリを配備する
方法やも考えられる。
【0077】また、ディレクトリ装置6を置かずに、顧
客データを識別できる論理番号などのキー情報をもとに
ネットワークでルーチングすることも可能である。その
場合、収容替えに伴ってネットワーク内のルーチングテ
ーブルを書き換えることになる。
【0078】以上、本実施例によれば、サービス制御装
置の収容替えをする場合に、ディレクトリ装置のディレ
クトリを書き替えた後、収容替え先サービス制御装置へ
のアクセスを契機に収容替え元サービス制御装置にアク
セスして顧客データをコピーする構成としたものであ
り、収容替え先サービス制御装置へのアクセスを契機に
収容替え元サービス制御装置にアクセスして顧客データ
をコピーするため、データ更新を停止することなく、デ
ータを引き継ぐことが可能となる。
【0079】なお、本発明は上述した実施形態の各例に
限定されるものではなく、種々変形して実施可能であ
り、例えば、専用のディレクトリ装置を置かずに、サー
ビス制御装置にディレクトリの管理機能を持たせるよう
にしても良い。この場合、ディレクトリの機能は全ての
サービス制御装置に持たせるようにしても良く、あるい
は、特定のサービス制御装置に持たせるようにしても良
い。
【0080】また、本発明において、上記実施形態には
種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構
成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽
出され得るものである。例えば、実施形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1
つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の
少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削
除された構成が発明として抽出され得る。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、収容
替え対象の顧客データにデータ更新停止フラグを設けて
更新の可否を制御する構成とすることで、収容替え対象
の顧客データヘの更新アクセスのみを停止可能とし、シ
ステムの全体の停止をせずにデータ引継ぎが可能となる
という効果がある。
【0082】また、本発明は、顧客データを更新した際
にその履歴をとって管理する構成の場合、顧客データの
コピー後に更新履歴を送信することで、データ更新を停
止せずに、収容替え直前のデータ引継ぎが可能となると
いう効果がある。
【0083】さらに本発明は、収容替え先サービス制御
装置へのアクセスを契機に収容替え先サービス制御装置
のデータを反映する構成とすることで、データ更新を停
止せずにデータの引継ぎが可能となるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての装置構成例を説明する
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるサービス制御の一例を
示す動作遷移図である。
【図3】本発明の第1の実施例における顧客データの収
容替えシーケンスの一例を説明する動作遷移図である。
【図4】本発明の第2の実施例における顧客データの収
容替えシーケンスの一例を説明する動作遷移図である。
【図5】本発明の第3の実施例における顧客データの収
容替えシーケンスの一例を説明する動作遷移図である。
【図6】本発明の第4の実施例における顧客データの収
容替えシーケンスの一例を説明する動作遷移図である。
【符号の説明】
1,2,3…サービス制御装置 4…交換機 5…通信網 6…ディレクトリ装置 7…管理装置 8,9…電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 一正 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B082 GB02 GB06 5K026 AA10 BB04 CC07 FF01 GG12 GG27 LL13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置を用い、与えられた情報対応の顧客データを調
    べてその顧客データに対してトランザクション処理を行
    うサービス制御システムにおいて、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設け
    て、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記各
    顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望の
    サービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対象
    の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
    旦、収容替え対象の顧客データについてのデータ更新を
    停止させ、収容替え対象の顧客データの収容替えを完了
    したとき、データ更新停止フラグを解除設定してデータ
    更新可能に戻すようにする機能を備える構成としたこと
    を特徴とするサービス制御システム。
  2. 【請求項2】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置を用い、与えられた情報対応の顧客データを調
    べてその顧客データに対してトランザクション処理を行
    うサービス制御システムにおいて、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設け
    て、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記各
    顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望の
    サービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対象
    の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
    旦、収容替え対象の顧客データについてのデータ更新を
    停止させ、収容替え対象の顧客データの収容替え開始に
    当たり、データ更新停止フラグを解除設定してデータ更
    新可能に戻すようにする機能を備える構成としたことを
    特徴とするサービス制御システム。
  3. 【請求項3】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データにつ
    いてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装置
    とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記ディ
    レクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対し
    てトランザクション処理を行うサービス制御システムに
    おいて、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設け
    て、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記各
    顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望の
    サービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対象
    の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
    旦、収容替え対象の顧客データについてのデータ更新を
    停止させ、収容替え対象の顧客データの収容替えと、こ
    の収容替えに伴う前記ディレクトリ装置のディレクトリ
    データの書き換えを指示し、これらが完了した段階で、
    データ更新停止フラグを解除設定してデータ更新可能に
    戻す機能を持たせる構成としたことを特徴とするサービ
    ス制御システム。
  4. 【請求項4】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データにつ
    いてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装置
    とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記ディ
    レクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対し
    てトランザクション処理を行うサービス制御システムに
    おいて、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設け
    て、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記各
    顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望の
    サービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対象
    の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
    旦、収容替え対象の顧客データについてのデータ更新を
    停止させ、収容替え対象の顧客データの収容替えと、こ
    の収容替えに伴う前記ディレクトリ装置のディレクトリ
    データの書き換えを指示すると同時にデータ更新停止フ
    ラグを解除設定してデータ更新可能に戻す機能を持たせ
    る構成としたことを特徴とするサービス制御システム。
  5. 【請求項5】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データにつ
    いてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装置
    とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記ディ
    レクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対し
    てトランザクション処理を行うサービス制御システムに
    おいて、 顧客データの更新履歴を管理する履歴管理機能および前
    記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのう
    ち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収容
    替えする場合に、その収容替え対象の顧客データを前記
    所望のサービス制御装置に転送して保持させると共に、
    この収容替え対象の顧客データに更新があったときは更
    新履歴に基づく差分の顧客データ転送指示を前記サービ
    ス制御装置に与え、差分を含めた収容替え対象の顧客デ
    ータの収容替えを終えた後、この収容替えに伴う変更後
    のディレクトリ装置のディレクトリデータの書き換えを
    指示する機能とを備えた管理装置を設け、 また、前記各サービス制御装置には前記更新履歴に基づ
    く差分の顧客データ転送指示を受けると収容替え対象の
    顧客データのうち、更新履歴に基づく差分があるときは
    この差分の顧客データを収容替え対象のサービス制御装
    置に転送する機能を備えた構成とすることを特徴とする
    サービス制御システム。
  6. 【請求項6】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データにつ
    いてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装置
    とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記ディ
    レクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対し
    てトランザクション処理を行うサービス制御システムに
    おいて、 前記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データの
    うち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収
    容替えする場合に、その収容替えに伴う変更後のディレ
    クトリデータとすべく、ディレクトリ装置にディレクト
    リデータの書き換えを指示する機能を有する管理装置を
    設け、 また、前記各サービス制御装置には前記管理装置の指示
    による前記ディレクトリ装置におけるディレクトリデー
    タの書き換え後、収容替え先サービス制御装置へのアク
    セスがあると収容替え元サービス制御装置にアクセスし
    て前記収容替え対象の顧客データを前記収容替えサービ
    ス制御装置に転送して保持させ、収容替え対象の顧客デ
    ータの収容替えを行う機能を設けることを備える構成と
    することを特徴とするサービス制御システム。
  7. 【請求項7】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置を用い、少なくともいずれかのサービス制御装
    置に顧客データについてのディレクトリデータを保持さ
    せると共に、与えられた情報対応の顧客データを前記デ
    ィレクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対
    してトランザクション処理を行うサービス制御システム
    において、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設け
    て、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記各
    顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望の
    サービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対象
    の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
    旦、収容替え対象の顧客データついてのデータ更新を停
    止させ、収容替え対象の顧客データの収容替えと、この
    収容替えに伴う前記ディレクトリデータの書き換えを指
    示し、これらが完了した段階で、データ更新停止フラグ
    を解除設定してデータ更新可能に戻す機能を持たせる構
    成としたことを特徴とするサービス制御システム。
  8. 【請求項8】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置を用い、少なくともいずれかのサービス制御装
    置に顧客データについてのディレクトリデータを保持さ
    せると共に、与えられた情報対応の顧客データを前記デ
    ィレクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対
    してトランザクション処理を行うサービス制御システム
    において、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、管理装置を設け
    て、この管理装置には前記サービス制御装置間で前記各
    顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客データを所望の
    サービス制御装置に収容替えする場合に、収容替え対象
    の顧客データにデータ更新停止フラグを設定して、一
    旦、収容替え対象の顧客データついてのデータ更新を停
    止させ、収容替え対象の顧客データの収容替えと、この
    収容替えに伴う前記ディレクトリデータの書き換えを指
    示すると同時にデータ更新停止フラグを解除設定してデ
    ータ更新可能に戻す機能を持たせる構成としたことを特
    徴とするサービス制御システム。
  9. 【請求項9】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧客
    データに対して参照あるいは更新のトランザクション処
    理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービス
    制御装置を用い、各サービス制御装置毎に自己の持つ顧
    客データについてのディレクトリデータを保持させると
    共に、与えられた情報対応の顧客データを前記ディレク
    トリデータに基づいて調べ、その顧客データに対してト
    ランザクション処理を行うサービス制御システムにおい
    て、 顧客データの更新履歴を管理する履歴管理機能および前
    記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのう
    ち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収容
    替えする場合に、その収容替え対象の顧客データを前記
    所望のサービス制御装置に転送して保持させると共に、
    この収容替え対象の顧客データに更新があったときは更
    新履歴に基づく差分の顧客データ転送指示を前記サービ
    ス制御装置に与え、差分を含めた収容替え対象の顧客デ
    ータの収容替えを終えた後、この収容替えに伴う変更後
    のディレクトリデータの書き換えを指示する機能とを備
    えた管理装置を設け、 また、前記各サービス制御装置には前記更新履歴に基づ
    く差分の顧客データ転送指示を受けると収容替え対象の
    顧客データのうち、更新履歴に基づく差分があるときは
    この差分の顧客データを収容替え対象のサービス制御装
    置に転送する機能を備えた構成とすることを特徴とする
    サービス制御システム。
  10. 【請求項10】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置を用い、各サービス制御装置毎に自己の持つ
    顧客データについてのディレクトリデータを保持させる
    と共に、与えられた情報対応の顧客データを前記ディレ
    クトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対して
    トランザクション処理を行うサービス制御システムにお
    いて、 前記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データの
    うち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収
    容替えする場合に、その収容替えに伴う変更後のディレ
    クトリデータとすべく、前記ディレクトリデータの書き
    換えを指示する機能を有する管理装置を設け、 また、前記各サービス制御装置には前記管理装置の指示
    による前記ディレクトリデータの書き換え後、収容替え
    先サービス制御装置へのアクセスがあると収容替え元サ
    ービス制御装置にアクセスして前記収容替え対象の顧客
    データを前記収容替えサービス制御装置に転送して保持
    させ、収容替え対象の顧客データの収容替えを行う機能
    を設けることを備える構成とすることを特徴とするサー
    ビス制御システム。
  11. 【請求項11】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置を用い、与えられた情報対応の顧客データを
    調べてその顧客データに対してトランザクション処理を
    行うサービス制御システムの顧客データ収容替え方法に
    おいて、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス制御
    装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客
    データを所望のサービス制御装置に収容替えする場合
    に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラグ
    を設定して、一旦、収容替え対象の顧客データついての
    データ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの収
    容替えおよびこの収容替え完了したとき、データ更新停
    止フラグを解除設定してデータ更新可能に戻すようにす
    ることを特徴とするサービス制御システムの顧客データ
    収容替え方法。
  12. 【請求項12】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置を用い、与えられた情報対応の顧客データを
    調べてその顧客データに対してトランザクション処理を
    行うサービス制御システムの顧客データ収容替え方法に
    おいて、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス制御
    装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客
    データを所望のサービス制御装置に収容替えする場合
    に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラグ
    を設定して、一旦、収容替え対象の顧客データについて
    のデータ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの
    収容替え開始に当たり、データ更新停止フラグを解除設
    定してデータ更新可能に戻すようにすることを特徴とす
    るサービス制御システムの顧客データ収容替え方法。
  13. 【請求項13】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データに
    ついてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装
    置とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記デ
    ィレクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対
    してトランザクション処理を行うサービス制御システム
    の顧客データ収容替え方法において、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス制御
    装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客
    データを所望のサービス制御装置に収容替えする場合
    に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラグ
    を設定して、一旦、収容替え対象の顧客データついての
    データ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの収
    容替えと、この収容替えに伴う前記ディレクトリ装置の
    ディレクトリデータの書き換えを指示し、これらが完了
    した段階で、データ更新停止フラグを解除設定してデー
    タ更新可能に戻すことを特徴とするサービス制御システ
    ムの顧客データ収容替え方法。
  14. 【請求項14】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データに
    ついてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装
    置とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記デ
    ィレクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対
    してトランザクション処理を行うサービス制御システム
    の顧客データ収容替え方法において、 前記顧客データにデータの更新可否を決めるデータ更新
    停止フラグを設定可能にすると共に、前記サービス制御
    装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の顧客
    データを所望のサービス制御装置に収容替えする場合
    に、収容替え対象の顧客データにデータ更新停止フラグ
    を設定して、一旦、収容替え対象の顧客データついての
    データ更新を停止させ、収容替え対象の顧客データの収
    容替えと、この収容替えに伴う前記ディレクトリ装置の
    ディレクトリデータの書き換えを指示すると同時にデー
    タ更新停止フラグを解除設定してデータ更新可能に戻す
    ことを特徴とするサービス制御システムの顧客データ収
    容替え方法。
  15. 【請求項15】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データに
    ついてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装
    置とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記デ
    ィレクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対
    してトランザクション処理を行うサービス制御システム
    の顧客データ収容替え方法において、 顧客データの更新履歴を管理すると共に、前記サービス
    制御装置間で前記各顧客毎の顧客データのうち、所望の
    顧客データを所望のサービス制御装置に収容替えする場
    合に、その収容替え対象の顧客データを前記所望のサー
    ビス制御装置に転送して保持させると共に、この収容替
    え対象の顧客データに更新があったときは前記収容替え
    対象の顧客データのうち、更新履歴に基づく差分の顧客
    データを収容替え対象のサービス制御装置に転送して保
    持させ、差分を含めた収容替え対象の顧客データの収容
    替えを終えた後、この収容替えに伴う変更後のディレク
    トリ装置のディレクトリデータの書き換えることを特徴
    とするサービス制御システムの顧客データ収容替え方
    法。
  16. 【請求項16】顧客毎に所要の顧客データを持ち、該顧
    客データに対して参照あるいは更新のトランザクション
    処理を行うコンピュータシステム複数台からなるサービ
    ス制御装置と、各サービス制御装置の持つ顧客データに
    ついてのディレクトリデータを保持するディレクトリ装
    置とを備え、与えられた情報対応の顧客データを前記デ
    ィレクトリデータに基づいて調べ、その顧客データに対
    してトランザクション処理を行うサービス制御システム
    の顧客データ収容替え方法において、 前記サービス制御装置間で前記各顧客毎の顧客データの
    うち、所望の顧客データを所望のサービス制御装置に収
    容替えする場合に、その収容替えに伴う変更後のディレ
    クトリデータとすべく、ディレクトリ装置のディレクト
    リデータ書き換えを行い、 また、前記ディレクトリ装置におけるディレクトリデー
    タの書き換え後、収容替え先サービス制御装置へのアク
    セスがあると収容替え元サービス制御装置にアクセスし
    て前記収容替え対象の顧客データを前記収容替えサービ
    ス制御装置に転送して保持させ、収容替え対象の顧客デ
    ータの収容替えを行うことを特徴とするサービス制御シ
    ステムの顧客データ収容替え方法。
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