JP2002259125A - 処理システム及び通信ネットワーク用ソフトウェア - Google Patents

処理システム及び通信ネットワーク用ソフトウェア

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JP2002259125A
JP2002259125A JP2001376446A JP2001376446A JP2002259125A JP 2002259125 A JP2002259125 A JP 2002259125A JP 2001376446 A JP2001376446 A JP 2001376446A JP 2001376446 A JP2001376446 A JP 2001376446A JP 2002259125 A JP2002259125 A JP 2002259125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 QoS適応化問題をミドルウェアに適用し、
小型で簡単なアプリケーションを提供する。 【解決手段】 サービス品質契約及びサービス品質適応
化パスを記述するデータモデルを含むアプリケーション
プログラミングインターフェイスを有するミドルウェア
を備え、サービス品質契約及びサービス品質適応化パス
は、アプリケーションプログラミングインターフェイス
を用いて、サービス品質対応移動マルチメディアアプリ
ケーションにより特定され、他のアプリケーションとの
サービス品質及び移動対応ネットワーク接続を管理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動マルチメディ
アミドルウェア、サービス品質(Quality of Service:
QoS)、共有リソース確保メカニズム、分散型処理シ
ステム、携帯型コンピュータ、コンピュータネットワー
ク、無線通信等に関する。特に、本発明は、1以上の通
信ネットワーク用の処理システム、及び1以上の通信ネ
ットワーク内の1以上の処理装置又は処理ノードの1以
上のメモリにロードされる通信ネットワーク用ソフトウ
ェアに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、欧州特許出願0011119
1.3号に開示された概念を拡張するものであり、この
出願は参照により本願に組み込まれるものとする。
【0003】まず、本出願に関連する技術の知的財産権
の所有者を表4に示す。
【0004】
【表1】
【0005】
【表2】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、欧州特許出
願00111191.3号(対応日本国出願番号:特願
2001−156115号)に開示された概念を拡張す
るものであり、詳しくは、この出願により開示されたタ
イプDのインターフェイスを更に発展させる。
【0007】欧州特許出願00111191.3号に開
示されているように、QoSに対して柔軟に対応するア
プリケーションの多くは、早期に市場に投入するため、
及び互換性のために、製造業者固有のQoS適応化ロジ
ックを組み込む必要がある。開発者は、QoS仕様、管
理及び制御に精通していなくてはならない。更に、基底
にあるプラットフォームに関する深い知識も必要であ
る。このため、アプリケーションは複雑で大きなものと
なっている。
【0008】異なるソースから提供されるストリーム
は、QoS適応化の問題に関しては、均一に取り扱うこ
とができない。
【0009】アーキテクチャは、QoS制約を考慮する
ことなく、機能的な要求のみに基づいて拡張することが
できる。
【0010】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、本発明の目的は、QoS適応化問題をミドル
ウェアに適用し、小型で簡単なアプリケーションを提供
できる処理システム及び通信ネットワーク用ソフトウェ
アを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る処理システムは、1以上の通信ネッ
トワーク用の処理システムにおいて、サービス品質契約
及びサービス品質適応化パスを記述するデータモデルを
含むアプリケーションプログラミングインターフェイス
を有するミドルウェアを備え、サービス品質契約及びサ
ービス品質適応化パスは、アプリケーションプログラミ
ングインターフェイスを用いて、サービス品質対応移動
マルチメディアアプリケーションにより特定され、他の
アプリケーションとのサービス品質及び移動対応ネット
ワーク接続を管理する。本発明に係る処理システムは、
通信ネットワークにおける分散された処理装置から構成
してもよい。処理システム又はこれらの処理装置は、サ
ーバ、コンピュータ等であってもよく、各機能を提供す
るミドルウェアを備える。通信ネットワークは有線ネッ
トワークであっても無線ネットワークであってもよい。
【0012】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る通信ネットワーク用ソフトウェアは、1以上の
通信ネットワーク内の1以上の処理装置又はノードのメ
モリにロードされる1以上の通信ネットワーク用ソフト
ウェアにおいて、サービス品質契約及びサービス品質適
応化パスを記述するデータモデルを含むアプリケーショ
ンプログラミングインターフェイスを有するミドルウェ
アを表現し、サービス品質契約及びサービス品質適応化
パスは、アプリケーションプログラミングインターフェ
イスを用いて、サービス品質対応移動マルチメディアア
プリケーションにより特定され、他のアプリケーション
とのサービス品質及び移動対応ネットワーク接続を管理
する。本発明に係る通信ネットワーク用ソフトウェア
は、ミドルウェアを表現し、このミドルウェアは、通信
ネットワークにおけるサーバ、コンピュータ等の処理装
置において実現されることができる。
【0013】適応化パスは、サービス品質コンテキスト
に基づき、階層的有限状態機械により表現してもよい。
この場合、サービス品質コンテキストは、所定のストリ
ームの組全体に対して強制すべきサービス品質仕様の構
成を識別してもよい。階層的有限状態機械は、最下位層
レベルにおいて、ストリームのコンテキストにおける制
御可能状態を有していてもよい。サービス品質同期が実
行され、いくつかのユーザのサービス品質に関する所定
の制約を所定のストリームの組全体に包括的に強制して
もよい。例えば、優先順位に基づいて、複数のストリー
ムのサービス品質が最小閾値を下回らないように、又
は、所定のグループに属するストリームに確保されたバ
ルクリソース以外の何らかのサービス品質を割り当てる
こともでき、あるいは、この優先順位をユーザ及び/又
は通信システムにより、実行時に動的に変更することも
できる。サービス品質契約の仕様は、サービス品質状態
間のトランジション用のヒステリシスパラメータを有し
ていてもよい。サービス品質契約の仕様は、各サービス
品質契約に関してユーザが感じたユーティリティ要素を
定義するユーティリティパラメータを有していてもよ
い。
【0014】本発明に基づく高レベルのアプリケーショ
ンプログラミングインターフェイス(Application Prog
ramming Interface:API)は、QoS保証(QoS gua
rantees)を用いて、他のアプリケーションとのネット
ワーク接続を確立し、使用し、解放することができるQ
oS対応マルチメディアアプリケーションを提供する。
これらのQoS保証は、アプリケーションにより、この
APIを提供するミドルウェアに対して、QoS契約及
び適応化パスを特定させ、及びQoS適応タスクをこの
ミドルウェアに委任することにより、強制される。所定
のユーザにより特定されたQoS契約及び適応化パスが
満足されなかった場合にのみ、APIにより送られたイ
ベントにおいて、アプリケーションが単独で検討され
る。このAPIを提供するミドルウェアは、ユーザの仕
様を変換し、ピアミドルウェアと連携して、マルチメデ
ィアソフトウェア及び/又はハードウェアを選択し、構
成し、管理し、解放するためのストラテジを要求するこ
とができる。このAPIは、宣言型インターフェイス
(すなわち、ユーザが望んでいるどのタスクを実行し、
また、このタスクをどのように遂行するかを記述するイ
ンターフェイス)の概念をアスペクト指向プログラミン
グ(Aspect Oriented Programming:AOP:すなわ
ち、モジュール形式で横断的QoS問題を指定する)の
概念に併合する。
【0015】好ましくは、本発明に基づくAPIは、ア
プリケーションハンドラユニットにより提供される。
【0016】更に、アプリケーションハンドラユニット
は、アプリケーションからの通知イベントの要求を登録
し、対応するトリガ条件が満たされたときに通知イベン
トを生成してもよい。また、アプリケーションハンドラ
ユニットは、ストリーム、サービス品質コンテキスト、
サービス品質アソシエーション及び階層的有限状態機械
としてモデル化された適応化パスを有するデータモデル
に基づいて動作してもよい。この場合、アプリケーショ
ンハンドラユニットは、各単方向ストリームに対し、デ
ータプレーン及びサービス品質制御プレーン問題を取り
扱うためのチェインコントローラのインスタンスを生成
してもよい。更に、チェインコントローラは、ユーザの
サービス品質要求と、監視されたパラメータの実際の値
とを比較し、これに応じてマルチメディアコンポーネン
トのチェインを構築してもよい。ここで、チェインコン
トローラは、トランスポートインターフェイスソケット
を生成及び管理し、マルチメディアコンポーネントは、
トランスポートインターフェイスソケットを介して、直
接データを交換してもよい。
【0017】また、チェインコントローラは、リソース
マネージャを用いて、与えられたストリームを処理する
ために必要なローカルリソースを監視及び制御してもよ
い。
【0018】更に、本発明に係る処理システムは、チェ
インコントローラを介してストリームの組全体を管理す
ることにより、ローカルリソース全体を管理するサービ
ス品質ブローカを備えていてもよい、ここで、サービス
品質ブローカは、例えば、リソースコントローラを介し
て、システム全体のリソースを管理する。サービス品質
ブローカは、セッションマネージャを介してエンドトゥ
エンドのサービス品質折衝を制御してもよい。更に、サ
ービス品質ブローカは、アプリケーションハンドラユニ
ットによっては処理できないデータモデルのバージョン
に対応するプラグインをダウンロードする機能を有して
いてもよい。ここで、サービス品質ブローカ及びプラグ
インは、サービス品質ブローカクラスタを構成してもよ
い。
【0019】更に、アプリケーションハンドラユニット
及びチェインコントローラの複数のインスタンスは、ア
プリケーションハンドラクラスタを構成してもよい。こ
こで、アプリケーションハンドラクラスタ及びサービス
品質ブローカクラスタは、1つのオープン型分散処理カ
プセルに含まれててもよい。あるいは、アプリケーショ
ンハンドラクラスタ及びサービス品質ブローカクラスタ
は、個別のオープン型分散処理カプセルに含まれていて
もよい。この場合、一方のオープン型分散処理カプセル
に含まれているアプリケーションハンドラクラスタは、
所定のローカルノードにインストールされており、他方
のオープン型分散処理カプセルに含まれているサービス
品質ブローカクラスタは、別のオープン型分散処理ノー
ドにインストールされており、所定のローカルノードに
は、代理サービス品質ブローカがインストールされてい
てもよい。
【0020】本発明の利点は以下の通りである。 ・適応化概念の捕捉:APIにより、基底のミドルウェ
アは、ユーザ側から及び/又は遠隔のユーザ/ネットワ
ーク側から要求されたQoSの知覚レベルの変更に応じ
て最適なストラテジを決定することができる。 ・表現力:本発明に基づくAPIは、アプリケーション
開発者の高レベルな要求を簡潔且つ効果的に捕捉するこ
とができる。 ・使用の容易さ ・プラットフォーム独立性 ・マルチストリーム同期:本発明に基づくAPIによ
り、アプリケーション開発者は、異なるソースから送信
されたストリーム間のタイミング関係に関する制約を設
定することができる。 ・マルチストリームQoS同期:本発明に基づくAPI
により、アプリケーション開発者は、異なるソースから
送信されたストリーム間で、均一なQoS仕様及び適応
化処理を強制的に適用するための制約を設定することが
できる。 ・拡張性:本発明に基づくAPIは、API設計段階で
特定される問題を取り扱うのみではなく、顧客固有のQ
oS及びポリシ仕様を取り扱うこともできる。 ・イベントに基づくコールバックモデル:本発明に基づ
くAPIにより、開発者は、アプリケーションにAPI
を登録し、何らかの異常なイベント(例えば、ハンドオ
フによるQoS違反等)によりQoSブローカが責務を
果たせない場合に、イベントに基づくメカニズム(even
t-based mechanism)により通知を行うことができる。
これにより、QoSの変更に対して、非常に高レベルな
アプリケーションの適応化が実現される。例えば、ハン
ドオフに起因するブラックアウト期間を即座にアプリケ
ーションに通知でき、これによりアプリケーションのユ
ーザに対してサービス外イベント(out-of- service ev
ent)に関する情報を適切に知らせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る処理システム
及び通信ネットワーク用ソフトウェアについて、図面を
参照して詳細に説明する。
【0022】まず、本明細書で使用する用語の定義を表
1に示す。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】次に、本明細書で使用する略語のリストを
表2に示す。
【0027】
【表6】
【0028】1.概観 欧州特許出願00111191.3号に示されているよ
うに、QoSの処理をQoSブローカ106に代理さ
せ、選択されたQoS仕様に関してどのような種類のネ
ットワーク接続を確立し、管理し、解放するかをユーザ
が簡単に指定できるようにすることにより、QoS対応
移動マルチメディアアプリケーション101を容易且つ
速やかに開発することができる。
【0029】欧州特許出願00111191.3号にお
いてタイプDと呼ばれている、この種の薄いアプリケー
ション(thin application)101により、コンポーネ
ント単位のQoSミドルウェア103、105を処理で
き、これにより、アプリケーション101に代わってQ
oS契約504を破棄することもできる。このようなミ
ドルウェアによるコンポーネント単位の処理により、モ
ジュール性及び拡張性が実現される。
【0030】図1は、ここに説明するAPI102を提
供するために設計されたアーキテクチャを示す図であ
る。アプリケーションハンドラ(Application Handle
r:以下、AHという。)104は、このAPI102
をアプリケーション101に実際に提供するエンティテ
ィである。AH104は、このAPI102用に定義さ
れたデータモデル(第2章参照)を使用し、アプリケー
ション101からの通知イベントの要求を登録し、対応
する(例外的な)トリガ条件が発生した場合にこのイベ
ントを生成する。
【0031】AH104は、各単方向ストリームに対
し、チェインコントローラ(Chain Controller:以下、
ChCという。)109を生成し、コアQoS適応ロジ
ック(上述のデータモデルの解釈を含む)をQoSブロ
ーカ106(参照により本願に組み込まれる欧州特許出
願00111191.3号)に代理させ、更にQoSブ
ローカ106は、ストリームレベルのQoS適応化ロジ
ックをChC109に代理させる。
【0032】各ChC109は、データプレーン(Data
Plane)及びQoS制御プレーン(QoS Control Plan
e)に関連する問題に対して、与えられたストリームを
処理する。制御プレーンについては、ChC109は、
ユーザのQoS要求と監視されたパラメータ511の実
際の値とを比較し、この比較に基づいて、マルチメディ
アコンポーネント112、113、114のチェインを
構成する。ChC109は、リソースマネージャ110
(欧州特許出願00111191.3号参照)を用いて
与えられたストリームを処理するために必要なローカル
リソースを監視及び制御する。ChC109は、QMe
−TSIソケット111(欧州特許出願0011119
1.3号参照)を生成及び管理し、一方、コンポーネン
ト112、113、114のチェインは、このソケット
111を介してデータを直接変更する。
【0033】QoSブローカ106は、ChC109を
介してストリームの組全体を管理し、及びリソースコン
トローラ115(欧州特許出願00111191.3号
参照)を介して他の全てのシステム全体に亘るリソース
を管理することにより、ローカルリソース全体を管理す
る。
【0034】QoSブローカ106は、あらゆる利用可
能なセッション層プロトコル(例えば、SIP(欧州特
許出願00111191.3号参照))を用いたセッシ
ョンマネージャ116による抽象化により、エンドトゥ
エンドQOS折衝問題(End-to-End QoS negotiation i
ssues)も取り扱う。
【0035】QoSブローカ106は、QoSブローカ
プラグイン107の概念を用いることにより、更なる機
能を含むよう拡張することができる。QoSブローカ1
06が与えられたAPI102データモデル(第2章参
照)のバージョンを取り扱うことができないと判定した
場合、QoSブローカ106は、(自律的に又はユーザ
との対話により)与えられたデータモデルのバージョン
に対応するプラグインをダウンロードすることを決定す
ることができる。
【0036】AH104及びChC109の様々なイン
スタンス(チェイン112、113、114及びリソー
スマネージャ110とともに)は、ISOオープン分散
処理(Open Distributed Processing:ODP)エンジ
ニアリングにおけるクラスタの概念に基づき、1つのク
ラスタ103としてまとめることができる。
【0037】同様に、QoSブローカ106及びそのプ
ラグイン107は、QoSブローカODPクラスタ10
5としてクラスタ化することができる。
【0038】アプリケーション101は、以下のよう
に、様々なモードに構成することができる。 ・1つのODPカプセル(ODP capsule)、すなわち、
1つのメモリアドレス空間にAHクラスタ103及びQ
oSブローカクラスタ105の両方を含めるモード。 ・アプリケーションのODPカプセル内にAHクラスタ
103のみを含み、QoSブローカクラスタ105を別
の独立したODPカプセル内に構成するモード。これ
は、ダイナミックリンク又はデーモン(daemon)のいず
れにより行ってもよい。デーモンを用いる場合、アプリ
ケーションのカプセルがデーモンと通信するための処理
間通信(Inter-Process Communication:IPC)メカ
ニズムが必要となる。 ・アプリケーションのODPカプセル内にAHクラスタ
103のみを含み、QoSブローカクラスタ105を別
のODPノード(すなわち演算ユニット)にインストー
ルされた別のODPカプセルとして提供するモード。こ
の場合、与えられたローカルノードには、QoSブロー
カ106がローカルノードのローカルリソースを管理す
るためのプロキシQoSブローカカプセルが必要であ
る。
【0039】このモジュール式のアーキテクチャは、現
在及び将来の様々な技術に対応できる柔軟性を有する。
QoSブローカ106のコア機能は、実際、ユーザの演
算ユニット内に存在し、ネットワークQoSブローカの
代理となるエージェントとして振舞うプロキシQoSブ
ローカによりネットワーク(ネットワークQoSブロー
カの階層的構造)に組み込まれている。
【0040】なお、ユーザは、例えば、QoSブローカ
GUI117等の特定のGUI及びプロファイルマネー
ジャエンティティ及びプロファイルデータベース等のユ
ニットを介して、個人的なポリシ/嗜好を読み出し、カ
スタマイズし、管理し、保存することができる。このよ
うな情報は、例えば、XML文書において、ユーザが後
に再利用することを望むAPIデータモデル(次章参
照)のインスタンスの記述を捕捉する。
【0041】2.APIデータモデル 本発明は、抽象化(abstractions)のレベルを追加し、
QoSに関連する各抽象化のアスペクトを質的に定義す
ることにより、欧州特許出願00111191.3号に
記載されている情報の視点(viewpoint)の精度を高め
る。
【0042】図2〜図5は、情報の視点のキー概念をU
MLクラス図の形式で示す図である。ユーザは、複数の
装置(又は、包括的にいえばシステム201)にアクセ
スし、1以上のアプリケーションを実行することができ
る。ユーザは、アプリケーションを用いて、他のパーテ
ィとの電気通信セッション(例えば、会議呼出)のイン
スタンスを生成することができる。このセッションは、
セッションに含まれる全てのパーティ間の論理的アソシ
エーションをグループ化する。各アソシエーションは、
ある演算ユニットから、与えられたセッション内のピア
パーティに送信される単方向の情報ストリームのグルー
プを識別する。ここで、本発明は、ストリーム302、
QoSコンテキスト205、QoSアソシエーション3
01の概念を提供する。
【0043】2.1 ストリームの概念 ストリーム302は、継続的な単方向の情報フローをモ
デル化する。例えば、オーディオ、ビデオ、データ、テ
キスト又はこれらの組合せ等、異なる種類のストリーム
が存在してもよい。与えられたパーティは、純粋なスト
リームソース(すなわち、独占的に情報を送信するパー
ティ)として振舞ってもよく、純粋なストリームシンク
(すなわち、他のパーティから送られた情報ストリーム
を収集するパーティ)として振舞ってもよく、あるい
は、対話モード等においてソース及びシンクの両方とし
て振舞ってもよい。
【0044】ストリーム302は、ベース情報(いわゆ
るベースレイヤに格納される)に対して詳細度のレベル
が高くなっていく複数のレイヤ303により構成しても
よい。すなわち、レイヤを追加することにより、ベース
情報の詳細度のレベルを順次高めることができる。この
情報は、例えばMPEG−2データである。
【0045】QoSブローカ106は、ストリーム30
2概念を制御の基礎的単位として使用してQoSの提供
及び管理タスクを実行するが、QoSブローカ106
は、プログラミングにより、(レイヤ303を直接アド
レス指定することにより)より低い分解能で動作するよ
うにしてもよく、(入力及び出力ストリーム302を双
方向ストリーム304に結合することにより)より高い
分解能で動作するようにしてもよい。
【0046】2.2 QoSコンテキストの概念 QoSコンテキスト205は、与えられたストリーム3
02の組全体に強制されるQoS仕様の構成を識別す
る。これにより、QoSコンテキスト205の概念は、
QoS同期要求をストリームの組に強制するために使用
することができる。これは、各ストリームのQoS仕様
にかかわらず、QoSコンテキスト205は、この組に
属する全てのストリームに1組のQoS制約を強制的に
適用する。
【0047】マルチストリームアプリケーションとして
は、例えば、電子ゲームアプリケーション及び/又はマ
ルチメディア対話型アプリケーション等があり、ここで
は、ユーザに提供すべきオブジェクトにオーディオ及び
ビデオストリームが関連付けられている。例えば、ビデ
オストリームに基づき、移動する及び/又は回転する立
方体を表面の質感を出しながらモニタ装置に表示し、こ
の立方体の対応する面が所定の方向を向いている間、立
方体の各面に関連付けられた異なるオーディオストリー
ムを再生することができる。
【0048】ここで、この種のアプリケーションは、所
定の時間的関係(時間同期)内で関連するストリームを
再生するのみではなく、ストリームにより経験される総
合的なQoSが最小の閾値を下回らないように保証する
ことができる。
【0049】例えば、このゲームのアプリケーションに
おいて、時間的な同期を完全に行っても、立方体のいく
つかの面を白黒映像として表示し、他の面を高画質のカ
ラー静止画像として表示しては意味がない。一方、全て
の面を白黒映像で表示し、カラー画像を表示するための
フレームレートの損失によるリソースの無駄な消費を回
避することは有意義である。
【0050】もちろん、ストリームの組において所定の
QoSレベルでどの程度の相関レベルを強制するかは、
開発者又はユーザが自由に決定することができる。
【0051】更に、QoS同期は、与えられたQoSコ
ンテキスト205に属する各ストリーム302のQoS
仕様に強制すべきQoS制約を指定することができる。
1997年12月ITU−T(国際電気通信連合の電気
通信標準化部門)勧告X.641(ITU-T Recommendati
on X.641 (12/97)及び1998年国際標準化機構ISO
/IEC13236(ISO/IEC 13236)「情報技術−サ
ービス品質:フレームワーク(Information Technology
- Quality of Service:Framework)」に定義されてい
るQoSパラメータ(以下、QoS特性という。)は、
測定可能なQoS関連の量を識別するものであり、以下
に示すように、汎用QoS特性(Generic QoS characte
ristic)、特定QoS特性(Specialized QoS characte
ristics)、派生QoS特性(Derived QoS Characteris
tics)に分類される。 ・汎用QoS特性は、このQoS特性を何に適用するか
にかかわらず、いかなる状況にも適用できる共通の基底
に存在するQoSパラメータを捕捉する。 ・特定QoS特性は、汎用QoS特性の具体的なインス
タンスである(結局、汎用QoS特性は、使用時には十
分具体的になるが、多くの場合、システム又はネットワ
ーク特有の性質を捕捉するために特化される必要があ
る)。例えば、汎用時間遅延QoS特性(generic Time
Delay QoS characteristic)は、システム特有の問題
を反映するために更に特化させることができる。この特
化処理により、QoS特性を適切なレベルのアブストラ
クションにマッピングすることにより、QoS特性を複
雑な分散システムに適合させることもできる。 ・派生QoS特性は、何らかの数学的関係に基づき、い
くつかのQoS特性の他のQoS特性に対する依存性を
捕捉する。派生QoS特性は、統計的性質(例えば、最
大値、最小値、範囲、平均値、分散及び標準偏差、百分
位数、統計的モーメント等)であってもよい。
【0052】派生QoS特性は、汎用QoS特性と同様
な手法により特化させてもよい。したがって、特化及び
派生は、QoS特性に対する直交変換(orthogonal tra
nsformations)とみなすことができる。しかしながら、
派生には、2以上の汎用/派生/特定QoS特性を含ま
せることができる(例えば、利用可能性は、信頼性及び
維持性(maintainability)の関数である。)。QoS
コンテキスト205は、関連するQoS契約504内
で、このQoSコンテキスト205に属するストリーム
302のQoS仕様から派生したQoSパラメータも捕
捉することができる。このようなQoSパラメータの例
としては、所定のストリームの組により使用されるメモ
リの総容量や平均帯域幅等がある。
【0053】更に、QoSコンテキスト205は、基底
に存在する全てのストリームに間接的に影響を与える特
定QoSパラメータ(例えば、システムレベルの信頼
度)を指定することもできる。このように、QoSコン
テキスト205は、QoS同期問題を取り扱い、詳しく
は以下の要素を取り扱う。 ・ストリーム302のグループのためのQoS仕様の共
通レベル ・派生QoSパラメータ ・ストリーム302のQoS仕様に間接的に影響を与え
るQoSパラメータ QoSコンテキスト205の概念は、様々な手法により
更に細分化することができる。本発明は、所定の問題領
域(problem domain)の多くのアスペクトを考慮する十
分に詳細なデフォルトモデルを提供する。QoSブロー
カプラグイン107の概念及び特定のQoS契約タイプ
505の概念の導入により、いかなる場合であっても代
替えとなるモデルを定義し又は拡張することができる。
【0054】本発明が提供するモデルは、ユーザコンテ
キスト202と、アプリケーションコンテキスト203
と、セッションコンテキスト204の3つの種類のQo
Sコンテキスト205を含んでいる。 ・ユーザコンテキスト202は、所定のユーザのコンテ
キストを定義する(ユーザが現在使用している演算ユニ
ットに制限してもよく、ユーザが現在使用している可能
性がある演算ユニットの組に拡張してもよい)。例え
ば、ユーザは、ユーザがどのようなアプリケーションを
実行しているかにかかわらず、所定の種類のリソースの
割当量を定義する(又は割り当てる)ことができる。 ・アプリケーションコンテキスト203は、所定のアプ
リケーションのコンテキストを記述する。例えば、ユー
ザがそのアプリケーションでどのような特定の処理をし
ているかにかかわらず、実時間要求(最小スケジューリ
ング周波数)が定義される。 ・セッションコンテキスト204は、所定のセッション
のコンテキストを記述する。例えば、ビジネス関係のビ
デオ会議セッションの優先順位は、このセッション内の
個別のストリームのQoS仕様が何であるかにかかわら
ず、個人的な目的のセッションより優先される。このよ
うな具体例において、例えば、所定のビデオ会議セッシ
ョンの全てのストリーム302が消費する帯域幅全体を
確保することにより、セッションコンテキスト204に
派生QoSパラメータを強制しても、所定の閾値を超え
ることはない(及び/又は最小レベル以下に抑えられ
る)。
【0055】ユーザ、アプリケーション及びセッション
間の上述した論理的関係により、いかなるセッションコ
ンテキスト204もアプリケーションコンテキスト20
3に組み込むことができ、アプリケーションコンテキス
ト203は、ユーザコンテキスト202に組み込むこと
ができる。したがって、所定のQoSコンテキスト20
5は、QoSコンテキスト205を組み込むコンテキス
トから派生することができ、及び/又は組み込まれたQ
oSコンテキスト205を間接的に適用することもでき
る。
【0056】更に、各QoSコンテキスト205に優先
順位を与えることもでき、QoSブローカ206は、こ
の優先順位を用いて、何らかの集合的な処理(例えば、
与えられた演算ユニットに対する大きな負荷に起因する
アプリケーションの保留)が必要な複数の同列のQoS
コンテキストのそれぞれの相対的な重要度を判定する。
【0057】後述するように、各QoSコンテキスト2
05は、有限状態機械(Finite State Machine:FS
M)に関連付けることができる。
【0058】2.3 アソシエーションの概念 ストリーム302(及び、最終的に双方向ストリーム3
04)は、様々な基準を用いてグループ化することがで
きる。ストリームのグループ化の基本的な概念は、アソ
シエーション301として抽象化することができる。ア
ソシエーション301は、所定の演算ユニットから所定
のセッションを介して所定のピアパーティに送信される
単方向情報フローのユーザにより指定されたいかなる種
類のグループであってもよい。したがって、アソシエー
ション301は、このピアパーティの識別子(例えば、
URL、電話番号、IPアドレスとTCPポート番号の
組等)を含んでいてもよい。
【0059】QoSアソシエーション301は、ある端
末装置から同じエンドポイントに送信される複数の関連
するストリーム302に対する時間同期制約を定義す
る。
【0060】アソシエーションは、ストリームの集合を
表現するのに有用であり、これにより、QoSブローカ
106は、複数の同等の組の間で、全体的なリソースの
利用可能性と品質のトレードオフを取り扱うことができ
る。ここで、QoSコンテキスト205と同様に、アソ
シエーション301にも優先順位を割り当てることがで
きる。これにより、QoSブローカ106は、変更され
たQoSシナリオ(例えば、アソシエーション301全
体の質の低下又は劣化)に対する最も効果的なストラテ
ジを選択することができる。
【0061】各アソシエーション301は、様々な種類
のストリームグループにおいて特化することができる。
QoSコンテキスト205の場合と同様に、本発明は、
与えられた問題領域の様々なアスペクトを考慮するため
に十分に詳細なデフォルトモデルを提供する。QoSブ
ローカプラグイン107の概念とQoS契約タイプ50
5の概念により、いかなる場合も変形モデルを拡張又は
定義することができる。
【0062】ここに提案するモデルは、以下に示すよう
に、異なるレベルのアソシエーションにおけるストリー
ム302の集合をそれぞれ指定する異なるアソシエーシ
ョンロール(Association Roles)305に基づいてい
る。 ・システム毎ロール(Per System Role)306:所定
の演算ユニットから特定のピアエンドポイントに送信さ
れる全てのストリーム302をグループ化する。・ユー
ザ毎ロール(Per User Role)307:所定の演算ユニ
ットに対する所定のユーザ操作により生成され、同じ特
定のピアエンドポイントに送信されるストリーム302
をグループ化する。 ・アプリケーション毎ロール(Per Application Role)
308:所定の演算ユニット上の所定のアプリケーショ
ンを使用するユーザにより生成され、同じ特定のピアエ
ンドポイントに送信されるストリーム302をグループ
化する。 ・セッション毎ロール(Per Session Role)309:所
定の演算ユニット上の所定のアプリケーションを使用す
るユーザにより生成され、所定のセッションのコンテキ
スト内にある同じ特定のピアエンドポイントに送信され
るストリーム302をグループ化する。 ・任意ロール(Any Role)310:カスタマイズされた
グループ化基準に基づいて、同じ特定のピアエンドポイ
ントに送信されるストリーム302をグループ化する。
【0063】したがって、これらのロール(但し、任意
ロールを除く)の定義は、上述したQoSコンテキスト
モデルを反映する。詳しくは、これらのロールは以下の
ような関係を有する。 ・セッション毎ロール309は、アプリケーション毎ロ
ール308を特化したものである。 ・アプリケーション毎ロール308は、ユーザ毎ロール
307を特化したものである。 ・ユーザ毎ロール307は、システム毎ロール306を
特化したものである。
【0064】2.4 QoSコンテキスト及びQoSア
ソシエーションの関係 QoSコンテキスト205は、図4にUMLクラス図と
して示すように、1以上のQoSアソシエーションに属
するストリームの組全体に対して強制されるQoSパラ
メータを特定するという点で、QoSアソシエーション
301とは異なるものである。
【0065】2.5 QoS及び同期仕様モデル 図5は、本発明に基づきQoS仕様及び同期仕様の両方
を捕捉及び強制するモデルをUMLクラス図として示す
図である。同期仕様は、上述のように、更に時間同期及
びQoS同期に分類することができる。 ・QoS仕様は、QoS契約504としてモデル化でき
る。QoS契約504は、QoS契約タイプ505の具
体例であり、元のQML仕様とは異なり、実際、複数の
QoSアスペクト506を捕捉するために使用すること
ができる。QoSアスペクト506は、特定の横断的Q
oS問題(cross-cutting QoS concern:1.3章にお
けるアスペクト指向プログラムの定義参照)に関連する
任意数のWoSパラメータをグループ化する。QoS契
約タイプ505は、更に細分類及び標準化することがで
き、これによりQoSブローカ106は、QoS契約の
意味を解釈し、このような契約を強制する能力があるか
否かを判定することができる。このような契約を強制す
る能力がない場合、QoSブローカ106は、与えられ
たQoS契約を取り扱うように特別に設計されたコンポ
ーネント(例えば、QoSブローカプラグイン107)
を選択及び遠隔からアクセス又はダウンロードする。 ・時間同期は、所定のアソシエーション515における
基準ストリーム502を識別し、この所定のアソシエー
ション515に属する各ストリームを同期情報516に
関連付けることによりモデル化される。この関連付けに
より、基準ストリーム502に対する所定のストリーム
の最大遅延及び最大ジッタが特定される。 ・QoS同期は、各QoSコンテキスト501に対して
所定のQoS契約504を定義することにより定義され
る。
【0066】QoSブローカ106は、QoS仕様が時
間及びQoS同期制約に矛盾しないことを約束し、矛盾
が検出された場合は、(HA104を介して)アプリケ
ーション101に例外処理を適用する。
【0067】契約タイプ505は、複数のQoSアスペ
クト506を捕捉する。各アスペクト506は、それぞ
れQoSのディメンジョン(例えば、帯域幅、フレーム
レート等)を特定する。QoS契約504は、各QoS
ディメンジョンに関して、以下のような追加的情報を特
定することができる。 ・連続的値の間隔を導入する。 ・離散的なQoSディメンジョンについて既にQMLで
定義されている離散値の間隔の使用を拡張する。 ・本発明は連続的なQoSディメンジョンに対する離散
値の設定も行う。 ・限界使用率(marginal utility % weights)を導入す
る。 具体例(QMLの強化されたバージョンを使用してい
る)
【0068】
【数1】
【0069】2.6 適応化パス 上述の定義に基づき、本発明は、適応化ポリシとともに
アプリケーション固有のQoSパラメータを特定する汎
用データコンテナを定義するデータモデルを提案する。
【0070】詳しくは、適応化ポリシは、全体のミドル
ウェア103/105及びリソースコントローラ115
により監視されたQoSの組の変更に応じて、基本的な
QoS仕様を代替えの劣化されたQoS仕様(すなわ
ち、低いレベルのQoS)の組に適応化するための定義
を明確に特定するものである(欧州特許出願00111
191.3号参照)。
【0071】このような適応化ポリシの組立方を反映す
るQoSコンテキスト501及びアソシエーション51
5の階層的構造のために、この複雑な問題を表すモデル
ポリシを階層的有限状態機械(hierarchical Finite St
ate Machines:FSM)としてモデル化することができ
る。FSMについては、例えば1999年、アディソン
・ウェズリー・ロングマン(Addison Wesley Longman)
ISBN0−201−57168−4に記載のジー・ブ
ーチ(G. Booch)、ジェイ・ランボー(J. Rumbaug
h)、アイ・ヤコブソン(I. Jacobson)著、統合モデリ
ング言語ユーザガイド(The Unified Modeling Languag
e User Guide)にも説明されている。
【0072】このような階層的FSMの各QoS状態5
03は、与えられたQoS契約505及びQoSコンテ
キスト501間の一対一の関係を固有に識別する。
【0073】QoS状態503は、以下のように、2つ
の状態タイプ507に分類できる。 ・折衝可能状態509:階層的FSMは、与えられた状
態507に関連するQoS契約504の予備的交渉に成
功している場合にのみこの種の状態にアクセスできる。
これらの状態間のトランジション(遷移)は、折衝メカ
ニズムのみを含む。 ・制御可能状態508:階層的FSMの最下位レベル
(すなわちストリーム502レベル)において、例えば
コーデックのタイプ等のシグナリングを除いて、与えら
れたストリームのソース及びシンク間で、全く折衝を行
うことなく、この状態にアクセスできる。
【0074】特に、制御可能状態508は、折衝可能状
態509内に組み込まれた内部状態の他のレベルでもあ
り、マルチメディアコンポーネント112、113、1
14の使用に関連する内部メカニズムを取り扱うため
に、ミドルウェア103/105により排他的に定義及
び使用される。
【0075】このような階層的FSMの各トランジショ
ン511は、システムが反応すべき固有のQoSの変更
を記述する。トランジション511は、特定の述語(す
なわち、監視されたパラメータ510の値とQoS契約
ステートメントの比較)が真であると判定された場合に
トリガされる。トランジション511は、最終的に高レ
ベルのアクション512(例えば、ドロップされたスト
リーム502、ドロップのアクション514又は新たな
ストリームの開始又は追加のアクション513)に関連
付けられる。これらのアクションにより、AH104は
アプリケーション101に対するイベントを生成する
(例えば、ハンドオフのために時間的なサービス条件が
提供できないことを示すイベントの生成等)。AH10
4は、与えられたトランジション511に対応するトリ
ガ517を挿入することにより、これらのイベントをト
リガする。
【0076】階層的FSMとして表現される適応化パス
に関しては次のようなことがいえる。すなわち、FSM
トランジションは、対応する監視されたパラメータ51
0が与えられたQoS状態503に関連するQoS契約
504により強制された境界から所定の時間以上(ガー
ドタイマにより定義される)離れている場合にのみトリ
ガされる。このメカニズムは、トランジションが高速に
変動することにより、FSMが高速にフリッピングする
状態を回避するために設けられている。上述したガード
タイマ(guard timer)は、監視されたパラメータ51
0により伝えられる。
【0077】上述のように、制御可能状態508を含む
トランジション511は、制御メカニズムのみをトリガ
するが、制御メカニズムは、このデータモデルによって
は特定されない(実行すべき正しいアクションの決定は
QoSブローカ106が行う)。すなわち、これらのト
ランジション511は、QoSの変化に関連付けられる
が、これは、動作点(すなわち与えられたQoS契約タ
イプ505において特定されている全てのパラメータの
値の組)を折衝可能状態509により設定された境界の
外に強制的に移動させるわけではない。
【0078】QDL(スプリンガー・バーラグ(Spring
er-Verlag)、コンピュータサイエンス講義ノート(Lec
ture Notes in Computer Science)第1511巻、ジェ
イ・ピー・ロイヤル他著「QoSアスペクト言語及びそ
の実行時統合(QoS AspectLanguages and their Runtim
e Integration)」参照)とは異なり、QoS契約50
4、QoS状態503、トランジション511、及びト
ランジション511の発生に応じて実行されるアクショ
ン512は、図5に示すように、それぞれ独立してい
る。これにより、モジュール化が実現され、したがって
柔軟な設計が可能となる。すなわち、与えられたQoS
契約に異なる適応化ポリシを組み合わせることができ、
また、適応化ポリシを異なる階層的FSMで構築するこ
ともできる。階層構造の最下層では、命名された状態及
びトランジションを個別のストリーム502に直接適用
することができる。
【0079】2.6.1 適応化パスの折衝 これまでは、特定のQoSコンテキスト501における
QoS契約504及びマルチメディアコンポーネント
(例えばコード)の折衝のみについて説明してきた。
【0080】しかしながら、このようなレベルの詳細に
到達する前に、上述したメカニズムを使用する様々な演
算ピア(communicating peers)は、適応化パスについ
て共通の知識を共有する必要があり、すなわち、階層的
FSMの構造は、全ての演算ピアにより同意されていな
くてはならない。
【0081】このような折衝は、「ITU−T勧告X6
41(12/97)ISO/IEC13236:199
8、情報技術−サービス品質:フレームワーク(ITU-T
Recommendation X.641 (12/97) ISO/IEC 13236:1998, I
nformation technology - Quality of Service: Framew
ork)」において定義されている折衝スキームを用いる
ことができるが、折衝エンティティは、パラメータや契
約ではなく、適応化ポリシ自体となる。このため、ピア
は、レベルが低められたレベル間での遷移をいつ、どの
ように行うかを記述する規則とともにレベルが低められ
たQoSを記述する様々なQoS契約504と折衝を行
う必要がある。
【0082】このような折衝の形式は、上述したものを
含む。すなわち、階層的FSMの折衝を行うことによ
り、個別の折衝可能状態509のみとも折衝を行う必要
がある。
【0083】折衝処理は、通常、開始側(initiator)
と1以上の応答側(responders)を含み、1回のみ又は
繰返し実行することができる(ITU−T勧告X641
(12/97)ISO/IEC13236:1998、
情報技術−サービス品質:フレームワーク)。開始側
は、応答側に提案(bid)を示し、応答側はこの提案を
検討して、この提案に対する代案(counteroffer)を開
始側に返す。開始側は、これらの代案を収集し、含まれ
る全てのパーティの要求を満足する代案があれば、その
代案を選択する。このようにして最適な代案を決定する
と、開始側はこの代案を新たな提案として各応答側に送
信する。繰返し法(iterative scheme)においては、応
答側の1つがこの提案を未だ受理していない場合、この
処理はこの時点から再開される。但し、この繰返し法
は、最大繰返し数により制限する必要があり、非常に複
雑で効率性が悪い。このため、本明細書では、基本的
な、非繰返し法のみに焦点をあてる。
【0084】欧州特許出願00111191.3号によ
り提案されたこの手法は、基本的に、スタートアップ時
において非繰返し処理を行い、すなわち開始側ピアは、
(例えば、セッション紹介処理時(session invitation
time)において)他のピアに対し、適応化パスに関す
る通信を開始する。開始側は、階層的FSM(すなわ
ち、特定の適応化パス)を提案し、各応答側は、自らの
適応化ポリシに基づいてこの提案を評価し、この評価に
応じて代案を返す。この具体例では、この問題の複雑性
のレベルを制限するために、代案が元の提案の部分集合
として定義されるよう、代案を制限している。これは、
応答側レベルにおいて次のように変換される。 ・所定の応答側に対して適用可能なQoS契約タイプ5
05及びQoS契約504に関して、各QoS状態50
3に適用されるQoS契約適合確認(QoS Contract con
formance verification):HP−Lab技術レポート
(HP-Lab Technical Reports)HPL−98−10、9
20210、エス・フロランド(S. Frolund)、ジェイ
・コイスチネン著、「QML:サービス品質仕様のため
の言語(A Language for Quality of Service Specific
ation)」(http://www,hpl,hp.com/techreports/98/HPL
-98-10.html) ・開始側により提案された元の階層的FSMの構造に適
用されるプルーニング処理(pruning operations)の組 なお、既に通信を行っているピアのグループに新たな通
信ピアが参入した場合、セッションコンテキストレベル
においては、この新たなピアが折衝処理の開始側として
機能し、上述と同様のメカニズムに基づく処理が実行さ
れる。更に、折衝が終了した後の臨時の(すなわち、折
衝により合意された適応化パスをまだ考慮していない)
QoSコンテキスト501及び/又はストリーム502
の生成、変更、削除は、折衝処理の新たなインスタンス
を再びトリガする。
【0085】折衝処理は、極めて高コストであるため
(このため、欧州特許出願00111191.3号で
は、スタートアップ時における折衝処理を1回に制限し
ている)、上述したような連続する折衝処理は非効率的
である。この点について、以下の点に留意する必要があ
る。 ・ビデオオンデマンドの状況において、両パーティは、
QoS変更に協力するために、単にストリーム502の
所定の組の降格パス(degradation path)について、予
め合意する。したがって、上述の臨時の変更によるパス
の変化は、この場合は適用されない。 ・開始側は、自らが提案する適応化パスにおけるQoS
コンテキスト501及び/又はストリーム502の生
成、変更又は削除等のイベントを考慮することができ
る。 ・最初の折衝が行われた後の更なる折衝においては、全
てのピアは、最初の折衝に比べて、より早く合意に到達
する。これは、この場合、ピアの大多数が既に先の折衝
により合意されている階層的FSMを使用しているため
である。
【0086】なお、ユーザは、既に実行されているマル
チメディアアプリケーションに対して、全体又はその一
部のみのQoSレベルを高める又は低めるために、故意
にQoSを変更することがある。この折衝は、適応化パ
スに関連するQoS契約における変更を反映することが
できるが、更に適応化パス自身の構造を反映させること
もできる。 ・QoSコンテキスト501の優先順位は、与えられた
QoSコンテキスト内に組み込まれている最上位の優先
順位を有するストリームにより多くのリソース(したが
って、高いQoS)を与えるために使用できる。一方、
このQoSコンテキストに組み込まれた優先順位が低い
ストリームには、より少ないリソース(したがって、よ
り劣ったQoS)しか与えられない。
【0087】このQoSコンテキスト501の優先順位
は、実行時に再割当することができ、これにより、ユー
ザは、(例えば、マウスカーソルをあるビデオストリー
ムウィンドウから他のウィンドウに移動させる操作等に
より)任意の時刻に、どのストリームに対し、予約され
ているQoSコンテキストリソース全体のうちの最も多
くの割合を割り当てるかを選択することができる。この
具体例においては、ユーザがマウスカーソルを用いて指
示することによりビデオストリームウィンドウを選択す
ると、そのビデオコンテンツには、他のウィンドウに表
示されているストリームに優先されて、最上位のQoS
レベルが与えられる。
【0088】3. API説明 本発明は、欧州特許出願00111191.3号におけ
るインターフェイスタイプDの定義に互換性を有するA
PIの定義を提案する。
【0089】このAPIの主な目的は、基底に存在する
ミドルウェア103/105が既存の又は新たなマルチ
メディアフレームワークに作用するように、第2章にお
いて説明したモデルを実現することである。COTSマ
ルチメディアフレームワークを使用することにより、ミ
ドルウェアは、QoS仕様及び監視されたQoSパラメ
ータの測定レベルに応じて、マルチメディアコンポーネ
ントのチェインを自律的に構築し、管理することができ
る。
【0090】このAPIは、上述の論理モデルを反映す
るオブジェクトモデルに基づいている。以下に示す擬似
コード(Java(登録商標)スタイルでプログラミン
グしている)は、QoS対応のピアアプリケーション間
の通信リンクの生成、管理、削除に関して、APIがど
のように見えるかを示している。
【0091】ここで、対話型サービスシナリオ及び情報
読出サービスシナリオの2つのシナリオを考慮する。対
話型サービスシナリオは、ビデオ会議のような複数パー
ティ間の通信等に対応する。情報読出サービスシナリオ
は、例えばビデオオンデマンド等、ウェブに基づくオー
ディオ/ビデオデータのストリーミング処理等に対応す
る。
【0092】3.1 対話型サービスシナリオ 以下に示す擬似コードによるプログラムの一部は、一組
のパーティに対して、開始側がどのようにビデオ会議を
設定するかを説明するものである。説明を簡潔にするた
め、レイヤ300及び制御可能状態508は、この具体
例では取り扱わないものとする。・この具体例をより明
確に示すために、以下の擬似コードは、トランジション
511の概念の具体例を導入する。
【0093】
【数2】
【0094】
【数3】
【0095】ユーザは適切なGUIを介して(又は開発
者はプログラムを介して)、まず、システムに対して自
らを識別させる。これにより、適応化ポリシとともに、
特権(privileges)、包括的嗜好(general preference
s)、及び割当量(quotas)を特定する(例えば、割当
量を超えた場合に、どのように反応するかを特定する)
包括的ユーザサービスプロファイルを読み出し、又は生
成/カスタマイズすることができる。この情報は、ユー
ザコンテキスト202としてモデル化される。
【0096】
【数4】
【0097】・ノーマル(NORMAL)から30パーセント
のヒステリシス閾値を有するロー(LOW)へのトランジ
ションを生成する。ヒステリシスの概念及びモニタの仕
様は、アプリケーション固有のものである。
【0098】
【数5】
【0099】・ユーザ(user1)に関する最も外側
(outermost)のFSMを構築する。説明を簡潔にする
ため、1回の遷移のみを示す。
【0100】
【数6】
【0101】・アプリケーションコンテキスト203に
関連付けられたFSMを生成する。
【0102】
【数7】
【0103】
【数8】
【0104】・メディア(MEDIUM)から25パーセント
のヒステリシス閾値を有する最大(MAXIMUM)への遷移
を生成する。
【0105】
【数9】
【0106】・ユーザ(user1)及びアプリケーシ
ョン(application1)に関する内部のFS
Mを構築する。説明を簡潔にするため、1回の遷移のみ
を示す。
【0107】
【数10】
【0108】・セッションコンテキスト204に関連付
けられたFSMを生成する。
【0109】
【数11】
【0110】・メディア(MEDIUM)から25パーセント
のヒステリシス閾値を有する最大(MAXIMUM)への遷移
を生成する。
【0111】
【数12】
【0112】・ユーザ(user1)、アプリケーショ
ン(application1)、及びセッション(s
ession1)に関する内部のFSMを構築する。説
明を簡潔にするため、1回の遷移のみを示す。
【0113】
【数13】
【0114】・セッションコンテキスト204(ses
sion1)内のセッション毎ロール309アソシエー
ション301を生成する。アソシエーション301は、
ピアを識別する。すなわち、アソシエーションは、常
に、与えられたストリームのピアを識別するように生成
しなくてはならない。最終的に、1つのアソシエーショ
ンは、1つのストリームに対して生成される。
【0115】
【数14】
【0116】ストリーム502を生成する。まず、転送
先エンドポイントのトランスポートアドレス、ストリー
ムのタイプ(オーディオ、ビデオ、制御、データ)及び
開始ピアがそのストリームに対して動作しているエンド
ポイントのタイプ(ストリームソース又はストリームシ
ンク)を特定しなくてはならない。次に、ストリーム
は、アソシエーションを特定することにより遠隔のエン
ドポイントに送信される。
【0117】
【数15】
【0118】・ストリーム自身の適応化パスを特定する
ことにより、ストリーム502に関連付けられたFSM
を生成する。
【0119】
【数16】
【0120】
【数17】
【0121】・メディア(MEDIUM)から15パーセント
のヒステリシス閾値を有する最大(MAXIMUM)への遷移
を生成する。
【0122】
【数18】
【0123】・ストリーム(stream1)用の適応
化パスを生成する。すなわち、ユーザ(user1)、
アプリケーション(application1)、セッ
ション(session1)及びストリーム(stre
am1)に関する内部のFSMを構築する。説明を簡潔
にするため、1回の遷移のみを示す。これは、階層的F
SM全体の最も内側の(innermost)FSMである。
【0124】
【数19】
【0125】
【数20】
【0126】・ストリーム(stream1)に関する
トランジションmedToMaxSessTr用のセッションレベルに
おけるドロップのアクション514を特定する。
【0127】
【数21】
【0128】・アソシエーション(associati
on1)に関するトランジションmaxToMedsessTr(上述
していない)用のセッションレベルにおける生成のアク
ション513を特定する。
【0129】
【数22】
【0130】・最後に、全てのFSMをアクティブ化す
る。追加的なコンテキスト、アソシエーション及びスト
リームを後に特定し、アクティブ化してもよい。この場
合、再折衝処理が必要となる。
【0131】
【数23】
【0132】・この時点で、ミドルウェアは、以下のよ
うな処理に必要な情報を取得している。 1.与えられたQoS契約タイプの意味を解釈するため
に必要なQoSブローカプラグインを選択する。 2.コントローラと、パスに含まれる全てのパーティ
と、ネットワーク通信システムと適応化パスを折衝す
る。 3.要求に応じてChCを生成する。 4.所定の目的を達成するために必要とされるチェイン
マルチメディアコンポーネントを読み出す。 5.モニタをアクティブ化する。 6.QoS変更イベントを評価し、これに応じて反応す
る。 ・同期問題:他のストリーム502(stream2)
がこのストリーム(stream1)と同様に定義され
たとする。以下のコードは、2つのストリームをアソシ
エーション(association1)のコンテキス
ト内でどのように同期させるかを示している。
【0133】
【数24】
【0134】QoSコンテキスト、アソシエーション又
はストリームの臨時の処分、すなわち、パスに含まれて
いるパーティの事前に既知ではない決定は、元の階層的
FSMをプルーン処理するために使用される命令に変換
される。この処理は、必要に応じて、再折衝をトリガす
る。この例を以下に示す。
【0135】
【数25】
【0136】・リモートのピアから、通信を確立するた
めの要求が宣言された場合、この宣言は、通常、アプリ
ケーションレベルのアクション又はユーザインタラクシ
ョン(例えば、このような要求を受諾するか否か)を含
む。この処理は、折衝処理の一部である。ここで、アプ
リケーション101は、API102を介して、ミドル
ウェア103/105により生成されたこのようなイベ
ントを捕捉することができる。この例を以下に示す。
【0137】
【数26】
【0138】・ここで、アプリケーション101は、以
下のような特別なイベントリスナインターフェイス(ev
ent listener interface)を用いることにより、宣言イ
ベント(annunciation events)(所定のストリームの
中止要求を示すイベントを含む)を中断することができ
る。
【0139】
【数27】
【0140】3.2 情報読出サービスシナリオ このシナリオと、上の章で説明したシナリオとの相違点
は、情報読出サービスシナリオの場合、ピアの1つが全
ての可能な詳細事項を既に考慮したデータモデルを用意
する点にある。すなわち、適応化パスは、折衝処理が終
了した後は、静的(static)なものとなる。したがっ
て、スタートアップ処理の後は、折衝により合意された
適応化パス(すなわち、階層的FSM)に記述されてい
ない新たなQoSコンテキスト、アソシエーション及び
ストリームは生成されない。
【0141】4. 本発明の利点 従来の技術に対する本発明の利点を表3に示す。
【0142】
【表7】
【0143】5. 具体例 図1に示すように、本発明によれば、欧州特許出願00
111191.3号において定義されているアプリケー
ションタイプDを効果的且つ効率的に実現できるのみで
はなく、このAPIによりウェブブラウザの機能を強化
することもできる。実際、(ネイティブとして、又は適
切なプラグインを用いて)このAPIを使用するように
設計されたウェブブラウザプログラムは、第2章で説明
したデータモデルを記述するXMLドキュメントを解釈
することができる。
【0144】これにより、アプリケーションの設計は、
簡単なドキュメントの準備、すなわち完全に宣言型のプ
ログラミング言語としてより単純化される。
【0145】更に、アプリケーションタイプDは、イン
ターフェイスタイプDに完全には対応していない場合も
あるが、QoSには対応している(すなわち、これらの
特定のアプリケーションは、QoSがイネーブルされた
通信リンクにおいて使用することができる)。これは、
外部QoSブローカGUI、すなわち登録されたアプリ
ケーション用のQoSを対話的に確立及び変更するため
に使用できるプログラムを用いることにより実現され
る。この手法に関連する技術ついては、欧州特許出願0
0111191.3号にも開示されており、この出願は
参照により本願に組み込まれるものとする。
【0146】階層的FSMを具現化した具体例を表す状
態図を図6に示す。この具体例においては、QoSコン
テキスト601、603、605が状態602、60
4、606に関して示されている。説明を簡潔にするた
めに、各QoSコンテキストは、FSMの固有のインス
タンスに関連付けられているものとする(例えば、所定
のユーザコンテキスト601は、1つの階層的FSMの
みに関連付けられ、この階層的FSMの各状態は、1つ
のFSMのみに組み込まれている)。状態図の合意概念
(concurrency concept)(1999年、アディソン・
ウェズリー・ロングマン(Addison Wesley Longman)I
SBN0−201−57168−4に記載のジー・ブー
チ(G. Booch)、ジェイ・ランボー(J. Rumbaugh)、
アイ・ヤコブソン(I. Jacobson)著、統合モデリング
言語ユーザガイド(The Unified Modeling Language Us
er Guide)参照)を用いることにより、例えば、ユーザ
が2つのアプリケーション(例えば、ビデオ会議アプリ
ケーション及びビデオオンデマンドアプリケーション)
を実行し、それぞれが独自の階層的FSMを有するとい
った、より複雑なシナリオを容易にモデル化することが
できる。
【0147】階層的FSMの最下位レベルは、制御可能
状態609のみからなる内部FSMであり、所定のスト
リームに関連付けられた各QoS状態内の1つである。
このような、制御可能状態のみからなるFSMは、AP
I102により臨時に特定してもよく、単に階層的FS
Mに亘って使用される汎用のFSMであってもよい。
【0148】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る処理システ
ムは、サービス品質契約及びサービス品質適応化パスを
記述するデータモデルを含むアプリケーションプログラ
ミングインターフェイスを有するミドルウェアを備え、
サービス品質契約及びサービス品質適応化パスは、アプ
リケーションプログラミングインターフェイスを用い
て、サービス品質対応移動マルチメディアアプリケーシ
ョンにより特定され、他のアプリケーションとのサービ
ス品質及び移動対応ネットワーク接続を管理する。これ
により、QoS適応化問題をミドルウェアに適用し、小
型で簡単なアプリケーションを提供することができる。
【0149】また、本発明に係る通信ネットワーク用ソ
フトウェアは、サービス品質契約及びサービス品質適応
化パスを記述するデータモデルを含むアプリケーション
プログラミングインターフェイスを有するミドルウェア
を表現し、サービス品質契約及びサービス品質適応化パ
スは、アプリケーションプログラミングインターフェイ
スを用いて、サービス品質対応移動マルチメディアアプ
リケーションにより特定され、他のアプリケーションと
のサービス品質及び移動対応ネットワーク接続を管理す
る。これにより、QoS適応化問題をミドルウェアに適
用し、小型で簡単なアプリケーションを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく通信ネットワーク及びソフトウ
ェアのアーキテクチャを示す図である。
【図2】本発明に基づく包括的データモデルのQoSコ
ンテキストを示す図である。
【図3】本発明に基づく包括的データモデルのQoSア
ソシエーションを示す図である。
【図4】本発明に基づく包括的データモデルにおけるQ
oSコンテキストとQoSアソシエーション間の関係を
示す図である。
【図5】本発明に基づくQoS及び同期仕様を示す図で
ある。
【図6】本発明に基づくUML状態チャートの具体例を
示す図である。
【符号の説明】
102 アプリケーションプログラミングインターフェ
イス、103 QoSミドルウェア、104 アプリケ
ーションハンドラ、105 QoSミドルウェア、10
6 QoSブローカ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マンダト ダブィーデ ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルトヘデルフィンガー シュトラーセ 61 ソニーインターナショナル(ヨーロ ッパ)ゲゼルシャフト ミット ベシュレ ンクテル ハフツング アドバンスド テ クノロジーセンター シュトゥットゥガル ト内 (72)発明者 コバチ エルヌー ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルトヘデルフィンガー シュトラーセ 61 ソニーインターナショナル(ヨーロ ッパ)ゲゼルシャフト ミット ベシュレ ンクテル ハフツング アドバンスド テ クノロジーセンター シュトゥットゥガル ト内 (72)発明者 ロールレ クラウス ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルトヘデルフィンガー シュトラーセ 61 ソニーインターナショナル(ヨーロ ッパ)ゲゼルシャフト ミット ベシュレ ンクテル ハフツング アドバンスド テ クノロジーセンター シュトゥットゥガル ト内 (72)発明者 シュラッム オッリウェル ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルトヘデルフィンガー シュトラーセ 61 ソニーインターナショナル(ヨーロ ッパ)ゲゼルシャフト ミット ベシュレ ンクテル ハフツング アドバンスド テ クノロジーセンター シュトゥットゥガル ト内 Fターム(参考) 5B076 DF07 5K030 GA11 HA08 HC09 JT09 LB05 LC09

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の通信ネットワーク用の処理シス
    テムにおいて、サービス品質契約及びサービス品質適応
    化パスを記述するデータモデルを含むアプリケーション
    プログラミングインターフェイスを有するミドルウェア
    を備え、該サービス品質契約及びサービス品質適応化パ
    スは、該アプリケーションプログラミングインターフェ
    イスを用いて、サービス品質対応移動マルチメディアア
    プリケーションにより特定され、他のアプリケーション
    とのサービス品質及び移動対応ネットワーク接続を管理
    する処理システム。
  2. 【請求項2】 上記適応化パスは、サービス品質コンテ
    キストに基づき、階層的有限状態機械により表現される
    ことを特徴とする請求項1記載の処理システム。
  3. 【請求項3】 上記サービス品質コンテキストは、所定
    のストリームの組全体に対して強制すべきサービス品質
    仕様の構成を識別することを特徴とする請求項2記載の
    処理システム。
  4. 【請求項4】 上記階層的有限状態機械は、最下位層レ
    ベルにおいて、ストリームのコンテキストにおける制御
    可能状態を有することを特徴とする請求項2又は3記載
    の処理システム。
  5. 【請求項5】 サービス品質同期が実行され、いくつか
    のユーザのサービス品質に関する所定の制約が所定のス
    トリームの組全体に包括的に強制されることを特徴とす
    る請求項2乃至4いずれか1項記載の処理システム。
  6. 【請求項6】 上記サービス品質契約の仕様は、サービ
    ス品質状態間のトランジション用のヒステリシスパラメ
    ータを有することを特徴とする請求項1乃至5いずれか
    1項記載の処理システム。
  7. 【請求項7】 上記サービス品質契約の仕様は、各サー
    ビス品質契約に関してユーザが感じたユーティリティ要
    素を定義するユーティリティパラメータを有することを
    特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の処理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 サービス品質対応移動マルチメディアア
    プリケーションに上記アプリケーションプログラミング
    インターフェイスを提供し、他のアプリケーションへの
    ネットワーク接続の管理の可能性を与えるアプリケーシ
    ョンハンドラユニットを有することを特徴とする請求項
    1乃至7いずれか1項記載の処理システム。
  9. 【請求項9】 上記アプリケーションハンドラユニット
    は、アプリケーションからの通知イベントの要求を登録
    し、対応するトリガ条件が満たされたときに該通知イベ
    ントを生成することを特徴とする請求項8記載の処理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    トは、ストリーム、サービス品質コンテキスト、サービ
    ス品質アソシエーション及び階層的有限状態機械として
    モデル化された適応化パスを有するデータモデルに基づ
    いて動作することを特徴とする請求項8又は9記載の処
    理システム。
  11. 【請求項11】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    トは、各単方向ストリームに対し、データプレーン及び
    サービス品質制御プレーン問題を取り扱うためのチェイ
    ンコントローラのインスタンスを生成することを特徴と
    する請求項10記載の処理システム。
  12. 【請求項12】 上記チェインコントローラは、ユーザ
    のサービス品質要求と、監視されたパラメータの実際の
    値とを比較し、これに応じてマルチメディアコンポーネ
    ントのチェインを構築することを特徴とする請求項11
    記載の処理システム。
  13. 【請求項13】 上記チェインコントローラは、トラン
    スポートインターフェイスソケットを生成及び管理し、
    上記マルチメディアコンポーネントは、該トランスポー
    トインターフェイスソケットを介して、直接データを交
    換することを特徴とする請求項12記載の処理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 上記チェインコントローラは、リソー
    スマネージャを用いて、与えられたストリームを処理す
    るために必要なローカルリソースを監視及び制御するこ
    とを特徴とする請求項11乃至13いずれか1項記載の
    処理システム。
  15. 【請求項15】 上記チェインコントローラを介してス
    トリームの組全体を管理することにより、ローカルリソ
    ース全体を管理するサービス品質ブローカを備える請求
    項11乃至14いずれか1項記載の処理システム。
  16. 【請求項16】 上記サービス品質ブローカは、リソー
    スコントローラを介して、システム全体のリソースを管
    理することを特徴とする請求項15記載の処理システ
    ム。
  17. 【請求項17】 上記サービス品質ブローカは、セッシ
    ョンマネージャを介してエンドトゥエンドのサービス品
    質折衝を制御することを特徴とする請求項15又は16
    記載の処理システム。
  18. 【請求項18】 上記サービス品質ブローカは、上記ア
    プリケーションハンドラユニットによっては処理できな
    いデータモデルのバージョンに対応するプラグインをダ
    ウンロードする機能を有することを特徴とする請求項1
    5乃至17いずれか1項記載の処理システム。
  19. 【請求項19】 上記サービス品質ブローカ及びプラグ
    インは、サービス品質ブローカクラスタを構成すること
    を特徴とする請求項18記載の処理システム。
  20. 【請求項20】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    ト及びチェインコントローラの複数のインスタンスは、
    アプリケーションハンドラクラスタを構成することを特
    徴とする請求項11乃至19いずれか1項記載の処理シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 上記アプリケーションハンドラクラス
    タ及びサービス品質ブローカクラスタは、1つのオープ
    ン型分散処理カプセルに含まれていることを特徴とする
    請求項19又は20記載の処理システム。
  22. 【請求項22】 上記アプリケーションハンドラクラス
    タ及びサービス品質ブローカクラスタは、個別のオープ
    ン型分散処理カプセルに含まれていることを特徴とする
    請求項19又は20記載の処理システム。
  23. 【請求項23】 上記一方のオープン型分散処理カプセ
    ルに含まれているアプリケーションハンドラクラスタ
    は、所定のローカルノードにインストールされており、
    上記他方のオープン型分散処理カプセルに含まれている
    サービス品質ブローカクラスタは、別のオープン型分散
    処理ノードにインストールされており、上記所定のロー
    カルノードには、代理サービス品質ブローカがインスト
    ールされていることを特徴とする請求項22記載の処理
    システム。
  24. 【請求項24】 1以上の通信ネットワーク内の1以上
    の処理装置又はノードのメモリにロードされる1以上の
    通信ネットワーク用ソフトウェアにおいて、サービス品
    質契約及びサービス品質適応化パスを記述するデータモ
    デルを含むアプリケーションプログラミングインターフ
    ェイスを有するミドルウェアを表現し、該サービス品質
    契約及びサービス品質適応化パスは、該アプリケーショ
    ンプログラミングインターフェイスを用いて、サービス
    品質対応移動マルチメディアアプリケーションにより特
    定され、他のアプリケーションとのサービス品質及び移
    動対応ネットワーク接続を管理する通信ネットワーク用
    ソフトウェア。
  25. 【請求項25】 上記適応化パスは、サービス品質コン
    テキストに基づき、階層的有限状態機械により表現され
    ることを特徴とする24記載の通信ネットワーク用ソフ
    トウェア。
  26. 【請求項26】 上記サービス品質コンテキストは、所
    定のストリームの組全体に対して強制すべきサービス品
    質仕様の構成を識別することを特徴とする請求項25記
    載の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  27. 【請求項27】 上記階層的有限状態機械は、最下位層
    レベルにおいて、ストリームのコンテキストにおける制
    御可能状態を有することを特徴とする請求項25又は2
    6記載の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  28. 【請求項28】 サービス品質同期が実行され、いくつ
    かのユーザのサービス品質に関する所定の制約が所定の
    ストリームの組全体に包括的に強制されることを特徴と
    する請求項25乃至27いずれか1項記載の通信ネット
    ワーク用ソフトウェア。
  29. 【請求項29】 上記サービス品質契約の仕様は、サー
    ビス品質状態間のトランジション用のヒステリシスパラ
    メータを有することを特徴とする請求項24乃至28い
    ずれか1項記載の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  30. 【請求項30】 上記サービス品質契約の仕様は、各サ
    ービス品質契約に関してユーザが感じたユーティリティ
    要素を定義するユーティリティパラメータを有すること
    を特徴とする請求項24乃至30いずれか1項記載の通
    信ネットワーク用ソフトウェア。
  31. 【請求項31】 サービス品質対応移動マルチメディア
    アプリケーションに上記アプリケーションプログラミン
    グインターフェイスを提供し、他のアプリケーションへ
    のネットワーク接続の管理の可能性を与えるアプリケー
    ションハンドラユニットを有することを特徴とする請求
    項24乃至30いずれか1項記載の通信ネットワーク用
    ソフトウェア。
  32. 【請求項32】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    トは、アプリケーションからの通知イベントの要求を登
    録し、対応するトリガ条件が満たされたときに該通知イ
    ベントを生成することを特徴とする請求項31記載の通
    信ネットワーク用ソフトウェア。
  33. 【請求項33】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    トは、ストリーム、サービス品質コンテキスト、サービ
    ス品質アソシエーション及び階層的有限状態機械として
    モデル化された適応化パスを有するデータモデルに基づ
    いて動作することを特徴とする請求項31又は32記載
    の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  34. 【請求項34】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    トは、各単方向ストリームに対し、データプレーン及び
    サービス品質制御プレーン問題を取り扱うためのチェイ
    ンコントローラのインスタンスを生成することを特徴と
    する請求項33記載の通信ネットワーク用ソフトウェ
    ア。
  35. 【請求項35】 上記チェインコントローラは、ユーザ
    のサービス品質要求と、監視されたパラメータの実際の
    値とを比較し、これに応じてマルチメディアコンポーネ
    ントのチェインを構築することを特徴とする請求項34
    記載の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  36. 【請求項36】 上記チェインコントローラは、トラン
    スポートインターフェイスソケットを生成及び管理し、
    上記マルチメディアコンポーネントは、該トランスポー
    トインターフェイスソケットを介して、直接データを交
    換することを特徴とする請求項35記載の通信ネットワ
    ーク用ソフトウェア。
  37. 【請求項37】 上記チェインコントローラは、リソー
    スマネージャを用いて、与えられたストリームを処理す
    るために必要なローカルリソースを監視及び制御するこ
    とを特徴とする請求項34乃至36いずれか1項記載の
    通信ネットワーク用ソフトウェア。
  38. 【請求項38】 上記チェインコントローラを介してス
    トリームの組全体を管理することにより、ローカルリソ
    ース全体を管理するサービス品質ブローカを備える請求
    項34乃至37いずれか1項記載の通信ネットワーク用
    ソフトウェア。
  39. 【請求項39】 上記サービス品質ブローカは、リソー
    スコントローラを介して、システム全体のリソースを管
    理することを特徴とする請求項38記載の通信ネットワ
    ーク用ソフトウェア。
  40. 【請求項40】 上記サービス品質ブローカは、セッシ
    ョンマネージャを介してエンドトゥエンドのサービス品
    質折衝を制御することを特徴とする請求項38又は39
    記載の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  41. 【請求項41】 上記サービス品質ブローカは、上記ア
    プリケーションハンドラユニットによっては処理できな
    いデータモデルのバージョンに対応するプラグインをダ
    ウンロードする機能を有する請求項38乃至40いずれ
    か1項記載の通信ネットワーク用ソフトウェア。
  42. 【請求項42】 上記サービス品質ブローカ及びプラグ
    インは、サービス品質ブローカクラスタを構成すること
    を特徴とする請求項41記載の通信ネットワーク用ソフ
    トウェア。
  43. 【請求項43】 上記アプリケーションハンドラユニッ
    ト及びチェインコントローラの複数のインスタンスは、
    アプリケーションハンドラクラスタを構成することを特
    徴とする請求項34乃至42いずれか1項記載の通信ネ
    ットワーク用ソフトウェア。
  44. 【請求項44】 上記アプリケーションハンドラクラス
    タ及びサービス品質ブローカクラスタは、1つのオープ
    ン型分散処理カプセルに含まれていることを特徴とする
    請求項42又は43記載の通信ネットワーク用ソフトウ
    ェア。
  45. 【請求項45】 上記アプリケーションハンドラクラス
    タ及びサービス品質ブローカクラスタは、個別のオープ
    ン型分散処理カプセルに含まれていることを特徴とする
    請求項42又は43記載の通信ネットワーク用ソフトウ
    ェア。
  46. 【請求項46】 上記一方のオープン型分散処理カプセ
    ルに含まれているアプリケーションハンドラクラスタ
    は、所定のローカルノードにインストールされており、
    上記他方のオープン型分散処理カプセルに含まれている
    サービス品質ブローカクラスタは、別のオープン型分散
    処理ノードにインストールされており、上記所定のロー
    カルノードには、代理サービス品質ブローカがインスト
    ールされていることを特徴とする請求項45記載の通信
    ネットワーク用ソフトウェア。
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