JP2002250775A - 情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体 - Google Patents

情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体

Info

Publication number
JP2002250775A
JP2002250775A JP2001047684A JP2001047684A JP2002250775A JP 2002250775 A JP2002250775 A JP 2002250775A JP 2001047684 A JP2001047684 A JP 2001047684A JP 2001047684 A JP2001047684 A JP 2001047684A JP 2002250775 A JP2002250775 A JP 2002250775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
value
server computer
layer thickness
analyzing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001047684A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Shimizu
善久 清水
Kenichi Koganemaru
健一 小金丸
Wataru Nakayama
渉 中山
Ryuji Isoyama
龍二 磯山
Eisuke Ishida
栄介 石田
Mitsuru Takada
充 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS
JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS CO Ltd
TG JOHO NETWORK KK
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS
JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS CO Ltd
TG JOHO NETWORK KK
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS, JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS CO Ltd, TG JOHO NETWORK KK, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical JAPAN ENGINEERING CONSULTANTS
Priority to JP2001047684A priority Critical patent/JP2002250775A/ja
Publication of JP2002250775A publication Critical patent/JP2002250775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサが計測した情報を基に高精度な解析を
行い、ゾーニングマップ等を更新し、かつ大地震が起っ
た場合に、そのゾーニングマップを基に任意地点の地震
情報をリアルタイムに配信する情報通信システムを提供
すること。 【解決手段】 センサ31−1、31−2、…は地震動
の計測を行う。データサーバ11はその計測データを収
集し、地震データ21として保持する。管理サーバ13
は地震データ21を基に解析を行い、地図データ24等
を基にゾーニングマップ等の配信データ29を作成、更
新する。配信サーバ15は、ネットワーク3を介して、
コンピュータ41−1、41−2、…、携帯端末9に配
信データ29を配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震が発生した場
合に、各地に高密度に設置されたセンサにより地震情報
を収集し、解析し、地盤情報を更新すると共に、クライ
アントに解析結果等の地震情報を配信する情報通信シス
テム、サーバコンピュータ、及びプログラムを記録した
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大地震が発生した場合の被害状況
等のゾーニングマップは、地形図やボーリング結果等を
基に作成されていた。また、地震が起った際に、メディ
ア等を介して一般人にリアルタイムに伝えられる情報
は、主に震度、津波の有無くらいであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、地形図やボーリング結果等を基に作成したゾーニ
ングマップでは、液状化等の被害状況等を高精度に予測
することができないといった問題があった。また、地震
が起った場合に、地震動を観測した地点ごとに、地震に
関するさまざまな情報をリアルタイムに配信するシステ
ムはなかった。
【0004】本発明は、このような問題を鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、中小地震発生時の
各地の記録情報を収集、解析した結果を反映させた高精
度なゾーニングマップを作成、配信し、更に大地震が起
った場合に、そのゾーニングマップを基に任意地点の地
震情報を配信する情報通信システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための第1の発明は、地震動を計測するセンサと、サー
バコンピュータと、を具備し、前記サーバコンピュータ
は、地図データを保持する保持手段と、前記センサの計
測情報を収集し、解析する解析手段と、前記地図データ
と解析手段による解析結果を基に、配信データを作成す
る作成手段と、を具備することを特徴とする情報通信シ
ステムである。第1の発明では、サーバコンピュータが
センサの計測情報を基に解析を行い、その地図データと
解析結果を基に配信データを作成する。この配信データ
にはゾーニングマップ等がある。ゾーニングマップは解
析結果を基に更新されるため、従来のボーリング調査等
により作成したゾーニングマップに比べて、高精度なも
のとなる。
【0006】第2の発明は、地震動を計測するセンサ
と、サーバコンピュータと、ネットワークを介して前記
サーバコンピュータに接続するコンピュータと、を具備
し、前記サーバコンピュータは、地図データを保持する
保持手段と、前記センサの計測情報を収集し、解析する
解析手段と、を具備し、前記地図データと解析手段によ
る解析結果を基に、配信データを作成し、前記コンピュ
ータに配信することを特徴とする情報通信システムであ
る。第2の発明では、サーバコンピュータがセンサの計
測情報を基に解析を行い、その解析結果と地図データを
基にゾーニングマップ等の配信データを作成し、コンピ
ュータに配信する。
【0007】第3の発明は、地震動を計測するセンサに
接続するサーバコンピュータであって、地図データを保
持する保持手段と、前記センサの計測情報を収集し、解
析する解析手段と、前記地図データと解析手段による解
析結果を基に、配信データを作成する作成手段と、を具
備することを特徴するサーバコンピュータである。第3
の発明では、サーバコンピュータがセンサの計測情報を
基に解析を行い、その地図データと解析結果を基に配信
データを作成する。
【0008】第4の発明は、コンピュータを第3の発明
のサーバコンピュータとして動作させるためのプログラ
ムを記録した記録媒体である。第5の発明は、コンピュ
ータを第3の発明のサーバコンピュータとして動作させ
ることを特徴としたプログラムである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係る情報通信システム1の概略構成図である。
【0010】情報通信システム1は、ネットワーク3、
データサーバ11、管理サーバ13、配信サーバ15、
データ収集用コンピュータ33、コンピュータ41−
1、41−2、…、携帯電話9、通信網10、センサ3
1−1、31−2、…等から構成される。
【0011】ネットワーク3はインターネット等であ
る。データサーバ11、管理サーバ13、配信サーバ1
5、データ収集用コンピュータ33はネットワーク3に
接続され、管理会社5に設置される。なお、データサー
バ11、管理サーバ13、配信サーバ15は1つのサー
バコンピュータとして一体化することも可能である。
【0012】データサーバ11は地震データ21を格納
するデータベース20を有する。地震データ21は、地
震が起った際に地震動を観測した地点におけるセンサ3
1−1、31−2、…によって記録された地震に関する
記録情報である。センサ31−1、31−2、…は各地
に設置されたセンサであり、機能等に関しては後に詳細
に説明する。
【0013】地震が起った場合に、センサ31−1、3
1−2、…は地震動に関する情報を計測、記録する。セ
ンサ31−1、31−2、…によって計測された情報
は、公衆回線や無線といった通信回線10を介してデー
タサーバ11に送られる。また、データ収集用コンピュ
ータ33が、センサ31−1、31−2、…から地震動
に関する計測情報を収集し、ネットワーク3を介して、
或いは無線等により、データサーバ11に計測情報を送
信してもよい。
【0014】管理サーバ13は、地震活動データ23を
格納するデータベース22、地図データ25を格納する
データベース24、基本地盤データ27を格納するデー
タベース26を有する。
【0015】地震活動データ23は、どれくらいのマグ
ニチュードの地震が、どのくらいの頻度で発生している
か等のデータであり、このデータを基にして任意の地点
での地震動の発生確率が推定できる。地図データ24は
地図に関するデータである。基本地盤データ26は地盤
に関するデータであり、初期はボーリング調査による地
盤調査結果等に関するデータであり、後述する解析等に
より更新される。
【0016】配信サーバ15は配信データ29を格納す
るデータベース28を有する。配信データ29は、後述
のように地震活動データ22、地図データ24、基本地
盤データ26、及び地震動が発生した際の解析結果を基
に管理サーバ13によって作成される。
【0017】配信データ29には、例えば、地震発生時
の各地域毎の揺れ易さや液状化の可能性を表示したゾー
ニングマップ等がある。配信サーバ15は、ネットワー
ク3を介して、配信データ29を携帯端末9、コンピュ
ータ41−1、41−2、…等に配信する。
【0018】携帯端末9は、携帯電話、PHS、PDA
端末等である。コンピュータ41−1、41−2、…は
クライアント7−1、7−2、…等に設置される。クラ
イアント7−1、7−2、…は、企業、自治体、公共機
関等である。
【0019】次に、本情報通信システム1による動作に
ついて説明する。図2、図3は、本システムによる情報
収集、及び配信処理の概要を示すフローチャートであ
る。
【0020】本システムは地震が発生した場合、その地
震が中小地震か、大地震かによって処理が異なる。中小
地震が起きた場合、データサーバ11は各地に設置され
たセンサ31の計測情報を収集し、地震データ21とし
てデータベース20に格納する(ステップ201)。
【0021】次に、管理サーバ13はデータサーバ11
から地震データ21を受け取り、解析を行う(ステップ
202)。管理サーバ13は、解析結果、地震活動デー
タ23、地図データ25、基本地盤データ27とを組み
合わせて、配信データ29を作成し、データベース28
に格納する。
【0022】次に、配信サーバ15は、クライアント7
−1、7−2、…等からの要求に応じて配信データ29
をコンピュータ41−1、41−2、…や携帯端末9等
に配信する(ステップ204)。
【0023】次に、大地震が発生した場合、データサー
バ11は各地のセンサ31の計測情報を収集し、地震デ
ータ21としてデータベース20に格納する(ステップ
211)。
【0024】次に、管理サーバ13はデータサーバ11
から地震データ21を受け取り、被害状況等を解析する
(ステップ212)。管理サーバ13は、計測情報や解
析結果を基に、整圧器を遠隔遮断する必要があるかどう
か等を判定し(ステップ213)、必要がある場合は整
圧器の遮断指令を出す(ステップ214)。
【0025】管理サーバ13は、解析結果、地震活動デ
ータ23、地図データ25、基本地盤データ27とを組
み合わせて、配信データ29を作成し、データベース2
8に格納する(ステップ215)。
【0026】次に、配信サーバ15は、クライアント7
−1、7−2、…等からの要求に応じて配信データ29
をコンピュータ41−1、41−2、…や携帯端末9等
に配信する(ステップ216)。尚、大地震が発生した
場合は、計測情報の収集、解析等を迅速に行い、リアル
タイムに配信データ29をクライアント7等に配信する
ことを特記しておく。
【0027】以下、各ステップについて詳細に説明す
る。(ステップ201) 図4はセンサ31の外観を示す図で
ある。図5は、センサ31の設置箇所を説明するための
図である。センサ31は図5に示す整圧器(ガバナ)5
7に隣接して設置され、整圧器57と一緒に金属の箱に
入れられて設置される。
【0028】整圧器57は、ガスホルダ53に接続する
中圧管55内を流れるガスの圧力を、需要家61−1、
61−2、…に接続する低圧管59用の圧力に調整す
る。
【0029】図6はセンサ31の内部構造を示す図であ
る。センサ31は防爆ケース71の内部に加速度センサ
ピックアップ73、CPU75、RAM77、自己診断
機能回路79等を有する。
【0030】加速度センサピックアップ73は地震動を
検出するセンサであり、振動を電気的信号に変換する圧
電素子等からなる。CPU75は中央演算処理装置であ
り、地震動の計測値や波形を解析する。RAM77は地
震動の波形、計測値、解析値等を記憶する。自己診断機
能回路79は、加速度センサピックアップ73、CPU
75、RAM77等の診断を常時行う。
【0031】図7はセンサ31の機能を示す図である。
センサ31の機能には、加速度計測82、SI値計算8
3、波形記録84、液状化検知85、制御86、自己診
断87等がある。
【0032】加速度計測82は地震の加速度を計測する
機能である。SI値計算83は地震動からSI値を計算
する機能である。SI値とは地震によって一般的な建築
構造物等にどの程度被害が生じるかを数値化したもので
ある。
【0033】図8は、速度応答スペクトルと周期を示す
図である。速度応答スペクトルは地震動が構造物に与え
る最大のエネルギーを表す。周期は地震動を受ける構造
物の周期である。周期は構造物により変化するが、ある
程度剛性の高い構造物では、主要な周期は0.1sec
から2.5secの間にあるものと考え、この間にある
振動の速度の平均値がSI値となる。
【0034】
【数1】 ここで、Sは速度応答スペクトルを、Tは周期を、h
は減衰定数を示す。図8に示す陰影を付けた部分は、h
=0.02とした場合のSI値である。地震動のSI値
は、図6に示すCPU75によって計算される。
【0035】波形記録84は、地表面加速度波形等を記
録する機能である。液状化検知85は地震動による液状
化状況を検知する機能であり、地表面加速度波形を利用
して液状化を検知することができる。
【0036】制御86は、遠隔からの制御指令を受け、
処理を行う機能であり、例えば隣接する整圧器57を遮
断するなどという指令を受け、遮断処理を行うものであ
る。自己診断87は、加速度センサピックアップ73、
CPU75、RAM77等が正常に動作できるかどうか
の診断を行う機能である。
【0037】情報出力88は、センサ31が計測、解析
した圧力、加速度、SI値、波形等の情報をデータサー
バ11やデータ収集用コンピュータ33等に送信する機
能である。
【0038】以上述べたように、センサ31は地震動の
情報を計測、記録し、データサーバ11やデータ収集用
コンピュータ33等に送信する。データサーバ11は情
報を地震データ21としてデータベース20に格納す
る。
【0039】センサ31の設置箇所は前述のように整圧
器57と同じ位置であるが、整圧器57は各地に多数配
置されているため、センサ31によって地震動を観測す
る地点も多数となり、高密度な地震動情報を収集するこ
とができる。
【0040】(ステップ202)次に、地震データ21
を基に管理サーバ13が行う解析について説明する。図
9は、センサ地点の共通基盤SI値の計算手順を示すフ
ローチャートである。管理サーバ13は、各センサ31
の計測情報内部にSI増幅度の情報があるかどうかを判
定する(ステップ301)。
【0041】センサ地点、即ち地表におけるSI値をS
I2とし、基盤(固い地盤)におけるSI値をSI1と
した場合に、SI増幅度は(SI2/SI1)である。
即ち、SI増幅度は、基盤に対して地表が何倍揺れるか
を示すものである。
【0042】センサ31の計測情報内にSI増幅度がな
い場合、管理サーバ13はセンサ31の位置情報より該
当するメッシュを検索し(ステップ302)、該当する
メッシュにメッシュSI増幅度があるかどうかを判定す
る(ステップ303)。
【0043】当該メッシュのSI増幅度がない場合、管
理サーバ13は当該メッシュを計算対象から除外する
(ステップ304)。当該メッシュのSI増幅度がある
場合、管理サーバ13はそのメッシュSI増幅度をセン
サ地点のSI増幅度とする(ステップ305)。ステッ
プ301において、センサ31の計測情報内にSI増幅
度がある場合、管理サーバ13はセンサの計測値をSI
増幅度とする(ステップ306)。
【0044】図10はメッシュを示す図である。観測地
域はメッシュM1、M2、M3、M4、M5、M6、…
等に分割される。図10に示すメッシュM1、M2、M
3、M4、M5、M6、…の大きさは一辺が50mの正
方形であるが、メッシュの大きさは任意に設定可能であ
る。
【0045】センサ31−1はメッシュM2に存在す
る。例えば、センサ31−1がSI増幅度の情報を持た
ない場合、メッシュM2のメッシュSI増幅度をセンサ
31−1の設置地点のSI増幅度とする。
【0046】こうして各センサ31の記録したSI値を
当該SI増幅度で除算して、センサ31地点の共通基盤
SI値を求める(ステップ307)。
【0047】次に、求められた共通基盤SI値を用い
て、メッシュ地表面SI値分布を求める。図11はメッ
シュ地表面SI値分布を求める計算手順を示すフローチ
ャートである。
【0048】管理サーバ13は、計算地点から5km
(キロメートル)以内に存在するセンサ31の地点iを
近い方から5点検索する(ステップ401)。図9に示
すフローのステップ301においてセンサ地点にSI増
幅度があれば、計算地点はセンサ地点とする。ステップ
301においてセンサ地点にSI増幅度がなく、ステッ
プ305でメッシュSI増幅度を使用した場合は、計算
地点はメッシュの中心点であり、例えば図10に示すメ
ッシュM2では中心点CPが計算地点となる。
【0049】次に、計算地点から5km以内の範囲にセ
ンサ地点iが2点以上あるかどうかを判定し(ステップ
402)、もし5km以内に2点以上なければ計算地点
から近いセンサ31の地点を2つ検索する(ステップ4
03)。
【0050】メッシュ共通基盤SI値の補間を行い(ス
テップ405)、メッシュ共通基盤SI値分布を求める
(ステップ406)。メッシュ共通基盤SI値の補間値
は次式にて求められる。
【数2】 ここで、BSIは補間結果(補間値)であり、BSI
は検索されたセンサ地点iの共通基盤SI値であり、r
は検出されたセンサ地点iからの距離である。また式
中のnはセンサ地点iの数であり、ステップ401にて
センサ地点が5点あればn=5、3点であればn=3と
なる。
【0051】図12は、センサ31−1の位置を計算地
点とした場合の5km以内の範囲を示す図である。例え
ば、センサ31−1から5km以内の範囲Sにセンサ3
1−2、31−3、31−4、31−5、31−6が存
在し、それぞれのセンサまでの距離がr、r
、r、rとする。
【0052】このセンサ31−2、31−3、31−
4、31−5、31−6の地点における共通基盤SI
値、及び距離r、r、r、r、rを(2)式
に代入し、センサ31−1、31−2、31−3、31
−4、31−5、31−6を含むメッシュ領域のメッシ
ュ共通基盤SI値の補間が行われ、分布が求められる。
【0053】こうして求められたメッシュ共通基盤SI
値の分布に、メッシュSI増幅度を乗算して(ステップ
406)、メッシュ地表面SI値分布を求める(ステッ
プ407)。この解析結果を基に基本地盤データ27等
が更新される。
【0054】図13は観測データによる揺れ易さの修正
を説明するための図である。揺れ易さとは地盤増幅度を
示す。例えば、図13に示す「修正前」の確率分布曲線
は、ボーリング調査等による基本地盤データ27から求
めた揺れ易さである。次に、中小地震の観測データを基
に前述のような解析を行った結果を基に、揺れ易さの頻
度分布を求め、「修正後」の確率分布曲線を求める。こ
うして、揺れ易さの期待値が更新される。このように中
小地震発生時におけるセンサ31による地震動観測デー
タを基に解析を行うことによって、地盤分布やボーリン
グ調査等から推測する基本地盤データ27を更新し、よ
り精度の高い基本地盤データ27を得ることができる。
【0055】(ステップ203、ステップ204)以上
述べた解析結果及び地震活動データ23、地図データ2
5、基本地盤データ27等を基に、管理サーバ13は、
ゾーニングマップ(分布図)等を作成し、ネットワーク
3上で提供可能な形式の配信データ29を作成する。
【0056】図14から図18はゾーニングマップを示
す。図14はボーリング等で調査した東京近郊の地形分
布を示す図である。図15はボーリング地点のSI値増
幅度を示す。
【0057】図16から図18は地表面SI値のゾーニ
ングマップである。(Qこれは正しいでしょうか?)図
16は、図11に示すフローチャートのステップ404
(または(2)式)においてnの最大値が「5」であ
り、最小値が「0」である場合の解析結果を示し、図1
7はnの最大値が「5」であり、最小値が「2」である
場合の解析結果を示す。図18は、図11のステップ4
01で指定した範囲を「5km」ではなく、「2km」
にして、(2)式においてnの最大値が「5」であり、
最小値が「0」である場合の解析結果を示す図である。
【0058】これらのゾーニングマップは、中小地震発
生時におけるセンサ31による地震動観測データを基に
行われる解析の結果を基に更新される。即ち、中小地震
が発生し、解析を行うたびにゾーニングマップが更新さ
れ、従来のボーリング調査等によるゾーニングマップに
比べて、より高精度なゾーニングマップを作成すること
ができる。
【0059】管理サーバ13は、これらのゾーニングマ
ップや地図データ25等を基に配信データ29を作成
し、データベース28に格納する。配信サーバ15は配
信データ29を管理する。
【0060】クライアント7−1、7−2、…はコンピ
ュータ41−1、41−2、…を用いてネットワーク3
を介して配信サーバ15に接続し、配信データ29等を
閲覧することが可能である。
【0061】図19はコンピュータ41−1による配信
データ29のブラウズ方法を示す図である。例えば、ク
ライアント7−1(企業)は、配信データ29を提供す
るURLをコンピュータ41−1から入力し、自社ビル
のある地域の地図を示す画面171をコンピュータ41
−1上に表示する。
【0062】画面171において自社ビルのある位置を
マウスでクリックするなどして指定すると、その位置を
含む地域の揺れ易さ等を示す画面173が表示される。
更に、過去の大地震を想定して、その想定自身における
地震震度や液状化の可能性等の推定結果を示す画面17
5を表示させることが可能である。(液状化の解析につ
いては後に詳細に述べる。)
【0063】こうしてクライアント7−1、7−2、…
等は、地震に関する情報を必要に応じて得ることができ
る。尚、携帯端末9からも同様に情報を閲覧し、得るこ
とが可能である。
【0064】また、管理会社5は、これらの解析結果や
地震動情報を基に、クライアント7−1、7−2、…等
に既存の建築構造物の耐震のための安全策や今後建設予
定の構造物の建設に対するアドバイス等を行うこともで
きる。
【0065】例えば、クライアント7−1である企業が
自社ビルを建設する場合、「兵庫県南部地震」を想定し
て、建設予定地の地震荷重や液状化に至る確率等を予測
し、建物等の設計強度等に対するアドバイスが行われ
る。これらのアドバイスは、中小地震の計測データを解
析して更新したゾーニングマップ等を用いて行われる。
【0066】次に、大地震が起った場合のリアルタイム
に行われる解析や情報配信について説明する。(ステップ211、ステップ212) 大地震が発生した
場合においても、各地のセンサ31からの情報収集(ス
テップ211)は、ステップ201の場合と同様に行わ
れる。
【0067】大地震が発生すると、液状化などが起り、
その液状化現象がガス管等に与える被害状況を迅速に解
析し、必要に応じて整圧器57等を遮断する必要があ
る。以下にその液状化の解析、及びガス管に対する被害
状況の解析について説明する。
【0068】図20はセンサ地点における液状化層厚の
計算手順を示すフローチャートである。管理サーバ13
は、センサ31の位置情報から該当するメッシュを検索
する(ステップ501)。
【0069】次に、管理サーバ13は、当該メッシュの
地表面SI値、最大加速度Amaxの値があるかどうか
を判定し(ステップ502)、値がない場合は当該メッ
シュを計算対象から除外する(ステップ503)。
【0070】最大加速度Amaxは、センサ31により
検出した水平方向成分xと垂直方向性分yとから(x
+y1/2として求められる。この算出方法は特願
平8−276689に詳細に記載されている。
【0071】当該メッシュのSI値が20kine以上
で、かつ、最大加速度Amaxが100gal以上であ
るかを判定し(ステップ504)、この条件を満たさな
ければ、液状化層厚Hmod=0、即ち「液状化はしな
い」とされる(ステップ505)。
【0072】当該メッシュのSI値が20kine以上
で、かつ、最大加速度Amaxが100gal以上であ
る場合、推定変位Uは次式によって求められる(ステッ
プ506)。 U=(λ(SI)/Amax) (3) ここで、λ=2であるが、可変である。
【0073】次に、液状化層厚(足切前)Hは次式によ
って求められる(ステップ507)。 H=(π/2)(1/γliq)・U (4) ここで、γliq=0.01875であるが、可変であ
る。
【0074】次に、液状化層厚(足切後)Hmodは次
式によって求められる(ステップ508)。 Hmod=min(H,Hlim) (5) ここで、Hlimは当該メッシュ液状化層限界厚さであ
る。図21は東京東部における液状化層限界厚さの分布
図である。液状化層限界厚さはボーリング等の調査によ
って既知の値となる。液状化層厚(足切後)H
modは、液状化層厚(足切前)Hと当該メッシュ液状
化層限界厚さHlimの内、小さい値をとる。
【0075】次に、管理サーバ13は、センサ31地点
の液状化層厚率θを次式にて求める(ステップ50
9)。 θ=Hmod/Hlim 液状化層厚率θは、液状化限界厚さHlimに対する液
状化層厚(足切後)H modの比であり、「1.0」よ
り小さい値を取る。
【0076】このようにして求められた各センサ地点i
の液状化層厚率θを用いて、液状化層厚分布を求め
る。図22は液状化層厚分布の計算手順を示すフローチ
ャートである。
【0077】管理サーバ13は、計算地点から5km以
内に存在するセンサ31の地点iを近い方から5地点検
索する(ステップ601)。計算地点とはメッシュの中
心点である。
【0078】検索されたセンサ地点iが2点以上あるか
どうかを判定し(ステップ602)、5km以内の範囲
にセンサ地点iが2点以上ない場合は計算地点から近い
センサ地点iを2つ検索する(ステップ603)。
【0079】こうして検索した地点iの液状化層厚率θ
を用いて、次式にて液状化層厚率の補間を行い、液状
化層厚率の分布を求める(ステップ604)。
【数3】 ここで、θhは液状化層厚率の補間結果であり、θ
地点iの液状化層厚率であり、riは計算地点からセン
サ地点iまでの距離である。
【0080】次に、管理サーバ13は、液状化層厚率の
補間結果θと液状化層限界厚さH limから、次式に
より液状化層厚Hを求め、その分布が求められる(ステ
ップ605)。 H=θ・Hlim (7)
【0081】図23は図22に示す計算に従って求めら
れた東京東部における液状化層厚分布を示す図である。
このように本実施の形態を用いれば、センサ31を設置
した地点だけでなく、そのセンサ31の情報から液状化
の分布を把握することができる。
【0082】次に、大地震発生時の液状化によるガス管
の被害状況の解析について述べる。図24はガス管の被
害状況を計算する手順を示すフローチャートである。管
理サーバ13は、当該メッシュにおける各情報を取得
し、メッシュ内で管種毎に被害率Rmを求める(ステッ
プ701)。ここで、入力情報は、前述の解析で求めら
れたメッシュ地表面SI値、メッシュ液状化層厚、及び
地形データ、管路延べ長等である。被害率はガス管1k
mの長さあたりの被害件数を示す。
【0083】被害率Rmは次式にて求められる。 Rm(SI)=C・C・C・R・Φ(x)・((ln(SI)−λ)/ ξ) (8) ここで、SIは当該メッシュ地表面SI値、Cは管種
による補正係数、Cは該当メッシュの地形による補正
係数、Cは該当メッシュの液状化層厚Hmo による
補正係数、Rは沖積平野の被害率の最大値「2.36
(件/km)」であり、Φ(x)はxに関する標準正規
分布の累積確率分布関数であり、λは標準正規分布へシ
フトするパラメータの平均値を、ξは標準正規分布へシ
フトするパラメータの標準偏差を示す。
【0084】図25はパラメータλ、ξの値を示す。λ
=4.305であり、ξ=4.509である。このパラ
メータは条件によって変えることができる。図26は、
管種による補正係数Cを示す図である。管種が「ね
じ」である場合C=1.00とすると、管種が「ねず
み」である場合C=0.83、管種が「ダク」である
場合C=0.27、管種が「GM」である場合C
0.02、管種が「SGM」である場合C=0.07
である。
【0085】図27は、該当メッシュの地形による補正
係数Cを示す図である。図27に示すように、「沖積
平野」のCをC=1.00とすると、地形が「人工
改変」である場合C=1.65、「谷底平野」である
場合C=2.24、「良質地盤」である場合C
0.87である。
【0086】図28は当該メッシュの液状化層厚による
補正係数Cを示す図である。補正係数Cは「デジタ
ル」と「アナログ」に大分される。被害の実測値は液状
化層厚Hの関数になっているが、この関数を離散的に表
現する場合は「デジタル」であり、三角関数のような滑
らかな関数で表現する場合は「アナログ」とする。「デ
ジタル」において液状化層厚Hの範囲が「1m以上3m
未満」の場合はC=1.30、「3m以上7m未満」
である場合C=2.40、「7m以上」である場合C
=3.60である。
【0087】また、「アナログ」の場合、液状化層厚H
の範囲が「0m以上10m未満」の場合はC=(2.
35−1.35×cos(πH/10))となり、「1
0m以上」である場合C=3.70である。
【0088】次に、管理サーバ13は、(8)式によっ
て算出した管種毎の被害率Rmとガス管の延長とを乗じ
て被害箇所数を算出する(ステップ702)。以上のよ
うに、管理サーバ13は各ガス管毎の被害状況を解析す
る。この解析は大地震発生時に迅速に行われ、リアルタ
イムに配信される配信データの作成に利用される。
【0089】(ステップ213、ステップ214)前述
の解析によるガス管の被害状況、或いはセンサ31やガ
ス管や整圧器に設けられた計測器等からの計測情報等を
基に、管理サーバ13は各地域に設置された整圧器57
の遮断操作が必要な場合は遮断指令を出力する。遮断指
令は通信網10等を介してセンサ31−1、31−2、
…等に伝達され、隣接する整圧器57が遮断される。
【0090】(ステップ203、ステップ204)前述
の解析によるガス管の被害状況、或いはセンサ31から
の計測情報等を基に、管理サーバ13は配信データ29
を作成し、データベース28に格納する。配信サーバ1
5は、ネットワーク3を介して、コンピュータ41−
1、41−2、…、携帯端末9等に配信データ29を配
信する。
【0091】コンピュータ41−1、41−2、…、或
いは携帯端末9による配信データ29の表示方法はステ
ップ203、ステップ204で述べたものと同様であ
る。例えば、東京M市K町に住む住人が、大地震発生時
に携帯端末9を用いてK町の被害状況等を検索する場合
について述べる。
【0092】住人は、携帯端末9から東京M市K町を指
定し、携帯端末9の画面上に地域の拡大図999を表示
させる。図30は、配信サーバ29によって携帯端末9
に配信される配信データの一例を示す図である。住人
は、M市を中心とする地域における計測震度801、S
I値802、液状化803、家屋の被害状況804、埋
設管(ガス管等)の被害状況805等の情報をゾーニン
グマップの形式で携帯端末9に表示させることができ
る。
【0093】このように、本システムを用いれば、大地
震発生時に、任意の地点の震度だけでなく、被害状況等
の情報もリアルタイムに得ることができる。
【0094】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、センサが計測した情報を基に高精度な解析を行
い、ゾーニングマップ等を更新し、かつ大地震が起った
場合に、そのゾーニングマップを基に任意地点の地震情
報をリアルタイムに配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報通信システム1
の概略構成図
【図2】情報通信システム1による情報収集及び配信処
理の概要を示すフローチャート
【図3】情報通信システム1による情報収集及び配信処
理の概要を示すフローチャート
【図4】センサ31の外観を示す図
【図5】センサ31の設置箇所を説明するための図
【図6】センサ31の内部構造を示す図
【図7】センサ31の機能を示す図
【図8】速度応答ベクトルと周期を示す図
【図9】センサ地点の共通基盤SI値の計算手順を示す
フローチャート
【図10】メッシュを示す図
【図11】メッシュ地表面SI値分布の計算手順を示す
フローチャート
【図12】センサ31−1から5kmの範囲を示す図
【図13】観測データによる揺れ易さの修正を説明する
ための図
【図14】東京近郊の地形分布(ゾーニングマップ)を
示す図
【図15】SI値増幅度分布(ゾーニングマップ)を示
す図
【図16】地表面SI値分布(ゾーニングマップ)を示
す図
【図17】地表面SI値分布(ゾーニングマップ)を示
す図
【図18】地表面SI値分布(ゾーニングマップ)を示
す図
【図19】配信データ29のブラウズ方法を説明するた
めの図
【図20】センサ地点の液状化層厚の計算手順を示すフ
ローチャート
【図21】東京東部における液状化層限界厚さを示す図
【図22】液状化層厚分布の計算手順を示すフローチャ
ート
【図23】液状化層厚分布を示す図
【図24】ガス管の被害状況を計算する手順を示すフロ
ーチャート
【図25】補正パラメータλ、ξを示す図
【図26】管種による補正係数を示す図
【図27】地形による補正係数を示す図
【図28】液状化層厚による補正係数を示す図
【図29】地図を示す図
【図30】配信データ29の一例を示す図
【符号の説明】
1………情報通信システム 3………ネットワーク 5………管理会社 7−1、7−2………クライアント 9………携帯端末 11………データサーバ 13………管理サーバ 15………配信サーバ 31−1、31−2………センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08C 15/00 G08C 15/00 E // G08B 21/10 G08B 21/10 (72)発明者 清水 善久 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 小金丸 健一 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 中山 渉 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 磯山 龍二 東京都中野区本町5丁目33番11号 日本技 術開発株式会社内 (72)発明者 石田 栄介 東京都中野区本町5丁目33番11号 日本技 術開発株式会社内 (72)発明者 高田 充 東京都新宿区西新宿三丁目7番1号 株式 会社ティージー情報ネットワーク内 Fターム(参考) 2F073 AA19 AA33 AA40 AB01 BB09 CC03 CC14 DD03 EF09 FG01 FG02 GG01 GG04 GG08 5B075 ND04 PQ32 UU13 5C086 AA13 BA30 CA23 CB40 DA14 DA40 EA41 EA45 FA18 5C087 AA03 AA09 AA24 BB12 BB18 BB74 DD02 EE05 EE15 FF01 FF02 FF04 FF17 FF19 FF20 GG08 GG11 GG14 GG23 GG31 GG66 GG67

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震動を計測するセンサと、 サーバコンピュータと、 を具備し、 前記サーバコンピュータは、 地図データを保持する保持手段と、 前記センサの計測情報を収集し、解析する解析手段と、 前記地図データと解析手段による解析結果を基に、配信
    データを作成する作成手段と、 を具備することを特徴とする情報通信システム。
  2. 【請求項2】 前記センサは、地震の加速度、SI値、
    波形、地震による液状化の有無等を計測することを特徴
    とする請求項1記載の情報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記センサは、整圧器に隣接して設置さ
    れることを特徴とする請求項1記載の情報通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記解析手段は、前記センサで計測した
    SI値及びSI増幅度から共通基盤SI値を求める共通
    基盤SI値解析手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の情報通信システム。
  5. 【請求項5】 前記解析手段は、 前記センサに近い他のセンサの地点を所定の点数だけ検
    索し、 前記共通基盤SI値解析手段によって解析された、前記
    他のセンサ地点の共通基盤SI値と、前記センサと前記
    他のセンサとの距離と、を基にして、地表面SI値分布
    を求める地表面SI値分布解析手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の情報通信システム。
  6. 【請求項6】 前記解析手段は、 前記地表面SI値分布解析手段によって計算された地表
    面SI値と、 前記センサによって計測された地震動の最大加速度を基
    に、液状化層厚率を計算する液状化層厚率解析手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の情報通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記解析手段は、 前記センサに近い他のセンサの地点を所定の点数だけ検
    索し、 前記液状化層厚率解析手段によって解析された、前記他
    のセンサ地点の液状化層厚率と、前記センサと前記他の
    センサとの距離と、を基にして、液状化層厚を求める液
    状化層厚解析手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の情報通信システム。
  8. 【請求項8】 前記解析手段は、 前記液状化層厚解析手段によって解析された液状化層厚
    を用いて、ガス管の管種毎に被害状況を解析する被害状
    況解析手段を有する請求項1記載の情報通信システム。
  9. 【請求項9】 前記被害状況解析手段によって解析され
    た被害状況や前記センサによる計測情報を基に、前記サ
    ーバコンピュータは前記センサに前記整圧器の制御指令
    を出力することを特徴とする請求項1記載の情報通信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記センサは中小地震の地震動を計測
    し、 前記解析手段は、前記センサの計測情報を基に解析を行
    い、ゾーニングマップを更新することを特徴とする請求
    項1記載の情報通信システム。
  11. 【請求項11】 前記ゾーニングマップを基に、建物建
    設時に想定地震によるリスク予測を行い、建物設計等に
    関するアドバイスを行うことを特徴とする請求項1記載
    の情報通信システム。
  12. 【請求項12】 地震動を計測するセンサと、 サーバコンピュータと、 ネットワークを介して前記サーバコンピュータに接続す
    るコンピュータと、 を具備し、 前記サーバコンピュータは、 地図データを保持する保持手段と、 前記センサの計測情報を収集し、解析する解析手段と、 を具備し、 前記地図データと解析手段による解析結果を基に、配信
    データを作成し、前記コンピュータに配信することを特
    徴とする情報通信システム。
  13. 【請求項13】 地震動を計測するセンサに接続するサ
    ーバコンピュータであって、 地図データを保持する保持手段と、 前記センサの計測情報を収集し、解析する解析手段と、 前記地図データと解析手段による解析結果を基に、配信
    データを作成する作成手段と、 を具備することを特徴するサーバコンピュータ。
  14. 【請求項14】 前記センサは、地震の加速度、SI
    値、波形、地震による液状化の有無等を計測することを
    特徴とする請求項13記載のサーバコンピュータ。
  15. 【請求項15】 前記センサは、整圧器に隣接して設置
    されることを特徴とする請求項13記載のサーバコンピ
    ュータ。
  16. 【請求項16】 前記解析手段は、前記センサで計測し
    たSI値及びSI増幅度から共通基盤SI値を求める共
    通基盤SI値解析手段を有することを特徴とする請求項
    13記載のサーバコンピュータ。
  17. 【請求項17】 前記解析手段は、 前記センサに近い他のセンサの地点を所定の点数だけ検
    索し、 前記共通基盤SI値解析手段によって解析された、前記
    他のセンサ地点の共通基盤SI値と、前記センサと前記
    他のセンサとの距離と、を基にして、地表面SI値分布
    を求める地表面SI値分布解析手段を有することを特徴
    とする請求項13記載のサーバコンピュータ。
  18. 【請求項18】 前記解析手段は、 前記地表面SI値分布解析手段によって計算された地表
    面SI値と、 前記センサによって計測された地震動の最大加速度を基
    に、液状化層厚率を計算する液状化層厚率解析手段を有
    することを特徴とする請求項13記載のサーバコンピュ
    ータ。
  19. 【請求項19】 前記解析手段は、 前記センサに近い他のセンサの地点を所定の点数だけ検
    索し、 前記液状化層厚率解析手段によって解析された、前記他
    のセンサ地点の液状化層厚率と、前記センサと前記他の
    センサとの距離と、を基にして、液状化層厚を求める液
    状化層厚解析手段を有することを特徴とする請求項13
    記載のサーバコンピュータ。
  20. 【請求項20】 前記解析手段は、 前記液状化層厚解析手段によって解析された液状化層厚
    を用いて、ガス管の管種毎に被害状況を解析する被害状
    況解析手段を有する請求項13記載のサーバコンピュー
    タ。
  21. 【請求項21】 前記被害状況解析手段によって解析さ
    れた被害状況や前記センサによる計測情報を基に、前記
    サーバコンピュータは前記センサに前記整圧器の制御指
    令を出力することを特徴とする請求項13記載のサーバ
    コンピュータ。
  22. 【請求項22】 前記センサは中小地震の地震動を計測
    し、 前記解析手段は、前記センサの計測情報を基に解析を行
    い、ゾーニングマップを更新することを特徴とする請求
    項13記載のサーバコンピュータ。
  23. 【請求項23】 前記ゾーニングマップを基に、建物建
    設時に想定地震によるリスク予測を行い、建物設計等に
    関するアドバイスを行うことを特徴とする請求項13記
    載のサーバコンピュータ。
  24. 【請求項24】 コンピュータを、請求項13記載のサ
    ーバコンピュータとして動作させるためのプログラムを
    記録した記録媒体。
  25. 【請求項25】 コンピュータを、請求項13記載のサ
    ーバコンピュータとして動作させることを特徴としたプ
    ログラム。
JP2001047684A 2001-02-23 2001-02-23 情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体 Pending JP2002250775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001047684A JP2002250775A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001047684A JP2002250775A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002250775A true JP2002250775A (ja) 2002-09-06

Family

ID=18909060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001047684A Pending JP2002250775A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002250775A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004317348A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Akashi Corp 地震計
JP2005156953A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Shimizu Corp 地震動強さのハザードレベルの評価方法
US7280919B2 (en) 2003-08-27 2007-10-09 Nec Mobiling, Ltd. Earthquake prediction method and system thereof
JP2008096203A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 National Research Institute For Earth Science & Disaster Provention 情報受信装置及びそれを使用する無地震計情報受信装置若しくはそれを用いた情報受信システム
JP2009037516A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Toda Constr Co Ltd 地震情報の伝達方法とシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004317348A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Akashi Corp 地震計
US7280919B2 (en) 2003-08-27 2007-10-09 Nec Mobiling, Ltd. Earthquake prediction method and system thereof
JP2005156953A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Shimizu Corp 地震動強さのハザードレベルの評価方法
JP2008096203A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 National Research Institute For Earth Science & Disaster Provention 情報受信装置及びそれを使用する無地震計情報受信装置若しくはそれを用いた情報受信システム
JP2009037516A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Toda Constr Co Ltd 地震情報の伝達方法とシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7971143B2 (en) Senseweb
US9904709B2 (en) Integration of location logs, GPS signals, and spatial resources for identifying user activities, goals, and context
US20190325642A1 (en) Computer platform for pooling and viewing digital data
US9443159B2 (en) Target identification system target identification server and target identification terminal
US8749239B2 (en) Locate apparatus having enhanced features for underground facility locate operations, and associated methods and systems
US11243288B2 (en) Location error radius determination
US20020045988A1 (en) Spatial information using system, system for obtaining information, and server system
US20020171673A1 (en) Method, system, and program for mining data in a personal information manager database
CN105051735B (zh) 传感器数据收集
CN108415052A (zh) 基于北斗定位技术的危旧建筑物监测系统及方法
CN103649684B (zh) 信息处理设备、拥挤度图生成设备、信息处理方法
EP2394189A2 (en) Locate apparatus having enhanced features for underground facility locate operations, and associated methods and systems
JP2002250775A (ja) 情報通信システム、サーバコンピュータ、及び記録媒体
US20200275240A1 (en) Location and tracking system
JP2002213700A (ja) 管路の地震被害予測装置
Hammad et al. Mobile infrastructure management support system considering location and task awareness
Thakur et al. Real Time Field Survey by using various Sensors on Android based Smart Device
Chui Informative maps on PDA-phones

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091020